JPH10265335A - パック化粧料 - Google Patents

パック化粧料

Info

Publication number
JPH10265335A
JPH10265335A JP8570897A JP8570897A JPH10265335A JP H10265335 A JPH10265335 A JP H10265335A JP 8570897 A JP8570897 A JP 8570897A JP 8570897 A JP8570897 A JP 8570897A JP H10265335 A JPH10265335 A JP H10265335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silica
blending
powder
cosmetic material
pack cosmetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8570897A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Ogawa
晴生 小川
Seiji Nishiyama
聖二 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP8570897A priority Critical patent/JPH10265335A/ja
Publication of JPH10265335A publication Critical patent/JPH10265335A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離時に皮脂や角栓を除去する効果が高区、
温度安定性に優れたパック化粧料を提供する。 【解決手段】 平均粒径15〜40μmのシリカを化粧
料全量中に1〜5重量%配合してなるパック化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパック化粧料に関
し、さらに詳しくは、特定の粒径のシリカを配合するこ
とにより、使用時の緊張感・密着感が高く、剥離時に皮
脂や角栓を除去する効果に優れるとともに、温度安定性
に優れた新規なパック化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】パック化粧料は一般に、皮膚の保湿・賦
活を目的としたものと、クレンジングを目的とし使用時
の緊張感・密着感を高めたものとに大別される。皮膚の
保湿・賦活を目的としたものでは保湿剤や油分を多量に
配合するのに対し、クレンジングを目的としたパック化
粧料では、剥離時に皮脂や角栓を除去させるために、皮
膜剤、油分および保湿剤の各配合量を調整し、使用時、
肌との密着力を高め、剥離時に皮脂や角栓を除去する効
果を増すようにしているが、これら効果のより一層の向
上が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、使用時
の緊張感・密着感が高く、剥離時に皮脂や角栓を除去す
る効果が高いパック化粧料を得るべく鋭意研究を重ねた
結果、特定の粒径のシリカがスラリー状から乾固する過
程で良好な密着力を示すことを見出し、この知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、平均
粒径15〜40μmのシリカを化粧料全量中に1〜5重
量%配合してなるパック化粧料に関する。
【0005】また、化粧料中に粉末成分を含む場合は、
上記シリカを全粉末配合量の20重量%以上の割合で配
合するのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0007】本発明に用いられるシリカとしては、Si
2で表される二酸化ケイ素(無水ケイ酸)、含水ケイ
酸、コロイダルシリカ等が挙げられる。天然において
は、結晶した形では石英として、結晶面の明瞭でないも
のでは瑪瑙、玉髄などとして、また無定形構造のものと
しては珪藻土として産出する。人工的にも物性の異なる
ものが種々合成されており、これらはいずれも無定形構
造である。本発明では天然、合成のいずれのものも用い
ることができる。本発明では、水中での分散性に優れて
いる点でコロイダルシリカが好ましく用いられる。
【0008】シリカは、その形状が球形、不定形(破砕
状)等、種々あるが、本発明に用いられるシリカは、特
に粒子の形状には限定されず、不定形、微粒子、板状の
もの、球状のもの等、いずれの形状であってもよいが、
一次粒径(平均粒径)が15〜40μmものが用いられ
る。平均粒径15〜40μmのシリカとしては、「カー
プレックス#67」(塩野義製薬(株))等が市販され
ており、商業的に入手可能である。
【0009】本発明のパック化粧料は、上記シリカのほ
か、通常のパック化粧料に含まれる皮膜剤、保湿剤、増
粘剤、界面活性剤、多価アルコール、低級アルコール、
油分、香料、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、薬剤、
水等が配合される。また所望により、色剤等の粉末成分
をさらに配合してもよい。
【0010】皮膜剤としては、例えば、ポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニルエマルジョン、ポリビニルピロ
リドンの他、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース等に代表される合成セルロース系高分子化合物、
カルボキシビニルポリマー、キサンタガム、カラギーナ
ン、カラヤゴム等に代表される天然多糖類系化合物等が
挙げられる。これらの中から1種または2種以上を選択
して用いることができる。
【0011】保湿剤としては、ソルビトール、1,3−
ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、グリセリン、プロピレングリコー
ル、ヘキシレングリコール、ジグリセリン等が挙げられ
る。
【0012】また、粉末成分を配合する場合は、化粧料
に配合され得る粉末であれば任意に用いることができ、
具体的にはタルク、酸化チタン、カオリン等が例示され
るが、これらに限定されるものでない。
【0013】本発明では、平均粒径15〜40μmのシ
リカをパック化粧料全量中に1〜5重量%、好ましくは
2〜5重量%配合する。この配合量が1重量%未満では
本願発明の効果が得られず、一方、5重量%を超えて配
合すると温度安定性が悪くなり、好ましくない。
【0014】また、パック化粧料中に粉末を配合する場
合、上記シリカが全粉末配合量中に20重量%以上、好
ましくは30重量%以上の割合で配合される。シリカを
全粉末中に上記割合で配合することにより、角栓を除去
する効果がより一段と優れる。
【0015】なお、粉末を配合する場合、シリカを含め
全粉末配合量を化粧料全量中に15重量%以下程度とす
るのが好ましい。粉末成分を化粧料全量中15重量%を
超えて配合すると、パック化粧料のゲル化または乾燥後
の皮膜の成膜性が良好でないなど、安定性の面で問題を
生じることがある。
【0016】本発明のパック化粧料は、常法により製造
することができ、例えば、水、皮膜剤、保湿剤、シリ
カ、必要により他の粉末成分等を混合、分散後、加熱溶
解し(水相)、ここに、エタノール等のアルコール相を
加え、混合、溶解する等の方法により得ることができ
る。
【0017】なお、本発明のパック化粧料は、乾燥させ
て剥離するタイプならピールオフタイプなどいずれのタ
イプのパック化粧料も含む。
【0018】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれによってなんら限定されるもの
ではない。なお、配合量はすべて重量%である。
【0019】実施例に先立ち、各実施例で用いた試験
法、評価法を説明する。
【0020】[角栓除去効果]女性パネル10名につ
き、各人の左右の小鼻にそれぞれ別の試料(パック化粧
料)を塗布し、乾燥・剥離後、パック剥離面に付着して
いる角栓を肉眼で確認した。 (評点) 1: 大きい角栓が多数付着していた 2: 大きい角栓数個と小さい角栓が多数付着していた 3: 小さい角栓が多数付着していた 4: 角栓はほとんど付着していなかった (評価) ◎: 評点1、2とした者が10名中9名以上 ○: 評点1、2とした者が10名中6〜8名 △: 評点1、2とした者が10名中3〜5名 ×: 評点1、2とした者が2名以下
【0021】[温度安定性]各試料を−10℃、0℃、
室温(25℃)、37℃、50℃の各温度条件下にてそ
れぞれ4週間ずつ保存した後の、粘度、外観で安定性を
総合的に評価した。(評価) ◎: 4週間経過後、低温〜高温のいずれの保存条件下
でも粘度、外観の変化なし ○: 4週間経過後、低温、高温の保存条件下で粘度、
外観ともにわずかに変化するが、許容範囲内 △: 4週間経過後、低温、高温の保存条件下で粘度、
外観ともに、許容範囲を超える変化を生じた ×: 4週間経過後、低温、高温の保存条件下で粘度、
外観ともに、許容範囲を超える著しい変化を生じた
【0022】(実施例1〜4、比較例1、2)下記表1
中の(1)に(7)〜(9)を加え均一に撹拌した後、
80℃に保ち、撹拌しながら(3)〜(6)を徐々に添
加し、溶解後、(2)に(10)を溶解させたものを加
え均一とした。
【0023】これら各実施例、比較例の試料を用いて、
上記評価基準により角栓除去効果、安定性を評価した。
結果を表1に示す。
【0024】
【表1】表 1 表に示すとおり、本発明のパック化粧料は角栓除去効
果、温度安定性に優れたものであった。
【0025】 (実施例5) (配 合 量) (重 量 %) (1)イオン交換水 62.6 (2)エチルアルコール 7 (3)酢酸ビニルエマルジョン(40%) 15 (4)キサンタンガム 0.2 (5)ジプロピレングリコール 5 (6)ポリエチレングリコール 3 (7)クエン酸 0.1 (8)クエン酸ナトリウム 0.9 (9)パラベン 0.2 (10)シリカ(平均粒径15μm) 3 (11)酸化チタン 3 (製法)(1)に(5)〜(8)および(10)、(1
1)を加え均一に攪拌した後、約80℃に保ち、攪拌し
ながら(4)を徐々に添加し均一に溶解した後、(3)
を加え均一に混合した。これに、(2)に(9)を溶解
させたものを加え均一とした。このパック化粧料につ
き、上記基準に基づいて評価したところ、角栓除去効
果:◎、温度安定性:◎、であった。
【0026】 (実施例6) (配 合 量) (重 量 %) (1)イオン交換水 63.3 (2)エチルアルコール 15 (3)ポリビニルアルコール 15 (ケン化度90、重合度1800) (4)ヘキサメタリン酸ソーダ 0.1 (5)赤酸化鉄 0.5 (6)カオリン 2 (7)シリカ(平均粒径40μm) 2 (8)香料 2 (9)パラベン 0.1 (製法)(1)に(4)〜(7)を加え均一に攪拌した
後、約80℃に保ち攪拌しながら(3)を徐々に添加し
均一に溶解した後、(2)に(8)、(9)を溶解した
ものを加え均一とした。このパック化粧料につき、上記
基準に基づいて評価したところ、角栓除去効果:◎、温
度安定性:◎、であった。
【0027】 (実施例7) (配 合 量) (重 量 %) (1)イオン交換水 63.3 (2)エチルアルコール 8 (3)グリセリン 5 (4)カラギーナン 8 (5)1,3−ブチレングリコール 5 (6)雲母チタン 2 (7)魚鱗箔 3 (8)ピロリン酸ナトリウム 0.1 (9)香料 0.5 (10)パラベン 0.1 (11)シリカ(平均粒径35μm) 5 (製法)(1)に(3)、(5)〜(8)を加え均一に
攪拌した後、約80℃に保ち攪拌しながら(4)、(1
1)を徐々に添加し均一に溶解した後、(2)に
(9)、(10)を溶解したものを加え均一とした。こ
のパック化粧料につき、上記基準に基づいて評価したと
ころ、角栓除去効果:◎、温度安定性:◎、であった。
【0028】
【発明の効果】本発明により、剥離時に皮脂や角栓を除
去する効果に優れるとともに、温度安定性にも優れるパ
ック化粧料が得られる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径15〜40μmのシリカを化粧
    料全量中に1〜5重量%配合してなるパック化粧料。
  2. 【請求項2】 粉末を含み、かつ平均粒径15〜40μ
    mのシリカを全粉末配合量の20重量%以上の割合で配
    合してなる、請求項1記載のパック化粧料。
JP8570897A 1997-03-19 1997-03-19 パック化粧料 Withdrawn JPH10265335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8570897A JPH10265335A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 パック化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8570897A JPH10265335A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 パック化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10265335A true JPH10265335A (ja) 1998-10-06

Family

ID=13866335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8570897A Withdrawn JPH10265335A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 パック化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10265335A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001139451A (ja) * 1999-11-17 2001-05-22 Lion Corp ジェル状化粧料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001139451A (ja) * 1999-11-17 2001-05-22 Lion Corp ジェル状化粧料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1171221A (ja) フィルム形成ポリマーを含む新規な化粧品組成物
US5690945A (en) Cosmetic skin-cleansing mask compositions containing graded spheroidal polyamide particles
BR102014000604A2 (pt) composições aquosas que compreendem partículas poliméricas e baixos teores de argila
JPH0560446B2 (ja)
JP4919561B2 (ja) ゴマージュ化粧料
JP2002220315A (ja) ゲル状組成物
JPS60116618A (ja) 化粧料
JP4383630B2 (ja) 化粧料
JPH10265335A (ja) パック化粧料
JP3442808B2 (ja) 歯磨剤組成物
JPS61260006A (ja) 化粧料
JP2000086440A (ja) ピールオフ型パック化粧料
JP2001122722A (ja) マッサージ用化粧水
JP2000344657A (ja) スクラブ化粧料
JPH0798728B2 (ja) ピ−ルオフ型パツク化粧料
JP2514290B2 (ja) 化粧料用添加剤および化粧料
JP2006143666A (ja) 水性ゲル状組成物及びこれを含有する水性ゲル状化粧料。
JP2001048731A5 (ja)
JP2002226354A (ja) ピールオフ型パック化粧料
JP3213868B2 (ja) パック化粧料
JPH09295917A (ja) 重層型メイクアップ化粧料
JPS60116616A (ja) 化粧料
JPH11139934A (ja) 洗浄剤組成物
JPH06116131A (ja) ジェル状化粧料
JP2000095646A (ja) ゲル状ネイルエナメルリムーバー

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040601