JP2003090140A - コンベヤ駆動装置および駐車設備 - Google Patents

コンベヤ駆動装置および駐車設備

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JP2003090140A
JP2003090140A JP2001284052A JP2001284052A JP2003090140A JP 2003090140 A JP2003090140 A JP 2003090140A JP 2001284052 A JP2001284052 A JP 2001284052A JP 2001284052 A JP2001284052 A JP 2001284052A JP 2003090140 A JP2003090140 A JP 2003090140A
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drive
gear
traveling carriage
driven gear
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、走行台車の高さ寸法を抑えることが
でき、コンパクトなコンベヤ駆動装置を得ることにあ
る。 【解決手段】コンベヤ駆動装置は、車両7を収容する複
数の格納部110と、各格納部に設置された第1のコンベ
ヤ2と、格納部の配列方向に移動可能な走行台車117と、
走行台車に設置された第2のコンベヤ4とを備えてい
る。各格納部は、第1のコンベヤに連動する従動歯車30
を有している。走行台車は、第2のコンベヤを駆動する
第1のモータ129を有する第1のコンベヤ駆動機構127
と、駆動歯車142およびこの駆動歯車を回転駆動する第
2のモータ146を有する第2のコンベヤ駆動機構128とを
含んでいる。第2のコンベヤ駆動機構は、駆動歯車が従
動歯車と噛み合う噛み合い位置と、駆動歯車が従動歯車
から離脱する噛み合い解除位置とに亘って横方向に直線
的に往復移動可能に走行台車に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両を収容
する格納部に設置された第1のコンベヤと、車両を搬入
・搬出する走行台車に設置された第2のコンベヤとを同
期運転するコンベヤ駆動装置およびこのコンベヤ駆動装
置を備えた駐車設備に関する。
【0002】
【従来の技術】高層ビル等の構築物、道路あるいは公園
の地下に数百台分の駐車スペースを提供する大規模な駐
車設備は、地上に設置された入庫口および出庫口と、地
下に設置された格納室と、これら格納室と入庫口および
出庫口とを結ぶ入・出庫リフターとを備えている。
【0003】格納室には、乗用自動車のような車両を収
容する複数の格納棚と、これら格納棚に自動車を搬入・
搬出するための走行台車とが配置されている。格納棚
は、多数の駐車領域を有し、これら駐車領域は、横方向
に一列に並べて配置されている。格納棚は、互いに間隔
を存して二列に並んでいるとともに、各列毎に縦方向に
複数段に亘って積層されている。そして、夫々の格納棚
の駐車領域に車両が乗り入れる第1のコンベヤが設置さ
れている。
【0004】走行台車は、横方向に隣り合う格納棚の間
に配置されている。走行台車は、格納棚に沿って走行移
動するとともに、車両を出し入れすべき所望の格納棚に
対応する位置で停止可能となっており、この走行台車に
車両が乗り入れる第2のコンベヤが設置されている。
【0005】図13ないし図19は、従来の大規模な地
下駐車設備において、その格納棚1の各駐車領域に設置
された第1のコンベヤ2と、走行台車3に設置された第
2のコンベヤ4との位置関係を開示している。格納棚1
は、一対の横梁5a,5bと縦梁6とを組み合わすこと
で構成されている。横梁5a,5bは、格納棚1に沿っ
て水平に延びているとともに、互いに間隔を存して平行
に配置されている。縦梁6は、横梁5a,5bの間に掛
け渡されている。
【0006】第1のコンベヤ2は、格納棚1の上に設置
されている。第1のコンベヤ2は、乗用自動車のような
車両7の前輪7aを支える前輪用コンベヤ組立体8と、
車両7の後輪7bを支える後輪用コンベヤ組立体9とを
備えている。
【0007】前輪用コンベヤ組立体8は、コンベヤフレ
ーム10を有している。コンベヤフレーム10は、横梁
5a,5bの間に跨っており、このコンベヤフレーム1
0の両端部に夫々駆動軸12a,12bが回転自在に支
持されている。駆動軸12a,12bは、一対のチェー
ン14を介して互いに連動されている。チェーン14
は、互いに間隔を存して平行に配置されており、これら
チェーン14の間に前輪7aに接する多数の鋼板15が
掛け渡されている。そのため、前輪用コンベヤ組立体8
は、格納棚1とは直交する方向に沿って水平に配置され
ている。
【0008】後輪用コンベヤ組立体9は、コンベヤフレ
ーム17を有している。コンベヤフレーム17は、横梁
5a,5bの間に跨っており、このコンベヤフレーム1
7の両端部に夫々駆動軸19a,19bが回転自在に支
持されている。駆動軸19a,19bは、一対のチェー
ン21を介して互いに連動されている。チェーン21
は、互いに間隔を存して平行に配置されており、これら
チェーン21の間に後輪7bに接する多数の鋼板22が
掛け渡されている。そのため、後輪用コンベヤ組立体9
は、格納棚1とは直交する方向に沿って水平に配置され
ている。
【0009】前輪用コンベヤ組立体8の一端に位置され
た一方の駆動軸12aと、後輪用コンベヤ組立体9の一
端に位置された一方の駆動軸19aとは、連動軸23を
介して同軸状に連結されている。この結果、前輪用コン
ベヤ組立体8と後輪用コンベヤ組立体9とは、互いに同
期して車両7の車幅方向に無端走行されるようになって
いる。
【0010】図14、図18および図19に示すよう
に、格納棚1の各駐車領域は、コンベヤ駆動部25を備
えている。コンベヤ駆動部25は、格納棚1の縦梁6に
固定された軸受台26を有している。軸受台26は、前
輪用コンベヤ組立体8に隣接されており、この軸受台2
6の前面に一対の軸受ユニット27が取り付けられてい
る。軸受ユニット27は、歯車軸28を回転自在に支持
している。歯車軸28は、上記一方の駆動軸12aに中
継軸29を介して同軸状に連結されており、この歯車軸
28の中間部に従動歯車30が固定されている。そのた
め、従動歯車30は、歯車軸28、中継軸29および連
動軸23を介して前輪用コンベヤ組立体8および後輪用
コンベヤ組立体9と同期して回転するようになってい
る。
【0011】図13や図14に示すように、上記走行台
車3は、メインフレーム33を有している。メインフレ
ーム33は、一対の横梁34a,34bと複数の縦梁3
5とを組み合わすことで構成されている。横梁34a,
34bは、格納棚1に沿って水平に延びているととも
に、互いに間隔を存して平行に配置されている。縦梁3
5は、横梁34a,34bの間に掛け渡されている。こ
のメインフレーム33は、一対の走行駆動装置32によ
り格納棚1に沿って水平に走行移動されるとともに、車
両7を搬入又は搬出すべき所望の駐車領域に対応した箇
所で停止可能となっている。
【0012】走行台車3に装備された第2のコンベヤ4
は、メインフレーム33の上に設置されている。第2の
コンベヤ4は、車両7の前輪7aを支える前輪用コンベ
ヤ組立体36と、車両7の後輪7bを支える後輪用コン
ベヤ組立体37とを備えている。
【0013】前輪用コンベヤ組立体36は、コンベヤフ
レーム38を有している。コンベヤフレーム38は、横
梁34a,34bの間に跨って水平に配置されており、
このコンベヤフレーム38の両端部に夫々駆動軸40
a,40bが回転自在に支持されている。駆動軸40
a,40bは、一対のチェーン42を介して互いに連動
されている。チェーン42は、互いに間隔を存して平行
に配置されており、これらチェーン42の間に前輪7a
に接する多数の鋼板43が掛け渡されている。そのた
め、前輪用コンベヤ組立体36は、走行台車3の移動方
向とは直交する方向に沿って水平に配置されている。
【0014】後輪用コンベヤ組立体37は、コンベヤフ
レーム45を有している。コンベヤフレーム45は、横
梁34a,34bの間に跨って水平に配置されており、
このコンベヤフレーム45の両端部に夫々駆動軸47
a,47bが回転自在に支持されている。駆動軸47
a,47bは、一対のチェーン49を介して互いに連動
されている。チェーン49は、互いに間隔を存して平行
に配置されており、これらチェーン49の間に後輪7b
に接する多数の鋼板50が掛け渡されている。そのた
め、後輪用コンベヤ組立体37は、走行台車3の移動方
向とは直交する方向に沿って水平に配置されている。
【0015】前輪用コンベヤ組立体36の一端に位置さ
れた一方の駆動軸40aと、後輪用コンベヤ組立体37
の一端に位置された一方の駆動軸47aとは、連動軸5
1を介して同軸状に連結されている。この結果、前輪用
コンベヤ組立体36と後輪用コンベヤ組立体37とは、
互いに同期して車両7の車幅方向に無端走行されるよう
になっている。そして、図14に示すように、走行台車
3が所望の駐車領域に対応した位置で停止した状態にあ
っては、格納棚1の前輪用および後輪用コンベヤ組立体
8,9と走行台車3の前輪用および後輪用コンベヤ組立
体36,37とが同一平面上で向かい合い、これらの間
で車両7の受け渡しが行なわれる。
【0016】図14に示すように、走行台車3は、前輪
用コンベヤ組立体36および後輪用コンベヤ組立体37
を駆動するためのコンベヤ駆動機構53を装備してい
る。コンベヤ駆動機構53は、モータ54を有してい
る。モータ54は、メインフレーム33に支持され、前
輪用コンベヤ組立体36と後輪用コンベヤ組立体37と
の間に位置されている。このモータ54は、減速機55
を一体化したギヤードモータであり、その減速機55の
出力端がチェーン58を介して前輪用コンベヤ組立体3
6の他方の駆動軸40bと連動されている。そのため、
減速機55から出力されるモータ54の動力は、チェー
ン58を介して前輪用コンベヤ組立体36に伝達される
とともに、この前輪用コンベヤ組立体36から連動軸5
1を介して後輪用コンベヤ組立体37に伝達される。
【0017】図13および図14に示すように、走行台
車3は、連結駆動装置61を装備している。この連結駆
動装置61は、モータ54の動力を格納棚1の前輪用コ
ンベヤ組立体8および後輪用コンベヤ組立体9に分配す
るためのものである。図15および図16に最も良く示
されるように、連結駆動装置61は、フレーム62を備
えている。フレーム62は、一対の固定梁63a,63
bを有している。固定梁63a,63bは、走行台車3
の移動方向とは直交する方向に沿って互いに平行に配置
されている。これら固定梁63a,63bの両端部は、
一対のクロスメンバ64によって連結されている。この
フレーム62は、走行台車3のメインフレーム33の上
に複数のブラケット65を介して水平に固定されてい
る。
【0018】固定梁63a,63bの両端部に夫々軸受
ユニット66が固定されている。軸受ユニット66は、
走行台車3の移動方向に互いに向かい合っており、これ
ら軸受ユニット66の間に夫々動力伝達軸67が回転自
在に支持されている。動力伝達軸67は、上記前輪用コ
ンベヤ組立体36の駆動軸40a,40bに夫々軸継手
68を介して同軸状に連結されている。このため、動力
伝達軸67は、前輪用コンベヤ組立体36と同期して回
転駆動される。この動力伝達軸67の中間部に駆動歯車
69が固定されている。駆動歯車69は、走行台車3が
所望の駐車領域に対応した位置で停止した時に、この駐
車領域の従動歯車30と向かい合うようになっている。
【0019】さらに、図15ないし図19に示すよう
に、動力伝達軸67の外周面の上に一対のスイングアー
ム71a,71bが回転自在に支持されている。スイン
グアーム71a,71bは、駆動歯車69を間に挟んで
互いに向かい合うとともに、動力伝達軸67の下方に向
けて延びている。これらスイングアーム71a,71b
の先端に歯車支持軸72が掛け渡されている。歯車支持
軸72の外周面の上には、アイドル歯車73が回転自在
に支持されている。このアイドル歯車73は、駆動歯車
69と噛み合っている。そして、アイドル歯車73は、
動力伝達軸67を中心とするスイングアーム71a,7
1bの回動軌跡X1に沿うように駆動歯車69の周囲を所
定の角度範囲に亘って公転するようになっている。
【0020】したがって、図19の(A)に示すよう
に、スイングアーム71a,71bは、アイドル歯車7
3を格納棚1の従動歯車30から離脱させる噛み合い解
除位置と、図19の(B)に示すように、アイドル歯車
73を従動歯車30と駆動歯車69との間に下方から進
出させて、この従動歯車30に噛み合わせる噛み合い位
置とに亘って揺動可能となっている。
【0021】アイドル歯車73が噛み合い解除位置に回
動された状態では、このアイドル歯車73は駆動歯車6
9の下方に位置されており、走行台車3の第2のコンベ
ヤ4から格納棚1の第1のコンベヤ2への動力伝達が遮
断されている。このアイドル歯車73が噛み合い解除位
置から噛み合い位置に進出されると、駆動歯車69の回
転がアイドル歯車73を介して従動歯車30に伝わり、
この従動歯車30が駆動歯車69と同期して同方向に回
転駆動される。よって、走行台車3の第2のコンベヤ4
から格納棚1の第1のコンベヤ2に動力が伝達され、こ
れら第1および第2のコンベヤ2,4が互いに同期して
無端走行される。
【0022】図15ないし図17に示すように、連結駆
動装置61は、フレーム62の下方に配置されたスイン
グ梁75を有している。スイング梁75は、連結駆動装
置61を平面的に見た場合に、フレーム62の固定梁6
3a,63bの間において、これら固定梁63a,63
bと平行となるように水平に配置されている。スイング
梁75は、その両端部の上面に夫々支持プレート76を
備えており、これら支持プレート76の側面に一対の支
持アーム77a,77bが固定されている。支持アーム
77a,77bは、互いに間隔を存して平行に配置され
ており、これら支持アーム77a,77bの先端が上記
歯車支持軸72の両端部に連結されている。
【0023】このため、スイング梁75は、その両端部
が四本のスイングアーム71a,71bを介してフレー
ム62の両端部から吊り下げられた状態にあり、図16
に矢印で示すように、上記フレーム62と平行を保った
まま上下に揺動変位するようになっている。
【0024】図15および図16に示すように、連結駆
動装置61は、スイング梁75を揺動させるシリンダ機
構79を装備している。シリンダ機構79は、駆動源と
してのモータ80を有している。モータ80は、減速機
81を一体化したギヤードモータであり、この減速機8
1からの動力伝達によりシリンダ機構79のピストンロ
ッド82が伸縮するようになっている。
【0025】シリンダ機構79は、スイング梁75の下
方において、水平に配置されている。シリンダ機構79
のピストンロッド82は、スイング梁75から下向きに
延びるブラケット83に回動可能に連結されているとと
もに、このピストンロッド82とは反対側の端部が他の
ブラケット84を介して走行台車3のメインフレーム3
3に支持されている。
【0026】そのため、シリンダ機構79のピストンロ
ッド82を伸縮させると、スイング梁75が揺動変位す
るようになっており、このスイング梁75の変位により
上記スイングアーム71a,71bが噛み合い解除位置
と噛み合い位置とに亘って揺動される。
【0027】このような従来の駐車設備において、格納
棚1と走行台車3との間で車両7の移し換えを行なわな
い状態では、連結駆動装置61のスイングアーム71
a,71bは、シリンダ機構79により噛み合い解除位
置に保持されている。そのため、アイドル歯車73は駆
動歯車69の真下に退いており、走行台車3の走行移動
を妨げない。
【0028】走行台車3の第2のコンベヤ4に乗り入れ
た車両7を格納棚1に移し換えるには、まず、走行台車
3を格納棚1の空の駐車領域に対応した位置で停止させ
る。この状態で連結駆動装置61のモータ80を動作さ
せ、スイング梁75を揺動させる。これにより、スイン
グアーム71a,71bが噛み合い解除位置から噛み合
い位置に向けて揺動し、アイドル歯車73が駆動歯車6
9の周囲を公転しつつ格納棚1に向けて進出する。この
結果、アイドル歯車73が従動歯車30と噛み合い、走
行台車3の第2のコンベヤ4から格納棚1の第1のコン
ベヤ2への動力伝達が可能な状態に移行する。
【0029】ここで走行台車3のコンベヤ駆動機構53
を動作させると、減速機55の出力端に取り出されたモ
ータ54の動力がチェーン58を介して前輪用コンベヤ
組立体36に伝達される。この前輪用コンベヤ組立体3
6に伝達された動力の一部は、連動軸51を介して後輪
用コンベヤ組立体37に伝えられるとともに、軸継手6
8を介して連結駆動装置61の動力伝達軸67から駆動
歯車69に伝えられ、この駆動歯車69が回転する。こ
の駆動歯車69の回転は、アイドル歯車73を介して格
納棚1の従動歯車30に伝えられる。
【0030】この結果、上記モータ54の動力の一部
は、中継軸29を経由して格納棚1の前輪用コンベヤ組
立体8に伝えられるとともに、ここから連動軸23を介
して後輪用コンベヤ組立体9に伝えられる。
【0031】したがって、格納棚1の第1のコンベヤ2
と走行台車3の第2のコンベヤ4とが互いに同期して同
方向に無端走行し、第2のコンベヤ4に乗り入れた車両
7が格納棚1の第1のコンベヤ2に移し換えられる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の駐車
設備によると、格納棚1の第1のコンベヤ2を駆動する
に際して、図19の(B)に示すように、走行台車3の
アイドル歯車73を駆動歯車69と従動歯車30との間
に進出させ、これら両歯車69,30にかみ合わせるこ
とでコンベヤ駆動機構53の動力の一部を第1のコンベ
ヤ2に伝えている。
【0033】アイドル歯車73は、駆動歯車69を有す
る動力伝達軸67から下向きに延びるスイングアーム7
1a,71bに歯車支持軸72を介して吊り下げられて
おり、スイングアーム71a,71bが噛み合い解除位
置にある時には、駆動歯車69に噛み合ったままこの駆
動歯車69の真下に位置されている。このアイドル歯車
73は、スイングアーム71a,71bが噛み合い解除
位置から噛み合い位置に向けて変位された時に、駆動歯
車69の回りを公転し、この駆動歯車69と従動歯車3
0との対向部分に下方から進出する。
【0034】しかしながら、この従来の構成によると、
駆動歯車69や従動歯車30の下方にアイドル歯車73
を収めたり、このアイドル歯車73の公転を許容する格
別なスペースを確保しなくてはならない。しかも、図1
6に見られるように、スイングアーム71a,71bを
揺動させるスイング梁75は、駆動歯車69を支えるフ
レーム62の下方に位置するので、このフレーム62の
下方にスイング梁75やシリンダ機構79を収める広い
スペースを必要とする。
【0035】この結果、走行台車3の高さ寸法が増大
し、これが原因で駐車設備のコンパクト化が妨げられる
といった不具合が生じてくる。
【0036】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、格納棚の第1のコンベヤを走行台車から
の動力伝達によって駆動するに当って、走行台車の高さ
寸法を抑えることができ、コンパクトなコンベヤ駆動装
置および駐車設備を得ることにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明のコンベヤ駆動装置は、一方
向に並べて配列され、格納物を収容する複数の格納部
と、これら各格納部に設置され、上記格納物を搬入した
り搬出するための第1のコンベヤと、上記格納部の配列
方向に沿って移動するとともに、個々の格納部に対応し
た位置で停止可能な走行台車と、上記走行台車に設置さ
れ、上記格納物を搬入したり搬出するための第2のコン
ベヤと、を具備している。
【0038】上記各格納部は、上記走行台車の走行経路
に臨む位置に上記第1のコンベヤに連動して回転する従
動歯車を有し、また、上記走行台車は、上記第2のコン
ベヤを駆動するための第1のモータを有する第1のコン
ベヤ駆動機構と、上記格納部と向かい合う端部に配置さ
れた駆動歯車およびこの駆動歯車を回転駆動する第2の
モータを有する第2のコンベヤ駆動機構とを含み、この
第2のコンベヤ駆動機構は、上記駆動歯車が上記従動歯
車に噛み合う噛み合い位置と、上記駆動歯車が上記従動
歯車から離脱する噛み合い解除位置とに亘って横方向に
直線的に往復移動可能に上記走行台車に支持されている
ことを特徴としている。
【0039】また、上記目的を達成するため、請求項5
に係る本発明の駐車設備は、一方向に並べて配列され、
車両を収容する複数の格納部と、これら各格納部に設置
され、上記車両を搬入したり搬出するための第1のコン
ベヤと、上記格納部の配列方向に沿って移動するととも
に、個々の格納部に対応した位置で停止可能な走行台車
と、上記走行台車に設置され、上記車両を搬入したり搬
出するための第2のコンベヤと、を具備している。
【0040】上記各格納部は、上記走行台車の走行経路
に臨む位置に上記第1のコンベヤに連動して回転する従
動歯車を有し、また、上記走行台車は、上記第2のコン
ベヤを駆動するための第1のモータを有する第1のコン
ベヤ駆動機構と、上記格納部と向かい合う端部に配置さ
れた駆動歯車およびこの駆動歯車を回転駆動する第2の
モータを有する第2のコンベヤ駆動機構とを含み、この
第2のコンベヤ駆動機構は、上記駆動歯車が上記従動歯
車に噛み合う噛み合い位置と、上記駆動歯車が上記従動
歯車から離脱する噛み合い解除位置とに亘って横方向に
直線的に往復移動可能に上記走行台車に支持されている
ことを特徴としている。
【0041】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図1な
いし図12にもとづいて説明する。
【0042】図1は、例えば数百台の車両7を収容し得
るような大規模な駐車設備101を開示している。この
駐車設備101は、地上に設置された入庫口103およ
び出庫口104と、地下に形成された格納室105と、
入庫口103に乗り入れた車両7を格納室105に搬入
する搬入用リフタ106と、格納室105に収容された
車両7を出庫口104に搬出する搬出用リフタ107と
を備えている。
【0043】地下の格納室105には、複数の格納棚1
10が設置されている。格納棚110は、車両7を収容
する格納部としての多数の駐車領域111を有し、これ
ら駐車領域111は、横方向に水平に一列に並べて配置
されている。図1に示す駐車設備101の場合、格納棚
110は、互いに間隔を存して二列に並んでいるととも
に、各列毎に格納室105の高さ方向に間隔を存して積
層されている。
【0044】図2に示すように、格納棚110は、一対
の横梁112a,112bと複数の縦梁113とを組み
合わすことで構成されている。横梁112a,112b
は、格納棚110の全長に亘って水平に延びているとと
もに、互いに間隔を存して平行に配置されている。縦梁
113は、横梁112a,112bの間に掛け渡され
て、これら横梁112a,112bを連結している。
【0045】格納棚110の駐車領域111に夫々車両
7の搬入・搬出を実行する第1のコンベヤ2と、この第
1のコンベヤ2に連動するコンベヤ駆動部25とが設置
されている。第1のコンベヤ2およびコンベヤ駆動部2
5は、基本的に図14に示す従来の駐車設備と同様の構
成を有しており、この従来と同一の構成部分には同一の
参照符号を付して、その説明を省略する。
【0046】図5および図8に最も良く示されるよう
に、コンベヤ駆動部25の歯車軸28に一対の第1のロ
ーラ115a,115bが回転自在に支持されている。
第1のローラ115a,115bは、従動歯車30を間
に挟んでこの従動歯車30と同軸状に配置されている。
これら第1のローラ115a,115bの直径は、従動
歯車30の歯先円直径よりも小さく設定されている。
【0047】上記格納室105は、横方向に隣り合う格
納棚110の間に台車走行経路116を有している。台
車走行経路116は、格納棚110に沿って水平に延び
ている。格納棚110の一方の横梁112aは、台車走
行経路116に臨んでおり、この横梁112aは、ガイ
ドレールとしての機能を兼ね備えている。
【0048】台車走行経路116に走行台車117が配
置されている。走行台車117は、搬入用リフタ106
から搬入される車両7を格納棚110の空の駐車領域1
11に導いたり、格納棚110の駐車領域111に収容
された車両7を搬出用リフタ107に導くためのもので
ある。
【0049】図2ないし図4に示すように、走行台車1
17は、メインフレーム118を備えている。メインフ
レーム118は、一対の横梁119a,119bと縦梁
120とを組み合わすことで構成されている。横梁11
9a,119bは、台車走行経路116に沿って水平に
延びているとともに、互いに間隔を存して平行に配置さ
れている。縦梁120は、横梁119a,119bの間
に掛け渡されて、これら横梁119a,119bを連結
している。
【0050】このメインフレーム118の両端部に夫々
走行駆動装置122が据え付けられている。走行駆動装
置122は、メインフレーム118に固定されたサブフ
レーム123と、このサブフレーム123に支持された
モータ124と、このモータ124によって駆動される
四つの駆動輪125とを備えている。駆動輪125は、
隣り合う格納棚110の横梁112aの上面に接してい
る。そのため、走行台車117は、駆動輪125の回転
により格納棚110に沿って水平に走行移動されるとと
もに、車両7を搬入又は搬出すべき駐車領域111に対
応した箇所で停止可能となっている。
【0051】走行台車117は、車両7の搬入・搬出を
実行する第2のコンベヤ4と、この第2のコンベヤ4を
駆動する第1のコンベヤ駆動機構127と、上記格納棚
110の第1のコンベヤ2を駆動する第2のコンベヤ駆
動機構128とを装備している。
【0052】第2のコンベヤ4は、メインフレーム11
8に支持され、走行駆動装置122の間に位置されてい
る。この第2のコンベヤ4は、基本的に図14に示す従
来の駐車設備と同様の構成を有しており、この従来の駐
車設備と同一の構成部分には同一の参照符号を付して、
その説明を省略する。
【0053】第1のコンベヤ駆動機構127は、第2の
コンベヤ4の前輪用コンベヤ組立体36と後輪用コンベ
ヤ組立体37との間に位置されている。この第1のコン
ベヤ駆動機構127は、第1のモータ129を有してい
る。第1のモータ129は、減速機130を一体化した
ギヤードモータであり、その減速機130の出力端がチ
ェーン133を介して前輪用コンベヤ組立体36の駆動
軸40bに連動されている。そのため、減速機130か
ら出力される第1のモータ129の動力は、チェーン1
33を介して前輪用コンベヤ組立体36に伝達されると
ともに、ここから連動軸51を介して後輪用コンベヤ組
立体37に伝達される。
【0054】そして、図2に示すように、走行台車11
7が格納棚110の所望の駐車領域111に対応した位
置で停止すると、格納棚110の前輪用および後輪用コ
ンベヤ組立体8,9と走行台車117の前輪用および後
輪用コンベヤ組立体36,37とが同一平面上で向かい
合うようになっている。
【0055】上記第2のコンベヤ駆動機構128は、前
輪用コンベヤ組立体36と一方の走行駆動装置122と
の間に位置されている。図5に示すように、第2のコン
ベヤ駆動機構128は、フレーム135を備えている。
フレーム135は、一対の可動梁136a,136bを
有している。可動梁136a,136bは、メインフレ
ーム118の上方において、その横梁119a,119
bとは直交する方向に水平に延びているとともに、互い
に間隔を存して平行に配置されている。可動梁136
a,136bの両端部は、一対のクロスメンバ137に
よって連結されており、これら可動梁136a,136
bの間に跨ってモータ支持板138が取り付けられてい
る。
【0056】図5および図6に示すように、可動梁11
9a,119bの両端部に夫々軸受ユニット140が固
定されている。軸受ユニット140は、走行台車117
の走行方向に互いに向かい合っており、これら軸受ユニ
ット140の間に駆動軸141が回転自在に支持されて
いる。駆動軸141は、格納棚110の歯車軸28より
も僅かに高い位置において、この歯車軸28と平行に配
置されている。そして、この駆動軸141の外周面上に
駆動歯車142、一対の第2のローラ143a,143
bおよびスプロケット144が設置されている。
【0057】駆動歯車142およびスプロケット144
は、駆動軸141に同軸状に固定されている。図11に
見られるように、駆動歯車142は、従動歯車30より
も下方に距離Hだけずれた位置にあり、これら駆動歯車
142の歯数と従動歯車30の歯数は、互いに同一とな
っている。第2のローラ143a,143bは、駆動軸
141に回転自在に支持されており、上記駆動歯車14
2を間に挟んでこの駆動歯車142と同軸状に配置され
ている。これら第2のローラ143a,143bの直径
は、駆動歯車142の歯先円直径よりも小さく設定され
ている。
【0058】図5に示すように、上記走行台車117が
所望の駐車領域111に対応した位置で停止すると、駆
動歯車142が従動歯車30と向かい合うとともに、第
2のローラ143a,143bが格納棚110の第1の
ローラ115a,115bと向かい合うようになってい
る。
【0059】図5および図7に示すように、フレーム1
35のモータ支持板138の下面に第2のモータ146
が支持されている。この第2のモータ146は、減速機
147を一体化したギヤードモータであり、この減速機
147の出力端に駆動スプロケット148を備えてい
る。また、第2のモータ146は、駆動スプロケット1
48の自由な回転を制限するブレーキ149を内蔵して
いる。
【0060】モータ支持板138の下面には、一対の中
継スプロケット151が支持されているとともに、一方
の可動梁136aの下面には、テンションスプロケット
152が支持されている。駆動スプロケット148、中
継スプロケット151、テンションスプロケット152
およびスプロケット144は、可動梁136aに沿って
一列に並んでおり、これらスプロケット148,15
1,152,144にチェーン153が巻き掛けられて
いる。そのため、第2のモータ146によって駆動スプ
ロケット148が駆動されると、その駆動力がチェーン
153を介して駆動軸141に伝わり、駆動歯車142
が回転駆動されるようになっている。
【0061】したがって、第1のコンベヤ駆動機構12
7と第2のコンベヤ駆動機構128は、夫々独立した第
1のモータ129,146を有し、その動力伝達経路が
互いに切り離されている。
【0062】図9や図10に見られるように、可動梁1
36a,136bの両端部の下面には、夫々スライドブ
ロック155が固定されている。スライドブロック15
5は、横梁119a,119bの上に固定したガイドレ
ール156に摺動可能に嵌合されている。ガイドレール
156は、横梁119a,119bと直交する方向に水
平に延びている。このため、第2のコンベヤ駆動機構1
28は、走行台車117の走行方向とは直交する方向
に、換言すれば、台車走行経路116を間に挟んで向か
い合う格納棚110に進出したり、ここから遠ざかる方
向に水平に移動可能に走行台車117のメインフレーム
118に支持されている。
【0063】この結果、図5や図6に示すように、第2
のコンベヤ駆動機構128は、フレーム135の両端の
駆動歯車142のうちのいずれか一方が片側の格納棚1
10の従動歯車30と噛み合う第1の噛み合う位置と、
両方の駆動歯車142が両側の格納棚110の従動歯車
30から離脱する噛み合い解除位置と、他方の駆動歯車
142が他側の格納棚110の従動歯車30と噛み合う
第2の噛み合い位置とに亘って水平方向に直線的に往復
動するようになっている。
【0064】第2のコンベヤ駆動機構128が噛み合い
位置に移動された状態では、図5や図8に見られるよう
に、第2のローラ143a,143bが第1のローラ1
15a,115bに突き当たる。これにより、図11の
(B)に示すように、従動歯車30のピッチ円直径D1と
駆動歯車142のピッチ円直径D2とが互いに接するよう
に、これら両歯車30,142の軸間距離が規定され、
両歯車30,142が精度良く噛み合うようになってい
る。
【0065】図2、図6および図9に示すように、走行
台車117のメインフレーム118は、その横梁119
a,119bの間に跨る一対のブラケット160a,1
60bを有している。ブラケット160a,160b
は、第2のコンベヤ駆動機構128の可動梁136a,
136bの下方に位置されている。
【0066】ブラケット160a,160bの上に、夫
々第2のコンベヤ駆動機構128をスライドさせる一対
のスライド駆動機構161が設置されている。スライド
駆動機構161は、ボールねじ162とサーボモータ1
63とを備えている。ボールねじ162は、サーボモー
タ163によって回転駆動されるねじ軸164と、この
ねじ軸164の上に取り付けられたボールナット165
とを有している。ねじ軸164は、第2のコンベヤ駆動
機構128のスライド方向に沿って水平に配置されてい
る。このねじ軸164の上のボールナット165は、可
動梁136a,136bから下向きに延びる支持ステー
166に固定されている。
【0067】そのため、サーボモータ163によってね
じ軸164が駆動されると、このねじ軸164の軸方向
にボールナット165が移動し、これにより第2のコン
ベヤ駆動機構128が噛み合い位置又は噛み合い解除位
置にスライドされるようになっている。
【0068】このような構成の駐車設備101におい
て、走行台車117に乗り入れた車両7を格納棚110
の駐車領域111に移し換える手順について説明する。
【0069】まず、走行台車117を格納棚110に沿
って走行させ、この走行台車117を格納棚110の空
の駐車領域111に対応した位置に導く。この際、第2
のコンベヤ駆動機構128は、フレーム135の両端の
駆動歯車142が格納棚110の従動歯車30から離れ
る噛み合い解除位置に保持されており、走行台車117
の走行を妨げない。
【0070】図2に示すように、走行台車117が空の
駐車領域111に対応した位置で停止すると、第2のコ
ンベヤ駆動機構128の駆動歯車142および第2のロ
ーラ143a,143bが格納棚110の従動歯車30
および第1のローラ115a,115bと夫々向かい合
う。それとともに、駐車領域111の第1のコンベヤ2
と走行台車117の第2のコンベヤ4とが同一平面上で
向かい合い、これらコンベヤ2,4の間で車両7の受け
渡しが可能な状態となる。
【0071】次に、走行台車117のスライド駆動機構
161を動作させ、第2のコンベヤ駆動機構128を第
1の噛み合い位置に移動させる。この移動により、駆動
歯車142が片側の格納棚110の従動歯車30と噛み
合うと同時に、第2のローラ143a,143bが第1
のローラ115a,115bに突き当たり、両方の歯車
142,30の噛み合い状態を適正に保つ。
【0072】駆動歯車142が従動歯車30に噛み合う
時に、これら両歯車142,30の歯の向きによって
は、駆動歯車142の歯先と従動歯車142の歯先とが
突き当たることがあり得る。この際、両歯車142,3
0が同一の高さ位置にあり、突き当たった歯が互いに同
一直線上に一列に並んで位置するような場合には、両歯
車142,30を径方向に押圧しようとする力が働き、
歯車142,30を回転させようとする力が発生し難く
なる。特にこの現象は、第1および第2のコンベヤ2,
4のいずれか一方に車両7が載置され、この車両7の重
量によって駆動歯車142又は従動歯車30の回転が自
由な回転が制限されている時に発生する傾向にある。
【0073】しかるに、上記構成によると、従動歯車3
0と駆動歯車142との高さ位置を距離Hだけずらして
あるので、駆動歯車142の歯先が従動歯車30の歯先
に突き当たったとしても、この歯先の当接部分に歯末の
面の傾斜に伴う分力が作用し、少なくともいずれか一方
の歯車142又は30が回転するようになる。この結
果、歯車142,30の歯先が突き当たったままとなる
ことはなく、これら両歯車142,30を正しい噛み合
い状態に容易に移行させることができる。
【0074】さらに、格納棚110の第1のコンベヤ2
に車両7が積載されている状態においては、第2のコン
ベヤ駆動機構128の第2のモータ146に内蔵された
ブレーキ149を開放する。これにより、駆動歯車14
2が自由に回転し得る状態に移行する。よって、駆動歯
車142の歯先が従動歯車30の歯先に突き当たると、
この時の衝撃によって駆動歯車142が回転し、従動歯
車30に正しく噛み合うことになる。
【0075】駆動歯車142が従動歯車30に噛み合っ
たならば、第1のコンベヤ駆動機構127の第1のモー
タ129および第2のコンベヤ駆動機構128の第2の
モータ146を動作させる。第1のモータ129の動力
は、チェーン133を介して第2のコンベヤ4の前輪用
コンベヤ組立体36に伝わるとともに、ここから連動軸
51を介して後輪用コンベヤ組立体37に伝わる。その
ため、これらコンベヤ組立体36,37が互いに同期し
て同方向に無端走行する。
【0076】また、第2のモータ146の動力は、チェ
ーン153を介して駆動軸141に伝わり、この駆動軸
141の上の駆動歯車142が回転する。この駆動歯車
142は、従動歯車30と噛み合っているので、上記第
2のモータ146の動力は、これら両歯車142,30
から歯車軸28および中継軸29を経由して第1のコン
ベヤ2の前輪用コンベヤ組立体8に伝わるとともに、こ
こから連動軸23を介して後輪用コンベヤ組立体9に伝
わる。そのため、これらコンベヤ組立体8,9が互いに
同期して同方向に無端走行する。
【0077】この結果、格納棚110の第1のコンベヤ
2および走行台車117の第2のコンベヤ4は、第1の
モータ129,146からの動力伝達により互いに独立
して同方向に無端走行し、第2のコンベヤ4に載置され
た車両7が第1のコンベヤ2に移し換えられる。
【0078】ところで、上記駐車設備101では、第1
のコンベヤ2の駆動経路と第2のコンベヤ4の駆動経路
とが互いに独立しているため、二台のモータ129,1
46の回転速度を同期させる制御を実行している。
【0079】すなわち、本実施形態では、第2のコンベ
ヤ4を駆動する第1のモータ129をマスターとし、第
1のコンベヤ2を駆動する第2のモータ146をスレー
ブとする閉ループベクトル制御を実行している。具体的
には、図12に示すように、第1および第2のモータ1
29,146は、夫々インバータ方式を採用した制御ユ
ニット170,171から出力される制御信号S1,S2に
基づいて回転速度が制御される。また、第1のモータ1
29,146は、夫々回転速度を電気的に検出するエン
コーダ172,173を有している。エンコーダ172
によって検出された第1のモータ129の実際の回転速
度を示す信号T1は、制御ユニット170にフィードバッ
クされる。同様に、エンコーダ173によって検出され
た第2のモータ146の実際の回転速度を示す信号T2
は、制御ユニット171にフィードバックされる。
【0080】マスター側の制御ユニット170は、主制
御装置174からの速度指令信号S3を受けた時に、この
速度指令信号S3に応じた制御信号S1を出力する。そし
て、この制御ユニット170は、第1のモータ129か
らフィードバックされる実際の回転速度T1と速度指令信
号S3とを比較し、この回転速度T1が速度指令信号S3に対
応するように第1のモータ129を制御する。
【0081】それとともに、制御ユニット170は、第
1のモータ129からフィードバックされた回転速度T1
をリピータ175を介してスレーブ側の制御ユニット1
71に速度指令信号S4として出力する。このスレーブ側
の制御ユニット171は、マスター側の制御ユニット1
70からの速度指令信号S4を受けた時に、この速度指令
信号S4に応じた制御信号S2を出力する。そして、この制
御ユニット171は、第2のモータ146からフィード
バックされる実際の回転速度T2と速度指令信号S4とを比
較し、この回転速度T2が速度指令信号S4に対応するよう
に第2のモータ146を制御する。
【0082】このような制御方法によれば、走行台車1
17の第2のコンベヤ4を駆動する第1のモータ129
は、基本の速度パターンに対応するように主制御装置1
74からの速度指令信号S3に応じて駆動される。また、
格納棚110の第1のコンベヤ2を駆動する第2のモー
タ146は、上記第1のモータ129の回転速度に対応
する速度指令信号S4に応じて駆動される。そのため、二
台のモータ129,146の回転速度を精度良く同調さ
せることができ、第1および第2のコンベヤ2,4の駆
動経路を互いに独立させたにも拘わらず、これらコンベ
ヤ2,4の走行速度のばらつきを解消することができ
る。よって、第1のコンベヤ2と第2のコンベヤ4との
間での車両7の移し換え作業を確実かつ円滑に行なうこ
とができる。
【0083】上記構成の駐車設備101によると、第1
のコンベヤ2の駆動経路と第2のコンベヤ4の駆動経路
とを互いに独立させ、この第1のコンベヤ2を駆動する
第2のコンベヤ駆動機構128を走行台車117の上で
水平に往復移動させることで、この第2のコンベヤ駆動
機構128の駆動歯車142を格納棚110の従動歯車
30に直接噛み合わせている。
【0084】このため、駆動歯車142や従動歯車30
の下方に、これら両歯車142,30に噛み合うアイド
ル歯車のような格別な構成要素を配置する必要はない。
それとともに、第2のコンベヤ駆動機構128そのもの
が水平に移動するので、この第2のコンベヤ駆動機構1
28の下方に上記アイドル歯車を揺動変位させる機構を
配置する必要もない。
【0085】したがって、第2のコンベヤ駆動機構12
8の高さ寸法を低く抑えることができ、従来との比較に
おいて走行台車117を薄くコンパクトに形成すること
ができる。この結果、特に格納棚110が複数段に亘っ
て積層されている場合に、これら格納棚110の高さ方
向への配置間隔を狭めることができ、格納棚110を収
容する格納室105の容積を極力小さく抑えてスペース
的な面で好都合となるといった利点がある。
【0086】なお、本発明は上記実施の形態に特定され
るものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々
変形して実施可能である。
【0087】例えば格納棚に収容される格納物は、自動
車のような車両に特定されるものではなく、例えばコン
テナのような他の物品であっても良い。そのため、本発
明に係るコンベヤ駆動装置は、大規模な駐車設備に用い
るものに特定されず、上記コンテナを収める倉庫等にも
適用が可能である。
【0088】また、格納棚が格納室の高さ方向に積層さ
れている場合に、走行台車は各段毎に設置する必要はな
く、例えば一つの走行台車を格納棚に沿って走行移動さ
せつつ、格段の格納棚に対応した高さ位置にて停止可能
に昇降動させるようにしても良い。
【0089】さらに、上記実施の形態では、格納部を横
方向に並べて配置し、走行台車を横方向に水平に走行さ
せるようにしたが、本発明はこれに限らず、例えば格納
部を縦方向に並べて配置し、走行台車を昇降動させる、
いわゆるエレベータ方式の駐車設備にも同様に実施可能
である。
【0090】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、第1のコ
ンベヤの駆動経路と第2のコンベヤの駆動経路とを互い
に独立させ、この第1のコンベヤを駆動する第2のコン
ベヤ駆動機構を走行台車の上で横方向に直線的に往復移
動させることで、第2のコンベヤ駆動機構の駆動歯車を
格納部の従動歯車に直接噛み合わせるようにしたので、
駆動歯車や従動歯車の下方に、これら両歯車に噛み合う
アイドル歯車のような格別な構成要素を配置する必要は
ない。しかも、第2のコンベヤ駆動機構そのものが横方
向に移動するので、この第2のコンベヤ駆動機構の下方
にアイドル歯車を上下に変位させる機構を配置する必要
もない。
【0091】したがって、第2のコンベヤ駆動機構の高
さ寸法を低く抑えて、走行台車を薄くコンパクトに形成
することができ、特に格納部が複数段に亘って積層され
ている場合に、これら格納部の高さ方向への配置間隔を
狭めることができる。したがって、格納部を収容するた
めのスペースを極力小さく抑えることができ、コンベヤ
駆動装置やこのコンベヤ駆動装置を有する駐車設備のコ
ンパクト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る大規模な駐車設備の
斜視図。
【図2】走行台車が格納棚上の所望の駐車領域に対応し
た箇所で停止した時の第1のコンベヤと第2のコンベヤ
との位置関係を示す平面図。
【図3】車両が乗り入れた走行台車の側面図。
【図4】走行駆動装置、第2のコンベヤ、第1および第
2のコンベヤ駆動機構の位置関係を示す走行台車の平面
図。
【図5】第2のコンベヤ駆動機構の平面図。
【図6】図5のF6−F6線に沿う第2のコンベヤ駆動機構
の断面図。
【図7】図5のF7−F7線に沿う第2のコンベヤ駆動機構
の断面図。
【図8】駆動歯車と従動歯車の噛み合い状態を示す斜視
図。
【図9】図5のF9−F9線に沿う第2のコンベヤ駆動機構
の断面図。
【図10】図5のF10−F10線に沿う第2のコンベヤ駆動
機構の断面図。
【図11】(A)は、第2のコンベヤ駆動機構が噛み合
い解除位置に移動された時の駆動歯車と従動歯車との位
置関係を示す断面図。(B)は、第2のコンベヤ駆動機
構が噛み合い位置に移動された時の駆動歯車と従動歯車
との位置関係を示す断面図。
【図12】第1および第2のコンベヤ駆動機構の制御系
統を示すブロック図。
【図13】従来の駐車設備において、車両が乗り入れた
走行台車の側面図。
【図14】従来の駐車設備において、走行台車が格納棚
上の所望の駐車領域に対応した箇所で停止した時の第1
のコンベヤと第2のコンベヤとの位置関係を示す平面
図。
【図15】従来の駐車設備に用いられる連結駆動装置の
平面図。
【図16】従来の駐車設備に用いられる連結駆動装置の
側面図。
【図17】従来の駐車設備において、駆動歯車とアイド
ル歯車との位置関係を示す連結駆動装置の正面図。
【図18】従来の駐車設備において、連結駆動装置の駆
動歯車とコンベヤ駆動部の従動歯車との位置関係を示す
平面図。
【図19】(A)は、従来の駐車設備において、アイド
ル歯車が噛み合い解除位置に回動された時の従動歯車と
の位置関係を示す断面図。(B)は、従来の駐車設備に
おいて、アイドル歯車が噛み合い位置に回動された時の
従動歯車との位置関係を示す断面図。
【符号の説明】
2…第1のコンベヤ 4…第2のコンベヤ 7…格納物(車両) 30…従動歯車 111…格納部(駐車領域) 117…走行台車 127…第1のコンベヤ駆動機構 128…第2のコンベヤ駆動機構 129…第1のモータ 142…駆動歯車 146…第2のモータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に並べて配列され、格納物を収容
    する複数の格納部と、 これら各格納部に設置され、上記格納物を搬入したり搬
    出するための第1のコンベヤと、 上記格納部の配列方向に沿って移動するとともに、個々
    の格納部に対応した位置で停止可能な走行台車と、 上記走行台車に設置され、上記格納物を搬入したり搬出
    するための第2のコンベヤと、を具備し、 上記格納部の第1のコンベヤと上記走行台車の第2のコ
    ンベヤとの間で上記格納物を移し換えるようにしたコン
    ベヤ駆動装置において、 上記各格納部は、上記走行台車の走行経路に臨む位置に
    上記第1のコンベヤに連動して回転する従動歯車を有
    し、 また、上記走行台車は、上記第2のコンベヤを駆動する
    ための第1のモータを有する第1のコンベヤ駆動機構
    と、上記格納部と向かい合う端部に配置された駆動歯車
    およびこの駆動歯車を回転駆動する第2のモータを有す
    る第2のコンベヤ駆動機構とを含み、この第2のコンベ
    ヤ駆動機構は、上記駆動歯車が上記従動歯車に噛み合う
    噛み合い位置と、上記駆動歯車が上記従動歯車から離脱
    する噛み合い解除位置とに亘って横方向に直線的に往復
    移動可能に上記走行台車に支持されていることを特徴と
    するコンベヤ駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記各格納部
    は、上記従動歯車と同軸に配置された少なくとも一つの
    第1のローラを有するとともに、上記第2のコンベヤ駆
    動機構は、上記駆動歯車と同軸に配置された少なくとも
    一つの第2のローラを有し、これら第1および第2のロ
    ーラは、上記第2のコンベヤ駆動機構が上記噛み合い位
    置に移動された時に互いに突き当たり、上記駆動歯車の
    ピッチ円直径と上記従動歯車のピッチ円直径とが接する
    ように、これら両歯車の軸間距離を規定することを特徴
    とするコンベヤ駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の記載において、
    上記従動歯車と上記駆動歯車とは、縦方向に互いにずれ
    て配置されていることを特徴とするコンベヤ駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかの記
    載において、上記第2のモータは、上記駆動歯車の自由
    な回転を制限するブレーキを内蔵しており、このブレー
    キは、上記駆動歯車が上記従動歯車に噛み合う時に開放
    されることを特徴とするコンベヤ駆動装置。
  5. 【請求項5】 一方向に並べて配列され、車両を収容す
    る複数の格納部と、 これら各格納部に設置され、上記車両を搬入したり搬出
    するための第1のコンベヤと、 上記格納部の配列方向に沿って移動するとともに、個々
    の格納部に対応した位置で停止可能な走行台車と、 上記走行台車に設置され、上記車両を搬入したり搬出す
    るための第2のコンベヤと、を具備し、 上記格納部の第1のコンベヤと上記走行台車の第2のコ
    ンベヤとの間で上記車両を移し換えるようにした駐車設
    備において、 上記各格納部は、上記走行台車の走行経路に臨む位置に
    上記第1のコンベヤに連動して回転する従動歯車を有
    し、 また、上記走行台車は、上記第2のコンベヤを駆動する
    ための第1のモータを有する第1のコンベヤ駆動機構
    と、上記格納部と向かい合う端部に配置された駆動歯車
    およびこの駆動歯車を回転駆動する第2のモータを有す
    る第2のコンベヤ駆動機構とを含み、この第2のコンベ
    ヤ駆動機構は、上記駆動歯車が上記従動歯車に噛み合う
    噛み合い位置と、上記駆動歯車が上記従動歯車から離脱
    する噛み合い解除位置とに亘って横方向に直線的に往復
    移動可能に上記走行台車に支持されていることを特徴と
    する駐車設備。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、上記格納部
    は、横方向に並べられているとともに、縦方向に間隔を
    存して積層されていることを特徴とする駐車設備。
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