JP3190880B2 - スタンバイシステム、スタンバイ方法、および記録媒体 - Google Patents

スタンバイシステム、スタンバイ方法、および記録媒体

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JP3190880B2
JP3190880B2 JP14421398A JP14421398A JP3190880B2 JP 3190880 B2 JP3190880 B2 JP 3190880B2 JP 14421398 A JP14421398 A JP 14421398A JP 14421398 A JP14421398 A JP 14421398A JP 3190880 B2 JP3190880 B2 JP 3190880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタンバイシステ
ム、スタンバイ方法、および記録媒体に関し、特に、相
手システム(系)からハートビート信号が正常に受信で
きたかどうかを相手システム(系)に通知する機能を持
つスタンバイシステム、スタンバイ方法、および記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスタンバイシステムとしては、た
とえば、「特開昭63−214842号公報」記載の技
術が存在する。
【0003】この技術は、現用系の第1の中央処理装
置、第1の中央処理装置に対応してホット待機系を形成
する第2の中央処理装置、ならびに第1および第2の中
央処理装置の間で通信を行うためのCPU間通信手段を
備え、待機系の処理を即刻開始できる状態にしておく構
成をとり、さらに第1および第2の主記憶手段と、系間
障害通知プロセッサとを備えたものである。
【0004】また、第1の主記憶手段は第1の中央処理
装置に接続されていて、CPU間通信手段を介して待機
系の監視プログラムへハートビート通信を行う第1の処
理ルーチンを格納するためのものである。
【0005】また、第2の主記憶手段は第2の中央処理
装置に接続されていて、ハートビート通信の受信状態を
一定時間にわたって監視し、ハートビート通信が一定時
間内に受信されていなければ現用系の動作を完全に停止
させるように要求を送出する第2の処理ルーチンを格納
するためのものである。
【0006】また、系間障害通知プロセッサは、上記現
用系動作の完全停止の要求に対して現用系の電源を切断
して待機系の動作を立ち上げるためのものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
問題点は、システム(系)のある部分に障害が発生した
際に、相手システム(現用系であれば待機系、待機系で
あれば現用系)が動作しているにも関わらずシステム
(系)がダウン(停止)したものと誤認する場合がある
ことである。さらに、その結果、本来稼働しているシス
テム(現用系)とスタンバイしていたシステム(待機
系)とが同時に動作してしまうという障害をもたらすこ
とである。
【0008】その理由は、自システム(系)が送出した
はずのハートビート信号を相手システム(系)が受け取
ることができたかどうか自システム(系)が確認できな
いからである。
【0009】本発明の目的は、相手システム(系)から
ハートビート信号が正常に受信できたかどうかを相手シ
ステム(系)に通知することにより、ハートビート処理
に関する部分的な障害が発生した際にも、誤動作せずに
安定稼働することができるスタンバイシステムを提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のスタンバイシス
テムは、それぞれ、データ送信装置、データ受信装置、
受信データ識別装置およびスタンバイシステム管理装置
を備え、相互を相手システムと認識する運用系システ
ム、待機系システムを有し、 (a)前記相手システムが正常であるか異常であるかど
うかを示す第1の状態データを前記データ受信装置から
受け取り、前記第1の状態データを第1のハートビート
信号に付加して前記相手システムに送信する前記データ
送信装置と、 (b)前記相手システムからの第2のハートビート信号
を監視し、一定時間内に受信できたかどうかを判断し、
もし、一定時間内に前記相手システムからの前記第2の
ハートビート信号を受信できなかったと判断すると、前
記相手システムが異常であることを示す前記第1の状態
データを前記データ送信装置に通知し、さらに、自シス
テムが運用系であるのか待機系であるのか判断し、待機
系であれば、前記スタンバイシステム管理装置に前記相
手システムの処理を引き継ぐ指示を通知し、もし、一定
時間内に前記相手システムからの前記第2のハートビー
ト信号を受信できたと判断すると、前記相手システムが
正常であることを示す前記第1の状態データを前記デー
タ送信装置に通知し、受信した前記第2のハートビート
信号に付加された自システムの状態を示す第2の状態デ
ータを前記受信データ識別装置へ通知する前記データ受
信装置と、 (c)前記データ受信装置から前記自システムの状態を
示す前記第2の状態データを受け取り、前記自システム
が前記相手システムに正常であると判断されたのか異常
であると判断されたのかを識別し、もし、前記自システ
ムが異常であると判断されたと識別した場合には、前記
自システムの処理を停止するための指示を前記スタンバ
イシステム管理装置に通知する前記受信データ識別装置
と、 (d)前記受信データ識別装置から、前記自システムの
処理を停止するための前記指示を受け取り、前記自シス
テムの処理を停止させるシャットダウンを実施し、前記
データ受信装置から、前記相手システムの処理を引き継
ぐ前記指示を受け取ると、前記相手システムの処理の引
き継ぎを実施する前記スタンバイシステム管理装置と、
を有する。
【0011】本発明のスタンバイ方法は、 (a)相手システムからの第1のハートビート信号を監
視する第1のステップと、 (b)前記第1のハートビート信号を一定時間内に受信
できたかどうかを判断する第2のステップと、 (c)前記第2のステップにおいて、一定時間内に前記
相手システムからの前記第1のハートビート信号が受信
できなかったと判断されると、前記相手システムが異常
であることを示す第1の状態データを作成する第3のス
テップと、 (d)前記第3のステップが実施されると、自システム
が運用系であるのか待機系であるのか判断する第4のス
テップと、 (e)前記第4のステップにおいて、待機系であると判
断されると、前記相手システムの処理を引き継ぐ指示を
生成する第5のステップと、 (f)前記第2のステップにおいて、一定時間内に前記
相手システムからの前記第1のハートビート信号が受信
できたと判断されると、前記相手システムが正常である
ことを示す前記第1の状態データを生成する第6のステ
ップと、 (g)前記相手システムが異常であることを示すまたは
前記相手システムが正常であることを示す前記第1の状
態データを第2のハートビート信号に付加して前記相手
システムに送信する第7のステップと、 (h)受信した前記第1のハートビート信号に付加され
た前記自システムの状態を示す第2の状態データを受け
取る第8のステップと、 (i)前記自システムの状態を示す前記第2の状態デー
タにより前記自システムが前記相手システムに正常であ
ると判断されたのか異常であると判断されたのかを識別
する第9のステップと、 (j)前記第9のステップにおいて、前記自システムが
異常であると判断されたと識別された場合には、前記自
システムの処理を停止するための指示を生成する第10
のステップと、 (k)前記自システムの処理を停止するための前記指示
にしたがって、前記自システムの処理を停止させるシャ
ットダウンを実施する第11のステップと、 (l)前記相手システムの処理を引き継ぐ前記指示にし
たがって前記相手システムの処理の引き継ぎを実施する
第12のステップと、を含む。
【0012】本発明の記録媒体は、 (a)相手システムからの第1のハートビート信号を監
視する第1のステップと、 (b)前記第1のハートビート信号を一定時間内に受信
できたかどうかを判断する第2のステップと、 (c)前記第2のステップにおいて、一定時間内に前記
相手システムからの前記第1のハートビート信号が受信
できなかったと判断されると、前記相手システムが異常
であることを示す第1の状態データを作成する第3のス
テップと、 (d)前記第3のステップが実施されると、自システム
が運用系であるのか待機系であるのか判断する第4のス
テップと、 (e)前記第4のステップにおいて、待機系であると判
断されると、前記相手システムの処理を引き継ぐ指示を
生成する第5のステップと、 (f)前記第2のステップにおいて、一定時間内に前記
相手システムからの前記第1のハートビート信号が受信
できたと判断されると、前記相手システムが正常である
ことを示す前記第1の状態データを生成する第6のステ
ップと、 (g)前記相手システムが異常であることを示すまたは
前記相手システムが正常であることを示す前記第1の状
態データを第2のハートビート信号に付加して前記相手
システムに送信する第7のステップと、 (h)受信した前記第1のハートビート信号に付加され
た前記自システムの状態を示す第2の状態データを受け
取る第8のステップと、 (i)前記自システムの状態を示す前記第2の状態デー
タにより前記自システムが前記相手システムに正常であ
ると判断されたのか異常であると判断されたのかを識別
する第9のステップと、 (j)前記第9のステップにおいて、前記自システムが
異常であると判断されたと識別された場合には、前記自
システムの処理を停止するための指示を生成する第10
のステップと、 (k)前記自システムの処理を停止するための前記指示
にしたがって、前記自システムの処理を停止させるシャ
ットダウンを実施する第11のステップと、 (l)前記相手システムの処理を引き継ぐ前記指示にし
たがって前記相手システムの処理の引き継ぎを実施する
第12のステップと、をコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録する。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態を示すブロック図である。図1を
参照すると、本発明の第1の実施の形態は、運用系シス
テム10と待機系システム20とを備える。また、運用
系システム10は、通信処理装置13およびスタンバイ
システム管理装置15を備える。待機系システム20
は、通信処理装置23およびスタンバイシステム管理装
置25を備える。
【0017】通信処理装置13は、データ送信装置13
1、データ受信装置132、および受信データ識別装置
133を備える。通信処理装置23は、データ送信装置
231、データ受信装置232、および受信データ識別
装置233を備える。
【0018】データ送信装置131はデータ受信装置2
32にデータを送信し、データ送信装置231はデータ
受信装置132にデータを送信する。
【0019】通常、運用系システム10および待機系シ
ステム20は、それぞれデータ送信装置131およびデ
ータ送信装置231により、相手システム(運用系シス
テム10であれば待機系システム20、待機系システム
20であれば運用系システム10)に対して自システム
が動作していることを示すことを示すデータを送信す
る。
【0020】相手システムでは、データ受信装置132
およびデータ受信装置232がその送信されたデータを
受け取り、データを受け取ったことで相手システムが正
常に動作しているかどうかを判断する。
【0021】たとえば、運用系システム10に何らかの
不具合が発生し処理が停止したとすると、データ送信装
置131からデータ受信装置232への通信が途絶える
場合がある。データ受信装置232への通信が途絶えた
ことで、待機系システム20は運用系システム10の処
理が停止したと判断し、運用系システム10が停止した
場合に実行する処理を動作させる。
【0022】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて図2を参照して説明する。まず、運用系システム
10の動作について説明する。図2は、図1の運用系シ
ステム10の動作を示すフローチャートである。図2を
参照すると、運用系システム10のデータ送信装置13
1は、待機系システム20(相手システム)の状態デー
タ(相手システムが正常であるか異常であるかどうかを
示す)をデータ受信装置132から受け取り(図2ステ
ップS1)、その状態データをハートビート信号に付加
して待機系システム20(相手システム)に送信する
(図2ステップS2)。
【0023】データ受信装置132は、待機系システム
20(相手システム)からのハートビート信号を監視し
(図2ステップS3)、一定時間内に受信できたかどう
かを判断する(図2ステップS4)。もし、一定時間内
に待機系システム20(相手システム)からのハートビ
ート信号を受信できなかったと判断すると(図2ステッ
プS4NO)、待機系システム20(相手システム)が
異常であることを示す状態データをデータ送信装置13
1に通知する(図2ステップS5)。さらに、自システ
ムが運用系であるのか待機系であるのか判断し(図2ス
テップS6)、待機系であれば、スタンバイシステム管
理装置15に相手システムの処理を引き継ぐ指示を通知
する。この場合、自システムは、運用系であるので、こ
の通知は行わない。
【0024】また、一定時間内に待機系システム20
(相手システム)からのハートビート信号を受信できた
と判断すると(図2ステップS4YES)、待機系シス
テム20(相手システム)が正常であることを示す状態
データをデータ送信装置131に通知し(図2ステップ
S8)、受信したハートビート信号に付加された運用系
システム10(自システム)の状態を示す状態データを
受信データ識別装置133へ通知する(図2ステップS
9)。
【0025】受信データ識別装置133は、データ受信
装置132から運用系システム10(自システム)の状
態を示す状態データを受け取り(図2ステップS1
0)、運用系システム10(自システム)が待機系シス
テム20(相手システム)に正常であると判断されたの
か異常であると判断されたのかを識別する(図2ステッ
プS11)。もし、運用系システム10(自システム)
が異常であると判断されたと識別した場合(図2ステッ
プS11NO)には、運用系システム10(自システ
ム)の処理を停止するための指示をスタンバイシステム
管理装置15に通知する(図2ステップS12)。
【0026】スタンバイシステム管理装置15は、受信
データ識別装置133から、運用系システム10(自シ
ステム)の処理を停止するための指示を受け取り(図2
ステップS13)、運用系システム10(自システム)
の処理を停止させるシャットダウンを実施する(図2ス
テップS14)。
【0027】次に、待機系システム20の動作について
図3を参照して説明する。図3は、図1の待機系システ
ム20の動作を示すフローチャートである。図3を参照
すると、待機系システム20のデータ送信装置231
は、運用系システム10(相手システム)の状態データ
(相手システムが正常であるか異常であるかどうかを示
す)をデータ受信装置232から受け取り(図3ステッ
プS1)、その状態データをハートビート信号に付加し
て運用系システム10(相手システム)に送信する(図
3ステップS2)。
【0028】データ受信装置232は、運用系システム
10(相手システム)からのハートビート信号を監視し
(図3ステップS3)、一定時間内に受信できたかどう
かを判断する(図3ステップS4)。もし、一定時間内
に運用系システム10(相手システム)からのハートビ
ート信号を受信できなかったと判断すると(図3ステッ
プS4NO)、運用系システム10(相手システム)が
異常であることを示す状態データをデータ送信装置23
1に通知する(図3ステップS5)。さらに、自システ
ムが運用系であるのか待機系であるのか判断し(図3ス
テップS6)、待機系であれば、スタンバイシステム管
理装置15に相手システムの処理を引き継ぐ指示を通知
する(図3ステップS7)。この場合、自システムは、
待機系であるので、この通知を実施する。
【0029】また、一定時間内に運用系システム10
(相手システム)からのハートビート信号を受信できた
と判断すると(図3ステップS4YES)、運用系シス
テム10(相手システム)が正常であることを示す状態
データをデータ送信装置231に通知し(図3ステップ
S8)、受信したハートビート信号に付加された待機系
システム20(自システム)の状態を示す状態データを
受信データ識別装置233へ通知する(図3ステップS
9)。
【0030】受信データ識別装置233は、データ受信
装置232から待機系システム20(自システム)の状
態を示す状態データを受け取り(図3ステップS1
0)、待機系システム20(自システム)が運用系シス
テム10(相手システム)に正常であると判断されたの
か異常であると判断されたのかを識別する(図3ステッ
プS11)。もし、待機系システム20(自システム)
が異常であると判断されたと識別した場合(図3ステッ
プS11NO)には、待機系システム20(自システ
ム)の処理を停止するための指示をスタンバイシステム
管理装置25に通知する(図3ステップS12)。
【0031】スタンバイシステム管理装置25は、受信
データ識別装置233から、待機系システム20(自シ
ステム)の処理を停止するための指示を受け取り(図3
ステップS13)、待機系システム20(自システム)
の処理を停止させるシャットダウンを実施する(図3ス
テップS14)。
【0032】また、スタンバイシステム管理装置25
は、データ受信装置232から、相手システムの処理を
引き継ぐ指示を受け取ると(図3ステップS15)、相
手システム(この場合運用系システム10)の処理の引
き継ぎを実施する(図3ステップS16)。
【0033】このようにして、自システムの異常を相手
システムから得て、自システムの処理を停止することに
より、システム全体の整合性を保つことができる。
【0034】また、運用系システム10と待機系システ
ム20とは、交代が可能である。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態に関して
詳細に説明する。本発明の実施の第2の形態は、相手シ
ステムからのハートビート信号を監視する第1のステッ
プと、ハートビート信号を一定時間内に受信できたかど
うかを判断する第2のステップと、もし、一定時間内に
相手システムからのハートビート信号を受信できなかっ
たと判断すると、相手システムが異常であることを示す
状態データを作成する第3のステップと、自システムが
運用系であるのか待機系であるのか判断する第4のステ
ップと、待機系であれば、相手システムの処理を引き継
ぐ指示を生成する第5のステップと、一定時間内に相手
システムからのハートビート信号を受信できたと判断す
ると、相手システムが正常であることを示す状態データ
を生成する第6のステップと、相手システムが異常であ
ることを示す状態データまたは相手システムが正常であ
ることを示す状態データをハートビート信号に付加して
相手システムに送信する第7のステップと、受信したハ
ートビート信号に付加された自システムの状態を示す状
態データを受け取る第8のステップと、自システムの状
態を示す状態データにより自システムが相手システムに
正常であると判断されたのか異常であると判断されたの
かを識別する第9のステップと、もし、自システムが異
常であると判断されたと識別した場合には、自システム
の処理を停止するための指示を生成する第10のステッ
プと、自システムの処理を停止するための指示にしたが
って、自システムの処理を停止させるシャットダウンを
実施する第11のステップと、相手システムの処理を引
き継ぐ指示にしたがって相手システムの処理の引き継ぎ
を実施する第12のステップとを含むスタンバイ方法で
ある。
【0036】次に、本発明の第3の実施の形態について
図4を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の第3
の実施の形態を示すブロック図である。図4を参照する
と、本発明の第3の実施の形態は、相手システムからの
ハートビート信号を監視する第1のステップと、ハート
ビート信号を一定時間内に受信できたかどうかを判断す
る第2のステップと、もし、一定時間内に相手システム
からのハートビート信号を受信できなかったと判断する
と、相手システムが異常であることを示す状態データを
作成する第3のステップと、自システムが運用系である
のか待機系であるのか判断する第4のステップと、待機
系であれば、相手システムの処理を引き継ぐ指示を生成
する第5のステップと、一定時間内に相手システムから
のハートビート信号を受信できたと判断すると、相手シ
ステムが正常であることを示す状態データを生成する第
6のステップと、相手システムが異常であることを示す
状態データまたは相手システムが正常であることを示す
状態データをハートビート信号に付加して相手システム
に送信する第7のステップと、受信したハートビート信
号に付加された自システムの状態を示す状態データを受
け取る第8のステップと、自システムの状態を示す状態
データにより自システムが相手システムに正常であると
判断されたのか異常であると判断されたのかを識別する
第9のステップと、もし、自システムが異常であると判
断されたと識別した場合には、自システムの処理を停止
するための指示を生成する第10のステップと、自シス
テムの処理を停止するための指示にしたがって、自シス
テムの処理を停止させるシャットダウンを実施する第1
1のステップと、相手システムの処理を引き継ぐ指示に
したがって相手システムの処理の引き継ぎを実施する第
12のステップとをコンピュータ100に実行させるプ
ログラムを記録した記録媒体120である。
【0037】
【発明の効果】本発明の効果は、運用系システムのデー
タ送信装置又はデータ受信装置に障害が発生した場合
に、それを運用系システムが正しく関知し、待機系シス
テムにおける処理の継続が可能となることである。
【0038】その理由は、相手システム(系)からハー
トビート信号が正常に受信できたかどうかを相手システ
ム(系)に通知することにより、ハートビート処理に関
する部分的な障害が発生した際にも、誤動作せずに安定
稼働することができるようにしたからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の運用系システムの動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】図1の待機系システムの動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 運用系システム 13 通信処理装置 15 スタンバイシステム管理装置 20 待機系システム 23 通信処理装置 25 スタンバイシステム管理装置 100 コンピュータ 120 記録媒体 131 データ送信装置 132 データ受信装置 133 受信データ識別装置 231 データ送信装置 232 データ受信装置 233 受信データ識別装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/16 - 11/20 G06F 11/30 G06F 15/16 - 15/177

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ、データ送信装置、データ受信
    装置、受信データ識別装置およびスタンバイシステム管
    理装置を備え、相互を相手システムと認識する運用系シ
    ステム、待機系システムを有し、 (a)前記相手システムが正常であるか異常であるかど
    うかを示す第1の状態データを前記データ受信装置から
    受け取り、前記第1の状態データを第1のハートビート
    信号に付加して前記相手システムに送信する前記データ
    送信装置と、 (b)前記相手システムからの第2のハートビート信号
    を監視し、一定時間内に受信できたかどうかを判断し、
    もし、一定時間内に前記相手システムからの前記第2の
    ハートビート信号を受信できなかったと判断すると、前
    記相手システムが異常であることを示す前記第1の状態
    データを前記データ送信装置に通知し、さらに、自シス
    テムが運用系であるのか待機系であるのか判断し、待機
    系であれば、前記スタンバイシステム管理装置に前記相
    手システムの処理を引き継ぐ指示を通知し、もし、一定
    時間内に前記相手システムからの前記第2のハートビー
    ト信号を受信できたと判断すると、前記相手システムが
    正常であることを示す前記第1の状態データを前記デー
    タ送信装置に通知し、受信した前記第2のハートビート
    信号に付加された自システムの状態を示す第2の状態デ
    ータを前記受信データ識別装置へ通知する前記データ受
    信装置と、 (c)前記データ受信装置から前記自システムの状態を
    示す前記第2の状態データを受け取り、前記自システム
    が前記相手システムに正常であると判断されたのか異常
    であると判断されたのかを識別し、もし、前記自システ
    ムが異常であると判断されたと識別した場合には、前記
    自システムの処理を停止するための指示を前記スタンバ
    イシステム管理装置に通知する前記受信データ識別装置
    と、 (d)前記受信データ識別装置から、前記自システムの
    処理を停止するための前記指示を受け取り、前記自シス
    テムの処理を停止させるシャットダウンを実施し、前記
    データ受信装置から、前記相手システムの処理を引き継
    ぐ前記指示を受け取ると、前記相手システムの処理の引
    き継ぎを実施する前記スタンバイシステム管理装置と、 を有することを特徴とするスタンバイシステム。
  2. 【請求項2】(a)相手システムからの第1のハートビ
    ート信号を監視する第1のステップと、 (b)前記第1のハートビート信号を一定時間内に受信
    できたかどうかを判断する第2のステップと、 (c)前記第2のステップにおいて、一定時間内に前記
    相手システムからの前記第1のハートビート信号が受信
    できなかったと判断されると、前記相手システムが異常
    であることを示す第1の状態データを作成する第3のス
    テップと、 (d)前記第3のステップが実施されると、自システム
    が運用系であるのか待機系であるのか判断する第4のス
    テップと、 (e)前記第4のステップにおいて、待機系であると判
    断されると、前記相手システムの処理を引き継ぐ指示を
    生成する第5のステップと、 (f)前記第2のステップにおいて、一定時間内に前記
    相手システムからの前記第1のハートビート信号が受信
    できたと判断されると、前記相手システムが正常である
    ことを示す前記第1の状態データを生成する第6のステ
    ップと、 (g)前記相手システムが異常であることを示すまたは
    前記相手システムが正常であることを示す前記第1の状
    態データを第2のハートビート信号に付加して前記相手
    システムに送信する第7のステップと、 (h)受信した前記第1のハートビート信号に付加され
    た前記自システムの状態を示す第2の状態データを受け
    取る第8のステップと、 (i)前記自システムの状態を示す前記第2の状態デー
    タにより前記自システムが前記相手システムに正常であ
    ると判断されたのか異常であると判断されたのかを識別
    する第9のステップと、 (j)前記第9のステップにおいて、前記自システムが
    異常であると判断されたと識別された場合には、前記自
    システムの処理を停止するための指示を生成する第10
    のステップと、 (k)前記自システムの処理を停止するための前記指示
    にしたがって、前記自システムの処理を停止させるシャ
    ットダウンを実施する第11のステップと、 (l)前記相手システムの処理を引き継ぐ前記指示にし
    たがって前記相手システムの処理の引き継ぎを実施する
    第12のステップと、 を含むことを特徴とするスタンバイ方法。
  3. 【請求項3】(a)相手システムからの第1のハートビ
    ート信号を監視する第1のステップと、 (b)前記第1のハートビート信号を一定時間内に受信
    できたかどうかを判断する第2のステップと、 (c)前記第2のステップにおいて、一定時間内に前記
    相手システムからの前記第1のハートビート信号が受信
    できなかったと判断されると、前記相手システムが異常
    であることを示す第1の状態データを作成する第3のス
    テップと、 (d)前記第3のステップが実施されると、自システム
    が運用系であるのか待機系であるのか判断する第4のス
    テップと、 (e)前記第4のステップにおいて、待機系であると判
    断されると、前記相手システムの処理を引き継ぐ指示を
    生成する第5のステップと、 (f)前記第2のステップにおいて、一定時間内に前記
    相手システムからの前記第1のハートビート信号が受信
    できたと判断されると、前記相手システムが正常である
    ことを示す前記第1の状態データを生成する第6のステ
    ップと、 (g)前記相手システムが異常であることを示すまたは
    前記相手システムが正常であることを示す前記第1の状
    態データを第2のハートビート信号に付加して前記相手
    システムに送信する第7のステップと、 (h)受信した前記第1のハートビート信号に付加され
    た前記自システムの状態を示す第2の状態データを受け
    取る第8のステップと、 (i)前記自システムの状態を示す前記第2の状態デー
    タにより前記自システムが前記相手システムに正常であ
    ると判断されたのか異常であると判断されたのかを識別
    する第9のステップと、 (j)前記第9のステップにおいて、前記自システムが
    異常であると判断されたと識別された場合には、前記自
    システムの処理を停止するための指示を生成する第10
    のステップと、 (k)前記自システムの処理を停止するための前記指示
    にしたがって、前記自システムの処理を停止させるシャ
    ットダウンを実施する第11のステップと、 (l)前記相手システムの処理を引き継ぐ前記指示にし
    たがって前記相手システムの処理の引き継ぎを実施する
    第12のステップと、 をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録
    媒体。
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