JPH10222890A - カセットテープ記録・再生装置 - Google Patents

カセットテープ記録・再生装置

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JPH10222890A
JPH10222890A JP9021772A JP2177297A JPH10222890A JP H10222890 A JPH10222890 A JP H10222890A JP 9021772 A JP9021772 A JP 9021772A JP 2177297 A JP2177297 A JP 2177297A JP H10222890 A JPH10222890 A JP H10222890A
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JP
Japan
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cassette
antenna
cassette tape
recording
tape recording
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JP9021772A
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Kazunari Tanimura
一成 谷村
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットテープに貼着されたカセットラベル
のメモリICの内容を、カセットテープを挿入する前に
受信可能なカセットテープ記録・再生装置を提供する。 【解決手段】 ビデオカセット1がローディング位置に
セットされた状態で、アンテナ基板115は、カセット
ラベル3のアンテナ配線と対向する。フロント基板12
5および金属製のフレーム124には、通信用穴125
a,124aが設けてある。コントロールパネル120
は、例えばプラスチックなどで構成される。ビデオカセ
ット1を挿入する前に、コントロールパネル120およ
び通信用穴125a,124aを介して、アンテナ基板
115とビデオカセット1に貼着されたカセットラベル
3のアンテナ配線とで磁束を用いた通信を行い、カセッ
トラベル3に内包されたメモリICの記憶情報が装置に
受信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープレコーダ記録
・再生装置に関し、特に、非接触方式でデータ送受信を
行うICを内包したカセットタグを接着したカセットテ
ープの記録・再生を行うカセットテープ記録・再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラなどの撮像装置により撮影
され、ビデオテープに記録されるビデオデータについて
は、その内容等の情報を容易に確認できるような状態で
記録したい、また保存したいという要望がある。特に、
テレビジョン放送局において取材業務で使用する場合な
どにおいては、ビデオカムコーダなどにより撮影した多
数のカット(連続して撮影された映像、あるいは、その
ビデオデータ)の中から必要なカットを高速に選択して
編集する必要がある。
【0003】これまで通常は、そのような記録したビデ
オデータの情報は、撮影時に別途紙面などにメモをして
おき、再生時や編集時には、そのメモを見ながら所望の
ビデオデータを高速に選択するような方法が用いられて
いる。また近年、1/4インチデジタルビデオカセット
テープなどにおいては、ビデオテープを収容するカセッ
トにフラッシュメモリなどの半導体メモリ素子を組み込
み、記録時間・記録内容・タイトルなどの情報をの記録
できるようにしているものもある。
【0004】しかしながら、そのようなビデオカセット
テープに組み込まれた半導体メモリ素子に対するデータ
の記録および再生は、たとえばカセットケースの背面部
の誤消去防止用ツメの近傍に設けられ、接地、電源、ク
ロック、データの4本からなる電極を介して接触方式に
より行うものであり、そのためにいくつかの不利益が生
じていた。まず、その電極に対してデータの記録および
再生を行う装置側の電極を適切に接触させなければなら
ず、その位置決めを精度よく行わなければ適切にデータ
の記録/再生が行えないという問題があった。また、埃
の付着などにより接触不良となり、適切にデータの記録
/再生が行えないという問題も生じた。いずれにして
も、そのデータの転送を行う接点が接触方式のために、
繰り返し使用に限界がある、すなわち弱く信頼性が十分
ではないという問題があった。
【0005】また、これから新たに記録を行う素材に対
しては、そのようなビデオカセットテープを用いること
により内容の確認等が容易に行えるようになるが、これ
までに既に記録されている、たとえばテレビジョン放送
局などにおいては数十万本というような膨大な量のビデ
オテープカセットに対しては、適用することができず、
そのような情報を電子化した状態で保持することはでき
ない。
【0006】このような問題点を解決するために、アン
テナを介して非接触方式でデータの送受信を行うICメ
モリにインデックス情報を記憶し、このアンテナとIC
メモリとを内包したカセットラベル(カセット背表紙)
をビデオカセットに張り付けることが考えられる。この
ようにすれば、例えば携帯用の読み取り装置などを用い
て、当該ビデオカセットのインデックス情報をアンテナ
を介してICメモリから精度良く読み取ることができ、
内容の確認などを容易に行える。
【0007】具体的には、図7に示すように、ビデオカ
セット1の背面に形成された凹状のラベル貼り付け部2
に、メモリICを内包したカセットラベル3を貼着す
る。図8は、カセットラベル3の構造を説明するための
分解斜視図である。図8に示すように、カセットラベル
3は、上質紙10、補強材9、基板11および感圧接着
剤12を順に重ね合わせた構造をしており、剥離紙6を
はがして、図7に示すラベル貼り付け部2に貼着され
る。基板11は、例えばポリイミドなどを用いて構成さ
れ、巻線状のアンテナ配線4と、アンテナ配線4に接続
されたメモリIC5とが配置されている。
【0008】補強材9は、例えばプラスチック材などを
用いて構成され、メモリIC5に対応する位置にメモリ
IC5の厚みを逃がすための穴8が形成されている。こ
の穴8内にはメモリIC5が置かれ、穴8とメモリIC
5との間にIC保護材が充填される。メモリIC5に
は、ビデオカセット1のビデオテープの記録内容に関す
る情報などが記憶されている。
【0009】図9は、ビデオカセット1を挿入するとき
のカセットテープ記録・再生装置(VTR)の側面図で
ある。図9に示すように、背面にカセットラベル3が貼
着されたビデオカセット1が、カセットテープ記録・再
生装置の正面の挿入口に挿入されると、コンパートメン
ト14に装着され、コンパートメント14の凸部51
a,51bを側板13に形成されたL字型の溝50a,
50bに沿って移動させる。これによって、ビデオカセ
ット1が、図10に示すように、ベースプレート17上
のカセット受け18の位置まで搬送される。
【0010】このとき、ビデオカセット1のリールが、
リール台16に装着され、テープローディングが行わ
れ、図11に示すようにカセットテープ52がドラム5
3に巻き付けられる。この状態で、カセットテープ記録
・再生装置の前面に配置されたアンテナ基板15とビデ
オカセット1に貼着されたカセットラベル3のアンテナ
配線とが向かい合い、アンテナ基板15のアンテナパタ
ーンおよびアンテナ配線を介して、カセットラベル3の
メモリIC5とカセットテープ記録・再生装置のデータ
処理部との間で情報の読み書きが行われる。
【0011】このカセットテープ記録・再生装置では、
図11に示すように、コントロールパネル20の内側
に、フロント基板25および補強用の金属製のフレーム
24が配設されている。また、図12に示すように、カ
セットテープ記録・再生装置12の前面には、フロント
パネル19およびコントロールパネル20が設けてあ
る。また、カセットテープ記録・再生装置12にはパー
ソナルコンピュータ22が接続され、パーソナルコンピ
ュータ22を用いて情報の読み書きが行われる。さら
に、コントロールパネル20上のディスプレイ23に情
報を表示することもできる。
【0012】このように、カセットテープ記録・再生装
置12によれば、ビデオカセット1を挿入してカセット
受け18の位置まで搬送した後に、カセットラベル3に
内包されたメモリIC5に記憶された情報をディスプレ
イ23に表示することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カセッ
トテープ記録・再生装置12では、ビデオカセット1を
挿入した後にメモリIC5に記憶された情報をディスプ
レイ23に表示する構成になっているため、ユーザは、
カセットテープ記録・再生装置12にビデオカセット1
を挿入するまで、メモリIC5に記憶された情報を知る
ことができない。これは、図11に示したように、アン
テナ基板15とコントロールパネル20との間には、磁
束を通さない金属製のフレーム24およびフロント基板
25が配置されているため、ビデオカセット1を挿入す
る前は、カセットラベル3のアンテナ配線4とアンテナ
基板15との間で通信を行うことができないとカセット
テープ記録・再生装置12の構造的な理由によるもので
ある。
【0014】そのため、ユーザは、カセットテープ記録
・再生装置12にビデオカセット1を挿入する前に、メ
モリIC5に記憶された情報をディスプレイ23に表示
させ、この表示に基づいて挿入すべきビデオカセット1
を選ぶという使い方ができず、使い勝手が悪いという問
題がある。また、カセットテープ記録・再生装置12で
は、ビデオカセット1をカセットテープ記録・再生装置
12に挿入せずに、メモリIC5に記憶された情報の読
み出しおよび書き込みを行いたいという要請に応えるこ
ともできない。このような要請に答えるため、外部入力
機器を別途用意する方法もあるが、価格コストおよび使
い勝手の面で好ましくない。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、カセットテープに貼着されたカセットラベル
のメモリICの内容を、カセットテープを挿入する前に
ディスプレイに表示可能なカセットテープ記録・再生装
置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
カセットテープ記録・再生装置は、第1のアンテナと当
該第1のアンテナと電気的に接続されたICチップとを
内包したカセットラベルが貼り付けられたカセットテー
プの記録および再生の少なくとも一方を行うカセットテ
ープ記録・再生装置であって、記録および再生の少なく
とも一方を行う位置にカセットテープがセットされた状
態で前記カセットラベルの第1のアンテナと対向する位
置に固定された第2のアンテナと、前記第2のアンテナ
に対して前記記録および再生の少なくとも一方を行う位
置と反対側に設けられ、前記第2のアンテナと対向する
位置に通信用の開口部が設けられた補強部材と、前記第
2のアンテナと電気的に接続されたデータ処理手段とを
有する。
【0017】本発明のカセットテープ記録・再生装置で
は、例えば、ユーザがカセットテープを装置に挿入する
前に、前記開口部を介して、前記第1のアンテナと前記
第2のアンテナとで磁束を用いた通信が行われ、前記カ
セットラベルのICチップと前記データ処理部との間で
データの読み出しおよび書き込みが行われる。
【0018】また、本発明のカセットテープ記録・再生
装置は、好ましくは、前記第1のアンテナおよび前記第
2のアンテナを介して受信した前記ICチップの記憶情
報を、前記データ処理手段における処理を経た後に表示
する表示手段をさらに有する。本発明のカセットテープ
記録・再生装置では、カセットテープを挿入する前に、
例えば、ICチップに記憶された記憶情報を表示手段に
表示させ、この表示に基づいて挿入すべきカセットテー
プを選ぶことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
カセットテープ記録・再生装置について説明する。図1
は本実施形態のカセットテープ記録・再生装置121に
おけるテープローディングが行われる状態でのカセット
ラベル3、アンテナ基板115、フレーム124の通信
用穴124aおよびフロント基板125の通信用穴12
5aの位置関係を説明するための図、図2はカセットテ
ープ記録・再生装置121の正面側の外観図である。
【0020】図1および図2に示すように、カセットテ
ープ記録・再生装置121のコントロールパネル120
は、磁束を通過する例えばプラスチック材で構成され、
ビデオカセット1を挿入する挿入口120aおよびディ
スプレイ23が設けられている。図1に示すように、コ
ントロールパネル120の内側には、フロント基板12
5、金属製のフレーム124およびアンテナ基板115
が順に配設されている。アンテナ基板115は、正面方
向から見て中央部付近に位置する。カセットテープ記録
・再生装置121では、フロント基板125およびフレ
ーム124におけるアンテナ基板115と対向する位置
に、アンテナ基板115に形成されたアンテナパターン
126より面積が十分に大きい通信用穴125a,12
4aが設けられている。
【0021】アンテナ基板115は、例えばポリイミド
基板で構成され、図3に示すように、アンテナパターン
126を備え、表裏両面から磁束の受け渡しが可能であ
る。また、アンテナ基板115は、フレーム124の通
信用穴124aにアンテナパターン126を対向させる
ように、フレーム124に固定ネジ127を介して固定
されている。ここで、図3に示すように、例えば、アン
テナ基板115のアンテナパターン126の大きさは横
×縦が20×15mmであり、アンテナ基板115の大
きさは横×縦が30×20mmである。アンテナ基板1
15は、図示しないデータ処理部に接続されている。ア
ンテナ基板115を介して受信したカセットラベル3の
メモリIC5からの情報は、このデータ処理部において
処理された後に、図2に示すディスプレイ23に表示さ
れる。
【0022】ここで、ビデオカセット1の背面に貼着さ
れるカセットラベル3は、前述した図8と同様の構成を
している。すなわち、図8に示すように、カセットラベ
ル3は、上質紙10、補強材9、基板11および感圧接
着剤12を順に重ね合わせた構造をしており、剥離紙6
をはがして、図7に示すビデオカセット1のラベル貼り
付け部2に貼着される。基板11は、例えばポリイミド
などを用いて構成され、巻線状のアンテナ配線4と、ア
ンテナ配線4に接続されたメモリIC5とが配置されて
いる。
【0023】補強材9は、例えばプラスチック材などを
用いて構成され、メモリIC5に対応する位置にメモリ
IC5の厚みを逃がすための穴8が形成されている。こ
の穴8内にはメモリIC5が置かれ、穴8とメモリIC
5との間にIC保護材が充填される。メモリIC5に
は、ビデオカセット1のビデオテープの記録内容に関す
る情報などが記憶されている。
【0024】以下、カセットテープ記録・再生装置12
1のアンテナ基板115とビデオカセット1に貼着され
たカセットラベル3のメモリIC5との通信形態につい
て説明する。ビデオカセット挿入前 図5に示すように、カセットテープ記録・再生装置12
1にビデオカセット1を挿入せずに、ビデオカセット1
をユーザが手などで持ちながら、ビデオカセット1に貼
着されたカセットラベル3の中央部をコントロールパネ
ル20の中央部に近接させる。これによって、コントロ
ールパネル120、フロント基板125の通信用穴12
5aおよびフレーム124の通信用穴124aを介し
て、カセットテープ記録・再生装置121のアンテナ基
板115とビデオカセット1のアンテナ配線4とが対向
して位置する。
【0025】このとき、プラスチック製のコントロール
パネル120および通信用穴125a,124aは磁束
を通すため、アンテナ配線4およびアンテナ基板115
のアンテナパターン126との間で磁束を介した通信が
可能となる。すなわち、アンテナ配線4およびアンテナ
基板115を介して、メモリIC5の記録内容(インデ
ックス情報)がカセットテープ記録・再生装置121に
送信され、データ処理部において処理された後に、ディ
スプレイ23あるいはカセットテープ記録・再生装置に
接続されたパーソナルコンピューターや、モニター等に
表示される。また、カセットテープ記録・再生装置12
1によれば、ビデオカセット1を挿入せずに、メモリI
C5に記憶された情報の読み出しおよび書き込みを行う
ことができる。
【0026】ビデオカセット挿入後 カセットテープ記録・再生装置121では、前述した図
9に示すように、背面にカセットラベル3が貼着された
ビデオカセット1が正面から、カセットテープ記録・再
生装置の挿入口に挿入されると、コンパートメント14
に装着され、コンパートメント14の凸部51a,51
bを側板13に形成されたL字型の溝50a,50bに
沿って移動させる。これによって、ビデオカセット1
が、図10に示すように、ベースプレート17上のカセ
ット受け18の位置まで搬送される。
【0027】このとき、ビデオカセット1のリールが、
リール台16に装着され、テープローディングが行わ
れ、図11に示すようにカセットテープ52がドラム5
3に巻き付けられる。この状態で、図6に示すように、
カセットテープ記録・再生装置の前面に配置されたアン
テナ基板115と、ビデオカセット1に貼着されたカセ
ットラベル3とが向かい合い、アンテナ配線4およびア
ンテナ基板115を介して、メモリIC5の記録内容
(インデックス情報)がカセットテープ記録・再生装置
121に送信され、データ処理部において処理された後
に、ディスプレイ23あるいはカセットテープ記録・再
生装置121に接続されたパーソナルコンピューター
や、モニター等に表示される。また、カセットラベル3
のメモリIC5と、カセットテープ記録・再生装置のデ
ータ処理部との間で情報の読み書きが行われる。
【0028】以上説明したように、カセットテープ記録
・再生装置121によれば、1枚のアンテナ基板115
によって、装置の外部および内部の双方から、ビデオカ
セット1のカセットラベル3に内包されたアンテナ配線
4と通信を行うことができる。その結果、カセットテー
プ記録・再生装置121によれば、ビデオカセット1を
挿入せずに、メモリIC5に記憶された情報の読み出し
および書き込みを行うことができる。そのため、ユーザ
は、カセットテープ記録・再生装置12にビデオカセッ
ト1を挿入する前に、メモリIC5に記憶された情報を
ディスプレイ23あるいはカセットテープ記録・再生装
置121に接続されたパーソナルコンピューターや、モ
ニター等に表示させ、この表示に基づいて挿入すべきビ
デオカセット1を選ぶことができる。
【0029】本発明は上述した実施形態に限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、図4に示すよう
に、カセットラベル3の中央にアンテナ配線4を配置し
た場合について例示したが、アンテナ配線4の位置は任
意であり、例えば、カセットラベル3の一端部付近に設
けてもよい。なお、その場合には、アンテナ配線4と対
応する位置に、アンテナ基板115および通信用穴12
5a,124aを設ける。
【0030】また、上述した実施形態では、フロント基
板125に通信用穴125aを設けるような構成にした
が、アンテナ基板115に対応する位置が開くように、
フロント基板125を2分割した構成にしてもよい。
【0031】また、上述した実施形態では、カセットテ
ープ記録・再生装置121に1個のアンテナ基板115
を設けた場合について例示したが、アンテナ基板115
に加えて、コントロールパネル120の天板側や側板側
にさらなるアンテナ基板を配置するような構成にしても
よい。このようにすることで、装置の外部において、ビ
デオカセット1のカセットラベル3のアンテナ配線4と
通信可能な領域を広げることができる。
【0032】また、本発明のカセットテープ記録・再生
装置は、カセットテープの記録および再生の双方を行う
装置のみならず、カセットテープの再生専用装置および
カセットテープの記録専用装置にも同様に適用される。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカセット
テープ記録・再生装置によれば、カセットテープを装置
に挿入せずに、カセットラベルのICチップに記憶され
た記憶情報の読み出しおよび書き込みを行うことができ
る。そのため、ユーザは、カセットテープ記録・再生装
置にカセットテープを挿入する前に、例えば、ICチッ
プに記憶された記憶情報を表示手段に表示させ、この表
示に基づいて挿入すべきカセットテープを選ぶことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態のカセットテープ記
録・再生装置におけるテープローディングが行われる状
態でのカセットラベル、アンテナ基板、フレームの通信
用穴およびフロント基板の通信用穴の位置関係を説明す
るための図である。
【図2】図2は、図1に示すカセットテープ記録・再生
装置の正面側の外観図である。
【図3】図3は、図1に示すカセットテープ記録・再生
装置におけるフレームへのアンテナ基板の固定形態を説
明するための図である。
【図4】図4は、ビデオカセットの背面に貼着されるカ
セットラベルを説明するための図である。
【図5】図5は、図1に示すカセットテープ記録・再生
装置において、ビデオカセットを挿入前におけるビデオ
カセットのアンテナ配線との通信形態を説明するための
図である。
【図6】図6は、図1に示すカセットテープ記録・再生
装置において、ビデオカセットを挿入後におけるビデオ
カセットのアンテナ配線との通信形態を説明するための
図である。
【図7】図7は、ビデオカセットにカセットラベルを貼
着する態様を説明するための斜視図である。
【図8】図8は、ビデオカセットの背面に張りつけられ
たカセットタグの構造を説明するための図である。
【図9】図9は、ビデオカセットの挿入時(カセットア
ップ状態)におけるカセットテープ記録・再生装置の側
面図である。
【図10】図10は、ビデオカセットのカセットダウン
状態におけるカセットテープ記録・再生装置の側面図で
ある。
【図11】図11は、従来のカセットテープ記録・再生
装置において走行系にテープスレッディングした状態を
示す図である。
【図12】図12は、カセットテープ記録・再生装置の
外観斜視図である。
【符号の説明】
1…ビデオカセット、3…カセットラベル、4…アンテ
ナ配線、23…ディスプレイ、115…アンテナ基板、
120…コントロールパネル、120a…カセット挿入
口、124…フレーム、125…フロント基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のアンテナと当該第1のアンテナと電
    気的に接続されたICチップとを内包したカセットラベ
    ルが張り付けられたカセットテープの記録および再生の
    少なくとも一方を行うカセットテープ記録・再生装置に
    おいて、 記録および再生の少なくとも一方を行う位置にカセット
    テープがセットされた状態で前記カセットラベルの第1
    のアンテナと対向する位置に固定された第2のアンテナ
    と、 前記第2のアンテナに対して前記記録および再生の少な
    くとも一方を行う位置と反対側に設けられ、前記第2の
    アンテナと対向する位置に通信用の穴が設けられた補強
    部材と、 前記第2のアンテナと電気的に接続されたデータ処理手
    段とを有するカセットテープ記録・再生装置。
  2. 【請求項2】前記第1のアンテナおよび前記第2のアン
    テナを介して受信した前記ICチップの記憶情報を、前
    記データ処理手段における処理を経た後に表示する表示
    手段をさらに有する請求項1に記載のカセットテープ記
    録・再生装置。
  3. 【請求項3】前記補強部材は、金属製のフレームである
    請求項1に記載のカセットテープ記録・再生装置。
  4. 【請求項4】前記補強部材に対して、前記第2のアンテ
    ナと反対側に、磁束透過性の基板が設けてある請求項1
    に記載のカセットテープ記録・再生装置。
  5. 【請求項5】前記ICチップに記憶された記憶情報は、
    前記カセットテープの記録内容に関するインデックス情
    報である請求項1に記載のカセットテープ記録・再生装
    置。
  6. 【請求項6】前記カセットラベルは、前記カセットテー
    プの背面に接着されている請求項1に記載のカセットテ
    ープ記録・再生装置。
JP9021772A 1997-02-04 1997-02-04 カセットテープ記録・再生装置 Pending JPH10222890A (ja)

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