JPH10261821A - 半導体発光装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体発光装置及びその製造方法

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JPH10261821A
JPH10261821A JP10005109A JP510998A JPH10261821A JP H10261821 A JPH10261821 A JP H10261821A JP 10005109 A JP10005109 A JP 10005109A JP 510998 A JP510998 A JP 510998A JP H10261821 A JPH10261821 A JP H10261821A
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light emitting
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stem
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尾 博 明 押
Iwao Matsumoto
本 岩 夫 松
Tsuguo Uchino
野 嗣 男 内
Yutaka Nagasawa
澤 裕 永
Tadashi Umeji
地 正 梅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂封止体(5)と樹脂ステム(10)との
密着性を向上させて耐湿性を向上させ、更に反射効率を
改善して発光効率を向上させた半導体発光装置を提供す
る。 【解決手段】 半導体発光素子(1)と、一端が外部に
導出され半導体発光素子の第1の電極に接続された第1
のリード(21)の他端と一端が外部に導出され、半導
体発光素子1の第2の電極に電気的に接続された第2の
リード(22)の他端と、この第2の電極と第2のリー
ドの他端とを接続するボンディングワイヤ(4)とを収
容し、光透過性樹脂封止体(5)が充填された凹部
(7)を有する樹脂ステム(10)と、この樹脂ステム
の上面全体及びこの上面から所定の距離までの上部側面
全体を被覆し、レンズ作用を有する光透過性熟硬化樹脂
の突出部(9)とを備えている。突出部は封止用ケース
型の流動樹脂を硬化させて形成する。突出部は上面及び
上面から続く側面全体に周り込むので樹脂ステムに対す
る密着性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インジケータ、メ
ッセージボード、視認表示装置等に使用され、樹脂封止
体と樹脂ステムとの密着性を向上させた半導体発光装置
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体発光装置のひとつは、印刷
配線されたプリント基板に半導体発光素子をマウントボ
ンディングし、さらに、ケース型をプリント基板に密着
させてその端から樹脂を注入してレンズ作用を有する光
透過性樹脂の封止体を形成することにより得られてい
た。
【0003】一方、従来のレンズのない表面実装型半導
体発光装置は、図22に示す通りである。すなわち、樹
脂ステム10には、凹部7が形成されており、その中に
半導体発光素子1が載置されている。この凹部7の傾斜
された側面8は、光の反射面として作用する。この樹脂
ステム10にはリード21、22が一体化されている。
リード21、22は、Fe系又はCu系の薄い金属板か
ら構成されたリードフレームを成形して得られる。樹脂
ステム10は、このリードフレームとともにシリカ(S
iO2 )などの充填剤を含むポリカーボネイト(PC)
などの熱可塑性樹脂をインジェクション成形して得られ
る。リード21、22の半導体発光素子と接続する一端
部分は、樹脂ステム10の凹部7の底面に配置されてい
る。半導体発光素子1は、銀(Ag)などを含有する導
電性ペースト3などによりリード21に固着されてい
る。半導体発光素子1の第1の電極はリード21に接続
され、第2の電極はリード22に電気的に接続される。
この第2の電極とリード22とは金(Au)線などのボ
ンディングワイヤ4で接続されている。リード21、2
2の一端部分と半導体発光素子1及びボンディングワイ
ヤ4を被覆する熱硬化性樹脂からなる光透過性樹脂封止
体5が樹脂ステム10上に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
なプリント基板に半導体発光素子をマウントボンディン
グし、ケース型をプリント基板に密着させてその端から
樹脂を注入して形成した樹脂封止体を有する半導体発光
装置は、コストが高く、注入された樹脂の漏れも発生す
る。また、封止体の欠けや未充填部分が形成されたり、
気泡などの発生があり、外観的にも問題が生じていた。
また、高価なプリント基板を用いることや注入スピード
が遅いなどの理由から製造費用などの高いことも問題で
あった。
【0005】一方、図22に示す表面実装型半導体発光
装置ではレンズが取り付けられておおらず、集光効率が
低いという問題があった。さらに、熱硬化性樹脂からな
る樹脂封止体と熱可塑性樹脂からなる樹脂ステムとの密
着性が良くないという問題もあった。
【0006】本発明は、このような事情により成された
ものであり、レンズ形成が容易であり、樹脂封止体と樹
脂ステムとの密着性を向上させて耐湿性を向上させ、さ
らに反射効率をあげて光の取り出し効率を向上させたコ
ストの低い半導体発光装置及びその製造方法を提供す
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の半導体発光装置は、GaP、GaAlA
s、GaAsP、InGaAlP、GaN、ZnSe、
SiC、BNなどを用いた半導体発光素子と、第1のリ
ードと、第2のリードと、それらの一部を覆うように設
けられた樹脂部と、を有する樹脂ステムであって、前記
第1のリードの一端と前記第2のリードの一端とはそれ
ぞれ前記樹脂部から外部に導出され、前記樹脂部は、前
記半導体発光素子と、前記半導体発光素子の第1の電極
に電気的に接続された前記第1のリードの他端と、前記
半導体発光素子の第2の電極に電気的に接続された前記
第2のリードの他端と、を収容する凹部を有する、樹脂
ステムと、前記樹脂ステムの前記凹部に充填された光透
過性樹脂と、前記樹脂ステムの上面全体及びこの上面か
ら所定の距離まで延在する上部側面全体を被覆する光透
過性樹脂からなる突出部と、を備えていることを特徴と
する。
【0008】また、前記樹脂ステムは、前記凹部の底部
に少なくとも1つの貫通孔を有することを特徴とする。
前記樹脂ステムは、その上面から下面に抜ける少なくと
も1つの貫通孔を有することを特徴とする。前記突出部
はレンズを構成し、前記突出部の垂直方向の中心線と前
記樹脂ステムの垂直方向の中心線とは一致し、前記半導
体発光素子の垂直方向の中心線は、これらの中心線と一
致するように構成されていることを特徴とする。
【0009】さらに、前記半導体発光素子から放出され
る光を異なる波長の光に変換する蛍光体をさらに備えた
ことを特徴とする。ここで、前記蛍光体は、前記樹脂ス
テムの前記樹脂部に含有され、或いは、前記樹脂ステム
の前記凹部の内壁面上に塗布され、或いは、前記半導体
発光素子の裏面に塗布されたマウント用接着剤に含有さ
れ、或いは、前記凹部に充填された前記光透過性樹脂に
含有され、或いは、前記突出部を構成する前記光透過性
樹脂に含有されてなることを特徴とする。
【0010】一方、前記樹脂ステムの前記凹部の水平方
向の断面形状は、前記第1及び第2のリードの導出方向
の径がこの方向と直角の方向の径より大きいことを特徴
とする。さらに、前記半導体発光素子の第1の電極は、
前記第1のリードとボンディングワイアにより接続さ
れ、前記半導体発光素子の第2の電極は、前記第2のリ
ードとボンディングワイアにより接続されていることを
特徴とする。或いは、前記樹脂ステムの前記凹部の水平
方向の断面形状における中心は、前記樹脂ステムの水平
方向の断面形状の中心からずれていることを特徴とす
る。さらに、前記半導体発光素子の第2の電極は前記第
2のリードとボンディングワイアにより接続され、前記
樹脂ステムの前記凹部の水平方向の断面形状における中
心は、樹脂ステムの水平方向の断面形状の中心から前記
第2のリードの導出方向にずれていることを特徴とす
る。
【0011】また、前記凹部の内壁側面は、反射面を構
成していることを特徴とする。さらに、前記樹脂ステム
の前記樹脂部は、65重量%以上の熱可塑性樹脂と、充
填剤35重量%以下の充填剤からなり、前記充填剤が酸
化チタニウム、酸化シリコン、酸化アルミニウム等の高
反射性物質から構成され、前記酸化チタニウムの含有量
が10〜15重量%であることを特徴とする。
【0012】本発明の半導体発光装置の製造方法は、第
1及び第2のリードを有するリードフレームと樹脂部と
を一体成型し、この樹脂部の上面に形成された凹部内に
おいてこれらリードの先端を対向するように配置させた
樹脂ステムを形成する工程と、前記凹部内に第1及び第
2の電極を有する半導体発光素子をマウントし、前記第
1のリードと前記第1の電極とを電気的に接続し、前記
第2のリードと前記第2の電極とを電気的に接続する工
程と、封止用ケース型に熱硬化性樹脂の流動樹脂を注入
する工程と、前記樹脂ステムの上面及びこの上面から延
在する上部側面を前記封止用ケース型内の前記流動樹脂
に漬ける工程と、前記流動樹脂を硬化させて前記樹脂ス
テムの上に光透過性樹脂からなる突出部を形成する工程
と、を備え、前記突出部はこの樹脂ステムの上面全体及
びこの上面から所定の距離まで延在する上部側面全体を
被覆するように形成することを第1の特徴とする。
【0013】また、本発明の半導体発光装置の製造方法
は、第1及び第2のリードを有するリードフレームと樹
脂部とを一体成型し、この樹脂部の上面に形成された凹
部内においてこれらリードの先端を対向するように配置
させた樹脂ステムを形成する工程と、前記凹部内に第1
及び第2の電極を有する半導体発光素子をマウントし、
前記第1のリードと前記第1の電極とを電気的に接続
し、前記第2のリードと前記第2の電極とを電気的に接
続する工程と、前記半導体発光素子と第1及び第2のリ
ードの前記先端とを被覆するように熱硬化性樹脂の第1
の流動樹脂をこの凹部内に注入する工程と、封止用ケー
ス型に熱硬化性樹脂の第2の流動樹脂を注入する工程
と、前記樹脂ステムの凹部内の前記第1の流動樹脂を前
記封止用ケース型の前記第2の流動樹脂の表面に突き合
わせ、前記樹脂ステムを前記封止用ケース型内の前記第
2の流動樹脂に漬ける工程と、前記第1及び第2の流動
樹脂を硬化させて、前記凹部に光透過性樹脂封止体を形
成するとともに、前記樹脂ステム上に光透過性樹脂から
なる突出部を形成する工程と、を備え、前記突出部はこ
の樹脂ステム上面全体及びこの上面から所定の距離まで
延在する上部側面全体を被覆するように形成することを
特徴とする。
【0014】ここで、前記樹脂ステムは、前記凹部が開
口されている上面を下にして前記封止用ケース型内の前
記第2の流動樹脂に漬けられることを特徴とする。ま
た、前記樹脂ステムは、前記封止用ケース型の開口端部
に前記リードフレームが当接するまで漬けられることを
特徴とする。さらに、前記封止用ケース型の開口端部に
はストッパ部が設けられ、前記樹脂ステムは、このスト
ッパ部に前記リードフレームが当接するまで潰けられる
ことを特徴とする。或いは、前記樹脂ステムにはストッ
パ部が設けられ、前記樹脂ステムは、このストッパ部に
前記リードフレームが当接するまで潰けられることを特
徴とする。
【0015】一方、前記リードフレームには、前記第1
及び第2のリードからなるリード対が複数個形成されて
いることを特徴とする。また、前記封止用ケース型は、
複数個を一列に並べたケース型列からなることを特徴と
する。また、前記リードフレームの各リード対ごとに、
それぞれ前記樹脂ステムが形成され、これらの各樹脂ス
テムは、それぞれ前記ケース型列の対応する封止用ケー
ス型に漬けられることを特徴とする。
【0016】ここで、前記第1の流動樹脂と前記第2の
流動樹脂とは互いに異なる樹脂材料からなることを特徴
とする。また、前記樹脂ステムの前記凹部内に前記流動
樹脂を充填する前に、前記樹脂ステムに紫外線を照射す
ることを特徴とする。
【0017】本発明の半導体発光装置は、光透過性樹脂
の突出部が樹脂ステム上面から上部側面全体に周り込む
ように形成されているので突出部と樹脂ステムの密着性
が向上する。紫外線照射は、熱可塑性樹脂の祖樹脂ステ
ムと熱硬化性樹脂の光透過性樹脂との結合能力を向上さ
せる。半導体発光素子を突出部の垂直方向の中心線及び
樹脂ステムの垂直方向の中心線と一致させ、凹部の中心
lを樹脂ステムの中心からずれるように構成するにとに
より発光効率を向上させることができる。樹脂ステムの
貫通孔は、光透過性樹脂の樹脂ステムとの結合を容易に
する。ストッパ部は、突出部をリードフレーム(リー
ド)から離隔させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。まず、図1乃至図4を参照して第1
の実施例を説明する。図1は、半導体発光装置の断面
図、図2は、半導体発光装置の平面図であり、この図の
A−A’線に沿う部分の断面図が図1である。図3は、
半導体発光素子の樹脂ステムの位置を説明する樹脂ステ
ムの概念平面図、図4は、図3に示すA−A’線に沿う
部分の断面図である。
【0019】図1に示すように、樹脂ステム10は、リ
ードフレームを成形して形成されたリード21、22と
一体成形されてなる樹脂部10Aとを有する。樹脂部1
0Aの上面には開口部が底面部より広く、側面に傾斜し
ている反射面8を有する凹部が形成されている。樹脂ス
テム10の樹脂部10Aは、例えば、図示したように、
略正方形の下部と、略円形で凹部を有する上部とからな
る。凹部の底面にはリード21、22の端部が対向して
配置されている。リード21、22の他端は、互いに反
対方向に樹脂部から導出されている。これらのリード
は、リードフレームのカット/フォ−ミング工程におい
て成形される。GaP、GaAlAs、GaAsP、I
nGaAlP、GaNなどを材料とする半導体発光素子
1は、第1及び第2の電極(図示せず)を有し、凹部の
底面においてリード21の端部にAgぺ一スト3などで
マウントされている。
【0020】半導体発光素子1の第2の電極とリード2
2とはAu線などのボンディングワイヤ4によって接続
されている。樹脂部10Aの凹部には、熱硬化性樹脂が
凹部の開口位置まで充填されて光透過性樹脂封止体5が
形成されている。この樹脂ステム10上には、熱硬化性
樹脂から形成された光透過性樹脂封止体の突出部9が形
成されている。この突出部9は、例えば、レンズとして
用いられる。この突出部9は、樹脂封止体5の表面を含
む樹脂ステム10の上面と、この上面から続く上部の側
面部とを被覆している。凹部内の半導体発光素子1は、
突出部9の垂直方向の中心線Oに沿って配置されてい
る。この中心線Oは、樹脂ステム10の垂直方向の中心
線でもある。しかし、凹部は、その中心が樹脂ステム1
0上面の中心から外れるように配置形成されているの
で、凹部の垂直方向の中心線O’と前記中心線Oとは一
致しない。この構造により半導体発光素子1と反射面8
との距離が接近し、従来よりも反射面8を有効に作用さ
せることによって光の取り出し効率が向上する。突出部
9は、樹脂ステム10の上部側面(長さx)の全体を被
覆するように樹脂ステム10の上部側面より厚さtだけ
大きい。そして、突出部9とリード21又は22とは接
触しておらず、突出部9からリード21、22までは、
所定の間隔yを有している。
【0021】この実施例の場合、樹脂部10Aの1辺の
大きさが2.4mmであっても、4.5mmであっても
樹脂ステムの側面上における突出部9の厚さtは、2m
m程度である。製造に際しては、樹脂ステム10に突出
部9を取り付けてからリードフレームをカット/フォー
ミングしてリード21、22を成形して半導体発光装置
を完成する。リードのフォーミング形状は、ガルウィン
グ型、J−ベント型など様々な形状とすることができ
る。
【0022】次に、図3及び図4を参照してこの実施例
における図1の半導体発光装置の樹脂ステムの構造をさ
らに詳細に説明する。これらの図は、半導体発光素子が
搭載された樹脂ステムの平面図及び断面図であり、半導
体発光素子の位置を明確にするために突出部の表示は省
略されている。樹脂ステム10の樹脂部10Aは、略正
方形又は略長方形であり(例えば、3.0×3.4mm
又は5.0×5.4mm程度の大きさ)、上面10’を
含む上部は、円筒状とされている。図3に示すB−B’
線及びC−C’線は、対向する各辺の中心線である。図
4には樹脂ステム10の垂直方向の中心線Oが示されて
いる。前述のように樹脂ステム10の上面10’は、略
円形状をしており、その中に形成される凹部7は、略楕
円形(長径R、短径r)である。リード21、22は、
一端が互いに対向して反対方向に延び、互いに対向する
辺からそれぞれ外部へ導出されている。そして、リード
21、22の導出方向は、中心線B−B’と同じであ
る。半導体発光素子1は、凹部7内に配置され、どの中
心線B−B’、C−C’、Oの上にも存在するように配
置されている。凹部7は、樹脂ステム上面10’の中心
には形成されておらず、リードの導出方向においてリー
ド22側に偏心している(リード21の導出している辺
から凹部までの距離H>リード22の導出している辺か
ら凹部までの距離h)。
【0023】このように偏心させるのは、ボンディング
ワイヤの領域を確保するためである。すなわち、ボンデ
ィングワイアの領域を十分確保しながら、それ以外の方
向において反射面8と半導体発光素子1との間隔を図2
3及び図24の従来例より小さくすることができる。図
示した従来例においても、半導体発光素子1は、中心線
B−B’、C−C’、Oの上に形成配置されている。し
かし、凹部7が樹脂ステム10の中心に配置されている
ので、ボンディングワイヤ4のボンディング領域を確保
するために必然的に凹部7の面積は大きくなる。図3と
図23とを比べてみても図23の凹部は、図3の凹部よ
りも明らかに大きい(樹脂ステムは、図3及び図23に
示すように同じ大きさである)。つまり、凹部7の底部
の端から半導体発光素子1までの距離は、本実施例の方
が小さい(D>d)。
【0024】このように、本発明によれば、半導体発光
素子1と反射面8との距離を上来よりも近づけ、反射面
8をより有効に作用させることができる。すなわち、従
来よりもより多くの光を反射面8で反射させて外部に取
り出すことができるようになる。その結果として、光の
取り出し効率を改善することができる。
【0025】また、本発明における突出部9を構成する
光透過性樹脂封止体は、熱硬化性樹脂からなり、一方、
樹脂ステム10の樹脂部10Aは、熱可塑性樹脂から形
成されている。したがって、本来両者の密着性はあまり
よくは無い。しかし、本発明によれば、光透過性樹脂封
止体の突出部9が樹脂部10Aの上面だけでなく、この
上面に続く上部側面も被覆しているので、樹脂ステムと
光透過性樹脂封止体との付着強度は向上し、耐湿性が改
善されると共に、温度ストレスによるクラック等も少な
くなる。
【0026】さらに、リードフレームに樹脂部10Aが
成型されているので、樹脂ステム10の面出しが容易で
あり、リードフレームの加工が可能になる。また、完成
した半導体発光装置をセットなどに組み込む場合のマウ
ント性も向上する。
【0027】次に、本発明の半導体発光装置の製造方法
を説明する。図5乃至図8は、本発明の第1実施例の半
導体発光装置の製造方法に関する説明図である。すなわ
ち、図5は、製造工程を示すフローチャート図、図6及
び図7は、光透過性樹脂の突出部を形成する工程の断面
図、図8は、樹脂ステムの断面図及び平面図である。
【0028】図1に示す半導体発光装置を形成するため
に、次の処理が行われる。まず、リードフレームを樹脂
金型に装填し、熱可塑性樹脂をキャビティ内にインジェ
クションモールド法などにより充填する。これにより熱
可塑性樹脂からなる樹脂部10Aを有する樹脂ステム
(樹脂ステム)10が形成される(図5(1))。樹脂
ステムにはその上面に凹部が形成されている。凹部には
リードフレームを構成するリードが所定の方向に配置さ
れている。リードの1つに半導体発光素子1(以下、チ
ップという)を取り付ける。この場合チップの第1の電
極にAgぺ一ストなどにより固着する(図5(2))。
チップの第2の電極にはボンディングワイヤの一端を接
続し、ボンディングワイヤの他端は、他のリードに接続
する(図5(3))。次に、チップが搭載されている凹
部に熱硬化性樹脂を充填する(図5(4))。一方、封
止用ケース型に未硬化の流動樹脂を注入する(図5
(5))。そして、封止用ケース型に樹脂ステムの上面
部分を漬ける(図5(6))。この処理工程について、
図6を用いて説明する。
【0029】封止用ケース型11には、流動樹脂12が
注入されている。この流動樹脂に対して、樹脂ステム1
0をその上面を下にして漬けていき、ストッパとなるリ
ード21、22が封止用ケース型11に突き当たるまで
下げていく。リード21、22が封止用ケース型11に
当接した状態のまま流動樹脂が硬化するまで維持し、樹
脂が硬化して突出部9が形成されたら、封止用ケース型
から取り出す(図5(7))。この実施例では使用して
いないが、予め離型剤を封止用ケース型の内面に塗って
おくこともできる。このようにして形成された突出部9
は、例えば、レンズとして用いることができる。その後
リードフレームをカットし、リードを所望の形状に整形
する(図5(8))。次に、半導体発光装置のテストを
行ってから後処理を行い半導体発光装置を完成させる
(図5(9))。
【0030】図7は、工程(6)、(7)の第2の方法
を示すものである。この場合、封止用ケース型11には
開口部周辺にストッパとなる少なくとも1つの突起部1
3を設ける。樹脂ステム10が上から降りてきたとき
に、リード21、22が突起部13に当接する。すなわ
ち、リードが封止用ケース型に当たらないので、リード
と封止用ケース型の間を毛細管現象によって流動樹脂が
外に流れ出る(樹脂漏れ)ことは無い。図1に示す半導
体発光装置は、この方法で形成されたものであり、した
がって、突出部9の底面はリードとは接触しておらず、
所定の間隔yを有している。この間隔yは、封止用ケー
ス型11の突起部13の高さyに相当する。当然のこと
であるが、リードと封止用ケ−ス型との間のスペーサ
は、図示したように封止用ケース型に設けるのではな
く、樹脂ステムに形成しても良い。突起部13は、樹脂
ステム10を漬けたときにリード(リードフレーム)が
接触しないように、その封止用ケース型における位置を
考慮する必要がある。
【0031】図8は、工程(6)、(7)の第3の方法
を示すものである。この方法において、樹脂ステム10
の凹部が形成されていない領域に、少なくとも1つの貫
通孔14を形成する。図8は、樹脂ステム10の四隅に
1つづつ貫通孔14を設けた例を表す。このような構成
により、流動樹脂が注入された封止用ケース型に樹脂ス
テム10を漬けたときに、注入された流動樹脂の逃げ道
とすることができる。
【0032】次に、本発明の第2の半導体発光装置につ
いて説明する。図9は、半導体発光装置の平面図及び断
面図、図10は、この半導体発光装置を形成する方法を
説明する半導体発光装置の断面図である。図9に示す半
導体発光装置は、図1と類似した構成を有する。樹脂ス
テム10に半導体発光素子1が搭載され、光透過性樹脂
の樹脂封止体5が充填されている。そして、樹脂ステム
10の樹脂封止体5を含んだ上面には、レンズ形状の光
透過性樹脂の突出部9が形成されている。突出部9は、
樹脂ステム10の上面とそれに続く側面を覆うように形
成されているので、樹脂ステム10と突出部9との密着
性が高い。半導体発光素子1は、突出部9と樹脂ステム
10の垂直方向の中心線上に配置されている。また、光
の取り出し効率を高くするために、樹脂ステム10の凹
部を中心よりリード22が導出する方向の辺に近付くよ
うに偏心して形成配置されている(したがって、リード
21が導出する方向の辺には遠ざかっている)。つま
り、ボンディングワイアの空間を確保しつつ、それ以外
の方向において、半導体発光素子1と反射面8との距離
が短くなるように構成されている。
【0033】突出部9を形成するには、図10に示した
ように、封止用ケース型11と樹脂ステム10の凹部7
との両方に熱硬化性樹脂の流動樹脂を充填した状態で、
樹脂ステム10を上面から封止用ケース型の流動樹脂1
2の中に入り込むようにする。このようにすると、流動
樹脂が硬化する時に樹脂の収縮が発生しても、封止用ケ
ース型11と樹脂ステム10との間に位置(図10の領
域A、B)する樹脂が、補充または吸収することにな
る。したがって、樹脂の硬化後にも突出部9は、レンズ
形状を保持し、樹脂ステム10との接合部も樹脂欠損を
生じない。
【0034】また、硬化前の樹脂の外部への漏出を防止
するために、樹脂ステム10と封止用ケース型とを強制
的に突き当てる必要もない。したがって、本発明によれ
ば、突き当て時の加圧力の安定性を確保する必要がなく
なり、封止用ケース型11と樹脂ステム10との組み合
わせ精度が低くて良いという利点も得られる。すなわ
ち、本発明によれば、組み合わせ部分の部品の精度が低
くて良く、製造が容易になる。
【0035】次に、図11を参照して本発明の半導体発
光装置の別の製造方法を説明する。図11は、図9に示
す半導体発光装置を形成する他の方法を説明する半導体
発光装置の断面図である。樹脂ステム10と封止用ケー
ス型11の中の流動樹脂12とを突き合わせるときに、
気泡が入り込むことがある。この実施例は、このような
気泡の発生を防ぐために考えられたものであり、高品質
の樹脂封止体を形成することができる。封止用ケース型
11と樹脂ステム10の凹部7との両方に熱硬化性樹脂
の流動樹脂を充填する。それぞれの液面は、凸面になる
ように量を調節する。このような状態で、樹脂ステム1
0を上面から封止用ケース型の流動樹脂12の中に入り
込むようにする。両方の流動樹脂は、凸面の中央から接
触し、外周に向かって接触領域が広がる。そのため気泡
の巻き込みを十分に防ぐことができる。液面は、少なく
ともどちらか一方が凸面であれば良く、一方が凸面であ
れば、他方は平面又は凹面でも同様な効果が得られる。
また、樹脂ステム10の凹部に気泡抜きの貫通孔15を
形成しても同じような効果が得られる。
【0036】次に、本発明の第3の半導体発光装置につ
いて説明する。従来、表面実装型半導体発光装置では、
次のような技術的課題があり、改善が要求されている。
構造上、レンズ形成が困難なため、低輝度であり、更
に、樹脂量のバラツキ、エポキシ樹脂の硬化収縮等によ
り、樹脂表面が凹むため、輝度のバラツキが大きい。
一般に、半導体発光素子/ステム反射面間での距離が長
く、とくに、lnGaAlP系の半導体発光素子の様に
活性層が素子表面近傍にある場合に反射板の効果が小さ
くなる。低Tg(ガラス転移温度)のエキポシ樹脂を
使用するので、周囲温度の変化により樹脂封止体のエキ
ポシ樹脂がボンディングワイヤ(Au線)に対し、樹脂
ストレスを加えて、その断線を加速させる。低Tgの
エポキシ樹脂は硬化後の架橋密度が低く耐湿性に弱い。
【0037】このような従来の半導体発光装置に対し
て、本実施例の半導体発光装置においては、図1と同様
に樹脂ステム10に光透過性樹脂の突出部を形成すると
共に樹脂ステム10の凹部にシリコン樹脂を充填するこ
とにより、周囲の温度変化による半導体発光素子及びA
u線に対する樹脂ストレスを著しく軽減化させることが
できる。さらに、樹脂ステム10の反射板8の高さを高
くして半導体発光素子1に近付け、素子の側面から放出
される光を上方へ反射させて光出力を向上させる。さら
に、反射板形状を回転放物線形状とする高出力、高品質
の半導体発光装置を提供することができる。
【0038】図12を参照しつつ、その製造方法につい
て説明すると以下の如くである。まず、鉄(Fe)系又
は銅(Cu)系からなるリードフレームから形成された
リード21、22を液晶ポリマー(LCP)、SPS、
PPS等の高耐熱性熱可塑性樹脂をインジェクション成
形して樹脂ステム10を形成する。次に、紫外線照射を
施し、さらに、半導体発光素子1をAgペースト3で2
00℃×2時間程度で加熱固着する。さらに、Φ25〜
Φ30μmのAu線4で半導体発光素子1とリード22
を接続する。次に、光透過性シリコン樹脂を樹脂ステム
10に滴下して半導体発光素子1とAu線4を完全に被
覆し、150℃×5時間程度加熱することにより封止体
5を形成する。次に、図示しないが、レンズに用いられ
る光透過性樹脂の突出部を第1の実施例と同じ方法で樹
脂ステム10に形成させ、125℃×6時間程度加熱硬
化後、リード21、22を半田、Sn、Auなどで外装
処理してからリードを切断し完成する。
【0039】図12は、半導体発光素子を搭載した樹脂
ステムの断面図である。ここでは、反射面を従来(図2
2参照)より半導体発光素子1に近付け、さらに反射面
の高さを高くすることにより発光素子の側面から放出さ
れる光を外部放出光として寄与させるようにした(側面
放出光は活性層を起点とするランバージョンが分在であ
るために、反射面の高さが高く、反射面が発光素子に近
いほど反射板効果は大きくなる)。ここで、図示した例
は平面状の反射板であるが、回転放物面の反射面を採用
することにより反射効果は更に大きくなる。
【0040】また、本実施例においては、樹脂ステム1
0の凹部を封止する材料として、光透過性シリコン樹脂
を用いている。このように、シリコン樹脂を用いること
により、樹脂ストレスを顕著に低減することができると
いう効果が得られる。すなわち、従来の低Tgエポキシ
樹脂では、周囲の温度変化によるエポキシ樹脂の熱膨張
や収縮がAu線4にストレスを加えるため、長期間(1
00サイクル程度)温度サイクルを加えた場合、Au線
4が疲労断線を発生するという問題があった。これに対
して、本実施例のように、半導体発光素子1やAu線4
の周囲をシリコン樹脂5で完全に被覆することにより、
封止体5の樹脂ストレスを顕著に低減することができる
と同時に、突出部9(図1参照)からの樹脂ストレスも
ほぼ無くすることができる(シリコン樹脂も熱膨張、収
縮するが、そのストレスは極端に小さく、無視すること
ができる)。
【0041】更に、従来品は、エポキシ樹脂と熱可塑性
樹脂からなるステムとの密着性が悪いため、低Tgのエ
ポキシ樹脂を使用していた。これに対して、本実施例に
おいては、前述のように樹脂ステムに紫外線照射を施す
ことにより、樹脂表面を活性化させ、高Tgのエポキシ
樹脂でも密着性を向上させることが可能となり、半導体
発光装置の耐湿性レベルも大幅に向上させることができ
る。
【0042】また、本実施例においては、Fe系または
Cu系のリードフレームを使用するため、コストが安
く、樹脂ステムをリードフレームに一体形成する工程も
インラインで行うため半導体発光装置の値段も安くでき
る。
【0043】また、本実施例においては、ケース型の形
状がレンズ形状となっているため発光素子から放出され
た光が集光され、輝度が大幅に向上する。また、リード
フォーミング形状のバリェ一ションにより様々な用途に
対応できる。さらに、封止用ケース型を変えることによ
り多彩な光学特性を持つ半導体発光装置をラインナップ
できる。
【0044】次に、図13及び図14を参照して本発明
の別の実施例を説明する。従来の樹脂ステムを構成する
熱可塑性樹脂に含まれる充填剤はシリカ(SiO2 )が
主であり、反射率が低く、その結果として、光出力が低
くなるという問題があった。また、一般にエポキシ樹脂
等の熱硬化型樹脂と熱可塑性樹脂とは化学的結合が無い
ために密着性が悪く、低Tgのエポキシ樹脂を使用して
いたために、耐湿性が劣るという問題点があった。
【0045】これに対して本実施例では、図1に例示し
た半導体発光装置に用いられる樹脂ステム10の樹脂部
10Aの組成を改善したものである。すなわち、本実施
例においては、熱可塑性樹脂と充填剤からなる反射板
を設けた樹脂ステムが、熱可塑性樹脂65%以上、充填
剤35%未満の重量比であり、充填剤が、酸化チタニウ
ム、酸化アルミニウムからなり、酸化チタニウムが重量
比で20%以下であることを特徴とした樹脂性ステムを
使用する。また、熱可塑性樹脂材料としては、液晶ポ
リマ(LCP)等の高耐熱性樹脂を使用する。さらに、
成形後の樹脂ステムに紫外線を照射することを特徴と
する。
【0046】その製造方法について概説すると以下の如
くである。まず、NSD等のFe系又はCu系の0.1
〜0.2mmの薄い金属板のリードフレームを用意す
る。次に、そのリードフレーム上に、TiO2 を主成分
とする充填剤を含むLCP、PPS、SPg等の高耐熱
性の熱可塑性樹脂を用いたインジェクション成形するこ
とにより、樹脂ステム10を形成する。この樹脂ステム
10にGaP等の半導体発光素子1をAgペースト3で
固着後(200℃において2時間程度)、極細(Φ25
〜Φ30μm)のボンディングワイヤ(Au線)4でワ
イヤボンディングする。その後、光透過性エポキシ樹脂
を樹脂ステム10の凹部7(その側面は反射面になって
いる)に注入し、約120℃において8時間程度維持す
ることにより熱硬化させて封止体5を形成する(図12
参照)。その後封止体5とおなじ材料の突出部9を前述
したいずれかの方法により、樹脂ステム10上部に形成
する。その後、樹脂部10Aから突出しているリード部
分を半田又はAg等で外装処理する。そして、リードフ
レームを切断、成形し、所定の形状に成形してリード2
1、22を形成して半導体発光装置を完成させる(図1
参照)。
【0047】半導体発光素子1は、その上面だけでな
く、四方の側面からも発光する。そこで、四方の反射板
(つまり、凹部7の反射面)の反射率を向上させるた
め、前述のように充填剤として、高反射性のTiO2
を使用する。図13は、TiO2の含有量(Wt%)に
対する反射率(%)の変化を示したものである。ここ
で、TiO2 (酸化チタニウム)の含有量が10%以上
で反射率は飽和傾向にあることが分かる。一方、TiO
2 は高価であり、かつ、高含有量(30%以上)では樹
脂成形が困難となる傾向がある。従って、TiO2 を1
0〜15%の含有量に抑え、残りをSiO2 (シリ
カ)、Al2 3 (アルミナ)等を充填剤として使用す
ることにより、安価で高反射率を有する樹脂ステムを形
成することができる。
【0048】一方、一般に、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹
脂とは化学的結合が無い為、密着性が悪く、温度変化が
加わるとその傾向が更に顕著となる。その対策として、
熱可塑性樹脂をインジェクション成形して樹脂ステムを
形成後、その表面に紫外線を照射する。その後、エポキ
シ樹脂等の熱硬化性樹脂を注入し加熱することにより、
密着性を向上させることを示したのが図14である。紫
外線照射量(mJ/cm2 )の増加に応じて接着強度
(N/cm2 )は増加し、剥離モード発生量(%)は減
少しており、紫外線照射の効果は明らかである。
【0049】この理由は、紫外線照射によって、樹脂ス
テム表面のC−C’、C−H結合を分離し、ダングリン
グボンド(未結合手)を形成し、その後に熱硬化性樹脂
を注入し加熱、硬化させることにより、熱可塑性樹脂の
ダングリングボンドが熱硬化性樹脂との化学結合に寄与
するからであると考えられる。その結果として、両者の
密着力を2倍程度増加することができる。従来は、密着
性を改善するために熱可塑性樹脂となじみの良い低Tg
の熱硬化性樹脂を使用していたが、耐湿性に対するマー
ジンが少なく、信頼性に対するマージンもその結果とし
て少なかった。これに対して、本実施例によれば、耐湿
性がマージンの高い高Tgの熱硬化性樹脂の採用が可能
になり、信頼性に対するマージンも著しく向上する。
【0050】次に、図15及び図16を参照しつつ本発
明のさらに別の実施例について説明する。本実施例は、
半導体発光素子として、例えば、GaN系などの材料か
らなる青色発光素子もしくは紫外線発光素子などを用い
たものである。図15は、本実施例の半導体発光装置の
断面図、図16は、その平面図であり、この図のA−
A’線に沿う部分の断面図が図15である。
【0051】同図に例示した半導体発光装置において
は、半導体発光素子1’上面にn側電極とp側電極とが
形成され、それぞれがボンディングワイヤ4により、リ
ード21、22と接続されている。発光素子1’の裏面
は、通常は絶縁性の基板(例えば、サファイア基板)が
露出している。従って、リード21と22のいずれかの
上に発光素子1がマウントされても電気的な短絡は生じ
ない。なお、図示した例においては、半導体発光素子
1’は、リード21、22の長手方向に対して各辺が約
45度程度傾けた状態でマウントされている。しかし、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、この
他にも、45度以外の角度に傾斜させてマウントした
り、図1に例示したように傾斜させずにマウントしても
良い。
【0052】図示した実施例においては、発光素子1’
の上面に第1の電極と第2の電極とが形成され、それぞ
れの電極にワイア4が接続されている。従って、樹脂部
10Aの凹部は、それぞれのワイア4の接続方向に伸び
た形状を有する。つまり、それぞれのワイア4のボンデ
ィング領域を確保しつつ、それ以外の方向において発光
素子1と反射面8との距離が小さくなるように構成され
ている。このように構成することにより、発光素子1’
の側面から放出される光に対して反射面8を有効に作用
させ、高い効率で外部に取り出すことができる。
【0053】ここで、図示した例とは異なり、発光素子
1が前述の実施例のように裏面にp側もしくはn側の電
極を有するような構造のものである場合は、発光素子1
のマウントと結線は、前述したように構成すれば良い。
このような例としては、例えば、SiC系材料やZnS
e系材料やBN系材料の発光素子を用いる場合を挙げる
ことができる。すなわち、これらの場合には、通常は、
n型の半導体基板が用いられるために、図1に例示した
ように結線が施される。
【0054】本実施例においては、さらに、蛍光体を添
加することにより、半導体発光素子1’から放出される
発光を異なる波長に変換して外部に取り出す新規な構造
の半導体発光装置を実現できる。例えば、樹脂部10A
の成形時に適当な蛍光体を混入させることにより、樹脂
ステムの反射面8に入射した発光素子1’からの光は波
長変換され、異なる波長の光として封止体5及びレンズ
9を通して発光装置の外部に取り出される。
【0055】本実施例において使用される蛍光体の種類
としては、青色波長により励起されるYAG:Ce系蛍
光体(黄色発光)や、紫外線により励起されるY2 2
S:Eu(赤色発光)、(Sr、Ca、Ba、Eu)10
(PO4 6 ・Cl2 (青色発光)、3(Ba、Mg、
Eu、Mn)O・8Al2 3 (緑色発光)などが挙げ
られる。
【0056】YAG:Ce蛍光体と青色発光素子とを組
み合わせた場合は、蛍光体からの黄色発光と発光素子か
らの青色発光とを混色させて白色発光を取り出すことが
できる。また紫外励起の赤色、緑色、青色発光蛍光体を
適当な比率で混合することにより白色発光を得ることも
できる。
【0057】本発明に使用される発光素子としては、上
記のようにGaN系材料の青色発光素子もしくは紫外線
発光などが挙げられる。もちろんSiC系材料やZnS
e系材料やBN系材料の発光素子を用いてもかまわな
い。
【0058】蛍光体は樹脂部10Aの表面(反射面8)
に塗布することにより同様の効果を得ることができる。
その場合、特にステム10に酸化チタンや酸化亜鉛など
の紫外線〜青色光をよく反射する物質を適量混合してお
くと、蛍光体塗布層を透過した発光素子からの一部の光
が反射面8で高い反射率で反射され、再び蛍光体塗布層
で波長変換されるため波長変換効率と光の外部取り出し
効率がいずれも高い半導体発光装置を実現できる。
【0059】また、発光素子1のマウント用接着剤3
(Agペーストなど)に蛍光体を混合させても、上記と
同様の効果を得ることができる。すなわち素子1の裏面
もしくは裏面方向へ放出された発光が蛍光体を含有した
接着剤3に入射すると、波長変換され、異なる波長の光
として封止体5及びレンズ9を通して発光装置の外部へ
取り出される。
【0060】また、封止体5に上記蛍光体を混合させて
も同様の効果を得ることができる。図17に、その工程
フロー図を示す(図17(3”))。封止体材料(シリ
コーン樹脂、エポキシ樹脂等)にあらかじめ所定の蛍光
体を適当な配合比で混合させ、熱硬化成形することによ
り蛍光体を含有した封止体5を形成することができる。
この場合、封止体5はレンズ9を形成する前にあらかじ
め硬化させておくと、封止体5に混入された蛍光体がレ
ンズ成形時にレンズの方へ拡散せずに封止体5内のみに
含有させることができる。封止体5を硬化成形する時、
蛍光体の粒径や封止体樹脂の硬化前の粘度を調整してお
くと、樹脂の注入後に蛍光体が沈殿を起こし、封止体5
の表面側または発光素子1’のマウント面側に局在させ
ることも可能である。沈殿させることにより、蛍光体層
を高密度の薄膜状に形成し、その薄膜層の厚みを最適化
することにより、波長変換効率と光の取り出し効率を最
適化することが可能となる。
【0061】発光素子1’からの放出光のほとんど全て
は蛍光体含有の封止体5に入射するので、樹脂部10A
や接着剤3に含有させるよりもさらに効率的に波長変換
することができる。また、同様に、レンズ9に上記の蛍
光体を含有させても同様の効果を得ることができる。封
止体の場合と同様に、レンズ材料(エポキシ樹脂等)に
あらかじめ所定の蛍光体を適当な配合比で混合させ、熱
硬化成形することにより蛍光体含有のレンズ9を形成す
ることができる。
【0062】或いは、封止体5を注入、成形する前に、
蛍光体を発光素子1’の表面に塗布(コーティング)し
たり、蛍光体を混合した別の溶剤もしくは分散媒を発光
素子1を取り囲むようにプレディップしてもよい。この
場合においては、発光素子1’のマウント前に発光素子
1’に蛍光体を塗布しても良いし、発光素子1’のマウ
ント後にその表面に蛍光体を塗布しても良い。
【0063】図17にこの工程フロー図を示す(図17
(1’)または(3’))。蛍光体を塗布する場合は、
塗布膜厚を調節することにより、波長変換効率と光の取
り出し効率を最適化することができる。
【0064】次に、図18及び図19を参照しつつ本発
明のさらに別の実施例について説明する。本実施例は、
半導体発光素子として、いわゆるフリップチップタイプ
の素子を用いたものである。図18は、本実施例の半導
体発光装置の断面図、図19は、その平面図であり、こ
の図のA−A’線に沿う部分の断面図が図18である。
【0065】同図に例示した半導体発光装置において
は、半導体発光素子1”は、その下面にn側電極とp側
電極とが形成され、リード21、22とに直接接続され
ている。発光素子1”から放出された光は、突出部9を
介して外部に取り出される。本実施例においては、半導
体発光素子1”とリード21、22とを接続するワイア
が不要となるので、発光素子1”の周囲にボンディング
領域を確保する必要がない。その結果として、発光素子
1”の周囲のいずれの方向においても反射面8との距離
を最小にすることが可能となる。すなわち、発光素子
1”のいずれの側面から放出される光に対しても反射面
8を有効に作用させて極めて高い効率で外部に取り出す
ことができるようになる。
【0066】ここで、発光素子1”は、例えば、Ga
P、GaAlAs、GaAsP、InGaAlP、Ga
Nなどを材料とする半導体発光素子とすることができ
る。特に、GaN系材料や、SiC系材料、ZnSe系
材料、或いはBN系材料を用いた発光素子の場合には、
図15乃至図17に関して前述したように、所定の蛍光
体を樹脂ステム10の樹脂部10Aに混入させるか、樹
脂部10Aの凹部の内壁面上に塗布するか、封止体5に
混入させるか、レンズ9に混入させるか、あるいは半導
体発光素子1”の表面などに適宜塗布することにより、
波長変換して外部に取り出すことも可能である。
【0067】以上説明した各実施例は、単独の半導体発
光装置の製造方法を説明したが、実際は、図20及び図
21に示すように、複数の半導体発光装置を同時に製造
することができる。すなわち、リードフレーム2(図2
0)のそれぞれのリード対21、22にそれそれ樹脂部
10Aを取り付け、複数の封止用ケース型11を一連と
したケース型連をこれに対応させることによって光透過
性樹脂の突出部を樹脂ステムに形成するようにして量産
化を図ることができる(図21)。前述の実施例で用い
たリードフレームの幅(対向する一対のリードとフレー
ム部分とを合わせた長さ)は、約55mm程度である。
ケース型連とリードフレームとの位置合せを十分行え
ば、突出部を正確に樹脂ステム10に取り付けることが
できる。
【0068】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に説明する効果を奏する。すなわち、本発
明は、以上の構成により、光透過性熱硬化性樹脂の突出
部と熱可塑性樹脂の樹脂ステムの密着性を著しく高くす
る。その結果として、半導体発光装置の信頼性が顕著に
向上する。
【0069】また、本発明によれば、発光素子に接続す
るワイアのボンディング領域を確保しつつ、それ以外の
方向において発光素子と樹脂ステムの反射面との距離が
小さくなるように構成されている。このように構成する
ことにより、発光素子の側面から放出される光に対して
反射面を有効に作用させ、光を高い効率で外部に取り出
すことができるようになる。
【0070】さらに、本発明によれば、樹脂ステムの樹
脂部の材質を独特の組成とすることにより、高反射率を
有し、且つ安価な樹脂ステムを提供することができる。
また、本発明は、リードフォーミング形状のバリエーシ
ョンにより様々な用途に対応できる。さらに、封止用ケ
ース型を変えることにより、多彩な光学特性を持つ半導
体発光装置をラインナップできる。
【0071】一方、本発明によれば、所定の蛍光体を樹
脂ステムの樹脂部に混入させるか、樹脂部の凹部の内壁
面上に塗布するか、封止体に混入させるか、レンズに混
入させるか、あるいは半導体発光素子の表面などに適宜
塗布することにより、発光素子から放出される光を波長
変換して外部に取り出すことができる。その結果とし
て、例えば、青色や紫外線の発光素子を用いて赤色、緑
色やその他の中間色或いは、これらの複数の波長を有す
る光を容易に得ることができ、半導体発光装置の応用範
囲を大幅に拡大することができる。
【0072】以上説明したように、本発明によれば、光
の取り出し効率が高く、高信頼性を有し、発光波長の範
囲も広範で応用範囲が極めて広い半導体発光装置及びそ
の製造方法を提供することができるようになり産業上の
メリットは多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体発光装置の断面図(図2のA−
A’線に沿う部分)。
【図2】本発明の半導体発光装置の平面図。
【図3】本発明の樹脂ステムの概念平面図。
【図4】図3のA−A’線に沿う部分の断面図。
【図5】本発明の半導体発光装置の製造工程のフローチ
ャート図。
【図6】本発明の封止用ケース型と樹脂ステムの断面
図。
【図7】本発明の封止用ケース型の断面図及び平面図。
【図8】本発明の樹脂ステムの断面図及び平面図。
【図9】本発明の半導体発光装置の平面図及び断面図。
【図10】本発明の封止用ケース型と樹脂ステムの断面
図。
【図11】本発明の封止用ケース型と樹脂ステムの断面
図。
【図12】本発明の樹脂ステムの断面図。
【図13】本発明の酸化チタニウムの組成比による反射
率の変化を示す特性図。
【図14】本発明の紫外線照射による密着力の変化を示
す特性図。
【図15】本発明の半導体発光装置の断面図(図16の
A−A’線に沿う部分)。
【図16】本発明の半導体発光装置の平面図。
【図17】本発明の半導体発光装置の製造工程のフロー
チャート図。
【図18】本発明の半導体発光装置の断面図(図19の
A−A’線に沿う部分)。
【図19】本発明の半導体発光装置の平面図。
【図20】本発明に用いられるリードフレームの平面
図。
【図21】本発明のケース型連と一連の樹脂ステムの断
面図。
【図22】従来の半導体発光装置の断面図。
【図23】従来の樹脂ステムの平面図。
【図24】図23のA−A’線に沿う部分の断面図。
【符号の説明】
1、1’、1” 半導体発光素子 2 リードフレーム 3 Agペースト 4 ボンディングワイヤ(Au線) 5 光透過性樹脂の封止体(シリコン樹脂、エポキシ樹
脂) 7 樹脂ステムの凹部 8 反射面 9 光透過性樹脂の突出部(レンズ) 10 樹脂ステム 10A 樹脂部 11 封止用ケース型 12 流動樹脂 13 突起部 14、15 貫通孔 21、22 リード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永 澤 裕 福岡県北九州市小倉北区下到津1−10−1 株式会社東芝北九州工場内 (72)発明者 梅 地 正 福岡県北九州市小倉北区下到津1−10−1 株式会社東芝北九州工場内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体発光素子と、 第1のリードと、第2のリードと、それらの一部を覆う
    ように設けられた樹脂部と、を有する樹脂ステムであっ
    て、前記第1のリードの一端と前記第2のリードの一端
    とはそれぞれ前記樹脂部から外部に導出され、前記樹脂
    部は、前記半導体発光素子と、前記半導体発光素子の第
    1の電極に電気的に接続された前記第1のリードの他端
    と、前記半導体発光素子の第2の電極に電気的に接続さ
    れた前記第2のリードの他端と、を収容する凹部を有す
    る、樹脂ステムと、 前記樹脂ステムの前記凹部に充填された光透過性樹脂
    と、 前記樹脂ステムの上面全体及びこの上面から所定の距離
    まで延在する上部側面全体を被覆する光透過性樹脂から
    なる突出部と、 を備えていることを特徴とする半導体発光装置。
  2. 【請求項2】前記樹脂ステムは、前記凹部の底部に少な
    くとも1つの貫通孔を有することを特徴とする請求項1
    記載の半導体発光装置。
  3. 【請求項3】前記樹脂ステムは、その上面から下面に抜
    ける少なくとも1つの貫通孔を有することを特徴とする
    請求項1に記載の半導体発光装置。
  4. 【請求項4】前記突出部はレンズを構成し、前記突出部
    の垂直方向の中心線と前記樹脂ステムの垂直方向の中心
    線とは一致し、前記半導体発光素子の垂直方向の中心線
    は、これらの中心線と一致するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の半導体発光装置。
  5. 【請求項5】前記半導体発光素子から放出される光を異
    なる波長の光に変換する蛍光体をさらに備えたことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体発
    光装置。
  6. 【請求項6】前記蛍光体は、前記樹脂ステムの前記樹脂
    部に含有されてなることを特徴とする請求項5記載の半
    導体発光装置。
  7. 【請求項7】前記蛍光体は、前記樹脂ステムの前記凹部
    の内壁面上に塗布されていることを特徴とする請求項5
    記載の半導体発光装置。
  8. 【請求項8】前記蛍光体は、前記半導体発光素子の裏面
    に塗布されたマウント用接着剤に含有されてなることを
    特徴とする請求項5記載の半導体発光装置。
  9. 【請求項9】前記蛍光体は、前記凹部に充填された前記
    光透過性樹脂に含有されてなることを特徴とする請求項
    5記載の半導体発光装置。
  10. 【請求項10】前記蛍光体は、前記突出部を構成する前
    記光透過性樹脂に含有されてなることを特徴とする請求
    項5記載の半導体発光装置。
  11. 【請求項11】前記樹脂ステムの前記凹部の水平方向の
    断面形状は、前記第1及び第2のリードの導出方向の径
    がこの方向と直角の方向の径より大きいことを特徴とす
    る請求項1〜10のいずれかに記載の半導体発光装置。
  12. 【請求項12】前記半導体発光素子の第1の電極は、前
    記第1のリードとボンディングワイアにより接続され、 前記半導体発光素子の第2の電極は、前記第2のリード
    とボンディングワイアにより接続されていることを特徴
    とする請求項11記載の半導体発光装置。
  13. 【請求項13】前記樹脂ステムの前記凹部の水平方向の
    断面形状における中心は、前記樹脂ステムの水平方向の
    断面形状の中心からずれていることを特徴とする請求項
    11記載の半導体発光装置。
  14. 【請求項14】前記半導体発光素子の第2の電極は前記
    第2のリードとボンディングワイアにより接続され、 前記樹脂ステムの前記凹部の水平方向の断面形状におけ
    る中心は、樹脂ステムの水平方向の断面形状の中心から
    前記第2のリードの導出方向にずれていることを特徴と
    する請求項13記載の半導体発光装置。
  15. 【請求項15】前記凹部の内壁側面は、反射面を構成し
    ていることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記
    載の半導体発光装置。
  16. 【請求項16】前記樹脂ステムの前記樹脂部は、65重
    量%以上の熱可塑性樹脂と、充填剤35重量%以下の充
    填剤からなり、前記充填剤が酸化チタニウム、酸化シリ
    コン、酸化アルミニウム等の高反射性物質から構成さ
    れ、前記酸化チタニウムの含有量が10〜15重量%で
    あることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに
    記載の半導体発光装置。
  17. 【請求項17】第1及び第2のリードを有するリードフ
    レームと樹脂部とを一体成型し、この樹脂部の上面に形
    成された凹部内においてこれらリードの先端を対向する
    ように配置させた樹脂ステムを形成する工程と、 前記凹部内に第1及び第2の電極を有する半導体発光素
    子をマウントし、前記第1のリードと前記第1の電極と
    を電気的に接続し、前記第2のリードと前記第2の電極
    とを電気的に接続する工程と、 封止用ケース型に熱硬化性樹脂の流動樹脂を注入する工
    程と、 前記樹脂ステムの上面及びこの上面から延在する上部側
    面を前記封止用ケース型内の前記流動樹脂に漬ける工程
    と、 前記流動樹脂を硬化させて前記樹脂ステムの上に光透過
    性樹脂からなる突出部を形成する工程と、 を備え、 前記突出部はこの樹脂ステムの上面全体及びこの上面か
    ら所定の距離まで延在する上部側面全体を被覆するよう
    に形成することを特徴とする半導体発光装置の製造方
    法。
  18. 【請求項18】第1及び第2のリードを有するリードフ
    レームと樹脂部とを一体成型し、この樹脂部の上面に形
    成された凹部内においてこれらリードの先端を対向する
    ように配置させた樹脂ステムを形成する工程と、 前記凹部内に第1及び第2の電極を有する半導体発光素
    子をマウントし、前記第1のリードと前記第1の電極と
    を電気的に接続し、前記第2のリードと前記第2の電極
    とを電気的に接続する工程と、 前記半導体発光素子と第1及び第2のリードの前記先端
    とを被覆するように熱硬化性樹脂の第1の流動樹脂をこ
    の凹部内に注入する工程と、 封止用ケース型に熱硬化性樹脂の第2の流動樹脂を注入
    する工程と、 前記樹脂ステムの凹部内の前記第1の流動樹脂を前記封
    止用ケース型の前記第2の流動樹脂の表面に突き合わ
    せ、前記樹脂ステムを前記封止用ケース型内の前記第2
    の流動樹脂に漬ける工程と、 前記第1及び第2の流動樹脂を硬化させて、前記凹部に
    光透過性樹脂封止体を形成するとともに、前記樹脂ステ
    ム上に光透過性樹脂からなる突出部を形成する工程と、 を備え、 前記突出部はこの樹脂ステム上面全体及びこの上面から
    所定の距離まで延在する上部側面全体を被覆するように
    形成することを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  19. 【請求項19】前記樹脂ステムは、前記凹部が開口され
    ている上面を下にして前記封止用ケース型内の前記第2
    の流動樹脂に漬けられることを特徴とする請求項17又
    は請求項18に記載の半導体発光装置の製造方法。
  20. 【請求項20】前記樹脂ステムは、前記封止用ケース型
    の開口端部に前記リードフレームが当接するまで漬けら
    れることを特徴とする請求項17乃至請求項19のいず
    れかに記載の半導体発光装置の製造方法。
  21. 【請求項21】前記封止用ケース型の開口端部にはスト
    ッパ部が設けられ、前記樹脂ステムは、このストッパ部
    に前記リードフレームが当接するまで潰けられることを
    特徴とする請求項20に記載の半導体発光装置の製造方
    法。
  22. 【請求項22】前記樹脂ステムにはストッパ部が設けら
    れ、前記樹脂ステムは、このストッパ部に前記リードフ
    レームが当接するまで潰けられることを特徴とする請求
    項20に記載の半導体発光装置の製造方法。
  23. 【請求項23】前記リードフレームには、前記第1及び
    第2のリードからなるリード対が複数個形成されている
    ことを特徴とする請求項17乃至請求項22のいずれか
    に記載の半導体発光装置の製造方法。
  24. 【請求項24】前記封止用ケース型は、複数個を一列に
    並べたケース型列からなることを特徴とする請求項17
    乃至請求項23のいずれかに記載の半導体発光装置の製
    造方法。
  25. 【請求項25】前記リードフレームの各リード対ごと
    に、それぞれ前記樹脂ステムが形成され、これらの各樹
    脂ステムは、それぞれ前記ケース型列の対応する封止用
    ケース型に漬けられることを特徴とする請求項23乃至
    請求項24に記戟の半導体発光装置の製造方法。
  26. 【請求項26】前記第1の流動樹脂と前記第2の流動樹
    脂とは互いに異なる樹脂材料からなることを特徴とする
    請求項17乃至請求項25のいずれかに記載の半導体発
    光装置の製造方法。
  27. 【請求項27】前記樹脂ステムの前記凹部内に前記流動
    樹脂を充填する前に、前記樹脂ステムに紫外線を照射す
    ることを特徴とする請求項17乃至請求項26のいずれ
    かに記載の半導体発光装置の製造方法。
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