JPH10198187A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH10198187A
JPH10198187A JP8359169A JP35916996A JPH10198187A JP H10198187 A JPH10198187 A JP H10198187A JP 8359169 A JP8359169 A JP 8359169A JP 35916996 A JP35916996 A JP 35916996A JP H10198187 A JPH10198187 A JP H10198187A
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JP
Japan
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color
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Application number
JP8359169A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kawaguchi
浩 川口
Masayuki Ikeda
雅之 池田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一次転写部における中間転写体と像担持体の
外周速を一致でき、色の重ね合わせ精度の向上による画
質の向上を図る。 【解決手段】 中間転写体9は、その表層11が弾性層
で揺動可能に支持されており、且つ像担持体15への当
接が圧管理されている構成を有し、像担持体15と中間
転写体9のニップでの周長変化分も含む像担持体15と
中間転写体9の周長と、像担持体15と中間転写体15
の角速度とが、ω1 :像担持体の角速度、L1 :像担持
体の周長、ω2 :中間転写体の角速度、L2 :中間転写
体の周長であるとき、ω22 /ω11 =0.998
〜1.002の関係を有することにより、一次転写部に
おける中間転写体9と像担持体15の外周速を一致させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラー複写
機やカラープリンターとされる電子写真方式あるいは静
電記録方式のカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図8に沿って従来のカラーレーザ
ープリンターの一例について説明する。
【0003】電圧が印加された一次帯電器である帯電ロ
ーラー104bが像担持体104aに圧接され、潜像形
成に先立って像担持体(感光ドラム)104aの表面を
一様に帯電する。
【0004】像担持体104aへの露光はレーザーダイ
オードを有するスキャナー部110によって行なわれ
る。レーザーダイオードは画像信号に対応して発光しポ
リゴンミラー110aへ照射する。ポリゴンミラー11
0aはスキャナーモーターによって高速回転しレーザー
光を反射し、反射した画像光を結像レンズ110b及び
反射ミラー110cを介して、像担持体104a上に選
択的に照射、露光し、像担持体104a上に4色の静電
潜像を形成する。
【0005】回転現像装置105は各色の現像器即ちマ
ゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのトナーを備えた
現像器105M、105C、105Y、105Bを有し
ている。これら4色の現像器は軸105eに対して回転
可能に配置され、各現像器の中心が公転するギヤの外周
に配置された自転するギヤに連動して回転し、その姿勢
が一定に維持されている。更には、これら4色の現像器
は軸105eに対してトルク配分が一定になるように内
包するトナー容量を一定し、各々A4画像で約2000
枚分のプリントが可能なトナーを容量としている。
【0006】画像形成に際しては潜像に対応した色の現
像器、例えば図に示すようにマゼンタ現像器105Mが
像担持体104aに対向した位置に静止し、更にそこで
現像スリーブ105bが像担持体104a表面と微小隙
間を介して対向するように位置決めされる。現像器10
5Mが現像位置に回転移動されたときに、プリンター本
体の高圧電源と接続され現像スリーブ105bは現像バ
イアスが印加されると同時に駆動源からの駆動手段とも
結合し、所定の回転を行なう。現像時には現像スリーブ
105bがバイアスの印加と回転駆動とを受けることで
像担持体104a上の潜像を現像しトナー像を形成す
る。他の現像器の動作も同様である。
【0007】給紙部101は転写ドラム103へ転写材
102を給送するためのものであり、装置本体の底部に
装填した転写材102を収納する給紙カセット101a
を有している。画像形成時には画像形成動作に応じて給
紙ローラー101bが回転し、カセット101a内から
転写材102を1枚ずつ分離して転写ドラム103へ給
送する。
【0008】転写ドラム103は給紙部101から給送
された転写材102を巻き付け像担持体104a上の各
色のトナー像を転写部にて転写材102上に転写させる
ために、像担持体104aの外周速度と同速度V=7
5.4mm/秒(以下「プロセス速度」という)で回転
する。
【0009】転写ドラム103は直径180mmのアル
ミシリンダー103aの外周にスポンジやゴム等で弾性
体層103bを形成し、その外周に抵抗層103cを形
成し、更に最外層には誘電体層103dを形成してなっ
ている。また転写ドラム103の外周上の所定位置に
は、給送した転写材102の先端を把持するグリッパ1
03fが設けてある。更に転写ドラム103の外周に離
接可能に静電吸着ローラー103gが設けられ、吸着ロ
ーラー103gが転写材102を転写ドラム103との
間に挟み込むようにして転写ドラム103の外周に圧接
する。そして吸着ローラー103fと転写ドラム103
との間に電圧を印加することにより、誘電体である転写
材102と転写ドラム103の誘電体層103dに電荷
を誘起し、転写材102を転写ドラム103の外周に静
電吸着する。
【0010】クリーナー104dは転写材102に転写
した後に像担持体104a上に残留したトナーをクリー
ニングするためのものであり、転写部下流の像担持体1
04aの外周に配備されている。
【0011】定着部106は駆動される加圧ローラー1
06aと、これに圧接して転写材に熱と圧力とを加える
定着ローラー106bとを備えている。各色トナー像を
保持して転写ドラム103から剥離搬送されてくる転写
材102を通過させることにより、各色トナー像を転写
材102に定着するものである。
【0012】画像形成動作としては、給紙カセット10
1a内の転写材102が給紙ローラー101bにより転
写ドラム103へ給送される。転写ドラム103は給送
されてきた転写材102の先端をグリッパ103fで把
持すると共に、その周面に静電吸着する。
【0013】一次帯電器104bで表面を均一に帯電さ
れた像担持体104aはスキャナー部110からマゼン
タ画像の露光が行なわれ、その外周面にマゼンタ画像の
潜像を形成する。この潜像形成と同時にマゼンタ現像器
105Mを駆動し像担持体104a上に形成されたマゼ
ンタ潜像にマゼンタトナーが付着するように像担持体1
04a上にマゼンタトナー像を得る。そして、転写ドラ
ム103にマゼンタトナーと逆極性の転写電圧を印加し
て、像担持体104a上のマゼンタトナー像を転写ドラ
ム103上の転写材102に転写する。
【0014】マゼンタトナー像の転写が終了すると、次
のシアン現像器105Cが回転して像担持体104aに
対向した現像位置に位置決めされ、同様のプロセスで、
シアン、イエロー、ブラックの潜像形成、現像、得られ
たトナー像の転写を順次行ない転写材102上にフルカ
ラー画像が形成される。
【0015】転写材102をグリップして保持した転写
ドラム103が4回転することにより1枚の4色フルカ
ラー画像を得ることができるわけである。即ち、180
π×4/75.4=30秒で1枚のフルカラーが出力さ
れる。
【0016】4色のトナー像の転写が終了した転写材
は、転写ドラム103から分離して定着部106へ搬送
され、定着部106でトナー像の定着を行なった後、排
出ローラー対107によって排出トレイ108に排出さ
れる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のカラー画
像形成装置は、転写材102が転写ドラム103に把持
される構成を有することから、厚手の転写材や薄手の転
写材などは使用できず使用できる転写材に制約を受ける
という短所があった。
【0018】そこで、上記の短所を克服するため、転写
材を把持しない中間転写体を備えたカラー画像形成装置
が提案されている。
【0019】このカラー画像形成装置において、中間転
写体は、その表層が弾性体であり、揺動可能に支持され
ており、その表層上に複数色のトナー画像を形成し、次
いでこれら複数色のトナー画像が転写手段によって転写
材に一括転写されることによりフルカラー画像が作成さ
れる。上記の転写手段は、電圧を印加する回動可能なロ
ーラーやベルトなどにより構成され、高精彩な画質を得
ることに寄与することができる。
【0020】しかしながら、中間転写体が揺動可能に支
持されており、更に表層が弾性体である場合、中間転写
体の径と像担持体への当接圧の兼ね合いで中間転写体の
周長が変化することにより中間転写体の外周速が見かけ
上変化する。したがって、中間転写体の径と像担持体へ
の当接圧が理想値から少し外れると、1次転写部(像担
持体から中間転写体へトナーを転写する部分)での中間
転写体と像担持体の外周速が一致しないことになり、1
次転写に悪影響を及ぼし色の重ね合わせ精度が悪化して
しまう。
【0021】又、像担持体へ静電潜像を書き込む際に、
各色毎に像担持体の任意の位置に書き込んでいると、転
写プロセスに関わるギヤや軸の精度などの影響で各色毎
に転写条件が異なってしまい、色の重ね合わせ精度が悪
化し画像を劣化させてしまう。
【0022】更に、転写手段に用いられる転写ローラー
や転写ベルトの駆動ローラーの径が理想値から外れる
と、転写手段の外周速が中間転写体の周速と一致しない
ため、その周速差によって1次転写部の当接圧が変化す
ることになり、上述した1次転写部での中間転写体と像
担持体の外周速が一致しなくなる。よって、転写ローラ
ーや転写ベルトが中間転写体に当接して2次転写が行な
われているときに1次転写が行なわれてしまうと、色の
重ね合わせ精度が悪化し画像ムラを生じてしまう。加え
て、転写手段の外周速が中間転写体の周速と一致してい
ないと、2次転写時に画像が伸縮してしまう。
【0023】従って、本発明の主な目的は、1次転写部
における中間転写体と像担持体の外周速を一致でき、色
の重ね合わせ精度の向上を図ることのできるカラー画像
形成装置を提供することである。
【0024】本発明の他の目的は、像担持体や中間転写
体のギヤや軸の精度に依存せずに、各色毎の現像状態を
再現でき、色の重ね合わせ精度の向上を図ることのでき
るカラー画像形成装置を提供することである。
【0025】更に、本発明の他の目的は、2次転写時の
周速差が1次転写部に与える影響を抑制することにより
色の重ね合わせ精度を向上させることができ、且つ2次
転写時の周速差による画像の伸縮を防ぐことのできるカ
ラー画像形成装置を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
カラー画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発
明は、静電潜像が形成される像担持体と、前記静電潜像
を現像する複数の現像装置と、中間転写体とを有し、前
記中間転写体上に複数色のトナー画像を形成し、次いで
前記複数色のトナー画像を転写手段によって転写材に一
括転写することによってフルカラー画像を作成するカラ
ー画像形成装置において、前記中間転写体は、その表層
が弾性層で揺動可能に支持されており、且つ前記像担持
体への当接が圧管理されている構成を有し、前記像担持
体と前記中間転写体のニップでの周長変化分も含む前記
像担持体と前記中間転写体の周長と、前記像担持体と前
記中間転写体の角速度とが、ω1 :像担持体の角速度、
1 :像担持体の周長、ω2 :中間転写体の角速度、L
2 :中間転写体のニップでの周長変化も含めた周長であ
るとき、0.998≦ω22 /ω11 ≦1.001
の関係を有することを特徴とするカラー画像形成装置で
ある。
【0027】好ましくは、ω1 /ω2 =n(nは整数)
である。
【0028】本発明による他の態様によれば、静電潜像
が形成される像担持体と、前記静電潜像を現像する複数
の現像装置と、中間転写体とを有し、前記中間転写体上
に複数色のトナー画像を形成し、次いで前記複数色のト
ナー画像を転写手段によって転写材に一括転写すること
によってフルカラー画像を作成するカラー画像形成装置
において、前記中間転写体は、その表層が弾性層で揺動
可能に支持されており、且つ前記像担持体への当接は圧
管理されている構成を有し、前記転写手段が電圧を印加
する回動可能なローラー及びベルトを含み、前記転写手
段の外周速は前記中間転写体の外周速よりも0〜2%速
めであることを特徴とするカラー画像形成装置が提供さ
れる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカラー画像形
成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0030】[画像形成装置の全体の説明]まず、カラ
ー画像形成装置の全体的構成について、図1を参照して
概略説明する。尚、図1に示すカラー画像形成装置は、
カラーレーザープリンターの一例である。
【0031】本実施例にて、カラーレーザープリンター
は、一定速度で回転する像担持体15と固定の黒現像器
21Bと回転可能な3個のカラー現像器20Y、20
M、20Cとからなる画像形成部、及び画像形成部で現
像され多重転写されたカラー画像を保持する中間転写体
9、及び中間転写体9上のカラー画像を給送部から給送
された転写材2に更に転写する転写手段200を有し、
カラー画像が転写された転写材2を定着部25へ搬送し
てカラー画像を転写材2に定着し、排出ローラー34、
35、36によって装置上面の排出部37へ排出する。
なお、上記回転可能なカラー現像器20Y、20M、2
0C及び固定の黒現像器21Bはプリンター本体に対し
て個別に着脱可能に構成されている。
【0032】次に上記画像形成装置の各部の構成につい
て順次詳細に説明する。
【0033】[像担持体ユニット]像担持体ユニット1
3は、像担持体(感光ドラム)15と像担持体15のホ
ルダーを兼ねるクリーニング装置の容器14とが一体的
に構成され、プリンター本体に対して着脱自在に支持さ
れ、像担持体15の寿命に合わせて容易にユニット交換
が可能なように構成されている。
【0034】本実施例に係る像担持体15は、直径60
mmのアルミシリンダーの外側に有機光導電体層を塗布
して構成し、像担持体15のホルダーを兼ねるクリーニ
ング装置の容器14に回転自在に支持されている。
【0035】像担持体15の周上には、クリーナーブレ
ード16、一次帯電手段17が配置され、また像担持体
15の図示後方の一方端に図示しない駆動モーターの駆
動力を伝達することにより、像担持体15を画像形成動
作に応じて図中反時計回りに回転させるようにしてい
る。
【0036】[帯電手段]一次帯電手段17は接触帯電
方法を用いたものであり、導電性ローラーを像担持体1
5に当接させ、この導電性ローラーに電圧を印加するこ
とによって像担持体15の表面を一様に帯電させるもの
である。
【0037】[露光手段]像担持体15への露光はスキ
ャナー部30から行なわれる。即ち画像信号がレーザー
ダイオードに与えられると、このレーザーダイオードは
画像信号に対応する画像光をポリゴンミラー31へ照射
する。
【0038】ポリゴンミラー31はスキャナーモーター
31aによって高速回転され、ポリゴンミラー31で反
射した画像光が、結像レンズ32及び反射ミラー33を
介して一定速度で回転する像担持体15の表面を選択的
に露光し、その結果、像担持体15上に静電潜像が形成
される。
【0039】[現像手段]現像手段は、像担持体15上
に形成された潜像を可視像化するために、現像ロータリ
ー23に搭載された3個のカラー現像器20Y、20
M、20Cを備えた回転現像手段と、1個の固定の黒現
像器21Bからなる固定現像手段とから構成され、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色現像を可能と
する。又、カラー回転現像器20Y、20M、20C及
び固定の黒現像器21Bはプリンター本体に対して個別
に着脱可能とされる。
【0040】黒現像器21Bは固定現像器であり、像担
持体15に対向した位置に現像スリーブ21BSが、像
担持体15に対し微小間隔(300μm程度)をもって
配置され、像担持体15にブラックトナーによる可視像
を形成する。
【0041】黒現像器21Bは容器内のトナーを送り機
構によって送り込み、現像スリーブ21BSの外周に圧
接された塗布ブレード21BBによって、図中時計方向
に回転する現像スリーブ21BSの外周にトナーを薄層
塗布し、且つトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。
【0042】そして現像スリーブ21BSに現像バイア
スを印加することにより、像担持体15の静電潜像に対
応してトナー現像を行なうものである。
【0043】3個の回転現像器20Y、20M、20C
は、軸22を中心として回転する現像ロータリー23に
夫々着脱可能に保持され、画像形成に際しては各現像器
が現像ロータリー23に保持された状態で軸22を中心
に回転移動し、所定の現像器が、像担持体15に対向し
た位置に静止し、更に現像スリーブが像担持体15に対
し微小間隔(300μm程度)をもって対向するように
位置決めされた後、像担持体15の静電潜像に対応して
可視像を形成する。
【0044】カラー画像形成時には中間転写体9の1回
転毎に現像ロータリー23が回転しイエロー現像器20
Y、マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、次い
で黒現像器20Bの順で現像工程がなされる。
【0045】図1ではイエローの回転現像器20Yが現
像位置に位置決め静止している状態を示している。イエ
ロー現像器20Yは、容器内のトナーを送り機構によっ
て塗布ローラー20YRへ送り込み、図中時計方向に回
転する塗布ローラー20YR及び現像スリーブ20YS
の外周に圧接されたブレード20YBが、図中時計方向
に回転する現像スリーブ20YSの外周にトナーを薄層
塗布し、且つトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。
【0046】潜像形成された像担持体15と対向した現
像スリーブ20YSに、現像バイアスを印加することに
より、潜像に応じて像担持体15上にトナー現像を行な
う。
【0047】マゼンタ現像器20M、シアン現像器20
Cについても上記同様なメカニズムでトナー現像が行な
われる。
【0048】また各回転現像器20Y、20M、20C
の各現像スリーブは、各現像器が現像位置に回転移動さ
れたとき、プリンター本体に設けられた各色現像用高圧
電源、および駆動源と接続され、各色現像毎に順次選択
的に電圧が印加され駆動が伝達される。
【0049】[中間転写体]中間転写体9は、カラー画
像形成動作時には各現像器により可視化された像担持体
15上のトナー画像を4回(Y、M、C、Bの4色の各
画像)にわたり多重転写を受ける。また、多重転写を受
けた中間転写体9は、転写手段200の転写ベルト20
1によって転写材2を挟み込み搬送することにより、転
写材2に中間転写体9上の各色トナー像を同時に多重転
写する。
【0050】本実施例に係る中間転写体9は、直径18
0mmのアルミシリンダー12の外周を中抵抗スポンジ
や中抵抗ゴム等の弾性層11で覆った構成をしている。
この中間転写体9は回転自在に支持され、一体的に固定
されたギヤ(図示せず)に駆動が伝達されることにより
回転する。尚、中間転写体9は、図2に模式的に示すよ
うに揺動軸9aを中心S0 として揺動可能に支持されて
おり、像担持体15に当接圧力が管理された状態で圧接
される。
【0051】更に、図3により説明すると、中間転写体
9はその長手方向両側に配設された中間転写体ホルダー
9bにより、前述のように揺動可能に支持されている。
ホルダー9bには加圧バネ9cが取付けられており、こ
の加圧バネ9cに対して本体側に設けられた加圧レバー
50によって所定の圧力で加圧することにより中間転写
体9の像担持体15に対する当接圧力を管理する。
【0052】[クリーニング手段]クリーニング手段1
6は、現像手段によって像担持体15に可視像化された
トナーが中間転写体9に転写された後、像担持体15上
に残ったトナーをクリーニングするものであり、クリー
ニングされた廃トナーは、クリーナ容器14に蓄えられ
る。クリーナ容器14に蓄えられる廃トナーの量は、像
担持体15の寿命より早く容器14を満たすことはな
く、従って、クリーナ容器14は像担持体15の寿命交
換時に同時に一体で交換処理される。
【0053】[給紙部]給紙部は、画像形成部へ転写材
2を給送するものであり、複数枚の転写材2を収納した
カセット1、給紙ローラー3、4、重送防止のリタード
ローラー5、給紙ガイド6、及びレジストローラー8か
ら主に構成される。
【0054】画像形成時には、給紙ローラー3が画像形
成動作に応じて回転し、カセット1内の転写材2を1枚
ずつ分離給送すると共に、ガイド板6によってガイド
し、搬送ローラー7を経由してレジストローラー8に至
る。
【0055】画像形成動作中にレジストローラー8は、
転写材2を静止待機させる非回転の動作と、転写材2を
中間転写体9に向けて搬送する回転の動作とを所定のシ
ーケンスで行ない、次工程である転写工程時の画像と転
写材2との位置合わせを行なう。尚、図中210は転写
材先端検知センサである。
【0056】[転写部]転写部は、揺動可能な転写手段
200からなる。転写手段200は中抵抗の転写ベルト
201と、中抵抗弾性体からなり電圧を印加される転写
ローラー202と、駆動ローラー203と、テンション
ローラー204と、枠体205とからなる。
【0057】(1)転写手段200は転写ベルト201
を有し、転写ローラー202に電圧を印加することによ
り転写を行なうものであり、転写ベルト201による転
写材2に対するトナー像の転写、中間転写体9からの分
離、定着部25への搬送の3工程を行なう。
【0058】(2)転写ベルト201は転写ローラー2
02により直接中間転写体9に圧接されているため、転
写工程に必要な電圧とは別に転写工程に必要な圧力を均
一に得ることができ、転写性能の安定化を図れるように
なっている。
【0059】(3)転写手段200は駆動ローラー20
3を中心に揺動可能に支持されている。枠体205の下
方には半回転毎に制御されるカム206と加圧バネ20
7が配置され、半回転毎のカム206の姿勢により転写
手段200は上方又は下方に位置する。
【0060】図1は転写手段200がちょうど上方に位
置する状態を示している。このとき転写ベルト201は
転写ローラー202及び枠体205を介してバネ207
によって中間転写体9に向けて付勢され圧接されてい
る。実際には転写ベルト201と中間転写体9との間に
は転写材2が存在する。即ち図1のごとく転写手段20
0が上方に位置するときは転写材2への転写工程を行な
っているときのみである。
【0061】さらに、カム206が半回転して転写手段
200が下方に位置した状態では、バネ207の付勢力
に抗して転写手段200は中間転写体9と距離を有して
いる。
【0062】通常画像形成時、例えば各現像器により可
視化された像担持体15上のトナー画像を4回(Y、
M、C、Bの4色の各画像)にわたり多重転写を受け中
間転写体9上にフルカラー画像を形成しているときなど
は画像を乱さないように転写手段200はカム206及
びバネ207の作用によって下方に位置し中間転写体9
と距離を有している。即ち、転写手段200が揺動可能
に構成されていることと中間転写体9と組合せることと
により、4色トナー像からなるフルカラー画像の形成と
転写材2への一括転写を可能としている。尚、図中20
8は転写材分離帯電手段である。
【0063】[定着部]定着部25は、上記現像手段に
より形成されたトナー画像を中間転写体9を介して転写
材2上に形成したトナー画像を定着させるものであり、
図1に示すように、転写材2に熱を加えるための定着ロ
ーラー26と転写材2を定着ローラー26に圧接するた
めの加圧ローラー27とからなり、各ローラー26、2
7は中空ローラーで、その内部に夫々ヒーター28、2
9を有し、回転駆動されて同時に転写材2を搬送する。
【0064】即ちトナー像を保持した転写材2は定着ロ
ーラー26と加圧ローラー27とにより搬送されると共
に、熱及び圧力を加えられることによりトナーが転写材
2に定着される。
【0065】[画像形成動作]次に、図1を参照して、
上記のように構成された装置によって画像形成を行なう
場合の動作について説明する。
【0066】先ず、給紙ローラー3を回転して給紙カセ
ット1内の転写材2を1枚分離し、レジストローラー8
へと搬送する。
【0067】また像担持体15と中間転写体9とは図示
しない歯車で結合しているため、像担持体15が3回転
すると中間転写体9が正確に1回転する。
【0068】中間転写体9の外周の任意の点が図示S点
の位置に来たときに、帯電手段17によって表面を均一
に帯電された像担持体15はE点の位置でレーザー露光
を受け画像露光を行なう。像担持体15の露光位置E点
から反時計回りに中間転写体9との接触部T1 までの距
離aと中間転写体9の図示S点からT1 迄の距離bは等
しく、従って時間経過後には画像の書き始めのE点と中
間転写体9上のS点はT1 の位置で一致する。即ち、中
間転写体9に対しては画像はS点を先端に反時計回りに
形成される。
【0069】(1)イエロー画像の形成 スキャナー部30によりイエロー画像のレーザー照射を
行ない、像担持体15上にイエロー潜像を形成する。こ
の潜像形成と同時にイエロー現像器20Yを駆動し像担
持体15上の潜像にイエロートナーが付着するように像
担持体15の帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印加
してイエロー現像を行なう。同時に現像部の少し下流の
1次転写位置T1 で像担持体15上のイエロートナー像
を中間転写体9の外周に1次転写する。この時、中間転
写体9には上記イエロートナーと逆極性の電圧を印加し
て1次転写を行なう。
【0070】形成する画像がA3サイズの場合長さ42
0mmであり、中間転写体9の外周S点からL1 点まで
画像が形成される(図1の中間転写体9の外周太線部分
参照)。
【0071】イエロートナーの中間転写体9への転写が
終了すると、即ち、L1 点が1次転写位置T1 を過ぎる
と、現像ロータリー23が時計方向に回転し次のマゼン
タ現像器20Mが回転移動し、像担持体15に対向した
位置に位置決めされる。
【0072】(2)マゼンタ画像の形成 次いで、中間転写体9の外周の一点S(イエローの画像
の先端)が一周して図示S点の位置に来た時、同様にス
キャナー部30によりマゼンタ画像のレーザー照射がス
タートされイエローと同様にして像担持体15上の潜像
にマゼンタトナー像が現像され、像担持体15上のマゼ
ンタトナー像を1次転写位置T1 で同様に中間転写体9
上に転写する。マゼンタトナーの中間転写体9への転写
が終了すると、即ちL1 点が1次転写位置T1 を過ぎる
と、現像ロータリー23が時計方向に回転し次のシアン
現像器20Cが回転移動し、像担持体15に対向した位
置に位置決めされる。
【0073】(3)シアン画像の形成 次いで、中間転写体9の外周の一点S(イエロー及びマ
ゼンタ画像の先端)が更に一周して図示S点の位置に来
たとき、同様にスキャナー部30によりシアン画像のレ
ーザー照射がスタートされマゼンタと同様にして像担持
体15上の潜像にシアントナー像が現像され、像担持体
15上のシアントナー像を1次転写位置T1 で中間転写
体9上にイエロー、マゼンタの各トナー像に転写する。
シアントナーの中間転写体9への転写が終了すると、即
ちL1 点が1次転写位置T1 を過ぎると、現像ロータリ
ー23が時計方向に60度回転し、像担持体15に対向
した位置にカラー現像器20が存在しない状態となる。
【0074】(4)ブラック画像の形成 次いで、中間転写体9の外周の一点S(イエロー、マゼ
ンタ、シアン画像の先端)が更に一周してS点の位置に
来たとき、同様にスキャナー部30によりブラック画像
のレーザー照射がスタートされ次いで黒現像器21Bに
よりブラックトナーが現像され、像担持体15上のブラ
ックトナー像を1次転写位置T1 で中間転写体9上に更
に重ねて転写する。
【0075】以上、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの順で潜像形成、現像及び中間転写体9へのトナー
転写を重ねて4回順次行ない、中間転写体9の表面にイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種のトナーか
らなるフルカラーの画像を形成する。
【0076】ブラックトナーの中間転写体9への転写が
終了する前に、即ち4回目ブラックトナーの1次転写を
終え、フルカラー画像を形成した中間転写体9の画像先
端Sが2次転写部T2 へ到達する前に、先述のレジスト
ローラー8で待機させておいた転写材2をタイミングを
合わせて搬送スタートさせる。
【0077】上記4回の中間転写体9上への各色画像形
成時には下方に待機し中間転写体9とは非接触状態であ
った転写手段200を同時に上方へカム206で移動さ
せ転写ベルト201を介して転写材2を中間転写体9の
2次転写部T2 で圧接すると同時に転写ローラー202
にトナーと逆極性のバイアスを印加することで、中間転
写体9上のフルカラー画像を転写材2に一括で4色同時
に転写する。
【0078】2次転写部T2 を経た転写材2は転写ベル
ト201の静電吸着により中間転写体9から剥離され定
着部25へ搬送されトナー定着を行なったあとに排出ロ
ーラー対34、35、36を介して本体上部の排出トレ
イ37上へ画像面を下にして排出され、画像形成動作を
終了する。
【0079】次に本発明の特徴部分を図2を参照しなが
ら説明する。図2は、本発明に係る、図1における主な
構成要素を模式的に示したものである。
【0080】同図において、像担持体15は外周長L1
を有し、また、中間転写体9は外周長L2 を有し、表層
が弾性体であり、図中の揺動中心S0 により揺動可能に
支持されていることで、像担持体15に当接圧が管理さ
れた状態で1次転写部T1 にて圧接されている。尚、像
担持体15及び中間転写体9は同一の駆動源から、別個
の径路でそれぞれ角速度ω1 、ω2 にて図中矢印の方向
に駆動されている。
【0081】また、転写手段200は上述した転写ベル
ト201、転写ローラー202及び駆動ローラー203
により構成されており、中間転写体9上に多重転写され
たカラー画像を転写する際に、図示するように2次転写
部T2 において転写ローラー202が転写ベルト201
を中間転写体9との間に挟持した状態で中間転写体9に
当接する。
【0082】ここで、中間転写体9への駆動の伝達を行
なわずに、像担持体15との圧接による摩擦力のみによ
って中間転写体9を駆動した場合における色の重ね合わ
せ誤差を調べたところ、図4のグラフに示すようになっ
た。図4のグラフにおいて横軸は中間転写体の直径、縦
軸は中間転写体1回転での色の重ね合わせ誤差を示して
いる。また、プロットは1次転写部T1 の当接圧の違い
を表している。
【0083】中間転写体を像担持体に従動させて駆動し
ていることから、像担持体と中間転写体の角速度の逆数
の比が、像担持体と中間転写体の外周長の比に等しくな
いと、各色トナーの中間転写体への転写時に重ね合わせ
誤差が生じてしまう。即ち、像担持体15の周長をL
1 、角速度をω1 、中間転写体9の周長をL2 、角速度
をω2 としたとき、 L1 :L2 =1/ω1 :1/ω2 、即ち、 ω11 =ω22 を満たす設定とすることにより、色の重ね合わせ誤差の
発生を防止できる。
【0084】図5のグラフに、像担持体の直径が62
[mm]、像担持体および中間転写体の角速度比がω2
/ω1 =1/3であるときに、中間転写体の直径と色の
重ね合わせ誤差の関係を示す。
【0085】このグラフからも、中間転写体の直径によ
って色の重ね合わせ精度が変化することが分かる。同グ
ラフより、色の重ね合わせ誤差がおよそ150[μm]
以下となるような中間転写体の直径として、185.3
5〜185.85[mm]と考えると、この時の中間転
写体の周長変化は、ニップが7[mm]だとすると、5
83.400〜587.974mmとなる。このとき以
下のような関係式が導出される。
【0086】 0.998≦ω22 /ω11 ≦1.001 図4のグラフを見ると、1次転写部T1 の当接圧が高く
なることによって、中間転写体の直径が大きくなるのと
同様に影響がある、即ち重ね合わせ誤差が大きくなるこ
とがわかる。これは、当接圧が高くなることで弾性体で
ある中間転写体の表層が押し潰されて直径が小さくなり
周長が短くなると考えがちであるが、実際は、中間転写
体に比較して曲率の大きな像担持体が中間転写体の表層
に食い込むことによりニップ部において中間転写体の周
長が通常よりも伸びるためである。
【0087】したがって、像担持体と中間転写体の角速
度の逆数の比(1/ω1 :1/ω2)が、像担持体と中
間転写体の外周長の比(L1 :L2 )に等しくなるよう
にするには、中間転写体の径だけではなく、中間転写体
と像担持体の当接圧との兼ね合いで管理する必要があ
る。本来の構成である中間転写体に駆動をかけた状態で
は、外周長比が適切に保たれていないと1次転写部で外
周方向に無理な力が働くことになり、画像形成に悪影響
を及ぼすこととなる。
【0088】さらに、像担持体と中間転写体の周長比
(L1 :L2 )が像担持体と中間転写体の角速度の逆数
比(1/ω1 :1/ω2 )と等しくなるように中間転写
体の径及び中間転写体と像担持体との当接圧を決定した
上で、像担持体と中間転写体の角速度比(ω1 :ω2
を整数比、即ちω1 /ω2 =n(nは整数)とすれば、
像担持体と中間転写体のギヤや軸の精度に依らず、各色
毎に現像状態を再現することができ、色の重ね合わせ精
度が向上し、画質の向上を図ることが可能となる。
【0089】図6に、縦軸にピッチむら、横軸に副走査
距離を想定した場合のグラフを示す図6(a)は、ω1
/ω2 ≠n(nは整数)の場合、図6(b)は、ω1
ω2=n(nは整数)の場合を示している。像担持体の
偏心や駆動ギアの精度などの影響でピッチむらを生じて
いるような場合にω1 /ω2 =nとすることで、ピッチ
むらの波形の位相を合わせることができ、色の重ね合わ
せ誤差を抑制することができる。
【0090】次に、転写ベルトの外周速と2次転写が画
像形成に及ぼす影響の度合の概念図を図7に示す。横軸
はプロセススピードに対する転写ベルトの外周速を示し
ており、縦軸は2次転写が画像形成(主に色の重ね合わ
せ精度)に及ぼす影響の度合を表している。図7に示す
ようにプロセススピードに対して転写ベルトの外周速が
遅くなったり、速くなったりすると、上述したように中
間転写体9が揺動可能に支持されていることから、転写
ベルト201が中間転写体9に当接して2次転写が行な
われると転写部での周速差によって、中間転写体9が揺
動させられてしまい、結果として1次転写部での当接圧
が変化し、先述したように像担持体15と中間転写体9
の周長比が適切ではなくなってしまう。このような状況
下で1次転写を行なっていると、このとき現像した色が
他の色に比較して伸縮することとなる。又、実機にて検
討を行なったところ、転写ベルト201の外周速が遅い
場合よりも、速い場合の方が1次転写に与える影響が小
さいことがわかった。
【0091】従って、周速の設計値をプロセススピード
に対して0%ではなく、1%を中心に設計したほうが、
部品の精度を考慮すると2次転写部での周速差が1次転
写に与える影響が小さくなるといえる。実際には、転写
ベルトの周速を0〜2%で設計することで良好な画像が
得られる。なお、長期間使用後の摩耗などを考慮すると
初期の設定としては、1〜2%の範囲で設計することが
望ましいといえる。
【0092】尚、本実施例においては、転写手段として
転写ベルトを採用した場合について説明したが、転写ロ
ーラーを採用した場合に本発明を適用できることは勿論
である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中間転写体は、その表層が弾性層で揺動可能に支持され
ており、且つ像担持体への当接が圧管理されている構成
を有し、像担持体と中間転写体のニップでの周長変化分
も含む像担持体と中間転写体の周長と、像担持体と中間
転写体の角速度とが、ω1 :像担持体の角速度、L1
像担持体の周長、ω2 :中間転写体の角速度、L2 :中
間転写体の周長であるとき、0.998≦ω22 /ω
11 ≦1.001の関係を有することにより、1次転
写部における中間転写体と像担持体の外周速を一致で
き、色の重ね合わせ精度の向上を図ることができ、よっ
て画質の向上を図ることができるとともに、1次転写部
での摩擦摩耗を低減し、中間転写体と像担持体の寿命を
延ばすことができる。
【0094】また、像担持体と中間転写体の周長比を整
数比とすることで、像担持体や中間転写体のギヤや軸の
精度に依らずに各色毎に現像状態を再現することがで
き、色の重ね合わせ精度を向上し、更なる画質の向上を
図ることが可能となる。
【0095】更に、ローラーやベルトなどの回動可能な
転写手段の外周速を中間転写体の外周速に対して0〜2
%の範囲で速く駆動することにより、2次転写時の周速
差が1次転写部に与える影響を低減し、色の重ね合わせ
精度、画質の向上を図ると同時に、2次転写時に転写部
の周速差により生ずる画像の伸縮も制御することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置を示す構成図
である。
【図2】図1のカラー画像形成装置の主たる構成要素の
模式図である。
【図3】中間転写体の像担持体への当接圧を管理する手
段を示す模式図である。
【図4】中間転写体を像担持体に従動させた場合におい
て、中間転写体の直径、1次転写部での当接圧と色の重
ね合わせ誤差の関係を表すグラフである。
【図5】中間転写体の直径と色ずれの関係を示すグラフ
である。
【図6】角速度比がω1 /ω2 ≠n(nは整数)の場合
(a)と、角速度比がω1 /ω2 =n(nは整数)の場
合(b)のピッチむらを示すグラフである。
【図7】2次転写時の周速差が色の重ね合わせ精度に及
ぼす影響を表すグラフである。
【図8】従来のカラーレーザープリンタの一例を示す構
成図である。
【符号の説明】 3 転写材 9 中間転写体 11 弾性層 15 像担持体(感光ドラム) 20C、20M、20Y カラー回転現像器 21B 黒固定現像器 200 転写手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される像担持体と、前記
    静電潜像を現像する複数の現像装置と、中間転写体とを
    有し、前記中間転写体上に複数色のトナー画像を形成
    し、次いで前記複数色のトナー画像を転写手段によって
    転写材に一括転写することによってフルカラー画像を作
    成するカラー画像形成装置において、 前記中間転写体は、その表層が弾性層で揺動可能に支持
    されており、且つ前記像担持体への当接が圧管理されて
    いる構成を有し、前記像担持体と前記中間転写体のニッ
    プでの周長変化分も含む前記像担持体と前記中間転写体
    の周長と、前記像担持体と前記中間転写体の角速度とが
    下記の関係を有することを特徴とするカラー画像形成装
    置。 0.998≦ω22 /ω11 ≦1.001 上式にて、ω1 :像担持体の角速度 ω2 :中間転写体の角速度 L1 :像担持体の周長 L2 :中間転写体のニップでの周長変化も含めた周長
  2. 【請求項2】 ω1 /ω2 =n(nは整数)であること
    を特徴とする請求項1のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 静電潜像が形成される像担持体と、前記
    静電潜像を現像する複数の現像装置と、中間転写体とを
    有し、前記中間転写体上に複数色のトナー画像を形成
    し、次いで前記複数色のトナー画像を転写手段によって
    転写材に一括転写することによってフルカラー画像を作
    成するカラー画像形成装置において、 前記中間転写体は、その表層が弾性層で揺動可能に支持
    されており、且つ前記像担持体への当接は圧管理されて
    いる構成を有し、前記転写手段が電圧を印加する回動可
    能なローラー及びベルトを含み、前記転写手段の外周速
    は前記中間転写体の外周速よりも0〜2%速めであるこ
    とを特徴とするカラー画像形成装置。
JP8359169A 1996-12-28 1996-12-28 カラー画像形成装置 Pending JPH10198187A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145700A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、制御装置、制御方法、及び、制御プログラム
JP2007011038A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Toshiba Corp 画像形成装置および画像形成方法

Cited By (3)

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