JP2016056003A - 組立搬送装置 - Google Patents

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洋昭 濱田
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Abstract

【課題】フレームの構造を簡単にして重量を抑え、設置の容易な組立搬送装置を提供する。【解決手段】組立搬送装置100は、搬送物Mを搭載するキャリヤ70と、搬送路30と、搬送路30に対して上下方向に重なっている返送路40と、搬送路30と返送路40との間でキャリヤ70を移載する第1移載装置50と、搬送路30と返送路40との間でキャリヤ70を移載する第2移載装置60と、搬送路30、返送路40、第1移載装置50及び第2移載装置60を支持するフレーム20と、を備える。搬送路30は、キャリヤ70を走行及び停止させる搬送駆動装置81を備える。返送路40は、キャリヤ70を走行及び停止させる返送駆動装置82を備える。第1移載装置50は、キャリヤ70を走行及び停止させる第1移載駆動装置83を備える。第2移載装置60は、キャリヤ70を走行及び停止させる第2移載駆動装置84を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送物を搭載するためのキャリヤを備える組立搬送装置に関する。より詳細には、搬送物を搭載したキャリヤを搬送する搬送路と、搬送物を取り出した空のキャリヤを返送する返送路とを有する組立搬送装置に関する。
従来、搬送物を搭載するためのキャリヤを備えた組立搬送装置が知られている。組立搬送装置は、搬送路及び返送路を有する。搬送路は、搬送物を搭載したキャリヤを搬送する。搬送路には、例えば、搬送方向の上流から下流に向けて、1又は複数の停止位置が設定されている。各停止位置では、搬送物を搭載したキャリヤが停止し、搬送物に対して所定の作業が行われる。所定の作業が終了すると、搬送物は、キャリヤから取り出される。搬送物を取り出した空のキャリヤは、返送路によって搬送路の始端に返送される。
搬送路及び返送路を備えた組立搬送装置として、搬送路及び返送路を建屋の天井に配置した組立搬送装置が知られている。搬送路及び返送路を建屋の天井に配置すると、搬送路及び返送路を水平方向に並べて配置することとなる。搬送路及び返送路を水平方向に並べると、水平方向に広いスペースが必要になる。また、搬送路及び返送路を配置するために、建屋の天井を補強する必要がある。
特開2013−237521号公報には、搬送路及び返送路を上下方向に重ねるように配置した組立搬送装置が開示されている。搬送路及び返送路は、床に立てたフレームで支持されている。キャリヤの搬送は、スクリューで行っている。スクリューは、搬送路に沿って延びている。スクリューは、搬送路に沿った全体が連結されている。スクリューを駆動する駆動装置は、スクリューの一端に配置されている。
特開2013−237521号公報に記載の組立搬送装置によれば、搬送路及び返送路を上下方向に重ねて配置することで、組立搬送装置を設置するために必要な水平方向のスペースを減少させることができる。
また、搬送路及び返送路をフレームで支持することで、組立搬送装置を建屋から独立して設置することができ、建屋の天井を補強する必要がない。
特開2013−237521号公報
しかしながら、上記従来の組立搬送装置で用いられているスクリューは、駆動力を伝達する効率が低い。これは、スクリューの仰角により、駆動装置の駆動力が、搬送方向と異なる方向に分散されるためである。スクリューによって分散された駆動力は、スクリュー及び駆動装置を支持するフレームを捻る作用を生じさせる。
また、上記従来の組立搬送装置では、スクリュー全体が連結されている。スクリューを回転させる駆動装置は、スクリューの端部に配置されている。一つの駆動装置でスクリュー全体を回転させるため、高出力の駆動装置を用いる必要がある。その結果、スクリューによって分散される駆動力も大きくなり、フレームを捻る作用が大きくなる。
また、上記従来の組立搬送装置では、搬送路を長くする場合には、それに伴ってスクリューの全長を長くし、より高出力の駆動装置を用いる必要がある。また、捻り作用に対抗できるようにフレームの剛性をさらに高める必要がある。
このため、上記従来の組立搬送装置は、剛性の高いフレームを用いる必要があった。その結果、フレームの構造が複雑になって重量が増加し、組立搬送装置の設置が難しいという問題があった。
本発明は、フレームの構造を簡単にして重量を抑え、設置の容易な組立搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の組立搬送装置は、搬送物を搭載するキャリヤと、搬送物を搬送する方向を搬送方向として、搬送方向に延びており、キャリヤを走行させる搬送路と、搬送方向と反対の方向を返送方向として、返送方向に延びており、かつ、搬送路に対して上下方向に重なっており、キャリヤを走行させる返送路と、搬送路の始端に連続する位置と、返送路の終端に連続する位置との間で、上下方向に移動可能であり、かつ、キャリヤを走行させる第1移載路を有し、返送路から搬送路にキャリヤを移載する第1移載装置と、搬送路の終端に連続する位置と返送路の始端に連続する位置との間で、上下方向に移動可能であり、かつ、キャリヤを走行させる第2移載路を有し、搬送路から返送路にキャリヤを移載する第2移載装置と、搬送路、返送路、第1移載装置及び第2移載装置を支持するフレームと、を備える。搬送路は、キャリヤを停止させる位置として設定される1又は複数の搬送停止位置と、搬送停止位置に対応して配置され、キャリヤを搬送方向に駆動させるとともに、キャリヤを搬送停止位置で停止させる搬送駆動装置と、各搬送駆動装置に配置される搬送駆動源と、を備える。返送路は、キャリヤを停止させる位置として設定される1又は複数の返送停止位置と、返送停止位置に対応して配置され、キャリヤを返送方向に駆動させるとともに、キャリヤを返送停止位置で停止させる返送駆動装置と、各返送駆動装置に配置される返送駆動源と、を備える。第1移載装置は、キャリヤを搬送方向及び返送方向に駆動させるとともに、キャリヤを第1移載路上で停止させる第1移載駆動装置と、第1移載駆動装置に配置される第1移載駆動源と、を備える。第2移載装置は、キャリヤを搬送方向及び返送方向に駆動させるとともに、キャリヤを第2移載路上で停止させる第2移載駆動装置と、第2移載駆動装置に配置される第2移載駆動源と、を備える。
本発明の組立搬送装置によれば、フレームの構造を簡単にして軽量化することができるため、組立搬送装置の設置が容易になる。
図1は、本発明の実施形態に係る組立搬送装置の右側面図である。 図2は、組立搬送装置を上方から見た平面図である。 図3は、組立搬送装置を後方から見た背面図である。 図4は、組立搬送装置の一部を示す右側面図である。 図5は、図4のX−X線で切断した右搬送路の正面断面図である。 図6は、図4のY方向から見た第1移載装置50の背面図である。 図7は、図6のZ−Z線で切断した第1縦フレームの平面断面図である。 図8は、キャリヤの側面図である。 図9は、キャリヤの平面図である。 図10は、キャリヤの正面図である。 図11は、図4のQ−Q線で切断した第1移載装置の正面断面図である。 図12は、図11のS方向からみた第1移載駆動装置の左側面図である。 図13は、第1移載駆動装置の平面図である。 図14は、第1移載駆動装置にキャリヤが進入する状態を示す平面図である。 図15は、第1移載駆動装置にキャリヤが進入し、ギヤが被伝達部に組み合わされた状態を示す平面図である。 図16は、第1移載駆動装置、第2移載駆動装置、搬送駆動装置、及び返送駆動装置の位置関係を示す簡略図である。 図17は、図4のT−T線で切断した第1移載装置の正面断面図である。 図18は、図2の第1左移載路の平面図である。 図19は、組立搬送装置の右側面図である。 図20は、組立搬送装置の右側面図である。 図21は、組立搬送装置の右側面図である。 図22は、組立搬送装置の右側面図である。 図23は、組立搬送装置の右側面図である。 図24は、組立搬送装置の右側面図である。 図25は、組立搬送装置の右側面図である。 図26は、組立搬送装置の右側面図である。 図27は、組立搬送装置の右側面図である。
本発明の一実施形態にかかる組立搬送装置は、搬送物を搭載するキャリヤと、搬送物を搬送する方向を搬送方向として、搬送方向に延びており、キャリヤを走行させる搬送路と、搬送方向と反対の方向を返送方向として、返送方向に延びており、かつ、搬送路に対して上下方向に重なっており、キャリヤを走行させる返送路と、搬送路の始端に連続する位置と、返送路の終端に連続する位置との間で、上下方向に移動可能であり、かつ、キャリヤを走行させる第1移載路を有し、返送路から搬送路にキャリヤを移載する第1移載装置と、搬送路の終端に連続する位置と返送路の始端に連続する位置との間で、上下方向に移動可能であり、かつ、キャリヤを走行させる第2移載路を有し、搬送路から返送路にキャリヤを移載する第2移載装置と、搬送路、返送路、第1移載装置及び第2移載装置を支持するフレームと、を備える。搬送路は、キャリヤを停止させる位置として設定される1又は複数の搬送停止位置と、搬送停止位置に対応して配置され、キャリヤを搬送方向に駆動させるとともに、キャリヤを搬送停止位置で停止させる搬送駆動装置と、各搬送駆動装置に配置される搬送駆動源と、を備える。返送路は、キャリヤを停止させる位置として設定される1又は複数の返送停止位置と、返送停止位置に対応して配置され、キャリヤを返送方向に駆動させるとともに、キャリヤを返送停止位置で停止させる返送駆動装置と、各返送駆動装置に配置される返送駆動源と、を備える。第1移載装置は、キャリヤを搬送方向及び返送方向に駆動させるとともに、キャリヤを第1移載路上で停止させる第1移載駆動装置と、第1移載駆動装置に配置される第1移載駆動源と、を備える。第2移載装置は、キャリヤを搬送方向及び返送方向に駆動させるとともに、キャリヤを第2移載路上で停止させる第2移載駆動装置と、第2移載駆動装置に配置される第2移載駆動源と、を備える(第1の構成)。
上記の構成によれば、搬送路は、キャリヤの搬送停止位置に対応するように配置される搬送駆動装置を備える。また、返送路は、キャリヤの返送停止位置に対応するように配置される返送駆動装置を備える。搬送駆動装置及び返送駆動装置はそれぞれ分散して配置されるため、フレームの一部に捻り作用などの影響が集中しない。このため、フレームの構造を簡単にして軽量化することができ、組立搬送装置の設置が容易になる。
上記第1の構成において、搬送方向及び返送方向に交差する方向を左右方向として、搬送路は、搬送方向に対して左右方向に配置される右搬送路及び左搬送路を有し、右搬送路及び左搬送路は、それぞれ搬送停止位置に対応して配置される搬送駆動装置、を備える。返送路は、返送方向に対して左右方向に配置される右返送路及び左返送路を有し、右返送路及び左返送路は、それぞれ返送停止位置に対応して配置される返送駆動装置、を備える。第1移載路は、搬送方向に対して左右方向に配置される第1右移載路及び第1左移載路を有し、第1右移載路及び第1左移載路は、それぞれ第1移載駆動装置、を備える。第2移載路は、搬送方向に対して左右方向に配置される第2右移載路及び第2左移載路を有し、第2右移載路及び第2左移載路は、それぞれ第2移載駆動装置、を備える構成であってもよい(第2の構成)。
上記の構成によれば、搬送駆動装置、返送駆動装置、第1移載駆動装置、及び第2移載駆動装置は、組立搬送装置の左右それぞれに配置される。このため、駆動力を左右に分配する機構が不要であり、組立搬送装置の構造を簡単にすることができる。
上記第1〜2のいずれかの構成において、搬送駆動装置、返送駆動装置、第1移載駆動装置、及び第2移載駆動装置は、それぞれ、キャリヤに駆動力を伝達する伝達部を有し、キャリヤは、キャリヤが走行する方向を走行方向として、走行方向に延びるとともに、伝達部に接触することで、搬送駆動装置、返送駆動装置、第1移載駆動装置、及び第2移載駆動装置からの駆動力を受ける被伝達部を有し、被伝達部は、搬送方向に走行する場合には、搬送方向に隣接する2つの伝達部に同時に接触可能であり、かつ、返送方向に走行する場合には、返送方向に隣接する2つの伝達部に同時に接触可能である長さを有する構成であってもよい(第3の構成)。
上記の構成によれば、搬送路、返送路、第1移載路、及び第2移載路において、駆動力をキャリヤに伝達する構成が共通化されている。このため、組立搬送装置の構造を簡単にすることができる。
上記第3の構成において、搬送駆動装置、返送駆動装置、第1移載駆動装置、及び第2移載駆動装置は、それぞれ、キャリヤの被伝達部を、伝達部に対して離間した状態から伝達部に接触した状態に案内する案内装置を有する構成であってもよい(第4の構成)。
上記の構成によれば、駆動装置の伝達部とキャリヤの被伝達部が、離間した状態から接触した状態に円滑に組み合わされる。
上記第4の構成において、案内装置は、伝達部の位置を、キャリヤの被伝達部に合わせて変更する、位置変更機構を有する構成であってもよい(第5の構成)。
上記の構成によれば、駆動装置の伝達部の位置が、キャリヤの被伝達部に合わせて変更される。このため、駆動装置の伝達部とキャリヤの被伝達部が、離間した状態から接触した状態に円滑に組み合わされる。
上記第1〜第5のいずれかの構成において、第1移載装置をフレームに沿って昇降させる第1昇降装置と、第2移載装置をフレームに沿って昇降させる第2昇降装置と、を備え、第1昇降装置は、第1移載装置に接続される複数の第1吊下部材と、第1吊下部材に対応して配置され、第1吊下部材を昇降させる複数の第1昇降部と、複数の第1昇降部に接続され、複数の第1昇降部に駆動力を分配する第1分配装置と、第1分配装置に駆動力を供給する第1昇降駆動源と、を備え、第2昇降装置は、第2移載装置に接続される複数の第2吊下部材と、第2吊下部材に対応して配置され、第2吊下部材を昇降させる複数の第2昇降部と、複数の第2昇降部に接続され、複数の第2昇降部に駆動力を分配する第2分配装置と、第2分配装置に駆動力を供給する第2昇降駆動源と、を備える、構成であってもよい(第6の構成)。
上記の構成によれば、第1昇降装置及び第2昇降装置は、それぞれ、昇降駆動源からの駆動力を複数の吊下部材に分配する分配装置を有する。このため、簡単な構成によって複数の吊下部材を同期させて昇降することができる。
上記第1〜第6のいずれかの構成において、キャリヤは、搬送物を搭載可能な位置である第1アーム位置と、搬送物から退避する位置である第2アーム位置との間で回転可能なアームと、アームに連結され、第1アーム位置に対応する位置である第1被操作位置と、第2アーム位置に対応する位置である第2被操作位置との間で変動可能な被操作部と、を備え、第1移載装置及び第2移載装置は、それぞれ、被操作部に連結される位置である連結位置と、被操作部から退避した位置である退避位置との間で移動可能であり、かつ、連結位置で被操作部に連結した状態で、被操作部を、第1被操作位置と第2被操作位置との間で変移させる操作部、を備える構成であってもよい(第7の構成)。
上記の構成によれば、キャリヤにはアームを駆動させる構造が不要であり、アームの構造を簡単にすることができる。
[実施形態]
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係る組立搬送装置を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
[全体構成]
まず、組立搬送装置100の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る組立搬送装置100の右側面図である。矢印Fは組立搬送装置100の前方を示し、矢印Bは組立搬送装置100の後方を示す。矢印Uは組立搬送装置100の上方向を示し、矢印Dは組立搬送装置100の下方を示す。また、以下では、搬送物Mを搭載したキャリヤ70を走行させる方向を搬送方向TFとし、搬送物Mを取り出した空のキャリヤ70を走行させる方向を返送方向TRとする。
図1に示すように、組立搬送装置100は、フレーム20、搬送路30、返送路40、第1移載装置50、第2移載装置60、キャリヤ70(70A、70B、及び70C)、第1昇降装置91及び第2昇降装置92を有している。また、組立搬送装置100は、第1移載装置50、第2移載装置60、第1昇降装置91及び第2昇降装置92等の動作を制御する制御部(図示せず)を備えている。本実施形態の組立搬送装置100は、例えば、搬送物Mに対して部品の取付け等を行う組立工程に用いられる。搬送物Mは、例えば、自動車のシャーシである。組立搬送装置100では、搬送物Mはキャリヤ70に搭載されて搬送される。組立搬送装置100は、予め設定された停止位置でキャリヤ70を停止させる。停止位置において部品の取付け等の作業が行われる。図1では、キャリヤ70A、キャリヤ70B、及びキャリヤ70Cにそれぞれ仮想線で示す搬送物Mが搭載されているものとする。
フレーム20は、搬送路30、返送路40、第1移載装置50及び第2移載装置60を支持する。図1では、組立搬送装置100の右側が見えている。組立搬送装置100の右側には、前後方向に間隔をおいて、第1縦フレーム201、第2縦フレーム202、第3縦フレーム203、及び第4縦フレーム204が配置されている。図1では見えないが、組立搬送装置100の左側にも、右側と対称に、第1縦フレーム201、第2縦フレーム202、第3縦フレーム203、及び第4縦フレーム204が配置されている。
組立搬送装置100の右側において、第1縦フレーム201の上部、及び第2縦フレーム202の上部は、第1前後フレーム211で連結されている。第2縦フレーム202の上部、及び第3縦フレーム203の上部は、第2前後フレーム212で連結されている。第3縦フレーム203の上部、及び第4縦フレーム204の上部は、第3前後フレーム213で連結されている。図1では見えないが、組立搬送装置100の右側も同様の構成になっている。
以下の説明では、側面視において、第1縦フレーム201と第2縦フレーム202との間を第1領域C1、第2縦フレーム202と第3縦フレーム203との間を第2領域C2、第3縦フレーム203と第4縦フレーム204との間を第3領域C3とする。
搬送路30及び返送路40は、第2領域C2に配置されている。搬送路30及び返送路40は、側面視で、第2縦フレーム202及び第3縦フレーム203の間に配置されている。
搬送路30は、前後方向に延びている。搬送路30は、搬送物Mを搭載したキャリヤ70を後方から前方に向けて走行させる。搬送方向TFは、後方から前方に向かう方向である。
搬送路30は、右搬送路30R及び左搬送路30Lを有している。図1では、右側に配置される右搬送路30Rが見えている。右搬送路30Rは、組立搬送装置100の右側に配置される第2縦フレーム202及び第3縦フレーム203に固定される。図1では見えないが、左搬送路30Lは、組立搬送装置100の左側に配置される第2縦フレーム202及び第3縦フレーム203に固定される。右搬送路30R及び左搬送路30Lには、キャリヤ70が左右独立して走行する。つまり、右搬送路30Rを走行するキャリヤ70と、左搬送路30Lを走行するキャリヤ70がある。
搬送路30には、左右のキャリヤ70を停止させる位置である搬送停止位置SFが設定される。搬送停止位置SFでは、搬送物Mを搭載したキャリヤ70が一時的に停止し、搬送物Mに対して所定の作業が行われる。本実施形態での搬送停止位置SFは、キャリヤ70に搭載した搬送物Mが第2縦フレーム202及び第3縦フレーム203の間に位置するように設定される。本実施形態での搬送停止位置SFは1箇所である。尚、搬送路30の前後方向の長さを長くして、搬送停止位置SFを複数設定してもよい。
搬送路30には、搬送駆動装置81が設けられている。右搬送路30R及び左搬送路30Lには、それぞれ搬送停止位置SFに対応して搬送駆動装置81が配置される。各搬送駆動装置81には、搬送駆動源81Mが配置される。左右の搬送駆動装置81は、左右のキャリヤ70を同期させて搬送方向TFに駆動させるとともに、左右のキャリヤ70を同期させて搬送停止位置SFで停止させる。
返送路40は、側面視で搬送路30の上方に配置されている。返送路40は、前後方向に延びている。返送路40は、搬送物Mを取り出した空のキャリヤ70を前方から後方に向けて走行させる。返送方向TRは、前方から後方に向かう方向である。返送方向TRは、搬送方向TFと反対の方向である。
返送路40は、右返送路40R及び左返送路40Lを有している。図1では、右側に配置される右返送路40Rが見えている。右返送路40Rは、組立搬送装置100の右側に配置される第2縦フレーム202及び第3縦フレーム203に固定される。図1では見えないが、左返送路40Lは、組立搬送装置100の左側に配置される第2縦フレーム202及び第3縦フレーム203に固定される。右返送路40R及び左返送路40Lには、キャリヤ70が左右独立して走行する。つまり、右返送路40Rを走行するキャリヤ70と、左返送路40Lを走行するキャリヤ70がある。
返送路40には、キャリヤ70を停止させる位置である返送停止位置SRが設定される。返送停止位置SRでは、搬送物Mを取り出した空のキャリヤ70が一時的に停止して、下流に搬送されるまで待機する。本実施形態では、返送停止位置SRは搬送停止位置SFの上方である。本実施形態では、返送停止位置SRは1箇所である。尚、返送路40の前後方向の長さを長くして、返送停止位置SRを複数設定してもよい。
返送路40には、返送駆動装置82が設けられている。右返送路40R及び左返送路40Lは、それぞれ返送停止位置SRに対応して返送駆動装置82が配置される。各返送駆動装置82には、返送駆動源82Mが配置される。左右の返送駆動装置82は、左右のキャリヤ70を同期させて返送方向TRに駆動させるとともに、キャリヤ70を返送停止位置SRで停止させる
第1移載装置50は、第1領域C1に配置されている。第1移載装置50は、側面視で、第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202の間に配置されている。
第1移載装置50は、前後方向に延びている。第1移載装置50は、キャリヤ70を走行させる第1移載路51を有している。
第1移載路51は、第1右移載路51R及び第1左移載路51Lを有している。図1では、右側に配置される第1右移載路51Rが見えている。第1右移載路51Rは、組立搬送装置100の右側に配置される第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202に上下走行装置57を介して支持される。上下走行装置57は、第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202に沿って走行する。図1では見えないが、第1左移載路51Lも第1右移載路51Rと同様に、組立搬送装置100の左側に配置される第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202に上下走行装置57を介して支持される。第1右移載路51R及び第1左移載路51Lには、キャリヤ70が左右独立して走行する。つまり、第1右移載路51Rを走行するキャリヤ70と、第1左移載路51Lを走行するキャリヤ70がある。
第1移載装置50は、第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202に沿って、搭載位置P11、第1搬送位置P12及び第1返送位置P13に移動可能である。搭載位置P11は、第1移載路51上のキャリヤ70に搬送物Mを搭載する位置である。第1搬送位置P12は、第1移載路51が搬送路30の始端30Sに連続する位置である。第1返送位置P13は、第1移載路51が返送路40の終端40Eに連続する位置である。第1移載装置50は、搭載位置P11、第1搬送位置P12及び第1返送位置P13に移動して、搬送路30と返送路40との間でキャリヤ70を移載する。
第1右移載路51R及び第1左移載路51Lは、それぞれ第1移載駆動装置83を備える。第1移載駆動装置83には、第1移載駆動源83Mが配置される。左右の第1移載駆動装置83は、第1移載路51上で左右のキャリヤ70を同期させて搬送方向TF及び返送方向TRに駆動させるとともに、第1移載路51上でキャリヤ70を停止させる。第1移載路51上で停止しているキャリヤ70に搬送物Mが搭載されている場合、搬送物Mに対して所定の作業を行なうことが可能である。
第2移載装置60は、第3領域C3に配置されている。第2移載装置60は、側面視で、第3縦フレーム203及び第4縦フレーム204の間に配置されている。
第2移載装置60は、前後方向に延びている。第2移載装置60は、キャリヤ70を走行させる第2移載路61を有している。
第2移載路61は、第2右移載路61R及び第2左移載路61Lを有している。図1では、右側に配置される第2右移載路61Rが見えている。第2右移載路61Rは、組立搬送装置100の右側に配置される第3縦フレーム203及び第4縦フレーム204に上下走行装置57を介して支持される。図1では見えないが、第2左移載路61Lも第2右移載路61Rと同様に、組立搬送装置100の左側に配置される第3縦フレーム203及び第4縦フレーム204に上下走行装置57を介して支持される。第2右移載路61R及び第2左移載路61Lには、キャリヤ70が左右独立して走行する。つまり、第2右移載路61Rを走行するキャリヤ70と、第2左移載路61Lを走行するキャリヤ70がある。
第2移載装置60は、第3縦フレーム203及び第4縦フレーム204に沿って、取り出し位置P21、第2搬送位置P22及び第2返送位置P23に移動可能である。取り出し位置P21は、第2移載路61上のキャリヤ70から搬送物Mを取り出す位置である。第2搬送位置P22は、第2移載路61が搬送路30の終端30Eに連続する位置である。第2返送位置P23は、第2移載路61が返送路40の始端40Sに連続する位置である。
第2移載装置60は、取り出し位置P21、第2搬送位置P22及び第2返送位置P23に移動して、搬送路30と返送路40との間でキャリヤ70を移載する。
第2右移載路61R及び第2左移載路61Lは、それぞれ第2移載駆動装置84を備えている。第2移載駆動装置84には、第2移載駆動源84Mが配置される。左右の第2移載駆動装置84は、第2移載路61上で左右のキャリヤ70を同期させて搬送方向TF及び返送方向TRに駆動させるとともに、第2移載路61上でキャリヤ70を停止させる。第2移載路61上で停止しているキャリヤ70に搬送物Mが搭載されている場合、搬送物Mに対して所定の作業を行なうことが可能である。
第1昇降装置91は、第1移載装置50を第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202に沿って昇降させる。第1昇降装置91は、第1吊下部材931、第1昇降部941、第1分配装置951、及び第1昇降駆動源91Mを備えている。第1吊下部材931は、例えばチェーンであり、第1移載装置50に接続されている。本実施形態では、第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202に沿って昇降する各上下走行装置57に第1吊下部材931が接続されている。第1昇降部941は、第1吊下部材931に対応して配置され、第1吊下部材931を昇降させる。第1昇降部941は、例えば、第1吊下部材931であるチェーンに対応するスプロケットを備えている。第1分配装置951は、各第1昇降部941に接続され、各第1昇降部941に駆動力を分配する。第1分配装置951は、減速機951Aや各第1昇降部941同士を接続するドライブシャフト951Bを備えている。第1昇降駆動源91Mは、第1分配装置951に駆動力を供給する。第1昇降駆動源91Mは、例えば、減速機951Aに接続されるモータである。
第2昇降装置92は、第2移載装置60を第3縦フレーム203及び第4縦フレーム204に沿って昇降させる。第2昇降装置92は、第2吊下部材932、第2昇降部942、第2分配装置952、及び第2昇降駆動源92Mを備えている。第2吊下部材932は、例えばチェーンであり、第2移載装置60に接続されている。本実施形態では、第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202に沿って昇降する各上下走行装置57に接続されている。第2昇降部942は、第2吊下部材932に対応して配置され、第2吊下部材932を昇降させる。第2昇降部942は、例えば、第2吊下部材932であるチェーンに対応するスプロケットを備えている。第2分配装置952は、各第2昇降部942に接続され、各第2昇降部942に駆動力を分配する。第2分配装置952は、例えば、減速機951Aや各第2昇降部942同士を接続するドライブシャフト951Bを備えている。第2昇降駆動源92Mは、第2分配装置952に駆動力を供給する。第2昇降駆動源92Mは、例えば、減速機951Aに接続されるモータである。
図1では、第1移載装置50にキャリヤ70Aが停止しており、搬送路30にキャリヤ70Bが停止しており、第2移載装置60にキャリヤ70Cが停止している。キャリヤ70A、キャリヤ70B及びキャリヤ70Cには、それぞれ搬送物Mを搭載するアーム73が設けられている。第1移載装置50及び第2移載装置60には、アーム73の位置を切り替えるアーム操作部76が設けられている。
図2は、組立搬送装置100を上方から見た平面図である。矢印Fは組立搬送装置100の前方を示し、矢印Bは組立搬送装置100の後方を示す。矢印Rは組立搬送装置100の右方向を示し、矢印Lは組立搬送装置100の左方向を示す。
図2では、組立搬送装置100の上面が見えている。組立搬送装置100の左右には、前後方向に間隔をおいて、第1縦フレーム201、第2縦フレーム202、第3縦フレーム203、及び第4縦フレーム204が配置されている。
第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202は、第1前後フレーム211で連結されている。第2縦フレーム202及び第3縦フレーム203は、第2前後フレーム212で連結されている。第3縦フレーム203及び第4縦フレーム204は、第3前後フレーム213で連結されている。
左右の第1縦フレーム201は、第1横フレーム221で連結されている。左右の第2縦フレーム202は、第2横フレーム222で連結されている。左右の第3縦フレーム203は、第3横フレーム223で連結されている。左右の第4縦フレーム204は、第4横フレーム224で連結されている。
第1領域C1には、第1移載装置50が見えている。第1移載路51は、第1右移載路51R及び第1左移載路51Lを有している。第1右移載路51R及び第1左移載路51Lは、組立搬送装置100の前後方向の中央線CL1に対して左右対称に配置されている。第1右移載路51R及び第1左移載路51Lには、それぞれキャリヤ70Aが停止している。キャリヤ70Aのアーム73によって、搬送物Mが支持されている。
図2の第2領域C2には、返送路40が見えている。返送路40は、右返送路40R及び左返送路40Lを有している。右返送路40R及び左返送路40Lは、組立搬送装置100の前後方向の中央線CL1に対して左右対称に配置されている。
第3領域C3には、第2移載装置60が見えている。第2移載路61は、第2右移載路61R及び第2左移載路61Lを有している。第2右移載路61R及び第2左移載路61Lは、組立搬送装置100の前後方向の中央線CL1に対して左右対称に配置されている。第2右移載路61R及び第2左移載路61Lには、それぞれキャリヤ70Cが停止している。キャリヤ70Cのアーム73によって、搬送物Mが支持されている。
フレーム20の上部には、第1昇降装置91及び第2昇降装置92が配置されている。
第1昇降装置91は、左右の第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202の上部に、第1昇降部941として、第1昇降部941A、第1昇降部941B、第1昇降部941C、及び第1昇降部941Dを配置している。第1昇降部941A及び第1昇降部941Bは、ドライブシャフト951BAで接続されている。第1昇降部941C及び第1昇降部941Dは、ドライブシャフト951BBで接続されている。
一方、第1昇降駆動源91Mは、減速機951AAに接続されている。減速機951AAは、左右方向に出力可能である。減速機951AAは、シャフトを介して減速機951AB及び減速機951ACに接続される。減速機951AB及び減速機951ACはそれぞれ前方に出力可能である。減速機951ABはシャフトを介して第1昇降部941Bに接続される。減速機951ACはシャフトを介して第1昇降部941Dに接続される。
第1昇降装置91は、第1昇降駆動源91Mの出力が、減速機及びシャフトで構成される第1分配装置951を介して第1昇降部941A、第1昇降部941B、第1昇降部941C、及び第1昇降部941Dに分配される。このため、第1昇降装置91は、第1移載装置50の第1右移載路51R及び第1左移載路51Lを同期させて昇降することが可能である。
第2昇降装置92は、第1昇降装置91と同様の構成を有している。第2昇降駆動源92Mの出力が減速機及びシャフトで構成される第2分配装置952を介して各第2昇降部942に分配される。このため、第2昇降装置92は、第2移載装置60の第2右移載路61R及び第2左移載路61Lを同期させて昇降することが可能である。
図3は、組立搬送装置100を後方から見た背面図である。矢印Uは組立搬送装置100の上方向を示し、矢印Dは組立搬送装置100の下方を示す。矢印Rは組立搬送装置100の右方向を示し、矢印Lは組立搬送装置100の左方向を示す。
図3では、組立搬送装置100の背面が見えている。組立搬送装置100の左右には、左右方向に間隔をおいて、第1縦フレーム201が配置されている。左右の第1縦フレーム201は、第1横フレーム221で連結されている。
図3では、第1領域C1に配置される第1移載装置50が見えている。第1移載路51は、第1右移載路51R及び第1左移載路51Lを有している。第1右移載路51R及び第1左移載路51Lは、左右対称に配置されている。第1右移載路51R及び第1左移載路51Lには、それぞれキャリヤ70Aが支持されている。キャリヤ70Aのアーム73によって、搬送物Mが支持されている。
第1右移載路51R及び第1左移載路51Lは、それぞれ左右の第1縦フレーム201に上下走行装置57を介して支持される。上下走行装置57は、第1縦フレーム201に沿って走行可能である。上下走行装置57の上部には、第1吊下部材931としてチェーンが接続されている。
組立搬送装置100の上部には、第1昇降装置91が配置される。左右の第1縦フレーム201の上部には、第1昇降部941が配置されている。第1昇降部941は、第1吊下部材931としてのチェーンに対応するスプロケットを備えている。スプロケットにはチェーンが巻き掛けられている。第1昇降装置91は、第1吊下部材931としてのチェーンを左右及び前後で同期させて上昇及び下降させる。チェーンを左右及び前後で同期させて上昇及び下降させることにより、第1右移載路51R及び第1左移載路51Lは左右で同期して上下方向に移動する。第1右移載路51R及び第1左移載路51Lは、左右の第1縦フレーム201に沿って、搭載位置P11、第1搬送位置P12及び第1返送位置P13に移動可能である。
図4は、組立搬送装置100の一部を示す右側面図である。矢印Fは組立搬送装置100の前方を示し、矢印Bは組立搬送装置100の後方を示す。矢印Uは組立搬送装置100の上方向を示し、矢印Dは組立搬送装置100の下方を示す。
図4の第1領域C1には、第1移載装置50が配置されている。第1移載装置50は、キャリヤ70を走行させる第1移載路51を有している。図4では、右側に配置される第1右移載路51Rが見えている。第1右移載路51R上には、キャリヤ70が停止している。
第1右移載路51Rは、上フレーム521、下フレーム522、及び複数のブラケット53を有している。上フレーム521、及び下フレーム522は、前後方向に延びている。上フレーム521の前端及び後端は、上下走行装置57に固定されている。下フレーム522の前端及び後端も、上下走行装置57に固定されている。ブラケット53は、上フレーム521、及び下フレーム522に固定されている。ブラケット53は、レールフレーム54を支持している。説明は省略するが、第1左移載路51Lは、第1右移載路51Rに対して左右対称の構成を有している。第1右移載路51R及び第1右移載路51Rは、第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202に沿って上下方向に移動可能である。
図4の第2領域C2には、搬送路30及び返送路40が配置されている。搬送路30は、右搬送路30R及び左搬送路30Lを有している。図4では、右側に配置される右搬送路30Rが見えている。右搬送路30R上には、キャリヤ70が停止している。
右搬送路30Rは、第1移載装置50の第1右移載路51Rと同様に、上フレーム521、下フレーム522、及び複数のブラケット53を有している。上フレーム521、及び下フレーム522は、前後方向に延びている。右搬送路30Rでは、第1移載装置50の第1右移載路51Rと異なり、上フレーム521の後端は、第2縦フレーム202に固定されている。また、図示されていないが、上フレーム521の前端は、第3縦フレーム203に固定されている。ブラケット53は、上フレーム521、及び下フレーム522に固定されている。ブラケット53は、レールフレーム54を支持している。説明は省略するが、左搬送路30Lは、右搬送路30Rに対して左右対称の構成を有している。右搬送路30R及び左搬送路30Lは、第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202に固定されている。
返送路40は、右返送路40R及び左返送路40Lを有している。図4では、右側に配置される右返送路40Rが見えている。右返送路40Rは、搬送路30の右搬送路30Rと同様の構成を有している。また、左返送路40Lは、右返送路40Rに対して左右対称の構成を有している。右返送路40R及び左返送路40Lは、第1縦フレーム201及び第2縦フレーム202に固定されている。
図5は、図4のX−X線で切断した右搬送路30Rの正面断面図である。矢印Uは組立搬送装置100の上方向を示し、矢印Dは組立搬送装置100の下方を示す。矢印Rは組立搬送装置100の右方向を示し、矢印Lは組立搬送装置100の左方向を示す。
図5には、右搬送路30Rの断面を実線で示しており、右搬送路30R上のキャリヤ70を仮想線で示している。右搬送路30Rは、上フレーム521、下フレーム522、及びブラケット53を有している。上フレーム521、及び下フレーム522は、前後方向に延びている。ブラケット53は、上フレーム521、及び下フレーム522に固定されている。ブラケット53は、凹部531を有している。凹部531は、ブラケット53の下部から、上部に向けて延びている。
凹部531には、レールフレーム54としての第1レールフレーム541、第2レールフレーム542、第3レールフレーム543、及び第4レールフレーム544が支持されている。第1レールフレーム541、第2レールフレーム542、第3レールフレーム543、及び第4レールフレーム544は、前後方向に延びている。
第1レールフレーム541、及び第2レールフレーム542には、第1レール551が配置される。具体的には、相互に対向する面である第1面541A及び第2面542Aに、第1レール551が配置される。
第3レールフレーム543、及び第4レールフレーム544には、第2レール552及び第3レール553が配置される。具体的には、相互に対向する面である第3面543A及び第4面544Aに、第2レール552が配置される。また、第3レールフレーム543の上面543B、及び第4レールフレーム544の上面544Bには、第3レール553が配置される。
図5を用いて搬送路30の右搬送路30Rについて構成を説明したが、左搬送路30Lは、右搬送路30Rに対して左右対称の構成を有している。また、返送路40の構成は、搬送路30の構成と同様である。また、第1移載装置50及び第2移載装置60の構成についても、上下走行装置57に支持されている点以外、搬送路30と同様の構成である。
図6は、図4のY方向から見た第1移載装置50の背面図である。矢印Uは組立搬送装置100の上方向を示し、矢印Dは組立搬送装置100の下方を示す。矢印Rは組立搬送装置100の右方向を示し、矢印Lは組立搬送装置100の左方向を示す。
図6は、第1移載装置50を構成する第1左移載路51L、及び上下走行装置57を示している。上下走行装置57は、第1縦フレーム201に沿って走行可能に構成されている。上下走行装置57は、第1左移載路51Lを支持している。
第1縦フレーム201の内部には、上下走行装置57が走行する走行空間201Aが形成されている。上下走行装置57は、走行空間201Aに収容される走行フレーム571を有している。走行フレーム571は、ブラケット572(図7参照)を介して、第1左移載路51Lを支持している。
走行フレーム571には、上端及び下端にガイドローラ573が配置されている。各ガイドローラ573は、左右方向に延びる回転軸によって回転可能に支持されている。走行フレーム571の上端寄りの位置、及び下端寄りの位置には、ガイドローラ574が配置されている。各ガイドローラ574は、前後方向に延びる回転軸によって回転可能に支持されている。
図7は、図6のZ−Z線で切断した第1縦フレーム201の平面断面図である。矢印Fは組立搬送装置100の前方を示し、矢印Bは組立搬送装置100の後方を示す。矢印Rは組立搬送装置100の右方向を示し、矢印Lは組立搬送装置100の左方向を示す。
図7は、第1移載装置50を構成する第1左移載路51L、及び上下走行装置57を示している。上下走行装置57は、第1縦フレーム201に沿って走行可能に構成されている。上下走行装置57は、第1左移載路51Lを支持している。
第1縦フレーム201の内部には、上下走行装置57が走行する走行空間201Aが形成されている。第1縦フレーム201の内部の各隅部には、ガイドレール201Cが配置されている。ガイドレール201Cには、上下走行装置57のガイドローラ573及びガイドローラ574が案内される。このため、上下走行装置57は、第1縦フレーム201に沿って安定して移動可能となる。
第1縦フレーム201の右側面には、開口部201Bが形成されている。開口部201Bは、上下方向に延びている。走行フレーム571に接続されるブラケット572は、開口部201Bを介して第1縦フレーム201の外部に突出している。ブラケット572は、ブラケット53に接続されて、第1左移載路51Lを支持している。
[キャリヤ]
図8は、キャリヤ70の側面図である。矢印Uはキャリヤ70の上方向を示し、矢印Dはキャリヤ70の下方を示す。矢印Rはキャリヤ70の右方向を示し、矢印Lはキャリヤ70の左方向を示す。
図8に示すように、キャリヤ70は、キャリヤフレーム71、被伝達部72及びアーム73を有している。キャリヤフレーム71は、前後に伸びている。キャリヤフレーム71の上部には、キャリヤレール711が配置されている。キャリヤレール711は、キャリヤフレーム71の前端から後端まで前後方向に延びている。キャリヤレール711の上部には被伝達部72が配置されている。被伝達部72は、搬送駆動装置81、返送駆動装置82、第1移載駆動装置83、及び第2移載駆動装置84からの駆動力を受ける部分である。被伝達部72の前後方向の長さは、キャリヤレール711の前後方向の長さよりも短く設定されている。
キャリヤフレーム71の前後方向の中央部よりも前方には、ローラ支持部712が形成されている。キャリヤフレーム71の前後方向の中央部よりも後方には、ローラ支持部713が形成されている。ローラ支持部712には、キャリヤローラ714が配置されている。キャリヤローラ714は、左右方向に延びる回転軸で支持されている。キャリヤローラ714は、ローラ支持部712を挟んで左右に配置されている。キャリヤローラ714の上方と下方には、それぞれ2個のキャリヤローラ715が配置されている。4個のキャリヤローラ715は、それぞれ上下方向に延びる回転軸で支持されている。各キャリヤローラ715は、ローラ支持部712に形成された開口部715Aに配置されている。ローラ支持部713には、ローラ支持部712と同様に、キャリヤローラ714及びキャリヤローラ715が配置されている。
ローラ支持部712及びローラ支持部713の下部には、それぞれアーム支持部731が配置されている。アーム支持部731は、アーム73を支持する。
図9は、キャリヤ70の平面図である。矢印Fはキャリヤ70の前方を示し、矢印Bはキャリヤ70の後方を示す。矢印Rはキャリヤ70の右方向を示し、矢印Lはキャリヤ70の左方向を示す。
図9では、キャリヤ70の上部が見えている。キャリヤレール711の上に、被伝達部72が配置されている。キャリヤレール711の前端及び後端は、テーパ部711Aが形成されている。テーパ部711Aは、先端に向かうほど左右の幅が狭くなるテーパ形状になっている。キャリヤレール711は、テーパ部711A以外の領域では、左右の幅が一定で、左右の側部が平行になっている。左右の側部が平行で、かつ、被伝達部72が形成されていない領域を、第1平行部711Bとする。また、左右の側部が平行で、かつ、被伝達部72が形成されている領域を、第2平行部711Cとする。
図10は、キャリヤ70の正面図である。矢印Uはキャリヤ70の上方向を示し、矢印Dはキャリヤ70の下方を示す。矢印Rはキャリヤ70の右方向を示し、矢印Lはキャリヤ70の左方向を示す。
図10に示すように、キャリヤ70は、キャリヤフレーム71、被伝達部72及びアーム73を有する。キャリヤフレーム71には、キャリヤローラ714及びキャリヤローラ715が配置されている。キャリヤフレーム71の上部には、キャリヤレール711が配置されている。キャリヤレール711の上部には被伝達部72が配置されている。被伝達部72は、ブラケット721及びピン722を有する。ブラケット721は、左右一対となっている。一対のブラケット721は、左右方向に間隔をあけてキャリヤレール711の上部に固定されている。一対のブラケット721はそれぞれ前後方向に延びている(図8参照)。一対のブラケット721の間には複数のピン722が配置されている。各ピン722の軸は、左右方向に延びている。複数のピン722は、前後方向に等間隔をおいて配置されている(図8参照)。
キャリヤフレーム71の下部には、アーム支持部731が配置されている。アーム支持部731の下部には、下方に向けて延びる支持軸732が設けられている。アーム73の右部には、回転部733が設けられている。回転部733は、支持軸732に回転可能に支持されている。アーム73は、回転部733に接続されている。アーム73は、キャリヤフレーム71に対して直交する方向に突出した状態で、搬送物Mを搭載可能である。搬送物Mを搭載可能であるアーム73の位置を第1アーム位置PA1とする(図18参照)。これに対して、アーム73が、キャリヤフレーム71と平行になった状態では、搬送物Mから退避した状態である。搬送物Mから退避した状態のアーム73の位置を第2アーム位置PA2とする(図18参照)。アーム73は、第1アーム位置PA1と、第2アーム位置PA2との間で回転可能である。
回転部733の上部には、被操作部としての平歯車74が配置されている。平歯車74は、アーム73の第1アーム位置PA1に対応する位置である第1被操作位置PM1と、第2アーム位置PA2に対応する位置である第2被操作位置PM2との間で回転可能である(図18参照)。
平歯車74の下部には、突起741が形成されている。突起741には、平歯車74の第1被操作位置PM1及び第2被操作位置PM2に対応する位置に切欠が形成されている。切欠には、規制アーム742の先端が組み合わせ可能である。規制アーム742は軸743で回転可能に支持されている。規制アーム742からは、第1操作アーム744が右方に延びている。一方、アーム支持部731の右方には、第2操作アーム746が軸745で回転可能に支持されている。第2操作アーム746と第1操作アーム744は、軸747で連結されている。第2操作アーム746からは、第3操作アーム748が上方に延びている。軸747は、バネ749によって上方に引かれている。軸747がバネ749によって上方に引かれていることにより、規制アーム742の先端が突起741に押し付けられる。規制アーム742の先端が突起741の切欠に組み合わされている場合は、アーム73の回転を規制する。そして、第3操作アーム748の上端を図示左方(白抜き矢印の方向)に押すと、軸747の位置がバネ749の力に抗して下降する。これにより、規制アーム742の先端が突起741から離れ、アーム73の回転操作が可能になる。
[駆動装置]
図11は、図4のQ−Q線で切断した第1移載装置50の正面断面図である。矢印Uは組立搬送装置100の上方向を示し、矢印Dは組立搬送装置100の下方を示す。矢印Rは組立搬送装置100の右方向を示し、矢印Lは組立搬送装置100の左方向を示す。
図11では、第1移載装置50の第1右移載路51R、第1移載駆動装置83、及びキャリヤ70が見えている。第1移載駆動装置83の構成は、搬送駆動装置81、返送駆動装置82、及び第2移載駆動装置84と同様の構成である。以下、第1移載駆動装置83の構成について説明し、搬送駆動装置81、返送駆動装置82、及び第2移載駆動装置84については詳しい説明は省略する。
第1移載駆動装置83は、第1移載駆動源83Mを備えている。第1移載駆動源83Mは、例えばサーボモータである。第1移載駆動源83Mは、伝達部としてのギヤ86を備えている。ギヤ86は、キャリヤ70の上部に配置される被伝達部72に第1移載駆動源83Mの駆動力を伝達する。より具体的には、第1移載駆動源83Mによって回転するギヤ86は、被伝達部72に配置されているピン722に順次噛み合っていき、キャリヤ70を搬送方向TF又は返送方向TRに走行させる。また、第1移載駆動源83Mが停止することにより、キャリヤ70は停止する。
第1移載駆動源83Mは、第1ブラケット851及び第2ブラケット852により、下フレーム522に支持される。
第1ブラケット851には、ギヤ86の前方に一対のガイドローラ853が配置されている。ガイドローラ853の間隔は、キャリヤ70のキャリヤレール711の左右方向の幅に対応している。一対のガイドローラ853は、キャリヤ70の被伝達部72を、ギヤ86から離れた状態からギヤ86に接触した状態に案内する。ギヤ86の後方にも、前方に配置された一対のガイドローラ853と同様に、一対のガイドローラ853が配置されている(図13参照)。キャリヤ70は、ギヤ86の前方と後方にそれぞれ配置される一対のガイドローラ853の間に位置するように案内される。ガイドローラ853の間にキャリヤ70のキャリヤレール711が位置すれば、ギヤ86が被伝達部72のピン722に噛み合うように、ガイドローラ853の位置が決められている。
第2ブラケット852は、下フレーム522に固定されている。第1ブラケット851は、第2ブラケット852に固定せずに、左右方向に移動可能に支持されている。具体的には、第2ブラケット852は、左右方向に延びる支持軸854を有している。第1ブラケット851には、支持軸854に対して左右方向に移動可能な筒体855が固定されている。筒体855は、支持軸854の外側に移動可能に嵌められている。このため、第1移載駆動源83M、及びギヤ86は、第1右移載路51Rに対して左右方向に移動可能である。
図12は、図11のS方向からみた第1移載駆動装置83の左側面図である。矢印Uは第1移載駆動装置83の上方向を示し、矢印Dは第1移載駆動装置83の下方を示す。矢印Fは第1移載駆動装置83の前方を示し、矢印Bは第1移載駆動装置83の後方を示す。
第1移載駆動装置83は、第1移載駆動源83Mを備えている。第1移載駆動源83Mは、伝達部としてのギヤ86を備えている。ギヤ86は、キャリヤ70の被伝達部72に配置されているピン722に噛み合う形状を有している。
第2ブラケット852は、下フレーム522に固定されている。第2ブラケット852は、左右方向に延びる支持軸854を有している。第1ブラケット851には、支持軸854に対して左右方向に移動可能な筒体855が固定されている。筒体855は、支持軸854の外側に移動可能に嵌められている。このため、第1移載駆動源83M及びギヤ86は、第1右移載路51Rに対して左右方向に移動可能である。
図13は、第1移載駆動装置83の平面図である。矢印Fは第1移載駆動装置83の前方を示し、矢印Bは第1移載駆動装置83の後方を示す。矢印Rは第1移載駆動装置83の右方向を示し、矢印Lは第1移載駆動装置83の左方向を示す。
第1移載駆動源83Mは、伝達部としてのギヤ86を備えている。ギヤ86は、キャリヤ70の上部に配置される被伝達部72に第1移載駆動源83Mの駆動力を伝達する。より具体的には、第1移載駆動源83Mによって回転するギヤ86は、被伝達部72に配置されているピン722に順次噛み合っていき、キャリヤ70を搬送方向TF又は返送方向TRに走行させる。また、第1移載駆動源83Mが停止することにより、キャリヤ70は停止する。
第1移載駆動源83Mは、第1ブラケット851及び第2ブラケット852により、下フレーム522に支持される。第1ブラケット851及び第2ブラケット852は、案内装置87を構成する。
第1ブラケット851には、ギヤ86の前後にそれぞれ一対のガイドローラ853を配置している。ガイドローラ853の間隔は、キャリヤ70のキャリヤレール711の左右方向幅に対応している。ガイドローラ853の間にキャリヤ70のキャリヤレール711が位置することで、ギヤ86が被伝達部72のピン722に噛み合うようにしている。
第2ブラケット852は、下フレーム522に固定されている。第1ブラケット851は、第2ブラケット852に固定せずに、支持軸854及び筒体855を用いて支持されている。支持軸854及び筒体855は位置変更機構88を構成する。第1移載駆動源83M及びギヤ86は、第1右移載路51Rに対して左右方向に移動可能である。
図14は、第1移載駆動装置83にキャリヤ70が進入する状態を示す平面図である。図15は、第1移載駆動装置83にキャリヤ70が進入し、ギヤ86が被伝達部72に組み合わされた状態を示す平面図である。矢印Fは第1移載駆動装置83の前方を示し、矢印Bは第1移載駆動装置83の後方を示す。矢印Rは第1移載駆動装置83の右方向を示し、矢印Lは第1移載駆動装置83の左方向を示す。
図14では、第1移載駆動装置83に対してキャリヤ70が送り込まれている状態を示している。キャリヤ70は、返送方向TRに向けて走行しているものとする。キャリヤ70の被伝達部72と、第1移載駆動源83Mのギヤ86は、組み合わされる前の状態である。図14では、キャリヤ70の被伝達部72は、第1移載駆動源83Mのギヤ86に対して、左方向にW1だけ偏っている。キャリヤレール711のテーパ部711Aは、左のガイドローラ853Aにのみ接触している。この状態から、さらにキャリヤ70が返送方向TRに向けて走行すると、ガイドローラ853Aは、テーパ部711Aによって左方に押される。ガイドローラ853Aがテーパ部711Aによって左方に押されることにより、第1ブラケット851及び第1移載駆動源83Mは、第2ブラケット852に対して左方に移動する。第1移載駆動源83Mが左方に移動することにより、ギヤ86の位置は、キャリヤ70の被伝達部72に合わせて変更される。
図15では、キャリヤ70が、図14の状態から更に返送方向TRに向けて走行した状態を示している。キャリヤレール711のテーパ部711Aは、ガイドローラ853C及びガイドローラ853Dの間を通過し、キャリヤレール711の第1平行部711Bがガイドローラ853C及びガイドローラ853Dの間に到達している。キャリヤレール711の第2平行部711Cは、ガイドローラ853A、及びガイドローラ853Bの間に位置している。キャリヤレール711の第1平行部711B及び第2平行部711Cがガイドローラ853A、853B、853C、及び853Dに案内された状態で、ギヤ86と被伝達部72が組み合わされるように、第1平行部711Bの前後方向の長さが設定されている。このため、ギヤ86の位置は、キャリヤ70の被伝達部72に合わせてより正確な位置に変更される。
[駆動装置とキャリヤの位置関係]
図16は、搬送駆動装置81、返送駆動装置82、第1移載駆動装置83、及び第2移載駆動装置84の位置関係を示す簡略図である。図16に示すように、キャリヤ70の被伝達部72の長さをL1とする。第1移載駆動装置83と、搬送駆動装置81又は返送駆動装置82の間隔をL2とする。第2移載駆動装置84と、搬送駆動装置81又は返送駆動装置82の間隔をL3とする。L1は、L2よりも長くなるように設定されている。また、L1は、L3よりも長くなるように設定されている。図16に示す状態では、キャリヤ70の被伝達部72には、搬送駆動装置81(返送駆動装置82)が接触している。図16の状態からキャリヤ70を搬送方向TFに走行させる場合は、キャリヤ70の被伝達部72に第2移載駆動装置84が接触してから、キャリヤ70の被伝達部72と搬送駆動装置81(返送駆動装置82)との接触が解除される。また、図16の状態からキャリヤ70を返送方向TRに走行させる場合は、キャリヤ70の被伝達部72に第1移載駆動装置83が接触してから、キャリヤ70の被伝達部72と搬送駆動装置81(返送駆動装置82)との接触が解除される。つまり、キャリヤ70には、第1移載駆動装置83、第2移載駆動装置84及び搬送駆動装置81(返送駆動装置82)のいずれかが接触している。このため、キャリヤ70には、常時駆動力を伝達できる状態にある。
[アーム操作部]
図17は、図4のT−T線で切断した第1移載装置50の正面断面図である。矢印Uは組立搬送装置100の上方向を示し、矢印Dは組立搬送装置100の下方を示す。矢印Rは組立搬送装置100の右方向を示し、矢印Lは組立搬送装置100の左方向を示す。
図17では、第1移載装置50の第1右移載路51R、アーム操作部76、及びキャリヤ70が見えている。アーム操作部76は、第1移載装置50、第2移載装置60に設けられている。
アーム操作部76は、ブラケット751、支持アーム752、操作部としての平歯車753を有している。ブラケット751は、下フレーム522に固定されている。支持アーム752は、ブラケット751に対して支持軸754によって回転可能に支持されている。支持アーム752には、回転駆動部755が取付けられている。回転駆動部755には、平歯車753が取付けられている。支持アーム752には、第1アクチュエータ756が接続されている。第1アクチュエータ756を作動させることで、支持アーム752を回転させ、平歯車753の位置を移動させることができる。
図17では、平歯車753は、キャリヤ70に設けられている平歯車74に噛み合った状態である。この状態を連結位置PN1とする。第1アクチュエータ756を作動させて支持アーム752を回転させ、平歯車753を平歯車74から退避させることも可能である。平歯車753を平歯車74から退避させた状態を退避位置PN2とする。
ブラケット751には、ロッドを進退可能な第2アクチュエータ757が配置されている。第1アクチュエータ756を作動させて平歯車753をキャリヤ70の平歯車74に噛み合わせた状態(連結位置PN1)とし、第2アクチュエータ757を作動させ、第3操作アーム748の上端を図示左方に押すことで、規制アーム742の先端が突起741から離れ、アーム73の回転操作が可能になる。この状態で、回転駆動部755を作動させ、平歯車753を回転させることで、アーム73を第1アーム位置PA1と第2アーム位置PA2(図18参照)の間で移動させることができる。
図18は、図2の第1左移載路51Lの平面図である。矢印Fは組立搬送装置100の前方を示し、矢印Bは組立搬送装置100の後方を示す。矢印Rは組立搬送装置100の右方向を示し、矢印Lは組立搬送装置100の左方向を示す。
図18は、第1左移載路51Lのアーム操作部76を実線で示し、下フレーム522を二点鎖線で示している。また、キャリヤ70のアーム73及び平歯車74のみを二点鎖線で示している。
図18に示すように、第1アクチュエータ756を作動させて支持アーム752を回転させることで、平歯車753の位置を、平歯車74に噛み合った状態である連結位置PN1と、平歯車74から退避させた状態である退避位置PN2との間で移動させることができる。
また、平歯車753を平歯車74に噛み合わせた連結位置PN1とし、平歯車753を回転させることで、アーム73の位置を第1アーム位置PA1と第2アーム位置PA2の間で移動させることができる。
[組立搬送装置の動作]
次に、組立搬送装置100の動作について説明する。図19から図27は、組立搬送装置100の右側面図である。矢印Uは組立搬送装置100の上方向を示し、矢印Dは組立搬送装置100の下方を示す。矢印Fは組立搬送装置100の前方を示し、矢印Bは組立搬送装置100の後方を示す。図19から図27では、説明の便宜のため、キャリヤ70は1台としている。組立搬送装置100の動作は、図示しない制御部によって制御される。
図19では、第1移載装置50が第1搬送位置P12に位置している状態を示している。左右のキャリヤ70は第1移載装置50上で停止している。アーム73は、キャリヤフレーム71と平行になった第2アーム位置PA2にある。第1移載装置50の下方には、搬送物Mが搬送キャリヤTによって供給されている。
図20では、第1移載装置50は、第1昇降装置91が作動することによって搭載位置P11に下降している。アーム73は、アーム操作部76の作動によって第2アーム位置PA2から第1アーム位置PA1に移動している。アーム73が第1アーム位置PA1に移動することで、左右のキャリヤ70に搬送物Mを搭載可能になる。
図21では、第1移載装置50は、第1昇降装置91が作動することによって搭載位置P11から第1搬送位置P12に上昇している。この状態で、搬送物Mに対して部品の取付け等の所定の作業を行うことが可能である。尚、作業時の第1移載装置50の位置は、第1搬送位置P12に限定されない。第1移載装置50の位置は、作業内容に応じて変更可能である。
図21では、第1移載装置50の第1移載路51は、搬送路30の始端30Sに連続している。このため、左右のキャリヤ70に搭載した搬送物Mを第1移載装置50から搬送路30に移動させることが可能である(図22参照)。左右のキャリヤ70は、第1移載装置50の第1移載駆動装置83及び搬送路30の搬送駆動装置81が共に駆動することによって移動される。具体的には、キャリヤ70が第1移載装置50上に位置している状態では、キャリヤ70は、第1移載駆動装置83によって搬送路30に向けて移動される。キャリヤ70の前部が搬送駆動装置81に差し掛かると、キャリヤ70は、第1移載駆動装置83及び搬送駆動装置81によって移動される。キャリヤ70の後部が第1移載駆動装置83から離れると、キャリヤ70は、搬送駆動装置81によって移動される。キャリヤ70が所定の搬送停止位置SFに到達すると、搬送駆動装置81が停止し、キャリヤ70は所定の搬送停止位置SFで停止する。尚、左右のキャリヤ70を第1移載装置50から搬送路30に移動させる際には、左右のキャリヤ70を同期して移動させる。制御部(図示せず)は、組立搬送装置100の左右に配置される第1移載駆動装置83及び搬送駆動装置81が同期して作動するように制御する。
図22では、キャリヤ70に搭載された搬送物Mは、所定の搬送停止位置SFで停止している。この状態で、搬送物Mに対して部品の取付け等の所定の作業を行うことが可能である。
図22では、第2移載装置60は、第2搬送位置P22に位置している。第2移載装置60の第2移載路61は、搬送路30の終端30Eに連続している。このため、左右のキャリヤ70に搭載した搬送物Mを搬送路30から第2移載装置60に移動させることが可能である(図23参照)。左右のキャリヤ70は、搬送路30の搬送駆動装置81及び第2移載装置60の第2移載駆動装置84が共に駆動することによって移動される。具体的には、キャリヤ70が搬送路30上に位置している状態では、キャリヤ70は、搬送駆動装置81によって第2移載装置60に向けて移動される。キャリヤ70の前部が第2移載駆動装置84に差し掛かると、キャリヤ70は、搬送駆動装置81及び第2移載駆動装置84によって移動される。キャリヤ70の後部が搬送駆動装置81から離れると、キャリヤ70は、第2移載駆動装置84によって移動される。キャリヤ70が第2移載装置60に到達すると、第2移載駆動装置84が停止し、キャリヤ70は第2移載装置60上で停止する。尚、左右のキャリヤ70を搬送路30から第2移載装置60に移動させる際には、左右のキャリヤ70を同期して移動させる。制御部(図示せず)は、組立搬送装置100の左右に配置される搬送駆動装置81及び第2移載駆動装置84が同期して作動するように制御する。
図23では、第2移載装置60は、第2搬送位置P22に位置している。キャリヤ70に搭載された搬送物Mは、第2移載装置60上で停止している。この状態で、搬送物Mに対して部品の取付け等の所定の作業を行うことが可能である。尚、作業時の第2移載装置60の位置は、第2搬送位置P22に限定されない。第2移載装置60の位置は、作業内容に応じて変更可能である。
図24では、第2昇降装置92が作動することによって、第2移載装置60は、第2搬送位置P22から取り出し位置P21に下降している。搬送物Mは、搬送キャリヤTの上部に載置している。アーム操作部76の作動によってアーム73を第1アーム位置PA1から第2アーム位置PA2に移動させる。アーム73をキャリヤフレーム71と平行にすることで、キャリヤ70から搬送物Mを取り出し可能になる。
図25では、搬送物Mを取り出した空のキャリヤ70が第2移載装置60上に停止している。第2移載装置60は、第2昇降装置92が作動することによって、取り出し位置P21から第2返送位置P23に上昇している。第2移載装置60の第2移載路61は、返送路40の始端40Sに連続している。このため、左右のキャリヤ70を第2移載装置60から返送路40に移動させることが可能である(図26参照)。左右のキャリヤ70は、第2移載装置60の第2移載駆動装置84及び返送路40の返送駆動装置82が共に駆動することによって移動される。具体的には、キャリヤ70が第2移載装置60上に位置している状態では、キャリヤ70は、第2移載駆動装置84によって返送路40に向けて移動される。キャリヤ70の前部が返送駆動装置82に差し掛かると、キャリヤ70は、第2移載駆動装置84及び返送駆動装置82によって移動される。キャリヤ70の後部が第2移載駆動装置84から離れると、キャリヤ70は、返送駆動装置82によって移動される。キャリヤ70が返送路40上の所定の返送停止位置SRに到達すると、返送駆動装置82が停止し、キャリヤ70は返送路40上の返送停止位置SRで停止する。尚、左右のキャリヤ70を第2移載装置60から返送路40に移動させる際には、左右のキャリヤ70を同期して移動させる。制御部(図示せず)は、組立搬送装置100の左右に配置される第2移載駆動装置84及び返送駆動装置82が同期して作動するように制御する。
図26では、空のキャリヤ70が、返送路40に停止している。第1移載装置50は、第1返送位置P13に位置している。第1移載装置50の第1移載路51は、返送路40の終端40Eに連続している。このため、左右のキャリヤ70を返送路40から第1移載装置50に移動させることが可能である(図27参照)。左右のキャリヤ70は、返送路40の返送駆動装置82及び第1移載装置50の第1移載駆動装置83が共に駆動することによって移動される。具体的には、キャリヤ70が返送路40上に位置している状態では、キャリヤ70は、返送駆動装置82によって第1移載装置50に向けて移動される。キャリヤ70の前部が第1移載駆動装置83に差し掛かると、キャリヤ70は、返送駆動装置82及び第1移載駆動装置83によって移動される。キャリヤ70の後部が返送駆動装置82から離れると、キャリヤ70は、第1移載駆動装置83によって移動される。キャリヤ70が第1移載装置50上に到達すると、第1移載駆動装置83が停止し、キャリヤ70は返送路40上で停止する。尚、左右のキャリヤ70を返送路40から第1移載装置50に移動させる際には、左右のキャリヤ70を同期して移動させる。制御部(図示せず)は、組立搬送装置100の左右に配置される返送駆動装置82及び第1移載駆動装置83が同期して作動するように制御する。
図27では、空のキャリヤ70は、第1移載装置50に停止している。この状態で、次の搬送物Mが第1移載装置50の下方に供給されれば、図19に戻って再度搬送物Mを搬送することができる。
[組立搬送装置100の効果]
以上説明した本実施形態に係る組立搬送装置100によれば、搬送路30は、キャリヤ70の搬送停止位置SFに対応するように分散して配置される搬送駆動装置81を備える。また、返送路40は、キャリヤ70の返送停止位置SRに対応するように分散して配置される返送駆動装置82を備える。搬送駆動装置81及び返送駆動装置82はそれぞれ分散して配置されるため、フレーム20に捻り作用などの影響が集中しない。このため、フレーム20を軽量化することができ、組立搬送装置100の設置が容易になる。
組立搬送装置100によれば、搬送駆動装置81、返送駆動装置82、第1移載駆動装置83、及び第2移載駆動装置84は、組立搬送装置100の左右それぞれに配置されている。このため、駆動力を左右に分配する機構が不要であり、組立搬送装置100の構造を簡単にすることができる。
組立搬送装置100によれば、搬送駆動装置81、返送駆動装置82、第1移載駆動装置83、及び第2移載駆動装置84は、それぞれ、キャリヤ70に駆動力を伝達するギヤ86を有する。キャリヤ70は、これらの駆動装置からの駆動力を受ける被伝達部72を有する。つまり、搬送路30、返送路40、第1移載路51、及び第2移載路61において、駆動力をキャリヤ70に伝達する構成が共通化されている。このため、組立搬送装置100の構造を簡単にすることができる。また、ギヤ86とピン722との組み合わせを採用することにより、騒音を軽減し、給油等のメンテナンス頻度を削減することができる。また、ギヤ86とピン722との組み合わせに統一することにより、構造をユニット化でき、さまざまなレイアウトに対応容易である。
組立搬送装置100によれば、キャリヤ70の被伝達部72を、ギヤ86に対して離間した状態からギヤ86に接触した状態に案内する案内装置87を有する、
このため、ギヤ86とキャリヤ70の被伝達部72が、離間した状態から接触した状態に円滑に組み合わされる。
組立搬送装置100によれば、案内装置87は、ギヤ86の位置を、キャリヤ70の被伝達部72に合わせて変更する、位置変更機構88を有する。位置変更機構88により、ギヤ86が、キャリヤ70の被伝達部72に合わせて移動する。このため、ギヤ86とキャリヤ70の被伝達部72が、離間した状態から接触した状態に円滑に組み合わされる。
組立搬送装置100は、第1昇降装置91及び第2昇降装置92を有している。第1昇降装置91は、第1昇降駆動源91Mからの駆動力を複数の第1吊下部材931に分配する第1分配装置951を有する。また、第2昇降装置92は、第2昇降駆動源92Mからの駆動力を複数の第2吊下部材932に分配する第2分配装置952を有する。このため、簡単な構成によって複数の第1吊下部材931及び第2吊下部材932をそれぞれ同期させて昇降することができる。
組立搬送装置100によれば、キャリヤ70のアーム73を移動させる平歯車753は、第1移載装置50及び第2移載装置60に設けられている。このため、キャリヤ70にはアーム73を駆動させる構造が不要であり、アーム73の構造を簡単にすることができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施形態を適宜変形して実施することが可能である。
組立搬送装置100の搬送路30及び返送路40を長くして、搬送停止位置SF及び返送停止位置SRが増加させてもよい。搬送路30及び返送路40を長くするため、縦フレームの本数を増加させたり、縦フレームの前後方向の間隔を長くすることが可能である。搬送停止位置SF及び返送停止位置SRを増加させる場合、これに対応して搬送駆動装置81及び返送駆動装置82の台数を増加させる。搬送駆動装置81及び返送駆動装置82はそれぞれ分散して配置されるため、フレーム20に捻り作用などの影響が集中しない。このため、組立搬送装置100を長くする場合でも、フレーム20の構造を簡単にして軽量化することができ、組立搬送装置100の設置が容易になる。
本実施形態では、搬送路30及び返送路40はフレーム20に固定したが、これに限定されない。例えば、搬送路30及び返送路40の構成を第1移載装置50や第2移載装置60と同様の構成として、昇降できるようにしてもよい。この場合、組立搬送装置を多様な作業工程に適用させることができる。
各搬送駆動装置81、及び各返送駆動装置82は独立して駆動させている。このため、全てのキャリヤ70を同時に走行及び停止させてもよく、複数のキャリヤ70を個別に走行及び停止させるようにしてもよい。
100 組立搬送装置
20 フレーム
30 搬送路
40 返送路
50 第1移載装置
51 第1移載路
60 第2移載装置
61 第2移載路
70 キャリヤ
81 搬送駆動装置
82 返送駆動装置
83 第1移載駆動装置
84 第2移載駆動装置
91 第1昇降装置
92 第2昇降装置
上記の構成によれば、搬送路は、キャリヤの搬送停止位置に対応するように配置される搬送駆動装置を備える。また、返送路は、キャリヤの返送停止位置に対応するように配置される返送駆動装置を備える。搬送停止位置及び返送停止位置が複数ある場合でも、搬送駆動装置及び返送駆動装置はそれぞれ分散して配置されるため、フレームの一部に捻り作用などの影響が集中しない。このため、フレームの構造を簡単にして軽量化することができ、組立搬送装置の設置が容易になる。

Claims (7)

  1. 搬送物を搭載するキャリヤと、
    搬送物を搬送する方向を搬送方向として、搬送方向に延びており、前記キャリヤを走行させる搬送路と、
    前記搬送方向と反対の方向を返送方向として、前記返送方向に延びており、かつ、前記搬送路に対して上下方向に重なっており、前記キャリヤを走行させる返送路と、
    前記搬送路の始端に連続する位置と、前記返送路の終端に連続する位置との間で、上下方向に移動可能であり、かつ、前記キャリヤを走行させる第1移載路を有し、前記返送路から前記搬送路に前記キャリヤを移載する第1移載装置と、
    前記搬送路の終端に連続する位置と前記返送路の始端に連続する位置との間で、上下方向に移動可能であり、かつ、前記キャリヤを走行させる第2移載路を有し、前記搬送路から前記返送路に前記キャリヤを移載する第2移載装置と、
    前記搬送路、前記返送路、前記第1移載装置及び前記第2移載装置を支持するフレームと、
    を備え、
    前記搬送路は、
    前記キャリヤを停止させる位置として設定される1又は複数の搬送停止位置と、
    前記搬送停止位置に対応して配置され、前記キャリヤを前記搬送方向に駆動させるとともに、前記キャリヤを前記搬送停止位置で停止させる搬送駆動装置と、
    前記各搬送駆動装置に配置される搬送駆動源と、
    を備え、
    前記返送路は、
    前記キャリヤを停止させる位置として設定される1又は複数の返送停止位置と、
    前記返送停止位置に対応して配置され、前記キャリヤを前記返送方向に駆動させるとともに、前記キャリヤを前記返送停止位置で停止させる返送駆動装置と、
    前記各返送駆動装置に配置される返送駆動源と、
    を備え、
    前記第1移載装置は、
    前記キャリヤを前記搬送方向及び前記返送方向に駆動させるとともに、前記キャリヤを前記第1移載路上で停止させる第1移載駆動装置と、
    前記第1移載駆動装置に配置される第1移載駆動源と、
    を備え、
    前記第2移載装置は、
    前記キャリヤを前記搬送方向及び前記返送方向に駆動させるとともに、前記キャリヤを前記第2移載路上で停止させる第2移載駆動装置と、
    前記第2移載駆動装置に配置される第2移載駆動源と、
    を備える、
    組立搬送装置。
  2. 請求項1に記載の組立搬送装置であって、
    前記搬送方向及び前記返送方向に交差する方向を左右方向として、
    前記搬送路は、前記搬送方向に対して左右方向に配置される右搬送路及び左搬送路を有し、
    前記右搬送路及び前記左搬送路は、それぞれ前記搬送停止位置に対応して配置される前記搬送駆動装置、
    を備え、
    前記返送路は、前記返送方向に対して左右方向に配置される右返送路及び左返送路を有し、
    前記右返送路及び前記左返送路は、それぞれ前記返送停止位置に対応して配置される前記返送駆動装置、
    を備え、
    前記第1移載路は、前記搬送方向に対して左右方向に配置される第1右移載路及び第1左移載路を有し、
    前記第1右移載路及び前記第1左移載路は、それぞれ第1移載駆動装置、
    を備え、
    前記第2移載路は、前記搬送方向に対して左右方向に配置される第2右移載路及び第2左移載路を有し、
    前記第2右移載路及び前記第2左移載路は、それぞれ第2移載駆動装置、
    を備える、
    組立搬送装置。
  3. 請求項1又は2に記載の組立搬送装置であって、
    前記搬送駆動装置、前記返送駆動装置、前記第1移載駆動装置、及び前記第2移載駆動装置は、それぞれ、前記キャリヤに駆動力を伝達する伝達部を有し、
    前記キャリヤは、前記キャリヤが走行する方向を走行方向として、前記走行方向に延びるとともに、前記伝達部に接触することで、前記搬送駆動装置、前記返送駆動装置、前記第1移載駆動装置、及び前記第2移載駆動装置からの駆動力を受ける被伝達部を有し、
    前記被伝達部は、前記搬送方向に走行する場合には、前記搬送方向に隣接する2つの前記伝達部に同時に接触可能であり、かつ、前記返送方向に走行する場合には、前記返送方向に隣接する2つの前記伝達部に同時に接触可能である長さを有する、
    組立搬送装置。
  4. 請求項3に記載の組立搬送装置であって、
    前記搬送駆動装置、前記返送駆動装置、前記第1移載駆動装置、及び前記第2移載駆動装置は、それぞれ、前記キャリヤの前記被伝達部を、前記伝達部に対して離間した状態から前記伝達部に接触した状態に案内する案内装置を有する、
    組立搬送装置。
  5. 請求項4に記載の組立搬送装置であって、
    前記案内装置は、前記伝達部の位置を、前記キャリヤの前記被伝達部に合わせて変更する、位置変更機構を有する、
    組立搬送装置。
  6. 請求項1から5に記載の組立搬送装置であって、
    前記第1移載装置を前記フレームに沿って昇降させる第1昇降装置と、
    前記第2移載装置を前記フレームに沿って昇降させる第2昇降装置と、
    を備え、
    前記第1昇降装置は、
    前記第1移載装置に接続される複数の第1吊下部材と、
    前記第1吊下部材に対応して配置され、前記第1吊下部材を昇降させる複数の第1昇降部と、
    前記複数の第1昇降部に接続され、前記複数の第1昇降部に駆動力を分配する第1分配装置と、
    前記第1分配装置に駆動力を供給する第1昇降駆動源と、
    を備え、
    前記第2昇降装置は、
    前記第2移載装置に接続される複数の第2吊下部材と、
    前記第2吊下部材に対応して配置され、前記第2吊下部材を昇降させる複数の第2昇降部と、
    前記複数の第2昇降部に接続され、前記複数の第2昇降部に駆動力を分配する第2分配装置と、
    前記第2分配装置に駆動力を供給する第2昇降駆動源と、
    を備える、
    組立搬送装置。
  7. 請求項1から6に記載の組立搬送装置であって、
    前記キャリヤは、
    搬送物を搭載可能な位置である第1アーム位置と、搬送物から退避する位置である第2アーム位置との間で回転可能なアームと、
    前記アームに連結され、前記第1アーム位置に対応する位置である第1被操作位置と、前記第2アーム位置に対応する位置である第2被操作位置との間で変動可能な被操作部と、
    を備え、
    前記第1移載装置及び前記第2移載装置は、それぞれ、
    前記被操作部に連結される位置である連結位置と、前記被操作部から退避した位置である退避位置との間で移動可能であり、かつ、前記連結位置で前記被操作部に連結した状態で、前記被操作部を、前記第1被操作位置と前記第2被操作位置との間で変移させる操作部、
    を備える組立搬送装置。
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