JP2848442B2 - 任意メッセージデータ判別方式 - Google Patents

任意メッセージデータ判別方式

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JP2848442B2
JP2848442B2 JP7327978A JP32797895A JP2848442B2 JP 2848442 B2 JP2848442 B2 JP 2848442B2 JP 7327978 A JP7327978 A JP 7327978A JP 32797895 A JP32797895 A JP 32797895A JP 2848442 B2 JP2848442 B2 JP 2848442B2
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scsi
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は任意メッセージデー
タ判別方式に関し、特にSCSI(SmallComp
uter System Interface)規格に
基づいたイニシエータ動作のSCSI制御装置での任意
メッセージの送信におけるデータ転送時の任意メッセー
ジデータ判別方式に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、SCSIは、小型コンピ
ュータとその周辺装置とを接続するインタフェースとし
て米国シュガート社が考案したSASI(Shugar
t Associates System Inter
face)を基にして汎用入出力インタフェースとして
の機能拡張、およびインタフェースプロトコルの標準化
を図ったもので、ANSI(米国規格協会)によりX3
T9.2作業委員会で審議されANSI X3.131
−1986として規格化されたものであり、現在パーソ
ナルコンピュータとその周辺装置との接続に最も汎用的
なインタフェースとなっている。
【0003】SCSIでは、SCSIバスに接続される
SCSI制御装置ごとに認識番号としてID(Iden
tifier)情報を持ち、このID情報からSCSI
バス上に接続されているSCSI制御装置がイニシエー
タまたはターゲットとして機能することが可能となる。
【0004】SCSIバスの動作には、8種類のフェー
ズが存在する。すなわち、1)SCSIバス上のSCSI
制御装置がバスを使用していない状態であるバスフリー
フェーズと、2)SCSI制御装置がイニシエータまたは
ターゲットとしてバスの使用権を獲得するためのアービ
トレーションフェーズと、3)ターゲットとして動作させ
るSCSI制御装置(以下、ターゲット動作のSCSI
制御装置という)をイニシエータとして動作するSCS
I制御装置(以下、イニシエータ動作のSCSI制御装
置という)が選択するためのセレクションフェーズと、
4)ターゲット動作のSCSI制御装置からイニシエータ
動作のSCSI制御装置を選択するためのフェーズであ
り、ターゲット動作のSCSI制御装置はディスコネク
ト状態にあるコマンドの処理を再開する際に使用するリ
セレクションフェーズと、5)イニシエータ動作のSCS
I制御装置からターゲット動作のSCSI制御装置に対
して入出力動作を指定するコマンドを転送するコマンド
フェーズと、6)イニシエータ動作のSCSI制御装置と
ターゲット動作のSCSI制御装置との間でデータを転
送するデータフェーズと、7)コマンドの実行終了時にタ
ーゲット動作のSCSI制御装置からイニシエータ動作
のSCSI制御装置に対してステータスを転送するステ
ータスフェーズと、8)イニシエータ動作のSCSI制御
装置とターゲット動作のSCSI制御装置との間でメッ
セージを転送するメッセージフェーズとが存在する。
お、バスフリーフェーズからリセレクションフェーズま
でのときには、SCSIバスの使用権は獲得されておら
ず、SCSIバスの動作非実行中であるといい、コマン
ドフェーズからメッセージフェーズのときには、SCS
Iバスの使用権が獲得されていて、SCSIバスの動作
実行中であるという。
【0005】以上のようなフェーズ遷移の管理をターゲ
ット動作のSCSI制御装置が行うことで、イニシエー
タ動作のSCSI制御装置とターゲット動作のSCSI
制御装置との間で情報の送受信を実現している。
【0006】ここで、上記のメッセージフェーズにお
けるメッセージについて説明する。メッセージは、イニ
シエータ動作のSCSI制御装置とターゲット動作のS
CSI制御装置との間でのインタフェース管理のための
情報であり、SCSI制御装置として必ずサポートしな
ければならない必須メッセージと、SCSI制御装置ご
とに任意にサポートすることが可能な任意メッセージと
が規定されている。任意メッセージには、SCSIバス
管理やバス使用法、および異常発生を通知するメッセー
ジ等が存在し、これらの任意メッセージをサポートする
ことで、例えばデータフェーズ内における同期転送の実
行、およびデータ転送中にパリティエラーが発生した場
合におけるデータ転送再実行等が可能となる。また、任
意メッセージのサポートの有無はSCSI制御装置ごと
に任意であるため、任意メッセージを全くサポートしな
くとも構わないが、このようなSCSI制御装置ではS
CSIバスの動作実行中に発生した異常に関する通知が
一切できないため、一度送信したデータを内部で保持し
ないようなSCSI制御装置とデータの送受信を実行し
た場合には、データの送受信を再実行できない可能性が
ある。
【0007】なお、任意メッセージをサポートする場
合、SCSI制御装置は、最後に受信したメッセージが
サポートされていない任意メッセージ(以下、未サポー
メッセージという)であることを意味するMESSA
GE REJECTメッセージを必ずサポートしなけれ
ばならない。これは、SCSIバス上に接続されている
SCSI制御装置ごとにサポートしている任意メッセー
ジが異なっていたとき、メッセージフェーズ内で自SC
SI制御装置にとって未サポートメッセージを受信する
場合があるため、受信したメッセージが未サポートメッ
セージであることを相手先のSCSI制御装置に対して
通知する必要があるからである。このように、任意メッ
セージをサポートするSCSI制御装置は必ずMESS
AGE REJECTメッセージをサポートすること
で、SCSIバス上に接続されたSCSI制御装置がそ
れぞれ個別に任意メッセージをサポートしている場合で
あっても、メッセージフェーズにおいてメッセージを支
障なく送受信することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方式では、イニシエータ動作のSCSI制御装
置において、何らかの異常が発生した際の異常処理とし
て異常通知の任意メッセージを送出する場合、送出した
任意メッセージが接続先のターゲット動作のSCSI制
御装置にとってサポートされていない可能性があるた
め、送出した任意メッセージに対してMESSAGE
REJECTメッセージが返送された場合の処理も考慮
しなければならず、異常系の処理が膨らんでしまうとい
う問題点があった。
【0009】このような場合の動作例を、図5に示す。
図5は、イニシエータ動作のSCSI制御装置と接続先
のターゲット動作のSCSI制御装置との間でメッセー
ジの送受信を実行したとき、イニシエータ動作のSCS
I制御装置がデータフェーズ内でデータパリティエラー
を検出したため、接続先のターゲット動作のSCSI制
御装置に対してパリティエラーが発生したことを通知す
る任意メッセージであるINITIATOR DETE
CTED ERRORメッセージを送出する場合におけ
る処理例を示したフローチャートである。
【0010】まず、イニシエータ動作のSCSI制御装
置は、パリティエラーが検出されたことを通知するた
め、任意メッセージであるINITIATOR DET
ECTED ERRORメッセージの送出処理を実行す
る(ステップS201)。INITIATOR DET
ECTED ERRORメッセージを受信した接続先の
ターゲット動作のSCSI制御装置では、該メッセージ
が必須メッセージおよびサポートされている任意メッセ
ージ(以下、サポートメッセージという)であれば、該
メッセージに基づいて必要なリカバリ処理を行う。
【0011】しかし、INITIATOR DETEC
TED ERRORメッセージが接続先のターゲット動
作のSCSI制御装置でサポートされているとは限らな
いため、イニシエータ動作のSCSI制御装置は、IN
ITIATOR DETECTED ERRORメッセ
ージの送出後、次フェーズがメッセージインフェーズで
あるかどうかを確認する処理(ステップS202)と、
次フェーズがメッセージインフェーズであった場合に接
続先のターゲット動作のSCSI制御装置からMESS
AGE REJECTメッセージが送出される可能性が
あるため、メッセージを受信する処理(ステップS20
3)とを付加する必要がある。
【0012】また、イニシエータ動作のSCSI制御装
置は、INITIATOR DETECTED ERR
ORメッセージの送出後、接続先のターゲット動作のS
CSI制御装置からMSSAGE REJECTメッセ
ージが送出された場合は(ステップS204でイエ
ス)、他の任意メッセージを送出することで異常を通知
する必要があるため、この処理例では任意メッセージで
あるABORTメッセージの送出を実行する(ステップ
S205)。ABORTメッセージを受信した接続先の
ターゲット動作のSCSI制御装置では、該メッセージ
がサポートメッセージであれば、該メッセージに基づい
て必要なリカバリ処理を行う。
【0013】ここで、先と同様に、ABORTメッセー
ジは接続先のターゲット動作のSCSI制御装置でサポ
ートされているとは限らないため、イニシエータ動作の
SCSI制御装置は、ABORTメッセージの送出後、
次フェーズがメッセージインフェーズであるかどうかを
確認する処理(ステップS206)と、次フェーズがメ
ッセージインフェーズであった場合に接続先のターゲッ
ト動作のSCSI制御装置からMESSAGE REJ
ECTメッセージが送出される可能性があるため、メッ
セージを受信する処理(ステップS207)とを付加す
る必要がある。
【0014】そして、ABORTメッセージの送出後、
接続先のターゲット動作のSCSI制御装置からMES
SAGE REJECTメッセージが送出された場合は
(ステップS208でイエス)、メッセージ送出による
異常通知を接続先のターゲット動作のSCSI制御装置
に対して行うことができないので、イニシエータ動作の
SCSI制御装置は、この処理例では異常通知を示す任
意メッセージの送出を伴わない別の異常処理としてSC
SIバス上にRESET信号を発行する処理(ステップ
S210)を行う。SCSIバス上にRESET信号が
発行された場合には、SCSIバス動作が切断され、S
CSIバス上の全ての装置がリセットされることにな
り、リカバリ処理を行うことができない。
【0015】このように、イニシエータ動作のSCSI
制御装置が任意メッセージを送出する際には、常に次フ
ェーズの確認処理(ステップS202,S206)とメ
ッセージを受信する処理(ステップS203,S20
7)と、また送出した任意メッセージが接続先のターゲ
ット動作のSCSI制御装置で未サポートメッセージで
あった場合に異常通知を示す他の任意メッセージを送出
する処理(ステップS205)とを付加する必要があ
り、異常処理が膨らんでしまうばかりか、未サポートメ
ッセージを送出した場合の無駄なメッセージ交換により
SCSIバスの使用効率が低下する要因が存在してい
た。
【0016】本発明の目的は、このような従来の問題点
を解消するために、イニシエータ動作のSCSI制御装
置において、同一SCSIバス上に接続されているター
ゲット動作のSCSI制御装置がそれぞれ個別に任意メ
ッセージをサポートしているような場合でも、異常処理
の実行時に接続先のターゲット動作のSCSI制御装置
に対して適切な異常通知のメッセージを送出すること
で、未サポートメッセージの送出による無駄なメッセー
ジ交換を削除でき、また異常発生時の処理自体を簡潔に
することができる任意メッセージデータ判別方式を提供
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の任意メッセージ
データ判別方式は、SCSIバス上に接続された各SC
SI制御装置がメッセージフェーズ内で使用する任意メ
ッセージをそれぞれ個別にサポートしてSCSIによっ
てデータ転送を行うシステムにおいて、イニシエータ動
作のSCSI制御装置内に、同一SCSIバス上に接続
されているターゲット動作のSCSI制御装置がサポ
ートしている任意メッセージ群を各ターゲット動作のS
CSI制御装置のID情報別に記憶するメッセージ情報
格納レジスタと、接続先のターゲット動作のSCSI制
御装置でサポートされている任意メッセージ群および該
任意メッセージ群の有効性を示す任意メッセージ有効ビ
ットを格納するサポートメッセージ格納レジスタと、
記イニシエータ動作のSCSI制御装置がSCSIバス
の動作実行中である場合に接続先のターゲット動作のS
CSI制御装置のID情報を送出するID情報管理機構
と、このID情報管理機構から送出されたID情報に基
づき前記メッセージ情報格納レジスタから接続先のター
ゲット動作のSCSI制御装置でサポートしている任意
メッセージ群を読み出して前記サポートメッセージ格納
レジスタに設定するとともに前記任意メッセージ有効ビ
ットをセットする任意メッセージ判断部を備え、前記
イニシエータ動作のSCSI制御装置が前記同一SCS
Iバス上に接続されている前記ターゲット動作のSCS
I制御装置に対して任意メッセージを送出する際に前記
サポートメッセージ格納レジスタの任意メッセージ有効
ビットがセットされていれば前記サポートメッセージ格
納レジスタに設定されている任意メッセージを送出可能
とすることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る任意メッセ
ージデータ判別方式の構成を示すブロック図である。本
実施例の任意メッセージデータ判別方式は、イニシエー
タ動作のSCSI制御装置2と、複数台のターゲット動
作のSCSI制御装置31,32,…,3n(nは正整
数)とが、SCSIバス1を介して接続されて、その主
要部が構成されている。
【0020】イニシエータ動作のSCSI制御装置2
は、SCSIバス1に接続されたターゲット動作のSC
SI制御装置31,32,…,3nがサポートしている
任意メッセージ群を各ID情報別に格納可能なメッセー
ジ情報格納レジスタ21と、イニシエータ動作のSCS
I制御装置2がSCSIバス1の動作実行中である場
合、任意メッセージ判断部23に対して接続先のターゲ
ット動作のSCSI制御装置3i(iは1〜nのうちの
任意の整数)のID情報を送出するID情報管理機構2
2と、ID情報管理機構22からのID情報に基づきイ
ニシエータ動作のSCSI制御装置2がSCSIバス1
の動作実行中を示す任意メッセージ有効ビットおよび接
続先のターゲット動作のSCSI制御装置3iでサポー
トしている任意メッセージ群を判断する任意メッセージ
判断部23と、任意メッセージ判断部23から送出され
た任意メッセージ有効ビットおよび任意メッセージ群を
格納するサポートメッセージ格納レジスタ24と、制御
部としてのCPU(Central Processi
ng Unit)25とを含んで構成されている。な
お、符号210はメッセージ情報受信信号線、220は
ID情報送出信号線、230はメッセージ情報送出信号
線、240はローカルバスをそれぞれ示す。
【0021】図2を参照すると、メッセージ情報格納レ
ジスタ21は、各ID情報ID=1,…,n別にSCS
Iバス1に接続されたターゲット動作のSCSI制御装
置31,32,…,3nがサポートしている任意メッセ
ージ群を格納している。なお、各ターゲット動作のSC
SI制御装置31,32,…,3nがサポートしている
任意メッセージ群はイニシエータ動作のSCSI制御装
置2であらかじめ判明しており、イニシエータ動作のS
CSI制御装置2の電源立ち上げ等の初期化処理時にソ
フトウェアによってメッセージ情報格納レジスタ21に
書き込まれるものとする。
【0022】ID情報管理機構22は、自SCSI制御
装置2のID情報を格納する第1記憶部221と、接続
先のターゲット動作のSCSI制御装置3iのID情報
を格納する第2記憶部222と、SCSIバス1を常に
監視しており、セレクション/リセレクションフェーズ
でSCSIバス1のデータ線上に第1記憶部221に格
納されている自SCSI制御装置2のID情報に対応し
たビットが立った場合、データ線上に同時に立っている
接続先のターゲット動作のSCSI制御装置3iのID
情報を第2記憶部222に書き込み、セレクション/リ
セレクションフェーズの終了後、次フェーズが確定した
時点で自SCSI制御装置2がSCSIバス1の動作実
行状態になったと判断し、第2記憶部222に格納され
たID情報をID情報送出信号線220を介して任意メ
ッセージ判断部23に送出する判断部223とから構成
されている。ID情報管理機構22は、イニシエータ動
作のSCSI制御装置2がSCSIバス1の動作実行中
である場合、ID情報送出信号線220を通じて接続先
のターゲット動作のSCSI制御装置3iのID情報を
任意メッセージ判断部23に送出する一方、イニシエー
タ動作のSCSI制御装置2がSCSIバス1の動作実
行中でない場合、接続先のターゲット動作のSCSI制
御装置3iのID情報をID情報送出信号線220を通
じて任意メッセージ判断部23に送出しないものとす
る。
【0023】任意メッセージ判断部23は、ID情報管
理機構22からのID情報が送出されている場合、イニ
シエータ動作のSCSI制御装置2がSCSIバス1を
動作実行中であると判断して、任意メッセージ有効ビッ
トをSCSIバス1の動作実行中を示す“1”に設定す
る。また、ID情報に対応した接続先のターゲット動作
のSCSI制御装置3iでサポートしている任意メッセ
ージ群をメッセージ情報受信信号線210を使用してメ
ッセージ情報格納レジスタ21から受信して、任意メッ
セージ有効ビットおよび任意メッセージ群をメッセージ
情報送出信号線230を通じてサポートメッセージ格納
レジスタ24に送出する。また、任意メッセージ判断部
23は、ID情報管理機構22からのID情報が送出さ
れていない場合は、イニシエータ動作のSCSI制御装
置2がSCSIバス1を使用していないものと判断し
て、任意メッセージ有効ビットをSCSIバス1の動作
非実行中を示す“0”に設定してメッセージ情報送出信
号線230を通じてサポートメッセージ格納レジスタ2
4に送出する。
【0024】図3を参照すると、サポートメッセージ格
納レジスタ24は、任意メッセージ情報部242に格納
された任意メッセージ群の有効性を示す任意メッセージ
有効ビットが格納される任意メッセージ有効ビット部2
41と、イニシエータ動作のSCSI制御装置2がSC
SIバス1の動作実行中である接続先のターゲット動作
のSCSI制御装置3iでサポートしている任意メッセ
ージ群が格納される任意メッセージ情報部242とで構
成されている。ここで、任意メッセージ有効ビット部2
41が“1”であればSCSIバス1の動作実行中であ
り、任意メッセージ情報部241に格納された任意メッ
セージ群は有効であると判断できる。また、任意メッセ
ージ有効ビット部241が“0”であればSCSIバス
1の動作非実行中であり、任意メッセージ情報部241
に格納された任意メッセージ群は無効であると判断でき
る。
【0025】図4は、イニシエータ動作のSCSI制御
装置2と接続先のターゲット動作のSCSI制御装置3
iとの間で情報の送受信を実行したとき、イニシエータ
動作のSCSI制御装置2がデータフェーズ内でデータ
パリティエラーを検出したため、接続先のターゲット動
作のSCSI制御装置3iに対してパリティエラーが発
生したことを通知する任意メッセージであるINITI
ATOR DETECTED ERRORメッセージを
送出する場合の処理例を示す流れ図である。図4を参照
すると、この処理は、任意メッセージ情報部有効判別ス
テップS101と、INITIATOR DETECT
ED ERRORメッセージサポート判定ステップS1
02と、INITIATOR DETECTED ER
RORメッセージ送出ステップS103と、ABORT
メッセージサポート判定ステップS104と、ABOR
Tメッセージ送出ステップS105と、RESET信号
発行処理移行ステップS106とからなる。
【0026】次に、このように構成された本実施例の任
意メッセージデータ判別方式の動作について説明する。
【0027】まず、イニシエータ動作のSCSI制御装
置2は、サポートメッセージ格納レジスタ24より任意
メッセージ有効ビット部241の確認を行う。任意メッ
セージ有効ビット部241がSCSIバス1の動作非実
行中を示す“0”であれば、イニシエータ動作のSCS
I制御装置2は、任意メッセージ情報部242に格納さ
れた任意メッセージ群は無効であると判断して、異常通
知を示すメッセージの送出を伴わない別の異常処理を実
行する。
【0028】また、イニシエータ動作のSCSI制御装
置2は、任意メッセージ有効ビット部241がSCSI
バス1の動作実行中を示す“1”であれば、任意メッセ
ージ情報部242に格納された任意メッセージ群は有効
であると判断して、任意メッセージ情報部242から送
出する任意メッセージが接続先のターゲット動作のSC
SI制御装置3iにとってサポートメッセージであるこ
とを確認する。ここで、送出する任意メッセージがサポ
ートメッセージであった場合は、接続先のターゲット動
作のSCSI制御装置3iに対して異常通知を示す任意
メッセージを送出する。また、送出する任意メッセージ
がサポートメッセージでなかった場合は、イニシエータ
動作のSCSI制御装置2は、接続先のターゲット動作
のSCSI制御装置3iに対して異常通知を示すメッセ
ージ送出を伴わない別の異常処理を実行するか、もしく
は任意メッセージ情報部242より接続先のターゲット
動作のSCSI制御装置3iでサポートしている異常通
知を示す別の任意メッセージを検出し、接続先のターゲ
ット動作のSCSI制御装置3iに対して別の任意メッ
セージを送出することで異常通知を行うことも可能であ
る。
【0029】ここで、図4に示す、イニシエータ動作の
SCSI制御装置2が接続先のターゲット動作のSCS
I制御装置3iとの間で情報の送受信を実行中に何らか
の異常が発生したため、異常通知を示す任意メッセージ
を接続先のターゲット動作のSCSI制御装置3iに対
して送出する場合を例にとって、具体的に説明する。
【0030】イニシエータ動作のSCSI制御装置2
は、まず、サポートメッセージ格納レジスタ24の任意
メッセージ有効ビット部241の確認を行い(ステップ
S101)、SCSIバス1の動作非実行中を示す
“0”であれば、異常通知を示すメッセージ送出を伴わ
ない別の異常処理としてRESET信号の発行処理を行
う(ステップS106)。また、任意メッセージ有効ビ
ット部241がSCSIバス1の動作実行中を示す
“1”であれば、イニシエータ動作のSCSI制御装置
2は、任意メッセージ情報部242が有効であると判断
し、任意メッセージ有効ビット部241中にINITI
ATOR DETECTED ERRORメッセージが
サポートメッセージとして格納されているかどうかを確
認する(ステップS102)。
【0031】ここで、任意メッセージ情報部242中に
INITIATOR DETECTED ERRORメ
ッセージがサポートメッセージとして格納されていれ
ば、イニシエータ動作のSCSI制御装置2は、接続先
のターゲット動作のSCSI制御装置3iに対してIN
ITIATOR DETECTED ERRORメッセ
ージを送出し、パリティエラーが発生したことを通知す
る(ステップS103)。
【0032】また、任意メッセージ情報部242中にI
NITIATOR DETECTED ERRORメッ
セージがサポートメッセージとして格納されていなけれ
ば、イニシエータ動作のSCSI制御装置2は、任意メ
ッセージ情報部242中に異常通知を示す別の任意メッ
セージとして処理の停止を要求するABORTメッセー
ジがサポートメッセージとして格納されているかどうか
を確認する(ステップS104)。
【0033】ここで、任意メッセージ情報部242中に
ABORTメッセージがサポートメッセージとして格納
されていれば、イニシエータ動作のSCSI制御装置2
は、接続先のターゲット動作のSCSI制御装置32に
対してABORTメッセージを送出し、処理の停止を要
求する(ステップS105)。
【0034】また、任意メッセージ情報部242中にA
BORTメッセージがサポートメッセージとして格納さ
れていなければ、イニシエータ動作のSCSI制御装置
2は、RESET信号を発行することで処理の停止を行
う(ステップS106)。
【0035】以上のように、イニシエータ動作のSCS
I制御装置2が異常通知を示す任意メッセージを接続先
のターゲット動作のSCSI制御装置3iに対して送出
する場合は、常にサポートメッセージが送出されること
により、未サポートメッセージの送出およびMESSA
GE REJECTメッセージの受領による無駄なメッ
セージ交換を削除でき、また異常発生時の処理自体を簡
潔にすることが可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、イニシエ
ータ動作のSCSI制御装置内にメッセージ情報格納レ
ジスタ,ID情報管理機構,任意メッセージ判断部およ
びサポートメッセージ格納レジスタを設け、イニシエー
タ動作のSCSI制御装置から異常通知を示す任意メッ
セージを接続先のターゲット動作のSCSI制御装置に
対して送出する場合は常にサポートメッセージが送出さ
れるようにしたことにより、従来に比べて次フェーズの
確認処理と次フェーズがメッセージインフェーズを示し
ていた場合のメッセージ受信処理とを付加する必要が無
くなるため、未サポートメッセージの送出による無駄な
メッセージの交換を削除できるとともに、異常発生時の
処理自体を簡潔にすることが可能になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る任意メッセージデータ
判別方式の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のメッセージ情報格納レジスタの内容を
示す図である。
【図3】図1中のサポートメッセージ格納レジスタの内
容を示す図である。
【図4】本実施例の任意メッセージデータ判別方式にお
ける異常通知を示すメッセージ送出の処理例を示すフロ
ーチャートである。
【図5】従来の異常通知を示すメッセージ送出の処理例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 SCSIバス 2 イニシエータ動作のSCSI制御装置 21 メッセージ情報格納レジスタ 22 ID情報管理機構 23 任意メッセージ判断部 24 サポートメッセージ格納レジスタ 31,32,…,3n ターゲット動作のSCSI制御
装置 210 メッセージ情報受信信号線 220 ID情報送出信号線 221 第1記憶部 222 第2記憶部 223 判断部 230 メッセージ情報送出信号線 241 任意メッセージ有効ビット部 242 任意メッセージ情報部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SCSIバス上に接続された各SCSI
    制御装置がメッセージフェーズ内で使用する任意メッセ
    ージをそれぞれ個別にサポートしてSCSIによってデ
    ータ転送を行うシステムにおいて、 イニシエータ動作のSCSI制御装置内に、 同一SCSIバス上に接続されているターゲット動作
    のSCSI制御装置がサポートしている任意メッセージ
    群を各ターゲット動作のSCSI制御装置のID情報別
    に記憶するメッセージ情報格納レジスタと、接続先のターゲット動作のSCSI制御装置でサポート
    されている任意メッセージ群および該任意メッセージ群
    の有効性を示す任意メッセージ有効ビットを格納するサ
    ポートメッセージ格納レジスタと、 前記イニシエータ動作のSCSI制御装置がSCSIバ
    スの動作実行中である場合に接続先のターゲット動作の
    SCSI制御装置のID情報を送出するID情報管理機
    構と、 このID情報管理機構から送出されたID情報に基づき
    前記メッセージ情報格納レジスタから接続先のターゲッ
    ト動作のSCSI制御装置でサポートしている任意メッ
    セージ群を読み出して前記サポートメッセージ格納レジ
    スタに設定するとともに前記任意メッセージ有効ビット
    をセットする任意メッセージ判断部を備え、 前記イニシエータ動作のSCSI制御装置が前記同一S
    CSIバス上に接続されている前記ターゲット動作のS
    CSI制御装置に対して任意メッセージを送出する際に
    前記サポートメッセージ格納レジスタの任意メッセージ
    有効ビットがセットされていれば前記サポートメッセー
    ジ格納レジスタに設定されている任意メッセージを送出
    可能とすることを特徴とする任意メッセージデータ判別
    方式。
  2. 【請求項2】 前記ID情報管理機構が、自イニシエー
    タ動作のSCSI制御装置のID情報を格納する第1記
    憶部と、接続先のターゲット動作のSCSI制御装置の
    ID情報を格納する第2記憶部と、SCSIバスを常に
    監視して自イニシエータ動作のSCSI制御装置がSC
    SIバスを獲得したことを認識した時点で前記第2記憶
    部に格納されたID情報を送出する判断部とからなる請
    求項1記載の任意メッセージデータ判別方式。
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