JPH10277057A - 歯科治療用インスツルメント及びその補助具 - Google Patents

歯科治療用インスツルメント及びその補助具

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JPH10277057A
JPH10277057A JP8961897A JP8961897A JPH10277057A JP H10277057 A JPH10277057 A JP H10277057A JP 8961897 A JP8961897 A JP 8961897A JP 8961897 A JP8961897 A JP 8961897A JP H10277057 A JPH10277057 A JP H10277057A
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JP
Japan
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handpiece
instrument
light
treatment
light guide
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Application number
JP8961897A
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English (en)
Inventor
Koichi Sugihara
宏一 杉原
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Osada Research Institute Ltd
Original Assignee
Osada Research Institute Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯牙の治療位置を良く見ることができるよう
に照明するようにする。 【解決手段】 1は従来(既存)のハンドピース、10
は本発明による補助具で、該補助具10は、略円筒状の
カバー部11と、このカバー部11に一体的に取り付け
られた光導体(光ファイバ束)12とから成り、切り欠
き部11aを通して既存のハンドピース1のヘッド部3
に着脱自在に装着して使用される。光導体12の先端部
12aは、カバー部材12の下端部において下方に向け
て開放されており、光導体12を通して伝送されてきた
光は、該先端部12aより下方に向けて放射され、これ
によって、治療位置を歯牙等の影になることなく照明
し、術者は、治療体治療箇所をよく見ることができ、正
確な治療を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科治療用インス
ツルメント及び該歯科治療用インスツルメントに着脱自
在に装着されて使用される補助具に関し、より詳細に
は、治療部が切削歯牙の影になって見にくくなることの
ないようにした歯科治療用インスツルメント或いはその
補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、歯科治療に用いるインスツルメ
ントの一例としてのマイクロエンジンを示す図で、図
中、1は本発明が適用されるハンドピース部で、該ハン
ドピース部は、周知のように、図示しない動力部に着脱
自在に連結されるよう構成されており、動力部に内蔵さ
れているモータの回転がハンドピース1に内蔵されてい
るスピンドル2を通してヘッド部3に伝達され、該ヘッ
ド部3内に設けられているチャック機構を回転する。こ
のチャック機構には、例えば、歯牙を切削する切削具
(バー)4が着接自在に装置され、該切削具4が回転さ
れて歯牙の切削が行なわれる。5は、光ファイバ束(光
導体)で、該光ファイバ束5は、周知のように、図示し
ない一端が、動力部内に配設されている光源に対向して
終端し、他端5aが、図示のように、ヘッド部近傍に終
端して、切削具4の作業領域近傍を照明する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6は、上述のごとき
インスツルメントを用いて歯牙の切削を行う時の様子を
示す概略図で、図6(A)は、歯牙(特に臼歯)7の遠
心面を治療する時の様子を示す図で、この場合、光導体
5の端面5aより放出された光は、障害物がなければ、
図中に斜線にて示す範囲を照明するが、実際には、歯牙
7によりカットされ、被治療部Pが、該歯牙7の影にな
って良く見えず、正確な治療ができない。また、近心面
(光が照射される側の面)を治療する場合であっても、
状況によっては、切削具4の影になって良く見えない場
合がある。また、図6(B)は歯牙7の根管8内を治療
する場合(窩洞形成)の例を示す図であるが、このよう
な場合にも、治療位置(根管内)に光が入らず、治療箇
所を良く見ることができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、切削
バー等を保持するチャック機構を有するヘッド部を有
し、該ヘッド部より光を照射して治療箇所を照明するコ
ントラ形式の歯科治療用インスツルメントにおいて、前
記光を前記インスツルメントの軸方向に対して直角方向
で、かつ、前記切削バーに対して反対側の2箇所を含む
複数箇所から照射するようにしたことを特徴とし、もっ
て、歯牙の治療位置を良く見ることができるように照明
するようにしたものである。
【0005】請求項2の発明は、歯科治療用ハンドピー
スのヘッド部に着脱自在に装着して使用する補助具であ
って、該補助具は、前記ヘッド部の外周を覆う略円筒状
の(軸方向に切り欠きを有する)カバー部材と、該カバ
ー部材と一体に構成された光導体とから成り、該光導体
は、前記カバー部材が前記ヘッド部に装着された時に、
該カバー部材の下端部より治療位置に向けて光を放射す
るように終端されていることを特徴とし、もって、前記
補助具の円筒部を既存の歯科治療用インスツルメントに
装着して使用することにより、既存の歯科治療用インス
ツルメントにて治療箇所を正確に照明することができる
ようにしたものである。
【0006】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記光導体の他端は、前記ハンドピースの後端部に
形成された貫通孔を通して装着され、該ハンドピースが
動力部に連結された時に、該動力部に内蔵されている光
源に対向し、該光源からの光を該光導体を通して前記終
端より治療位置に向けて光を放射するものであることを
特徴とし、もって、既存の歯科治療用インスツルメント
に装着して使用することにより、既存の歯科治療用イン
スツルメントの使い勝手をより良くしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1の発明による歯
科治療用インスツルメントの要部構成図(ヘッド部の切
削具装着側平面図)で、この発明は、図6に示した光導
体内蔵型インスツルメントにおいて、ハンドピース1の
軸方向Xに対して直角のY方向の両側に光導体5の光放
出端5a1,5a2を設けたもので、このようにすると、
照明光が治療箇所に対して上側方から照射されるので、
図6に示した従来技術のように、照明光が歯牙や切削具
によって邪魔されないので、治療位置をよく見ることが
できる。なお、図示例の場合、光導体5の光放出端5a
1,5a2は、Y軸に関して対線の位置に設けられている
が必ずしも対線の位置である必要はなく、X軸に関して
反対の側にあればよく、より好ましくは、Y軸より手前
側(ハンドピース側)にあればよい。
【0008】図2は、請求項2の発明の実施例を説明す
るための要部構成図で、図中、1は従来(既存)のハン
ドピース、10は本発明による補助具で、該補助具10
は、略円筒状のカバー部11と該カバー部11と一体の
光導体12を具備し、既存のハンドピース1のヘッド部
3に着脱自在に装着して治療箇所を照明するようにした
ものである。すなわち、この補助具10は、軸方向に切
り欠き(ハンドピース1とヘッド部3の連結部(図2の
A部)が挿通される幅を有する切り欠き)11aを有す
る略円筒状のカバー部11と、このカバー部11に一体
的に取り付けられた光導体(光ファイバ束)12とから
成り、光導体12の先端部12aは、カバー部11の下
端部において下方に向けて開放されており、光導体12
を通して伝送されてきた光は、該先端部12aより下方
に向けて放射され、これによって、治療位置を歯牙等の
影にすることなく照明し、術者は、治療箇所をよく見る
ことができ、従って、正確な治療を行うことができる。
【0009】図3は、請求項3の発明の一実施例を説明
するための斜視図で、同図は、請求項2の発明で説明し
たようにして、カバー部11がヘッド部3に取り付けら
れている状態を示す。而して、この発明においては、ハ
ンドピース1の後端部(図示しない動力部と連結される
側)には、軸方向に延長してハンドピース1の後端面1
aに開口する貫通孔1bが設けられており、この貫通孔
1b内に前記光導体12が挿着自在に挿通され、該ハン
ドピース1が動力部に連結された時に、該光導体12の
端部12aが動力部内に設けられている光源に対向する
ようになっている。
【0010】なお、図1においては、光放射端を2箇
所、図2においては、3箇所とした例を示したが、本発
明は、上記実施例の数に限定されるものではなく、例え
ば、全周に円環状に設けてもよい。また、図2及び図3
に示した実施例においては、図4に示すように、カバー
部11をヘッド部3に対して回動可能とし、光放射端1
2aの位置を調整できるようにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明は、切削バー等を保持す
るチャック機構を有するヘッド部を有し、該ヘッド部よ
り光を照射して治療箇所を照明するコントラ形式の歯科
治療用インスツルメントにおいて、前記光を前記インス
ツルメントの軸方向に対して直角方向で、かつ、前記切
削バーに対して反対側の2箇所を含む複数箇所から照射
するようにしたので、治療箇所を歯牙や切削具の影にす
ることなく照明することができ、正確な治療を行うこと
ができる。
【0012】請求項2の発明は、歯科治療用ハンドピー
スのヘッド部に着脱自在に装着して使用する歯科治療用
インスツルメントの補助具であって、該補助具は、前記
ヘッド部の外周を覆う略円筒状の(軸方向に切り欠きを
有する)カバー部材と、該カバー部材と一体に構成され
た光導体とから成り、該光導体は、前記カバー部材が前
記ヘッド部に装着された時に、該カバー部材の下端部よ
り治療位置に向け光を放射するように終端されているの
で、既存のハンドピースに装着して使用して該既存のハ
ンドピースにて治療箇所を正確に照明するようにするこ
とができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記光導体の他端は、前記ハンドピースの後端部に
形成された貫通孔を通して装着され、該ハンドピースが
動力部に連結された時に、該動力部に内蔵されている光
源に対向し、該光源からの光を該光導体を通して前記終
端より治療位置に向けて光を放射するようにしたので、
既存のハンドピースにおいて動力部内に内蔵されている
光源を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の発明による歯科治療用ハンドピー
スの一実施例を説明するための要部構成図である。
【図2】 請求項2の発明による歯科治療用ハンドピー
スの一実施例を説明するための要部構成図である。
【図3】 請求項3の発明による歯科治療用ハンドピー
スの一実施例を説明するための要部構成図である。
【図4】 カバー部材をヘッド部に対して回動可能にし
た例を説明するための要部構成図である。
【図5】 従来の歯科治療用ハンドピースの一例を説明
するための構成図である。
【図6】 従来の歯科治療用ハンドピースの使用例を説
明するための図である。
【符号の説明】
1…ハンドピース、2…スピンドル、3…ヘッド部、4
…切削具、5…光導体、7…歯牙、8…根管、10…カ
バー部材、11…略円筒状部、12…光導体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削バー等を保持するチャック機構を有
    するヘッド部を有し、該ヘッド部より光を照射して治療
    箇所を照明するコントラ形式の歯科治療用インスツルメ
    ントにおいて、前記光を前記インスツルメントの軸方向
    に対して直角方向で、かつ、前記切削バーに対して反対
    側の2箇所を含む複数箇所から照射するようにしたこと
    を特徴とする歯科治療用ハンドピース。
  2. 【請求項2】 歯科治療用ハンドピースのヘッド部に着
    脱自在に装着して使用する補助具であって、該補助具
    は、前記ヘッド部の外周を覆う略円筒状のカバー部材
    と、該カバー部材と一体に構成された光導体とから成
    り、該光導体は、前記カバー部材が前記ヘッド部に装着
    された時に、該カバー部材の下端部より治療位置に向け
    光を放射するように終端されていることを特徴とする歯
    科治療インスツルメントの補助具。
  3. 【請求項3】 前記光導体の他端は、前記ハンドピース
    の後端部に形成された貫通孔を通して装着され、該ハン
    ドピースが動力部に連結された時に、該動力部に内蔵さ
    れている光源に対向し、該光源からの光を該光導体を通
    して前記終端より治療位置に向けて光を放射するもので
    あることを特徴とする請求項2に記載の歯科治療インス
    ツルメントの補助具。
JP8961897A 1997-04-08 1997-04-08 歯科治療用インスツルメント及びその補助具 Pending JPH10277057A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101093096B1 (ko) 2009-08-25 2011-12-13 주식회사 퓨텍몰드 치과용 핸드피스
US9011416B2 (en) 2012-05-14 2015-04-21 Convergent Dental, Inc. Apparatus and method for controlled fluid cooling during laser based dental treatments
US9408673B2 (en) 2011-09-02 2016-08-09 Convergent Dental, Inc. Laser based computer controlled dental preparation system

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