JPH10266651A - キーエントリーシステム - Google Patents
キーエントリーシステムInfo
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- JPH10266651A JPH10266651A JP7184397A JP7184397A JPH10266651A JP H10266651 A JPH10266651 A JP H10266651A JP 7184397 A JP7184397 A JP 7184397A JP 7184397 A JP7184397 A JP 7184397A JP H10266651 A JPH10266651 A JP H10266651A
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- electromagnetic induction
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Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 13
- 230000008569 process Effects 0.000 description 11
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R25/00—Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
- B60R25/20—Means to switch the anti-theft system on or off
- B60R25/24—Means to switch the anti-theft system on or off using electronic identifiers containing a code not memorised by the user
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ICカードの所持状態に依存すること無く、
車両の施解錠制御等を容易かつ正確に実行することがで
きるキーエントリーシステムを提供する。 【解決手段】 ICカード1側および車両側制御装置2
1の双方にFMモデム7、26を設け、IDコードを含
むFM信号の送受によって施解錠制御等を実行する。
車両の施解錠制御等を容易かつ正確に実行することがで
きるキーエントリーシステムを提供する。 【解決手段】 ICカード1側および車両側制御装置2
1の双方にFMモデム7、26を設け、IDコードを含
むFM信号の送受によって施解錠制御等を実行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式キーを使用
しなくとも、車両ドアの施解錠や、ステアリングロック
の解除、エンジン始動等を行うことのできるキーエント
リーシステムに関する。
しなくとも、車両ドアの施解錠や、ステアリングロック
の解除、エンジン始動等を行うことのできるキーエント
リーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、機械式キーによらないで、非
接触によりドアロックの施解錠や、エンジン始動等を行
う装置としては、例えば、特開平7−150835号公
報に示すような「運転管理システム」が知られている。
図9は、そのシステム構成を示している。
接触によりドアロックの施解錠や、エンジン始動等を行
う装置としては、例えば、特開平7−150835号公
報に示すような「運転管理システム」が知られている。
図9は、そのシステム構成を示している。
【0003】同図に示すように、この「運転管理システ
ム」は、運転免許証カード101内に、身分証明用のI
Dが記録されたIDメモリ、このIDメモリの内容の読
み取りや書き込みを制御する制御部、変調回路、送信回
路および整流電源回路(いずれも図示せず)で構成され
たIC回路102と、アンテナコイル103とを組み込
む一方、車両側には、アンテナ104と、このアンテナ
104に接続された読み取り照合部105を設ける。読
み取り照合部105は、アンテナ104を介してデータ
を送信する発振回路106、アンテナ104を介してデ
ータを受信する受信回路107、受信信号を復調する復
調回路108、IDメモリ109、およびIDメモリ1
09の内容の読み取りや書き込みを制御する制御回路1
10を備え、イグニッションスイッチ又はプッシュスイ
ッチ111からの操作指令により読み取り照合部105
を動作させて運転免許証カード101に無線送電を行う
共に、運転免許証カード101からの返送コード信号を
基に運転の適否を判定する。
ム」は、運転免許証カード101内に、身分証明用のI
Dが記録されたIDメモリ、このIDメモリの内容の読
み取りや書き込みを制御する制御部、変調回路、送信回
路および整流電源回路(いずれも図示せず)で構成され
たIC回路102と、アンテナコイル103とを組み込
む一方、車両側には、アンテナ104と、このアンテナ
104に接続された読み取り照合部105を設ける。読
み取り照合部105は、アンテナ104を介してデータ
を送信する発振回路106、アンテナ104を介してデ
ータを受信する受信回路107、受信信号を復調する復
調回路108、IDメモリ109、およびIDメモリ1
09の内容の読み取りや書き込みを制御する制御回路1
10を備え、イグニッションスイッチ又はプッシュスイ
ッチ111からの操作指令により読み取り照合部105
を動作させて運転免許証カード101に無線送電を行う
共に、運転免許証カード101からの返送コード信号を
基に運転の適否を判定する。
【0004】この場合、運転免許証カード101を車両
側のアンテナ104に近接させると、カード側のアンテ
ナコイル103との間で電磁誘導作用が生じ、電力が供
給されると共に、コードデータの送受が行われる。これ
によって、ドアの施解錠やエンジン始動が機械式キーを
使用することなく非接触で行うことが可能となる。
側のアンテナ104に近接させると、カード側のアンテ
ナコイル103との間で電磁誘導作用が生じ、電力が供
給されると共に、コードデータの送受が行われる。これ
によって、ドアの施解錠やエンジン始動が機械式キーを
使用することなく非接触で行うことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の「運転管理システム」においては、以下に示すよう
な問題があった。
来の「運転管理システム」においては、以下に示すよう
な問題があった。
【0006】すなわち、アンテナコイル103とアンテ
ナ104との間の通信距離は、現状で使用されているよ
うなRKE機能の性質から極めて劣る。特に、アンテナ
104を車両上に乗せた場合、車体本体が磁性体のため
漏れ磁束が激しく、10cm以下の短い距離でしか通信
することができない。
ナ104との間の通信距離は、現状で使用されているよ
うなRKE機能の性質から極めて劣る。特に、アンテナ
104を車両上に乗せた場合、車体本体が磁性体のため
漏れ磁束が激しく、10cm以下の短い距離でしか通信
することができない。
【0007】また、運転免許証カード101を車両側の
アンテナ104に対して平行に対峙させる必要があるた
め、エントリーの際に、カード101をかざす角度に制
限があり、車両利用上不便な面があった。
アンテナ104に対して平行に対峙させる必要があるた
め、エントリーの際に、カード101をかざす角度に制
限があり、車両利用上不便な面があった。
【0008】このように、キーをカード状にして携帯性
を向上させたにも拘わらず、データの送受が電磁誘導に
よってのみ行われている関係上、ポケットや財布にカー
ド101を入れたままでの施解錠は不可能に近いという
課題があった。
を向上させたにも拘わらず、データの送受が電磁誘導に
よってのみ行われている関係上、ポケットや財布にカー
ド101を入れたままでの施解錠は不可能に近いという
課題があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑み、ICカードの所
持状態に依存すること無く、車両の施解錠制御等を容易
かつ正確に実行することができるキーエントリーシステ
ムを提供することを目的としている。
持状態に依存すること無く、車両の施解錠制御等を容易
かつ正確に実行することができるキーエントリーシステ
ムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、ICカード側には、IDコードを記憶し
たメモリと、車両側制御装置との間での電磁誘導作用に
より電源供給を受けるとともに前記IDコードの送受を
行う電磁誘導電源供給・発信回路を備え、車両側制御装
置には、IDコードを記憶したメモリと、このIDコー
ドと前記ICカード側から送信されてきたIDコードと
を照合するコード照合部と、前記ICカードに対して電
磁誘導作用により電力を供給するとともにデータの送受
を行なう電磁誘導電源供給・受信回路とを備えて成るキ
ーエントリーシステムにおいて、前記ICカード側およ
び車両側制御装置の双方に前記IDコードを含むデータ
の送受を無線信号にて行うためのRFモデムを設けたこ
とを特徴としている。
めに本発明は、ICカード側には、IDコードを記憶し
たメモリと、車両側制御装置との間での電磁誘導作用に
より電源供給を受けるとともに前記IDコードの送受を
行う電磁誘導電源供給・発信回路を備え、車両側制御装
置には、IDコードを記憶したメモリと、このIDコー
ドと前記ICカード側から送信されてきたIDコードと
を照合するコード照合部と、前記ICカードに対して電
磁誘導作用により電力を供給するとともにデータの送受
を行なう電磁誘導電源供給・受信回路とを備えて成るキ
ーエントリーシステムにおいて、前記ICカード側およ
び車両側制御装置の双方に前記IDコードを含むデータ
の送受を無線信号にて行うためのRFモデムを設けたこ
とを特徴としている。
【0011】上記の構成によれば、FM方式等のモデム
を介してFM信号等によりドアロックやドアアンロック
の制御が実行されるので、ICカードの所持状態に依存
することなく、正確な制御が可能となる。また、本来の
電磁誘導によるデータの送受も併用できるので、システ
ムの信頼性も向上する。
を介してFM信号等によりドアロックやドアアンロック
の制御が実行されるので、ICカードの所持状態に依存
することなく、正確な制御が可能となる。また、本来の
電磁誘導によるデータの送受も併用できるので、システ
ムの信頼性も向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るキーエントリ
ーシステムで使用される車両用ICカードの構成を示す
ブロック図、図2は、同エントリーシステムで使用され
る車両側制御装置に構成を示すブロック図である。
ーシステムで使用される車両用ICカードの構成を示す
ブロック図、図2は、同エントリーシステムで使用され
る車両側制御装置に構成を示すブロック図である。
【0013】初めに、カード側の構成を説明すると、こ
のICカード1は、アンテナ2と、受信部3、復調部
4、変調部5、および発信部6を備えたFMモデム7
と、車両側から送信されてきたウェイクアップ信号がこ
のカードに適合する信号か否かを判断するウェイクアッ
プ判断回路8と、IDコードを記憶するメモリ9、新た
なIDコードを設定するための乱数を発生する乱数コー
ド部10、およびこの乱数コード部10で発生した乱数
に基づいて新たなIDコードを設定して前記メモリ9に
保存する可変IDコード設定部11を備えたセキュリテ
ィ制御部12と、後述するアクティブエントリーで使用
されるロックスイッチ13A、およびアンロックスイッ
チ13Bを備えたスイッチ部13と、装置各部の直流電
源となる電池14とを備えている。
のICカード1は、アンテナ2と、受信部3、復調部
4、変調部5、および発信部6を備えたFMモデム7
と、車両側から送信されてきたウェイクアップ信号がこ
のカードに適合する信号か否かを判断するウェイクアッ
プ判断回路8と、IDコードを記憶するメモリ9、新た
なIDコードを設定するための乱数を発生する乱数コー
ド部10、およびこの乱数コード部10で発生した乱数
に基づいて新たなIDコードを設定して前記メモリ9に
保存する可変IDコード設定部11を備えたセキュリテ
ィ制御部12と、後述するアクティブエントリーで使用
されるロックスイッチ13A、およびアンロックスイッ
チ13Bを備えたスイッチ部13と、装置各部の直流電
源となる電池14とを備えている。
【0014】また、このICカード1は、コイルアンテ
ナ15と、セキュリティ制御部12で設定されるIDデ
ータの読み取りや書き込み制御を行う制御回路16、変
調回路17、送信回路18、および整流・電源回路19
から成り車両側から電磁誘導作用によって供給される交
流電圧を動力としてIDコードを送出する電磁誘導電源
供給・発信回路20とを備えて構成されている。
ナ15と、セキュリティ制御部12で設定されるIDデ
ータの読み取りや書き込み制御を行う制御回路16、変
調回路17、送信回路18、および整流・電源回路19
から成り車両側から電磁誘導作用によって供給される交
流電圧を動力としてIDコードを送出する電磁誘導電源
供給・発信回路20とを備えて構成されている。
【0015】図3は、このICカード1の構成を模式的
に示しており、カード筐体の外枠部分にコイルアンテナ
15が巻回され、このコイルアンテナ15にセキュリテ
ィ制御部12が接続され、このセキュリティ制御部12
にFMモデム7が接続される構成となる。
に示しており、カード筐体の外枠部分にコイルアンテナ
15が巻回され、このコイルアンテナ15にセキュリテ
ィ制御部12が接続され、このセキュリティ制御部12
にFMモデム7が接続される構成となる。
【0016】一方、車両側制御装置21は、図2に示す
ように、変調部22、発信部23、受信部24、復調部
25を備えたFMモデム26と、IDコードを記憶する
メモリ27、ICカード1から新たなIDコードが送信
されてきたときにはメモリ7を更新するIDメモリコー
ド更新部28、およびICカード1から送信されてきた
IDコードと、メモリ27に記憶されたIDコードとを
比較して照合一致を判定する比較判定部29を備えたセ
キュリティ制御部30と、ICカード1に送出されるウ
ェイクアップ信号を発信するウェイクアップ信号発信部
31と、装置全体を制御するCPUを有する制御回路3
2とを備えている。
ように、変調部22、発信部23、受信部24、復調部
25を備えたFMモデム26と、IDコードを記憶する
メモリ27、ICカード1から新たなIDコードが送信
されてきたときにはメモリ7を更新するIDメモリコー
ド更新部28、およびICカード1から送信されてきた
IDコードと、メモリ27に記憶されたIDコードとを
比較して照合一致を判定する比較判定部29を備えたセ
キュリティ制御部30と、ICカード1に送出されるウ
ェイクアップ信号を発信するウェイクアップ信号発信部
31と、装置全体を制御するCPUを有する制御回路3
2とを備えている。
【0017】また、この車両側制御装置21は、ドア内
アンテナ33と、運転席内アンテナ34と、発信回路3
5、受信回路36、および復調回路37を備えたドア側
電磁誘導電源供給・受信回路38と、同じく、発信回路
39、受信回路40、および復調回路41を備えた運転
席側電磁誘導電源供給・受信回路42と、電源供給スイ
ッチング回路43と、トリガー信号を生成するドアハン
ドルスイッチ(トリガースイッチ)44とを備えてい
る。なお、制御回路32には、イグニッションスイッチ
45からのイグニッション指令が供給されている。ま
た、46はオーディオアンテナであり、FM信号の送受
に利用される。
アンテナ33と、運転席内アンテナ34と、発信回路3
5、受信回路36、および復調回路37を備えたドア側
電磁誘導電源供給・受信回路38と、同じく、発信回路
39、受信回路40、および復調回路41を備えた運転
席側電磁誘導電源供給・受信回路42と、電源供給スイ
ッチング回路43と、トリガー信号を生成するドアハン
ドルスイッチ(トリガースイッチ)44とを備えてい
る。なお、制御回路32には、イグニッションスイッチ
45からのイグニッション指令が供給されている。ま
た、46はオーディオアンテナであり、FM信号の送受
に利用される。
【0018】次に、この実施の形態の作用を図4乃至図
6に示すフローチャートを参照して系統的に説明する。
図4のフローチャートは、車両側の信号待機処理を、図
5のフローチャートは、車両側におけるFM信号受信時
の処理を、図5のフローチャートは、ドアハンドルスイ
ッチ44がオンされて、トリガー信号が供給されたとき
の処理をそれぞれ示している。
6に示すフローチャートを参照して系統的に説明する。
図4のフローチャートは、車両側の信号待機処理を、図
5のフローチャートは、車両側におけるFM信号受信時
の処理を、図5のフローチャートは、ドアハンドルスイ
ッチ44がオンされて、トリガー信号が供給されたとき
の処理をそれぞれ示している。
【0019】この実施の形態では、ICカード1を胸ポ
ケット等に携帯したままで、エントリーするパッシブエ
ントリーと、ICカードのロックスイッチ13A、アン
ロックスイッチ13Bを使用して離れた位置からドアロ
ック、アンロックを行うアクティブエントリーの2種類
のエントリーが可能である。
ケット等に携帯したままで、エントリーするパッシブエ
ントリーと、ICカードのロックスイッチ13A、アン
ロックスイッチ13Bを使用して離れた位置からドアロ
ック、アンロックを行うアクティブエントリーの2種類
のエントリーが可能である。
【0020】車両側制御装置21は、常に、FM信号、
またはトリガー信号の受信を監視しており、FM信号が
受信された場合には、図4に示すFM信号受信時の処理
(アクティブエントリー処理)を開始し、ドアハンドル
スイッチ44がオンされてトリガー信号が制御回路32
に供給されたときには、ドアハンドル信号受信時の処理
(パッシブエントリー処理)を開始する(ステップS1
〜S4)。
またはトリガー信号の受信を監視しており、FM信号が
受信された場合には、図4に示すFM信号受信時の処理
(アクティブエントリー処理)を開始し、ドアハンドル
スイッチ44がオンされてトリガー信号が制御回路32
に供給されたときには、ドアハンドル信号受信時の処理
(パッシブエントリー処理)を開始する(ステップS1
〜S4)。
【0021】初めに、アクティブエントリーについて説
明する。ICカード携帯者が、ICカード1のロックス
イッチ13A、またはアンロックスイッチ13Bのいず
れかを操作すると、ロック信号、またはアンロック信号
とともに、セキュリティ制御部12で生成されたIDコ
ードがFMモデム7に供給され、FM変調され、FM信
号となってアンテナ2を介して送出される。
明する。ICカード携帯者が、ICカード1のロックス
イッチ13A、またはアンロックスイッチ13Bのいず
れかを操作すると、ロック信号、またはアンロック信号
とともに、セキュリティ制御部12で生成されたIDコ
ードがFMモデム7に供給され、FM変調され、FM信
号となってアンテナ2を介して送出される。
【0022】車両側において、オディオアンテナ46、
およびFMモデム26を介してFM信号が受信される
と、図2に示すように、先ず、比較判定部29により、
送信されてきたFM信号中に含まれるIDコードデータ
と、車両側に設定されているIDコードデータとが照合
される。照合不一致の場合には、このICカード1は、
この車両の利用者が所持する正規のICカード1ではな
いので、ブザーがオンとなりその旨が報知される(ステ
ップS11、S12)。なお、ブザーは30秒後にオフ
となる。照合一致が判定されると、次に、受信信号がロ
ック信号か、アンロック信号かが判定される(ステップ
S13)。受信信号がロック信号であれば、ドアロック
リレーがオンされてドアロックが施錠される(ステップ
S14)。このドアロックリレーは数秒後にはオフさ
れ、前記ステップS1に戻る。一方、アンロック信号で
あれば、ドアアンロックリレーがオンされてドアロック
が解錠される(ステップS15)。このドアアンロック
リレーは数秒後にはオフされる。ドアが解錠された場合
には、30秒以内にノブが引かれたか否かが判定され
(ステップS16)、30秒以内にドアノブが引かれな
い場合には、乗車動作を途中で止めたものと解釈してド
アロックリレーをオンして再び施錠する(ステップS1
7)。なお、このドアロックリレーは数秒後にはオフさ
れる。
およびFMモデム26を介してFM信号が受信される
と、図2に示すように、先ず、比較判定部29により、
送信されてきたFM信号中に含まれるIDコードデータ
と、車両側に設定されているIDコードデータとが照合
される。照合不一致の場合には、このICカード1は、
この車両の利用者が所持する正規のICカード1ではな
いので、ブザーがオンとなりその旨が報知される(ステ
ップS11、S12)。なお、ブザーは30秒後にオフ
となる。照合一致が判定されると、次に、受信信号がロ
ック信号か、アンロック信号かが判定される(ステップ
S13)。受信信号がロック信号であれば、ドアロック
リレーがオンされてドアロックが施錠される(ステップ
S14)。このドアロックリレーは数秒後にはオフさ
れ、前記ステップS1に戻る。一方、アンロック信号で
あれば、ドアアンロックリレーがオンされてドアロック
が解錠される(ステップS15)。このドアアンロック
リレーは数秒後にはオフされる。ドアが解錠された場合
には、30秒以内にノブが引かれたか否かが判定され
(ステップS16)、30秒以内にドアノブが引かれな
い場合には、乗車動作を途中で止めたものと解釈してド
アロックリレーをオンして再び施錠する(ステップS1
7)。なお、このドアロックリレーは数秒後にはオフさ
れる。
【0023】次に、ドアハンドルスイッチ44がオンさ
れたときのパッシブエントリー処理について図6を参照
して説明する。
れたときのパッシブエントリー処理について図6を参照
して説明する。
【0024】ドアハンドルスイッチ44がオンされる
と、トリガー信号が制御回路32に供給され、制御回路
32は、これに応答してウェイクアップ信号発信指令を
ウェイクアップ信号発信部31に出力する。ウェイクア
ップ信号発信部31から出力されたウェイクアップ信号
は、FMモデム26の変調部22、発信部23、および
オーディオアンテナ46を介してカード側にFM送信さ
れる(ステップS21)。
と、トリガー信号が制御回路32に供給され、制御回路
32は、これに応答してウェイクアップ信号発信指令を
ウェイクアップ信号発信部31に出力する。ウェイクア
ップ信号発信部31から出力されたウェイクアップ信号
は、FMモデム26の変調部22、発信部23、および
オーディオアンテナ46を介してカード側にFM送信さ
れる(ステップS21)。
【0025】カード側のFMモデム7の復調部4で復調
された信号は、ウェイクアップ判断回路8によりカード
固有のウェイクアップ信号か否かが判定される。カード
固有のウェイクアップ信号であれば、ウェイクアップ判
断回路8は、セキュリティ制御部12に対してIDコー
ド発信指令を出力する。セキュリティ制御部12の可変
IDコード設定部11は、IDコード発信指令に応答し
て乱数コード部10で発生する乱数に基づいて新たなI
Dコードを設定してメモり9に記憶させるとともに、こ
のIDコードをFMモデム7に供給する。FMモデム7
の変調部5は、は、IDコードを含むFM信号を生成
し、このFM信号を発信部6、アンテナ2を介して車両
側制御装置21に送信する。
された信号は、ウェイクアップ判断回路8によりカード
固有のウェイクアップ信号か否かが判定される。カード
固有のウェイクアップ信号であれば、ウェイクアップ判
断回路8は、セキュリティ制御部12に対してIDコー
ド発信指令を出力する。セキュリティ制御部12の可変
IDコード設定部11は、IDコード発信指令に応答し
て乱数コード部10で発生する乱数に基づいて新たなI
Dコードを設定してメモり9に記憶させるとともに、こ
のIDコードをFMモデム7に供給する。FMモデム7
の変調部5は、は、IDコードを含むFM信号を生成
し、このFM信号を発信部6、アンテナ2を介して車両
側制御装置21に送信する。
【0026】車両側制御装置21では、FM信号を送信
してから3秒以内にRF波(FM信号)を受信した場
合、または電磁誘導によるノブアンテナ電源がオンされ
た場合には、受信波中に含まれるIDコードデータが復
調され、比較判定部29によりこのIDコードデータと
車両側のコードデータとの照合がされる。照合不一致の
場合には、ブザーが約10秒鳴動されて、ステップS1
の信号待機処理に戻る(ステップS26)。
してから3秒以内にRF波(FM信号)を受信した場
合、または電磁誘導によるノブアンテナ電源がオンされ
た場合には、受信波中に含まれるIDコードデータが復
調され、比較判定部29によりこのIDコードデータと
車両側のコードデータとの照合がされる。照合不一致の
場合には、ブザーが約10秒鳴動されて、ステップS1
の信号待機処理に戻る(ステップS26)。
【0027】両コードの一致が確認されると、次に、ド
アロックの状態が判定される(ステップS27)。ドア
がロックされていない場合には、ドアロックリレーがオ
ンされてドアの施錠がされた後、ステップS1に戻る
(ステップS28)。一方、ドアがロックされている場
合には、ドアアンロックリレーがオンされてドアの解除
がされる(ステップS29)。このドア解錠から30秒
以内にノブが引かれた場合には、車両内に乗り込む動作
が継続されているものとして、最初のステップS1に戻
って、信号待機処理を開始する。もし、30秒以内にド
アノブが操作されない場合には、乗り込み動作が中断さ
れたものとして、安全のため再度ドアロックリレーをオ
ンさせてドアを施錠する。その後、最初のステップS1
の処理に戻る(ステップS30、S31)。
アロックの状態が判定される(ステップS27)。ドア
がロックされていない場合には、ドアロックリレーがオ
ンされてドアの施錠がされた後、ステップS1に戻る
(ステップS28)。一方、ドアがロックされている場
合には、ドアアンロックリレーがオンされてドアの解除
がされる(ステップS29)。このドア解錠から30秒
以内にノブが引かれた場合には、車両内に乗り込む動作
が継続されているものとして、最初のステップS1に戻
って、信号待機処理を開始する。もし、30秒以内にド
アノブが操作されない場合には、乗り込み動作が中断さ
れたものとして、安全のため再度ドアロックリレーをオ
ンさせてドアを施錠する。その後、最初のステップS1
の処理に戻る(ステップS30、S31)。
【0028】このように、ICカード1と車両側制御装
置21の双方にFMモデム7、26を設けてFM信号に
よってドアロック、アンロックをするようにしたので、
ICカード1をポケット等や鞄等に入れたままの状態で
も、正確な施解錠制御が可能となる。
置21の双方にFMモデム7、26を設けてFM信号に
よってドアロック、アンロックをするようにしたので、
ICカード1をポケット等や鞄等に入れたままの状態で
も、正確な施解錠制御が可能となる。
【0029】<ステアリングロック解除動作、エンジン
始動動作の説明>次に、このICカード1を使用したス
テアリングロック解除動作、およびエンジン始動時の動
作をその装置構成とともに説明する。
始動動作の説明>次に、このICカード1を使用したス
テアリングロック解除動作、およびエンジン始動時の動
作をその装置構成とともに説明する。
【0030】図7は、ステアリングロック装置51の外
観構成を模式的に示している。同図に示すように、円柱
状に形成されたステアリングシャフト52の一部分に
は、ロック部(図示せず)が形成されており、ステアリ
ングロック装置本体53に設けられたロックバー54が
移動してその先端部がロック部の穴部に挿入されること
により、このステアリングがロックされ、穴部からロッ
クバー54の先端部が抜かれることによりステアリング
ロックが解除(アンロック)される。
観構成を模式的に示している。同図に示すように、円柱
状に形成されたステアリングシャフト52の一部分に
は、ロック部(図示せず)が形成されており、ステアリ
ングロック装置本体53に設けられたロックバー54が
移動してその先端部がロック部の穴部に挿入されること
により、このステアリングがロックされ、穴部からロッ
クバー54の先端部が抜かれることによりステアリング
ロックが解除(アンロック)される。
【0031】ステアリングロック装置本体53の正面に
は、図8に示すように、ICカード1が挿入されるIC
カード挿入口55と、ICカード1から読み取られたI
Dコードが車両側に登録されたIDコードと一致しない
場合に点灯されるアラームパイロットランプやレディパ
イロットランプ等で構成されるパイロットランプ群56
と、メモリスイッチ57と、時計方向に回転されると、
順番に、LOCK位置、ACC位置、ON位置、STA
RT位置に切り替わるイグニッションダイヤル58とが
配設されている。
は、図8に示すように、ICカード1が挿入されるIC
カード挿入口55と、ICカード1から読み取られたI
Dコードが車両側に登録されたIDコードと一致しない
場合に点灯されるアラームパイロットランプやレディパ
イロットランプ等で構成されるパイロットランプ群56
と、メモリスイッチ57と、時計方向に回転されると、
順番に、LOCK位置、ACC位置、ON位置、STA
RT位置に切り替わるイグニッションダイヤル58とが
配設されている。
【0032】また、図7に示すように、ステアリングロ
ック装置本体53内部には、イグニッションロックモジ
ュール59が配設されている。このイグニッションロッ
クモジュール59には、ロック軸60が往復動可能に設
けられており、このロック軸60の先端部がイグニッシ
ョンダイヤル58のシャフト61に形成されたロック溝
62に挿入されていない状態では、イグニッションダイ
ヤル58の回転が可能となり、ロック軸60の先端部が
ロック溝62に挿入された状態では、イグニッションダ
イヤル58の回転が不可能となる。すなわち、挿入され
たICカード1から読み取られたIDコードと、登録I
Dコードとの照合の結果、両コードが一致した場合に、
ロック軸60の先端部がロック溝62から抜け出てイグ
ニッションダイヤル58の回転を許可する一方、両コー
ドが不一致の場合にはロック軸60の先端部がロック溝
62に挿入された状態を継続してイグニッションダイヤ
ル58の回転を不可能にし、さらにエンジン停止時等で
イグニッションダイヤル58がLOCK位置に戻された
場合には、ロック軸60の先端部をロック溝62に嵌入
させてイグニッションダイヤル58をロックする。な
お、図1に示した運転席内アンテナ34は、ステアリン
グロック装置本体内に設けられている。
ック装置本体53内部には、イグニッションロックモジ
ュール59が配設されている。このイグニッションロッ
クモジュール59には、ロック軸60が往復動可能に設
けられており、このロック軸60の先端部がイグニッシ
ョンダイヤル58のシャフト61に形成されたロック溝
62に挿入されていない状態では、イグニッションダイ
ヤル58の回転が可能となり、ロック軸60の先端部が
ロック溝62に挿入された状態では、イグニッションダ
イヤル58の回転が不可能となる。すなわち、挿入され
たICカード1から読み取られたIDコードと、登録I
Dコードとの照合の結果、両コードが一致した場合に、
ロック軸60の先端部がロック溝62から抜け出てイグ
ニッションダイヤル58の回転を許可する一方、両コー
ドが不一致の場合にはロック軸60の先端部がロック溝
62に挿入された状態を継続してイグニッションダイヤ
ル58の回転を不可能にし、さらにエンジン停止時等で
イグニッションダイヤル58がLOCK位置に戻された
場合には、ロック軸60の先端部をロック溝62に嵌入
させてイグニッションダイヤル58をロックする。な
お、図1に示した運転席内アンテナ34は、ステアリン
グロック装置本体内に設けられている。
【0033】次に、動作について説明すると、先ず、運
転席に着座した運転者がICカード1をICカード挿入
口55から挿入すると、この挿入動作に応答して、図2
に示した制御回路32は、電源供給スイッチング回路4
3に対して発信指令を出力する。これを受けて電源供給
スイッチング回路43は、発信回路39を動作させる。
これによって、運転席内アンテナ34から高周波電磁界
が発生する。カード側のアンテナコイル15は、運転席
内アンテナ34から発生した高周波電磁界を受波し、電
磁誘導作用により交流電力を発生する。
転席に着座した運転者がICカード1をICカード挿入
口55から挿入すると、この挿入動作に応答して、図2
に示した制御回路32は、電源供給スイッチング回路4
3に対して発信指令を出力する。これを受けて電源供給
スイッチング回路43は、発信回路39を動作させる。
これによって、運転席内アンテナ34から高周波電磁界
が発生する。カード側のアンテナコイル15は、運転席
内アンテナ34から発生した高周波電磁界を受波し、電
磁誘導作用により交流電力を発生する。
【0034】この交流電力は、整流・電源回路19によ
って整流されて直流電力に変換される。変換された直流
電力は、電磁誘導電力供給・発信回路20の動作電力と
なる。
って整流されて直流電力に変換される。変換された直流
電力は、電磁誘導電力供給・発信回路20の動作電力と
なる。
【0035】この動作電力により、制御回路16が動作
して、IDメモリ9の内容を読み出し、その内容に対応
する周波数のデータ信号を変調回路17に導く。変調回
路17は変調データ信号に基づいて、アンテナコイル1
5を介してコード信号を送信する。送信されたコード信
号は運転席内アンテナ34を介して受信回路40により
受信され、復調回路41によって復調される。復調され
たコード信号は、比較判定部29に供給され、車両側I
Dコードと比較される。
して、IDメモリ9の内容を読み出し、その内容に対応
する周波数のデータ信号を変調回路17に導く。変調回
路17は変調データ信号に基づいて、アンテナコイル1
5を介してコード信号を送信する。送信されたコード信
号は運転席内アンテナ34を介して受信回路40により
受信され、復調回路41によって復調される。復調され
たコード信号は、比較判定部29に供給され、車両側I
Dコードと比較される。
【0036】比較の結果、両コードが一致した場合に
は、制御回路32は、前記イグニッションロックモジュ
ール59に対してロック解除指令を出力する。イグニッ
ションロックモジュール59は、このロック解除指令に
応答してソレノイドを作動させ、ロック溝62に挿入さ
れているロック軸60を図中の右方向に移動させて、シ
ャフト61のロックを解除する。また、このシャフト6
1のロック解除に伴って、ステアリングロックも解除さ
れ、前記ロックバー54の先端部が前記穴部から抜け出
て、ステアリングシャフト52の回転が可能となる。
は、制御回路32は、前記イグニッションロックモジュ
ール59に対してロック解除指令を出力する。イグニッ
ションロックモジュール59は、このロック解除指令に
応答してソレノイドを作動させ、ロック溝62に挿入さ
れているロック軸60を図中の右方向に移動させて、シ
ャフト61のロックを解除する。また、このシャフト6
1のロック解除に伴って、ステアリングロックも解除さ
れ、前記ロックバー54の先端部が前記穴部から抜け出
て、ステアリングシャフト52の回転が可能となる。
【0037】そして、この状態で、前記イグニッション
ダイヤル58が操作されて、START位置まで回転さ
れると、エンジン始動指令が出力されて、エンジンが始
動する。
ダイヤル58が操作されて、START位置まで回転さ
れると、エンジン始動指令が出力されて、エンジンが始
動する。
【0038】一方、停車時において、イグニッションダ
イヤル58がプッシュされた状態で半時計回りに回転さ
れてLOCK位置まで戻されると、エンジンが停止する
と共に、制御回路32から、イグニッションロックモジ
ュール59に対してイグニッションロック指令が出力さ
れる。これにより、イグニッションロックモジュール5
9は、このロック指令に応答してソレノイドを作動さ
せ、ロック軸60を図中の左方向に移動させてその先端
部をロック溝62に挿入してシャフト61をロックす
る。また、このシャフト61のロックに伴って、前記ロ
ックバー54の先端部が前記穴部に挿入され、ステアリ
ングがロックされ、ステアリングシャフト52の回転が
不可能となる。
イヤル58がプッシュされた状態で半時計回りに回転さ
れてLOCK位置まで戻されると、エンジンが停止する
と共に、制御回路32から、イグニッションロックモジ
ュール59に対してイグニッションロック指令が出力さ
れる。これにより、イグニッションロックモジュール5
9は、このロック指令に応答してソレノイドを作動さ
せ、ロック軸60を図中の左方向に移動させてその先端
部をロック溝62に挿入してシャフト61をロックす
る。また、このシャフト61のロックに伴って、前記ロ
ックバー54の先端部が前記穴部に挿入され、ステアリ
ングがロックされ、ステアリングシャフト52の回転が
不可能となる。
【0039】このようにこの実施の形態によれば、FM
モデムを使用してドアロック、アンロックをFM信号に
より実行するとともに、ステアリングロック制御や、イ
グニッション制御では、ステアリングロック装置本体5
3内に挿入されたICカード1と、車両側制御装置21
との間で電磁誘導によって電力の供給、およびIDコー
ドの送出を実行するようにした。このため、ICカード
1の所持者が車両から離れた位置にいても、また、ポケ
ットや鞄等にICカードを入れた状態でも容易かつ正確
な施解錠制御が可能となる。また、ICカード1と読み
取り側の装置との位置関係が固定されている場合にあっ
ては、本来の電磁誘導による制御を実行することによ
り、ICカード1の電池14の浪費を防止している。さ
らに、ICカード1の電池14が消耗した場合には、通
常の電磁誘導による施解錠制御も可能であるので、電池
の消耗状態を意識する必要がなく、その利便性が飛躍的
に向上する。
モデムを使用してドアロック、アンロックをFM信号に
より実行するとともに、ステアリングロック制御や、イ
グニッション制御では、ステアリングロック装置本体5
3内に挿入されたICカード1と、車両側制御装置21
との間で電磁誘導によって電力の供給、およびIDコー
ドの送出を実行するようにした。このため、ICカード
1の所持者が車両から離れた位置にいても、また、ポケ
ットや鞄等にICカードを入れた状態でも容易かつ正確
な施解錠制御が可能となる。また、ICカード1と読み
取り側の装置との位置関係が固定されている場合にあっ
ては、本来の電磁誘導による制御を実行することによ
り、ICカード1の電池14の浪費を防止している。さ
らに、ICカード1の電池14が消耗した場合には、通
常の電磁誘導による施解錠制御も可能であるので、電池
の消耗状態を意識する必要がなく、その利便性が飛躍的
に向上する。
【0040】なお、上述した実施の形態では、利便性、
およびコストの面から考え、またノイズにも強く金属以
外の遮蔽物に左右されないFM方式のモデムを使用して
FM信号により施解錠制御を行うようにしたが、本発明
はこれに限られず、AM方式や、PM方式等の種々のモ
デムを使用できる。また、赤外線式のものでもよい。
およびコストの面から考え、またノイズにも強く金属以
外の遮蔽物に左右されないFM方式のモデムを使用して
FM信号により施解錠制御を行うようにしたが、本発明
はこれに限られず、AM方式や、PM方式等の種々のモ
デムを使用できる。また、赤外線式のものでもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、F
Mモデムを介してFM信号によりドアロックやドアアン
ロックの制御が実行されるので、ICカードの所持状態
に依存することなく、正確な制御が可能となる。また、
本来の電磁誘導によるデータの送受も併行して実行され
るので、システムの信頼性も向上する。
Mモデムを介してFM信号によりドアロックやドアアン
ロックの制御が実行されるので、ICカードの所持状態
に依存することなく、正確な制御が可能となる。また、
本来の電磁誘導によるデータの送受も併行して実行され
るので、システムの信頼性も向上する。
【図1】本発明に係るキーエントリーシステムで使用さ
れるICカードの構成を示すブロック図である。
れるICカードの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るキーエントリーシステムで使用さ
れる車両側制御装置の構成を示すブロック図である。
れる車両側制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すICカードを模式的に示す構成図で
ある。
ある。
【図4】本発明の作用を示すフローチャートである。
【図5】本発明の作用を示すフローチャートである。
【図6】本発明の作用を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るキーエントリーシステムで使用さ
れるステアリングロック装置の概略を示す構成図であ
る。
れるステアリングロック装置の概略を示す構成図であ
る。
【図8】図8に示したステアリングロック装置本体の正
面図である。
面図である。
【図9】従来の「運転管理システム」の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
1 ICカード 2 アンテナ 7、26 FMモデム 8 ウェイクアップ判断回路 12、30 セキュリティ制御部 13 スイッチ部 20 電磁誘導電源供給・発信回路 29 比較判定部 31 ウェイクアップ信号発信部 32 制御回路 33 ドア内アンテナ 34 運転席内アンテナ 38、42 電磁誘導電源供給・受信回路 43 電源供給スイッチング回路 44 ドアハンドルスイッチ(トリガースイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06K 19/07 G06K 19/00 H H01F 38/14 H01F 23/00 Q
Claims (1)
- 【請求項1】 ICカード側には、IDコードを記憶し
たメモリと、車両側制御装置との間での電磁誘導作用に
より電源供給を受けるとともに前記IDコードの送受を
行う電磁誘導電源供給・発信回路を備え、 車両側制御装置には、IDコードを記憶したメモリと、
このIDコードと前記ICカード側から送信されてきた
IDコードとを照合するコード照合部と、前記ICカー
ドに対して電磁誘導作用により電力を供給するとともに
データの送受を行なう電磁誘導電源供給・受信回路とを
備えて成るキーエントリーシステムにおいて、 前記ICカード側および車両側制御装置の双方に前記I
Dコードを含むデータの送受を無線信号にて行うための
RFモデムを設けたことを特徴とするキーエントリーシ
ステム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7184397A JPH10266651A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | キーエントリーシステム |
US09/046,599 US6011320A (en) | 1997-03-25 | 1998-03-24 | Vehicle anti-theft device using both electromagnetic induction and frequency modulation transmission of power and data |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7184397A JPH10266651A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | キーエントリーシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10266651A true JPH10266651A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13472236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7184397A Pending JPH10266651A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | キーエントリーシステム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6011320A (ja) |
JP (1) | JPH10266651A (ja) |
Cited By (2)
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JP2007538296A (ja) * | 2004-04-14 | 2007-12-27 | 松下電器産業株式会社 | 非接触カード |
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JP3053398B1 (ja) * | 1999-03-25 | 2000-06-19 | 三菱電機株式会社 | Dsrc車載器 |
FR2802564B1 (fr) * | 1999-12-21 | 2002-02-15 | Valeo Securite Habitacle | Systeme de securite d'un ouvrant de vehicule automobile equipe de commutateurs sans actionnement mecanique |
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