JPH10260817A - 半導体演算回路及びデ−タ処理装置 - Google Patents

半導体演算回路及びデ−タ処理装置

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JPH10260817A
JPH10260817A JP9081877A JP8187797A JPH10260817A JP H10260817 A JPH10260817 A JP H10260817A JP 9081877 A JP9081877 A JP 9081877A JP 8187797 A JP8187797 A JP 8187797A JP H10260817 A JPH10260817 A JP H10260817A
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signal
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input
semiconductor
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Tatsuro Morimoto
達郎 森本
Sunao Shibata
直 柴田
Tadahiro Omi
忠弘 大見
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    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N3/00Computing arrangements based on biological models
    • G06N3/02Neural networks
    • G06N3/06Physical realisation, i.e. hardware implementation of neural networks, neurons or parts of neurons
    • G06N3/063Physical realisation, i.e. hardware implementation of neural networks, neurons or parts of neurons using electronic means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な回路を用いて高速に複数の
データの大小比較の演算をリアルタイムに行うことので
きる半導体装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ニューロンMOSトランジスタにより構
成されたインバータ回路を複数個含むインバータ回路群
を有し、インバータ回路の第一の入力ゲートに外部より
所定の信号電圧を加え、インバータ回路群に含まれるす
べてのインバータの出力信号が、第1の論理演算回路と
第2の論理演算回路に入力され、第1の論理演算回路の
出力信号が、第2の論理演算回路の出力信号により制御
された第3の論理演算回路に入力され、第3の論理演算
回路の出力がインバータ回路群に含まれるインバータ回
路の各々の第2の入力ゲートにフィードバックされてお
り、インバータ回路群の出力信号によってインバータ回
路群に入力される信号電圧のうち、最大電圧のある位置
を特定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体演算回路及
びデータ処理装置に係わり、特に多数の入力データの大
小比較をハードウェアを用いて高速にかつ時間連続的に
行うことのできる高機能半導体集積回路とデータ処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理や自動制御の分野では、数値で
表現されたデータを比較して、その大小を判別すること
が非常に重要な役割を果たしている。
【0003】例えば、2つの数のうち大きな方を見つけ
ることや、複数の入力データの中から最大の値を持った
データを選び出すこと、あるいは複数のデータをその数
値の大きな順番に並びかえるいわゆるソーティング等々
である。
【0004】このような操作は、通常計算機を用いて行
うことができるが、数多くの演算を必要とするため、時
間がかかり実時間制御に用いることは非常に困難であっ
た。特にロボットなどの制御に用いる場合には、ロボッ
トに取り付けて計算する必要があるため、小さなLSI
チップで実現することが要求される。
【0005】ところが、マイクロプロセッサを用いて、
そのプログラミングで行おうとすると膨大な時間がかか
ってしまい実用化はほとんど不可能である。そのため、
ハードウェアで直接大小比較を行う回路を作ろうと研究
・開発が行われているが、回路実現のためには数多くの
素子を必要とし、且つ何段もの回路を通して演算を行う
ため、小型で高速演算可能なLSIはまだ実現されてい
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、簡単な回路を用いて高速に複数のデータの大小比較
の演算をリアルタイムに行うことのできる半導体装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体演算回路
は、基板上に一導電型の半導体領域を有し、この領域内
に設けられた反対導電型のソース及びドレイン領域を有
し、前記ソース及びドレイン領域を隔てる領域に絶縁膜
を介して設けられた電気的にフローティング状態にある
フローティングゲート電極を有し、前記フローティング
ゲート電極と絶縁膜を介して容量結合する複数の入力ゲ
ート電極を有するニューロンMOSトランジスタを一個
以上用いて構成された半導体演算回路であって、ニュー
ロンMOSトランジスタにより構成されたインバータ回
路を複数個含むインバータ回路群を有し、前記インバー
タ回路の少なくとも1個の第一の入力ゲートに外部より
所定の信号電圧を加え、前記インバータ回路群に含まれ
るすべてのインバータの出力信号もしくはその出力信号
を所定の段数のインバータ回路を通して得られた出力信
号が、第1の論理演算回路と第2の論理演算回路に入力
され、前記第1の論理演算回路の出力信号もしくはそれ
を所定の段数のインバータ回路を通して得られた出力信
号が、前記第2の論理演算回路の出力信号により制御さ
れた第3の論理演算回路に入力され、前記第3の論理演
算回路の出力が前記インバータ回路群に含まれる前記イ
ンバータ回路の各々の第2の入力ゲートにフィードバッ
クされており、前記インバータ回路群の出力信号によっ
て前記インバータ回路群に入力される信号電圧のうち、
最大電圧のある位置を特定することを特徴とする。
【0008】前記第1の論理演算回路は、複数のバイナ
リ信号入力に対し、「1」もしくは「0」の数が、所定
の数を越えたときに、その出力端子に所定の論理信号を
出力する機能を有していることを特徴とする。
【0009】また、前記第1の論理演算回路が、前記ニ
ューロンMOSトランジスタを一個以上用いて構成され
たインバータ回路を含むことを特徴とする。
【0010】前記第1の論理演算回路は、複数のバイナ
リ信号入力に対し、「1」の数が1以上の時に「0」を
出力することを特徴とする。
【0011】前記第2の論理演算回路は、複数のバイナ
リ入力に対し、「1」もしくは「0」の数が所定の数を
越えたときに、その出力信号を所定の規則に従い変化さ
せることを特徴とする。また、前記第2の論理演算回路
は、複数のバイナリ信号入力に対し、「1」の数を特定
する機能を有し、前記「1」の数に応じて所定の規則に
従い、出力信号を変化させることを特徴とする。
【0012】前記第3の論理演算回路が、少なくとも1
つの制御信号により入力信号を所定の割合で減衰もしく
は増幅して出力することを特徴とする。あるいは、所定
の信号電圧もしくは入力信号を出力信号とすることを特
徴とする。または、前記第3の論理回路の出力が2つ以
上の出力を有し、前記第3の論理演算回路の出力がこれ
と同数の前記第2の入力ゲートにそれぞれ入力されるこ
とを特徴とする。
【0013】本発明のデータ処理装置は、複数個の数値
を外部より取り込み、それを保持する手段を有し、前記
複数個の数値が請求項1〜10のいずれか1項に記載の
半導体演算回路に入力され、該半導体演算回路の出力信
号が、第4の論理演算回路に入力され、前記第4の論理
演算回路の出力信号により、前記複数個の数値から少な
くとも一つの数値を選択し、出力する半導体演算システ
ムを多段に接続したことを特徴とする。
【0014】前記多段に接続された半導体システムおの
おのが、与えられた前記複数個の数値に応じて最適の処
理をそれぞれ独立に選択し実行することを特徴とする。
【0015】さらに、前記選択された数値の送信側半導
体システムと受信側半導体システムの両方より所定の信
号を受け取り、これらの信号が所定の条件を満たした時
に、両者に所定の信号を出力する第5の論理演算回路を
有することを特徴とする。
【0016】
【実施例】以下に実施例をあげ本発明を詳細に説明する
が、本発明がこれら実施例に限定されるものではないこ
とはいうまでもない。
【0017】(実施例1)本発明の第1の実施例を、図
1の回路図を用いて説明する。
【0018】図1の回路はV1、V2、V3、V4の4個の
入力信号に対し、それぞれ出力V01、V02、V03、V04
が対応しており、最大入力に対応する出力のみ「1」と
なり、その他はすべて「0」となる回路である。勝者の
みが「1」となり、その他はすべて「0」となるのでこ
の回路はWinner-Take-All回路と呼ばれる回路の一種で
ある。これは、ニューラルネットワークを初めとし、様
々な画像処理で極めて重要な働きをする回路である。こ
の図1では、V1とV01の部分しかかかれていないが、
同様にV2とV02、V3とV03、V4とV04の前段部分の
回路があり、フィードバック部分はすべて同じように接
続されている。この実施例では説明のため4入力に限っ
ているが、入力数はいくつであってもよいことはいうま
でもない。
【0019】図1の回路の動作説明をするために、先ず
図2の時間連続追従型Winner-Take-All回路の動作説明
する。
【0020】図2において201〜205はPチャネル
ニューロンMOSトランジスタ、206〜210はNチ
ャネルニューロンMOSトランジスタである。ニューロ
ンMOSトランジスタは、脳を構成する細胞であるニュ
ーロンと同様の働きをするトランジスタであり、ニュー
ロンコンピュータを実現するために発明された全く新し
い概念のMOSトランジスタである(発明者:柴田直、大
見忠広、特開平3-6679号公報)。以下、このトランジス
タをνMOSと略称する。
【0021】このνMOSは、非常に強力な機能を有す
るトランジスタであり、本発明は、このνMOSを基本
素子として用いたところに大きな特徴がある。νMOS
の構造、及び機能については、別途図3を用いて説明す
る。
【0022】PチャネルνMOS(P−νMOSと略)
及びNチャネルνMOS(N−νMOSと略)は各々、
ドレインが互いに接続されており、ニューロンMOSを
用いたCMOS構成のインバータ回路となっている。こ
れをComplimentary νMOSインバータ、または略して
C−νMOSインバータと呼ぶ。
【0023】211〜216は通常のインバータ回路で
ある。
【0024】図2の回路の動作を説明するために、まず
最初にνMOSの構造と動作原理について説明する。図
3は4入力のNチャネルνMOSトランジスタ(Nーν
MOS)の断面構造の一例を示したものであり、301
は例えばP型のシリコン基板、302、303はN+
散層で形成されたソース及びドレイン、304はソース
・ドレイン間のチャネル領域305上に設けられたゲー
ト絶縁膜(例えばSiO2膜)306は電気的に絶縁さ
れ電位的にフローティングの状態にあるフローティング
ゲート電極、307は例えばSiO2などの絶縁膜、3
08a、308b、308c、308dは入力ゲート電
極である。図3(b)はνMOS動作を解析するために
さらに簡略化した図面である。各入力ゲート電極とフロ
ーティングゲート間の容量結合係数を図のようにC1
2、C3、C4、フローティングゲートとシリコン基板
間の容量結合をC0とすると、フローティングゲートの
電位φFは次式で与えられる。 φF=(C11+C22+C33+C44)/CTOT 但し、CTOT=C0+C1+C2+C3+C41、2、V3、V4はそれぞれ入力ゲート308a、3
08b、308c、308dに印加されている電圧であ
り、シリコン基板の電位は0V、すなわちアースされて
いるとした。
【0025】今、ソース302の電位を0Vとする。す
なわちすべての電極の電位をソース基準として測定した
値とする。そうすれば、図3に示したνMOSは、フロ
ーティングゲート306を通常のゲート電極とみなせば
通常のNチャネルMOSトランジスタと同じであり、そ
のゲート電位φFがしきい値(V* TH)より大となるとソ
ース302、ドレイン303間の領域305に電子のチ
ャネル(Nチャネル)が形成され、ソース・ドレイン間
が電気的に接続される。すなわち、 φF=(C11+C22+C33+C44)/CTOT>V
TH の条件が持たされたときνMOSは導通(ON)するの
である。
【0026】以上はNチャネルνMOSトランジスタに
ついての説明であるが、図3(a)においてソース30
2、ドレイン303及び基板301をすべて反対導電型
にしたデバイスも存在する。すなわち、基板はN型であ
り、ソース・ドレインがP+拡散層で形成されたνMO
Sであり、これをPチャネルMOSトランジスタ(P−
νMOS)と呼ぶ。
【0027】図4は図2の回路の動作説明をするために
前段部分217を抜き出したものである。
【0028】図4において、401はフローティングゲ
ートであり、二つのνMOS(402、403)に共通
のゲートとなっている。404、405、406はそれ
ぞれ入力ゲートであり、C1、C2、C3は各ゲートとフ
ローティングゲート間の容量結合係数である。
【0029】この回路には、V1、V2、V3の3つの信
号電圧が入力されており、V1、V2は共に任意に時間変
化する信号電圧である。V3は回路の動作を調整する信
号電圧であり通常接地しておく。407は通常のインバ
ータ回路である。408の回路は、V1から見ると、V2
によって閾値が変化する可変閾値インバータ回路であ
る。図4の回路をνMOSセルAと呼ぶ。
【0030】各入力に対する容量結合比を例えば次のよ
うにする。即ち、νMOSセルAにおける結合容量の比
を C1/C3=C2/C3=(VTH−Vδ)/(VDD−2(V
TH−Vδ)) とすれば、VOUTとφFA(フローティングゲート401の
電位)の関係は図5のようになる。
【0031】このように設計されたνMOSセルAの動
作について説明する。
【0032】フローティングゲート401の電位をφFA
とすると、 φFA=(C11+C22+C33)/CTOT となり、φFAがフローティングゲートからみたインバー
タの反転電圧V* 1より大きくなったとき、すなわち (C11+C22+C33)/CTOT>VTH が満たされたとき、インバータ408はオンして、その
出力が反転する。今、説明を簡単にするため C0<<C1+C2+C3 の条件が満たされており、C0が無視できると仮定す
る。すなわち、 CTOT=C1+C2+C3 と仮定する。C0がC1+C2+C3と同程度の値をとって
も以下の説明は全く同様に成り立つことは言うまでもな
い。
【0033】図4の回路においてフローティングゲート
から見たインバータの反転閾値を、VTH=VDD/2と
し、且つC1=C2と設計されている。また、V3=0V
である。これらの値は、必要に応じて、その他の設計値
に変更してもよいことは言うまでもない。
【0034】以上の条件下では、C−νMOSインバー
タ408がオンする条件は、 ((VTH−Vδ)/VDD)・(V1+V2)>VTH となる。
【0035】VTH=VDD/2を代入して上式を書き換え
ると、Vδ<<VDDと設定するので、 V1+V2>VDD/(1−2Vδ/VDD)≒VDD(1+2
Vδ/VDD)>VDD となる。つまり、V1+V2がVDD+2Vδより大となっ
た時に図4のインバータは反転する。しかし、V1+V2
=VDDでは反転しない。
【0036】図6の回路は図2の回路の動作説明するた
めに後段部分221を抜き出したものである。
【0037】601はフローティングゲートであり、二
つのνMOS(602、603)に共通のゲートとなっ
ている。604〜608はそれぞれ入力ゲートであり、
q、C1、C2、C3、C4は各ゲートとフローティング
ゲート間の容量結合係数である。
【0038】この回路には、Vq、V1、V2、V3、V4
の5つの信号電圧が入力されており、V1、V2、V3
4は共に任意に時間変化する信号電圧であり、前述の
νMOSセルAからの入力電圧である。Vqは回路の動
作を調整する信号電圧であり、通常電源電圧VDDにして
おく。609、610は通常のインバータ回路である。
この回路は、インプット中に「1」が少なくとも1つ存
在するかあるいはそれ以上の数であることを判定する回
路である。図6の回路をνMOSセルBと呼ぶ。
【0039】各入力にたいする容量結合比は例えば次の
ように決定する。即ち、C1=C2=C3=C4とし、 Cq/C1=(1/2)・(2nVTH−VDD)/(VDD
TH) とする。ここで、nは入力数を表しており、この場合n
=4である。VTH=VDD/2とすると、 Cq/C1=n−1 となる。一般に、 Cq/(C1+C2+・・・+Cn)=(n−1)/n となる。
【0040】このように設計されたνMOSセルBの動
作について説明する。
【0041】フローティングゲート601の電位をφFB
とすると、 φFB=(Cqq+C11+C22+C33+C44)/
TOT となり、φFBがフローティングゲートからみたインバー
タの反転電圧V* 1より大きくなったとき、すなわち (Cqq+C11+C22+C33+C44)/CTOT
>VTH が満たされたとき、C−νMOSインバータ611はオ
ンして、その出力が反転する。今、説明を簡単にするた
め C0<<Cq+C1+C2+C3+C4 の条件が満たされており、C0が無視できると仮定す
る。すなわち、 CTOT=Cq+C1+C2+C3+C4 と仮定する。C0がCq+C1+C2+C3+C4と同程度の
値をとっても以下の説明は全く同様に成り立つことは言
うまでもない。
【0042】図6の回路では、C1=C2=C3=C4と設
計されている。また、通常Vq=VD Dである。これらの
値は、必要に応じて、その他の設計値に変更してもよい
ことは言うまでもない。
【0043】以上の条件下では、C−νMOSインバー
タ611がオンする条件は、 (3VDD+V1+V2+V3+V4)/7>VDD/2 となる。この式から明らかなように、V1=V2=V3
4=0のときは上の不等式は成立せず、インバータは
反転しない。しかし、V1、V2、V3、V4のいづれかひ
とつ、もしくはそれ以上がVDDになると上式が成立し、
C−νMOSインバータ611は反転する。
【0044】図7はこの値で設計したνMOSセルBの
1を横軸にとり、縦軸にフローティングゲートの電位
φFBと出力VOUTをとったものである。V23はグラン
ドに落とした場合を示している。V1によってフローテ
イングゲートの電位は閾値電圧VD D/2を横切り、νM
OSインバータ611の出力を反転させている。
【0045】図2で示されるようにνMOSセルB22
1の出力を各νMOSセルA(217〜220)にフィ
ードバックをかけると、これはインバータ奇数段からな
るリング発振器になる。
【0046】次に図2の回路全体の動作原理について述
べる。
【0047】まず、入力がすべて0である時、すべての
νMOSセルAの出力は「0」であるからνMOSセル
Bの出力は「1」となる。この出力はνMOSセルAに
フィードバックするが、入力はすべて0なのでνMOS
セルAは図8に示すように常に「0」を出力し安定であ
る。
【0048】次に各νMOSセルAの入力端子に信号電
圧を加える。例えば217に3.5V、218に4.5
V、219に2V、220に3.0Vを入力したとする
と、入力電圧の分だけφFAが図9のように持ち上がるの
で各νMOSセルA(217〜220)は全て反転し
「1」を出力する。νMOSセルB221はそれに反応
してVRを0に落とそうとする。VRが下がってくると、
まず 入力電圧の一番小さいνMOSセルA219の出
力が「0」に落ちる。次に入力電圧の小さいνMOSセ
ルA220の出力が「0」に落ち、次にνMOSセルA
217の出力が「0」に落ちる。しかし、νMOSセル
B221はV1〜V4のうち、ひとつでも「1」が入力さ
れていると反転状態を維持するので、最後のνMOSセ
ルA218の出力が1から0に変わるまではVRが減少
し続ける。ついに最後のνMOSセルA218の出力が
「0」となると、νMOSセルB221は状態を反転
し、今度はVRが「1」に向かって増加しはじめる。そ
うすると、入力電圧の一番大きいνMOSセルA218
の出力が「1」に変化し、νMOSセルB221は再び
状態を反転し、今度はVRが「0」に向かって減少しは
じめる。
【0049】このようにしてVRは最大入力のνMOS
セルA218が閾値付近で発振するように定まるので、
この回路の発振のループは常に最大入力のνMOSセル
A218を含むように形成される(図10)。このよう
にして時間連続的に最も大きな入力電圧の位置が特定で
きる。
【0050】次に本発明の図1の回路の説明をする。
【0051】前述の発振型ニューロンMOS Winner-Ta
ke-All回路を基に、以下の点を改良してある。
【0052】(1)各入力段のニューロンMOSインバ
ータのフローティングゲートへのカップリング容量をの
ように分割し、その容量比を101,102,103,
104のように1:2:4:8とした。
【0053】(2)フィードバック電圧VRを分割し、
ニューロンMOSインバータセルAのそれぞれのフロー
ティングゲートにカップリングする容量を、VRにする
かグラウンドに落とすかを選択するためのスイッチング
ブロック(105)を付加した。
【0054】(3)スイッチングブロック(105)を
制御するために、Winner-Take-All回路の出力を入力と
する論理回路(106)を付加した。
【0055】(1)のカップリング容量の分割と(2)
のスイッチによって、フィードバック電圧VRのフィー
ドバックゲインを任意に変化させることが出来る。
【0056】図11は106の部分の論理回路のブロッ
ク図とチップ写真である。上の4本のライン1101が
WInner-Take-All回路の出力端子であり、この論理回路
はその出力端子の信号を入力としている。この出力端子
からの入力はWinner-Take-All回路が動作している時は
発振しており、入力のすべてのOR(1102)をとっ
てカウンタ(Decrimenter)(1103)のクロック端子
に接続している。回路がWinnerを特定して、一つの出力
端子のみが発振している時は、More than t
wo回路(1104)がそれを検知してカウンタへのク
ロック信号をAND回路(1105)によってマスクし
ている。カウンタ(Decrimenter)(1103)の出力は
フィードバックゲインの切替のためのスイッチングブロ
ック(105)に接続する。また、Winnerが特定できた
時に、外部にそれを知らせる信号を作るためのクロック
ジェネレータ(1106)も同時に付加した。
【0057】図12はクロック ジェネレータ(110
6)の回路図である。これはWinnerが特定したことを示
す信号を発生させる回路である。
【0058】Winner-Take-All回路がWinnerを特定する
と出力信号がクロック ジェネレータを通り、クロック
ジェネレータが発振波形を出力する。この発振波形が
Winnerが特定した後のデータを処理する回路を駆動する
クロックとして使われる。
【0059】この回路は基本的にTフリップフロップと
XORで構成されている。回路が一つだけ発振している
時には、ALL OR(1201)だけが発振している
ので、Tフリップフロップ(1202)はALL OR
(1201)のライジングエッジで状態を反転させる。
一方More than 2(1203)側のTフリッ
プフロップ(1204)は状態を反転させずにそのまま
であるから、XOR(1205)の出力が1(High)とな
る。そのXOR(1205)の出力はALL OR側の
Tフリップフロップ(1202)に入り、ラッチがかか
る。そのため、出力のAND(1206)はALL O
Rのダウンエッジで出力を1(High)になるような形で、
ALL ORにあわせて発振する。二つ以上発振が発振
している状態では、More than 2側のTフリ
ップフロップ(1204)も状態を反転させるので、A
LL OR側のTフリップフロップ(1202)と状態
が一致するたびにXOR(1205)の出力が0(Low)
に落ちる。
【0060】そのため、出力のAND(1206)によ
りALL ORの出力がマスクされ、発振波形が出力さ
れず、0のままとなる。
【0061】このデジタル制御ニューロンMOS Winne
r-Take-All回路の動作検証のために、HSPICEを用
いたシミュレーション結果を図13に示す。上の4つの
波形が回路の出力である。下の4つが論理回路の出力で
あり、順に大きなカップリング容量をつなぐスイッチン
グブロックをON−OFFする信号である。先ず回路を
リセットし、Winnerを検索させる。出力ノードに1(Hig
h)が2つ以上立ったら論理回路がカップリング容量を1
つずつ小さくして行く。出力Nodeが1つだけ発振す
るようになると論理回路はその動作をやめ、ここでWinn
erが特定されたことになる。
【0062】図14は、デジタル制御ニューロンMOS
Winner-Take-All回路のWinner切り分け精度をプロット
したものである。
【0063】横軸はWinnerの電圧をとり、縦軸にWinner
切り分け精度をとった。上のグラフは論理回路が無い場
合の回路のWinner切り分け精度である。下のグラフは論
理回路を動作させた場合の回路のWinner切り分け精度で
ある。
【0064】このように、論理回路を付加することによ
って回路の精度が向上することが確認された。
【0065】このデジタル制御ニューロンMOS Winne
r-Take-All回路の動作検証のために、実際に半導体集積
回路として作成した。図15にそのチップ写真を示す。
写真の回路は、16入力のデジタル制御ニューロンMO
S Winner-Take-All回路である。C−MOSで構成して
いる。
【0066】チップ面積は2050×2950μm2
0.8μmルールで2層Poly2層Metalのプロ
セスを用いた。
【0067】図16は、図15のチップの測定波形であ
る。上から順に、Winnerの出力、Second Winnerの出
力、その他の出力、リセット信号、ALL OR、Mo
rethan two、Clock out、Decrimenterの20
出力、21出力、22出力、23出力である。
【0068】従来のソフトウェアによる方法では、全て
の数の比較を行うため、データ数が増加すると非常に動
作が遅くなったが、本発明により高速で精度の高い最大
値検索が可能となった。
【0069】(実施例2)本発明の第2の実施例を、図
17の回路図を用いて説明する。
【0070】図17の回路は実施例1と同様にV1
2、V3、V4の4個の入力信号に対し、それぞれ出力
01、V02、V03、V04が対応しており、最大入力に対
応する出力のみ「1」となり、その他はすべて「0」と
なる回路である。この実施例では説明のため4入力に限
っているが、入力数はいくつであってもよいことはいう
までもない。
【0071】図1の回路との違いは、スイッチングブロ
ック(105)をアナログ乗算器(1702)に変えた
ことである。この乗算器は、論理回路(1702)から
の制御電圧αによって、ニューロンMOSインバータセ
ルBからアナログ乗算器に入力された電圧VRを減衰さ
せてVR×αとして出力し、ニューロンMOSインバー
タセルAにフィードバックさせている。
【0072】論理回路(1702)を図1の回路と同様
に、2つ以上発振している時には制御電圧(α)を少しず
つ小さくしていくように制御電圧を小さくしていくと、
Winnerの位置が特定できるまでαが減衰し続け、最終的
にWinnerの位置が特定できる。
【0073】(実施例3)本発明の第3の実施例を、図
18の回路図を用いて説明する。
【0074】図18の回路は複数個のデータを入力し、
それぞれのデータに付加されている優先度の最も高いデ
ータを出力する回路で、この回路はPriority Queue回路
と呼ばれる回路の一種である。
【0075】本発明ではデータフロー・アーキテクチャ
を用いたPriority Queue回路を実現した。
【0076】この回路はWinnerを検索しデータを送りだ
すWinner-Take-Allセル(1801,1082)と、デ
ータの送受信の際にタイミングをとるC回路(180
3,1804)から構成されている。
【0077】例えば513入力のPriority Queueを構成
するために16入力のWinner-Take-Allセルを33個用
意し、一列に並べ、それぞれの回路が隣の回路とのデー
タのやりとりをする事で最終的に全体で最も優先度の高
いデータを見つけ出すのである。もちろん、入力数に応
じてWinner-Take−Allセルがいくつあってもよいことは
言うまでもない。
【0078】図19は回路の動作説明をするためにWinn
er-Take-Allセルの内部のブロック図である。破線内部
がWinner-Take-Allセル(1901)である。
【0079】このWinner-Take-Allセル(1901)は
次の7つの状態を持つ。
【0080】・ 入力データと優先度(Priority)の入力
と記憶。
【0081】・ Winnerの検索。
【0082】・ Winnerデータ(優先度の最も大きな入
力データと優先度の組)を定められた方向に送信する。
【0083】・ Winnerでない(Loser)データを定めら
れた方向に送信する。
【0084】・ Winnerデータを定められた方向から受
信する。
【0085】・ Loserデータを定められた方向から受
信する。
【0086】・ 待機状態である。
【0087】このWinner-Take-Allセル(1901)を
構成するために、前述のデジタル制御ニューロンMOS Wi
nner-Take-All回路(1906)に、データ格納用にS
RAM(1902)、WinnerとLoserデータ送受信用の
レジスタ(1903、1904)、全体を制御するコン
トローラ(1905)を付加した。
【0088】図20にこの回路のWinner-Take-All部の
詳細なブロック図を示す。この回路は優先度(Priority)
が4bit、4入力を想定しているが、優先度は何ビット
であっても良く、また入力数がいくつであってもよいこ
とは言うまでもない。
【0089】まず、入力部のSRAM(2001)にデ
ータと優先度が入力される。この優先度をニューロンM
OSインバータセルA(2002、2003、200
4、2005)に入力する。
【0090】このD/A変換部分は、図21に示すよう
にニューロンMOSインバータのフローティングゲート
にカップリングする容量の比を1:2:4:8に分割
し、これに各ビットを入力することで実現している。こ
こでは優先度のビット数が4ビットの場合を想定してい
るが、優先度のビット数に応じて容量の分割数や分割比
を変更してもよいことは言うまでもない。
【0091】2006はフィードバックゲインを変える
スイッチングブロックであり、これがフィードバックコ
ントローラからの信号でフィードバック ノードをフィ
ードバック電圧にしたりグラウンドに落としたりする。
各スイッチの大きさはニューロンMOSインバータのカ
ップリング容量の大きさにあわせて大きさを変えてい
る。
【0092】WTA コントローラ(2007)は外部から
の命令をデコードし、Winner-Take-All回路全体の制御
をし、回路を正しく動作させる。また、この回路はνM
OSコントローラ(2008)に信号を送り、ニューロ
ンMOSのフローティングリセット信号を正しいタイミ
ングで発生させる。
【0093】つぎにニューロンMOSインバータセルA
とセルBの出力部についているゲインコントローラ(2
009、2010、2011、2012、2013)
は、図22のようにインバータ段数を切り替えることが
出来るようになっている。
【0094】ここでは変化させるインバータ段数を図2
2のように用意したが、必要に応じてその他の段数に変
更してもよいことは言うまでもない。
【0095】フィードバックコントローラ(2014)
は前述のフィードバックゲインを変化させるための論理
回路のことである。この回路の回路図を図23に示す。
【0096】ALL OR(2301)によって回路の出力の
すべてのORがとられ、これで回路が発振していること
を検知する。
【0097】More than 2回路(2302)
によってWinnerが検索できたがどうかを判断す
る。
【0098】Decrimenter(2303)によってフィー
ドバックゲインを変えるスイッチングブロックに信号を
送る。
【0099】回路のリセット時には、このDecrimenter
(2303)の出力はすべて1であり、スイッチはフィ
ードバック電圧をすべてのフローティングゲートとカッ
プリングするようにしている。
【0100】ALL OR(2301)からの信号はDe
crimenter(2303)Clock入力に入力されており、回
路が発振するとALL OR(2301)がDecrimente
r(2303)に対してスイッチングブロックを切り替えるた
めの信号を送る。Morethan 2回路(230
2)はこのALL OR(2301)からの信号にマス
クをかけて、回路の出力が2つ以上発振したときにのみ
ALL OR(2301)からの信号をDecrimenter
(2303)に伝えるようにして、フィードバックゲイ
ンを一段ずつ小さくするのである。
【0101】ここではDecrimenterを用いてフィードバ
ックゲインを一つずつ小さくしていったが、逆にIncrim
enterを用いて一つずつ大きくしていくことも考えられ
る。また、3つ以上発振していたら一つずつではなくて
2つ以上小さくして、2つ発振していたら1つずつ小さ
くしていくような論理回路も考えられることは言うまで
もない。
【0102】また、回路の出力が一定期間発振しない場
合、フィードバックゲインを落としすぎたと判断してDe
crimenterをリセットするWatch dog回路230
4も内蔵した。
【0103】図24はWinner-Take-Allセルを実際に半
導体集積回路にしたチップ写真である。写真の回路は、
4bit−4入力のWinner-Take-Allセル回路である。C−
MOSで構成し、チップ面積はコア部分が1209×1
810μm2、ダイサイズが2050×2950μm2
ある。0.8μmルールで2層Poly2層Metal
のプロセスを用いた。
【0104】図25は測定波形である。ハッチのかかっ
ている期間がセルの動作の1単位である。
【0105】波形は、上から順にSRAMへのWrite信
号、Clock out、Winnerを格納するレジスタへの転送信
号、Winnerデータが送信可能になったことをC回路に伝
えるSend out信号であり、それぞれシーケンシャルに信
号が出力されていることが分かる。
【0106】回路図18において、各々のWinner-Take-
Allセルがデータをやり取りするときに、データを送り
出す方と受け取る方でのタイミングを取って行わなけれ
ばならない。このため、C回路と呼ばれる回路でそのタ
イミングを制御している。
【0107】図26はC回路の回路図である。真ん中に
示したように、送り側と受け側の準備ができて、send i
nとack inの信号が1(High)となると、この回路は状態
を反転させて、データをやり取りするように両方のWinn
er-Take-Allセルにsend out、ackoutから信号を送る。
左側の回路が従来のバイナリロジックで構成したC回路
である。NANDゲート4つとインバータが1つで構成
されている。右側の回路はニューロンMOSトランジス
タを用いて構成したC回路である。ニューロンMOSイ
ンバータ1つと通常のインバータ2つで構成でき、面積
的に有利である。
【0108】図27はこのC回路を実際に半導体集積回
路にしたチップ写真である。
【0109】左側がバイナリロジックのみで構成したも
のである。右側がニューロンMOSを用いて構成したも
のの写真である。プロセスは0.8μmルールで2層P
oly2層Metalのプロセスを用いた。
【0110】図28はこのC回路の測定波形である。左
側がバイナリロジックのみで構成した回路の波形であ
る。右側がニューロンMOSを用いて構成した回路の波
形である。
【0111】このようにバイナリロジックもニューロン
MOSを用いた回路でも、同様な波形が得られているこ
とがわかる。
【0112】次に本発明である図18のPriority Queue
回路の動作説明をする。先ずそれぞれのWinner-Take-Al
lセル(1801、1802)に入力データとそれに付
加する優先度を入力する。すると、各々のWinner-Take-
Allセル(1801、1802)は自己同期に、それぞ
れに入力されたデータのうち最も優先度の高いもの(Win
nerデータ)を選びだす。同時に最も優先度の高いデータ
以外のデータ(Loserデータ)を一つ選びだす。
【0113】WinnerとLoserのデータが選びだされる
と、各C回路(1804、1803)に対して受信と送信の準備が
出来たことを示す信号をだす。この場合、Winnerデータ
は右方向へ、Loserデータは左方向へ送りだすことを想
定してある。
【0114】説明を簡単にするために、Winnerデータだ
けを見てみる。Winnerデータが選びだされ、右方向に送
りだすためのC回路に送信準備が整ったこと示す信号を
出力する。C回路は、左右両方のWinner-Take-Allセル
の送受信準備が整うと、右側のセルにWinnerデータ交換
の信号を出力し右側のセルはこの信号を基にしてSRA
MのLoserデータのあった部分ににWinnerデータを書き
込む。この時、Loserデータも左右のセルで交換される
が、SRAMへの書き込みは左側のセルのWinnerデータ
があった場所に書き込まれることになる。
【0115】このようにして、各々のWinner-TAke-All
セル同士が非同期でデータを交換していくことで、最終
的にはWinnerデータが、この場合右終端から取り出せる
ことになる。
【0116】本実施例ではWinner-Take-Allセルを直列
に接続して全体のWinnerを見つけ出しているが、Winner
-Take-Allセルをツリー上に接続してWinnerデータを検
索してもよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のWinner-take-all回路の一例を示す回
路図である。
【図2】時間連続追従型Winner-Take-All回路を示す回
路図である。
【図3】4入力のNチャネルνMOSトランジスタ(N
ーνMOS)の断面構造及び模式図である。
【図4】図2の回路の前段部分217を示す模式図であ
る。
【図5】VOUTとフローティングゲートの電位φFAの関
係を示すグラフである。
【図6】図2の回路の後段部分221を示す模式図であ
る。
【図7】νMOSセルBのV1とフローティングゲート
の電位φFB及び出力VOUTの関係を示すグラフである。
【図8】〜
【図10】図2の回路動作を説明するためのグラフであ
る。
【図11】論理回路106のブロック図及びチップの写
真である。
【図12】クロック ジェネレータの回路図である。
【図13】図1の回路の出力及び論理回路106出力の
波形を示すグラフである。
【図14】デジタル制御ニューロンMOS Winner-Take
-All回路のWinner切り分け精度をプロットしたグラフで
ある。
【図15】作製した本実施例の半導体集積回路のチップ
写真である。
【図16】図15の半導体集積回路の測定波形を示すグ
ラフである。
【図17】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図18】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図19】Winner-Take-Allセルの内部のブロック図で
ある。
【図20】Winner-Take-All部の詳細を示すブロック図
である。
【図21】D/A変換部を示す回路図である。
【図22】ゲインコントローラの一例を示す回路図であ
る。
【図23】フィードバックゲインを変化させるための論
理回路を示す回路図である。
【図24】Winner-Take-Allセルの半導体集積回路のチ
ップ写真である。
【図25】図24の半導体集積回路のは測定波形を示す
グラフである。
【図26】C回路を示す回路図である。
【図27】C回路の半導体集積回路のチップ写真であ
る。
【図28】図27の半導体集積回路のは測定波形を示す
グラフである。
【符号の説明】 101〜104 入力ゲート、 105 スイッチングブロック、 106 論理回路、 201〜205 PチャネルニューロンMOSトランジ
スタ、 206〜210 NチャネルニューロンMOSトランジ
スタ、 211〜216 インバータ回路、 217〜220 νMOSセルA 221 νMOSセルB、 301 シリコン基板、 302、303 ソース及びドレイン、 304 ゲート絶縁膜、 305 チャネル領域、 306 フローティングゲート電極、 307 絶縁膜、 308a、308b、308c、308d 入力ゲート
電極、 401 フローティングゲート、 402、403 νMOS、 404、405、406 入力ゲート、 407 通常のインバータ回路、 408 可変閾値インバータ回路、 601 フローティングゲート、 602、603 νMOS、 604〜608 入力ゲート、 609、610 通常のインバータ回路、 1101 WInner-Take-All回路の出力端子 1102 OR回路、 1103 カウンタ、 1104 More than two回路、 1105 AND回路、 1106 クロックジェネレータ、 1201 ALL OR、 1202 Tフリップフロップ、 1203 More than two回路、 1204 Tフリップフロップ、 1205 XOR、 1206 AND、 1701 アナログ乗算器、 1702 論理回路、 1801,1082 データを送りだすWinner-Take-Al
lセル、 1803,1804 データの送受信の際にタイミング
をとるC回路、 1901 Winner-Take-Allセル、 1902 データ格納用SRAM、 1903、1904 WinnerとLoserデータ送受信用の
レジスタ、 1905 コントローラ、 1906 デジタル制御ニューロンMOS Winner-Take-Al
l回路、 2001 入力部のSRAM、 2002、2003、2004、2005 ニューロン
MOSインバータセル、 2006 スイッチングブロック、 2007 WTA コントローラ、 2008 νMOSコントローラ、 2009、2010、2011、2012、2013
ゲイン コントローラ、 2014 フィードバックコントローラ、 2301 ALL OR、 2302 More than 2回路、 2303 Decrimenter回路、 2304 Watch dog回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/792 H03K 19/20 (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ヶ袋2の1の17の 301

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に一導電型の半導体領域を有し、
    この領域内に設けられた反対導電型のソース及びドレイ
    ン領域を有し、前記ソース及びドレイン領域を隔てる領
    域に絶縁膜を介して設けられた電気的にフローティング
    状態にあるフローティングゲート電極を有し、前記フロ
    ーティングゲート電極と絶縁膜を介して容量結合する複
    数の入力ゲート電極を有するニューロンMOSトランジ
    スタを一個以上用いて構成された半導体演算回路であっ
    て、ニューロンMOSトランジスタにより構成されたイ
    ンバータ回路を複数個含むインバータ回路群を有し、前
    記インバータ回路の少なくとも1個の第一の入力ゲート
    に外部より所定の信号電圧を加え、前記インバータ回路
    群に含まれるすべてのインバータの出力信号もしくはそ
    の出力信号を所定の段数のインバータ回路を通して得ら
    れた出力信号が、第1の論理演算回路と第2の論理演算
    回路に入力され、前記第1の論理演算回路の出力信号も
    しくはそれを所定の段数のインバータ回路を通して得ら
    れた出力信号が、前記第2の論理演算回路の出力信号に
    より制御された第3の論理演算回路に入力され、前記第
    3の論理演算回路の出力が前記インバータ回路群に含ま
    れる前記インバータ回路の各々の第2の入力ゲートにフ
    ィードバックされており、前記インバータ回路群の出力
    信号によって前記インバータ回路群に入力される信号電
    圧のうち、最大電圧のある位置を特定することを特徴と
    する半導体演算回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の論理演算回路は、複数のバイ
    ナリ信号入力に対し、「1」もしくは「0」の数が、所
    定の数を越えたときに、その出力端子に所定の論理信号
    を出力する機能を有していることを特徴とする請求項1
    に項記載の半導体演算回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の論理演算回路は、前記ニュー
    ロンMOSトランジスタを一個以上用いて構成されたイ
    ンバータ回路を含むことを特徴とする請求項2に記載の
    半導体演算回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の論理演算回路は、複数のバイ
    ナリ信号入力に対し、「1」の数が1以上の時に「0」
    を出力することを特徴とする請求項第2又は3に記載の
    半導体演算回路。
  5. 【請求項5】 前記ニューロンMOSトランジスタのフ
    ローティングゲート電極がMOS型トランジスタのソー
    スまたはドレインに接続され、前記MOS型トランジス
    タをオフすることにより、前記フローティングゲートが
    電気的にフローティング状態となるようにしたことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体演
    算回路。
  6. 【請求項6】 前記第2の論理演算回路は、複数のバイ
    ナリ入力に対し、「1」もしくは「0」の数が所定の数
    を越えたときに、その出力信号を所定の規則に従い変化
    させることを特徴とする前記特許請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の半導体演算回路。
  7. 【請求項7】 前記第2の論理演算回路は、複数のバイ
    ナリ信号入力に対し、「1」の数を特定する機能を有
    し、前記「1」の数に応じて所定の規則に従い、出力信
    号を変化させることを特徴とする請求項6に記載の半導
    体演算回路。
  8. 【請求項8】 前記第3の論理演算回路が、少なくとも
    1つの制御信号により入力信号を所定の割合で減衰もし
    くは増幅して出力することを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか1項に記載の半導体演算回路。
  9. 【請求項9】 前記第3の論理演算回路が、所定の信号
    電圧もしくは入力信号を出力信号とすることを特徴とす
    る請求項8に記載の半導体演算回路。
  10. 【請求項10】 前記第3の論理演算回路の出力が2つ
    以上の出力を有し、前記第3の論理演算回路の出力がこ
    れと同数の前記第2の入力ゲートにそれぞれ入力される
    ことを特徴とする請求項9に記載の半導体演算回路。
  11. 【請求項11】 複数個の数値を外部より取り込み、そ
    れを保持する手段を有し、前記複数個の数値が請求項1
    〜10のいずれか1項に記載の半導体演算回路に入力さ
    れ、該半導体演算回路の出力信号が、第4の論理演算回
    路に入力され、前記第4の論理演算回路の出力信号によ
    り、前記複数個の数値から少なくとも一つの数値を選択
    し、出力する半導体演算システムを多段に接続したこと
    を特徴とするデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 前記多段に接続された半導体システム
    おのおのが、与えられた前記複数個の数値に応じて最適
    の処理をそれぞれ独立に選択し実行することを特徴とす
    る請求項11に記載のデータ処理装置。
  13. 【請求項13】 前記選択された数値の送信側半導体シ
    ステムと受信側半導体システムの両方より所定の信号を
    受け取り、これらの信号が所定の条件を満たした時に、
    両者に所定の信号を出力する第5の論理演算回路を有す
    ることを特徴とする請求項11又は12に記載のデータ
    処理装置。
  14. 【請求項14】 前記第5の論理回路が、ニューロンM
    OSトランジスタを一個以上用いて構成されたインバー
    タ回路を含むことを特徴とする請求項13に記載のデー
    タ処理装置。
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