JPH0719867U - ディスクジャケット - Google Patents

ディスクジャケット

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JPH0719867U
JPH0719867U JP85194U JP85194U JPH0719867U JP H0719867 U JPH0719867 U JP H0719867U JP 85194 U JP85194 U JP 85194U JP 85194 U JP85194 U JP 85194U JP H0719867 U JPH0719867 U JP H0719867U
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JP
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jacket
disc
hole
disk
shutter
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JP85194U
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安久 福嶋
益生 丸山
弁一 宮崎
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報記録再生用ディスクを収納するジャケッ
トの装置装着時の位置決めを簡単な構造で実現するディ
スクジャケットを提供することを目的とする。 【構成】 ディスク1を回転可能に収納し、ヘッド挿入
孔10及びディスク回転用センター孔8が形成されて成
るジャケット筐体7と、ジャケット筐体に移動可能に取
り付けられたコの字状のシャッター18と、前記ジャケ
ット筺体の表面左右に位置決め孔31、32を設け、確
実なディスクの装着を簡単な構造で実現する。さらに一
方の位置決め孔を長孔にすることによって装置側の組立
精度をそれほど要求すること無く装置のターンテーブル
に精度良くディスクを装着し、かつジャケット筺体の振
動などを充分抑え、良好な記録再生動作を実現すること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば映像情報や文書情報を円盤状の磁気シート、あるいは光デ ィスク上に記録再生する情報記録再生装置に使用されるディスクジャケットに関 するものであり、特に、前記ディスクジャケットを情報記録再生装置のジャケッ トホルダー内に挿入すると、自動的にシャッターが移動されてディスクジャケッ トのヘッド挿入孔及びセンター孔を開放するようにしたディスクジャケットに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、取り扱いや保管等に便利なように、たとえば映像情報や文書情報等 を記録する磁気ディスク、あるいは光ディスクを内部に回転可能に収納したディ スクジャケットが提案されている。この種のディスクジャケットにおいては、従 来からヘッド用の窓部を常時開放状態とした、いわゆる開放型のディスクジャケ ットがあるが、常時窓部が開口しているため、この窓部から塵埃等がジャケット 内に侵入して、内部のディスク上に付着したり、あるいは、取り扱い時に誤って ディスクに指紋等を付着させたりして記録再生に悪影響を与えたりすることから 、前記窓部を開閉自在にするシャッターを配置して、ディスクジャケットを情報 記録再生装置(以下、装置と記す。)のジャケットホルダー内に挿入した時に、 はじめて前記窓部を開放するようにしたいわゆる自動シャッター付きのディスク ジャケットが近年提案されてきてる。
【0003】 しかしながら、後者においても、ヘッド挿入用の窓部は通常シャッター等によ り常時閉じられているものの、ジャケット筐体の側部には、前記シャッターを移 動自在とするスライダーの一部を露呈する開口部が構成されており、前記スライ ダーと前記開口部との間に発生する間隙から塵埃等が前記ジャケット筐体の内部 に侵入して、ディスク上に付着することは避けられなかった。
【0004】 また、ジャケット筺体を記録再生装置内に、精度良く位置決めする為には、複 雑な機構が必要であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述の欠点を解決し、取り扱い時、あるいは、保管時における外部 からの塵埃等の侵入を防止して、ディスク上に塵埃等が付着しないようにすると ともに、簡単な構造で記録再生装置内のディスクジャケットの精度の良い位置決 めを可能にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のディスクジャケットは、ディスクを回転可能に収納し、かつヘッド挿 入孔及びセンター孔が形成されて成るジャケット筐体と、前記ジャケット筐体に 移動可能に取り付けられたシャッターと、前記シャッターを移動させて、前記ヘ ッド挿入孔及びセンター孔を開閉自在にするスライダーと、前記スライダーと係 合し、前記シャッターを前記ヘッド挿入孔及びセンター孔を閉じる方向に弾発付 勢する弾性部材とを備え、前記ジャケット筐体の内側に、前記センター孔と同心 円を成し、かつ前記ディスクの外周部全周を包囲し、前記ディスクの径方向の移 動規制を行う円状リブを設けて、前記円状リブの外側に、前記スライダー及び前 記弾性部材を配設し、前記シャッターを前記円状リブの外側で駆動するようにし たことを特徴とするものである。
【0007】 またジャケット筺体には左右に位置決め用の孔をそれぞれの表面に備え、前記 位置決め孔は左右の一方が長孔であることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
本考案は前記ディスクセンター孔とヘッド挿入孔の必要最小限の2つの孔から しか外部に接しないよう、また前記センター孔及びヘッド挿入孔はシャッターに より完全に閉じられるようにした構成により、ジャケット筐体の外部から塵埃等 が侵入してディスク上に付着することがない。また、ジャケット筐体の内側にお いて、シャッター開閉の繰返し動作により、ジャケット筐体の内面、あるいはス ライダー自身の摩耗粉が発生したとしても、円状リブによってディスク収納部内 への侵入が妨げられるため、ディスクに摩耗粉が付着することはなく、常に塵埃 等の付着の少ないディスクが提供でき、良好な記録再生状態を得ることができる ばかりでなく、ディスクの寿命をも長くすることができるという作用を奏するも のである。
【0009】 さらに、ジャケット筺体左右に、一方が長孔の位置決め用の孔を表面に備える ことにより、装置側の組立精度もそれ程要求されず、装置のターンテーブルに精 度良くディスクを装着し、かつジャケット筺体の振動などを充分抑え、良好な記 録再生動作を実現することができるものである。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例に付き図1〜図7を参照して説明する。
【0011】 ここで先ず、ディスクジャケットの構成について、図1〜図4・図7により説 明する。図1に於て、1は記録領域4及び非記録領域5,5’を有してなるディ スクであり、中央には、後述するディスクモータの駆動部に係合して前記ディス ク1をディスクモータに回転支持するための係合孔3が形成されている。4aは 、前記記録領域4の内側の記録範囲を示しており、4bは、外側の記録範囲を示 している。2は、ディスク1の外周部である。
【0012】 一方、前記ディスク1を収納するためのジャケット筐体7は、図1に示すよう に、例えば静電防止剤を含むABS樹脂等の射出成形品から成る上ハーフ7aと 下ハーフ7bとから構成されており、これらの上ハーフ7aと下ハーフ7bの外 周部及び、後述するリブ部とが互いに溶着されて、図2に示すような略直方体状 の形状に形成される。また、上ハーフ7a、下ハーフbにはそれぞれほぼ中央に 円形のセンター孔8と、前記センター孔8に対して同心円で且つ前記ディスク1 がジャケット筐体7の内部で回転自在となるように前記ディスク1の外周部2を 包囲する円状リブ11と、後述するヘッドの挿入のためのヘッド挿入孔10が設 けられると共に、前記センター孔8の周縁部には、第1のリング状突部9が、ま た前記円状リブ11の内周縁部には、第2のリング状突部12がそれぞれ前記上 ハーフ7a、及び下ハーフ7bの内面に一体成形されている。13は、前記第1 のリング状突部9と前記第2のリング状突部12とにより形成された凹部であり 、前述したディスク1の記録領域4と相対して設けられており、ディスク1の記 録領域4が直接ジャケット筐体7の内面に接触しないように構成されている。す なわち、ディスク1は、第1のリング状突部9と第2のリング状突部12上に載 せられて、前記ジャケット筐体7に回転可能な状態で収納されているわけであり 、前記ディスク1の非記録領域 5が、第1のリング状突部9に、そして、同デ ィスク1の非記録領域5’が第2のリング状突部12にそれぞれ当接して、ディ スク1の記録領域4を保護し、また、前記ディスク1が片寄ってディスク1の外 周部2の一部が円状リブ11の内周面11aに当接して保持されていたとしても 、前記記録領域4が、前記第1のリング状突部9及び第2のリング状突部12に 接触しないように、第1のリング状突部9の外周部9aと、第2のリング状突部 12の内周部12aは構成されている。つまり、前述したディスク1と上ハーフ 7a及び下ハーフ7bにそれぞれ設けられた第1のリング状突部9と第2のリン グ状突部12と円状リブ11との関係は次のようになる。
【0013】 第1のリング状突部9の外周部9a<ディスク1の内側の記録範囲4a ディスク1の外側の記録範囲4b<第2のリング状突部12の内周部12a< ディスク1の外周部2 ディスク1の外周部2<円状リブ11の内周面11a また、上ハーフ7aと下ハーフ7bを互いに重ね合わせてカセット筐体7を組 み立てた場合には、上ハーフ7aの円状リブ11と下ハーフ7bの円状リブ11 とが互いに当接して同一の円周面を形成し、ディスク1を完全に包囲してしまい 、センター孔8及びヘッド挿入孔10が開放されない限り外部からの塵埃等が侵 入されないように構成されている。
【0014】 14は前記センター孔8及びヘッド挿入孔10が形成されている部分の上ハー フ7a、下ハーフ7bの外面にそれぞれ設けられた凹部であり、図1に示すよう に、ジャケット筐体7の側縁部に沿って延びる直線状のガイド溝15が形成され ている。前記ガイド溝15は、上ハーフ7aかあるいは下ハーフ7bのいずれか 一方に設ければよい。また前記凹部14の端部14a上には、突出し片16が設 けられており、前記凹部14との断面がコ字状となるように一体成形されている 。一方前記凹部14の端部14bには、直線状リブ17が、上ハーフ7a、下ハ ーフ7bの内面にそれぞれ成形されており、前記上ハーフ7aと下ハーフ7bを 組み立てた時に図2に示すように開口47が構成される。
【0015】 18は、前記センター孔8及びヘッド挿入孔10を開閉する断面コ字状のシャ ッターであり、例えばステンレス、あるいは合成樹脂等により成形されている。 前記シャッター18は、図2に示すように前述した上ハーフ7a及び下ハーフ7 bに設けられた凹部14内に所定方向に摺動自在に取り付けられている。すなわ ち、前記上ハーフ7aの凹部14に設けられているガイド溝15に対応してシャ ッター18には、プレスあるいは一体成形等により図1に示すように少なくとも 2ヶ以上の半円状の突起19が形成されており、この突起19が前記ガイド溝1 5内に挿入配置されると、前記シャッター18はガイド溝15によって案内され 、図2に示すように矢印A及びB方向に摺動自在となるわけである。尚、前記突 起19は、V字状あるいはU字状に形成しても構わない。一方、上記シャッター 18の内側には、図1一点鎖線で示すようにスライダー21が配されており、前 記スライダー21に形成された突部24a、24bと、前記シャッター18の側 部18cの両端に設けられた折り曲げ片20a、20bとによりそれぞれが一体 的に移動自在となるように構成されている。すなわち、前記シャッター18の折 り曲げ片20a、20bは、スライダー21の突部24a、24b間に挿入され ると、前記突部24a、24bにより挟持された状態となるために、前記スライ ダー21が移動すると、前記シャッター18も同じように移動するわけである。 また、前記スライダー21の端部21a、21bはそれぞれ、上ハーフ7a及び 下ハーフ7bに設けられた図4あるいは図5に示すように角を円弧状に形成して なる略直角状のガイド溝26に嵌合して案内され、図2に示すように矢印C及び D方向に摺動自在に構成されている。尚、図1に於て、前記スライダー21の長 手方向の端部を円弧状に折り曲げて図示したが、これは、前記ガイド溝26に嵌 合している状態を示したものであり、ガイド溝26より取り外すと、通常は直線 状となるように、例えば、板バネあるいは塩化ビニール等の弾性部材により前記 スライダー21は構成されている。従って前記スライダー21は、ガイド溝26 の一部が円弧状に形成されていても摺動自在であるため、図1に示すように、ス ライダー21の先端部に突起部23を形成して、上ハーフ7aと下ハーフ7bに よりジャケット筐体7の側板に沿って形成された開口45内に挿入するように構 成すれば、前記突起部23は、図2及び図3に示すように上記開口45内から外 部に臨まれるわけであり、後述するジャケットホルダーに設けられた突起片と係 合させることにより前記シャッター18を矢印A方向に移動させることができる 。しかし、前記スライダー21の突部22には、伸縮自在は例えば引っ張りバネ 等から成る弾性部材25の一端25aが係止されており、また前記下ハーフ7b の内面に一体成形されたピン27には前記弾性部材25の他端25bが係止され ているので、前記スライダー21は、前記弾性部材25の付勢力により常に矢印 B方向に引っ張られている。従って、前記シャッター18も同時に矢印B方向に 弾発付勢されるので、前記センター孔8及びヘッド挿入孔10は、図2に示すよ うに常時、前記シャッター18により完全に閉じられており、外部からの塵埃等 の侵入は防止されている。なお、シャッター18の側部が、凹部14の側部14 cに係止されるようになっており、図2に示す位置で停止され、同図中矢印B方 向への移動は阻止されるようになっている。一方、前記シャッター18の端部1 8aは、上ハーフ7a及び下ハーフ7bに設けられた突出し片16の内側に、図 2・図3に示すようにそれぞれ摺動自在に挿入されており、前記シャッター18 が、何等かの形でジャケット筐体7の外側方向に押し広げられるような力が働い たとしても、前記突出し片16にシャッター18の端部18aが当接するように 構成してあり、常にシャッター18の広がりを防止すると共に、センター孔8及 びヘッド挿入孔10を常時良好な状態で開閉自在とするように構成されている。 また、上記シャッター18は、シャッター18の折り曲げ片20a、20bが、 ジャケット筐体7の開口47より露呈されたスライダー21の突部24a、24 b間に挟持されるように前記ジャケット筐体7の外側から、ジャケット筐体7の 凹部14内に挿入するだけで簡単にジャケット筐体に取り付けることができる。
【0016】 46は、前記開口45に相対して設けられ、且つ前記開口45と対称形の開口 であり、ディスク1が例えば両面使用可能ないわゆる両面ディスクタイプの場合 に必要なものである。反面、ディスク1の片側だけが使用可能ないわゆる片面デ ィスクの場合は、前記開口46は不要であるが、しかしそうするとディスクの種 類(片面ディスクか両面ディスク)によって少なくとも2種類のジャケット筐体 が必要となるために、両者のジャケット筐体の共用化は不可能となり、生産性、 あるいはコスト面からみても割高なジャケット筐体となってしまう。そこで本考 案のジャケット筐体に於ては、図2、図3に示すように、ジャケット筐体7の両 側に開口45、46を形成して、一種類のジャケット筐体で片面ディスクあるい は両面ディスクの2種類のディスクが使用できるように構成している。
【0017】 40〜43の孔と44の長孔は、上ハーフ7a及び下ハーフ7bにそれぞれ非 対称に設けられたものであり、前記40〜43の孔は、特にディスク1の種類判 別用として使用される。孔42は、上述した片面ディスクか両面ディスクかの識 別用として設けられたものであり、例えば、孔42がそのままの時は片面ディス クとし、あるいは、図示してないが、治具等により前記孔42が塞がれている場 合は両面ディスクと設定しておけば、マイクロスイッチ等を動作させることによ り判別することができる。上記と同様に構成したのが40、41の孔であり、デ ィスクの種類として新たに、記録専用ディスクか再生専用ディスクかそれとも消 去可能ディスクかの3種類のディスクの判別を行うものである。例えば、孔40 を塞いで、孔41はそのままとした場合を記録専用ディスクとし、逆に孔40は そのままで孔41を塞いだ場合を再生専用ディスクとし、孔40、41をそれぞ れ塞いだ場合を消去可能ディスクとすればよい。43の孔は、誤消去防止用の孔 であり、判別の手段としては上記の方法と同じであるが、前記孔43の内側(上 ハーフ7a及び下ハーフ7bの内側)には、図1・図7に示すようにV字状の溝 34a、34bを有する凹分33が一体成形されており、上記凹部33内には前 記孔43を開閉自在とする誤消去防止爪35が摺動自在に挿入されている。前記 誤消去防止爪35は、前記溝34a、34bと係合して前記誤消去防止爪35を 前記凹部33内に位置決めするためのV字状の突出部36aを有するアーム36 等から構成されており、それらは例えば弾性を有する合成樹脂等により一体成形 されている。また上記誤消去防止爪35には、図7に示すように前記長孔44と 対向する位置にボールペン等のペン先が挿入可能な孔37が設けられてあり、前 記長孔44よりその孔37が外部に露呈されるように構成されている。前記誤消 去防止爪35は、通常は、溝34aに突出部36aが係合して前記凹部33内に 位置決めされて、前記孔43を塞いでいる。この時の状態を例えば記録可能な状 態とし、そしてディスクに情報を記録してしまいその情報を保存したり、あるい は消去されては困る場合には、前記誤消去防止爪35を移動させて上記孔43を 開放するように構成すればよい。前記誤消去防止爪35を移動させるためには、 ボールペン等のペン先を上ハーフ7a及び下ハーフ7bの長孔44から挿入して 前記長孔44に対向して配されている前記誤消去防止爪35の孔37に嵌合させ て、矢印E方向に引っ張れば、前記溝34aと突出部36aとの係合が外れ誤消 去防止爪35は前記矢印E方向に摺動されて、前記孔43は開放される。この時 、誤消去防止爪35の突出部36aと溝34bとが係合するように構成されてお り、前記誤消去防止爪35は、孔43を開放した状態で位置決めされる。こうし て、誤消去防止爪35の移動は行われるわけであり、また保存していた情報が古 くなったりあるいは不要となって新しい情報と書き替えたい場合には、逆の動作 を行って前記誤消去防止爪35を矢印F方向に移動させて再び孔43を閉じてし まえばよい。尚、前記長孔44の幅は、前述したようにボールペン等のペン先が 自由に挿入されるだけの大きさがあればよいので、例えば2mm程度あれば充分 であり、不用意に指の爪等により前記誤消去防止爪35を移動できないように構 成されている。従って取り扱い時、あるいは保管時に誤って、誤消去防止爪35 を移動させてしまうことがないので、保存すべき情報を消したり、記録すべき情 報が記録されなかったりすることはない。28は、両面ディスクのサイド判別用 として上ハーフ7a、下ハーフ7bにそれぞれ対向して設けられた開口であり、 その開口28と相対した位置にマイクロスイッチ等を配すれば、例えば、図2に 示すようにジャケット筐体7が挿入されたとすると上記マイクロスイッチは、開 口28に挿入されるだけで作動しない。しかし、前記ジャケット筐体7を図2に 於て裏返しにした状態で挿入すると、上記マイクロスイッチは、ジャケット筐体 7の外側部に当接して作動される。この時、前者を例えば両面ディスクのA面と し、後者をB面とすればディスクのサイド判別が行えるわけである。31、32 は、上ハーフ7a、下ハーフ7bにそれぞれ非対称に設けられたジャケット筐体 7の位置決め孔であり、31の位置決め孔は、前記ジャケット筐体7を位置決め する際の基準孔として略正孔に、そして32の位置決め孔は、補助孔として略長 孔にそれぞれ形成されている。48は、上ハーフ7a、下ハーフ7bの外側に設 けられた凹部であり、この凹部48内には、図示していないがディスク1の記録 情報等の内容を表示するラベルが貼着される。次にディスクジャケットの動作に ついて、図2及び図5〜図6により説明する。図2は、装置に挿入する前のジャ ケット筐体7であり、外部から塵埃等がジャケット筐体7内に侵入しないように センター孔8及びヘッド挿入孔10はシャッター18により完全に閉じられてい る。上記ジャケット筐体7のラベル側を把持して図5一点鎖線で示すようにシャ ッター18側を前にして、装置49の正面パネル50に設けられたジャケット挿 入孔51よりジャケット筐体7を矢印G方向に挿入していくと、ジャケット筐体 7は、前記ジャケット挿入孔51及びジャケットホルダー52の側壁52a、5 2bに沿って装置49内部に挿入されていく。尚、前記側壁52a、52bには それぞれ突起片53a、53bが形成されており、ジャケット筐体7の開口45 より露呈されているスライダー21の突起部23と係合して、前記シャッター1 8を半自動的に移動させるように構成されている。また、前記ジャケットホルダ ー52は、詳細な説明は省略するが、ジャケット筐体7の挿入方向には移動せず 上下方向(図6の矢印H及びI方向)のみ移動可能に構成されているから、前記 ジャケット筐体7が更に矢印G方向に挿入されてくると、前記突起片53a、5 3bはそれぞれ開口45、46内に挿入されていく。その後、上記突起片53a に突起部23が当接すると、前記突起部23は突起片53aにより装置49内部 への挿入が停止されるので、前記ジャケット筐体7が更に矢印G方向に挿入され ると、前記スライダー21は、図2に於て矢印C方向に摺動される状態となり、 それにともないシャッター18も矢印A方向に摺動し始める。シャッター18が 矢印A方向に摺動し始めると、センター孔8がシャッター18より開放されはじ め、次にヘッド挿入孔10が開放されて、ついには、図5に示すように前記セン ター孔8及びヘッド挿入孔10は完全に開放されてしまう。この時、はじめて、 図6に示すディスク1に情報を記録、あるいは記録された情報を再生するための ヘッド54と、前記ディスク1を回転させるディスクモータ57と図示していな いが前記ディスク1を前記ディスクモータ57上に保持するクランパー等が挿入 可能となるわけである。ジャケット筐体7が図5に示すようにジャケットホルダ ー52内に挿入されて、センター孔8及びヘッド挿入孔10が完全に開放される と、前記ジャケット筐体7は、ジャケットホルダー52内に挿入されたまま、図 6に於て矢印H方向に下降される。60は、装置49内部に設けられた基台であ り、前記基台60上には、前述したディスクモータ57とヘッド54あるいは、 ジャケット筐体7を装置49の所定位置に位置決めするための位置決めポスト6 1、63及びディスク1の種類判別用として設けられたマイクロスイッチ70〜 74等がそれぞれ所定の位置に配置されている。前記ヘッド54は、ヘッド基板 55上に一体的に取り付けられて、矢印J方向に移動自在に構成されている。5 6は前記ヘッド基板55と嵌合して矢印J方向にヘッド54を案内するためのガ イド軸である。また、前記位置決めポスト61は、図6に示すように先端62が 円錐状に形成されており、ジャケット筐体7の位置決め孔31、32が挿入しや すいように構成されている。一方、位置決めポスト63は先端が平らに形成され ており、上記位置決めポスト61により位置決めされたジャケット筐体7が所定 の位置から更に矢印H方向に下降しないようにジャケット筐体7の外側に当接し て阻止するように構成されている。従って、ジャケット筐体7が下降されて、上 記位置決めポスト61、63によりジャケット筐体7が装置49内部に設置され ると、ディスク1は、下ハーフ7bのセンター孔8内に挿入されたディスクモー タ57上に、図示していないが上ハーフ7aのセンター孔8より挿入されるクラ ンパーによって保持され、前記ジャケット筐体7内で回転自在となり、また、前 記70〜74のマイクロスイッチもディスク1の種類により動作するスイッチと 動作しないスイッチ等がでてくるが、それらは同時に検出されてディスク1の判 別が行われる。ここで70、71のマイクロスイッチは、下ハーフ7bの40、 41の孔に相対して設けられたものであり、例えば孔40が治具等により塞がれ て、孔41はそのままだとすると、前記マイクロスイッチ70上に設けられたピ ン75の一端75aが前記孔40が塞がれているために、矢印K方向に押される ので、マイクロスイッチ70はピン75の他端75bにより作動されてスイッチ がON状態となる。一方マイクロスイッッチ71は、ピン75の一端75aが孔 41内に挿入されてしまうので、マイクロスイッチ71は、作動せずスイッチは OFF状態であるから、このディスク1は、記録専用ディスクと判別される。7 2のマイクロスイッチは、下ハーフ7bの42の孔に相対して設けられた片面デ ィスクか両面ディスクかの識別用であり、前記孔42の状態によりON・OFF され判別される。73のマイクロスイッチは、下ハーフ7bの開口28に相対し て設けられたサイド判別用であり、ジャケット筐体7により直接作動するように 構成されており、図6に於いては、前記マイクロスイッチ73は、開口28内に 挿入されてしまうため、作動せずスイッチはOFF状態であるから、ディスク1 はA面と判別される。次に74のマイクロスイッチは、下ハーフ7bの43の孔 に相対して設けられた誤消去防止用であり、前記孔43が誤消去防止爪35で閉 じられているか開放されているかによってスイッチがON・OFFされ判別され る。その後、ディスク1がディスクモータ57により回転されると、下ハーフ7 bのヘッド挿入孔10に挿入されたヘッド54が矢印J方向に移動されて、情報 の記録、あるいは再生が行われるわけである。尚、装置49内部よりジャケット 筐体7を取り出す時は、イジェクトスイッチを押すと、ジャケット筐体7の一部 が正面パネル50より外側に飛び出すように構成しておけば、後は手でジャケッ ト筐体7を把持して引っ張り出せばよい。ジャケット筐体7が、図5に示すよう に矢印L方向に引っ張られると、突起部23は、弾性部材25の付勢力によりジ ャケットホルダー52の突起片53aに係合したまま、図2に示す矢印D方向に 移動し始める。と同時にシャッター18も矢印B方向に移動し始め、更に、前記 突起部23と前記突起片53aとの係合が外れる位置までジャケット筐体7が引 っ張り出されると、前記シャッター18は自動的に移動されて、図2に示すよう にセンター孔8及びヘッド挿入孔10を完全に閉じてしまう。その後、ジャケッ ト筐体7は、装置49より完全に取り出されるわけである。尚、ジャケット筐体 7を誤って反対側から装置49内に挿入したとしても、前記ジャケット筐体7の 端部がジャケットホルダー52に設けられた突起片53a、53bに当接してし まい、それ以上は挿入できないように構成されている。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ディスクを包囲する円状リ ブを設けて、前記円状リブの外側にシャッターを移動させるためのスライダーあ るいは弾性部材を配置したので、前記ディスクセンター孔とヘッド挿入孔の必要 最小限の2つの孔からしか外部に接しないように構成されているわけであり、ま た前記センター孔及びヘッド挿入孔はシャッターにより完全に閉じられているの で、ジャケット取り扱い持、あるいはジャケット保管時においてもジャケット筐 体の外部から塵埃等が侵入してディスク上に付着することはない。また、ジャケ ット筐体の内側において、シャッター開閉の繰返し動作により、ジャケット筐体 の内面、あるいはスライダー自身の摩耗粉が発生したとしても、円状リブによっ てディスク収納部内への侵入が妨げられるため、ディスクに摩耗粉が付着するこ とはない。従って、常に塵埃等の付着の少ないディスクが提供でき、良好な記録 再生状態を得ることができるばかりでなく、更にディスクの寿命をも長くするこ とができる。
【0019】 また、ジャケット筺体左右に一方が長孔の位置決め用の孔を表面に備えること により、装着動作については両面、片面ディスクの判別を必要とせず、装置側の 組立精度もそれ程要求されず、センター孔との3点での位置決めで無理な応力を 発生することもなく、モータのターンテーブル上に精度良くディスクを装着し、 かつジャケット筺体の振動などを充分抑え、良好な記録再生動作を実現すること ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のディスクジャケットの構成を示す分解
斜視図
【図2】同ジャケットのシャッターが閉じている状態を
示す斜視図
【図3】同シャッターが開いている状態を示す斜視図
【図4】同ジャケットの平面図
【図5】同ジャケットを装置内に挿入した時の状態を一
部断面で示した平面図
【図6】同ジャケットを装置内に位置決めする状態を示
す斜視図
【図7】同ジャケットの誤消去防止爪の構成を示す斜視
【符号の説明】
1 ディスク 7 ジャケット筐体 8 センター孔 10 ヘッド挿入孔 11 円状リブ 16 突出し片 18 シャッター 21 スライダー 25 弾性部材 31 位置決め孔 32 位置決め孔 40 ディスクの種類判別用孔 41 ディスクの種類判別用孔 42 ディスクの種類判別用孔 43 誤消去防止用孔 45 開口 46 開口

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを回転可能に収納し、かつヘッド
    挿入孔及びディスク回転用センター孔が形成されて成る
    ジャケット筐体と、前記ジャケット筐体に移動可能に取
    り付けられたコの字状のシャッターを備え、前記ジャケ
    ット筺体左右に位置決め用の孔を設けたことを特徴とす
    るディスクジャケット。
  2. 【請求項2】前記位置決め孔は前記ディスクジャケット
    筐体の一方の表面から他の表面まで貫通していることを
    特徴とする請求項1記載のディスクジャケット。
  3. 【請求項3】前記位置決め孔は左右の一方が長孔である
    ことを特徴とする請求項1記載のディスクジャケット。
JP85194U 1994-02-21 1994-02-21 ディスクジャケット Pending JPH0719867U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753176A (en) * 1980-09-16 1982-03-30 Nec Corp Call system for patrolling guard

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753176A (en) * 1980-09-16 1982-03-30 Nec Corp Call system for patrolling guard

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