JP2822367B2 - Icパッケージ、icパッケージ付テープカセット - Google Patents

Icパッケージ、icパッケージ付テープカセット

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JP2822367B2
JP2822367B2 JP20886593A JP20886593A JP2822367B2 JP 2822367 B2 JP2822367 B2 JP 2822367B2 JP 20886593 A JP20886593 A JP 20886593A JP 20886593 A JP20886593 A JP 20886593A JP 2822367 B2 JP2822367 B2 JP 2822367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICパッケージ及びこ
のICパッケージを取付けたテープカセットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビデオテープレコーダ等の記録
及び/又は再生装置に装着されて使用されるテープカセ
ットは、筺体内に磁気テープを巻回した一対のリールを
回転自在に収納すると共に、筺体の背面には、誤消去防
止用の被検出部が設けられている。そして、このテープ
カセットの後面または一側面で、かつ、被検出部の近傍
にはラベルが貼着されてあり、ここに磁気テープに記録
されている内容のタイトル等が文字で記載されている。
これは、テープカセットをいちいち装置内に装着せずと
も外部より一見するだけで、テープカセット内の磁気テ
ープに記録されている内容が解るようにするためであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のテ
ープカセットは、家庭用として用いられる場合には、永
久に保存するものを除き、経済性の観点から一度記録し
た内容を消去して再記録して使用することがまま行われ
ている。また、このテープカセットが装着される記録再
生装置は、出来るだけ小型化されることが要請されてい
る。前記したように、一度テープカセット内の磁気テー
プに記録されている内容を消去してこれに別の内容を記
録したいような場合には、当然の如く、ラベルを剥して
別のラベルを貼り付ける必要があり、甚だ使い勝手が悪
い欠点があった。更に、磁気テープの急激な進歩によっ
て、長時間化への対応が可能となることより、そこに記
録される内容もモード設定に応じてかなり多くなってき
ている事情もあり、従来のラベルでは記録内容の全てを
そこに記載することが難しくなってきている。また、使
用者がタイトル名を磁気テープに直接記録する方法もあ
るが、記録したタイトル名を探し出すのに時間が掛か
る。
【0004】そこで、記録した内容(情報)の他に付随
する情報、例えば記録年月日、タイトル名、記録時間等
をテープカセットの一部に記憶しておくと探し出すのに
便利であり、この付随した情報を記憶しておく手段とし
て、ICメモリ等をテープカセットの一部に装着してお
くことが考えられる。ただ、このICメモリ等の内部に
設けられる端子部は、記録再生装置に装着された際この
装置側のIC駆動回路部と電気的に接続されるため、そ
の配置も被検出部にできるだけ近接していることが前記
した小型化を達成する上に望ましい。本発明は、かかる
点に鑑み案出されたものであり、例えば、従来の磁気テ
ープ等の記録媒体が納めてあるテープカセットの背面の
誤消去防止用の被検出部近傍に設けたラベル貼着用の凹
部の端部で、かつ、前記被検出部側にこの端部と大略同
一形状を有するメモリ等のICを封入した樹脂の小片よ
りなるICパッケージ及びこのICパッケージを取付け
てなるテープカセットを提供することにより解決したも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、第1の発明と
して、テープカセットの一側面に設けた被取付け部に取
付けられる方形状のICパッケージであって、方形の下
方部に設けた端子部とこの端子部と離隔しており、方形
の上方隅部に設けた識別部と、この識別部以外の隅部に
設けた曲面部とを有するICパッケージを、また第2の
発明として、筺体内に磁気テープを巻回した一対のリー
ルを回転自在に収納し、前記筺体の背面の誤消去防止用
の被検出部近傍に被取付け部を設けると共に、この被取
付け部の端部で、かつ、前記被検出部側に、方形状に形
成されており、その上方隅部に設けた識別部と、この識
別部以外の隅部に設けた曲面部と、上記識別部と離隔し
た下方部に、装置側に設けた前記誤消去防止用の被検出
部検出手段と近接するよう端子部を配置したICパッケ
ージを取付けたICパッケージ付テープカセットをそれ
ぞれ提供するものである。
【0006】
【実施例】図1は、例えば一般に普及されている、筺体
内に図示しない磁気テープを巻回した一対のリールを回
転自在に収納したVHS(登録商標)方式のテープカセ
ット1の側面図、図2は、本発明になるICパッケージ
の平面図、図3は、図2の詳細図であり、(A)はその
平面図、(B)は同,側面図、(C)は、同,背面図、
図4は、テープカセット1の凹部2に本発明になるIC
パッケージ5を、例えば貼着した状態を示すテープカセ
ット1Aの側面図である。図1中2は、前記テープカセ
ット1の側面の略全域に亘って形成された凹部である。
この凹部2はその内部に、例えば、記録内容を記載した
従来と同形状のラベル3が、例えば、貼着されるような
寸法,形状に形成されている(図1は、凹部2内にラベ
ル3が貼着された状態を示したものである)。なお、こ
のテープカセット1は、図示していないが、上ハーフと
下ハーフとが合体されることにより構成されるものであ
る。4は、この凹部2の一方の端部2aの近傍に設けら
れた誤消去防止用の被検出部であり、周知の如く壁部4
aが折り取られていない場合は消去可能であり、これが
折り取られている場合は、消去ができないよう構成され
ているものである。
【0007】図2,図3中5は、例えば、樹脂材より形
成された本発明になる長方形状のICパッケージの平面
図であり、上面5aと、この上面5aの略下半部に埋込
まれた端子部6と、下面5iの上,下端部に設けられた
感圧接着材7a,7bとより大略構成されている。5b
は、このICパッケージ5の例えば、右上方部であって
前記端子部6と離隔した位置で、しかも、上下左右の識
別ができるよう斜辺にて形成された識別部、5c,5d
は、それぞれ上,下端部に形成された段部である。また
5e,5fは、左下方,左上方の稜(隅部)にそれぞれ
形成された曲面部である。なお、この曲面部5e,5f
の曲面形状は、図1に示したラベル3の端部の曲面形状
と同一形状に形成されているものである。5gは、曲面
部5e,5fと連結された左側面部であり、5hは、斜
辺部5bの一側と段部5cの一側とで連結された右側面
部である。
【0008】ここで端子部6の具体的構成について説明
すると、6aは、例えば、図示しない装置側の接続端子
と接続される制御信号1用の端子、6bは、同,電源用
の端子また6cは、同,制御信号2用の端子、6dは、
同,アース用の端子としてそれぞれ機能するよう4接点
で構成されている。
【0009】次に、ICパッケージ5の下面5iの具体
的構成について図3(B),(C)を参照して説明す
る。7a,7bは、前記した如く、下面5iの上,下端
部にそれぞれ設けられた感圧接着材であり、これら7
a,7bの中間部7cには、感圧接着材層を設けないよ
うな構成としてある。これは前記した如く、この種のテ
ープカセット1は、上,下ハーフを合体することにより
構成されるものであるが、この合せ目の部分を正確に合
致させることが成型上難しく、仮に、一方が他方に比し
ズレ込んだ場合(正確に接合面が合わず一方が他方によ
りへこんだ状態)、そこの部分が浮いてしまうため、接
触面積を少なくすることにより感圧接着剤の平滑度を高
めるようにしたものである。なお、端子部6は、ICパ
ッケージ5の内部に完全に埋込まれ、この端子部6の上
面と、ICパッケージ5の上部5aの面とが一致するよ
う形成されているものである。また、このICパッケー
ジ5の全体形状は、上記したVHS(登録商標)方式の
テープカセット1の側面部に設けた凹部の形状より若干
小なる形状に形成されているものである。
【0010】なお、このICパッケージ5の全体の厚み
は、これがテープカセット1の凹部2の所定位置に取付
けられた後、図示しない装置に装着され、その装置側に
設けられた接続端子とICパッケージ5の端子部6とが
接続されることにより信号の授受を行う関係上、凹部2
の厚みより若干大となるよう形成してある。また、段部
5c,5dは、例えば、ICパッケージ5の全体の厚み
に対し、略2等分するような厚みとしてある。従って、
この場合は当然の如く、段部5c,5dの略2等分とさ
れたそれぞれ一方の厚みは、凹部2の厚みより小となる
よう形成されているものである。なお、テープカセット
1の凹部2内で、この段部5c,5dと対応する部分に
この段部5c,5dを収納する収納部を設けておくこと
により、このICパッケージ5は凹部2に収納される
際、この段部5c,5dがガイド作用をなすので、円滑
に装,着脱が行なえるものである。この場合には、IC
パッケージ5は、収納部内に確実に収納されるので、感
圧接着材は必ずしも必要ではない。更に、ICパッケー
ジ5は、樹脂により形成されているので、着色や印刷が
可能であり、色や文字によるICパッケージそのものに
識別情報を持たすこともできる。
【0011】図5は、その下方部に4接点の接続端子を
有する端子部6を設けた本発明になるICパッケージ5
が、装置側の所定位置に装着され、この装置側に設けら
れた後述する接点手段と接続された状態を示す側面図で
あり、71 ,72 ,73 ,74 は、それぞれ前記したI
Cパッケージ5の接続端子6a,6b,6c,6dに対
応する如く装置側に設けられた接点部である。図6は、
その下方部に例えば必要な接続端子を2組用意し、合計
8接点の接続端子を有するようにした端子部6を設けた
本発明になるICパッケージ5が、装置側の所定位置に
装着され、この装置側の所定位置に設けられた接点手段
と接続された状態を示す側面図、図7は図6における接
続端子と接点部との接続関係と、誤消去防止用の被検出
部検出手段との取付け位置関係を示す側面図であり、後
述する装置側に設けられた接点手段71 〜74 と誤消去
防止用の被検出部検出手段である検出スイッチ8とを基
板9にて一体化したものである。
【0012】なお、この接点手段のうち、71 は制御信
号2用,72 は電源用,73 は制御信号1用,74 はア
ース用としてそれぞれ機能する接続端子である。また8
aは、検出スイッチ8の先端部に設けられた接点部、9
は、これら接続端子71 〜74 と検出スイッチ8等が取
付けられた基板である。このように、接続端子と検出ス
イッチとを近接した形で基板に一体化したことにより、
スイッチと接点部の圧着,離脱機構を共用化することが
できる。
【0013】ここで、本発明になるICパッケージ5を
テープカセット1の凹部2へ装着する動作について、図
1〜図3を参照して説明する。まず、ICパッケージ5
の右上方部に形成された識別部である斜辺部5bが上側
にくるようこのICパッケージ5を把持し、しかる後、
左下方,左上方の稜(隅部)にそれぞれ形成された曲面
部5e,5f及び左側面部5gを、凹部2の一方の端部
2aと合致するよう貼着する。この場合、前記した如
く、ICパッケージ5の曲面部等の形状は、凹部2と同
一形状で、かつ、凹部2より若干小なる形状としてあ
り、しかも、識別用の斜辺部5bが設けられてあること
より、これらの相乗作用により所定の位置に確実に取付
けられるものである。(図4参照)この際、ICパッケ
ージ5の下面5iには感圧接着材層7a,7bが設けら
れていることにより、このICパッケージ5は、他の貼
着手段を用いる必要がないので、すこぶる便利である。
このように、識別部5bを設けたことにより、ICパッ
ケージ5は所定の位置に正しく装着されるので、このI
Cパッケージ5を設けたテープカセット1を装置の所定
位置に装着した場合端子部6a〜6dと装置側の接点部
とが確実に接続され、情報信号の授受が確実に行われる
ものである。
【0014】そして、所定位置にICパッケージ5を取
付けたテープカセット1は、図示しない装置側の所定箇
所より装着されることにより、ICパッケージ5の端子
6と装置側の図示しない接続端子とが確実に接続され
る。この結果、装置側に設けた例えばペン入力装置、文
字入力装置等により磁気テープに記録された記録内容を
容易にICパッケージ5内に記録することができるもの
である。なお、記録内容の入力は、パソコン等の外部装
置を接続することにより行うことも勿論可能である。
【0015】次に、本発明になるICパッケージ5を取
付けたテープカセット1Aに於いてICパッケージ5の
下方部に端子部を設けたことによる優位性につき図8〜
図11を参照して説明すると共に、その装着動作も併せ
て説明する。図8は、本発明になるICパッケージ付き
テープカセット1Aを装置の所定位置に装着する動作を
説明するための右側面図、図9は、図8の状態におい
て、ICパッケージ付きテープカセット1Aが装置の所
定位置に装着される直前の状態を説明するための右側面
図、図10は、図9の状態において、ICパッケージ付
きテープカセット1Aが装置の所定位置に装着された状
態を説明するための右側面図、図11は、図10の状態
において、ICパッケージ付きテープカセット1Aが装
置の所定位置に装着されると共にICパッケージに装置
側の接点機構が接続された状態を説明するための右側面
図である。
【0016】図8中10は、記録再生装置、11は、こ
の記録再生装置10の基台となるシャーシで底面部11
aの両側には間隔をおいて対向した側板部11b,11
cが垂直上方に折り曲げ形成されて固定されている。な
お、この図8においては、便宜上、片側である11bの
み図示する。また、14は、テープカセット1Aの前面
側に開閉自在に設けた前蓋である。更に、シャーシ11
の側板部11b(11c)には、前方の水平溝とこれと
連続した後方の垂直溝とで略L字状に形成された3本の
ガイド溝11b1 〜11b3(11c1 〜11c3 )が互
いに対向する如くそれぞれ形成され、これらのガイド溝
11b1〜11b3(11c1 〜11c3 )は後述するカ
セットホルダ21に載置されたテープカセット1Aを挿
脱位置と所定装着位置との間を案内できるよう構成され
ている。なお、12は、テープカセット1Aの前蓋14
を開蓋する前蓋開蓋部材、13は、所定装着位置に至っ
たテープカセット1Aを位置決めする位置決めピンであ
る。
【0017】カセットホルダ21は、略矩形状に形成さ
れており、その側板部21b(21c)の外側に固着し
たガイドピン21b1 〜21b3(21c1 〜21c3 )
をシャーシ11の側板部11b(11c)に形成したガ
イド溝11b1 〜11b3(11c1 〜11c3 )に内側
から外側に向けて嵌合させている。また、カセットホル
ダ21の図示しない挿脱口の下方には、長尺なシャフト
22がシャーシ11の側板部11b(11c)に横架さ
れており、この長尺なシャフト22の両端は側板部11
b(11c)の外側に突出している。
【0018】更に、シャーシ11の側板部11b(11
c)の外側には、二股アーム23(24)がシャフト2
2の両端に位相を合わせて対向して軸着されており、か
つ二股アーム23(24)の外側に欠歯歯車25(2
6)がシャフト22の両端に固着されている。上記二股
アーム23(24)は、先端に二股溝部23a(24
a)が二股状に分離して形成されており、これらの二股
溝部23a(24a)に、シャーシ11の側板部11b
(11c)のガイド溝11b1 (11c1 )に嵌合した
カセットホルダ21のガイドピン21b1 (21c1 )
が遊嵌している。
【0019】ここで、図示の都合上、右側の二股アーム
23,欠歯歯車25について説明すると、二股アーム2
3と欠歯歯車25との間でシャフト22には、一端を二
股アーム23に掛止させ、他端を欠歯歯車25に掛止さ
せたネジリバネ27が嵌入されており、このネジリバネ
27の付勢力によって二股アーム23をシャフト22を
中心に時計方向に付勢している。また、二股アーム23
の下方からは図示しない突起が突出して欠歯歯車25に
形成したこれ又図示しない楕円孔に夫々遊嵌している。
そして、後述する動作時に、ネジリバネ27によって時
計方向に付勢された二股アーム23の図示しない突起
が、欠歯歯車25のこれ又図示しない楕円孔内の一端を
押圧している時には、シャフト22に固着した欠歯歯車
25と一体になって二股アーム23がシャフト22を中
心に回動できるので、二股アーム23(24)の二股溝
部23a(24a)に遊嵌したカセットホルダ21のガ
イドピン21b(21c1 )を介してカセットホルダ2
1を手前上方の挿脱位置から奥方下方の所定装着位置に
移動でき、且つ、カセットホルダ21が所定装着位置に
至った時には、二股アーム23の図示しない突起が欠歯
歯車25のこれ又図示しない楕円孔内をある範囲に亘っ
て移動できるので、シャフト22に固着した欠歯歯車2
5のみが更にシャフト22と一体に回転できるようにな
っている。
【0020】また、右側の欠歯歯車25は、別な欠歯歯
車28aと噛合し、且つ、欠歯歯車28aはこれと一体
に形成した平歯車28bなどの減速歯車群を介して駆動
源となるモータ29に連結されている。31は、シャフ
ト22に回動自在に軸着されたコネクタ支持アーム、3
4は、接点手段(71 〜74)を有するコネクタであり、
これは、記録再生装置10の一側に設けられていて図示
しないテープカセット1Aの搬送手段であるカセットホ
ルダ21の往復動作と連動してテープカセット1Aに設
けられたICパッケージ5の端子部6と接離するよう構
成されている。更に37は、シャフト22に固着した当
接アームでその一部には当接部37aが設けられてい
る。
【0021】次に、テープカセット1Aの記録再生装置
10への装着動作について主として図8以降を参照して
説明する。図8は、カセットホルダ21が上方の挿脱位
置にあり、そこにテープカセット1Aが挿入された状態
である。この状態においては、シャフト22に固着した
欠歯歯車25が停止しており、このシャフト2に軸着し
た二股アーム23の図示しない突起がネジリバネ27に
よってシャフト22を中心に時計方向に付勢されながら
欠歯歯車25のこれ又図示しない楕円孔の一端を押圧し
ている。そして、二股アーム23と欠歯歯車25とは一
体にシャフト22を中心に反時計方向に回動している。
また、二股アーム23の二股溝部23aに遊嵌したカセ
ットホルダ21のガイドピン21bがシャーシ11の側
板部11bのガイド溝11b1 の水平溝の手前一端に位
置しているので、カセットホルダ21が上方の挿脱位置
に至っているわけである。
【0022】ここで、テープカセット1Aの前蓋14側
を先頭にして、上方の挿脱位置に至ったカセットホルダ
21にテープカセット1Aを挿入して載置すると(図8
の状態)、テープカセット1Aに取付けたICパッケー
ジ5が記録再生装置10の前方に突出することになる。
一方、カセットホルダ21の下方では、シャフト22に
固着した当接アーム37の当接部37aが、シャフト2
2に軸着したコネクタ支持アーム31の一面から離れて
いるので、コネクタ支持アーム31は図示しないネジリ
バネの付勢によってシャフト22を中心に反時計方向に
回動し、コネクタ支持アーム31の下端がシャーシ11
の底板部11aに当接してコネクタ支持アーム31の一
部が傾斜した状態となり、このコネクタ支持アーム31
に取付けたコネクタ34も同様に傾斜した状態となって
いる。
【0023】次に、図9に示す如く、上記図8に示した
状態からモータ29を回転させて平歯車28b,欠歯歯
車28aを回転駆動すると、欠歯歯車28aと噛合した
欠歯歯車25が二股アーム23と一体になってシャフト
22を中心に時計方向に回転し、二股アーム23の二股
溝部23aに遊嵌したカセットホルダ21のガイドピン
21bがシャーシ11の側板部11bのガイド溝11b
1 の水平溝から垂直溝に向って下方に移動するので、カ
セットホルダ21が降下する。このカセットホルダ21
の降下動作に伴って、テープカセット1Aの前蓋14が
前蓋開閉部材12に当接しながら開蓋される。また、カ
セットホルダ21に載置したテープカセット1Aが降下
すると、このテープカセット1Aの外側面に取付けたI
Cパッケージ5が、コネクタ支持アーム31に取付けた
コネクタ34に対向するように接近するものの、シャフ
ト22に固着した当接アーム37の当接部37aがシャ
フト22と一体に時計方向に回動しても、まだコネクタ
支持アーム31の一面から離れているので、コネクタ支
持アーム31に取付けたコネクタ34は上記と同様に傾
斜した状態を維持してICパッケージ5から離れてい
る。
【0024】次に、図10に示す如く、更に、カセット
ホルダ21が下降すると、カセットホルダ21に載置し
たテープカセット1Aがシャーシ11の底板11aに立
設した位置決めピン13上に位置決め載置されて所定装
着位置に達する。ここ迄は、二股アーム23と欠歯歯車
25とがシャフト22と一体になってシャフト22を中
心に時計方向に回動する。またシャフト22に固着した
当接アーム37の当接部37aが、コネクタ支持アーム
31の一面に当接し始めるものの、コネクタ支持アーム
31に取付けたコネクタ34は上記と同様に傾斜した状
態を維持して、ICパッケージ5から離れている。
【0025】次に、図11に示す如く、カセットホルダ
21に載置したテープカセット1Aが位置決めピン13
上に位置決め載置された状態で、更に、モータ29を回
転させて平歯車28b,欠歯歯車28aを回転駆動する
と、欠歯歯車25のみがシャフト22と一体に更に時計
方向に回転する。このシャフト22の回転によって、シ
ャフト22に固着した当接アーム37の当接部37a
が、コネクタ支持アーム31の一面に当接して、コネク
タ支持アーム31を図示しないネジリバネの付勢力に抗
しながらシャフト22を中心に時計方向に回動させるの
で、コネクタ支持アーム31に取付けたコネクタ34が
徐々に垂直方向に起立し、コネクタ34がテープカセッ
ト1Aの外側面に取付けたICパッケージ5と対向す
る。
【0026】この際、コネクタ34の図示しない基台部
より突出した複数の接点部材71 〜74 の一端は、前述
したように、ICパッケージ5から露出した複数の接続
端子6a〜6dに上方向に向ってスライドしながら圧接
される。従って、例えば、接点部材71 ,接続端子6a
にゴミ付きがあってもゴミを除去しながら圧接するの
で、確実に電気的に接続することができる。このよう
に、テープカセット1Aが所定挿着位置に至ると、この
テープカセット1Aの外側面に取付けたICパッケージ
5の複数の接続端子6a〜6dにコネクタ34の接点部
材71 〜74 が自動的に圧接されることになる。また、
ここでは、二股アーム23の図示しない突起が欠歯歯車
25のこれ又図示しない楕円孔内をある範囲に亙って移
動できるので、二股アーム23は回動することなく、ネ
ジリバネ27によって二股アーム23の二股溝部23a
に遊嵌したカセットホルダ21のガイドピン21b1 を
下方に押圧する。
【0027】そして、ICパッケージ5の複数の接続端
子6a〜6dにコネクタ34の複数の接点部材71 〜7
4 が電気的に確実に接続されると、詳細を省略するもの
の記録再生装置10内の図示しないCPU内のIC駆動
回路によってICパッケージ5を駆動することができる
ようになっている。ここで使用者は、図示しない磁気テ
ープに記録したい画像情報,音声情報などに付随する付
随情報、例えば記録年月日、タイトル名、頭出し位置、
記録時間、残量時間などを前記した記録再生装置内に設
けられたCPU内のIC駆動回路を介してICパッケー
ジ5に記憶させる。従って、ICパッケージ5に記憶し
た付随情報はICパッケージ5から直ちに呼び出すこと
が可能となる。
【0028】前記したことから理解できるように、本発
明になるICパッケージ5が貼着されたテープカセット
1Aは、記録再生装置の所定装着位置に至る過程で該装
置側の接点部材の上を通って装着されるので、装置の小
型化を図るためにはこの接点部材と接続されるICパッ
ケージの端子部は下方に設ける必要があるのである。ま
た、このような観点から本発明では、図5〜図7に明示
した如くに端子部を配置したものである。すなわち、I
Cパッケージ5に接続される接点部材は、ICパッケー
ジ5の端子部に圧着されるため板バネ等を使用するもの
であるが、その動作の安定上、ある程度のスペースをと
る必要がある。本発明によれば、例えば図6に示す如く
板バネは、横方向に取付けられるため縦方向の幅が必然
的に狭くなるので、接点の高さを低く構成できることに
なる。従って、記録再生装置そのものの高さを低く構成
できるので、小型化に充分対応し得るものである。ま
た、図5の場合にも同様の効果が得られる。更に、図7
の如くに構成することにより、小型化の要請を満足する
と共に接続端子と検出スイッチとを近接した形で基板に
一体化したので、スイッチと接点部の圧着・離脱機構を
共用化できるという実用的効果が得られる。
【0029】なお、本実施例においては、誤消去防止用
の被検出部4近傍の凹部(ラベル貼着部分)の一部にI
Cパッケージ5を取付ける例で説明したが、必ずしもこ
れに限定されるものではなく、装置側の接続端子との兼
合いで凹部と溝部の適宜位置に設けられても勿論良いも
のである。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1の発明によれ
ば、テープカセットの一側面に設けた被取付け部に取付
けられる方形状のICパッケージを、方形の下方部に設
けた端子部と、この端子部と離隔しており、方形の上方
隅部に設けた識別部と、この識別部以外の隅部に設けた
曲面部とを有するよう構成したので、情報内容の書き換
え等が容易で必要に応じて従来のラベルを省略でき、か
つ、ICパッケージ形状そのものが小形状であるにもか
かわらず多量の情報が記録でき、しかも、その形状より
装,着脱が容易であるという実用的効果がある。また、
ICパッケージそのものが樹脂で形成されているため、
着色や印刷が可能であり、色や文字によるICパッケー
ジそのものに識別情報を持たすこともできるので、これ
をテープカセットに取付けた場合、このICパッケージ
そのものを見ただけでテープカセットの記録内容そのも
のが判別できる等の多様な使い分けが出来るという効果
がある。更に第2の発明によれば、筺体内に磁気テープ
を巻回した一対のリールを回転自在に収納し、前記筺体
の背面の誤消去防止用の被検出部近傍に被取付け部を設
けると共に、この被取付け部の端部で、かつ、前記被検
出部側に、方形状に形成されており、その上方隅部に設
けた識別部と、この識別部以外の隅部に設けた曲面部
と、上記識別部と離隔した下方部に、装置側に設けた前
記誤消去防止用の被検出部検出手段と近接するよう端子
部を配置したICパッケージを取付けたICパッケージ
付テープカセットとしたものであるから、ICパッケー
ジの端子部に対する接点部材の接点の高さを低くするこ
とができ、従って、記録再生装置の小型化に寄与するこ
とができる。また、接続端子と検出スイッチとを近接し
た形で基板に一体化することができるので、スイッチと
接点部の圧着・離脱機構を共用化できるという実用的効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般に普及されているテープカセットの側面図
である。
【図2】本発明になるICパッケージの一実施例を示す
平面図である。
【図3】図2の詳細図であり、(A)は平面図、(B)
は側面図、(C)は背面図である。
【図4】本発明になるICパッケージを取付けたテープ
カセットの一実施例を示す側面図である。
【図5】本発明になるICパッケージを取付けたテープ
カセットと装置側の接点手段との接続関係の一実施例を
示す側面図である。
【図6】本発明になるICパッケージを取付けたテープ
カセットと装置側の接点手段との接続関係の他の実施例
を示す側面図である。
【図7】本発明になるICパッケージを取付けたテープ
カセットと装置側の接点手段との接続関係の他の実施例
を示す側面図である。
【図8】本発明になるICパッケージを取付けたテープ
カセットを装置に装着する過程を説明するための右側面
図である。
【図9】本発明になるICパッケージを取付けたテープ
カセットを装置に装着する過程を説明するための右側面
図である。
【図10】本発明になるICパッケージを取付けたテー
プカセットを装置に装着する過程を説明するための右側
面図である。
【図11】本発明になるICパッケージを取付けたテー
プカセットを装置に装着する過程を説明するための右側
面図である。
【符号の説明】
1,1A, テープカセット 2 凹部(被取付け部) 2a 端部 3 ラベル 4, 被検出部 5 ICパッケージ 5a 上面 5b 識別部 5e,5f 曲面部 5g 左側面部 6 端子 6a,6b,6c,6d 端子部 71 ,72 ,73 ,74 接点部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 23/30 G11B 23/28 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットの一側面に設けた被取付け
    部に取付けられる方形状のICパッケージであって、方
    形の下方部に設けた端子部と、この端子部と離隔してお
    り、方形の上方隅部に設けた識別部と、この識別部以外
    の隅部に設けた曲面部とを有することを特徴とするIC
    パッケージ。
  2. 【請求項2】筺体内に磁気テープを巻回した一対のリー
    ルを回転自在に収納し、前記筺体の背面の誤消去防止用
    の被検出部近傍に被取付け部を設けると共に、この被取
    付け部の端部で、かつ、前記被検出部側に、方形状に形
    成されており、その上方隅部に設けた識別部と、この識
    別部以外の隅部に設けた曲面部と、上記識別部と離隔し
    た下方部に、装置側に設けた前記誤消去防止用の被検出
    部検出手段と近接するよう端子部を配置したICパッケ
    ージを取付けたことを特徴とするICパッケージ付テー
    プカセット。
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