JPH1026193A - オートテンショナ - Google Patents
オートテンショナInfo
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- JPH1026193A JPH1026193A JP8198300A JP19830096A JPH1026193A JP H1026193 A JPH1026193 A JP H1026193A JP 8198300 A JP8198300 A JP 8198300A JP 19830096 A JP19830096 A JP 19830096A JP H1026193 A JPH1026193 A JP H1026193A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/10—Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley
- F16H7/12—Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley
- F16H7/1209—Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley with vibration damping means
- F16H7/1218—Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley with vibration damping means of the dry friction type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0842—Mounting or support of tensioner
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
を係止するためのブラケット7が、揺動部材3に対して
相対回転するのを確実に防止することができるオートテ
ンショナを提供する。 【解決手段】揺動部材3とブラケット7とに、互いに嵌
合する凸部91と凹部92とからなる回り止め部9を配
設した。
Description
けられたベルトに、所定の張力を付与するオートテンシ
ョナに関する。
複数の被駆動軸間に巻き掛けられたベルトの張力を一定
にするために、オートテンショナが用いられている。こ
のオートテンショナとして、ベルトに接触させるプーリ
を、揺動部材によって回転自在に支持し、この揺動部材
を固定軸に揺動自在に取り付けるとともに、摩擦抵抗又
は流体の粘性抵抗を利用した揺動抵抗付与手段によっ
て、上記揺動部材に揺動抵抗を付与することにより、ベ
ルトの振動エネルギーを吸収するようにしたものが提供
されている(例えば特開平3−20145号公報、実開
昭63−3550公報参照)。
のオートテンショナの一例を示す断面図である。このオ
ートテンショナは、固定ベッド100に取り付けられた
固定軸101の外周に、筒状の揺動部材102が、当該
固定軸101に対して偏心させた状態で、揺動自在に嵌
合されている。また、上記揺動部材102の外周には、
図示しないベルトに対して転がり接触させるプーリ10
3が、軸受機構104を介して回転自在に取り付けられ
ている。さらに、上記揺動部材102の内部には、揺動
抵抗付与手段としての多板式のダンパ105が設けられ
ている。この多板式のダンパ105は、外周が揺動部材
102に係止された第1の円板105aと、内周が固定
軸101に係止された第2の円板105bとが交互に配
置され、各円板105a,105bの相互間に、油等の
粘性流体が封入されているものである。また、上記揺動
部材102の端部外周には、外周に係止アーム106a
が突設されているとともに、基部が環状を呈するブラケ
ット106が圧入されている。そして、引張コイルばね
107の一端部が上記アーム106aに係止されてお
り、この引張コイルばね107の付勢力によって、上記
揺動部材102が所定方向に回動付勢されている。この
オートテンショナによれば、多板式のダンパ105によ
って、揺動部材102に揺動抵抗を付与することがで
き、これによってベルトの振動エネルギーを吸収するこ
とができる。また、引張コイルばね107の付勢力によ
って、ベルトを所定圧にて押圧することができる。
テンショナの一例を示す断面図である。このオートテン
ショナは、固定ベッド100に取り付けられた固定軸1
11の外周に、筒状の揺動部材112が、当該固定軸1
11に対して偏心させた状態で、且つ軸方向への移動が
許容された状態で、揺動自在に嵌合されている。また、
上記揺動部材112の外周には、図示しないベルトに対
して転がり接触させるプーリ113が、軸受機構114
を介して回転自在に取り付けられている。さらに、上記
揺動部材112の内部には、捩じりばね115が遊嵌さ
れており、この捩じりばね115の一端部が揺動部材1
12側に、他端部が固定ベッド100側に、それぞれ係
止されているとともに、捩じり変形と圧縮変形とを加え
た状態で、上記揺動部材112の側板112aと、固定
軸111側のばね受け部材116との間に介在されてい
る。また、上記揺動部材112の側板112aと固定ベ
ッド100との間には、合成樹脂製の摩擦摺動部材11
7が介在されているとともに、固定軸111と揺動部材
112との嵌合面には、上記摩擦摺動部材117と一体
のブッシュ118が設けられている。
ね115の圧縮抵抗によって、揺動部材112を摩擦摺
動部材117を介して固定ベッド100に圧接させて、
当該揺動部材112に所定の揺動抵抗を付与することが
でき、これによってベルトの振動エネルギーを吸収する
ことができる。また、捩じりばね115の捩じり抵抗に
よって、揺動部材112を所定方向に回動付勢すること
ができ、これによってベルトを所定圧にて押圧すること
ができる。
いては、引張コイルばね107を係止するためのブラケ
ット106が、ベルトの挙動に追従してプーリ103及
び揺動部材102とともに繰り返し回動することから、
長期間の使用によって、揺動部材102と、この揺動部
材102に圧入されたブラケット106との間で相対的
な回転が生じ、ブラケット106の位置がずれて引張コ
イルばね107の張力が変動し、ベルトに適正な張力を
付与できなくなるという問題があった。特に、ベルトに
対する上記揺動部材102やプーリ103等の追従性を
向上させるためには、これらを軽量化することが効果的
であり、そのために揺動部材102をアルミニウム等の
軽金属で形成しようとすると、当該揺動部材102とブ
ラケット106との接合強度が弱くなるので、上記問題
点が顕著に生じことになる。
ナは、プーリ113に作用するベルト荷重によって、揺
動部材112が固定軸111の軸線に対して傾く傾向に
ある。このため、固定軸111と揺動部材112との嵌
合精度が悪いと、プーリ113が大きく傾いて、ベルト
が当該プーリ113から外れるおそれがある。そこで、
固定軸111と揺動部材102とを高精度に加工して、
両者の嵌合精度を確保する必要がある。このため、当該
加工が困難で、製造コストが高く付くという問題があっ
た。
揺動部材112の傾きを受け止める側が特に摩耗し易い
とともに、固定軸111と揺動部材112との嵌合部に
介在されたブッシュ118に偏荷重が作用し易く、局部
的な摩耗が生じ易い。このため、上記摩擦摺動部材11
7やブッシュ118の材質として、ポリエーテルエーテ
ルケトン(PEEK)やポリエーテルスルホン(PE
S)等の耐摩耗性に優れる高価なスーパーエンジニアリ
ングプラスチックを使用する必要があり、より一層コス
トが高く付くという問題があった。
ものであり、揺動部材とブラケットとの間で相対回転が
生じるのを確実に防止することができるオートテンショ
ナを提供することを目的とする。またこの発明は、固定
軸と揺動部材とを高精度に嵌合する必要がないととも
に、ブッシュ及び摩擦摺動部材の材料費を削減すること
ができ、ひいては製造コストを安くすることができるオ
ートテンショナを提供することを目的とする。
の、請求項1に係るオートテンショナは、ベルトに接触
させるプーリを回転自在に支持する揺動部材と、この揺
動部材を揺動自在に取り付ける固定軸と、上記揺動部材
に揺動抵抗を付与する揺動抵抗付与手段と、上記プーリ
をベルトに押しつけるべく揺動部材を回動付勢するばね
と、上記揺動部材の外周に圧入され、上記ばねの一端を
係止するブラケットとを備えるオートテンショナにおい
て、上記揺動部材とブラケットに配設され、互いに嵌合
して当該揺動部材とブラケットの相対回転を規制する回
り止め部を備えることを特徴とする。このオートテンシ
ョナによれば、上記回り止め部によって、揺動部材とブ
ラケットと間で相対回転が生じるのを確実に防止するこ
とができる。
項1に係るオートテンショナにおいて、上記揺動部材が
アルミニウムダイカスト品からなり、上記回り止め部
が、凹部と凸部とからなることを特徴とする。このオー
トテンショナによれば、回り止め部を構成する凹部又は
凸部を、揺動部材のダイカスト成形と同時に形成するこ
とができる。
項2に係るオートテンショナにおいて、上記凸部が揺動
部材に形成され、上記凹部がブラケットの一端部に突設
されたフランジ部を含む平面上に形成されていることを
特徴とする。このオートテンショナによれば、上記凸部
を、揺動部材のダイカスト成形と同時に形成することが
できるとともに、上記凹部を、ブラケットのプレス成形
と同時に形成することができる。
項1から3のいずれかに記載のオートテンショナにおい
て、上記揺動抵抗付与手段が、固定軸の軸線と直角な摺
動面を備える摩擦摺動部材と、この摩擦摺動部材を、揺
動部材側と固定側の何れか一方に設けられた摩擦面に圧
接させる弾性部材とを備え、上記揺動部材を、ブッシュ
を介して固定軸に揺動自在に嵌合し、上記弾性部材を、
ベルト荷重による揺動部材の傾きを抑制すべく上記固定
軸回りの円周上の少なくとも一箇所に配置し、上記摩擦
摺動部材を、上記弾性部材に対応させて局部的に設けた
ことを特徴とする。
れば、上記弾性部材の付勢力によって、ベルト荷重によ
る揺動部材の傾きを抑制することができる。このため、
固定軸と揺動部材とを高精度に嵌合させる必要がないと
ともに、上記ベルト荷重が、固定軸と揺動部材との嵌合
部に介在されたブッシュに対して均等に付加されるの
で、当該ブッシュの面圧を低くすることができる結果、
ブッシュを形成する樹脂材料として、耐摩耗性に優れる
高価なものを使用する必要がない。さらに、上記摩擦摺
動部材を、上記弾性部材に対応させて局部的に設けたの
で、その材料費を削減することができる。
項4に係るオートテンショナにおいて、上記弾性部材
が、弾性材料からなるとともに、その一端部が上記摩擦
摺動部材を兼ねていることを特徴とする。このオートテ
ンショナによれば、上記弾性材料からなる弾性部材の一
端部が、上記摩擦摺動部材を兼ねているので、当該摩擦
摺動部材を別途構成する必要がなく、その構造を簡素に
することができる。
いて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1
(a) は、この発明のオートテンショナの一つの実施の形
態を示す正面図であり、図1(b) は、図1(a) のI−I
線における要部断面図であり、図2は図1(a) のII−II
線における断面図である。このオートテンショナは、エ
ンジン等の固定側のベッドAに取り付けられた固定軸1
と、この固定軸1の外周に、ブッシュ2を介して揺動自
在に嵌合された揺動部材3と、この揺動部材3の外周に
軸受機構8を介して回転自在に取り付けられたプーリ4
と、揺動部材3の一端部に導入された圧縮コイルばねか
らなる弾性部材5と、この弾性部材5の付勢力によっ
て、固定軸1側の摩擦面11に圧接させる摩擦摺動部材
6と、揺動部材3を回動付勢してプーリ4をベルトBに
押し当てる引張コイルばねSPと、揺動部材3に圧入さ
れ、上記引張コイルばねSPの一端を係止するブラケッ
ト7と、このブラケット7と揺動部材3との相対回転を
規制する回り止め部9とによって主要部が構成されてい
る。
側の端部に、フランジ部13が形成されているものであ
り、このフランジ部13の片面が上記摩擦摺動部材6を
圧接させる摩擦面11として構成されている。この固定
軸1は、フランジ部13を上記ベッドAに沿わせた状態
で、その内部を挿通するボルト14によって当該ベッド
Aに固定されている。なお、上記固定軸1は、例えばパ
イプ材をプレス成形することにより形成されている。ま
た、上記固定軸1の外周に嵌合されたブッシュ2は、ナ
イロン46等の合成樹脂によって形成されている。
からなる偏心円筒状のものであり、図2において上方に
偏心させた状態で、上記固定軸1に回動自在に嵌合され
ている。この揺動部材3は、ボルト14の頭部によっ
て、ベッドAから離反する方向へ移動するのが規制され
ている。また、上記揺動部材3のベッドA側の端部に
は、固定軸1の軸線Lと同心の円筒部31が形成されて
おり、この円筒部31に対して上記引張コイルばねSP
を引っ掛けるためのブラケット7が圧入されている。
工によって一体成形されたものであり、上記揺動部材3
に圧入される短筒部71と、この短筒部71から外方へ
突出するフランジ部72と、このフランジ部72からさ
らに外方へ突出する舌片状の係止部73とを備えてお
り、上記引張コイルばねSPの一端部は、係止部73に
貫通形成された係止孔73aに係止されている。
に圧入された内輪81と、上記プーリ4の内周に一体的
に構成された外輪82との間に、複数個のボール83が
転走可能に介在されているものであり、各ボール83
は、合成樹脂製の保持器84によって所定間隔毎に保持
されている。
側の端部に形成された穴32に弾性収縮された状態で導
入されている(図1b参照)。この穴32は、固定軸1
の軸線Lと平行に延びており、その開口部は、上記固定
軸1の摩擦面11に臨ませてある。また、上記穴32
は、ベルトBの荷重によって揺動部材3が傾くのを、上
記弾性部材5の付勢力によって抑制できるように、ベル
トBの荷重点Pに対して固定軸1を挟んだ反対側位置で
あって、固定軸1の軸線Lを中心とする円周上の一箇所
に形成されている。
2に進退自在に導入された円板状のものであり、耐摩耗
性に優れるPES、PEEK等のスーパーエンジニアリ
ングプラスチックによって形成されている。この摩擦摺
動部材6は、上記揺動部材3の穴32から一部が突出さ
れた状態で、その端面である固定軸1の軸線Lと直角な
摺動面61が、固定軸1の摩擦面11に圧接されてい
る。
動部材3に配設された凸部91と、ブラケット7に配設
された凹部92とによって構成されている。上記凸部9
1は、揺動部材3のダイカスト成形と同時に形成された
ものであり、揺動部材3の一端部側の外周所定部からそ
の母線に沿ってブラケット7方向に延びるピンによって
構成されている。一方、上記凹部92は、ブラケット7
のフランジ部72を含む平面上であって、当該フランジ
部72の外周縁から外方へ延びる一対の突片92aの相
互間で形成されており、この凹部92に対して、上記凸
部91の先端部が嵌合されている。なお、上記凸部91
の先端側と揺動部材3の外周面との間には、上記嵌合を
許容するための隙間Sが形成されている(図1b参
照)。
揺動部材3とブラケット7との間で相対回転が生じるの
を、上記回り止め部9によって確実に規制することがで
きる。このため、引張コイルばねSPの付勢力を、ベル
トに対して長期間安定的に付与することができる。ま
た、上記回り止め部9を構成する凸部91を、揺動部材
3のダイカスト成形と同時に形成することができるの
で、当該凸部91を容易に形成することができる。さら
に、ブラケット7側の凹部92については、ブラケット
7のフランジ部72を含む平面上に形成されているの
で、当該ブラケット7のプレス成形と同時に容易に形成
することができる。
揺動部材3が固定軸1の軸線Lに対して傾くのを、上記
弾性部材5の付勢力によって抑制することができるの
で、固定軸1と揺動部材3とを高精度に嵌合させる必要
がなく、両者の嵌合部を、容易且つコスト安価に加工す
ることができる。また、上記揺動部材3の傾きが抑制さ
れる結果、ベルトBの荷重が、固定軸1と揺動部材3と
の間に介在されたブッシュ2に対して均等に付加される
ので、当該ブッシュ2の面圧を低くすることができる。
このため、ブッシュ2の材質として、上記スーパーエン
ジニアリングプラスチック等の耐摩耗性に優れる高価な
合成樹脂を使用する必要がない。さらに、上記摩擦摺動
部材6を、弾性部材5に対応させて局部的に設けている
ので、その樹脂材料の使用量を大幅に削減することがで
きる結果、当該摩擦摺動部材6の材料費を安くすること
ができる。従って、オートテンショナの製造コストを安
くすることができる。
部材6が弾性部材5によって付勢されている構造上、当
該摩擦摺動部材6が摩耗したとしても、摩擦面11との
圧接状態を維持することができる。このため、上記摩擦
摺動部材6の材質として、上記スーパーエンジニアリン
グプラスチックに代えて、ポリウレタンラバー等の安価
な合成樹脂を使用することもできる。
の形態を示す要部側面図及び要部断面図である。この実
施の形態においては、揺動部材3側の凸部91を板状片
で構成し、ブラケット7側の凹部92を、当該ブラケッ
ト7のフランジ部72の上縁部から上記凸部91方向へ
延びる一対の突片92bの相互間で構成している。この
場合にも、上記回り凸部91を揺動部材3のダイカスト
成形と同時に容易に成形することができる。但し、凹部
92についは、上記一対の突片92bを形成するための
曲げ加工が必要となる。
の実施の形態を示す要部側面図及び要部断面図である。
この実施の形態においては、凸部91をブラケット7側
に形成し、凹部92を揺動部材3側に形成している。上
記凸部91は、ブラケット7のフランジ部72の上縁部
から上記凹部92方向へ延びる突片で構成している。ま
た、凹部92は、揺動部材3の外周に突設した一対の突
片92cの相互間で構成している。
態を示す正面図及び要部断面図である。この実施の形態
が図1及び図2に示す実施の形態と異なる点は、弾性部
材5をベルトBの荷重点P側にも配置している点であ
る。即ち、上記揺動部材3の端部には、上記弾性部材5
を導入するための穴32が、固定軸1の軸線Lを中心と
する円周上の二箇所に形成されており、その一方の穴3
2は、ベルトBの荷重点Pに対して固定軸1を挟んだ反
対側位置に形成され、他方の穴32は上記荷重点P側に
形成されている。そして、各穴32に対して、弾性部材
5が弾性収縮された状態で導入されており、各弾性部材
5と固定軸1の摩擦面11との間には、上記円板状の摩
擦摺動部材6が介在されている。但し、上記荷重点P側
の弾性部材5の付勢力は、他方の弾性部材5の付勢力よ
りも弱くしてあり、これによって、ベルトBの荷重によ
る揺動部材3の傾きを抑制できるようになっている。こ
の実施の形態においては、固定軸1の摩擦面11を、二
つの弾性部材5によって強く押圧することができるとと
もに、上記摩擦面11と摩擦摺動部材6との圧接面積も
広くなるので、ベルトBの振動エネルギーを、より強力
に吸収することができる。
施の形態を示す要部断面図である。この実施の形態にお
いては、上記弾性部材5を、圧縮コイルばねに代えて、
ポリウレタンラバー等の弾性材料からなる柱状体によっ
て構成し、これを軸方向に弾性収縮させた状態で、一端
面を直接摩擦面11に圧接させている。この実施の形態
においては、上記弾性部材5の一端側が摩擦摺動部材を
兼用するので、当該摩擦摺動部材を単独で構成する場合
よりも構造を簡素にすることができる。このため、コス
トをさらに安くすることができる。
の形態に限定されるものでなく、弾性部材5、摩擦摺動
部材6等をさらに増設すること、弾性部材5、摩擦摺動
部材6等を固定軸1側に設け、摩擦面11を揺動部材3
側に設けること(図10参照)、固定軸1とボルト14
とを一体もので構成すること等、種々の設計変更を施す
ことができる。
ンショナによれば、揺動部材とブラケットとの間で相対
回転が生じるのを、回り止め部によって確実に規制する
ことができるので、一端がブラケットに係止されたばね
の付勢力を、ベルトに対して常に安定的に付与すること
ができ、ひいてはベルトの張力を長期間に亘って適正に
維持することができる。
ば、上記揺動部材がアルミニウムダイカスト品からな
り、上記回り止め部が、凹部と凸部とからなるので、こ
れら凹部又は凸部を、揺動部材のダイカスト成形と同時
に容易に形成することができる。
ば、凸部を揺動部材のダイカスト成形と同時に、凹部を
ブラケットのプレス成形と同時にそれぞれ形成すること
ができるので、これら凹部及び凸部を容易に形成するこ
とができる。
ば、固定軸回りの円周上の少なくとも一箇所に配置した
弾性部材の付勢力によって、ベルト荷重による揺動部材
の傾きを抑制することができるので、固定軸と揺動部材
との嵌合部を、高精度に加工する必要がない。また、上
記揺動部材の傾きが抑制される結果、ベルト荷重が固定
軸と揺動部材との嵌合部に介在されたブッシュに対して
均等に付加されるので、当該ブッシュの面圧を低くする
ことができる。このため、ブッシュを形成する樹脂材料
として、耐摩耗性に優れる高価なものを使用する必要が
ない。さらに、上記摩擦摺動部材を、上記弾性部材に対
応させて局部的に設けているので、その材料費を削減す
ることができる。従って、オートテンショナの製造コス
トを安くすることができる。
ば、上記弾性材料からなる弾性部材の一端部が、上記摩
擦摺動部材を兼ねており、当該摩擦摺動部材を別途構成
する必要がないので、構造を簡素にすることができる結
果、より一層製造コストを安くすることができるという
特有の効果を奏する。
示す図であり、(a) は正面図、(b) は(a) のI−I線に
おける要部断面図である。
る。
である。
る。
断面図である。
る。
あり、(a) は正面図、(b) は(a) のIII −III 線におけ
る要部断面図である。
す要部断面図である。
示す要部断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】ベルトに接触させるプーリを回転自在に支
持する揺動部材と、この揺動部材を揺動自在に取り付け
る固定軸と、上記揺動部材に揺動抵抗を付与する揺動抵
抗付与手段と、上記プーリをベルトに押しつけるべく揺
動部材を回動付勢するばねと、上記揺動部材の外周に圧
入され、上記ばねの一端を係止するブラケットとを備え
るオートテンショナにおいて、 上記揺動部材とブラケットに配設され、互いに嵌合して
当該揺動部材とブラケットの相対回転を規制する回り止
め部を備えることを特徴とするオートテンショナ。 - 【請求項2】上記揺動部材がアルミニウムダイカスト品
からなり、上記回り止め部が、凹部と凸部とからなる請
求項1記載のオートテンショナ。 - 【請求項3】上記凸部が揺動部材に形成され、上記凹部
がブラケットの一端部に突設されたフランジ部を含む平
面上に形成されている請求項2記載のオートテンショ
ナ。 - 【請求項4】上記揺動抵抗付与手段が、固定軸の軸線と
直角な摺動面を備える摩擦摺動部材と、この摩擦摺動部
材を、揺動部材側と固定側の何れか一方に設けられた摩
擦面に圧接させる弾性部材とを備え、 上記揺動部材を、ブッシュを介して固定軸に揺動自在に
嵌合し、上記弾性部材を、ベルト荷重による揺動部材の
傾きを抑制すべく上記固定軸回りの円周上の少なくとも
一箇所に配置し、上記摩擦摺動部材を、上記弾性部材に
対応させて局部的に設けた請求項1から3のいずれかに
記載のオートテンショナ。 - 【請求項5】上記弾性部材が、弾性材料からなるととも
に、その一端部が上記摩擦摺動部材を兼ねている請求項
4記載のオートテンショナ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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CA002209807A CA2209807A1 (en) | 1996-07-08 | 1997-07-04 | Auto-tensioner |
EP97111529A EP0818642B1 (en) | 1996-07-08 | 1997-07-08 | Automatic belt tensioner |
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