JP2005177143A - 接続具装置及び口腔内吸引装置 - Google Patents

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啓介 渡辺
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Abstract

【課題】大きな光量を吸引ノズルの先端部から患者の口腔内の患部へ照射する。
【解決手段】口腔内吸引装置1は、吸引装置側へ接続自在の接続部3を備え、口腔内の吸引を行う吸引ノズル9を着脱可能に備える。さらに、ノズル接続部5を備える。ノズル接続部5は吸引ノズル9の突出した突出部13を嵌合自在の接続孔15と、吸引ノズル9の大径部17を嵌合自在の大径嵌合孔19を備え、吸引ノズル9の突出部13を挿入した状態の前記突出部13の外周面と前記大径嵌合孔19の内周面との間に、複数の光源21を円周方向に配置して備える。吸引ノズル9は、透明部材よりなり、前記接続孔15へ嵌合自在の突出部13と大径部の外周面との間に、前記光源21からの光を受光する受光面93を備える。複数の光源21からの大きな光量は吸引ノズル9の受光面93から導光され先端部から照射される。
【選択図】図1

Description

この発明は、接続具装置及びこの接続具装置を備えた口腔内吸引装置に関し、特に歯科の患者口腔内治療において使用される口腔内吸引装置において光量が不足しがちな治療部位を明るく照らして術者の視認性を高め、安全且つ作業効率を高めるための接続具装置及びこの接続具装置を備えた口腔内吸引装置に関する。
従来、口腔内吸引装置には照明機構が具備されていないために、治療中に、歯科用治療装置に設置された無影灯や、併用して使用される歯科用ハンドピースのライトなどにより患者口腔内を照明しながら、歯科用ハンドピースによって切削される切削粉、歯科用ハンドピースにより注水される水、患者の血液や唾液等の患者口腔内の余剰物質を口腔内吸引装置により吸引して外部に排除していた。
しかし、上記の無影灯や歯科用ハンドピースのライトでは光量が不足しており、患者口腔内の余剰物質を的確に処理することは難しく、患者に不快感を与えるものであった。そこで、口腔内吸引装置の吸引具本体の先端部には短尺パイプ状の吸引部が着脱可能に装着されており、前記吸引部の先端部には取付凹部が設けられ、この取付凹部に患者口腔内を照明するための豆電球が接着剤等の固定手段により固定されている(例えば、特許文献1参照)。
これにより、前述した無影灯では充分に照明できない奥歯の患部などの治療でも、患者口腔内の患部を充分に照明することができるが、豆電球が吸引部の先端に位置しているために汚れやすく充分な明るさを保つことができないことや、吸引部の着脱が困難で、且つ吸引部は滅菌器による滅菌を行うことができないことや、豆電球に接続している電線と吸引部との隙間にゴミが付着しやすい形状であることや、患者口腔内全体の照明ができないことや、吸引部の外側に豆電球を固定しているために吸引部の形状が太くなること、などの問題がある。
従来では、上記の問題を解消した口腔内吸引装置が開発されている。例えば、患者口腔内に挿入される吸引用のノズルが導光部材で形成され、このノズルの基端部が口腔内吸引装置の術者手元部に着脱可能に接続されている。術者手元部(グリップ部)には光源を内蔵したライトボックスが設けられている。このライトボックスと前記ノズルの基端部がファイバで接続されて前記ライトボックスからの光がファイバを経てノズルを透過して患者口腔内を照明できるように構成されている。これにより、ライトボックスからの光がノズルを透過することによりノズル全体が発光し、患者口腔内を明るく照明する。
他の従来例としては、上述した従来例と同様の術者手元部(グリップ部)に光源が内接されており、この光源からの光がノズルの基端部外周から照射されるように、術者手元部の先端外周近傍の全面に導光部材が設けられている。
実開昭55−27524号公報
ところで、従来の2番目の口腔内吸引装置においては、特許文献1の口腔内吸引装置の問題点を解決して効果的なものであるが、術者手元部(グリップ部)に光源が設置され、この光源の光が導光部材で形成されたノズルの基端部へ一束の導光部材によって局所的に入射されているために、前記ノズルの先端部から照射される光量は少なく、しかも光班が発生する場合があるので、術者の視認を充分に得られにくいという問題点があった。
また、従来の3番目の口腔内吸引装置においては、やはり特許文献1の腔内吸引装置の問題点を解決して効果的なものであるが、術者手元部(グリップ部)の光源からの光が導光部材を介してノズルの基端部外周で、且つ術者手元部の先端外周近傍の全面から照射される構造であるので、光が拡散したり距離減衰を起こすためにノズルの先端部で充分な光量が得られ難くなることや、光と治療部位の間に治療器具等が介在している場合に前記治療器具等の影が生じて視認効果が充分に得られ難いことが生じるという問題点があった。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の接続具装置は、吸引装置側へ接続自在の接続部を備えると共に、口腔内の吸引を行う吸引ノズルを接続自在にするためのノズル接続部を備えてなる接続具装置であって、
前記ノズル接続部は、前記吸引ノズルの接続部側に突出して備えた突出部を嵌合自在の小径の接続孔を備えると共に、前記吸引ノズルの大径部を嵌合自在の大径嵌合孔を備え、前記吸引ノズルの突出部を挿入した状態の前記突出部の外周と前記大径嵌合孔の内周との間に、複数の光源を円周方向に配置してなることを特徴とするものである。
この発明の接続具装置は、前記接続具装置において、前記大径嵌合孔内に、前記光源を汚れから保護するために、前記小径の接続孔と連通可能にするための穴を備えた環状の透明部材を備えていることが好ましい。
この発明の口腔内吸引装置は、吸引装置側へ接続自在の接続部を備えると共に、口腔内の吸引を行う吸引ノズルを着脱可能に備えてなる口腔内吸引装置であって、
前記吸引ノズルの突出した突出部を嵌合自在の接続孔を備えると共に、前記吸引ノズルの大径部を嵌合自在の大径嵌合孔を備え、前記吸引ノズルの突出部を挿入した状態の前記突出部の外周面と前記大径嵌合孔の内周面との間に、複数の光源を円周方向に配置して備えたノズル接続部と、前記吸引ノズルと、を備えてなり、
前記吸引ノズルは、透明部材よりなり、前記接続孔へ嵌合自在の前記突出部と大径部の外周面との間に、前記光源からの光を受光する受光面を備えていることを特徴とするものである。
この発明の口腔内吸引装置は、前記口腔内吸引装置において、前記吸引ノズルは、先端部における照射部の切込断面積が後端部における入射部の切込断面積より小さく形成していることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、接続具装置は、複数の光源がノズル接続部の内部に円周方向に配置されているので、複数の光源から大きな光量を得ることができ、この大きな光量を吸引ノズルに供給できる。また、ノズル接続部の肉厚部の空間を有効利用して複数の光源を設けたのでノズル接続部の握り径を適当な大きさに収めることができる。
さらに、複数の光源は、吸引ノズルの突出部を挿入した状態の前記突出部の外周面と大径嵌合孔の内周面との間に配置されているので、複数の光源から発生した熱は吸引ノズルの突出部の吸引路を通過する廃液や空気によって吸収されるので適度の冷却効果となる。
また、吸引ノズルが接続孔に頻繁に脱着されても、光源汚れを防止する環状の透明部材が大径嵌合孔内に設けられているので、脱着されるときに光源の先端部が唾液等の余剰物質で汚されることを防止できるため、光路障害を確実に防止できる。
また、口腔内吸引装置は、複数の光源がノズル接続部の内部に円周方向に配置されているので、複数の光源から大きな光量を得ることができる。この大きな光量は吸引ノズルの大径部の受光面に効率よく受光される。この光は細くされた吸引ノズルの先端部で凝縮されて明るく、しかも治療部に直接的に照射できる。光の距離減衰を最小限に抑えて治療部位を明るく照らすことができ、安全で効率的な作業環境を得ることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1〜図3を参照するに、この実施の形態に係る口腔内吸引装置1は、吸引装置側へ接続自在の接続部としての例えばホルダカバー3と、このホルダカバー3を接続するノズル接続部としてのホルダ5(「グリップ部」ともいう)と、から構成される接続具装置7が備えられている。また、歯科治療時に患者の口腔内に溜まる治療時の注水や唾液等の余剰物質を吸引するための吸引ノズル9が、上記の接続具装置7のホルダ5に着脱可能に備えられている。なお、上記の余剰物質とは、歯科用ハンドピースによって切削される切削粉、歯科用ハンドピースにより注水される水、患者の血液や唾液等である。
上記の吸引ノズル9は中心部に貫通する吸引路11を有しており、吸引ノズル9の基端部にはホルダ5に差し込んで接続するための突出部13が突設されている。また、上記のホルダ5の内部には、前記吸引ノズル9の突出部13を嵌合自在の小径の接続孔15が備えられており、吸引ノズル9の基端部の大径部17を嵌合自在の大径嵌合孔19が備えられている。
さらに、上記の吸引ノズル9の突出部13を接続孔15に挿入した状態の前記突出部13の外周と、大径嵌合孔19の内周との間には、光源としての例えば複数のLED21が円周方向に配置されている。この実施の形態では図2に示されているようにリング形状をなすLED用基材23に前記複数のLED21が隣接するようにほぼ環状に配置されている。すなわち、多くのLED21が円筒状に並列に配置されて十分な光量を発生させる構成である。また、多数の各LED21に導通したLED接点ピン25がLED用基材23から後方に向けて突出している。なお、この実施の形態では上記のように複数のLED21が互いに隣接しているが、ある程度の間隔を介して円周方向に配置されても構わない。
なお、上記の光源としてのLED21の他の実施の形態としては、図4(A),(B)に示されているように、LED用基材27がLED取付面29を前後に二重に備えた二重構造であり、前後のLED取付面29にそれぞれ複数のLED21が適宜間隔を介して円周方向に並列に配置されている。つまり、円周方向に配列された複数のLED21が前後の2列に配置されており、後方の複数のLED21は当該各LED21の光が前方の吸引ノズル9へ入射されるために、前方の複数のLED21の間隔に位置して配置されている。
再び図1〜図3を参照するに、ホルダカバー3には、この実施の形態の歯科用吸引ホースとしての例えばサクションホース31の先端部が接続され、このサクションホース31の後端部はユニットコネクタ33を介して吸引装置としての例えばバキューム用モータを備えたユニット部(図示省略)に接続されている。また、上記の複数のLED21を発光させるための電源は、上記のユニット部の電源コネクタに接続されたACアダプタ35を介してLEDドライブ37を経てサクションホース31の外周面に沿って螺旋状に巻き付けられている電線39によりホルダ5へ導かれてLED21に結線されることにより、上記の複数のLED21が発光する構成である。なお、LEDドライブ37には主電源スイッチ41が設けられている。
上記の腔内吸引装置1の各構成部材についてより詳しく説明する。
ホルダカバー3は円筒形状をなし、この円筒内部にはサクションホース31の先端部に嵌着したホースコネクタ43と、このホースコネクタ43の先端部を嵌入するホルダコネクタ45と、サクションホース31の先端部とが連結した状態で挿入して装着されるものである。
なお、前記ホルダコネクタ45は中心部に吸引路11を有する円筒形状をなし、その後端側にホースコネクタ43の先端部を嵌入する穴部47が設けられ、ホルダコネクタ45の先端部はホルダ5に接続するための小径部49と中径部51の2段の段付形状に形成されている。さらに、ホルダコネクタ45には第1接点ピン53を挿通するための第1接点ピン用孔55がホルダコネクタ45の後端面と前記中径部51の前端面に貫通して設けられている。また、前記小径部49には、ホルダコネクタ45をホルダ5に位置決めするための位置決め用ピン57を挿入するための位置決め用ピン孔59が前記吸引路11に直交する方向に貫通して設けられている。
また、上記のサクションホース31は、図5に示されているように2本又は3本の樹脂被覆された電線39が平行して蛇腹形状のホース基材61の外周に螺旋状に巻かれてフレキシブルなホースを構成しており、このホースの外周(電線39の外側)は樹脂材からなるホースカバー63で被覆されている。なお、サクションホース31の他の例としては2本又は3本の電線39が蛇腹状のホース基材61の内部に一体的に螺旋状に巻き付けられたものであっても構わない。
また、上記の2本又は3本の電線39は、図2に示されているようにサクションホース31の先端部から前方へ突出した接続用導体65に接続されている。したがって、サクションホース31は柔軟性を保持して電線を先端側へ導くことができるので、フレキシブルで使い易いものである。
上記構成により、ホースコネクタ43とホルダコネクタ45が連結されるときは、サクションホース31の先端部の接続用導体65がホルダコネクタ45の第1接点ピン用孔55の後方から挿入されると共に、第1接点ピン用孔55の前方から第1接点ピン53が挿通されることにより、第1接点ピン53と接続用導体65が接続される。詳しくは図3に示されている通りである。
ホルダ5の後端側には、ホルダコネクタ45の小径部49と中径部51とを挿入可能な小径穴部67と中径穴部69が設けられている。また、ホルダ5の先端側には、吸引ノズル9の突出部13を嵌合自在の小径の接続孔15が前記小径穴部67に連通するように設けられており、環状の複数のLED21を装着可能なLED用穴部71と、吸引ノズル9の基端部の大径部17を嵌合自在の大径嵌合孔19を備えたノズルホルダ73を嵌入可能なノズルホルダ用穴部75が設けられている。
また、ノズルホルダ73の後端部には、吸引路11に流れる廃液等の余剰物質がホルダ5の内部へ入り込まないようにするための透明部材(シール部材)77が着脱可能に装着されている。この透明部材77は、複数のLED21の先端部を保護するために環状のLED21の内周側に挿入可能で且つホルダ5の接続孔15と連通可能な穴部77Aを備えた穴明きサークルコイン状の透明の導光部材から構成されている。なお、上記のノズルホルダ73と透明部材77は、この実施の形態では分離されているが、一体的に構成されても構わない。
また、ホルダ5の図1、図2及び図3において上部には、スイッチ79及びスイッチカバー81を装着するためのスイッチ用穴部83が設けられており、第2接点ピン85を挿通するための第2接点ピン用孔87が前記スイッチ用穴部83と中径穴部69に貫通して設けられている。詳しくは図3に示されているように、スイッチ79は、第2接点ピン用孔87に挿入された第2接点ピン85の前端部と、前述したLED接点ピン25とが導通してON又はOFFとなるように、術者により押圧、離反されて上下動可能に常時は第2接点ピン85及びLED接点ピン25から離反するように付勢されてスイッチ用穴部83内に装着される。
上記のホルダ5とホルダカバー3を接続するときは、ホルダ5の後端面とホルダコネクタ45の大径部の前端面との間にコネクタ部パッキン89を介設すると共に、ホルダ5の後部段付面とホルダカバー3の前端面との間にホルダ部パッキン91を介設する。また、ホルダコネクタ45の第1接点ピン53の先端とホルダ5の第2接点ピン85の後端が接続される。
吸引ノズル9は、透明部材から構成され、基端部の直径および肉厚が前端部より大きくなっており、肉厚部の断面積比は後端部が大きいもので、先端部に近づくにつれて前記断面積比が小さくなる構造になっている。吸引ノズル9の基端部の後端面は、上記の透明部材77に接近する位置まで差し込まれて複数のLED21の光を受ける受光面93であり、この実施の形態では、この受光面93が基端部の軸線方向に対してほぼ直角であるが、前記軸線方向に対して前方向又は後方向に傾斜する傾斜面であっても構わない。すなわち、吸引ノズル9は、複数のLED21が発光すると、その光が導光部材からなる透明部材77を介して吸引ノズル9の受光面93から入射して基端部よりも狭い先端部から治療患部を照射する構造である。
図6(A)〜(C)を併せて参照するに、吸引ノズル9の先端部は吸引ノズル9の長手軸方向に対して料めにカットされて使い易く構成されている。前記斜めのカット面95の長手軸方向に対する傾斜角度θは40°以上であることが望ましい。その理由は、前記傾斜角度θが45°未満であると、光がカット面95で全反射してしまうからである。更に、前記カット面95の先鋭な部分は長手軸方向とほぼ直角になるようにカットされたカット面97が形成されている。このほぼ直角のカット面97から照射される光は安定することになる。
また、吸引ノズル9の先端部には、切断面101を軸心に対して傾斜した柔軟チップ99が被覆するように取り付けられている。柔軟チップ99は、例えばゴムなどの柔軟性のある軟質の樹脂製で成り、吸引ノズル9の先端部が患者の口腔内に入れられる際にぶつかるときの衝撃を和らげて痛みを防ぐことができる。また、柔軟チップ99が取り付けられることにより、他の治療器具、例えば治療用研削機器の刃が吸引ノズル9の先端部に直接接触しないように傷付き防止となる。
上記構成により、円筒状のホルダ5の肉厚部の内部に多数のLED21を円周方向に環状に埋設した形態であるので、多数のLED21による多くの光量を確保することが可能となり、ホルダ5の肉厚部の空間を有効利用してホルダ5の握り径を適当な大きさに収めることができるという設計上の利点がある。
また、多数のLED21から発する熱は、環状のLED21の内周に隣接した吸引ノズル9の突出部13の吸引路11を通過する廃液や空気によって吸収されるので適度の冷却効果がもたらされ、多数のLED21からの光がシール部材77を透過して前方の吸引ノズル9の受光面93へ向けられる。
なお、吸引ノズル9はホルダ5に常時差し込まれた状態ではなく、頻繁に脱着する必要性が生じてくるので、多数のLED21の発光先端部が吸引ノズル9の吸引路11に直接接して唾液等の余剰物質で汚されてしまい、そのために光の屈折による光路障害を起こす可能性がある。しかし、この実施の形態では、環状のLED21の発光先端部が透明部材77により吸引路11から隔絶するよう保護されているので、上記の光路障害が確実に防止される。
したがって、多数のLED21からの一様の光量は、透明部材77を透過して吸引ノズル9の基端部の受光面93の全周面一杯に入射し、その光は透明部材からなる吸引ノズル9の先端部へ向かって吸引ノズル9内に導光される。
吸引ノズル9は、基端部と先端部における直径と肉厚部の断面積比では基端部の方が大きくなっており、先端部に近づくにつれて前記断面積比が小さくなる構造になっているので、吸引ノズル9の基端部(入射部)切込面積をS1とし、先端部(照射部)面積をS2とし、入射密度をρ0とし、光の透過ロスをゼロとした場合、吸引ノズル9の先端部からの照射密度ρは、ρ=ρ0(S1/S2)となる。したがって、光の密度は凝縮された状態になって高い密度が得られることになる。
また、吸引ノズル9の先端部が注射針状に斜めにカットされたカット面95と、その先鋭な先端部分が吸引ノズル9の長手軸方向に対してほぼ直角にカットされたカット面97が形成されているので、カット面95、97の幅が全周囲でほぼ同一となり、吸引ノズル9の先端部の周囲はほぼ均一な明るさで照明できる。
この発明の実施の形態の口腔内吸引装置の要部部断面を示す概略的な組立状態図である。 図1の口腔内吸引装置を構成する各部材の分解図である。 図1の接続具装置の部分の拡大断面図である。 (A)は他の実施の形態のLEDの配置状態を示す正面図で、(B)は(A)の側面図である。 この発明の実施の形態の歯科用吸引ホースの部分的な断面図である。 (A)は吸引ノズルの先端部分の平面図で、(B)は(A)の側面図で、(C)は(B)の左側面図である。
符号の説明
1 口腔内吸引装置
3 ホルダカバー(接続部)
5 ホルダ(ノズル接続部)
7 接続具装置
9 吸引ノズル
11 吸引路
13 突出部
15 接続孔
17 大径部
19 大径嵌合孔
21 LED(光源)
25 LED接点ピン
31 サクションホース(歯科用吸引ホース)
39 電線
43 ホースコネクタ
45 ホルダコネクタ
49 小径部
51 中径部
53 第1接点ピン
61 ホース基材
63 ホースカバー
73 ノズルホルダ
75 ノズルホルダ用穴部
77 透明部材
77A 穴部
79 スイッチ
85 第2接点ピン
93 受光面
95,97 カット面
99 柔軟チップ

Claims (4)

  1. 吸引装置側へ接続自在の接続部を備えると共に、口腔内の吸引を行う吸引ノズルを接続自在にするためのノズル接続部を備えてなる接続具装置であって、
    前記ノズル接続部は、前記吸引ノズルの接続部側に突出して備えた突出部を嵌合自在の小径の接続孔を備えると共に、前記吸引ノズルの大径部を嵌合自在の大径嵌合孔を備え、前記吸引ノズルの突出部を挿入した状態の前記突出部の外周と前記大径嵌合孔の内周との間に、複数の光源を円周方向に配置してなることを特徴とする接続具装置。
  2. 前記大径嵌合孔内に、前記光源を汚れから保護するために、前記小径の接続孔と連通可能にするための穴を備えた環状の透明部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の接続具装置。
  3. 吸引装置側へ接続自在の接続部を備えると共に、口腔内の吸引を行う吸引ノズルを着脱可能に備えてなる口腔内吸引装置であって、
    前記吸引ノズルの突出した突出部を嵌合自在の接続孔を備えると共に、前記吸引ノズルの大径部を嵌合自在の大径嵌合孔を備え、前記吸引ノズルの突出部を挿入した状態の前記突出部の外周面と前記大径嵌合孔の内周面との間に、複数の光源を円周方向に配置して備えたノズル接続部と、前記吸引ノズルと、を備えてなり、
    前記吸引ノズルは、透明部材よりなり、前記接続孔へ嵌合自在の前記突出部と大径部の外周面との間に、前記光源からの光を受光する受光面を備えていることを特徴とする口腔内吸引装置。
  4. 前記吸引ノズルは、先端部における照射部の切込断面積が後端部における入射部の切込断面積より小さく形成していることを特徴とする請求項3記載の口腔内吸引装置。


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