JP3372757B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3372757B2
JP3372757B2 JP14298696A JP14298696A JP3372757B2 JP 3372757 B2 JP3372757 B2 JP 3372757B2 JP 14298696 A JP14298696 A JP 14298696A JP 14298696 A JP14298696 A JP 14298696A JP 3372757 B2 JP3372757 B2 JP 3372757B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラー複写
機やカラープリンターとされる電子写真方式あるいは静
電記録方式等の画像形成装置に係わり、特に装置内部の
メインテナンスを容易に行える構造の画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は本発明が適用可能なプリンタであ
るカラーレーザービームプリンタの断面図を示す。この
プリンタは、クリーナー容器14と一体のホルダーに像
担持体としての感光ドラム15を保持したドラムユニッ
ト13等で構成される像担持ユニット、一次帯電手段1
7で構成される帯電手段、画像信号に応じてレーザーダ
イオードで発光する画像光をポリゴンミラー31、結像
レンズ32及び反射ミラー33を介して像担持体15に
導くスキャナー部30等で構成される露光手段、スリー
ブBS及びブレード21BBを有する固定現像器21B
と、回転軸22を中心として回転する現像ロータリー2
3に取り付けられた、塗布ローラ(20YR)およびス
リーブ(20YS)およびブレード(20YB)を有す
る複数色の回転現像器(20Y、20M、20C)等で
構成される現像手段、感光ドラム15上の残トナーをク
リーニングするクリーナーブレード16付きのクリーナ
ー容器14等を有するクリーニング手段、カセット1内
の転写材2をローラー3、4、7、8により給紙ガイド
6にガイドさせながら画像形成部に給送するカセット給
紙部、装置外より転写材を給紙するための給紙装置42
等を有する給紙部、各色の現像器により可視像化された
トナー画像の多重転写を受ける中間転写体9(アルミシ
リンダー12の外周を弾性層11が覆っている)、中間
転写体9に担持された多重のトナー画像を転写材2に転
写させるための転写ローラー10等で構成される転写
部、ヒータ28を内蔵した定着ローラー26とヒータ2
9を内蔵した加圧ローラー27との間のニップ部にトナ
ー画像を担持した転写材が通過することにより、トナー
画像を転写材に定着させる定着部等を有している。
【0003】定着部を通過した転写材は排出ローラー3
4、35、36により排出トレイ37上に排出される。
【0004】このように構成されたレーザービームプリ
ンターにおいて、給紙部が例えば装置の手前側として配
置され、例えば側面にメインテナンス用のドア等が設け
られ、給紙装置42を構成する給紙トレイ45は筐体4
0に取付けられ、ねじ等で固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6で示すような従来
のプリンタにおいて、転写部と定着部との間で転写材が
紙詰まりするといったジャムが生じた場合、中間転写体
9と定着部との間のスペースが狭く、転写部が障壁とな
りジャム処理が行いにくかった。また、転写部の交換の
際にも、給紙装置を固定しているねじを取り外す作業が
必要で、交換作業自体とても面倒であった。
【0006】本出願に係わる発明の目的は、このような
点を考慮して、ジャム処理が行いやすく、かつメンテナ
ンス性が良好な画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、請求項1
に記載のように、像担持体と、前記像担持体上に形成さ
れた可視像が直接あるいは保持する転写材上に転写され
る転写手段と、装置本体の外部から転写材を前記転写
に向けて供給するための給紙手段とを有する画像形
成装置において、前記転写手段を前記給紙手段の方向に
向けて離脱可能に保持する保持手段と、前記転写手段の
離脱方向における装置筐体に形成された開口を開閉可能
に覆う前記給紙手段が設けられた開閉部材と、を有し、
前記保持手段は前記転写手段を離脱途中位置に仮保持す
る仮保持手段を有し、前記仮保持手段による前記転写手
段の仮保持時、転写材のジャム処理用スペースが形成さ
れることを特徴とする
【0008】第2の発明は、請求項2に記載のように、
上記した第1の発明で、前記開閉部材は、前記装置筐体
に対して回動手段を介して回動可能に取り付けられてい
ることを特徴とする。
【0009】第3の発明は、請求項3に記載のように、
上記した第1の発明で、前記開閉部材は、前記装置筐体
に対して引き出し手段を介して引き出し可能に取り付け
られていることを特徴とする。
【0010】第4の発明は、請求項4に記載のように、
上記したいずれかの発明で、前記転写手段は、前記像担
持体上の可視像が重ね転写され、重ね転写された画像を
一括して転写材上に転写してカラー画像を得る構成、あ
るいは巻き付けられた転写に前記像担持体上の画像を
重ね転写してカラー画像を得る構成であることを特徴と
する。
【0011】第5の発明は、請求項5に記載のように、
上記したいずれかの発明で、前記開口は、前記転写手段
装置本体の外に取り出すことができるサイズに形成さ
れていることを特徴とする。
【0012】
【0013】第6の発明は、請求項6に記載のように、
上記した第1の発明で、前記仮保持手段は、前記転写
側の係合ピンと、前記係合ピンが移動方向に案内され
る案内溝の途中に形成された前記係合ピンが係合する係
合溝部とにより構成されていることを特徴とする。
【0014】
【0015】上述した第1から第6の発明では、開閉部
材と共に給紙手段を開くと、装置筐体に開口が現れ、こ
の開口を通して転写手段へのアクセスが可能となる
【0016】そして、転写手段を離脱途中位置で仮保持
手段により仮保持させることにより転写材のジャム処理
用スペースが形成され、ジャム処理を容易にする。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は本発明に係わる画像形成装
置の第1の実施の形態を示すカラー画像形成装置の縦断
面図である。
【0018】本実施の形態のカラー画像形成装置は、一
定速度で回転する像担持体と固定の黒現像器と回転可能
な3つのカラー現像器とからなる画像形成部と、該画像
形成部で現像され多重転写されたカラー画像を保持し給
送部から給送された転写材2に更に転写する中間転写体
とを有し、カラー画像を転写された転写材2を次いで定
着部25へ搬送してカラー画像を転写材2に定着し、排
出ローラーによって装置上面の排出部37へ排出する。
尚上記回転可能なカラー現像器及び固定の黒現像器はプ
リンタ本体に対して個別に着脱可能に構成されている。
【0019】本実施の形態のカラー画像形成装置の構成
を、像担持体ユニット、帯電手段、露光手段、現像手
段、クリーニング手段、カセット給紙部、マルチ給紙
部、中間転写体、転写部、定着部等に分けて、順次詳細
に説明する。
【0020】[像担持体ユニット]像担持体ユニットを
構成するドラムユニット13は、像担持体としての感光
ドラム15と感光ドラム15のホルダーを兼ねるクリー
ニング装置のクリーナー容器14と一体的に構成され、
このドラムユニット13はプリンター本体に対して着脱
自在に支持され、感光ドラム15の寿命に合わせて容易
にユニット交換可能であるよう構成されている。
【0021】本実施の形態に係わる感光ドラム15は、
直径約60mmのアルミシリンダーの外側に有機光導電
体層を塗布して構成し、感光ドラム15のホルダーを兼
ねるクリーニング装置のクリーナー容器14に回転自在
に支持されている。感光ドラム15の周上には、クリー
ナブレード16、一次帯電手段17が配置されている。
【0022】また図の紙面後方の一方端には、駆動モー
ター(不図示)が配置され、この駆動モーターの駆動力
が感光ドラムに伝達されることにより、感光ドラム15
を画像形成動作に応じて図示反時計回りに回転させるよ
うにしている。
【0023】[帯電手段]帯電手段を構成する帯電器1
7は、接触帯電方法を用いたものであり、導電性ローラ
を感光ドラム15に当接させ、この導電性ローラに電圧
を印加することによって感光ドラム15の表面を一様に
帯電させるものである。
【0024】[露光手段]感光ドラム15への露光は、
露光手段を構成するスキャナー部30から行われる。画
像信号がレーザーダイオード(不図示)に与えられる
と、このレーザーダイオードは画像信号に対応する画像
光をポリゴンミラー31へ照射する。このポリゴンミラ
ー31はスキャナーモーターによって高速回転し、ポリ
ゴンミラー31で反射した画像光が結像レンズ32及び
反射ミラー33を介して一定速度で回転する感光ドラム
15の表面を選択的に露光しその結果感光ドラム上に静
電潜像を形成する。
【0025】[現像手段]現像手段は、上記静電潜像を
可視像化するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色現像を可能とする3個の回転現像器20
Y,20M,20Cと1個の黒現像器21Bから構成さ
れる。
【0026】黒現像器21Bは固定現像器であり、感光
ドラム15に対向した位置にスリーブ21BSが感光ド
ラム15に対し微小間隔(300μm程度)をもって配
置され、感光ドラム15にブラックトナーによる可視像
を形成する。
【0027】ブラック現像器21Bは、容器内のトナー
送り機構によってトナーをスリーブ21BSに向けて送
り込み、スリーブ21BSの外周に圧接された塗布ブレ
ード21BBによって図示時計方向に回転するスリーブ
21BSの外周にトナーを薄層塗布し、且つトナーへ電
荷を付与(摩擦帯電)する。
【0028】また、スリーブ21BSに現像バイアスを
印加することにより、感光ドラム15の静電潜像に対応
してトナー現像を行う。
【0029】一方、3個の回転現像器20Y,20M,
20Cは、軸22を中心として回転する現像ロータリー
23に夫々着脱可能に保持され、画像形成に際しては各
回転現像器が現像ロータリー23に保持された状態で軸
22を中心に回動移動し、所定の現像器が、感光ドラム
15に対向した位置に止り、更に現像スリーブが感光ド
ラム15に対し微小間隔(300μm程度)をもって対
向するように位置決めされた後、感光ドラム15の静電
潜像に対応して可視像を形成する。
【0030】カラー画像形成時には、中間転写体9の1
回転毎に現像ロータリー23が回転し、イエロー現像器
20Y、マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、
次いで黒現像器20Bの順で現像工程がなされる。
【0031】図1はイエローの回転現像器20Yが感光
ドラムに対向した位置に位置決め静止している状態を示
している。回転現像器20Yは、容器内のトナーを送り
機構によってトナーを塗布ローラー20YRへ向けて送
り込み、図示時計方向に回転する塗布ローラー20YR
及びスリーブ20YSの外周に圧接されたブレード20
YBによって図示時計方向に回転するスリーブ20YS
の外周にトナーを薄層塗布し、且つトナーへ電荷を付与
(摩擦帯電)する。
【0032】潜像が形成された感光ドラム15と対向し
たスリーブ20YSに現像バイアスを印加することによ
り、潜像に応じて感光ドラム15上にトナー現像を行う
ものである。マゼンタ現像器20M、シアン現像器20
Cについても上記同様なメカニズムでトナー現像が行わ
れる。
【0033】また各回転現像器20Y,20M,20C
の各スリーブは、各現像器が現像位置に回転移動された
ときに、プリンター本体に設けられた各色現像用高圧電
源及び駆動装置と接続されており、各色現像毎に順次選
択的に電圧が印加され駆動力が接続される。
【0034】[クリーニング手段]クリーニング手段
は、現像手段によって感光ドラム15に可視像化された
トナーが中間転写体9に転写された後、感光ドラム15
上に残ったトナーをクリーニングするものであり、クリ
ーニングされた廃トナー(廃棄するトナー)はクリーナ
容器14に蓄えられる。クリーナー容器14に蓄えられ
る廃トナーの量は、感光ドラム15の寿命より早くクリ
ーナー容器14を満たすことはなく、従ってクリーナー
容器14は感光ドラム15の寿命交換時に同時に一体で
交換処理される。
【0035】[カセット給紙部]カセット給紙部は、画
像形成部へ転写材2を給送するものであり、複数枚の転
写材2を収納したカセット1と給紙ローラー3、給送ロ
ーラー4、重送防止のリタードローラー5、給紙ガイド
6、レジストローラー8から主に構成される。
【0036】画像形成時には給紙ローラー3が画像形成
動作に応じて駆動回転し、カセット1内の転写材2を一
枚ずつ分離給送すると共に、給紙ガイド6によってガイ
ドし、搬送ローラー7を経由してレジストローラー8に
至る。画像形成動作中にレジストローラー8は、転写材
2を静止待機させる非回転の動作と転写材2を中間転写
体に向けて搬送する回転の動作と所定のシーケンス行
い、次工程である転写工程時の画像と転写材2との位置
合わせを行う。
【0037】[マルチ給紙部] 給紙部は、上記のカセット給紙部以外に、マルチ給紙部
も有する。マルチ給紙部42は画像形成部へ転写材2を
給送するものであり、複数枚の転写材2を積載したトレ
イ45と給紙ローラー43、重送防止の分離パッド44
から主に構成され、筐体40の手前側に形成された開口
40aを開閉可能に覆う開閉カバー42aにマルチ給紙
部を構成するこれらの部材が取り付けられている。この
開閉カバー42aは、図2の(a)に示すように、転写
手段である中間転写体9の回転軸と同方向に回転軸を有
する支持部材46を回動の支点として筐体40に取り付
けられ、不図示のロック機構を解除して、図1の2点鎖
線で示す開放位置まで開くと、開口40aから中間転写
体9が取り出せることができるようになっている。この
中間転写体9の取り出し機構については後述する。
【0038】画像形成時には給紙ローラー43が画像形
成動作に応じて駆動回転し、トレイ45上の転写材2を
一枚ずつ分離給送すると共に、ガイド板41によってガ
イドし、レジストローラー8に至る。画像形成動作中に
レジストローラー8は、転写材2を静止待機させる非回
転の動作と転写材2を中間転写体に向けて搬送する回転
の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写
工程時の画像と転写材2との位置合わせを行う。
【0039】[中間転写体]中間転写体9は、カラー画
像形成動作時には各現像器により可視化された感光ドラ
ム15上のトナー画像を4回(Y、M、C、Bの4色の
各画像)にわたり多重転写を受けるために、感光ドラム
15の外周速度と同期して図示時計回りに回転し、また
多重転写を受けた中間転写体9は電圧を印加された転写
ローラー10とによって転写材2を挟み込み搬送するこ
とにより転写材2に中間転写体上の各色トナー像を同時
多重転写する。
【0040】本実施の形態に係わる中間転写体9は直径
180mmのアルミシリンダー12の外周を中抵抗スポ
ンジや中抵抗ゴム等の弾性層11で覆った構成をしてい
る。この中間転写体9は、回転自在に両側の中間転写体
保持部材90c(対向側は図示せず)に支持され、一体
的に固定されるギヤ(図示せず)に駆動を受けて回転す
る。
【0041】中間転写体9は、図4に示すように、回転
軸の軸受部を有する保持部材9c(図1の紙面の手前側
と奥側に夫々設けられている)が装置本体に取り付けら
れた案内板49に取り付けられている。保持部材9cに
は、中間転写体9の回転軸のほぼ真上に設けられた係合
ピンである第1の係合軸9aと、該回転軸よりも下方で
マルチ給紙部側に設けられた係合ピンである第2の係合
軸9bとが設けられている。一方、案内板49には、上
下に第1の案内溝49aと49dが形成され、これらの
案内溝は開口40aから中間転写体9の画像形成位置
(つまりセット完了位置)に向けて水平に延びていて、
中間転写体の画像形成位置に近づくと斜め下方に傾斜
し、その端部が略真下に向けて落ちた垂直溝部49bが
形成され、該水平部分の途中に半円形状の切り欠き50
で形成された係合溝部である第1の中間係止部49cと
係合溝部である第2の中間係止部49fが形成されてい
る。
【0042】また、第2の係合軸9bは、着脱時に案内
溝49dに案内されて中間転写体の姿勢を制御するもの
である。また、転写位置では、中間転写体9が揺動し、
感光ドラム15に押し付けられても、溝部49eは、そ
の動きを妨げないように第2の係合軸9bの揺動範囲か
ら退避した形状となっている。
【0043】そして、画像形成時等の非取り出し状態で
は、第1の係合軸9aが案内板49の垂直溝部49bに
係合すると共に、第1の係合軸9aが揺動中心として中
間転写体9が揺動し、コイルスプリング等の加圧部材9
dの加圧力に抗して感光ドラム15へ押し付けられこと
により(加圧部材9dは保持部材9c内保持されてお
り、レバー等により押し込まれる)、図1に示す転写位
置に中間転写体9が保持される。
【0044】次に、中間転写体9を引き出しする場合
は、先ず図4に示すように第1の垂直溝部49bに第1
の係合軸9aを係合した状態で、保持部材9cを反時計
方向に回動して、図5に示すように開口40a側に引き
上げると、第1の係合軸9aと第2の係合軸9bは、第
1の案内溝49aと49dの水平案内溝部に案内されて
マルチ給紙部側に移動する。そして、第1の中間係止部
49cと第2の中間係止部49fに第1の係合軸9aと
第2の係合軸9bとが夫々係合すると、その位置に中間
転写体9を仮固定することができる。
【0045】更に、中間転写体9を上記した仮固定位置
からマルチ給紙部42側に引くと、中間転写体9を開口
44aから装置外に取り出すことができる。
【0046】[転写部]転写部は揺動可能な転写ローラ
ー10等で構成されている。本実施形態の転写ローラー
10は、金属軸を中抵抗発泡弾性体で巻いて形成されて
おり、図中上下方向に不図示の駆動機構により移動可能
となっている。上記中間転写体9上に4色のトナー像を
形成している間、即ち中間転写体9が複数回回転する間
はその画像を乱さぬよう、図示実線で示すように転写ロ
ーラー10は下方に位置し、中間転写体9とは離れてい
る。
【0047】上記中間転写体9上に4色のトナー像が形
成し終わった後転写材2にカラー画像を転写するタイミ
ングに合わせて転写ローラー10は位置に図示しないカ
ム部材により図示細線で示す上方の位置、即ち転写材2
を介して中間転写体9に所定の圧で押しつけられる。
【0048】この時同時に転写ローラー10にはバイア
スが印加され中間転写体9上のトナー画像は転写材2に
転写される。ここで中間転写体9と転写ローラー10と
は夫々回転駆動されているため、両者に挟まれた状態の
転写材2は転写工程が行われると同時に、図示左方向に
所定の速度で搬送され次工程である定着器にむけて送ら
れる。
【0049】[定着部]定着部25は、上記回転現像器
20Y、20M、20Cと固定現像器21により形成さ
れたトナー画像を中間転写体9を介して転写材2上に形
成したトナー画像を定着させるものであり、図1に示す
ように、転写材2に熱を加えるための定着ローラー26
と転写材2を定着ローラー26に圧接させるための加圧
ローラー27とを有し、各ローラーは中空ローラーであ
り内部に夫々ヒータ28,29を有し回転駆動され同時
に転写材2を搬送するよう構成されている。
【0050】即ち、トナー像を保持した転写材2は定着
ローラー26と加圧ローラー27とにより搬送されると
共に熱及び圧力を加えられることによりトナーが転写材
2に定着される。
【0051】以上説明した構成のプリンタにおいて、定
着器と中間転写体の間で紙が詰まった場合、マルチ給紙
部42の開閉カバー42aを支持部材46を支点として
図1の2点鎖線で示す開放位置に回動させる。
【0052】次に図2の(a)、図5に示すように、中
間転写体9を開口42a方向の転写部着脱方向に案内板
49に沿ってスライドさせ、中間転写体9の第1、第2
の係合軸9a、9bを第1の中間係合部49cと第2の
中間係合部49fに夫々係合させ、中間転写体9を中間
位置に保持する。これにより、定着・転写間でのスペー
スを確保し、ジャム処理を容易にすることができる。
【0053】また、転写の巻き付きジャムやレジスト部
ジャムの場合は、マルチ給紙部42の開閉カバー42a
を、支持部材46を中心に回動させれば、レジスト部や
転写部にスペースが確保でき、ジャム処理が容易にな
る。
【0054】また、転写ローラー10、中間転写体9の
交換の場合は、マルチ給紙部42の開閉カバー42aを
支持部材46を中心に回動させ、開口44aを開放さ
せ、中間転写体9を転写部着脱方向に案内板49に沿っ
てスライドさせながら第1の中間係合部49cと第2の
中間係合部49f上を通過させ、本体外部に引き出す。
これにより転写部に大きなスペースが確保でき、転写ロ
ーラー10の交換が容易にできる。
【0055】[第2の実施の形態]図3は本発明の第2
の実施の形態を示す。
【0056】第1の実施の形態においては、マルチ給紙
部42の開閉カバー42aを支持部材46を支点として
筐体40に対して回動することにより、筐体40の開口
40aを開くようにしているが、本実施の形態における
プリンタのマルチ給紙部42は、筐体40側に水平に配
置されたレールガイド48にガイドされた伸縮水平レー
ル47に開閉カバー42aを取り付けたもので、開閉カ
バー42aを水平方向に引き出すことにより、筐体40
の開口40aを第1の実施の形態と同様に開口すること
ができるようにしている。
【0057】[第3の実施の形態]図2の(b)は第3
の実施の形態を示す。
【0058】第1の実施の形態において、マルチ給紙部
42の開閉カバー42aは、水平方向に回転軸を有する
支持部材46を支点として回動することにより、筐体4
0の開口40aを開口するようにしているが、本第2の
実施の形態においては、垂直方向に回転軸を有する支持
部材46を支点として回動することにより、筐体40の
開口40aを開口するようにしている。
【0059】また、第1の実施の形態においては、像担
持体である感光ドラム15上に可視像を形成し、この可
視像を中間転写体9に重ね転写し、この中間転写体9に
形成された画像を一括して転写材2上に転写してカラー
画像を得るようにしているが、像担持体である感光ドラ
ム上に可視像を形成し、この可視像を転写ドラム上に巻
きつけられた転写紙に重ね転写してカラー画像を得るカ
ラー画像形成装置に適用しても良い。
【0060】
【発明の効果】請求項1から6に係る発明によれば、
閉部材と共に給紙手段を開くと、装置筐体に開口が現
れ、この開口を通して転写手段へのアクセスが可能とな
り、転写手段を離脱途中位置で仮保持手段により仮保持
させることにより転写材のジャム処理用スペースが形成
され、ジャム処理を容易とする
【0061】また、請求項に係る発明によれば、カラ
ー画像形成装置に適用することができる。
【0062】また、請求項5に係る発明によれば、転写
手段を装置本体の外に取り出すことができる
【0063】また、請求項6に係る発明によれば、仮保
持手段は転写手段を離脱方向に移動させるだけで係合ピ
ンが係合溝部に係合して仮保持させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる画像形成装置の第1の実施の
形態を示すカラーレーザープリンターの断面図。
【図2】(a)は第1の実施の形態の開閉カバーの外観
斜視図、(b)は第3の実施の形態の開閉カバーの外観
斜視図。
【図3】本発明にかかわる画像形成装置の第2の実施の
形態を示すカラーレーザープリンターの断面図。
【図4】第1の実施の形態における中間転写体の着脱機
構の平面図。
【図5】第1の実施の形態における開閉カバーの開放状
態を示す断面図。
【図6】従来のカラーレーザープリンターの断面図。
【符号の説明】
1…給紙カセット 2…転写材 3…給紙ローラー 4…給送ローラー 5…リタードローラー 6…給紙ガイド 7…搬送ローラー 8…レジストローラー 9…中間転写体 10…転写ローラー 11…弾性層 12…アルミシリンダー 13…ドラムユニット 14…容器 15…感光ドラム 16…クリーナブレード 17…帯電手段 20Y…イエロー現像器 20YB…塗布ブレード 20YR…塗布ローラー 20YS…現像スリーブ 20R…マゼンタ現像器 20MB…塗布ブレード 20MR…塗布ローラー 20MS…現像スリーブ 20C…シアン現像器 20CB…塗布ブレード 20CR…塗布ローラー 20CS…現像スリーブ 20B…黒現像器 20BB…塗布ブレード 20BR…塗布ローラー 20BS…現像スリーブ 22…ロータリー回転軸 23…現像ロータリー 25…定着部 26…定着ローラー 27…加圧ローラー 28,29…ヒーター 30…スキャナー部 31…ポリゴンミラー 32…レンズ 33…反射ミラー 34,35,36…排出ローラー 37…排出トレイ 40…筐体 41…ガイド板 42…マルチ給紙部 42a…開閉カバー 43…給紙ローラー 44…分離パット 45…トレイ 46…支持部材 47…レール 48…レールガイド 49…案内板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 15/00 550 G03G 15/16 G03G 21/16 - 21/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体上に形成され
    た可視像が直接あるいは保持する転写材上に転写される
    転写手段と、装置本体の外部から転写材を前記転写手段
    に向けて供給するための給紙手段とを有する画像形成
    装置において、 前記転写手段を前記給紙手段の方向に向けて離脱可能に
    保持する保持手段と、前記転写手段の離脱方向における
    装置筐体に形成された開口を開閉可能に覆う前記給紙手
    段が設けられた開閉部材と、を有し、前記保持手段は前
    記転写手段を離脱途中位置に仮保持する仮保持手段を有
    し、前記仮保持手段による前記転写手段の仮保持時、転
    写材のジャム処理用スペースが形成されることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉部材は、前記装置筐体に対して
    回動手段を介して回動可能に取り付けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉部材は、前記装置筐体に対して
    引き出し手段を介して引き出し可能に取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記転写手段は、前記像担持体上の可視
    像が重ね転写され、重ね転写された画像を一括して転写
    材上に転写してカラー画像を得る構成、あるいは巻き付
    けられた転写に前記像担持体上の画像を重ね転写して
    カラー画像を得る構成であることを特徴とする請求項1
    乃至3いずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記開口は、前記転写手段装置本体
    外に取り出すことができるサイズに形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記仮保持手段は、前記転写手段側の係
    合ピンと、前記係合ピンが移動方向に案内される案内溝
    の途中に形成された前記係合ピンが係合する係合溝部と
    により構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    画像形成装置。
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