JPH10133451A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH10133451A
JPH10133451A JP8292982A JP29298296A JPH10133451A JP H10133451 A JPH10133451 A JP H10133451A JP 8292982 A JP8292982 A JP 8292982A JP 29298296 A JP29298296 A JP 29298296A JP H10133451 A JPH10133451 A JP H10133451A
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image
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color
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toner
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Application number
JP8292982A
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English (en)
Inventor
Kenji Takeda
謙二 武田
Jun Saito
純 斉藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カラー画像形成装置において、連続してモノク
ロ画像を形成する際の、画像形成動作終了時間を短縮す
る。 【解決手段】感光ドラム上から順次に中間転写体に1次
転写されたトナー像を、中間転写体から転写材に一括し
て2次転写する。モノクロ画像を連続して形成するとき
には、画像形成間距離X1 、X3 を、フルカラーの画像
形成時よるも短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機レーザービ
ームプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラーレーザプリンタの概略を、
図8の断面図を参照して説明する。
【0003】同図に示すように、一次帯電器は電圧を印
加した帯電ローラ104bを像担持体(感光ドラム)1
04aに圧接したものであり、潜像形成に先だって像担
持体104a表面を一様に帯電する。また、104cは
クリーナブレードである。
【0004】像担持体104aへの露光はレーザダイオ
ードを有すスキャナ部110aによって行われる。レー
ザダイオードは画像信号に対応して発光しポリゴンミラ
ーへ照射する。ポリゴンミラーはスキャナモータによっ
て高速回転しレーザ光を反射する。
【0005】該ポリゴンミラーで反射されたレーザ光は
結合レンズ110b及び反射ミラー110cを介して、
像担持体104aの外周面を画像信号に応じて選択的に
露光する。像担持体104aはレーザ光λの露光により
各色の静電潜像を形成する。
【0006】回転現像装置105は、現像ロータリ10
5Aに各色の現像器、すなわちマゼンタ、シアン、イエ
ロー、ブラックのトナーを備えた現像器105M、10
5C、105Y、105Kを有している。これら4色の
現像器は軸105eに対して回転可能に配置された各現
像器の中心が公転するギヤの外周に配置された自転する
ギヤに連動して回転し、その姿勢が一定に支持されてい
る。また、各現像器は塗布ローラ105a、現像スリー
ブ105b、塗布ブレード105cを有している。
【0007】画像形成に際しては、静電潜像に応じた色
の現像器105が像担持体104aに対向した現像位置
に静止し、さらにそこで現像スリーブ105bが像担持
体104a表面と微小隙間を介して対向するよう位置決
めされる。現像器は、現像位置に回転移動されたとき
に、画像形成装置本体の高圧電源と接続され、現像スリ
ーブ105bは現像バイアスが印加されると同時に、駆
動源からの駆動手段とも結合し所定の回転を行う。現像
時には、現像スリーブ105bがバイアスの印加と回転
駆動とを受けることで像担持体上の潜像を現像しトナー
像を形成する。
【0008】給紙部101は、転写ドラム103へ転写
材102を給送するためのものであり、装置本体の底部
に、転写材102を収納する給紙カセット101aを有
している。画像形成時には画像形成動作に応じて給紙ロ
ーラ101bが回転し、カセット101a内からリフタ
101cにより持ち上げられた転写材102を一枚ずつ
分離してレジストローラ101eを介して転写ドラム1
03へ給送する。
【0009】転写ドラム103は、給紙部101から給
送された転写材102を巻き付け、像担持体104a上
の各色のトナー像を転写ドラム103にて転写材102
上に転写させるために、像担持体104aの外周速度
(以下「プロセススピード」という)と同速度のV=7
5.4mm/秒で矢印方向に回転する。
【0010】該転写ドラム103は、例えば直径180
mmのアルミシリンダ103aの外周にスポンジやゴム
等で弾性体層103bを形成し、その外周に抵抗層10
3cを形成し、さらに最外層には誘電体層103dを形
成して、軸103eに対して矢印の方向に回転可能にな
っている。
【0011】また、転写ドラム103の外周上の所定位
置には、給送された転写材102の先端を把持するグリ
ッパ103fが設けてある。さらに転写ドラム103の
外周に離接可能に静電吸着ローラ103gが設けられ、
静電吸着ローラ103gは転写材102を転写ドラム1
03gとの間で挟み込むようにして転写ドラム103の
外周に圧接する。そして吸着ローラ103gと転写ドラ
ム103と間に電圧を印加することにより、誘電体であ
る転写材102と転写ドラム103の誘電体層103d
に電荷を誘起し、転写材102を転写ドラム103の外
周に静電吸着する。
【0012】クリーナ104dは、転写材102に転写
した後に像担持体104a上に残留したトナーをクリー
ニングするためのもであり、転写部下流の像担持体10
4aの外周に配備されている。
【0013】定着部106は、駆動モータ106cによ
り駆動される加圧ローラ106aと、これに圧接して転
写材102に熱と圧力とを加える定着ローラ106bと
を備えており、各色トナー像を保持し転写ドラム103
から剥離搬送されてくる転写材102を通過させること
により、各色トナー像を転写材102に定着するもので
ある。
【0014】以下、画像形成プロセスについて説明す
る。
【0015】画像形成動作としては給紙カセット101
a内の転写材102が給紙ローラ101bにより転写ド
ラム103へ給送される。転写ドラム103は給送され
てきた転写材102の先端をグリッパ103fで把持す
るとともに、その周面に静電吸着する。
【0016】一方、一次帯電器104bで表面を均一に
帯電された像担持体104aはスキャナ部110aから
マゼンタ画像の露光が行われ、その外周面にマゼンタ画
像の静電潜像を形成する。この潜像形成と同時にマゼン
タ現像器105Mを駆動し、像担持体104a上に形成
されたマゼンタ潜像にマゼンタトナーが付着するよう像
担持体104aの帯電極性と同極性でほぼ同電位の現像
バイアス電圧を印加して現像し、像担持体104a上に
マゼンタトナー像を得る。
【0017】そして、転写ドラム103にマゼンタトナ
ーと逆極性の転写電圧を印加して、像担持体104a上
のマゼンタトナー像を転写ドラム103上の転写材10
2に転写する。このようにして、マゼンタトナー像の転
写が終了すると、次の現像器105Cが回転して像担持
体104aに対向した現像位置に位置決めされ、同様の
プロセスで、シアン、イエロー、ブラックの潜像形成、
現像、得られたトナー像の重ね転写を順次行い、転写材
102上にフルカラー画像が形成される。そして、転写
材102をグリップして保持した転写ドラム103が4
回転することにより1枚の4色フルカラー画像を得るこ
とができるわけである。すなわち180π×4/75.
4=30秒で一枚のフルカラーが出力される。
【0018】そして、4色トナー像の転写が終了した転
写材102は、転写ドラム103から分離して定着部1
06へ搬送され、定着部106でトナー像の定着を行っ
た後、排出ローラ対107によって排出トレイ108に
排出される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、図8で示
したカラーレーザプリンタにおいて、フルカラープリン
トを得るためには、使用する現像剤の数だけ(フルカラ
ーの場合4色の現像剤を使うので4回)転写ドラム10
3を回転させる必要がある。したがって、この装置を使
って、例えば、黒一色の画像(以下、モノクロプリン
ト)を得ようとすると、現像剤を1つ使用するので、転
写ドラム103を1回転させなければならなかった。つ
まり、これまでのカラーレーザプリンタにおいて、モノ
クロプリントは、カラープリント(4つの現像剤使用)
に必要とされる時間の1/4で完成していた。
【0020】この様子を示したのが図7である。図中、
M、C、Y、Kはそれぞれマゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックの現像剤を示し、紙は転写ドラム103上
に把持された転写材である。フルカラーの場合、転写ド
ラム103が4回、モノクロの場合、転写ドラム103
が1回転し、はじめて各プリントが完成している。
【0021】フルカラープリントの場合、4つの色の画
像を形成する位置を、転写ドラム103上で一致させな
くてはならないので、転写ドラム103を4回転させる
ことが、フルカラープリントを行う際には不可欠なもの
になっている。一方、モノクロプリントの場合、使用す
る現像剤は一つなので、最初の画像が形成された直後に
再び画像形成を行えば連続してモノクロプリントを行う
ことが可能である。
【0022】ところが、転写ドラム103上に転写材を
把持できる個所が限定されるため、最初の画像形成が終
了しても、次の転写ドラム上の転写材102の位置に合
わせて余分に転写ドラム103を回転させて、モノクロ
連続画像を得ている。この際に余分に回転させている範
囲、すなわち次の画像までの範囲は、図7中、距離Lで
示される。転写ドラム103上において、転写材102
の後端から次の転写材102の先端までである。
【0023】距離Lを実際のカラーレーザプリンタで示
したのが図9である。転写材102の後端102bが転
写ドラム103のグリッパ把持位置にあるときの、グリ
ッパ3fからグリッパ把持位置(または紙後端位置)ま
での距離である。前述した転写ドラム外径(180m
m)及びプロセススピードとの関係にあって、転写ドラ
ム103にA3サイズ(紙搬送方向を420mmとす
る)を巻き付けたとすれば、180×π−420=14
5mmが距離Lの長さとなり、この距離分、転写ドラム
103が回転するのに要する時間は、145/74.5
=1.9≒2sec となる。モノクロプリントの場合、プ
リント動作ごとに、2秒間、時間を有効活用していない
ことになっている。
【0024】また、近年、転写ドラム103にグリッパ
103fの代わりに、静電力により転写材102を吸着
する構成としたポリカーボネートフィルム等の誘電体を
その周囲に張設する転写ドラムを用いたカラーレーザプ
リンタがある。誘電体転写ドラムの場合、誘電体上であ
れば、任意の位置に転写材102を吸着保持することが
可能であるので、転写ドラムの周囲を誘電体で構成すれ
ば、前述した距離Lの部分に相当するものが発生しな
い。ところが、誘電体転写ドラムのほとんどは、誘電体
の使用耐久後の交換を考慮して、誘電体としてシート状
(転写ドラムに対して貼り替え可能な形状)のものを採
用し、転写ドラム周囲に、両面テープ等により固着して
いる。このため転写ドラム上に誘電体シートの継ぎ目部
分が発生しており、また、誘電体を介して、転写材10
2の裏面から像担持体104a上のトナー像を転写材1
02に転写するための転写手段を転写ドラム内に内蔵す
る。このため、転写ドラムの構造体(誘電体を支持する
円筒状部材)は、転写手段の機能を発揮できるように、
円筒状のものから、両側の円環部分と、それらを母線方
向につなぐ形を残して、他の部分を削った中抜けドラム
とし、開口部分を誘電体で覆う構成にしている。このた
め、転写ドラムの母線方向連結部分は、転写手段の機能
が発揮できない画像被転写不能領域となる。つまり、誘
電体を用いた転写ドラムにおいて転写ドラム上に転写材
102を吸着保持できない範囲がどうしても生じる。
【0025】すなわち、誘電体転写ドラムにおいてもグ
リッパを使う転写ドラムと同じように、転写材を保持
(あるいは把持と等価の機能)できる場所がその周囲で
限定されて、前述した常に一定のところに画像を形成す
る挙動(モノクロプリント時の転写ドラム回転)をせざ
るを得なくなっている。
【0026】つまり、転写材102をその表面に把持あ
るいは保持する構成の転写ドラムを用いたフルカラープ
リンタにおいて、モノクロプリント(使用する現像剤を
1つとしたプリント動作)を行う場合、常にフルカラー
プリントに必要な時間の1/4の時間でしか、そのプリ
ント動作を完了させることができなくなり、通常のプリ
ンタ構成にしたときに像担持体104aのプロセススピ
ードから達成可能なモノクロプリント速度よりも大幅に
低下したモノクロプリント速度しか得られなかった。
【0027】例を挙げるならば、前述した図で示される
カラープリンタにおいて、A3サイズのモノクロプリン
トは、30/4=7.5(フルカラー形成時間)秒で完
成するが、これを通常のプリンタ構成の画像形成(転写
ドラムに巻き付けない構成)を行うとすれば、420
(A4サイズ長)/75.4≒5.5sec 秒となる。こ
の差は一枚のみのプリント動作だけだと、それ程時間差
を感じることがないが、多数枚プリントを行う時、この
差が非常に大きいものとなってくる。
【0028】そこで、本発明は、モノクロプリント速度
を従来の装置のものより大幅に向上させたカラー画像形
成装置を提供することを目的とするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
色の異なるトナー像を像担持体上に順次に形成し、これ
らトナー像を転写可能領域に制限を有しない中間転写体
に順次に転写して中間転写体上で重ねるとともに、これ
ら中間転写体上のトナー像を転写材上に一括して転写す
るカラー画像形成装置において、単色及び複数色での画
像形成が選択的に可能であるとともに、単色画像を連続
して複数形成するに際して、前記中間転写体上に形成す
る前記単色トナー像の後端と次の単色トナー像の先端と
の間の画像形成間距離を、多色画像を連続して複数形成
するに際して、前記中間転写体上に形成する前記多色ト
ナー像と次の多色トナー像との間の画像形成間距離より
も小さく設定する、ことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。 〈実施の形態1〉 [画像形成装置の全体の説明]まず、本発明に係るカラ
ー画像形成装置の全体構成について、図2〜図6を参照
して概略説明する。
【0031】図2は、本発明の一実施形態を示すカラー
画像形成装置の構成を説明する概略断面図であり、例え
ば4色のトナー(ただし、黒色は独立している)でカラ
ー画像を形成するカラーレーザプリンタの場合に対応す
る。
【0032】図2に示すカラー画像形成装置は、一定速
度で回転する像担持体15と、固定の黒現像器21B
と、回転可能な3つのカラー現像器23とを有する画像
形成部を備えている。また、該画像形成部で現像され多
重転写されたカラー画像を保持し給送部1から給送され
た転写材2にさらに転写する中間転写体9を備えてい
る。カラー画像を転写された転写材2を、次いで定着部
25へ搬送してカラー画像を転写材2に定着し、排出ロ
ーラ34、35、36によってプリンタ本体上面の排出
部37へ排出するものである。
【0033】なお、上記回転可能なカラー現像器23及
び固定の黒現像器21Bはプリンタ本体に対して個別に
着脱可能に構成されている。
【0034】次に、上記画像形成装置の各部、すなわ
ち、像担持体ユニット、帯電手段、露光手段、現像手
段、中間転写体、クリーニング手段、給紙部、転写部、
定着部それぞれの構成について順次、詳細に説明する。 [像担持体(ドラム)ユニット]ドラムユニット13
は、像担持体としてドラム型の電子写真感光体(以下
「感光ドラム」という)15と、該感光ドラム15のホ
ルダーを兼ねるクリーニング装置のクリーナ容器14と
一体的に構成され、このドラムユニット13はプリンタ
本体に対して着脱自在に支持され、感光ドラム15の寿
命に合わせて容易にユニット交換可能に構成されてい
る。
【0035】本実勢野形態1の感光ドラム15は直径約
60mmのアルミシリンダの外側に有機光導電体層を塗
布して構成し、感光ドラム15のホルダーを兼ねるクリ
ーニング装置のクリーナ容器14に回転自在に支持され
ている。感光ドラム15の周上には、クリーナブレード
16、一次帯電手段17が配置され、また、図示後方の
一方端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達すること
により、感光ドラム15を画像形成動作に応じて反時計
回りに回転させるようにしている。 [帯電手段]帯電手段17は接触帯電方法を用いたもの
であり、導電性ローラを感光ドラム15に当接させ、こ
の導電性ローラに電圧を印加することによって感光ドラ
ム15の表面を一様に帯電させるものである。 [露光手段]上記感光ドラム15への露光はスキャナ部
30から行われる。すなわち画像信号がレーザダイオー
ドに与えられると、このレーザダイオードは画像信号に
対応する画像光をポリゴンミラー31へ照射する。この
ポリゴンミラー31はスキャナモータによって高速回転
し、ポリゴンミラー31で反射した画像光が結像レンズ
32及び反射ミラー33を介して一定速度で回転する感
光ドラム15の表面を選択的に露光し、その結果、感光
ドラム15表面に静電潜像を形成する。 [現像手段]現像手段は、上記静電潜像を可視像化する
ために、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の各色現像を可能とする3個の
回転現像器20Y、20M、20Cと1個の黒現像器2
1Bとを備えている。
【0036】黒現像器21Bは固定現像器であり、感光
ドラム15に対向した位置にスリーブ21BSが感光ド
ラム15に対し微小間隔(300μm程度)をもって配
置され、感光ドラム15にブラックトナーによる可視像
(トナー像)を形成する。
【0037】ブラック現像器21Bは容器内のトナーを
送り機構によって送り込み、現像スリーブ21BSの外
周に圧接された塗布ブレード21BBによって時計回り
に回転する現像スリーブ21BSの外周にトナーを薄層
塗布し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。ま
た、現像スリーブ21BSに現像バイアスを印加するこ
とにより、感光ドラム15の静電潜像に対応してトナー
現像を行うものである。
【0038】3個の回転現像器20Y、20M、20C
は、軸22を中心として回転する現像ロータリ23に各
々着脱可能に保持され、画像形成に際しては各現像器が
現像ロータリ23に保持された状態で軸22を中心に回
転移動し、所定の現像器が、感光ドラム15に対向した
現像位置に止り、さらに現像スリーブが感光ドラム15
に対し微小間隔(300μm程度)をもって対向するよ
うに位置決めされた後、感光ドラム15の静電潜像に対
応して可視像を形成する。
【0039】カラー画像形成時には、中間転写体9の1
回転毎に現像ロータリ23が回転しイエロー現像器20
Y、マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、次い
で黒現像器20Bの順で現像工程がなされる。
【0040】図2ではイエローの回転現像器20Yが感
光ドラム15に対向した位置に位置決め静止している状
態を示している。回転現像器20Yは容器内のトナーを
送り機構によって塗布ローラ20YRへ送り込み、時計
回りに回転する塗布ローラ20YR、及び現像スリーブ
20YSの外周に圧接されたブレード20YBによっ
て、時計回りに回転する現像スリーブ20YSの外周に
トナーを薄層塗布し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯
電)する。
【0041】そして、静電潜像が形成された感光ドラム
15と対向した現像スリーブ20YSに現像バイアスを
印加することより、静電潜像に応じて感光ドラム15上
にトナー現像を行うものである。マゼンタ現像器20
M、シアン現像器20Cについても上記同様なメカニズ
ムでトナー現像が行われる。
【0042】また、各回転現像器20Y、20M、20
Cの各現像スリーブは各現像器が現像位置に回転移動さ
れたとき、プリンタ本体に設けられた各色現像用高圧電
源及び駆動源と接続されるようになっており、各色現像
毎に順次選択的に電圧が印加され駆動源が接続される。 [中間転写体]中間転写体9はカラー画像形成時には各
現像器により可視化された感光ドラム15上のトナー像
を4回(Y、M、C、K)の4色の各画像にわたり多重
転写を受けるため、感光ドラム15のプロセススピード
と同期して図示時計回りに回転し、また、多重転写を受
けた中間転写体9は電圧を印加された転写ローラ10と
によって転写材2を挟み込んで搬送することにより、転
写材2に中間転写体9上の各色のトナー像を同時多重転
写する。
【0043】本実施の形態1の中間転写体9は、直径1
80のアルミシリダン12の外周を、中抵抗スポンジや
中抵抗ゴム等の弾性層11でその全域にわたり連続的に
覆った構成をしている。このため、中間転写体9の表面
の任意の位置に画像転写が可能となっている。この中間
転写体9は回転自在に支持され、一体的に固定されるギ
ヤ(不図示)に駆動を受けて回転する。 [クリーニング手段]クリーニング手段は、現像手段に
よって感光ドラム15に可視像化されたトナーが中間転
写体9に転写された後、感光ドラム15上に残ったトナ
ーをクリーニングするものであり、クリーニングされた
廃トナーはクリーナ容器14に蓄えられる。クリーナ容
器14に蓄えることができる廃トナーの量は、感光ドラ
ム15の寿命より早くクリーナ容器14を満たすことは
なく、したがって、クリーナ容器14は感光ドラム15
の寿命交換時に同時に一体で交換処理される。 [給紙部]給紙部は、画像形成部へ転写材2を給送する
ものであり、複数枚の転写材2を収納したカセット1と
給紙ローラ3、給送ローラ4、重送防止のリタードロー
ラ5、給紙ガイド6、レジストローラ8を主要構成部材
として構成される。画像形成時には給紙ローラ3が画像
形成動作に応じて駆動回転し、カセット1内の転写材2
を一枚ずつ分離給送するとともに、給紙ガイド6によっ
てガイドし、搬送ローラ7を経由してレジストローラ8
に至る。また、センサSENは手指しトレイTから給紙
される転写材の転写長を検知する。
【0044】画像形成動作中にレジストローラ8は、転
写材2を静止待機させる非回転の動作と転写材2を中間
転写体9に向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケ
ンスで行い、次工程である転写工程時の画像と転写材2
との位置合わせを行う。 [転写部]転写部は、揺動可能な転写ローラ10を備
え、該転写ローラ10は、金属軸の外周面を中抵抗発泡
弾性体で巻いてあり、図示上下に移動可能に構成されて
いる。上記中間転写体9上に4色のトナー像を形成して
いる間、すなわち、中間転写体9が複数回転する間はそ
の画像を乱さぬよう、転写ローラ10は、図示の実線で
示す下方に位置し、中間転写体9から離れている。上記
中間転写体9上に4色のトナー像が形成し終わった後、
転写材2にカラー画像を転写するタイミングに合わせて
転写ローラ10は図示しないカム部材により図示の点線
で示す上方の位置、すなわち、転写材2を介して中間転
写体9に所定の圧で押しつけられる位置に配置される。
このとき同時に転写ローラ10にはバイアスが印加され
中間転写体9上のトナー像は転写材2に転写される。こ
こで、中間転写体9と転写ローラ10とはそれぞれ駆動
されているため、両者に挟まれた状態の転写材2は転写
工程が行われると同時に、図示左方向に所定の速度で搬
送され次工程である定着部に向けて送られる。 [定着部]定着部25は、上記現像手段により感光ドラ
ム15上に形成され、中間転写体9を介して転写材2上
に転写されたトナー像を定着させるものであり、図2に
示すように、転写材2に熱を加えるための定着ローラ2
6と転写材2を定着ローラ26に圧接させるための加圧
ローラ27とからなり、各ローラ26、27は中空ロー
ラであり内部にそれぞれヒータ28、29を有し、回転
駆動され同時に転写材2を搬送するよう構成されてい
る。
【0045】すなわち、トナー像を保持した転写材2は
定着ローラ26と加圧ローラ27とにより搬送されると
ともに加熱及び加圧を受けることによりトナー像が転写
材2に定着される。 [フルカラー画像形成処理]次に、上記のように構成さ
れたカラー画像形成装置によってカラー画像形成を行う
場合の動作について図3、図4等を参照しながら説明す
る。なお、これらの図には、説明に必要な符号のみが付
されている。
【0046】まず、図2に示す給紙ローラ3を回転し、
給紙カセット1内の転写材2を一枚分離し、レジストロ
ーラ8へと搬送する。
【0047】一方、感光ドラム15と中間転写体9とが
それぞれ外周速度V=75.4mm/sec (以下「プロ
セススピード」という)で図示矢印方向へ回転する。直
径60mmの感光ドラム15は、60π/75.4=
2.5秒で1回転し、直径180mmの中間転写体9
は、180π/75.4=7.5秒1回転する。また、
感光ドラム15と中間転写体9とは図示しない歯車で接
続されているため、感光ドラム15が3回転すると中間
転写体9が正確に1回転する。
【0048】そして、中間転写体9の外周の任意の点が
図3に示す位置Sに来たときに、帯電手段17によって
表面を均一に帯電された感光ドラム15は、露光位置E
でレーザ露光を受け静電潜像を形成する。感光ドラム1
5の露光位置Eから反時計回りに中間転写体9との接触
位置(第1転写位置)T1までの周長としての距離a
と、中間転写体9の図示S点から位置T1までの周長と
しての距離bは等しく、したがって、時間経過後には静
電潜像の書き始めの点Eと中間転写体9上の点Sは位置
T1で一致する。すなわち、中間転写体9に対して静電
潜像はS点を先端に反時計回りに形成される。 [第1色目の画像形成(イエロー画像の形成)]スキャ
ナ部30によりイエロー画像のレーザ照射を行い、感光
ドラム15上にイエロー潜像を形成する。この潜像形成
と同時に、イエロー現像器20Yを駆動し感光ドラム1
5上の潜像にイエロートナーが付着するように、感光ド
ラム15の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧を印加
してイエロー画像を形成する。同時に、現像部の少し下
流の第1転写位置T1で感光ドラム15上のイエロート
ナー像を中間転写体9の外周に一次転写する。このと
き、中間転写体9には上記イエロートナーと逆特性の電
圧を印加して一次転写を行う。
【0049】そして、図3に示すように形成する画像が
A3サイズの場合、画像長(中間転写体9の外周太線部
分)は、420mmであり中間転写体9の外周点Sから
点L1まで画像が形成される。
【0050】イエロートナーの中間転写体9への転写が
終了すると、すなわち、点L1が第1転写位置T1を過
ぎると、現像ロータリ23が時計方向に回転し、次のマ
ゼンタ現像器20Mが回転移動し、感光ドラム15に対
向した位置に位置決めされる。 [第2色目の画像形成(マゼンタ画像の形成)]次い
で、中間転写体9の外周の一点S(イエロー画像の先
端)が一周して、位置Sに来たとき、同様にスキャナ部
30によりマゼンタ画像のレーザ照射がスタートされ、
イエローと同様にして感光ドラム15上の静電潜像にマ
ゼンタトナー像が現像され、感光ドラム15上のマゼン
タトナー像を第1転写位置T1で同様に中間転写体9上
に転写する。マゼンタトナー像の中間転写体9への転写
が終了すると、すなわち点L1が第1転写位置T1を過
ぎると、現像ロータリ23が時計方向に回転し、次のシ
アン現像器20Cが回転移動し、感光ドラム15に対向
した位置に位置決めされる。 [第3色目の画像形成(シアン画像の形成)]次いで、
中間転写体9の外周の一点S(イエロー及びマゼンタ画
像の先端)がさらに一周して位置Sに来たとき、同様に
スキャナ部30によりシアン画像のレーザ照射スタート
されマゼンタと同様にして感光ドラム15上に静電潜像
にシアントナー像が現像され、感光ドラム15上にシア
ントナー像を第1転写位置T1で中間転写体9への転写
が終了すると、すなわち点L1が第1転写位置T1を過
ぎると、現像ロータリ23が時計方向に60度回転し感
光ドラム15に対向した位置にはカラー現像器20は存
在しない。 [第4色目の画像形成(ブラック画像の形成)]次い
で、中間転写体9の外周の一点S(イエロー、マゼン
タ、及びシアン画像の先端)が一周して、位置Sに来た
とき、同様にスキャナ部30によりマゼンタ画像のレー
ザ照射がスタートされ、次いでブラック現像器21Bに
よりブラックトナーが現像され、感光ドラム15上のブ
ラックトナー像を第1転写位置T1で中間転写体9上に
さらに重ねて転写する。
【0051】以上、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの順で潜像形成及び現像及び中間転写体9へのトナ
ー転写を重ねて4回順次行い、中間転写体9の表面にイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーか
らなるフルカラーの画像を形成することになる。
【0052】ブラックトナーの中間転写体9への転写が
終了する前に、すなわち4回目のブラックトナーの第1
転写を終え、フルカラー画像を形成した中間転写体9の
画像先端Sが第2転写位置T2へ到達する前に、前述の
レジストローラ8で待機させておいた転写材2をタイミ
ングを合わせて搬送スタートさせる。
【0053】上記4回の中間転写体9上への各色画像形
成時には下方に待機し中間転写体9とは非接触状態であ
った転写ローラ10を同時に上方にカム(図示せず)で
移動させ、転写体2を中間転写体9の第2の転写位置T
2で圧接すると同時に転写ローラ10にトナーと逆特性
のバイアスを印加することで、中間転写体9上のフルカ
ラー画像を転写材2に一括して4色同時に2次転写す
る。第2転写位置T2を経た転写材2は中間転写体9か
ら剥離され、定着部25へ搬送され、トナー定着を行っ
た後に、排出ローラ対34、35、36を介してプリン
タ本体上面の上部の排出トレイ37上へ画像面を下向き
にして排出され、画像形成動作を終了する。
【0054】このように1枚のフルカラー画像を作成す
るのに、中間転写体9は基本的に4回転の動作とそれに
要する時間30秒(7.5秒×4)を必要とする。ちな
みに、中間転写体9とそのプロセススピードVが等しく
駆動される感光ドラム15は、1枚のフルカラー画像作
成のために中間転写体9との外形比に逆比例し12回転
する。
【0055】また、中間転写体9は直径180mmであ
り、その外周は約565mmでありA3サイズの画像形
成では420mmの周長を使用する。すなわち、中間転
写体9の外周の点Sから反時計回りに点L1までの距離
が420mm(図3の中間転写体9の外周太線部分参
照)である。
【0056】このため、中間転写体9の外周565mm
のうち画像形成には420mmを使用し、残りの145
mmは画像形成には使用されない。中間転写体9は一定
のプロセススピードV=75.4mm/sec で回転して
いるため、A3サイズのフルカラー画像の形成には、
(145/75.4)×4=1.92秒の非画像形成時
間が存在し、この時間をカラー現像器20Y、20M、
20Cの切り換え時間に当てている。
【0057】感光ドラム15の露光位置部Eと第1転写
位置T1との間に位置する現像器20Yが可視像を形成
し、そして次の現像器20Mに置き換わるために当てら
れる時間が、実際のタイミングはシフトしているもの
の、中間転写体9の点L1が第1転写位置T1を抜けて
次に点Sが第1転写位置T1に到達するまでの時間に相
当する。 [モノクロ画像形成処理]モノクロ(単色)の画像を形
成するときは、前述した各現像器のうち、使用する現像
器をドラムユニット13内の感光ドラム15に対向させ
て、フルカラー画像形成と同様の静電潜像形成、顕像形
成(現像)、及び転写、転写材搬送を行う。モノクロプ
リントを一枚のみ形成する時、中間転写体9上に形成さ
れる画像位置は図3で示された場合と同じであるが、モ
ノクロプリントを連続して形成する場合は、最初の画像
形成を終了した後、図4に示すように、X1 距離を開け
て、次の画像を形成する。図中、S2は、次に形成され
る画像の先端位置を示しており、S2から始まる画像は
図4において先端部分は中間転写体9上に形成されて、
後端部分は感光ドラム15上に形成されている。
【0058】X1 の距離をあけて、中間転写体9上に画
像形成が可能になったのは、感光ドラム15が従来から
あるドラムのようにシームレスで、任意の位置に潜像形
成が可能であることと、中間転写体9の表面も前述した
ようにシームレスで、任意の位置に感光ドラム15から
の顕像を保持することが可能となって任意の位置に形成
される画像が感光ドラム15や中間転写体9の継ぎ目に
より中断されなくなったことによる。
【0059】なお、X1 の距離は、定着部25の転写材
2への熱供給能力(1枚の転写材2が通過した後の定着
ローラ26、加圧ローラ27の温度低下及び回復の具
合)や、給紙部の給送ローラ3、4の給送能力(重なる
ことなく転写材2を確実に給紙する)により決定される
が、実際の装置においてプリントのスループット増加の
ために極力小さく設定される。ここで、各カラーモード
における画像形成間隔を比べてみる。フルカラープリン
トの場合、図3にあるように、中間転写体9にA3サイ
ズの画像が1枚分形成され、中間転写体9の1回転毎に
画像を形成しているので、中間転写体9の周長からA3
サイズの長さを引いたものが画像形成間距離となる。つ
まり、180Xπ−420=145mmとなる。そし
て、連続して、フルカラープリントを行うときは、この
状態を保ったまま各色画像を連続して中間転写体9上の
同一位置に重ねてプリント動作を行うので連続画像形成
時の画像間隔は常に145mmとなる。
【0060】一方、モノクロプリントの場合、先行する
画像に関係なく画像を形成することができるので、図4
で示したX2 は、前述したフルカラー画像形成間隔14
5mmの領域内で、次の画像形成しているので145m
mよりも格段に小さいものとなっている。つまり、連続
してモノクロ画像形成する場合、隣り合う画像形成間隔
は常にX2 となり、フルカラープリント時のそれより小
さい。 [A4サイズのプリント動作]図5〜図6は本発明の実
施の形態で説明したカラープリンタにおいて、A4(送
り方向の長さが210mmでA3の半分)サイズの紙を
転写材2として用いてフルカラープリント及びモノクロ
プリントを行う時の中間転写体9上に形成される画像位
置を示したものである。
【0061】フルカラープリント動作時、図5にあるよ
うに、中間転写体9上にはX2 で示される間隔をあけて
2枚分のA4サイズの画像領域すべてが形成される。
【0062】中間転写体9上のA4画像のうち、2番目
に形成される画像の先端をS2、後端をL2とすると、
中間転写体9が中間転写体9上のL2からS(1番目に
形成される画像の先端)までの距離を移動する時間内
に、感光ドラム15近傍にある現像ロータリ23が使用
する現像器の位置を変更する。
【0063】図5において、X2 の距離は、装置内の現
像ロータリ23が現像器切り換え可能な時間(中間転写
体9のL2からSまでの距離に相当)により、一義的に
決定される。いま、中間転写体9上の画像が形成されて
ない部分は、中間転写体9上に形成する画像をA4サイ
ズのものを2枚と決めているので、その距離(画像形成
間距離の合計)としては、180π−210×2=14
5mmとなり、隣り合う画像形成間距離の平均、145
/2=72.5mmとなる。これは連続して、フルカラ
ー画像形成される場合も前述した説明から同様の値とな
る。一方、モノクロプリントの場合、最初の画像形成が
終了した後、A3サイズのモノクロプリントの状態を示
した図4におけるX1 と同等の距離X3 をおいて、次の
画像を形成する。この様子を示したのが図6でである。
図6で示されるように、中間転写体9上にはA4サイズ
の画像が2枚分と一部分が形成されている。
【0064】したがって、連続して形成される各画像間
の距離の平均は(180π−210a)/2<72.5
(3>a>2)となり、フルカラープリント時のそれ
に比べて非常に小さくなっている。
【0065】図1は、以上述べた各カラーモードにおけ
るサイズ別の画像形成を中間転写体9の回転毎に示した
図である。
【0066】中間転写体9が1回転を完了する前に、A
3サイズの場合は1枚、A4サイズの場合は2枚、それ
ぞれモノクロプリントが完成している。
【0067】したがって、感光ドラム15の表面測定が
同じで、転写ドラム外径と中間転写体外径がほぼ等しい
の2種のプリンタのプリント速度を比べると、どちらも
フルカラープリントの速度差はないが、モノクロプリン
トの場合、本発明を実施した中間転写体9を持つプリン
タの方が、その速度が速くなっている。
【0068】なお、本発明の説明として、カラープリン
タの例を挙げたが、カラープリンタに原稿走査を行い原
稿の画像情報をレーザ露光部に伝えるリーダー部を付け
たフルカラー複写機においても本発明は実施可能であ
り、同等の効果を得ることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
中間転写体が1回転する前にモノクロ画像を形成するこ
とができるので、モノクロ画像を連続して形成する際の
画像形成動作終了時間を大幅に短縮することができる。
【0070】また、中間転写体の周囲を均一に使用する
ことになるので、中間転写体の部分劣化が生じない。そ
のため、中間転写体の寿命が伸びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像形成装置におけるA3、A4サイズ
の転写材に画像を形成する際の、フルカラーとモノクロ
との画像形成の違いを示す図。
【図2】本発明に係るカラー画像形成装置の構成を示す
縦断面図。
【図3】A3フルカラーの画像形成を行う様子を示す
図。
【図4】A3モノクロの画像形成を行う様子を示す図。
【図5】A4フルカラーの画像形成を行う様子を示す
図。
【図6】A4モノクロの画像形成を行う様子を示す図。
【図7】転写ドラムを用いる従来例のカラープリンタに
おけるモノクロ、フルカラー画像形成の様子を示す図。
【図8】転写ドラムを用いる従来例のカラープリンタの
構成を示す縦断面図。
【図9】転写ドラムを用いる従来例のカラープリンタに
おける画像形成の様子を示す図。
【符号の説明】
9 中間転写体 15 像担持体(感光ドラム) X1 A3サイズモノクロ時の画像形成間距離 X2 A4サイズフルカラー時の画像形成間距離 X3 A4サイズモノクロ時の画像形成間距離

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色の異なるトナー像を像担持体上に順次
    に形成し、これらトナー像を転写可能領域に制限を有し
    ない中間転写体に順次に転写して中間転写体上で重ねる
    とともに、これら中間転写体上のトナー像を転写材上に
    一括して転写するカラー画像形成装置において、 単色及び複数色での画像形成が選択的に可能であるとと
    もに、 単色画像を連続して複数形成するに際して、前記中間転
    写体上に形成する前記単色トナー像の後端と次の単色ト
    ナー像の先端との間の画像形成間距離を、多色画像を連
    続して複数形成するに際して、前記中間転写体上に形成
    する前記多色トナー像と次の多色トナー像との間の画像
    形成間距離よりも小さく設定する、ことを特徴とするカ
    ラー画像形成装置。
JP8292982A 1996-11-05 1996-11-05 カラー画像形成装置 Pending JPH10133451A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000075551A (ja) * 1998-06-18 2000-03-14 Canon Inc 画像形成方法
US7437102B2 (en) 2004-03-18 2008-10-14 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus with controlled adjustment of toner stored in developing cartridge
JP2010134119A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
JP2010221619A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Brother Ind Ltd 印刷装置

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