JP3669106B2 - カセットラベルおよびカセット型記録媒体 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばビデオカセットテープなどの記録媒体がカセットケースに収容されて用いられるカセット型記録媒体の、そのカセットケースに装着して使用するカセットラベル、および、そのカセットラベルを貼着するのに好適なカセットラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビカメラなどの撮像装置により撮影され、ビデオテープに記録されるビデオデータについては、その内容等の情報を容易に確認できるような状態で記録したい、また保存したいという要望がある。
特に、テレビジョン放送局において取材業務で使用する場合などにおいては、ビデオカムコーダなどにより撮影した多数のカット(連続して撮影された映像、あるいは、そのビデオデータ)の中から必要なカットを高速に選択して編集する必要がある。
【0003】
これまで通常は、そのような記録したビデオデータの情報は、撮影時に別途紙面などにメモをしておき、再生時や編集時には、そのメモを見ながら所望のビデオデータを高速に選択するような方法が用いられている。
また、カセットライブラリなどの大量のビデオカセットを自動的に取り扱うシステムにおいては、バーコードが印刷されたカセットラベルを用いて、ビデオカセットテープの管理を行っている。
【0004】
また近年、1/4インチデジタルビデオカセットテープなどにおいては、ビデオテープを収容するカセットにフラッシュメモリなどの半導体メモリ素子を組み込み、記録時間・記録内容・タイトルなどの情報を記録できるようにしているものもある。
そのようなビデオカセットテープに組み込まれた半導体メモリ素子に対するデータの記録および再生は、たとえばカセットケースの背面部の誤消去防止用ツメの近傍に設けられ、たとえば接地、電源、クロック、データの4本からなる電極を介して接触方式により行うものである。
【0005】
しかしながら、そのようなこれまでの方法においては、種々の使用形態の制限や不便な点がある。
たとえば、紙面にメモをとる方法では、その紙を紛失する場合が生じたり、そのメモに基づいた処理を自動化できない。バーコードをラベルに印刷する方法においては、記録できる情報量に限りがあり十分ではない。
また、半導体メモリを用いる方法においては、電極を適切に接触させなければならず、その位置決めを精度よく行わなければいけないという問題や、埃の付着などにより接触不良になるという問題があった。
また、既にビデオデータが記録されている、たとえばテレビジョン放送局などの数十万本というような膨大な量のビデオカセットテープに対して、その記録されているビデオデータの情報を電子化して保持するためには、それらの方法は適切ではないという問題もある。
【0006】
そこで本願発明者らは、既に特願平8−300449号により出願しているような、半導体メモリなどの集積回路を収容し、非接触方式により外部とデータの転送が可能なカセットラベルを提案している。このカセットラベルにより記録したビデオデータの付加的な情報を管理するようにすれば、前述したような種々の問題は解決される。さらに、既にビデオデータの記録されているビデオカセットテープに対しても容易に適用することができる。
【0007】
そのカセットラベルについて、図9および図10を参照して説明する。
図9は、そのカセットラベル8aの構成を示す図であり、(A)は上面図、(B)は側面図である。
カセットラベル8aは、ラベル基体10の中に、IC20と、アンテナ30が埋設されて形成されている。図示のごとく、IC20はカセットラベル8aの長手方向の端部に、アンテナ30は、カセットラベル1の中央部に配置されており、それらがアンテナ30の一部により接続されている。
【0008】
ラベル基体10は、ラベル本体11のビデオカセットテープに貼着する面側に両面接着剤17が塗布され、さらにこの両面接着剤17が剥離紙18により被覆されて構成されている。
また、ラベル本体11の両面接着剤17が塗布されたのとは反対側の面、すなわちビデオカセットテープに貼着した時に表面となる面は記入面111となっており、たとえばビデオテープに記録したビデオデータのタイトル、記録日時、記録場所などの情報を記載可能になっている。
このようなカセットラベル8aは、図10に示すように、剥離紙18が剥がされて両面接着剤17により、ビデオカセットテープ9aの背面のラベル形状に合わせて形成された凹部54aに貼着される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのカセットラベルは、カセットテープの種類、換言すればカセットテープのサイズに応じて各々異なる種類のラベルを用いる必要があり、製造コストを下げる障害となっている上に、管理が面倒であるという問題がある。
【0010】
具体的に説明すると、たとえばD−1,D−2(3/4インチカセット)のカセットテープは、図11に示すように、Mカセット9a、Sカセット9bおよびLカセット9cの3つの種類がある。そして各カセット9a〜9cには各々カセットラベルを貼着するための凹部54a〜54cが形成されている。各カセットテープに対しては、この凹部54a〜54cの形状に合わせて製造された、図12に示すような、種類の異なるカセットラベル8a〜8cが用意され、各々貼着される。これら3種類のカセットラベル8a〜8cは、幅は同じであるものの、長さが各々異なる。
【0011】
また、1/2インチカセットには、図13に示すように、ベータカセット9dおよびVHSカセット9eの2つの種類がある。そして各カセット9d,9eには各々カセットラベルを貼着するための凹部54d,54eが形成されており、この凹部54d,54eの形状に合わせて製造された、図14に示すような、種類の異なるカセットラベル8d,8eが各々貼着される。この2種類のカセットラベル8d,8eも、幅は同じであるものの、長さが各々異なる。
【0012】
このような場合、通常の紙などののラベルであれば、最も大きなカセットラベルを供給しておき、小さなカセットテープに用いる場合には、適切な長さに切断して用いるという方法がある。しかし、このようなICとアンテナを内部に収容しているようなカセットラベルでは、任意の位置で切断するとそれらのICやアンテナを破壊してしまう恐れがあり、安易にそのような方法を用いることができない。
【0013】
また、最も小さなカセットラベルを供給しておき、ラベル貼着用の凹部に丁度適合するわけではないものの、大きなカセットテープに対してもその小さなカセットラベルを用いるという方法もある。しかしながら、そのような方法ではカセットラベルの位置を特定できず、したがってカセットラベルに収容されているアンテナの位置も特定できず、このアンテナを介した外部とのデータの転送ができなくなるという問題を生じる。たとえば図15に示すように、Lサイズカセット9cにSサイズカセット9b用のカセットラベル8bを貼着しようとすると、カセットラベル8bは図15(A)や図15(B)に示すような任意の位置に貼着することができ、アンテナ30の位置も不定となるのである。
【0014】
ラベルの種類が増えると、製造コストがあがるばかりでなく、ユーザにとっても発注や在庫管理などでわずらわしさが生じるため、1種類のラベルを種々のカセットテープに適用したいという要望があるものの、このように、そのようなラベルを供給することができないのである。
【0015】
したがって本発明の目的は、サイズの異なる種々のカセットテープなどのカセット型記録媒体に適用することができ、収容するアンテナを介して外部とも適切にデータの送受信ができるようなカセットラベルを提供することにある。
また本発明の他の目的は、そのカセット型記録媒体に丁度適合するのではないカセットラベルであっても、そのカセットラベルに収容されているアンテナを介して外部と適切にデータが送受信できるようにアンテナの位置を特定してそのカセットラベルを貼着することができるような、カセット型記録媒体を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明のカセットラベルにおいては、その形状を、貼着対象のいずれのカセット型記録媒体のカセットラベル貼着部にも貼着可能なサイズとし、さらにその収容するアンテナ手段と所定の位置関係となる位置に所定のマークを付した。これにより、このカセットラベルは貼着対象のいずれのカセット型記録媒体にも適用することができ、また、そのマークに基づいて、収容するアンテナ手段の位置が所定の位置となるようにカセットラベルを貼着することができる。
このマークは、たとえば、カセットラベルに収容されているアンテナ手段の位置を直接的に明示するようなマークや、直接的にはカセットラベルの長手方向の中心を明示し、間接的にアンテナ手段の位置を決定するようなマークなどである。
【0017】
また、本発明のカセット型記録媒体においては、カセットラベルの所定の位置を合わせてそのカセットラベルを貼着できるような所定のマークを付した。これにより、カセットラベルのアンテナ手段の位置が所定の位置となるようにカセットラベルを貼着できる。
このマークは、たとえばカセットラベルに付されているその収容するアンテナ手段の位置を示すマークと合わせるためのマークや、直接的にはカセットラベルの端部を合わせ、間接的にそのアンテナ手段の位置を所定の位置に合わせるようなマークなどである。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例について図1〜図8を参照して説明する。
まず、本発明に係わるカセットラベルの構成および構造について図1および図2を参照して説明する。
図1は、そのカセットラベル1の構成を示す図であり、(A)は上面図、(B)は側面図である。
本実施例のこのカセットラベル1は、1/2インチカセットテープのベータカセットに貼着するのに丁度よい140[mm]×18[mm]のサイズであり、ベータカセットをはじめ、1/2インチVHSカセット、3/4インチSカセット、Mカセット、Lカセットにも適用することのできるカセットラベルである。
【0019】
カセットラベル1は、ラベル基体10の中に、IC20と、アンテナ30が埋設されて形成されている。図示のごとく、IC20はカセットラベル1の長手方向の端部に、アンテナ30は、カセットラベル1の中央部に配置されており、それらはアンテナ30の一部により接続されている。
このラベル基体10は、ラベル本体11のビデオカセットテープに貼着する面側に両面接着剤17が塗布され、さらにこの両面接着剤17が剥離紙18により被覆されて構成されており、カセットラベル1をビデオカセットテープに貼着する際にはこの剥離紙18を剥離することにより両面接着剤17によりラベル本体11がビデオカセットテープに貼着される。
【0020】
ラベル本体11の両面接着剤17が塗布されたのとは反対側の面、すなわちビデオカセットテープに貼着した時に表面となる面は記入面111となっており、たとえばビデオテープに記録したビデオデータのタイトル、記録日時、記録場所などの情報を記載可能になっている。
また、カセットラベル1の長手方向の中心部の、記入面111の両辺部には、センターマーク40が付されており、そこがカセットラベル1の中心であり、かつアンテナ30が収容されている位置であることを明示している。
【0021】
図2は、そのカセットラベル1の具体的構造を示す図である。
カセットラベルは、ラベル本体11と両面接着剤17とから構成されており、さらにラベル本体11は、コート紙12、補強材14、ポリイミド基板16が感圧性接着剤13,15により接着され一体的に形成された構成である。
コート紙12は、表面、すなわち補強材14と対抗する面とは反対側の面が記入面111となっている。
【0022】
補強材14は、カセットラベル1に曲げなどの力が加わっても、カセットラベル1の各部材またはIC20やアンテナ30が割れたり切断されることの無いように一定の強度を確保するための部材である。この補強材14には、ポリイミド基板16と貼り合わされた時にIC20と重なる位置に、穴141が形成されており、IC20の厚みを吸収するようになっている。また、この穴141により、コート紙12、補強材14およびポリイミド基板16を貼り合わせた時にIC20の周辺に形成される空間には、IC保護材が充填される。
【0023】
ポリイミド基板16は、表面にIC20およびアンテナ30が実装される基板であり、前述したように、IC20はポリイミド基板16の一方の端部に実装し、アンテナ30はポリイミド基板16の中央部に配線されている。
両面接着剤17は、ラベル本体11をビデオカセットテープに貼着するための部材であり、一方の面がポリイミド基板16に貼着され、他方の面には剥離紙18が貼り合わされている。したがって、このカセットラベル1を使用する時には、使用者はこの剥離紙18を剥がしてカセットラベル1をビデオカセットテープに貼着する。
【0024】
IC20は、記憶保持可能なメモリ部と信号処理部を有する集積回路である。本実施例のカセットラベル1においては、IC20は2Kバイトの記憶容量のメモリを有する。また、IC20に具わる信号処理部は、13MHzのクロックで動作するプロセッサ部であり、メモリに対するデータのリード/ライト、アンテナ30を介した外部リード/ライトモジュールとのデータの転送などの処理を行う。
アンテナ30は、カセットラベル1と外部リード/ライトモジュールとの間で接点を持たずに電力の供給および、信号の転送を行うためのアンテナである。
【0025】
次に、本発明に係わるカセットテープについて図3を参照して説明する。
本実施例においては、3/4インチビデオカセットのMカセットを例示して本発明に係わるビデオカセットテープについて説明する。
図3は、そのビデオカセットテープ2aを示す図であり、(A)は平面図、(B)は背面図である。
このビデオカセットテープ2aの基本的な構造は通常の3/4インチMカセットと同じであるが、このビデオカセットテープ2aには、背面のカセットラベルを貼着するための凹部54aの中心部の両脇に、ビデオカセットテープ2aの中心を示すマーク55aが付されている。このマーク55aは、ビデオカセットテープ2aの中心を示すと同時に、VTR装置に装着した時に、この位置に装置側のアンテナが配置され、データの送受信が行われることを示すマークである。
【0026】
次に、このようなカセットラベル1をビデオカセットテープ2aに貼着する方法について図3を参照して説明する。
前述したように、カセットラベル1はベータカセット用の140[mm]×18[mm]のサイズである。ビデオカセットテープ2aのカセットラベル貼着用の凹部54aは、Mカセット用の212[mm]×20[mm]のカセットラベルが貼着可能なサイズなので、ベータカセット用のカセットラベル1は十分その中に貼着可能である。
そして、実際に貼着する際には、カセットラベル1とビデオカセットテープ2aの両方に、マーク40,55aが付されているので、図3(B)に示すように、これらのマーク同志が同じ位置に合わさるように、貼着する。そうすれば、ビデオカセットテープ2aの本来アンテナが配置されるべき位置にカセットラベル1のアンテナが適切に配置され、データ転送などが適切に行える。
【0027】
次にこのカセットラベル1の貼着されたビデオカセットテープ2aの使用形態について図4を参照して説明する。
図4は、このビデオカセットテープ2aを、ビデオテープレコーダ(VTR)装置に装着し、カセットラベル1内のIC20に対してデータの転送を行う状態を示す図である。
図4に示すように、ビデオカセットテープ2aがVTR装置に装着されると、表面部の蓋55aが開けられて、ビデオカセットテープ2a内に収容されていた図示せぬビデオテープが引き出され、ビデオデータ記録再生装置のヘッドに当接される。
【0028】
一方で、ビデオカセットテープ2aの背面部にはその中央付近にVTR装置本体に設けられたラベルリード/ライトモジュール91から出されたアンテナ90が配置される。そして、リード/ライトモジュール91はこのアンテナ90を介して、カセットラベル1のIC20に対する電力の供給、および、制御を行う。すなわち、IC20内の信号処理部がメモリよりデータを読み出し、アンテナ30およびアンテナ90を介してリード/ライトモジュール91へ転送を行ったり、あるいは、リード/ライトモジュール91からIC20に対してデータを転送して、IC20内の信号処理部がそのデータをメモリに記録する動作を行う。
なお、リード/ライトモジュール91はさらにVTR装置側の信号処理部(CPU)に接続され、VTR装置本体側からコントロールされる。
【0029】
このような動作によりIC20には、ビデオテープに記録する各ビデオデータの、カットごとの記録位置、記録時刻、記録場所、記録時間などのデータや、その記録内容を示すタイトルなどの情報、そのカットから得られたインデックスピクチャ、または、撮影者が撮影時に入力したたとえばグッドショットマークなどの情報、などが記録される。また、ビデオテープに記録されたビデオデータ全体の記録時刻、記録時間、記録場所、記録条件、記録内容を示す情報、撮影者、編集者、編集回数、テープの使用回数、および、ショットのテイクナンバーなどの情報も記録される。
【0030】
これまで本実施例においては、カセットラベル1を3/4インチMカセットのビデオカセットテープ2aに貼着した場合を例示して説明をしたが、これ以外の種類のカセットテープについても本発明を適用することができるのは明らかであり、またそれらのカセットテープに対しても、カセットラベル1を共通的に用いることができる。そのような適用形態を図5および図6を参照して説明する。
図5は、3/4インチカセットテープのMカセット2a,Sカセット2bおよびLカセット2cに対してカセットラベル1を貼着した状態を示す図である。
図6は、1/2インチカセットテープのベータカセット2dおよびVHSカセット2eに対してカセットラベル1を貼着した状態を示す図である。
【0031】
まず、各カセットテープのカセットラベル貼着用の凹部54a〜54eのサイズは、3/4インチカセットテープのMカセット2aが212[mm]×20[mm]、Sカセット2bが140[mm]×20[mm]、Lカセット2cが303[mm]×20[mm]、1/2インチカセットテープのベータカセット2dが140[mm]×18[mm]、VHSカセット2eが148[mm]×18[mm]であるので、140[mm]×18[mm]のカセットラベル1はどのカセットテープにも貼着可能である。
そして、各ビデオカセットテープ2a〜2eには、各々その凹部54a〜54eの中心にマーク55a〜55eが付されている。
したがって、図3(B)を参照して説明したように、それら各マーク55a〜55eと、カセットラベル1のマーク40が一致するようにカセットラベル1を貼着すれば、図5および図6に示すように、いずれの場合にも適切にカセットラベルを貼着することができる。
【0032】
このように、本実施例のカセットラベル1は、これ1つで複数種類のカセットテープに対して適用することができる。
またその時に、表面に付されたマーク40を用いることにより、どのようなサイズのカセットテープに対しても、そのカセットテープをVTR装置に装着した際に適切にアンテナを介したデータの送受信ができるような、適切な位置にカセットラベル1を用意に貼着することができる。
また、本実施例のビデオカセットテープ2a〜2eにおいては、カセットラベル貼着用の凹部に、カセットラベルのアンテナが配置されるべき位置を明示したマークが付されているので、たとえばサイズがその凹部に丁度一致しないようなカセットラベルであっても、適切にアンテナを介した送受信が適切に行えるような位置に適切に貼着することができる。
【0033】
なお、本発明は本実施例に限れるものではなく、種々の改変が可能である。
たとえば、前述した実施例においては、本発明に係わるカセットラベルを本発明に係わるカセットテープに適用する場合を説明したが、これらはこのような適用形態に限られるものではなく、各々独立して有効に用いることができる。
【0034】
たとえば、前述した実施例で用いたセンターマーク40を有するカセットラベルなどは、なんら特殊なマークを有しない通常のカセットテープに対しても適用することができる。
一般的にカセットテープのセンター部分には、何らかのセンターを示すものがある。たとえば、図7に示すような、カセットケースの上下のハーフを接着するためのネジ56や、リールのラチェット解除穴や、カセットガイド溝などである。したがって、そのような目標物の位置にカセットラベル1のマーク40が来るようにカセットラベル1を貼着すればよい。このような方法を用いれば、任意の通常のカセットテープに対して本発明のカセットラベル1を適用することができる。
【0035】
また逆に、本発明に係わるカセットテープは、なんら特殊なマークを有しない通常のカセットラベルに対しても適用することができる。
そのためには、カセットテープには、通常のカセットの貼着位置をより直接的に明示するようなマークが付されていることが望ましい。たとえば、図8に示すように、3/4インチMサイズカセットであるビデオカセットテープ2fのその凹部54fの縁部に、Sサイズカセット用のラベル8bを貼着する場合にその端部がくる位置を示すマーク57を記載しておく。このようにしておけば、なんら特殊なマークを有しない通常のSサイズ用のカセットラベルを、複数種類のカセットテープで使用可能な共通のカセットラベルとして用いることができる。
【0036】
またこのように、カセットテープに付すマークは、前述した実施例のようなセンターマークに限られるものではない。カセットラベルの貼着する位置を直接的に示すことができ、それにより結果的にカセットラベルのアンテナが配置される位置を特定できるようなマークであれば、任意の位置の任意のマークでよい。
【0037】
その他、カセットラベルに実装される回路なども、任意の回路を実装してよい。本実施例においては、1個のICであるかのように説明をしたが、周辺回路を含む回路や、2つのICで構成される回路であってもよく、1個のICに限定されるものではない。
その他、アンテナの形状、各部材の材質、それらを接合する時に用いる接着剤、ビデオカセットテープの種類、そのサイズ、図5に示した外部アンテナの形態、外部リード/ライトモジュールの構成、ICへ記録する情報の種類などは、何ら本実施例に限定されるものではなく、任意に改変してよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカセットラベルによれば、貼着対象のいずれのカセット型記録媒体にも適用することができ、また、そのマークに基づいて、収容するアンテナ手段の位置が所定の位置となるようにカセットラベルを貼着することができる。すなわち、サイズの異なる種々のカセットテープなどのカセット型記録媒体に対して、収容するアンテナを介して外部とも適切にデータの送受信ができるように用いることができる。
また本発明のカセット型記録媒体によれば、カセットラベルのアンテナ手段の位置が所定の位置となるようにカセットラベルを貼着できる。すなわち、そのカセット型記録媒体に丁度適合するのではないカセットラベルであっても、そのカセットラベルに収容されているアンテナを介して外部と適切にデータが送受信できるようにアンテナの位置を特定してそのカセットラベルを貼着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカセットラベルの構成を示す図であり、(A)は上面図であり、(B)は側面図である。
【図2】図1に示したカセットラベルの具体的構造を示す図である。
【図3】本発明の一実施例のカセット型記録媒体の構成、および、そのカセット型記録媒体に図1に示したカセットラベルが貼着される状態を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は背面図である。
【図4】カセットラベルの装着されたカセットテープを、ビデオデータ記録再生装置に装着し、カセットラベル内のICに対してデータの転送が行われる状態を示す図である。
【図5】図1に示したカセットラベルが、3/4インチカセットのSカセット、MカセットおよびLカセットに各々貼着されている状態を示す図である。
【図6】図1に示したカセットラベルが、1/2インチカセットのベータカセットおよびVHSカセットに各々貼着されている状態を示す図である。
【図7】図1に示したカセットラベルを、通常のカセットテープに貼着している状態を示す図である。
【図8】本発明に係わるカセットテープに、通常のカセットラベルを適切に貼着している状態を示す図である。
【図9】従来のカセットラベルの構成を示す図であり、(A)は上面図であり、(B)は側面図である。
【図10】図9に示したカセットラベルをカセットテープに貼着している状態を示す図である。
【図11】3/4インチカセットのSカセット、MカセットおよびLカセット、および、それらに各々専用のカセットラベルが貼着されている状態を示す図である。
【図12】3/4インチカセットのSカセット、MカセットおよびLカセットの専用のカセットラベルを示す図である。
【図13】1/2インチカセットのベータカセットおよびVHSカセット、および、それらに各々専用のカセットラベルが貼着されている状態を示す図である。
【図14】1/2インチカセットのベータカセットおよびVHSカセットの専用のカセットラベルを示す図である。
【図15】LサイズのカセットテープにSサイズ用のカセットラベルを貼着した場合を示す図であり、(A)および(B)は各々任意の位置にカセットラベルが貼着された状態を示す図である。
【符号の説明】
1,8a〜8e…カセットラベル、2a〜2f,9a〜9e…ビデオカセットテープ、10…ラベル基体、11…ラベル本体、111…記入面、12…コート紙、13…感圧性接着剤、14…補強材、15…感圧性接着剤、16…ポリイミド基板、17…両面接着剤、18…剥離紙、20…IC、30…アンテナ、40…マーク、53a…蓋,54a〜54g…凹部、55a〜55e,57…マーク、56…ネジ、90…アンテナ、91…リード/ライトモジュール

Claims (6)

  1. 記録媒体が収容されたカセット型記録媒体に貼着するカセットラベルであって、
    記憶部と信号処理部を有する集積回路と、
    前記集積回路に対して少なくとも信号の転送を行うアンテナ手段と、
    貼着対象のカセット型記録媒体のいずれのカセットラベル貼着部にも貼着可能な形状で、前記集積回路と前記アンテナ手段を収容し、任意の文字・図形等が記載可能な表面を有し、当該カセットラベルの長手方向において、前記収容されているアンテナ手段と所定の距離の位置に、該所定の距離であることを明示するマークが付されているラベル基体と、
    当該ラベル基体の前記表面とは反対側の面に設けられ、当該カセットラベルを前記カセット型記録媒体に貼着するための接着部材と
    を有するカセットラベル。
  2. 前記ラベル基体には、前記収容されているアンテナ手段の位置に、当該位置を明示するマークが付されている
    請求項1記載のカセットラベル。
  3. 前記ラベル基体には、当該カセットラベルの長手方向の中心に、該中心を明示する前記マークが付されている
    請求項1記載のカセットラベル。
  4. 前記カセットラベルは、3/4インチカセットテープのSカセットのケースに貼着可能な前記形状であり、3/4インチカセットテープのSカセット、MカセットおよびLカセットのケースを貼着対象とする
    請求項1記載のカセットラベル。
  5. 前記カセットラベルは、1/2インチカセットテープのベータカセットのケースに貼着可能な前記形状であり、1/2インチカセットテープのベータカセットおよびVHSカセットのケースを貼着対象とする
    請求項1記載のカセットラベル。
  6. 記録媒体がカセットケースに収容されているカセット型記録媒体であって、
    当該カセットケースの背面に、記憶部と信号処理部を有する集積回路と、前記集積回路に対して少なくとも信号の転送を行うアンテナ手段と、前記集積回路と前記アンテナ手段を収容し、任意の文字・図形等が記載可能な表面を有するラベル基体とを有するカセットラベルが貼着されるカセットラベル貼着部と、
    前記カセットラベルの所定の位置を合わせて前記カセットラベルの位置を決定するためのマークと
    を有し、
    前記カセットラベル貼着部に貼着される前記カセットラベルは、その長手方向において前記収容されているアンテナ手段と所定の距離の位置に該所定の距離であることを明示するマークが付されているカセットラベルであって、
    前記カセットテープの前記マークは、前記カセットラベルの前記マークを合わせて当該カセットラベルの位置を決定するためのマークである
    カセット型記録媒体。
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