JPH10258602A - キャスタ - Google Patents
キャスタInfo
- Publication number
- JPH10258602A JPH10258602A JP5418197A JP5418197A JPH10258602A JP H10258602 A JPH10258602 A JP H10258602A JP 5418197 A JP5418197 A JP 5418197A JP 5418197 A JP5418197 A JP 5418197A JP H10258602 A JPH10258602 A JP H10258602A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caster
- frame
- traveling wheel
- lever
- rotatable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Handcart (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、荷物の下部に装着して運搬可能で
あると共に自立可能なキャスタについてである。 【解決手段】 本発明のキャスタは、載置板2の下部に
枠体3を介して回転自在な走行車輪5を取りつけ、枠体
3に地面に接するまで回転可能なスタンドレバー9を設
けるものであり、スタンドレバー9の回転によって、自
立させたり、させなかったりを行うことができる簡便な
ものである。
あると共に自立可能なキャスタについてである。 【解決手段】 本発明のキャスタは、載置板2の下部に
枠体3を介して回転自在な走行車輪5を取りつけ、枠体
3に地面に接するまで回転可能なスタンドレバー9を設
けるものであり、スタンドレバー9の回転によって、自
立させたり、させなかったりを行うことができる簡便な
ものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物の下部に装着
して運搬可能であると共に自立可能なキャスタに関す
る。
して運搬可能であると共に自立可能なキャスタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、荷物を運搬する方法として、天井
クレーンを利用したり、フォークリフトで運搬する方法
がある。しかし、天井クレーンがない場所や、フォーク
リフトの運転が困難である狭い場所では不可能である。
そこで、キャスタを利用して運搬する方法があり、具体
的には、荷物の4隅下に、直接、キャスタを装着して運
搬する方法と、荷役パレットの4隅下にキャスタを装着
し、その荷役パレットに荷物を運搬する方法がある。そ
して、荷物を押しながら運搬するのであるが、一時停止
するために、キャスタに、短い操作レバーを介して操作
するブレーキを付設したものを使用する。
クレーンを利用したり、フォークリフトで運搬する方法
がある。しかし、天井クレーンがない場所や、フォーク
リフトの運転が困難である狭い場所では不可能である。
そこで、キャスタを利用して運搬する方法があり、具体
的には、荷物の4隅下に、直接、キャスタを装着して運
搬する方法と、荷役パレットの4隅下にキャスタを装着
し、その荷役パレットに荷物を運搬する方法がある。そ
して、荷物を押しながら運搬するのであるが、一時停止
するために、キャスタに、短い操作レバーを介して操作
するブレーキを付設したものを使用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キャスタは、自立ができず、転倒状態であるため、荷物
の下部に装着するために煩わしいので、装着する状態、
即ち、自立状態であるキャスタが望まれている。又、キ
ャスタは回転自在状態で荷物の下部に装着するので、そ
のキャスタによって荷物が動き、キャスタの装着に危険
が伴うことがある。その対策として、従来のブレーキ付
きキャスタは、そのブレーキ操作が困難という課題があ
る。又、平坦路を運搬するときには問題が生じないが、
凸凹が存在すると、キャスタは荷物から離脱して、荷物
がキャスタから外れるという問題がある。そこで、本発
明は、前記不都合を解消するため、各々の目的に適合す
るキャスタを提供するものである。
キャスタは、自立ができず、転倒状態であるため、荷物
の下部に装着するために煩わしいので、装着する状態、
即ち、自立状態であるキャスタが望まれている。又、キ
ャスタは回転自在状態で荷物の下部に装着するので、そ
のキャスタによって荷物が動き、キャスタの装着に危険
が伴うことがある。その対策として、従来のブレーキ付
きキャスタは、そのブレーキ操作が困難という課題があ
る。又、平坦路を運搬するときには問題が生じないが、
凸凹が存在すると、キャスタは荷物から離脱して、荷物
がキャスタから外れるという問題がある。そこで、本発
明は、前記不都合を解消するため、各々の目的に適合す
るキャスタを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のキャスタは、
載置板の下部に枠体を介して回転自在な走行車輪を取り
つけたキャスタであって、枠体に地面に接するまで回転
可能なスタンドレバーを設けるものである。そこで、ス
タンドレバーの回転によって、自立させたり、させなか
ったりを行うことができる簡便なものであり、荷物の下
部に装着するとき、自立状態で行う方がより便利であ
る。請求項2のキャスタは、載置板の下部に枠体を介し
て回転自在な走行車輪を取りつけ、走行車輪に常時付勢
の板バネを走行車輪に対向して設け、前記枠体に地面に
接するまで回転可能なスタンドレバーを設け、そのスタ
ンドレバーと一体に回転するカムを板バネに摺動可能に
設けるものである。スタンドレバーの回転は、カムを介
して板バネが、走行車輪に当接したり、離脱したりして
ロック、アンロックをなす。又、ロック状態のときに
は、スタンドレバーは地面に接しているため、キャスタ
は自立できる。
載置板の下部に枠体を介して回転自在な走行車輪を取り
つけたキャスタであって、枠体に地面に接するまで回転
可能なスタンドレバーを設けるものである。そこで、ス
タンドレバーの回転によって、自立させたり、させなか
ったりを行うことができる簡便なものであり、荷物の下
部に装着するとき、自立状態で行う方がより便利であ
る。請求項2のキャスタは、載置板の下部に枠体を介し
て回転自在な走行車輪を取りつけ、走行車輪に常時付勢
の板バネを走行車輪に対向して設け、前記枠体に地面に
接するまで回転可能なスタンドレバーを設け、そのスタ
ンドレバーと一体に回転するカムを板バネに摺動可能に
設けるものである。スタンドレバーの回転は、カムを介
して板バネが、走行車輪に当接したり、離脱したりして
ロック、アンロックをなす。又、ロック状態のときに
は、スタンドレバーは地面に接しているため、キャスタ
は自立できる。
【0005】請求項3のキャスタは、載置板の下部に枠
体を介して、回転軸で回転自在な走行車輪を取り、回転
軸にブレーキ部と底部を有し且つ円弧状の凸部を形成の
ブレーキ片を取り付け、突部に摺動可能で且つ前記底部
を押圧可能なカムを回転軸に取付け、前記枠体に操作軸
を取り付け、その操作軸にスタンドレバーを回転可能に
取り付けると共に、レバー長孔を介してカムに連結する
ものである。スタンドレバーの回転によって、カムの回
転を介してブレーキ片が昇降し、ブレーキ片の降下によ
って走行車輪がロックされると共に、スタンドレバーが
地面に接するのでキャスタは自立できる。一方、スタン
ドレバーを上げると、キャスタはアンロック状態となっ
て走行可能である。
体を介して、回転軸で回転自在な走行車輪を取り、回転
軸にブレーキ部と底部を有し且つ円弧状の凸部を形成の
ブレーキ片を取り付け、突部に摺動可能で且つ前記底部
を押圧可能なカムを回転軸に取付け、前記枠体に操作軸
を取り付け、その操作軸にスタンドレバーを回転可能に
取り付けると共に、レバー長孔を介してカムに連結する
ものである。スタンドレバーの回転によって、カムの回
転を介してブレーキ片が昇降し、ブレーキ片の降下によ
って走行車輪がロックされると共に、スタンドレバーが
地面に接するのでキャスタは自立できる。一方、スタン
ドレバーを上げると、キャスタはアンロック状態となっ
て走行可能である。
【0006】請求項4のキャスタは、載置板の下部に枠
体を介して回転自在な走行車輪を取りつけ、前記枠体に
補助板を取付け、その補助板にバネを介して常時下方向
に押圧する一対の補助車輪を設けるものである。このキ
ャスタは、補助車輪のため自立状態を維持すると共に、
バネによって常時補助車輪を地面に押圧しているため、
凸凹の搬送路であっても、キャスタが、荷物から離脱す
ることを防止する。
体を介して回転自在な走行車輪を取りつけ、前記枠体に
補助板を取付け、その補助板にバネを介して常時下方向
に押圧する一対の補助車輪を設けるものである。このキ
ャスタは、補助車輪のため自立状態を維持すると共に、
バネによって常時補助車輪を地面に押圧しているため、
凸凹の搬送路であっても、キャスタが、荷物から離脱す
ることを防止する。
【0007】請求項5のキャスタは、載置板の下部に枠
体を介して回転自在な走行車輪を取りつけ、中空の装着
具を前記枠体に取り付け、その装着具に連結棒を挿入し
て、隣接するキャスタを連結するものである。この連結
棒によって、隣接するキャスタどうしは一体となり、凸
凹の搬送路であっても、キャスタが荷物から離脱するこ
とを防止する。又、請求項6のキャスタは、載置板の下
部に枠体を介して回転自在な走行車輪を取りつけ、前記
枠体に停止溝を設け、走行車輪の走行軸で回転可能なス
タンドレバーを取付け、そのスタンドレバーは先端部が
停止溝に係止可能なときに後端部が地面に接地可能と
し、走行軸より先端側の前記スタンドレバーに足踏み棒
を取り付けてなるものである。スタンドレバーの後端を
踏みつけると、後端は地面に接地してキャスタは自立可
能となると共に、スタンドレバーの先端が停止溝に係止
して載置板の回転を不可とする。一方、足踏み棒を踏み
つけると、先端は停止溝から離脱し、後端は地面より上
がって走行可能となり、何れも足の操作で行うことがで
きる。
体を介して回転自在な走行車輪を取りつけ、中空の装着
具を前記枠体に取り付け、その装着具に連結棒を挿入し
て、隣接するキャスタを連結するものである。この連結
棒によって、隣接するキャスタどうしは一体となり、凸
凹の搬送路であっても、キャスタが荷物から離脱するこ
とを防止する。又、請求項6のキャスタは、載置板の下
部に枠体を介して回転自在な走行車輪を取りつけ、前記
枠体に停止溝を設け、走行車輪の走行軸で回転可能なス
タンドレバーを取付け、そのスタンドレバーは先端部が
停止溝に係止可能なときに後端部が地面に接地可能と
し、走行軸より先端側の前記スタンドレバーに足踏み棒
を取り付けてなるものである。スタンドレバーの後端を
踏みつけると、後端は地面に接地してキャスタは自立可
能となると共に、スタンドレバーの先端が停止溝に係止
して載置板の回転を不可とする。一方、足踏み棒を踏み
つけると、先端は停止溝から離脱し、後端は地面より上
がって走行可能となり、何れも足の操作で行うことがで
きる。
【0008】
(第1の実施の形態)図1(A)は側面断面、図1
(B)は正面断面を示すキャスタ1(1A)である。2
は、2辺周囲に停止板2aを立設の載置板、3は、前記
載置板2から下側に設けた枠体であり、載置板2は前記
載置板2をカシメて取付けのベアリング4を介して、回
転可能となっている。5は走行車輪であって走行軸6に
取り付けてある。又、両側の枠体3には、支持棒8が固
定してあり、ブッシュ8a、ナット8bを介してコ字状
のスタンドレバー9が、やや硬めに取り付けてあり、こ
のスタンドレバー9を回転させて地面に接すると、本キ
ャスタ1Aは自立可能となり、上方向に回転させておけ
ば、走行に邪魔にならない。このように、スタンドレバ
ー9を取り付けることによって、キャスター1Aを自立
状態で、荷物の隅下部に装着することができるため、従
来に比して簡便に装着できる。又、スタンドレバー9の
コ字状は、この形状に限定されず、キャスタが自立可能
であればよい。
(B)は正面断面を示すキャスタ1(1A)である。2
は、2辺周囲に停止板2aを立設の載置板、3は、前記
載置板2から下側に設けた枠体であり、載置板2は前記
載置板2をカシメて取付けのベアリング4を介して、回
転可能となっている。5は走行車輪であって走行軸6に
取り付けてある。又、両側の枠体3には、支持棒8が固
定してあり、ブッシュ8a、ナット8bを介してコ字状
のスタンドレバー9が、やや硬めに取り付けてあり、こ
のスタンドレバー9を回転させて地面に接すると、本キ
ャスタ1Aは自立可能となり、上方向に回転させておけ
ば、走行に邪魔にならない。このように、スタンドレバ
ー9を取り付けることによって、キャスター1Aを自立
状態で、荷物の隅下部に装着することができるため、従
来に比して簡便に装着できる。又、スタンドレバー9の
コ字状は、この形状に限定されず、キャスタが自立可能
であればよい。
【0009】(第2の実施の形態)第2の実施の形態の
キャスタ1(1B)について、平面断面を示す図2、図
2のA〜A断面を示す図3、図3のB〜B断面を示す図
4を参照して説明する。2は、2辺周囲に停止板2aを
立設の載置板、3は、前記載置板2から下側に設けた枠
体であり、載置板2は前記載置板2をカシメて取付けの
ベアリング4を介して、回転可能となっている。5は、
走行車輪であって、走行軸6にベアリング7を嵌挿して
取り付けてある。
キャスタ1(1B)について、平面断面を示す図2、図
2のA〜A断面を示す図3、図3のB〜B断面を示す図
4を参照して説明する。2は、2辺周囲に停止板2aを
立設の載置板、3は、前記載置板2から下側に設けた枠
体であり、載置板2は前記載置板2をカシメて取付けの
ベアリング4を介して、回転可能となっている。5は、
走行車輪であって、走行軸6にベアリング7を嵌挿して
取り付けてある。
【0010】10は、コ字形状のスタンドレバーであっ
て、枠体3に取付けのカム軸11の両端に、載置板2が
水平状態で地面に接するまで回転可能にボルト14を介
して固定してある。従って、載置板2を傾斜状態で自立
可能とするならば、スタンドレバー10は必ずしも地面
に接する必要はない。又、前記カム軸11には、卵型の
カム12が後述の板バネ15に対向して、板バネ15を
押圧、離脱可能に取り付けてあって、前記スタンドレバ
ー10は、後記で詳述するが、前記カム12を介して、
ロック状態で地面に当接可能である。板バネ15は逆U
状で、常時は、前記走行車輪5から離脱する方向に反力
が作用するものであり、取付け部材16を介してボルト
17で取り付けてある。
て、枠体3に取付けのカム軸11の両端に、載置板2が
水平状態で地面に接するまで回転可能にボルト14を介
して固定してある。従って、載置板2を傾斜状態で自立
可能とするならば、スタンドレバー10は必ずしも地面
に接する必要はない。又、前記カム軸11には、卵型の
カム12が後述の板バネ15に対向して、板バネ15を
押圧、離脱可能に取り付けてあって、前記スタンドレバ
ー10は、後記で詳述するが、前記カム12を介して、
ロック状態で地面に当接可能である。板バネ15は逆U
状で、常時は、前記走行車輪5から離脱する方向に反力
が作用するものであり、取付け部材16を介してボルト
17で取り付けてある。
【0011】次に、スタンドレバー10の操作によるキ
ャスタ1Bについて、図2と図5を参照して説明する。
先ず、図2は、スタンドレバー10を足で踏みつけ下方
向に約40°回転し、スタンドレバー10の後端部10
aが地面についた姿態を示す。そして、このスタンドレ
バー10の回転によって、カム12は時計方向に回転し
ながら、板バネ15を走行車輪5に押圧して、走行車輪
5はロック状態となる。以上によって、このキャスタ1
Bは、走行車輪5はロックされ、且つ、スタンドレバー
10の端部が地面と接するため、キャスタ1Bは、回転
せず自立可能状態となる。
ャスタ1Bについて、図2と図5を参照して説明する。
先ず、図2は、スタンドレバー10を足で踏みつけ下方
向に約40°回転し、スタンドレバー10の後端部10
aが地面についた姿態を示す。そして、このスタンドレ
バー10の回転によって、カム12は時計方向に回転し
ながら、板バネ15を走行車輪5に押圧して、走行車輪
5はロック状態となる。以上によって、このキャスタ1
Bは、走行車輪5はロックされ、且つ、スタンドレバー
10の端部が地面と接するため、キャスタ1Bは、回転
せず自立可能状態となる。
【0012】一方、スタンドレバー10を足や手等で持
ち上げて、図5の状態にする。この操作で、カム12は
反時計方向に回転し、板バネ15は走行車輪5から離脱
してアンロック状態となり、走行車輪5は回転可能とな
る。以上のように、キャスタ1Bは、スタンドレバー1
0を上昇したとき走行可能となり、下降したとき、走行
車輪5はロックされ且つ自立可能となるため、自立状態
で置いておくことができる。
ち上げて、図5の状態にする。この操作で、カム12は
反時計方向に回転し、板バネ15は走行車輪5から離脱
してアンロック状態となり、走行車輪5は回転可能とな
る。以上のように、キャスタ1Bは、スタンドレバー1
0を上昇したとき走行可能となり、下降したとき、走行
車輪5はロックされ且つ自立可能となるため、自立状態
で置いておくことができる。
【0013】前記キャスタ1Bを荷物運搬に使用する時
の操作について概説すると、先ず、キャスタ1Bのスタ
ンドレバー10を踏んで、ロック状態のキャスタ1Bと
する。そして、荷物の隅を持ち上げ、前記キャスタ1B
を荷物の下に挿入する。このとき、キャスタ1Bはロッ
ク状態であるので、荷物が動くことなく安全に装着でき
る。その後、キャスタ1Bのロックを外すために、順
次、スタンドレバー10を上昇させ、荷物を押すことに
よって搬送できるし、一時的に、停止する場合にはスタ
ンドレバー10を押し下げてロック状態とする。このよ
うに、キャスタ1Bは、簡便にロック、アンロック状態
にすることができると共に、ロック状態のときには自立
状態を維持するので、安全に荷物の下部に装着できる。
の操作について概説すると、先ず、キャスタ1Bのスタ
ンドレバー10を踏んで、ロック状態のキャスタ1Bと
する。そして、荷物の隅を持ち上げ、前記キャスタ1B
を荷物の下に挿入する。このとき、キャスタ1Bはロッ
ク状態であるので、荷物が動くことなく安全に装着でき
る。その後、キャスタ1Bのロックを外すために、順
次、スタンドレバー10を上昇させ、荷物を押すことに
よって搬送できるし、一時的に、停止する場合にはスタ
ンドレバー10を押し下げてロック状態とする。このよ
うに、キャスタ1Bは、簡便にロック、アンロック状態
にすることができると共に、ロック状態のときには自立
状態を維持するので、安全に荷物の下部に装着できる。
【0014】(第3実施の形態)第3の実施の形態のキ
ャスタ1(1C)について、正面を示す図6、図6のB
〜B断面を示す図7、図7のC、D、Eの矢視図を各々
示す図8(A)(B)(C)を参照して説明する。52
は、2辺周囲に停止板52aを立設の載置板、53は前
記載置板52から下側に設けた枠体であり、載置板52
は、前記載置板52をカシメて取付けのベアリング(図
示略)を介して、回転可能となっている。54は走行車
輪55の走行軸であり、ブレーキ片56を介してロッ
ク、アンロックに変更可能である。
ャスタ1(1C)について、正面を示す図6、図6のB
〜B断面を示す図7、図7のC、D、Eの矢視図を各々
示す図8(A)(B)(C)を参照して説明する。52
は、2辺周囲に停止板52aを立設の載置板、53は前
記載置板52から下側に設けた枠体であり、載置板52
は、前記載置板52をカシメて取付けのベアリング(図
示略)を介して、回転可能となっている。54は走行車
輪55の走行軸であり、ブレーキ片56を介してロッ
ク、アンロックに変更可能である。
【0015】前記ブレーキ片56の形状は、正面視(図
6)、ブレーキ部56aが走行車輪55の幅とほぼ同じ
長さである一方、底部56bは短いS字形状であり、下
動によってブレーキ部56aが前記走行車輪55を押圧
してロック状態となり、上動によってアンロック状態と
なる。又、このブレーキ片56には、後述するカム58
に摺動する円弧状の凸部56cが形成してあり、更に、
ブレーキ部56aの反対側には、前記枠体53に形成の
花瓶形状の孔53aに装着可能な爪片56dが曲折して
設けてある。そのため、ブレーキ片56は、走行軸54
方向への傾斜を禁止され、垂直状態を維持する。又、こ
のブレーキ片56には、走行軸54に嵌挿の誘導孔56
eが穿設してあり、ブレーキ片56の上下動を誘導す
る。
6)、ブレーキ部56aが走行車輪55の幅とほぼ同じ
長さである一方、底部56bは短いS字形状であり、下
動によってブレーキ部56aが前記走行車輪55を押圧
してロック状態となり、上動によってアンロック状態と
なる。又、このブレーキ片56には、後述するカム58
に摺動する円弧状の凸部56cが形成してあり、更に、
ブレーキ部56aの反対側には、前記枠体53に形成の
花瓶形状の孔53aに装着可能な爪片56dが曲折して
設けてある。そのため、ブレーキ片56は、走行軸54
方向への傾斜を禁止され、垂直状態を維持する。又、こ
のブレーキ片56には、走行軸54に嵌挿の誘導孔56
eが穿設してあり、ブレーキ片56の上下動を誘導す
る。
【0016】半月状のカム58は、走行軸54に回転可
能に取り付けてあり、前記凸部56cと走行軸54より
右側(図8(B)における)で摺動可能となっていて、
カム58の回転を介して前記ブレーキ片56の上下動を
なす。又、このカム58には、連結孔58bが穿設して
あり、手動レバー65の回転に伴って、回転可能となっ
ている。尚、カム58には、垂直の鈎部58aが形成し
てあり、後述のスタンドレバー61(又は、手動レバー
65)の回転阻止をなす。
能に取り付けてあり、前記凸部56cと走行軸54より
右側(図8(B)における)で摺動可能となっていて、
カム58の回転を介して前記ブレーキ片56の上下動を
なす。又、このカム58には、連結孔58bが穿設して
あり、手動レバー65の回転に伴って、回転可能となっ
ている。尚、カム58には、垂直の鈎部58aが形成し
てあり、後述のスタンドレバー61(又は、手動レバー
65)の回転阻止をなす。
【0017】枠体53には操作軸60が取り付けてあ
り、コ字状のスタンドレバー61は前記操作軸60が地
面に接するまで回転可能取り付けてあると共に、前記手
動レバー65とは連結材63を介して連結してある。
又、この手動レバー65には、前記連結孔58bに対応
するレバー長孔63aが穿設してあって、連結材64を
介して連結してある。
り、コ字状のスタンドレバー61は前記操作軸60が地
面に接するまで回転可能取り付けてあると共に、前記手
動レバー65とは連結材63を介して連結してある。
又、この手動レバー65には、前記連結孔58bに対応
するレバー長孔63aが穿設してあって、連結材64を
介して連結してある。
【0018】次に、前記構成のキャスタ1Cのスタンド
レバー61(又は手動レバー65)による、走行車輪5
5のロック状態とアンロック状態について説明する。図
8(C)は、走行車輪55のロック状態を示し、図9は
アンロック状態を示す。 (1)ロック状態からアンロック状態 図8(C)において、スタンドレバー61(又は、手動
レバー65を)を時計方向に回転すると、スタンドレバ
ー61は操作軸60を中心に回転すると共に、連結材6
3で連結の手動レバー65(又は、スタンドレバー6
1)も同様に時計方向に回転する。一方、手動レバー6
5に穿設のレバー長孔63aに挿入の連結材64を介し
て、カム58は反時計方向に回転する。このカム58の
回転により、ブレーキ片56に形成の円弧状の凸部56
cが上昇する。そのため、ブレーキ片56は前記誘導孔
56eに沿って上昇すると共に、花瓶形状の孔53aに
よって走行軸54への傾斜を妨げられる。
レバー61(又は手動レバー65)による、走行車輪5
5のロック状態とアンロック状態について説明する。図
8(C)は、走行車輪55のロック状態を示し、図9は
アンロック状態を示す。 (1)ロック状態からアンロック状態 図8(C)において、スタンドレバー61(又は、手動
レバー65を)を時計方向に回転すると、スタンドレバ
ー61は操作軸60を中心に回転すると共に、連結材6
3で連結の手動レバー65(又は、スタンドレバー6
1)も同様に時計方向に回転する。一方、手動レバー6
5に穿設のレバー長孔63aに挿入の連結材64を介し
て、カム58は反時計方向に回転する。このカム58の
回転により、ブレーキ片56に形成の円弧状の凸部56
cが上昇する。そのため、ブレーキ片56は前記誘導孔
56eに沿って上昇すると共に、花瓶形状の孔53aに
よって走行軸54への傾斜を妨げられる。
【0019】又、カム58に形成の鈎部58aは、ブレ
ーキ片の底部56bに当って、それ以上の回転を阻止す
る。尚、前記ブレーキ片56の上昇によって、ブレーキ
部56aが走行車輪55から離脱してアンロック状態と
なり、カム58の回転位置と凸部56cとの当接位置
(図8(B)における走行軸54の右側)によって、カ
ム58は時計方向への回転ができず、アンロック状態を
維持する。
ーキ片の底部56bに当って、それ以上の回転を阻止す
る。尚、前記ブレーキ片56の上昇によって、ブレーキ
部56aが走行車輪55から離脱してアンロック状態と
なり、カム58の回転位置と凸部56cとの当接位置
(図8(B)における走行軸54の右側)によって、カ
ム58は時計方向への回転ができず、アンロック状態を
維持する。
【0020】(2)アンロック状態からロック状態 アンロック状態の図9において、スタンドレバー61
(又は、手動レバー65を)を反時計方向に回転する
と、スタンドレバー61は操作軸60を中心に回転する
と共に、連結材63で連結の手動レバー65(又は、ス
タンドレバー61)も同様に時計方向に回転する。一
方、手動レバー65に穿設のレバー長孔63aに挿入の
連結材64を介して、カム58は時計方向に回転する。
このカム58の回転により、ブレーキ片56の底部56
bが時計方向に押圧される。そのため、ブレーキ片56
は前記誘導孔56eに沿って下降すると共に、花瓶形状
の孔53aによって走行軸54への傾斜を妨げられる。
(又は、手動レバー65を)を反時計方向に回転する
と、スタンドレバー61は操作軸60を中心に回転する
と共に、連結材63で連結の手動レバー65(又は、ス
タンドレバー61)も同様に時計方向に回転する。一
方、手動レバー65に穿設のレバー長孔63aに挿入の
連結材64を介して、カム58は時計方向に回転する。
このカム58の回転により、ブレーキ片56の底部56
bが時計方向に押圧される。そのため、ブレーキ片56
は前記誘導孔56eに沿って下降すると共に、花瓶形状
の孔53aによって走行軸54への傾斜を妨げられる。
【0021】そして、ブレーキ片56の下降によって、
ブレーキ部56aが走行車輪55に当接してロック状態
となり、カム58の回転位置と凸部56cとの当接位置
によって、カム58は時計方向への回転ができず、ロッ
ク状態を維持する。このとき、スタンドレバー61は、
載置板52を水平状態を維持し、地面に接するため、走
行車輪55をロックした状態で、キャスタ1Cは自立で
きる。尚、載置板52を傾斜状態で自立可能とするなら
ば、スタンドレバー61の回転は地面に接するまで回転
させる必要はないことは言うまでもない。以上のよう
に、キャスタ1Cは、前記第2の実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
ブレーキ部56aが走行車輪55に当接してロック状態
となり、カム58の回転位置と凸部56cとの当接位置
によって、カム58は時計方向への回転ができず、ロッ
ク状態を維持する。このとき、スタンドレバー61は、
載置板52を水平状態を維持し、地面に接するため、走
行車輪55をロックした状態で、キャスタ1Cは自立で
きる。尚、載置板52を傾斜状態で自立可能とするなら
ば、スタンドレバー61の回転は地面に接するまで回転
させる必要はないことは言うまでもない。以上のよう
に、キャスタ1Cは、前記第2の実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
【0022】(第4の実施の形態)本実施の形態のキャ
スタ1(1D)を図10に示し、走行車輪5の後方対称
位置に、一対の補助車輪20を付設するものである。本
キャスタ1Dは、前記キャスタ1Cにおいて、走行車輪
5のロック機構を取り除いた機構であり、同じ部品には
同じ符号を付して説明を略す。補助板21は、載置板2
から下側に設けた枠体3に取り付けてあり、その補助板
21には、補助車輪20の回転軸23に固定の操作棒2
5が昇降可能となっている。又、前記補助板21の下部
には、受け板26が操作棒25に固定されていて、補助
板21と受け板26の間にバネ28が装着してあり、常
時、補助車輪20を下方向(地面側)に付勢する。
スタ1(1D)を図10に示し、走行車輪5の後方対称
位置に、一対の補助車輪20を付設するものである。本
キャスタ1Dは、前記キャスタ1Cにおいて、走行車輪
5のロック機構を取り除いた機構であり、同じ部品には
同じ符号を付して説明を略す。補助板21は、載置板2
から下側に設けた枠体3に取り付けてあり、その補助板
21には、補助車輪20の回転軸23に固定の操作棒2
5が昇降可能となっている。又、前記補助板21の下部
には、受け板26が操作棒25に固定されていて、補助
板21と受け板26の間にバネ28が装着してあり、常
時、補助車輪20を下方向(地面側)に付勢する。
【0023】前記構成のキャスタ1Dは、走行車輪5
と、常時、地面に付勢の一対の補助車輪20によって、
自立状態を維持する。このキャスタ1Dを荷物の隅下に
装着して、荷物を押して搬送できる。しかし、搬送路が
凸凹であると、荷物から離脱するのが従来のキャスタで
あるが、本キャスタ1Dは、キャスタが傾斜しても、補
助車輪20がバネ28で調整されるため、荷物から離脱
することを防止する。そのため、凸凹の搬送路であって
も、本キャスタ1Dを使用すると、荷物から離脱しなく
て安全に搬送できる。尚、前記補助車輪20の数は2個
に限定せず、補助車輪の幅を広くすれば1個でもよく即
ち、キャスタが自立可能に構成すればよいし、補助車輪
の取り付け位置は走行車輪5の前側、横側、後側、斜め
前後側等、何れであってもよいことは言うまでもない。
と、常時、地面に付勢の一対の補助車輪20によって、
自立状態を維持する。このキャスタ1Dを荷物の隅下に
装着して、荷物を押して搬送できる。しかし、搬送路が
凸凹であると、荷物から離脱するのが従来のキャスタで
あるが、本キャスタ1Dは、キャスタが傾斜しても、補
助車輪20がバネ28で調整されるため、荷物から離脱
することを防止する。そのため、凸凹の搬送路であって
も、本キャスタ1Dを使用すると、荷物から離脱しなく
て安全に搬送できる。尚、前記補助車輪20の数は2個
に限定せず、補助車輪の幅を広くすれば1個でもよく即
ち、キャスタが自立可能に構成すればよいし、補助車輪
の取り付け位置は走行車輪5の前側、横側、後側、斜め
前後側等、何れであってもよいことは言うまでもない。
【0024】(第5の実施の形態)本実施の形態のキャ
スタ1Eを図11に示し、このキャスタ1Eは、前記キ
ャスタ1Cにおいて、走行車輪5のロック機構を取り除
いた機構であり、同じ部品には同じ符号を付して説明を
略す。装着具30は中空円筒形で、載置板2から下側に
設けた枠体3に溶接等で取り付けてある。この装着具3
0の取付け方向は、隣接するキャスタ1Eと連結棒32
で連結する方向、即ち、左右又は前後の何れか、又は双
方に取り付ける。そして、連結棒32a、32bの端部
を前記装着具30に挿入し、中空の連結具31を介して
連結棒32a、32bの他端部を挿入する。尚、連結具
31を介することによって、同じ長さも連結棒32を使
用しても、簡便に、キャスタ1E、1Eの距離を変更で
きるが、この連結具31を使用しなくてもよいことは言
うまでもない。
スタ1Eを図11に示し、このキャスタ1Eは、前記キ
ャスタ1Cにおいて、走行車輪5のロック機構を取り除
いた機構であり、同じ部品には同じ符号を付して説明を
略す。装着具30は中空円筒形で、載置板2から下側に
設けた枠体3に溶接等で取り付けてある。この装着具3
0の取付け方向は、隣接するキャスタ1Eと連結棒32
で連結する方向、即ち、左右又は前後の何れか、又は双
方に取り付ける。そして、連結棒32a、32bの端部
を前記装着具30に挿入し、中空の連結具31を介して
連結棒32a、32bの他端部を挿入する。尚、連結具
31を介することによって、同じ長さも連結棒32を使
用しても、簡便に、キャスタ1E、1Eの距離を変更で
きるが、この連結具31を使用しなくてもよいことは言
うまでもない。
【0025】前記のように、長さを異にする連結棒32
と連結具31によって、キャスタ1Eの位置を異にして
も簡便に連結することができ、このように連結されたキ
ャスタ1Eは一体として動くこととなる。従って、キャ
スタ1Eを荷物の隅下に装着して、凸凹の搬送路を運搬
しても、キャスタは一時的に荷物から離脱状態となる
が、隣接キャスタ1Eによって、荷物から離脱すること
を防止して安全に運搬できる。
と連結具31によって、キャスタ1Eの位置を異にして
も簡便に連結することができ、このように連結されたキ
ャスタ1Eは一体として動くこととなる。従って、キャ
スタ1Eを荷物の隅下に装着して、凸凹の搬送路を運搬
しても、キャスタは一時的に荷物から離脱状態となる
が、隣接キャスタ1Eによって、荷物から離脱すること
を防止して安全に運搬できる。
【0026】(第6の実施の形態)本実施の形態のキャ
スタ1Fを左側面図を示す図12(A)、正面図とその
断面を示す図12(B)を参照して説明する。2は、2
辺周囲に停止板2aを立設の載置板、3は、前記載置板
2から下側に設けた枠体であり、載置板2は前記載置板
2をカシメて取付けのベアリング4を介して、回転可能
となっている。5は走行車輪であって走行軸6に取り付
けてある。又、前記枠体3には、後述するスタンドレバ
ー80の先端部80aが係止可能な停止溝3aが全周に
形成してある。前記走行軸6には、ナット8dを介して
コ字状のスタンドレバー80が、やや硬めに取り付けて
あり、このスタンドレバー80の後端80bを踏みつけ
ると、走行軸6を中心に時計方向に回転して、スタンド
レバー80の後端80bが地面に接地し、本キャスタ1
Fは自立可能となると共に、スタンドレバー80の先端
80aが停止溝3aに係止して、載置板2の回転を不可
とする。この状態においては、キャスタ1Fは載置板2
がロックされ、且つ自立可能状態となる。
スタ1Fを左側面図を示す図12(A)、正面図とその
断面を示す図12(B)を参照して説明する。2は、2
辺周囲に停止板2aを立設の載置板、3は、前記載置板
2から下側に設けた枠体であり、載置板2は前記載置板
2をカシメて取付けのベアリング4を介して、回転可能
となっている。5は走行車輪であって走行軸6に取り付
けてある。又、前記枠体3には、後述するスタンドレバ
ー80の先端部80aが係止可能な停止溝3aが全周に
形成してある。前記走行軸6には、ナット8dを介して
コ字状のスタンドレバー80が、やや硬めに取り付けて
あり、このスタンドレバー80の後端80bを踏みつけ
ると、走行軸6を中心に時計方向に回転して、スタンド
レバー80の後端80bが地面に接地し、本キャスタ1
Fは自立可能となると共に、スタンドレバー80の先端
80aが停止溝3aに係止して、載置板2の回転を不可
とする。この状態においては、キャスタ1Fは載置板2
がロックされ、且つ自立可能状態となる。
【0027】一方、走行軸6より先端80a側(図12
(A)において走行軸6の左側)のスタンドレバー80
には、足踏み棒81が取り付けてあって、この足踏み棒
81を踏みつけることによって、走行軸6を中心に反時
計方向に回転して、スタンドレバー80の先端80aは
停止溝3aから離脱すると共に、スタンドレバー80の
後端80bが上がる。そのため、キャスタ1Fは走行に
邪魔にならないと共に、載置板2が回転可能となり、所
謂、通常のキャスタとなる。前記のように、キャスタ1
Fは、コ字状のスタンドレバー80を有し、枠体3に停
止溝3aを形成し、且つ、足踏み棒81を取り付けるこ
とにより、停止状態とするときにはスタンドレバー80
の後端80bを踏みつけ、走行状態とするときには足踏
み棒81を踏み付ければ良く、何れも足で、簡便に操作
できる。尚、スタンドレバー80は走行軸6に回転可能
に取り付けてあるが、枠体3に取り付けてもよい。
(A)において走行軸6の左側)のスタンドレバー80
には、足踏み棒81が取り付けてあって、この足踏み棒
81を踏みつけることによって、走行軸6を中心に反時
計方向に回転して、スタンドレバー80の先端80aは
停止溝3aから離脱すると共に、スタンドレバー80の
後端80bが上がる。そのため、キャスタ1Fは走行に
邪魔にならないと共に、載置板2が回転可能となり、所
謂、通常のキャスタとなる。前記のように、キャスタ1
Fは、コ字状のスタンドレバー80を有し、枠体3に停
止溝3aを形成し、且つ、足踏み棒81を取り付けるこ
とにより、停止状態とするときにはスタンドレバー80
の後端80bを踏みつけ、走行状態とするときには足踏
み棒81を踏み付ければ良く、何れも足で、簡便に操作
できる。尚、スタンドレバー80は走行軸6に回転可能
に取り付けてあるが、枠体3に取り付けてもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1のキャスタは、スタンドレバー
の回転によって、キャスタの自立を選定できる簡便な構
造であり、自立状態のキャスタの方が荷物の下部に装着
し易い。請求項2と請求項3のキャスタは、スタンドレ
バーを地面に接するように回転させると、走行車輪がロ
ックされると共に、キャスタは自立可能となる。そのた
め、キャスタを荷物の下部に装着するとき、安全に行う
ことができる。請求項4のキャスタは、補助車輪がバネ
で常時地面側に押圧しているので、凸凹の搬送路におい
て、キャスタは荷物から離脱することを防止する。請求
項5のキャスタは、連結棒によって、隣接するキャスタ
どうしは一体となり、凸凹の搬送路であっても、キャス
タが荷物から離脱することを防止する。又、請求項6の
キャスタは、スタンドレバーの後端を踏みつけることに
よって停止状態となり、足踏み棒を踏み付けると走行可
能となり、何れも足で、簡便に操作できる。
の回転によって、キャスタの自立を選定できる簡便な構
造であり、自立状態のキャスタの方が荷物の下部に装着
し易い。請求項2と請求項3のキャスタは、スタンドレ
バーを地面に接するように回転させると、走行車輪がロ
ックされると共に、キャスタは自立可能となる。そのた
め、キャスタを荷物の下部に装着するとき、安全に行う
ことができる。請求項4のキャスタは、補助車輪がバネ
で常時地面側に押圧しているので、凸凹の搬送路におい
て、キャスタは荷物から離脱することを防止する。請求
項5のキャスタは、連結棒によって、隣接するキャスタ
どうしは一体となり、凸凹の搬送路であっても、キャス
タが荷物から離脱することを防止する。又、請求項6の
キャスタは、スタンドレバーの後端を踏みつけることに
よって停止状態となり、足踏み棒を踏み付けると走行可
能となり、何れも足で、簡便に操作できる。
【図1】第1の実施の形態におけるキャスタの側面断面
(A)、正面断面(B)を示す図である。
(A)、正面断面(B)を示す図である。
【図2】第2の実施の形態のキャスタの平面断面を示す
図である。
図である。
【図3】図2のA〜A断面を示す図である。
【図4】図3のB〜B断面を示す図である。
【図5】第2の実施の形態のキャスタの作用を説明する
図である。
図である。
【図6】第3の実施の形態のキャスタの正面を示す図で
ある。
ある。
【図7】図6のB〜B断面を示す図である。
【図8】図(A)(B)(C)は、図7のC、D、Eの
矢視図を各々示す図である。
矢視図を各々示す図である。
【図9】第3の実施の形態のキャスタの作用を説明する
図である。
図である。
【図10】第4の実施の形態のキャスタにおける側面断
面(A)、正面断面(B)を示す図である。
面(A)、正面断面(B)を示す図である。
【図11】第5の実施の形態のキャスタを示す図であ
る。
る。
【図12】第6の実施の形態のキャスタにおける側面断
面(A)、正面及び正面断面(B)を示す図である。
面(A)、正面及び正面断面(B)を示す図である。
1(1A、1B、1C、1D、1E、1F) キャスタ 2、52 載置板 3、53 枠体 3a 停止溝 5、55 走行車輪 9、10、61、80 スタンドレバー 12、58 カム 15 板バネ 20 補助車輪 21 補助板 28 バネ 30 装着具 32 連結棒 54 走行軸 56 ブレーキ片 56a ブレーキ部 56b 底部 56c 突部 60 操作軸 63a レバー長孔 65 手動レバー 81 足踏み棒
Claims (6)
- 【請求項1】 載置板の下部に枠体を介して回転自在な
走行車輪を取りつけたキャスタであって、 前記枠体に地面に接するまで回転可能なスタンドレバー
を設けることを特徴とするキャスタ。 - 【請求項2】 載置板の下部に枠体を介して回転自在な
走行車輪を取りつけたキャスタであって、 前記走行車輪に常時付勢の板バネを走行車輪に対向して
設け、前記枠体に地面に接するまで回転可能なスタンド
レバーを設け、そのスタンドレバーと一体に回転するカ
ムを前記板バネに摺動可能に設けることを特徴とするキ
ャスタ。 - 【請求項3】 載置板の下部に枠体を介して、回転軸で
回転自在な走行車輪を取りつけたキャスタであって、 前記回転軸に、ブレーキ部と底部を有し、且つ円弧状の
凸部を形成のブレーキ片を取り付け、前記突部に摺動可
能で且つ前記底部を押圧可能なカムを前記回転軸に取付
け、前記枠体に操作軸を取り付け、その操作軸にスタン
ドレバーを地面に接するまで回転可能に取り付けると共
に、レバー長孔を介して前記カムに連結することを特徴
とするキャスタ。 - 【請求項4】 載置板の下部に枠体を介して回転自在な
走行車輪を取りつけたキャスタであって、 前記枠体に補助板を取付け、その補助板にバネを介して
常時下方向に押圧する一対の補助車輪を設けることを特
徴とするキャスタ。 - 【請求項5】 載置板の下部に枠体を介して回転自在な
走行車輪を取りつけたキャスタであって、 中空の装着具を前記枠体に取り付け、その装着具に連結
棒を挿入して、隣接するキャスタを連結することを特徴
とするキャスタ。 - 【請求項6】 載置板の下部に枠体を介して回転自在な
走行車輪を取りつけたキャスタであって、 前記枠体に停止溝を設け、走行車輪の走行軸で回転可能
なスタンドレバーを取付け、そのスタンドレバーは先端
部が停止溝に係止可能なときに後端部が地面に接地可能
とし、 走行軸より先端側の前記スタンドレバーに足踏み棒を取
り付けてなることを特徴とするキャスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5418197A JPH10258602A (ja) | 1997-01-14 | 1997-02-20 | キャスタ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-17363 | 1997-01-14 | ||
JP1736397 | 1997-01-14 | ||
JP5418197A JPH10258602A (ja) | 1997-01-14 | 1997-02-20 | キャスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10258602A true JPH10258602A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=26353867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5418197A Pending JPH10258602A (ja) | 1997-01-14 | 1997-02-20 | キャスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10258602A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007196769A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 転倒防止装置 |
WO2013011777A1 (ja) * | 2011-07-21 | 2013-01-24 | シャープ株式会社 | 車輪装置及び空気調和機 |
JP2016185807A (ja) * | 2016-06-17 | 2016-10-27 | シャープ株式会社 | 車輪装置及び空気調和機 |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP5418197A patent/JPH10258602A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007196769A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 転倒防止装置 |
WO2013011777A1 (ja) * | 2011-07-21 | 2013-01-24 | シャープ株式会社 | 車輪装置及び空気調和機 |
JP2013024338A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Sharp Corp | 車輪装置及び空気調和機 |
JP2016185807A (ja) * | 2016-06-17 | 2016-10-27 | シャープ株式会社 | 車輪装置及び空気調和機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002059776A (ja) | 風力発電機用円筒構造のタワー運搬装置 | |
JPH10258602A (ja) | キャスタ | |
JP2001010501A (ja) | 運搬用台車 | |
JPH09286338A (ja) | 自走式搬送車 | |
JP3736058B2 (ja) | 搬送車 | |
JP2753791B2 (ja) | 自動二輪車の組立方法 | |
JP2002019614A (ja) | U字状床フレームの運搬用台車 | |
JPH09202219A (ja) | 牽引用台車 | |
JPH0662086B2 (ja) | 四輪運搬車 | |
JP2567973Y2 (ja) | コンテナキャリヤ | |
JP4289567B2 (ja) | ピッキング車両におけるかご台車等搭載係止装置 | |
JPH0332464Y2 (ja) | ||
JP3385201B2 (ja) | カートスタンド | |
JP2002060191A (ja) | 重量物運搬装置 | |
JP2583072Y2 (ja) | 折畳式車椅子 | |
JPH0216934Y2 (ja) | ||
JP4048282B2 (ja) | 運搬用台車 | |
JPH0642949Y2 (ja) | 自転車の錠手段を兼ねる荷物台 | |
JP2000289623A (ja) | 自在車輪と自在車輪を備えた低床昇降運搬車 | |
JP2558960Y2 (ja) | 運搬用車両 | |
JPH09301190A (ja) | 運搬車 | |
JPH11222001A (ja) | 荷物運搬用五輪車 | |
JPH0911906A (ja) | 搬送台車 | |
JP2000159114A (ja) | 手押し台車および台車装置 | |
JP2003201094A (ja) | 車輪移動用台車 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051122 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060328 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |