JPH05101599A - テープカセツト - Google Patents

テープカセツト

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JPH05101599A
JPH05101599A JP28920191A JP28920191A JPH05101599A JP H05101599 A JPH05101599 A JP H05101599A JP 28920191 A JP28920191 A JP 28920191A JP 28920191 A JP28920191 A JP 28920191A JP H05101599 A JPH05101599 A JP H05101599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discriminating
recording
tape
recording area
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28920191A
Other languages
English (en)
Inventor
Keitaro Yamashita
啓太郎 山下
Hiroshi Fujii
寛 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP28920191A priority Critical patent/JPH05101599A/ja
Publication of JPH05101599A publication Critical patent/JPH05101599A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所要のフォーマットに対応した複数の記録エ
リアを持つ磁気テープを収納するテープカセットにおい
て、任意の情報記録エリアの書換えを行う際に、他の記
録エリアを誤消去する恐れを解消する。 【構成】 カセット匣体3にテープの複数の記録エリア
に対応する複数の判別孔4、5を穿設し、この判別孔
4、5を開閉する判別部材6をカセット匣体3内部に設
け、この判別部材6が閉鎖する判別孔4、5の組み合わ
せによりテープの各記録エリアの記録及び消去の組み合
わせを選択できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の記録エリアを持
つ磁気テープを収納し、その各記録エリアの誤消去の組
み合わせを選択できるテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録媒体として使用される磁気
テープには複数の記録エリアが設定され、例えば、8m
mビデオテープカセットの場合、図3に示すように、映
像や音声を記録するビデオエリアVの他に、これに付属
する情報、例えば頭出しを行うための目印を記録するイ
ンデックスエリアI及びガイドバンドG等が設けられて
いる。このインデックスエリアIは、撮影時間やフレー
ムナンバー等を書き込むためのもので、ガイドバンドG
とPCMエリアPとの間に配置され、PCMエリアPと
同様に書換え可能な構成となっている。そして、これら
ビデオエリアV、PCMエリアP、インデックスエリア
Iに記録された信号が誤って消去されるのを防止するた
めに、テープカセットのカセット匣体に誤消去防止機構
が装備されている。
【0003】この誤消去防止機構は、例えば図4に示す
ように、上下シェル1、2を合体してなるカセット匣体
3の角部内部に誤消去防止部材16を横方向に慴動移動
可能に設けてなり、この誤消去防止部材16を図4中矢
印方向に移動させることにより、下シェル2に穿設され
た誤消去防止検出孔4が閉塞され、ビデオ、PCM、イ
ンデックスの全てのエリア情報の誤消去が防止されるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構成よりなる従来のテープカセットは、例えば、インデ
ックスエリアIのみを書き換える場合であっても、誤消
去防止部材16で誤消去防止検出孔4を開口させなけれ
ばならず、かかる状態で記録再生用の装置を作動させる
と、誤ってビデオエリアVまでも消去してしまう可能性
が生ずるという問題点があった。また、今後、ビデオエ
リアVに付随した様々の情報をインデックスエリアIに
書込み、あるいは書換えて多様な利用を図ることが考え
られるため、ビデオエリアVを誤消去することなく、イ
ンデックスエリアIだけを消去あるいは書換える必要性
が以前より一層高まっている。
【0005】本発明は、このような要望に沿い且つ前述
した問題点を解決することのできるテープカセットを提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のテープカセット
は、所要のフォーマットに対応した複数の情報が記録さ
れる磁気テープを収納するテープカセットにおいて、カ
セット匣体に上述の磁気テープに記録される複数の情報
の各記録エリアに対応して複数の判別孔を穿設すると共
に、この判別孔を開閉する判別部材を上述したカセット
匣体の内部に設けて成り、前述の判別部材による前述し
た判別孔の開閉の組み合わせにより、各記録エリア情報
の記録及び消去を制御することができるようにしたこと
を特徴としている。
【0007】
【作用】本発明は、上述の手段の如く構成したため、次
のように作用する。全ての記録エリアに信号を入力する
場合には、判別部材によって全ての判別孔を閉塞させ
る。任意の記録エリアの誤消去を防止する場合は、その
記録エリアに対応する判別孔を判別部材によって開口す
る。これにより、任意の記録エリアのみを書換えること
ができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明のテープカセットの一実施例を
図1及び図2を参照して説明する。本実施例のテープカ
セットは、上述の従来例と同様に、図3に示すフォーマ
ットよりなる8mmの磁気テープを、上下シェル1、2
を合体してなるカセット匣体3の内部に収納してなり、
磁気テープの各記録エリアに対応する複数の判別孔4、
5を下シェル2に穿設している。
【0009】即ち、映像と音声を記録したビデオエリア
(以下、第1の記録エリアという)Vに対応する判別孔
4を下シェル2の角部に穿設し、この判別孔4に隣接し
てインデックスエリア(以下、第2の記録エリアとい
う)Iに対応する判別孔5を穿設している。また、この
両判別孔4、5を開閉する誤消去防止用の判別部材6を
上下シェル1、2内に挟み込むように配置している。
【0010】この判別部材6は、内部が中空の略直方体
形状を呈し、閉塞面6a及び誤消去防止表示面6bと、
この誤消去防止表示面6bに縦方向に突設された爪掛用
突起6cと、誤消去防止表示面6bの上端に横方向に延
設された弾性を保有する突設片6d等から形成され、突
設片6dの先端部上面に嵌合突部6eが形成されると共
に、突設片6dの末端部下方に切込部6fが形成されて
いる。
【0011】一方、上下シェル1、2の背部1a、2a
には、上下シェル1、2が合体することによって夫々が
連続してなる判別表示窓7が形成され、この判別表示窓
7から前述した判別部材6の爪掛用突起6cを露出せし
めると共に、上下シェル1、2の内部にリブ1b、2b
を夫々形成して、上述の判別部材6を上下シェル1、2
の背部1a、2aとリブ1b、2bとの間に判別部材
5、6の並設方向に慴動自在に保持している。さらに、
上シェル1の内側には、前述した判別部材6の嵌合突部
6eが嵌合できる嵌合溝8、9、10が所定間隔、即ち
後述する判別部材6の各移動位置に対応する間隔で並列
して形成されている。
【0012】これらの構成に基づく本実施例のテープカ
セットは、各記録エリアの誤消去を防止するにあたり、
次の如く作用する。第1の記録エリアV及び第2の記録
エリアIを共に記録可能な状態(以下、ポジションa状
態という)とする場合は、図2(a)に示すように、爪
掛用突起6cを、判別表示窓7の側方端部に位置させ、
判別部材6の閉塞面6aで両判別孔4、5を閉塞させ
る。また、判別部材6の嵌合突部6eは切込部6fによ
って、一定の偏倚力を付与されて嵌合溝8に嵌合してい
る。
【0013】このポジションa状態では、装置側(図示
せず)に設けられた誤消去防止検出ピン(図示せず)が
判別孔4、5のいずれにも挿入されず、装置側の回転ヘ
ッド(図示せず)によってテープの第1の記録エリアV
及び第2の記録エリアIに信号が記録される。
【0014】次に、第1の記録エリアVの誤消去を防止
しつつ第2の記録エリアIだけを記録可能な状態(以
下、ポジションb状態という)とする場合を説明する。
この場合は、爪掛用突起6cに爪を引掛けて押圧し、判
別部材6を図2(a)中、矢印X方向に移動させる。判
別部材6が上下シェル1、2の背部1a、2aとリブ1
b、2bに沿って、図2(b)に示す位置までスライド
移動すると、判別部材6の閉塞面6aが判別孔4を開口
し、判別孔5のみが閉塞される。この移動と共に、判別
部材6の誤消去防止表示面6bの一部が判別表示窓7か
ら表示され、ポジションb状態であることが容易に判別
できる。また、判別部材6の嵌合突部6eがシェル1、
2の嵌合溝8を脱して嵌合溝9に嵌入することにより、
判別部材6の操作時に適度なクリック感も得られる。
【0015】さらに、第1の記録エリアVと第2の記録
エリアIを共に記録不可能な状態(以下、ポジションc
状態という)とする場合は、上述の場合と同様に爪掛用
突起6cに爪を引掛けて更に押圧し、判別部材6を上下
シェル1、2の背部1a、2aとリブ1b、2bに沿っ
て、図2(c)に示す位置まで更にスライド移動させ、
判別部材6の閉塞面6aで全ての判別孔4、5を開口さ
せる。このスライド移動と共に、判別部材6の誤消去防
止表示面6bの略全面が判別表示窓7から表示され、ポ
ジションc状態であることが容易に判別できる。また、
判別部材6の嵌合突部6eが上シェル1の嵌合溝9を脱
して嵌合溝10に嵌入し、前述の場合と同様に、適度な
クリック感が得られる。この嵌合突部6eと嵌合溝8〜
10の嵌入により判別部材6は、仮止め状態となって不
用意な移動が防止される。
【0016】このように、本実施例のテープカセットに
よれば、判別部材6で2つの判別孔4、5を開口あるい
は、閉塞する組み合わせにより、第1の記録エリアVと
第2の記録エリアIの記録と消去の組み合わせをポジシ
ョンa、b、cのなかから選択することができる。この
うち、ポジションaとポジションcは、装置側に対して
従来通りの誤消去防止関係となるため、フォーマット上
の混乱はなく、また本例では、第1、第2の各記録エリ
アを、夫々ビデオエリアV、インデックスエリアIとし
たから、ビデオエリアVを誤消去することなく、インデ
ックスエリアIだけを書き換えることができるといった
効果がある。
【0017】以上は、判別部材6が移動して2個の判別
孔4、5を閉塞開口し復帰する例を示したものである
が、この判別孔を磁気テープの記録エリアの種類に応じ
て増加することにより、複数の情報記録エリアの記録、
消去を制御できることとなる。また、このような判別部
材6も移動するものに限られず、判別部材6を上述のポ
ジションbの状態に固定したテープカセットとしてもよ
い。つまり、第1の記録エリアVに映像と音声に関する
信号を予め記録した映画等の所謂ソフトテープをポジシ
ョンbの状態に固定したテープカセットに適用すること
により、映画等の原画情報の消去を防止した上で、イン
デックスIを自由に書き換えるといった使用方法が可能
となる。
【0018】なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範
囲で種々変更でき、例えば、同様な判別孔を形成する他
規格のテープカセットにも適用可能であり、また、テー
プカセットに限らず、書込み消去可能な光磁気ディスク
等の各種の記録媒体のカートリッジにも同様に適用でき
るものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテープカ
セットによると、任意の記録エリアの情報を消去する際
に、他の記録エリアの情報を誤消去する恐れを解消でき
る。例えば、映像と音声に関する第1の記録エリアの誤
消去の恐れなく、インデックス等に関する第2の記録エ
リアだけを書き換えることが可能となり、インデックス
等の使用目的をより広げたフォーマットを採用し易くな
るといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図
【図2】同、作動説明図
【図3】8mmビデオテープのフォーマット例説明図
【図4】従来のテープカセットの下面斜視図
【符号の説明】
1 上シェル 2 下シェル 3 カセット匣体 4、5 判別孔 6 判別部材 V 第1の記録エリア I 第2の記録エリア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要のフォーマットに対応した複数の情
    報が記録される磁気テープを収納するテープカセットに
    おいて、 カセット匣体に上記磁気テープに記録される複数の情報
    の各記録エリアに対応して複数の判別孔を穿設すると共
    に、該判別孔を開閉する判別部材を上記カセット匣体の
    内部に設けて成り、 前記判別部材による前記判別孔の開閉の組み合わせによ
    り、各記録エリア情報の記録及び消去を制御することが
    できるようにしたことを特徴とするテープカセット。
JP28920191A 1991-10-08 1991-10-08 テープカセツト Pending JPH05101599A (ja)

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JP28920191A JPH05101599A (ja) 1991-10-08 1991-10-08 テープカセツト

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JP28920191A JPH05101599A (ja) 1991-10-08 1991-10-08 テープカセツト

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JPH05101599A true JPH05101599A (ja) 1993-04-23

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JP28920191A Pending JPH05101599A (ja) 1991-10-08 1991-10-08 テープカセツト

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