JPH10272521A - 自動金型交換装置 - Google Patents

自動金型交換装置

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JPH10272521A
JPH10272521A JP7995997A JP7995997A JPH10272521A JP H10272521 A JPH10272521 A JP H10272521A JP 7995997 A JP7995997 A JP 7995997A JP 7995997 A JP7995997 A JP 7995997A JP H10272521 A JPH10272521 A JP H10272521A
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JP
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mold
die
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molding
elevating
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JP7995997A
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Inventor
Yoneo Yamahira
米男 山平
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の造型装置における金型交換作業を自動
化する。 【解決手段】 金型Kを使用する造型装置ZKに金型K
を押し込み、或いは、造型装置ZKから金型Kを引き出
すべく略水平面上で金型Kを搬送する金型搬送装置10
と、造型装置ZKから引き出された金型Kを一時的に吊
り上げる金型昇降装置20と、金型搬送装置10及び金
型昇降装置20を一体的に走行させる走行装置30と、
金型搬送装置10及び金型昇降装置20の作動を制御す
るマイクロコンピュータ内蔵の制御装置と、を含んで自
動金型交換装置1を構成する。そして、金型を交換する
際には、自動金型交換装置1が待機位置から交換位置ま
で走行し、造型装置ZKから金型Kを引き出し、引き出
した金型Kを一時的に吊り上げている間に、待機してい
た金型Kを造型装置ZKに押し込み、吊り上げられてい
た金型Kを降ろした後、金型Kを待機位置に搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型を用いた造型
装置における自動金型交換装置に関し、特に、既存の造
型装置に取り付けることによって、金型の交換を自動化
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、造型装置で使用される金型を交換
する方法としては、作業者が金型を台車で造型装置の近
くまで搬送し、ホイスト等の揚重装置を使用して造型装
置からで金型を引き出し、その後、造型装置に金型を押
し込むことで、金型の交換を行っていた。しかし、造型
装置内外の作業性が悪く、安全性も難があったため、例
えば、特開平7−1053号公報に開示されるように、
造型装置に金型交換を自動的に行う交換装置を備えるよ
うにしたものが案出された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
金型交換装置にあっては、金型交換装置は造型装置に組
み込まれる構成のため、既存の造型装置に金型交換装置
を組み込むには、造型装置の大幅な改造が必要となり、
長期間の改造日数及び高価な改造費用が必要であった。
【0004】そこで、本発明ではかかる従来の問題点を
鑑み、造型装置とは別体の自動金型交換装置とすること
で、既存の造型装置に後付けするだけで金型交換が自動
で行い得る自動金型交換装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため請求項1に係る
発明は、金型を使用する造型装置における自動金型交換
装置であって、前記造型装置に金型を押し込み、或い
は、造型装置から金型を引き出すべく略水平面上で金型
を搬送する金型運搬装置と、前記造型装置から引き出さ
れた金型を一時的に吊り上げる金型昇降装置と、前記金
型搬送装置及び金型昇降装置の作動を制御する作動制御
手段と、を含んで自動金型交換装置を構成した。
【0006】このようにすれば、金型を交換する際に
は、金型搬送装置によって造型装置から金型を引き出
し、金型昇降装置によって引き出した金型を一時的に吊
り上げている間に、金型搬送装置によって待機位置に待
機していた金型を造型装置に押し込み、その後、吊り上
げられていた金型を降ろし、金型を待機位置に搬送す
る。かかる金型搬送装置及び金型昇降装置の制御は、作
動制御手段によって行われ、金型交換の自動化が図られ
ることとなる。従って、既存の造型装置に、本発明に係
る自動金型交換装置を後付けするだけで、造型装置は金
型の交換を自動的に行うことができ、金型交換作業に伴
う作業の安全性の向上、作業者の労力の低減及び交換時
間の短縮等が図られることとなる。
【0007】請求項2に係る発明は、前記金型搬送装置
を、アクチュエータと、該アクチュエータによって駆動
される駆動スプロケットと、該駆動スプロケット及び被
駆動スプロケット間に巻き回されるチェーンと、該チェ
ーンに取り付けられ、前記駆動スプロケットの回転方向
に応じて前記金型を造型装置に押し込み、或いは、該金
型を造型装置から引き出す爪と、前記金型を造型装置か
ら引きだした際に、該金型を所定位置に停止させる停止
装置と、を含んで構成した。
【0008】このようにすれば、アクチュエータが作動
することで、駆動スプロケットを介してチェーンが回転
し、ここに取り付けられた爪が金型を押し、或いは、引
くことで、金型の搬送が行われる。従って、金型搬送装
置を簡素な機構で実現することができ、金型搬送装置の
コスト低減及び信頼性、保全性の向上が図られる。請求
項3に係る発明は、前記金型昇降装置を、アクチュエー
タと、該アクチュエータによって駆動される吊り上げ架
体と、該吊り上げ架体に設けられて前記金型を把持する
把持装置と、を含んで構成した。
【0009】このようにすれば、金型は、吊り上げ架体
に設けられた把持装置によって把持された状態で、アク
チュエータの駆動力によって吊り上げ架体と共に昇降さ
れる。従って、金型昇降装置を簡素な機構で実現するこ
とができ、金型昇降装置のコスト低減を図りつつ、信頼
性、保全性の向上が図られる。また、金型搬送装置の上
の空間を活用するので、省スペース化も図られる。
【0010】請求項4に係る発明は、前記金型昇降装置
を、前記吊り上げ架体の落下を防止する落下防止装置が
備えられた構成とした。このようにすれば、落下防止装
置によって吊り上げ架体の落下が防止されるので、自動
金型交換装置の安全性が向上する。請求項5に係る発明
は、前記吊り上げ架体を、前記金型昇降装置の縦支柱に
沿ってガイドするガイドローラー装置が設けられた構成
とした。
【0011】このようにすれば、吊り上げ架体の昇降に
際し、ガイドローラ装置によって吊り上げ架体の揺動及
び位置ずれが抑制され、金型昇降装置の作動が円滑かつ
確実に行われる。請求項6に係る発明は、床面上に設置
された一対の走行レールと、前記金型搬送装置及び金型
昇降装置が載置される架台ベースと、該架台ベースが前
記走行レール上を走行するための走行駆動装置と、を含
んで自動金型交換装置を構成した。
【0012】このようにすれば、架台ベースと共に金型
搬送装置及び金型昇降装置が走行レール上を走行するの
で、金型交換作業を行っていないときに、自動金型交換
装置を造型装置から離れた位置に退避させておくことが
でき、造型装置における製造作業の邪魔になることがな
い。請求項7に係る発明は、前記金型を予熱する予熱装
置を備える構成とした。
【0013】このようにすれば、金型を交換するにあた
って、前もって金型の予熱が行われるため、金型を交換
した直後から金型の使用が可能となり、金型交換作業に
伴う必要時間の短縮が図られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1及び図2は、本発明に係る自動
金型交換装置の一実施形態の全体構成を示している。自
動金型交換装置1は、金型Kを使用する造型装置ZKに
金型Kを押し込み、或いは、造型装置ZKから金型Kを
引き出すべく略水平面上で金型Kを搬送する金型搬送装
置10と、造型装置ZKから引き出された金型Kを一時
的に吊り上げる金型昇降装置20と、金型搬送装置10
及び金型昇降装置20を一体的に走行させる走行装置3
0と、金型搬送装置10及び金型昇降装置20の作動を
制御するマイクロコンピュータ内蔵の制御装置(図示せ
ず)と、を含んで構成される。なお、制御装置は、作動
制御手段としての機能を有している。
【0015】金型Kは、金型搬送装置10の上面に2台
載置されており、金型Kには、4つの車輪Kaが回転自
由に取り付けられている。また、金型Kの一端下部に
は、金型搬送装置10が金型Kを押し、或いは、引くた
めのブラケットKbが取り付けられる。なお、符号Kc
は、金型Kのためのエアシリンダ等のアクチュエータが
載置される金型基台である。
【0016】金型搬送装置10は、その詳細を図3及び
図4に示すように、構造材で組まれた搬送架台11と、
搬送架台11上に略平行に載置される一対のI形鋼12
と、各I形鋼12の上面に取り付けられ、金型Kの車輪
Kaが走行するレール13と、レール13上に載置され
る金型Kを実際に移動させる移動装置14と、を含んで
構成される。また、レール13の一端には、造型装置Z
Kから引き出された金型Kの行き止まり用の外端ストッ
パ15が設けられている。外端ストッパ15は、交換用
に待機している金型Kの位置決め装置としての機能も有
している。
【0017】移動装置14は、ブラケット14aを介し
て搬送架台11上の一端に取り付けられたアクチュエー
タとしてのエアモータ14bと、エアモータ14bの出
力軸に減速機14cを介して取り付けられる駆動スプロ
ケット14dと、搬送架台11上の他端に回転自由に取
り付けられる被駆動スプロケット14eと、駆動スプロ
ケット14dと被駆動スプロケット14eとの間に巻き
回されるチェーン14fと、チェーン14fに回動自由
に取り付けられ、チェーン14fの回転方向に応じて金
型Kを押し、或いは、引くことで移動させる爪14g
と、金型Kを所定位置に停止させる停止装置16と、を
含んで構成される。
【0018】停止装置16は、搬送架台11の上面に、
ブラケット16aを介して回動自由に取り付けられる略
L形形状のストッパアーム16bと、ストッパアーム1
6bを上下に作動させるエアシリンダ16cと、を含ん
で構成される。金型昇降装置20は、図1及び図2に示
すように、金型昇降装置20の骨組みとなる直方体枠形
状の昇降装置架体21と、金型Kを昇降させるアクチュ
エータとしてのエアシリンダ22と、エアシリンダ22
によって昇降する吊り上げ架体23と、吊り上げ架体2
3の下面に取り付けられ、金型Kを両側から把持する把
持装置24と、吊り上げ架体23の落下を防止する落下
防止装置25と、を含んで構成される。
【0019】昇降装置架体21は、搬送架台11の上面
に略鉛直に取り付けられる4本のH形鋼からなる縦支柱
21aと、縦支柱21aの上端に略水平に取り付けられ
る4本のチャンネル鋼からなる横柱21bと、横柱21
bの上面に取り付けられ、エアシリンダ22の取り付け
面となる平板21cと、を含んで構成される。エアシリ
ンダ22は、シリンダロッド22aが鉛直下方を向くよ
うに、昇降装置架体21の平板21c上面に取り付けら
れ、シリンダロッド22aの先端部に螺合されたクレビ
ス22b及びクレビスピン22cを介して、吊り上げ架
体26と回動自由に連結される。
【0020】吊り上げ架体23は、図2及び図7に示す
ように、チャンネル鋼からなる矩形枠23aと、昇降装
置架体21の縦支柱21aのフランジ面上を摺動する小
ローラー23bと、縦支柱21aのフランジ側面上を摺
動する大ローラー23cと、落下防止装置25が保持す
る保持部23dと、を含んで構成される。なお、小ロー
ラー23b及び大ローラー23cを含んでガイドローラ
ー装置が構成され、ガイドローラー装置によって吊り上
げ架体23が昇降装置架体21の縦支柱21aに沿っ
て、円滑に昇降する。
【0021】把持装置24は、図6に示すように、吊り
上げ架体23の両端部上面に設けられたハンガ軸受24
aと、ハンガ軸受24aに回動自由に支持され、連結板
24bを介して連結された一対のフック形状のハンガ2
4cと、吊り上げ架体23の下面に揺動自由に取り付け
られ、ハンガ24cを開閉するエアシリンダ24dと、
を含んで構成される。
【0022】落下防止装置25は、図2に示すように、
昇降装置架体21の平板21c上面に設けられた一対の
アーム軸受25aと、アーム軸受25aに回動自由に支
持されたフック形状の一対のアーム25bと、平板21
の下面に揺動自由に取り付けられ、アーム25bを開閉
するエアシリンダ25cと、を含んで構成される。走行
装置30は、図3及び図4に示すように、床上に設置さ
れたH形鋼からなるベース架台31(架台ベース)と、
ベース架台31の上面であって、金型搬送装置10にお
ける金型Kの搬送方向と略直角に、略平行に取り付けら
れる一対のレール32(走行レール)と、搬送架台11
の両側面に夫々取り付けられ、レール32上を走行する
4つの車輪33と、車輪33を回転駆動する走行駆動装
置34と、を含んで構成される。
【0023】走行駆動装置34は、アクチュエータとし
てのエアモータ34aと、エアモータ34aの出力軸に
取り付けられる減速機34bと、減速機34bの出力軸
に取り付けられる駆動スプロケット34cと、車輪33
と同軸に取り付けられる被駆動スプロケット34dと、
駆動スプロケット34cと被駆動スプロケット34dと
の間に巻き回されるチェーン34eと、を含んで構成さ
れる。
【0024】また、自動金型交換装置1の付帯設備とし
て、待機中の金型Kを予熱する予熱装置(図示せず)が
設けられている。即ち、自動金型交換装置30が、走行
装置30によって造型装置ZKから離れた待機位置に移
動されているときに、予熱装置は、金型Kの図示しない
受電端子に給電線を接続して給電することで、金型Kに
内蔵されたヒータが発熱し、金型Kの温度を上昇させる
ものである。
【0025】このようにすれば、金型Kの交換作業を行
うに際し、前もって金型Kの予熱が行われるので、金型
Kの交換後すぐに機械部品等の製造が可能となり、サイ
クルタイムの短縮に寄与することとなる。次に、かかる
構成からなる自動金型交換装置1の制御内容について、
図7〜図9のフローチャートを参照しつつ説明する。な
お、金型Kの予熱が必要な場合には、本ルーチンを実行
する前、例えば、金型交換作業を行う所定時間前に、予
熱装置によって金型Kの予熱を行っておく必要がある。
【0026】ステップ1(図では「S1」と略記する。
以下同様)では、走行装置30を作動させて、造型装置
ZKから離れた待機位置から金型交換を行う交換位置ま
で、自動金型交換装置1を走行させる。ステップ2で
は、自動金型交換装置1が所定位置、即ち、交換位置ま
で走行したか否かを判断し、所定位置に到達するまで待
機する。なお、自動金型交換装置1が所定位置まで走行
したか否かは、例えば、リミットスイッチ等の位置セン
サによって検出する。
【0027】ステップ3では、走行装置30を停止させ
る。ステップ4では、金型搬送装置10の停止装置16
を作動させる。ステップ5では、金型搬送装置10の移
動装置14を作動させ、造型装置ZKにセットされてい
る金型Kを引き出す方向に、金型Kを搬送する。ステッ
プ6では、金型Kか所定位置、即ち、金型昇降装置20
によって吊り上げられる位置まで搬送されたか否かを判
断し、所定位置に到達するまで待機する。なお、金型K
が所定位置まで搬送されたか否かは、例えば、リミット
スイッチ等の位置センサによって検出する。
【0028】ステップ7では、移動装置14を停止す
る。ステップ8では、把持装置24のハンガ24cを開
く。ステップ9では、落下防止装置25のアーム25b
を開き、落下防止装置を解除する。ステップ10では、
エアシリンダ22を作動させて、吊り上げ架体23を下
降させる。
【0029】ステップ11では、吊り上げ架体23が所
定位置、即ち、金型Kの吊り上げを開始する位置まで下
降したか否かを判断し、所定位置に下降するまで待機す
る。なお、吊り上げ架体23の位置は、例えば、リミッ
トスイッチ等の位置センサによって検出する。ステップ
12では、エアシリンダ22の作動を停止し、吊り上げ
架体23の下降を停止する。
【0030】ステップ13では、把持装置24のハンガ
24cを閉じ、ハンガ24cの先端部で金型Kの金型基
台Kcの下面を支持する(図2参照)。ステップ14で
は、エアシリンダ22を作動させて、吊り上げ架体23
を上昇させる。ステップ15では、吊り上げ架体23が
所定位置、即ち、落下防止装置25の作動位置まで上昇
したか否かを判断し、所定位置に上昇するまで待機す
る。なお、吊り上げ架体23の位置は、例えば、リミッ
トスイッチ等の位置センサによって検出する。
【0031】ステップ16では、吊り上げ架体23の上
昇を停止させる。ステップ17では、金型搬送装置10
の停止装置16を作動させる。ステップ18では、金型
搬送装置10の停止装置16を解除する。ステップ19
では、金型搬送装置10の移動装置14を作動させ、待
機位置にある金型Kを造型装置ZKに押し込む方向に、
金型Kを搬送する。
【0032】ステップ20では、金型Kが所定位置、即
ち、造型装置ZK内の金型セット位置まで搬送されたか
否かを判断し、所定位置に搬送されるまで待機する。な
お、造型装置ZK内の金型セット位置は、例えば、リミ
ットスイッチ等の位置センサによって検出する。ステッ
プ21では、移動装置14を停止する。
【0033】ステップ22では、落下防止装置25のア
ーム25bを開き、落下防止装置を解除する。ステップ
23では、エアシリンダ22を作動させて、吊り上げ架
体23を下降させる。ステップ24では、吊り上げ架体
23が所定位置、即ち、金型Kを金型搬送装置10に戻
す位置まで下降したか否かを判断し、所定位置に下降す
るまで待機する。なお、かかる所定位置は、ステップ1
1における金型Kの吊り上げを開始する位置と同一であ
る。
【0034】ステップ25では、エアシリンダ22の作
動を停止し、吊り上げ架体23の下降を停止する。ステ
ップ26では、把持装置24のハンガ24cを開く。ス
テップ27では、エアシリンダ22を作動させて、吊り
上げ架体23を上昇させる。
【0035】ステップ28では、吊り上げ架体23が所
定位置、即ち、落下防止装置25の作動位置まで上昇し
たか否かを判断し、所定位置に上昇するまで待機する。
ステップ29では、吊り上げ架体23の上昇を停止させ
る。ステップ30では、金型搬送装置10の停止装置1
6を作動させる。ステップ31では、把持装置24のハ
ンガ24cを閉じる。
【0036】ステップ32では、金型搬送装置10の移
動装置14を作動させ、金型Kを待機位置方向に搬送す
る。ステップ33では、金型Kが所定位置、即ち、待機
位置まで搬送されたか否かを判断し、所定位置に搬送さ
れるまで待機する。なお、金型Kの待機位置は、例え
ば、リミットスイッチ等の位置センサによって検出す
る。
【0037】ステップ34では、移動装置14を停止す
る。ステップ35では、走行装置30を作動させて、自
動金型交換装置1の待機位置まで、自動金型交換装置1
を走行させる。ステップ36では、自動金型交換装置1
が待機位置まで走行したか否かを判断し、待機位置に到
達するまで待機する。なお、自動金型交換装置1の待機
位置は、例えば、リミットスイッチ等の位置センサによ
って検出する。
【0038】ステップ37では、走行装置30を停止さ
せる。以上説明した制御によれば、金型を交換する際に
は、走行装置30によって自動金型交換装置1が待機位
置から交換位置まで走行し、金型搬送装置10によって
造型装置ZKから金型Kを引き出し、金型昇降装置20
によって引き出した金型Kを一時的に吊り上げている間
に、金型搬送装置10によって待機位置に待機していた
金型Kを造型装置ZKに押し込み、その後、吊り上げら
れていた金型Kを降ろし、金型Kを待機位置に搬送す
る。かかる金型搬送装置10、金型昇降装置20及び走
行装置30の制御は、制御装置によって行われ、金型交
換の自動化が図られることとなる。従って、既存の造型
装置に、本発明に係る自動金型交換装置1を後付けする
だけで、造型装置は金型の交換を自動的に行うことがで
き、金型交換作業に伴う作業の安全性の向上、作業者の
労力の低減及び交換時間の短縮等が図られることとな
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、既存の造型装置に、本発明に係る自動金型
交換装置を後付けするだけで、造型装置は金型の交換を
自動的に行うことができ、金型交換作業に伴う作業の安
全性の向上、作業者の労力の低減及び交換時間の短縮等
を図ることができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、金型搬送装
置を簡素な機構で実現することができるため、金型搬送
装置のコスト低減を図りつつ、信頼性、保全性の向上を
図ることができる。請求項3記載の発明によれば、金型
昇降装置を簡素な機構で実現することができるため、金
型昇降装置のコスト低減を図りつつ、信頼性、保全性の
向上を図ることができる。また、金型搬送装置の上の空
間を活用するので、省スペース化を図ることができる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、落下防止装
置によって吊り上げ架体の落下が防止されるので、自動
金型交換装置の安全性を向上することができる。請求項
5記載の発明によれば、吊り上げ架体の昇降に際し、ガ
イドローラ装置によって吊り上げ架体の揺動及び位置ず
れが抑制され、金型昇降装置の作動を円滑かつ確実に行
うことができる。
【0042】請求項6記載の発明によれば、金型交換作
業を行っていないときに、自動金型交換装置を造型装置
から離れた位置に退避させておくことができ、造型装置
における作業性を向上することができる。請求項7記載
の発明によれば、金型交換作業に伴う必要時間の短縮を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動金型交換装置の一実施形態
を示す正面図
【図2】 同上の自動金型交換装置の側面図
【図3】 同上の金型搬送装置を示す正面図
【図4】 同上の金型搬送装置の拡大図で、(A)は側
面図、(B)は(A)中のA部拡大図
【図5】 同上の金型昇降装置の上面図
【図6】 同上の把持装置の拡大図
【図7】 同上の制御内容を示すフローチャート
【図8】 同上の制御内容を示すフローチャート
【図9】 同上の制御内容を示すフローチャート
【符号の説明】
K 金型 ZK 造型装置 1 自動金型交換装置 10 金型搬送装置 11 搬送架台 14 移動装置 14b エアモータ 14d 駆動スプロケット 14e 被駆動スプロケット 14f チェーン 14g 爪 16 停止装置 20 金型昇降装置 22 エアシリンダ 23 吊り上げ架体 23b 小ローラー 23c 大ローラー 24 把持装置 25 落下防止装置 30 走行装置 32 レール 33 車輪 34 走行駆動装置 34a エアモータ 34c 駆動スプロケット 34d 被駆動スプロケット 34e チェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B21D 37/16 B21D 37/16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型を使用する造型装置における自動金型
    交換装置であって、 前記造型装置に金型を押し込み、或いは、造型装置から
    金型を引き出すべく略水平面上で金型を搬送する金型運
    搬装置と、前記造型装置から引き出された金型を一時的
    に吊り上げる金型昇降装置と、前記金型搬送装置及び金
    型昇降装置の作動を制御する作動制御手段と、を含んで
    構成されたことを特徴とする自動金型交換装置。
  2. 【請求項2】前記金型搬送装置は、アクチュエータと、
    該アクチュエータによって駆動される駆動スプロケット
    と、該駆動スプロケット及び被駆動スプロケット間に巻
    き回されるチェーンと、該チェーンに取り付けられ、前
    記駆動スプロケットの回転方向に応じて前記金型を造型
    装置に押し込み、或いは、該金型を造型装置から引き出
    す爪と、前記金型を造型装置から引きだした際に、該金
    型を所定位置に停止させる停止装置と、を含んで構成さ
    れた請求項1記載の自動金型交換装置。
  3. 【請求項3】前記金型昇降装置は、アクチュエータと、
    該アクチュエータによって駆動される吊り上げ架体と、
    該吊り上げ架体に設けられて前記金型を把持する把持装
    置と、を含んで構成された請求項1又は2に記載の自動
    金型交換装置。
  4. 【請求項4】前記金型昇降装置は、前記吊り上げ架体の
    落下を防止する落下防止装置が備えられた構成である請
    求項3記載の自動金型交換装置。
  5. 【請求項5】前記吊り上げ架体は、前記金型昇降装置の
    縦支柱に沿ってガイドするガイドローラー装置が設けら
    れた構成である請求項3又は4に記載の自動金型交換装
    置。
  6. 【請求項6】床面上に設置された一対の走行レールと、
    前記金型搬送装置及び金型昇降装置が載置される架台ベ
    ースと、該架台ベースが前記走行レール上を走行するた
    めの走行駆動装置と、を含んで構成された請求項1〜5
    のいずれか1つに記載の自動金型交換装置。
  7. 【請求項7】前記金型を予熱する予熱装置が備えられた
    構成である請求項1〜6のいずれか1つに記載の自動金
    型交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011051776B3 (de) * 2011-07-12 2012-09-20 Siempelkamp Maschinen- Und Anlagenbau Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Beheizen von Schmiedewerkzeugen und zugehörige Schmiedepressenanlage
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