JPH10271185A - 通信システム及びその障害管理方式 - Google Patents

通信システム及びその障害管理方式

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JPH10271185A
JPH10271185A JP9075761A JP7576197A JPH10271185A JP H10271185 A JPH10271185 A JP H10271185A JP 9075761 A JP9075761 A JP 9075761A JP 7576197 A JP7576197 A JP 7576197A JP H10271185 A JPH10271185 A JP H10271185A
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JP
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cpu
main processor
sub
failure
processor package
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JP9075761A
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Inventor
Hirokazu Sakano
弘和 坂野
Hiroshi Yamaguchi
浩志 山口
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Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブプロセッサパッケージのCPU障害時に
も、該障害の発生をCPUに代わってメインプロセッサ
パッケージに通知できるようにする。 【解決手段】 バス3によりメインプロセッサパッケー
ジに接続されるサブプロセッサパッケージ2において、
CPUデットロック監視部23は、CPU22がデット
ロックに陥ったことを検出して障害メッセージ情報制御
部24にデットロック情報をTTLバス30を通じて送
信する。障害メッセージ情報制御部24は、上記デット
ロック情報に基づきCPU22の代わりにインタフェー
ス制御部21にアクセスしてTTLレベルの障害情報を
送信し、インタフェース制御部21は上記TTLレベル
の障害情報をメインプロセッサパッケージが扱い得るメ
ッセージに変換して当該メインプロセッサパッケージに
送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM交換機等に
代表されるマルチプロセッサシステムを適用した通信シ
ステム及びその障害管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチプロセッサシステムにおいて、メ
インプロセッサに接続されたサブプロセッサの異常を検
出する代表的な方法としては、(1)サブプロセッサ毎
に状態信号線を引く方式、(2)サブプロセッサの自己
診断と通知による方式、(3)バスあるいは汎用通信ラ
インを用いたメインプロセッサからのポーリング監視方
式が知られている。
【0003】これら各方式のうち、(1)の方式では、
サブプロセッサ個数が増えた時の信号線の実装が出来な
い。
【0004】(2)の方式では、サブプロセッサ自身の
故障検出が出来ない。
【0005】という不都合があった。
【0006】これに対して、(3)の方式では、上記の
不都合はないものの、サププロセッサが複数存在した場
合、任意のサブプロセッサに障害が発生した時、当該サ
ブプロセッサの障害をメインプロセッサが認識するまで
に時間的なズレが発生するため、障害監視の信頼性が低
下することになった。
【0007】かかる不都合を解決するべく、メインプロ
セッサからの監視メッセージの送出を頻繁に行うという
方法があるが、この場合には、以下に述べるように、監
視メッセージの送出により通信用のメッセージの発生が
妨げられ、システム全体の機能低下を招来することにな
った。
【0008】図8は、上記(3)の方式を適用して成る
マルチプロセッサシステムの一般的な構成を示すブロッ
ク図であり、1つのメインプロセッサパッケージ1と複
数のサブプロセッサパッケージ2-1,……,2-nとが任
意のインタフェースバス3を介して接続されている。ま
た、図9は、図8におけるシステムのサブプロセッサパ
ッケージ2(2-1,……,2-n)の構成を示すブロック
図であり、インタフェース制御部21とCPU22とを
TTLバス30により接続して構成される。
【0009】このサブプロセッサパッケージ2におい
て、インタフェース制御部21は、CPU22から送ら
れてくるデータに基づいて、メインプロセッサパッケー
ジ1や他のサブプロセッサパッケージ2と通信するため
のメッセージの制御を行い、CPU22は、プログラム
に基づいて、インタフェース制御部21に任意にデータ
を送信し、また外部からメッセージがあった場合はイン
タフェース制御部21よりデータを受信する制御を行
う。
【0010】かかる構成の従来システムにおいて、メイ
ンプロセッサパッケージ1とサブプロセッサパッケージ
2-1,……,2-n間の通信は、任意のプロトコルを用い
て、インタフェースバス3を通じて行われる。メインプ
ロセッサパッケージ1から、サブプロセッサパッケージ
2-1,……,2-nに任意のプロトコルに基づいて通信し
た場合、サブプロセッサパッケージ2-1,……,2-nが
正常に作動しているか否かを判断するのは、任意のプロ
トコルによりサブプロセッサパッケージ2-1,……,2
-nから、メインプロセッサパッケージ1にアクノリッジ
が戻ってくるかどうかで判断している。
【0011】ここで、任意のサブプロセッサパッケージ
2は、インタフェース制御部21が正常動作していて、
CPU22が動作不可能な状態(デットロック)の時、
メインプロセッサパッケージ1等からのメッセージを受
信してもCPU22がデットロックしているためにメッ
セージを正常処理できない状態に陥る。
【0012】この時、メインプロセッサパッケージ1が
当該サブプロセッサパッケージ2の状態確認(正常動作
が可能か否か)を行なうためには、状態確認のためのメ
ッセージ(上記監視メッセージに相当)を発行して、そ
の応答が戻ってくるかどうかを確認するしか手段がな
い。つまり、メインプロセッサパッケージ1がサブプロ
セッサパッケージ2の状態確認を行うには、メインプロ
セッサパッケージ1が、本来発信する必要のない状態確
認用メッセージを発行しなければならない。
【0013】状態確認用メッセージを発信しなければな
らないということは、サブプロセッサパッケージ2がデ
ットロックしていることをメインプロセッサパッケージ
1が認識するにあたって相当の時間を要することを意味
し、また、メインプロセッサパッケージ1の本来の機能
であるデータ転送用のメッセージの発信が妨げられると
いうことを意味する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
システムでは、メインプロセッサから複数のサププロセ
ッサに対して監視メッセージを送出しその応答を監視す
ることを障害発生を認識することを基本としていたた
め、上記監視メッセージの送出によりメインプロセッサ
からの通信用メッセージの発生が妨げられ、システム全
体の機能低下を免れなかった。しかも、監視メッセージ
を用いてサブプロセッサパッケージの障害を認識し得る
のは、あくまでもサブプロセッサパッケージのCPUが
正常動作している時に限られ、CPUがデットロックし
た場合には、メインプロセッサパッケージがその旨を認
識できずに監視メッセージの送出が無駄に繰り返される
結果、システム全体の機能が更に低下するという問題点
があった。
【0015】本発明は上記問題点を除去し、メインプロ
セッサパッケージがサブプロセッサパッケージのデット
ロックを速やかに認識でき、デットロックを確認するた
めの監視メッセージの発行動作そのものを不要にしてシ
ステム全体の機能向上が図れる通信システム及びその障
害管理方式を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、1つのメイン
プロセッサユニットと複数のサブプロセッサユニットが
バスまたは汎用の通信ラインにより接続されて成るマル
チプロセッサシステムを適用した通信システムにおい
て、前記サブプロセッサユニットは、自ユニットのCP
Uの動作状態を監視する動作状態監視手段と、該動作状
態監視手段により前記CPUの障害発生が認識された場
合、前記メインプロセッサユニットに前記CPUの障害
発生を通知する障害通知手段とをハードウェアとして具
備し、前記CPUの障害発生時、該CPUに代わって前
記ハードウェアにより当該CPUの障害発生を前記メイ
ンプロセッサユニットに通知することを特徴とする。
【0017】また、本発明は、1つのメインプロセッサ
ユニットと複数のサブプロセッサユニットがバスまたは
汎用の通信ラインにより接続されて成るマルチプロセッ
サシステムを適用した通信システムにおいて、前記サブ
プロセッサユニットは、自ユニットのCPUの動作状態
を監視する動作状態監視手段と、該動作状態監視手段に
より前記CPUの障害発生が認識された場合、前記メイ
ンプロセッサユニットに対して障害情報を送出すること
を前記CPUに代わって指示する障害情報制御手段と、
該障害情報制御手段からの前記指示に基づき前記障害情
報を生成して前記メインプロセッサユニットに送出する
インタフェース制御手段とを具備し、前記メインプロセ
ッサユニットは、前記サブプロセッサユニットからの受
信信号中の障害情報を抽出し、当該サブプロセッサユニ
ットの障害発生を認識する障害認識手段を具備すること
を特徴とする。
【0018】望ましくは、本発明において、動作状態監
視手段は、所定期間内に前記CPUよりアクセスが無い
場合に、リセット信号を発行して当該CPUをリセット
するウォッチドックタイマと、前記所定期間とは異なる
任意の期間内に前記ウォッチドックタイマから送出され
る前記リセット信号が規定数を超えた場合に前記CPU
のデットロック発生信号を出力するウォッチドックタイ
マ監視手段とから成ることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施の形態に係わるマルチプロセッサシステムの
概略構成を示すブロック図であり、図8及び図9におけ
る従来システムの各部と同様の機能を果たす部分には同
一の符号を付している。
【0020】本発明に係わるシステムにおいて、メイン
プロセッサパッケージ1とインタフェースバス3を介し
て接続される各サブプロセッサパッケージ2-1,……,
2-nは、それぞれハードウェアとしての障害通知制御部
50を有する。
【0021】図2は、図1におけるサブプロセッサパッ
ケージ2(2-1,……,2-n)の詳細構成を示すブロッ
ク図であり、インタフェース制御部21、CPU22、
CPUデットロック監視部23、障害メッセージ情報制
御部24をTTLバス30により接続して構成される。
これら各部のうち、CPUデットロック監視部23と障
害メッセージ情報制御部24とにより上述した障害通知
制御部50が形成される。
【0022】このサブプロセッサパッケージ2におい
て、インタフェース制御部21は、CPU22及び障害
メッセージ情報制御部24からのTTLレベルの信号
を、メインプロセッサパッケージ1や他のサブプロセッ
サパッケージ2に送るメッセージ情報に変換して送出す
るとともに、メインプロセッサパッケージ1や他のサブ
プロセッサパッケージ2から受信したメッセージ情報を
TTLレベルの信号に変換してCPU22に転送する制
御を行う。
【0023】CPU22は、インタフェース制御部21
から転送されるTTLレベルのメッセージ情報を受信し
てATM交換機能に係わる所定の処理動作を行うととも
に、必要に応じてインタフェース制御部21にメッセー
ジ情報をTTLレベルで送信する。
【0024】CPUデットロック監視部23は、CPU
22の動作状態を監視し、CPU22がデットロックを
起した時に障害メッセージ情報制御部24に対してCP
Uデットロック情報をTTLレベルで送信する。
【0025】障害メッセージ情報制御部24は、CPU
デットロック監視部23から受信した上記デットロック
情報に基づき、CPU22の代わりにインタフェース制
御部21に障害メッセージ情報をTTLレベルで送信す
る。
【0026】以後、インタフェース制御部21では、上
記TTLレベルの障害メッセージ情報がメインプロセッ
サパッケージ1宛の障害メッセージ情報に変換されてイ
ンタフェースバス3上に送出される。メインプロセッサ
パッケージ1では、インタフェースバス1から上記障害
メッセージ情報を受信して解析処理することにより、該
当するサブプロセッサパッケージ2のCPU122がデ
ットロックに陥ったことを認識することができる。
【0027】このように、本発明では、サブプロセッサ
パッケージ2は、CPU22の動作状態を監視するCP
Uデットロック監視部23と、その監視結果に基づき障
害メッセージ情報を発生し、上記CPU22に代わって
インタフェース制御部21に送信する障害メッセージ情
報制御部24を具備して構成される。
【0028】かかる構成によれば、サブプロセッサパッ
ケージ2において、CPUデットロック監視部23の監
視結果を基にCPU22のデットロックを検出した障害
メッセージ情報制御部24が、インタフェース制御部2
1に対して障害メッセージ情報を発行するように指令を
送ることにより、CPU22がデットロックに陥った場
合も該サブプロセッサパッケージ2からメインプロセッ
サパッケージ1に障害メッセージ情報を発信することが
できる。
【0029】従って、メインプロセッサパッケージ1と
サブプロセッサパッケージ2間で、サブプロセッサパッ
ケージ2に障害が発生したことを知らせる任意の障害メ
ッセージを予め決めておき、上記指令に基づきインタフ
ェース制御部21から当該障害メッセージを発行するよ
うにすれば、メインプロセッサパッケージ1側では、こ
の障害メッセージを受信処理することにより、サブプロ
セッサパッケージ2に障害が発生したことを速やかに認
識できる。
【0030】次に、本発明に係わるマルチプロセッサシ
ステムの具体的な適用例について述べる。図3は、本発
明に係わるシステムを適用して成るATM交換機100
の概略構成を示すブロック図である。このATM交換機
100は、スイッチパッケージ11とメインプロセッサ
パッケージ12及び複数のサブプロセッサパッケージ1
3-1,……,13-nをATMバス14を介して接続して
構成される。
【0031】メインプロセッサパッケージ12および各
サブプロセッサパッケージ13-1,……,13-nには、
それぞれ固有のアドレスが割り振られており、これら各
パッケージから送出されるセルは、通常のATMセルに
アドレスを示すヘッダ部が付加されている。
【0032】スイッチパッケージ11は、メインプロセ
ッサパッケージ12およびサブプロセッサパッケージ1
3-1,……,13-nから送出されたセルのヘッダ部の情
報に基づき該セルを伝達するべき場所を決定し、該決定
に基づき当該セルをスイッチングして、それぞれ、サブ
プロセッサパッケージ13-1,……,13-nおよびメイ
ンプロセッサパッケージ12に伝達する。
【0033】サブプロセッサパッケージ13(13-1,
……,13-n)には、図1におけるサブプロセッサパッ
ケージ2の障害通知制御部50と同等の制御機能が備わ
り、上述したセル通信中、任意のサブプロセッサパッケ
ージ13でCPUがデットロックに陥ると、上記制御機
能により、当該CPUのデットロックの検出を経て障害
を通知するためのセルが生成され、該セルがスイッチパ
ッケージ11を通じてメインプロセッサパッケージ12
に伝送される。
【0034】ここで、任意のサブプロセッサパッケージ
13のCPUがデットロックした場合、当該パッケージ
13から送出されるセル(障害セル)のタイプは、VP
I値、VCI値ともに「0」とする。これにより、メイ
ンプロセッサパッケージ12では、この障害セルを受信
して(VPI値=0、VCI値=0)を解析することに
より、サブプロセッサパッケージ13-1,……,13-n
のいずれかに障害が発生したことを認識することが可能
となる。
【0035】以下、サブプロセッサパッケージ13にお
ける上記障害セル発行に係わる各部の動作について詳述
する。図4は、図3におけるサブプロセッサパッケージ
13の詳細構成を示すブロック図であり、ATMアダプ
テーションレイヤ制御部130、CPU131、ウォッ
チドックタイマ132、ウォッチドックタイマ監視回路
部133、障害セル情報制御部134により構成され
る。なお、同図において、140はアドレスバス、14
1はデータバス、142は制御バス、143-1,143
-2,143-3はTTL信号線である。
【0036】このサブプロセッサパッケージ13におい
て、ウォッチングドックタイマ132はCPU131の
動作状態(自タイマへのアクセス状態)を監視してお
り、例えば約2秒以内にCPU131がウォッチドック
タイマ132をアクセス(ウォッチドックタイマクリア
信号送出)しないと、CPU131に対してリセット信
号をアサートする。
【0037】図5は、このウォッチングドックタイマ1
32の動作信号を示すタイミングチャートであり、同図
(a)は、ウォッチドックタイマICのタイムアウトを
示す信号であり、同図(b)は、CPU131に対して
アサートするリセット信号を示している。この例のウォ
ッチドックタイマ132は、CPU131からウォッチ
ドックタイマクリア信号がアサートされないと、約2秒
おきにCPU131に対して、繰り返しリセット信号を
アサートするように動作する。従って、このウォッチド
ックタイマ132でのリセット信号送出作用を利用し
て、後述するCPU131の動作監視を実現できる。
【0038】すなわち、ウォッチドックタイマ監視回路
部133では、ウォッチドックタイマ132より、CP
U131へ発行される上記リセット信号〔図5(b)〕
をトリガーにして回路を起動した後、一定時間(約15
秒)内に、トリガーとなるリセット信号を含めて例えば
3回のリセット信号が、CPU131にアサートされる
と、CPU131がデットロックしていると見なし、障
害セル情報制御部134にCPU131がデットロック
を起こしたことを伝える信号(デットロック信号)を送
信する。
【0039】障害セル情報制御部134では、ウォッチ
ドックタイマ監視回路部133からのデットロック信号
により回路を起動し、ATMアダプテーションレイヤ制
御部130に対して、メインプロセッサパッケージ12
に障害発生を伝えるための信号を送出させるための制御
信号を送出する。この例において、メインプロセッサパ
ッケージ12に障害発生を伝えるための信号としては、
例えば、VPI値,VCI値ともに「0」のセル(障害
セル)が用いられる。
【0040】ATMアダプテーションレイヤ制御部13
0は、障害セル情報制御部134から受信した上記制御
信号に従って、上述したVPI値,VCI値ともに
「0」の障害セルを組み立て、これをメインプロセッサ
パッケージ12宛に送信する。
【0041】本発明に係わるサブプロセッサパッケージ
13では、ウォッチドックタイマ監視回路部133や障
害セル情報制御部134等により実現される上記のよう
な制御機能によって、CPU131がデットロックに陥
った場合も、ハードウェアによりメインプロセッサパッ
ケージ12に障害セルを送出することができる。
【0042】図6は、本発明に係わるサブプロセッサパ
ッケージ13のウォッチドックタイマ監視回路部133
の詳細構成を示すブロック図であり、非同期カウンタ部
1330、シフトレジスタ部1331、論理積回路13
32により構成される。このウォッチドックタイマ監視
回路部133において、非同期カウンタ部1330に
は、ウォッチドックタイマ132の出力信号である「C
PU131に対するリセット信号」がTTL信号線14
3-2を通じて入力される。シフトレジスタ部1331に
は、図示しない例えば水晶発振器から該シフトレジスタ
部1331を起動するためのクロック信号が入力され
る。論理積回路1332には、非同期カウンタ部133
0の出力信号とシフトレジスタ部1331の出力信号が
入力され、これら両入力に基づき、CPU131がデッ
トロックしたことを障害セル情報制御部134に通知す
るためのCPUデットロック信号がTTL信号線143
-3を通じて出力される。
【0043】このウォッチドックタイマ監視回路部13
3において、非同期カウンタ部1330は、上述したC
PU131のリセット信号が3回アサートされると、自
ら出力信号を送出する。シフトレジスタ部1331は、
非同期カウンタ部1330に最初にアサートされるリセ
ット信号によって起動し、約15秒後に自ら出力信号を
送出する。シフトレジスタ部1331の出力信号が出力
した時に、非同期カウンタ部1330の出力信号が出力
されていれば、論理積回路1332が起動してTTL信
号線143-3にCPUデットロック信号が出力される。
【0044】かかる機能構成により、ウォッチドックタ
イマ監視回路部133では、CPU131のデットロッ
ク状態を認識して障害セル情報制御部134へCPUデ
ットロック信号を送出できる。
【0045】図7は、本発明に係わるサブプロセッサパ
ッケージ13の障害セル情報制御部134の構成を示す
ブロック図であり、ROM読み出し回路部1340、R
OM1341、アドレス制御回路部1342、データ制
御回路部1343により構成される。
【0046】この障害セル情報制御部134において、
ROM読み出し回路部1340には、ウォッチドックタ
イマ監視回路部133からTTL信号線143-3を通じ
てデットロック信号が入力されると共に、CPU131
から制御バス142を通じてデータ読み出しアクノリッ
ジ信号が入力される。ROM読み出し回路部1340と
アドレス制御回路部1342及びデータ制御回路部13
43間の通信にはTTLレベルの信号が用いられる。ア
ドレス制御回路部1342とデータ制御回路部1343
は、それぞれアドレスバス140とデータバス141に
接続される。
【0047】この障害セル情報制御部134において、
ROM読み出し回路部1340は、ウォッチドックタイ
マ監視回路部133からTTL信号線143-3を通じて
入力するCPUデットロック信号を監視し、該CPUデ
ットロック信号のディセーブル→イネーブル状態への変
化により起動する。
【0048】起動後、ROM読み出し回路部1340
は、ROM1341のデータを読み出し、CPU131
から制御バス142を通じて入力されるアクノリッジ信
号に従い、アドレス制御回路部1342とデータ制御回
路部1343のそれぞれに上記データをTTLレベルで
送る。このデータは、上述の如く、ATMアダプテーシ
ョンレイヤ制御部130からメインプロセッサパッケー
ジ12に障害セルを送出させるための制御信号に相当す
るものである。
【0049】アドレス制御回路部1342では、上記R
OM読み出し回路部1340からのTTLレベル信号を
受けて、アドレスバス140のバス幅に対応したデータ
に変換しアドレスデータを送信する。データ制御回路部
1343では、ROM読み出し回路部1340からのデ
ータを受けて、データバス141のバス幅に対応したデ
ータに変換しデータを送信する。
【0050】かかる機能構成により、障害セル情報制御
部134では、CPU131がデットロックした場合、
このCPU131の代わりにATMアダプテーションレ
イヤ制御部130に障害セルを発行させるための制御デ
ータを送信できる。
【0051】このように、本発明に係わるATM交換機
100では、サブプロセッサパッケージ13において、
ウォッチドックタイマ132の動作からウォッチドック
タイマ監視回路部133でCPU131のデットロック
状態を認識して障害セル情報制御部134へCPUデッ
トロック信号を送出すると共に、障害セル情報制御部1
34で上記CPUデットロック信号に基づきCPU13
1に代わってATMアダプテーションレイヤ制御部13
0に制御データを送出してメインプロセッサパッケージ
12に障害セルを送出させる構成としたため、メインプ
ロセッサパッケージ12では、サブプロセッサパッケー
ジ13のCPU131がデットロックに陥った後、サブ
プロセッサパッケージ13からの上記障害セルを受信す
ることにより当該CPU131のデットロックを認識で
き、CPU131のデットロックを認識するために自ら
監視メッセージを送出する必要はなくなる。
【0052】ところで、図3に例示した様なATM交換
機では、サブパッケージ13の基本構成として、CPU
とウォッチドックタイマとインタフェース制御部(AT
Mアダプテーションレイヤ制御部)が予め備わっている
ものも少なくない。このようなATM交換機におけるサ
ブプロセッサパッケージの場合、ウォッチドックタイマ
を監視するウォッチドックタイマ監視回路部と、CPU
の代わりにインタフェース制御部にアクセスする障害メ
ッセージ情報制御部を追加するだけで、障害セルをメイ
ンプロセッサパッケージに送信する機能を容易に実現で
きる。
【0053】なお、本発明に係わるマルチプロセッサシ
ステムの適用例としてATM交換機を選択したのは、 (1)マルチプロセッサシステムの典型的な例が交換機
である。
【0054】(2)汎用通信ラインの例として、ATM
ならば、ユーザデータと制御信号をマージ(merge)し
易く適切である。
【0055】との観点に基づくものであって、発明の適
用範囲を狭めるものではない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サブプロセッサパッケージに、CPUの動作状態を監視
する手段と、この監視によりCPUの障害発生が検出さ
れた場合、障害発生を通知するための障害情報を上記C
PUに代わってメインプロセッサパッケージに送信する
手段とから成るハードウェアを付加し、サブプロセッサ
パッケージのCPU障害発生時、該障害の発生をCPU
に代わって上記ハードウェアによりメインプロセッサパ
ッケージに通知するようにしたため、メインプロセッサ
パッケージでは、上記障害情報によりサブプロセッサパ
ッケージの障害の発生をその発生時点で速やかに認識で
きるようになるとともに、メインプロセッサパッケージ
から障害を確認するための監視メッセージを発行する必
要性をなくすることにより、システム全体の機能向上に
寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わるマルチプロセッ
サシステムの概略構成を示すブロック図。
【図2】図1におけるマルチプロセッサシステムのサブ
プロセッサパッケージの構成を示すブロック図。
【図3】本発明に係わるマルチプロセッサシステムを適
用して成るATM交換機の概略構成を示すブロック図。
【図4】図3におけるATM交換機内のサブプロセッサ
パッケージの構成を示すブロック図。
【図5】図4におけるサブプロセッサパッケージ内のウ
ォッチドックタイマの動作信号を示すタイミングチャー
ト。
【図6】図4におけるサブプロセッサパッケージ内のウ
ォッチドックタイマ監視回路部の構成を示すブロック
図。
【図7】図4におけるサブプロセッサパッケージ内の障
害セル情報制御部の構成を示すブロック図。
【図8】マルチプロセッサシステムの一般的構成を示す
ブロック図。
【図9】マルチプロセッサシステムにおけるサブプロセ
ッサパッケージの従来の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 メインプロセッサパッケージ 2-1,……,2-n サブプロセッサパッケージ 3 インタフェースバス 21 インタフェース制御部 22 CPU 23 CPUデットロック監視部 24 障害メッセージ情報制御部 30 TTLバス 50 障害通知制御部 100 ATM交換機 11 スイッチパッケージ 12 メインプロセッサパッケージ 13-1,……,13-n サブプロセッサパッケージ 130 ATMアダプテーションレイヤ制御部 131 CPU 132 ウォチドックタイマ 133 ウォッチドックタイマ監視回路部 1330 非同期カウンタ部 1331 シフトレジスタ部 1332 論理積回路 134 障害セル情報制御部 1340 ROM読み出し回路部 1341 ROM 1342 アドレス制御部 1343 データ制御回路部 140 アドレスバス 141 データバス 142 制御バス 143-1,143-2,143-3 TTL信号線 14 インタフェースバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 浩志 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝通信システムエンジニアリング株式会社 内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのメインプロセッサユニットと複数
    のサブプロセッサユニットがバスまたは汎用の通信ライ
    ンにより接続されて成るマルチプロセッサシステムを適
    用した通信システムにおいて、 前記サブプロセッサユニットは、 自ユニットのCPUの動作状態を監視する動作状態監視
    手段と、 該動作状態監視手段により前記CPUの障害発生が認識
    された場合、前記メインプロセッサユニットに前記CP
    Uの障害発生を通知する障害通知手段とをハードウェア
    として具備し、前記CPUの障害発生時、該CPUに代
    わって前記ハードウェアにより当該CPUの障害発生を
    前記メインプロセッサユニットに通知することを特徴と
    する通信システムの障害管理方式。
  2. 【請求項2】 1つのメインプロセッサユニットと複数
    のサブプロセッサユニットがバスまたは汎用の通信ライ
    ンにより接続されて成るマルチプロセッサシステムを適
    用した通信システムにおいて、 前記サブプロセッサユニットは、 自ユニットのCPUの動作状態を監視する動作状態監視
    手段と、 該動作状態監視手段により前記CPUの障害発生が認識
    された場合、前記メインプロセッサユニットに対して障
    害情報を送出することを前記CPUに代わって指示する
    障害情報制御手段と、 該障害情報制御手段からの前記指示に基づき前記障害情
    報を生成して前記メインプロセッサユニットに送出する
    インタフェース制御手段とを具備し、 前記メインプロセッサユニットは、 前記サブプロセッサユニットからの受信信号中の障害情
    報を抽出し、当該サブプロセッサユニットの障害発生を
    認識する障害認識手段を具備することを特徴とする通信
    システム。
  3. 【請求項3】 動作状態監視手段は、 所定期間内に前記CPUよりアクセスが無い場合に、リ
    セット信号を発行して当該CPUをリセットするウォッ
    チドックタイマと、 前記所定期間とは異なる任意の期間内に前記ウォッチド
    ックタイマから送出される前記リセット信号が規定数を
    超えた場合に前記CPUのデットロック発生信号を出力
    するウォッチドックタイマ監視手段とから成ることを特
    徴とする請求項2記載の通信システム。
JP9075761A 1997-03-27 1997-03-27 通信システム及びその障害管理方式 Pending JPH10271185A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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