JPH1027722A - ラインフィルタ - Google Patents
ラインフィルタInfo
- Publication number
- JPH1027722A JPH1027722A JP19975696A JP19975696A JPH1027722A JP H1027722 A JPH1027722 A JP H1027722A JP 19975696 A JP19975696 A JP 19975696A JP 19975696 A JP19975696 A JP 19975696A JP H1027722 A JPH1027722 A JP H1027722A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating case
- line filter
- coil
- joint surface
- insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数を少なくし、組立が容易にでき、信
頼性の向上した構造のラインフィルタを提供すること。 【解決手段】 絶縁ケース３が固定台２と一体に成形さ
れ、かつ縦方向に対称に２分割し、分割された前記絶縁
ケース３の円環状の上部の接合面１ｂに凹凸からなる係
止部６、係合部６ａを設け、又、前記絶縁ケース３の下
部の接合面１ｂの両端に、それぞれ貫通孔７と突起部８
を設けたラインフィルタである。
頼性の向上した構造のラインフィルタを提供すること。 【解決手段】 絶縁ケース３が固定台２と一体に成形さ
れ、かつ縦方向に対称に２分割し、分割された前記絶縁
ケース３の円環状の上部の接合面１ｂに凹凸からなる係
止部６、係合部６ａを設け、又、前記絶縁ケース３の下
部の接合面１ｂの両端に、それぞれ貫通孔７と突起部８
を設けたラインフィルタである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器内部の電
源ラインに挿入され、電源ラインを通って電子機器へ侵
入する電磁ノイズおよび電子機器から漏洩する電磁ノイ
ズを低減させるラインフィルタに関する。
源ラインに挿入され、電源ラインを通って電子機器へ侵
入する電磁ノイズおよび電子機器から漏洩する電磁ノイ
ズを低減させるラインフィルタに関する。
【０００２】
【従来の技術】図面を用いて従来のラインフィルタを説
明する。図３は、従来のラインフィルタの正面図であ
る。図４は、従来のラインフィルタの分解斜視図であ
る。
明する。図３は、従来のラインフィルタの正面図であ
る。図４は、従来のラインフィルタの分解斜視図であ
る。
【０００３】図４に示すように、従来のラインフィルタ
は、底部１４に複数のピン端子１５が植設され、装着孔
２１を有する固定台１２と、底部に前記固定台１２と係
合するための係合爪１７を有する樹脂製の絶縁ケース１
８と、絶縁ケース１８の開口部１９を閉じる円環板状の
樹脂製の絶縁蓋２０と、円環状の磁芯２２と、コイル
（図示せず）とからなるものである。
は、底部１４に複数のピン端子１５が植設され、装着孔
２１を有する固定台１２と、底部に前記固定台１２と係
合するための係合爪１７を有する樹脂製の絶縁ケース１
８と、絶縁ケース１８の開口部１９を閉じる円環板状の
樹脂製の絶縁蓋２０と、円環状の磁芯２２と、コイル
（図示せず）とからなるものである。
【０００４】従来のこのラインフィルタは、絶縁ケース
１８に円環状の磁芯２２を収納し、その後絶縁ケース１
８の開口部１９に円環板状の絶縁蓋２０を嵌合させ、絶
縁ケース１８に形成された係合爪１７を固定台１２の装
着孔２１に挿入し、図３に示すように、絶縁ケース１８
と固定台１２とを係合させ固定し、所定の巻数のコイル
２３を巻きコイルの端部１３を、固定台１２の底部１４
に埋設されたピン端子１５にからげ、半田１６処理して
完成する。
１８に円環状の磁芯２２を収納し、その後絶縁ケース１
８の開口部１９に円環板状の絶縁蓋２０を嵌合させ、絶
縁ケース１８に形成された係合爪１７を固定台１２の装
着孔２１に挿入し、図３に示すように、絶縁ケース１８
と固定台１２とを係合させ固定し、所定の巻数のコイル
２３を巻きコイルの端部１３を、固定台１２の底部１４
に埋設されたピン端子１５にからげ、半田１６処理して
完成する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
ラインフィルタは、絶縁ケースと絶縁蓋と固定台からな
り、形状の異なる分割された部品が３種類必要となる。
したがって、量産時において部品管理が容易でないこと
や、上述の３種類の部品を組み合わせるため、組立時に
おいて工数がかかる等の問題があった。又、コイルの両
端をピン端子にからげる際、それぞれのコイルの両端が
絡み合い、コイル表面の絶縁被膜が破れ、信頼性が低下
するという問題が発生する。
ラインフィルタは、絶縁ケースと絶縁蓋と固定台からな
り、形状の異なる分割された部品が３種類必要となる。
したがって、量産時において部品管理が容易でないこと
や、上述の３種類の部品を組み合わせるため、組立時に
おいて工数がかかる等の問題があった。又、コイルの両
端をピン端子にからげる際、それぞれのコイルの両端が
絡み合い、コイル表面の絶縁被膜が破れ、信頼性が低下
するという問題が発生する。
【０００６】本発明は、これらの欠点を除去するため、
部品点数を少なくし、組立が容易にでき、信頼性の高い
構造のラインフィルタを提供することにある。
部品点数を少なくし、組立が容易にでき、信頼性の高い
構造のラインフィルタを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁芯と、該磁
芯を収納する絶縁ケースと、ピン端子付き固定台と、前
記磁芯を装着した前記絶縁ケースに巻線を施したコイル
から構成されるラインフィルタであって、前記絶縁ケー
スと前記固定台とを一体に成形し、かつ該絶縁ケースを
該固定台と共に厚さ方向に２分割し、上部の接合面に係
止部と係合部を設け、又、下部の接合面の両端に、各々
貫通孔と突起部を設けた絶縁ケースを構成することを特
徴とするラインフィルタである。
芯を収納する絶縁ケースと、ピン端子付き固定台と、前
記磁芯を装着した前記絶縁ケースに巻線を施したコイル
から構成されるラインフィルタであって、前記絶縁ケー
スと前記固定台とを一体に成形し、かつ該絶縁ケースを
該固定台と共に厚さ方向に２分割し、上部の接合面に係
止部と係合部を設け、又、下部の接合面の両端に、各々
貫通孔と突起部を設けた絶縁ケースを構成することを特
徴とするラインフィルタである。
【０００８】又、本発明は、厚み方向の両面にコイルの
両端を分離し、かつ該コイルの両端を底部に埋設された
複数のピン端子に導く導通部形成のための突部を設けた
絶縁ケースを構成することを特徴とする上記記載のライ
ンフィルタである。
両端を分離し、かつ該コイルの両端を底部に埋設された
複数のピン端子に導く導通部形成のための突部を設けた
絶縁ケースを構成することを特徴とする上記記載のライ
ンフィルタである。
【０００９】本発明の構造により、ラインフィルタは、
同じ形状の２つの絶縁ケースで構成されるので組立が容
易になり、かつ部品点数が少ないため、部品管理が容易
になる。
同じ形状の２つの絶縁ケースで構成されるので組立が容
易になり、かつ部品点数が少ないため、部品管理が容易
になる。
【００１０】又、同じ形状の絶縁ケースを使用するた
め、金型も１種類でできるので、コストダウンを図るこ
ともできるラインフィルタが得られる。
め、金型も１種類でできるので、コストダウンを図るこ
ともできるラインフィルタが得られる。
【００１１】巻線時においても、コイルの両端を導通部
を通してピン端子にからげる構造のためコイルの両端の
絡み合いがなくなり、信頼性も向上したラインフィルタ
が得られる。
を通してピン端子にからげる構造のためコイルの両端の
絡み合いがなくなり、信頼性も向上したラインフィルタ
が得られる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【００１３】図１は、本発明によるラインフィルタの説
明図であり、図１（ａ）は、その正面図、図１（ｂ）
は、その側面図である。図２は、本発明によるラインフ
ィルタの絶縁ケースの説明図であり、図２（ａ）は、そ
の正面図、図２（ｂ）は、その分解側面図、図２（ｃ）
は、その分解上面図である。
明図であり、図１（ａ）は、その正面図、図１（ｂ）
は、その側面図である。図２は、本発明によるラインフ
ィルタの絶縁ケースの説明図であり、図２（ａ）は、そ
の正面図、図２（ｂ）は、その分解側面図、図２（ｃ）
は、その分解上面図である。
【００１４】図２に示すように、本発明のラインフィル
タにおいては、絶縁ケース３は、底部４に複数のピン端
子５が埋設された固定台２とが一体に成形されたもので
ある。又、本発明のラインフィルタは、絶縁ケース３が
縦方向に対称に２分割され、円環状の上部の接合面１ｂ
に係止部６と係合部６ａ、下部の接合面１ｂの両端にそ
れぞれ貫通孔７と円柱状の突起部８を設け、２つの絶縁
ケース３を係止する構造である。
タにおいては、絶縁ケース３は、底部４に複数のピン端
子５が埋設された固定台２とが一体に成形されたもので
ある。又、本発明のラインフィルタは、絶縁ケース３が
縦方向に対称に２分割され、円環状の上部の接合面１ｂ
に係止部６と係合部６ａ、下部の接合面１ｂの両端にそ
れぞれ貫通孔７と円柱状の突起部８を設け、２つの絶縁
ケース３を係止する構造である。
【００１５】又、本発明のラインフィルタは、図１及び
図２に示すように、絶縁ケース３が厚み方向の両面にコ
イルの端部１を分離し、かつコイルの端部１を固定台２
の底部４に埋設された複数のピン端子５に導く導通部９
を形成するための突部１０を設けた構造であり、この構
造によって、複数のコイルの巻線１ａの端部１が分離さ
れるので絡み合うことがなくなり、信頼性の向上したラ
インフィルタが得られる。
図２に示すように、絶縁ケース３が厚み方向の両面にコ
イルの端部１を分離し、かつコイルの端部１を固定台２
の底部４に埋設された複数のピン端子５に導く導通部９
を形成するための突部１０を設けた構造であり、この構
造によって、複数のコイルの巻線１ａの端部１が分離さ
れるので絡み合うことがなくなり、信頼性の向上したラ
インフィルタが得られる。
【００１６】なお、本実施例では、絶縁ケースの下部の
接合面の両端にそれぞれ貫通孔と円柱状の突起部を設け
た構造を述べたが、貫通孔と円柱状の突起部の他に係止
部と係合部を設けても同様に絶縁ケースを係止すること
ができる。
接合面の両端にそれぞれ貫通孔と円柱状の突起部を設け
た構造を述べたが、貫通孔と円柱状の突起部の他に係止
部と係合部を設けても同様に絶縁ケースを係止すること
ができる。
【００１７】
【発明の効果】本発明のラインフィルタの絶縁ケースの
構造によって、部品点数が少なくなり部品管理と組立が
容易になり、コストダウンを図ることが可能となる。
又、コイルの両端が絡み合うことがないので、信頼性の
向上したラインフィルタが得られる。
構造によって、部品点数が少なくなり部品管理と組立が
容易になり、コストダウンを図ることが可能となる。
又、コイルの両端が絡み合うことがないので、信頼性の
向上したラインフィルタが得られる。
【図１】本発明のラインフィルタの説明図であり、図１
（ａ）は、その正面図。図１（ｂ）は、その側面図。
（ａ）は、その正面図。図１（ｂ）は、その側面図。
【図２】本発明によるラインフィルタに用いる絶縁ケー
スの説明図であり、図２（ａ）は、その正面図。図２
（ｂ）は、その分解側面図。図２（ｃ）は、その分解上
面図。
スの説明図であり、図２（ａ）は、その正面図。図２
（ｂ）は、その分解側面図。図２（ｃ）は、その分解上
面図。
【図３】従来のラインフィルタの正面図。
【図４】従来のラインフィルタの分解斜視図。
１，１３ 端部 １ａ 巻線 １ｂ 接合面 ２，１２ 固定台 ３，１８ 絶縁ケース ４，１４ 底部 ５，１５ ピン端子 ６ 係止部 ６ａ 係合部 ７ 貫通孔 ８ 突起部 ９ 導通部 １０ 突部 １６ 半田 １７ 係合爪 １９ 開口部 ２０ 絶縁蓋 ２１ 装着孔 ２２ 磁芯 ２３ コイル
Claims (2)
- 【請求項１】 磁芯と、該磁芯を収納する絶縁ケース
と、ピン端子付き固定台と、前記磁芯を装着した前記絶
縁ケースに巻線を施したコイルから構成されるラインフ
ィルタであって、前記絶縁ケースと前記固定台とを一体
に成形し、かつ該絶縁ケースを該固定台と共に厚さ方向
に２分割し、上部の接合面に係止部と係合部を設け、
又、下部の接合面の両端に、各々貫通孔と突起部を設け
た絶縁ケースを構成することを特徴とするラインフィル
タ。 - 【請求項２】 厚み方向の両面にコイルの両端を分離
し、かつ該コイルの両端を底部に埋設された複数のピン
端子に導く導通部形成のための突部を設けた絶縁ケース
を構成することを特徴とする請求項１記載のラインフィ
ルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19975696A JPH1027722A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | ラインフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19975696A JPH1027722A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | ラインフィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1027722A true JPH1027722A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16413109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19975696A Pending JPH1027722A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | ラインフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1027722A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104471656A (zh) * | 2012-07-13 | 2015-03-25 | 日立金属株式会社 | 壳体单元以及电子部件 |
-
1996
- 1996-07-09 JP JP19975696A patent/JPH1027722A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104471656A (zh) * | 2012-07-13 | 2015-03-25 | 日立金属株式会社 | 壳体单元以及电子部件 |
| CN104471656B (zh) * | 2012-07-13 | 2017-04-26 | 日立金属株式会社 | 壳体单元以及电子部件 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051025 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051108 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060106 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061101 |