JPH11352741A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11352741A
JPH11352741A JP10164009A JP16400998A JPH11352741A JP H11352741 A JPH11352741 A JP H11352741A JP 10164009 A JP10164009 A JP 10164009A JP 16400998 A JP16400998 A JP 16400998A JP H11352741 A JPH11352741 A JP H11352741A
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Application number
JP10164009A
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English (en)
Inventor
Masayuki Ikeda
雅之 池田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光ドラム、現像器、中間転写体等の交換を
容易にするとともに、画像形成装置本体の合成の低下を
防止する。 【解決手段】 画像形成装置本体に平板状の前側板61
と後側板62とを設け、これらの間に、感光ドラム1
5、現像器、中間転写体9を有する中間転写体ユニット
50を着脱自在に装着する。感光ドラム15と現像器
(不図示)は、前側板61及び後側板62と直交する方
向に着脱する。また、中間転写体ユニット50は、前側
板61及び後側板62と平行する方向に着脱する。これ
により、画像形成装置本体に着脱のための大きな切り欠
き部が不要となり、画像形成装置本体の剛性の低下、及
びこれに起因する画質劣化を防止する。また、交換頻度
の高い感光ドラム15及び現像器の着脱が、操作側であ
る前側板61側から行なえるので容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写体を備え
た複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図10に、4色フルカラーの画像形成装
置(レーザビームプリンタ)の概略構成を示す。
【0003】同図に示す画像形成装置は、画像形成装置
本体(以下単に「装置本体」という)109のほぼ中央
部に、像担持体としてドラム型の電子写真感光体(以下
「感光ドラム」という)104aを備えている。感光ド
ラム104aは、装置本体109によって回転自在に支
持されており、駆動手段(不図示)によって同図中、矢
印方向(反時計回り)に回転駆動される。感光ドラム1
04aの周囲には、感光ドラム104aを一様に帯電す
る一次帯電器104b、画像情報に応じたレーザ光を照
射し潜像を形成する露光手段110、潜像を現像して可
視像(トナー像)とする複数の現像器105M、105
C、105Y、105Kを備えた回転現像装置105、
給紙部101から送給される転写材102を担持し搬送
する転写ドラム(転写材担持体)103が配置される。
感光ドラム104a上に形成されたトナー像は、転写ド
ラム103上の転写材102に転写される。このとき転
写材102に転写されないで感光ドラム104a表面に
残ったトナー(以下「残留トナー」という)はクリーナ
104cにて除去され、感光ドラム104aは次の画像
形成工程に供される。
【0004】上述の画像形成工程を繰り返すことによ
り、転写ドラム103上の転写材102には多色トナー
像が重ね転写される。
【0005】さらに、上述の各構成部について説明する
と、一次帯電器104bは電圧が印加された帯電ローラ
であり、感光ドラム104a表面に圧接して配置され、
潜像形成に先だって感光ドラム104a表面を一様に帯
電する。
【0006】露光手段110は、レーザダイオードを有
するスキャナ部110aを備え、このレーザダイオード
は、画像信号に対応して発光し、レーザ光をポリゴンミ
ラーへ照射する。ポリゴンミラーはスキャナモータによ
って高速回転しレーザ光を反射する。ポリゴンミラーで
反射されたレーザ光は結像レンズ110b及び反射ミラ
ー110cを介して感光ドラム104a表面を画像信号
に対応して選択的に露光し、これにより、感光ドラム1
04a表面には、静電潜像が形成される。
【0007】回転現像装置105は、上述のように、各
色の現像器、すなわち、それぞれマゼンタ、シアン、イ
エロー、ブラックの各色のトナーを収納した現像器10
5M、105C、105Y、105Kを有しており、こ
れら4色の現像器105は、軸105eに対して回転可
能な回転体105Aに搭載されており、各現像器の中心
が公転するギヤの外周に配置された自転するギヤに連動
して回転し、その姿勢が一定に維持されている。
【0008】現像に際しては潜像に対応した色の現像器
(同図では、マゼンタの現像器105M)が回転体10
5Aの回転によって感光ドラム104aに対向した現像
位置に配置され、さらにそこで現像スリーブ105bが
感光ドラム104a表面と微小間隙を介して対向するよ
う位置決めされる。現像器は、現像位置に回転移動され
たときに、装置本体109側の高圧電源と接続され、現
像スリーブ105bは現像バイアスが印加されると同時
に駆動源からの駆動手段とも接続されて所定の回転が行
われる。現像時には、現像スリーブ105bは、塗布ロ
ーラ105aによって表面にトナーが塗布され、規制ブ
レード105cによってトナー層厚が規制され、さら
に、バイアスの印加と回転駆動とを受けることで感光ド
ラム104a上の潜像にトナーを付着させてこの潜像を
トナー像として現像する。
【0009】給紙部101は、転写ドラム103へ転写
材102を給送するためのものであり、装置本体109
の下部には、転写材102を収納した給紙カセット10
1aが着脱自在に装着されている。給紙カセット101
a内の転写材102は、中板101cによって上方に付
勢され、最上位の転写材102が給紙ローラ101bに
当接されている。画像形成時には画像形成動作に応じて
給紙ローラ101bが回転し、カセット101a内から
転写材102を1枚ずつ分離して転写ドラム103へ給
送する。
【0010】転写ドラム103は、給紙部101から給
送された転写材102を巻き付けて感光ドラム104a
上の各色のトナー像を転写部にて転写材102上に転写
させるため、感光ドラム104aの外周速度(プロセス
スピード)と同速度、例えばV=75.4mm/秒で同図
中の矢印方向(時計回り)に回転する。
【0011】転写ドラム103は、ドラム中心軸103
eを中心とする直径180mmのアルミシリンダ103a
の外周にスポンジやゴム等で弾性体層103bを形成
し、その外周に抵抗層103cを形成し、さらに最外層
には誘電体層103dを形成して構成されている。ま
た、転写ドラム103の外周上の所定位置には、給送さ
れた転写材102の先端を把持するグリッパ103fが
設けてある。さらに、転写ドラム103の外周に離接可
能に静電吸着ローラ103gが設けられている。吸着ロ
ーラ103gは、転写材102を転写ドラム103との
間で挟み込むようにして転写ドラム103の外周に圧接
する。そして、吸着ローラ103gと転写ドラム103
との間に電圧を印加することにより、誘電体である転写
材102と転写ドラム103の誘電体層103dに電荷
を誘起し、転写材102を転写ドラム103の外周に静
電吸着する。
【0012】クリーナ104cは、転写後に転写材10
2上に転写されないで感光ドラム104a表面に残った
残留トナーをクリーニングするためのものであり、転写
ニップ部Tの下流において感光ドラム104a表面に接
触配置されている。クリーナ104cは、廃トナー搬送
ローラ104d、上述の一次帯電器104c、感光ドラ
ム104a等とともに、感光ドラムユニット104とし
てユニット化されている。
【0013】定着部106は駆動される加圧ローラ10
6aと、これに圧接して転写材102に熱と圧力とを加
える定着ローラ106bとを備えている。各色トナー像
を保持し転写ドラム103から剥離搬送されてくる転写
材102を通過させることにより、各色トナー像を転写
材102に定着する。なお、106cは、定着ローラ1
06b表面の離型性を増すべくシリコーンオイルと塗布
するとともに、定着ローラ106b表面を清掃するクリ
ーニング装置である。
【0014】画像形成に際して、給紙カセット101a
内の転写材102が給紙ローラ101bにより転写ドラ
ム103へ給送される。転写ドラム103は、給送され
てきた転写材102の先端をグリッパ103fで把持す
るとともに、その周面に静電吸着する。
【0015】一方、一次帯電器104bによって表面が
均一に帯電された感光ドラム104aはスキャナ部11
0aからマゼンタ画像の露光が行われ、その外周面にマ
ゼンタ画像の潜像が形成される。この潜像形成と同時に
マゼンタ現像器105Mを駆動し、感光ドラム104a
上に形成されたマゼンタ潜像にマゼンタトナーが付着す
るよう、感光ドラム104aの帯電極性と同極性でほぼ
同電位の現像バイアス電圧を印加して現像し、感光ドラ
ム104a上にマゼンタトナー像を得る。そして、転写
ドラム103にマゼンタトナーと逆極性の転写電位を印
加して、感光ドラム104a上のマゼンタトナー像を転
写ドラム103上の転写材102に転写する。
【0016】マゼンタトナー像の転写が終了すると、次
のシアンの現像器105Cが回転して感光ドラム104
aに対向した現像位置に位置決めされ、同様のプロセス
で、シアン、イエロー、ブラックの潜像形成、現像、得
られたトナー像の転写を順次行い、転写材102上にフ
ルカラー画像が形成される。
【0017】転写材102を保持し搬送する転写ドラム
103が4回転することにより1枚の4色フルカラー画
像を得ることができる。すなわち、本構成では、180
π×4/75.4≒30秒で1枚のフルカラー画像出力
される。
【0018】4色トナー像の転写が終了した転写材10
2は、転写ドラム103から分離されて定着部106へ
搬送され、定着部106でトナー像の定着を行った後、
排出ローラ対107によって排出トレイ108上に排出
される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述の画像形成装置に
よると、転写ドラム103の交換時やジャム処理時など
には、転写ドラム103を、ドラム中心軸103eの軸
線方向に沿って装置本体109の手前側へ引き出す構成
となっているため、装置本体109のフレームをその分
大きく切り欠かなければならなかった。このため、装置
本体109の剛性の低下、それに起因する画質の劣化が
発生するという問題があった。
【0020】また、装置本体109の手前側に転写ドラ
ム103を引き出すため、転写ドラム103のハンドリ
ング性やジャム紙の破損によってジャム処理性も悪く、
引き出すためのガイドレール等の部材も必要となり、構
造が複雑になってコスト高を招くといった問題もあっ
た。
【0021】そこで、本発明は、画像形成装置本体のフ
レームに大きな切欠部を必要とせず、ユーザビリティの
向上を図ることができ、画像形成装置本体の剛性の低下
及び剛性の低下による画質劣化を引き起こすことのない
画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る発明は、画像形成装置本体内に配置
された回転自在の像担持体と、該像担持体に接触配置さ
れた回転自在な中間転写体とを備え、前記像担持体上に
順次に形成したトナー像を中間転写体上に順次に一次転
写して該中間転写体上で複数のトナー像を重ね、該中間
転写体上の複数のトナー像を一括して転写材に二次転写
する画像形成装置において、前記中間転写体の軸方向両
端部に配置した平板状の前側板と後側板とを構造物とし
て備え、これら前側板と後側板とのうちの一方の側を操
作側に設定するとともに、前記像担持体と、該像担持体
上にトナー像を現像する現像器とを、前記前側板及び後
側板と直交する方向に着脱するように構成し、また、前
記中間転写体を前記前側板及び後側板と平行する方向に
着脱するように構成した、ことを特徴とする。
【0023】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記中間転写体上のトナー像を転写材に転写す
るための転写ユニット、及び前記転写材上にトナー像を
定着させる定着器を、前記前側板及び前記後側板と平行
する方向に着脱するように構成した、ことを特徴とす
る。
【0024】請求項3に係る発明は、請求項2の発明に
おいて、前記前側板と前記後側板との間の設けられた開
口部を開閉可能に覆う開閉部材を有し、該開閉部材が転
写材のジャム処理及び前記転写ユニット着脱のための部
材を兼ねており、前記開閉部材が開放位置に配置された
ときに、前記転写ユニットを着脱するためのスペースが
確保される、ことを特徴とする。
【0025】請求項4に係る発明は、請求項2又は3の
発明において、前記中間転写体と前記定着器とを反対方
向に着脱するように構成した、ことを特徴とする。
【0026】〔作用〕以上構成に基づく主な作用は、次
の通りである。
【0027】交換頻度の高い現像器と像担持体ユニット
とを前側板及び後側板に直交する方向に着脱し、交換頻
度の低い中間転写体を前側板及び後側板に平行する方向
に着脱することで、前側板又は後側板の切欠部を少なく
することができ、画像形成装置本体の剛性の低下及びそ
れによる画質劣化を防止し、メンテナンス性、ユーザビ
リティを向上させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0029】図8は、本発明に係る画像形成装置の概略
構成を示す縦断面図である。なお、同図に示す画像形成
装置は、4色フルカラーのレーザビームプリンタであ
る。
【0030】まず、同図を参照して、画像形成装置全体
について簡単に説明する。
【0031】同図に示す画像形成装置は、像担持体15
と、その周囲に配設した帯電手段、露光手段、現像手段
等の各プロセス手段とを備えており、これらプロセス手
段によって像担持体15上にトナー像を形成しこのトナ
ー像を中間転写体9上に一次転写する工程を4色(イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラック)について行って中
間転写体9上で一旦4色のトナー像を重ね、その後、こ
れら4色のトナー像を一括して転写材2上に二次転写す
る。そして、定着手段25によって、転写材2上に4色
のトナー像を定着させて4色フルカラーの画像を得るも
のである。
【0032】次に、画像形成装置の各部の構成について
詳述する。
【0033】[像担持体ユニット(感光ドラムユニッ
ト)]同図に示す画像形成装置は、像担持体としてドラ
ム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)1
5を備えている。感光ドラム15と、これのホルダを兼
ねるクリーニング装置のクリーナ容器14とが一体とな
って、感光ドラムユニット(以下単に「ドラムユニッ
ト」という)13を構成している。このドラムユニット
13は、画像形成装置本体(以下単に「装置本体」とい
う)Mに対して着脱可能に組み込まれており、感光ドラ
ム15の寿命に合わせてドラムユニット13ごとに簡単
に交換することができる。
【0034】像担持体15は、直径約60mmのアルミニ
ウムシリンダの外周面にOPC(有機光導電体)からな
る感光層を塗布して構成されており、上述のクリーナ容
器14によって回転自在に支持されている。
【0035】感光ドラム15の表面には、ドラムユニッ
ト13の構成部材であるクリーナブレード16及び帯電
ローラ17が接触配設されている。
【0036】感光ドラム15の軸方向の一方の端部に
は、駆動モータ及び伝達機構(いずれも不図示)が配置
されており、感光ドラム15を画像形成動作に応じて矢
印R15方向に所定のプロセススピードで回転駆動する
ようになっている。
【0037】[帯電手段]帯電手段としては、接触帯電
方法を採用している。帯電手段は、感光ドラム15表面
に当接させた導電性の帯電ローラ17と、電源(不図
示)とを有しており、電源によって帯電ローラ17に帯
電バイアス印加することにより、感光ドラム15の表面
を所定の極性の所定の電位に均一に帯電する。
【0038】[露光手段]感光ドラム15に対する露光
は、スキャナ部30によって行われる。すなわち、画像
信号がレーザダイオード(不図示)に与えられると、こ
のレーザダイオードは画像信号に対応する画像光をポリ
ゴンミラー31へ照射する。このポリゴンミラー31は
スキャナモータ31aによって高速回転されており、こ
のポリゴンミラー31で反射された画像光は、結像レン
ズ32及び反射ミラー33を介して、所定のプロセスス
ピードで矢印R15方向に回転する感光ドラム15表面
を選択的に露光して、露光部分の電荷を除去し、感光ド
ラム15上に静電潜像を形成する。
【0039】[現像手段]現像手段は、感光ドラム15
上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像
として現像(可視像化)するものであり、現像ロータリ
23に搭載された3色(イエロー、マゼンタ、シアン)
の現像器20Y、20M、20Cを有する回転現像装置
20と、ブラックの現像器21Bからなる固定現像装置
21とを備えており、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの4色のトナーにより、4色フルカラーの画像形
成を可能とする。上述の回転現像装置20及び固定現像
装置21は、それぞれ個別に、装置本体Mに対して着脱
自在に装着されている。
【0040】上述の固定現像装置21を構成するブラッ
クの現像器21Bは装置本体Mに対する装着後には固定
的に配置され、現像スリーブ21BSが感光ドラム15
に対し微小間隙(300μm程度)を介して対向する位
置(現像位置)に配置され、感光ドラム15上の静電潜
像をブラックトナーによって現像(可視像化)する。
【0041】ブラックの現像器21Bは容器内のトナー
を送り機構によって送り込み、現像スリーブ21BSの
外周面に圧接された塗布ブレード21BBによって、図
示時計回りに回転する現像スリーブ21BSの外周面に
トナーを薄層塗布し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯
電)する。そして、現像スリーブ21BSに現像バイア
スを印加することにより、静電潜像に応じて感光ドラム
15に対してトナー現像を行うものである。
【0042】一方、回転式現像装置20を構成する3色
の現像器20Y、20M、20Cは、軸22を中心とし
て回転する現像ロータリ23にそれぞれ着脱可能に保持
されており、画像形成に際しては各現像器が現像ロータ
リ23に保持された状態で軸22を中心に回転移動し、
現像に供される現像器(図8では、イエローの現像器2
0Y)が、感光ドラム15に対向した位置(現像位置)
に止まり、さらに現像スリーブ20YSが感光ドラム1
5に対し微小間隙(300μm程度)をもって対向する
ように位置決めされた後、感光ドラム15上の静電潜像
にトナーを付着させて現像(可視像化)する。
【0043】カラー画像形成時には中間転写体9の1回
転ごとに現像ロータリ23が回転しイエローの現像器2
0Y、マゼンタの現像器20M、シアンの現像器20C
の順で現像工程が行われ、最後にブラックの現像器21
Bによる現像が行われる。すなわち、中間転写体9が4
回転してイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれ
ぞれの色のトナーによるトナー像が順次に感光ドラム1
5上に形成され、形成された順に次々と一次転写部位T
1 を介して中間転写体9上に一次転写され、中間転写体
9上で4色のトナー像が重ね合わせられる。
【0044】図9は、A3サイズの画像形成動作を示し
ており、イエローの現像器20Yが現像位置に位置決め
静止している状態を示す。イエローの現像器20Yは、
容器内のトナーを送り機構によって塗布ローラ20YR
(図8参照)へ送り込み、図示の時計回りに回転する塗
布ローラ20YR及び現像スリーブ20YSの外周面に
圧接された塗布ブレード20YBによって図示の時計回
りに回転する現像スリーブ20YSの外周にトナーを薄
層塗布し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。
静電潜像が形成された感光ドラム15と対向した現像ス
リーブ20YSに現像バイアスを印加することにより、
感光ドラム15上に形成された静電潜像はイエローのト
ナーが付着されて現像され、イエローのトナー像とな
る。マゼンタの現像器20M、シアンの現像器20C
も、上述のイエローの現像器20Yの場合と同様に作動
し、それぞれマゼンタのトナー像、シアンのトナー像を
形成する。
【0045】また、各現像器20Y、20M、20Cの
各現像スリーブは、各現像器20Y、20M、20Cが
現像位置に回転移動されたときに、装置本体Mに設けら
れた各色現像用の高圧電源及び駆動源(いずれも不図
示)と接続され、各色の現像ごとに順次選択的に電圧が
印加され駆動が伝達される。
【0046】[中間転写体]中間転写体9は、カラー画
像形成動作時には、各現像器によって現像された感光ド
ラム15上のトナー像が4回にわたって多重転写(一次
転写)されるため、感光ドラム15の外周速度(プロセ
ススピード)と同期して矢印R9方向に回転する。ま
た、多重転写を受けた中間転写体9は、電圧が印加され
た転写ローラ10との間に形成される二次転写部位T2
にて転写材2を挟持搬送し、この転写材2に中間転写体
9上の各色トナー像を一括して同時に多重転写(二次転
写)する。
【0047】中間転写体9は、直径180mmのアルミニ
ウムシリンダ12の外周面を中抵抗スポンジや中抵抗ゴ
ム等の弾性層11で覆った構成としている。この中間転
写体9は回転自在に支持され、一体的に固定されたギヤ
(不図示)に駆動が伝達されることにより矢印R9方向
に回転する。
【0048】[クリーニング手段]クリーニング手段
は、現像手段によって感光ドラム15上に現像されたト
ナーが中間転写体9に転写された後、感光ドラム15上
に残った残留トナーを除去するものであり、除去した廃
トナーはクリーナ容器14に蓄えられる。クリーナ容器
14に蓄えられる廃トナーは、感光ドラム15の寿命よ
り早くクリーナ容器14を満たすことはなく、したがっ
て、クリーナ容器14は感光ドラム15の寿命交換時に
同時に一体で交換処理される。
【0049】[給紙部]給紙部は、感光ドラム15、中
間転写体9を有する画像形成部へ転写材2を給送するも
のであり、複数枚の転写材2を収納した給紙カセット
1、給紙ローラ3、給送ローラ4、重送防止リタードロ
ーラ5、給紙ガイド6、搬送ローラ7、レジストローラ
8等によって構成されている。画像形成時には給紙ロー
ラ3が画像形成動作に応じて回転され、給紙カセット1
内の転写材2を1枚ずつ分離給送するとともに、給紙ガ
イド6によってガイドし、搬送ローラ7によりレジスト
ローラ8に到達させる。画像形成動作中にレジストロー
ラ8は、転写材2を静止待機させる非回転の動作と転写
材2を中間転写体9に向けて搬送する回転の動作とを所
定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時のトナ
ー像と転写材2との位置合わせを行う。
【0050】[転写部]転写部は揺動可能な定着ローラ
10を有する。転写ローラ10は、金属軸を中抵抗発泡
弾性体で巻くことにより形成され、図示のように、ほぼ
上下に移動可能でかつ駆動部材(不図示)によって回転
駆動される。
【0051】転写ローラ10は、上述の中間転写体9上
に4色のトナー像を形成している間、すなわち中間転写
体9が複数回転する間はその画像を乱さぬよう、実線で
図示する下方の退避位置に位置し中間転写体9から離間
している。一方、転写ローラ10は、中間転写体9上に
4色のトナー像が形成し終わった後、転写材2にこの4
色のトナー像(カラー画像)を転写するタイミングに合
わせて、カム部材(不図示)により、点線で図示する上
方の作動位置に移動され、転写材2を介して中間転写体
9に所定の圧で押し付けられる。このとき、同時に、転
写ローラ10にはバイアス電圧が印加され、中間転写体
9上の4色のトナー像は二次転写部位T2 を介して転写
材2に一括して二次転写される。
【0052】中間転写体9と転写ローラ10とはそれぞ
れ駆動されているため、両者に挟まれた状態の転写材2
は、転写工程が行われると同時に、図示の左方向に所定
の速度で搬送され、次工程を行う定着部へ搬送される。
【0053】[定着部]定着器(定着手段)25は、転
写材2上に二次転写されたトナー像を定着させるもので
あり、転写材2に熱を加えるための定着ローラ26と転
写材2を定着ローラ26に圧接させるための加圧ローラ
27とを備え、各ローラ26、27は中空ローラであり
それぞれの内部にヒータ28、29を有し、回転駆動さ
れて同時に転写材2を搬送する。
【0054】すなわち、トナー像を保持した転写材2は
定着ローラ26と加圧ローラ27とにより搬送されると
ともに加熱及び加圧を受けて、トナー像が転写材2に定
着される。
【0055】[画像形成動作]次に、図8、図9を参照
して、上述構成の画像形成装置の画像形成動作について
説明する。
【0056】まず、図8に示す給紙ローラ3を回転して
給紙カセット1内の転写材2を1枚分離し、レジストロ
ーラ8へと搬送する。
【0057】一方、感光ドラム15と中間転写体9とが
それぞれプロセススピードV=75.4mm/秒で矢印R
15方向、矢印R9方向に回転する。直径60mmの感光
ドラム15は、60π/75.4≒2.5秒で1回転
し、他方、直径180mmの中間転写体9は、180π/
74.5≒7.5秒で1回転する。また、感光ドラム1
5と中間転写体9とは図示しない歯車で連結されている
ため、感光ドラム15が3回転すると中間転写体9が正
確に1回転する。
【0058】図9において、中間転写体9の外周面上の
任意の点Sが図示の位置に来たときに、帯電ローラ17
によって表面を均一に帯電された感光ドラム15は、露
光位置Eでレーザ露光を受け画像形成を行う。感光ドラ
ム15の露光Eから矢印R15方向に中間転写体9との
一次転写部位T1 までの距離aと、中間転写体9の点S
から矢印R9方向に一次転写部位T1 までの距離bとは
等しく、したがって、a/75.4秒経過後には、感光
ドラム15表面上の画像の書き初めの点Eと中間転写体
9上の点Sとは一次転写部位T1 の位置で一致する。す
なわち、中間転写体9に対して画像はS点を先端に反時
計回りに形成される。
【0059】(1)イエロー画像(イエロートナー像)
の形成 スキャナ部30によりイエロー画像のレーザ照射を行
い、感光ドラム15上にイエローの静電潜像を形成す
る。この静電潜像形成と同時にイエローの現像器20Y
を駆動し、感光ドラム15上の静電潜像にイエロートナ
ーが付着するように感光ドラム15の帯電極性と同極性
でほぼ同電位の電圧を印加してイエロートナー像の現像
を行う。同時に現像部の少し下流の一次転写部位T1
感光ドラム15上のイエロートナー像を中間転写体9の
外周面に一次転写する。このとき、中間転写体9には上
述のイエロートナーと逆極性の電圧を印加して一次転写
を行う。
【0060】形成する画像がA3サイズの場合、長さ4
20mmであり中間転写体9の外周S点からL1 点まで画
像が形成される(図9の中間転写体9の外周太線部分参
照)。
【0061】イエロートナー像の中間転写体9への転写
が終了すると、すなわち、点L1 が一次転写部位T1
過ぎると、現像ロータリ23が時計回りに回転し、次の
マゼンタの現像器20Mが感光ドラム15に対向した現
像位置に位置決めされる。
【0062】(2)マゼンタ画像(マゼンタトナー像)
の形成 次いで、中間転写体9の外周面上の点S(イエロー画像
の先端)が一周して図示の点Sの位置に来たとき、同様
にスキャナ部30によりマゼンタ画像のレーザ照射がス
タートし、イエローの場合と同様にして感光ドラム15
上の静電潜像にマゼンタのトナーが付着され、マゼンタ
のトナー像が形成される。感光ドラム15上のマゼンタ
トナー像を一次転写部位T1 で同様に中間転写体9上に
一次転写する。マゼンタトナー像の中間転写体9への転
写が終了すると、すなわち点L1が一次転写部位T1
過ぎると、現像ロータリ23が時計回りに回転し、次の
シアンの現像器20Cが感光ドラム15に対向した現像
位置に位置決めされる。
【0063】(3)シアン画像の形成 次いで、中間転写体9の外周面上の点S(イエロー及び
マゼンタ画像の先端)がさらに一周して図示の点Sの位
置に来たとき、同様にスキャナ部30によりシアン画像
のレーザ照射がスタートし、マゼンタの場合と同様にし
て感光ドラム15上の静電潜像にシアンのトナーが付着
されてシアンのトナー像が形成される。感光ドラム15
上のシアントナー像を一次転写部位T1 で中間転写体9
上にイエロー、マゼンタの各トナー像に重ねて転写す
る。シアントナー像の中間転写体9への転写が終了する
と、すなわち点L1 が一次転写部位T1 を過ぎると、現
像ロータリ23が時計回りに60度回転し、感光ドラム
15に対向した現像位置にはいずれの現像器も存在しな
くなる。
【0064】(4)ブラック画像の形成 次いで、中間転写体9の外周面上の点S(イエロー、マ
ゼンタ、シアン画像の先端)がさらに一周して図示の点
Sの位置に来たとき、同様にスキャナ部30によりブラ
ック画像のレーザ照射がスタートし、次いでブラックの
現像器21Bによりブラックトナーが付着されてブラッ
クのトナー像が形成される。感光ドラム15上のブラッ
クトナー像を一次転写部位T1 で中間転写体9上にさら
に重ねて転写する。
【0065】以上、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの順で潜像形成、現像及び中間転写体9へのトナー
像の一次転写を、4回順次に行い、中間転写体9の表面
にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナ
ー像からなるフルカラー画像を形成する。
【0066】ブラックトナー像の中間転写体9への転写
が終了する前に、すなわち4色目のブラックトナー像の
一次転写を終えたフルカラー画像を形成した中間転写体
9の画像先端Sが二次転写部位T2 へ到達する前に、前
述のレジストローラ8に待機させておいた転写材2をタ
イミングを合わせて搬送スタートさせる。
【0067】上述の4回の中間転写体9上への各色のト
ナー像の形成時には、下方の退避位置に待機し中間転写
体9とは非接触状態であった転写ローラ10を同時に上
方の作動位置にカム(不図示)で移動させ、転写材2を
中間転写体9との間の二次転写部位T2 で圧接すると同
時に転写ローラ10にトナーと逆極性のバイアスを印加
することで、中間転写体9上のフルカラー画像を転写材
2に一括して4色同時に二次転写する。
【0068】二次転写部位T2 を通過した転写材2は、
中間転写体9から剥離され、定着部25へ搬送されトナ
ー像の定着が行われた後、排出ローラ対34、35、3
6を介して装置本体M上面の排出トレイ37上へ画面を
下向きにして排出され、画像形成動作を終了する。
【0069】このように、1枚のフルカラー画像を作成
するのに、中間転写体9に4回転の動作が必要となり、
これに要する時間は30秒(=7.5秒×4)となる。
ちなみに、中間転写体9とそのプロセススピードVが等
しく駆動され感光ドラム15は、1枚のフルカラー画像
の作成のために中間転写体9との外径比に逆比例して1
2回転する。
【0070】また、中間転写体9は直径180mmであり
その外周長は約565mmでありA3サイズの画像形成で
は420mmの周長を使用する。すなわち、中間転写体9
の点Sから反時計回り(矢印R9方向と反対方向)に点
1 までの距離が420mmである(図9の中間転写体9
の外周太線部分参照)。すなわち、中間転写体9の外周
565mmのうち画像形成には420mmを使用し残りの1
45mmは画像形成には使用されない。中間転写体9は一
定のプロセススピードV=75.4mm/sec で回転して
いるため、A3サイズのフルカラー画像の形成には14
5/75.4=1.92秒の非画像形成時間が存在しカ
ラー現像器20Y、20M、20Cの切り換え時間に当
てられる。
【0071】感光ドラム15の露光位置Eと一次転写部
位T1 との間に位置するイエローの現像器20Yがトナ
ー像を形成し、そして次のマゼンタの現像器20Mに置
き換わるために当てられる時間は、実際のタイミングは
シフトしているものの、中間転写体9の点L1 が一次転
写部位T1 に到達するまでの時間に相当する。
【0072】次に、図1、図2を参照して本発明の特徴
について説明する。
【0073】本発明では装置本体に対して着脱自在な、
交換ユニット(本実施の形態では現像器20Y、20
M、20C、ブラックの現像器21、感光ドラムユニッ
ト13、中間転写体9又は中間転写体ユニット50(図
3参照)、転写ユニット80、定着器25が存在する)
の着脱方向を、各ユニットごと変えることで効果が得ら
れように装置本体Mを構成している。
【0074】図5、図6において、装置本体Mの主要構
造物である前側板61及び後側板62は、平板状の形成
された部材であり、感光ドラム15(中間転写体9)の
軸線に対して直交する向きで、図の手前側と奥側とに各
ユニットを挟むようにして構成されている。すなわち、
本実施の形態においては、前側板61と後側板62と
は、中間転写体9の軸方向両端部に、軸に直交する方向
に配置されており、前側板61は、図1及び図2中の手
前側、また後側板62は、図1及び図2中の奥側に配置
されている。なお、本実施の形態では図の手前側、つま
り前側板61側を操作側としている。
【0075】感光ドラムユニット13とブラックの現像
器21とは装置本体Mに設けられたレール上をスライド
させることにより、前側板61に対して直交する方向に
着脱できるようになっており、色現像器20Y、20
M、20Cは回転式現像装置20内をガイドされてスラ
イドすることで前側板61に対して直交する方向に着脱
できるようになっている。これらの交換ユニットは交換
頻度が高い交換ユニットであり、前側板61に対して直
交方向、すなわち、操作側からアクセスできるようにし
てあることでメンテナンス性、ユーザビリティに優れた
装置としている。
【0076】図2に示すように、中間転写体9と転写ユ
ニット80は前側板61と平行な方向で、かつ同図中の
矢印C方向に取り出し、また矢印C方向と逆方向に装着
するようになっている。このため、装置本体Mに対して
回動して開閉する開閉部材90を開いて開放位置に配置
すると、中間転写体9と転写ユニット80とを着脱でき
るスペースが確保されるように構成されている。開閉部
材90は図1中のA部で発生するジャムを処理するため
にもともと設けられているものであり、これを利用する
ことで、新たな扉を設ける必要がなくなった。
【0077】定着器25は、前側板61と平行な方向
で、かつ同図中の矢印D方向に取り出し、また矢印D方
向と反対方向に装着するようになっている。こちらも同
様に、図1中のB部で発生するジャムを処理するための
開閉部材91を開くと着脱のためのスペースが確保され
る。本実施の形態では転写材2の両面にプリントするた
めの両面ユニット92も図示されており、これも矢印D
方向及びその反対方向に着脱できるようになっている。
【0078】上述のように、操作側から着脱させると側
板に大きな切欠を必要とする中間転写体9と転写ユニッ
ト80と定着器25とを前側板61と平行な方向に着脱
するようにしたことで、これらの着脱のために前側板6
1を切り欠く必要がなくなり、装置本体Mの剛性の低下
及びそれによる画質劣化を防止できる。また、これら中
間転写体9、転写ユニット80、定着器25は、ユニッ
トとしての交換頻度が低いので、前側板61と平行な方
向からでのアクセスでもメンテナンス性やユーザビリテ
ィをそれほど低下させることにはならない。
【0079】そればかりか、前側板61に沿って着脱さ
せることになるので、前側板61及び後側板62面に簡
単なガイド部材を設けることで、これら着脱動作をガイ
ドすることができ、これにより、着脱動作が容易で、ハ
ンドリング性が向上するといったメリットがある。
【0080】ここで、中間転写体ユニット50を例にと
って、前側板61及び後側板62の間に中間転写体ユニ
ット50をはじめとする各ユニットを着脱するための構
成、及び着脱動作について説明する。
【0081】図3、図4に示すように、中間転写体9の
回転軸9A(図1参照)に沿った長手方向の両端部を、
同じ構成の中間転写体保持部材40、41で保持し、こ
れら中間転写体保持部材40、41を結合部材(連結部
材)45、46で連結することで、全体として中間転写
体ユニット50を構成している。この中間転写体ユニッ
ト50は装置本体M(図8参照)に対して着脱自在に構
成されている。以下、さらに詳述する。
【0082】中間転写体保持部材40、41には、図
5、図6に示すように、装置本体Mの前側板61、後側
板62にそれぞれ設けられた案内部材63、64に沿っ
て中間転写体ユニット50を支えながら定位置へ案内す
るために、第1の突起ガイド部材42、49(図4参
照)と、装置本体M側の案内部材63、64に沿って中
間転写体ユニット50の着脱時の姿勢を制御する姿勢制
御用の第2の突起ガイド部材43、44が設けられてい
る。なお、図5、図6、図7はいずれも本発明の特徴を
示す図であるが、このうち図5には、特徴的な構成の大
部分が表現されており、構成については、この図5を中
心に、また、中間転写体ユニット50の着脱動作につい
ては、図6、図7を中心に説明するものとする。
【0083】さらに、中間転写体保持部材40、41に
は、中間転写体ユニット50の着脱時などに中間転写体
ユニット50をつかむための部分として把手部(把手)
71、72が設けられている。把手部71、72の、握
る形状や指を引っ掛ける形状は、中間転写体ユニット5
0の着脱動作時の操作性に優れるものである限り、図示
のものに限定されるものではなく、例えば、別部材で形
成したものを結合部材45に取り付けるようにしてもよ
い。
【0084】図5、図6は中間転写体ユニット50の装
置本体Mへの着脱の様子を説明するために、装置本体M
の前側板61及び関連部材が想像線で示すかあるいは省
かれており、また、中間転写体ユニット50も、手に保
持された状態を示すべく、浮いた状態で図示してある。
【0085】装置本体Mの前側板61、後側板62のそ
れぞれの内側面には、案内部材63、64が取り付けら
れており、案内部材63、64には、中間転写体ユニッ
ト50の突起ガイド部材42、49を案内する案内面
(第1の案内部)63a、64aと、中間転写体ユニッ
ト50の画像形成位置である正規保持部(第1の落ち込
み部)63b、64bが設けられている。
【0086】次に、中間転写体ユニット50の装置本体
Mへの装置態様について説明する。
【0087】図6を参照すると、中間転写体ユニット5
0の把手部71、72を持ち、中間転写体ユニット50
をハンドリングしながら、中間転写体保持部材40の突
起ガイド部材42を前側板61に取り付けられている案
内部材63の案内面63aに載せて、同時に、中間転写
体保持部材41の突起ガイド部材(不図示)を案内部材
64の案内面64aに載せて、中間転写体ユニット50
をスライドさせながら装置本体Mの内部へ押し入れる。
このとき、同時に、中間転写体保持部材40、41の姿
勢制御用の突起ガイド部材43、44を案内部材63、
64のもう一つの案内面(第2の案内部)63c、64
c(案内面64cについては図7参照)に沿わせてスラ
イドさせる。こうすることにより、中間転写体ユニット
50は案内面63a、64a、63c、64cに倣って
姿勢を制御されるので、他部材との干渉もなく簡単に装
置本体Mの内部に装着することができる。
【0088】最終的に、中間転写体ユニット50は、突
起ガイド部材42、49が案内部材63、64の正規保
持部63b、64bに支持されることにより、装置本体
Mに保持される。装置本体Mからの取り出しは、上述の
装着の場合と逆の手順で行うことができる。なお、取り
出しは、中間転写体ユニット50をほぼ斜め上方に引き
出すことだけの単純な動作なので、装着の場合よりもさ
らに容易である。
【0089】定着器25の着脱は上述した中間転写体ユ
ニット9よりもさらに簡単な案内部材(例えば水平なレ
ール)で行うことができ、前側板61及び後側板62と
平行方向に着脱することで交換のしやすさが格段に向上
する。
【0090】付け加えると、案内部材の形状や配置のし
やすさや、装置本体Mの外からユニットまでアクセスす
る距離などを考えれば、中間転写体ユニット50と定着
器25の着脱方向を反対にする、すなわち、図2を参照
していうと、取り出し方向については、中間転写体ユニ
ット50が矢印C方向で、定着器25がその反対の矢印
C方向、そして、装着方向については、中間転写体ユニ
ット50が矢印Cと逆方向で、定着器25がその反対
の、矢印Dと逆方向とするのが良いことは言うまでもな
い。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
像担持体と現像器とを前側板及び後側板と直交する方向
に着脱し、また、中間転写体を前側板及び後側板と平行
する方向に着脱することにより、画像形成装置本体に着
脱のための大きな切り欠き部を必要としないため、画像
形成装置本体の剛性の低下、及びこのことに起因する画
質劣化を防止することができ、また、ユーザビリティを
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置全体の概略構成を示す縦断面図。
【図2】中間転写体ユニット転写ユニット、定着器の着
脱時の画像形成装置全体の概略構成を示す縦断面図。
【図3】中間転写体ユニットの構成を示す斜視図。
【図4】図3の反対方向から見た中間転写体ユニットの
構成を示す斜視図。
【図5】画像形成装置本体の前側板及び後側板に対して
中間転写体ユニットを着脱するための構成を示す斜視
図。
【図6】画像形成装置本体の前側板及び後側板に対する
中間転写体ユニットの着脱動作を説明するための斜視
図。
【図7】画像形成装置本体の前側板及び後側板に対する
中間転写体ユニットの着脱動作を説明するための斜視
図。
【図8】画像形成装置全体の概略構成を示す縦断面図。
【図9】A3サイズ画像形成動作を示す図。
【図10】従来の画像形成装置全体の概略構成を示す縦
断面図。
【符号の説明】
9 中間転写体(中間転写ドラム) 15 像担持体(感光ドラム) 25 現像器 40、41 中間転写体保持部材 50 中間転写体ユニット 61 前側板 62 後側板 80 転写ユニット 90 開閉部材 M 画像形成装置本体(装置本体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体内に配置された回転自
    在の像担持体と、該像担持体に接触配置された回転自在
    な中間転写体とを備え、前記像担持体上に順次に形成し
    たトナー像を中間転写体上に順次に一次転写して該中間
    転写体上で複数のトナー像を重ね、該中間転写体上の複
    数のトナー像を一括して転写材に二次転写する画像形成
    装置において、 前記中間転写体の軸方向両端部に配置した平板状の前側
    板と後側板とを構造物として備え、 これら前側板と後側板とのうちの一方の側を操作側に設
    定するとともに、 前記像担持体と、該像担持体上にトナー像を現像する現
    像器とを、前記前側板及び後側板と直交する方向に着脱
    するように構成し、 また、前記中間転写体を前記前側板及び後側板と平行す
    る方向に着脱するように構成した、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写体上のトナー像を転写材に
    転写するための転写ユニット、及び前記転写材上にトナ
    ー像を定着させる定着器を、前記前側板及び前記後側板
    と平行する方向に着脱するように構成した、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記前側板と前記後側板との間の設けら
    れた開口部を開閉可能に覆う開閉部材を有し、該開閉部
    材が転写材のジャム処理及び前記転写ユニット着脱のた
    めの部材を兼ねており、前記開閉部材が開放位置に配置
    されたときに、前記転写ユニットを着脱するためのスペ
    ースが確保される、 ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記中間転写体と前記定着器とを反対方
    向に着脱するように構成した、 ことを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062236A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び廃液収納ユニット
US7609997B2 (en) 2006-03-30 2009-10-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Transfer belt unit mounting/dismounting device and method

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