JPH1025948A - 開閉カバー用回動保持装置 - Google Patents
開閉カバー用回動保持装置Info
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- JPH1025948A JPH1025948A JP18045296A JP18045296A JPH1025948A JP H1025948 A JPH1025948 A JP H1025948A JP 18045296 A JP18045296 A JP 18045296A JP 18045296 A JP18045296 A JP 18045296A JP H1025948 A JPH1025948 A JP H1025948A
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- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 abstract description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 abstract 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Hinges (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 開閉カバーの着脱が簡単にできるとともに、
過度な回転力が加わった場合に脱落させて回転力を吸収
して破損に至ることのない構造にする。 【解決手段】 ヒンジ1を回転中心となる枢軸ピン5を
有した第1のヒンジ半体3と枢軸ピン5を回転自在に受
け入れる軸受14を有した第2のヒンジ半体4とで構成
する。さらに、軸受14を片面が開放された軸溝16を
各々有して互いに、この軸溝16を一致させて離れた位
置に並んで配設された一対の軸受と、この一対の軸受と
の間に配設されて軸溝16内に受け入れられた枢軸ピン
5の上側に隣接する状態にして設けた軸押さえ片15と
で構成し、枢軸ピンを軸押さえ片15と軸受14との間
に押し付けて、この軸押さえ片15と軸受14との間を
弾性変形により押し広げながら軸溝16内まで圧入さ
せ、圧入後は軸押さえ片15で抜け止めして軸溝16内
に保持するようにした。
過度な回転力が加わった場合に脱落させて回転力を吸収
して破損に至ることのない構造にする。 【解決手段】 ヒンジ1を回転中心となる枢軸ピン5を
有した第1のヒンジ半体3と枢軸ピン5を回転自在に受
け入れる軸受14を有した第2のヒンジ半体4とで構成
する。さらに、軸受14を片面が開放された軸溝16を
各々有して互いに、この軸溝16を一致させて離れた位
置に並んで配設された一対の軸受と、この一対の軸受と
の間に配設されて軸溝16内に受け入れられた枢軸ピン
5の上側に隣接する状態にして設けた軸押さえ片15と
で構成し、枢軸ピンを軸押さえ片15と軸受14との間
に押し付けて、この軸押さえ片15と軸受14との間を
弾性変形により押し広げながら軸溝16内まで圧入さ
せ、圧入後は軸押さえ片15で抜け止めして軸溝16内
に保持するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば通信機器の
筐体における開口部分を開放可能に閉じる開閉カバーを
回動自在に保持しておくための開閉カバー用保持装置に
関するものである。
筐体における開口部分を開放可能に閉じる開閉カバーを
回動自在に保持しておくための開閉カバー用保持装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、通信機器等では、埃が侵入する
のを防止する目的や物がぶつかって破損するのを防止す
る目的で開閉カバーが取り付けられている。この開閉カ
バーは、スライド式のものもあるが、一般にはヒンジを
介して回動開閉式のものが採用されている。
のを防止する目的や物がぶつかって破損するのを防止す
る目的で開閉カバーが取り付けられている。この開閉カ
バーは、スライド式のものもあるが、一般にはヒンジを
介して回動開閉式のものが採用されている。
【0003】図5乃至図8は従来における回動開閉式の
カバー保持装置の一例を示すもので、図5はカバーを開
放した状態で示す該装置の側面図、図6はカバーを閉じ
た状態で示す該装置の側面図、図7はカバーを閉じた状
態で示す該装置の斜視図、図8は該装置の分解斜視図で
ある。
カバー保持装置の一例を示すもので、図5はカバーを開
放した状態で示す該装置の側面図、図6はカバーを閉じ
た状態で示す該装置の側面図、図7はカバーを閉じた状
態で示す該装置の斜視図、図8は該装置の分解斜視図で
ある。
【0004】図5乃至図8において、符号51は該装置
を構成しているヒンジであり、大きくは通信機器の筐体
52(図5及び図6参照)の開口部分に固定して取り付
けられる第1のヒンジ半体53と、開閉カバー56と一
体に形成されている第2のヒンジ半体54と、第1のヒ
ンジ半体53と第2のヒンジ半体54を回動自在に連結
している枢軸ピン55とで構成されている。
を構成しているヒンジであり、大きくは通信機器の筐体
52(図5及び図6参照)の開口部分に固定して取り付
けられる第1のヒンジ半体53と、開閉カバー56と一
体に形成されている第2のヒンジ半体54と、第1のヒ
ンジ半体53と第2のヒンジ半体54を回動自在に連結
している枢軸ピン55とで構成されている。
【0005】さらに詳述すると、第1のヒンジ半体53
は、金属板をプレス成形したもので、本体部分53aの
片側において、左右両側より同じ方向に向かって各々直
角に折り曲げられた状態にして形成されている一対の支
持片53bを一体に有している。また、各支持片53b
には軸孔57(図6乃至図8参照)が設けられている。
そして、この第1のヒンジ半体53は、筐体52の開口
部分に図示せぬ手段により本体部分53aを固定して取
り付けられる。
は、金属板をプレス成形したもので、本体部分53aの
片側において、左右両側より同じ方向に向かって各々直
角に折り曲げられた状態にして形成されている一対の支
持片53bを一体に有している。また、各支持片53b
には軸孔57(図6乃至図8参照)が設けられている。
そして、この第1のヒンジ半体53は、筐体52の開口
部分に図示せぬ手段により本体部分53aを固定して取
り付けられる。
【0006】開閉カバー56及び第2のヒンジ半体54
は樹脂製であり、第2のヒンジ半体54は第1のヒンジ
半体53が筐体52に取り付けられる位置に対応して、
開閉カバー56の略直角に折り曲げられている折り曲げ
壁56aの内側に一体に形成されている。この第2のヒ
ンジ半体54は、折り曲げ壁56aの内側より膨出され
た状態に形成されており、また第1のヒンジ半体53に
おける一対の支持片53bとの間に差し込むことができ
る状態になっている。さらに、この第2のヒンジ半体5
4には、一対の支持片53bの軸孔57と対応した位置
に、左右方向に貫通して軸孔58が形成されている。加
えて、折り曲げ壁56aの内面には、第1のヒンジ半体
53の各支持片53bに対応して当たり用隆起部59が
一体に形成されている。
は樹脂製であり、第2のヒンジ半体54は第1のヒンジ
半体53が筐体52に取り付けられる位置に対応して、
開閉カバー56の略直角に折り曲げられている折り曲げ
壁56aの内側に一体に形成されている。この第2のヒ
ンジ半体54は、折り曲げ壁56aの内側より膨出され
た状態に形成されており、また第1のヒンジ半体53に
おける一対の支持片53bとの間に差し込むことができ
る状態になっている。さらに、この第2のヒンジ半体5
4には、一対の支持片53bの軸孔57と対応した位置
に、左右方向に貫通して軸孔58が形成されている。加
えて、折り曲げ壁56aの内面には、第1のヒンジ半体
53の各支持片53bに対応して当たり用隆起部59が
一体に形成されている。
【0007】そして、この開閉カバー56を取り付ける
場合は、第1のヒンジ半体53における一対の支持片5
3bの間にまず第2のヒンジ半体54を挿入し、軸孔5
7と軸孔58とを一致させる。次いで、第1のヒンジ半
体53の外側から、軸孔57−軸孔58−軸孔57の順
に枢軸ピン55を差し込み、一対の支持片53bの外側
に突出されている両端の部分をカシメ加工して、枢軸ピ
ン55が抜け出るのを防ぐ。これにより、第1のヒンジ
半体53と第2のヒンジ半体54は枢軸ピン55を介し
て回動自在に連結されたことになる。なお、このヒンジ
は開閉カバー56の大きさ及び重量等により、2つから
3つ位、略等間隔で設けられる。
場合は、第1のヒンジ半体53における一対の支持片5
3bの間にまず第2のヒンジ半体54を挿入し、軸孔5
7と軸孔58とを一致させる。次いで、第1のヒンジ半
体53の外側から、軸孔57−軸孔58−軸孔57の順
に枢軸ピン55を差し込み、一対の支持片53bの外側
に突出されている両端の部分をカシメ加工して、枢軸ピ
ン55が抜け出るのを防ぐ。これにより、第1のヒンジ
半体53と第2のヒンジ半体54は枢軸ピン55を介し
て回動自在に連結されたことになる。なお、このヒンジ
は開閉カバー56の大きさ及び重量等により、2つから
3つ位、略等間隔で設けられる。
【0008】したがって、ヒンジ51を介して取り付け
られた開閉カバー56は、図6及び図7に示す閉位置か
ら、図5に示す開位置まで、略90度回転させて開くこ
とができる。そして、開位置に到達すると、一対の支持
片53bの上面に当たり用隆起部56aが当接され、開
閉カバー56がそれ以上開放方向に回転されるのを規制
する。
られた開閉カバー56は、図6及び図7に示す閉位置か
ら、図5に示す開位置まで、略90度回転させて開くこ
とができる。そして、開位置に到達すると、一対の支持
片53bの上面に当たり用隆起部56aが当接され、開
閉カバー56がそれ以上開放方向に回転されるのを規制
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構造の装置では、第1のヒンジ半体53と第2の
ヒンジ半体54との間、すなわち開閉カバー56を第1
のヒンジ半体53に取り付ける場合及び取り外す場合
に、枢軸ピン55の抜き差しをする必要があり、作業性
が悪い。さらに、枢軸ピン55をカシメている場合で
は、第1のヒンジ半体53との間を取り外すことは不可
能であり、第1のヒンジ半体53と筐体52との間で取
り外しを行わなければならず、取り外し方法に制限を受
けると言う問題点もあった。また、枢軸ピン55の部分
に過度な回転力が加わった場合に、この過度な力によっ
て第2のヒンジ半体54の部分が破損する恐れがあっ
た。
た従来構造の装置では、第1のヒンジ半体53と第2の
ヒンジ半体54との間、すなわち開閉カバー56を第1
のヒンジ半体53に取り付ける場合及び取り外す場合
に、枢軸ピン55の抜き差しをする必要があり、作業性
が悪い。さらに、枢軸ピン55をカシメている場合で
は、第1のヒンジ半体53との間を取り外すことは不可
能であり、第1のヒンジ半体53と筐体52との間で取
り外しを行わなければならず、取り外し方法に制限を受
けると言う問題点もあった。また、枢軸ピン55の部分
に過度な回転力が加わった場合に、この過度な力によっ
て第2のヒンジ半体54の部分が破損する恐れがあっ
た。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は開閉カバーの着脱が簡単にできる
とともに、過度な回転力が加わった場合に脱落させて回
転力を吸収し、破損に至ることのない構造にした開閉カ
バー用回動保持装置を提供することにある。
のであり、その目的は開閉カバーの着脱が簡単にできる
とともに、過度な回転力が加わった場合に脱落させて回
転力を吸収し、破損に至ることのない構造にした開閉カ
バー用回動保持装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次の技術手段を講じたことを特徴とする。
すなわち、ヒンジを介して開閉カバーが回動自在に取り
付けられる装置において、前記ヒンジを回転中心となる
枢軸を有した第1のヒンジ半体と前記枢軸を回転自在に
受け入れる軸受部を有した第2のヒンジ半体とで構成す
るとともに、前記軸受部を片面が開放された軸溝を各々
有して前記軸溝を互いに一致させて離れた位置に並んで
配設された一対の軸受と、該一対の軸受との間に配設さ
れて前記軸溝内に受け入れられた前記枢軸の上側に隣接
する状態にして設けた軸押さえ片とで構成し、前記枢軸
を前記軸押さえ片と前記軸受との間に押し付けて前記軸
押さえ片と前記軸受との間を弾性変形により押し広げな
がら前記軸溝内まで圧入させ、圧入後は前記軸押さえ片
で抜け止めして前記軸溝内に保持するようにしたもので
ある。
するために、次の技術手段を講じたことを特徴とする。
すなわち、ヒンジを介して開閉カバーが回動自在に取り
付けられる装置において、前記ヒンジを回転中心となる
枢軸を有した第1のヒンジ半体と前記枢軸を回転自在に
受け入れる軸受部を有した第2のヒンジ半体とで構成す
るとともに、前記軸受部を片面が開放された軸溝を各々
有して前記軸溝を互いに一致させて離れた位置に並んで
配設された一対の軸受と、該一対の軸受との間に配設さ
れて前記軸溝内に受け入れられた前記枢軸の上側に隣接
する状態にして設けた軸押さえ片とで構成し、前記枢軸
を前記軸押さえ片と前記軸受との間に押し付けて前記軸
押さえ片と前記軸受との間を弾性変形により押し広げな
がら前記軸溝内まで圧入させ、圧入後は前記軸押さえ片
で抜け止めして前記軸溝内に保持するようにしたもので
ある。
【0012】これによれば、第1のヒンジ半体の枢軸を
第2のヒンジ半体の軸押さえ片と軸受との間に対応配置
させて、第1のヒンジ半体の枢軸を強く押し付けて行く
と、軸押さえ片と軸受との間が弾性変形して押し広げら
れながら枢軸が軸溝内まで押し込まれ、圧入後は軸押さ
え片で抜け止めさせて軸溝内に保持される。したがっ
て、ほぼワンタッチで第1のヒンジ半体を第2のヒンジ
半体に取り付けることができる。よって、第1のヒンジ
半体または第2のヒンジ半体の一方を開閉カバーに取り
付け、他方を機器側の筐体に取り付けておけば、組立が
簡単に行える。また、第1のヒンジ半体と第2のヒンジ
半体との連結部分に過度な力が加わると、破損に至る前
に軸受と軸押さえ片との間が弾性変形して開き、枢軸が
軸溝より離脱できる。これにより、開閉カバーの保護が
可能になる。
第2のヒンジ半体の軸押さえ片と軸受との間に対応配置
させて、第1のヒンジ半体の枢軸を強く押し付けて行く
と、軸押さえ片と軸受との間が弾性変形して押し広げら
れながら枢軸が軸溝内まで押し込まれ、圧入後は軸押さ
え片で抜け止めさせて軸溝内に保持される。したがっ
て、ほぼワンタッチで第1のヒンジ半体を第2のヒンジ
半体に取り付けることができる。よって、第1のヒンジ
半体または第2のヒンジ半体の一方を開閉カバーに取り
付け、他方を機器側の筐体に取り付けておけば、組立が
簡単に行える。また、第1のヒンジ半体と第2のヒンジ
半体との連結部分に過度な力が加わると、破損に至る前
に軸受と軸押さえ片との間が弾性変形して開き、枢軸が
軸溝より離脱できる。これにより、開閉カバーの保護が
可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は本発明を適用した
開閉カバー用回動保持装置の一形態例を示すもので、図
1はカバーを開放した状態で示す該装置の側面図、図2
はカバーを閉じた状態で示す該装置の側面図、図3はカ
バーを取り外した状態で示す該装置の側面図、図4は同
じくカバーを取り外した状態で示す該装置の斜視図であ
る。
開閉カバー用回動保持装置の一形態例を示すもので、図
1はカバーを開放した状態で示す該装置の側面図、図2
はカバーを閉じた状態で示す該装置の側面図、図3はカ
バーを取り外した状態で示す該装置の側面図、図4は同
じくカバーを取り外した状態で示す該装置の斜視図であ
る。
【0014】図1乃至図4において、符号1は該装置を
構成しているヒンジであり、大きくは通信機器の筐体2
(図1及び図2参照)の開口部分に固定して取り付けら
れる第1のヒンジ半体3と、開閉カバー6と一体に形成
されている第2のヒンジ半体4とで構成されている。な
お、このヒンジ1は開閉カバー6の大きさ及び重量等に
より、2つから3つ位、略等間隔で設けられる。
構成しているヒンジであり、大きくは通信機器の筐体2
(図1及び図2参照)の開口部分に固定して取り付けら
れる第1のヒンジ半体3と、開閉カバー6と一体に形成
されている第2のヒンジ半体4とで構成されている。な
お、このヒンジ1は開閉カバー6の大きさ及び重量等に
より、2つから3つ位、略等間隔で設けられる。
【0015】さらに詳述すると、第1のヒンジ半体3
は、金属板をプレス成形したもので、本体部分3aの片
側において、左右両側より同じ方向に向かって各々直角
に折り曲げた状態にして作られている一対の支持片3b
が本体部分3aと一体に形成されている。また、各支持
片3bには軸孔7が設けられており、この軸孔7を貫通
して枢軸ピン5が取り付けられ、さらに両端がカシメら
れて一対の支持片3b間に固定されている。そして、こ
の第1のヒンジ半体3は、筐体2の開口部分に図示せぬ
手段により本体部分3aを固定して取り付けられる。
は、金属板をプレス成形したもので、本体部分3aの片
側において、左右両側より同じ方向に向かって各々直角
に折り曲げた状態にして作られている一対の支持片3b
が本体部分3aと一体に形成されている。また、各支持
片3bには軸孔7が設けられており、この軸孔7を貫通
して枢軸ピン5が取り付けられ、さらに両端がカシメら
れて一対の支持片3b間に固定されている。そして、こ
の第1のヒンジ半体3は、筐体2の開口部分に図示せぬ
手段により本体部分3aを固定して取り付けられる。
【0016】開閉カバー6及び第2のヒンジ半体4は樹
脂材で一体に形成されている。この第2のヒンジ半体4
は開閉カバー6の端部において略直角に折り曲げられて
いる折り曲げ壁6aの内側で、かつ第1のヒンジ半体3
が筐体2に取り付けられる位置に対応して設けられてい
る。その第2のヒンジ半体4は、折り曲げ壁6aの内側
より膨出された状態にして左右に離れて形成されている
一対の軸受14,14と、この一対の軸受14,14と
の間に設けた軸押さえ片15を有している。なお、左右
一対の軸受14,14には、それぞれ溝の中心を一致さ
せて軸溝16が各々形成されており、この軸溝16内に
枢軸ピン5を回転自在に受け入れ可能になっている。な
お、左右一対の軸受14で形成される左右の最大幅寸法
S1(図4参照)は一対の支持片3bの内面間寸法S2
と略等しく形成されている。
脂材で一体に形成されている。この第2のヒンジ半体4
は開閉カバー6の端部において略直角に折り曲げられて
いる折り曲げ壁6aの内側で、かつ第1のヒンジ半体3
が筐体2に取り付けられる位置に対応して設けられてい
る。その第2のヒンジ半体4は、折り曲げ壁6aの内側
より膨出された状態にして左右に離れて形成されている
一対の軸受14,14と、この一対の軸受14,14と
の間に設けた軸押さえ片15を有している。なお、左右
一対の軸受14,14には、それぞれ溝の中心を一致さ
せて軸溝16が各々形成されており、この軸溝16内に
枢軸ピン5を回転自在に受け入れ可能になっている。な
お、左右一対の軸受14で形成される左右の最大幅寸法
S1(図4参照)は一対の支持片3bの内面間寸法S2
と略等しく形成されている。
【0017】一方、軸押さえ片15は、軸受14の上面
14aと下面が略一致された状態にして、折り曲げ壁6
aの内面より水平に突出されており、その突出量は軸受
14において折り曲げ壁6aから軸溝16内に及ぶ距離
S3(図1参照)であり、枢軸ピン5を軸溝16内に差
し込む時に、圧入を伴わせる状態まで突出されている。
また、この軸押さえ片15は樹脂材で形成されているこ
とにより、若干の弾性変形が可能となっている。
14aと下面が略一致された状態にして、折り曲げ壁6
aの内面より水平に突出されており、その突出量は軸受
14において折り曲げ壁6aから軸溝16内に及ぶ距離
S3(図1参照)であり、枢軸ピン5を軸溝16内に差
し込む時に、圧入を伴わせる状態まで突出されている。
また、この軸押さえ片15は樹脂材で形成されているこ
とにより、若干の弾性変形が可能となっている。
【0018】次に、このように構成されている開閉カバ
ー6を筐体2に取り付ける動作を説明する。まず、第1
のヒンジ半体3の枢軸ピン5を第2のヒンジ半体4の軸
押さえ片15と軸受14との間に対応配置させて、さら
に開閉カバー6を第1のヒンジ半体3に向かって押し、
軸押さえ片15と軸受14との間を第1のヒンジ半体3
の枢軸ピン5に強く押し付けて行く。すると、軸押さえ
片15と軸受14との間が弾性変形により押し広げら
れ、これにより枢軸ピン5が軸溝16内まで押し込まれ
る。また、圧入後は軸押さえ片15で抜け止めされて軸
溝16内に保持され、開閉カバー6が回転自在に保持さ
れる。したがって、この構造では、ほぼワンタッチで第
1のヒンジ半体3に第2のヒンジ半体4、すなわち開閉
カバー6を取り付けることができる。図1及び図2は、
このようにして開閉カバー6が第1のヒンジ半体3に取
り付けられ、さらに筐体2に取り付けられている状態を
示している。なお、第1のヒンジ半体3は第2のヒンジ
半体4(開閉カバー6)と結合された後で筐体2に取り
付けても、あるいは予め筐体2に取り付けておく、の何
れの方法を採っても差し支えないものである。
ー6を筐体2に取り付ける動作を説明する。まず、第1
のヒンジ半体3の枢軸ピン5を第2のヒンジ半体4の軸
押さえ片15と軸受14との間に対応配置させて、さら
に開閉カバー6を第1のヒンジ半体3に向かって押し、
軸押さえ片15と軸受14との間を第1のヒンジ半体3
の枢軸ピン5に強く押し付けて行く。すると、軸押さえ
片15と軸受14との間が弾性変形により押し広げら
れ、これにより枢軸ピン5が軸溝16内まで押し込まれ
る。また、圧入後は軸押さえ片15で抜け止めされて軸
溝16内に保持され、開閉カバー6が回転自在に保持さ
れる。したがって、この構造では、ほぼワンタッチで第
1のヒンジ半体3に第2のヒンジ半体4、すなわち開閉
カバー6を取り付けることができる。図1及び図2は、
このようにして開閉カバー6が第1のヒンジ半体3に取
り付けられ、さらに筐体2に取り付けられている状態を
示している。なお、第1のヒンジ半体3は第2のヒンジ
半体4(開閉カバー6)と結合された後で筐体2に取り
付けても、あるいは予め筐体2に取り付けておく、の何
れの方法を採っても差し支えないものである。
【0019】そして、このようにして筐体2に取り付け
られた開閉カバー6は、図2に示す閉位置から図1に示
す開放位置まで略90度回転させて開くことができる。
さらに、開放位置では、開閉カバー6における折り曲げ
壁6aの上面6bが第1のヒンジ半体3に当接し、この
第1のヒンジ半体3がストッパーとなってそれ以上開閉
カバー6が開方向に回動されるのを規制する。また、折
り曲げ壁6aの上面6bが第1のヒンジ半体3に当接し
た後も、開閉カバー6をさらに開けようとする過度な力
が加えられると、軸受14と軸押さえ片15との間が弾
性変形して開き、枢軸ピン5が軸溝16より離脱して開
閉カバー6が外れ、この開閉カバー6の破損を防ぐ。
られた開閉カバー6は、図2に示す閉位置から図1に示
す開放位置まで略90度回転させて開くことができる。
さらに、開放位置では、開閉カバー6における折り曲げ
壁6aの上面6bが第1のヒンジ半体3に当接し、この
第1のヒンジ半体3がストッパーとなってそれ以上開閉
カバー6が開方向に回動されるのを規制する。また、折
り曲げ壁6aの上面6bが第1のヒンジ半体3に当接し
た後も、開閉カバー6をさらに開けようとする過度な力
が加えられると、軸受14と軸押さえ片15との間が弾
性変形して開き、枢軸ピン5が軸溝16より離脱して開
閉カバー6が外れ、この開閉カバー6の破損を防ぐ。
【0020】なお、上記形態例の構造では、開閉カバー
6と第2のヒンジ半体4とを一体に形成した構造を開示
したが、別々に形成して後から互いに固定するようにし
ても差し支えないものである。
6と第2のヒンジ半体4とを一体に形成した構造を開示
したが、別々に形成して後から互いに固定するようにし
ても差し支えないものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
開閉カバーをほぼワンタッチで取り付けることができる
ので作業性が向上する。また、開閉カバーに過度の回転
力等が加わると外れて、その過度の力を吸収することが
できるので、開閉カバーを破損したりすることがなくな
る。
開閉カバーをほぼワンタッチで取り付けることができる
ので作業性が向上する。また、開閉カバーに過度の回転
力等が加わると外れて、その過度の力を吸収することが
できるので、開閉カバーを破損したりすることがなくな
る。
【図1】開閉カバーを開放した状態で示す本形態例装置
の側面図である。
の側面図である。
【図2】開閉カバーを閉じた状態で示す本形態例装置の
側面図である。
側面図である。
【図3】開閉カバーを取り外した状態で示す本形態例装
置の側面図である。
置の側面図である。
【図4】開閉カバーを取り外した状態で示す本発明形態
例装置の斜視図である。
例装置の斜視図である。
【図5】開閉カバーを開放した状態で示す従来装置の側
面図である。
面図である。
【図6】開閉カバーを閉じた状態で示す従来装置の側面
図である。
図である。
【図7】開閉カバーを閉じた状態で示す従来装置の斜視
図である。
図である。
【図8】開閉カバーを取り外した状態で示す従来装置の
斜視図である。
斜視図である。
1 ヒンジ 2 筐体 3 第1のヒンジ半体 4 第2のヒンジ半体 5 枢軸ピン 6 開閉カバー 14 軸受 15 軸押さえ片 16 軸溝
Claims (3)
- 【請求項1】 ヒンジを介して開閉カバーが回動自在に
取り付けられる装置において、 前記ヒンジを、回転中心となる枢軸を有した第1のヒン
ジ半体と前記枢軸を回転自在に受け入れる軸受部を有し
た第2のヒンジ半体とで構成するとともに、 前記軸受部を、片面が開放された軸溝を各々有して前記
軸溝を互いに一致させて離れた位置に並んで配設された
一対の軸受と、該一対の軸受との間に配設されて前記軸
溝内に受け入れられた前記枢軸の上側に隣接する状態に
して設けた軸押さえ片とで構成し、 前記枢軸を前記軸押さえ片と前記軸受との間に押し付け
て前記軸押さえ片と前記軸受との間を弾性変形により押
し広げながら前記軸溝内まで圧入させ、圧入後は前記軸
押さえ片で抜け止めして前記軸溝内に保持するようにし
たことを特徴とする開閉カバー用回動保持装置。 - 【請求項2】 前記第1のヒンジ半体と前記第2のヒン
ジ半体との間に、互いに所定の位置まで回転すると当接
されて、それ以上の回転が規制されるストッパーを設け
た請求項1に記載の開閉カバー用回動保持装置。 - 【請求項3】 前記ストッパーの部分に回動を規制して
いる方向に所定以上の力が加わると、前記軸押さえ片が
弾性変形して前記枢軸が前記軸溝内より外れる構成とし
た請求項2に記載の開閉カバー用回動保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18045296A JPH1025948A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 開閉カバー用回動保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18045296A JPH1025948A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 開閉カバー用回動保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1025948A true JPH1025948A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16083481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18045296A Pending JPH1025948A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 開閉カバー用回動保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1025948A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006230153A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Nitto Electric Works Ltd | 電気機器収納用箱 |
KR200465478Y1 (ko) * | 2011-09-09 | 2013-02-21 | 주식회사 파세코 | 착탈이 가능한 도어를 구비하는 통 |
US9429896B2 (en) | 2014-03-19 | 2016-08-30 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cover movement mechanism, and image forming apparatus provided with the cover movement mechanism |
JP2019149413A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | オムロン株式会社 | 電子機器 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP18045296A patent/JPH1025948A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006230153A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Nitto Electric Works Ltd | 電気機器収納用箱 |
KR200465478Y1 (ko) * | 2011-09-09 | 2013-02-21 | 주식회사 파세코 | 착탈이 가능한 도어를 구비하는 통 |
US9429896B2 (en) | 2014-03-19 | 2016-08-30 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cover movement mechanism, and image forming apparatus provided with the cover movement mechanism |
JP2019149413A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | オムロン株式会社 | 電子機器 |
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