JP2008192063A - 活線挿抜システム及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ミッドプレーンボード方式において、信号の種類に関係なく、システム全体及び相手の基板回路に影響を与えずに安全にしかも安価で活線挿抜を行うこと。
【解決手段】 システム電源線L1を有する母基板2と、該母基板の両面に挿抜可能に挿着される第1の基板本体3及び第2の基板本体4と、両基板本体にそれぞれ設けられ、母基板に挿着された際に信号線L4を介して互いに接続されて信号を送受信する第1の基板回路3b及び第2の基板回路4bと、一方の基板本体に設けられ、システム電源線からの電力を両基板回路にそれぞれ供給する基板電源回路5と、両基板本体にそれぞれ設けられ、基板電源回路の作動を制御する第1のスイッチ6及び第2のスイッチ7とを備え、基板電源回路は、両スイッチが両方ともにONになったときに電力を供給する活線挿抜システム1を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、母基板の両面に予め決められた組み合わせの基板回路をそれぞれ挿抜するミッドプレーンボード方式における活線挿抜システム、及び、該活線挿抜システムを有する電子機器に関するものである。
従来より、複数の基板回路を母基板に挿入するバックプレーンボード方式が知られている。これは、母基板の片面に対して複数の基板回路を挿抜できるように構成した方式である。また近年では、母基板の片面だけでなく、両面に予め決められた組み合わせの基板回路をそれぞれ挿抜できるように構成されたミッドプレーンボード方式のものが提供されている。この方式によれば、両基板に機能を分割させること等ができるため、保守性を高めることができる等の利点を有している。そのため、交換機や大型ネットワーク機器等に好適に採用されている。
ここで、このミッドプレーンボード方式の一般的な構成について、図面を参照して説明する。
図14に示すように、母基板であるミッドプレーンボード40は、図示しない筐体内に設置されている。このミッドプレーンボード40には、各種基板回路に電源を供給するシステム電源線L1や、信号線L2が配されている。また、ミッドプレーンボード40の両側には、複数の基板回路を有する基板本体41、42が挿着されている。なお、図14においては、2つの基板回路41a、41bを有する基板本体41及び基板回路42a、42bを有する基板本体42を図示している。これら基板本体41、42は、予め決められた組み合わせでミッドプレーンボード40に挿着されるようになっており、ミッドプレーンボード40を間にして対向するようになっている。
また各基板本体41、42がミッドプレーンボード40に挿着された際に、各基板本体41、42の基板回路はミッドプレーンボード40に対して電気的に接続されたり、ミッドプレーンボード40を挟んで対向する相手側の基板回路と直接電気的に接続されたりするようになっている。例えば、図14に示すように、基板回路41a及び基板回路42aの信号線L3は、それぞれミッドプレーンボード40の信号線L2と接続するようになっている。一方、基板回路41b及び基板回路42bは、信号線L4によって直接接続されている。
また、各基板本体41、42は、それぞれ基板電源回路41c、42cを有しており、該基板電源回路41c、42cを介してミッドプレーンボード40のシステム電源線L1からの電源を基板回路41a、41b及び基板回路42a、42bに供給している。
ところで、上述したミッドプレーンボード方式では、常時連続運用することが基本となっていることから、基板の故障等による交換の必要性が生じても、運用への影響を考慮してシステム電源線L1の電源をOFFにすることができない。このため、運用中に該当する基板本体41、42を挿抜(装着或いは抜去)する状況が生じてくる。
しかしながら、運用中に、例えば基板本体41を抜去した場合には、ラッチアップ等により故障や誤動作が生じたり、ノイズ等の影響により誤データを拾ったりしてしまう。そのため、活線挿抜に耐えうる何らかの対策を行う必要がある。
具体的には、ミッドプレーンボード40と基板回路41a及び基板回路42aとの間(スロット間)の信号線L3、及び、基板回路41bと基板回路42bとの間の信号線L4を、全て活線挿抜に耐えうる信号方式に変換したり、活線挿抜を保護する保護回路を追加(例えば、特許文献1参照)したりして、活線挿抜に対応しているのが現状である。
特開2001−100872号公報
しかしながら、上記従来の方法ではまだ以下の課題が残されている。
即ち、データの高速処理化等に対応するため、信号線L4を高速信号線にする場合がある。ところが、この高速信号線を採用した場合には、活線挿抜に耐うる信号方式に変換したり、保護回路を追加したりすることは非常に困難な作業である。
具体的に説明すると、活線挿抜に耐うる様に信号線に保護回路を追加するには、通常MOSスイッチ等が付加されることになる。そのため、信号が保護回路を通過する際に、信号に遅延が生じる。その信号がクロックに同期したパラレル信号の場合には、遅延のばらつきにより信号間にスキュー(時間のずれ)が生じてしまう。特に、高速クロックに同期した高速信号の場合には、このスキューによって正しく信号の送受信ができないという不都合があり、保護回路を追加することは困難である。一方、クロックデータリカバリー方式というシリアル伝送方式を採用すれば、高速信号線であっても保護回路を追加することができるため、活線挿抜に対応することが可能である。しかしながら、専用の回路を追加する必要があるため基板のサイズが大きくコストが高くなってしまうという不都合があった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、ミッドプレーンボード方式において、信号の種類に関係なく、システム全体及び相手の基板回路に影響を与えずに安全にしかも安価で活線挿抜を行うことができる活線挿抜システム、及び、該活線挿抜システムを有する電子機器を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
本発明に係る活線挿抜システムは、システム電源線を有する母基板と、該母基板の両面に挿抜可能に挿着される第1の基板本体及び第2の基板本体と、該第1及び第2の基板本体にそれぞれ設けられ、両基板本体が前記母基板に挿着された際に、信号線を介して互いに接続されて信号を送受信する第1の基板回路及び第2の基板回路と、前記第1及び第2の基板本体のうち一方の基板本体に設けられ、前記システム電源線からの電力を前記第1及び第2の基板回路にそれぞれ供給する基板電源回路と、前記第1及び第2の基板本体にそれぞれ設けられ、前記基板電源回路の作動を制御する第1のスイッチ及び第2のスイッチとを備え、前記基板電源回路が、前記第1及び第2のスイッチが両方ともにONになったときに、電力を供給することを特徴とするものである。
この発明に係る活線挿抜システムにおいては、第1の基板回路を有する第1の基板本体と第2の基板回路を有する第2の基板本体とが、母基板の両面にそれぞれ挿抜可能に挿着されているミッドプレーンボード方式とされている。また、両基板回路は、第1のスイッチ及び第2のスイッチによって作動が制御された基板電源回路によってシステム電源線からの電力が供給されており、信号線を介して各種の信号をやり取り(送受信)している。
ここで、システムの運用中において、何らかの理由により第1の基板本体を母基板から抜去する場合には、作業者は最初に第1の基板本体に設けられた第1のスイッチをOFFにする。すると、第1の基板本体或いは第2の基板本体のいずれかに設けられている基板電源回路は、第2のスイッチがONであったとしても、停止状態となる。これにより、第1の基板回路及び第2の基板回路は、共に停止する。そのため、作業者は安全に第1の基板本体を母基板から抜去することができる。なお、第1の基板本体ではなく第2の基板本体を抜去する場合には、最初に第2のスイッチをOFFにすれば良い。以降の作用は、上述した作用と同様である。
また、抜去した第1の基板本体を母基板に再度挿着する場合には、第1のスイッチをOFFにした状態で挿着する。そして挿着後に、第1のスイッチをONにする。これにより、第1のスイッチ及び第2のスイッチが共にONになるので、基板電源回路がONとなり、第1の基板回路及び第2の基板回路に電力を供給する。その結果、第1の基板回路と第2の基板回路との間で、信号のやり取りが再開する。なお、第2の基板本体を再度挿着する場合には、母基板に挿着した後に、第2のスイッチをONにすれば良い。
上述したように、第1の基板本体或いは第2の基板本体を挿抜するにあたって、第1のスイッチ或いは第2のスイッチを利用して基板電源回路の作動を制御して、両基板回路の作動を停止することができる。そのため、第1の基板本体或いは第2の基板本体を挿抜する前に、必ず第1の基板回路及び第2の基板回路を停止することができる。従って、相手側の基板回路やシステム全体に何ら影響を与えることなく、活線挿抜することができる。
特に、スイッチを利用した簡単な構成であるので、特殊な方式とは異なり、基板本体のサイズを大きくすることなく安価に実現することができる。また、従来のように保護回路を利用するものではないので、両基板回路間の信号線を高速信号線にすることも可能である。つまり、信号の種類に関係なく安全にしかも安価に活線挿抜を行うことができる。
また、本発明に係る活線挿抜システムは、上記本発明の活線挿抜システムにおいて、前記第1及び第2のスイッチが、前記システム電源線と前記基板電源回路との間を接続する電源線に対して、直列接続されていることを特徴とするものである。
この発明に係る活線挿抜システムにおいては、第1のスイッチ及び第2のスイッチが、システム電源線から基板電源回路に電力を供給するラインである電源線に対して、直列に接続されている。そのため、いずれかのスイッチをOFFにすることで、確実に基板電源回路への電力を遮断することができ、第1の基板回路及び第2の基板回路を停止させて、活線挿抜を可能にすることができる。また、両スイッチを電源線に対して直列に配置するだけの簡単な構成であるので、設計の簡略化を図ることができる。
また、本発明に係る活線挿抜システムは、上記本発明の活線挿抜システムにおいて、前記基板電源回路と前記システム電源線とは、電源線を介して接続されており、前記基板電源回路が、前記第1及び第2のスイッチが両方ともにONになったときに、前記電源線を通じて前記システム電源線からの電力を前記第1及び第2の基板回路に供給する論理積回路を有していることを特徴とするものである。
この発明に係る活線挿抜システムにおいては、基板電源回路内に組み込まれた論理積回路(AND回路)が、電源線を通じてシステム電源線から供給された電力のコントロールを行う。つまり、論理積回路は、第1のスイッチ及び第2のスイッチが両方ともにONになったときにだけ、電力を第1の基板回路及び第2の基板回路に供給する。そのため、いずれかのスイッチをOFFにすることで、第1の基板回路及び第2の基板回路を確実に停止させることができ、活線挿抜を可能にすることができる。
また、本発明に係る活線挿抜システムは、上記本発明のいずれかの活線挿抜システムにおいて、前記第1及び第2の基板本体を複数組備えていることを特徴とするものである。
この発明に係る活線挿抜システムにおいては、母基板に対して第1の基板本体及び第2の基板本体が複数組挿着されるので、より多くの信号を扱うことができ、膨大なデータ量を取り扱うことができる。よって、高性能化、冗長による高品質化を図ることができる。
また、本発明の電子機器は、上記本発明のいずれかの活線挿抜システムと、前記母基板を内部に収納すると共に、前記第1及び第2の基板本体を挿抜可能に収納する筐体とを備えることを特徴とするものである。
この発明に係る電子機器においては、筐体内に母基板が収納されていると共に、第1の基板本体及び第2の基板本体が挿抜可能に収納されている。よって、筐体の一方側から第1の基板本体を挿抜することができると共に、筐体の他方側から第2の基板本体を挿抜することができる。このように、ミッドプレーンボード方式を採用した電子機器とすることができ、大型ネットワーク機器等に好適に採用することができる。
特に、第1の基板本体或いは第2の基板本体を挿抜する際に、安全に活線挿抜できるので、信頼性を高めることができ高品質化を図ることができる。しかも、簡単な構成で安価な活線挿抜システムであるので、電子機器自体の低コスト化を図ることができる。
また、本発明の電子機器は、上記本発明の電子機器において、前記第1及び第2の基板本体にそれぞれ設けられ、開閉操作によって各基板本体を前記筐体に対して着脱自在に固定すると共に、前記母基板に対して挿抜させる開閉レバーと、該開閉レバーに対してスライド可能に設けられ、前記開閉操作をロックするロック位置と該ロックを解除する解除位置との間で変位するスライド部とを備え、該スライド部が、前記ロック位置に位置したときに前記第1のスイッチ或いは前記第2のスイッチをONにし、前記解除位置に位置したときに前記第1のスイッチ或いは前記第2のスイッチをOFFにすることを特徴とするものである。
この発明に係る電子機器においては、第1の基板本体を母基板から抜去する場合には、まず、作業者はスライド部を解除位置に向けてスライド操作する。これにより、開閉レバーのロックが解除されて開閉操作が可能な状態となる。また、スライド部を解除位置に位置させることで、第1のスイッチがOFFとなる。これにより基板電源回路からの電力が遮断するので、第1の基板回路及び第2の基板回路が共に停止して基板が安全に抜去できる状態となる。そして作業者は、ロックが解除された開閉レバーを開操作することで、第1の基板本体を母基板から抜去すると共に、筐体から引き抜くことができる。
また、第1の基板本体を挿着する場合には、該第1の基板本体を筐体内にある程度挿入した後、開閉レバーを閉操作する。これにより、第1の基板本体は母基板に挿着されると共に、筐体に収納される。そして、スライド部を解除位置からロック位置に向けてスライド操作する。これにより、開閉レバーをロックすることができる。また、第1のスイッチがONとなるので、基板電源回路からの電力が供給されて第1の基板回路と第2の基板回路との間の信号のやり取りが再開する。
上述したように、スライド部のスライド操作と開閉レバーの開閉操作とによって、第1の基板本体を挿抜することができる。なお、第2の基板本体を挿抜する場合は、スライド部のスライド操作によって第2のスイッチがON、OFFされる点が異なるだけである。
特に、スライド部のスライド操作と第1のスイッチ或いは第2のスイッチのON、OFF操作とを連動させているので、開閉レバーを開操作する前に確実に両基板回路を停止させることができると共に、開閉レバーを閉操作した後に両基板回路を作動させることができる。従って、より安全に活線挿抜を行うことができる。また、開閉レバーにより、母基板に対して確実かつ容易に両基板を挿抜させることができる。
本発明に係る活線挿抜システムによれば、ミッドプレーンボード方式において、信号の種類に関係なく、システム全体及び相手の基板回路に影響を与えずに安全にしかも安価で活線挿抜を行うことができる。
また、本発明に係る電子機器によれば、第1の基板本体或いは第2の基板本体を挿抜する際に安全に活線挿抜できるので、信頼性が高く高品質化を図ることができる。また、簡単な構成で安価な活線挿抜システムであるので、電子機器自体の低コスト化を図ることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る活線挿抜システムの第1実施形態を、図1を参照して説明する。本発明の活線挿抜システム1は、図1に示すように、母基板2と、該母基板2の両面にそれぞれ挿抜可能に挿着される基板3(第1の基板本体)及び基板4(第2の基板本体)とを備えている。母基板2と両基板3、4とは、それぞれ図示しないコネクタを介して互いに接続されるようになっている。これにより両基板3、4は、母基板2に対して挿抜(挿着或いは抜去)可能とされている。
母基板2は、ミッドプレーンボードとなるものであり、図示しない電源に接続されたシステム電源線L1や、各種の信号が流れる信号線L2が設けられている。
両基板3、4は、予め決められた組み合わせで母基板2に挿着される一対の基板であり、母基板2を間に挟んで対向するように挿着される。また、本実施形態では、各基板3、4がそれぞれ2つの回路ブロックを構成できるように、2つの基板回路、即ち、基板回路3a、3b及び基板回路4a、4bを備えている場合を例に挙げて説明する。更に本実施形態では、2つの基板3、4が複数組、母基板2に対して挿着されている場合を例にしている。
基板3は、2つの基板回路3a、3bと、基板電源回路5と、スイッチ(第1のスイッチ)とを備えている。基板回路3aは、信号線L3を介して母基板2の信号線L2に接続されており、母基板2と信号のやり取りするようになっている。つまり、この基板回路3aは、上述した2つの回路ブロックのうちの1つを構成するものであり、スロット間のインターフェース部の回路ブロックとなるものである。なお、この基板回路3aの信号線L3に関しては、活線挿抜に対応した信号線であるとして説明する。
一方、基板回路3bは、2つの基板3、4が母基板2に挿着された際に、信号線L4を介して相手側の基板4の基板回路4bに接続するようになっており、該基板回路4bとの間で信号をやり取り(送受信)する。つまりこの基板回路3bは、上述した2つの回路ブロックのうちの残りの1つを構成するものであり、両基板3、4間のインターフェース部の回路ブロックとなるものである。また、この基板回路3bが、本発明に係る第1の基板回路となるものである。なお、この基板回路3bの信号線L4は、高速信号線となっている。
上記基板電源回路5は、該基板電源回路5とシステム電源線L1との間に設けられた電源線L5を通じて供給されたシステム電源線L1からの電力を、上述した2つの基板回路3a、3bと相手側の基板4の2つの基板回路4a、4bとにそれぞれ供給している。
ここで、基板4について説明する。この基板4は、2つの基板回路4a、4bと、スイッチ(第2のスイッチ)7とを備えている。基板回路4aは、上記基板回路3aと同様に信号線L6を介して母基板2の信号線L2に接続されており、母基板2と信号のやり取りをするようになっている。また、この基板回路4aは、上述した2つの回路ブロックのうちの1つを構成するものであり、スロット間のインターフェース部の回路ブロックとなるものである。なお、この基板回路4aの信号線L6に関しても同様に、活線挿抜に対応した信号線であるとして説明する。
また、基板回路4bは、上記基板回路3bと同様に、2つの基板3、4が母基板2に挿着された際に、信号線L4を介して基板回路3bに接続するようになっており、該基板回路3bとの間で信号をやり取りする。つまりこの基板回路4bは、上述した2つの回路ブロックのうちの残りの1つを構成するものであり、両基板3、4間のインターフェース部の回路ブロックとなるものである。また、この基板回路4bが、本発明に係る第2の基板回路となるものである。
基板3のスイッチ6及び基板4のスイッチ7は、共に基板電源回路5の作動を制御するスイッチであり、両スイッチ6、7が共にONになったときにだけシステム電源線L1からの電力が基板電源回路5に供給されるようになっている。具体的に両スイッチ6、7は、基板電源回路5とシステム電源線L1との間を接続する電源線L5に対して直列接続されている。これにより基板電源回路5は、両スイッチ6、7が共にONになったときだけ、基板回路3a、3b及び基板回路4a、4bに対して電力を供給するようになっている。
次に、上述したように構成された活線挿抜システム1を運用中に、何らかの理由により基板3を挿抜する場合について説明する。
まず、基板3を母基板2から抜去する場合について説明する。最初に作業者は、基板3に設けられたスイッチ6をOFFにする。すると基板電源回路5は、基板4に設けられたスイッチ7がONであったとしても、システム電源線L1からの電力が遮断されるので停止状態となる。これにより、基板回路3a、3b及び基板回路4a、4bは、共に停止するため、作業者は安全に基板3を母基板2から抜去することができる。
また、抜去した基板3を母基板2に再度挿着する場合には、作業者はスイッチ6がOFFになっていることを確認した後、挿着を行う。そして挿着後に、スイッチ6をONにする。これにより、スイッチ6及びスイッチ7が共にONになるので、基板電源回路5はONとなり、システム電源線L1からの電源を基板回路3a、3b及び基板回路4a、4bに供給する。その結果、基板回路3bと基板回路4bとの間で、信号のやり取りが再開する。
なお、基板3ではなく、基板4を母基板2から抜去する場合には、最初にスイッチ7をOFFにすれば良い。以降の作用は、上述した作用と同様である。また、抜去した基板4を母基板2に再度挿着する場合には、母基板2に挿着した後に、スイッチ7をONにすれば良い。
上述したように、基板3或いは基板4を挿抜するにあたって、スイッチ6或いはスイッチ7を利用して基板電源回路5の作動を制御して、基板回路3a、3b及び基板回路4a、4bの作動を停止することができる。そのため、基板3或いは基板4を挿抜する前に、必ず信号のやり取りを停止することができる。従って、相手側の基板回路3a、3b(或いは4a、4b)やシステム全体に何ら影響を与えることなく、活線挿抜を行うことができる。
特に、スイッチ6、7を利用した簡単な構成であるので、特殊な方式とは異なり、基板3、4のサイズを大きくすることなく安価に実現することができる。また、従来のように保護回路を利用するものではないので、信号線L4を高速信号線とすることが可能である。従来の保護回路を利用するものでは、スキューの発生によって高速信号線を採用することは困難であったが、本発明によればスキューの発生の恐れもなく、高速信号線を採用することができる。つまり、信号の種類に関係なく、安全にしかも安価に活線挿抜を行うことができる。
また、両スイッチ6、7を電源線L5に対して直列に接続するだけの簡単な構成で、基板電源回路5を確実に制御することができる。つまり、いずれかのスイッチ6、7をOFFにするだけで、確実に基板電源回路5への電力を遮断することができ、基板回路3a、3b及び基板回路4a、4bを停止させることができる。また、両方のスイッチ6、7を共にONにしたときだけ、基板回路3a、3b及び基板回路4a、4bを作動させることができる。このように、簡単な構成で基板電源回路5を確実に制御することができる。そのため、設計の簡略化を図ることができる。
また、母基板2に対して、基板3及び基板4が複数組挿着されているので、より多くの信号を扱うことができ、膨大なデータ量を扱うことができる。そのため、高性能化、高品質化を図ることができる。しかも、各基板3、4は活線挿抜に対応しているため、オペレーション中でも基板交換が可能となり高い保守サービス性能を実現できる。
なお、上記第1実施形態では、基板回路を2つ有する基板3、4を例にしたが、2つに限られるものではない。また、基板電源回路5を基板3に設けた場合を例にしたが、基板4に設けても構わない。この場合であっても、同様の作用効果を奏することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る活線挿抜システムの第2実施形態を、図2を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、スイッチ6及びスイッチ7を電源線L5に対して直列に接続したが、第2実施形態では、電源線L5に直接スイッチ6及びスイッチ7を接続しない点である。
即ち、本実施形態の活線挿抜システム10は、図2に示すように、基板電源回路5とシステム電源線L1とが、スイッチを介さずに直接的に電源線L5によって接続されている。また、基板3は、基板電源回路5とは別に、電源線L7を介してシステム電源線L1に接続された予備電源回路11を備えている。そして、この予備電源回路11と基板電源回路5との間に、スイッチ6及びスイッチ7がそれぞれ並列接続されている。
また、本実施形態の基板電源回路5は、スイッチ6及びスイッチ7が両方共にONになったときに、電源線L5を通じてシステム電源線L1からの電力を基板回路3a、3b及び基板回路4a、4bに供給するAND回路(論理積回路)5aを有している。
このように構成された活線挿抜システム10においては、基板電源回路5内に組み込まれたAND回路5aが、電源線L5を通じてシステム電源線L1から供給された電力のコントロールを行う。つまり、AND回路5aは、スイッチ6及びスイッチ7が共にONになったときだけに、電力を基板回路3a、3b及び基板回路4a、4bに供給する。そのため、本実施形態の場合であっても、いずれかのスイッチ6、7をOFFにすることで、基板回路3a、3b及び基板回路4a、4bを確実に停止させることができ、活線挿抜を可能にすることができる。
特に、両スイッチ6、7を、AND回路5aを作動させるためのコントロールスイッチとして利用できるので、予備電源回路11と基板電源回路5との間の電線のサイズを小さくして、小さなスイッチにすることが可能である。なお、両スイッチ6、7の取り付け方法が異なるだけで、本実施形態であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本実施形態において、図3に示すように、基板3側だけでなく、さらに基板4側にも基板電源回路5を設けても構わない。そして、この基板電源回路5と予備電源回路11との間を、同じように接続する。このように基板電源回路5を2つ設けることで、基板電源回路5から2つの基板回路3a、3b、4a、4bに電力を供給するのではなく、それぞれの基板回路3a、3b又は基板回路4a、4bに対してだけ電力を供給するように構成することができる。この場合であっても、基板電源回路5が1つの場合と同様の作用効果を奏することができる。
次に、本発明に係る電子機器の一実施形態を、図4から図13を参照して説明する。なお、本実施形態では、電子機器の一例として、第1実施形態の活線挿抜システム1を有するサービススイッチ20を例に挙げて説明する。
このサービススイッチ20は、通信事業者の設備用機器として用いられるスイッチ(ネットワーク機器)であり、図4及び図5に示すように、母基板2を内部に収納すると共に、複数組の基板3及び基板4を挿抜可能に収納する筐体21を備えている。この筐体21は、直方体状に形成されており、略中央に母基板2が固定されている。また、複数組の基板3が、筐体21の一方側から母基板2にそれぞれ挿着されており、複数組の基板4が、筐体21の他方側から母基板2にそれぞれ挿着されている。なお、図5においては、図を見易くするために、システム電源線L1、各信号線(L2等)、電源線L5、基板回路3a、3b、4a、4b、基板電源回路5及びスイッチ6、7の図示を省略している。
また、複数組の基板3、4には、それぞれ一端側にフロントパネル22が固定されており、母基板2に挿着した際に、該フロントパネル22が筐体21の表面に露出するようになっている。また、複数組の基板3、4は、例えば、複数のポートPを介して他のネットワーク機器と接続されるネットワーク基板として機能したり、パケットを処理するプロセッサ基板として機能したり、システム運用を管理する管理基板として機能したりするようになっている。
また、母基板2には、複数組の基板3、4の他に、電源23が挿着されており、母基板2のシステム電源線L1に電力を供給している。
複数組の基板3、4は、全て同じように筐体21内に収納されている。ここで、本実施形態の基板の構成について、図6から図8を参照にして説明する。なお、ネットワーク基板として機能する基板3を例にして説明する。なお、基板4は、基板3の構成と同様である。
本実施形態の基板3は、一端側に固定されたフロントパネル22と、開閉操作によって該基板3を筐体21に対して着脱自在に固定すると共に、母基板2に対して挿抜させるイジェクトレバー(開閉レバー)30と、該イジェクトレバー30に対してスライド可能に設けられ、イジェクトレバー30の開閉操作をロックするロック位置と、該ロックを解除する解除位置との間で変位するスライド部31とを備えている。
フロントパネル22は、基板3に対して直交した状態で固定された矩形状のパネルであり、複数のポートPが設けられている。また、フロントパネル22の一部には、イジェクトレバー30との干渉を防ぐ切り欠き部が形成されている。
イジェクトレバー30は、基板3の上部側及び下部側の2箇所において、該基板3に対して回転可能に固定されている。また、イジェクトレバー30の一部は、フロントパネル22の切り欠き部を通じて該フロントパネル22の前面側に露出した状態となっている。そして、フロントパネル22の前面側に露出した部分を略90度回転させることで、基板3を筐体21に対して着脱させると共に、母基板2に対して挿抜できるようになっている。
具体的に説明すると、図9に示すように、イジェクトレバー30には、筐体21を外側及び内側の両側から挟み込む2つの突起部30a、30bが形成されている。両突起部30a、30bは、イジェクトレバー30を閉位置に位置させているときに、筐体21を間に挟みこんでいる。つまり、イジェクトレバー30は、図5に示すように、基板3を筐体21内に収納した状態で該筐体21に固定している。なお、このとき基板3は母基板2に対して挿着された状態となっている。また、フロントパネル22は、筐体21の前面に接した状態となっている。
特に、図9に示すように、筐体21の内側に位置しているイジェクトレバー30の一方の突起部30bが筐体21に接しているので、イジェクトレバー30が閉位置のままでは、基板3を筐体21内から取り出すことができないようになっている。
また、この状態から図10に示すように、イジェクトレバー30を開位置に向けて回転させると、筐体21の外側に位置しているイジェクトレバー30の他方の突起部30aが筐体21を押した状態となる。そのため、イジェクトレバー30及び基板3は、筐体21の外側に押されて飛び出してくる。また、基板3は母基板2から抜去され始める。一方、一方の突起部30bは、イジェクトレバー30の回転に伴って、筐体21の開口に向けて回転し始める。そして、図11に示すように、イジェクトレバー30をさらに回転させて開位置に位置させることで、基板3を母基板2から完全に抜去することができると共に、筐体21内から取り出すことができる。
なお、基板3を筐体21内に収納する場合には、上述した逆の動作を行えばよい。このように、2つのイジェクトレバー30を開閉操作することで、基板3を母基板2に挿抜することができると共に、筐体21に脱着させることができるようになっている。
また、2つのイジェクトレバー30のうち、基板3の下側に位置するイジェクトレバー30には上記スライド部31が設けられている。このスライド部31は、図9に示すように、イジェクトレバー30に形成されたスライド溝30cに沿ってスライドするようになっている。また、このスライド部31には、フロントパネル22側に2つの突起部、即ち、上部突起部31a及び下部突起部31bが所定の間隔を空けた状態で形成されている。このうち上部突起部31aには、図12に示すように、イジェクトレバー30を閉位置にした状態でスライド部31をロック位置に位置させたときに、フロントパネル22にひっかかる爪部31cが形成されている。つまり、スライド部31をロック位置にスライド操作することで、イジェクトレバー30の開閉操作をロックできるようになっている。なお、この爪部31cは、図9に示すように、スライド部31を解除位置にスライド操作することで、フロントパネル22から外れるようになっており、イジェクトレバー30のロックを解除できるようになっている。
また、本実施形態では、イジェクトレバー30を閉位置に位置させたときに、上部突起部31aと下部突起部31bとの間に位置するようにスイッチ6が配置されている。そして、図12に示すようにスライド部31をロック位置にスライド操作したときに、下部突起部31bがスイッチ6をONすると共に、図9に示すように解除位置にスライド操作したときに、上部突起部31aがスイッチ6をOFFするように、スイッチ6の位置や、上部突起部31aと下部突起部31bとの間隔等が調整されている。
この際、上部突起部31a及び下部突起部31bは、それぞれスイッチ6と接触する面がテーパー状に形成されており、スイッチ6に滑らかに接触するようになっている。特に、上部突起部31aの接触面がテーパー状に形成されているので、仮にイジェクトレバー30を閉位置にする前にスイッチ6がONの状態であったとしても、図13に示すように、イジェクトレバー30を閉位置にするにつれてスイッチ6を自然とOFF側に誘い込むことができるようになっている。
次に、このように構成されたサービススイッチ20の運用中に、基板3を筐体21から脱着する場合について説明する。
まず、基板3を筐体21から取り外す場合には、最初に作業者はスライド部31を、図12に示すロック位置から図9に示すように解除位置に向けてスライド操作する。これにより、上部突起部31aの爪部31cがフロントパネル22から外れるので、イジェクトレバー30のロックが解除されて開閉操作が可能な状態となる。また、スライド部31を解除位置に位置させることで、スイッチ6が上部突起部31aによって倒されてOFFとなる。これにより、基板電源回路5からの電力が遮断するので、基板回路3a、3b及びその相手側の基板4の基板回路4a、4bが共に停止して安全に基板3の挿抜ができる状態となる。
そして、作業者はロックが解除されたイジェクトレバー30を開操作することで、先ほど説明したように、基板3を母基板2から抜去すると共に筐体21から引き抜くことができる。
また、基板3を筐体21に収納する場合には、基板3を筐体21内にある程度挿入した後、イジェクトレバー30を閉操作する。これにより、イジェクトレバー30の2つの突起部30a、30bが筐体21を挟み込むので、基板3を筐体21に固定することができると共に母基板2に挿着させることができる。その後、図12に示すように、スライド部31を解除位置からロック位置に向けてスライド操作する。これにより、上部突起部31aの爪部31cがフロントパネル22にひっかかるので、イジェクトレバー30の開閉操作をロックすることができる。また、スライド部31をロック位置に位置させることで、スイッチ6が下部突起部31bに倒されてONとなる。これにより、基板電源回路5からの電力が供給されて、基板回路3a、3bと相手側の基板4の基板回路4a、4bとの間の信号のやり取りが再開する。
なお、基板3を挿着する前に、仮にスイッチ6がONになっていたとしても、図13に示すように、イジェクトレバー30を閉操作することで、上部突起部31aがスイッチ6をOFFに誘い込む。従って、基板3の挿着と同時に基板電源回路5が作動することはない。
このように、スライド部31のスライド操作とイジェクトレバー30の開閉操作とによって、基板3を筐体21から脱着することできると共に、母基板2から挿抜することができる。なお、相手側の基板4を脱着する場合には、スライド部31のスライド操作によってスイッチ7がON、OFFされる点が異なるだけで、上述した動作と同様である。
特に、スライド部31のスライド操作とスイッチ6、7のON、OFF操作とが連動しているので、イジェクトレバー30を開閉操作する前に確実に両基板回路3a、3b、4a、4bを停止させることができる。しかも、イジェクトレバー30を開閉操作することなく、基板3、4を母基板2から挿抜したり、筐体21から脱着したりすることはできない。そのため、より安全に活線挿抜を行うことができる。また、イジェクトレバー30によって、基板3、4を容易かつ確実に母基板2に対して挿抜すると共に、筐体21に対して脱着することができる。
上述したように、システム運用中であっても、基板3、4を安全に活線挿抜できるので、サービススイッチ20自体の信頼性を高めることができ、高品質化を図ることができる。しかも、高速信号線を採用できるので、データ通信の高速化を図ることができる。また、簡単な構成で安価な活線挿抜システム1であるので、低コスト化を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、電子機器の一例として、サービススイッチ20を例に挙げて説明したが、サービススイッチ20に限られるものではない。また、スライド部31のスライド操作と、スイッチ6、7のON、OFF操作とを連動させた構成にしたが、この場合に限られるものではない。例えば、フロントパネル22にスイッチ6、7を単独で設けても構わない。但し、スライド31のスライド操作と連動させることで、より安全に基板3、4を活線挿抜することができる。
本発明に係る活線挿抜システムの第1実施形態を示す構成図である。 本発明に係る活線挿抜システムの第2実施形態を示す構成図である。 図2に示す活線挿抜システムの変形例を示す図である。 本発明に係る活線挿抜システムを有する電子機器の一実施形態を示す図であって、母基板の両面に挿着された基板が筐体に収納された状態の外観斜視図である。 基板を母基板から抜去すると共に、筐体内から引き抜いた状態を示す斜視図である。 母基板に挿着される基板の側面図である。 図6に示す基板の正面図である。 図6に示す基板に設けられたイジェクトレバー周辺の構成を示す図である。 図8に示すイジェクトレバーの拡大図であって、スライド部が解除位置にスライド操作されている状態を示す図である。 図9に示す状態から、イジェクトレバーを開位置に向けて回転操作している途中の状態を示す図である。 図10に示す状態から、イジェクトレバーを開位置に位置させた状態を示す図である。 図9に示す状態から、スライド部をロック位置にスライド操作した状態を示す図である。 スライド部の上部突起部とスイッチとの関係を示した図である。 従来のミッドプレーンボード方式の一般的な構成を示した図である。
符号の説明
L1 システム電源線
L4 信号線(第1の基板本体と第2の基板本体とを接続する信号線)
L5 電源線
1 活線挿抜システム
2 母基板
3 基板(第1の基板本体)
3b 基板回路(第1の基板回路)
4 基板(第2の基板本体)
4b 基板回路(第2の基板回路)
5 基板電源回路
5a AND回路(論理積回路)
6 スイッチ(第1のスイッチ)
7 スイッチ(第2のスイッチ)
20 サービススイッチ(電子機器)
21 筐体
30 イジェクトレバー(開閉レバー)
31 スライド部

Claims (6)

  1. システム電源線を有する母基板と、
    該母基板の両面に挿抜可能に挿着される第1の基板本体及び第2の基板本体と、
    該第1及び第2の基板本体にそれぞれ設けられ、両基板本体が前記母基板に挿着された際に、信号線を介して互いに接続されて信号を送受信する第1の基板回路及び第2の基板回路と、
    前記第1及び第2の基板本体のうち一方の基板本体に設けられ、前記システム電源線からの電力を前記第1及び第2の基板回路にそれぞれ供給する基板電源回路と、
    前記第1及び第2の基板本体にそれぞれ設けられ、前記基板電源回路の作動を制御する第1のスイッチ及び第2のスイッチとを備え、
    前記基板電源回路は、前記第1及び第2のスイッチが両方ともにONになったときに、電力を供給することを特徴とする活線挿抜システム。
  2. 請求項1に記載の活線挿抜システムにおいて、
    前記第1及び第2のスイッチは、前記システム電源線と前記基板電源回路との間を接続する電源線に対して、直列接続されていることを特徴とする活線挿抜システム。
  3. 請求項1に記載の活線挿抜システムにおいて、
    前記基板電源回路と前記システム電源線とは、電源線を介して接続されており、
    前記基板電源回路は、前記第1及び第2のスイッチが両方ともにONになったときに、前記電源線を通じて前記システム電源線からの電力を前記第1及び第2の基板回路に供給する論理積回路を有していることを特徴とする活線挿抜システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の活線挿抜システムにおいて、
    前記第1及び第2の基板本体を複数組備えていることを特徴とする活線挿抜システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の活線挿抜システムと、
    前記母基板を内部に収納すると共に、前記第1及び第2の基板本体を挿抜可能に収納する筐体とを備えることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器において、
    前記第1及び第2の基板本体にそれぞれ設けられ、開閉操作によって各基板本体を前記筐体に対して着脱自在に固定すると共に、前記母基板に対して挿抜させる開閉レバーと、
    該開閉レバーに対してスライド可能に設けられ、前記開閉操作をロックするロック位置と該ロックを解除する解除位置との間で変位するスライド部とを備え、
    該スライド部は、前記ロック位置に位置したときに前記第1のスイッチ或いは前記第2のスイッチをONにし、前記解除位置に位置したときに前記第1のスイッチ或いは前記第2のスイッチをOFFにすることを特徴とする電子機器。
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