JPH047844Y2 - - Google Patents

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JPH047844Y2
JPH047844Y2 JP20374486U JP20374486U JPH047844Y2 JP H047844 Y2 JPH047844 Y2 JP H047844Y2 JP 20374486 U JP20374486 U JP 20374486U JP 20374486 U JP20374486 U JP 20374486U JP H047844 Y2 JPH047844 Y2 JP H047844Y2
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elevator
pinch roller
tray
matrix
container
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JP20374486U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の自動組立ライン等に使され
るマトリツクストレイの供給返還装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車の自動組立ライン等においては、パーツ
部品を収容しているトレイ(以下マトリツクスト
レイという)を、トレイごと次工程に受渡し、ト
レイの中のパーツ部品をロボツトにて取出して自
動組付することが行なわれる。
上記受渡し部は、次のような機能が要求され
る。即ち、コンテナーに段積みされたマトリツク
ストレイの中から、次工程の組付けに必要なパー
ツ部品が収容されているマトリツクストレイを割
り出して受渡す機能及び、空になつたトレイをコ
ンテナに戻し、マトリツクストレイと空トレイの
流れをスムースにする機能が要求される。
又、自動組立ラインで作業者は、複数の工程乃
至は複数の組立て部を一人で受持つので、ライン
に組込まれる装置はできる限り低くして見通し良
くする必要がある。
従来のマトリツクストレイの受渡しは、第6図
に示すように、コンテナ27に段積みされたマト
リツクストレイ16を受渡しコンベア31にて払
い出し、位置決部29に移送する。位置決部29
に移送されたマトリツクストレイ16′は、位置
決ピン34にて位置決めされ、トレイ支持部37
に載置されてトレイ昇降装置35にて押し出さ
れ、図示省略のロボツトにてパーツ部品が取り出
される。そして空のトレイ17は、下側の受渡し
コンベア31にてコンテナ27の空いている部分
に戻される。
36は、位置決部本体38を昇降して受渡しコ
ンベア31との間の高さ調整をするための位置決
部昇降装置である。
この一連の受渡し動作において、コンテナ27
に段積みされたマトリツクストレイ16の割出し
は、トレイ割出エレベータ33の昇降により行な
われ、又、位置決部29での受渡しは、位置決部
昇降装置36の高さ調節により行なうようにして
いた。
なお図中32はエレベータ用ポール、30はエ
レベータの可動台、30はトレイ運搬台車であ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の受渡し部において、マトリツクスト
レイの割出しは、コンテナを昇降して行なうよう
にしていたので次のような問題があつた。
即ち、コンテナをトレイ割出しエレベータにて
昇降するので、例えば最下段のマトリツクストレ
イ16″を払い出すには、トレイ割出エレベータ
33を33′の位置まで上昇し、コンテナ27全
体は27′の位置まで持ち上げられる。
その結果、コンテナの持上げ高さが高くなつて
作業者の見通しが悪くなつて作業性が低下する以
外に、不安定な状態になり、地震時に倒れたりし
て不慮の事故を起す可能性が大であるという問題
があつた。
又、割出しの度びにトレイ割出エレベータ33
を昇降するので、当該エレベータには、コンテナ
全体の荷重がかかり、無駄な動力が消費されると
共に、コンテナ全体の重量が大きいこと及び不安
定であることから、割出し速度(トレイ割出エレ
ベータの昇降速度)に制限があり、他の組立工程
との間のタイムタクトがとれず、生産性を向上す
ることができないという問題があつた。
〔問題を解決するための手段〕
上記問題を解決するために本考案は、コンテナ
の昇降をなくすようにして受渡しするようにした
ものであつて、 マトリツクストレイの移送方向が開放されたト
ンネル形のエレベータの側壁内側に上下二段に上
側移送ローラと下側移送ローラを設け、該移送ロ
ーラによつて移送されるマトリツクストレイの両
側を挾むように前記エレベータの開放口にピンチ
ローラを有する上ピンチローラユニツトと下ピン
チローラユニツトを設け、これら上下のピンチロ
ーラユニツトは揺動可能に支持されていることを
特徴とするものである。
〔作用〕
このように構成することにより、マトリツクス
トレイを段積したコンテナを定置した状態でエレ
ベータを昇降しマトリツクストレイを割出す。割
出されたマトリツクストレイは、上ピンチローラ
ユニツトに設けたピンチローラによつてエレベー
タ内に収容されて、受渡し部に受け渡される。
一方位置決部に在る空のトレイは、下ピンチロ
ーラユニツトに設けたピンチローラによりエレベ
ータの下側に収容され、エレベータの昇降動作に
よりコンテナの空いている所に戻される。この一
連の受渡し動作において、ピンチローラユニツト
は揺動し、トレイを移送するときはピンチローラ
をトレイの側面に圧接し、受渡し完了後は、この
圧接が解除される。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例について詳細に説明す
る。第1図において、エレベータ1は、案内棒1
2によつて案内されエレベータ用スクリユー13
によつて昇降する。10はエレベータ1の側面に
取付けられた案内部材、11は、同じくエレベー
タ1の側面に取付けられ、エレベータ用スクリユ
ー13に螺合しているエレベータ用部材である。
これら案内部材10及びエレベータ用部材11
は、第3図に示すようにエレベータ1の両側に設
けられている。又は片側のみに設けてもよい。
このエレベータ1は、第4図に示すようにマト
リツクストレイ16,17の移送方向(矢印)に
開放されたトンネル形になつており、その両側壁
の内側には、上側移送ローラ24と下側移送ロー
ラ26が複数設けられている。
第1図及び第4図において、5及び6は上ピン
チローラユニツト、7及び8は下ピンチローラユ
ニツトであり、これらピンチローラユニツトは、
エレベータ1の開口部にヒンジ支持部9を介して
揺動可能に設けられている。
即ち、第2図及び第3図に示すようにエレベー
タ1の上面と下面にブラケツト18が設けられ、
上下のピンチローラユニツト5,6,7,8に設
けたヒンジ23とピン19を介してこれら上下の
ピンチローラユニツトはブラケツト18に支持さ
れている。そして、ピン19に固定された腕20
を介してシリンダ22にて揺動させられ、この揺
動によつてピンチローラ2は、マトリツクストレ
イ16,17の側面に圧接され又はこの圧接が解
除されるようになつている。21はピンである。
このようにヒンジ23を介して揺動することに
より、ピン19を中心に回動するピンチローラ2
の軌跡は、ほぼ水平となり、ピンチローラ2のマ
トリツクストレイ16,17の側面への圧接状態
及び圧接−圧接解除動作がより確実となる。
また、第1図及び第4図に示すように、ピンチ
ローラ2は、マトリツクストレイ16,17の移
送方向(矢印)に対して並列に2個設けられ、マ
トリツクストレイ16,17の移送方向の安定性
を高めるようにしている。
なお、第1図において、3はピンチローラの駆
動部、4はピンチローラの駆動用モータ、14は
エレベータ用スクリユーの駆動部、15は駆動モ
ータである。又第2図において25は、エレベー
タ1の側壁に固定した上側及び下側の移送ローラ
24,26を支持する軸受である。
以上のように構成した本実施例の作用について
次に説明する。第5図において、トレイ搬送台車
30によつて受渡し部28の所までコンテナ27
を移送し定置する。このときマトリツクストレイ
16の端部は、ピンチローラユニツトのピンチロ
ーラ2によつて圧接できる位置になつている。そ
して段積されたマトリツクストレイ16の割出し
指令によりエレベータ1が昇降し、指定されたマ
トリツクストレイ16の位置で停止する。この状
態では、上ピンチローラユニツト5,6はシリン
ダ22により開いた状態(解除)になつている。
次にピンチローラ5が閉じピンチローラ2が回転
しコンテナ27からマトリツクストレイ16がピ
ンチローラユニツト6の所まで引き出されるとシ
リンダ22が作動してピンチローラユニツト6が
閉じマトリツクストレイ16の両側面は、ピンチ
ローラ2により圧接させる。そしてピンチローラ
2が回転し位置決部まで移送される。
一方空のトレイ17は、下ピンチローラユニツ
ト7,8によつてエレベータ1内に同様に収容さ
れ、エレベータ1の昇降によりコンテナ27の空
いている部分に戻される。
上記マトリツクストレイ16のエレベータ1内
への収容と空のトレイ17のエレベータ1内への
収容を同時に行なうことも可能である。
又、4個の上下ピンチローラユニツト5,6,
7,8及びピンチローラ2の回転の動作は、同期
して行うことを可能であり或は、個別に動作する
ことも可能である。
又コンテナ27からエレベータ1へ、或は位置
決め部29からエレベータ1への受渡しにおい
て、トレイが多少ずれていてもピンチローラユニ
ツトの揺動開きを大きくすれば問題はなく、又そ
のずれは、ピンチローラの圧接により修正され
る。
〔考案の効果〕
以上詳述した通り本考案によるマトリツクスト
レイの供給返還装置によれば、エレベータの開口
部に上下のピンチローラユニツトを揺動可能に設
け、マトリツクストレイの両側を挾むように圧接
するピンチローラを設けたので、コンテナを昇降
せずにエレベータにて割出し、上下のピンチロー
ラユニツトにてマトリツクストレイの供給及び空
のトレイの返還を行なうことができた。
その結果、コンテナの昇降がないので受渡し部
の高さが低くなつて作業者の見通しがよくなつて
作業能率が向上すると共に、地震等に対する安定
性がよく、不慮の事故発生の可能性を少なくする
ことができた。
又、エレベータを昇降させるので、割出し速度
を速くしてタイムタクトの実現が可能になり、生
産性を向上すると共に、エレベータの自重量も小
さいので駆動用消費動力を大巾に軽減することが
できるなど優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例であり、
第1図はマトリツクストレイの供給返還装置の側
面図、第2図は第1図の正面図、第3図は第1図
の平面図、第4図は第2図のA−A線における縦
断面図、第5図は、コンテナと位置決め部とを組
合せた場合の供給返還の状態を示す側面図であ
る。第6図は、従来の供給返還装置の側面図であ
る。 1……エレベータ、2……ピンチローラ、5,
6……上ピンチローラユニツト、7,8……下ピ
ンチローラユニツト、9……ヒンジ支持部、25
……上側移送ローラ、26……下側移送ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マトリツクストレイの移送方向が開放されたト
    ンネル形のエレベータの側壁内側に上下二段に上
    側移送ローラと下側移送ローラを設け、該移送ロ
    ーラによつて移送されるマトリツクストレイの両
    側を挾むように前記エレベータの開放口にピンチ
    ローラを有する上ピンチローラユニツトと下ピン
    チローラユニツトを設け、これら上下のピンチロ
    ーラユニツトは揺動可能に支持されていることを
    特徴とするマトリツクストレイの供給返還装置。
JP20374486U 1986-12-29 1986-12-29 Expired JPH047844Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20374486U JPH047844Y2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20374486U JPH047844Y2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63107529U JPS63107529U (ja) 1988-07-11
JPH047844Y2 true JPH047844Y2 (ja) 1992-02-28

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ID=31169362

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JP20374486U Expired JPH047844Y2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29

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