JPH10269744A - カセットラベルおよびカセット型記録媒体 - Google Patents

カセットラベルおよびカセット型記録媒体

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JPH10269744A
JPH10269744A JP7580697A JP7580697A JPH10269744A JP H10269744 A JPH10269744 A JP H10269744A JP 7580697 A JP7580697 A JP 7580697A JP 7580697 A JP7580697 A JP 7580697A JP H10269744 A JPH10269744 A JP H10269744A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カセットラベルは、カセットテープごとにある
ので、管理が大変である。 【解決手段】カセットラベル1の形状を、貼着対象のい
ずれのカセットテープのカセットラベル貼着部にも貼着
可能なサイズとし、さらにそのアンテナが収容されてい
るセンターにマーク40を付す。また、ビデオカセット
テープ2aのセンターにもマーク55aを付しておく。
カセットラベル1をビデオカセットテープ2aに貼着す
る際には、カセットラベル1とビデオカセットテープ2
aの両方のマーク40,55aが同じ位置に合わさるよ
うに貼着する。その結果、ビデオカセットテープ2aの
本来アンテナが配置されるべき位置にカセットラベル1
のアンテナが適切に配置され、データ転送などが適切に
行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばビデオカ
セットテープなどの記録媒体がカセットケースに収容さ
れて用いられるカセット型記録媒体の、そのカセットケ
ースに装着して使用するカセットラベル、および、その
カセットラベルを貼着するのに好適なカセットラベルに
関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラなどの撮像装置により撮影
され、ビデオテープに記録されるビデオデータについて
は、その内容等の情報を容易に確認できるような状態で
記録したい、また保存したいという要望がある。特に、
テレビジョン放送局において取材業務で使用する場合な
どにおいては、ビデオカムコーダなどにより撮影した多
数のカット(連続して撮影された映像、あるいは、その
ビデオデータ)の中から必要なカットを高速に選択して
編集する必要がある。
【0003】これまで通常は、そのような記録したビデ
オデータの情報は、撮影時に別途紙面などにメモをして
おき、再生時や編集時には、そのメモを見ながら所望の
ビデオデータを高速に選択するような方法が用いられて
いる。また、カセットライブラリなどの大量のビデオカ
セットを自動的に取り扱うシステムにおいては、バーコ
ードが印刷されたカセットラベルを用いて、ビデオカセ
ットテープの管理を行っている。
【0004】また近年、1/4インチデジタルビデオカ
セットテープなどにおいては、ビデオテープを収容する
カセットにフラッシュメモリなどの半導体メモリ素子を
組み込み、記録時間・記録内容・タイトルなどの情報を
記録できるようにしているものもある。そのようなビデ
オカセットテープに組み込まれた半導体メモリ素子に対
するデータの記録および再生は、たとえばカセットケー
スの背面部の誤消去防止用ツメの近傍に設けられ、たと
えば接地、電源、クロック、データの4本からなる電極
を介して接触方式により行うものである。
【0005】しかしながら、そのようなこれまでの方法
においては、種々の使用形態の制限や不便な点がある。
たとえば、紙面にメモをとる方法では、その紙を紛失す
る場合が生じたり、そのメモに基づいた処理を自動化で
きない。バーコードをラベルに印刷する方法において
は、記録できる情報量に限りがあり十分ではない。ま
た、半導体メモリを用いる方法においては、電極を適切
に接触させなければならず、その位置決めを精度よく行
わなければいけないという問題や、埃の付着などにより
接触不良になるという問題があった。また、既にビデオ
データが記録されている、たとえばテレビジョン放送局
などの数十万本というような膨大な量のビデオカセット
テープに対して、その記録されているビデオデータの情
報を電子化して保持するためには、それらの方法は適切
ではないという問題もある。
【0006】そこで本願発明者らは、既に特願平8−3
00449号により出願しているような、半導体メモリ
などの集積回路を収容し、非接触方式により外部とデー
タの転送が可能なカセットラベルを提案している。この
カセットラベルにより記録したビデオデータの付加的な
情報を管理するようにすれば、前述したような種々の問
題は解決される。さらに、既にビデオデータの記録され
ているビデオカセットテープに対しても容易に適用する
ことができる。
【0007】そのカセットラベルについて、図9および
図10を参照して説明する。図9は、そのカセットラベ
ル8aの構成を示す図であり、(A)は上面図、(B)
は側面図である。カセットラベル8aは、ラベル基体1
0の中に、IC20と、アンテナ30が埋設されて形成
されている。図示のごとく、IC20はカセットラベル
8aの長手方向の端部に、アンテナ30は、カセットラ
ベル1の中央部に配置されており、それらがアンテナ3
0の一部により接続されている。
【0008】ラベル基体10は、ラベル本体11のビデ
オカセットテープに貼着する面側に両面接着剤17が塗
布され、さらにこの両面接着剤17が剥離紙18により
被覆されて構成されている。また、ラベル本体11の両
面接着剤17が塗布されたのとは反対側の面、すなわち
ビデオカセットテープに貼着した時に表面となる面は記
入面111となっており、たとえばビデオテープに記録
したビデオデータのタイトル、記録日時、記録場所など
の情報を記載可能になっている。このようなカセットラ
ベル8aは、図10に示すように、剥離紙18が剥がさ
れて両面接着剤17により、ビデオカセットテープ9a
の背面のラベル形状に合わせて形成された凹部54aに
貼着される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのカセ
ットラベルは、カセットテープの種類、換言すればカセ
ットテープのサイズに応じて各々異なる種類のラベルを
用いる必要があり、製造コストを下げる障害となってい
る上に、管理が面倒であるという問題がある。
【0010】具体的に説明すると、たとえばD−1,D
−2(3/4インチカセット)のカセットテープは、図
11に示すように、Mカセット9a、Sカセット9bお
よびLカセット9cの3つの種類がある。そして各カセ
ット9a〜9cには各々カセットラベルを貼着するため
の凹部54a〜54cが形成されている。各カセットテ
ープに対しては、この凹部54a〜54cの形状に合わ
せて製造された、図12に示すような、種類の異なるカ
セットラベル8a〜8cが用意され、各々貼着される。
これら3種類のカセットラベル8a〜8cは、幅は同じ
であるものの、長さが各々異なる。
【0011】また、1/2インチカセットには、図13
に示すように、ベータカセット9dおよびVHSカセッ
ト9eの2つの種類がある。そして各カセット9d,9
eには各々カセットラベルを貼着するための凹部54
d,54eが形成されており、この凹部54d,54e
の形状に合わせて製造された、図14に示すような、種
類の異なるカセットラベル8d,8eが各々貼着され
る。この2種類のカセットラベル8d,8eも、幅は同
じであるものの、長さが各々異なる。
【0012】このような場合、通常の紙などののラベル
であれば、最も大きなカセットラベルを供給しておき、
小さなカセットテープに用いる場合には、適切な長さに
切断して用いるという方法がある。しかし、このような
ICとアンテナを内部に収容しているようなカセットラ
ベルでは、任意の位置で切断するとそれらのICやアン
テナを破壊してしまう恐れがあり、安易にそのような方
法を用いることができない。
【0013】また、最も小さなカセットラベルを供給し
ておき、ラベル貼着用の凹部に丁度適合するわけではな
いものの、大きなカセットテープに対してもその小さな
カセットラベルを用いるという方法もある。しかしなが
ら、そのような方法ではカセットラベルの位置を特定で
きず、したがってカセットラベルに収容されているアン
テナの位置も特定できず、このアンテナを介した外部と
のデータの転送ができなくなるという問題を生じる。た
とえば図15に示すように、Lサイズカセット9cにS
サイズカセット9b用のカセットラベル8bを貼着しよ
うとすると、カセットラベル8bは図15(A)や図1
5(B)に示すような任意の位置に貼着することがで
き、アンテナ30の位置も不定となるのである。
【0014】ラベルの種類が増えると、製造コストがあ
がるばかりでなく、ユーザにとっても発注や在庫管理な
どでわずらわしさが生じるため、1種類のラベルを種々
のカセットテープに適用したいという要望があるもの
の、このように、そのようなラベルを供給することがで
きないのである。
【0015】したがって本発明の目的は、サイズの異な
る種々のカセットテープなどのカセット型記録媒体に適
用することができ、収容するアンテナを介して外部とも
適切にデータの送受信ができるようなカセットラベルを
提供することにある。また本発明の他の目的は、そのカ
セット型記録媒体に丁度適合するのではないカセットラ
ベルであっても、そのカセットラベルに収容されている
アンテナを介して外部と適切にデータが送受信できるよ
うにアンテナの位置を特定してそのカセットラベルを貼
着することができるような、カセット型記録媒体を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のカセットラベルにおいては、その形状を、
貼着対象のいずれのカセット型記録媒体のカセットラベ
ル貼着部にも貼着可能なサイズとし、さらにその収容す
るアンテナ手段と所定の位置関係となる位置に所定のマ
ークを付した。これにより、このカセットラベルは貼着
対象のいずれのカセット型記録媒体にも適用することが
でき、また、そのマークに基づいて、収容するアンテナ
手段の位置が所定の位置となるようにカセットラベルを
貼着することができる。このマークは、たとえば、カセ
ットラベルに収容されているアンテナ手段の位置を直接
的に明示するようなマークや、直接的にはカセットラベ
ルの長手方向の中心を明示し、間接的にアンテナ手段の
位置を決定するようなマークなどである。
【0017】また、本発明のカセット型記録媒体におい
ては、カセットラベルの所定の位置を合わせてそのカセ
ットラベルを貼着できるような所定のマークを付した。
これにより、カセットラベルのアンテナ手段の位置が所
定の位置となるようにカセットラベルを貼着できる。こ
のマークは、たとえばカセットラベルに付されているそ
の収容するアンテナ手段の位置を示すマークと合わせる
ためのマークや、直接的にはカセットラベルの端部を合
わせ、間接的にそのアンテナ手段の位置を所定の位置に
合わせるようなマークなどである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について図1〜図
8を参照して説明する。まず、本発明に係わるカセット
ラベルの構成および構造について図1および図2を参照
して説明する。図1は、そのカセットラベル1の構成を
示す図であり、(A)は上面図、(B)は側面図であ
る。本実施例のこのカセットラベル1は、1/2インチ
カセットテープのベータカセットに貼着するのに丁度よ
い140[mm]×18[mm]のサイズであり、ベータカセッ
トをはじめ、1/2インチVHSカセット、3/4イン
チSカセット、Mカセット、Lカセットにも適用するこ
とのできるカセットラベルである。
【0019】カセットラベル1は、ラベル基体10の中
に、IC20と、アンテナ30が埋設されて形成されて
いる。図示のごとく、IC20はカセットラベル1の長
手方向の端部に、アンテナ30は、カセットラベル1の
中央部に配置されており、それらはアンテナ30の一部
により接続されている。このラベル基体10は、ラベル
本体11のビデオカセットテープに貼着する面側に両面
接着剤17が塗布され、さらにこの両面接着剤17が剥
離紙18により被覆されて構成されており、カセットラ
ベル1をビデオカセットテープに貼着する際にはこの剥
離紙18を剥離することにより両面接着剤17によりラ
ベル本体11がビデオカセットテープに貼着される。
【0020】ラベル本体11の両面接着剤17が塗布さ
れたのとは反対側の面、すなわちビデオカセットテープ
に貼着した時に表面となる面は記入面111となってお
り、たとえばビデオテープに記録したビデオデータのタ
イトル、記録日時、記録場所などの情報を記載可能にな
っている。また、カセットラベル1の長手方向の中心部
の、記入面111の両辺部には、センターマーク40が
付されており、そこがカセットラベル1の中心であり、
かつアンテナ30が収容されている位置であることを明
示している。
【0021】図2は、そのカセットラベル1の具体的構
造を示す図である。カセットラベルは、ラベル本体11
と両面接着剤17とから構成されており、さらにラベル
本体11は、コート紙12、補強材14、ポリイミド基
板16が感圧性接着剤13,15により接着され一体的
に形成された構成である。コート紙12は、表面、すな
わち補強材14と対抗する面とは反対側の面が記入面1
11となっている。
【0022】補強材14は、カセットラベル1に曲げな
どの力が加わっても、カセットラベル1の各部材または
IC20やアンテナ30が割れたり切断されることの無
いように一定の強度を確保するための部材である。この
補強材14には、ポリイミド基板16と貼り合わされた
時にIC20と重なる位置に、穴141が形成されてお
り、IC20の厚みを吸収するようになっている。ま
た、この穴141により、コート紙12、補強材14お
よびポリイミド基板16を貼り合わせた時にIC20の
周辺に形成される空間には、IC保護材が充填される。
【0023】ポリイミド基板16は、表面にIC20お
よびアンテナ30が実装される基板であり、前述したよ
うに、IC20はポリイミド基板16の一方の端部に実
装し、アンテナ30はポリイミド基板16の中央部に配
線されている。両面接着剤17は、ラベル本体11をビ
デオカセットテープに貼着するための部材であり、一方
の面がポリイミド基板16に貼着され、他方の面には剥
離紙18が貼り合わされている。したがって、このカセ
ットラベル1を使用する時には、使用者はこの剥離紙1
8を剥がしてカセットラベル1をビデオカセットテープ
に貼着する。
【0024】IC20は、記憶保持可能なメモリ部と信
号処理部を有する集積回路である。本実施例のカセット
ラベル1においては、IC20は2Kバイトの記憶容量
のメモリを有する。また、IC20に具わる信号処理部
は、13MHzのクロックで動作するプロセッサ部であ
り、メモリに対するデータのリード/ライト、アンテナ
30を介した外部リード/ライトモジュールとのデータ
の転送などの処理を行う。アンテナ30は、カセットラ
ベル1と外部リード/ライトモジュールとの間で接点を
持たずに電力の供給および、信号の転送を行うためのア
ンテナである。
【0025】次に、本発明に係わるカセットテープにつ
いて図3を参照して説明する。本実施例においては、3
/4インチビデオカセットのMカセットを例示して本発
明に係わるビデオカセットテープについて説明する。図
3は、そのビデオカセットテープ2aを示す図であり、
(A)は平面図、(B)は背面図である。このビデオカ
セットテープ2aの基本的な構造は通常の3/4インチ
Mカセットと同じであるが、このビデオカセットテープ
2aには、背面のカセットラベルを貼着するための凹部
54aの中心部の両脇に、ビデオカセットテープ2aの
中心を示すマーク55aが付されている。このマーク5
5aは、ビデオカセットテープ2aの中心を示すと同時
に、VTR装置に装着した時に、この位置に装置側のア
ンテナが配置され、データの送受信が行われることを示
すマークである。
【0026】次に、このようなカセットラベル1をビデ
オカセットテープ2aに貼着する方法について図3を参
照して説明する。前述したように、カセットラベル1は
ベータカセット用の140[mm]×18[mm]のサイズであ
る。ビデオカセットテープ2aのカセットラベル貼着用
の凹部54aは、Mカセット用の212[mm]×20[mm]
のカセットラベルが貼着可能なサイズなので、ベータカ
セット用のカセットラベル1は十分その中に貼着可能で
ある。そして、実際に貼着する際には、カセットラベル
1とビデオカセットテープ2aの両方に、マーク40,
55aが付されているので、図3(B)に示すように、
これらのマーク同志が同じ位置に合わさるように、貼着
する。そうすれば、ビデオカセットテープ2aの本来ア
ンテナが配置されるべき位置にカセットラベル1のアン
テナが適切に配置され、データ転送などが適切に行え
る。
【0027】次にこのカセットラベル1の貼着されたビ
デオカセットテープ2aの使用形態について図4を参照
して説明する。図4は、このビデオカセットテープ2a
を、ビデオテープレコーダ(VTR)装置に装着し、カ
セットラベル1内のIC20に対してデータの転送を行
う状態を示す図である。図4に示すように、ビデオカセ
ットテープ2aがVTR装置に装着されると、表面部の
蓋55aが開けられて、ビデオカセットテープ2a内に
収容されていた図示せぬビデオテープが引き出され、ビ
デオデータ記録再生装置のヘッドに当接される。
【0028】一方で、ビデオカセットテープ2aの背面
部にはその中央付近にVTR装置本体に設けられたラベ
ルリード/ライトモジュール91から出されたアンテナ
90が配置される。そして、リード/ライトモジュール
91はこのアンテナ90を介して、カセットラベル1の
IC20に対する電力の供給、および、制御を行う。す
なわち、IC20内の信号処理部がメモリよりデータを
読み出し、アンテナ30およびアンテナ90を介してリ
ード/ライトモジュール91へ転送を行ったり、あるい
は、リード/ライトモジュール91からIC20に対し
てデータを転送して、IC20内の信号処理部がそのデ
ータをメモリに記録する動作を行う。なお、リード/ラ
イトモジュール91はさらにVTR装置側の信号処理部
(CPU)に接続され、VTR装置本体側からコントロ
ールされる。
【0029】このような動作によりIC20には、ビデ
オテープに記録する各ビデオデータの、カットごとの記
録位置、記録時刻、記録場所、記録時間などのデータ
や、その記録内容を示すタイトルなどの情報、そのカッ
トから得られたインデックスピクチャ、または、撮影者
が撮影時に入力したたとえばグッドショットマークなど
の情報、などが記録される。また、ビデオテープに記録
されたビデオデータ全体の記録時刻、記録時間、記録場
所、記録条件、記録内容を示す情報、撮影者、編集者、
編集回数、テープの使用回数、および、ショットのテイ
クナンバーなどの情報も記録される。
【0030】これまで本実施例においては、カセットラ
ベル1を3/4インチMカセットのビデオカセットテー
プ2aに貼着した場合を例示して説明をしたが、これ以
外の種類のカセットテープについても本発明を適用する
ことができるのは明らかであり、またそれらのカセット
テープに対しても、カセットラベル1を共通的に用いる
ことができる。そのような適用形態を図5および図6を
参照して説明する。図5は、3/4インチカセットテー
プのMカセット2a,Sカセット2bおよびLカセット
2cに対してカセットラベル1を貼着した状態を示す図
である。図6は、1/2インチカセットテープのベータ
カセット2dおよびVHSカセット2eに対してカセッ
トラベル1を貼着した状態を示す図である。
【0031】まず、各カセットテープのカセットラベル
貼着用の凹部54a〜54eのサイズは、3/4インチ
カセットテープのMカセット2aが212[mm]×20[m
m]、Sカセット2bが140[mm]×20[mm]、Lカセッ
ト2cが303[mm]×20[mm]、1/2インチカセット
テープのベータカセット2dが140[mm]×18[mm]、
VHSカセット2eが148[mm]×18[mm]であるの
で、140[mm]×18[mm]のカセットラベル1はどのカ
セットテープにも貼着可能である。そして、各ビデオカ
セットテープ2a〜2eには、各々その凹部54a〜5
4eの中心にマーク55a〜55eが付されている。し
たがって、図3(B)を参照して説明したように、それ
ら各マーク55a〜55eと、カセットラベル1のマー
ク40が一致するようにカセットラベル1を貼着すれ
ば、図5および図6に示すように、いずれの場合にも適
切にカセットラベルを貼着することができる。
【0032】このように、本実施例のカセットラベル1
は、これ1つで複数種類のカセットテープに対して適用
することができる。またその時に、表面に付されたマー
ク40を用いることにより、どのようなサイズのカセッ
トテープに対しても、そのカセットテープをVTR装置
に装着した際に適切にアンテナを介したデータの送受信
ができるような、適切な位置にカセットラベル1を用意
に貼着することができる。また、本実施例のビデオカセ
ットテープ2a〜2eにおいては、カセットラベル貼着
用の凹部に、カセットラベルのアンテナが配置されるべ
き位置を明示したマークが付されているので、たとえば
サイズがその凹部に丁度一致しないようなカセットラベ
ルであっても、適切にアンテナを介した送受信が適切に
行えるような位置に適切に貼着することができる。
【0033】なお、本発明は本実施例に限れるものでは
なく、種々の改変が可能である。たとえば、前述した実
施例においては、本発明に係わるカセットラベルを本発
明に係わるカセットテープに適用する場合を説明した
が、これらはこのような適用形態に限られるものではな
く、各々独立して有効に用いることができる。
【0034】たとえば、前述した実施例で用いたセンタ
ーマーク40を有するカセットラベルなどは、なんら特
殊なマークを有しない通常のカセットテープに対しても
適用することができる。一般的にカセットテープのセン
ター部分には、何らかのセンターを示すものがある。た
とえば、図7に示すような、カセットケースの上下のハ
ーフを接着するためのネジ56や、リールのラチェット
解除穴や、カセットガイド溝などである。したがって、
そのような目標物の位置にカセットラベル1のマーク4
0が来るようにカセットラベル1を貼着すればよい。こ
のような方法を用いれば、任意の通常のカセットテープ
に対して本発明のカセットラベル1を適用することがで
きる。
【0035】また逆に、本発明に係わるカセットテープ
は、なんら特殊なマークを有しない通常のカセットラベ
ルに対しても適用することができる。そのためには、カ
セットテープには、通常のカセットの貼着位置をより直
接的に明示するようなマークが付されていることが望ま
しい。たとえば、図8に示すように、3/4インチMサ
イズカセットであるビデオカセットテープ2fのその凹
部54fの縁部に、Sサイズカセット用のラベル8bを
貼着する場合にその端部がくる位置を示すマーク57を
記載しておく。このようにしておけば、なんら特殊なマ
ークを有しない通常のSサイズ用のカセットラベルを、
複数種類のカセットテープで使用可能な共通のカセット
ラベルとして用いることができる。
【0036】またこのように、カセットテープに付すマ
ークは、前述した実施例のようなセンターマークに限ら
れるものではない。カセットラベルの貼着する位置を直
接的に示すことができ、それにより結果的にカセットラ
ベルのアンテナが配置される位置を特定できるようなマ
ークであれば、任意の位置の任意のマークでよい。
【0037】その他、カセットラベルに実装される回路
なども、任意の回路を実装してよい。本実施例において
は、1個のICであるかのように説明をしたが、周辺回
路を含む回路や、2つのICで構成される回路であって
もよく、1個のICに限定されるものではない。その
他、アンテナの形状、各部材の材質、それらを接合する
時に用いる接着剤、ビデオカセットテープの種類、その
サイズ、図5に示した外部アンテナの形態、外部リード
/ライトモジュールの構成、ICへ記録する情報の種類
などは、何ら本実施例に限定されるものではなく、任意
に改変してよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカセット
ラベルによれば、貼着対象のいずれのカセット型記録媒
体にも適用することができ、また、そのマークに基づい
て、収容するアンテナ手段の位置が所定の位置となるよ
うにカセットラベルを貼着することができる。すなわ
ち、サイズの異なる種々のカセットテープなどのカセッ
ト型記録媒体に対して、収容するアンテナを介して外部
とも適切にデータの送受信ができるように用いることが
できる。また本発明のカセット型記録媒体によれば、カ
セットラベルのアンテナ手段の位置が所定の位置となる
ようにカセットラベルを貼着できる。すなわち、そのカ
セット型記録媒体に丁度適合するのではないカセットラ
ベルであっても、そのカセットラベルに収容されている
アンテナを介して外部と適切にデータが送受信できるよ
うにアンテナの位置を特定してそのカセットラベルを貼
着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカセットラベルの構成を示
す図であり、(A)は上面図であり、(B)は側面図で
ある。
【図2】図1に示したカセットラベルの具体的構造を示
す図である。
【図3】本発明の一実施例のカセット型記録媒体の構
成、および、そのカセット型記録媒体に図1に示したカ
セットラベルが貼着される状態を示す図であり、(A)
は平面図であり、(B)は背面図である。
【図4】カセットラベルの装着されたカセットテープ
を、ビデオデータ記録再生装置に装着し、カセットラベ
ル内のICに対してデータの転送が行われる状態を示す
図である。
【図5】図1に示したカセットラベルが、3/4インチ
カセットのSカセット、MカセットおよびLカセットに
各々貼着されている状態を示す図である。
【図6】図1に示したカセットラベルが、1/2インチ
カセットのベータカセットおよびVHSカセットに各々
貼着されている状態を示す図である。
【図7】図1に示したカセットラベルを、通常のカセッ
トテープに貼着している状態を示す図である。
【図8】本発明に係わるカセットテープに、通常のカセ
ットラベルを適切に貼着している状態を示す図である。
【図9】従来のカセットラベルの構成を示す図であり、
(A)は上面図であり、(B)は側面図である。
【図10】図9に示したカセットラベルをカセットテー
プに貼着している状態を示す図である。
【図11】3/4インチカセットのSカセット、Mカセ
ットおよびLカセット、および、それらに各々専用のカ
セットラベルが貼着されている状態を示す図である。
【図12】3/4インチカセットのSカセット、Mカセ
ットおよびLカセットの専用のカセットラベルを示す図
である。
【図13】1/2インチカセットのベータカセットおよ
びVHSカセット、および、それらに各々専用のカセッ
トラベルが貼着されている状態を示す図である。
【図14】1/2インチカセットのベータカセットおよ
びVHSカセットの専用のカセットラベルを示す図であ
る。
【図15】LサイズのカセットテープにSサイズ用のカ
セットラベルを貼着した場合を示す図であり、(A)お
よび(B)は各々任意の位置にカセットラベルが貼着さ
れた状態を示す図である。
【符号の説明】
1,8a〜8e…カセットラベル、2a〜2f,9a〜
9e…ビデオカセットテープ、10…ラベル基体、11
…ラベル本体、111…記入面、12…コート紙、13
…感圧性接着剤、14…補強材、15…感圧性接着剤、
16…ポリイミド基板、17…両面接着剤、18…剥離
紙、20…IC、30…アンテナ、40…マーク、53
a…蓋,54a〜54g…凹部、55a〜55e,57
…マーク、56…ネジ、90…アンテナ、91…リード
/ライトモジュール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体が収容されたカセット型記録媒体
    に貼着するカセットラベルであって、 記憶部と信号処理部を有する集積回路と、 前記集積回路に対して少なくとも信号の転送を行うアン
    テナ手段と、 貼着対象のカセット型記録媒体のいずれのカセットラベ
    ル貼着部にも貼着可能な形状で、前記集積回路と前記ア
    ンテナ手段を収容し、任意の文字・図形等が記載可能な
    表面を有し、当該カセットラベルの長手方向において、
    前記収容されているアンテナ手段と所定の距離の位置
    に、該所定の距離であることを明示するマークが付され
    ているラベル基体と、 当該ラベル基体の前記表面とは反対側の面に設けられ、
    当該カセットラベルを前記カセット型記録媒体に貼着す
    るための接着部材とを有するカセットラベル。
  2. 【請求項2】前記ラベル基体には、前記収容されている
    アンテナ手段の位置に、当該位置を明示するマークが付
    されている請求項1記載のカセットラベル。
  3. 【請求項3】前記ラベル基体には、当該カセットラベル
    の長手方向の中心に、該中心を明示する前記マークが付
    されている請求項1記載のカセットラベル。
  4. 【請求項4】前記カセットラベルは、3/4インチカセ
    ットテープのSカセットのケースに貼着可能な前記形状
    であり、3/4インチカセットテープのSカセット、M
    カセットおよびLカセットのケースを貼着対象とする請
    求項1記載のカセットラベル。
  5. 【請求項5】前記カセットラベルは、1/2インチカセ
    ットテープのベータカセットのケースに貼着可能な前記
    形状であり、1/2インチカセットテープのベータカセ
    ットおよびVHSカセットのケースを貼着対象とする請
    求項1記載のカセットラベル。
  6. 【請求項6】記録媒体がカセットケースに収容されてい
    るカセット型記録媒体であって、 当該カセットケースの背面に、記憶部と信号処理部を有
    する集積回路と、前記集積回路に対して少なくとも信号
    の転送を行うアンテナ手段と、前記集積回路と前記アン
    テナ手段を収容し、任意の文字・図形等が記載可能な表
    面を有するラベル基体とを有するカセットラベルが貼着
    されるカセットラベル貼着部と、 前記カセットラベルの所定の位置を合わせて前記カセッ
    トラベルの位置を決定するためのマークとを有するカセ
    ット型記録媒体。
  7. 【請求項7】前記カセットラベル貼着部に貼着される前
    記カセットラベルは、その長手方向において前記収容さ
    れているアンテナ手段と所定の距離の位置に該所定の距
    離であることを明示するマークが付されているカセット
    ラベルであって、 前記カセットテープの前記マークは、前記カセットラベ
    ルの前記マークを合わせて当該カセットラベルの位置を
    決定するためのマークである請求項6記載のカセット型
    記録媒体。
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