JPH10262944A - Nmr計測用アンテナ装置 - Google Patents

Nmr計測用アンテナ装置

Info

Publication number
JPH10262944A
JPH10262944A JP9070059A JP7005997A JPH10262944A JP H10262944 A JPH10262944 A JP H10262944A JP 9070059 A JP9070059 A JP 9070059A JP 7005997 A JP7005997 A JP 7005997A JP H10262944 A JPH10262944 A JP H10262944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
nmr measurement
coil
layer
nmr
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9070059A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Karasawa
勝 唐澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP9070059A priority Critical patent/JPH10262944A/ja
Publication of JPH10262944A publication Critical patent/JPH10262944A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルーンに設けられたNMR計測用コイル等
を確実に保護する。 【解決手段】 バルーン2は、円筒状のベース層21
と、このベース層21上に設けられたNMR計測用コイ
ル22を形成し整合回路23を備え同軸ケーブル24に
よりMRI装置に接続されたフレキシブル基板25と、
円筒状のNMR計測用コイル22及び整合回路23を保
護するための衝撃吸収手段としての内部バルーン層26
と、NMR計測用コイル22と目的部位を所定の間隔を
持って接触させる円筒状の外部バルーン層27とからな
り、内部バルーン層26及び外部バルーン層27が送気
管路3、4によりそれぞれ独立に中央部が膨張可能に構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はNMR計測用アンテ
ナ装置、更に詳しくは磁気共鳴受信回路を内包するバル
ーン部分に特徴のあるNMR計測用アンテナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、核磁気共鳴(以下、NMRと略記
する)現象を利用した非侵襲的な人体の診断方法が発展
してきた。例えば、前記NMR現象を利用した核磁気共
鳴映像法(以下、MRIと略記する)では、人体を磁場
中に置き、所定の周波数の高周波(磁場)を与え、人体
内のスピンを持つ核を励起し、この励起した核からの所
定の周波数のNMR信号を検出してコンピュータで処理
することにより人体の断層像を得ている。このMRIに
よって得られる断層像は癌等の診断に対して極めて有用
である。すなわち、一般に、癌細胞と正常細胞とから得
られるNMR信号は、互いに緩和時間が異なることが知
られており、この緩和時間を計測することにより癌か否
かの診断が可能になる。
【0003】従来より、内視鏡観察時において視覚的に
異変箇所を発見した際に、この異変箇所が例えば悪性の
ものであるか否かをある程度判断したいという要望があ
るが、このような要望に対して、前記MRIを併用した
場合には視覚的に異常と認められた箇所と断層像との対
応づけが難しいという問題点がある。
【0004】そこで、例えば特開昭64−20832号
公報に示されるように、経内視鏡的に体腔内に挿入され
るバルーンにNMR計測用コイルを設け、体腔内の病変
部を経内視鏡的にNMR計測を行う場合、バルーンを膨
張させ体腔内の目的部位にNMR計測用コイルを押し当
てることで、正確なNMR計測を可能とし上記要望に対
応したNMR計測用アンテナ装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭64−20832号公報のNMR計測用アンテナ装
置においては、NMR計測用コイルを単にバルーンに設
けているので、例えば体腔内に挿入する前にバルーンが
他の周辺機器と接触しNMR計測用コイルが損傷する恐
れがあり、また気づかずに損傷したままバルーンを体腔
内に挿入した場合には、その損傷によりNMR計測がで
きないといった問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、バルーンに設けられたNMR計測用コイル等を
確実に保護することのできるNMR計測用アンテナ装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のNMR計測用ア
ンテナ装置は、体腔内に挿入可能な細管と、前記細管の
先端に設けられ磁気共鳴信号を受信する磁気共鳴受信コ
イルを内包するバルーンとを備え、前記細管から流体注
入により前記バルーンを膨張させるNMR計測用アンテ
ナ装置において、前記磁気共鳴受信コイルを可撓性もし
くは非可撓性の基板上に配設、もしくは複数の前記基板
内に挟み込んで配設、あるいは前記基板内に埋設して構
成される。
【0008】本発明のNMR計測用アンテナ装置では、
前記磁気共鳴受信コイルを可撓性もしくは非可撓性の基
板上に配設、もしくは複数の前記基板内に挟み込んで配
設、あるいは前記基板内に埋設することで、バルーンに
設けられたNMR計測用コイル等を確実に保護すること
を可能とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0010】図1ないし図6は本発明の第1の実施の形
態に係わり、図1はNMR計測用アンテナ装置の構成を
示す構成図、図2は図1のNMR計測用アンテナ装置を
装着する軟性内視鏡の構成を示す構成図、図3は図1の
NMR計測用アンテナ装置を装着する硬性内視鏡の構成
を示す構成図、図4は図1のNMR計測用アンテナ装置
の断面を示す断面図、図5は図1のNMR計測用アンテ
ナ装置を備えたNMR装置の構成を示す構成図、図6は
図1のNMR計測用アンテナ装置の変形例の断面を示す
断面図である。
【0011】図1に示すように、本実施の形態のNMR
計測用アンテナ装置1は、後述するNMR計測用コイル
及び整合回路(図示せず)を内包するシリコンゴムある
いはラテックスからなる多層構造の円筒状のバルーン2
を内視鏡の先端に装着し、送気ポンプ(図示せず)に装
着された送気管路3、4からの送気により多層構造のバ
ルーン2の各層をそれぞれ膨張させることで、体腔内の
目的部位に所定の間隔をもってNMR計測用コイルを押
し当てて、正確なNMR計測を行うようになっている。
【0012】バルーン2を装着する内視鏡、例えば軟性
内視鏡5は、図2に示すように、体腔内に挿入する軟性
な挿入部6と、この挿入部の基端に設けられ各種操作を
行う操作部7と、操作部7の側方より延出し先端に図示
しない光源装置に接続されるコネクタ8を備えたユニバ
ーサルコード9と、ユニバーサルコード9より供給され
た照明光により得られた内視鏡像を挿入部6内に設けら
れたイメージガイド(図示せず)により伝送し内視鏡像
を観察する操作部7に設けられた接眼部10とから構成
される。
【0013】軟性内視鏡5の挿入部6は、先端より先端
硬質部11、バルーン2を装着する硬質なバルーン装着
部12、湾曲可能な湾曲部13及び軟性な軟性細管14
とからなり、操作部7には湾曲部13を湾曲させる湾曲
操作ノブ15が設けられている。
【0014】また、バルーン2の内径は挿入部6のバル
ーン装着部12の外径より小さくなっていて(図1参
照)、バルーン2の弾性によりバルーン装着部12に固
定されるようになっている。そして、NMR計測用アン
テナ装置1の送気管路3、4は、挿入部6に沿って這わ
され、図示はしないが、収縮性を有する固定用バンド
や、粘着性の固定用テープあるいは縛り固定するための
締結糸により挿入部6に固定される。
【0015】なお、バルーン2を装着する内視鏡は、上
記軟性内視鏡5に限らず、硬性内視鏡でもよい。すなわ
ち、図3に示すように、体腔内に挿入する硬性な挿入部
6aと、この挿入部の基端に設けられ各種操作を行う操
作部7と、操作部7の側方より延出し先端に図示しない
光源装置に接続されるコネクタ8を備えたユニバーサル
コード9と、ユニバーサルコード9より供給された照明
光により得られた内視鏡像を挿入部6a内に設けられた
リレーレンズ(図示せず)により伝送し内視鏡像を観察
する操作部7に設けられた接眼部10とから構成される
硬性内視鏡5aでもよい。ここで、この挿入部6aは、
先端より先端硬質部11、バルーン2を装着する硬質な
バルーン装着部12、湾曲可能な湾曲部13及び硬性な
硬性細管14aとからなり、操作部7には湾曲部13を
湾曲させる湾曲操作ノブ15が設けられている。
【0016】次に、バルーン2の具体的な構成について
説明する。図4に示すように、バルーン2は、円筒状の
シリコンゴムあるいはラテックスからなるベース層21
と、このベース層21上に設けられたNMR計測用コイ
ル22を形成し整合回路23を備え同軸ケーブル24に
よりMRI装置(図示せず)に接続されたフレキシブル
基板25と、送気ポンプ(図示せず)に装着された送気
管路3からの送気により中央部が膨張可能な円筒状のシ
リコンゴムあるいはラテックスからなるNMR計測用コ
イル22及び整合回路23を保護するための衝撃吸収手
段としての内部バルーン層26と、NMR計測用コイル
22と目的部位を所定の間隔を持って接触させるために
スタンドオフをさせる送気ポンプ(図示せず)に装着さ
れた送気管路4からの送気により中央部が膨張可能な円
筒状のシリコンゴムあるいはラテックスからなる外部バ
ルーン層27とからなり、ベース層21、フレキシブル
基板25、内部バルーン層26及び外部バルーン層27
の内視鏡挿入長手方向の前後両端は接着あるいは溶着よ
り気密に密閉されており、内部バルーン層26及び外部
バルーン層27が送気管路3、4によりそれぞれ独立に
中央部が膨張可能に構成されている。
【0017】上記のように構成されたNMR計測用アン
テナ装置1を用いて診断及び治療処置を行う際には、ま
ずバルーン2の内腔に軟性内視鏡5の挿入部6のバルー
ン装着部12を挿通固定してバルーン2と軟性内視鏡5
とを一緒にした状態で、送気ポンプ(図示せず)に装着
された送気管路3からの送気より内部バルーン層26の
中央部を所定量膨張させ、NMR計測用コイル22及び
整合回路23に対する衝撃を吸収することで保護が可能
な状態にする。この内部バルーン層26により、使用
前、使用中及び使用後における不測の衝撃からNMR計
測用コイル22及び整合回路23を保護する。
【0018】次に、内部バルーン層26の中央部を所定
量膨張させNMR計測用コイル22及び整合回路23を
保護した状態で、軟性内視鏡5により観察しながら挿入
部先端を体腔内の目的部位へと導入していく。そして、
軟性内視鏡5で得られた光学像によって観察しながらN
MR計測用コイル22の位置を確認し、図5に示すよう
に、ポンプ制御装置31から送気管路4を介して送気を
行い、外部バルーン層27の中央部を膨張させ、体腔内
の目的部位とNMR計測用コイル22とを間隔を保った
状態で安定して体腔内の目的部位にバルーン2を押し当
てた状態を維持する。
【0019】図5においては、内部バルーン層26の図
示は省略しているが、内部バルーン層26は上述した中
央部を所定量膨張させNMR計測用コイル22及び整合
回路23を保護した状態を維持している(図4参照)。
また、送気管路4の手元側には圧力センサ32を備えて
おり、ポンプ制御装置31は、同軸ケーブル24に接続
された外部のMRI装置33からの制御信号と圧力セン
サ32の圧力検出信号によりNMR計測用コイル22か
らの整合回路23を介したNMR信号の強度が所定レベ
ルになるように、かつ、バルーン膨張に起因する生体及
びバルーンへの過負荷を防止するように外部バルーン層
27の中央部の膨張を制御し、体腔内の目的部位とNM
R計測用コイル22とを最適な間隔を保った状態で安定
して体腔内の目的部位にバルーン2を押し当てた状態を
維持するようになっている。
【0020】従来、例えば特開昭64−49551号公
報に示されるNMR計測用アンテナ装置においては、体
腔内の目的部位とNMR計測用コイルとにギャップを持
たせるためにバルーンに水を充填し所定の間隔を保って
NMR計測を行っていたが、水はNMR信号源となる水
素原子核を多量に含む媒体であるため、水によりギャッ
プを確保しNMR計測を行うと、この水からのNMR信
号により正確な計測が行えないといった問題があるが、
本実施の形態では、空気等、少量の気体により体腔内の
目的部位とNMR計測用コイル22とを最適な間隔を保
つため、このような問題は生じ難く、最適なレベルのN
MR信号により確実なNMR計測を行うことができる。
【0021】そして、上記状態で、NMR計測用コイル
22より所定の周波数の高周波磁場を送出して、励起し
た生体の核からの所定の周波数のNMR信号を再びNM
R計測用コイル22で受信し、このNMR信号を整合回
路23を介して同軸ケーブル24により外部のMRI装
置33へ送って演算処理することにより、断層像を得
る。これにより、内視鏡による光学的な観察とMRIに
よる断層像の診断とを行うことができる。
【0022】ここで、MRIによる断層像の生成は、公
知の手段で行うことができる。すなわち、被検体をMR
I装置33によって生じる静磁場内に置き、被検体の体
腔内に挿入したバルーン2のNMR計測用コイル22に
MRI装置33より所定の周波数の高周波信号を送出
し、NMR計測用コイル22から被検体に高周波磁場を
出力する。なお、この高周波磁場の方向は静磁場の方向
と直交していることが望ましい。そして、被検体からの
NMR信号をNMR計測用コイル22で受信し、同軸ケ
ーブル24を介してMRI装置33へ送る。MRI装置
33では、前記NMR信号を演算処理することによって
緩和時間等の情報(NMRパラメータ)を検出し、断層
像を生成する。正常組織と癌等の異常組織とでは得られ
るNMR信号の緩和時間が異なるため、断層像を基に粘
膜下深部の異常部位を検出することができる。
【0023】このように本実施の形態のNMR計測用ア
ンテナ装置1では、バルーン2の内腔に軟性内視鏡5の
挿入部6のバルーン装着部12を挿通固定してバルーン
2と軟性内視鏡5とを一緒にした状態で、送気ポンプ
(図示せず)に装着された送気管路3からの送気より内
部バルーン層26の中央部を所定量膨張させるので、内
部バルーン層26の中央部の所定量膨張が衝撃吸収部と
なり、挿入前、及び挿入中における不測の衝撃からNM
R計測用コイル22及び整合回路23を確実に保護する
ことができる。
【0024】なお、図6に示すようにバルーン2を構成
しても同様な作用効果を得ることができる。すなわち、
バルーン2の変形例として、内部バルーン層26の代わ
りに、図6に示すように、ベース層21上に設けられた
NMR計測用コイル22を形成し整合回路23を備え同
軸ケーブル24によりMRI装置(図示せず)に接続さ
れたフレキシブル基板25をシリコンゴムあるいはラテ
ックスからなる弾性吸収層41で覆うことで、この弾性
吸収層41により挿入前、及び挿入中における不測の衝
撃からNMR計測用コイル22及び整合回路23を確実
に保護するように構成してもよい。
【0025】図7ないし図9は本発明の第2の実施の形
態に係わり、図7はNMR計測用アンテナ装置のバルー
ンの構成を示す構成図、図8は図7のバルーンのバルー
ン装着部への装着を説明する第1の説明図、図9は図7
のバルーンのバルーン装着部への装着を説明する第2の
説明図である。
【0026】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0027】本実施の形態のNMR計測用アンテナ装置
51のバルーン52は、図7に示すように、長方形状の
シリコンゴムあるいはラテックスからなるベース層53
と、このベース層53上に設けられたNMR計測用コイ
ル22を形成し整合回路23を備え同軸ケーブル24に
よりMRI装置(図示せず)に接続されたフレキシブル
基板25と、送気ポンプ(図示せず)に装着された送気
管路3からの送気により中央部が膨張可能なベース層5
3と同型の長方形状のシリコンゴムあるいはラテックス
からなるNMR計測用コイル22及び整合回路23を保
護するための衝撃吸収手段としての内部バルーン層54
と、NMR計測用コイル22と目的部位を所定の間隔を
持って接触させるためにスタンドオフをさせる送気ポン
プ(図示せず)に装着された送気管路4からの送気によ
り中央部が膨張可能な円筒状のシリコンゴムあるいはラ
テックスからなる外部バルーン層55とからなり、ベー
ス層52、フレキシブル基板25、内部バルーン層54
及び外部バルーン層55の端部は接着あるいは溶着より
気密に密閉されており、内部バルーン層54及び外部バ
ルーン層55が送気管路3、4によりそれぞれ独立に中
央部が膨張可能に構成されている。
【0028】そして、図8に示すように、バルーン52
を例えば軟性内視鏡5のバルーン装着部12に装着す
る。なお、軟性内視鏡5の先端硬質部11の先端面に
は、第1の実施の形態では説明及び図示を省略したが、
照明光を照射するための照明窓61、内視鏡像を入射す
る観察窓62及び処置具を挿通する処置具チャンネルの
開口部63が設けられ、さらに観察窓62を洗浄するた
めの送気送水ノズル64がその開口を観察窓62に向け
設けられている。
【0029】バルーン52の軟性内視鏡5のバルーン装
着部12への装着は、図9に示すように、バルーン52
のベース層53の底面に接着剤あるいは両面テープ(図
示せず)を設けることにより行うが、外部バルーン層5
5を送気管路4からの送気により中央部を膨張させた場
合、外部バルーン層55の膨張によりベース層53の底
面に応力が働き接着面を引き剥がす恐れがあるが、本実
施の形態では、外部バルーン層55の中央部の弾性係数
Ecを接着面が設けられている両端部の弾性係数Esよ
り小さくすることで、外部バルーン層55の中央部が膨
張しやすくかつ両端部の接着部が膨張による引き剥がし
応力に対して十分な接着力を確保できるようになってお
り、装着及び取り外しに適した接着力に対しても、膨張
による引き剥がし応力に対応でき確実な接着を実現する
ようになっている。
【0030】その他の構成は第1の実施の形態と同じで
ある。
【0031】このように構成された本実施の形態のNM
R計測用アンテナ装置51においても、第1の実施の形
態と同様な作用・効果を得ることができる。
【0032】[付記] (付記項1) 体腔内に挿入可能な細管と、前記細管の
先端に設けられ磁気共鳴信号を受信する磁気共鳴受信コ
イルを内包するバルーンとを備え、前記細管から流体注
入により前記バルーンを膨張させるNMR計測用アンテ
ナ装置において、磁気共鳴受信コイルを可撓性もしくは
非可撓性の基板上に配設、もしくは複数の前記基板内に
挟み込んで配設、あるいは前記基板内に埋設したことを
特徴とするNMR計測用アンテナ装置。
【0033】(付記項2) 前記基板は衝撃吸収手段で
あり、前記磁気共鳴受信コイルを前記基板に埋設したこ
とを特徴とする付記項1に記載のNMR計測用アンテナ
装置。
【0034】(付記項3) 前記衝撃吸収手段は、前記
バルーンに内包される内部バルーンであることを特徴と
する付記項2に記載のNMR計測用アンテナ装置。
【0035】(付記項4) 前記衝撃吸収手段は、前記
バルーンに内包される衝撃吸収層であることを特徴とす
る付記項2に記載のNMR計測用アンテナ装置。
【0036】(付記項5) 前記バルーンは少なくとも
2層の弾性平板シートからなり、第1層の前記弾性平板
シートの外表面には接着層が設けられ、第2層の前記弾
性平板シートの中央部の弾性率が両端部の弾性率より小
さいことを特徴とする付記項1に記載のNMR計測用ア
ンテナ装置。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明のNMR計測
用アンテナ装置によれば、磁気共鳴受信コイルを可撓性
もしくは非可撓性の基板上に配設、もしくは複数の前記
基板内に挟み込んで配設、あるいは前記基板内に埋設し
ているので、バルーンに設けられたNMR計測用コイル
等を確実に保護することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るNMR計測用
アンテナ装置の構成を示す構成図
【図2】図1のNMR計測用アンテナ装置を装着する軟
性内視鏡の構成を示す構成図
【図3】図1のNMR計測用アンテナ装置を装着する硬
性内視鏡の構成を示す構成図
【図4】図1のNMR計測用アンテナ装置の断面を示す
断面図
【図5】図1のNMR計測用アンテナ装置を備えたNM
R装置の構成を示す構成図
【図6】図1のNMR計測用アンテナ装置の変形例の断
面を示す断面図
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るNMR計測用
アンテナ装置のバルーンの構成を示す構成図
【図8】図7のバルーンのバルーン装着部への装着を説
明する第1の説明図
【図9】図7のバルーンのバルーン装着部への装着を説
明する第2の説明図
【符号の説明】
1…NMR計測用アンテナ装置 2…バルーン 3、4…送気管路 5…軟性内視鏡 6…挿入部 7…操作部 8…コネクタ 9…ユニバーサルコード 10…接眼部 11…先端硬質部 12…バルーン装着部 13…湾曲部 14…軟性細管 15…湾曲操作ノブ 21…ベース層 22…NMR計測用コイル 23…整合回路 24…同軸ケーブル 25…フレキシブル基板 26…内部バルーン層 27…外部バルーン層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入可能な細管と、前記細管の
    先端に設けられ磁気共鳴信号を受信する磁気共鳴受信コ
    イルを内包するバルーンとを備え、前記細管から流体注
    入により前記バルーンを膨張させるNMR計測用アンテ
    ナ装置において、 前記磁気共鳴受信コイルを可撓性もしくは非可撓性の基
    板上に配設、もしくは複数の前記基板内に挟み込んで配
    設、あるいは前記基板内に埋設したことを特徴とするN
    MR計測用アンテナ装置。
JP9070059A 1997-03-24 1997-03-24 Nmr計測用アンテナ装置 Withdrawn JPH10262944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9070059A JPH10262944A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 Nmr計測用アンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9070059A JPH10262944A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 Nmr計測用アンテナ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10262944A true JPH10262944A (ja) 1998-10-06

Family

ID=13420608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9070059A Withdrawn JPH10262944A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 Nmr計測用アンテナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10262944A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1128765A1 (en) * 1998-11-13 2001-09-05 The Johns Hopkins University Miniature magnetic resonance catheter coils and related methods

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1128765A1 (en) * 1998-11-13 2001-09-05 The Johns Hopkins University Miniature magnetic resonance catheter coils and related methods
EP1128765A4 (en) * 1998-11-13 2005-08-10 Univ Johns Hopkins MAGNETIC RESONANCE MINIATURE COILS OF CATHETER AND ASSOCIATED METHODS

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6093150A (en) Ultrasound otoscope
JP4167986B2 (ja) 磁気共鳴画像法エラストグラフィのシステムと方法
US5830144A (en) Tracking data sheath
US5792055A (en) Guidewire antenna
JP3260930B2 (ja) 内視鏡挿入状態検出装置
US6051974A (en) MRI endocavitary coils and decontamination
JP2565911B2 (ja) Nmr計測内視鏡システム
AU2021202405B2 (en) Endobronchial ultrasound imaging
JPH10262944A (ja) Nmr計測用アンテナ装置
JP2001190518A (ja) 磁気共鳴観測装置
JP2000229069A (ja) 血管の壁の炎症班の位置を確認する装置と方法
JPH10262946A (ja) Nmr計測用アンテナ装置
JP3231391B2 (ja) 超音波診断装置
JPH0346725Y2 (ja)
JPH0380843A (ja) 体腔内診断用超音波探触子
JP3597219B2 (ja) 超音波プローブ用バルーンシース
JP3618594B2 (ja) 直腸測温プローブ
JPH11309125A (ja) 磁気共鳴観測装置
JP3691625B2 (ja) 磁気共鳴観測装置
CN219645672U (zh) 一种插入部及内窥镜
JP3283079B2 (ja) 超音波内視鏡の先端部
JP3244376B2 (ja) 磁気共鳴観測装置
JPH09103415A (ja) 磁気共鳴観測装置
JP2575401B2 (ja) Nmr計測用アンテナ装置
JP2575400B2 (ja) 医療用チュ−ブ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040601