JP4018093B2 - ヒンジ機構 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉軸と、この開閉軸に直交する回転軸とを有するヒンジ機構に関するものである。
ヒンジ機構は、例えば、ビデオカメラ、デジタルカメラ等の筐体およびモニタ部を回動可能に結合するものであり、筐体からモニタ部を開閉可能に支持する開閉軸と、開閉軸と直交し開状態のモニタ部を回転可能に支持する回転軸とを有した構造が採用されている。
このようなヒンジ機構において、例えば、開閉軸を支持する支持部と開閉軸に相互に当接するように設けられた角度規制片と、回転軸に突設された規制フランジと、開閉軸の支持部に取付けられ規制フランジに臨む回転規制部とを備えたものが提案されている(特許文献1参照)。これは、開閉軸と回転軸とがそれぞれ独立した回転に対する角度規制機能を有しており、例えば開閉軸が一定の角度範囲でないときには回転軸の回転を規制できるようになっている。
特開2000−240636号公報
ところが、上記従来のヒンジ機構は、ヒンジ機構を構成する部品が細分化されている。例えば、開閉軸を回転可能に支持する支持部材は、バネ部材およびブラケットをそれぞれ左右一対に備えて筐体に取付けられており、これらバネ部材およびブラケットが接合された構成となっている。この場合、支持部材の部品点数が多くなるとともに、それら部品のそれぞれを切削加工する加工工数が増加する。その結果、ヒンジ機構の製造コストが増加してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、部品点数を削減するとともに、それら部品の加工工数を削減して、製造コストを削減することができるヒンジ機構を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。すなわち本発明は、筐体に固定される開閉ブラケットと、前記開閉ブラケットに回転可能に支持され開閉軸をなすメインベースと、前記メインベースを直交するように貫通して回転可能に支持され回転軸をなすメインシャフトと、を備えてなるヒンジ機構であって、前記メインシャフトは、その上部に、天面が円弧状に形成され互いに間隔をおいて対向した一対の回転規制板を備えてなり、前記開閉ブラケットは、前記開閉軸に沿って延びる延在部を一体に備えてなり、前記延在部は、前記回転軸方向下側に突出する段差部を備えてなり、前記段差部は、前記一対の回転規制板の間に、前記一対の回転規制板の天面に沿う方向に挿脱可能に係合されることを特徴とする。
開閉ブラケットは、メインシャフトの上部に設けた一対の回転規制板に当接して相対回転を規制する機能を有する。このような開閉ブラケットが延在部を一体に備えることで、相対回転を規制するために必要な部品を多数設置する必要がなくなるとともに、それら部品のそれぞれを切削加工する必要がなくなる。
また、一対の回転規制板は、その天面が円弧状に形成されており、開閉ブラケットの延在部に設けられ一対の回転規制板の間に係合可能な段差部がその天面に沿う方向に挿脱可能である。そのため、その延在部が開閉軸回りに回転移動してメインシャフトの上方に位置していないとき、段差部が一対の回転規制板の間に係合されないため、段差部が一対の回転規制板に当接せずその相対回転が規制されなくなる。しかし、開閉ブラケットがメインシャフトの上方に位置したとき、段差部が一対の回転規制板の間に係合されるため、メインシャフトが回転軸回りに相対回転する際、段差部が一対の回転規制板に当接してその相対回転が規制される。したがって、所定の条件でのみ相対回転を規制することが、このような簡易な構成で実現可能である。
また、本発明に係るヒンジ機構において、前記メインシャフトには、前記一対の回転規制板の固定位置を調節するためのカラーが設けられていることを特徴とする。
メインシャフトにカラーを設けることで、一対の回転規制板の固定位置を適当な高さに調節することが可能となる。そのため、相対回転を規制する際に必要な回転規制板の強度を確保するように回転規制板の高さ寸法を短めに設定し、そのような高さ寸法であっても段差部と係合できるようにメインシャフトの固定位置を底上げするカラーを設けることで、縦横比の増大に伴って構造的な剛性の低下を来たした回転規制板が変形して相対回転を規制できなくなる、といった不具合を防止することができる。
また、本発明に係るヒンジ機構において、前記開閉ブラケットは、板状体をプレス成形してなることを特徴とする。
開閉ブラケットを板状体でプレス成形することで、開閉ブラケットの成形が容易となるため、開閉ブラケットを余分に接合したり切断したりする手間を省略することが可能となる。
本発明のヒンジ機構によれば、簡易な構成で機能し、相対回転を規制するために必要な部品を多数設置する必要がなくなるとともに、それら部品のそれぞれを切削加工する必要がなくなるので、ヒンジ機構の部品点数を削減することができ、また、それら部品のそれぞれを切削加工する加工工数を削減することができる。したがって、ヒンジ機構の製造コストを削減することができる。
また、本発明のヒンジ機構によれば、回転規制板が変形して相対回転を規制できなくなる、といった不具合を防止することができるので、回転規制板による相対回転の規制を確実に行うことができる。
また、本発明のヒンジ機構によれば、開閉ブラケットを余分に接合したり切断したりする手間を省略することが可能となるので、部品点数削減、切削加工削減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用したヒンジ機構を示す斜視図であり、図2は、このヒンジ機構を分解して示した斜視図である。このヒンジ機構は、例えばビデオカメラの筐体に固定される開閉ブラケット2と、この開閉ブラケット2にピン10,11を介して回転可能に支持されたメインベース1と、このメインベース1を直交するように貫通して回転可能に支持されたメインシャフト7と、このメインシャフト7の下端部に設けられて例えば液晶ユニットを有するモニタ部が取付けられるLCDプレート8とを備えてなる。このヒンジ機構は、筐体の側面に装着されたモニタ部の開閉及び回転動作を可能にする2軸ヒンジ機構である。
また、このヒンジ機構は、開閉ブラケット2に対するメインベース1の回転を規制する、言い換えれば、モニタ部の開閉軸回りの開閉動作を所定の角度範囲内、例えば図1の開閉軸における矢印の方向を+としたときの0°〜+90°でのみ許容する開閉ストッパ12と、開閉ブラケット2に対するメインシャフト7の回転を規制する、言い換えれば、モニタ部の回転軸回りの回転動作を所定の角度範囲内、例えば図1の回転軸における矢印の方向を+としたときの−90°〜+180°でのみ許容する回転ストッパ4と、これらメインベース1及びメインシャフト7のいずれか一方の回転が所定の角度範囲内にあるときだけ、他方の回転を許容する機構(回転規制板6)とを備えている。
以下、ヒンジ機構の各構成要素について詳細に説明する。なお、以下で使用する左右、上下、前後等は、このフランジ機構を図1の矢視方向から見た場合における左右、上下、前後等をいうものとする。
メインベース1は、金属製の板状体を成形してなるものであり、LCDプレート8に取付けられたモニタ部の開閉軸となる。そして、メインシャフト挿通孔24および一対の付勢板挿通孔25が穿設された長方形板状の底板部21と、該底板部21の長さ方向両端部からそれぞれ略直角に起立する一対の側壁部22と、底板部21の長さ方向中央部長辺側にて略直角に起立する回転ストッパ受け部23とを備えてなる。なお、一対の側壁部22には、ピン挿通孔22aが穿設されている。
このメインベース1は、一対の側壁部22によって開閉ブラケット2の支持部32を挟持させた状態で、これら側壁部22の挿通孔22aと後述する支持部32の挿通孔32aにピン10,11を挿通することにより、開閉ブラケット2に対し相対回転可能に支持される。
底板部21の上側には、中央にメインシャフト挿通孔41を有して上方に緩やかに屈曲した付勢板3が設置されている。この付勢板3の両端には、両端から屈曲して下方に突出した脚部42が設けられている。これら脚部42が底板部21の付勢板挿通孔25に係合することで、付勢板3が底板部21に固定される。また、付勢板3の上面には、半球状に形成され前後方向に配置された一対の突起部43が設けられている。メインシャフト7が回転して後述する回転ストッパ4の凹部4bがこの突起部43に係合したとき、メインシャフト7の相対回転が係止される。
開閉ブラケット2は、金属製の板状体を成形してなるものであり、筐体にネジ止め固定される被固定部31と、ピン挿通孔32aが穿設された支持部32と、これら左右一対の支持部32及び被固定部31を相互に連結する連結部(延在部)33とを一体に備えている。
被固定部31は、筐体に当接する面とは反対側の面31Aを正面側に向けて開閉軸に沿って延びており、ネジ挿通孔34が穿設された正方形板状のネジ止め部35と、このネジ止め部35よりも幅の狭い長方形板状のアーム部36とからなる。このアーム部36の開閉軸に沿う方向の内側端部は、支持部32の後面側に連なっている。
連結部33は、被固定部31の上面側同士を連結するように、開閉軸に沿って延びており、その長さ方向中央部には回転規制板受け部37が形成されている。この回転規制板受け部37は、連結部33の中央部を上面側から下面側に向けて局所的にプレス成形することにより、回転軸方向下側に突出する段差部を形成してなるものである。この回転規制板受け部(段差部)37がメインシャフト7に設けられた回転規制板6の直上に位置しているとき、メインシャフト7の回転動作は規制される。
メインシャフト7は、付勢板3を回転可能に挿通できるように、中央部より上側を小径として円柱状に形成されている。また、下端部には、円柱外縁の対向する一部を切欠いたLCDプレート取付部7aが形成されている。そのLCDプレート取付部7aには、挿通孔8aを穿設されたLCDプレート8が相対回転不能に取付けられている。このメインシャフト7は、このLCDプレート8に穿設された挿通孔8bに取付けられるモニタ部の回転軸となるものであり、メインベース1の底板部21に穿設されたメインシャフト挿通孔24を直交するように貫通して該メインベース1に回転可能に支持されている。
また、メインシャフト7には、小径に形成された中央部から上端部にわたって、外縁の対向する一部を切除して断面積を小さくしたストッパ取付部7bが形成されている。このストッパ取付部7bには、付勢板3の上面に摺動可能に配置される回転ストッパ4が設けられている。この回転ストッパ4は、略円板状をなす回転ストッパ本体4bの外縁の一部を径方向外方に突出させてなるストッパ部4aと、付勢板3の一対の突起部43に係合可能に配置され、回転ストッパ本体4bの外縁の一部を径方向内方に切欠いてなる一対の凹部4bと、中央にストッパ取付部7bを挿通し係合できる挿通孔4cとを備えてなり、メインシャフト7に相対回転不能に固定されている。このストッパ部4aは、メインシャフト7が開閉ブラケット2に対して所定角度相対回転すると、メインベース1側の回転ストッパ受け部23に当接し、それ以上の相対回転を規制する。またこのとき、一対の凹部4bに一対の突起部43がそれぞれ係合して、メインシャフト7の相対回転が係止される。
また、メインシャフト7の上端部には、挿通孔6bを有する底板部6aが、ストッパ取付部7bを挿通孔6bに係合して固定されている。この底板部6aの両端には、互いに間隔をおいて対向する一対の回転規制板6が立設されている。これら回転規制板6は、その天面が円弧面状に凸曲している。そのため、開閉ブラケット2が回転軸回りに相対回転する際、一対の回転規制板6が回転規制板受け部37に当接してその回転を規制する一方で、開閉軸回りに相対回転する際、一対の回転規制板6が回転規制板受け部37に当接せずにその回転を許容する。すなわち、回転規制板受け部37は、一対の回転規制板6の間に係合されており、開閉ブラケット2が開閉軸回りに相対回転して一対の回転規制板6の天面に沿う方向に挿脱できるようになっている。
また、回転ストッパ4と底板部6aとの間には、メインシャフト7を挿通される円筒状のカラー5が介装されている。このカラー5は、所定の高さ寸法を有しており、一対の回転規制板6を固定する底板部6aの位置を調節する。
メインベース1の側壁部22の一方、すなわち右側には、開閉ストッパ12が取付けられている。この開閉ストッパ12は、ピン挿通孔12bを有しており、開閉ブラケット2にメインベース1を回転可能に支持しているピン10にカシメられて、メインベース1に対しては相対回転不能である一方で、開閉ブラケット2に対しては相対回転可能となるように固定されている。そして、略「6」字状をなすように形成されており、開閉ブラケット2がメインベース1に対して開閉軸回りに90°相対回転すると、開閉ブラケット2のアーム部36が開閉ストッパ12の鉤部12aに当接し、それ以上の相対回転が規制される。
また、側壁部22の他方、すなわち左側には、ピン止め部13が取付けられている。このピン止め部13は、ピン挿通孔13aを有しており、開閉ブラケット2にメインベース1を回転可能に支持しているピン11にカシメられて、メインベース1に対しては相対回転不能である一方で、開閉ブラケット2に対しては相対回転可能となるように固定されている。
次に、上記の構成からなるヒンジ機構の機能および作用について説明する。
このヒンジ機構を用いて、筐体の側面に装着されたモニタ部の開閉及び回転動作を以下の手順で行う。
まず、ヒンジ機構の初期状態は、図1に示すような状態である。すなわち、筐体の側面に装着されたモニタ部を筐体に閉じた状態(閉状態)であり、メインベース1もメインシャフト7も未回転である。このとき、モニタ部を固定したLCDプレート8が回転軸回りに相対回転しようとしても、開閉ブラケット2の回転規制板受け部37と一対の回転規制板6とが当接してその回転が規制されるため、相対回転できない。
ここで、モニタ部を筐体から開いた状態(開状態)にすると、図3に示すような状態、すなわち、開閉ブラケット2がメインベース1に対して開閉軸回りに90°相対回転させた状態となる。このとき、LCDプレート8が、メインシャフト7、メインベース1および開閉ストッパ12と一体となって、メインベース1を開閉軸として図1の矢印の方向に相対回転する。
しかしながら、開閉ブラケット2がメインベース1に対して開閉軸回りに90°相対回転すると、開閉ブラケット2のアーム部36と開閉ストッパ12の鉤部12aとが当接して、それ以上の相対回転は規制される。なお、このとき、開閉ブラケット2が相対回転したことで、開閉ブラケット2の回転規制板受け部37と一対の回転規制板6とが当接した状態を解除されるため、モニタ部を固定したLCDプレート8が回転軸回りに相対回転できるようになる。
さらに、モニタ部が開状態のままモニタ部を回転軸回りに90°相対回転すると、図4に示すような状態、すなわち、メインシャフト7を回転軸回りに90°相対回転させた状態となる。このとき、LCDプレート8が、メインシャフト7および回転ストッパ4と一体となって、メインシャフト7を回転軸として図1の矢印の方向に相対回転する。
しかしながら、メインシャフト7がメインベース1に対して回転軸回りに180°相対回転すると、メインベース1の回転ストッパ受け部23と回転ストッパ4のストッパ部4aとが当接して、それ以上の相対回転は規制される。なお、このとき、回転ストッパ4の凹部4bと、付勢板3の突起部43がそれぞれ係合するとともに、付勢板3がその上面を回転ストッパ4の下面に押付けるように付勢することによって、メインシャフト7の相対回転が係止される。
なお、この状態から上記手順を逆に行うことで、モニタ部を開状態から閉状態にすることが可能である。
上記のようなヒンジ機構において、開閉ブラケット2は、メインシャフト7の上部に設けた一対の回転規制板6に当接して相対回転を規制する機能を有する。このような開閉ブラケット2が開閉軸に沿って延びた連結部33を一体に備えることで、開閉ブラケット2の相対回転を規制するために必要な部品を多数設置する必要がなくなるとともに、それら部品のそれぞれを切削加工する必要がなくなる。したがって、ヒンジ機構の部品点数を削減することができ、また、それら部品のそれぞれを切削加工する加工工数を削減することができる。その結果、ヒンジ機構の製造コストを削減することができる。
また、一対の回転規制板6は、その天面が円弧状に形成されており、連結部33に設けられ一対の回転規制板6の間に係合された回転規制板受け部37がその天面に沿う方向に挿脱可能である。そのため、連結部33が回転軸回りに回転移動してメインシャフト7の上方に位置していないとき、回転規制板受け部37が一対の回転規制板6の間に係合されないため、回転規制板受け部37が一対の回転規制板6に当接せず、回転軸回りの相対回転が規制されなくなる。しかし、開閉ブラケット2がメインシャフト7の上方に位置したとき、回転規制板受け部37が一対の回転規制板6の間に係合されるため、メインシャフト7が回転軸回りに相対回転する際、回転規制板受け部37が一対の回転規制板6に当接して回転軸回りの相対回転が規制される。したがって、所定の条件でのみ相対回転を規制することが、このような簡易な構成で実現可能である。
また、上記のようなヒンジ機構において、メインシャフト7にカラー5を設けることで、一対の回転規制板6の固定位置を適当な高さに調節することが可能となる。そのため、相対回転を規制する際に必要な回転規制板6の強度を確保するように回転規制板6の高さ寸法を短めに設定し、そのような高さ寸法であっても回転規制板受け部37と係合できるようにメインシャフト7の固定位置を底上げするカラー5を設けることで、縦横比の増大に伴って構造的な剛性の低下を来たした回転規制板6が変形して相対回転を規制できなくなる、といった不具合を防止することができる。したがって、回転規制板6による相対回転の規制を確実に行うことができる。
また、上記のようなヒンジ機構において、開閉ブラケット2を板状体でプレス成形することで、開閉ブラケット2の成形が容易となるため、開閉ブラケット2を余分に接合したり切断したりする手間を省略することが可能となる。したがって、部品点数削減、切削加工削減を図ることができ、その結果、ヒンジ機構の製造コストを削減することができる。
なお、上記実施の形態において、開閉ブラケット2は、板状体をプレス成形してなるものに限るものではなく、開閉軸に沿って延びる延在部を一体に備えていればよい。
また、上記実施の形態において、メインシャフト7が相対回転して一対の回転規制板6が回転規制板受け部37に当接しても、一対の回転規制板6の強度を確保することができれば、メインシャフト7には、一対の回転規制板6の固定位置を調節するためのカラー5が設けられなくてもよい。
本発明の実施の形態に係るヒンジ機構の初期状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るヒンジ機構を分解して示した斜視図である。 図1の状態から開閉ブラケットに対してメインベースを開閉軸回りに90°相対回転させた状態を示す斜視図である。 図3の状態から更にメインシャフトを回転軸回りに90°相対回転させた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 メインベース
2 開閉ブラケット
4 回転ストッパ
5 カラー
6 (一対の)回転規制板
7 メインシャフト
8 LCDプレート
12 開閉ストッパ
33 連結部(延在部)
37 回転規制板受け部(段差部)

Claims (3)

  1. 筐体に固定される開閉ブラケットと、
    前記開閉ブラケットに回転可能に支持され開閉軸をなすメインベースと、
    前記メインベースを直交するように貫通して回転可能に支持され回転軸をなすメインシャフトと、
    を備えてなるヒンジ機構であって、
    前記メインシャフトは、その上部に、天面が円弧状に形成され互いに間隔をおいて対向した一対の回転規制板を備えてなり、
    前記開閉ブラケットは、前記開閉軸に沿って延びる延在部を一体に備えてなり、
    前記延在部は、前記回転軸方向下側に突出する段差部を備えてなり、
    前記段差部は、前記一対の回転規制板の間に、前記一対の回転規制板の天面に沿う方向に挿脱可能に係合されることを特徴とするヒンジ機構。
  2. 前記メインシャフトには、前記一対の回転規制板の固定位置を調節するためのカラーが設けられていることを特徴とする請求項1記載のヒンジ機構。
  3. 前記開閉ブラケットは、板状体をプレス成形してなることを特徴とする請求項1または2記載のヒンジ機構。
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