JP4637623B2 - 発光装置および照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子から発光される光を蛍光体で波長変換し外部に放射する発光装置および照明装置に関する。
従来の発光ダイオード(LED)等の発光素子15から発光される近紫外線光や青色光等の光を赤色,緑色,青色,黄色等に複数の蛍光体で長波長変換して白色発光する発光装置を図6に示す。図6において、発光装置は、上側主面の中央部に発光素子15を載置するための載置部11aを有し、載置部11aやその周辺から発光装置の外側へ導出された、発光装置の内外を電気的に導通接続するためのリード端子やメタライズ配線等からなる配線導体(図示せず)が形成された絶縁体からなる基体11と、基体11の上側主面に接着固定され、上側開口が下側開口より大きい貫通孔12aが形成されているとともに、内周面が発光素子15が発光する光を反射する反射面12bとされている枠状の反射部材12と反射部材12の内側に充填され発光素子15が発光する光を長波長側に波長変換する蛍光体14を含有した透光性部材13と、載置部11aに載置固定された発光素子15とから主に構成されている。
基体11は、酸化アルミニウム質焼結体(アルミナセラミックス)や窒化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体,ガラスセラミックス等のセラミックス、またはエポキシ樹脂等の樹脂から成る。基体11がセラミックスから成る場合、その上側主面に配線導体がタングステン(W),モリブデン(Mo)−マンガン(Mn)等から成る金属ペーストを高温で焼成して形成される。また、基体11が樹脂から成る場合、銅(Cu)や鉄(Fe)−ニッケル(Ni)合金等から成るリード端子が樹脂と一体にモールド成型されて基体11の内部に設けられる。
また、反射部材12は、上側開口が下側開口より大きい貫通孔12aが形成されるとともに内周面に光を反射する反射面12bが形成された枠状となっている。具体的には、アルミニウム(Al)やFe−Ni−コバルト(Co)合金等の金属、アルミナセラミックス等のセラミックスまたはエポキシ樹脂等の樹脂から成り、切削加工や金型成型または押し出し成型等の成形技術により形成される。
さらに、反射部材12の反射面12bは、貫通孔12aの内周面を平滑化することにより、あるいは、貫通孔12aの内周面にAl等の金属を蒸着法やメッキ法により被着することにより形成される。そして、反射部材12は、半田,銀(Ag)ロウ等のロウ材または樹脂接着材等の接合材により、載置部11aを反射部材12の内周面で取り囲むように基体11の上側主面に接合される。
そして、載置部11aの周辺に配置した配線導体と発光素子15とをボンディングワイヤや金属ボール等の電気接続手段16を介して電気的に接続し、しかる後、蛍光体14を含有するエポキシ樹脂やシリコーン樹脂等の透光性部材13をディスペンサー等の注入機で発光素子15を覆うように反射部材12の内側に注入しオーブンで熱硬化させることで、発光素子15からの光を蛍光体により長波長側に波長変換し所望の波長スペクトルを有する光を取り出せる発光装置となし得る(下記の特許文献1参照)。
また、反射部材12の上面に凸面を有するレンズを設置した発光装置も提案されている(下記の特許文献2参照)。
特開2003-37298号公報 特開平10-261821号公報
近年、上記の発光装置を照明用として利用する動きが増加しており、放射強度、放熱特性のよい発光装置が要求されている。
しかしながら、上記特許文献1に示される発光装置においては、表面張力によって透光性部材13が反射部材12の内周面を這い上がるように濡れ広がりやすく、このために反射部材12の内側に注入される透光性部材13の上面の形状が安定せず、透光性部材13の上面の表面形状が安定しないという不具合があった。そのため、発光素子15から発光される光の透光性部材13の上面から放射される光の放射角度を一定にできなかったり、透光性部材13の上面から放射される光束がばらついて放射強度を一定にできなかったり、発光素子15から発光される光が蛍光体14を含有する透光性部材13を透過する光路長にばらつきが生じて波長変換効率を一定にできなかったり、放射強度や軸上光度、輝度、演色性等が発光装置ごとにばらついたり、色むらや強度むらが生ずるという問題点を有していた。
また、上記特許文献2に示される発光装置においては、反射部材12の上面に凸面を有するレンズが直接取り付けられる構造であるため、反射部材12から反射された光がレンズ下部で反射部材12によって反射された後にレンズによって集光されず、レンズ側面から放射されて広がってしまって、反射部材12から反射された光をレンズで集光できないという場合があった。その結果、発光装置を所定の放射光角度(配光分布)を有するものにすることができないという問題点が発生していた。
従って、本発明は上記従来の問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、放射強度や軸上光度、輝度、演色性等のばらつきを低減させ、放射される光を所定の放射光角度とすることが可能な発光装置および照明装置を提供することである。
本発明の発光装置は、上側主面の中央部に発光素子が電気的に接続される導体層が形成された基体と、該基体の上側主面に前記導体層を取り囲むように接合された、内周面が前記発光素子から発光する光を反射する反射面とされている枠状の反射部材と、前記導体層に電気的に接続された発光素子と、前記反射部材の内側に充填された蛍光体を含有しない第一の透光性部材と、内面が反射面とされるとともに前記反射部材の上面に接合された筒状部材と、該筒状部材の内側の上端から下端にまで充填された蛍光体を含有する第二の透光性部材と、上面に凸面を有するとともに下面に前記筒状部材が嵌着される凹部が設けられたレンズとを具備していることを特徴とする。
本発明の発光装置は、上記構成において好ましくは、前記基体の上側主面の中央部に凸部が形成されており、該凸部の上面に前記導体層が形成されているとともに前記発光素子が載置されていることを特徴とする。
本発明の照明装置は、上記本発明の発光装置を光源として用いたことを特徴とする。
本発明の発光装置は、上側主面の中央部に発光素子が電気的に接続される導体層が形成された基体と、基体の上側主面に導体層を取り囲むように接合された、内周面が発光素子から発光する光を反射する反射面とされている枠状の反射部材と、導体層に電気的に接続された発光素子と、反射部材の内側に充填された蛍光体を含有しない第一の透光性部材と、内面が反射面とされるとともに反射部材の上面に接合された筒状部材と、筒状部材の内側に充填された蛍光体を含有する第二の透光性部材と、上面に凸面を有するとともに下面に筒状部材が嵌着される凹部が設けられたレンズとを具備していることから、発光素子から発せられる光は、反射部材の反射面で均一にむらなく反射させることができ、さらに第一の透光性部材が容器内部に充填されて第一の透光性部材の形状が安定しているので、軸上光度および輝度が均一な光として容器から放射される。そして、この容器から放射された光が筒状部材の内側に充填された蛍光体を含有する第二の透光性部材に入射し、蛍光体により長波長側に波長変換されて所望の波長スペクトルを有する光になるのであるが、容器から放射される光が均一なので、発光素子から発せられるすべての光に対する波長変換効率を一定にできて、色むらや強度むらの少ない光が得られる。さらにこの光は、筒状部材に覆われるように嵌着されたレンズに向けて放射されるので、レンズ側面から漏れる量を抑えることができてレンズの集光効果を上げることができ、レンズから所望の放射角度を有する放射光にすることができる。
また、反射部材と筒状部材との接合は、反射部材に透明なレンズを接合する場合に比べて、レンズに不透明な筒状部材が接合されており、反射部材の上面に筒状部材の下面を位置合わせしやすくなるので、基体を外部電気回路基板に半田付け等した後に行なうことが可能となる。これにより、レンズの材質が外部電気回路基板への実装時の半田付け等の接合時に加わる熱に耐えられない場合においても、レンズと筒状部材とを基体を取り付けた後に取り付けるのが容易となり、レンズの性能を損なうことなく所望の放射角度の放射光にすることができる。
以上の結果、放射強度や軸上光度,輝度,演色性等の光特性に優れた発光装置とし得る。
また、本発明の発光装置は、上記構成において好ましくは、基体の上側主面の中央部に凸部が形成されており、凸部の上面に導体層が形成されているとともに発光素子が載置されていることにより、発光素子から下方に発光する光も反射部材によって発光装置の外方へ反射させることができ、発光素子から発光する光を無駄なく放射できる発光装置にできる。
本発明の照明装置は、上記本発明の発光装置を光源として用いたことから、半導体から成る発光素子の発する光を利用することができ、半導体から成る発光素子によって、従来の放電を用いた照明装置よりも低消費電力であり、長寿命とすることが可能であり、さらに小型の照明装置とすることができる。また、蛍光体を含有する第二の透光性部材の厚みを一定にできるので、発光素子から発せられる光の中心波長の変動を抑制することができ、長期間にわたり安定した放射強度かつ放射角度で光を放射することができるとともに、照射面における色むらや照度分布の偏りが少ない照明装置とすることができる。
また、本発明の発光装置を光源として用いるとともに、これらの発光装置の周囲に任意の形状に光学設計した反射板や光学レンズ、光拡散板等を設置することにより、任意の配光分布の光を放射する照明装置とすることができる。
本発明の発光装置について以下に詳細に説明する。図1は本発明の発光装置の実施の形態の一例を示す断面図である。同図において、1は基体、1aは導体層が形成され発光素子5が載置される基体1の載置部、2は反射部材、3は蛍光体を含有しない第一の透光性部材、4は蛍光体を含有する第二の透光性部材、5は発光素子、6は筒状部材、7は上面に凸面を有するレンズ、7aはレンズ7の下面の凹部であり、主としてこれらで発光素子5から発せられる光が方向性をもって外部に放射される発光装置が構成される。
本発明の発光装置は、上側主面の中央部に発光素子5が電気的に接続される導体層が形成された基体1と、基体1の上側主面に導体層を取り囲むように接合された、内周面が発光素子5から発光する光を反射する反射面2bとされている枠状の反射部材2と、導体層に電気的に接続された発光素子5と、反射部材2の内側の、基体1と反射部材2とから成る容器内部に充填された蛍光体を含有しない第一の透光性部材3と、内面が反射面とされるとともに反射部材2の上面に接合された筒状部材6と、筒状部材6の内側に充填された蛍光体を含有する第二の透光性部材4と、上面に凸面を有するとともに下面に筒状部材6が嵌着される凹部7aが設けられたレンズ7とから成る。
本発明における基体1は、アルミナセラミックスや窒化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体,ガラスセラミックス等のセラミックス、エポキシ樹脂等の樹脂、または金属等から成る。また、基体1は発光素子5を載置する載置部1aを有しており、載置部1aには発光素子5の電極が電気的に接続される導体層が形成されている。
好ましくは、図1に示すように、載置部1aは基体1の上側主面に突出する凸部1bの上面に形成されているのがよく、これにより、発光素子5から下方に向けて発光する光も反射部材2で反射させやすくすることができ、載置部1a等で多重反射して光が吸収されるのを防止し、発光素子5から発せられる光の多くを発光装置からの放射光に利用することができる。その結果、発光素子5の発光特性を最大限に引き出すことができ、軸上光度や輝度,演色性等の光特性に優れた発光装置とすることができる。
また、基体1の上側主面から突出する凸部1bとされた載置部1aにより、発光素子5を載置部1aに実装するのが容易となり、発光素子5を所望の位置に正確かつ容易に載置することができるという作用効果もある。
この場合、載置部1aは、基体1の載置部1aの周囲を切削加工や機械研磨、ブラスト研磨等の手段で除去することによって、あるいは、金型成型やセラミックグリーンシートの積層法によって基体1と一体に形成することができる。または、基体1の上側主面に載置部1aとなる部材を接着剤等で接合してもよい。
基体1の上側主面の載置部1aの上面には発光素子5の電極が半田等の電気接続手段を介して電気的に接続される導体層が形成されている。この導体層による電気接続用パターンが基体1内部に形成された配線導体(図示せず)を介して発光装置の外表面に導出されて外部電気回路基板に接続されることにより、発光素子5と外部電気回路とが電気的に接続されることとなる。
発光素子5を導体層に接続する方法としては、ワイヤボンディングを介して接続する方法、または、発光素子5の下面で半田バンプ等の電気接続手段により接続するフリップチップボンディング方式を用いた方法等が用いられる。好ましくは、フリップチップボンディング方式により接続するのがよい。これにより、導体層を発光素子5の直下に設けることができるため、発光素子5の周辺の基体1の上面に電気接続用パターンを設けるためのスペースを設ける必要がなくなる。よって、発光素子5から発光された光がこの基体1の電気接続用パターンで吸収されて軸上光度が低下するのを抑制することができる。
この電気接続用パターンとなる導体層は、例えば、W,Mo,Cu,Ag等の金属粉末のメタライズ層を基体1の表面および内部に形成することによって、Fe−Ni−Co合金等のリード端子を基体1に埋設し一端を載置部1aに露出させることによって、または、配線導体が形成された絶縁体から成る入出力端子を基体1に設けた貫通孔に嵌着接合させることによって設けられる。
なお、電気接続用パターンの露出する表面には、Niや金(Au)等の耐食性に優れる金属を1〜20μm程度の厚さで被着させておくのが良く、電気接続用パターンの酸化腐食を有効に防止し得るともに、発光素子5と電気接続用パターンとの接続を強固にし得る。従って、電気接続用パターンの露出表面には、例えば、厚さ1〜10μm程度のNiメッキ層と厚さ0.1〜3μm程度のAuメッキ層とが電解メッキ法や無電解メッキ法により順次被着されているのがより好ましい。
また、基体1の上面には、反射部材2が半田,Agロウ等のロウ材やエポキシ樹脂等の樹脂接着剤等の接合材により取着される。反射部材2は、中央部に貫通孔2aが上方が外側に向かって傾斜面となるように形成されているとともに、貫通孔2aの内周面が発光素子5が発する光を反射する反射面2bとされている。
反射部材2は、金属やセラミックス,樹脂等から成り、切削加工や金型成形等を行なうことにより形成される。さらに、貫通孔2aの内周面に形成される反射面2bは、光を反射するものであれば特に限定されないが、より高い反射率とするために、貫通孔2aの内周面を研磨したり、金型を押し付ける等によって平滑化したり、あるいは、貫通孔2aの内周面に、例えば、メッキや蒸着等によりAl,Ag,Au,白金(Pt),チタン(Ti),クロム(Cr),Cu等の高反射率の金属薄膜層を形成することにより反射面2bが形成される。
また、反射面2b表面の算術平均粗さRaは0.004〜4μmであるのが良く、これにより、反射面2bが発光素子5や蛍光体の光を良好に反射し得る。Raが4μmを超えると、発光素子5の光を均一に反射させるのが困難となり、発光装置の内部で乱反射し易くなる。一方、0.004μm未満では、そのような面を安定かつ効率よく形成することが困難となる傾向にある。
反射面2bは、例えば、縦断面形状が、上側に向かうにともなって外側に広がった図1に示すような直線状の傾斜面、上側に向かうにともなって外側に広がった曲面状の傾斜面、あるいは途中で傾斜角度の変化する直線状の傾斜面等の形状が挙げられる。
反射部材2は、基体1の上面の載置部1a以外のどの部位に取着されてもよいが、発光素子5の周囲に所望の面精度、例えば、発光装置の縦断面において、発光素子5を間に挟んで発光素子5の両側に設けられた反射面2bが対称になっている状態で反射面2bが設けられるように取着されるのがよい。これにより、発光素子5からの光を第二の透光性部材4に含まれる蛍光体で波長変換して外部へ直接放射させるだけでなく、発光素子5から横方向等に発せられた光や蛍光体から下方に発せられた光を反射面2bで均一にむらなく反射させることができ、軸上光度および輝度さらには演色性等を効果的に向上させることができる。
特に、反射部材2が載置部1aに近接しているほど上記の効果が顕著に現れる。これにより、載置部1aの周囲を反射部材2で取り囲むことによって、より多くの光を反射させることができ、より高い軸上光度を得ることが可能となる。
第一の透光性部材3はエポキシ樹脂やシリコーン樹脂等の透明樹脂、ゾルゲルガラス等から成る透明部材である。第一の透光性部材3は、図1に示すように、未硬化の液状のものをディスペンサー等の注入機で発光素子5の上面に注いだ後に硬化させることにより形成することができる。この第一の透光性部材3は発光素子5を保護する機能も有する。
また、第二の透光性部材4は、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂等の透明樹脂、ゾルゲルガラス等から成る透明部材に発光素子5が発する光により励起されて長波長の蛍光に変換する蛍光体を含有させたものである。第二の透光性部材4は、蛍光体が分散された未硬化の液状のものをディスペンサー等の注入機で筒状部材6に注入するか、もしくは、あらかじめテープ状に作製したものを切り抜き筒状部材6に挿入して固定することにより筒状部材6の内側に充填される。ここで、第二の透光性部材4は一定厚みにされるとともに蛍光体が均一に分散されていることが重要であり、この構成により、発光素子5から発光される光を蛍光体により長波長側に確実に波長変換し所望の波長スペクトルを有する光とすることができる。
筒状部材6は、蛍光体を含有した第二の透光性部材4が所望の波長スペクトルを有する光に波長変換した光が側面に漏れないように設置されており、内面が反射部材2と同様の反射面とされている。筒状部材6の下端の内径寸法は、筒状部材6下面が反射部材2から反射される光を遮るのを防止するように、反射部材2の貫通孔2aの上端開口部における内径寸法よりも大きくなるように形成されるのがよい。筒状部材6の内面は、筒状の他に、反射部材3と同様の上側に向かうにともなって外側に広がる傾斜面とされてもよい。筒状部材6の外周面は、レンズ7の下面に設けられる筒状の凹部7aに嵌着可能な形状とされる。
筒状部材6は、金属やセラミックス、樹脂等から成り、切削加工や金型成形等を行なうことにより形成される。さらに、筒状部材6の内周面は、光の反射面とされている。このような反射面は、光を反射するものであれば特に限定されないが、より高い反射率とするために、反射部材2の反射面2bと同様に、筒状部材6の内周面を研磨したり、金型を押し付ける等によって平滑化したり、あるいは、筒状部材6の内周面に、例えば、メッキや蒸着等によりAl,Ag,Au,Pt,Ti,Cr,Cu等の高反射率の金属薄膜を形成したりすることによってもよい。
このことにより波長変換され所望の波長スペクトルとされた光を効率よくレンズ7の下側に出射させることができる。従って、発光素子5から上方向に発せられた直接光および反射部材2から反射された光がレンズ7下部に確実に伝送され、レンズ7の下部に集光できる。その結果、発光素子5から発せられる光は、凸面を有するレンズ7により所望の放射角度にして放射させることができる。なお、筒状部材6はエポキシ樹脂等の接合材により反射部材2の上面に取着される。
上面に凸面を有するレンズ7は、アクリル樹脂やエポキシ樹脂やシリコーン樹脂等の透明樹脂、ゾルゲルガラス等から成る透明部材から形成される。凸面の対向面となる下面に凹部7aを有しており、凹部7aの側面と筒状部材6とがエポキシ樹脂等の接合材により取着される。または、凹部7aとなる部分に筒状部材6を金型にセットしてレンズ7を一体成形することによって取着される。また、凸面の対向面となる下面に凹部7aを有し、凹部7aに筒状部材6が取り付けられていることから、筒状部材6にレンズ7を強固に固定することができる。
また、反射部材2に透明なレンズ7を接合する場合に比べて、レンズ7に不透明な筒状部材6が嵌着されており、反射部材2の上面に筒状部材6の下面を位置合わせしやすくなる。これにより、画像認識による自動組立機等によって組み立てることが容易となるので、反射部材2と筒状部材6との接合は、基体1を外部電気回路基板に半田付け等した後に行なうことが可能となり、レンズ7の材質が外部電気回路基板への実装時の半田付け等の接合時に加わる熱に耐えられない場合においても、レンズ7の性能を損なうことなく所望の放射角度の放射光にすることができる。
また、本発明の発光装置は、1個を光源として用いることにより、または複数個を、例えば、格子状や千鳥状,放射状,円状や多角形状等の同心状等の所定の配置となるように配列させた光源として用いることにより、照明装置とすることができる。これにより本発明の照明装置は、半導体から成る発光素子5による発光を利用した場合に、従来の放電を用いた照明装置よりも低消費電力であり、長寿命とすることが可能であり、さらに発熱の少ない小型の照明装置とすることができる。また、蛍光体を含有する第二の透光性部材4の厚みを一定にできるので、発光素子5から発せられる光の中心波長の変動を抑制することができ、長期間にわたり安定した放射強度かつ放射角度で光を放射することができるとともに、照射面における色むらや照度分布の偏りが少ない照明装置とすることができる。
例えば、図2,図3に示す平面図,断面図のように複数個の本発明の発光装置101が発光装置駆動回路基板102に複数列に配置され、発光装置101の周囲に所要の形状に光学設計された反射板103が設置されて成る照明装置の場合、一列に配置された複数個の発光装置101の間に隣り合う列の発光装置101が配置された配置、いわゆる千鳥状配置とすることが好ましい。すなわち、発光装置101が格子状に配置される際には、光源となる発光装置101が直線上に配列されることによりグレアが強くなり、このような照明装置が人の視覚に入ってくることにより、不快感や目の障害を起こしやすくなるのに対し、千鳥状とすることにより、発光装置101がほぼ均等間隔で平面上に配置されるので、グレアが抑制され人間の目に対する不快感や目に及ぼす障害を低減することができる。さらに、発光装置101が直線上に配列される場合に比べ、隣り合う発光装置101間の距離が長くなることにより、隣接する発光装置101間の熱的な干渉が抑制され、発光装置101が実装された発光装置駆動回路基板102内における熱のこもりが抑制され、発光装置101の外部に効率よく熱が放散される。その結果、人の目に対しても障害の小さい長期間にわたり光学特性の安定した長寿命の照明装置を作製することができる。
また、照明装置が、図4,図5に示す平面図,断面図のような発光装置駆動回路基板102上に複数の発光装置101から成る円状や多角形状の発光装置101群を、同心状に複数群配列した照明装置の場合、1つの円状や多角形状の発光装置101群における発光装置101の配置数を照明装置の中央側より外周側ほど多くすることが好ましい。これにより、発光装置101同士の間隔を適度に保ちながら発光装置101をより多く配置することができ、照明装置の照度をより向上させることができる。また、照明装置の中央部の発光装置101の密度を低くして発光装置駆動回路基板102の中央部における熱のこもりを抑制することができる。よって、発光装置駆動回路基板102内における温度分布が一様となり、照明装置を設置した外部電気回路基板やヒートシンクに効率よく熱が伝達され、発光装置101の温度上昇を抑制することができる。その結果、発光装置101は長期間にわたり安定して動作することができるとともに長寿命の照明装置を作製することができる。
このような照明装置としては、例えば、室内や室外で用いられる、一般照明用器具、シャンデリア用照明器具、住宅用照明器具、オフィス用照明器具、店装,展示用照明器具、街路灯用照明器具、誘導灯器具および信号装置、舞台およびスタジオ用の照明器具、広告灯、照明用ポール、水中照明用ライト、ストロボ用ライト、スポットライト、電柱等に埋め込む防犯用照明、非常用照明器具、懐中電灯、電光掲示板等や、調光器、自動点滅器、ディスプレイ等のバックライト、動画装置、装飾品、照光式スイッチ、光センサ、医療用ライト、車載ライト等が挙げられる。
なお、本発明は以上の実施の形態の例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更を行なうことは何等支障ない。
例えば、放射強度の向上のために基体1に発光素子5が複数個載置されても良い。また反射面2bの角度を任意に調整することも可能であり、これにより、補色域を設けることによりさらに良好な演色性を得ることができる。
また、本発明の照明装置は、複数個の発光装置101を所定の配置となるように設置したものだけでなく、1個の発光装置101を所定の配置となるように設置したものでもよい。例えば、1個の発光装置101を照明装置の中央部に配置したものでもよい。
本発明の発光装置の実施の形態の一例を示す断面図である。 本発明の照明装置の実施の形態の一例を示す平面図である。 図2の照明装置の断面図である。 本発明の照明装置の実施の形態の他の例を示す平面図である。 図4の照明装置の断面図である。 従来の発光装置の例を示す断面図である。
符号の説明
1:基体
1a:載置部
1b:凸部
2:反射部材
2b:反射面
3:第一の透光性部材
4:第二の透光性部材
5:発光素子
6:筒状部材
7:レンズ
7a:凹部
101:発光装置
102:発光装置駆動回路基板
103:反射板

Claims (3)

  1. 上側主面の中央部に発光素子が電気的に接続される導体層が形成された基体と、
    該基体の上側主面に前記導体層を取り囲むように接合された、内周面が前記発光素子から発光する光を反射する反射面とされている枠状の反射部材と、
    前記導体層に電気的に接続された発光素子と、
    前記反射部材の内側に充填された蛍光体を含有しない第一の透光性部材と、
    内面が反射面とされるとともに前記反射部材の上面に接合された筒状部材と、
    該筒状部材の内側の上端から下端にまで充填された蛍光体を含有する第二の透光性部材と、
    上面に凸面を有するとともに下面に前記筒状部材が嵌着される凹部が設けられたレンズとを具備していることを特徴とする発光装置。
  2. 前記基体の上側主面の中央部に凸部が形成されており、該凸部の上面に前記導体層が形成されているとともに前記発光素子が載置されていることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載の発光装置を光源として用いたことを特徴とする照明装置。
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