JPH10266594A - 住 宅 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 玄関部分の外観を損なうことなく、玄関ポー
チに、物置に代わる収納所を設けることができる住宅を
提供すること。 【解決手段】 玄関ポーチ３の一部を、建物の外壁の一
部２ｂ，２ｄ，２ｆによって囲むことで、前記玄関ポー
チ３に凹所５を形成し、外壁の一部２ｂ，２ｆに、前記
凹所５を開閉する扉２０，２０を設けることで、前記凹
所５を、玄関部分の外観を損なうことがない収納所５と
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、外部から使用でき
る収納所を備えた住宅に関するものである。

【０００２】

【背景の技術】住宅の外部から使用できる収納所として
は、例えば、住宅の庭等に設置された物置がある。この
ような物置を玄関ポーチに設ければ、玄関ポーチ用の清
掃道具や、外で使用する道具、機具、用具等を簡単に収
納することができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、住宅の
顔である玄関部分の玄関ポーチに物置をそのまま設置す
るのは、該物置が外から直接見えてしまうので、玄関部
分が外観上非常に好ましくないものとなる。また、入隅
を形成するようにして外壁が設けられ、該入隅部の前
に、玄関ポーチを設けたような住宅においては、該玄関
ポーチに、玄関庇や２階の床の一部を支持するためのポ
ーチ柱を設ける場合があるが、この場合、ポーチ柱が物
置を設置するのに邪魔になるばかりか、物置とポーチ柱
とが調和せず、この場合も玄関部分が外観上非常に好ま
しくないものとなる。

【０００４】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、玄関部分の外観を損なうことなく、玄関ポーチに、
物置に代わる収納所を設けることができる住宅を提供す
ることを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１の住宅は、例えば図１に示すよう
に、玄関ポーチ３の一部を、建物の外壁の一部２ｂ，２
ｄ，２ｆによって囲むことで、前記玄関ポーチ３に凹所
５を形成し、前記外壁の一部２ｂ，２ｆに、前記凹所５
を開閉する扉２０，２０を設けたものである。

【０００６】前記凹５所は、例えば、玄関扉１を建物の
外壁２ａより奥まった位置に設け、該玄関扉１の前方の
玄関ポーチ３の脇と前方の一部を、前記外壁の一部２
ｂ，２ｄ，２ｆで囲むことにより、形成される。また、
前記凹所５は玄関ポーチ３の一方の脇に設けてもよい
し、両脇に設けてもよい。また、前記凹所５を開閉する
扉２０，２０は、玄関ポーチ３の外側から直接見えない
位置に設けるのが好ましい。

【０００７】請求項１の住宅にあっては、前記凹所５が
住宅の外壁の一部２ｂ，２ｄ，２ｆによって形成されて
いるので、該凹所５は玄関部分の外観を損なうことがな
く、また、前記外壁の一部２ｂ，２ｆに前記凹所５を開
閉する扉２０，２０が設けられているので、凹所５の内
部は扉２０，２０で隠される。したがって、前記凹所５
を、玄関部分の外観を損なうことがない収納所５とする
ことができる。

【０００８】請求項２の住宅は、例えば図５に示すよう
に、玄関ポーチ４２にポーチ柱４０が設けられた住宅に
おいて、前記ポーチ柱４０内に凹所４３を設け、該ポー
チ柱４０に、前記凹所４３を開閉する扉４４，４４を設
けたものである。

【０００９】前記ポーチ柱４０は、例えば、パネル工法
によって構築された住宅においては、（壁）パネルを断
面略ロ字状に組み付けることでポーチ柱を形成する場合
があるが、この場合のポーチ柱であってもよいし、内部
が中空の鋼製の柱であってもよいし、在来の軸組工法で
使用される木製の柱であってもよい。パネルによって形
成されたポーチ柱の場合、例えば図６に示すように、該
ポーチ柱の一側面の少なくとも一部を構成する壁パネル
を、取り去るとともに、該取り去った部分に扉４４，４
４を設ければよい。

【００１０】また、内部が中空の鋼製の柱の場合、その
側面の一部を切欠き、この切欠部に扉を設ければよい。
さらに、在来の軸組工法で使用される木製の柱の場合、
その側面の一部に凹所を形成し、この凹所が形成された
部分に扉を設ければよい。

【００１１】請求項２の住宅にあっては、前記ポーチ柱
４０内に凹所４３が設けられ、該ポーチ柱４０に、前記
凹所４３を開閉する扉４４，４４が設けられているの
で、該凹所４３を、玄関部分の外観を損なうことがない
収納所４３とすることができる。

【００１２】請求項３の住宅は、例えば図２または図６
に示すように、請求項１または２において、前記凹所
５，４３の内面を防火壁面で構成したものである。前記
防火壁面を構成する場合、例えば、外壁材として使用さ
れる無機質のサイディング３４を凹所５，４３の内壁面
に貼着してもよいし、該凹所の内壁面にモルタル等の防
火材料を塗布してもよいし、さらに、ポーチ柱が中空の
鋼製の柱である場合、鋼製柱の内面全体が防火壁面であ
るので、前記サイディングやモルタル等を設けなくても
よい。

【００１３】請求項３の住宅にあっては、玄関ポーチ３
あるいはポーチ柱４０に凹所５，４３を形成しても、該
凹所５，４３の内面が防火壁面で構成されているので、
十分な防火対策をとることができる。

【００１４】請求項４の住宅は、例えば図２または図６
に示すように、請求項３において、前記防火壁面をサイ
ディング３４で形成したものである。前記サイディング
３４は、住宅の外壁材として使用されるサイディングと
同じ（同質、同色）サイディングであってもよく、異な
るサイディングであってもよい。

【００１５】請求項４の住宅にあっては、前記防火壁面
がサイディング３４で形成されているので、該サイディ
ング３４を凹所５，４３の内面に貼り付けるだけで、該
凹所５，４３の内面を容易に防火壁面とすることができ
る。

【００１６】請求項５の住宅は、例えば図３または図６
に示すように、請求項１〜４のいずれかにおいて、前記
扉を防火扉２０，４４としたものである。前記防火扉２
０，４４としては、例えば鉄製の枠２０ａの両面側に
０．５mm以上の厚さの鋼板２０ｂ，２０ｂを貼着したも
のか、あるいは鉄製の枠の片面側に１．５mm以上の厚さ
の鋼板を貼着したものを使用する。また、前記防火扉２
０，４４４を取付ける建具枠としては、鉄製の枠２１，
２３，２４，２８を使用する。

【００１７】請求項５の住宅にあっては、凹所５，４３
を開閉する扉が防火扉２０，４４であるので、玄関ポー
チ３あるいはポーチ柱４０に凹所５，４３を形成して
も、防火扉２０，４４によって十分な防火対策をとるこ
とができる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の住
宅の実施の形態例について説明する。 （第１実施形態例）図１は本発明の住宅の第１例を示す
もので、住宅の１階の平面図である。この図に示す住宅
はパネル工法で構築されたものであり、これらの図にお
いて符号１は玄関扉を示す。この玄関扉１は、建物の南
側の外壁２ａから奥まった位置に設けられた外壁２ｂに
取付けられたもので、該玄関扉１の前方には玄関ポーチ
３が設けられている。

【００１９】前記玄関ポーチ３の左右両脇はそれぞれ外
壁２ｃ，２ｄによって囲まれている。前記外壁２ｃは前
記外壁２ａに直角に連接されたもので、該外壁２ｃには
前記外壁２ｄが直角に連接されている。また、前記外壁
２ｄは、建物の東側の外壁２ｅを南側に延出して形成さ
れたもので、該外壁２ｅの一部を構成している。さら
に、前記玄関ポーチ３の前方東側には、外壁２ｆが前記
外壁２ｄと直角に連接されて設けられている。したがっ
て、前記玄関ポーチ３の一方の脇（東側）には、前記外
壁２ｂ，２ｄ，２ｆによって囲まれた凹所５が形成され
ている。

【００２０】前記外壁２ｂは、図２に示すように、壁パ
ネル６，７を接合することによって形成されており、前
記玄関扉１が取付けられる壁パネル６には、図示しない
胴縁を介してサイディング８が取付けられている。ま
た、前記外壁２ｄは、壁パネル９によって形成されてお
り、該壁パネル９は、前記外壁２ｅを構成する壁パネル
１０に接合されている。そして、これら壁パネル９，１
０には、図示しない胴縁を介してサイディング８が取付
けられている。

【００２１】また、前記外壁２ｆは、壁パネル１１によ
って形成されており、該壁パネル１１は前記壁パネル９
の端部にコーナ結合材１２を介して直角に接合されてい
る。前記壁パネル１１の端部には、前記コーナ結合材１
２と同形の端材１３が接合されており、この端材１３と
前記コーナ結合材１２とにはそれぞれ胴縁１４，１４が
固定され、これら胴縁１４，１４を介して前記壁パネル
１１にサイディング８が取付けられている。また、前記
コーナ結合材１２の外側には、胴縁１４，１５を介して
コーナ用のサイディング１６が取付けられ、前記端材の
外側には胴縁１４，１７を介して端部用のサイディング
１８が取付けられている。

【００２２】前記外壁２ｂと外壁２ｆとの間には、前記
凹所５を開閉する両開きの扉２０，２０が設けられてい
る。前記扉２０は、図２に示すように、鉄製の枠２０ａ
の両面に０．８mm程度の厚さの鋼板２０ｂ，２０ｂを貼
着してなる防火扉２０であり、この防火扉２０の納まり
は以下のようになっている。すなわち、前記外壁２ｆの
端部には、縦スチール枠２１が、前記端材１３に当接さ
れて設けられており、この縦スチール枠２１と前記サイ
ディング１８の端部との間にはコーキング材２２が充填
されている。前記縦スチール枠２１は鉄板を折り曲げ形
成してなるもので、該スチール枠２１の一縁部は、前記
サイディング１８の内側から端材１３に当接され、該端
材１３に釘等によって固定されており、一方、スチール
枠２１の他縁部は、前記壁パネル１１に当接され、該壁
パネル１１の芯材１１ａに釘等によって固定されてい
る。

【００２３】また、前記外壁２ｂの、前記縦スチール枠
２１と対向する部位には、縦スチール枠２３が設けられ
ており、この縦スチール枠２３と前記サイディング８の
端部との間にはコーキング材２２が充填されている。前
記縦スチール枠２３は鉄板を折り曲げ形成してなるもの
で、該縦スチール枠２３の一縁部は前記サイディング８
の内側から壁パネル６に当接され、該壁パネル６の面材
６ｂに釘等によって固定されており、一方、縦スチール
枠２３の他縁部は前記壁パネル７に当接され、該壁パネ
ル７の芯材７ａに釘等によって固定されている。

【００２４】また、図４に示すように、前記縦スチール
枠２１の上端部と、前記縦スチール枠２３の上端部との
間には、横スチール枠２４が、その上方に設けられてい
る壁パネル２５に固定されている。すなわち、前記壁パ
ネル２５は基礎２６の上方に配設されたもので、その下
端部には端材２７が固定され、外面側には図示しない胴
縁を介してサイディング８が取付けられている。一方、
前記横スチール枠２４は、鉄板を折り曲げ形成してなる
もので、その一縁部は前記サイディング８の内側から壁
パネル２５に当接され、該壁パネル２５の芯材２５ａに
釘等によって固定され、一方、横スチール枠２４の他縁
部は前記端材２７に当接され、該端材２７に釘等によっ
て固定されている。また、前記横スチール枠２４と前記
サイディング８の端部との間にはコーキング材２２が充
填されている。

【００２５】また、前記縦スチール枠２１の下端部と、
前記縦スチール枠２３の下端部との間には、横スチール
枠２８が設けられている。この横スチール枠２８は鉄板
を折り曲げ形成してなるもので、前記基礎２６上を仕上
げしたモルタル２９に固定されている。そして、前記防
火扉２０，２０はそれぞれ、図３に示すように、前記縦
スチール枠２１，２３に蝶番３０，３０によって取付け
られており、これら防火扉２０，２０がそれぞれ蝶番３
０，３０を支点として開閉するようになっている。な
お、前記一方の防火扉２０には、防火扉２０，２０を閉
じた際に、他方の防火扉２０を突き当てるための当板３
１が取付けられている。

【００２６】また、前記凹所５の内面は、防火壁面で構
成されている。すなわち、図２に示すように、凹所５の
内壁面全体には、外壁材として使用される無機質のサイ
ディング３４が貼付され、さらに、前記防火扉２０，２
０が設けられる縦スチール枠２１，２３の縁部は、前記
サイディング３４によって覆われている。また、前記凹
所５の天井は、図４に示すように天井野縁３５を介して
サイディング３４が取付けられ、さらに、前記壁パネル
２５の内面から前記横スチール枠２４の縁部にかけてサ
イディング３４が貼付され、該横スチール枠２４の縁部
はサイディング３４によって覆われている。さらに凹所
５の底面はモルタル２９によって仕上げられており、こ
のモルタル２９は前記横スチール枠２８に当接されてい
る。そして、前記凹所５が玄関ポーチ３脇の収納所５と
されている。

【００２７】このように、本例の住宅では、前記収納所
５を開閉する扉が防火扉２０，２０であり、しかも収納
所５の内面が防火壁面で構成されているので、十分な防
火対策をとることができる。そして、本例の住宅では、
前記凹所５が住宅の外壁２ｂ，２ｄ，２ｆによって形成
されているので、該凹所５は玄関部分の外観を損なうこ
とがなく、また、前記外壁２ｂ，２ｆに前記凹所５を開
閉する扉２０，２０が設けられているので、凹所５の内
部は該扉２０，２０で隠される。したがって、前記凹所
５を、玄関部分の外観を損なうことがない収納所５とす
ることができる。

【００２８】（第２実施形態例）図５および図６は、本
発明の住宅の第２例を示すもので、図５は該住宅の要部
を示す平面図、図６は、図５に示すポーチ柱４０の平断
面図である。これらの図に示す住宅においては、入隅を
形成するようにして外壁４１ａ，４１ｂが設けられ、該
入隅部の前に、玄関ポーチ４２が設けられており、この
玄関ポーチ３に前記ポーチ柱４０が立設されている。な
お、図示は省略するが、前記玄関ポーチ３の上方には、
玄関庇あるいは２階部分が設けられており、これが前記
ポーチ柱４０によって支持されている。

【００２９】そして、本例の住宅では、前記ポーチ柱４
０内に凹所４３が設けられ、該ポーチ柱４０に前記凹所
４３を開閉する扉４４，４４が設けられている。以下に
前記ポーチ柱４０の構成について詳しく説明する。すな
わち、前記ポーチ柱４０は、壁パネルを断面ロ字状に組
み付けるとともに、これら壁パネルによって形成された
ポーチ柱４０の一側面を構成する壁パネルを取り去ると
ともに、該取り去った部分に扉４４，４４を設けたもの
である。そして、図６には、扉４４，４４が設けられた
部分のポーチ柱４０の断面を示している。

【００３０】図６に示すように、扉４４，４４が設けら
れた部分において、前記ポーチ柱４０は、壁パネル４５
の両端部にそれぞれコーナ結合材４６，４６を介して壁
パネル４６，４６を直角に接合することによって構成さ
れ、これら壁パネル４６，４６の端部にはそれぞれ端材
４７，４７が固定されている。また、前記コーナ結合材
４６，４６と前記端材４７，４７には、それぞれ胴縁４
８…が固定されており、これら胴縁４８…を介してサイ
ディング８…が前記壁パネル４５，４６，４６の外面側
に取付けられるとともに、ポーチ柱４０の角部にコーナ
用のサイディング１６…が取付けられている。

【００３１】また、前記端材４７，４７にはそれぞれ縦
スチール枠２１，２１が、前記図３に示す縦スチール枠
２１と同様にして取付けられており、これら縦スチール
枠２１，２１に前記扉４４，４４が、前記防火扉２０，
２０と同様にして取付けられている。なお、扉４４は、
前記防火扉２０と同様の構成のものである。また、図示
は省略するが、前記縦スチール枠２１，２１の上下の端
部間にはそれぞれ横スチール枠が設けられ、これら横ス
チール枠は前記縦スチール枠２１と同様にして壁パネル
に取付けれている。

【００３２】また、前記凹所４３の内面は、前記凹所５
の内面と同様に防火壁面で構成されている。すなわち、
凹所４３の内壁面全体には、外壁材として使用される無
機質のサイディング３４が貼付され、さらに、前記防火
扉４４，４４が設けられる縦スチール枠２１，２１およ
び横スチール枠の縁部は、前記サイディング３４によっ
て覆われている。また、前記凹所４３の天井は、図示は
省略するが、天井野縁を介してサイディングが取付けら
れ、さらに、凹所４３の底面はモルタルによって仕上げ
られている。そして、前記凹所４３が収納所４３とされ
ている。

【００３３】このように、本例の住宅では、前記収納所
４３を開閉する扉が防火扉４４，４４であり、しかも収
納所４３の内面が防火壁面で構成されているので、十分
な防火対策をとることができる。そして、本例の住宅で
は、ポーチ柱４０内に凹所４３が設けられ、該ポーチ柱
４０に、凹所４３を開閉する防火扉４４，４４が設けら
れているので、該凹所４３を、玄関部分の外観を損なう
ことがない収納所４３とすることができる。

【００３４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
の住宅は、玄関ポーチの一部を、建物の外壁の一部によ
って囲むことで、前記玄関ポーチに凹所を形成し、前記
外壁の一部に、前記凹所を開閉する扉を設けたものであ
るから、前記凹所を玄関部分の外観を損なうことがない
収納所とすることができる。

【００３５】請求項２の住宅は、玄関ポーチにポーチ柱
が設けられた住宅において、前記ポーチ柱内に凹所を設
け、該ポーチ柱に、前記凹所を開閉する扉を設けたもの
であるから、該凹所を玄関部分の外観を損なうことがな
い収納所とすることができる。

【００３６】請求項３の住宅は、請求項１または２にお
いて、前記凹所の内面を防火壁面で構成したものである
から、玄関ポーチあるいはポーチ柱に凹所を形成して
も、十分な防火対策をとることができる。

【００３７】請求項４の住宅は、請求項３において、前
記防火壁面をサイディングで形成したものであるから、
該サイディングを凹所の内面に貼り付けるだけで、該凹
所の内面を容易に防火壁面とすることができる。

【００３８】請求項５の住宅は、請求項１〜４のいずれ
かにおいて、前記扉を防火扉としたものであるから、玄
関ポーチあるいはポーチ柱に凹所を形成しても、防火扉
によって十分な防火対策をとることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の住宅の第１例を示すもので、該住宅の
１階の平面図である。

【図２】同、玄関ポーチ部分の要部を示す平断面図であ
る。

【図３】図２における要部の拡大図である。

【図４】本発明の住宅の第１例を示すもので、玄関ポー
チ部分の要部を示す縦断面図である。

【図５】本発明の住宅の第２例を示すもので、該住宅の
１階の要部の平面図である。

【図６】同、ポーチ柱の平断面図である。

【符号の説明】

２ｂ，２ｄ，２ｆ 外壁 ３，４２ 玄関ポーチ ５，４３ 凹所 １８ サイディング（防火壁面） ２０，４４ 防火扉（扉） ４０ ポーチ柱

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 玄関ポーチの一部が、建物の外壁の一部
   によって囲まれることで、前記玄関ポーチに凹所が形成
   され、 前記外壁の一部に、前記凹所を開閉する扉が設けられて
   いることを特徴とする住宅。
2. 【請求項２】 玄関ポーチにポーチ柱が設けられた住宅
   において、 前記ポーチ柱内に凹所が設けられ、該ポーチ柱に、前記
   凹所を開閉する扉が設けられていることを特徴とする住
   宅。
3. 【請求項３】 請求項１または２記載の住宅において、 前記凹所の内面が防火壁面で構成されていることを特徴
   とする住宅。
4. 【請求項４】 請求項３記載の住宅において、 前記防火壁面がサイディングで形成されていることを特
   徴とする住宅。
5. 【請求項５】 請求項１〜４のいずれかに記載の住宅に
   おいて、 前記扉が防火扉であることを特徴とする住宅。