JPH10263148A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH10263148A
JPH10263148A JP9294497A JP9294497A JPH10263148A JP H10263148 A JPH10263148 A JP H10263148A JP 9294497 A JP9294497 A JP 9294497A JP 9294497 A JP9294497 A JP 9294497A JP H10263148 A JPH10263148 A JP H10263148A
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guide plate
guide
claw
ball
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Kunio Matsumoto
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイド板をガイド位置で確実に固定できると
共に、ガイド板をガイド位置と収納位置との間で容易に
回動操作できる弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 発射手段16側に遊技球を供給する上皿を
有し且つ発射手段16の前側に配置された前セット板の裏
側に、ガイドレール8 上の遊技球が遊技窓扉側に飛ばな
いように案内するガイド板24をガイドレール8 の始端部
側に沿って設け、ガイド板24が前セット板の背後に隠れ
る収納位置と、ガイドレール8 を覆うガイド位置との間
で回動するように、ガイド板24の基部側を前後方向の軸
心廻りに回動自在に枢支し、このガイド板24をガイド位
置U でロックするロック手段33を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機等の弾球遊技機、取り分けガイドレールの
始端部側に配置されたガイド板の支持構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機では、発射レ
ール上の遊技球を発射手段により遊技盤のガイドレール
側に発射しながらゲームを行っている場合において、ガ
イドレールの途中で失速した遊技球と後続の遊技球とが
ガイドレールの始端部側で衝突した時にも、その遊技球
が前側に撥ね飛ばされてガラス扉等に当たらないように
案内するガイド板をガイドレールの始端部側とガラス扉
との間に設けている。このガイド板は、従来、特開平5
−68730号公報に開示されるように、上皿を支持す
る前セット板の裏側に支持板を装着し、この支持板に、
前セット板側に突出する枢支軸を設け、ガイド板の基部
側に軸挿部を形成し、この軸挿部を前セット板と支持板
との間で枢支軸に前側から嵌合して、ガイド板を枢支軸
廻りに格納位置とガイド位置との間で回動自在に軸支
し、ガイド板がガイド位置の時にその基部側が当接する
ストッパーを支持板側に設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のガイド板の支持
構造では、ガイド板の基部側を支持板のストッパーに当
接させてガイド板をガイド位置に位置決めしているが、
そのガイド位置でガイド板を回動不能にロックする構造
にはなっておらず、ガイド位置のガイド板を収納位置側
へと操作すれば、ガイド板が簡単に回動して起立する。
このため、メンテナンス、その他でガラス扉、前セット
板等を開放した場合に、誤接触等によってガイド板がガ
イド位置から収納位置側へと起立し、そのガイド板が起
立状態にあることを知らないままでガラス扉、前セット
板を閉じるような問題がある。本発明は、このような従
来の課題に鑑み、ガイド板をガイド位置で確実に固定で
きると共に、ガイド板をガイド位置と収納位置との間で
容易に回動操作できる弾球遊技機を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、前枠2 に、遊技盤7 と、この遊技盤7 のガイドレー
ル8 側に遊技球を発射する発射手段16とを上下に配置す
ると共に、前枠2 に、遊技盤7 の前側に配置された遊技
窓扉4 と、発射手段16側に遊技球を供給する上皿12を有
し且つ発射手段16の前側に配置された前セット板5 とを
開閉自在に備え、前セット板5 の裏側に、ガイドレール
8 上の遊技球が遊技窓扉4 側に飛ばないように案内する
ガイド板24を、ガイドレール8 の始端部側に沿って設け
た弾球遊技機において、ガイド板24が前セット板5 の背
後に隠れる収納位置D と、ガイドレール8 を覆うガイド
位置U との間で回動するように、ガイド板24の基部側を
前後方向の軸心廻りに回動自在に枢支し、このガイド板
24をガイド位置U でロックするロック手段33を設けたも
のである。請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載
の発明において、ガイド板24の基部側に枢支軸36と係合
爪37とを設け、前セット板5 の裏面に装着された支持板
23に、枢支軸36が後方から回動自在に嵌合する軸挿部47
と、係合爪37が後方から挿通する長孔51と、係合爪37が
枢支軸36廻りに摺動自在に係合し且つ枢支軸36の軸挿部
47からの離脱を阻止する係合部52とを備えたものであ
る。
【0005】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明において、ガイド板24の基部側で且つ枢
支軸36から先端側に離間した部位にロック手段33を設
け、ガイド板24の基部側から突出するカバー部35側を後
方側に弾性変形させた時にロック手段33が係脱するよう
に構成したものである。請求項4に記載の本発明は、請
求項1乃至3の何れかに記載の発明において、支持板23
の裏側に、ガイド板24の基部側が嵌合する嵌合凹部43
と、この嵌合凹部43と略面一状で且つガイド板24のカバ
ー部35側が摺動自在に摺接する摺接部44と、この摺接部
44の両側でカバー部35の回動範囲を規制する規制部45,4
6 とを備え、摺接部44に形成されたロック爪49と、カバ
ー部35に形成され且つロック爪49が係脱自在に係合する
突部38と、一方の規制部45,46 とによってロック手段33
を構成したものである。請求項5に記載の本発明は、請
求項1乃至4の何れかに記載の発明において、支持板23
の前側に、軸挿部47と略同心環状の補強壁部48を形成
し、この補強壁部48の内側で支持板23に一対の長孔51を
形成し、この各長孔51に嵌合する一対の係合爪37をガイ
ド板24に形成し、この各係合爪37が係合する係合部52を
補強壁部48に設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1乃至図3において、1 は外枠、
2 は前枠で、これらにより弾球遊技機本体3 が構成され
ている。4 は遊技窓扉、5 は前セット板で、これらは前
枠2 の窓孔6 に対応して上下に配置されている。7 は遊
技盤で、この遊技盤7 には左右方向の略中央下部を始端
側として、この始端側から左側、上側を経て右側に至る
ようにガイドレール8 が環状に装着され、そのガイドレ
ール8 の内側に遊技釘の他に入賞手段、変動図柄表示手
段等の遊技部品が装着されている。
【0007】遊技盤7 は、窓孔6 を取り囲むように前枠
2 の裏側に固定された門形状の装着枠9 と、この装着枠
9 の下端部間で前枠2 の裏側に固定された固定板10とを
介して前枠2 の裏側に着脱自在に装着され、裏機構板11
により前枠2 側に押圧されて固定されている。固定板10
は、窓孔6 の下部側に位置し、前セット板5 と前後に相
対応して配置されている。
【0008】12は発射用の遊技球を貯留する上皿で、図
3に示すように、前セット板5 の前側に装着され且つ上
皿カバー13により覆われている。14は下皿で、上皿12か
ら溢流した遊技球等を受けるように、前セット板5 の下
側で下皿カバー15と共に前枠2 の前面に装着されてい
る。16は発射手段で、前枠2 の前側に装着された発射ハ
ンドル17と、発射レール18上の遊技球を打撃する打撃槌
19と、打撃槌19を駆動する発射モータ19a とを備え、発
射ハンドル17を操作した時に、打撃槌19が作動して発射
レール18上の遊技球を打撃し、遊技球を1個づつ遊技盤
7 のガイドレール8 側に発射させるようになっている。
【0009】発射レール18は、発射手段16の打撃槌19に
より打撃された遊技球をガイドレール8 の始端側に案内
するように、ガイドレール8 の始端側に合わせて固定板
10の前側に取り付けベース20により固定されている。発
射レール18とガイドレール8との間には、戻り球通路21
の戻り球受入れ口21a が設けられている。戻り球通路21
は、ガイドレール8 の途中で失速した戻り球を下皿14側
へと案内するためのもので、その上部側は固定板10の前
側に取り付けられている。
【0010】22は球送り手段で、発射手段16の発射動作
に連動して上皿12内の遊技球を1個づつ発射レール18上
の発射位置に供給するようになっており、前セット板5
の裏側に合成樹脂製の支持板23を介して装着されてい
る。24は合成樹脂製のガイド板で、前セット板5 の裏側
で支持板23に装着され、ガイドレール8 と遊技窓扉4 と
の間で、ガイドレール8 を前側から覆うように配置され
ている。遊技窓扉4 は、図5に示すように、矩形状に構
成された扉枠25と、この扉枠25の裏側にガラス保持具26
を介して上側から挿脱自在に挿入された前後2枚のガラ
ス板27とを備え、閉状態の時には後側のガラス板27がガ
イドレール8 に近接するようになっている。
【0011】前セット板5 は、遊技窓扉4 と共に左端側
のヒンジ28により開閉自在に枢着され、前枠2 の前面側
に沿って閉じた状態で右端側の施錠手段によりロック可
能である。前セット板5 の裏側には、図4乃至図8に示
すように、支持板23が複数本のネジ29により着脱自在に
固定されている。支持板23は横長状で、前側に突出する
周壁部30を一体に備え、その周壁部30の前端側が前セッ
ト板5 の裏面に当接されている。支持板23には、その一
端側の取り付け凹部31に球送り手段22が設けられ、この
球送り手段22と反対の他端側にガイド板24が設けられて
いる。
【0012】ガイド板24は、図6に示すように、前セッ
ト板5 に沿ってその背後に隠れる収納位置D と、ガイド
レール8 を覆うガイド位置U との間で回動すべく、基部
側が前後方向の軸心廻りに回動自在に枢支され、ガイド
位置U でロック手段33によりロック可能になっている。
ガイド板24は、図6及び図8に示すように、円板状に構
成された円板基部34と、この円板基部34からガイドレー
ル8 側に突出し且つガイドレール8 の始端側を前側から
覆うカバー部35とを一体に備え、そのカバー部35はガイ
ドレール8 の始端側の湾曲形状に沿って緩やかな円弧状
になっている。円板基部34には、図5及び図8に示すよ
うに、その中心に枢支軸36が、周縁側に一対の離脱防止
用の係合爪37が前セット板5 側に突出するように一体に
形成されると共に、周縁部にロック用の突部38が形成さ
れている。各係合爪37は、先端部から外側に突出する爪
部39と、この爪部39の先端側に形成された挿入用の傾斜
面40とを有し、カバー部35から外れた位置に対称に設け
られている。
【0013】ロック用の突部38は、図7に示すように、
ガイド板24の円板基部34の中心から離間した周縁側の前
面において円板基部34とカバー部35との間にあり、枢支
軸36を中心とする円弧状の凹部41の中間に設けられてい
る。なお、突部38の上側には傾斜面42が設けられてい
る。支持板23の裏側には、図5、図7乃至図10に示す
ように、ガイド板24の円板基部34が嵌合する嵌合凹部43
と、この嵌合凹部43と略面一状で且つガイド板24のカバ
ー部35が摺動自在に摺接する摺接部44とを備え、摺接部
44の上下両側に、ガイド板24の回動範囲をガイド位置U
と収納位置D とに規制する規制部45,46 が設けられてい
る。
【0014】嵌合凹部43及び摺接部44は、ガイド板24の
裏面が支持板23の他の部分と略面一状になるように、ガ
イド板24の板厚分に相当する深さとなっている。そし
て、摺接部44の上下両側に段部があり、その段部が規制
部45,46 となっている。支持板23には、図5、図7乃至
図10に示すように、その円板基部34の中心に軸挿部47
が、周縁側に環状の補強壁部48が夫々前側に突出すべく
一体に形成されると共に、補強壁部48の内側に一対の長
孔51が、摺接部44の上下中央部にロック爪49が夫々設け
られている。そして、軸挿部47には後方からガイド板24
の枢支軸36が回動自在に挿入され、この軸挿部47に保持
された枢支軸36の軸心廻りにガイド板24が回動するよう
になっている。
【0015】補強壁部48は、図4、図8乃至図10に示
すように軸挿部47と同心状であって、この補強壁部48に
は、ロック爪49を回避するように中心側に屈曲する屈曲
壁部48a が摺接部44側に形成されると共に、ガイド板24
を収納位置D 側にした時の各係合爪37と対応する位置に
一対の爪挿入凹部50が外側に凹入するように形成されて
いる。係合爪37は、爪挿入凹部50から長孔51に挿脱自在
に挿入されており、その爪部39が補強壁部48の前端の係
合部52に枢支軸36廻りに摺動自在に係合して、枢支軸36
の軸挿部47からの離脱を阻止するようになっている。な
お、係合爪37は、その爪部39が係合部52に係脱するよう
に内外方向に弾性変形可能になっている。
【0016】ロック爪49は、図4、図7乃至図10に示
すように、下部側が摺接部44と接続すべく逆U字状の切
り欠き部49a 介して摺接部44に一体に形成され、カバー
部35が上側の規制部45に当接した時に、上端側がガイド
板24側の突部38に前側から係合するように前後方向に弾
性変形可能になっている。そして、このロック爪49と突
部38と規制部45,46 とによってロック手段33が構成され
ており、ガイド板24のカバー部35側を支持板23と反対の
後方側に弾性変形させた時に、ガイド板24側の突部38か
ら離脱するようになっている。なお、ロック爪49は、ガ
イド板24が収納位置D にある時に、その上端が凹部41内
に位置している。また軸挿部47、補強壁部48の高さは、
支持板23の周壁部30よりも低くなっている。
【0017】上記構成において、前セット板5 の裏側に
ガイド板24を装着する場合には、先ず支持板23を前セッ
ト板5 の裏面にネジ29で固定する。次にガイド板24の円
板基部34の中心の枢支軸36を支持板23側の軸挿部47に合
わせると共に、一対の係合爪37を補強壁部48の爪挿入凹
部50に合わせて、ガイド板24の円板基部34側を前セット
板5 側へと前方に押し込む。すると各係合爪37が内側に
弾性変形して、その爪部39が爪挿入凹部50内を摺動し、
枢支軸36が軸挿部47に挿入されて行く。
【0018】そして、係合爪37の爪部39が爪挿入凹部50
を通過すると、この爪部39が補強壁部48の前端縁の係合
部52に前側から係合し、ガイド板24を支持板23に装着で
きる。このため、支持板23を前セット板5 の裏面に装着
した後に、支持板23にガイド板24を後方から取り付け得
るので、支持板23にガイド板24を組み付けた状態で前セ
ット板5 に装着する場合に比較して組み立て時の作業が
非常に容易である。
【0019】係合爪37を爪挿入凹部50から挿入して組み
立てた状態では、ガイド板24が図6に仮想線で示すよう
に収納位置D にあり、前セット板5 の裏面に沿った状態
で前セット板5 の上下幅内に収まっている。従って、前
セット板5 の前後に上皿12、球送り手段22、ガイド板24
等を装着した後に梱包する場合、或いは弾球遊技機の組
み立てに際して前セット板5 を取り扱う場合にも、ガイ
ド板24を収納位置D に収めた状態にしておけば、その梱
包、取り扱い等が容易であり、またガイド板24の折損等
の損傷も確実に防止できる。
【0020】ガイド板24をガイド位置U に固定する場合
には、ガイド板24のカバー部35を収納位置D から枢支軸
36廻りにa矢示方向に回動させる。すると係合爪37が補
強壁部48の係合部52に係合した状態でガイド板24が摺接
部44に沿って枢支軸36廻りに摺動し、ロック爪49が傾斜
面42に押圧されて突部38を通過して、ガイド板24がガイ
ド位置U に位置した時点で、ロック爪49が突部38に係合
する。このため、ガイド板24は上側への回動が規制部45
により、下側への回動が突部38とロック爪49とにより規
制されているので、ガイド板24はガイド位置U で回動不
能にロックされ、そのカバー部35でガイドレール8 の始
端側を前側から覆う状態となる。
【0021】通常、ガイド板24はロック手段33によりガ
イド位置U にロックした状態で使用する。従って、仮に
ガイドレール8 上で失速した遊技球が衝突するようなこ
とがあっても、その遊技球の遊技窓扉4 側への飛び出し
をガイド板24によって確実に阻止でき、また遊技窓扉4
を開放して遊技盤7 側のメンテナンスを行う場合に、ガ
イド板24に誤って接触しても、このガイド板24がガイド
位置U から収納位置D側に不安定に動くこともない。
【0022】ガイド板24を収納位置D に収納する場合に
は、ガイド板24のカバー部35側を後方に操作する。する
とガイド板24の全体が円板基部34からカバー部35に亘っ
て弾性変形により円弧状に後方へと湾曲して、その突部
38がロック爪49から外れるので、ガイド板24のガイド位
置U でのロックを解除できる。この場合、ロック爪49、
突部38が枢支軸36からカバー部35側に離間した位置にあ
るため、支持板23の極く近傍にロック爪49等がある場合
に比較して、ガイド板24の弾性変形によるロック解除が
容易であり、ロック解除時のガイド板24の折損、特に円
板基部34と枢支軸36との接続部での亀裂の発生等を確実
に防止できる。
【0023】ガイド板24のロックを解除した後、その解
除状態のままでガイド板24を枢支軸36廻りに下方に操作
すると、ガイド板24が枢支軸36廻りにガイド位置U から
収納位置D へと回動し、前セット板5 の上端よりも下側
に下がる。従って、ガイド板24をガイド位置U でロック
手段33によりロックする構造であるにも拘わらず、ガイ
ド位置U のガイド板24が邪魔になる場合には、ガイド板
24を容易に収納位置Dへと回動させて収納することがで
きる。
【0024】構造的には、ガイド板24の枢支軸36を支持
板23の軸挿部47に挿支すると共に、ガイド板24の係合爪
37を支持板23の長孔51に挿入して補強壁部48の係合部52
に係合させているので、支持板23に後側からガイド板24
を容易に装着できる。支持板23に、ガイド板24の円板基
部34が嵌合する嵌合凹部43と、ガイド板24のカバー部35
側が摺動自在に摺接する摺接部44とがあるので、ガイド
板24の円板基部34とカバー部35とを平板状に構成でき、
ガイド板24の構造が簡単であると共に、ロック解除時に
ガイド板24を弾性変形させ易くなる。
【0025】しかも、摺接部44が嵌合凹部43と面一に凹
入しているため、その両側の規制部45,46 を段状に構成
でき、支持板23側の構造も簡単にできる。また摺接部44
のロック爪49と一方の規制部45とガイド板24側の突部38
とによってロック手段33を構成しているので、ロック爪
49及び突部38に一方向性の構造を採用でき、ロック爪49
と突部38とによってガイド板24の双方向の動きを規制す
る場合に比べて構造を簡素化できる。
【0026】更に支持板23に逆U字状の切り欠き部49a
を形成してロック爪49を支持板23の板面方向に沿って設
けているので、ロック爪49が突部38に係合する時にロッ
ク爪49を無理なく弾性変形させることができ、また板厚
方向の寸法を薄くできる。また切り欠き部49a を伴うロ
ック爪49が支持板23側にあり、ガイド板24側に凹部41と
突部38を形成しているため、ガイド板24側の強度を確保
でき、ガイド板24を後方へと弾性変形させてロックを解
除する際にも、その折損等を防止できる。
【0027】係合爪37を後方から挿入する長孔51を支持
板23に形成しているが、この支持板23と一体に環状の補
強壁部48があるため、この補強壁部48により支持板23を
補強でき、長孔51の周辺部分の強度を確保できる。また
係合爪37が係合する係合部52を補強壁部48に設けている
ため、構造を簡単にできる。以上、本発明の一実施形態
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はない。例えば、支持板23の裏面に嵌合凹部43と摺接部
44とを設け、そこにガイド板24を配置しているが、この
嵌合凹部43と摺接部44は省略しても良い。またガイド板
24側にロック爪49を、支持板23側に突部38を設け、実施
形態とは逆に構成することも可能である。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、ガイ
ド板24が前セット板5 の背後に隠れる収納位置D と、ガ
イドレール8 を覆うガイド位置U との間で回動するよう
に、ガイド板24の基部側を前後方向の軸心廻りに回動自
在に枢支し、ガイド板24をガイド位置U でロックするロ
ック手段33を設けているので、ガイド板24をガイド位置
U で確実に固定できると共に、このガイド板24をガイド
位置U と収納位置D との間で容易に回動操作できる。請
求項2に記載の本発明によれば、ガイド板24の基部側に
枢支軸36と係合爪37とを設け、前セット板5 の裏面に装
着された支持板23に、枢支軸36が後方から回動自在に嵌
合する軸挿部47と、係合爪37が後方から挿通する長孔51
と、係合爪37が枢支軸36廻りに摺動自在に係合し且つ枢
支軸36の軸挿部47からの離脱を阻止する係合部52とを備
えているので、支持板23に後側からガイド板24を容易に
装着でき、その装着状態でガイド板24を収納位置D とガ
イド位置U との間で枢支軸36廻りに容易且つ確実に回動
操作できる。
【0029】請求項3に記載の本発明によれば、ガイド
板24の基部側で且つ枢支軸36から先端側に離間した部位
にロック手段33を設け、ガイド板24の基部側から突出す
るカバー部35側を後方側に弾性変形させた時にロック手
段33が離脱するように構成しているので、ガイド位置U
でロックを解除してガイド板24を収納位置D 側に容易に
操作できる。請求項4に記載の本発明によれば、支持板
23の裏側に、ガイド板24の基部側が嵌合する嵌合凹部43
と、この嵌合凹部43と略面一状で且つガイド板24のカバ
ー部35側が摺動自在に摺接する摺接部44と、この摺接部
44の両側でカバー部35の回動範囲を規制する規制部45,4
6 とを備え、摺接部44に形成されたロック爪49と、カバ
ー部35に形成され且つロック爪49が係脱自在に係合する
突部38と、一方の規制部45とによってロック手段33を構
成しているので、ガイド板24を平板状に構成でき、ガイ
ド板24及び支持板23の構造を簡単にできると共に、ロッ
ク解除時にガイド板24を容易に弾性変形できる。しかも
ロック爪49と一方の規制部45とガイド板24側の突部38と
によってロック手段33を構成しているので、ロック爪49
及び突部38に一方向性の構造を採用でき構造を簡素化で
きる。請求項5に記載の本発明によれば、支持板23の前
側に、軸挿部47と略同心状の補強壁部48を形成し、この
補強壁部48の内側で支持板23に一対の長孔51を形成し、
この各長孔51に嵌合する一対の係合爪37をガイド板24に
形成し、この各係合爪37が係合する係合部52を補強壁部
48に設けているので、補強壁部48により支持板23を補強
できると共に、支持板23側の構造を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の正面図
である。
【図2】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の横断平
面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の内部正
面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すガイド板部分の正面
図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す前セット板裏側の背
面図である。
【図7】図4のB−B線断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す支持板とガイド板と
の分解斜視図である。
【図9】本発明の一実施形態を示す支持板側の一部切り
欠き背面図である。
【図10】本発明の一実施形態を示す支持板側の正面図
である。
【符合の説明】
2 前枠 4 遊技窓扉 5 前セット板 7 遊技盤 8 ガイドレール 12 上皿 16 発射手段 23 支持板 24 ガイド板 33 ロック手段 35 カバー部 36 枢支軸 37 係合爪 38 突部 43 嵌合凹部 44 摺接部 45,46 規制部 47 軸挿部 48 補強壁部 49 ロック爪 51 長孔 52 係合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前枠(2) に、遊技盤(7) と、この遊技盤
    (7) のガイドレール(8) 側に遊技球を発射する発射手段
    (16)とを上下に配置すると共に、前枠(2) に、遊技盤
    (7) の前側に配置された遊技窓扉(4) と、発射手段(16)
    側に遊技球を供給する上皿(12)を有し且つ発射手段(16)
    の前側に配置された前セット板(5) とを開閉自在に備
    え、前セット板(5) の裏側に、ガイドレール(8) 上の遊
    技球が遊技窓扉(4) 側に飛ばないように案内するガイド
    板(24)を、ガイドレール(8) の始端部側に沿って設けた
    弾球遊技機において、ガイド板(24)が前セット板(5) の
    背後に隠れる収納位置(D) と、ガイドレール(8) を覆う
    ガイド位置(U) との間で回動するように、ガイド板(24)
    の基部側を前後方向の軸心廻りに回動自在に枢支し、こ
    のガイド板(24)をガイド位置(U) でロックするロック手
    段(33)を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 ガイド板(24)の基部側に枢支軸(36)と係
    合爪(37)とを設け、前セット板(5) の裏面に装着された
    支持板(23)に、枢支軸(36)が後方から回動自在に嵌合す
    る軸挿部(47)と、係合爪(37)が後方から挿通する長孔(5
    1)と、係合爪(37)が枢支軸(36)廻りに摺動自在に係合し
    且つ枢支軸(36)の軸挿部(47)からの離脱を阻止する係合
    部(52)とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の弾
    球遊技機。
  3. 【請求項3】 ガイド板(24)の基部側で且つ枢支軸(36)
    から先端側に離間した部位にロック手段(33)を設け、ガ
    イド板(24)の基部側から突出するカバー部(35)側を後方
    側に弾性変形させた時にロック手段(33)が係脱するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾
    球遊技機。
  4. 【請求項4】 支持板(23)の裏側に、ガイド板(24)の基
    部側が嵌合する嵌合凹部(43)と、この嵌合凹部(43)と略
    面一状で且つガイド板(24)のカバー部(35)側が摺動自在
    に摺接する摺接部(44)と、この摺接部(44)の両側でカバ
    ー部(35)の回動範囲を規制する規制部(45)(46)とを備
    え、摺接部(44)に形成されたロック爪(49)と、カバー部
    (35)に形成され且つロック爪(49)が係脱自在に係合する
    突部(38)と、一方の規制部(45)(46)とによってロック手
    段(33)を構成したことを特徴とする請求項1乃至3の何
    れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 支持板(23)の前側に、軸挿部(47)と略同
    心環状の補強壁部(48)を形成し、この補強壁部(48)の内
    側で支持板(23)に一対の長孔(51)を形成し、この各長孔
    (51)に嵌合する一対の係合爪(37)をガイド板(24)に形成
    し、この各係合爪(37)が係合する係合部(52)を補強壁部
    (48)に設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか
    に記載の弾球遊技機。
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