JPH11303480A - 車両用無線カードおよび車両運転管理システム - Google Patents

車両用無線カードおよび車両運転管理システム

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Publication number
JPH11303480A
JPH11303480A JP11236098A JP11236098A JPH11303480A JP H11303480 A JPH11303480 A JP H11303480A JP 11236098 A JP11236098 A JP 11236098A JP 11236098 A JP11236098 A JP 11236098A JP H11303480 A JPH11303480 A JP H11303480A
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JP
Japan
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vehicle
code
circuit
door
frequency
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JP11236098A
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Inventor
Hiroshi Miyamoto
博史 宮本
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアのロック解除と、イグニッションスター
トとを異なるIDコードで行なうことができ、これによ
ってドア用IDコードがコピーされても、車両が容易に
盗まれないようにする。 【解決手段】 運転者などが無線カード2を車両のドア
に近づけながら、ドアノブを軽く引いたとき、無線カー
ド2からドア用IDコードを含む無線信号を送信させ
て、読取装置3からドアアクチュエータ駆動信号を出力
させ、また運転者などが車両に乗り込んで無線カード2
をインパネに設けられたカード挿入口に挿入したとき、
無線カード2からイグニッション用IDコードを含む無
線信号を送信させて、読取装置3からエンジン始動許可
信号を出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常のRKE(リ
モートキーレスエントリ)機能に加え、ドアの管理と、
エンジンの管理とを互いに異なるIDコード(識別コー
ド)で制御することにより、利便性、秘匿性を向上させ
た車両運転管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】無接触で、車両に設けられているドアを
ロックさせたり、アンロックさせたり、エンジンをスタ
ートさせたりする機能を持つ車両運転管理システムとし
て、従来、図7に示す運転管理システムが知られてい
る。
【0003】この図に示す運転管理システム101は、
車両のイグニッションスイッチ(または押しボタンスイ
ッチ、ハンドルスイッチ)102がオン状態にされる
と、読取照合部103によって低い周波数の駆動電流を
生成し、これを車両のドアやインパネ部分などに設けら
れたアンテナ104に供給して、外部に低い周波数の誘
導磁界を放射する。運転者が携帯している運転免許証1
05が車両のドアに近づけられたとき、あるいはインパ
ネに近づけられたとき、運転免許証105に組み込まれ
たコイル106に誘導起電圧が発生して、IC107を
動作させながら、IC107からIDコードを含む信号
を出力させ、コイル106から高い周波数の無線信号
(IDコードを含む無線信号)を出力させるとともに、
アンテナ104によってこれを受信し、読取照合部10
3によって無線信号に含まれるIDコードが予め登録さ
れているID(登録IDコード)と一致しているかどう
かを判定し、これらが一致しているとき、エンジン始動
許可信号などを出力して、ドアのロックを解除させた
り、エンジンをスタートさせたりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の運転管理システムにおいては、運転免許証10
5によってドアを解錠させるときに使用するIDコード
と、車両のイグニッションをスタートさせるときに使用
するIDコードとが同一であることから、ドアのIDコ
ードが盗まれると、このIDコードによって車両のエン
ジン始動も可能になり、車両の盗難に至るおそれがあっ
た。
【0005】本発明は上記の事情に鑑み、ドアのロック
解除や、イグニッションスタートなどをそれぞれ異なる
IDコードで行ない、これによって1つのIDコードが
コピーされても、車両が容易に盗まれないようにするこ
とができる車両用無線カードおよび車両運転管理システ
ムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、車両に設けられた読取装
置に向けて信号を送出して車載負荷を制御する車両用無
線カードであって、制御対象となる車載負荷別に設定さ
れた複数のIDコードを保持するIDコード保持手段
と、前記読取装置から出力される誘導磁界の周波数を弁
別する周波数弁別手段と、弁別された周波数に応じたI
Dコードを前記ID保持手段(27)から選択して前記
読取装置に向けて送出する送信手段とを備えたことを特
徴としている。
【0007】請求項2では、請求項1に記載の車両用無
線カードにおいて、前記選択手段は、前記読取装置から
供給された誘導電磁界を周波数弁別するモノステーブル
マルチバイブレータ回路を備えて成ることを特徴として
いる。
【0008】請求項3では、車両用無線カードと、車両
に設けられた読取装置とから構成され、車両用無線カー
ドからの操作指示に応じて車載負荷を制御する車両運転
管理システムにおいて、前記車両用無線カードは、制御
対象となる車載負荷別に設定された複数のIDコードを
保持するIDコード保持手段と、前記読取装置から出力
される誘導磁界の周波数を弁別する周波数弁別手段と、
弁別された周波数に応じたIDコードを前記ID保持手
段から選択して前記読取装置に向けて送出する送信手段
とを備え、前記読取装置は、車両ドア等の所定部位に設
置されたいずれかのトリガスイッチが操作されたとき
に、そのトリガスイッチに応じた周波数の誘導磁界を生
成して、前記車両用無線カードに送出する誘導磁界送出
手段と、送出された誘導電磁界の応答して前記車両用無
線カードから送信される信号を受信して、この信号中に
含まれているIDコードを識別し、この識別内容に応じ
て前記車載負荷を制御する制御手段とを備えたことを特
徴としている。
【0009】上記の構成により、無線カードによって、
複数のIDコードを記憶し、読取装置から出力される誘
導磁界の周波数に応じて、記憶している各IDコードの
うち、周波数に応じたIDコードを無線信号形式で、読
取装置に供給することにより、ドアのロック解除と、イ
グニッションスタートとを異なるIDコードで行ない、
これによって1つのIDコードがコピーされても、車両
が容易に盗まれないようにする。
【0010】また、無線カードの周波数弁別方法とし
て、モノステーブルマルチバイブレータ回路を用いた周
波数弁別方法を使用することにより、無線カード側の回
路を簡素化するとともに、無線カード側の消費電力を低
減させる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明による車両運転管理
システムの実施の形態を示すブロック図である。
【0012】<実施の形態の構成>この図に示す車両運
転管理システム1は、運転者などによって携帯され、運
転免許証およびキーレスエントリカードなどとして使用
される無線カード2と、車両側に設けられ、無線カード
2に電磁誘導方式で電源を供給する一方、無線カード2
から送信される無線信号を受信し、この無線信号に含ま
れているドア用IDコードまたはイグニッション用ID
コードと、予め登録されているドア用IDコードまたは
イグニッション用IDコードとを比較し、この比較結果
に基づき、エンジン始動許可信号またはドアロックアク
チュエータ駆動信号などを生成して、ドアの解錠または
イグニッションスタート許可などを行なう読取装置3と
を備えている。
【0013】《読取装置3》読取装置3は、運転者など
によって車両のドアノブが引かれたとき、これを検知し
てトリガー信号を生成するドア用スイッチ4と、車両の
ドア部分に設けられるドア内アンテナ5と、車両のイン
パネなどに設けられたカード挿入口に無線カード2が挿
入されたとき、これを検知してトリガー信号を生成する
運転席用スイッチ6と、カード挿入口部分に設けられる
運転席アンテナ7と、読取制御部8とを備えている。
【0014】読取制御部8は、コード記憶回路9と、ド
ア側送受信回路13と、運転席側送受信回路17と、制
御回路18とを備え、ドア用スイッチ4または運転席用
スイッチ6の出力に基づき、ドア内アンテナ5または運
転席アンテナ7から誘導磁界を送出させる処理、これら
ドア内アンテナ5または運転席アンテナ7によって受信
された無線信号を解読して、この無線信号に含まれてい
るドア用IDコードまたはイグニッション用IDコード
と、予め登録されているドア用IDコードまたはイグニ
ッション用IDコードとが一致しているかどうかを判定
する処理、この判定結果に基づき、エンジン始動許可信
号またはドアロックアクチュエータ駆動信号などを生成
して、ドアの解錠またはイグニッションスタート許可な
どの処理を行なう機能を有する。
【0015】前記コード記憶回路9は、車両側に予め設
定された正規のドア用IDコードと正規のイグニッショ
ン用IDコードとを記憶する。
【0016】前記ドア側送受信回路13は、駆動指示信
号が入力されているときに発振して、200kHzの周
波数を持つ駆動電流を発生し、ドア内アンテナ5から2
00kHzの周波数を持つ誘導磁界を送出させる発振回
路10と、ドア内アンテナ5によって無線信号が受信さ
れているとき、ドア内アンテナ5から出力されるRF信
号を選局、検波して受信信号を生成する受信回路11
と、この受信回路11から出力される受信信号をASK
復調して、この受信信号に含まれているドア用IDコー
ドを再生する復調回路12とを備えている。
【0017】前記運転席側送受信回路17は、駆動指示
信号が入力されているときに発振して、100kHzの
周波数を持つ駆動電流を発生し、運転席アンテナ7から
100kHzの周波数を持つ誘導磁界を送出させる発振
回路14と、運転席アンテナ7によって無線信号が受信
されているとき、運転席アンテナ7から出力されるRF
信号を選局、検波して受信信号を生成する受信回路15
と、この受信回路15から出力される受信信号をASK
復調して、この受信信号に含まれているイグニッション
用IDコードを再生する復調回路16とを備えている。
【0018】前記制御回路18は、ドア用スイッチ4か
らトリガー信号が出力されたとき、ドア側送受信回路1
3に駆動指示信号を供給するとともに、このドア側送受
信回路13から出力されるドア用IDコードとIDコー
ド記憶回路9に記憶されているドア用IDコードとが一
致しているかどうかを判定し、これらが一致していると
き、ドアロックアクチュエータ駆動信号を生成して、こ
れをドアロック機構に供給する。一方、運転席用スイッ
チ6からトリガー信号が出力されたとき、運転席側送受
信回路17に駆動指示信号を供給するとともに、この運
転席側送受信回路17から出力されるイグニッション用
IDコードとIDコード記憶回路9に記憶されているイ
グニッション用IDコードとが一致しているかどうかを
判定し、これらが一致しているとき、エンジン始動許可
信号を生成して、これをイグニッション制御回路に供給
する。
【0019】《無線カード2》無線カード2は、図2に
示すように、アンテナ回路24と、電源電圧制御回路2
5と、周波数弁別回路26と、コマンド制御回路27
と、入出力制御回路28と、変調回路29とを備えてい
る。
【0020】アンテナ回路24は、運転免許証などとし
て使用されるプラスチック板20に埋め込まれ、アンテ
ナとして機能するコイル21と、このコイル21に対
し、並列に接続される同調用のコンデンサ22と、一端
がコンデンサ22およびコイル21の一端に接続され、
他端が接地されるコンデンサ23とから構成され、読取
装置3側から供給される誘導磁界を受けて誘導起電圧を
生成する。
【0021】電源電圧制御回路25は、アンテナ回路2
4から供給される誘導起電圧に含まれている電力成分を
抽出して電源電圧を生成する。
【0022】周波数弁別回路26は、アンテナ回路24
から供給される誘導起電圧に含まれる周波数成分を抽出
してその周波数に応じた周波数弁別信号を生成するもの
で、図3に示すように、トリガー信号生成回路36と、
モノステーブルマルチバイブレータ回路37と、時定数
決定回路40と、出力回路44とから構成されている。
【0023】トリガー信号生成回路36は、アノードが
入力端子30に接続される整流用のダイオード31と、
一端がダイオード31のカソードに接続され、他端が接
地される抵抗32と、一端がダイオード31のカソード
に接続されるコンデンサ33と、カソードがコンデンサ
33の他端に接続され、アノードが接地されるダイオー
ド34と、一方の入力端子が接地され、他方の反転入力
端子がコンデンサ33の他端に接続されるオアゲート回
路35とから構成され、アンテナ回路24から出力され
る誘導起電圧を整流して、この誘導起電圧の切り変わり
点に同期したトリガー信号を生成する。
【0024】モノステーブルマルチバイブレータ回路3
7は、TC74HC123AP/AF(東芝製のCMO
S−IC)などから構成され、トリガー信号生成回路3
6のオアゲート回路35から出力されるトリガー信号に
よってHi信号の生成を開始する。
【0025】時定数決定回路40は、モノステーブルマ
ルチバイブレータ回路37に外付けされる抵抗38と、
コンデンサ39とから構成され、モノステーブルマルチ
バイブレータ回路37から出力されるHi信号の立ち下
がり時期を決定する。
【0026】出力回路44は、一端がモノステーブルマ
ルチバイブレータ回路37の出力端子(この実施の形態
では、第13端子)に接続されるコンデンサ41と、カ
ソードがコンデンサ41の他端に接続され、アノードが
接地されるダイオード42と、カソードがコンデンサ4
1の他端に接続され、カソードが出力端子45に接続さ
れるダイオード43とから構成され、モノステーブルマ
ルチバイブレータ回路37から出力される信号の交流成
分を抽出して入出力制御回路28に供給する。
【0027】また、図2に示す無線カード2のコマンド
制御回路27は、ROMなどの記憶素子を有し、カード
側に設定されたドア用IDコードおよびイグニッション
用IDコードなどを記憶する。
【0028】この無線カード2の入出力制御回路28
は、電源電圧制御回路25から電源電圧が出力されてい
るとき、周波数弁別回路26から出力される周波数弁別
信号に基づき、アンテナ回路24のコイル21によって
ドア内アンテナ5から送出されている誘導磁界が受信さ
れているか、運転席アンテナ7から送出されている誘導
磁界が受信されているかを判定し、ドア内アンテナ5か
らの誘導磁界を受信しているときは、コマンド制御回路
27からドア用IDコードを読み出して出力する。一
方、運転席アンテナ7からの誘導磁界を受信していると
きは、コマンド制御回路27からイグニッション用ID
コードを読み出して出力する。
【0029】変調回路29は、入出力制御回路28から
出力されるドア用IDコードまたはイグニッション用I
DコードをASK変調して、アンテナ回路24のコイル
21から無線信号を送信させる。
【0030】<実施の形態の動作>次にこの実施の形態
の動作について説明する。
【0031】運転者などが無線カード2をドアに近づけ
てドアノブを軽く引くと、ドア用スイッチ4からトリガ
ー信号が出力される。このトリガー信号は、制御回路1
8によって検知される。制御回路18は、ドア側送受信
回路13に駆動指示信号を供給する。これにより、ドア
内アンテナ5から200kHzの周波数を持つ誘導磁界
が送出される。
【0032】この誘導磁界が無線カード2のアンテナ回
路24によって受信されると、電源電圧制御回路24で
は、アンテナ回路24からの誘導起電圧によって電源電
圧が生成され、入出力制御回路28と、周波数弁別回路
26と、変調回路29と、コマンド制御回路27とを動
作させる。また、周波数弁別回路26から出力される周
波数弁別信号(200kHzを示す周波数弁別信号)に
基づき、入出力制御回路28によって、コマンド制御回
路27からドア用IDコードが読み出され、変調回路2
9によってドア用IDコードがASK変調され、アンテ
ナ回路24のコイル21からドア用IDコードを含む無
線信号が送信される。
【0033】無線カード2から無線信号が送信され、ド
ア内アンテナ5によって無線信号が受信されると、ドア
側送受信回路13では、無線信号中に含まれるドア用I
Dコードが抽出される。制御回路18では、ドア側送受
信回路13から出力されるドア用IDコードと、IDコ
ード記憶回路9に記憶されているドア用IDコードとが
一致しているかどうかが判定され、これらが一致してい
るとき、ドアロックアクチュエータ駆動信号がドアロッ
ク機構に供給されてドアが解錠される。
【0034】一方、運転者などが車両に乗り込んで無線
カード2がカード挿入口に挿入されると、運転席用スイ
ッチ6からトリガー信号が制御回路18に供給される。
制御回路18から運転席側送受信回路17に駆動指示信
号が供給され、運転席アンテナ7から100kHzの周
波数を持つ誘導磁界が送出される。
【0035】誘導磁界が送出されると、無線カード2の
アンテナ回路24によって受信されて、このアンテナ回
路24から誘導起電圧が送出されたとき、電源電圧制御
回路24によって、誘導起電圧から電源電圧が生成さ
れ、入出力制御回路28と、周波数弁別回路26と、変
調回路29と、コマンド制御回路27とに供給されてこ
れらを動作させる。また、周波数弁別回路26から出力
される周波数弁別信号(100kHzを示す周波数弁別
信号)に基づき、入出力制御回路28によって、コマン
ド制御回路27からイグニッション用IDコードが読み
出され、変調回路29によりイグニッション用IDコー
ドがASK変調され、アンテナ回路24のコイル21か
らイグニッション用IDコードを含む無線信号が送信さ
れる。
【0036】無線カード2から無線信号が送信され、運
転席アンテナ7によって無線信号が受信されると、運転
席側送受信回路17では、無線信号中に含まれるイグニ
ッション用IDコードが抽出される。制御回路18で
は、運転席側送受信回路17から出力されるイグニッシ
ョン用IDコードと、IDコード記憶回路9に予め登録
されているイグニッション用IDコードとが一致してい
るかどうかがチェックされ、これらが一致していると
き、エンジン始動許可信号がイグニッション制御回路に
出力され、イグニッションスタートが可能となる。
【0037】上述した無線カード2における周波数弁別
回路26の周波数弁別処理は、以下のようにして実行さ
れる。すなわち、読取装置3から供給される誘導磁界を
受信したアンテナ回路24から誘導起電圧が出力される
と、図4のフローチャートに示すように、トリガー信号
生成回路36によって誘導起電圧の切り変わり点が抽出
され、これによって得られたトリガー信号がモノステー
ブルマルチバイブレータ回路37に供給され(ステップ
ST1、ST2)、このモノステーブルマルチバイブレ
ータ回路37の出力端子からHi信号の出力が開始され
る(ステップST3)。
【0038】次いで、最初のトリガー信号が供給されて
から5μsec以内に、トリガー回路36から再度、ト
リガー信号が出力されたとき(ステップST4)、出力
端子からHi信号の出力が持続され(ステップST
5)、出力回路44からLo信号(アンテナ回路24の
コイルによって受信されている誘導磁界の周波数が20
0kHzであることを示す周波数弁別信号)の出力が持
続される(ステップST6)。
【0039】これにより、図5(a)に示すように、ア
ンテナ回路24によって周波数が200kHzの誘導磁
界が受信されているとき、図5(b)に示すように、モ
ノステーブルマルチバイブレータ回路37からHi信号
の出力が持続され、図5(c)に示すように、出力回路
44からLo信号が出力され、アンテナ回路24のコイ
ル21からドア用IDコードを含む無線信号が出力され
る(ステップST7)。
【0040】また、トリガー回路36から1度、トリガ
ー信号が出力された後、トリガー回路36から5μse
c以内に、トリガー信号が出力されないとき(ステップ
ST4)、モノステーブルマルチバイブレータ回路37
の出力端子からLo信号が出力されて、出力回路44か
らパルス信号(アンテナ回路24のコイルによって受信
されている誘導磁界の周波数が100kHzであること
を示す周波数弁別信号)が出力される(ステップST
9)。
【0041】これにより、図6(a)に示すように、ア
ンテナ回路24によって周波数が100kHzの誘導磁
界が受信されているとき、図6(b)に示すように、モ
ノステーブルマルチバイブレータ回路37から出力され
るHi信号がLo信号に変化して、図6(c)に示すよ
うに、出力回路44からパルス信号が出力され、アンテ
ナ回路24のコイル21からイグニッション用IDコー
ドを含む無線信号が出力される(ステップST10)。
【0042】<実施の形態の効果>このように、この実
施の形態では、運転者などが無線カード2を車両のドア
に近づけながらドアノブを軽く引いたとき、読取装置3
から周波数200kHzの誘導磁界を送出させて、無線
カード2からドア用IDコードを含む無線信号を送信さ
せるとともに、この無線信号に含まれているドア用ID
コードと、予め登録されているドア用IDコードとが一
致しているとき、ドアロックアクチュエータ駆動信号を
出力して、ドアを解錠させ、また運転者などが車両に乗
り込んで無線カード2をインパネに設けられたカード挿
入口に挿入したとき、読取装置3から周波数100kH
zの誘導磁界を送出させて、無線カード2からイグニッ
ション用IDコードを含む無線信号を送信させるととも
に、この無線信号に含まれているイグニッション用ID
コードと、予め登録されているイグニッション用IDコ
ードとが一致しているとき、エンジン始動許可信号を出
力して、イグニッションスタートなどを可能にしてい
る。
【0043】このため、ドアのロック解除と、イグニッ
ションスタートとを異なるIDコードで行なうことがで
き、これによってドア用IDコードがコピーされても、
車両が容易に盗まれないようにすることができる。
【0044】また、この実施の形態では、安価で入手し
易いモノステーブルマルチバイブレータ回路37を使用
して、車両側から送出される誘導磁界を周波数弁別する
ようにしているので、無線カード2側の回路を簡素化す
ることができるとともに、無線カード2側の消費電力を
低減させることができる。
【0045】なお、上述した実施の形態においては、デ
ィスクリート部品であるモノステーブルマルチバイブレ
ータ回路37を使用して、周波数弁別回路26を構成す
るようにしているが、入出力制御回路28と、周波数弁
別回路26と、変調回路29と、コマンド制御回路27
とをLSI化して1つのチップに納めるようにしても良
い。
【0046】このようすることにより、無線カード2の
薄型化、低消費電力化、低コスト化などを達成すること
ができる。
【0047】また、上述した実施の形態においては、無
線カード2から送信される無線信号の変調方式として、
ASK変調方式を使用するようにしているが、他の変調
方式、例えばFSK変調方式、またはPSK変調方式を
使用するようにしても良い。
【0048】このようにしても、上述した実施の形態と
同様に、ドアのロック解除と、イグニッションスタート
とを異なるIDコードで行なうことができ、これによっ
てドア用IDコードがコピーされても、車両が容易に盗
まれないようにすることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ド
アのロック解除と、イグニッションスタートとを異なる
IDコードで行ない、これによって1つのIDコードが
コピーされても、車両が容易に盗まれないようにするこ
とができる。
【0050】また、モノステーブルマルチバイブレータ
回路を使用して、車両側から送出される誘導磁界を周波
数弁別することができ、これによって無線カード側の回
路を簡素化することができるとともに、無線カード側の
消費電力を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両運転管理システムの実施の形
態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す無線カードの詳細な回路構成例を示
すブロック図である。
【図3】図2に示す周波数弁別回路の詳細な構成例を示
す回路図である。
【図4】図3に示す周波数弁別回路の動作例を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図3に示す周波数弁別回路の動作例を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】図3に示す周波数弁別回路の動作例を示すタイ
ミングチャートである。
【図7】従来から知られている運転管理システムの概要
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:車両運転管理システム 2:無線カード 3:読取装置 4:ドア用スイッチ 5:ドア内アンテナ 6:運転席用スイッチ 7:運転席アンテナ 8:読取制御部 9:IDコード記憶回路 10、14:発振回路 11、15:受信回路 12、16:復調回路 13:ドア側送受信回路 17:運転席側送受信回路 18:制御回路 19:プラスチック板 21:コイル 24:アンテナ回路 25:電源電圧制御回路 26:周波数弁別回路 27:コマンド制御回路 28:入出力制御回路 29:変調回路 30:入力端子 35:オアゲート回路 36:トリガー信号生成回路 37:モノステーブルマルチバイブレータ回路 40:時定数決定回路 44:出力回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられた読取装置に向けて信号
    を送出して車載負荷を制御する車両用無線カードであっ
    て、 制御対象となる車載負荷別に設定された複数のIDコー
    ドを保持するIDコード保持手段と、 前記読取装置から出力される誘導磁界の周波数を弁別す
    る周波数弁別手段と、 弁別された周波数に応じたIDコードを前記ID保持手
    段から選択して前記読取装置に向けて送出する送信手段
    と、を備えたことを特徴とする車両用無線カード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用無線カードにお
    いて、 前記周波数弁別手段は、前記読取装置から供給された誘
    導電磁界を周波数弁別するモノステーブルマルチバイブ
    レータ回路を備えて成ることを特徴とする車両用無線カ
    ード。
  3. 【請求項3】 車両用無線カードと、車両に設けられた
    読取装置とから構成され、車両用無線カードからの操作
    指示に応じて車載負荷を制御する車両運転管理システム
    において、 前記車両用無線カードは、 制御対象となる車載負荷別に設定された複数のIDコー
    ドを保持するIDコード保持手段と、 前記読取装置から出力される誘導磁界の周波数を弁別す
    る周波数弁別手段と、 弁別された周波数に応じたIDコードを前記ID保持手
    段から選択して前記読取装置に向けて送出する送信手段
    とを備え、 前記読取装置は、 車両ドア等の所定部位に設置されたいずれかのトリガス
    イッチが操作されたときに、そのトリガスイッチに応じ
    た周波数の誘導磁界を生成して、前記車両用無線カード
    に送出する誘導磁界送出手段と、 送出された誘導電磁界の応答して前記車両用無線カード
    から送信される信号を受信して、この信号中に含まれて
    いるIDコードを識別し、この識別内容に応じて前記車
    載負荷を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両運転管理システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030049073A (ko) * 2001-12-14 2003-06-25 기아자동차주식회사 아이씨카드를 이용한 차량 도어의 언록방법
US6831597B2 (en) 2001-08-16 2004-12-14 Fujitsu Ten Limited Vehicle theft prevention device
US6909362B2 (en) 2001-08-30 2005-06-21 Fujitsu Ten Limited Vehicle theft prevention device
JP2008082097A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Miwa Lock Co Ltd 電気錠システム

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