JPH10214476A - カセットラベル、および、ビデオカセットテープ - Google Patents
カセットラベル、および、ビデオカセットテープInfo
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- JPH10214476A JPH10214476A JP1615697A JP1615697A JPH10214476A JP H10214476 A JPH10214476 A JP H10214476A JP 1615697 A JP1615697 A JP 1615697A JP 1615697 A JP1615697 A JP 1615697A JP H10214476 A JPH10214476 A JP H10214476A
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- Japan
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- cassette
- label
- video
- antenna
- tape
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本体側のアンテナの位置が異なるような種々の
装置では、カセットラベル内のICに対してデータの転
送が行えない。 【解決手段】カセットラベル1aは2つのアンテナ3
1,32を有し、各々基板16の長手方向の中心を対称
軸として、長手方向の両側で対称となる位置に設けられ
ている。そのため、カセットラベル1aをどの様な向き
に貼着してもビデオカセットテープおけるアンテナが配
置される位置は決まった位置となる。また、このような
カセットラベル1aの貼着されたビデオカセットテープ
3は、本体側アンテナがアンテナ31に対向する位置お
よびアンテナ32に対向する位置に設けられているよう
な2種類の装置において、その装置とIC20との信号
の転送が適切に行える。
装置では、カセットラベル内のICに対してデータの転
送が行えない。 【解決手段】カセットラベル1aは2つのアンテナ3
1,32を有し、各々基板16の長手方向の中心を対称
軸として、長手方向の両側で対称となる位置に設けられ
ている。そのため、カセットラベル1aをどの様な向き
に貼着してもビデオカセットテープおけるアンテナが配
置される位置は決まった位置となる。また、このような
カセットラベル1aの貼着されたビデオカセットテープ
3は、本体側アンテナがアンテナ31に対向する位置お
よびアンテナ32に対向する位置に設けられているよう
な2種類の装置において、その装置とIC20との信号
の転送が適切に行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばビデオカ
セットテープなどのテープ状記録媒体がケースに収容さ
れて用いられる記録媒体のそのカセットケースに装着し
て使用する、記録したビデオデータに関する情報などを
記録することのできるカセットラベルと、そのカセット
ラベルが装着されたビデオカセットテープに関する。
セットテープなどのテープ状記録媒体がケースに収容さ
れて用いられる記録媒体のそのカセットケースに装着し
て使用する、記録したビデオデータに関する情報などを
記録することのできるカセットラベルと、そのカセット
ラベルが装着されたビデオカセットテープに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラなどの撮像装置により撮影
され、ビデオテープに記録されるビデオデータについて
は、その内容等の情報を容易に確認できるような状態で
記録したい、また保存したいという要望がある。特に、
テレビジョン放送局において取材業務で使用する場合な
どにおいては、ビデオカムコーダなどにより撮影した多
数のカット(連続して撮影された映像、あるいは、その
ビデオデータ)の中から必要なカットを高速に選択して
編集する必要がある。
され、ビデオテープに記録されるビデオデータについて
は、その内容等の情報を容易に確認できるような状態で
記録したい、また保存したいという要望がある。特に、
テレビジョン放送局において取材業務で使用する場合な
どにおいては、ビデオカムコーダなどにより撮影した多
数のカット(連続して撮影された映像、あるいは、その
ビデオデータ)の中から必要なカットを高速に選択して
編集する必要がある。
【0003】これまで通常は、そのような記録したビデ
オデータの情報は、撮影時に別途紙面などにメモをして
おき、再生時や編集時には、そのメモを見ながら所望の
ビデオデータを高速に選択するような方法が用いられて
いる。また、カセットライブラリなどの大量のビデオカ
セットを自動的に取り扱うシステムにおいては、バーコ
ードが印刷されたカセットラベルを用いて、ビデオカセ
ットテープの管理を行っている。
オデータの情報は、撮影時に別途紙面などにメモをして
おき、再生時や編集時には、そのメモを見ながら所望の
ビデオデータを高速に選択するような方法が用いられて
いる。また、カセットライブラリなどの大量のビデオカ
セットを自動的に取り扱うシステムにおいては、バーコ
ードが印刷されたカセットラベルを用いて、ビデオカセ
ットテープの管理を行っている。
【0004】また近年、1/4インチデジタルビデオカ
セットテープなどにおいては、ビデオテープを収容する
カセットにフラッシュメモリなどの半導体メモリ素子を
組み込み、記録時間・記録内容・タイトルなどの情報を
記録できるようにしているものもある。そのようなビデ
オカセットテープに組み込まれた半導体メモリ素子に対
するデータの記録および再生は、たとえばカセットケー
スの背面部の誤消去防止用ツメの近傍に設けられ、たと
えば接地、電源、クロック、データの4本からなる電極
を介して接触方式により行うものである。
セットテープなどにおいては、ビデオテープを収容する
カセットにフラッシュメモリなどの半導体メモリ素子を
組み込み、記録時間・記録内容・タイトルなどの情報を
記録できるようにしているものもある。そのようなビデ
オカセットテープに組み込まれた半導体メモリ素子に対
するデータの記録および再生は、たとえばカセットケー
スの背面部の誤消去防止用ツメの近傍に設けられ、たと
えば接地、電源、クロック、データの4本からなる電極
を介して接触方式により行うものである。
【0005】しかしながら、そのようなこれまでの方法
においては、種々の使用形態の制限や不便な点がある。
たとえば、紙面にメモをとる方法では、その紙を紛失す
る場合が生じたり、そのメモに基づいた処理を自動化で
きない。バーコードをラベルに印刷する方法において
は、記録できる情報量に限りがあり十分ではない。ま
た、半導体メモリを用いる方法においては、電極を適切
に接触させなければならず、その位置決めを精度よく行
わなければいけないという問題や、埃の付着などにより
接触不良になるという問題があった。また、既にビデオ
データが記録されている、たとえばテレビジョン放送局
などの数十万本というような膨大な量のビデオカセット
テープに対して、その記録されているビデオデータの情
報を電子化して保持するためには、それらの方法は適切
ではないという問題もある。
においては、種々の使用形態の制限や不便な点がある。
たとえば、紙面にメモをとる方法では、その紙を紛失す
る場合が生じたり、そのメモに基づいた処理を自動化で
きない。バーコードをラベルに印刷する方法において
は、記録できる情報量に限りがあり十分ではない。ま
た、半導体メモリを用いる方法においては、電極を適切
に接触させなければならず、その位置決めを精度よく行
わなければいけないという問題や、埃の付着などにより
接触不良になるという問題があった。また、既にビデオ
データが記録されている、たとえばテレビジョン放送局
などの数十万本というような膨大な量のビデオカセット
テープに対して、その記録されているビデオデータの情
報を電子化して保持するためには、それらの方法は適切
ではないという問題もある。
【0006】そこで、本願発明者らは、既に特願平8−
300449号により出願しているような、半導体メモ
リなどの集積回路を収容し、非接触方式により外部とデ
ータの転送が可能なカセットラベルを提案している。こ
のカセットラベルにより記録したビデオデータの付加的
な情報を管理するようにすれば、前述したような種々の
問題は解決される。さらに、既にビデオデータの記録さ
れているビデオカセットテープに対しても容易に適用す
ることができる。
300449号により出願しているような、半導体メモ
リなどの集積回路を収容し、非接触方式により外部とデ
ータの転送が可能なカセットラベルを提案している。こ
のカセットラベルにより記録したビデオデータの付加的
な情報を管理するようにすれば、前述したような種々の
問題は解決される。さらに、既にビデオデータの記録さ
れているビデオカセットテープに対しても容易に適用す
ることができる。
【0007】そのカセットラベルについて図5を参照し
て説明する。図5(A)はそのカセットラベル8を示す
図であり、(B)はそのカセットラベル8が貼着された
ビデオカセットテープ3に対して外部のリード/ライト
モジュールよりデータの転送を行う状態を示す図であ
る。図5(A)に示すように、カセットラベル8はラベ
ル基体10の中に、IC20とアンテナ30が埋設され
て構成されている。IC20は、その上に直接ペンなど
の筆記具で文字を記載され、その筆圧によりIC20が
破損するのを防ぐために、カセットラベル8の端部に配
置されている。
て説明する。図5(A)はそのカセットラベル8を示す
図であり、(B)はそのカセットラベル8が貼着された
ビデオカセットテープ3に対して外部のリード/ライト
モジュールよりデータの転送を行う状態を示す図であ
る。図5(A)に示すように、カセットラベル8はラベ
ル基体10の中に、IC20とアンテナ30が埋設され
て構成されている。IC20は、その上に直接ペンなど
の筆記具で文字を記載され、その筆圧によりIC20が
破損するのを防ぐために、カセットラベル8の端部に配
置されている。
【0008】また、カセットラベル8をどの向きにして
ビデオカセットテープ3に貼着しても、アンテナ30の
位置がビデオカセットテープ3の所定の位置になるよう
に、アンテナ30はカセットラベル8の中央部に配置さ
れている。このようなカセットラベル8は、図5(B)
に示すように、ビデオカセットテープ3の背面に設けら
れた凹部54に貼着されて使用される。そのビデオカセ
ットテープ3がVTR装置などに装着されると、VTR
装置に設けられた本体側アンテナ90に対向する位置に
カセットラベル8のアンテナ30が配置され、このアン
テナ30と本体側アンテナ90との間でパワーおよび信
号の転送が行われる。
ビデオカセットテープ3に貼着しても、アンテナ30の
位置がビデオカセットテープ3の所定の位置になるよう
に、アンテナ30はカセットラベル8の中央部に配置さ
れている。このようなカセットラベル8は、図5(B)
に示すように、ビデオカセットテープ3の背面に設けら
れた凹部54に貼着されて使用される。そのビデオカセ
ットテープ3がVTR装置などに装着されると、VTR
装置に設けられた本体側アンテナ90に対向する位置に
カセットラベル8のアンテナ30が配置され、このアン
テナ30と本体側アンテナ90との間でパワーおよび信
号の転送が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、製品の小型
化にともなって、VTR装置(特にカムコーダやポータ
ブル機)の内部スペースの制約はより厳しいものとなっ
ており、装着されたビデオカセットテープの背面の中央
部に本体側アンテナを設けることが難しい場合が生じて
いる。たとえば図3に示すようにVTR装置9本体のビ
デオカセットテープ中央部に相当する位置に電源ユニッ
ト92が置かれている場合などである。このような場合
には、必然的に本体側アンテナは、スペースのある位
置、すなわちカセットラベルの中心からずれた所定の位
置に設けられることになる。そして、そのようなVTR
装置に装着されても適切に信号の転送が行えるようにす
るためには、カセットラベル1aのアンテナ30の位置
をそのアンテナに合わせた位置にする必要がある。すな
わち、アンテナ30は、図6(A)に示すように、カセ
ットラベル1aの中心からずれた所定の位置に設ける必
要がある。
化にともなって、VTR装置(特にカムコーダやポータ
ブル機)の内部スペースの制約はより厳しいものとなっ
ており、装着されたビデオカセットテープの背面の中央
部に本体側アンテナを設けることが難しい場合が生じて
いる。たとえば図3に示すようにVTR装置9本体のビ
デオカセットテープ中央部に相当する位置に電源ユニッ
ト92が置かれている場合などである。このような場合
には、必然的に本体側アンテナは、スペースのある位
置、すなわちカセットラベルの中心からずれた所定の位
置に設けられることになる。そして、そのようなVTR
装置に装着されても適切に信号の転送が行えるようにす
るためには、カセットラベル1aのアンテナ30の位置
をそのアンテナに合わせた位置にする必要がある。すな
わち、アンテナ30は、図6(A)に示すように、カセ
ットラベル1aの中心からずれた所定の位置に設ける必
要がある。
【0010】しかしながら、1つのビデオカセットテー
プが、たとえばビデオカムコーダとVTR装置と編集装
置というように種々の装置で使用されることは多々有る
ことであり、前述したような場合には各装置におけるア
ンテナの位置が異なる場合が考えられる。そして、その
ような場合には、このようなカセットラベルでは各装置
においてカセットラベルのICと本体とで適切に信号の
転送を行うことはできなくなるという問題がある。
プが、たとえばビデオカムコーダとVTR装置と編集装
置というように種々の装置で使用されることは多々有る
ことであり、前述したような場合には各装置におけるア
ンテナの位置が異なる場合が考えられる。そして、その
ような場合には、このようなカセットラベルでは各装置
においてカセットラベルのICと本体とで適切に信号の
転送を行うことはできなくなるという問題がある。
【0011】またさらに、図6(A)に示すようなカセ
ットラベルにおいては、左右を逆向きにビデオカセット
テープ2に貼着すると図6(B)に示すようにアンテナ
30の位置がずれてしまい、適切に信号の転送が行えな
くなるという問題もある。そのような逆向きに装着され
るのを防ぐ対策としては、既存のビデオカセットテープ
に対してもこのカセットラベル使用されることを考える
と、外形形状を変えるなどの防止策をとることは難し
く、結局は注意書きなどにより使用者に注意をしてもら
うしかないという問題があった。
ットラベルにおいては、左右を逆向きにビデオカセット
テープ2に貼着すると図6(B)に示すようにアンテナ
30の位置がずれてしまい、適切に信号の転送が行えな
くなるという問題もある。そのような逆向きに装着され
るのを防ぐ対策としては、既存のビデオカセットテープ
に対してもこのカセットラベル使用されることを考える
と、外形形状を変えるなどの防止策をとることは難し
く、結局は注意書きなどにより使用者に注意をしてもら
うしかないという問題があった。
【0012】したがって本発明の目的は、本体側のアン
テナの位置が各々異なるような種々の装置にビデオカセ
ットテープを装着した際にも、各装置においてその装置
とそのビデオカセットテープの背面に貼着したカセット
ラベルのICとの間で適切に信号の転送が行えるととも
に、仮にそのカセットラベルを左右逆に貼着したとして
も同様に適切に信号の転送が行えるようなカセットラベ
ルを提供することにある。また、本発明の他の目的は、
本体側のアンテナの位置が各々異なるような種々の装置
に装着した際にも、各装置においてその装置とそのカセ
ットラベルのICとの間で適切に信号の転送が行えるよ
うなビデオカセットテープを提供することにある。
テナの位置が各々異なるような種々の装置にビデオカセ
ットテープを装着した際にも、各装置においてその装置
とそのビデオカセットテープの背面に貼着したカセット
ラベルのICとの間で適切に信号の転送が行えるととも
に、仮にそのカセットラベルを左右逆に貼着したとして
も同様に適切に信号の転送が行えるようなカセットラベ
ルを提供することにある。また、本発明の他の目的は、
本体側のアンテナの位置が各々異なるような種々の装置
に装着した際にも、各装置においてその装置とそのカセ
ットラベルのICとの間で適切に信号の転送が行えるよ
うなビデオカセットテープを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、アンテナをカセットラベル内に複数設け、そのどれ
かを用いればICに対して適切に信号の転送が行えるよ
うにした。また、その複数のアンテナはカセットラベル
の長手方向において左右対称な位置に配置することによ
り、どの向きに貼着されても適切に信号の転送が行える
ようにした。
に、アンテナをカセットラベル内に複数設け、そのどれ
かを用いればICに対して適切に信号の転送が行えるよ
うにした。また、その複数のアンテナはカセットラベル
の長手方向において左右対称な位置に配置することによ
り、どの向きに貼着されても適切に信号の転送が行える
ようにした。
【0014】したがって、本発明のカセットラベルは、
記憶部と信号処理部を有する集積回路と、前記集積回路
に対して少なくとも信号の転送を行う複数のアンテナ手
段と、前記集積回路と前記複数のアンテナ手段を収容
し、ビデオカセットテープの背面に装着されるラベル基
体とを有する。好適には、前記複数のアンテナ手段は、
前記カセットラベルの長手方向において、その長手方向
の中心を対象の中心として、その長手方向において対称
な位置に配置されている。
記憶部と信号処理部を有する集積回路と、前記集積回路
に対して少なくとも信号の転送を行う複数のアンテナ手
段と、前記集積回路と前記複数のアンテナ手段を収容
し、ビデオカセットテープの背面に装着されるラベル基
体とを有する。好適には、前記複数のアンテナ手段は、
前記カセットラベルの長手方向において、その長手方向
の中心を対象の中心として、その長手方向において対称
な位置に配置されている。
【0015】また、本発明のビデオカセットテープは、
ビデオ信号を記録するビデオテープがカセットケースに
収容され、当該カセットケースの背面にカセットラベル
が設けられているビデオカセットテープであって、前記
カセットラベルは、記憶部と信号処理部を有する集積回
路と、前記集積回路に対して少なくとも信号の転送を行
う複数のアンテナ手段と、前記集積回路と前記複数のア
ンテナ手段を収容するラベル基体とを有し、その複数の
アンテナ手段は、当該ビデオカセットテープが装着され
る複数種類の装置において、当該ビデオカセットテープ
を装着した時に、当該カセットラベルの前記集積回路と
信号の転送を行うために前記各装置に設けられているア
ンテナ手段と対向する各位置に各々配置されているビデ
オカセットテープである。
ビデオ信号を記録するビデオテープがカセットケースに
収容され、当該カセットケースの背面にカセットラベル
が設けられているビデオカセットテープであって、前記
カセットラベルは、記憶部と信号処理部を有する集積回
路と、前記集積回路に対して少なくとも信号の転送を行
う複数のアンテナ手段と、前記集積回路と前記複数のア
ンテナ手段を収容するラベル基体とを有し、その複数の
アンテナ手段は、当該ビデオカセットテープが装着され
る複数種類の装置において、当該ビデオカセットテープ
を装着した時に、当該カセットラベルの前記集積回路と
信号の転送を行うために前記各装置に設けられているア
ンテナ手段と対向する各位置に各々配置されているビデ
オカセットテープである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1〜図3を参照して説明する。本実施の形態において
は、ビデオカセットテープの背面に貼着され、たとえば
記録されているビデオデータのタイトルなどを記載する
ことができる縦長で紙状のラベルであるカセットラベル
について説明する。図1は、その本実施の形態のカセッ
トラベル1aの構成を示す図であり、(A)は上面図、
(B)は側面図である。
1〜図3を参照して説明する。本実施の形態において
は、ビデオカセットテープの背面に貼着され、たとえば
記録されているビデオデータのタイトルなどを記載する
ことができる縦長で紙状のラベルであるカセットラベル
について説明する。図1は、その本実施の形態のカセッ
トラベル1aの構成を示す図であり、(A)は上面図、
(B)は側面図である。
【0017】まず、そのカセットラベルの構成について
説明する。カセットラベル1aは、ラベル基体10の中
に、IC20と、アンテナパタン30aが埋設されて形
成されている。まずラベル基体10の構成について説明
する。ラベル基体10は、IC20およびアンテナパタ
ン30aが設けられる基板16、その上に設けられた保
護シート14、保護シート14の基板16とは反対側の
面に設けられた記入面12、および、基板16の保護シ
ート14とは逆の面に設けられた接着面17などを有す
る。
説明する。カセットラベル1aは、ラベル基体10の中
に、IC20と、アンテナパタン30aが埋設されて形
成されている。まずラベル基体10の構成について説明
する。ラベル基体10は、IC20およびアンテナパタ
ン30aが設けられる基板16、その上に設けられた保
護シート14、保護シート14の基板16とは反対側の
面に設けられた記入面12、および、基板16の保護シ
ート14とは逆の面に設けられた接着面17などを有す
る。
【0018】基板16は、ポリイミド基板であり、その
長手方向の中心を対称軸として、長手方向の両側で対称
となる位置に2つのアンテナ31,32が設けられてい
る。また、ポリイミド基板16の端部にIC20が実装
されている。それら2つのアンテナ31,32と、それ
ら各アンテナおよびIC20を接続する接続線は、1つ
のアンテナパタン30aとしてポリイミド基板16上に
形成されている。保護シート14は、カセットラベル1
aに曲げなどの力が加わっても、カセットラベル1aの
各部材またはIC20やアンテナパタン30aが割れた
り切断されることの無いように一定の強度を確保するた
めの部材である。この保護シート14のIC20と重な
る位置はその厚みが薄くなっており、IC20の厚みを
吸収するようになっている。
長手方向の中心を対称軸として、長手方向の両側で対称
となる位置に2つのアンテナ31,32が設けられてい
る。また、ポリイミド基板16の端部にIC20が実装
されている。それら2つのアンテナ31,32と、それ
ら各アンテナおよびIC20を接続する接続線は、1つ
のアンテナパタン30aとしてポリイミド基板16上に
形成されている。保護シート14は、カセットラベル1
aに曲げなどの力が加わっても、カセットラベル1aの
各部材またはIC20やアンテナパタン30aが割れた
り切断されることの無いように一定の強度を確保するた
めの部材である。この保護シート14のIC20と重な
る位置はその厚みが薄くなっており、IC20の厚みを
吸収するようになっている。
【0019】記入面12は、たとえばビデオテープに記
録したビデオデータのタイトル、記録日時、記録場所な
どの情報を、印刷装置や筆記用具などにより可視的に記
載するための面であり、本実施の形態においては、コー
ト紙が保護シート14の基板16とは反対側の面に貼着
されて形成されている。接着面17は、カセットラベル
1aをビデオカセットテープに貼着するための両面接着
剤で構成される部材であり、その一方の面が基板16に
貼着され、他方の面に図示せぬ剥離紙が張り合わされて
いる。したがって、このカセットラベル1aを使用する
時には、使用者はこの剥離紙を剥がしてカセットラベル
1aをビデオカセットテープに貼着する。なお、図1に
示したカセットラベル1においては、その長手方向の長
さは約140[mm]、幅は18[mm]、ラベル基体10の厚
さは約0.6[mm]である。
録したビデオデータのタイトル、記録日時、記録場所な
どの情報を、印刷装置や筆記用具などにより可視的に記
載するための面であり、本実施の形態においては、コー
ト紙が保護シート14の基板16とは反対側の面に貼着
されて形成されている。接着面17は、カセットラベル
1aをビデオカセットテープに貼着するための両面接着
剤で構成される部材であり、その一方の面が基板16に
貼着され、他方の面に図示せぬ剥離紙が張り合わされて
いる。したがって、このカセットラベル1aを使用する
時には、使用者はこの剥離紙を剥がしてカセットラベル
1aをビデオカセットテープに貼着する。なお、図1に
示したカセットラベル1においては、その長手方向の長
さは約140[mm]、幅は18[mm]、ラベル基体10の厚
さは約0.6[mm]である。
【0020】次に、IC20およびアンテナパタン30
aについて説明する。IC20は、記憶保持可能なメモ
リ部と信号処理部を有する集積回路である。本実施の形
態のカセットラベル1においては、IC20は2Kバイ
トの記憶容量のメモリを有する。また、IC20に具わ
る信号処理部は、13MHzのクロックで動作するプロ
セッサ部であり、メモリに対するデータのリード/ライ
ト、アンテナ30を介した外部リード/ライトモジュー
ルとのデータの転送などの処理を行う。
aについて説明する。IC20は、記憶保持可能なメモ
リ部と信号処理部を有する集積回路である。本実施の形
態のカセットラベル1においては、IC20は2Kバイ
トの記憶容量のメモリを有する。また、IC20に具わ
る信号処理部は、13MHzのクロックで動作するプロ
セッサ部であり、メモリに対するデータのリード/ライ
ト、アンテナ30を介した外部リード/ライトモジュー
ルとのデータの転送などの処理を行う。
【0021】アンテナパタン30aは、2つのアンテナ
31,32、および、それら各アンテナおよびIC20
を接続する接続線からなるポリイミド基板16上にエッ
チングなどにより形成されたパタンである。各アンテナ
31,32は、カセットラベル1と外部リード/ライト
モジュールとの間で接点を持たずに電力の供給および、
信号の転送を行うためのアンテナである。またこの2つ
のアンテナ31,32はともに全く同じ機能・性能であ
り、いずれか一方が有効に外部リード/ライトモジュー
ルと通信を行うことによりIC20、すなわちカセット
ラベル1aは適切に機能するものである。また、この2
つのアンテナ31,32は、前述したように、ポリイミ
ド基板16の長手方向の中心を対称軸として、長手方向
の両側で対称となる位置に設けられている。
31,32、および、それら各アンテナおよびIC20
を接続する接続線からなるポリイミド基板16上にエッ
チングなどにより形成されたパタンである。各アンテナ
31,32は、カセットラベル1と外部リード/ライト
モジュールとの間で接点を持たずに電力の供給および、
信号の転送を行うためのアンテナである。またこの2つ
のアンテナ31,32はともに全く同じ機能・性能であ
り、いずれか一方が有効に外部リード/ライトモジュー
ルと通信を行うことによりIC20、すなわちカセット
ラベル1aは適切に機能するものである。また、この2
つのアンテナ31,32は、前述したように、ポリイミ
ド基板16の長手方向の中心を対称軸として、長手方向
の両側で対称となる位置に設けられている。
【0022】次にカセットラベル1aの使用形態、およ
び、適用形態について説明する。このようなカセットラ
ベル1aをビデオカセットテープ2に貼着した状態を図
2に示す。図2はカセットラベル1aの貼着されたビデ
オカセットテープ3を示す図である。図2に示すよう
に、カセットラベル1aは、剥離紙が剥がされて両面接
着剤17によりビデオカセットテープ2の背面のラベル
形状に合わせて形成された凹部54に貼着される。この
時に、カセットラベル1aの向きは任意でよい。カセッ
トラベル1aのアンテナ30はカセットラベル1aの長
手方向の中心を対称軸として両方向に対称に配置されて
いるので、カセットラベル1aをどの様な向きに貼着し
てもビデオカセットテープ2におけるアンテナ(アンテ
ナ31またはアンテナ32)が配置される位置は決まっ
た位置となる。したがって、外部のリード/ライトモジ
ュールはその位置の近傍に外部アンテナを配置して通信
を行えばよい。
び、適用形態について説明する。このようなカセットラ
ベル1aをビデオカセットテープ2に貼着した状態を図
2に示す。図2はカセットラベル1aの貼着されたビデ
オカセットテープ3を示す図である。図2に示すよう
に、カセットラベル1aは、剥離紙が剥がされて両面接
着剤17によりビデオカセットテープ2の背面のラベル
形状に合わせて形成された凹部54に貼着される。この
時に、カセットラベル1aの向きは任意でよい。カセッ
トラベル1aのアンテナ30はカセットラベル1aの長
手方向の中心を対称軸として両方向に対称に配置されて
いるので、カセットラベル1aをどの様な向きに貼着し
てもビデオカセットテープ2におけるアンテナ(アンテ
ナ31またはアンテナ32)が配置される位置は決まっ
た位置となる。したがって、外部のリード/ライトモジ
ュールはその位置の近傍に外部アンテナを配置して通信
を行えばよい。
【0023】また、前述したように、この2つのアンテ
ナ31,32は、いずれか一方において外部アンテナと
通信が行えればIC20に対して適切に信号の転送が行
えるものであるから、このようなカセットラベル1aの
貼着されたビデオカセットテープ3は、本体側アンテナ
がアンテナ31に対向する位置、および、アンテナ32
に対向する位置に設けられているような2種類の装置に
おいて、その装置とIC20との信号の転送が適切に行
える。
ナ31,32は、いずれか一方において外部アンテナと
通信が行えればIC20に対して適切に信号の転送が行
えるものであるから、このようなカセットラベル1aの
貼着されたビデオカセットテープ3は、本体側アンテナ
がアンテナ31に対向する位置、および、アンテナ32
に対向する位置に設けられているような2種類の装置に
おいて、その装置とIC20との信号の転送が適切に行
える。
【0024】また、カセットラベル1aの表面には任意
の筆記用具により文字や絵などの任意の図形が記載さ
れ、ビデオカセットテープ2の識別などに用いられる。
なお、このカセットラベル1aの表面に記載される文字
は、ビデオカセットテープにカセットラベル1aが貼着
される前に記載しておいたり、予め印刷しておいたりし
てもよい。
の筆記用具により文字や絵などの任意の図形が記載さ
れ、ビデオカセットテープ2の識別などに用いられる。
なお、このカセットラベル1aの表面に記載される文字
は、ビデオカセットテープにカセットラベル1aが貼着
される前に記載しておいたり、予め印刷しておいたりし
てもよい。
【0025】そして、このカセットラベル1aの貼着さ
れたビデオカセットテープ3をVTR装置に装着する。
その状態を図3に示す。図3に示すVTR装置9は、カ
セットラベル1aの貼着されたビデオカセットテープ3
を装着した際にその背面に相当する部分に電源ユニット
92が設けられているため、本体側アンテナ90は、図
示のごとく、カセットラベル1の中央部よりずれた位置
に設けられているが、ちょうどこの位置がカセットラベ
ル1aの1つのアンテナ31と対向する位置になってい
る。換言すれば、カセットラベル1aのアンテナの位置
は、この本体側アンテナ90の位置に基づいて決定され
ている。したがって、このようなVTR装置にカセット
ラベル1aの貼着されたビデオカセットテープ3を装着
した場合においても、カセットラベル1aのIC20と
本体側アンテナ90とで適切に信号の転送が行える。
れたビデオカセットテープ3をVTR装置に装着する。
その状態を図3に示す。図3に示すVTR装置9は、カ
セットラベル1aの貼着されたビデオカセットテープ3
を装着した際にその背面に相当する部分に電源ユニット
92が設けられているため、本体側アンテナ90は、図
示のごとく、カセットラベル1の中央部よりずれた位置
に設けられているが、ちょうどこの位置がカセットラベ
ル1aの1つのアンテナ31と対向する位置になってい
る。換言すれば、カセットラベル1aのアンテナの位置
は、この本体側アンテナ90の位置に基づいて決定され
ている。したがって、このようなVTR装置にカセット
ラベル1aの貼着されたビデオカセットテープ3を装着
した場合においても、カセットラベル1aのIC20と
本体側アンテナ90とで適切に信号の転送が行える。
【0026】また、前述したように、仮に、カセットラ
ベル1aを左右逆にビデオカセットテープ2に装着した
としても、カセットラベル1aにおいては、その長手方
向の中心線を軸としてアンテナ31とアンテナ32が左
右対称に設けられているので、カセットラベル1aの貼
着されたビデオカセットテープ3をVTR装置9に装着
した際の本体側アンテナ90に対向する位置にはアンテ
ナ32が配置されることになり、結局このアンテナ32
を介してカセットラベル1aのIC20と本体側アンテ
ナ90とで適切に信号の転送が行える。
ベル1aを左右逆にビデオカセットテープ2に装着した
としても、カセットラベル1aにおいては、その長手方
向の中心線を軸としてアンテナ31とアンテナ32が左
右対称に設けられているので、カセットラベル1aの貼
着されたビデオカセットテープ3をVTR装置9に装着
した際の本体側アンテナ90に対向する位置にはアンテ
ナ32が配置されることになり、結局このアンテナ32
を介してカセットラベル1aのIC20と本体側アンテ
ナ90とで適切に信号の転送が行える。
【0027】なお、このような動作によりIC20に
は、ビデオテープに記録する各ビデオデータの、カット
ごとの記録位置、記録時刻、記録場所、記録時間などの
データや、その記録内容を示すタイトルなどの情報、そ
のカットから得られたインデックスピクチャ、または、
撮影者が撮影時に入力したたとえばグッドショットマー
クなどの情報、などが記録される。また、ビデオテープ
に記録されたビデオデータ全体の記録時刻、記録時間、
記録場所、記録条件、記録内容を示す情報、撮影者、編
集者、編集回数、テープの使用回数、および、ショット
のテイクナンバーなどの情報も記録される。
は、ビデオテープに記録する各ビデオデータの、カット
ごとの記録位置、記録時刻、記録場所、記録時間などの
データや、その記録内容を示すタイトルなどの情報、そ
のカットから得られたインデックスピクチャ、または、
撮影者が撮影時に入力したたとえばグッドショットマー
クなどの情報、などが記録される。また、ビデオテープ
に記録されたビデオデータ全体の記録時刻、記録時間、
記録場所、記録条件、記録内容を示す情報、撮影者、編
集者、編集回数、テープの使用回数、および、ショット
のテイクナンバーなどの情報も記録される。
【0028】このように、本実施の形態のカセットラベ
ル1aにおいては、何らかの図形を記載してビデオカセ
ットテープ2に貼着し、そのビデオカセットテープの識
別および内容把握を行うという、通常のカセットラベル
と全く同じように使用することができる。そして、特
に、本実施の形態のカセットラベル1aにおいては、本
体側アンテナ90の位置がことなるような種類の異なる
装置に対してもカセットラベル1aの貼着されたビデオ
カセットテープ3を使用することが可能となる。
ル1aにおいては、何らかの図形を記載してビデオカセ
ットテープ2に貼着し、そのビデオカセットテープの識
別および内容把握を行うという、通常のカセットラベル
と全く同じように使用することができる。そして、特
に、本実施の形態のカセットラベル1aにおいては、本
体側アンテナ90の位置がことなるような種類の異なる
装置に対してもカセットラベル1aの貼着されたビデオ
カセットテープ3を使用することが可能となる。
【0029】また、カセットラベル1aを左右逆にビデ
オカセットテープ2に貼った場合においても問題無く使
用できる。換言すれば逆貼り防止対策が不要となり、容
易に取り扱うことができる。さらに、本体側アンテナ9
0の位置をカセットラベル1aの貼着されたビデオカセ
ットテープ3の背面の端部にすることができるので、V
TR装置9などの装置内のスペースの有効利用が可能と
なり、そのような装置をさらに小型化することができ
る。
オカセットテープ2に貼った場合においても問題無く使
用できる。換言すれば逆貼り防止対策が不要となり、容
易に取り扱うことができる。さらに、本体側アンテナ9
0の位置をカセットラベル1aの貼着されたビデオカセ
ットテープ3の背面の端部にすることができるので、V
TR装置9などの装置内のスペースの有効利用が可能と
なり、そのような装置をさらに小型化することができ
る。
【0030】その他、本実施の形態のカセットラベル1
aは、既にビデオデータの記録されているビデオカセッ
トテープに対しても装着することができる。また、この
IC20に対するデータの転送は、非接触方式により行
われるため、接点の位置不良や、埃や消耗などによる接
触不良などの問題が皆無となり、信頼性が高く、寿命が
長く、適切な付加情報の記録が可能になる。
aは、既にビデオデータの記録されているビデオカセッ
トテープに対しても装着することができる。また、この
IC20に対するデータの転送は、非接触方式により行
われるため、接点の位置不良や、埃や消耗などによる接
触不良などの問題が皆無となり、信頼性が高く、寿命が
長く、適切な付加情報の記録が可能になる。
【0031】なお、本発明は、本実施の形態に限れるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、アン
テナパタン30の形状は本実施の形態のカセットラベル
1aに示したものに限られるものではなく、任意のパタ
ンでよい。たとえば、2つのアンテナを有するような本
実施の形態と同様の場合においても、本実施の形態にお
いては各アンテナ31,32に対してIC20より各々
接続線が設けられていた。しかし、図4(A)に示すカ
セットラベル1bのように、2つのアンテナ31,32
と順次カスケードに接続するようなアンテナパタン30
bであってもよい。
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、アン
テナパタン30の形状は本実施の形態のカセットラベル
1aに示したものに限られるものではなく、任意のパタ
ンでよい。たとえば、2つのアンテナを有するような本
実施の形態と同様の場合においても、本実施の形態にお
いては各アンテナ31,32に対してIC20より各々
接続線が設けられていた。しかし、図4(A)に示すカ
セットラベル1bのように、2つのアンテナ31,32
と順次カスケードに接続するようなアンテナパタン30
bであってもよい。
【0032】また、アンテナの数も、本実施の形態のよ
うに2つに限られるものではなく、3つ、4つなどでも
よいし、図4(B)に示すカセットラベル1cのように
ラベル基体10の面積の許す限り多数配置してもよい。
このようにアンテナ30cを配置しておけば、本体側ア
ンテナの位置がどのような位置にあるような装置に対し
ても、カセットラベル1cの貼着されたビデオカセット
テープ3を装着してIC20に対して適切にアクセスす
ることができ好適である。
うに2つに限られるものではなく、3つ、4つなどでも
よいし、図4(B)に示すカセットラベル1cのように
ラベル基体10の面積の許す限り多数配置してもよい。
このようにアンテナ30cを配置しておけば、本体側ア
ンテナの位置がどのような位置にあるような装置に対し
ても、カセットラベル1cの貼着されたビデオカセット
テープ3を装着してIC20に対して適切にアクセスす
ることができ好適である。
【0033】また、IC20のカセットラベル中におけ
る実装位置は、本実施の形態のようにカセットラベルの
端部に限られるものではなく任意の位置でよく、たとえ
ばカセットラベルの中央部でもよい。また、本実施の形
態のカセットラベルは、両面接着剤17を有しており、
これによりビデオカセットテープに貼着される構成であ
った。しかし、たとえばカセットケースの背面を袋状に
し、そこにカセットラベルを挿入するような構成にして
もよい。そして、そのような場合には、カセットラベル
の下面に両面接着剤17は不要となる。
る実装位置は、本実施の形態のようにカセットラベルの
端部に限られるものではなく任意の位置でよく、たとえ
ばカセットラベルの中央部でもよい。また、本実施の形
態のカセットラベルは、両面接着剤17を有しており、
これによりビデオカセットテープに貼着される構成であ
った。しかし、たとえばカセットケースの背面を袋状に
し、そこにカセットラベルを挿入するような構成にして
もよい。そして、そのような場合には、カセットラベル
の下面に両面接着剤17は不要となる。
【0034】また、カセットラベルに実装される回路
も、任意の回路を実装してよい。本実施の形態において
は、1個のICであるかのように説明をしたが、周辺回
路を含む回路や、2つのICで構成される回路であって
もよく、1個のICに限定されるものではない。その
他、アンテナの形状、各部材の材質、それらを接合する
時に用いる接着剤、ビデオカセットテープの種類、その
サイズ、外部リード/ライトモジュールの構成、ICへ
記録する情報の種類などは、何ら本実施の形態の限定さ
れるものではなく、任意に改変してよい。
も、任意の回路を実装してよい。本実施の形態において
は、1個のICであるかのように説明をしたが、周辺回
路を含む回路や、2つのICで構成される回路であって
もよく、1個のICに限定されるものではない。その
他、アンテナの形状、各部材の材質、それらを接合する
時に用いる接着剤、ビデオカセットテープの種類、その
サイズ、外部リード/ライトモジュールの構成、ICへ
記録する情報の種類などは、何ら本実施の形態の限定さ
れるものではなく、任意に改変してよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本体側のアンテナの位置が各々異なるような種々の装置
にビデオカセットテープを装着した際にも、各装置にお
いてその装置とそのビデオカセットテープの背面に貼着
したカセットラベルのICとの間で適切に信号の転送が
行えるとともに、仮にそのカセットラベルを左右逆に貼
着したとしても同様に適切に信号の転送が行えるような
カセットラベルを提供することができる。また、本体側
のアンテナの位置が各々異なるような種々の装置に装着
した際にも、各装置においてその装置とそのカセットラ
ベルのICとの間で適切に信号の転送が行えるようなビ
デオカセットテープを提供することができる。
本体側のアンテナの位置が各々異なるような種々の装置
にビデオカセットテープを装着した際にも、各装置にお
いてその装置とそのビデオカセットテープの背面に貼着
したカセットラベルのICとの間で適切に信号の転送が
行えるとともに、仮にそのカセットラベルを左右逆に貼
着したとしても同様に適切に信号の転送が行えるような
カセットラベルを提供することができる。また、本体側
のアンテナの位置が各々異なるような種々の装置に装着
した際にも、各装置においてその装置とそのカセットラ
ベルのICとの間で適切に信号の転送が行えるようなビ
デオカセットテープを提供することができる。
【図1】本発明の一実施の形態のカセットラベルの構成
を示す図であり、(A)は上面図であり、(B)は側面
図である。
を示す図であり、(A)は上面図であり、(B)は側面
図である。
【図2】図1に示したカセットラベルをビデオカセット
テープに装着して用いる状態を説明するための図であ
る。
テープに装着して用いる状態を説明するための図であ
る。
【図3】図1に示したカセットラベルの装着されたビデ
オカセットテープを、VTR装置に装着し、カセットラ
ベル内のICに対してデータの転送が行われる状態を示
す図である。
オカセットテープを、VTR装置に装着し、カセットラ
ベル内のICに対してデータの転送が行われる状態を示
す図である。
【図4】本発明のカセットラベルの変形例を示す図であ
り、(A)は2つのアンテナが直列に接続されているよ
うなアンテナパタンを有するカセットラベルを示す図で
あり、(B)は多数のアンテナが配置されたカセットラ
ベルを示す図である。
り、(A)は2つのアンテナが直列に接続されているよ
うなアンテナパタンを有するカセットラベルを示す図で
あり、(B)は多数のアンテナが配置されたカセットラ
ベルを示す図である。
【図5】従来のカセットラベルを示す図であり、(A)
は従来のカセットラベルの上面図であり、(B)はその
カセットラベルの装着されたビデオカセットテープに対
して、そのカセットラベル内のICに対して外部のアン
テナを介してデータの転送が行われる状態を示す図であ
る。
は従来のカセットラベルの上面図であり、(B)はその
カセットラベルの装着されたビデオカセットテープに対
して、そのカセットラベル内のICに対して外部のアン
テナを介してデータの転送が行われる状態を示す図であ
る。
【図6】本体側アンテナの位置が中心よりずれた装置に
対応しようとした場合の従来のカセットラベルの貼着状
態を示す図であり、(A)は正常にカセットラベルが貼
着された状態を示す図であり、(B)は左右逆にカセッ
トラベルが貼着された状態を示す図である。
対応しようとした場合の従来のカセットラベルの貼着状
態を示す図であり、(A)は正常にカセットラベルが貼
着された状態を示す図であり、(B)は左右逆にカセッ
トラベルが貼着された状態を示す図である。
1…カセットラベル、2…ビデオカセットテープ、3…
カセットラベルの装着されたビデオカセットテープ、1
0…ラベル基体、12…記入面、14…保護シート、1
6…ポリイミド基板、17…接着面、20…IC、30
…アンテナパタン、31,32…アンテナ、54…凹
部、55…蓋、9…VTR装置、90…本体側アンテ
ナ、92…電源ユニット、8…従来のカセットラベル
カセットラベルの装着されたビデオカセットテープ、1
0…ラベル基体、12…記入面、14…保護シート、1
6…ポリイミド基板、17…接着面、20…IC、30
…アンテナパタン、31,32…アンテナ、54…凹
部、55…蓋、9…VTR装置、90…本体側アンテ
ナ、92…電源ユニット、8…従来のカセットラベル
Claims (3)
- 【請求項1】記憶部と信号処理部を有する集積回路と、 前記集積回路に対して少なくとも信号の転送を行う複数
のアンテナ手段と、 前記集積回路と前記複数のアンテナ手段を収容し、ビデ
オカセットテープの背面に装着されるラベル基体とを有
するカセットラベル。 - 【請求項2】前記複数のアンテナ手段は、前記カセット
ラベルの長手方向において、その長手方向の中心を対象
の中心として、その長手方向において対称な位置に配置
されている請求項1記載のカセットラベル。 - 【請求項3】ビデオ信号を記録するビデオテープがカセ
ットケースに収容され、当該カセットケースの背面にカ
セットラベルが設けられているビデオカセットテープで
あって、 前記カセットラベルは、 記憶部と信号処理部を有する集積回路と、 前記集積回路に対して少なくとも信号の転送を行う複数
のアンテナ手段と、 前記集積回路と前記複数のアンテナ手段を収容するラベ
ル基体とを有し、 前記ラベル基体において、前記複数のアンテナ手段は、
当該ビデオカセットテープが装着される複数種類の装置
において、当該ビデオカセットテープを装着した時に、
当該カセットラベルの前記集積回路と信号の転送を行う
ために前記各装置に設けられているアンテナ手段と対向
する各位置に各々配置されているビデオカセットテー
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1615697A JPH10214476A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | カセットラベル、および、ビデオカセットテープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1615697A JPH10214476A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | カセットラベル、および、ビデオカセットテープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10214476A true JPH10214476A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11908652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1615697A Pending JPH10214476A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | カセットラベル、および、ビデオカセットテープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10214476A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6667846B2 (en) * | 2000-05-08 | 2003-12-23 | Sony Corporation | Information storage device having tape cassette with noncontact memory and antenna |
US7126791B2 (en) * | 2000-05-11 | 2006-10-24 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Recording medium cartridge having an accommodation portion for a noncontact-type memory |
US7355815B2 (en) * | 2002-09-02 | 2008-04-08 | Fujifilm Corporation | Recording medium cartridge and recording/reproducing apparatus thereof |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP1615697A patent/JPH10214476A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6667846B2 (en) * | 2000-05-08 | 2003-12-23 | Sony Corporation | Information storage device having tape cassette with noncontact memory and antenna |
US7126791B2 (en) * | 2000-05-11 | 2006-10-24 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Recording medium cartridge having an accommodation portion for a noncontact-type memory |
US7301728B2 (en) | 2000-05-11 | 2007-11-27 | Fujifilm Corporation | Recording medium cartridge having an accommodation portion for a noncontact-type memory |
US7355815B2 (en) * | 2002-09-02 | 2008-04-08 | Fujifilm Corporation | Recording medium cartridge and recording/reproducing apparatus thereof |
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