JPH10258812A - 物品の殺菌方法及び殺菌装置 - Google Patents

物品の殺菌方法及び殺菌装置

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JPH10258812A
JPH10258812A JP9062647A JP6264797A JPH10258812A JP H10258812 A JPH10258812 A JP H10258812A JP 9062647 A JP9062647 A JP 9062647A JP 6264797 A JP6264797 A JP 6264797A JP H10258812 A JPH10258812 A JP H10258812A
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健次 野上
Tadashi Sakamoto
正 阪本
Kuniyoshi Tajiri
邦能 田尻
Shigeru Uno
茂 宇野
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WAKAYAMA NOOKIYOO SHOKUHIN KOGYO KK
Japan Crown Cork Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分確実な殺菌処理を遂行すること。 【解決手段】 熱風を物品に吹き付けることにより遂行
される熱風加熱殺菌工程と、薬剤を物品に接触させるこ
とにより遂行される薬剤殺菌工程とを含む物品の殺菌方
法。熱風加熱殺菌工程、薬剤殺菌工程の順に殺菌処理を
遂行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、お茶、ジュース、
飲料水等の飲食品、薬品等が充填される容器(ボトル)
あるいは該容器に適用されるキャップ等、飲食品あるい
は薬品が接触する物品の殺菌方法及び殺菌装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】お茶、ジュース、飲料水等の飲食品が充
填される食品容器、例えばプラスチックボトルの殺菌方
法としては、63℃以上の温水をボトルの少なくとも内
面に接触させる工程と、殺菌のための薬剤をボトルの少
なくとも内面に接触させる工程とを組み合わせる方法が
知られている(例えば特開平7−291236号公報参
照)。この殺菌方法によれば、殺菌のための薬剤を多量
に使用することなく、温水だけで殺菌できる菌類はあら
かじめ温水によって殺菌を行い、その後に薬剤殺菌を行
なうことによってボトル内に充填される食品中で発育で
きる全ての微生物を完全に殺菌可能にする、とされてい
る。すなわち上記殺菌方法は、温水のみで殺菌できる菌
類はあらかじめ温水によって殺菌を行い、温水によって
は殺菌できない菌類のみを薬剤によって殺菌するもので
あり、したがって上記殺菌方法によれば、温水による殺
菌と薬剤による殺菌との各々が他方の殺菌力を補うよう
に作用して、ボトル内に充填される食品中で発育できる
全ての微生物を効率的に殺菌することができる、との効
果が得られるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の殺菌方法は未だ充分満足すべきものではなく、次
のような解決すべき課題を有するものである。 (1)上記従来の殺菌方法は、温水で少なくともボトル
の内面全体を殺菌した後、ボトル内に薬剤を例えば充填
(満注)することにより該内面を殺菌するものである
が、温水によってぬれた状態のボトルに薬剤を注入する
ため、殺菌後ボトルから排出されて回収再使用される薬
剤が温水の混入により薄められ、比較的短期間に殺菌効
果が低下する。このため薬剤の濃度を適正に保持するた
めの比較的困難な管理を必要とする。 (2)温水を利用することに起因して、温水が温水殺菌
装置の周辺に飛散するおそれが多分にある。温水が装置
の周辺に飛散するとかび等の菌が新たに発生して作業環
境を悪化させることになる。したがって温水が装置の周
辺に飛散しないようにするための比較的厳しい取り扱い
が必要となる。 (3)温水を利用して殺菌を行なう物品がキャップの場
合、キャップの天面壁のライナー部あるいはスカート壁
の内側ねじ部に配設されている滑材の一部が温水の排出
と共に流出するおそれがある。以上の問題を解消するた
めに、薬剤殺菌後にリンス処理を遂行し、その後熱風に
よる加熱殺菌処理を遂行する方法も考えられるが、この
方法においても次のような解決すべき課題を有する。 (1)薬剤液中に加熱によらなければ殺菌できない菌が
蓄積され、薬剤が劣化するおそれがある。 (2)加熱処理のための熱風中に薬剤でなければ殺菌で
きない菌が流入する可能性が高く、充分確実な殺菌処理
を遂行できないおそれがある。
【0004】本発明は上記事実に基づいてなされたもの
であり、その主目的は、作業環境を充分良好に確保しな
がら、物品や薬剤の品質を低下させることなく、充分確
実な殺菌処理を遂行することができる物品の殺菌方法及
び殺菌装置、を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、熱風を物品に吹き付けることにより遂行される熱風
加熱殺菌工程と、薬剤を物品に接触させることにより遂
行される薬剤殺菌工程とを含み、該熱風加熱殺菌工程、
該薬剤殺菌工程の順序で殺菌処理を遂行する、ことを特
徴とする物品の殺菌方法が提供される。
【0006】上記本発明においては、熱風加熱殺菌工
程、薬剤殺菌工程の順序で殺菌処理が遂行されるので、
最初に、加熱のみで殺菌できる菌類はあらかじめ熱風に
よって殺菌され、次に加熱によっては殺菌できない菌類
が薬剤によって殺菌される。このような新規な殺菌工程
の順序により、薬剤液中に加熱によらなければ殺菌でき
ない菌が蓄積され、薬剤が劣化するおそれが無くなる。
更には加熱処理のための熱風中に薬剤でなければ殺菌で
きない菌が流入して物品に付着しても、それらの菌は後
工程に位置付けられた薬剤殺菌工程で確実に殺菌され
る。したがって上記本発明によれば、薬品の品質を低下
させることなく、充分確実な殺菌処理が遂行される。
【0007】上記本発明においてはまた、物品を加熱す
る媒体として温水を使用せず、熱風(加熱空気)を使用
することにより、後工程で使用される薬剤の濃度が低下
するとの不具合は完全に解消され、管理が容易となる。
また、温水の飛散により装置周辺作業環境を悪化させる
おそれも全く無く、作業環境を充分良好に確保できると
共に、取扱いが著しく容易となる。更に、物品がキャッ
プの場合、キャップの天面壁のライナー部あるいはスカ
ート壁の内側ねじ部に配設されている滑材の一部が流出
することも無くなり、物品の品質を低下させる問題も解
消される。
【0008】本発明によれば、更に、蒸気を物品に接触
させることにより遂行される蒸気加熱殺菌工程を更に含
み、該蒸気加熱殺菌工程による蒸気加熱殺菌処理を該熱
風加熱殺菌工程の前に遂行する、物品の殺菌方法が提供
される。
【0009】この発明においては、殺菌すべき物品の実
質上全面に蒸気が付着させられることにより蒸気加熱殺
菌処理が遂行された後に、該蒸気を介して物品が熱風に
より加熱されることにより熱風加熱殺菌処理が遂行され
るので、熱風のみの加熱処理において生ずる傾向のある
不均一な加熱(局部的な加熱)が無くなり、物品全体が
均一に加熱される。したがって熱風のみの殺菌に較べて
殺菌効果が向上すると共に加熱時間が短縮され、生産効
率が向上する。なお、熱風加熱殺菌工程を省略して、蒸
気加熱殺菌工程、薬剤殺菌工程の順序で殺菌処理を遂行
する物品の殺菌方法も考えられるが、蒸気加熱殺菌工程
により蒸気が全面に付着した状態の物品が薬剤殺菌工程
において薬剤に接触することにより薬剤が薄められる、
との不具合が、温水を利用する従来技術程ではないにし
ても生ずるおそれがある。
【0010】本発明によれば、更に、該熱風加熱殺菌工
程は、該蒸気加熱殺菌工程の前工程に位置付けられた、
熱風を物品に吹き付けることにより遂行される予備熱風
加熱殺菌工程と、該蒸気加熱殺菌工程の後工程に位置付
けられた、熱風を物品に吹き付けることにより遂行され
る主熱風加熱殺菌工程とを含んでいる、物品の殺菌方法
が提供される。
【0011】この発明においては、物品は、最初に予備
熱風加熱殺菌工程において熱風により予備加熱され、次
いで蒸気加熱殺菌工程において蒸気が付着させられるこ
とにより加熱され、次いで主熱風加熱殺菌工程において
蒸気を介して熱風により加熱されるので、上記した殺菌
効果の向上、加熱時間の短縮、生産効率の向上、が確実
に達成される。
【0012】本発明の他の局面によれば、物品が搬送さ
れる搬送流路と、該搬送流路に沿って配設されかつ熱風
供給源に接続された熱風供給ダクトとを備えた熱風加熱
殺菌装置を含み、該熱風加熱殺菌装置は該熱風供給源か
ら該熱風供給ダクトに供給された熱風を該搬送流路に供
給するための熱風供給孔手段を含み、該熱風供給孔手段
は、該熱風供給ダクトと該搬送流路との間に形成され
て、該熱風供給ダクトから該搬送流路に供給される熱風
が該搬送流路における該物品の搬送方向に向かって供給
されるよう、その向きが規定されている、ことを特徴と
する物品の殺菌装置が提供される。
【0013】この発明においては、殺菌のための熱風
が、熱風供給孔手段を介して物品の搬送方向に向かって
供給されるので、熱風は、物品を加熱殺菌すると共に物
品を搬送流路に沿って搬送させることができる。したが
って格別の搬送装置を設置することなく物品を搬送させ
ることができ、装置の簡素化及びコストダウンを達成す
ることが可能となる。またこの発明は、最初に記載した
本発明による物品の殺菌方法における熱風加熱殺菌工程
を装置として具現化したものであり、したがって上記し
たと同様の効果が得られることは、あらためて説明する
までもなく、容易に理解されるであろう。
【0014】本発明によれば、更に、該熱風加熱殺菌装
置に加えて更に、蒸気を物品に接触させることにより遂
行される蒸気加熱殺菌装置と、薬剤殺菌装置とを含み、
該熱風加熱殺菌装置は少なくとも該搬送流路における該
蒸気加熱殺菌装置の下流側に配設され、該薬剤殺菌装置
は該熱風加熱殺菌装置の下流側に配設されている、物品
の殺菌装置が提供される。
【0015】この発明においては、殺菌すべき物品の実
質上全面に蒸気が付着させられることにより蒸気加熱殺
菌処理が遂行された後に、該蒸気を介して物品が熱風に
より加熱されることにより熱風加熱殺菌処理が遂行され
るので、熱風のみの加熱処理において生ずる傾向のある
不均一な加熱が無くなり、物品全体が均一に加熱され
る。したがって熱風のみの殺菌に較べて殺菌効果が向上
すると共に加熱時間が短縮され、生産効率が向上する。
そして薬剤殺菌装置は熱風加熱殺菌装置の下流側に配設
されているので、薬剤殺菌装置には、物品が完全に乾燥
させられた状態で搬入させられ、したがって薬剤が蒸気
により薄められるおそれはない。
【0016】本発明によれば、更に、該搬送流路は、相
互に間隔を置いて配設された一対の側壁と、該側壁の各
々の下端部に配設された底壁と、該側壁の各々の上端部
に配設された天壁とにより囲まれた搬送空間により規定
され、該熱風供給ダクトは、該側壁の各々のうちの一方
をその一部に含むよう該搬送空間の外側に沿って配設さ
れた第一のダクトを含み、該第一のダクトは少なくとも
上流端壁及び下流端壁を有し、該熱風供給孔手段は、該
第一のダクトが配設された該側壁の該一方の一部を切断
して該第一のダクト内に突出させることにより形成され
た開口端をそれぞれ有する複数個の第一の熱風供給孔を
含み、該第一の熱風供給孔の各々の該開口端は該物品の
搬送方向の上流側に位置付けられている、物品の殺菌装
置が提供される。
【0017】この発明においては、搬送流路を移送する
物品の加熱殺菌を比較的簡単な構成により遂行すること
ができる。更に、殺菌のための熱風が、熱風供給孔手段
を介して物品の搬送方向に向かって供給されるので、熱
風は、物品を加熱殺菌すると共に物品を搬送流路に沿っ
て搬送させることができる。したがって格別の搬送装置
を設置することなく物品を搬送させることができ、装置
の簡素化及びコストダウンを達成することが可能とな
る。
【0018】本発明によれば、更に、該熱風供給ダクト
は、該側壁の各々のうちの他方をその一部に含むよう該
搬送空間の外側に沿って配設された第二のダクトを更に
含み、該第二のダクトは上流端壁及び下流端壁を有し、
該熱風供給孔手段は、更に、該第二のダクトが配設され
た該側壁の該他方の一部を切断して該第二のダクト内に
突出させることにより形成された開口端をそれぞれ有す
る複数個の第二の熱風供給孔を含み、該第二の熱風供給
孔の各々の該開口端は該物品の搬送方向の上流側に位置
付けられている、物品の殺菌装置が提供される。
【0019】この発明においては、搬送流路を移動する
物品の両側に熱風が供給されるので、加熱効率が更に向
上する。また格別の搬送装置を設置することなく物品を
搬送させることができ、装置の簡素化及びコストダウン
を達成することが可能となる。
【0020】本発明によれば、更に、該熱風加熱殺菌装
置は、該熱風供給ダクトが該第一のダクトのみから構成
される該搬送流路の上流加熱領域と、該熱風供給ダクト
が該第一のダクト及び該第二のダクトとから構成される
該搬送流路の下流加熱領域とを含み、該上流加熱領域に
は該蒸気加熱殺菌装置が配設され、該蒸気加熱殺菌装置
は、該側壁の該他方をその一部に含むよう該搬送空間の
外側に沿って該第二のダクトの該上流端壁から更に上流
方向に延在しかつ蒸気供給源に接続された蒸気供給ボッ
クスを含み、該蒸気供給ボックスが延在する該側壁の該
他方には該蒸気供給ボックスに供給された蒸気を該搬送
流路に供給するための少なくとも1個の蒸気供給孔が形
成され、該搬送流路の該上流加熱領域は、該蒸気供給ボ
ックスが延在する蒸気加熱領域と、該蒸気加熱領域より
更に上流方向に延在する予備加熱領域とを含む、物品の
殺菌装置が提供される。
【0021】この発明においては、物品は、最初に上流
加熱領域の予備加熱領域において熱風により予備加熱さ
れ、次いで上流加熱領域の蒸気加熱領域において蒸気が
付着させられることにより加熱され、次いで下流加熱領
域において蒸気を介して熱風により加熱されるので、上
記した殺菌効果の向上、加熱時間の短縮、生産効率の向
上、が確実に達成される。
【0022】本発明によれば、更に、該第一のダクトの
該上流加熱領域と該下流加熱領域との間には仕切り壁が
配設され、該熱風供給ダクトは熱風供給パイプ手段を介
して該熱風供給源に接続され、該熱風供給パイプ手段
は、該第一のダクトの該前加熱領域の上流端部、該第一
のダクトの該下流加熱領域の上流端部及び該第二のダク
トの上流端部にそれぞれ開口している、物品の殺菌装置
が提供される。
【0023】この発明においては、第一のダクトの前加
熱領域の上流端部、第一のダクトの下流加熱領域の上流
端部及び第二のダクトの上流端部に熱風が供給されるの
で、物品の加熱殺菌及び物品の搬送が効率的に遂行さ
れ、生産効率が向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
物品であるキャップ200の殺菌方法及び殺菌装置の実
施の形態を、添付図面を参照して更に詳細に説明する。
【0025】先ず図1を参照して、キャップ200の殺
菌装置の全体構成について説明する。キャップ200の
殺菌装置は、蒸気加熱殺菌装置2と、熱風加熱殺菌装置
3と、薬剤殺菌装置4及び充填・巻き締め装置6とを備
えている。このうち薬剤殺菌装置4においては、キャッ
プ200に薬剤を噴射することにより薬剤殺菌処理が遂
行され、次いでリンス処理が遂行されてキャップ200
に付着した薬剤が洗い落とされる。充填・巻き締め装置
6においては、殺菌処理済みの容器内に飲料食品が充填
され、殺菌処理済みのキャップ200が容器の口部に巻
き締めされる。概略的に説明した上記薬剤殺菌装置4及
び充填・巻き締め装置6は、本発明の新規な特徴をなす
ものではなく、それら自体は周知の構成でよいので、本
明細書においてはそれらの詳細な説明は省略する。なお
キャップ200は、天面壁と、天面壁の周縁から垂下す
るスカート壁とを有するそれ自体周知のキャップから構
成されている。
【0026】蒸気加熱殺菌装置2及び熱風加熱殺菌装置
3は、物品であるキャップ200が搬送される搬送流路
8に沿って配設されている。熱風加熱殺菌装置3は、搬
送流路8に沿って配設されかつ熱風供給源である熱風発
生機10に熱風供給パイプ手段を介して接続された熱風
供給ダクトを備えている。熱風発生機10はそれ自体周
知の構成でよい。搬送流路8の上流端部はそれ自体周知
の構成でよいキャップ200の整列ホッパ11に接続さ
れ、下流端部は上記薬剤殺菌装置4に接続されている。
熱風供給ダクトは、搬送流路8の一側壁12をその一部
に含むように一側壁12の外側に沿って配設された第一
のダクト14と、搬送流路8の他側壁16をその一部に
含むように他側壁16の外側に沿って配設された第二の
ダクト18と、搬送流路8の更に下流側における底壁2
0をその一部に含むように底壁20の外側に沿って配設
された第三のダクト22とを含んでいる。第一のダクト
14は上流端壁24及び下流端壁26を有し、第二のダ
クト18は上流端壁28及び下流端壁30を有し、第三
のダクト22は上流端壁32及び下流端壁34を有して
いる。
【0027】熱風加熱殺菌装置3の、熱風供給ダクト
(第一のダクト14、第二のダクト18、第三のダクト
22)と搬送流路8との間には、熱風発生機10から熱
風供給ダクトに供給された熱風を搬送流路8に供給する
ための熱風供給孔手段を含んでいる。熱風供給孔手段
は、熱風供給ダクトから搬送流路8に供給される熱風が
搬送流路8におけるキャップ200の搬送方向に向かっ
て供給されるよう、各々の向きが規定されている。
【0028】更に具体的に説明すると、第一のダクト1
4と搬送流路8との間には、熱風発生機10から第一の
ダクト14に供給された熱風を搬送流路8に供給するた
めの複数の第一の熱風供給孔36が形成されている。第
一の熱風供給孔36の各々は、第一のダクト14が配設
された一側壁12の一部を切断して第一のダクト14内
に突出させることにより形成された開口端を有し、開口
端の各々はキャップ200の搬送方向の上流側に位置付
けられている。
【0029】また第二のダクト18と搬送流路8との間
には、熱風発生機10から第二のダクト18に供給され
た熱風を搬送流路8に供給するための複数の第二の熱風
供給孔38が形成されている。第二の熱風供給孔38の
各々は、第二のダクト18が配設された他側壁16の一
部を切断して第二のダクト18内に突出させることによ
り形成された開口端を有し、開口端の各々はキャップ2
00の搬送方向の上流側に位置付けられている。
【0030】更に第三のダクト22と搬送流路8との間
には、熱風発生機10から第三のダクト22に供給され
た熱風を搬送流路8に供給するための複数の第三の熱風
供給孔39が形成されている。第三の熱風供給孔39の
各々は、第三のダクト22が配設された底壁20の一部
を切断して第三のダクト22内に突出させることにより
形成された開口端を有し、開口端の各々はキャップ20
0の搬送方向の上流側に位置付けられている。第一の熱
風供給孔36、第二の熱風供給孔38及び第三の熱風供
給孔39は熱風供給孔手段を構成する。
【0031】熱風加熱殺菌装置3は、熱風供給ダクトが
第一のダクト14のみから構成される搬送流路8の上流
加熱領域Aと、熱風供給ダクトが第一のダクト14及び
第二のダクト18とから構成される搬送流路8の下流加
熱領域Bとを含んでいる。上流加熱領域Aには蒸気殺菌
装置2が配設されている。蒸気殺菌装置2は蒸気供給源
42に接続された蒸気供給ボックス44を含んでいる。
蒸気供給源42は、実施形態においては工場内で使用さ
れているそれ自体周知の蒸気供給ラインを利用すること
により、容易に確保することができる。蒸気供給ボック
ス44は、他側壁16をその一部に含むよう搬送流路8
の外側に沿って第二のダクト18の上流端壁28から更
に上流方向に延在するよう配設されている。蒸気供給ボ
ックス44が延在する他側壁16には、蒸気供給ボック
ス44に供給された蒸気を搬送流路8に供給するための
少なくとも1個の蒸気供給孔が形成されている。この実
施形態において蒸気供給孔は2個の長孔から構成されて
いる。
【0032】搬送流路8の上流加熱領域Aは、蒸気供給
ボックス44と対向する蒸気加熱領域Dと、蒸気加熱領
域Dより更に上流方向に延在する予備加熱領域Cとを含
んでいる。蒸気加熱領域Dは第一のダクト14及び蒸気
供給ボックス44を含み、予備加熱領域Cは第一のダク
ト14を含む。熱風加熱殺菌装置3は更にまた、熱風供
給ダクトが第三のダクト22のみから構成される搬送流
路8の最下流加熱領域Eを含んでいる。最下流加熱領域
Eは搬送流路8の下流加熱領域Bの更に下流側に位置付
けられている。
【0033】第一のダクト14の、上流加熱領域Aと下
流加熱領域Bとの間には仕切り壁45が配設されてい
る。熱風供給ダクトは熱風供給パイプ手段を介して熱風
発生機10に接続されている。熱風供給パイプ手段は、
第一のダクト14における前加熱領域Cの上流端部、第
一のダクト14における下流加熱領域Bの上流端部、第
二のダクト18における上流端部及び第三のダクト22
における最下流加熱領域Eの上流端部にそれぞれ開口し
ている。
【0034】更に具体的に説明すると、熱風発生機10
に接続された熱風供給パイプ46は、T字路において熱
風排出パイプ48及び熱風供給パイプ50に分岐してい
る。熱風排出パイプ48には電磁開閉弁52、及び排気
ブロワ54が配設されている。熱風供給パイプ50は、
十字路において熱風供給パイプ56、58及び60に分
岐している。熱風供給パイプ50には電磁開閉弁53が
配設されている。熱風供給パイプ56は、T字路におい
て熱風供給パイプ62及び64に分岐している。熱風供
給パイプ62は、第一のダクト14の上流端壁24に開
口させられ、熱風供給パイプ64は、第一のダクト14
の仕切り壁45の直下流側に開口させられている。また
十字路において分岐した熱風供給パイプ58は、第二の
ダクト18の上流端壁28の直下流側に開口させられ、
熱風供給パイプ60は、第三のダクト22の上流端壁3
2に開口させられている。上記各熱風供給パイプ46、
50、56、58、60、62及び64は、熱風供給パ
イプ手段を構成する。
【0035】蒸気供給ボックス44は、上流端壁66及
び下流端壁68を有し、蒸気供給パイプ70を介して蒸
気供給源42に接続されている。蒸気供給パイプ70は
上流端壁66から蒸気供給ボックス44内に挿入され、
その下流端は下流端壁68により実質上閉塞されてい
る。蒸気供給パイプ70は、蒸気供給ボックス44内に
おいて、搬送流路8の他側壁16の外側をそれに沿って
延在するよう配設されている。蒸気供給ボックス44内
の蒸気供給パイプ70には、複数個の蒸気供給孔72が
搬送流路8に向けて開口されている。蒸気供給ボックス
44に対応する搬送流路8の他側壁16には、キャップ
200の搬送方向に延在する2個の長孔75が形成され
ている。蒸気供給パイプ70には電磁開閉弁76が配設
されている。蒸気供給ボックス44は蒸気排気パイプ7
8を介して熱風排出パイプ48の、電磁開閉弁52の下
流側で排気ブロワ54の上流側に接続されている。これ
により蒸気供給ボックス44内の蒸気の一部は排気ブロ
ワ54により常時排気され、余剰蒸気の排気が遂行され
る。なお図1の2点鎖線で示す室80はクラス10,0
00以上のクリーン度に保持され、また図1の2点鎖線
で示す室82はクラス100以上のクリーン度に保持さ
れている。室80及び82の外側は大気の状態である。
【0036】熱風供給パイプ50の電磁開閉弁53を開
くことにより、熱風発生機10からの熱風は、上記熱風
供給パイプ手段を介して第一のダクト14、第二のダク
ト18及び第三のダクト22に対して、各々の上流端部
から供給される。第一のダクト14、第二のダクト18
及び第三のダクト22内に供給された熱風は、対応する
第一の熱風供給孔36、第二の熱風供給孔38及び第三
の熱風供給孔39を介して搬送流路8内に供給される。
また蒸気供給パイプ70の電磁開閉弁76を開くことに
より、蒸気が蒸気供給源42から蒸気供給パイプ70を
介して蒸気供給ボックス44内に供給される。蒸気供給
ボックス44内に供給された蒸気は、他側壁16の長孔
75を介して搬送流路8内に供給される。なお電磁開閉
弁52は通常は閉じられている。
【0037】次に以上のように構成されたキャップ20
0の蒸気加熱殺菌装置2及び熱風加熱殺菌装置3を更に
具体的な実施形態を示す図2〜図12により説明する。
なお、図2〜図12において、図1と同一部分は同一符
号で示されている。
【0038】先ず図2〜図4を参照して、熱風加熱殺菌
装置3のうち、第三のダクト22が配設された搬送流路
8は略水平に延在するよう配設されているが、整列ホッ
パ11から、第三のダクト22が配設された搬送流路8
の上流部に至る搬送流路8はキャップ200の搬送方向
に向かって低くなるように傾斜して配設されている。な
お図2及び図3において、番号5は整列ホッパ11の点
検架台を示している。
【0039】図5には整列ホッパ11と第一のダクト1
4が配設された搬送流路8(前加熱領域Cにおける搬送
流路8)との間の搬送流路8の断面が示されている。こ
の搬送流路8は、搬送方向に延在する8本のロッド部材
84と、ロッド部材84の各々を実質上矩形の搬送空間
が形成されるよう相互に間隔を置いて固定する矩形の保
持部材86とを備えている。ロッド部材84の各々は、
保持部材86の内側に溶接により固定されている。なお
図示はしていないが、下流加熱領域Bの下流端と第三の
ダクト22が配設された最下流加熱領域Eの上流端とを
接続する搬送流路8も、図5に示す搬送流路8と同様に
構成されている。
【0040】図6には上流加熱領域Aのうちの予備加熱
領域Cにおける搬送流路8及び第一のダクト14の断面
が示されている。搬送流路8は、相互に間隔を置いて配
設された一対の側壁12及び16と、側壁12及び16
の下端部に配設された底壁90と、側壁12及び16の
上端部に配設された天壁92とにより囲まれた搬送空間
により規定されている。側壁12及び16、底壁90、
天壁92はそれぞれ板部材から形成されている。該搬送
空間は実質上矩形をなす。底壁90及び天壁92の端部
と片側の側壁12との間には若干の隙間が形成されてい
る。これらの隙間は熱風の逃げ流路として機能するもの
である。第一のダクト14は、片側の側壁12をその一
部に含むよう該搬送空間の外側に沿って側壁12に配設
されたチャンネル部材94からなる。チャンネル部材9
4は、その開放端に相互に離れる方向に延在する取付フ
ランジ部94a及び94bを有している。側壁12及び
16は天壁92より更に上方に延在した上方取付部12
a及び16aを有し、また底壁90より更に下方に延在
した下方取付部12b及び16bを有している。
【0041】側壁12及び16の上方取付部12a及び
16a間には、実質上直方体をなしかつ雌ねじ部が形成
されたブロック部材96がキャップ200の搬送方向に
間隔を置いて複数個介在され、ブロック部材96に対
し、側壁12及び16の上方取付部12a及び16a並
びにチャンネル部材94の取付フランジ部94aが、そ
れぞれ2本のボルト97により締結されている。同様
に、側壁12及び16の下方取付部12b及び16b間
には、実質上直方体をなしかつ雌ねじ部が形成されたブ
ロック部材98がキャップ200の搬送方向に間隔を置
いて複数個介在され、ブロック部材98に対し、側壁1
2及び16の下方取付部12b及び16b並びにチャン
ネル部材94の取付フランジ部94bが、それぞれ2本
のボルト97により締結されている。
【0042】片側の側壁12には、側壁12の一部を切
断して第一のダクト14内に突出させることにより形成
された開口端36aをそれぞれ有する複数個の第一の熱
風供給孔36が形成されている(図8、図9及び図10
をも参照)。第一の熱風供給孔36の各々の開口端36
aはキャップ200の搬送方向の上流側に位置付けられ
ている。他側の側壁16にはキャップ200の搬送方向
に延在する長孔75が複数個形成されている。これらの
長孔75はキャップ200の移動を阻止する図示しない
ストッパのストップピン(後述する)を搬送流路8内の
搬送空間に出入りさせるために設けられている。
【0043】図7には上流加熱領域Aのうちの蒸気加熱
領域Dにおける搬送流路8、第一のダクト14及び蒸気
供給ボックス44の断面が示されている。搬送流路8及
び第一のダクト14は予備加熱領域Cに存在するそれら
を延長したものであり、構成上実質上の相違はないの
で、説明は省略する。蒸気供給ボックス44は、第一の
ダクト14と略同一の構成をなしている。すなわち、蒸
気供給ボックス44は、他側の側壁16をその一部に含
むよう該搬送空間の外側に沿って側壁16に配設された
チャンネル部材102からなる。チャンネル部材102
は、その開放端に相互に離れる方向に延在する取付フラ
ンジ部102a及び102bを有しており、取付フラン
ジ部102a及び102bを介して上記と同様にしてブ
ロック部材96及び98に対しそれぞれ2本のボルト9
7により締結されている。チャンネル部材102内に配
置された蒸気供給パイプ70は、2本のU形ロッド部材
104及びナット106によりチャンネル部材102の
底部に取り付けられている(図11参照)。図11に示
すように、チャンネル部材102の下流端の底部にはド
レンパイプ108が設けられている。なお図示はされて
いないが、第一のダクト14の仕切り壁45(図1参
照)の直上流側の底部にもドレンパイプが配設されてい
る。
【0044】図8には下流加熱領域Bにおける搬送流路
8、第一のダクト14及び第二のダクト18の断面が示
されている。搬送流路8及び第一のダクト14は予備加
熱領域Cに存在するそれらを延長したものであり、構成
上の実質上の相違はないので、説明は省略する。第二の
ダクト18は、第一のダクト14と略同一の構成をなし
ている。すなわち、第二のダクト18は、他側の側壁1
6をその一部に含むよう該搬送空間の外側に沿って側壁
16に配設されたチャンネル部材110からなる。チャ
ンネル部材110は、その開放端に相互に離れる方向に
延在する取付フランジ部110a及び110bを有して
おり、取付フランジ部110a及び110bを介して上
記と同様にしてブロック部材96及び98に対しそれぞ
れ2本のボルト97により締結されている。他側の側壁
16には、第一の熱風供給孔36と実質上同一の構成を
有する第二の熱風供給孔38が形成されている。すなわ
ち他側の側壁16には、側壁16の一部を切断して第二
のダクト18内に突出させることにより形成された開口
端38aをそれぞれ有する複数個の第二の熱風供給孔3
8が形成されている(図9及び図10をも参照)。第二
の熱風供給孔38の各々の開口端38aはキャップ20
0の搬送方向の上流側に位置付けられている。
【0045】図12には最下流加熱領域Eにおける搬送
流路8及び第三のダクト22の断面が示されている。搬
送流路8及び第三のダクト22は予備加熱領域Cに存在
するそれらと略同一の構成を有している。キャップ20
0は、上流加熱領域A及び下流加熱領域Bにおいては搬
送流路8を転動するよう搬送流路8の構成が規定されて
いるが、最下流加熱領域Eにおいては、その天面壁を上
に開口端を下に向けた状態で搬送させられるよう、搬送
流路8の構成が規定されている。この搬送形態の変化
は、図示はされていないが、下流加熱領域Bと最下流加
熱領域Eとの間の搬送流路8により規定される。このこ
とに起因して、最下流加熱領域Eにおける搬送流路8及
び第三のダクト22は、図12と図6とを比較すること
により容易に理解されるように、予備加熱領域Cにおけ
る搬送流路8及び第一のダクト14をその取付状態のま
ま90°、図6において反時計方向に回転させた如き構
成を有している。
【0046】すなわち、最下流加熱領域Eにおける搬送
流路8は、予備加熱領域Cにおける搬送流路8の、天壁
92が片側の側壁(92)を規定し、底壁90が他側の
側壁(90)を規定し、片側の側壁12が底壁(12)
を規定し、他側の側壁16が天壁(16)を規定するよ
うに位置付けられている。第三のダクト22は、底壁
(12)をその一部に含むよう該搬送空間の下方外側に
沿って底壁(12)に配設されたチャンネル部材112
からなる。チャンネル部材112は、その開放端に相互
に離れる方向に延在する取付フランジ部112a及び1
12bを有しており、取付フランジ部112a及び11
2bを介して上記と同様にしてブロック部材96及び9
8に対しそれぞれ2本のボルト97により締結されてい
る。底壁(12)には、上記した第一の熱風供給孔36
と実質上同一の構成を有する第三の熱風供給孔39が形
成されている。すなわち底壁(12)には、底壁(1
2)の一部を切断して第三のダクト22内に突出させる
ことにより形成された開口端39aをそれぞれ有する複
数個の第三の熱風供給孔39が形成されている。第三の
熱風供給孔39の各々の開口端39aはキャップ200
の搬送方向の上流側に位置付けられている。
【0047】次に図1〜図4を参照して、キャップ20
0の蒸気加熱殺菌装置2及び熱風加熱殺菌装置3の作用
について説明する。整列ホッパ11から順次整列された
状態で搬送流路8に送り出されたキャップ200は、先
ず上流加熱領域Aにおける予備加熱領域Cにおいて熱風
により予備加熱され、次いで上流加熱領域Aにおける蒸
気加熱領域Dで熱風に加えて蒸気が吹き付けられる。蒸
気が付着したキャップ200は、次に下流加熱領域B、
最下流加熱領域Eの順で熱風により加熱される。蒸気が
実質上全面に付着したキャップ200が熱風により加熱
されることにより、キャップ200の局部的加熱が防止
され、全体が均一に加熱されるので、キャップ200全
体の熱風加熱殺菌が充分確実に遂行される。
【0048】熱風の温度は、熱風発生機10から98℃
程度で供給され、第一のダクト14、第二のダクト18
及び第三のダクト22の入口で85℃程度で導入され
る。また下流加熱領域Bの下流端の雰囲気温度は72℃
〜73℃程度であることが好ましい。これにより下流加
熱領域Bから搬出されたキャップ200は、67℃〜6
8℃程度に保持された状態で最下流加熱領域Eには搬送
することができる。最下流加熱領域Eにおいても同様な
温度コントロールが遂行される。加熱殺菌効果を充分確
実に得るためには、キャップ200は最小限60℃以上
で10秒〜15秒保持されることが重要であり、したが
って上記熱風温度はこの温度条件を充分満足するもので
ある。上記加熱殺菌の時間は、上流加熱領域A、下流加
熱領域B及び最下流加熱領域Eを通過する時間を10秒
〜15秒以上にコントロールすることにより容易に満足
することができる。なお蒸気の温度は100℃程度でよ
い。
【0049】上記第一の熱風供給孔36、第二の熱風供
給孔38及び第三の熱風供給孔39の各開口端36a、
38a及び39aは、搬送方向の上流側に位置付けられ
ているので、第一のダクト14、第二のダクト18及び
第三のダクト22に供給された熱風は、各開口端36
a、38a及び39aからキャップ200の搬送方向に
向けて搬送流路8に供給される(吹き出される)ので、
熱風は、キャップ200を加熱殺菌すると共にキャップ
200を搬送流路8に沿って搬送させることができる。
最下流加熱領域Eにおいて、キャップ200に付着した
蒸気は完全に蒸発、乾燥させられる。以上のようにして
蒸気及び熱風加熱殺菌処理が遂行されたキャップ200
は、続いて薬剤殺菌装置4に向けて搬送される。
【0050】上流加熱領域Aにおける搬送流路8の予備
加熱領域Cは予備熱風加熱殺菌工程を規定し、蒸気加熱
領域Dは蒸気加熱殺菌工程を規定する。下流加熱領域B
及び最下流加熱領域Eは主熱風加熱殺菌工程を規定す
る。なお薬剤殺菌装置4においてキャップ200に対し
て遂行される薬剤殺菌処理は、熱風加熱殺菌工程の後工
程に位置付けられた薬剤殺菌工程により行われる。
【0051】搬送ラインにトラブルが発生すると(例え
ば所定時間を越えるキャップ200の滞留が発生する
と)、電磁開閉弁53が閉じられ、電磁開閉弁52が開
かれる。熱風発生機10から第一のダクト14、第二の
ダクト18及び第三のダクト22への熱風の供給が停止
され、熱風発生機10からの熱風は熱風供給パイプ48
を介して排気ブロワ54により排出される。これにより
キャップ200の過剰な加熱が防止され、ライナー劣化
等の不具合が防止される。
【0052】次に図4を参照して、キャップ200の蒸
気加熱殺菌装置2及び熱風加熱殺菌装置3が定常運転を
開始する前の作動順序(始動順序)について説明する。
なお、図4において、符号S1はキャップ200の第一
の満杯検知センサで、下流加熱領域Bの下流端部に配設
されている。符号S2はキャップ200の第二の満杯検
知センサで、予備加熱領域Cの若干上流側に配設されて
いる。第一及び第二の満杯検知センサS1及びS2はそ
れ自体周知の透過形光学式センサから構成されている。
符号ST1はキャップ200の第一のストッパで、下流
加熱領域Bの下流端部に配設されている。符号ST2は
キャップ200の第二のストッパで、蒸気加熱領域Dの
若干上流側に配設されている。第一及び第二のストッパ
ST1及びST2は、いわゆるペンシリンダ及びその出
力側に装着されたストップピンからなる。このストップ
ピンの各々は、搬送流路8の搬送空間内に突出してキャ
ップ200の移動を阻止する作用位置(ストッパは閉状
態)と、搬送流路8の搬送空間から離脱してキャップ2
00の移動を許容する非作用位置(ストッパは開状態)
との間を移動自在に、対応するペンシリンダに装着され
ている。
【0053】蒸気加熱殺菌装置2及び熱風加熱殺菌装置
3の始動及び定常運転は、図示しない各種スイッチ、各
種センサからの信号に基づいて、図示しないコントロー
ラが蒸気加熱殺菌装置2及び熱風加熱殺菌装置3の各出
力部に出力信号を送給することにより、所定のプログラ
ムに従って遂行される。始動前、第一のストッパST1
は閉状態、第二のストッパST2は開状態とされてい
る。熱風は、熱風発生機10から第一のダクト14、第
二のダクト18及び第三のダクト22に供給され、蒸気
は蒸気供給源42から蒸気供給ボックス44に供給され
る。先ず図示しない操作盤の始動スイッチをONする
と、整列ホッパ11が作動を開始し、キャップ200が
整列して搬送流路8に送給される。第二の満杯検知セン
サS2がキャップ200の満杯を検知すると、第二のス
トッパST2が開状態から閉状態とされる。第二のスト
ッパST2が閉状態とされてから20秒経過後、第一の
ストッパST1は閉状態から開状態とされる。上記20
秒の時間の間、上流加熱領域A及び下流加熱領域Bに滞
留されたキャップ200は加熱殺菌させられる。
【0054】第一のストッパST1が開状態とされる
と、搬送流路8における上流加熱領域A及び下流加熱領
域Bに滞留されたキャップ200は、整列状態で下流方
向に向かって搬送を開始させられる。第一のストッパS
T1が開状態とされてから1.8秒経過後、第一のスト
ッパST1は開状態から閉状態とされる。第一のストッ
パST1が閉状態とされてから0.2秒経過後、第二の
ストッパST2が閉状態から開状態とされる。蒸気加熱
殺菌装置2及び熱風加熱殺菌装置3はコントローラによ
って上記シーケンスを繰り返し、次いで第一の満杯検知
センサS1が連続して1秒間、キャップ200を検知す
ると定常運転に移行させられる。第一のストッパST1
及び第二のストッパST2はいずれも開状態に保持さ
れ、第二の満杯検知センサS2によって整列ホッパ11
によりキャップ200の自動供給制御が遂行される。
【0055】なお、第二の満杯検知センサS2が連続し
て120秒間、キャップ200を検知すると、コントロ
ーラはキャップ200の搬送ラインにトラブル発生と判
断する。この判断に基づいて、上記したように、図1に
示す電磁開閉弁53が閉じられ、電磁開閉弁52が開か
れる。熱風発生機10から第一のダクト14、第二のダ
クト18及び第三のダクト22への熱風の供給が停止さ
れ、熱風発生機10からの熱風は熱風供給パイプ48を
介して排気ブロワ54により排出される。
【0056】以上、添付図面を参照して、本発明に従っ
て構成された物品の殺菌方法及び殺菌装置の好適実施形
態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種
々の変形乃至修正が可能である。例えば、上記実施形態
においてはキャップの蒸気加熱殺菌装置2及び熱風加熱
殺菌装置3について説明したが、殺菌すべき物品はキャ
ップに限定されることなく、プラスチック容器(ボト
ル)等、その他の、飲食品あるいは薬品等に使用される
包材もその対象として含まれるものである。また上記実
施形態においては、搬送流路8、第三のダクト22、熱
風供給孔39等により構成されている最下流加熱領域E
が備えられているが、上流加熱領域A及び下流加熱領域
Bによって充分確実な殺菌効果が得られる場合には、こ
れを省略することもあり得るものである。また、上記上
流加熱領域Aにおける予備加熱領域C及び蒸気加熱領域
Dにおける第一のダクト14を省略して蒸気加熱領域の
みとする場合もある。
【0057】
【発明の効果】本発明による物品の殺菌方法及び殺菌装
置によれば、作業環境を充分良好に確保しながら、物品
や薬剤の品質を低下させることなく、充分確実な殺菌処
理を遂行することができる。また殺菌効果が向上すると
共に加熱時間が短縮され、生産効率が向上する。更に装
置の簡素化及びコストダウンを達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された物品の殺菌装置の実
施形態の要部を概略的に示す構成図。
【図2】本発明に従って構成された物品の殺菌装置の実
施形態の要部を示す正面概略図。
【図3】図2を左方から見た図であってその一部を省略
して示す図。
【図4】図2に示す物品の殺菌装置の要部を更に詳細に
示す図。
【図5】図4のA−A矢視断面図。
【図6】図4のB−B矢視断面図。
【図7】図4のC−C矢視断面図。
【図8】図4のD−D矢視断面図。
【図9】図8のE−E矢視断面図。
【図10】図9のA部拡大断面図。
【図11】図4に示す蒸気加熱殺菌装置の一部である蒸
気供給ボックスを示す斜視図。
【図12】図3のF−F矢視断面図。
【符号の説明】
2 蒸気加熱殺菌装置 3 熱風加熱殺菌装置 4 薬剤殺菌装置 6 充填・巻き締め装置 8 搬送流路 10 熱風発生機 11 整列ホッパ 14 第一のダクト 18 第二のダクト 22 第三のダクト 36 第一の熱風供給孔 38 第二の熱風供給孔 39 第三の熱風供給孔 36a、38a、39a 開口端 40 蒸気加熱殺菌装置 42 蒸気供給源 44 蒸気供給ボックス 54 排気ブロワ A 上流加熱領域 B 下流加熱領域 C 予備加熱領域 D 蒸気加熱領域 E 最下流加熱領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 茂 大阪府大阪市西淀川区佃4丁目4番7号 日本クラウンコルク株式会社大阪工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱風を物品に吹き付けることにより遂行
    される熱風加熱殺菌工程と、薬剤を物品に接触させるこ
    とにより遂行される薬剤殺菌工程とを含み、該熱風加熱
    殺菌工程、該薬剤殺菌工程の順序で殺菌処理を遂行す
    る、ことを特徴とする物品の殺菌方法。
  2. 【請求項2】 蒸気を物品に接触させることにより遂行
    される蒸気加熱殺菌工程を更に含み、該蒸気加熱殺菌工
    程による蒸気加熱殺菌処理を該熱風加熱殺菌工程の前に
    遂行する、請求項1記載の物品の殺菌方法。
  3. 【請求項3】 該熱風加熱殺菌工程は、該蒸気加熱殺菌
    工程の前工程に位置付けられた、熱風を物品に吹き付け
    ることにより遂行される予備熱風加熱殺菌工程と、該蒸
    気加熱殺菌工程の後工程に位置付けられた、熱風を物品
    に吹き付けることにより遂行される主熱風加熱殺菌工程
    とを含んでいる、請求項1記載の物品の殺菌方法。
  4. 【請求項4】 物品が搬送される搬送流路と、該搬送流
    路に沿って配設されかつ熱風供給源に接続された熱風供
    給ダクトとを備えた熱風加熱殺菌装置を含み、該熱風加
    熱殺菌装置は該熱風供給源から該熱風供給ダクトに供給
    された熱風を該搬送流路に供給するための熱風供給孔手
    段を含み、該熱風供給孔手段は、該熱風供給ダクトと該
    搬送流路との間に形成されて、該熱風供給ダクトから該
    搬送流路に供給される熱風が該搬送流路における該物品
    の搬送方向に向かって供給されるよう、その向きが規定
    されている、ことを特徴とする物品の殺菌装置。
  5. 【請求項5】 該熱風加熱殺菌装置に加えて更に、蒸気
    を物品に接触させることにより遂行される蒸気加熱殺菌
    装置と、薬剤殺菌装置とを含み、該熱風加熱殺菌装置は
    少なくとも該搬送流路における該蒸気加熱殺菌装置の下
    流側に配設され、該薬剤殺菌装置は該熱風加熱殺菌装置
    の下流側に配設されている、請求項4記載の物品の殺菌
    装置。
  6. 【請求項6】 該搬送流路は、相互に間隔を置いて配設
    された一対の側壁と、該側壁の各々の下端部に配設され
    た底壁と、該側壁の各々の上端部に配設された天壁とに
    より囲まれた搬送空間により規定され、該熱風供給ダク
    トは、該側壁の各々のうちの一方をその一部に含むよう
    該搬送空間の外側に沿って配設された第一のダクトを含
    み、該第一のダクトは少なくとも上流端壁及び下流端壁
    を有し、該熱風供給孔手段は、該第一のダクトが配設さ
    れた該側壁の該一方の一部を切断して該第一のダクト内
    に突出させることにより形成された開口端をそれぞれ有
    する複数個の第一の熱風供給孔を含み、該第一の熱風供
    給孔の各々の該開口端は該物品の搬送方向の上流側に位
    置付けられている、請求項4又は請求項5記載の品の殺
    菌装置。
  7. 【請求項7】 該熱風供給ダクトは、該側壁の各々のう
    ちの他方をその一部に含むよう該搬送空間の外側に沿っ
    て配設された第二のダクトを更に含み、該第二のダクト
    は上流端壁及び下流端壁を有し、該熱風供給孔手段は、
    更に、該第二のダクトが配設された該側壁の該他方の一
    部を切断して該第二のダクト内に突出させることにより
    形成された開口端をそれぞれ有する複数個の第二の熱風
    供給孔を含み、該第二の熱風供給孔の各々の該開口端は
    該物品の搬送方向の上流側に位置付けられている、請求
    項6記載の物品の殺菌装置。
  8. 【請求項8】 該熱風加熱殺菌装置は、該熱風供給ダク
    トが該第一のダクトのみから構成される該搬送流路の上
    流加熱領域と、該熱風供給ダクトが該第一のダクト及び
    該第二のダクトとから構成される該搬送流路の下流加熱
    領域とを含み、該上流加熱領域には該蒸気加熱殺菌装置
    が配設され、該蒸気加熱殺菌装置は、該側壁の該他方を
    その一部に含むよう該搬送空間の外側に沿って該第二の
    ダクトの該上流端壁から更に上流方向に延在しかつ蒸気
    供給源に接続された蒸気供給ボックスを含み、該蒸気供
    給ボックスが延在する該側壁の該他方には該蒸気供給ボ
    ックスに供給された蒸気を該搬送流路に供給するための
    少なくとも1個の蒸気供給孔が形成され、該搬送流路の
    該上流加熱領域は、該蒸気供給ボックスが延在する蒸気
    加熱領域と、該蒸気加熱領域より更に上流方向に延在す
    る予備加熱領域とを含む、請求項7記載の物品の殺菌装
    置。
  9. 【請求項9】 該第一のダクトの該上流加熱領域と該下
    流加熱領域との間には仕切り壁が配設され、該熱風供給
    ダクトは熱風供給パイプ手段を介して該熱風供給源に接
    続され、該熱風供給パイプ手段は、該第一のダクトの該
    予備加熱領域の上流端部、該第一のダクトの該下流加熱
    領域の上流端部及び該第二のダクトの上流端部にそれぞ
    れ開口している、請求項8記載の物品の殺菌装置。
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