JP2822368B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2822368B2
JP2822368B2 JP23915593A JP23915593A JP2822368B2 JP 2822368 B2 JP2822368 B2 JP 2822368B2 JP 23915593 A JP23915593 A JP 23915593A JP 23915593 A JP23915593 A JP 23915593A JP 2822368 B2 JP2822368 B2 JP 2822368B2
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tape cassette
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宏行 北村
正人 三原
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープカセットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビデオテープレコーダ等の記録
及び/又は再生装置に装着されて使用されるテープカセ
ットは、筺体内に磁気テープを巻回した一対のリールを
回転自在に収納すると共に、筺体の背面には、誤消去防
止用の被検出部が設けられている。そして、このテープ
カセットの後面または一側面で、かつ、被検出部の近傍
にはラベルが貼着されてあり、ここに磁気テープに記録
されている内容のタイトル等が文字で記載されている。
これは、テープカセットをいちいち装置内に装着せずと
も外部より一見するだけで、テープカセット内の磁気テ
ープに記録されている内容が解るようにするためであ
る。
【0003】ところで、この種のテープカセットは、家
庭用として用いられる場合には、永久に保存するものを
除き、経済性の観点から一度記録した内容を消去して再
記録して使用することがまま行われている。このよう
に、一度テープカセット内の磁気テープに記録されてい
る内容を消去してこれに別の内容を記録したいような場
合には、当然の如く、ラベルを剥して別のラベルを貼り
付ける必要があり、甚だ使い勝手が悪い欠点があった。
更に、磁気テープの急激な進歩によって、長時間化への
対応が可能となることより、そこに記録される内容もモ
ード設定に応じてかなり多くなってきている事情もあ
り、従来のラベルでは記録内容の全てをそこに記載する
ことが難しくなってきている。
【0004】
【発明の背景】そこで、かかる従来の欠点を除去すべ
く、例えば、従来の磁気テープ等の記録媒体が納めてあ
るテープカセットの背面の誤消去防止用の被検出部近傍
に設けたラベル貼着用の凹部の端部で、かつ、前記被検
出部側にこの端部と大略同一形状を有するメモリ等のI
Cを封入した樹脂の小片よりなるICパッケージを取付
けてなるテープカセットを、本出願人は先に特願平5−
125157号として出願している。ここで、先の出願
内容につき、図1〜図5を参照して説明する。
【0005】図1は、例えば一般に普及されている、筺
体内に図示しない磁気テープを巻回した一対のリールを
回転自在に収納したVHS(登録商標)方式のテープカ
セット1の側面図、図2は、このテープカセット1の凹
部2に取付けられるICパッケージの平面図、図3は、
図2の詳細図であり、(A)はその平面図、(B)は
同,側面図、(C)は同、背面図、図4は、テープカセ
ット1の凹部2にICパッケージ5を、例えば貼着した
状態を示すテープカセット10の側面図である。図1中
2は、テープカセット1の側面の略全域に亘って形成さ
れた幅L1 を有する凹部である。この凹部2は、その内
部に、例えば、記録内容を記載した従来と同形状のラベ
ル3が、例えば、貼着されるような寸法,形状に形成さ
れていると共に4つの稜のうち少なくとも2つの稜には
曲面部(2e,2f)が形成されている。(図1は、凹
部2内にラベル3が貼着された状態を示したものであ
る。)なお、このテープカセット1は、図示していない
が、上ハーフと下ハーフとが合体されることにより構成
されるものである。4は、この凹部2の一方の端部2a
の近傍に設けられた誤消去防止用の被検出部であり、周
知の如く壁部4aが折り取られていない場合は消去可能
であり、これが折り取られている場合は、消去ができな
いよう構成されているものである。
【0006】図2,図3中5は、例えば、樹脂材より形
成された長方形状のICパッケージの平面図であり、上
面5aと、この上面5aの略下半部に埋込まれた端子6
と、下面5iの上,下端部に設けられた感圧接着材7
a,7bとより大略構成されている。5bは、このIC
パッケージ5の例えば右上方部であって、前記端子6と
離隔した位置で、しかも、上下左右の識別ができるよう
斜辺にて形成された識別部、5c,5dは、それぞれ
上,下端部に形成された段部である。また5e,5f
は、左下方,左上方の稜(隅部)にそれぞれ形成された
曲面部である。なお、この曲面部5e,5fの曲面形状
は、図1に示したラベル3の端部の曲面形状と同一形状
に形成されているものである。5gは、曲面部5e,5
fと連結された左側面部であり、5hは、斜辺部5bの
一側と下端部5lの一側とで連結された右側面部であ
る。
【0007】ここで端子6の具体的構成について説明す
ると、6aは、例えば、図示しない装置側の接続端子と
接続される制御信号1用の端子部、6bは、同,電源用
の端子部、また6cは、同,制御信号2用の端子部、6
dは、同,アース用の端子部としてそれぞれ機能するよ
う構成されている。
【0008】次に、ICパッケージ5の下面5iの具体
的構成について図3(B),(C)を参照して説明す
る。7a,7bは、前記した如く、下面5iの上,下端
部にそれぞれ設けられた感圧接着材であり、これら7
a,7bの中間部7cには、感圧接着材層を設けないよ
うな構成としてある。これは前記した如く、この種のテ
ープカセットは、上,下ハーフを合体することにより構
成されるものであるが、この合せ目の部分を正確に合致
させることが成型上難しく、仮に、一方が他方に比しズ
レ込んだ場合(正確に接合面が合わず一方が他方により
へこんだ状態)、そこの部分が浮いてしまうため、接触
面積を少なくすることにより感圧接着剤の平滑度を高め
るようにしたものである。なお、端子6は、ICパッケ
ージ5の内部に完全に埋込まれ、この端子6の上面と、
ICパッケージ5の上部5aの面とが一致するよう形成
されているものである。また、このICパッケージ5の
全体形状は、上記したVHS(登録商標)方式のテープ
カセット1の側面部に設けた凹部の形状より小なる形状
に形成されているものである。
【0009】なお、このICパッケージ5の全体の厚み
は、これがテープカセット1の凹部2の所定位置に取付
けられた後、図示しない装置に装着され、その装置側に
設けられた接続端子とICパッケージ5の端子6とが接
続されることにより信号の授受を行う関係上、凹部2の
厚みより若干大となるよう形成してある。また、段部5
c,5dは、例えば、ICパッケージ5の全体の厚みに
対し、略2等分するような厚みとしてある。従って、こ
の場合は当然の如く、段部5c,5dの略2等分とされ
たそれぞれ一方の厚みは、凹部2の厚みより小となるよ
う形成されているものである。なお、テープカセット1
の凹部2内で、この段部5c,5dと対応する部分にこ
の段部5c,5dを収納する収納部を設けておくことに
より、このICパッケージ5は凹部2に収納される際、
この段部5c,5dがガイド作用をなすので、円滑に装
着脱が行なえるものである。この場合には、ICパッケ
ージ5は、収納部内に確実に収納されるので、感圧接着
材は必ずしも必要ではない。更に、ICパッケージ5
は、樹脂により形成されているので、着色や印刷が可能
であり、色や文字によるICパッケージそのものに識別
情報を持たすこともできる。
【0010】図5は、例えば、高性能磁気テープが内蔵
されたテープカセット20の他の実施例の側面図であ
る。なおこの図5の説明において、前記した構成部分と
同一部分には同一符号を付し、その具体的説明は省略す
る。7は、前記した図1,図4に示されるテープカセッ
ト1,10に設けられた誤消去防止用の被検出部4と同
一位置に設けられた切欠であり、これは、この高性能磁
気テープが内蔵されたテープカセット20が、通常の磁
気テープが内蔵された一般のテープカセット1,10用
の記録/再生装置に装着された際、この一般用の記録/
再生装置に設けられた誤消去防止爪検出手段が、この切
欠7を検出することにより、この装置内部に設けられた
磁気ヘッドによって、その内部に内蔵されている高性能
磁気テープが記録されるのを防止するためのものであ
る。
【0011】8は、端子6を内蔵したICパッケージ5
を収納するための凹部であり、この凹部(被取付け部)
8は、前記した凹部2の端部2aと同一位置になるよう
に端部8aが形成されていると共に、前記したと同様そ
の少くとも2つの稜(隅部)には曲面部8e,8fが形
成されているものである。また、この凹部8は、前記し
た凹部と同様ICパッケージ5と同一形状でそれより若
干大なる寸法に形成されているものである。なお、その
幅L1 は、後述するラベル取付け用の溝部9の幅L2
りやや大なる如く形成されている。
【0012】9は、凹部8と間隔Tをもって形成された
ラベル取付け用の溝部であり、この溝部9は、前記凹部
8の幅L1 よりやや幅狭の幅L2 を有し、その4つの稜
にそれぞれ同一形状の曲面部9a,9b,9c,9dを
形成したものである。なお、この他の実施例になるテー
プカセット20においては、溝部9に対応した大きさの
ラベルがそこに貼着されるものであること勿論である。
【0013】ここで、このICパッケージ5をテープカ
セット10の凹部2へ装着する動作について、図1〜図
3を参照して説明する。まず、ICパッケージ5の右上
方部に形成された識別部である斜辺部5bが上側にくる
ようこのICパッケージ5を把持し、しかる後、左下
方,左上方の稜(隅部)にそれぞれ形成された曲面部5
e,5f及び左側面部5gを、幅L1 を有する凹部2の
一方の端部2a及び曲面部2e,2fと合致するよう貼
着する。この場合前記した如く、ICパッケージ5の曲
面部等の形状は、凹部2と同一形状で、かつ、凹部2よ
り若干小なる形状としてあり、しかも、識別用の斜辺部
5bとの相乗作用により、所定の位置に確実に取付けら
れるものである(図4参照)。この際、ICパッケージ
5の下面5iには感圧接着材層7a,7bが設けられて
いることにより、このICパッケージ5は、他の貼着手
段を用いる必要がないので、すこぶる便利である。
【0014】同様に、端子6を内蔵したICパッケージ
5をテープカセット20の凹部8へ装着する動作につい
て図2,図3を併せ参照して説明する。まず、ICパッ
ケージ5の右上方部に形成された識別部である斜辺部5
bが上側にくるようこのICパッケージ5を把持し、し
かる後、左下方,左上方の稜(隅部)にそれぞれ形成さ
れた曲面部5e,5f及び左側面部5gを、幅L1 を有
する凹部8の一方の端部8a及び曲面部8e,8fと合
致するよう貼着する。この場合前記した如く、ICパッ
ケージ5の曲面部等の形状は、凹部8と同一形状で、か
つ、凹部8より若干小なる形状としてあること及び凹部
8と溝部9の幅形状を異ならせていること、更には、識
別用の斜辺部5bの形状との相乗作用により、所定の位
置に確実に取付けられるものである(図5参照)。この
際、ICパッケージ5の下面5iには感圧接着材層7
a,7bが設けられていることにより、前記と同様この
ICパッケージ5は、他の貼着手段を用いる必要がない
ので、すこぶる便利である。
【0015】このように、所定位置にICパッケージ5
を取付けたテープカセット10,20は、図示しない装
置側の所定箇所より装着されることにより、ICパッケ
ージ5の端子6と装置側の図示しない接続端子とが接続
される。この結果、装置側に設けた、例えばペン入力装
置、文字入力装置等により磁気テープに記録された記録
内容を容易にICパッケージ5内に記録することができ
るものである。なお、記録内容の入力は、パソコン等の
外部装置を接続することにより行うことも勿論可能であ
る。
【0016】なお、この実施例においては、誤消去防止
用の被検出部4及び切欠7近傍の凹部(ラベル貼着部
分)の一部にICパッケージ5を取付ける例で説明した
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、装置側の
接続端子との兼合いで凹部と溝部の適宜位置に設けられ
ても勿論良いものである。
【0017】
【発明が解決すべき課題】しかるに、既出願のものは、
前記した如くICパッケージ5のテープカセット10,
20への取付けに際し、その背面部に設けた感圧接着材
7a,7bを利用し、それをテープカセットの所定部分
に対し貼着していたものである。これによれば、例えば
所定部分に貼着するに際し、スライドさせて行う場合に
は、接着材面がかえって邪魔になると共に、取外しに際
しては、円滑にそれを行えないマイナス面がある。本発
明は、かかる点に鑑み案出されたものであり、例えば、
従来の磁気テープ等の記録媒体が納めてあるテープカセ
ットの背面の誤消去防止用の被検出部近傍に設けたラベ
ル貼着用の凹部の端部で、かつ、前記被検出部側にこの
端部と大略同一形状を有するメモリ等のICを封入した
樹脂の小片よりなるICパッケージを着脱自在に取付け
るよう構成してなるテープカセットを提供することによ
り解決したものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、第1
の発明として、筺体内に磁気テープを巻回した一対のリ
ールを回転自在に収納し、前記筺体の背面の誤消去防止
用の被検出部近傍に、方形状に形成されており、方形の
下方部に端子部を設けると共に、この端子部と離隔した
隅部に誤貼着防止用の識別部を有し、かつ、装着方向と
平行にガイド部を設けたICパッケージを取付けるため
の被取付部を設けてなり、この被取付け部は、方形状の
ICパッケージの外形形状に対応する形状を有し、か
つ、ガイド部に対応する溝部を設けた形状としたことを
特徴とするテープカセットを、第2の発明として、請求
項1記載のテープカセットにおいて、前記被取付け部の
一部に、ICパッケージの一端を係止する係止部を設け
たことを特徴とするテープカセットをそれぞれ提供する
ものである。
【0019】
【実施例】図6は、本発明になる高性能磁気テープが内
蔵されたテープカセット30の一実施例を示すもので、
(A)は一部背面図、(B)は側面図、図7は、図6の
テープカセットに装着されるICパッケージの詳細図
で、(A)は平面図、(B)は側面図である。なお、こ
の図6,図7の説明において、前記した構成部分と同一
部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6において、前記図3と異なる部分は、ICパッケー
ジ5においては、その一面に貼着部材7a,7bが設け
られていない点及びガイド部の構成が装着方向と平行に
設けられていることであり、また、このICパッケージ
5が装着されるテープカセットの被取付け部の構成とし
ては、ガイド部に対応して溝部を設けると共に、その一
端部を係止するための係止部を設けた点である。以下そ
の点につき、具体的に説明する。
【0020】図6のテープカセット30において、8
は、ICパッケージ5の外形形状と対応する形状で、そ
の斜辺部5bと対応する位置に例えば斜面部8bを有す
る凹部で、これはテープカセットの一側面部30Aより
他側面部30Bに向って貫通しない深さLo を有してい
る。11aは、後記するICパッケージ5の下端部5l
を係止するためのストッパ(係止部)となる突起部であ
る。なお、L4 は、後記するICパッケージ5の装着方
向である長手方向の幅L3よりやや大なる形状の幅、ま
たL6 は、後記するICパッケージ5の装着方向と直交
する方向の幅L5 よりやや大なる形状の幅、T1 は、同
ICパッケージの厚みよりやや大なる寸法の厚みであ
り、これら幅L4 ,L6 及び厚みT1 で溝部12が形成
される。
【0021】図7のICパッケージ5において、5j,
5kは、平面部5c1 ,5d1 及び左,右側面部5g,
5hとで段部を構成するための左,右側面部である。ま
た5l,5mは、それぞれ上,下端部である。このよう
に、左,右側面部5g,5h5j,5k及び平面部5c
1 ,5d1 とで装着方向と平行な方向にガイド部が構成
されることになる。L3 は、ICパッケージ5の装着方
向である長手方向の幅、またL5 は、ICパッケージ5
の装着方向と直交する方向の幅、T2 は、前記した厚み
1 より若干小なる寸法の厚みをそれぞれ示すものであ
る。
【0022】図8は、本発明になる高性能磁気テープが
内蔵されたテープカセット40の一実施例を示すもの
で、(A)は側面図、(B)は一部背面図、図9は、図
8のテープカセットに装着されるICパッケージの詳細
図で、(A)は平面図、(B)は側面図である。なお、
この図8,図9の説明において、前記した構成部分と同
一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。図8において、前記図6と異なる部分は、ICパッ
ケージ5においては、ガイド部の構成が上下面部5a,
5i間に斜面部5n,5oを形成して、これをガイド部
とした点であり、また、このICパッケージ5が装着さ
れるテープカセットの被取付け部の構成としては、ガイ
ド部に対応して斜面部13a,13bより形成した溝部
を設けると共に、その一端部を係止するための係止部1
1bを設けた点である。以下その点につき、具体的に説
明する。
【0023】図8のテープカセット40において、8
は、例えば斜面部8bを有する凹部、11bは、後記す
るICパッケージ5の下端部5lを係止するためのスト
ッパ(係止部)となる突起部である。なお、L4
6 ,T3 は、前記したと同様趣旨で形成された幅及び
厚みであり、これらにより溝部14が形成される。
【0024】図9のICパッケージにおいて、5n,5
oは、上面部5a下面部5i間に形成された斜面部であ
り、左,右側面部5g,5h、5j,5k及びこの斜面
部5n,5oとで装着方向と平行な方向にガイド部が構
成されることになる。なお、L3 ,L5 ,T4 は、前記
したと同様趣旨で形成された幅及び厚みである。
【0025】ここで、ICパッケージ5をテープカセッ
ト30の凹部8へ装着する動作について図6,図7を参
照して説明する。まず、ICパッケージ5の右上方部に
形成された識別部である斜辺部5b及び端子部6が上側
にくるように、かつ、下端部5lが先頭になるようにI
Cパッケージ5を把持し、突起部11aを乗り越えて斜
め上方より装着して行く。この装着動作は、ICパッケ
ージ5の下面5iに感圧接着材が設けられていないこと
と平面部5c1 ,5d1 及び左,右側面部5g,5h等
より構成されたガイド部および溝部12の作用により円
滑に行われるものである。装着動作は、ICパッケージ
5の一端部5lが凹部8のL01 面に当接した状態で装
着方向への力の付与を止め、その上面5aを軽く上方よ
り押圧することによりその動作が完了する。そして、完
了位置には、突起11aが設けられていること及び斜面
部8bが設けられていることより、このICパッケージ
5は凹部8内に円滑に、かつ、確実に固定されるもので
ある。
【0026】なお、ICパッケージ5の端部5lと突起
部11aとは、共に角部を直角状とすることに限定され
ず、例えば、突起部11a側を斜面にて形成してもよ
い。また、ICパッケージ5の底面部に凹部を設け、装
着完了位置でこの凹部と合致するようテープカセットの
凹部内に凸部を設けることにより係合をより一層確実な
らしめるようにしてもよい。
【0027】次に、図8,図9を参照してICパッケー
ジ5をテープカセット40の凹部8へ装着する動作につ
いて説明するわけであるが、この図8,図9において、
図6図7と異なる点は、ICパッケージ5のガイド部及
び凹部8の溝部の具体的構成が異なることよりICパッ
ケージ5の装着に際し、その装着方向が上端部5mが先
頭になって装着されることを除いては大きく異なる所が
ないので、その詳細な説明は省略する。
【0028】図10,図11は、ICパッケージ5の変
形例をそれぞれ示す詳細図で、図10において、(A)
は平面図、(B)は側面図、また図11において、
(A)は背面図、(B)は平面図、(C)は側面図であ
る。図10は、前記した図3の構成において、段部5
c,5dに代えて斜面部15a,15bをその装着方向
と直交する幅方向の全てに形成し、また、図11は、こ
の斜面部15a,15bを装着方向の途中で止めるよう
構成したものである。それ以外の部分については、前記
した説明部分と同様なので、その詳細な説明は省略す
る。
【0029】この図10,図11の構成になるICパッ
ケージをテープカセットに装着する場合は、例えば、テ
ープカセットに設けた切欠き7の方向より斜面部15
a,15bをガイドするための溝部を形成し、ICパッ
ケージをスライドさせることにより装着するような凹部
をそこに形成するようにすればよい。
【0030】図12,図13は、本発明になる高性能磁
気テープが内蔵されたテープカセット50,60の他の
実施例をそれぞれ示すもので、図12において、(A)
は一部背面図、(B)は側面図、図13において(A)
は、側面図、(B)は一部背面図である。なお、この図
12,図13の説明において、前記した構成部分と同一
部分は同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。図
12,図13において、前記した図6,図8と異なる部
分は図6,図8において形成されていた突起部11a,
11bを不要としたものであり、これ以外の構成はそれ
と同一なので、その詳細な説明は省略するる。これは、
かかるテープカセット50,60構成によれば、ガイド
部と溝部との嵌合寸法を適宜選択することにより、突起
部を不要とすることが可能となるからである。なお、こ
の実施例において、凹部8内にICパッケージ5が装着
されるものであること勿論である。
【0031】以上のようにして、所定位置にICパッケ
ージ5を取付けたテープカセット30,40,50,6
0等は、図示しない装置側の図示しない接続端子と接続
される。この結果、装置側に設けた例えばペン入力装
置、文字入力装置等により磁気テープに記録された記録
内容を容易にICパッケージ5内に記録することが可能
となる。なお、記録内容の入力は、パソコン等の外部装
置を接続することにより行うことも勿論可能である。
【0032】なお、本実施例においては、誤消去防止用
の切欠き部7近傍の凹部の一部にICパッケージを取付
ける例で説明したが、必ずしもこれに限定されるもので
はなく、装置側の接続端子との兼ね合いで凹部と溝部の
適宜位置に設けられても勿論良いものである。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1の発明は、筺体
内に磁気テープを巻回した一対のリールを回転自在に収
納し、前記筺体の背面の誤消去防止用の被検出部近傍
に、方形状に形成されており、方形の下方部に端子部を
設けると共に、この端子部と離隔した隅部に誤貼着防止
用の識別部を有し、かつ、装着方向と平行にガイド部を
設けたICパッケージを取付けるための被取付け部を設
けてなり、この被取付け部は、方形状のICパッケージ
の外形形状に対応する形状を有し、かつ、ガイド部に対
応する部分に溝部を設けた形状としたテープカセットを
提供するものであるから、情報内容の書き換え等が容易
で必要に応じて従来のラベルを省略でき、かつ、ICパ
ッケージ形状そのものが小形状であるにもかかわらず多
量の情報が記録でき、しかも、その形状より装,着脱が
容易であり、更には、ラベルに文字の形で記載すると不
都合が生ずるような情報を記録するのに好適である等の
実用的効果がある。また、第2の発明によれば、被取付
け部の一部にICパッケージの一端を係止する係止部を
設けたものであるから、ICパッケージの固定が確実に
行われるものである。なお、ICパッケージそのものが
樹脂で形成されているため、着色や印刷が可能であり、
色や文字によるICパッケージそのものに識別情報を持
たすこともできるので、これをテープカセットに取付け
た場合、このICパッケージそのものを見ただけでテー
プカセットの記録内容そのものが判別できる等の多様な
使い分けが出来るという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般に普及されているテープカセットの側面図
である。
【図2】図1のテープカセットに取付けられるICパッ
ケージの一実施例を示す平面図である。
【図3】図2の詳細図であり、(A)は平面図、(B)
は側面図、(C)は背面図である。
【図4】ICパッケージを取付けたテープカセットの一
実施例を示す側面図である。
【図5】ICパッケージを取付けたテープカセットの他
の実施例を示す側面図である。
【図6】本発明になる高性能磁気テープが内蔵されたテ
ープカセットの一実施例を示すもので、(A)は一部背
面図、(B)は側面図である。
【図7】図6のテープカセットに装着されるICパッケ
ージの詳細図で、(A)は平面図、(B)は側面図であ
る。
【図8】本発明になる高性能磁気テープが内蔵されたテ
ープカセットの一実施例を示すもので、(A)は側面
図、(B)は一部背面図である。
【図9】図8のテープカセットに装着されるICパッケ
ージの詳細図で、(A)は平面図、(B)は側面図であ
る。
【図10】ICパッケージの変形例を示す詳細図で、
(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図11】ICパッケージの変形例を示す詳細図で、
(A)は背面図,(B)は平面図(C)は側面図であ
る。
【図12】本発明になる高性能磁気テープが内蔵された
テープカセットの他の実施例を示すもので、(A)は一
部背面図、(B)は側面図である。
【図13】本発明になる高性能磁気テープが内蔵された
テープカセットの他の実施例を示すもので、(A)は側
面図、(B)は一部背面図である。
【符号の説明】
5 ICパッケージ 5b 識別部 6 端子部 7 被検出部 8 被取付部 11a,11b 係止部 12,14 溝部 30,40,50,60 テープカセット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 23/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筺体内に磁気テープを巻回した一対のリー
    ルを回転自在に収納し、前記筺体の背面の誤消去防止用
    の被検出部近傍に、方形状に形成されており、方形の下
    方部に端子部を設けると共に、この端子部と離隔した隅
    部に誤貼着防止用の識別部を有し、かつ、装着方向と平
    行にガイド部を設けたICパッケージを取付けるための
    被取付部を設けてなり、この被取付け部は、方形状のI
    Cパッケージの外形形状に対応する形状を有し、かつ、
    ガイド部に対応する部分に溝部を設けた形状としたこと
    を特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】前記被取付け部の一部に、ICパッケージ
    の一端を係止する係止部を設けたことを特徴とする請求
    項1記載のテープカセット。
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