JPH10266345A - 木造建築物における柱設立構造とその金具 - Google Patents

木造建築物における柱設立構造とその金具

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JPH10266345A
JPH10266345A JP8999597A JP8999597A JPH10266345A JP H10266345 A JPH10266345 A JP H10266345A JP 8999597 A JP8999597 A JP 8999597A JP 8999597 A JP8999597 A JP 8999597A JP H10266345 A JPH10266345 A JP H10266345A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震等によって柱が揺震傾動させるときに
も、損壊しにくい木造建築物を構築できるとともに、柱
設立用金具に対して柱を容易に緊締する。 【解決手段】 木造建築物における本発明柱設立構造
は、一定以上の力の作用によって弾性変形する柱支持部
体28を介して、柱Bを柱設立用金具Aに立設したもの
である。本発明柱設立金具は、柱緊締用溝部22′,2
2″を側面に形成した柱嵌合杆21の下端面に緊締ねじ
部15を突設してなる柱設立用ロッド14と、その緊締
ねじ部15を嵌挿するロッド用孔16を柱取付け壁13
aに各々形成した柱設立台13と、一定以上の力の作用
によって弾性変形する柱支持部体28と、これを柱取付
け壁13aとの間に介装するようにして、緊締ねじ部1
5に螺合する緊締用ナット29とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造建築物におけ
る柱設立構造とその金具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の木造建築物における柱設立構造と
して、たとえば実開平7−40809号公報に記載のも
のがある。その構造を図10に示す。図10に示す柱設
立構造は、柱1を柱設立用金具2を介して土台3上に立
設するようにしたものである。
【0003】柱設立用金具2は、取付け孔2a…を有す
る基板2′の上面に断面長方形からなる柱嵌合板2″を
設立し、その柱嵌合板2″にボルト挿通孔4,4と楔窓
孔5を設けたものであり、それが、土台3上面に、基板
2′の取付け孔2a…に嵌めたアンカーボルト6…にナ
ット7…を螺合することによって緊締固着されている。
【0004】柱1は、その下端部の中央に、柱設立用金
具2の柱嵌合板2″を受入れる嵌合孔8を、該柱1の下
面に開口させて形成されているとともに、その嵌合孔8
を横断する状態にしてしかも柱1の対向する両側面に両
端を開口させ、かつ、柱設立用金具2の楔窓孔5より大
きい口径の楔挿通横孔9を貫通形成している。
【0005】柱1の嵌合孔8を、土台3に緊締固着して
いる柱設立用金具2の柱嵌合板2″に嵌合するととも
に、互いに対応している楔挿通横孔9と楔窓孔5に、打
込み横長楔10を水平に打設することにより該柱1が土
台3に緊締されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の柱設立構造
を採用することにより、土台3に対して柱1を強固に設
立固定できるとともに、打込み横長楔10の打設作業を
簡単に行うことができるようになる。
【0007】しかしながら、柱嵌合板2″の下端部を基
板2′に固着した柱設立用金具2を使用しているので、
地震等による柱1の揺震により、該柱嵌合板2″に繰り
返し曲げ応力が集中的に作用して破損しやすく、従っ
て、該柱設立用金具2を使用した柱設立構造が損壊しや
すいという欠点がある。特に、該柱嵌合板2の厚さ方向
での揺震に対して特に脆弱である。
【0008】本発明は、地震等によって柱が揺震傾動さ
せるときにも、損壊しにくい木造建築物を構築できると
ともに、柱設立用金具に対して柱を容易に緊締できる木
造建築物における柱設立構造とその金具の提供を目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】木造建築物における本発
明柱設立構造は、一定以上の力の作用によって弾性変形
する柱支持部体28を介して、柱B,Dを柱設立用金具
A,Cに立設したものである。この場合、柱B,Dの下
端面Ba,Daに柱設立用ロッド14,30,32を突
設しておき、それらを柱支持部体28によって支持する
ことにより、柱B,Dを柱設立用金具A,Cに各々立設
するようにしてもよい。
【0010】また、柱設立用ロッド14,30,32と
して、柱緊締用溝部22′,22″、33′,33″を
側面に形成した柱嵌合杆21、31、33を備えた構成
にするとともに、柱B,Dの下端部に、柱嵌合杆21,
31,33を嵌挿する嵌合孔23,41を下端面Ba,
Daに各々開口して形成しておく。そして、それらの嵌
合孔23,41を横断するようにして、しかも、該柱
B,Dの対向する両側面位置に両端を開口させた貫木片
挿通横孔24′,24″、42,43を貫通形成し、柱
B,Dの貫木片挿通横孔24′,24″、42,43と
柱嵌合杆21,31,33の柱緊締用溝部22′,2
2″、33′,33″に貫木片25,34を連通嵌挿す
ることにより、柱設立ロッド14,30,32を柱B,
Dに嵌合するようにしてもよい。
【0011】本発明柱設立構造及びその金具としては、
次のように構成してもよい。柱設立用金具A,Cが、柱
緊締用溝部22′,22″、33′,33″を側面に形
成した柱嵌合杆21,31,33の下端面に緊締ねじ部
15を各々突設してなる柱設立用ロッド14,30,3
2と、その緊締ねじ部15を嵌挿するロッド用孔16,
38を柱取付け壁13a,37bに各々形成した柱設立
台13,37と、一定以上の力の作用によって弾性変形
する柱支持部体28と、これを柱取付け壁13a,37
bとの間に介装するようにして、緊締ねじ部15に螺合
する緊締用ナット29とを有している。この場合、柱嵌
合杆21,31,33は、これの下端部辺縁に丸みを付
けて形成したものが好ましく、また、柱支持部体28を
椀形に形成することもできる。
【0012】柱B,Dが、その下端部に、柱嵌合杆2
1,31,33を嵌挿する嵌合孔23,41を下端面B
a,Daに開口させて形成されており、その嵌合孔2
3,41を横断するようにして、しかも、該柱B,Dの
対向する両側面位置に両端を開口させた貫木片挿通横孔
24′,24″、42,43を貫通形成している。
【0013】柱B,Dの貫木片挿通横孔24′,2
4″、42,43と柱嵌合杆21,31,33の柱緊締
用溝部22′,22″、33′,33″に貫木片25,
34を連通嵌挿し、かつ、緊締ねじ部15に螺合した緊
締用ナット29を締め付けることにより、柱B,Dを柱
設立台13,37に緊締している。この場合、貫木片挿
通横孔24′,24″、42,43を上下2段にして、
互いに異なる向きに形成し、かつ、柱嵌合杆21,3
1,33の柱緊締用溝部22′,22″、33′,3
3″を、それら貫木片挿通横孔24′,24″、42,
43に対応する位置に形成するようにしてもよい。
【0014】また、柱Dの下端部に、柱嵌合杆21,3
1,33を嵌挿する複数の嵌合孔41が下端面Daに開
口させて形成し、柱設立台37に、それら嵌合孔41に
嵌合される柱設立用ロッド14,30,32の緊締ねじ
部15を嵌挿するロッド用孔38,38を、それら嵌合
孔41に対応する位置に形成するようにしてもよい。さ
らに、貫木片25,34を補強する補強部材26,27
を、該貫木片25,34とともに貫木片挿通横孔2
4′,24″、42,43と柱緊締用溝部22′,2
2″、33′,33″とに嵌挿してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
係る柱設立構造と柱設立用金具について、図1〜図4を
参照して詳細に説明する。
【0016】Aはコンクリート基礎S上に断面四角形の
柱Bを設立する柱設立用金具であり、該コンクリート基
礎S上に互いに直角にして乗載設置した2本の土台1
1,12が区画形成する隅角部に配置されている。
【0017】柱設立用金具Aの構成は次の通りである。
13は互いに対向する2側面を開口した角筒形の柱設立
台であり、これの柱取付け壁13a、底壁13b、側壁
13c,13e及び開口側面13d,13fは、柱B及
び土台11,12の断面と各々同形、同大にして形成さ
れている(図1,2)。
【0018】柱取付け壁13aの中央には、後述する柱
設立用ロッド14の緊締ねじ部15を遊挿するロッド用
孔16が形成されており、該柱取付け壁13aの辺縁に
は、これの全周に沿って一定高さにした枠17が平面方
形にして形成されている。また、底壁13bの中央には
コンクリート基礎Sに植立した埋込みボルト18を挿通
する固着用孔19が形成されている。
【0019】埋込みボルト18に柱設立台13の固着用
孔19を嵌挿させて、該柱設立台13をコンクリート基
礎S上に載置しておき、該固着用孔19の上側に突出し
た埋込みボルト18にナット20を螺合緊締すること
で、柱設立台13をコンクリート基礎S上に固着でき
る。
【0020】柱設立用ロッド14は、円柱形にした柱嵌
合杆21の下端面21aに、柱設立台13のロッド用孔
16に遊挿する緊締ねじ部15を突設したものである。
柱嵌合杆21の上端部と中間部の側面には、所要幅にし
た連結部22aを残し、これの両側に各々挿通溝22
b,22bを形成してなる緊締用溝部22′,22″
が、互いに直交する向きにして形成されている。なお、
該柱嵌合杆21の下端部辺縁は、丸みをつけて形成され
ている。
【0021】柱Bの構成は次の通りである。23は柱嵌
合杆21を嵌合する嵌合孔であり、これは、柱嵌合杆2
1を受入するのに必要な、それと同じ断面円形からな
り、しかも、それよりもやや長い全長に形成されてお
り、それの開口を柱Bの下端面Baの中央に開設してい
る。
【0022】24′は柱Bの対向する側面Bb,Bcに
両端を開口させて、しかも、嵌合孔23を横断するよう
にして貫通形成した断面横長方形の貫木片挿通横孔であ
る。
【0023】24″は柱Bの上記とは異なる側面Bd,
Beに両端を開口させて、しかも、嵌合孔23を横断す
るようにして貫通形成した、貫木片挿通横孔24′と同
じ断面横長方形にした貫木片挿通横孔である。従って、
貫木片挿通横孔24′と貫木片挿通横孔24″とは、互
いに直交する向きに形成されている。
【0024】貫木片挿通横孔24′,24″は、後述す
る貫木片25を補強部材26,27に載せた状態でこれ
らを同時に挿通できる形状,大きさに形成されている。
また、それらは、嵌合孔23内に挿入した柱嵌合杆21
の緊締用溝部22′,22″に同時に対向する間隔にし
て、しかも、嵌合孔23内に挿入した柱嵌合杆21の下
端面21aが、柱Bの下端面Baの上方に離れる位置に
形成されている。
【0025】貫木片25は、柱嵌合杆21の外径と同幅
にして、かつ、柱Bの対向する側面Bb,Bc、Bd,
Be間の寸法と同じ長さにし、しかも、緊締用溝部2
2′,22″の挿通溝22bの高さよりもやや薄い厚み
にした平板であり、これの先端部25aから後端部25
b側の途中にかけて、挿通溝22b,22bに挿入する
2つの挿入片25c,25cが二股にして形成されてい
る。
【0026】補強部材26,27はともに断面上向きコ
字形のものであり、これらの凹溝26a,27a内に貫
木片25を各々嵌挿できるようにしたものである。これ
らは、互いに当接させたときに、柱Bの対向する側壁B
b,Bc、Bd,Be間の寸法と同じ長さになるように
しており、また、補強片27の底壁27bには、これの
先端部を柱嵌合杆21の挿通溝22b,22bに挿入で
きる挿入用溝27cが形成されている。
【0027】28は、椀形に成形したばね材の底部中央
に、柱設立用ロッド14の緊締ねじ部15を遊挿する遊
挿孔28aを形成した柱支持部体であり、これは、地震
等に起因して柱Bが揺震したときに、該揺震により一定
以上の力が作用したときに、弾性変形するようにしたも
のである。この柱支持部体28は、緊締ねじ部15に螺
合した緊締用ナット29により、これと、柱設立台13
の柱取付け壁13aとの間に介装された状態で取り付け
られている。
【0028】コンクリート基礎Sに固着した柱設立台1
3への柱Bの設立は、たとえば次のようにして行われ
る。柱Bの嵌合孔23に嵌挿した柱嵌合杆21を、これ
の緊締用溝部22′,22″が、該柱Bの貫木片挿通横
孔24′,24″に対向するように位置決めしておく。
そして、緊締用溝部22′と貫木片挿通横孔24′、及
び緊締用溝部22″と貫木片挿通横孔24″に各々貫木
片25を嵌挿するとともに、柱Bの両側面から各々補強
片26,27を嵌挿することにより、柱Bに対して柱設
立用ロッド14を係止できる。
【0029】柱Bに係止させた柱設立用ロッド14の緊
締ねじ部15を、柱設立台13の柱取付け壁13aのロ
ッド用孔16に、これの上側から挿入し、さらに、該ロ
ッド用孔16の下側に突出した緊締ねじ部15に柱支持
部体28を嵌挿するとともに緊締用ナット29を螺合す
る(図3)。この状態では、柱Bの下端面Baが柱設立
台13の柱取付け壁13aに当接しているが、柱嵌合杆
21の下端面21aは、該柱取付け壁13aに当接して
いない。
【0030】緊締ねじ部15に螺合した緊締用ナット2
9を螺進していくと、柱設立用ロッド14が柱Bに対し
て相対的に下側に摺動する。換言すると、柱嵌合杆21
の下端面21aが、柱設立台13の上壁13aに接近す
るように摺動する。柱設立用ロッド14の摺動により、
柱嵌合杆21の緊締用溝部22′,22″をなす挿通溝
22b,22bの上側内壁面が貫木片25,25の上面
に各々当接する(図4)。
【0031】それらの当接後、さらに緊締用ナット29
を螺進させようとすると、柱Bに対して柱設立用ロッド
14が相対的に下側に移動しようとするが、その移動が
貫木片25によって阻止されることにより、柱設立用ロ
ッド14により柱Bが柱設立台13に対して引きつけら
れ、従って、柱Bが柱設立台13に緊締接合される。
【0032】このような柱設立構造に対して地震等によ
る揺震が加えられると、柱Bは揺震に伴ってこれの下端
部を中心として傾動し、また、その傾動に従って柱支持
部体28が弾性変形するようになる。従って、柱設立用
金具Aは破損せず、また、当該柱設立構造を採用した木
造建築物を損壊させることがない。
【0033】なお、上記においては、柱Bに柱設立用ロ
ッド14を予め嵌合させておき、それの緊締ねじ部15
を、柱設立台13のロッド用孔16に嵌挿するようにし
て、柱Bを柱設立台13上に設立する手順について説明
したが、柱Bに柱設立用ロッド14を嵌合する前に、柱
支持部体28によって、柱設立台13に柱設立用ロッド
14を立設しておき、その柱設立用ロッド14の柱嵌合
杆21に、柱Bの嵌合孔23を嵌合させるようにして、
柱Bを柱設立台13上に設立するようにしてもよい。
【0034】柱設立用ロッドとしては、図5,6に示す
構造のものを採用してもよい。図5に示す柱設立用ロッ
ド30は、四角柱形にした柱嵌合杆31の下端面31a
に、柱設立台13のロッド用孔16に遊挿する緊締ねじ
部15を突設したものである。
【0035】柱嵌合杆31の上端部と中間部の側面に
は、所要幅にした連結部22aを残し、これの両側に各
々挿通溝22b,22bを形成してなる緊締用溝部2
2′,22″が、互いに直交する向きにして形成されて
いる。なお、該柱嵌合杆31の下端部辺縁は、丸みをつ
けて形成している。
【0036】この場合、貫木片と補強部材としては、前
述した貫木片25と補強部材26,27を使用できる。
また、このような形状にした柱設立用ロッド30を採用
するときには、柱の嵌合孔を柱嵌合杆31の形状に合わ
せて形成しておくようにする。
【0037】図6に示す柱設立用ロッド32は、上記柱
設立用ロッド30と同じ四角柱形にした柱嵌合杆33の
下端面33aに、柱設立台13のロッド用孔16に遊挿
する緊締ねじ部15を突設したものである。柱嵌合杆3
3の上端部と中間部の側面には、縦長方形の緊締用溝部
33′,33″が、互いに直交する向きの側面に各々両
端を開口して貫通形成されている。なお、該柱嵌合杆3
3の下端部辺縁は、丸みをつけて形成している。
【0038】この柱設立用ロッド32に使用する貫木片
34は、柱嵌合杆33の緊締用溝部33′,33″と同
形の断面を有する角材であり、これは、柱Bの対向する
側面Bb,Bc、Bd,Be間の寸法と同じ長さに形成
されている。
【0039】次に、図7〜図10を参照して、本発明の
第2の実施形態に係る柱設立構造と柱設立用金具につい
て詳細に説明する。なお、貫木片、補強部材及び柱支持
部体については、図1〜図4において説明したものと同
等のものであるので、ここでは同一の符号を付して説明
を省略する。
【0040】Cはコンクリート基礎S上に断面長四角形
の柱Dを設立する柱設立用金具であり、該コンクリート
基礎S上に互いに直角にして乗載設置した2本の土台3
5,36が区画形成する隅角部に配置されている。
【0041】柱設立用金具Cの構成は次の通りである。
37は互いに対向する2側面を開口し、これの中央に仕
切り壁37aを形成した角筒形の柱設立台であり、これ
の柱取付け壁37b、底壁37c、側壁37d,37e
及び開口側面37f,37gは、柱D及び土台35,3
6の断面と各々同形、同大にして形成されている(図
7,8)。
【0042】柱取付け壁37bの両側には、前述した柱
設立用ロッド14の緊締ねじ部15を遊挿するロッド用
孔38,38が形成されており、該柱取付け壁37bの
辺縁には、これの全周に沿って長方形にした一定高さの
枠39が形成されている。また、底壁37cの両側に
は、コンクリート基礎S上に植立された埋込みボルト1
8,18を挿通する固着用孔40,40が形成されてい
る。
【0043】埋込みボルト18,18に柱設立台37の
固着用孔40,40を嵌挿させて、該柱設立台37をコ
ンクリート基礎S上に載置しておき、該固着用孔40,
40の上側に突出した埋込みボルト18,18にナット
20,20を螺合緊締させることで、柱設立台37をコ
ンクリート基礎S上に固着できる。
【0044】柱Dの構成は次の通りである。41,41
は、前述した柱設立用ロッド14の柱嵌合杆21を嵌合
する嵌合孔であり、これらは、柱嵌合杆21を受入する
のに必要な、それと同じ断面円形からなり、しかも、そ
れよりもやや長い全長に形成されており、それらの開口
を、柱Dの下端面Daであって柱設立台37のロッド用
孔38,38に対向する位置に開設している。
【0045】42は柱Dの対向する側面Db,Dcに両
端を開口させて、しかも、嵌合孔41,41を同時に横
断するようにして貫通形成した断面横長方形の貫木片挿
通横孔であり、貫木片25を補強部材26に支持させた
状態でこれらを同時に挿通できる大きさにしている。
【0046】43,43は柱Dの上記とは異なる方向の
側面Dd,Deに両端を開口させて、しかも、嵌合孔4
1,41を各々横断する状態にして貫通形成した横長方
形の貫木片挿通横孔であり、貫木片25を補強部材26
又は補強部材27に支持させた状態でこれらを同時に挿
通できる大きさにしている。
【0047】貫木片挿通横孔42,43は、嵌合孔4
1,41に嵌挿した柱嵌合杆21,21に各々形成され
ている緊締用溝部22′,22″に各々同時に対向する
位置に形成されており、それらは、該柱嵌合杆21,2
1の下端面21a21aが、柱Dの下端面Daの上方に
位置するように形成している。
【0048】コンクリート基礎Sに固着した柱設立台3
7への柱Dの設立は、たとえば次のようにして行われ
る。柱Dの嵌合孔41,41内に各々嵌挿した柱設立用
ロッド14,14を、これらの柱嵌合杆21,21の緊
締用溝部22′,22″を柱Dの貫木片挿通横孔42、
43,43に対向させておき、それら緊締用溝部2
2′,22″と貫木片挿通横孔42、43,43に貫木
片25及び補強部材25、25,26を各々嵌挿するこ
とにより、柱設立用ロッド14,14を柱Dに対して係
止させる。
【0049】柱設立用ロッド14,14を柱Dに係止さ
せた状態で、それら柱設立用ロッド14,14の緊締ね
じ部15,15を、柱設立台37の柱取付け壁37bの
ロッド用孔38,38に、これらの上側から挿入し、さ
らに、該ロッド用孔38,38の下側に突出した緊締ね
じ部15,15に柱支持部体28,28を各々嵌挿した
後、緊締ねじ部15,15に緊締用ナット29,29を
螺合する。この状態では、柱Dの下端面Daが柱設立台
37の上壁37bに当接しているが、柱嵌合杆21の下
端面21aは、柱設立台37の上壁37bに当接してい
ない。
【0050】緊締ねじ部15,15に螺合した緊締用ナ
ット29,29を各々螺進していくと、柱設立用ロッド
14,14が柱Dに対して相対的に下側に摺動する。こ
の摺動により、柱嵌合杆21,21の緊締用溝部2
2′,22″の上側内壁面が各々貫木片25,25の上
面に当接する。
【0051】それらの当接後、さらに緊締用ナット2
9,29を螺進させようとすると、柱Dに対して柱設立
用ロッド14,14が相対的に下側に移動しようとする
が、その移動が貫木片25,25によって阻止されるこ
とにより、柱設立用ロッド14,14により柱Dが柱設
立台37に対して引きつけられるようになる。このよう
にして、柱Dが柱設立台37に緊締接合される(図
9)。
【0052】なお、上記においては、柱Dに柱設立用ロ
ッド14,14を予め嵌合させておき、それら緊締ねじ
部15,15を、柱設立台37のロッド用孔38,38
に嵌挿するようにして、柱Dを柱設立台37上に設立す
る手順について説明したが、柱Dに柱設立用ロッド1
4,14を嵌合する前に、柱支持部体28によって、柱
設立台37に柱設立用ロッド14,14を立設してお
き、それらの柱設立用ロッド14,14の柱嵌合杆2
1,21に、柱Dの嵌合孔41,41を嵌合させるよう
にして、柱Dを柱設立台37上に立設するようにしても
よい。
【0053】なお、本発明は前述した実施形態に限るも
のではなく、その要旨の範囲内で様々な変形実施が可能
である。図7〜図9に示す第2の実施形態では、円柱形
にした柱嵌合杆を備えた柱設立用ロッドを使用したもの
について説明したが、図5において説明した柱設立用ロ
ッド30、又は図6において説明した柱設立用ロッド3
2を使用してもよく、また、それらを混用してもよい。
【0054】上記においては、柱設立台の柱取付け壁の
下側に柱支持部体を配設したものについて例示したが、
柱取付け壁の上側に柱支持部体を配設するようにしても
よい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得ることが
できる。一定以上の力の作用によって弾性変形する柱支
持部体を介して、柱を柱設立用金具に立設しているの
で、柱を柱設立金具上にしっかりと立設することができ
る。また、地震等によって柱が揺震し、一定以上の力が
柱支持部体に対して作用するときには、該揺震に従った
柱の傾動を許容するので、損壊しにくい木造建築物を構
築できる。
【0056】柱嵌合杆の下端部辺縁に丸みを付けて形成
することにより、揺震方向にかかわらず、柱を全方位で
容易に傾動させることができる。
【0057】貫木片を補強する補強部材を、該貫木片と
ともに貫木片挿通横孔と柱緊締用溝部とに嵌挿すること
により、柱と柱設立用金具との緊締力を高めることがで
きる。
【0058】緊締用ナットを締めつけるだけで、柱を柱
設立台に緊締することができるので、柱と柱設立台との
緊締を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明柱設立構造の第1の実施形態を示す斜視
図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】図1にI−I線で示す部分の断面図であり、柱
を柱設立台に緊締する前の状態を示す。
【図4】図1にI−I線で示す部分の断面図であり、柱
を柱設立台に緊締した後の状態を示す。
【図5】柱設立用ロッドの第1の変形例を示す斜視図で
ある。
【図6】柱設立用ロッドの第2の変形例を示す斜視図で
ある。
【図7】本発明柱設立構造の第2の実施形態を示す斜視
図である。
【図8】その分解斜視図である。
【図9】図7にII−II線で示す部分の断面図であ
り、柱を柱設立台に緊締した後の状態を示す。
【図10】従来の木造建築物における柱設立構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
13,37 柱設立台 14 柱設立用ロッド 15 緊締ねじ部 16 ロッド用孔 21,31,33 柱嵌合杆 22′,22″ 緊締用溝部 23,41 嵌合孔 24′,24″ 貫木片挿通横孔 25,34 貫木片 26,27 補強部材 28 柱支持部体 A,C 柱設立用金具 B,D 柱

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定以上の力の作用によって弾性変形す
    る柱支持部体を介して、柱を柱設立用金具に立設してい
    ることを特徴とする木造建築物における柱設立構造。
  2. 【請求項2】 柱には、これの下端面に柱設立用ロッド
    が突設されており、該柱設立用ロッドを柱支持部体によ
    って支持することにより、柱を柱設立用金具に立設して
    いることを特徴とする請求項1記載の木造建築物におけ
    る柱設立構造。
  3. 【請求項3】 柱設立用ロッドが、柱緊締用溝部を側面
    に形成した柱嵌合杆を備えていること、柱が、その下端
    部に、柱嵌合杆を嵌挿する嵌合孔を下端面に開口して形
    成するとともに、その嵌合孔を横断するようにして、し
    かも、該柱の対向する両側面位置に両端を開口させた貫
    木片挿通横孔を貫通形成していること、柱の貫木片挿通
    横孔と柱嵌合杆の柱緊締用溝部に貫木片を連通嵌挿する
    ことにより、柱設立ロッドを柱に嵌合していることを特
    徴とする請求項2記載の木造建築物における柱設立構
    造。
  4. 【請求項4】 柱設立用金具が、柱緊締用溝部を側面に
    形成した柱嵌合杆の下端面に緊締ねじ部を突設してなる
    柱設立用ロッドと、その緊締ねじ部を嵌挿するロッド用
    孔を柱取付け壁に形成した柱設立台と、一定以上の力の
    作用によって弾性変形する柱支持部体と、これを柱取付
    け壁との間に介装するようにして、緊締ねじ部に螺合す
    る緊締用ナットとを有していること、柱が、その下端部
    に、柱嵌合杆を嵌挿する嵌合孔を下端面に開口させて形
    成されており、その嵌合孔を横断するようにして、しか
    も、該柱の対向する両側面位置に両端を開口させた貫木
    片挿通横孔を貫通形成していること、柱の貫木片挿通横
    孔と柱嵌合杆の柱緊締用溝部に貫木片を連通嵌挿し、か
    つ、緊締ねじ部に螺合した緊締用ナットを締め付けるこ
    とにより、柱を柱設立台に緊締していることを特徴とす
    る木造建築物における柱設立構造。
  5. 【請求項5】 柱には、貫木片挿通横孔が上下2段にし
    て、互いに異なる向きに形成されており、かつ、柱嵌合
    杆の柱緊締用溝部が、それら貫木片挿通横孔に対応する
    位置に形成されていることを特徴とする請求項4記載の
    木造建築物における柱設立構造。
  6. 【請求項6】 柱の下端部に、柱嵌合杆を嵌挿する複数
    の嵌合孔が下端面に開口させて形成されており、柱設立
    台には、それら嵌合孔に嵌合される柱設立用ロッドの緊
    締ねじ部を嵌挿するロッド用孔が、それら嵌合孔に対応
    する位置に形成されていることを特徴とする請求項4又
    は5記載の木造建築物における柱設立構造。
  7. 【請求項7】 貫木片を補強する補強部材が、該貫木片
    とともに貫木片挿通横孔と柱緊締用溝部とに嵌挿されて
    いることを特徴とする請求項4,5又は6記載の木造建
    築物における柱設立構造。
  8. 【請求項8】 柱緊締用溝部を側面に形成した柱嵌合杆
    の下端面に緊締ねじ部を突設してなる柱設立用ロッド
    と、その緊締ねじ部を嵌挿するロッド用孔を柱取付け壁
    に形成した柱設立台と、一定以上の力の作用によって弾
    性変形する柱支持部体と、これを柱取付け壁との間に介
    装するようにして、緊締ねじ部に螺合する緊締用ナット
    とを有していることを特徴とする木造建築物における柱
    設立用金具。
  9. 【請求項9】 柱嵌合杆は、これの下端部辺縁に丸みを
    付けて形成されていることを特徴とする請求項8記載の
    木造建築物における柱設立用金具。
  10. 【請求項10】 柱支持部体が椀形に形成されているこ
    とを特徴とする請求項8又は9記載の木造建築物におけ
    る柱設立用金具。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010144395A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Misawa Homes Co Ltd 連結ボルト付き柱および連結金具の接合構造
JP2010248905A (ja) * 2010-08-09 2010-11-04 Kaneshin:Kk 木造建物における柱の固定装置
JP2010248906A (ja) * 2010-08-09 2010-11-04 Kaneshin:Kk 木造建物における柱の固定装置
JP2012026147A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Yoshikuni Okura 柱脚金物
JP2014185497A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Yoshikuni Okura 柱脚金物用の拘束具
JP2020071246A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 積水ハウス株式会社 外壁耐震性能展示装置

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