JPH0423855Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） 本考案は自動車の生産ライン等に適用されフロ
アコンベアとオーバヘツドコンベアの間で車両ボ
デー等の搬送物の移載を行なうための移載リフタ
装置の改良に関する。

（従来の技術） 従来，一般に使用されている車両ボデー用の移
載リフタ装置としての例えば第４図に示すような
ものがある。

第４図について説明すると，０１はフロア０２
上に立設された支柱であり，この支柱０１は通常
図示しないフロアコンベア及びオーバヘツドコン
ベアに沿つて２本設けられている。また，０３は
支柱０１に案内される形で上下方向に移動可能と
なるよう先端部を支柱０１からオーバハングさせ
て支柱０１に取り付けられた昇降フレーム，０４
は支柱０１上端に設けられたスプロケツト，０５
はスプロケツト０４に巻掛けられ両端を昇降フレ
ーム０３と支柱０１内のカウンタウエイト０６と
に接続されたチエン，０７はスプロケツト０４に
回転力を伝達するモータ，０３は昇降フレーム０
３の上限位置で図示しないオーバヘツドコンベア
の一部をなすよう昇降フレーム０３の先端部に取
り付けられたレール，０９はレール０８及びオー
バヘツドコンベアを移動できるよう設けられ車両
ボデーＢを吊下するハンガである。そして，この
ような構成を有する従来装置Ａはモータ０７を動
作させて昇降フレーム０３を昇降させることによ
りレール０８及びハンガ０９を昇降させて車両ボ
デーＢを図中実線位置と２点鎖線位置とに移動さ
せることができるものであり，ハンガ０９に掛吊
されて車両ボデーＢが移動するオーバヘツドコン
ベアとフロア０２上を車両ボデーＢが移動するフ
ロアコンベアとの間の車両ボデーの移載を可能と
するものである。なお，ハンガ０９は図示しない
開閉装置により開閉され車両ボデーＢとの係脱が
自在となるものとなつている。

（考案が解決しようとする問題点） ところで，自動車等の生産ラインにおいては，
２本の搬送ラインを並設して設けることがしばし
ば行われるが，このような場合，従来の移載リフ
タＡを使用する場合には第５図に示すように２本
のオーバヘツドコンベアＣ，Ｄを一旦合流させて
移載リフタＡによりオーバヘツドコンベアＣ，Ｄ
と２種類の搬送物が搬送されるフロアコンベアＥ
との間の移載作業を行ないその後再びオーバーヘ
ツドコンベアＣ，Ｄを２つに分岐させる方法を用
いて移載リフタＡの共用化を図ることが行なわれ
ている。しかしながら，オーバヘツドコンベア
Ｃ，Ｄの搬送物の重量等が異なることなどから，
オーバヘツドコンベアＣとＤとの形式サイズに違
いがある場合には，第５図のようなラインレイア
ウトを使用することは不可能となる問題を生じ
る。このため，従来の移載リフタＡを使用する限
り２本のオーバヘツドコンベアＣ，Ｄの形式サイ
ズが異なる場合には第６図に示すように，各オー
バヘツドコンベア毎に専用の移載リフタＡを設け
なければならない。しかしながらこのような方法
を用いると第５図のレイアウトに比べて移載リフ
タを増設する必要から多大なスペースを必要とす
る問題を生じ，スペースに制約がある場合には第
６図のようなレイアウトを取ることはできず並設
ラインのオーバヘツドコンベア形式・サイズを相
違させることができないものとなる不都合があつ
た。また，上記第６図のレイアウトで移載リフタ
を２ケ使用すると手動操作を行なう場合２人のオ
ペレータを必要とする不都合があつた。そして上
記のようなな問題は並設される搬送ラインが多い
ほど深刻になるものである。なお，第５，６に示
したレイアウトにおいては従来から行なわれてい
るように移載リフタの前後において，上下にオー
バヘツドコンベアＣ，ＤとフロアコンベアＥが設
置されるものとなつているものである。

〔考案の構造〕

（問題点を解決するための手段） 本考案は上記に鑑み創案されたもので，その要
旨とするところは、搬送物を吊下すべく開閉自在
に設けられた一対のアーム部を持つたハンガが移
動する複数系列のオーバーヘツドコンベアを有す
る搬送ラインの上記各オーバヘツドコンベアが平
行に近接する場所に設けられ、上記各オーバヘツ
ドコンベア搬送方向に対して略直角方向に可能と
なるよう配設されると共に各オーバヘツドコンベ
アの一部をなすよう形成された複数のレール、同
複数のレールの一つに位置するハンガの上記一対
のアーム部の一方を開閉動作させるように設けら
れた第１ハンガ開閉装置と同第１ハンガ開閉装置
の対向位置に上記略直角方向へ移動可能に設けら
れハンガの上記一対のアーム部の他方を開閉動作
させるよう設けられた第２ハンガ開閉装置からな
るハンガ開閉手段、上記各レールに位置するハン
ガを上記略直角方向へ移動可能とすべく上記複数
のレールを一体に上記略直角方向へ移動させるス
ライダ手段，及び上記レールを移動自在に保持し
て上記スライダとハンガ開閉手段とが装着される
と共に上記レール及び上記各手段を一体的に昇降
動作させる昇降手段を備えたことを特徴とする移
載リフタ装置にある。

（作用） 本考案によれば，複数系列の各オーバヘツドコ
ンベアに対応して複数にレールが設けられるた
め，各オーバヘツドコンベアの形式・サイズが異
なるものであつても対応させることができるもの
である。そして複数のレールが一体的にスライダ
手段により各オーバヘツドコンベア搬送方向に対
して略直角方向に移動可能となり各レールに位置
するハンガがハンガ開閉手段により開閉可能とな
るものとなつているため，第１ハンガ開閉装置と
第２ハンガ開閉装置との一組のハンガ開閉手段で
各レールに位置するハンガを開閉することができ
るものである。また，昇降手段により各レールと
ハンガ開閉手段とスライダ手段とが一体的に昇降
動作するものであるため，フロアコンベアとオー
バヘツドコンベアの数が異なる場合でもスライダ
手段により各レールをスライドさせて，ハンガ及
びレールの位置を両コンベヤ位置に合わせてフロ
アコンベアと複数のオーバヘツドコンベアとの間
で搬送物を移載することができるものである。

（実施例） 以下，本考案の実施例を添付図面に基き詳細に
説明する。第１〜３図は本考案の一実施例を示す
ものである。本実施例におけるラインレイアウト
は第３図に示すものとなつている。そして２系列
のオーバヘツドコンベアＦ，Ｇが設けられオーバ
ヘツドコンベアＦ，Ｇは相互に形式が異なり，オ
ーバヘツドコンベアＦが軽量車両ボデー用，オー
バヘツドコンベアＧが重量車両ボデー用となつて
いる。各オーバヘツドコンベアＦ，Ｇはそれぞれ
車両ボデーを吊下するハンガ２４，２５がそれぞ
れ移動するものとなつている。オーバヘツドコン
ベアＦの直下の床面にはフロアコンベアＥが設け
られ重量車両ボデー及び軽量車両ボデーが混流し
て流れるものとなつている。移載リフタ装置Ｈは
簡略に図示しているが，オーバヘツドコンベア
Ｆ，Ｇが近接して平行に延びる部分に設けられて
おりフロアコンベアＥにより搬送される車両ボデ
ーをオーバヘツドコンベアＦ，Ｇのハンガ２４，
２５に移載するものとなつている。

移載リフタ装置Ｈの詳細構成を第１，２図に示
す。第１図に示す中心線０はフロア１に設けられ
紙面と直角方向に延びるフロアコンベアＥのコン
ベヤ中心を示すものである。フロア１にはオーバ
ヘツドコンベアＦ，Ｇ及びフロアコンベアＥを狭
んでし中２，３が立設されており，支柱２，３は
第２，３図に示すようにそれぞれ２本づつ設けら
れている。各支柱２，３はその上部に架設された
枠状のアツパフレーム４により相互に連結されて
いる。昇降フレーム５，６は支柱２，３にそれぞ
れ設けられらおり，支柱２，３に沿つて上下方向
に移動可能となるよう内端を各支柱２，３からオ
ーバハングした形で取り付けられている。各支柱
２，３の上部には２ケのスプロケツト７，７がそ
れぞれ設けられており，このスプロケツト７，７
にはチエン１０，１１がそれぞれ巻掛けされてお
り，チエン１０，１１は両端をそれぞれ昇降フレ
ーム５，６と支柱２，３内に配されたカウンタウ
エイト８，９とに接続されている。そして外側に
位置する各スプロケツト７は第２図に示すように
ベベルギア１２及びプロペラシヤフト１３を介し
て接続されており互いに同期して回転するものと
なつている。このベベルギア１２及びプロペラシ
ヤフト１３は減速機１４及び電磁ブレーキ１５を
介してモータ１６に接続されており，モータ１６
の回転作動によりスプロケツト７が回転して昇降
フレーム５，６が同期的に昇降動作するものとな
つており、上述した支柱２，３に上下動可能に取
付られた昇降フレーム５，６、スプロケツト７、
チエン１０，１１、カウンタウエイト８，９、ベ
ベルギヤ１２、プロペラシヤフト１３、減速機１
４、電磁ブレーキ１５及びモータ１６により昇降
手段が構成さとれている。昇降フレーム５，５及
び６，６間にはスライダレールメンバ１７，１８
が架設されており，スライダレールメンバ１７，
１８間には２本のスライダレール１９が架設され
ている。レールフレーム２０はスライダレール１
９に摺動自在に装着されており，レールフレーム
２０には平行に延びる２本のレール２１，２２が
固定されている。このレール２１，２２は昇降フ
レーム５，６が上限位置にある状態で第３図に示
した２系列のオーバヘツドコンベアＦ，Ｇにそれ
ぞれ両端を接続されハンガ２４，２５の移動を可
能とするものとなつている。またレール２１，２
２はオーバヘツドコンベアＦ，Ｇにそれぞれ対応
するものとなつており，レール２１が軽量車両ボ
デー用，レール２２が重量車両ボデー用で相互に
形式・サイズが異なるものとなつている。レール
フレーム２０とスライダーレールメンバ１７の間
には圧力空気により伸縮作動する２本のエアシリ
ンダ２３が設けられており，その伸縮動作により
レールフレーム２０及びレール２１，２２が水平
面内でレール２１，２２の長手方向に対して直角
方向にスライドするものとなつており、上述した
スライダレールメンバ１７，１８、２本のスライ
ダルレール１９、レールフレーム２０及び２本の
エアシリンダ２３によりスライダ手段が構成され
ている。ハンガ２４及び２５は構造的には同一の
ものであり，第１図に代表してハンガ２４を示し
ハンガ２５に関する説明は省略する。ハンガ２４
はレール２１あるいはオーバヘツドコンベアＦに
吊下されてレール２１あるいはオーバヘツドコン
ベアを移動するものであり，下方に延びるアーム
部２４ａ，２４ｂ下端の係合部２４ｃ，２４ｄを
図示しない車両ボデー下方に掛けて車両ボデーを
吊り下げるものとなつている。そしてハンガ２４
はアーム部２４ａ，２４ｂの上端に設けられた爪
部２４ｅ，２４ｆを回動させることにより，アー
ム部２４ａ，２４ｂの開閉を行なうことができる
ものである。第１ハンガ開閉装置２６は昇降フレ
ーム６の下方に設けられている。第１ハンガ開閉
装置２６は昇降フレーム側に回動可能に保持され
たアーム２６ａをエアシリンダ２６ｂにより回動
動作させてアーム２６ａ先端をハンガ２４の爪部
２４ｅに当接させ爪部２４ｅ及びアーム部２４ａ
を回動させることによりアーム部２４ａの開閉を
行なうものとなつている。第２ハンガ開閉装置２
７は昇降フレーム５の下方にレール２１，２２に
対して水平面内で直角方向に延在するスライドレ
ール２８に摺動自在に設けられ，エアシリンダ２
９の伸縮作動によりスライド動作するものとなつ
ている。また第２ハンガ開閉装置２７は第１ハン
ガ開閉装置２６と同様にアーム２７ａをエアシリ
ンダ２７ｂにより回動動作させてアーム２７ａ先
端をハンガ２４の爪部２４ｆに当接させ爪部２４
ｆ及びアーム部２４ｂを回動させることによりア
ーム部２４ｂの開閉を行なうものとなつている。
加えて第２ハンガ開閉装置は第１図中に１点鎖線
で示す位置においてレール２２に吊下される図示
しないハンガ２５と干渉しないものとなつてお
り、この第２ハンガ開閉装置と前述した第１ハン
ガ開閉装置とでハンガ開閉手段が構成されてい
る。またこの他オーバヘツドコンベアＦ，Ｇとレ
ール２１，２２との間でハンガ２４，２５の搬入
出を行なう図示しない補助コンベアが設けられて
いる。

以下に本実施例の作動を説明するが，上記構成
の作動制御は図示しないコントローラ装置により
実行されるものとなつている。

フロアコンベアＥにより移載リフタ装置Ｈの下
方に搬送された車両ボデーが軽量車用である場合
にはオーバヘツドコンベアによりハンガ２４がレ
ール２１に搬入される。この状態が第１図に実線
で示す状態である。この状態からモータ１６を回
転動作させて昇降フレーム５，６を下降させてレ
ール２１，２２及びハンガ２４を下降させると同
時にエアシリンダ２６ｂ，２７ｂを伸長動作させ
てハンガ開閉装置２６，２７によりハンガ２４の
アーム部２４ａ，２４ｂを開動させて，第１図に
２点鎖線で示す状態に至る。

この後エアシリンダ２６ｂ，２７ｂを収縮動作
させてハンガ開閉装置２６，２７によりアーム部
２４ａ，２４ｂを閉動させハンガ２４の係合部２
４ｃ，２４ｄを図示しない車両ボデーの下方に位
置させる。そして再びモータ１６を回転動作させ
て昇降フレーム５，６を上昇させることによりレ
ール２１，２２及びハンガ２４を上昇させる。こ
のときハンガ２４の係合部２４ｃ，２４ｄが車両
ボデーの下方に掛かり車両ボデーが吊り上げられ
て第１図実線位置に復帰する。その後ハンガ２４
は車両ボデーと共に図示しない補助コンベアによ
りオーバヘツドコンベアＦに搬出されてオーバー
ヘツドコンベアＦにより搬送される。

また，フロアコンベアＥにより移載リフタ装置
Ｈの下方に搬送された車両ボデーが重量車用であ
る場合には，エアシリンダ２９を吸縮動作させて
第２ハンガ開閉装置２７を第１図に１点鎖線で示
す位置に移動させた後，オーバヘツドコンベアＧ
よりハンガ２５がレール２２に搬入される。そし
てエアシリンダ２３を伸長動作させてレールフレ
ーム２０及びレール２１，２２を第１図中右方に
スライド動作させる。この動作に伴い，エアシリ
ンダ２９を伸長動作させて第２ハンガ開閉装置２
７を第１図に実線で示す位置に復帰させる。この
スライド動作によりレール２１は第１図に１点鎖
線で示す位置に対応する図中の左右位置に移動
し，第１図中のレール２１の実線位置に対応する
図中の左右位置にあつてフロアコンベアＥの直上
に位置するものとなつている。またこれと同時
に，軽量車の場合と同様に昇降フレーム５，６を
下降させてレール２１，２２及びハンガ２５を下
降させると同時にハンガ開閉装置２６，２７によ
りハンガ２５を開動させる動作が行なわれる。上
記したハンガ２５搬入後の動作はほぼ同時に行な
われるものである。昇降フレーム５，６が下限位
置にくると前記した軽量車用車両ボデーの場合と
同様にハンガ開閉装置２６，２７によりハンガ２
５を開動させた後昇降フレーム５，６を上昇させ
てレール２１，２２及びハンガ２５を上昇させて
車両ボデーが吊り上げられる。そして車両ボデー
をハンガ２５に吊り下げて昇降フレーム５，６が
上限位置となるまでの間に，エアシリンダ２９を
収縮動作させて再び第２ハンガ開閉装置２７を第
１図の１点鎖線位置に移動させると共にエアシリ
ンダ２３を収縮動作させてレールフレーム２０及
びレール２１，２２を第１図中左方にスライドさ
せて原位置に復帰させる。その後レール２２に吊
下されたハンガ２５は車両ボデーと共に図示しな
い補助コンベアによりオーバヘツドコンベアＧに
搬出されてオーバヘツドコンベアＧにより搬送さ
れる。この後エアシリンダ２９を伸長動作させて
第２ハンガ開閉装置は第１図１点鎖線位置まで復
帰するものである。

なお，電磁ブレーキ１５は昇降フレーム５，６
の昇降動作に際して昇降動作を円滑に停止させる
ために設けられているものである。

上記のような移載リフタ装置Ｈの作動によりフ
ロアコンベアＥを混流して搬送される重量車両ボ
デーと軽量車両ボデーとを適宜オーバヘツドコン
ベアＦ，Ｇに振り分けて移載することができるも
のである。

また，上記のような作動制御を作業者が手動で
スイツチ操作を行なうことにより得られるものと
してもよい。

上記実施例によれば，レールフレーム２０及び
レール２１，２２を一体的にスライドさせること
によりフロアコンベアＥに搬送される車両ボデー
を２系列のオーバヘツドコンベアに振り分けて移
載することができ，形式・サイズ等の異なる２系
列のオーバヘツドコンベアＦ，Ｇへの移載作業を
搬送ラインの１ケ所で１台の移載リフタ装置Ｈに
より行なうことが可能となる効果を奏すると同時
に省スペース性に優れる効果を奏する。

また，レールフレーム２０及びレール２１，２
２を一体的にスライドさせる機構がレールフレー
ム２０及びレール２１，２２と共に昇降するもの
としたため，スライド動作と昇降動作とを同時に
行なうことができ，従来にないスライド動作を必
要とすることにより発生するサイクルタイム上の
ロス時間を少なくすることができる効果を奏す
る。

加えて，昇降のための機構を４本の支柱２，３
に設けられた４ケ所のチエン吊りとしたため，従
来に比べての昇降部分を大型化に対応でき強度及
び信頼性に優れる効果を奏する。

なお，本考案は上記実施例に何ら限定されるも
のではなく，例えばオーバヘツドコンベアＦ，Ｇ
からフロアコンベアＥへ搬送物を移載する作業に
も簡単に適用できるものである。また，この他複
数系列のフロアコンベアと複数系列のオーバヘツ
ドコンベアとの間の移載作業にも適用できる。

〔考案の効果〕

以上，実施例と共に具体的に説明したように，
本考案によれば複数系列のオーバヘツドコンベア
の形式・サイズが異なる場合であつても搬送ライ
ンの１ケ所で移載作業を行なうことを可能とし，
省スペースに優れる移載リフタ装置を提供する効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す構成図，第２
図は第１図の平面図，第３図は上記実施例のライ
ンレイアウト図，第４図は従来例の構成図，第
５，６図は従来のラインレイアウト図である。 ５，６……昇降フレーム，１９……スライダレ
ール，２０……レールフレーム，２１，２２……
レール，２３……エアシリンダ，２４，２５……
ハンガ，２６，２７……ハンガ開閉装置。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 搬送物を吊下すべく開閉自在に設けられた一対
   のアーム部を持つたハンガが移動する複数系列の
   オーバヘツドコンベアを有する搬送ラインの上記
   各オーバヘツドコンベアが平行に近接する場所に
   設けられ、上記各オーバヘツドコンベア搬送方向
   に対して略直角方向に移動可能となるよう配設さ
   れると共に各オーバヘツドコンベアの一部をなす
   よう形成された複数のレール、同複数のレールの
   一つに位置するハンガの上記一対のアーム部の一
   方を開閉動作させるように設けられた第１ハンガ
   開閉装置と同第１ハンガ開閉装置の対向位置に上
   記略直角方向へ移動可能に設けられハンガの上記
   一対のアーム部の他方を開閉動作させるよう設け
   られた第２ハンガ開閉装置からなるハンガ開閉手
   段、上記各レールに位置するハンガを上記略直角
   方向へ移動可能とすべく上記複数のレールを一体
   に上記略直角方向へ移動させるスライダ手段、及
   び上記レールを移動自在に保持して上記スライダ
   手段とハンガ開閉手段とが装着されると共に上記
   レール及び上記手段を一体的に昇降動作させる昇
   降手段を備えたことを特徴とする移載リフタ装
   置。