JP3507159B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3507159B2
JP3507159B2 JP31220194A JP31220194A JP3507159B2 JP 3507159 B2 JP3507159 B2 JP 3507159B2 JP 31220194 A JP31220194 A JP 31220194A JP 31220194 A JP31220194 A JP 31220194A JP 3507159 B2 JP3507159 B2 JP 3507159B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセスユニットを使
用する複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、レーザビームプリンタ等の画像
形成装置において、像担持体としての感光ドラムをユニ
ット化した感光ドラムユニット、またはカートリッジ化
したプロセスカートリッジを画像形成装置本体(以下単
に「装置本体」という)に対して着脱自在に装着するよ
うにしたものが知られている。ここで、感光ドラムユニ
ットとは、感光ドラムとこれを支持する位置決め用のフ
レーム等によって構成されたものをいい、一方、プロセ
スカートリッジとは、カートリッジ容器に、感光ドラム
とプロセス機器(例えば、帯電器、現像器、クリーニン
グ器等のうちの少なくとも1つ)を一体的に組み込んだ
ものをいう。なお、以下の説明において、感光ドラムユ
ニットとプロセスカートリッジとを合わせて、「プロセ
スユニット」というものとする。
【0003】このようなプロセスユニットは、装置本体
に装着するだけで簡単に、感光ドラムを装置本体の所定
位置に配置し、また、感光ドラムを装置本体側の駆動部
に接続することができる。感光ドラムの回転はこの接続
によって可能となるが、画像形成装置が感光ドラムに接
触配置される転写ドラムを有するものである場合には、
装置本体側の転写ドラムとプロセスユニット側の感光ド
ラムとは、同期回転させることが必要となる。
【0004】このため、転写ドラムと感光ドラムとの間
には、連動手段が設けてあり、連動手段と感光ドラムと
の間には、係合部が設けてある。転写材のジャム時やプ
ロセスユニットの交換時に、プロセスユニットを装置本
体から一旦外し、同じものまたは新規のものを再び装着
した場合には、普通、係合部は係合していない。したが
って、転写ドラムの回転を開始しても、感光ドラムの回
転は開始されない。感光ドラムは、転写ドラムが適度な
回転角度だけ回転して係合部が係合し、これにより連動
手段を介して回転駆動される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述構
成の画像形成装置によると、相互に接触配置された転写
ドラムと感光ドラムとにおいて、転写ドラムの回転が開
始されても、感光ドラムの回転が開始されない場合があ
った。これは上述のように係合部が係合していない場合
であり、係合部が係合するまで、転写ドラムは回転を、
また感光ドラムは停止状態を続行する。したがって、転
写ドラム表面と感光ドラム表面とが摺擦されてしまい感
光ドラム表面を損傷するという問題があった。
【0006】また、転写材のジャムが発生したために、
転写ドラムおよび感光ドラムを停止させた場合、両ドラ
ム間の転写ニップ部に転写材が挟持された状態で搬送が
停止されることがある。この状態の転写材を引っ張る
と、転写材によって感光ドラム表面が摺擦されて傷が発
生するという問題もあった。
【0007】なお、このような問題は、転写材を担持す
る転写ドラムに代えて、中間転写体、すなわち感光ドラ
ム上のトナー画像が直接(1次)転写される部材であっ
てその後この部材上のトナー画像が転写材上に(2次)
転写されるところの部材を有する画像形成装置において
もほぼ同様に発生する。
【0008】上述の感光ドラムに傷が発生するとその部
分に対応する転写材上に重大な画像欠陥が発生するた
め、極端な場合には、感光ドラムを交換しなければなら
ない場合がある。
【0009】そこで、本発明は、転写ドラムや転写材、
または中間転写体によって像担持体(感光ドラム)が不
要に摺擦されて損傷が発生することを防止し、損傷に起
因する画像欠陥をなくすようにした画像形成装置を提供
することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、第1の発明は、画像形成装
置本体の所定の装着位置に着脱自在のプロセスユニット
を装着して、前記画像形成装置本体側の転写ドラムと前
記プロセスユニット側の像担持体を接触配置し、前記像
担持体上に形成したトナー画像を前記転写ドラム表面に
担持された転写材に転写する画像形成装置において、前
記装着位置にあるプロセスユニット内の前記像担持体に
対して前記転写ドラムを接離する接離手段と、前記転写
ドラムの回転に応じて回転する連結ピンと、前記像担持
体の端面に固着されたフランジから突設された軸と、前
記接離手段を所定のタイミングで作動させる制御装置
と、を有し、前記連結ピンの先端と前記軸の先端にはそ
れらが係合状態をとるための凸部と凹部とによって構成
された係脱機構が設けられており、前記プロセスユニッ
トを装置本体に取り付けた際、前記制御装置は、電源オ
ンとともに前記転写ドラムを前記像担持体から離間させ
るように前記接離手段を作動させ、次いで前記連結ピン
と前記軸の位相が一致して前記係脱機構の凸部と凹部が
係合するまで前記連結ピンが駆動され、前記係脱機構の
凸部と凹部の係合により前記転写ドラムと前記像担持体
の周速が等しくなった後、前記転写ドラムを前記像担持
体に接触させるように前記接離手段を作動させることを
特徴とする。
【0011】この場合、前記制御装置は、少なくとも転
写材のジャムに基づいて前記転写ドラムの回転を停止す
る際には、該回転の停止に先立ち、前記接離手段を介し
て前記転写ドラムを前記像担持体から離間させるように
するとよい。
【0012】また、前記連動手段は、前記像担持体との
間に係脱機構を有し、該係脱機構は、前記転写ドラムの
少なくとも1回転によって前記像担持体に係合して前記
転写ドラムと像担持体との間に連動関係を設定すること
ができる。
【0013】第2の発明は、画像形成装置本体の所定の
装着位置に着脱自在のプロセスユニットを装着して、前
記画像形成装置本体側の中間転写体と前記プロセスユニ
ット側の像担持体を接触配置し、前記像担持体上に形成
したトナー画像を一旦前記中間転写体表面に転写し、そ
の後転写材に転写する画像形成装置において、前記装着
位置にあるプロセスユニット内の前記像担持体に対して
前記中間転写体を接離する接離手段と、前記中間転写体
の回転に応じて回転する連結ピンと、前記像担持体の端
面に固着されたフランジから突設された軸と、前記接離
手段を所定のタイミングで作動させる制御装置と、を有
し、前記連結ピンの先端と前記軸の先端にはそれらが係
合状態をとるための凸部と凹部とによって構成された係
脱機構が設けられており、前記プロセスユニットを装置
本体に取り付けた際、前記制御装置は、電源オンととも
に前記中間転写体を前記像担持体から離間させるように
前記接離手段を作動させ、次いで前記連結ピンと前記軸
の位相が一致して前記係脱機構の凸部と凹部が係合する
まで前記連結ピンが駆動され、前記係脱機構の凸部と凹
部の係合により前記中間転写体と前記像担持体の周速が
等しくなった後、前記中間転写体を前記像担持体に接触
させるように前記接離手段を作動させることを特徴とす
る。
【0014】この場合、前記制御装置は、少なくとも転
写材のジャムに基づいて前記中間転写体の回転を停止す
る際には、該回転の停止に先立ち、前記接離手段を介し
て前記中間転写体を前記像担持体から離間させるように
するとよい。
【0015】また、前記連動手段は、前記像担持体との
間に係脱機構を有し、該係脱機構は、前記中間転写体の
少なくとも1回転によって前記像担持体に係合して前記
中間転写体と像担持体との間に連動関係を設定すること
ができる。
【0016】
【作用】以上構成に基づき、転写ドラムの回転に先立っ
て、像担持体から転写ドラムを離間させるので、例え
ば、連動手段の連結ピンの位相と感光ドラムの軸の位相
とがあっていないために、転写ドラムが回転し、一方、
像担持体が停止している状態であっても、転写ドラムと
像担持体とが摺擦されることはない。
【0017】また、ジャム時に、転写ドラムの回転の停
止に先立って転写ドラムを離間させるときは、転写ドラ
ムと像担持体との間に形成されていたニップが解除され
るため、離間前にこのニップにて挟持されていた転写材
を引き抜こうとして引っ張った場合でも、この転写材に
よって像担持体が摺擦されることない。
【0018】さらに、転写ドラムの1回転によって、転
写ドラムと像担持体との間に連動関係が成立するように
するときは、転写ドラムを無駄に回転させる必要がな
い。
【0019】なお、転写ドラムに代えて中間転写体を使
用する場合にも、上述の事項はほぼ同様である。
【0020】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉 図1に、本発明に係る画像形成装置の一例として、4色
フルカラーの画像形成装置(レーザビームプリンタ)の
概略模式構成図を示す。
【0021】この画像形成装置は、イエロー、シアン、
マゼンタ、ブラックの4色について、各色ごとに、帯
電、露光、現像、転写の一連の画像形成プロセスを行
う、すなわち一連の画像形成プロセスを全体として4回
繰り返すことによって転写材P上に複数色のトナー画像
を重ねてカラー画像を形成するものである。このような
画像形成装置は、例えば、DAS2607727、特開
昭50−50935号公報等に記載されている構成で実
用化されている。
【0022】図1の画像形成装置は、画像形成装置本体
(以下単に「装置本体」という)Mのほぼ中央には、像
担持体としてのドラム状の感光体(以下「感光ドラム」
という)が矢印R1方向に回転自在に配置されている。
感光ドラム1は、直径80mmのアルミシリンダーの外
周面に有機感光体(OPC)からなる光導電体(感光
層)を塗布して構成される。なお、感光層としては、O
PCに代えて、Si、CdS、Se、等を使用すること
もできる。感光ドラム1は、不図示の駆動手段によって
矢印R1方向に100mm/sec の周速度で回転駆動さ
れる。
【0023】感光ドラム1の周囲には、その回転方向
(矢印R1方向)に沿って順に、帯電器2、露光装置
3、現像装置4、転写ドラム5、クリーニング装置6等
が配置されている。
【0024】帯電器2は、感光ドラム1表面に接触配置
されたローラ状の帯電ローラ(帯電部材)を有し、電源
(不図示)によって電圧が印加されることにより、感光
ドラム1表面を所定の極性、所定の電位に帯電する。
【0025】露光装置3は、画像情報に応じたレーザ光
を発生するレーザダイオード、高速モータによって回転
駆動されるポリゴンミラー、レンズ等を有する光学ユニ
ット3a、および折り返しミラー3b等によって構成さ
れている。露光装置3は、上述の帯電器2によって帯電
済の感光ドラム1表面をレーザ光によって照射すること
により、感光ドラム1表面に、原稿画像に対応する静電
潜像を形成する。
【0026】現像装置4は、4個の現像器4a、4b、
4c、4dと、これらを搭載した回転可能な支持体4A
とを備えている。各現像器4a、4b、4c、4dに
は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
各色のトナーが収納されている。各現像器4a、4b、
4c、4dは、図2に示すように、塗布ローラ41、ト
ナー規制部材42、現像ローラ43、現像用開口部4
4、トナー攪拌部材45を有する。現像装置4は、支持
体4Aが回転することによって現像に供される色のトナ
ーを収納した現像器(図1では、シアンの現像器4a)
が、感光ドラム1に対向する現像位置に配置され、感光
ドラム1上の静電潜像に所定の色のトナーを付着させて
トナー画像として顕像化する。現像に際し、現像ローラ
43の回転に伴い、塗布ローラ41で現像ローラ43上
にトナーを塗布し、さらにトナー規制部材42によって
必要なトリボをトナーに与える。なお、トナー規制部材
42の材質は、トナーを負極性に帯電させたい場合には
ナイロン等がよく、反対に、正極性に帯電させたい場合
にはシリコンーンゴム等がよい。つまり、トナー規制部
材42としては、トナーに付与したい極性と反対の極性
に帯電する材料からなる部材を使用する。また、現像ロ
ーラ43の回転速度(周速)については、感光ドラム1
の周速の1.0〜2.0倍の範囲に設定することが好ま
しい。さらに、各現像器4a、4b、4c、4dは、支
持体4Aの回転にかかわらず、各現像用開口部44が常
に感光ドラム面に対向する姿勢をとるように構成されて
いる。なお、現像装置4の駆動方法については、その一
手段が特開昭50−93437に詳述されている。
【0027】転写ドラム5は、直径156mmの金属シ
リンダー51に、厚さ2mmの発泡ウレタン性の弾性層
52を巻き付け、さらに上層には、厚さ100μmのP
VDF53を巻き付けて構成されている。転写ドラム5
は、感光ドラム1に対して接触配置(同図の1点鎖線で
図示)されており、転写ドラム5表面と感光ドラム1表
面との間には、転写ニップ部N1 が形成される。なお、
転写ドラム5は、後述の接離手段によって矢印K5方向
に移動させ、感光ドラム1表面から離間させることがで
きるように構成されている。転写ドラム5の表面には、
転写材Pの先端を把持するグリッパ54が設けてあり、
さらに転写ドラム5の周囲には、転写材Pを転写ドラム
5表面に吸着させるための吸着ローラ55、転写材Pを
転写ドラム5から分離する分離爪56、転写ドラム5表
面を除電する除電ローラ57等が配置されている。
【0028】クリーニング装置6は、転写ドラム5上の
転写材Pに転写されずに感光ドラム1表面に残ったトナ
ー(残留トナー)を除去するクリーニングブレード、除
去したトナーを廃トナーとして回収するクリーニング容
器(いずれも不図示)等を備えている。
【0029】転写ドラム5の斜め上方、分離爪56の近
傍には、定着装置7が配置されている。定着装置7は、
ヒータを内装した定着ローラ7aとこの定着ローラ7a
に所定の当接圧で当接された加圧ローラ7bとを有し、
両ローラ7a、7b間に形成される定着ニップ部N2
て転写材Pを挟持搬送しながら加熱加圧を行い、これに
より、転写材Pが表面に担持している未定着トナー画像
を転写材P表面に定着するものである。
【0030】画像形成に供される転写材Pは、装置本体
Mの下部に装着された給紙カセット81内に収納され、
給紙ローラ(不図示)、搬送ローラ82、搬送ガイド8
3等を介して、転写ドラム5に供給される。
【0031】なお、上述の構成においては、感光ドラム
1は、帯電器2、クリーニング装置6とともに、カート
リッジ容器(不図示)に一体的に組み込まれ、全体とし
てプロセスカートリッジ(プロセスユニット)を構成し
ているものとする。すなわち、このような構成のプロセ
スユニットを、転写材Pのジャム時には、装着位置Aか
ら取り外し、ジャム処理後に再度、装着位置Aに装着し
たり、またプロセスユニットの交換時には、交換対象と
なるプロセスユニットを装着位置Aから取り外し、新規
のプロセスユニットを装着位置Aに装着したりする。
【0032】ここで、接離手段によって、感光ドラム1
に対して転写ドラム5を接離させることについて説明す
る。この接離は、(1)装置本体を大型化することな
く、定着時のトナーに十分な熱量を与える、(2)装置
本体Mに対するプロセスユニットの着脱を可能にする、
(3)転写ニップ部N1 に挟持された転写材Pの除去を
容易にする、等のために行われる。これらを順に説明す
る。
【0033】まず、(1)のトナーに十分な熱量を与え
ることについては、上述の定着装置7においては、少な
くともイエロー、マゼンタ、シアントの3色のトナー
(本実施例では、これにブラックを加えた4色のトナ
ー)を溶融し、混色させなければ天然色はもちろんのこ
と、レッド、グリーン、ブルーといった3原色すら得る
ことはできない。このため、トナーとしてシャープメル
トトナーを使用して混色を容易にしているのはもちろ
ん、さらに、定着装置7についても、トナーに熱量を十
分に与えるために定着ニップ部N2 を大きくとり、しか
も、混色させ易いように、定着ローラ7aと加圧ローラ
7bとの当接圧を高めている。具体的には、通常の単色
の画像形成装置では、5〜10kgの当接圧に設定して
いるのに対し、カラーの画像形成装置では、30〜50
kgという高い当接圧に設定するのが一般的である。
【0034】上述のカラーの画像形成装置においては、
オーバーヘッドプロジェクター用の透明な転写材P(以
下「OHPシート」という)にカラー画像を形成する場
合、印刷物(トナー画像定着後のOHPシートをいう。
以下同じ)に光透過性が要求される。これは、オーバー
ヘッドプロジェクターの場合、印刷物に光を照射してそ
のときの透過光を投影するので、光透過性が悪いときに
は、プロジェクター上の画像が黒ずんだものとなってし
まい、極端な場合には、白黒に近い画像となってしま
う。このような不良を防止するためには、印刷物の光透
過性を確保する必要がある。またこのためには、定着時
にトナーに十分な熱量を与え、定着後のトナー画像の表
面を平滑にする必要がある。
【0035】ところで、トナー画像の表面を平滑にする
には、定着温度を高く設定すればよいが、実際には、定
着装置7の耐熱性、耐久性等を考慮するとそれにも限度
がある。
【0036】そこで、近年、実用化されているのが、図
3に示す、転写ドラム5から転写材Pを分離する分離位
置S1 から定着ニップ部N2 までの距離Lt を転写材P
の搬送方向長さよりも長く設定して、OHPシートに対
する定着時には、定着以外の画像形成に係わる部分での
プロセススピードは変えずに、分離位置S1 から定着ニ
ップ部N2 において、プロセススピードを低下させ、定
着でのプロセススピードのみを低下させ、定着時に十分
な熱量を与える方法である。
【0037】この方法によると、分離後の搬送定着以外
のプロセススピードを変えることなく、すなわち、潜像
形成、現像プロセスには何も影響を与えることなく、し
かも、定着時には熱量を十分に与えることが可能になる
ので、感光ドラム1や現像装置4に悪影響与えることな
く、光透過性に優れた良好なOHPシートを形成するこ
とができる。例えば、通常のプロセススピードが100
mm/sec であるのに対し、OHPシートの定着時に
は、40mm/sec 程度に設定するのが適当である。
【0038】このようにするために、分離位置S1 から
定着ニップ部N2 までの距離Lt を転写材Pの搬送方向
長さよりも長く設定して、転写材Pに対するトナー画像
の転写が完全に終了してから定着を開始するようにして
いる。
【0039】しかしこの構成を取る場合、分離位置S1
と定着ニップ部N2 との間の距離Lt を転写材Pの搬送
方向長さよりも短く設定することができないため、装置
全体の大型化を招いてしまうことになる。
【0040】そこで、例えば、感光ドラム1から転写ド
ラム5を離間させるための接離手段を設け、最終色の転
写行程が終了しても転写ドラム5から転写材Pを分離せ
ずに転写ドラム5を回転させ、転写材Pの後端が感光ド
ラム1と転写ドラム5との転写ニップ部N1 (以下「D
D間」という)を過ぎた後、上述の接離手段によって、
DD間の離間を行い、これと並行して転写ドラム5と定
着装置7とのプロセススピードを下げるように構成した
画像形成装置が提案されている。これにより、感光ドラ
ム1に対する帯電条件、前露光条件等が変わることによ
る帯電メモリ、光メモリ等の影響を抑えつつ、OHPシ
ートに最適なプロセススピードで定着を行うことが可能
となる。
【0041】次に、上述の接離手段は、(2)のよう
に、ジャム処理時やプロセスユニットの交換時等にも使
用される。転写材Pが転写ドラム5にうまく吸着されな
かったり、分離爪56に引っ掛かったりしてジャムが発
生した場合、あるいは、画像形成を繰り返し行うことに
より劣化した感光ドラム1を交換したりする場合、ユー
ザーは、装置本体Mからプロセスユニットを取り外すこ
とになるが、このとき、感光ドラム1と転写ドラム5と
が接触している状態では取り外しができないため、接離
手段のノブ等を操作して、転写ドラム5を矢印K5方向
に移動させて感光ドラム1と転写ドラム5とを離間させ
る。すなわち、装置本体Mに対して、プロセスユニット
を感光ドラム1の軸方向に移動させて着脱する構成の画
像形成装置においては、転写ドラム5に対して感光ドラ
ム1が接触した状態で、プロセスユニットを軸方向にス
ライドさせると、両者が摺擦されて感光ドラム1が損傷
するおそれがある。これを防止するため、プロセスユニ
ットの着脱時には、転写ドラム5を一旦、離間させる。
【0042】次に、(3)の転写材の除去について説明
する。図4に示すように、転写ドラム5上での転写材P
に対するトナー画像の転写が終了し、転写材Pを定着装
置7に向けて搬送するときに、転写材Pの先端を転写ド
ラム5から分離爪56て分離するが、これに失敗してジ
ャムが発生することがある。従来、図4のようにDD間
に挟まっている状態でジャムを起こした紙は、不図示の
ノブ等による離間手段によりDD間の離間を行ってから
取り除かなければならなかった。ところが転写材Pの先
端が同図に示すように、掴みやすい状態にあるときは、
ユーザーは、DD間の離間を行わずに転写材Pを同図の
矢印KP 方向に引いてしまう。このため、転写材Pと感
光ドラム1とが摺擦し、感光ドラム1表面を傷付けてし
まうという不具合も発生していた。
【0043】感光ドラム1表面の感光層は、暗部(光を
当てない部分)では、コンデンサとして働くので、暗所
で感光層に電荷を与えるとそれが保持され、表面電位と
して現われる。感光層の膜厚が変化するとコンデンサと
しての容量が変化し(膜厚が厚いと容量が減り、薄いと
容量が増える)ので、感光層に欠陥があると、局所的に
電荷が逃げてしまい欠陥部分の画質のみならず画像全域
に渡って著しく画像品位を損ねてしまう結果となる。こ
のため上記のようにして、感光ドラム1に傷を付けてし
まうと、傷の部分に画像上でムラが発生してしまうばか
りでなく、極端な場合には、感光ドラム1を交換しなけ
れならないことがある。
【0044】以上のように、本発明に係る画像形成装置
においては、OHPシート等においてトナー画像の十分
な定着を行う、ジャム時等にプロセスユニットの着脱を
可能にする、ジャムした転写材Pの除去を容易にする等
の理由で、装着位置Aにある感光ドラム1から、必要に
応じて転写ドラム5を矢印K5方向に離間させる接離手
段を備えている。
【0045】次に、図5を参照して、連動手段9につい
て説明する。上述のように、画像形成装置本体Mに対し
て、プロセスユニット、すなわち感光ドラム1をその軸
方向(矢印K1、K2方向)に移動(スライド)させて
着脱する構成の画像形成装置においては、プロセスユニ
ットの装着時には、接離手段によって転写ドラム5を矢
印K5方向(図1参照)に退避させるだけでなく、転写
ドラム5と感光ドラム1とを連動手段9によって接続
し、これにより、転写ドラム5と感光ドラム1との回転
を同期させることが必要である。これは、DD間(転写
ニップ部N1 )における両ドラム表面の周速を一致させ
るためである。
【0046】連動手段9は、転写ドラム5の回転に応じ
て回転する連結ピン91と、この連結ピン91を感光ド
ラム1の一方の端面に向けて矢印K9方向に付勢するば
ね92とを有する。連結ピン91は、先端部に円柱状の
大径部91aを有し、そのさらに先端には、板状の凸部
91bが突設されている。
【0047】一方、感光ドラム1の端面には、フランジ
11が固着されており、このフランジ11の中央から
は、軸11aが上述の連結ピン91に向けて突設されて
いる。この軸11aの先端側には、上述の板状の凸部9
1bが係脱可能な板状の凹部11bが形成されている。
つまり、連動手段9と感光ドラム1との間において、凸
部91bと凹部11bとによって係脱機構を構成してい
る。この凸部91bと凹部11bとは、連結ピン91の
位相と感光ドラム1の軸11aの位相とが一致したとき
に係合状態をとり、また感光ドラム1の装着時等のよう
に連結ピン91の位相と感光ドラム1の軸11aの位相
とが不一致のときは、係合状態にならない。係合状態に
ならないときは、凸部91bの端面91cと、凹部11
bの端面11cとが接触する状態をとる。この係脱機構
によって、連動手段9は、連結ピン91の位相と感光ド
ラム1の軸11aの位相とが一致したときに、両ドラム
間に連動関係を設定し、一方、連結ピン91と感光ドラ
ム1の軸11aの位相が不一致のときは、両ドラム間の
連動関係を断つ。なお、凸部91bと凹部11bとは、
連結ピン91が1回転する間に係合するように、両者の
形状が決定されているものとする。このように設定する
ことにより、連結ピン91を最大で1回転させることに
より、転写ドラム5と感光ドラム1との間に連動関係を
設定することができ、連動関係をもつまでに、転写ドラ
ム5が不要な回転を継続することを防止することができ
る。
【0048】次に、上述構成の画像形成装置の画像形成
動作について簡単に説明する。
【0049】図1に示すように、感光ドラム1は、矢印
R1方向に回転駆動される。感光ドラム1表面は、帯電
器2によって所定の極性、所定の電位に一様に帯電され
る。次に、露光装置3のレーザ光の照射によって感光ド
ラム1表面には、画像情報に応じた静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、現像装置4のイエローの現像器4
aによってトナー画像が形成される。感光ドラム1上の
トナー画像は、転写ドラム5が表面に担持する転写材P
上に、転写ニップ部N1 にて転写される。転写後の感光
ドラム1表面は、クリーニング装置6によって残留トナ
ーが除去され次の色の画像形成に供せられる。同様のプ
ロセスをシアン、マゼンタ、ブラックのトナーについて
も行い、転写ドラム5上の転写材P上には、4色のトナ
ー画像が重なるようにして転写される。トナー画像転写
後の転写材Pは、分離爪56によって転写ドラム5表面
から分離され、定着装置7によってトナー画像が定着さ
れ、その後、装置本体Mから排出される。
【0050】次に、本発明の特徴である、プロセスユニ
ットの着脱時やジャム処理時における転写ドラム5の離
間、転写ドラム5と感光ドラム1の同期回転について説
明する。
【0051】前述したように、従来、プロセスユニット
を取り外したり交換したりした後に再び装置本体Mに取
り付ける際、装置本体M側の連結ピン91と感光ドラム
1の軸11aとが同位相になっているときには、転写ド
ラム5と感光ドラム1とに装置本体側の駆動力がそのま
まかかっても同じように回りはじめるため問題はない
が、位相が異なる場合には、最初に装置本体M側の連結
ピン91が回転を開始し、感光ドラム1は停止状態を維
持する。さらに連結ピン91が回転して連結ピン91と
感光ドラム1の軸11aとが同じ位相になり、ばね92
によって付勢された連結ピン91が係合機構を介して感
光ドラム1の軸11aに係合する。これによって、転写
ドラム5と感光ドラム1との間に連動関係が設定され、
これによってはじめて感光ドラム1は回転を開始する。
その後、両ドラムは、同期して回転をつづける。
【0052】上述のように、転写ドラム5と感光ドラム
1と間に連動関係が設定されるまでは、転写ドラム5が
回転し、一方、感光ドラム1は停止状態を維持するた
め、両ドラム間には摺擦が発生し、感光ドラム1が損傷
するおそれがある。これを防止するため、制御装置(不
図示)を介して所定のタイミングで接離手段を作動させ
る。このことについて、以下、図6のフローチャートを
参照して説明する。
【0053】まずはじめに、電源オン(S1)とともに
図1の1点鎖線で示される位置にあった転写ドラム5を
矢印K5方向に移動して、感光ドラム1から離間させる
(S2)。次いで、転写ドラム5と同時に同期させて連
動手段9の連結ピン91を一体回転させる。図5に示す
ように、連結ピン91の位相と感光ドラム1の軸11a
の位相とが一致して、装置本体M側の連結ピン91の凸
部91bと、感光ドラム1側の凹部11bとが係合する
まで、連結ピン91を駆動する。そのまま転写ドラム5
が1回転してホームポジション(HP)に到達するま
で、転写ドラム5を回転させる。凸部91bと凹部11
bとの係合が完了してからは、感光ドラム1も回転する
(S3)。その後、DDを当接させ(S4)、転写ドラ
ム5と感光ドラム1とを当接させたまま回転させ、転写
ドラム5の除電等の前回転動作を行い(S5)、スタン
バイ状態になる(S6)。
【0054】画像形成中(S7、S8)にジャム等が発
生した場合(S9)、ユーザーがドアオープン後(S1
0)に不図示のノブ等の手段によりDD離間を行い、ジ
ャムした転写材Pを取り除いたり、感光ドラム1の交換
を行ったりする。その後、ドアを閉めると、装置本体M
は回復動作を行うことになるが、このとき、装置本体M
側の凸部91bと、感光ドラム1側の凹部11bとの位
相がずれることがあるため、電源オン時と同様に、DD
の離間を行い(S2)、スタンバイまで上記と同様の動
作をする。
【0055】このようにすることで、転写ドラム5の回
転開始、および感光ドラム1の回転開始は、常に、両ド
ラムが離間された状態で行われ、両ドラムが接触される
ときは、両ドラムとも回転していて、転写ニップ部N1
における周速が等しくなっているので、転写ドラム5と
感光ドラム1との摺察による感光ドラム1の傷付きが防
止される。なお、DD間を離間させるための接離手段
は、新たに設ける必要がなく、既存の、例えば、オーバ
ーヘッドプロジェクター用のOHPシートを定着するた
めのDDの接離手段を流用することも可能である。これ
によると、コストアップや装置の大型化等を招くことが
なく、感光ドラム1の長寿命化と、常に良好な画像得る
こととを実現することができる。 〈実施例2〉 本発明の実施例2を、図1、図7を参照して説明する。
【0056】本実施例では、エラー・ジャム発生時には
常にDDの離間を行ってから装置本体Mの動作を停止す
る構成とした。
【0057】以下、その動作について図7のフローチャ
ートに沿って説明する。
【0058】まずはじめに、電源オン(S21)ととも
に、図1の1点鎖線で示される位置にあった転写ドラム
5を矢印K5方向に移動し、感光ドラム1から離間させ
る(S22)。次いで、転写ドラム5と同時に装置本体
M側の連結ピン91も駆動する(S23)。そのまま転
写ドラム5が1回転してホームポジション(HP)に到
達するまで、転写ドラム5を回転させ、係脱機構が噛み
合ってからは感光ドラム1も回転させる。その後、DD
を当接させ(S24)、転写ドラム5と感光ドラム1と
を当接したまま回転させ、転写ドラム5の除電等の前回
転動作を行い(S25)、スタンバイ状態になる(S2
6)。
【0059】画像形成中(S27、S28)にジャム等
が発生した場合(S29)、DD間の離間を行って(S
30)から装置本体Mを停止させる(S31)。本実施
例ではユーザーがドアオープン後にノブ等の手段により
DD離間を行う必要がなく、そのままジャムした転写材
Pを取り除いたり、感光ドラム1の交換等を行うことが
可能である。その後、ドアを閉め装置本体Mは、回復動
作を行うことになるが、このとき、装置本体M側の連結
ピン91と感光ドラム1の軸11aとの位相がずれるこ
とがあるため、電源オン時と同様に、DDを離間したま
ま転写ドラム5と、感光ドラム1を駆動する装置本体M
側の連結ピン91の駆動をはじめる。その後、スタンバ
イまで上記と同様の動作をする。
【0060】このようにすることで、ユーザーが誤っ
て、転写ドラム5と感光ドラム1とによって挟持された
状態の転写材Pを引いてしまったり、プロセスユニット
を無理に外そうとして、感光ドラム1に傷を付けてしま
ったりすることが防止される。また、実施例1と同様
に、転写ドラム5および感光ドラム1が回転開始される
ときは、常に、両ドラムが離間されているので、イニシ
ャル時に転写ドラム5と感光ドラム1とが摺擦されて感
光ドラムが損傷するということはない。
【0061】以上説明してきたように、DDの離間を行
い、連動手段9を介して感光ドラム1に駆動力が伝達さ
れてからDDの当接を行い、ドアオープン時には常にD
Dが離間されている構成を取ることで転写ドラム5や転
写材Pとの摺察による感光ドラム1の傷付きが防止さ
れ、さらに、装置本体Mの取扱い操作が簡便になり、イ
ージーメンテナンス化が達成される。なお、本実施例で
は、転写ドラム5と感光ドラム1とを用いて説明を行っ
てきたが、転写ドラム5に代えて中間転写体を使用した
り、感光ドラム1に代えて感光ベルトを使用したりする
場合にも、本発明を適応することができるのは言うまで
もない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
転写ドラムの回転を開始する際には、接離手段によって
像担持体から転写ドラムを離間させ、この状態で、ま
ず、転写ドラムの回転を開始し、連動手段を介して装置
本体側の連結ピンと像担持体側の軸との位相を一致させ
て像担持体を回転させ、転写ドラムと像担持体との周速
を合わせてから両者を当接させることにより、転写ドラ
ムと像担持体との摺擦によって像担持体が損傷しこれに
よって画像欠陥が発生することを有効に防止することが
できる。
【0063】また、ジャム発生時に転写ドラムと像担持
体とを離間させてから装置本体の動作を停止するように
することにより、ジャム発生時に、転写ドラムと像担持
体との間に挟持された状態の転写材をユーザーが誤って
引いてしまうことによる像担持体の損傷を防止すること
ができる。
【0064】なお、転写ドラムに代えて中間転写体を使
用する場合もほぼ同様の効果を奏することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置の全体模式構成図。
【図2】実施例1の現像器の構成を示す縦断面図。
【図3】実施例1において、転写材の分離位置と定着ニ
ップ部との距離を説明するための図。
【図4】実施例1において、転写ドラムと感光ドラムと
に挟持された転写材を除去する様子を示す図。
【図5】実施例1の連結手段と感光ドラムとの間に設け
た係脱機構を示す図。
【図6】実施例1の、感光ドラムから転写ドラムを離間
させる動作を示すフローチャート。
【図7】実施例2の、感光ドラムから転写ドラムを離間
させる動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 帯電器 3 露光装置 4 現像装置 5 転写ドラム 6 クリーニング装置 7 定着装置 9 連動手段 11 フランジ 11a 軸 11b 凹部 91 連結ピン 91a 大径部 91b 凸部 M 画像形成装置本体(装置本体) N1 転写ニップ部(DD間) N2 定着ニップ部 P 転写材 S1 分離位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 達也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 内山 明彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 小林 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 笹目 裕志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 榎木 直樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 鶴谷 貴明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 藤井 春夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体の所定の装着位置に着
    脱自在のプロセスユニットを装着して、前記画像形成装
    置本体側の転写ドラムと前記プロセスユニット側の像担
    持体を接触配置し、前記像担持体上に形成したトナー画
    像を前記転写ドラム表面に担持された転写材に転写する
    画像形成装置において、 前記装着位置にあるプロセスユニット内の前記像担持体
    に対して前記転写ドラムを接離する接離手段と、前記転
    写ドラムの回転に応じて回転する連結ピンと、前記像担
    持体の端面に固着されたフランジから突設された軸と、
    前記接離手段を所定のタイミングで作動させる制御装置
    と、を有し、前記連結ピンの先端と前記軸の先端にはそ
    れらが係合状態をとるための凸部と凹部とによって構成
    された係脱機構が設けられており、前記プロセスユニッ
    トを装置本体に取り付けた際、前記制御装置は、電源オ
    ンとともに前記転写ドラムを前記像担持体から離間させ
    るように前記接離手段を作動させ、次いで前記連結ピン
    と前記軸の位相が一致して前記係脱機構の凸部と凹部が
    係合するまで前記連結ピンが駆動され、前記係脱機構の
    凸部と凹部の係合により前記転写ドラムと前記像担持体
    の周速が等しくなった後、前記転写ドラムを前記像担持
    体に接触させるように前記接離手段を作動させることを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体の所定の装着位置に着
    脱自在のプロセスユニットを装着して、前記画像形成装
    置本体側の中間転写体と前記プロセスユニット側の像担
    持体を接触配置し、前記像担持体上に形成したトナー画
    像を一旦前記中間転写体表面に転写し、その後転写材に
    転写する画像形成装置において、 前記装着位置にあるプロセスユニット内の前記像担持体
    に対して前記中間転写体を接離する接離手段と、前記中
    間転写体の回転に応じて回転する連結ピンと、前記像担
    持体の端面に固着されたフランジから突設された軸と、
    前記接離手段を所定のタイミングで作動させる制御装置
    と、を有し、前記連結ピンの先端と前記軸の先端にはそ
    れらが係合状態をとるための凸部と凹部とによって構成
    された係脱機構が設けられており、前記プロセスユニッ
    トを装置本体に取り付けた際、前記制御装置は、電源オ
    ンとともに前記中間転写体を前記像担持体から離間させ
    るように前記接離手段を作動させ、次いで前記連結ピン
    と前記軸の位相が一致して前記係脱機構の凸部と凹部が
    係合するまで前記連結ピンが駆動され、前記係脱機構の
    凸部と凹部の係合により前記中間転写体と前記像担持体
    の周速が等しくなった後、前記中間転写体を前記像担持
    体に接触させるように前記接離手段を作動させることを
    特徴とする画像形成装置。
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