JPH10268254A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH10268254A
JPH10268254A JP7422097A JP7422097A JPH10268254A JP H10268254 A JPH10268254 A JP H10268254A JP 7422097 A JP7422097 A JP 7422097A JP 7422097 A JP7422097 A JP 7422097A JP H10268254 A JPH10268254 A JP H10268254A
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tft
offset
thin film
liquid crystal
offset length
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JP7422097A
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Satoshi Takenaka
敏 竹中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧駆動回路と低電圧駆動回路とが共存す
るような駆動回路を備えるアクティブマトリクス基板を
備える液晶表示装置において、高電圧駆動回路に用いる
TFTの構造を最適化して、その信頼性を向上すること
のできる構成を提案すること。 【解決手段】 液晶表示装置のアクティブマトリクス基
板において、その駆動回路82、83を構成するオフセ
ットゲート構造のTFTのうち、レベルシフタ85、8
9で12V駆動されるTFTのオフセット長は、その他
の5V駆動されるTFTのオフセット長に比較して長く
して、その信頼性を確保してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセットゲート
構造またはLDD構造の薄膜トランジスタ(以下、TF
Tという。)を用いて回路構成した駆動回路を備えるア
クティブマトリクス基板を有する液晶表示装置に関する
ものである。さらに詳しくは、駆動回路を構成するオフ
セットゲート構造またはLDD構造のTFTに対するオ
フセット長またはLDD長の最適化技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置に用いる駆動回路内蔵型の
アクティブマトリクス基板では、逆導電型のTFTを用
いて駆動回路が構成されているとともに、画素領域には
画素スイッチング用のTFTが構成される。ここで、T
FTをセルフアライン構造で構成すると、図12にセル
フアライン構造のN型のTFTおよびP型のTFTの伝
達特性をそれぞれ実線L1、L2で示すように、オフリ
ーク電流が大きいという問題点がある。このように、オ
フリーク電流が大きなTFTを画素スイッチング用に用
いると、コントラスト低下、表示むら、フリッカなどの
原因となる。また、オフリーク電流が大きなTFTで駆
動回路を構成すると、誤作動を引き起こす原因となる。
【0003】そこで、アクティブマトリクス基板に用い
られるTFTとしては、オフセットゲート構造またはL
DD構造のTFTが用いられる傾向にある。このタイプ
のTFTでは、ドレイン端での電界強度が緩和されるの
で、図13にオフセットゲート構造またはLDD構造の
N型のTFTおよびP型のTFTの伝達特性をそれぞれ
実線L3、L4で示すように、オフリーク電流を低減で
きる。従って、オフセットゲート構造またはLDD構造
のTFTを画素スイッチング用に用いると、コントラス
ト低下などを防止できる。また、オフセットゲート構造
またはLDD構造のTFTで駆動回路を構成すると、誤
作動を防止できるとともに、耐電圧が高い分、チャネル
長を短くできるので、寄生容量の影響などを抑えること
もできる。なお、同一の構造であれば、セルフアライン
構造、オフセット構造、およびLDD構造のいずれの場
合でも、N型のTFTはP型のTFTに比較してオン電
流が大きい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成した液
晶表示装置では、駆動回路の高速駆動を可能とするた
め、シフトレジスタなどを構成するTFTについては5
V駆動のままで、アナログスイッチに信号出力するレベ
ルシフタなどではTFTを12V位の高電圧駆動するこ
とが考えられている。このように高電圧駆動されるTF
Tも、オフセットゲート構造やLDD構造になっている
ため、セルフアライン構造のTFTからみれば信頼性が
高いが、従来構造のままでは、前記した高電圧駆動条件
下では十分な信頼性が得られないという問題点がある。
【0005】そこで、本発明の課題は、一対の基板間に
液晶が封入されてなり、該一対の基板のうちの一方の基
板上には高電圧駆動回路と低電圧駆動回路とが共存する
ような駆動回路を備える液晶表示装置において、高電圧
駆動回路に用いるTFTの構造を最適化して、その信頼
性を向上することのできる構成を提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、一対の基板間に液晶が封入されてな
り、該一対の基板のうちの一方の基板上には、ゲート電
極に対してゲート絶縁膜を介して対峙するチャネル領
域、および該チャネル領域に接続するソース・ドレイン
領域、前記ゲート電極の端部に前記ゲート絶縁膜を介し
て対峙するオフセット領域を備えるオフセットゲート構
造のTFTを用いてデータ側または走査側の駆動回路が
構成された液晶表示装置において、前記駆動回路に用い
た前記TFTのうち、高電圧駆動されるTFTは、低電
圧駆動されるTFTのオフセット長より長いオフセット
長を有していることを特徴とする。
【0007】本願発明者はアクティブマトリクス型液晶
表示パネルの実駆動耐久試験を行った。そして、画像の
コントラスト低下という不具合が生じた。そこで、実駆
動耐久試験終了後に、このパネルを分解して内部のTF
Tの特性変化を調べた。その結果、インバータを構成す
るTFTの特性劣化が著しいことが判明した。ところで
リングシレータ回路はインバータの組合せにより形成さ
れている。これを用いればパネル信頼性評価に対して非
常に有効であると考えられる。
【0008】そこで、試験用の簡単なリングオシレータ
回路を用いて実験を行った。本願発明者が繰り返し行っ
たリングオシレータのバイアス印加試験などの結果によ
れば、この試験でのストレスが発振周波数、TFTのオ
ン電流、あるいはしきい値電圧に及ぼす影響は、TFT
の構造によって大きく相違するという新たな知見を得
た。すなわち、同じ構造のTFTではバイアス電圧が高
いほど、発振周波数の低下、オン電流の低下、およびし
きい値電圧のシフトが大きい。また、同じオフセット構
造のTFTに同じバイアスをかけても、オフセット長の
長いTFTほど、発振周波数の低下、オン電流の低下、
およびしきい値電圧のシフトが小さい。そこで、本発明
では、駆動回路を構成するTFTをオフセットゲート構
造とし、かつ、その一部のTFTについてはオフセット
長を長くすることによって、信頼性を向上する。すなわ
ち、本発明では、駆動回路を構成する全てのTFTにつ
いてオフセット長を長くするのではなく、高電圧駆動さ
れるTFTについてのみオフセット長を長めに設定し、
従来とおり低電圧駆動される他の駆動回路用のTFTに
ついてはオフセット長を短めに設定したままである。こ
のため、低電圧駆動されるTFTついては大きなオン電
流を確保してあるので、高速動作が可能である一方、高
電圧駆動されるTFTについては駆動電圧が高いので、
オフセット長を長めに設定しただけではオン電流のレベ
ルが大きく低下することはない。それ故、駆動回路の一
部で高電圧駆動した効果をそのまま活かすことができ、
高速動作を実現できる。
【0009】本発明では、前記の高電圧駆動される駆動
回路のTFTであっても、オフセット長が長すぎるとオ
ン電流が著しく小さくなることから、そのオフセット長
を2.0μm以下とすることが好ましい。
【0010】また、オフセット長を2.0μm以下の条
件で、オフセット長を延ばしていっても信頼性を改善す
る度合いがサチレートしていく傾向にあることから、前
記の高電圧駆動されるTFTについては、オフセット長
を0.25μmから1.0μmまでの範囲とすることが
好ましい。
【0011】また、信頼性を向上するのに適したオフセ
ット長の範囲は、ゲート絶縁膜の膜厚によってシフトす
る傾向がある。そこで、通常、形成されるゲート絶縁膜
の膜厚であればいずれの膜厚であっても、オフセット長
を延ばした効果が得られるように、そのオフセット長に
ついては0.5μmから0.75μmまでの範囲とする
ことが好ましい。
【0012】また、前記駆動回路でCMOS回路を構成
する逆導電型のTFTのうち、N型のTFTでは、オフ
セット長がP型のTFTのオフセット長より長いことが
好ましい。このように構成すると、N型のTFTとP型
のTFTとの間でオン電流のバランスをとることができ
るので、誤作動を防止することができる。
【0013】さらに、前記アクティブマトリクス基板に
構成されている画素領域には、前記の低電圧駆動される
TFTよりもオフセット長の長い画素スイッチング用の
TFTを用いることが好ましい。
【0014】本発明において、前記ソース・ドレイン領
域には、前記オフセット領域に代えてLDD領域を構成
してもよい。すなわち、本発明はLDD構造のTFTに
も当てはまる。
【0015】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。
【0016】[アクティブマトリクス基板の全体構成)
図1(A)は、液晶表示装置のアクティブマトリクス基
板の構成を模式的に示すブロック図である。
【0017】図1(A)に示すように、液晶表示装置用
のアクティブマトリクス基板では、ガラス製などの透明
基板上に、アルミニウム、タンタル、モリブデン、チタ
ン、タングステンなどの金属膜からなるデータ線90お
よび走査線91で区画形成された画素領域が構成され、
そこには、画素用のTFT30を介して画像信号が入力
される液晶容量94(液晶セル)が存在する。データ線
90に対しては、シフトレジスタ84、レベルシフタ8
5、ビデオライン87、アナログスイッチ86を備える
データ側駆動回路82が構成されている。走査線91に
対しては、シフトレジスタ88およびレベルシフタ89
を備える走査側駆動回路83が構成されている。なお、
画素領域には、前段の走査線91との間に保持容量93
が形成され、この保持容量93は、液晶容量94での電
荷の保持特性を高める機能を有している。
【0018】また、アクティブマトリクス基板上にはデ
ータ側駆動回路82と反対側にリセット信号線92が構
成される場合があり、リセット信号線92(プリチャー
ジ線)からデータ線90へのリセット電位(プリチャー
ジ電位)の給断はTFT40によって行われる。すなわ
ち、データ線90に画像信号を供給する直前にリセット
信号線92から所定の極性をもつリセット電位を印加
し、画像信号がデータ線90に供給される前にデータ線
92の充放電を殆ど済ませておくのである。
【0019】[TFTの基本構成]本形態に係るアクテ
ィブマトリクス基板に用いるTFTは、いずれもオフセ
ットゲート構造またはLDD構造であるため、オフセッ
トゲート構造のTFTを図2を参照して説明しておく。
【0020】図2は、オフセットゲート構造のTFTの
縦断面図である。図2に示すように、TFTは、ガラス
基板50上に、アルミニウム、タンタル、モリブデン、
チタン、タングステンなどからなるゲート電極4と、こ
のゲート電極4に対してシリコン酸化膜からなるゲート
絶縁膜2を介して対峙するチャネル領域5と、このチャ
ネル領域5に接続するソース・ドレイン領域8とを備え
ている。このTFTでは、シリコン酸化膜からなる層間
絶縁膜52の上層側に位置する配線層40がコンタクト
ホール9を介してソース・ドレイン領域8の高濃度ソー
ス・ドレイン領域6に電気的接続している。ガラス基板
50の表面側には、シリコン酸化膜からなる下地保護膜
51が形成されている。
【0021】このような構造のTFTをオフセットゲー
ト構造またはLDD構造として形成すると、オフリーク
電流が低減することに加えて、その耐電圧が向上する
分、チャネル長を短くできるので、寄生容量の影響など
を抑えることができる。
【0022】そこで、本形態に係るTFTでは、ソース
・ドレイン領域8のうち、ゲート電極4の端部に対して
ゲート絶縁膜2を介して対峙する部分には、不純物が導
入されていないか、あるいはチャネルドープによってチ
ャネル領域5と同程度の不純物しか導入されていないオ
フセット領域7が形成されている。ここで、ソース・ド
レイン領域8のうち、ゲート電極4の端部に対してゲー
ト絶縁膜2を介して対峙する部分(オフセット領域7に
相当する部分)に低濃度の不純物を導入しておけば、L
DD構造のTFTとなる。
【0023】[CMOS回路の基本構成]図1(B)に
示すように、データ側および走査側の駆動回路82、8
3では、N型のTFT10とP型のTFT20とによっ
てCMOS回路が構成されている。このようなCMOS
回路は、1段あるいは2段以上でインバータ回路を構成
する。
【0024】このようにしてCMOS回路をN型のTF
T10とP型のTFT20で構成するにあたって、従来
技術の説明の中で図12、図13を参照して触れたよう
に、同じ構造のTFTであればN型のTFT10の方が
P型のTFT20よりもオン電流が大きくなる傾向があ
ることから、いずれのTFT10、20についても図2
を参照して説明したオフセットゲート構造またはLDD
構造とする場合には、N型のTFT10のオフセット長
またはLDD長をP型のTFT20のオフセット長また
はLDD長より長く設定し、双方の電流バランスをとる
ことが好ましい。このようにして、CMOS回路を構成
するTFT10、20の間でオン電流のバランスをとる
と、CMOS回路が誤作動しにくいので、信頼性の高い
データ側および走査側の駆動回路82、83を備えたア
クティブマトリクス基板、および液晶表示パネルを構成
できる。
【0025】[オフセット長の検討]このように構成し
たアクティブマトリクス基板において、そのデータ側お
よび走査側の駆動回路82、83では、高速動作を実現
するために、レベルシフタ85、89を設け、そこでは
駆動電圧として12Vを用いるなど、レベルシフタ8
5、89を構成するTFT10、20は高電圧駆動され
る。その他の駆動回路では従来どおり、駆動電圧が5V
の低電圧駆動である。しかし、このように構成した駆動
回路82、83では、高電圧駆動される側のTFTがそ
の駆動電圧に耐え得るほどの信頼性を有していない。
【0026】[リングオシレータのバイアスストレス試
験1]その理由を解明するにあたって、本願発明者は、
オフセットゲート構造のTFTとセルフアライン構造の
TFTとを用いて13段のリングオシレータを構成し、
バイアス電圧を変えて常温で1時間、駆動したときの発
振周波数の時間的変化を検討した。その結果を図3に示
す。図3において、オフセット長が0.75μmのN型
のTFTとセルフアライン構造のP型のTFTとを用
い、かつ、バイアス電圧を12V、15V、18Vとし
たときの発振周波数の時間的変化をそれぞれ実線L1
1、L12、L13で示し、比較例として、セルフアラ
イン構造のN型のTFTとセルフアライン構造のP型の
TFTとを用い、かつ、バイアス電圧を15Vとしたと
きの発振周波数の時間的変化を実線L14で示してあ
る。
【0027】このようにして行ったリングオシレータへ
のバイアス印加試験によれば、セルフアライン構造のN
型のTFTとセルフアライン構造のP型のTFTとを用
いた場合に、TFTの劣化に起因する発振周波数の変化
率dF(%)が大きいことがわかる。また、オフセット
ゲート構造のN型のTFTとセルフアライン構造のP型
のTFTとを用いた場合には、バイアス電圧が高いほ
ど、TFTの劣化に起因する発振周波数の変化率dF
(%)が大きい傾向にある。
【0028】[リングオシレータのバイアスストレス試
験2]また、同様なリングオシレータのバイアスストレ
ス試験として、オフセットゲート構造のN型のTFTと
セルフアライン構造のP型のTFTとを用い、いずれも
バイアス電圧を15Vとして、N型のTFTのオフセッ
ト長とその信頼性との関係を検討した。その結果を図
4、図5に示す。
【0029】図4には、この試験に用いたN型のTFT
のオフセット長と、1時間後の発振周波数の低下率との
関係を示してある。図5には、この試験に用いたN型の
TFTのオフセット長と、1時間後のN型のTFTのし
きい値電圧の変化を示してある。なお、図4、図5にお
いて、オフセット長が0μmとは、比較例として、セル
フアライン構造のN型のTFTとセルフアライン構造の
P型のTFTとを用いたときの結果である。
【0030】また、表1にはこの試験(BT試験)を行
った時の図4、図5に示す結果の値と、試験前後のオン
電流を示してある。
【0031】
【表1】
【0032】このようにして行った試験結果(図4、図
5、および表1)からわかるように、前記試験でのスト
レスが発振周波数、しきい値電圧、オン電流に及ぼす影
響は、オフセット長によって大きく相違するという新た
な知見を得た。すなわち、同じオフセット構造のTFT
に同じバイアスをかけても、オフセット長の長いTFT
ほど、発振周波数の低下、オン電流の低下、およびしき
い値電圧のシフトが小さい。
【0033】たとえば、図4に示す結果からわかるよう
に、オフセット長が0.5μm以上であれば、発振周波
数の低下が小さく抑えられる。
【0034】また、図5に示す結果からわかるように、
オフセット長が長いほど、しきい値電圧の変化を抑える
ことができる。
【0035】さらに、図1に示す結果からわかるよう
に、オフセット長が長いほど、初期のオン電流が小さい
ものの、試験前後の変化が小さい。この傾向はオフセッ
ト長が0.75μm以上で顕著である。
【0036】[TFTの耐電圧のオフセット長依存性]
さらにまた、オフセットゲート構造のTFTにおいて、
その耐電圧のオフセット長依存性を図6に示す。この図
から明らかなように、セルフアライン構造のTFTに比
較して、オフセットゲート構造のTFTの方が耐電圧が
高い傾向にあり、この傾向はオフセット長を0.5μm
以上としたときに顕著である。
【0037】[駆動回路を構成するTFTのオフセット
長]そこで、本発明では、駆動回路を構成するTFT1
0、20、40のいずれについても、オフセットゲート
構造とし、かつ、その一部についてはオフセット長を長
くすることによって、信頼性を向上する。すなわち、本
発明では、駆動回路を構成する全てのTFTについてオ
フセット長を長くするのではなく、高電圧駆動されるT
FTについてのみオフセット長を長めに設定し、従来ど
おり、低電圧駆動されるその他のTFT(シフトレジス
タ用TFT、アナログスイッチ用のTFT、プリチャー
ジ用のTFT、静電保護用のTFT、バッファ用のTF
Tなど)についてはオフセット長を短めに設定したまま
である。このため、低電圧駆動されるTFTついては大
きなオン電流を確保してあるので、高速動作が可能であ
る一方、高電圧駆動されるTFTについては駆動電圧が
高いので、オフセット長を長めに設定しただけではオン
電流のレベルが大きく低下することはない。それ故、駆
動回路の一部で高電圧駆動した効果をそのまま活かすこ
とができ、高速動作を実現できる。
【0038】[オフセット長の数値限定について]但
し、オフセットゲート構造のTFTにおいて、オフセッ
ト長を延ばすと、オン電流の低下が起きる。たとえば、
ゲート絶縁膜2の膜厚toxを0.06μm、0.12μ
mとしたときのオフセット長Losと、セルフアライン構
造のTFTのオン電流Ion(S/A) に対するオフセットゲ
ート構造のTFTのオン電流Ion(OS)の比Ion(OS)/I
on(S/A) との関係を検討した結果を図7に示す。
【0039】図7からわかるように、ゲート絶縁膜2の
膜厚toxが0.06μm、0.12μmのいずれの場合
でも、オフセット長Losが長いほど、セルフアライン構
造のTFTのオン電流Ion(S/A) に対するオフセットゲ
ート構造のTFTのオン電流Ion(OS)の比がIon(OS)/
Ion(S/A) 小さくなっていく。すなわち、オフセット長
Losを延ばすということは、オフセットゲート構造のT
FTのオン電流Ion(OS)を低下させるといえる。そこ
で、高電圧駆動されるTFTのオフセット長を延長する
といっても、オフセット長が長すぎるとオン電流が著し
く小さくなることから、そのオフセット長を2.0μm
以下とすることが好ましい。
【0040】また、ゲート絶縁膜2の膜厚toxを0.0
6μm、0.12μmしたときのオフセット長Losと、
セルフアライン構造のTFTのオフリーク電流Ioff (S
/A)に対するオフセットゲート構造のTFTのオフリー
ク電流Ioff (OS)の比Ioff(OS)/Ioff (S/A) との関
係を検討した結果を図8に示す。この図では、オフセッ
ト長Losが0の条件がセルフアライン構造のTFTに相
当し、そこを基準にしてある。
【0041】図8からわかるように、オフセット長Los
を延長していくと、オフリーク電流の比Ioff (OS)/I
off (S/A) が小さくなり、オフセットゲート構造のTF
Tにすれば、セルフアライン構造のTFTに比較してオ
フリーク電流が改善されることがわかる。但し、オフセ
ット長Losをある程度以上、延長しても、オフリーク電
流の比Ioff (OS)/Ioff (S/A) がサチレートするだけ
である。たとえば、ゲート絶縁膜2の膜厚toxが0.0
6μmのときには、オフセット長Losが0.25μmか
ら0.75μmまでの範囲で、オフリーク電流Ioff (O
S)をセルフアライン構造のTFTのオフリーク電流Iof
f (S/A) の0.8倍以下にまで改善できるが、それ以
上、オフセット長Losを延ばして、その改善効果はサチ
レートする。また、ゲート絶縁膜2の膜厚toxが0.1
2μmのときには、オフセット長Losが0.5μmから
1.0μmまでの範囲で、オフリーク電流Ioff (OS)を
セルフアライン構造のTFTのオフリーク電流Ioff (S
/A) の0.8倍以下にまで改善できるが、それ以上、オ
フセット長Losを延ばしてもその改善効果はサチレート
する。それ故、本形態において、高電圧駆動されるTF
Tについては、オフセット長を0.25μmから1.0
μmまでの範囲とすることが好ましい。
【0042】また、ゲート絶縁膜2の膜厚toxを0.0
6μm、0.12μmの場合で説明したように、信頼性
を向上するのに適したオフセット長の範囲は、ゲート絶
縁膜2の膜厚によってシフトする傾向がある。そこで、
本形態では、通常、形成されるゲート絶縁膜2の膜厚で
あればいずれの膜厚であっても、オフセット長を延ばし
た効果が得られるように、そのオフセット長については
0.5μmから0.75μmまでの範囲とすることが好
ましい。
【0043】[LDD構造について]本願発明者が繰り
返し行った検討結果によれば、上記の各検討結果および
適正なオフセット長は、オフセットゲート構造に代えて
LDD構造としたときにも適合する。従って、LDD構
造のTFTであれば、上記の説明において、オフセット
領域をLDD領域と置き換え、オフセット長をLDD長
と置き換えばよい。
【0044】(画素領域のTFT)図1(A)に示した
ように、データ線90および走査線91で区画形成され
た画素領域には画素スイッチング用のTFT30が構成
される。このN型の画素用TFT30についても、オフ
セットゲート構造またはLDD構造にしてオフリーク電
流を低減することが好ましい。但し、N型およびP型の
駆動回路用TFT10、20についても、N型の画素用
TFT30と同様なレベルにまでオフリーク電流を低減
すると、それに伴ってオン電流が小さくなりすぎて駆動
回路の動作速度が低下したり、必要な電源電圧が増大し
たりする。このような駆動回路の動作速度の低下は、液
晶表示装置において高品位の表示の妨げになる。また、
必要な電源電圧の増大は、消費電力の低減の妨げとな
る。そこで、駆動回路用TFT10、20についてはオ
フリーク電流の低減と大きなオン電流の確保とを図ると
ともに、画素用TFT30についてはオフリーク電流の
低減を図ることを重視するという観点から、TFT30
のオフセット長またはLDD長は、駆動回路を構成する
TFT10、20のうち、前記の低電圧駆動されるTF
Tのオフセット長またはLDD長より長くなるように構
成することが好ましい。
【0045】[アクティブマトリクス基板上のTFT]
以上説明したように、液晶表示装置の駆動回路内蔵型の
アクティブマトリクス基板では、図9に示すように、概
ね3種類のTFT10、20、30が形成されることに
なる。図9には、左側領域から右側領域に向かって、N
型の駆動回路用TFT10、P型の駆動回路用TFT2
0、およびN型の画素用TFT30が同一の絶縁基板5
0の上に形成されている状態を示してある。これらのい
ずれのTFT10、20、30も、ソース・ドレイン領
域のうち、ゲート電極14、24、34の端部にゲート
絶縁膜12、22、32を介して対峙する部分には、オ
フセット領域、あるいは低濃度ソース・ドレイン領域か
らなるLDD領域17、27、37が形成されることに
なる。
【0046】このような構成のアクティブマトリクス基
板の製造方法を説明する。ここで、オフセットゲート構
造のTFTおよびLDD構造のTFTは、いずれも製造
工程の大部分が共通するので、以下の説明ではLDD構
造を形成していく場合を中心に説明し、その説明の中で
オフセットゲート構造を説明していく。
【0047】まず、図10(A)に示すように、ガラス
製の基板50に対してTEOS(テトラエトキシシラ
ン)や酸素ガスなどを原料ガスとしてプラズマCVD法
により厚さが約2000〜5000オングストロームの
シリコン酸化膜からなる下地保護膜51を形成する。次
に基板50の温度を350℃に設定して、下地保護膜5
1の表面にプラズマCVD法により厚さが約300〜7
00オングストロームのアモルファスのシリコン膜から
なる半導体膜を形成する。次にアモルファスのシリコン
膜からなる半導体膜に対して、レーザアニールまたは固
相成長法などの結晶化工程を行い、半導体膜をポリシリ
コン膜にまで結晶化しておく。レーザアニール法では、
たとえば、エキシマレーザのビーム長が400mmのラ
インビームを用い、その出力強度はたとえば200mJ
/cm2 である。ラインビームについてはその幅方向に
おけるレーザ強度のピーク値の90%に相当する部分が
各領域毎に重なるようにラインビームを走査していく。
【0048】次に、ポリシリコン膜をパターニングして
島状の半導体膜11、21、31とし、その表面に対し
て、TEOS(テトラエトキシシラン)や酸素ガスなど
を原料ガスとしてプラズマCVD法により厚さが約60
0〜1500オングストロームのシリコン酸化膜または
窒化膜からなるゲート絶縁膜12、22、32を形成す
る(ゲート絶縁膜形成工程)。
【0049】次に、アルミニウム、タンタル、モリブデ
ン、チタン、タングステンなどを含む金属膜からなる導
電膜をスパッタ法により形成した後、導電膜をパターニ
ングし、各TFTのゲート電極14、24、34を形成
する(ゲート電極形成工程)。
【0050】次に、図10(B)に示すように、N型の
駆動回路用TFT10およびN型の画素用TFT30の
形成領域をレジストマスク61で覆う。この状態で、約
1013cm-2のドーズ量でボロンイオンを打ち込むと、
シリコン薄膜21にはゲート電極24に対して自己整合
的に不純物濃度が約1018cm-3の低濃度P型領域23
が形成される。なお、不純物が導入されなかった部分が
チャネル領域25となる。
【0051】この低濃度の不純物打ち込みの工程を行わ
なければ、P型の駆動回路用TFT20は、LDD構造
ではなく、オフセットゲート構造となる。
【0052】次に、図10(C)に示すように、P型の
駆動回路用TFT20の形成領域をレジストマスク62
で覆う。この状態で、約1013cm-2のドーズ量でリン
イオンを打ち込むと、シリコン薄膜11、31にはゲー
ト電極14、34に対して自己整合的に不純物濃度が約
1018cm-3の低濃度N型領域13、33が形成され
る。なお、不純物が導入されなかった部分がチャネル領
域15、35となる。
【0053】この低濃度の不純物打ち込みの工程を行わ
なければ、N型の駆動回路用TFT10、およびN型の
画素用TFT30は、LDD構造ではなく、オフセット
ゲート構造となる。
【0054】次に、図10(D)に示すように、N型の
駆動回路用TFT10およびN型の画素用TFT30の
形成領域に加えて、ゲート電極24をも広めに覆うレジ
ストマスク63を形成する。ここで、レジストマスク6
3は、実施に形態1ないし3に示した高濃度ソース・ド
レイン領域6が形成されるようなパターンで形成する。
この状態で、低濃度P型領域23に約1015cm-2のド
ーズ量でボロンイオンを打ち込で、不純物濃度が約10
20cm-3の高濃度ソース・ドレイン領域26を形成す
る。低濃度P型領域23のうちレジストマスク63で覆
われていた部分は、そのままLDD領域27(低濃度ソ
ース・ドレイン領域)として残る。このようにしてP型
の駆動回路用TFT20を形成する。
【0055】次に、図10(E)に示すように、P型の
駆動回路用TFT20の形成領域に加えて、ゲート電極
14、34をも広めに覆うレジストマスク64を形成す
る。この状態で、低濃度N型領域13、23に約1015
cm-2のドーズ量でリンイオンを打ち込んで、不純物濃
度が約1020cm-3の高濃度ソース・ドレイン領域1
6、36を形成する。低濃度N型領域13、23のう
ち、レジストマスク64で覆われていた部分は、そのま
ま不純物濃度が約1018cm-3のLDD領域17、37
(低濃度ソース・ドレイン領域)として残る。このよう
にして、N型の駆動回路用TFT10およびN型の画素
用TFT30を形成する。
【0056】以降、図9に示すように、層間絶縁膜52
を形成した後、活性化のためのアニールを行い、しかる
後にコンタクトホールを形成した後、ソース・ドレイン
電極41、42、43、44、45を形成すれば、アク
ティブマトリクス基板を製造できる。
【0057】このような製造方法では、図10(D)、
(E)に示す高濃度の不純物を導入するときに用いたレ
ジストマスク63、64がゲート電極15、25、35
をどれ位広めに覆うかによって、LLD領域17、2
7、37の長さ寸法(LDD長)やオフセット領域の長
さ寸法(オフセット長)が規定される。それ故、前記し
た最適なオフセット長を得るのに見合うようなレジスト
マスク63、64を各TFT毎に形成するだけで、工程
数を増やすことなく、最適なLDD構造またはオフセッ
トゲート構造を有するTFTを製造できる。
【0058】TFTの製造方法としては、図10を参照
して説明した方法に限らず、サイドウォールを利用する
方法でもよい。
【0059】なお、図11(A)、(B)に模式的に示
すように、前記のようにして製造した本形態のアクティ
ブマトリクス基板100(TFT基板)には、対向電極
101が形成された対向基板102をシール層103で
所定のセルギャップを確保した状態に貼り合わせる。こ
こで、シール層103は部分的に途切れているので、そ
こからシール層103の内側に液晶104を封入した
後、封止材105で塞ぐ。この状態で、対向基板101
は、アクティブマトリクス基板100より小さいので、
各種端子107、データ側駆動回路82、走査側駆動回
路83は、対向基板の外側に位置することになる。従っ
て、各種端子107から各種信号を入力して、データ側
駆動回路82、および走査側駆動回路83を介して画素
106を駆動すると、それに応じて液晶104の配向が
変化し、所定の画像を表示することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液晶
表示装置のアクティブマトリクス基板では、その駆動回
路を構成するTFTのうち、高電圧駆動されるTFTに
ついては、低電圧駆動されるTFTよりも長いオフセッ
ト長をもつように構成してある。従って、本発明によれ
ば、高電圧駆動されるTFTをオフセットゲート構造と
し、かつ、そのオフセット長を長くしてあるので、高電
圧駆動方式を採用した場合でも十分な信頼性を有する。
しかも、低電圧駆動されるその他のTFTについてはオ
フセット長を短めに設定したままであるため、低電圧駆
動されるTFTついては大きなオン電流を確保してある
ので、高速動作が可能である一方、高電圧駆動されるT
FTについては駆動電圧が高いので、オフセット長を長
めに設定しただけではオン電流のレベルが大きく低下す
ることはない。それ故、駆動回路の一部で高電圧駆動し
た効果をそのまま活かすことができ、高速動作を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は液晶表示装置のアクティブマトリクス
基板の構成を模式的に示すブロック図、(B)はCMO
S回路の回路図である。
【図2】オフセットゲート構造のTFTの縦断面図であ
る。
【図3】オフセットゲート構造のTFTとセルフアライ
ン構造のTFTとを用いて13段のリングオシレータを
構成し、バイアス電圧を変えて常温で1時間、駆動した
ときの発振周波数の時間的変化を示すグラフである。
【図4】オフセットゲート構造のN型のTFTとセルフ
アライン構造のP型のTFTとを用いて13段のリング
オシレータを構成し、バイアス電圧を変えて常温で1時
間、駆動したときのオフセット長と発振周波数の低下率
との関係を示すグラフである。
【図5】オフセットゲート構造のN型のTFTとセルフ
アライン構造のP型のTFTとを用いて13段のリング
オシレータを構成し、バイアス電圧を変えて常温で1時
間、駆動したときのオフセット長としきい値電圧変化量
との関係を示すグラフである。
【図6】オフセットゲート構造のTFTにおけるオフセ
ット長と耐電圧との関係を示すグラフである。
【図7】ゲート絶縁膜の膜厚toxを0.06μm、0.
12μmしたときのオフセット長Losと、セルフアライ
ン構造のTFTのオン電流Ion(S/A) に対するオフセッ
トゲート構造のTFTのオン電流Ion(OS)の比Ion(OS)
/Ion(S/A) との関係を示すグラフである。
【図8】ゲート絶縁膜2の膜厚toxを0.06μm、
0.12μmしたときのオフセット長Losと、セルフア
ライン構造のTFTのオフリーク電流Ioff (S/A) に対
するオフセットゲート構造のTFTのオフリーク電流I
off (OS)の比Ioff (OS)/Ioff (S/A) との関係を示す
グラフである。
【図9】図1(A)、(B)に示すアクティブマトリク
ス基板に構成される3種類のTFTの断面図である。
【図10】図9に示すアクティブマトリクス基板の製造
方法の一例を示す工程断面図である。
【図11】(A)は液晶表示装置の平面図、(B)はそ
の断面図である。
【図12】セルフアライン構造のTFTの伝達特性を示
すグラフである。
【図13】オフセットゲート構造またはLDD構造のT
FTの伝達特性を示すグラフである。
【符号の説明】
2、12、22、32 ゲート絶縁膜 4、14、24、34 ゲート電極 5、15、25、35 チャネル領域 6、16、26、36 高濃度ソース・ドレイン領域 7 オフセット領域 8 ソース・ドレイン領域 9 コンタクトホール 10、20、30 TFT 17、27、37 LDD領域 100 アクティブマトリクス基板(TFT基板) 101 対向電極 102 対向基板 103 シール層 104 液晶 105 封止材 106 画素 107 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/78 617A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板間に液晶が封入されてなり、
    該一対の基板のうちの一方の基板上には、ゲート電極に
    対してゲート絶縁膜を介して対峙するチャネル領域、該
    チャネル領域に接続するソース・ドレイン領域、および
    前記ゲート電極の端部に前記ゲート絶縁膜を介して対峙
    するオフセット領域を備えるオフセットゲート構造の薄
    膜トランジスタを用いてデータ側または走査側の駆動回
    路が構成されてなる液晶表示装置において、 前記駆動回路に用いた前記薄膜トランジスタのうち、高
    電圧駆動される薄膜トランジスタは、低電圧駆動される
    薄膜トランジスタのオフセット長より長いオフセット長
    を有していることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記の高電圧駆動さ
    れる薄膜トランジスタのオフセット長は2.0μm以下
    であることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記の高電圧駆動さ
    れる薄膜トランジスタのオフセット長は0.25μmか
    ら1.0μmまでの範囲にあることを特徴とする液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記の高電圧駆動さ
    れる薄膜トランジスタのオフセット長は0.5μmから
    0.75μmまでの範囲にあることを特徴とする液晶表
    示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記駆動回路でCMOS回路を構成する逆導電型の薄膜
    トランジスタのうち、N型の薄膜トランジスタはP型の
    薄膜トランジスタのオフセット長より長いオフセット長
    を有していることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記アクティブマトリクス基板に構成されている画素領
    域には、前記駆動回路において低電圧駆動される薄膜ト
    ランジスタよりもオフセット長の長い画素スイッチング
    用の薄膜トランジスタを有することを特徴とする液晶表
    示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記アクティブマトリクス基板には、前記オフセットゲ
    ート構造の薄膜トランジスタに代えて、前記ソース・ド
    レイン領域のうち、前記ゲート電極の端部に前記ゲート
    絶縁膜を介して対峙する部分に低濃度ソース・ドレイン
    領域を備えるLDD構造の薄膜トランジスタを有するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
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