JPH1026863A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1026863A
JPH1026863A JP8181058A JP18105896A JPH1026863A JP H1026863 A JPH1026863 A JP H1026863A JP 8181058 A JP8181058 A JP 8181058A JP 18105896 A JP18105896 A JP 18105896A JP H1026863 A JPH1026863 A JP H1026863A
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JP
Japan
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intermediate transfer
image
image forming
forming apparatus
unit
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Application number
JP8181058A
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English (en)
Inventor
Masayuki Ikeda
雅之 池田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体のメンテナンスや清掃や交換を容
易に行えるようにするとともに、その作業性をよくす
る。 【解決手段】 中間転写体9を保持する中間転写体ユニ
ット38は、中間転写体9と感光ドラム15との間の1
次転写位置および中間転写体9と転写ローラとの間の2
次転写位置とを避けて、中間転写体9の軸方向両端に設
けられる一対の支持プレート18,19を結合プレート
24,25によって連結するとともに、画像形成装置本
体にガイドされて着脱自在に構成されている。これによ
り中間転写体9を容易に引き出すことができる。そし
て、中間転写体ユニット38を引き出す場合は、把手部
18a,19aを把持する。また、引き出された中間転
写体ユニット38を載置する場合は、中間転写体ユニッ
ト38を脚部18b,18c,19b,19cによって
床などに支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザビ
ームプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置や静電
記録方式のカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、カラー画像形成装置の一例と
してのカラーレーザビームプリンタを示す概略構成図で
ある。
【0003】このカラーレーザビームプリンタは、画像
形成装置本体109のほぼ中央に、図示矢印方向に回転
自在に支持された感光ドラム(像担持体)104aを備
えている。この感光ドラム104aの上方には、帯電電
圧が印加された帯電ローラ104b(一次帯電器)が配
置されており、感光ドラム104aの表面を所定の電圧
に均一に帯電するように構成されている。
【0004】感光ドラム104aに対する露光は、レー
ザダイオードを有するスキャナ部110によって行われ
る。レーザダイオードから画像信号に対応して発光され
たレーザ光Lは、高速回転するポリゴンミラー110
a、レンズ110b、ミラー110cなどを介して感光
ドラム104aの表面を選択的に露光する。これにより
感光ドラム104aの表面には、各色の静電潜像が順次
形成される。
【0005】回転現像装置105は、マゼンタ、シア
ン、イエロー、ブラックの各色のトナーをそれぞれ備え
た現像器105M,105C,105Y,105Kを有
している。これら4色の現像器105M,105C,1
05Y,105Kは軸105aを中心にして回転可能に
支持された回転体105bに搭載されている。4色の現
像器105M,105C,105Y,105Kは、回転
体105bの回転にかかわらず一定の姿勢を保つように
構成されており、軸105aに対するトルク配分を一定
にすべく内包するトナー容量を一定にしている。例えば
各々A4画像で2000枚分プリントが可能なトナーを
収納している。画像形成に際しては静電潜像に対応した
色の現像器105M,105C,105Y,105Kが
感光ドラム104aに対向する現像位置に回転移動さ
れ、これに伴い現像スリーブ105cが感光ドラム10
4aの表面と微小間隙を介して対向するように位置決め
されている。現像器105M,105C,105Y,1
05Kは、高圧電源および駆動手段に接続されており、
現像位置に回転移動された時に現像スリーブ105cに
現像バイアスが印加されるとともに、所定の回転が行わ
れる。現像時には現像スリーブ105cが現像バイアス
の印加と回転駆動とを受けることで感光ドラム104a
上の静電潜像がトナー画像として現像される。
【0006】給紙部101は転写材(記録材)102を
転写ドラム(中間転写体)103へ給送するためのもの
であり、画像形成装置本体109の底部には、転写材1
02を収納する給紙カセット101aが配置されてい
る。画像形成時には画像形成動作に応じて給紙ローラ1
01bが回転し、給紙カセット101a内から転写材1
02が1枚ずつ分離され、転写ドラム103に給送され
る。
【0007】転写ドラム103は、給紙部101から給
送された転写材102を巻き付け、感光ドラム104a
上の各色のトナー画像を転写部にて転写材102上に転
写させるために、感光ドラム104aの表面速度と同じ
周速度V=75.4mm/sec(以下「プロセス速度」と
いう)で回転する。転写ドラム103は、直径180mm
のアルミシリンダー103aの外周にスポンジやゴムな
どで弾性体層103bを形成し、その外周に抵抗層10
3cを形成し、さらに最外層には誘電体層103dを形
成したものである。また、転写ドラム103の外周上の
所定位置には、給送された転写材102の先端を把持す
るグリッパ103fが設けてある。さらに、転写ドラム
103の表面に離接可能に静電吸着ローラ103gが設
けられており、この静電吸着ローラ103gは転写材1
02を転写ドラム103との間で挟み込むようにして転
写ドラム103の表面に圧接する。そして、静電吸着ロ
ーラ103gと転写ドラム103との間に電圧を印加す
ることにより、誘電体である転写材102と転写ドラム
103の誘電体層103dとに電荷を誘起し、転写材1
02を転写ドラム103の表面に静電吸着させる。
【0008】クリーナ104cは、トナー画像転写後の
感光ドラム104a上に残留したトナーをクリーニング
するためのものであり、転写部下流の感光ドラム104
aの周囲に配置されている。
【0009】定着部106は、駆動される加圧ローラ1
06aと、これに圧接されて転写材102に熱と圧力と
を加える定着ローラ106bとを備えている。表面に4
色のトナー画像が転写され、転写ドラム103の表面か
ら剥離された転写材102は、これら加圧ローラ106
aと定着ローラ106bとの間を通過することにより4
色のトナー画像が定着される。
【0010】上述のカラー画像形成装置による画像形成
の動作をまとめると、次のようになる。
【0011】給紙カセット101a内の転写材102が
給紙ローラ101bにより転写ドラム103へ給送され
る。転写ドラム103は、給送されてきた転写材102
の先端をグリッパ103fで把持するとともに、その表
面に静電吸着させる。
【0012】一方、帯電ローラ104bによって表面を
均一に帯電された感光ドラム104aは、スキャナ部1
10によってマゼンタ画像の露光が行われ、その表面に
マゼンタ画像の静電潜像が形成される。この静電潜像の
形成と同時にマゼンタ現像器105Mを駆動して現像位
置に回転移動させ、感光ドラム104a上に形成された
マゼンタ画像の静電潜像にマゼンタトナーを付着させる
べく感光ドラム104aの帯電極性と同極性でほぼ同電
位の現像バイアス電圧を印加して現像し、感光ドラム1
04a上にマゼンタのトナー画像を形成する。そして、
転写ドラム103にマゼンタトナーと逆極性の転写電圧
を印加して、感光ドラム104a上のマゼンタトナー画
像を転写ドラム103上の転写材102に転写する。
【0013】マゼンタトナー画像の転写が終了すると、
次のシアン現像器105Cが現像位置に回転して、同様
のプロセスで、シアン画像の静電潜像の形成、現像、ト
ナー画像の転写を順次行い、転写材102上のマゼンタ
トナー画像にシアントナー画像が重ねられる。同様にし
て、イエロー、ブラックのトナー画像が転写材102上
に重ねられ、4色フルカラー画像が形成される。
【0014】表面に転写材102を担持した転写ドラム
103が4回転することにより1枚の4色フルカラー画
像を得ることができるわけである。すなわち、上述のよ
うに転写ドラム103の直径が180mm、プロセス速度
が75.4mm/sec に設定されているので、180π×
4/75.4=30sec で1枚のフルカラー画像が出力
される。
【0015】4色のトナー画像の転写が終了した転写材
102は、転写ドラム103から分離されて定着部10
6へ搬送され、定着部106でトナー画像の定着が行わ
れた後、排出ローラ対107によって排出トレイ108
上に排出される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカラー
画像形成装置によれば、転写ドラム103は、交換時、
あるいはジャム処理時などにドラム中心軸103eの軸
線方向に沿って画像形成装置本体109の手前側へと引
き出せる構成となっているため、引き出す途中で、周囲
に存在する部材によって傷付けないように特別な配慮が
必要であり、画像形成装置本体109から取り出しにく
く、ハンドリング性も悪いという問題があった。
【0017】また、転写ドラム103が重いユニットで
あれば、落としてしまう危険もあり、メンテナンスや清
掃や交換といった作業をする時も、転写ドラム103を
床に置くことができず、作業性が悪いものであった。
【0018】また、転写ドラム103に転写材102を
吸着させるために、吸着ローラ103gが必要であると
ともに、転写ドラム103から転写材102を剥離させ
るために、除電ローラ103hが必要であるために、転
写ドラム103の周囲が過密になり、転写ドラム103
に対しての位置精度を厳しく精確に設定しなければなら
ないセンサ類を配置できなかった。
【0019】さらに、転写ドラム103は、アルミニウ
ムシリンダ103aの外周に弾性体層103b、抵抗層
103cおよび誘電体層103dを順に被覆した構成で
あり、その上に転写材102を巻き付けると、転写ドラ
ム103の回転によって表面の振れが大きくなり、表面
からセンサやクリーニング装置までの距離が均一でない
ために、センサやクリーニング装置の性能を十分に引き
出せず、性能が低下してしまう。そのため、性能維持を
させるようにすると、コストアップが発生してしまうと
いう問題があった。
【0020】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、中間転写体のメンテナンスや清
掃や交換時に容易に取扱えるようにするとともに、その
作業性をよくし、画像安定化制御をより確実に行えるよ
うにしたカラー画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明に係る画像形成装置は、像担
持体上に形成される可視画像が1次転写される中間転写
体と、該中間転写体に1次転写された可視画像を記録材
上に2次転写する転写装置とを少なくとも画像形成装置
本体に備えたものであって、前記中間転写体の軸方向両
端に設けられる一対の支持部材と、前記中間転写体と前
記像担持体との間の1次転写位置および前記中間転写体
と前記転写装置との間の2次転写位置とを避けて前記一
対の支持部材を連結する連結部材とによって中間転写体
を保持する中間転写体ユニットを構成し、該中間転写体
ユニットは、前記画像形成装置本体にガイドされて着脱
自在に構成されるとともに、脚部および把手部が設けら
れていることを特徴とする。
【0022】請求項2記載の発明によれば、前記脚部
は、前記支持部材に形成されている。
【0023】請求項3記載の発明によれば、前記把手部
は、前記支持部材に形成されている。
【0024】請求項4記載の発明によれば、前記中間転
写体ユニットには、濃度検知パターンを測定する濃度検
知手段を有する。
【0025】請求項5記載の発明によれば、前記濃度検
知手段は、前記連結部材に設けられている。
【0026】請求項6記載の発明によれば、前記中間転
写体ユニットには、画像形成装置本体内の温度および湿
度を検知する温湿度検知手段を有する。
【0027】請求項7記載の発明によれば、前記温湿度
検知手段は、前記連結部材に設けられている。
【0028】請求項8記載の発明によれば、前記中間転
写体ユニットには、前記中間転写体上の可視画像を記録
材に転写する位置より下流側に中間転写体をクリーニン
グするクリーニング装置を設けた。
【0029】[作用]以上の構成に基づいて、中間転写
体を保持する中間転写体ユニットは、該中間転写体と像
担持体との1次転写位置および前記中間転写体と転写装
置との2次転写位置とを避けて、前記中間転写体の軸方
向両端に設けられる一対の支持部材を連結部材によって
連結するとともに、画像形成装置本体にガイドされて着
脱自在に構成されている。これにより中間転写体を容易
に引き出せる。この場合、中間転写体ユニットを引き出
す場合は、把手部を把持する。また、引き出された中間
転写体ユニットを載置する場合は、中間転写体ユニット
を脚部によって床などに支持する。これにより中間転写
体は、直接床などに接触することなく載置することにな
る。また、中間転写体ユニットは、ガイドに沿ってスラ
イドさせるだけで、画像形成装置本体の所定位置に装着
することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。 〈第1の実施の形態〉 [画像形成装置の全体の説明]図1は、本発明のカラー
画像形成装置の第1の実施の形態であるカラーレーザビ
ームプリンタを示す全体構成図である。
【0031】図1に示すカラー画像形成装置は、一定速
度で回転する像担持体としてのドラム型の電子写真感光
体(以下「感光ドラム」という)15と、感光ドラム1
5の周囲に回転方向に沿って順に配置された帯電手段1
7、画像情報に応じて感光ドラム15上に静電潜像を形
成する露光手段、移動不能に配置されたブラック現像器
21Bおよび回転体23によって回転移動される3色の
カラー現像器、すなわちイエロー現像器20Y、マゼン
タ現像器20M、シアン現像器20Cを有する画像形成
部と、画像形成部で現像され、多重転写された複数色の
トナー画像からなるカラー画像を保持し、給送部から給
送された記録材としての転写材2に転写ローラ(転写装
置)10によって一括して転写する中間転写体(中間転
写手段)9とを備えている。カラー画像が転写された転
写材2を次いで定着部26へ搬送してカラー画像を転写
材2に定着し、排紙ローラ36によって画像形成装置本
体上面の排紙トレイ(排出部)37へ排出するものであ
る。なお、上述の回転移動可能なカラー現像器20Y,
20M,20Cおよび固定配置されたブラック現像器2
1Bは、画像形成装置本体に対して個別に着脱可能に構
成されている。
【0032】次に、上記カラー画像形成装置の各部の構
成について順次詳細に説明する。
【0033】[像担持体ユニット(ドラムユニット)]
ドラムユニット(像担持体ユニット)13は、感光ドラ
ム15と、感光ドラム15のホルダーを兼ねるクリーナ
容器14とを一体に構成したものである。このドラムユ
ニット13は画像形成装置本体に対して着脱自在に支持
され、感光ドラム15の寿命に合わせて容易にユニット
交換できるように構成されている。本実施の形態の感光
ドラム15は、直径約60mmのアルミニウムシリンダの
外側に有機光導電体層を塗布して構成し、感光ドラム1
5のホルダーを兼ねるクリーニング装置のクリーナ容器
14に回転自在に支持されている。感光ドラム15の周
囲には、クリーニングブレード16、一次帯電器(一次
帯電手段)17が配置され、また感光ドラム15の一方
の端部に駆動モータ(不図示)の駆動力を伝達すること
により感光ドラム15を画像形成動作に応じて反時計回
り方向に回転させるようにしている。
【0034】[一次帯電手段]一次帯電器17は、接触
帯電方法を用いたものであり、導電性ローラを感光ドラ
ム15に当接させ、この導電性ローラに電圧を印加する
ことによって感光ドラム15の表面を一様に帯電させる
ものである。
【0035】[露光手段]上述の感光ドラム15への露
光はスキャナ部30によって行われる。すなわち、画像
信号がレーザダイオードに与えられると、このレーザダ
イオードは画像信号に対応する画像光を発光し、ポリゴ
ンミラー31を照射する。このポリゴンミラー31はス
キャナモータによって高速回転され、ポリゴンミラー3
1で反射された画像光は、結像レンズ32および反射ミ
ラー33を介して、一定速度で回転する感光ドラム15
の表面を選択的に露光し、その結果感光ドラム15の表
面に静電潜像を形成する。
【0036】[現像手段]現像手段は、上述の感光ドラ
ム15上に形成された静電潜像を可視画像化するため
に、ブラックの現像を可能とする1個のブラック現像器
21Bと、イエロー、マゼンタ、シアンの各色現像を可
能とする3個のカラー現像器20Y,20M,20Cと
を備えている。
【0037】ブラック現像器21Bは、感光ドラム15
の上方に固定配置された現像器であり、ブラック現像器
21Bは、感光ドラム15に対向した位置にスリーブ2
1BSが感光ドラム15に対し微小間隔(300μm程
度)をもって第1の現像位置に配置され、感光ドラム1
5にブラックトナーによる可視画像(トナー画像)を形
成する。
【0038】ブラック現像器21Bは容器内のトナーを
送り機構によって送り込み、スリーブ21BSの表面に
圧接された塗布ブレード21BBによって、図中時計回
り方向に回転するスリーブ21BSの表面にトナーを薄
層塗布し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。
また、スリーブ21BSに現像バイアスを印加すること
により、感光ドラム15の静電潜像に対応してトナー現
像を行うものである。
【0039】3個のカラー現像器20Y,20M,20
Cは、軸22を中心として回転する現像ロータリ(回転
体)23にそれぞれ着脱可能に保持され、画像形成に際
しては各カラー現像器20Y,20M,20Cが現像ロ
ータリ23に保持された状態で軸22を中心に回転移動
し、所定の現像器(図1ではイエロー現像器20Y)
が、感光ドラム15に対向した位置(第2の現像位置)
に停止され、さらに現像スリーブ(図1では20YS)
が感光ドラム15に対し微小間隔(300μm程度)を
もって対向するように第2の現像位置に位置決めされた
後、感光ドラム15の静電潜像に対応して可視画像を形
成する。カラー画像形成時には中間転写体9の1回転毎
に現像ロータリ23が回転し、イエロー現像器20Y、
マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、次いでブ
ラック現像器21Bの順で現像工程がなされる。中間転
写体9が4回転してイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックのそれぞれのトナーによる可視画像を順次形成し、
その結果フルカラー可視画像を中間転写体9上に形成す
る。
【0040】図1では、イエロー現像器20Yが感光ド
ラム15に対向した位置に位置決め静止している状態を
示している。イエロー現像器20Yは、容器内のトナー
を送り機構によって塗布ローラ20YRへ送り込み、図
中時計回り方向に回転する塗布ローラ20YRおよび現
像スリーブ20YSの表面に圧接されたブレード20Y
Bによって図中時計回り方向に回転する現像スリーブ2
0YSの表面にトナーを薄層塗布し、かつトナーへ電荷
を付与(摩擦帯電)する。静電潜像が形成された感光ド
ラム15と対向した現像スリーブ20YSに現像バイア
スを印加することにより、静電潜像に応じて感光ドラム
15上にトナー現像を行うものである。マゼンタ現像器
20M、シアン現像器20Cについても、上記イエロー
現像器20Yと同様のメカニズムでトナー現像が行われ
る。
【0041】また、各カラー現像器20Y,20M,2
0Cの各現像スリーブ20YSは、各カラー現像器20
Y,20M,20Cが第2の現像位置に回転移動された
とき画像形成装置本体に設けられた各色現像用高圧電源
および駆動源と接続されるように構成されており、各色
現像毎に順次選択的に電圧が印加され、駆動が行われ
る。
【0042】[中間転写体]中間転写体9は、カラー画
像形成動作時には各現像器20Y,20M,20C,2
1Bにより可視画像化された感光ドラム15上のトナー
画像を4回(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
各トナー画像)にわたり多重転写を受けるため、感光ド
ラム15の表面速度と同期して図1中の時計回りに回転
し、また多重転写を受けた中間転写体9は、電圧を印加
された転写ローラ10とによって転写材2を挟み込み搬
送することにより転写材2に中間転写体9上の各色トナ
ー画像を同時に多重転写する。
【0043】本実施の形態に係る中間転写体9は、直径
180mmのアルミシリンダ12の表面を中抵抗スポンジ
や中抵抗ゴムなどの弾性層11で覆った構成をしてい
る。この中間転写体9は回転自在に支持され、一体的に
固定されたギヤ(図示せず)に駆動を受けて回転する。
【0044】中間転写体ユニット38は、図2に示すよ
うに画像形成装置本体の手差し給紙部上方に開閉自在に
設けられたドア(不図示)から側板39に備えられた案
内部材40のガイド溝40Gに沿って図2中矢印B方向
にスライドさせることにより装着されるもので、中間転
写体ユニット38を図2中矢印Bと反対方向にスライド
させることにより画像形成装置本体の内部より取り外せ
る構成とする。これによって着脱のための十分な作業ス
ペースを確保することができる。
【0045】本実施の形態の中間転写体9は、図3およ
び図4に示すように回転軸9A方向の両端に面対称に配
置された支持部材としての支持プレート18,19が設
けられ、この支持プレート18,19を、前記中間転写
体9と感光ドラム15との1次転写位置T1 (図5参
照)および中間転写体9と転写ローラ10との2次転写
位置T2 を避けて連結する連結部材としての結合プレー
ト24,25によって結合することにより、中間転写体
9を回転自在に支承する保持部材としての保持フレーム
が形成される。そして、この保持フレームと中間転写体
9とによって中間転写体ユニット38を構成する。
【0046】支持プレート18,19には、中間転写体
9の軸方向のがたつきを抑える抑止部材としての円板状
ねじ体41が取り付けられるとともに、中間転写体ユニ
ット38を画像形成装置本体に対して着脱する際に、ス
ライド方向の手前側には、把手部18a,19aが形成
され、さらに引き出された中間転写体ユニット38を床
や机上に載置する際に、中間転写体9に傷を付けないよ
うにした脚部18b,18c,19b,19cが形成さ
れ、中間転写体9と床面との間にクリアランスAが確保
できるようになっている。また、支持プレート18,1
9には、図2に示すように画像形成装置本体の側板39
に備えられた案内部材40(片側のみ図示)のガイド溝
40Gに沿って中間転写体ユニット38を着脱させるボ
ス18d,19d(図3参照)突設されている。
【0047】これにより把手部18a,19aを把持し
て中間転写体ユニット38を前後させるだけで、画像形
成装置本体から簡単に中間転写体ユニット38を着脱で
き、画像形成装置本体から引き出された中間転写体ユニ
ット38は、床、机などに気軽に載置させることができ
る作業性のよいものとなる。また、中間転写体ユニット
38をガイド溝40Gに沿って押し込むことにより中間
転写体ユニット38を定位置に保持することができる。
さらに、円板状ねじ体41は、中間転写体9を支持プレ
ート18,19に回転自在に支持させる際に、捩って軸
方向に前後させ、がたつきをなくした時点で中間転写体
9に止着する。
【0048】なお、把手部18a,19aの形状は、指
を引っ掛けたり、把持することができる形状であれば、
どのような形状でもよい。また、本実施の形態では、中
間転写体ユニット38を水平に載置できるように脚部1
8b,18c,19b,19cを形成しているが、クリ
アランスAを確保できればどんな形状でもよく、数もそ
れぞれの支持プレート18,19に2つずつでなくても
よい。
【0049】[クリーニング手段]クリーニング手段
は、図1に示すようにクリーニングブレード16を有
し、現像手段によって感光ドラム15に可視画像化され
たトナー画像が中間転写体9に転写される際に、中間転
写体9に転写されずに感光ドラム15上に残ったトナー
を除去するものであり、除去された廃トナーはクリーナ
容器14に蓄えられる。クリーナ容器14における廃ト
ナーの収容可能容量は、感光ドラム15の寿命が来る前
に、クリーナ容器14が満たされることがない程度の大
きさに設定されている。したがって、クリーナ容器14
は感光ドラム15の寿命交換時に同時に一体で交換処理
されるようになっている。
【0050】[給紙部]給紙部は、画像形成部へ転写材
2を給送するものであり、複数枚の転写材2を収納した
給紙カセット1、給紙ローラ3、給送ローラ4、重送防
止のリタードローラ5、給紙ガイド6、搬送ローラ7、
レジストローラ8などによって構成されている。画像形
成時には給紙ローラ3が画像形成動作に応じて駆動回転
し、給紙カセット1内の転写材2を1枚ずつ分離給送す
るとともに、給紙ガイド6によってガイドし、搬送ロー
ラ7を経由してレジストローラ8に至る。画像形成動作
中にレジストローラ8は、転写材2を静止待機させる非
回転の動作と転写材2を中間転写体9に向けて搬送する
回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である
転写工程時の画像と転写材2との位置合わせを行う。
【0051】[転写部]転写部は揺動可能な転写ローラ
10を有する。転写ローラ10は、金属軸を中抵抗発泡
弾性体で巻いて構成したものであり、同図中、ほぼ上下
に移動可能でかつ駆動手段(不図示)によって回転駆動
される。上述の中間転写体9上に4色のトナー画像を形
成している間、すなわち中間転写体9が複数回転する間
はその画像を乱さぬように、転写ローラ10は、同図中
の実線で示す中間転写体9の表面から離れた下方の待機
位置に待機している。そして、転写ローラ10は、中間
転写体9上に4色のトナー画像が形成し終った後、転写
材2にカラー画像を転写するタイミングに合わせてカム
部材(不図示)により同図中、二点鎖線で示す上方の動
作位置、すなわち中間転写体9の表面との間に転写材2
を挟持搬送する位置に配置される。この時、同時に、転
写ローラ10にはバイアス電圧が印加され、中間転写体
9上の4色のトナー画像は一括して転写材2に2次転写
される。ここで中間転写体9と転写ローラ10とはそれ
ぞれ個別に回転駆動されているため、両者に挟まれた状
態の転写材2は、転写工程が行われると同時に、同図中
の左方向に所定の速度で搬送され、次工程である定着器
26へと給送される。
【0052】[定着部]定着部26は、図1に示すよう
に上述の各現像器20Y,20M,20C,21Bによ
り感光ドラム15上に順次形成され、中間転写体9を介
して転写材2に一括転写された4色のトナー画像を定着
させるものであり、転写材2に熱を加えるための定着ロ
ーラ27と転写材2を定着ローラ27に圧接させるため
の加圧ローラ28とを備えている。各ローラ27,28
は中空ローラに形成されるとともに、内部にそれぞれヒ
ータ29a,29bを有し、駆動手段(不図示)によっ
て回転駆動される。これにより、4色のトナー画像を保
持した転写材2は定着ローラ27と加圧ローラ28とに
より挟持搬送されながら、熱および圧力が加えられ、表
面の4色のトナー画像が溶融固着され定着される。
【0053】[画像形成動作]上記のように構成された
画像形成装置によって画像形成を行う場合の動作につい
て説明する。
【0054】先ず、図1に示す給紙ローラ3を回転して
給紙カセット1内の転写材2を1枚分離し、レジストロ
ーラ8へと搬送する。
【0055】一方、感光ドラム15と中間転写体9とが
それぞれ周速度(以下「プロセス速度」という)V=7
5.4mm/sec で図示矢印方向へ回転する。直径60mm
の感光ドラム15は、60π/75.4=2.5sec で
1回転し、直径180mmの中間転写体9は、180π/
75.4=7.5sec で1回転する。また、感光ドラム
15と中間転写体9とは図示しない歯車で連結されてい
て、感光ドラム15が3回転すると中間転写体9が正確
に1回転する。
【0056】図5において、中間転写体9の表面の任意
の点が図示Sの位置に来たときに、帯電手段17によっ
て表面を均一に帯電された感光ドラム15の表面上の点
Eは、露光位置でレーザ露光を受け、画像形成が行われ
る。感光ドラム15の露光位置Eから反時計回りに中間
転写体9との接触部T1 迄の距離aと、中間転写体9の
図示S点からT1 迄の距離bは等しく、したがってa/
75.4時間経過後には感光ドラム15上の露光位置で
露光が開始された点Eと、中間転写体9上の点SとはT
1 の位置で一致する。すなわち、中間転写体9に対して
画像はS点を先端に反時計回りに形成される。
【0057】続いてイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの各色のトナー画像の形成について図5を参照して
説明する。
【0058】(1)イエロー画像の形成 スキャナ部30によりイエロー画像のレーザ照射を行
い、感光ドラム15上にイエロー潜像を形成する。この
潜像形成と同時にイエロー現像器20Yを駆動し、感光
ドラム15上の静電潜像にイエロートナーが付着するよ
うに感光ドラム15の帯電極性と同極性でほぼ同電位の
電圧を印加してイエロー現像を行う。同時に現像部の少
し下流の1次転写位置T1 で感光ドラム15上のイエロ
ートナー画像を中間転写体9の表面に1次転写する。こ
のとき、中間転写体9には上述のイエロートナーと逆極
性の電圧を印加して1次転写を行う。
【0059】画像形成が行われる転写材2がA3サイズ
の場合、長さ420mmであり中間転写体9の表面のS点
からL1 点まで画像が形成される(図5の中間転写体9
の外周太線部分参照)。
【0060】イエロートナーの中間転写体9への転写が
終了すると、すなわちL1 点が1次転写位置T1 を過ぎ
ると、現像ロータリ23が時計回り方向に回転し、次の
マゼンタ現像器20Mが回転移動し、感光ドラム15に
対向した第2の現像位置に位置決めされる。
【0061】(2)マゼンタ画像の形成 次いで、中間転写体9の表面上の点S(イエロー画像の
先端)が一周して図示Sの位置に来たとき、同様にスキ
ャナ部30によりマゼンタ画像のレーザ照射がスタート
され、イエロー画像の形成と同様にして感光ドラム15
上の静電潜像にマゼンタトナー画像が現像され、感光ド
ラム15上のマゼンタトナー画像を1次転写位置T1
同様に中間転写体9上にイエローのトナー画像に重ねて
転写する。マゼンタトナーの中間転写体9への転写が終
了すると、すなわちL1 点が1次転写位置T1 を過ぎる
と、現像ロータリ23が時計回り方向に回転し、次のシ
アン現像器20Cが回転移動し、感光ドラム15に対向
した第2の現像位置に位置決めされる。
【0062】(3)シアン画像の形成 次いで、中間転写体9の表面上の点S(イエロー画像お
よびマゼンタ画像の先端)がさらに一周して図示Sの位
置に来たとき、同様にスキャナ部30によりシアン画像
のレーザ照射がスタートされ、マゼンタ画像の形成と同
様にして感光ドラム15上の静電潜像にシアントナー画
像が現像され、感光ドラム15上のシアントナー画像を
1次転写位置T1 で中間転写体9上にイエロー、マゼン
タの各トナー画像に重ねて転写する。シアントナーの中
間転写体9への転写が終了すると、すなわちL1 点が1
次転写位置T1 を過ぎると、現像ロータリ23が時計回
り方向に60度回転し、感光ドラム15に対向した位置
にはカラー現像器20は存在しない。
【0063】(4)ブラック画像の形成 次いで、中間転写体9の表面上の点S(イエロー、マゼ
ンタおよびシアン画像の先端)がさらに一周して図示S
の位置に来たとき、同様にスキャナ部30によりブラッ
ク画像のレーザ照射がスタートされ、次いでブラック現
像器21Bによりブラックトナーが現像され、感光ドラ
ム15上のブラックトナー画像を1次転写位置T1 で中
間転写体9上にさらに重ねて転写する。
【0064】以上、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの順で潜像形成、現像および中間転写体9へのトナ
ー転写、を4回順次行い、中間転写体9の表面にイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーからな
るフルカラーの画像を形成することになる。
【0065】ブラックトナーの中間転写体9への転写が
終了する前に、すなわち4色目のブラックトナーの第1
転写を終え、フルカラー画像を形成した中間転写体9の
画像先端の点Sが2次転写位置T2 へ到達する前に、前
述のレジストローラ8で待機させておいた転写材2をタ
イミングを合わせて搬送スタートさせる。
【0066】前述の4回の中間転写体9上の各色画像形
成時には下方に待機し中間転写体9とは非接触状態であ
った転写ローラ10を同時に上方へカム(図示せず)で
移動させ、転写材2を中間転写体9の2次転写位置T2
で圧接すると同時に、転写ローラ10にトナーと逆極性
のバイアスを印加することで、中間転写体9上のフルカ
ラー画像を転写材2に一括して4色同時転写する。
【0067】2次転写位置T2 を経た転写材2は中間転
写体9から剥離され、定着部26へ搬送されトナー定着
を行った後に排出ローラ対34、35、36を介して画
像形成装置本体上部の排出トレイ37上へ画像面を下向
きにして排出され、画像形成動作を終了する。
【0068】このように、1枚のフルカラー画像を作成
するのに、中間転写体9は基本的にに4回転の動作とそ
れに要する時間30sec (7.5sec ×4)を必要とす
ることが理解できる。ちなみに、中間転写体9とそのプ
ロセス速度Vが等しく駆動される感光ドラム15は1枚
のフルカラー画像の作成のために中間転写体9との外径
比に逆比例して12回転する。
【0069】また、中間転写体9は直径180mmであ
り、その外周長は約565mmであり、A3サイズの画像
形成では420mmの周長を使用する。すなわち、中間転
写体9の表面上のS点から反時計回りにL1 点までの距
離が420mmである(図5の中間転写体9の外周太線部
分参照)。すなわち、中間転写体9の外周長565mmの
うち画像形成には420mmを使用し、残りの145mmは
画像形成には使用されない。中間転写体9は一定のプロ
セス速度V=75.4mm/sec で回転しているため、A
3サイズのフルカラー画像の形成には145/75.4
=1.92sec の非画像形成時間が存在し、この時間を
カラー現像器20Y,20M,20Cの切り換え時間に
当てる。
【0070】感光ドラム15のレーザ露光位置Eと第1
転写部T1 との間に位置するイエロー現像器20Yが可
視画像を形成し、次のマゼンタ現像器20Mに置き換わ
るために当てられる時間は、実際のタイミングはシフト
しているものの中間転写体9のL1 点が1次転写位置T
1 を抜けて次にS点が1次転写位置T1 に到達するまで
の時間に相当する。 〈第2の実施の形態〉次に、第2の実施の形態を図6な
いし図9に基づいて説明する。
【0071】図6は、画像安定化制御のための濃度検知
パターンを測定する濃度検知センサを取り付けた例を示
す側面図、図7は、画像安定化制御のため画像形成装置
本体内の温度、湿度を検知する温湿度センサを取り付け
た例を示す側面図、図8は、中間転写体ユニットを斜め
前側からみた斜視図、図9は、中間転写体ユニットを斜
め後ろ側からみた斜視図である。
【0072】第1の実施の形態は、保持フレームに中間
転写体9を回転自在に支承して中間転写体ユニット38
を構成し、中間転写体9に傷付けることなく、かつ容易
に着脱を行えるようにしたものであったが、第2の実施
の形態では、上記中間転写体ユニット38に、さらに画
像安定化制御のための濃度検知手段としての濃度検知セ
ンサ42および温湿度検知手段としての温湿度センサ4
3を付加したものである。
【0073】すなわち、本実施の形態の保持フレーム
は、支持プレート18と19との間に挟持される結合プ
レート24より上方に連結部材としてのセンサ取付プレ
ート44を設けるもので、このセンサ取付プレート44
には、濃度検知センサ42の検知部42aの検知方向が
中間転写体9の中心を向くように濃度検知センサ取付部
44aを設けるとともに、中間転写体9付近の温度や湿
度を検知する温湿度センサ43を取り付けるための温湿
度センサ取付部44bを設けている。
【0074】そして、濃度検知センサ取付部44aには
正確に画像濃度を測定する濃度検知センサ42が取り付
けられ、温湿度センサ取付部44bには良好な画像形成
に大きな比重をもつ中間転写体9付近の温度、湿度を検
知する温湿度センサ43が取り付けられている。
【0075】また、濃度検知センサ42は、LEDから
発光された光を濃度検知パターンで反射させ、フォトダ
イオードで受光するもので、その受光値により現像バイ
アスなどの制御を行い画像を安定させる。
【0076】さらに、温湿度センサ43は、現像バイア
ス、転写電圧などを制御するために、温湿度を検知する
ものである。
【0077】また、センサ取付プレート44は濃度検知
センサ42の検知部42aの検知方向が中間転写体9の
中心へ向くように結合されており、正確に画像濃度を測
定することができる。また、濃度検知センサ42は、中
間転写体ユニット38内に設けられているので、中間転
写体9の表面から至近距離Cに設けることができ、余計
な位置決め部材を必要とせず、高精度に検知することが
でき、検知性能の低下や、距離Cが離れることによりコ
スト高のセンサを使用することを防止することができ
る。また、温湿度センサ43をセンサ取付プレート44
に取り付けることにより、画像形成に大きな比重をもつ
中間転写体9付近の温度、湿度を検知することができ、
実際の画像に対して適正な環境変化時の画像安定化制御
が行える。
【0078】なお、本実施の形態のセンサ取付プレート
44は、支持プレート18と19との間に挟持するよう
に取り付けられているが、結合プレート24をセンサ取
付プレートとしてもよい。 〈第3の実施の形態〉次に、第3の実施の形態を図10
に基づいて説明する。
【0079】本実施の形態は、クリーニング装置45を
支持プレート18と19との間に架設したものである。
クリーニング装置45は、2次転写後の中間転写体9の
表面に残った残トナーを処理するもので、中間転写体9
上の可視画像を転写材2に転写する2次転写位置T2
り下流側に設けられ、中間転写体9に対しカム(不図
示)で接離可能に設けられている。本実施の形態では静
電的に残トナーをクリーニングするクリーニングローラ
45aを図示しているが、残トナーをクリーニングする
装置であれば、クリーニングローラに限定されるもので
なく、例えばクリーニングブレードであってもよい。こ
のように中間転写体ユニット38内にクリーニング装置
45を設けることにより中間転写体ユニット38を画像
形成装置本体から引き出す時にクリーニング装置45も
一緒に引き出せるので、残トナーで汚れ易いクリーニン
グ装置を容易に清掃でき、メンテナンスなどが手軽に行
えるものである。したがって、クリーニング装置が画像
形成装置本体に組み込まれている構成のものよりも、格
段に清掃、メンテナンスなどが手軽に行える。また、中
間転写体ユニット38内での位置が決めやすく、クリー
ニングを高性能で維持できる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中間転写体を保持する中間転写体ユニットは、該中間転
写体と像担持体との間の1次転写位置および前記中間転
写体と転写装置との間の2次転写位置を避けて、前記中
間転写体の軸方向両端に設けられる一対の支持部材を連
結部材によって連結するとともに、画像形成装置本体に
ガイドされて着脱自在に構成されているので、中間転写
体ユニットの着脱を容易に行うことができ、また引き出
された中間転写体ユニットを脚部によって床などに載置
させることができ、よって引き出された中間転写体が直
接床などに接触することはなく、中間転写体を傷付けて
しまうことがなくなる。これにより、中間転写体をメン
テナンス時や清掃時や交換時に容易に取り扱うことがで
き、ハンドリングの向上を図ることができる。
【0081】さらに、本発明によれば中間転写体ユニッ
ト内に濃度検知手段、温湿度手段およびクリーニング装
置を設けることで、画像安定化制御をいままでよりも適
正、かつ正確に行うことができ、クリーニングによって
中間転写体を長期間にわたって高性能に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
を示す概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態に係る画像形成装置本体に装
着された中間転写体ユニットを示す側面図である。
【図3】同上の第1の実施の形態の中間転写体ユニット
を抽出して示す側面図である。
【図4】同上の第1の実施の形態の中間転写体ユニット
を斜め上方からみた状態を示す斜視図である。
【図5】第1の実施の形態の画像形成装置の動作を説明
する概略構成図である。
【図6】第2の実施の形態の画像安定化制御のための濃
度検知パターンを測定する濃度検知センサを取り付けた
中間転写体ユニットを示す側面図である。
【図7】第2の実施の形態の画像安定化制御のため画像
形成装置本体内の温度、湿度を検知する温湿度センサを
取り付けた中間転写体ユニットを示す側面図である。
【図8】同上の第2の実施の形態の中間転写体ユニット
を斜め前側からみた斜視図である。
【図9】同上の第2の実施の形態の中間転写体ユニット
を斜め後ろ側からみた斜視図である。
【図10】第3の実施の形態のクリーニング装置を取り
付けた中間転写体ユニットを示す側面図である。
【図11】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
9 中間転写体 10 転写装置(転写ローラ) 15 像担持体(感光ドラム) 18 支持部材(支持プレート) 18a 把手部 18b 脚部 18c 脚部 19 支持部材(支持プレート) 19a 把手部 19b 脚部 19c 脚部 24 連結部材(結合プレート) 25 連結部材(結合プレート) 38 中間転写体ユニット 42 濃度検知手段(濃度検知センサ) 43 温湿度検知手段(温湿度センサ) 44 連結部材(センサ取付プレート)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成される可視画像が1次
    転写される中間転写体と、該中間転写体に1次転写され
    た可視画像を記録材上に2次転写する転写装置とを少な
    くとも画像形成装置本体に備えた画像形成装置におい
    て、 前記中間転写体の軸方向両端に設けられる一対の支持部
    材と、前記中間転写体と前記像担持体との間の1次転写
    位置および前記中間転写体と前記転写装置との間の2次
    転写位置とを避けて、前記一対の支持部材を連結する連
    結部材とによって中間転写体を保持する中間転写体ユニ
    ットを構成し、 該中間転写体ユニットは、前記画像形成装置本体にガイ
    ドされて着脱自在に構成されるとともに、脚部および把
    手部が設けられている、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記脚部は、前記支持部材に形成されて
    いる、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記把手部は、前記支持部材に形成され
    ている、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記中間転写体ユニットには、濃度検知
    パターンを測定する濃度検知手段を有する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記濃度検知手段は、前記連結部材に設
    けられている、 ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記中間転写体ユニットには、画像形成
    装置本体内の温度および湿度を検知する温湿度検知手段
    を有する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記温湿度検知手段は、前記連結部材に
    設けられている、 ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記中間転写体ユニットには、前記中間
    転写体上の可視画像を記録材に転写する位置より下流側
    に中間転写体をクリーニングするクリーニング装置を設
    けた、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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