JP2006070927A - ヒンジ機構 - Google Patents

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Shiei Yano
四栄 矢野
Mitsuo Kiyota
光男 清田
Yasushi Nishimuta
康司 西牟田
Hirotaka Makino
宏隆 牧野
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Abstract

【課題】 部品点数を削減するとともに、それら部品の加工工数を削減して、製造コストを削減することができるヒンジ機構を提供すること。
【解決手段】 筐体に固定される開閉ブラケット1と、開閉ブラケット1に回転可能に支持され開閉軸をなすメインベース2と、メインベース2を直交するように回転可能に支持され回転軸をなすメインシャフト5と、を備えてなるヒンジ機構であって、メインシャフト5は、その中央に切欠き部71を備えてなるとともに、開閉ブラケット1に開閉軸回りの回転方向に沿って挿脱可能に係合され、開閉ブラケット1は、メインシャフト5が係合されたときに切欠き部71に当接してメインシャフト5の回転を規制する係合部26を一体に備えてなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、開閉軸と、この開閉軸に直交する回転軸とを有するヒンジ機構に関するものである。
ヒンジ機構は、例えば、ビデオカメラ、デジタルカメラ等の筐体およびモニタ部を回動可能に結合するものであり、筐体からモニタ部を開閉可能に支持する開閉軸と、開閉軸と直交し開状態のモニタ部を回転可能に支持する回転軸とを有した構造が採用されている。
このようなヒンジ機構において、例えば、開閉軸を支持する支持部と開閉軸に相互に当接するように設けられた角度規制片と、回転軸に突設された規制フランジと、開閉軸の支持部に取付けられ規制フランジに臨む回転規制部とを備えたものが提案されている(特許文献1参照)。これは、開閉軸と回転軸とがそれぞれ独立した回転に対する角度規制機能を有しており、例えば開閉軸が一定の角度範囲でないときには回転軸の回転を規制できるようになっている。
特開2000−240636号公報
ところが、上記従来のヒンジ機構は、ヒンジ機構を構成する部品が細分化されている。例えば、開閉軸を回転可能に支持する支持部材は、バネ部材およびブラケットをそれぞれ左右一対に備えて筐体に取付けられており、これらバネ部材およびブラケットが接合された構成となっている。この場合、支持部材の部品点数が多くなるとともに、それら部品のそれぞれを切削加工する加工工数が増加する。その結果、ヒンジ機構の製造コストが増加してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、部品点数を削減するとともに、それら部品の加工工数を削減して、製造コストを削減することができるヒンジ機構を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。すなわち本発明は、筐体に固定される開閉ブラケットと、前記開閉ブラケットに回転可能に支持され開閉軸をなすメインベースと、前記メインベースを直交するように回転可能に支持され回転軸をなすメインシャフトと、を備えてなるヒンジ機構であって、前記メインシャフトは、その中央に切欠き部を備えてなるとともに、前記開閉ブラケットに開閉軸回りの回転方向に沿って挿脱可能に係合され、前記開閉ブラケットは、前記メインシャフトが係合されたときに前記切欠き部に当接して前記メインシャフトの回転を規制する係合部を一体に備えてなることを特徴とする。
メインシャフトが開閉ブラケットに係合されたとき、開閉ブラケットの係合部がメインシャフトの切欠き部に当接してメインシャフトの相対回転を規制する。この係合部が開閉ブラケットに一体に備えてなることで、相対回転を規制するために必要な部品を多数設置する必要がなくなるとともに、それら部品のそれぞれを切削加工する必要がなくなる。
また、メインシャフトが開閉ブラケットに開閉軸回りの回転方向に沿って挿脱可能に係合されるため、所定の条件でのみメインシャフトの相対回転を規制することが、このような簡易な構成で実現可能である。
また、本発明に係るヒンジ機構において、前記切欠き部は、前記メインシャフトの外縁に対向して一対に設けられ、前記係合部は、前記メインシャフトを挟持するように前記切欠き部に当接することを特徴とする。
係合部が、メインシャフトを挟持するようにメインシャフトの外縁に対向した一対の切欠き部に当接することで、メインシャフトを対向する2箇所で当接してメインシャフトの相対回転を規制することとなる。
また、本発明に係るヒンジ機構において、前記開閉ブラケットは、板状体をプレス成形してなることを特徴とする。
開閉ブラケットを板状体でプレス成形することで、開閉ブラケットの成形が容易となるため、開閉ブラケットを余分に接合したり切断したりする手間を省略することが可能となる。
本発明のヒンジ機構によれば、簡易な構成で機能し、相対回転を規制するために必要な部品を多数設置する必要がなくなるとともに、それら部品のそれぞれを切削加工する必要がなくなるので、ヒンジ機構の部品点数を削減することができ、また、それら部品のそれぞれを切削加工する加工工数を削減することができる。したがって、ヒンジ機構の製造コストを削減することができる。
また、本発明のヒンジ機構によれば、係合部がメインシャフトを対向する2箇所において当接してメインシャフトの相対回転を規制することとなるので、係合部によるメインシャフトの相対回転を確実に規制することができる。
また、本発明のヒンジ機構によれば、開閉ブラケットを余分に接合したり切断したりする手間を省略することが可能となるので、部品点数削減、切削加工削減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用したヒンジ機構を示す斜視図であり、図2は、このヒンジ機構を分解して示した斜視図である。このヒンジ機構は、例えばビデオカメラの筐体に固定される開閉ブラケット1と、この開閉ブラケット1にピン11,12を介して回転可能に支持されたメインベース2と、このメインベース2を直交するように回転可能に支持されたメインシャフト5と、このメインシャフト5の下端部に設けられて例えば液晶ユニットを有するモニタ部が取付けられるLCDプレート6とを備えてなる。このヒンジ機構は、筐体の側面に装着されたモニタ部の開閉及び回転動作を可能にする2軸ヒンジ機構である。
また、このヒンジ機構は、開閉ブラケット1に対するメインベース2の回転を規制する、言い換えれば、モニタ部の開閉軸回りの開閉動作を所定の角度範囲内、例えば図1の開閉軸における矢印の方向を+としたときの0°〜+90°でのみ許容する開閉ストッパ4と、開閉ブラケット1に対するメインシャフト5の回転を規制する、言い換えれば、モニタ部の回転軸回りの回転動作を所定の角度範囲内、例えば図1の回転軸における矢印の方向を+としたときの−135°〜+180°でのみ許容する回転ストッパ10と、これらメインベース2及びメインシャフト5のいずれか一方の回転が所定の角度範囲内にあるときだけ、他方の回転を許容する機構(係合部26)とを備えている。
以下、ヒンジ機構の各構成要素について詳細に説明する。なお、以下で使用する左右、上下、前後等は、このフランジ機構を図1の矢視方向から見た場合における左右、上下、前後等をいうものとする。
開閉ブラケット1は、金属製の板状体をプレス成形してなるものであり、筐体にネジ止め固定される被固定部21と、ピン挿通孔22aが穿設された支持部22と、これら左右一対の支持部22及び被固定部21を相互に連結する連結部23とを一体に備えている。
被固定部21は、筐体に当接する面とは反対側の面21Aを正面側に向けて開閉軸に沿って延びており、開閉軸に沿う方向の外側端部にネジ挿通孔24が穿設されている。この被固定部21の開閉軸に沿う方向の内側端部は、支持部22の後面側に連なっている。また、この内側端部には、開閉ブラケット1が90°相対回転したときに後述する開閉ストッパ4の鉤部4bを当接できるように、当接孔21aが形成されている。なお、この当接孔21aは、その一部が支持部22の後面側に延びている。
支持部22の外側の両側面には、ピン挿通孔22aと同径のピン挿通孔7aを有する平板状の開閉ベース7が支持部22と一体に取付けられている。これら開閉ベース7の外側には、ピン11,12にそれぞれカシメられた開閉ストッパ4が固定されている。このように、支持部22と開閉ストッパ4との間に開閉ベース7が介装されることによって、開閉ブラケット1が円滑に回転軸回りに回転できるようになっている。なお、開閉ブラケット1がさらに円滑に回転軸回りに回転できるように、開閉ベース7と開閉ストッパ4との間に付勢部材が介装されてもよい。
連結部23は、被固定部21の下面側同士を連結する平板からなり、その中央部から前方向に沿って延び前側で開口した開口部25と、開口部25を挟んで対向する一対の係合部26とからなる。開口部25は、メインシャフト5を係合可能な幅を有して形成されている。係合部26は、その前端部が上方に屈曲しており、また、メインシャフト5が係合されたときに後述するメインシャフト5の切欠き部51に当接できるように形成されている。
メインベース2は、金属製の板状体を成形してなるものであり、LCDプレート6に取付けられたモニタ部の開閉軸となる。そして、メインシャフト挿通孔34が穿設された長方形板状の底板部31と、該底板部31の長さ方向両端部からそれぞれ略直角下方に延びる一対の側壁部32と、底板部31および側壁部32よりも前後方向の幅が狭くなるように形成されこれら底板部31および側壁部32を接続する接続部33とを備えてなる。なお、一対の側壁部32には、ピン挿通孔32aが穿設されている。
このメインベース2は、一対の側壁部32を開閉ブラケット1の支持部22に挟持された状態で、これら側壁部32の挿通孔32aと開閉ブラケット1の支持部22の挿通孔22aにピン11,12を挿通することにより、開閉ブラケット1に対し相対回転可能に支持される。
底板部21の上側には、サブベース3が設置されている。このサブベース3は、金属製の板状体を成形してなるものであり、メインシャフト挿通孔44および該メインシャフト挿通孔44を中心とした十字状の溝45が穿設された長方形板状の底板部41と、該底板部41の各頂点からそれぞれ略直角下方に延びる脚部42と、底板部41の後側長辺の中央部から略直角上方に延びる突起部43とを備えてなる。なお、このサブベース3は、脚部42が底板部31および接続部33を挟持するように係合することでメインベース2に固定される。
サブベース3の上側には、中央にメインシャフト挿通孔51を有して上方に緩やかに屈曲した付勢板9が設置されている。この付勢板9の前後方向両端には、その両端から屈曲して上方に突出した突起部52が設けられている。また、付勢板9の下面には、半球状に形成され左右方向に配置された一対の突起部53が設けられている。メインシャフト5が相対回転してこれら一対の突起部53が溝45に係合したとき、メインシャフト5の相対回転が係止される。
付勢板9の上側には、中央にメインシャフト挿通孔61を有する回転ストッパ10が設置されている。この回転ストッパ10は、メインシャフト挿通孔61にメインシャフト5がカシメられることにより固定される。また、この回転ストッパ10には、付勢板9の突起部52を係合可能な凹部62が前後方向に一対に形成されるとともに、それら凹部62の一方に隣接して外方に突出した鉤部63が取付けられている。なお、付勢板9の突起部52が回転ストッパ10の凹部62に係合されることにより、メインシャフト5が回転軸回りに相対回転すると、付勢板9がメインシャフト5および回転ストッパ10と一体に相対回転することとなる。
メインシャフト5は、メインベース2およびサブベース3を回転可能に挿通できるように、上部を小径として円柱状に形成されている。また、メインシャフト5の上端部は、上端に設置される回転ストッパ10をカシメるように、さらに小径とされた円柱の外縁の対向する一部を切欠いて形成されている。
また、メインシャフト5の下端部には、断面が半円形状のLCDプレート取付部5aが形成されている。そのLCDプレート取付部5aには、LCDプレート取付部5aの断面と同形状の挿通孔6aを穿設されたLCDプレート6が相対回転不能に取付けられている。このメインシャフト5は、このLCDプレート6に穿設された挿通孔6bに取付けられるモニタ部の回転軸となるものであり、メインベース2の底板部31に穿設されたメインシャフト挿通孔34を貫通してメインベース2に直交するように回転可能に支持されている。
また、メインシャフト5の中央には、メインシャフト5の外縁に対向して一対に平坦面を有して切欠かれた切欠き部71が形成されている。メインシャフト5が開閉ブラケット1に係合されるとき、切欠き部71に係合部26が当接し、メインシャフト5が係合部26に挟持される。ここで、開閉ブラケット1が回転軸回りに相対回転する際、係合部26が切欠き部71に当接してその回転を規制する一方で、開閉軸回りに相対回転する際、係合部26が切欠き部71に当接せずにその回転を許容する。すなわち、切欠き部71は、係合部26に係合されており、開閉ブラケット1が開閉軸回りに相対回転して挿脱できるようになっている。
開閉ブラケット1の側壁部22の両側には、開閉ストッパ4が取付けられている。これら開閉ストッパ4は、ピン挿通孔4cを有しており、開閉ブラケット1にメインベース2を回転可能に支持しているピン11,12にカシメられて、メインベース2に対しては相対回転不能である一方で、開閉ブラケット1に対しては相対回転可能となるように固定されている。そして、鉤部4a,4bがそれぞれ対向する位置で突出するように形成されており、開閉ブラケット1がメインベース2に対して開閉軸回りに90°相対回転すると、開閉ブラケット1の被固定部21が開閉ストッパ4の鉤部4aあるいは鉤部4bに当接し、それ以上の相対回転が規制される。
次に、上記の構成からなるヒンジ機構の機能および作用について説明する。
このヒンジ機構を用いて、筐体の側面に装着されたモニタ部の開閉及び回転動作を以下の手順で行う。
まず、ヒンジ機構の初期状態は、図1に示すような状態である。すなわち、筐体の側面に装着されたモニタ部を筐体に閉じた状態(閉状態)であり、メインベース2もメインシャフト5も未回転である。このとき、モニタ部を固定したLCDプレート6が回転軸回りに相対回転しようとしても、開閉ブラケット1の係合部26と切欠き部71とが当接してその回転が規制されるため、相対回転できない。
ここで、モニタ部を筐体から開いた状態(開状態)にすると、図3に示すような状態、すなわち、開閉ブラケット1がメインベース2に対して開閉軸回りに90°相対回転させた状態となる。このとき、LCDプレート6が、メインシャフト5、メインベース2および開閉ストッパ4と一体となって、メインベース2を開閉軸として図1の矢印の方向に相対回転する。
しかしながら、開閉ブラケット1がメインベース2に対して開閉軸回りに90°相対回転すると、開閉ブラケット1の被固定部21の当接孔21aと開閉ストッパ4の鉤部4bとが当接するとともに、開閉ブラケット1の連結部23とサブベース3の突起部43とが当接して、それ以上の相対回転は規制される。なお、このとき、開閉ブラケット1が相対回転したことで、開閉ブラケット1の係合部26と一対の切欠き部71とが当接した状態を解除されるため、モニタ部を固定したLCDプレート6が回転軸回りに相対回転できるようになる。
さらに、モニタ部が開状態のままモニタ部を回転軸回りに90°相対回転すると、図4に示すような状態、すなわち、メインシャフト5を回転軸回りに90°相対回転させた状態となる。このとき、LCDプレート6が、メインシャフト5および回転ストッパ10と一体となって、メインシャフト5を回転軸として図1の矢印の方向に相対回転する。
しかしながら、メインシャフト5がメインベース2に対して回転軸回りに180°相対回転すると、サブベース3の突起部43と回転ストッパ10の鉤部63とが当接して、それ以上の相対回転は規制される。なお、このとき、サブベース3の溝45と、付勢板9の突起部53とがそれぞれ係合するとともに、付勢板9がその上面を回転ストッパ10の下面に押付けるように付勢することによって、メインシャフト5の相対回転が係止される。
なお、この状態から上記手順を逆に行うことで、モニタ部を開状態から閉状態にすることが可能である。このとき、開閉ブラケット1を開閉軸回りに相対回転すると、被固定部21が開閉ストッパ4の鉤部4aに当接して、開閉ブラケット1の開閉軸回りの相対回転が規制されるとともに、係合部26が切欠き部71に当接して、メインシャフト5の回転軸回りの相対回転が規制される。
上記のようなヒンジ機構において、メインシャフト5が開閉ブラケット1に係合されたとき、開閉ブラケット1の係合部26がメインシャフト5の切欠き部71に当接してメインシャフト5の相対回転を規制する。この係合部26が開閉ブラケット1に一体に備えてなることで、相対回転を規制するために必要な部品を多数設置する必要がなくなるとともに、それら部品のそれぞれを切削加工する必要がなくなる。
また、メインシャフト5が開閉ブラケット1に開閉軸回りの回転方向に沿って挿脱可能に係合されるため、所定の条件でのみメインシャフト5の相対回転を規制することが、このような簡易な構成で実現可能である。したがって、ヒンジ機構の部品点数を削減することができ、また、それら部品のそれぞれを切削加工する加工工数を削減することができる。その結果、ヒンジ機構の製造コストを削減することができる。
また、上記のようなヒンジ機構において、係合部26が、メインシャフト5を挟持するようにメインシャフト5の外縁に対向した一対の切欠き部71に当接することで、メインシャフト5を対向する2箇所で当接してメインシャフト5の相対回転を規制することとなる。したがって、係合部26によるメインシャフト5の相対回転の規制を確実に行うことができる。
また、上記のようなヒンジ機構において、開閉ブラケット1を板状体でプレス成形することで、開閉ブラケット1の成形が容易となるため、開閉ブラケット1を余分に接合したり切断したりする手間を省略することが可能となる。したがって、部品点数削減、切削加工削減を図ることができ、その結果、ヒンジ機構の製造コストを削減することができる。
また、上記のようなヒンジ機構において、係合部26の前端部が上方に屈曲することで、開閉ブラケット1が開閉軸回りに相対回転しても、係合部26が切欠き部71の表面上の限られた位置で接触することとなる。したがって、開閉ブラケット1の相対回転を考慮して係合部26を適当に屈曲することにより、メインシャフト5に形成される切欠き部71を小さく形成することができる。このことは、例えばメインシャフト5の下部にFPC(フレキシブルプリント配線板)を巻きつけるためにメインシャフト5の下部に所定の軸長を有する場合、切欠き部71を小さく形成することができるため、特に有効となる。
また、切欠き部71を小さく形成できることで、メインシャフト5の強度の低減を回避することができ、さらに、切欠き部71を切削する工程を削減できるという効果を有する。
なお、上記実施の形態において、開閉ブラケット1は、板状体をプレス成形してなるものに限るものではなく、開閉軸に沿って延びる延在部を一体に備えていればよい。
また、上記実施の形態において、係合部26は、メインシャフト5の相対回転を規制する際、その強度を確保することができれば、メインシャフト5を挟持するように切欠き部71に当接しなくてもよい。また、切欠き部71がメインシャフト5の外縁に対向して一対に設けられなくてもよい。
また、上記実施の形態において、開閉ブラケット1がメインベース2に対して開閉軸回りに相対回転すると、開閉ブラケット1の連結部23とサブベース3の突起部43とが当接する。したがって、この突起部43の幅を広くする等によって強度を確保してもよい。これによって、開閉ブラケット1の開閉軸回りの相対回転を規制するストッパとして機能させることが可能となるため、支持部22の両側に設けられた開閉ストッパ4の設置を省略することができ、その結果、ヒンジ機構の部品点数を削減することができる。
本発明の実施の形態に係るヒンジ機構の初期状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るヒンジ機構を分解して示した斜視図である。 図1の状態から開閉ブラケットに対してメインベースを開閉軸回りに90°相対回転させた状態を示す斜視図である。 図3の状態から更にメインシャフトを回転軸回りに90°相対回転させた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 開閉ブラケット
2 メインベース
3 サブベース
4 開閉ストッパ
5 メインシャフト
6 LCDプレート
10 回転ストッパ
21 被固定部
21a 当接孔
22 支持部
23 連結部
25 開口部
26 係合部
43 突起部
63 鉤部
71 切欠き部

Claims (3)

  1. 筐体に固定される開閉ブラケットと、
    前記開閉ブラケットに回転可能に支持され開閉軸をなすメインベースと、
    前記メインベースを直交するように回転可能に支持され回転軸をなすメインシャフトと、
    を備えてなるヒンジ機構であって、
    前記メインシャフトは、その中央に切欠き部を備えてなるとともに、前記開閉ブラケットに開閉軸回りの回転方向に沿って挿脱可能に係合され、
    前記開閉ブラケットは、前記メインシャフトが係合されたときに前記切欠き部に当接して前記メインシャフトの回転を規制する係合部を一体に備えてなることを特徴とするヒンジ機構。
  2. 前記切欠き部は、前記メインシャフトの外縁に対向して一対に設けられ、
    前記係合部は、前記メインシャフトを挟持するように前記切欠き部に当接することを特徴とする請求項1記載のヒンジ機構。
  3. 前記開閉ブラケットは、板状体をプレス成形してなることを特徴とする請求項1または2記載のヒンジ機構。
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