JP2621836B2 - ディスクジャケット - Google Patents

ディスクジャケット

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JP2621836B2
JP2621836B2 JP8041577A JP4157796A JP2621836B2 JP 2621836 B2 JP2621836 B2 JP 2621836B2 JP 8041577 A JP8041577 A JP 8041577A JP 4157796 A JP4157796 A JP 4157796A JP 2621836 B2 JP2621836 B2 JP 2621836B2
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安久 福嶋
益生 丸山
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば映像情報
や文書情報を円盤状の磁気シート、あるいは光ディスク
上に記録再生する情報記録再生装置に使用されるディス
クジャケットに関するものであり、特に、前記ディスク
ジャケットを情報記録再生装置のジャケットホルダー内
に挿入すると、自動的にシャッターが移動されてディス
クジャケットのヘッド挿入孔及びセンター孔を開放する
ようにしたディスクジャケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、取り扱いや保管等に便利なよ
うに、たとえば映像情報や文書情報等を記録する磁気デ
ィスク、あるいは光ディスクを内部に回転可能に収納し
たディスクジャケットが提案されている。この種のディ
スクジャケットにおいては、従来からヘッド用の窓部を
常時開放状態とした、いわゆる開放型のディスクジャケ
ットがあるが、常時窓部が開口しているため、この窓部
から塵埃等がジャケット内に侵入して、内部のディスク
上に付着したり、あるいは、取り扱い時に誤ってディス
クに指紋等を付着させたりして記録再生に悪影響を与え
たりすることから、前記窓部を開閉自在にするシャッタ
ーを配置して、ディスクジャケットを情報記録再生装置
(以下、装置と記す。)のジャケットホルダー内に挿入
した時に、はじめて前記窓部を開放するようにしたいわ
ゆる自動シャッター付きのディスクジャケットが近年提
案されてきてる。
【0003】しかしながら、後者においても、ヘッド挿
入用の窓部は通常シャッター等により常時閉じられてい
るものの、ジャケット筐体の側部には、前記シャッター
を移動自在とするスライダーの一部を露呈する開口部が
構成されており、前記スライダーと前記開口部との間に
発生する間隙から塵埃等が前記ジャケット筐体の内部に
侵入して、ディスク上に付着することは避けられなかっ
た。
【0004】また、従来より誤消去防止用に片面に1個
のディスク判別孔はあったが、記録専用、再生専用、片
面、両面など多種類の判別を片面で行うには、一箇所に
多数の判別孔を設けなければならず、検出機構も小さい
場所に多くのスイッチ手段を集合する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の欠点
を解決し、取り扱い時、あるいは、保管時における外部
からの塵埃等の侵入を防止して、ディスク上に塵埃等が
付着しないようにするとともに、ディスクの種類などを
判別する判別孔を、ジャケット構造、検出機構ともに無
理のない構成、および両面ディスクにおいても共通のジ
ャケット、検出機構を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクジャケ
ットは、ディスクを回転可能に収納し、かつヘッド挿入
孔及びセンター孔が形成されて成るジャケット筐体と、
前記ジャケット筐体に移動可能に取り付けられたシャッ
ターと、前記シャッターを移動させて、前記ヘッド挿入
孔及びセンター孔を開閉自在にするスライダーと、前記
スライダーと係合し、前記シャッターを前記ヘッド挿入
孔及びセンター孔を閉じる方向に弾発付勢する弾性部材
とを備え、前記ジャケット筐体の内側に、前記センター
孔と同心円を成し、かつ前記ディスクの外周部全周を包
囲し、前記ディスクの径方向の移動規制を行う円状リブ
を設けて、前記円状リブの外側に、前記スライダー及び
前記弾性部材を配設し、前記シャッターを前記円状リブ
の外側で駆動するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0007】また、前記ジャケットの表面左右にディス
ク判別用の孔を、必要に応じて複数個、左右非対称の位
置に備え、ディスク判別用の孔は一方がディスクの種類
判別用孔、他方は少なくとも誤消去防止用孔を含み、誤
消去防止用孔は少なくとも一方が長孔の2つの孔からな
り、前記誤消去防止用孔に対向した位置に摺動可能で、
かつ摺動両端で係止可能な小孔を備えた誤消去防止爪を
有し、ディスク判別用の孔、誤消去防止用孔、誤消去防
止爪を前記円状リブの外側に設けたことを特徴とするも
のである。
【0008】本発明は前記ディスクセンター孔とヘッド
挿入孔の必要最小限の2つの孔からしか外部に接しない
よう、また前記センター孔及びヘッド挿入孔はシャッタ
ーにより完全に閉じられるようにした構成により、ジャ
ケット筐体の外部から塵埃等が侵入してディスク上に付
着することがない。また、ジャケット筐体の内側におい
て、シャッター開閉の繰返し動作により、ジャケット筐
体の内面、あるいはスライダー自身の摩耗粉が発生した
としても、円状リブによってディスク収納部内への侵入
が妨げられるため、ディスクに摩耗粉が付着することは
なく、常に塵埃等の付着の少ないディスクが提供でき、
良好な記録再生状態を得ることができるばかりでなく、
ディスクの寿命をも長くすることができるという作用を
奏するものである。
【0009】さらに前記左右非対称の位置に、ディスク
判別孔を設けることにより、検出機構を必要以上に小さ
く詰め込む必要もなく多種類の判別を可能とし、左右非
対称のため、検出と反対面のハーフの位置に判別孔等が
存在しないので、ほぼ貫通する寸前まで深く判別孔を設
けることができ検出精度、安定性を高くできると共に、
誤消去防止爪に小孔を設けたため操作性も良く、また誤
消去防止爪移動させる為には先鋭なペン先等の道具が必
要となるよう構成したので、不用意な変更を防止でき、
記録された情報の安全性を向上する上でも極めて有効で
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
き図1〜図7を参照して説明する。
【0011】ここで先ず、ディスクジャケットの構成に
ついて、図1〜図4・図7により説明する。図1に於
て、1は記録領域4及び非記録領域5,5’を有してな
るディスクであり、中央には、後述するディスクモータ
の駆動部に係合して前記ディスク1をディスクモータに
回転支持するための係合孔3が形成されている。4a
は、前記記録領域4の内側の記録範囲を示しており、4
bは、外側の記録範囲を示している。2は、ディスク1
の外周部である。
【0012】一方、前記ディスク1を収納するためのジ
ャケット筐体7は、図1に示すように、例えば静電防止
剤を含むABS樹脂等の射出成形品から成る上ハーフ7
aと下ハーフ7bとから構成されており、これらの上ハ
ーフ7aと下ハーフ7bの外周部及び、後述するリブ部
とが互いに溶着されて、図2に示すような略直方体状の
形状に形成される。また、上ハーフ7a、下ハーフbに
はそれぞれほぼ中央に円形のセンター孔8と、前記セン
ター孔8に対して同心円で且つ前記ディスク1がジャケ
ット筐体7の内部で回転自在となるように前記ディスク
1の外周部2を包囲する円状リブ11と、後述するヘッ
ドの挿入のためのヘッド挿入孔10が設けられると共
に、前記センター孔8の周縁部には、第1のリング状突
部9が、また前記円状リブ11の内周縁部には、第2の
リング状突部12がそれぞれ前記上ハーフ7a、及び下
ハーフ7bの内面に一体成形されている。13は、前記
第1のリング状突部9と前記第2のリング状突部12と
により形成された凹部であり、前述したディスク1の記
録領域4と相対して設けられており、ディスク1の記録
領域4が直接ジャケット筐体7の内面に接触しないよう
に構成されている。すなわち、ディスク1は、第1のリ
ング状突部9と第2のリング状突部12上に載せられ
て、前記ジャケット筐体7に回転可能な状態で収納され
ているわけであり、前記ディスク1の非記録領域 5
が、第1のリング状突部9に、そして、同ディスク1の
非記録領域5’が第2のリング状突部12にそれぞれ当
接して、ディスク1の記録領域4を保護し、また、前記
ディスク1が片寄ってディスク1の外周部2の一部が円
状リブ11の内周面11aに当接して保持されていたと
しても、前記記録領域4が、前記第1のリング状突部9
及び第2のリング状突部12に接触しないように、第1
のリング状突部9の外周部9aと、第2のリング状突部
12の内周部12aは構成されている。つまり、前述し
たディスク1と上ハーフ7a及び下ハーフ7bにそれぞ
れ設けられた第1のリング状突部9と第2のリング状突
部12と円状リブ11との関係は次のようになる。
【0013】第1のリング状突部9の外周部9a<ディ
スク1の内側の記録範囲4a ディスク1の外側の記録範囲4b<第2のリング状突部
12の内周部12a<ディスク1の外周部2 ディスク1の外周部2<円状リブ11の内周面11a また、上ハーフ7aと下ハーフ7bを互いに重ね合わせ
てカセット筐体7を組み立てた場合には、上ハーフ7a
の円状リブ11と下ハーフ7bの円状リブ11とが互い
に当接して同一の円周面を形成し、ディスク1を完全に
包囲してしまい、センター孔8及びヘッド挿入孔10が
開放されない限り外部からの塵埃等が侵入されないよう
に構成されている。
【0014】14は前記センター孔8及びヘッド挿入孔
10が形成されている部分の上ハーフ7a、下ハーフ7
bの外面にそれぞれ設けられた凹部であり、図1に示す
ように、ジャケット筐体7の側縁部に沿って延びる直線
状のガイド溝15が形成されている。前記ガイド溝15
は、上ハーフ7aかあるいは下ハーフ7bのいずれか一
方に設ければよい。また前記凹部14の端部14a上に
は、突出し片16が設けられており、前記凹部14との
断面がコ字状となるように一体成形されている。一方前
記凹部14の端部14bには、直線状リブ17が、上ハ
ーフ7a、下ハーフ7bの内面にそれぞれ成形されてお
り、前記上ハーフ7aと下ハーフ7bを組み立てた時に
図2に示すように開口47が構成される。
【0015】18は、前記センター孔8及びヘッド挿入
孔10を開閉する断面コ字状のシャッターであり、例え
ばステンレス、あるいは合成樹脂等により成形されてい
る。前記シャッター18は、図2に示すように前述した
上ハーフ7a及び下ハーフ7bに設けられた凹部14内
に所定方向に摺動自在に取り付けられている。すなわ
ち、前記上ハーフ7aの凹部14に設けられているガイ
ド溝15に対応してシャッター18には、プレスあるい
は一体成形等により図1に示すように少なくとも2ヶ以
上の半円状の突起19が形成されており、この突起19
が前記ガイド溝15内に挿入配置されると、前記シャッ
ター18はガイド溝15によって案内され、図2に示す
ように矢印A及びB方向に摺動自在となるわけである。
尚、前記突起19は、V字状あるいはU字状に形成して
も構わない。一方、上記シャッター18の内側には、図
1一点鎖線で示すようにスライダー21が配されてお
り、前記スライダー21に形成された突部24a、24
bと、前記シャッター18の側部18cの両端に設けら
れた折り曲げ片20a、20bとによりそれぞれが一体
的に移動自在となるように構成されている。すなわち、
前記シャッター18の折り曲げ片20a、20bは、ス
ライダー21の突部24a、24b間に挿入されると、
前記突部24a、24bにより挟持された状態となるた
めに、前記スライダー21が移動すると、前記シャッタ
ー18も同じように移動するわけである。また、前記ス
ライダー21の端部21a、21bはそれぞれ、上ハー
フ7a及び下ハーフ7bに設けられた図4あるいは図5
に示すように角を円弧状に形成してなる略直角状のガイ
ド溝26に嵌合して案内され、図2に示すように矢印C
及びD方向に摺動自在に構成されている。尚、図1に於
て、前記スライダー21の長手方向の端部を円弧状に折
り曲げて図示したが、これは、前記ガイド溝26に嵌合
している状態を示したものであり、ガイド溝26より取
り外すと、通常は直線状となるように、例えば、板バネ
あるいは塩化ビニール等の弾性部材により前記スライダ
ー21は構成されている。従って前記スライダー21
は、ガイド溝26の一部が円弧状に形成されていても摺
動自在であるため、図1に示すように、スライダー21
の先端部に突起部23を形成して、上ハーフ7aと下ハ
ーフ7bによりジャケット筐体7の側板に沿って形成さ
れた開口45内に挿入するように構成すれば、前記突起
部23は、図2及び図3に示すように上記開口45内か
ら外部に臨まれるわけであり、後述するジャケットホル
ダーに設けられた突起片と係合させることにより前記シ
ャッター18を矢印A方向に移動させることができる。
しかし、前記スライダー21の突部22には、伸縮自在
は例えば引っ張りバネ等から成る弾性部材25の一端2
5aが係止されており、また前記下ハーフ7bの内面に
一体成形されたピン27には前記弾性部材25の他端2
5bが係止されているので、前記スライダー21は、前
記弾性部材25の付勢力により常に矢印B方向に引っ張
られている。従って、前記シャッター18も同時に矢印
B方向に弾発付勢されるので、前記センター孔8及びヘ
ッド挿入孔10は、図2に示すように常時、前記シャッ
ター18により完全に閉じられており、外部からの塵埃
等の侵入は防止されている。なお、シャッター18の側
部が、凹部14の側部14cに係止されるようになって
おり、図2に示す位置で停止され、同図中矢印B方向へ
の移動は阻止されるようになっている。一方、前記シャ
ッター18の端部18aは、上ハーフ7a及び下ハーフ
7bに設けられた突出し片16の内側に、図2・図3に
示すようにそれぞれ摺動自在に挿入されており、前記シ
ャッター18が、何等かの形でジャケット筐体7の外側
方向に押し広げられるような力が働いたとしても、前記
突出し片16にシャッター18の端部18aが当接する
ように構成してあり、常にシャッター18の広がりを防
止すると共に、センター孔8及びヘッド挿入孔10を常
時良好な状態で開閉自在とするように構成されている。
また、上記シャッター18は、シャッター18の折り曲
げ片20a、20bが、ジャケット筐体7の開口47よ
り露呈されたスライダー21の突部24a、24b間に
挟持されるように前記ジャケット筐体7の外側から、ジ
ャケット筐体7の凹部14内に挿入するだけで簡単にジ
ャケット筐体に取り付けることができる。
【0016】46は、前記開口45に相対して設けら
れ、且つ前記開口45と対称形の開口であり、ディスク
1が例えば両面使用可能ないわゆる両面ディスクタイプ
の場合に必要なものである。反面、ディスク1の片側だ
けが使用可能ないわゆる片面ディスクの場合は、前記開
口46は不要であるが、しかしそうするとディスクの種
類(片面ディスクか両面ディスク)によって少なくとも
2種類のジャケット筐体が必要となるために、両者のジ
ャケット筐体の共用化は不可能となり、生産性、あるい
はコスト面からみても割高なジャケット筐体となってし
まう。そこで本考案のジャケット筐体に於ては、図2、
図3に示すように、ジャケット筐体7の両側に開口4
5、46を形成して、一種類のジャケット筐体で片面デ
ィスクあるいは両面ディスクの2種類のディスクが使用
できるように構成している。
【0017】40〜43の孔と44の長孔は、上ハーフ
7a及び下ハーフ7bにそれぞれ非対称に設けられたも
のであり、前記40〜43の孔は、特にディスク1の種
類判別用として使用される。孔42は、上述した片面デ
ィスクか両面ディスクかの識別用として設けられたもの
であり、例えば、孔42がそのままの時は片面ディスク
とし、あるいは、図示してないが、治具等により前記孔
42が塞がれている場合は両面ディスクと設定しておけ
ば、マイクロスイッチ等を動作させることにより判別す
ることができる。上記と同様に構成したのが40、41
の孔であり、ディスクの種類として新たに、記録専用デ
ィスクか再生専用ディスクかそれとも消去可能ディスク
かの3種類のディスクの判別を行うものである。例え
ば、孔40を塞いで、孔41はそのままとした場合を記
録専用ディスクとし、逆に孔40はそのままで孔41を
塞いだ場合を再生専用ディスクとし、孔40、41をそ
れぞれ塞いだ場合を消去可能ディスクとすればよい。4
3の孔は、誤消去防止用の孔であり、判別の手段として
は上記の方法と同じであるが、前記孔43の内側(上ハ
ーフ7a及び下ハーフ7bの内側)には、図1・図7に
示すようにV字状の溝34a、34bを有する凹分33
が一体成形されており、上記凹部33内には前記孔43
を開閉自在とする誤消去防止爪35が摺動自在に挿入さ
れている。前記誤消去防止爪35は、前記溝34a、3
4bと係合して前記誤消去防止爪35を前記凹部33内
に位置決めするためのV字状の突出部36aを有するア
ーム36等から構成されており、それらは例えば弾性を
有する合成樹脂等により一体成形されている。また上記
誤消去防止爪35には、図7に示すように前記長孔44
と対向する位置にボールペン等のペン先が挿入可能な孔
37が設けられてあり、前記長孔44よりその孔37が
外部に露呈されるように構成されている。前記誤消去防
止爪35は、通常は、溝34aに突出部36aが係合し
て前記凹部33内に位置決めされて、前記孔43を塞い
でいる。この時の状態を例えば記録可能な状態とし、そ
してディスクに情報を記録してしまいその情報を保存し
たり、あるいは消去されては困る場合には、前記誤消去
防止爪35を移動させて上記孔43を開放するように構
成すればよい。前記誤消去防止爪35を移動させるため
には、ボールペン等のペン先を上ハーフ7a及び下ハー
フ7bの長孔44から挿入して前記長孔44に対向して
配されている前記誤消去防止爪35の孔37に嵌合させ
て、矢印E方向に引っ張れば、前記溝34aと突出部3
6aとの係合が外れ誤消去防止爪35は前記矢印E方向
に摺動されて、前記孔43は開放される。この時、誤消
去防止爪35の突出部36aと溝34bとが係合するよ
うに構成されており、前記誤消去防止爪35は、孔43
を開放した状態で位置決めされる。こうして、誤消去防
止爪35の移動は行われるわけであり、また保存してい
た情報が古くなったりあるいは不要となって新しい情報
と書き替えたい場合には、逆の動作を行って前記誤消去
防止爪35を矢印F方向に移動させて再び孔43を閉じ
てしまえばよい。尚、前記長孔44の幅は、前述したよ
うにボールペン等のペン先が自由に挿入されるだけの大
きさがあればよいので、例えば2mm程度あれば充分で
あり、不用意に指の爪等により前記誤消去防止爪35を
移動できないように構成されている。従って取り扱い
時、あるいは保管時に誤って、誤消去防止爪35を移動
させてしまうことがないので、保存すべき情報を消した
り、記録すべき情報が記録されなかったりすることはな
い。28は、両面ディスクのサイド判別用として上ハー
フ7a、下ハーフ7bにそれぞれ対向して設けられた開
口であり、その開口28と相対した位置にマイクロスイ
ッチ等を配すれば、例えば、図2に示すようにジャケッ
ト筐体7が挿入されたとすると上記マイクロスイッチ
は、開口28に挿入されるだけで作動しない。しかし、
前記ジャケット筐体7を図2に於て裏返しにした状態で
挿入すると、上記マイクロスイッチは、ジャケット筐体
7の外側部に当接して作動される。この時、前者を例え
ば両面ディスクのA面とし、後者をB面とすればディス
クのサイド判別が行えるわけである。31、32は、上
ハーフ7a、下ハーフ7bにそれぞれ非対称に設けられ
たジャケット筐体7の位置決め孔であり、31の位置決
め孔は、前記ジャケット筐体7を位置決めする際の基準
孔として略正孔に、そして32の位置決め孔は、補助孔
として略長孔にそれぞれ形成されている。48は、上ハ
ーフ7a、下ハーフ7bの外側に設けられた凹部であ
り、この凹部48内には、図示していないがディスク1
の記録情報等の内容を表示するラベルが貼着される。次
にディスクジャケットの動作について、図2及び図5〜
図6により説明する。図2は、装置に挿入する前のジャ
ケット筐体7であり、外部から塵埃等がジャケット筐体
7内に侵入しないようにセンター孔8及びヘッド挿入孔
10はシャッター18により完全に閉じられている。上
記ジャケット筐体7のラベル側を把持して図5一点鎖線
で示すようにシャッター18側を前にして、装置49の
正面パネル50に設けられたジャケット挿入孔51より
ジャケット筐体7を矢印G方向に挿入していくと、ジャ
ケット筐体7は、前記ジャケット挿入孔51及びジャケ
ットホルダー52の側壁52a、52bに沿って装置4
9内部に挿入されていく。尚、前記側壁52a、52b
にはそれぞれ突起片53a、53bが形成されており、
ジャケット筐体7の開口45より露呈されているスライ
ダー21の突起部23と係合して、前記シャッター18
を半自動的に移動させるように構成されている。また、
前記ジャケットホルダー52は、詳細な説明は省略する
が、ジャケット筐体7の挿入方向には移動せず上下方向
(図6の矢印H及びI方向)のみ移動可能に構成されて
いるから、前記ジャケット筐体7が更に矢印G方向に挿
入されてくると、前記突起片53a、53bはそれぞれ
開口45、46内に挿入されていく。その後、上記突起
片53aに突起部23が当接すると、前記突起部23は
突起片53aにより装置49内部への挿入が停止される
ので、前記ジャケット筐体7が更に矢印G方向に挿入さ
れると、前記スライダー21は、図2に於て矢印C方向
に摺動される状態となり、それにともないシャッター1
8も矢印A方向に摺動し始める。シャッター18が矢印
A方向に摺動し始めると、センター孔8がシャッター1
8より開放されはじめ、次にヘッド挿入孔10が開放さ
れて、ついには、図5に示すように前記センター孔8及
びヘッド挿入孔10は完全に開放されてしまう。この
時、はじめて、図6に示すディスク1に情報を記録、あ
るいは記録された情報を再生するためのヘッド54と、
前記ディスク1を回転させるディスクモータ57と図示
していないが前記ディスク1を前記ディスクモータ57
上に保持するクランパー等が挿入可能となるわけであ
る。ジャケット筐体7が図5に示すようにジャケットホ
ルダー52内に挿入されて、センター孔8及びヘッド挿
入孔10が完全に開放されると、前記ジャケット筐体7
は、ジャケットホルダー52内に挿入されたまま、図6
に於て矢印H方向に下降される。60は、装置49内部
に設けられた基台であり、前記基台60上には、前述し
たディスクモータ57とヘッド54あるいは、ジャケッ
ト筐体7を装置49の所定位置に位置決めするための位
置決めポスト61、63及びディスク1の種類判別用と
して設けられたマイクロスイッチ70〜74等がそれぞ
れ所定の位置に配置されている。前記ヘッド54は、ヘ
ッド基板55上に一体的に取り付けられて、矢印J方向
に移動自在に構成されている。56は前記ヘッド基板5
5と嵌合して矢印J方向にヘッド54を案内するための
ガイド軸である。また、前記位置決めポスト61は、図
6に示すように先端62が円錐状に形成されており、ジ
ャケット筐体7の位置決め孔31、32が挿入しやすい
ように構成されている。一方、位置決めポスト63は先
端が平らに形成されており、上記位置決めポスト61に
より位置決めされたジャケット筐体7が所定の位置から
更に矢印H方向に下降しないようにジャケット筐体7の
外側に当接して阻止するように構成されている。従っ
て、ジャケット筐体7が下降されて、上記位置決めポス
ト61、63によりジャケット筐体7が装置49内部に
設置されると、ディスク1は、下ハーフ7bのセンター
孔8内に挿入されたディスクモータ57上に、図示して
いないが上ハーフ7aのセンター孔8より挿入されるク
ランパーによって保持され、前記ジャケット筐体7内で
回転自在となり、また、前記70〜74のマイクロスイ
ッチもディスク1の種類により動作するスイッチと動作
しないスイッチ等がでてくるが、それらは同時に検出さ
れてディスク1の判別が行われる。ここで70、71の
マイクロスイッチは、下ハーフ7bの40、41の孔に
相対して設けられたものであり、例えば孔40が治具等
により塞がれて、孔41はそのままだとすると、前記マ
イクロスイッチ70上に設けられたピン75の一端75
aが前記孔40が塞がれているために、矢印K方向に押
されるので、マイクロスイッチ70はピン75の他端7
5bにより作動されてスイッチがON状態となる。一方
マイクロスイッッチ71は、ピン75の一端75aが孔
41内に挿入されてしまうので、マイクロスイッチ71
は、作動せずスイッチはOFF状態であるから、このデ
ィスク1は、記録専用ディスクと判別される。72のマ
イクロスイッチは、下ハーフ7bの42の孔に相対して
設けられた片面ディスクか両面ディスクかの識別用であ
り、前記孔42の状態によりON・OFFされ判別され
る。73のマイクロスイッチは、下ハーフ7bの開口2
8に相対して設けられたサイド判別用であり、ジャケッ
ト筐体7により直接作動するように構成されており、図
6に於いては、前記マイクロスイッチ73は、開口28
内に挿入されてしまうため、作動せずスイッチはOFF
状態であるから、ディスク1はA面と判別される。次に
74のマイクロスイッチは、下ハーフ7bの43の孔に
相対して設けられた誤消去防止用であり、前記孔43が
誤消去防止爪35で閉じられているか開放されているか
によってスイッチがON・OFFされ判別される。その
後、ディスク1がディスクモータ57により回転される
と、下ハーフ7bのヘッド挿入孔10に挿入されたヘッ
ド54が矢印J方向に移動されて、情報の記録、あるい
は再生が行われるわけである。尚、装置49内部よりジ
ャケット筐体7を取り出す時は、イジェクトスイッチを
押すと、ジャケット筐体7の一部が正面パネル50より
外側に飛び出すように構成しておけば、後は手でジャケ
ット筐体7を把持して引っ張り出せばよい。ジャケット
筐体7が、図5に示すように矢印L方向に引っ張られる
と、突起部23は、弾性部材25の付勢力によりジャケ
ットホルダー52の突起片53aに係合したまま、図2
に示す矢印D方向に移動し始める。と同時にシャッター
18も矢印B方向に移動し始め、更に、前記突起部23
と前記突起片53aとの係合が外れる位置までジャケッ
ト筐体7が引っ張り出されると、前記シャッター18は
自動的に移動されて、図2に示すようにセンター孔8及
びヘッド挿入孔10を完全に閉じてしまう。その後、ジ
ャケット筐体7は、装置49より完全に取り出されるわ
けである。尚、ジャケット筐体7を誤って反対側から装
置49内に挿入したとしても、前記ジャケット筐体7の
端部がジャケットホルダー52に設けられた突起片53
a、53bに当接してしまい、それ以上は挿入できない
ように構成されている。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ディスクを包囲する円状リブを設けて、前記
円状リブの外側にシャッターを移動させるためのスライ
ダーあるいは弾性部材を配置したので、前記ディスクセ
ンター孔とヘッド挿入孔の必要最小限の2つの孔からし
か外部に接しないように構成されているわけであり、ま
た前記センター孔及びヘッド挿入孔はシャッターにより
完全に閉じられているので、ジャケット取り扱い持、あ
るいはジャケット保管時においてもジャケット筐体の外
部から塵埃等が侵入してディスク上に付着することはな
い。また、ジャケット筐体の内側において、シャッター
開閉の繰返し動作により、ジャケット筐体の内面、ある
いはスライダー自身の摩耗粉が発生したとしても、円状
リブによってディスク収納部内への侵入が妨げられるた
め、ディスクに摩耗粉が付着することはない。従って、
常に塵埃等の付着の少ないディスクが提供でき、良好な
記録再生状態を得ることができるばかりでなく、更にデ
ィスクの寿命をも長くすることができる。
【0019】また、ディスク判別用の孔を上ハーフと下
ハーフで線対称となる位置に複数個設けることによっ
て、上ハーフと下ハーフの複数個のディスク判別用の孔
のパターンを変えるだけで、多種類の判別を可能とし、
かつ、ディスクの種類判別、ジャケットの種類判別、
消去防止判別などの機能の異なる判別を片面、両面用と
も同一の各ハーフを組み合わせることによって実現する
ことができるので、ディスクの種類が増加しても孔の組
み合わせを変えるだけでよく、経済性を向上することが
できるばかりでなく、判別用の孔を各ハーフにそれぞれ
設けたので、反対側に不要な孔が露呈することがないの
で美観がよく、多機能ディスクの収納に優れたジャケッ
トを提供することができる。また、装置側のディスク判
別検出手段においても、ディスクの種類が増加した場
合、検出の組み合わせを変えるだけでよく、新たに検出
手段を増やす必要がないので、機種展開性、経済性に優
れた装置をも提供することができる。さらに、誤消去防
止爪に小孔を設けることによって操作性も向上し、切り
替えにボールペンのペン先等が必要となるため、不用意
な変更を防止でき、記録された情報の安全性を向上する
上でも極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクジャケットの構成を示す分解
斜視図
【図2】同ジャケットのシャッターが閉じている状態を
示す斜視図
【図3】同シャッターが開いている状態を示す斜視図
【図4】同ジャケットの平面図
【図5】同ジャケットを装置内に挿入した時の状態を一
部断面で示した平面図
【図6】同ジャケットを装置内に位置決めする状態を示
す斜視図
【図7】同ジャケットの誤消去防止爪の構成を示す斜視
【符号の説明】
1 ディスク 7 ジャケット筐体 8 センター孔 10 ヘッド挿入孔 11 円状リブ 16 突出し片 18 シャッター 21 スライダー 25 弾性部材 31 位置決め孔 32 位置決め孔 40 ディスクの種類判別用孔 41 ディスクの種類判別用孔 42 ディスクの種類判別用孔 43 誤消去防止用孔 45 開口 46 開口

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを回転可能に収納し、かつヘッド
    挿入孔及びディスク回転用センター孔が形成された上ハ
    ーフと下ハーフとから成るジャケット筺体と、前記ジャ
    ケット筺体に移動可能に取り付けられたコの字状のシャ
    ッターとを備え、前記ジャケット筺体の表面左右に上ハ
    ーフと下ハーフでパターンの異なるディスク判別用の孔
    を複数個設けたことを特徴とするディスクジャケット。
  2. 【請求項2】前記ディスク判別用の孔を上ハーフと下ハ
    ーフで線対称となる位置に設けたことを特徴とする請求
    項1記載のディスクジャケット。
  3. 【請求項3】前記ディスク判別用の孔は一方がディスク
    の種類判別用孔他方は少なくとも誤消去防止用孔とか
    ら成り、前記孔の有無の組み合わせにより数種類のディ
    スク判別を行うことを特徴とする請求項1または2記載
    のディスクジャケット。
  4. 【請求項4】前記誤消去防止用孔は少なくとも一方が長
    孔の2つの孔からなることを特徴とする請求項3記載の
    ディスクジャケット。
  5. 【請求項5】前記ディスクジャケット内の前記誤消去防
    止用孔に対向した位置に摺動可能で、かつ摺動両端で係
    止可能な誤消去防止爪を有し、前記誤消去防止爪の前記
    長孔対向位置には摺動時利用する小孔を備えたことを特
    徴とする請求項3または4記載のディスクジャケット。
  6. 【請求項6】前記ヘッド挿入孔及びセンター孔を開閉自
    在にするスライダーとを備え、前記ジャケット筐体の内
    側に、前記センター孔と同心円を成し、かつ前記ディス
    クの外周部全周を包囲し、前記ディスクの直径よりわず
    かに大きい直径の円状リブを設けると共に、前記ディス
    ク判別用の孔、誤消去防止用孔、誤消去防止爪を前記円
    状リブの外側に設けたことを特徴とする請求項1、2、
    3、4または5記載のディスクジャケット。
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JPS5838270B2 (ja) * 1980-07-03 1983-08-22 本田技研工業株式会社 縦型鋳造機の溶湯充填方法
JPH0756741B2 (ja) * 1982-02-09 1995-06-14 キヤノン電子株式会社 フロッピーディスクカセット

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