JPH10258547A - 画像記録装置 - Google Patents
画像記録装置Info
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- JPH10258547A JPH10258547A JP6586197A JP6586197A JPH10258547A JP H10258547 A JPH10258547 A JP H10258547A JP 6586197 A JP6586197 A JP 6586197A JP 6586197 A JP6586197 A JP 6586197A JP H10258547 A JPH10258547 A JP H10258547A
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/46—Colour picture communication systems
- H04N1/50—Picture reproducers
- H04N1/506—Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/435—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
- B41J2/47—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】画像データを記録する際の画質の劣化を極力防
止する。 【解決手段】複数のプリントヘッドそれぞれに対して解
像力測定用チャートの出力を行い(S31)、各プリント
ヘッド毎に実際の解像力を測定する(S32)。このとき
得られる各プリントヘッドの解像力をそれぞれ一致させ
るために、目的とする解像力を設定したり、1つのプリ
ントヘッドを解像力の基準として、目的とする解像度を
設定する(S33)。この目的とする解像力に実際の解像
力が合うように、各プリントヘッドに対する画像データ
を拡大・縮小処理を行い、見掛けの解像力を変更する
(S34)。以上を設定した後、実際に画像データを入力
し(S35)、画素補間を行い(S36)、画像記録媒体に
画像を画素位置のずれがない状態で記録する(S37)。
止する。 【解決手段】複数のプリントヘッドそれぞれに対して解
像力測定用チャートの出力を行い(S31)、各プリント
ヘッド毎に実際の解像力を測定する(S32)。このとき
得られる各プリントヘッドの解像力をそれぞれ一致させ
るために、目的とする解像力を設定したり、1つのプリ
ントヘッドを解像力の基準として、目的とする解像度を
設定する(S33)。この目的とする解像力に実際の解像
力が合うように、各プリントヘッドに対する画像データ
を拡大・縮小処理を行い、見掛けの解像力を変更する
(S34)。以上を設定した後、実際に画像データを入力
し(S35)、画素補間を行い(S36)、画像記録媒体に
画像を画素位置のずれがない状態で記録する(S37)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子を主走査
方向に直線状に複数個配列したプリントヘッドを、複数
本並設して画像記録媒体へ記録を行なう画像記録装置に
関する。
方向に直線状に複数個配列したプリントヘッドを、複数
本並設して画像記録媒体へ記録を行なう画像記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像記録媒体である感光材料の搬
送方向(副走査方向) に直角な方向(主走査方向)に直
線状に発光素子を並べたアレイ状光源を備えたプリント
ヘッドを用い、1画素に対して複数回露光することによ
り画像を記録する装置として、LEDアレイ、真空蛍光
表示管、および液晶シャッタアレイを用いた記録装置が
知られている。
送方向(副走査方向) に直角な方向(主走査方向)に直
線状に発光素子を並べたアレイ状光源を備えたプリント
ヘッドを用い、1画素に対して複数回露光することによ
り画像を記録する装置として、LEDアレイ、真空蛍光
表示管、および液晶シャッタアレイを用いた記録装置が
知られている。
【0003】また、露光方式ではないが、溶融熱転写方
式や昇華熱転写方式で記録する装置として、発熱素子を
アレイ状に配設した感熱プリントヘッドを用いたカラー
画像記録装置が知られている。これに対し、各プリント
ヘッドで発光波長の異なる、例えばRGB3種類の発光
素子を用いて、各プリントヘッドが同一画素列を1回ず
つ記録することにより、カラー画像が得られる画像記録
装置が知られている。また、記録速度を上げるために同
種のヘッドを複数用いる方法も知られている。このよう
な画像記録装置おいては、該発光波長に合わせてプリン
トヘッドを複数用意する必要がある。
式や昇華熱転写方式で記録する装置として、発熱素子を
アレイ状に配設した感熱プリントヘッドを用いたカラー
画像記録装置が知られている。これに対し、各プリント
ヘッドで発光波長の異なる、例えばRGB3種類の発光
素子を用いて、各プリントヘッドが同一画素列を1回ず
つ記録することにより、カラー画像が得られる画像記録
装置が知られている。また、記録速度を上げるために同
種のヘッドを複数用いる方法も知られている。このよう
な画像記録装置おいては、該発光波長に合わせてプリン
トヘッドを複数用意する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
プリントヘッドを有する画像記録装置においては、各プ
リントヘッドの間で実際の解像力がそれぞれ完全に一致
することはまれであり、たとえ同じ解像力の性能を備
え、且つ同じ種類のプリントヘッドであった場合でも、
プリントヘッドの製造誤差等の問題により各プリントヘ
ッド毎に主走査方向の画素間隔が異なることがある。
プリントヘッドを有する画像記録装置においては、各プ
リントヘッドの間で実際の解像力がそれぞれ完全に一致
することはまれであり、たとえ同じ解像力の性能を備
え、且つ同じ種類のプリントヘッドであった場合でも、
プリントヘッドの製造誤差等の問題により各プリントヘ
ッド毎に主走査方向の画素間隔が異なることがある。
【0005】その結果、記録される画像(画素)の位置
が各プリントヘッド毎で主走査方向に異なるために、例
えば画像をカラーで記録する場合においては、色にじみ
が画像のエッジ部分で発生したり、最悪の場合、色毎に
画像の位置がずれる色ずれ現象が発生し、画質を大きく
劣化させてしまう。ここにおいて、色にじみや色ずれの
様子を図11を用いて説明する。図11はプリントヘッドの
アドレス0の位置を色にじみや色ずれのないようにプリ
ントヘッドの位置調整を行った後、主走査方向に一定画
素間隔で露光記録したものである。中心付近のアドレス
767 で色にじみや色ずれが発生し、右端のアドレス2559
においては完全に記録された画素の位置がずれている。
が各プリントヘッド毎で主走査方向に異なるために、例
えば画像をカラーで記録する場合においては、色にじみ
が画像のエッジ部分で発生したり、最悪の場合、色毎に
画像の位置がずれる色ずれ現象が発生し、画質を大きく
劣化させてしまう。ここにおいて、色にじみや色ずれの
様子を図11を用いて説明する。図11はプリントヘッドの
アドレス0の位置を色にじみや色ずれのないようにプリ
ントヘッドの位置調整を行った後、主走査方向に一定画
素間隔で露光記録したものである。中心付近のアドレス
767 で色にじみや色ずれが発生し、右端のアドレス2559
においては完全に記録された画素の位置がずれている。
【0006】このような画質の劣化は真空蛍光表示管の
ようにフォトレジストを用いて1ライン分のマスクを作
成するものでは解像力の誤差が小さいが、特にLEDの
ように発光素子を、例えば128 画素を1ブロックとする
複数のブロックを組み合わせ、長いプリントヘッドを構
成するようなものでは顕著に現れる。また、LEDプリ
ントヘッドと真空蛍光表示管のプリントヘッドのよう
に、異なる種類のプリントヘッドを組み合わせて露光部
を構成するような場合、同じ300 dpi(dot / inch)
と表示されていても実際には解像力の小数部における誤
差を持っており、この誤差がたとえ1%以下であっても
画像の大きさによっては色にじみや色ずれが容易に確認
できる程に発生することになる。
ようにフォトレジストを用いて1ライン分のマスクを作
成するものでは解像力の誤差が小さいが、特にLEDの
ように発光素子を、例えば128 画素を1ブロックとする
複数のブロックを組み合わせ、長いプリントヘッドを構
成するようなものでは顕著に現れる。また、LEDプリ
ントヘッドと真空蛍光表示管のプリントヘッドのよう
に、異なる種類のプリントヘッドを組み合わせて露光部
を構成するような場合、同じ300 dpi(dot / inch)
と表示されていても実際には解像力の小数部における誤
差を持っており、この誤差がたとえ1%以下であっても
画像の大きさによっては色にじみや色ずれが容易に確認
できる程に発生することになる。
【0007】なお、モノクロ画像でも、発光素子間の輝
度のバラツキを平均化することにより、濃淡ムラを低減
したり、プリントヘッド1本当たりの発光量を少なくし
ては長寿命化をしたりすること等のため1つの画素を複
数本のプリントヘッドで重ねて記録するようなものもあ
るが、このものでも上記のような記録位置ずれにより、
にじみやブレを発生することがあった。
度のバラツキを平均化することにより、濃淡ムラを低減
したり、プリントヘッド1本当たりの発光量を少なくし
ては長寿命化をしたりすること等のため1つの画素を複
数本のプリントヘッドで重ねて記録するようなものもあ
るが、このものでも上記のような記録位置ずれにより、
にじみやブレを発生することがあった。
【0008】また、以上は主走査方向の記録位置ずれに
ついて述べてきたが、副走査方向の記録位置ずれも主走
査方向と同様に問題となる。該副走査方向の記録位置ず
れとして一般的なものは、各プリントヘッド間の間隔と
画像記録媒体の搬送速度に対して、副走査方向の記録タ
イミングが適切に設定されない場合に生じる。この他、
各プリントヘッド間の平行度が満たされない場合や、プ
リントヘッドの反り(曲がり) を生じている場合には、
主走査方向位置によって副搬送方向の記録位置のずれ量
が変わってしまうこともある。
ついて述べてきたが、副走査方向の記録位置ずれも主走
査方向と同様に問題となる。該副走査方向の記録位置ず
れとして一般的なものは、各プリントヘッド間の間隔と
画像記録媒体の搬送速度に対して、副走査方向の記録タ
イミングが適切に設定されない場合に生じる。この他、
各プリントヘッド間の平行度が満たされない場合や、プ
リントヘッドの反り(曲がり) を生じている場合には、
主走査方向位置によって副搬送方向の記録位置のずれ量
が変わってしまうこともある。
【0009】以上のような主走査方向や副走査方向の記
録位置ずれを、可能な限り小さくするように製造,組み
立て精度を高めることは可能であるが、各部品の精度を
上げ、組み立て効率が低下するなどコストが高くつき、
また、出荷時には記録位置ずれを小さく調整していて
も、実際には温度,湿度等の使用環境、輸送や長期間の
使用による劣化変動、副走査方向の駆動系の磨耗や摩擦
力低下等による変動、記録媒体の材質変更に伴う物理特
性変化、さらには、プリントヘッドの装置への取付、装
置からの取り外しがプリントヘッドの交換や、搬送不良
の記録媒体の除去等により行なわれること等により、記
録位置ずれが発生することには対処できない。
録位置ずれを、可能な限り小さくするように製造,組み
立て精度を高めることは可能であるが、各部品の精度を
上げ、組み立て効率が低下するなどコストが高くつき、
また、出荷時には記録位置ずれを小さく調整していて
も、実際には温度,湿度等の使用環境、輸送や長期間の
使用による劣化変動、副走査方向の駆動系の磨耗や摩擦
力低下等による変動、記録媒体の材質変更に伴う物理特
性変化、さらには、プリントヘッドの装置への取付、装
置からの取り外しがプリントヘッドの交換や、搬送不良
の記録媒体の除去等により行なわれること等により、記
録位置ずれが発生することには対処できない。
【0010】そこで本発明は、このような従来の問題点
に鑑み、複数本のプリントヘッドを用いて画像を記録す
る際の、記録位置ずれを装置自身で解消できる構成とし
て高画質画像を長期的に確保できるようにした画像記録
装置を提供することを目的とする。
に鑑み、複数本のプリントヘッドを用いて画像を記録す
る際の、記録位置ずれを装置自身で解消できる構成とし
て高画質画像を長期的に確保できるようにした画像記録
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、画像記録媒体に画像デー
タを記録する記録素子を直線状に複数配列したプリント
ヘッドを画像記録媒体の相対的な搬送方向に対して複数
本並設した記録部と、出力を行なう画像データに基づい
て前記記録部への出力を制御する制御手段と、前記画像
記録媒体を前記プリントヘッドに対して相対的に移動す
るように搬送する搬送手段と、を備えた画像記録装置に
おいて、前記プリントヘッドの解像力と基準となる解像
力との差に応じて画像データを補正する補正手段とを備
えたことを特徴とする。
め、請求項1に記載の発明は、画像記録媒体に画像デー
タを記録する記録素子を直線状に複数配列したプリント
ヘッドを画像記録媒体の相対的な搬送方向に対して複数
本並設した記録部と、出力を行なう画像データに基づい
て前記記録部への出力を制御する制御手段と、前記画像
記録媒体を前記プリントヘッドに対して相対的に移動す
るように搬送する搬送手段と、を備えた画像記録装置に
おいて、前記プリントヘッドの解像力と基準となる解像
力との差に応じて画像データを補正する補正手段とを備
えたことを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、各プリン
トヘッドの主走査方向の解像力と、基準となる解像力と
の差に基づいて画像データを補正することにより、各プ
リントヘッドの見かけ上の解像力を目的とする解像力に
合わせ、記録される画像の色にじみを軽減すると共に、
色ずれ、鮮鋭性の劣化、画像の二重化を防止でき、以
て、高品位の可視化画像を得ることができる。
トヘッドの主走査方向の解像力と、基準となる解像力と
の差に基づいて画像データを補正することにより、各プ
リントヘッドの見かけ上の解像力を目的とする解像力に
合わせ、記録される画像の色にじみを軽減すると共に、
色ずれ、鮮鋭性の劣化、画像の二重化を防止でき、以
て、高品位の可視化画像を得ることができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記補正手段
は、前記プリントヘッドの解像力が基準となる解像力よ
り高い場合には、前記画像データの前記記録素子の配列
方向を拡大する補正を行なう一方、前記プリントヘッド
の解像度が基準となる解像度より低い場合には、前記画
像データの前記記録素子の配列方向を縮小する補正を行
なうようにしたことを特徴とする。
は、前記プリントヘッドの解像力が基準となる解像力よ
り高い場合には、前記画像データの前記記録素子の配列
方向を拡大する補正を行なう一方、前記プリントヘッド
の解像度が基準となる解像度より低い場合には、前記画
像データの前記記録素子の配列方向を縮小する補正を行
なうようにしたことを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、プリント
ヘッドの解像力を、基準とするプリントヘッドの解像力
に合うように画像データに対して拡大・縮小処理を施す
ことにより、簡便に画像データを補正することができ
る。請求項3に記載の発明は、前記記録部のいずれか1
つの基準プリントヘッドの解像力であり、前記補正手段
は、該基準プリントヘッド以外のプリントヘッドに対す
る画像データを補正するようにしたことを特徴とする。
ヘッドの解像力を、基準とするプリントヘッドの解像力
に合うように画像データに対して拡大・縮小処理を施す
ことにより、簡便に画像データを補正することができ
る。請求項3に記載の発明は、前記記録部のいずれか1
つの基準プリントヘッドの解像力であり、前記補正手段
は、該基準プリントヘッド以外のプリントヘッドに対す
る画像データを補正するようにしたことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、基準とす
るプリントヘッドの解像力と、他のプリントヘッドの解
像力との差に基づいて画像データの補正を行なうため、
各プリントヘッドの真の解像力を測定することなく、簡
易に記録する画素の位置を合わせることができる。ま
た、基準とするプリントヘッド以外のプリントヘッドに
対して補正を行なうため、絶対的な解像力に合わせる補
正と比較してプリントヘッド1本分の補正処理を削減す
ることができる。
るプリントヘッドの解像力と、他のプリントヘッドの解
像力との差に基づいて画像データの補正を行なうため、
各プリントヘッドの真の解像力を測定することなく、簡
易に記録する画素の位置を合わせることができる。ま
た、基準とするプリントヘッド以外のプリントヘッドに
対して補正を行なうため、絶対的な解像力に合わせる補
正と比較してプリントヘッド1本分の補正処理を削減す
ることができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、前記記録部は、
LEDを用いたプリントヘッドと真空蛍光表示管を画像
記録媒体の相対的な搬送方向に対して複数本並設して構
成し、前記補正手段は、該真空蛍光表示管の解像力を基
準となる解像力とするようにしたことを特徴とする。請
求項4に記載の発明によれば、真空蛍光表示管により構
成されたプリントヘッドの解像力を基準とする解像力と
することにより、解像力の誤差を極力抑制することがで
き、より正確に目的の解像力に合わせることができる。
LEDを用いたプリントヘッドと真空蛍光表示管を画像
記録媒体の相対的な搬送方向に対して複数本並設して構
成し、前記補正手段は、該真空蛍光表示管の解像力を基
準となる解像力とするようにしたことを特徴とする。請
求項4に記載の発明によれば、真空蛍光表示管により構
成されたプリントヘッドの解像力を基準とする解像力と
することにより、解像力の誤差を極力抑制することがで
き、より正確に目的の解像力に合わせることができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、前記プリントヘ
ッドを、前記記録素子の配列方向にブロック分けし、前
記補正手段は、前記ブロック毎の解像力の基準となる解
像力との差に応じて画像データを補正するようにしたこ
とを特徴とする。請求項5に記載の発明によれば、記録
素子ブロックの接続部における隣接画素間隔のずれを各
記録素子ブロック毎に補正するため、より細かに記録す
る画素の位置を合わせることができ、補正効果をより向
上させることができる。
ッドを、前記記録素子の配列方向にブロック分けし、前
記補正手段は、前記ブロック毎の解像力の基準となる解
像力との差に応じて画像データを補正するようにしたこ
とを特徴とする。請求項5に記載の発明によれば、記録
素子ブロックの接続部における隣接画素間隔のずれを各
記録素子ブロック毎に補正するため、より細かに記録す
る画素の位置を合わせることができ、補正効果をより向
上させることができる。
【0018】請求項6に記載の発明は、前記補正手段
は、画像データの前記記録素子の配列方向に対して、特
定の画素を付加することにより拡大し、削除することに
より縮小するようにしたことを特徴とする。請求項6に
記載の発明によれば、画像データの拡大・縮小処理を、
画素を付加・削除することにより行なうため、新たなハ
ードウェアの追加を伴うことなく、簡単な計算により画
像データの補正処理を行なうことができ、補正時間の短
縮化を図ることができる。
は、画像データの前記記録素子の配列方向に対して、特
定の画素を付加することにより拡大し、削除することに
より縮小するようにしたことを特徴とする。請求項6に
記載の発明によれば、画像データの拡大・縮小処理を、
画素を付加・削除することにより行なうため、新たなハ
ードウェアの追加を伴うことなく、簡単な計算により画
像データの補正処理を行なうことができ、補正時間の短
縮化を図ることができる。
【0019】請求項7に記載の発明は、前記画素の削除
は、削除する画素の位置を画像データの前記記録素子の
配列方向のライン毎に異なる位置に設定するようにした
ことを特徴とする。請求項7に記載の発明によれば、一
定の位置で画素を削除することがなくなるため、画像パ
ターンの消失度合いを軽減することができ、画質の劣化
を抑制することができる。
は、削除する画素の位置を画像データの前記記録素子の
配列方向のライン毎に異なる位置に設定するようにした
ことを特徴とする。請求項7に記載の発明によれば、一
定の位置で画素を削除することがなくなるため、画像パ
ターンの消失度合いを軽減することができ、画質の劣化
を抑制することができる。
【0020】請求項8に記載の発明は、前記プリントヘ
ッドの解像力を測定する解像力測定手段を備えたことを
特徴とする。請求項8に記載の発明によれば、画像記録
装置が備える解像力測定手段で解像力を測定することに
より、人手によらず自動的に前記補正処理が行なえ、例
えば、経時熱変化,振動等で機械的な取付精度が変化し
たときに容易にヘッド位置を再調整することができる。
ッドの解像力を測定する解像力測定手段を備えたことを
特徴とする。請求項8に記載の発明によれば、画像記録
装置が備える解像力測定手段で解像力を測定することに
より、人手によらず自動的に前記補正処理が行なえ、例
えば、経時熱変化,振動等で機械的な取付精度が変化し
たときに容易にヘッド位置を再調整することができる。
【0021】請求項9に記載の発明は、画像データを画
像記録媒体に記録する記録素子を主走査方向に複数個配
列したプリントヘッドを、複数本並設した記録部と、前
記記録部を前記画像記録媒体に対して各プリントヘッド
での記録範囲が重なるように副走査方向に相対的に移動
しつつ記録を行わせる記録制御手段と、前記各プリント
ヘッドの副走査方向の記録タイミングを、設定量に基づ
いて制御する記録タイミング制御手段と、少なくとも1
つの前記プリントヘッドの前記記録タイミングの設定量
を、変更可能に補正する記録タイミング設定量補正手段
と、前記各プリントヘッドの副走査方向の記録位置情報
が読み取り可能な標準画像を標準画像形成データに基づ
いて前記画像記録媒体上に形成する標準画像形成手段
と、を含んで構成され、前記形成された標準画像に基づ
いて、各プリントヘッドの画像記録媒体における副走査
方向の記録位置ずれを補正するように、前記記録タイミ
ングの設定量を変更補正するようにしたことを特徴とす
る。
像記録媒体に記録する記録素子を主走査方向に複数個配
列したプリントヘッドを、複数本並設した記録部と、前
記記録部を前記画像記録媒体に対して各プリントヘッド
での記録範囲が重なるように副走査方向に相対的に移動
しつつ記録を行わせる記録制御手段と、前記各プリント
ヘッドの副走査方向の記録タイミングを、設定量に基づ
いて制御する記録タイミング制御手段と、少なくとも1
つの前記プリントヘッドの前記記録タイミングの設定量
を、変更可能に補正する記録タイミング設定量補正手段
と、前記各プリントヘッドの副走査方向の記録位置情報
が読み取り可能な標準画像を標準画像形成データに基づ
いて前記画像記録媒体上に形成する標準画像形成手段
と、を含んで構成され、前記形成された標準画像に基づ
いて、各プリントヘッドの画像記録媒体における副走査
方向の記録位置ずれを補正するように、前記記録タイミ
ングの設定量を変更補正するようにしたことを特徴とす
る。
【0022】請求項9に記載の発明によれば、標準画像
形成データに基づいて形成された標準画像から各プリン
トヘッドの副走査方向の記録位置情報を読み取り、該情
報に基づいて、各プリントヘッドにおける副走査方向の
記録タイミングの設定量を、各プリントヘッド間で変更
補正することにより、各プリントヘッドの画像記録媒体
における副走査方向の記録位置ずれを補正することがで
き、画質を向上できる。
形成データに基づいて形成された標準画像から各プリン
トヘッドの副走査方向の記録位置情報を読み取り、該情
報に基づいて、各プリントヘッドにおける副走査方向の
記録タイミングの設定量を、各プリントヘッド間で変更
補正することにより、各プリントヘッドの画像記録媒体
における副走査方向の記録位置ずれを補正することがで
き、画質を向上できる。
【0023】請求項10に記載の発明は、画像データを画
像記録媒体に記録する記録素子を主走査方向に複数個配
列したプリントヘッドを、複数本並設した記録部と、前
記記録部を前記画像記録媒体に対して各プリントヘッド
での記録範囲が重なるように副走査方向に相対的に移動
しつつ記録を行わせる記録制御手段と、前記プリントヘ
ッドの主走査方向の画像データと対応する記録素子との
関係を、設定量に基づいて制御するデータ・素子関係制
御手段と、少なくとも1つの前記プリントヘッドの前記
データ・素子関係の設定量を変更可能に補正するデータ
・素子関係設定量補正手段と、前記各プリントヘッドの
主走査方向の配置情報が読み取り可能な標準画像を標準
画像形成データに基づいて前記画像記録媒体上に形成す
る標準画像形成手段と、を含んで構成され、前記形成さ
れた標準画像に基づいて、各プリントヘッドの画像記録
媒体における副走査方向の記録位置ずれを補正するよう
に、前記データ・素子関係の設定量を変更補正するよう
にしたことを特徴とする。
像記録媒体に記録する記録素子を主走査方向に複数個配
列したプリントヘッドを、複数本並設した記録部と、前
記記録部を前記画像記録媒体に対して各プリントヘッド
での記録範囲が重なるように副走査方向に相対的に移動
しつつ記録を行わせる記録制御手段と、前記プリントヘ
ッドの主走査方向の画像データと対応する記録素子との
関係を、設定量に基づいて制御するデータ・素子関係制
御手段と、少なくとも1つの前記プリントヘッドの前記
データ・素子関係の設定量を変更可能に補正するデータ
・素子関係設定量補正手段と、前記各プリントヘッドの
主走査方向の配置情報が読み取り可能な標準画像を標準
画像形成データに基づいて前記画像記録媒体上に形成す
る標準画像形成手段と、を含んで構成され、前記形成さ
れた標準画像に基づいて、各プリントヘッドの画像記録
媒体における副走査方向の記録位置ずれを補正するよう
に、前記データ・素子関係の設定量を変更補正するよう
にしたことを特徴とする。
【0024】請求項10に記載の発明によれば、標準画像
形成データに基づいて形成された標準画像から各プリン
トヘッド内の記録素子の主走査方向の配置情報を読み取
り、該情報に基づいて、各プリントヘッドにおける主走
査方向の画像データと対応する記録素子との関係を決定
する設定量を、各プリントヘッド間で変更補正すること
により、各プリントヘッドの画像記録媒体における主走
査方向の記録位置ずれを補正することができ、画質を向
上できる。
形成データに基づいて形成された標準画像から各プリン
トヘッド内の記録素子の主走査方向の配置情報を読み取
り、該情報に基づいて、各プリントヘッドにおける主走
査方向の画像データと対応する記録素子との関係を決定
する設定量を、各プリントヘッド間で変更補正すること
により、各プリントヘッドの画像記録媒体における主走
査方向の記録位置ずれを補正することができ、画質を向
上できる。
【0025】請求項11に記載の発明は、画像データを画
像記録媒体に記録する記録素子を主走査方向に複数個配
列したプリントヘッドを、複数本並設した記録部と、前
記記録部を前記画像記録媒体に対して各プリントヘッド
での記録範囲が重なるように副走査方向に相対的に移動
しつつ記録を行わせる記録制御手段と、前記各プリント
ヘッドの副走査方向の記録タイミングを、設定量に基づ
いて制御する記録タイミング制御手段と、少なくとも1
つの前記プリントヘッドの前記記録タイミングの設定量
を、変更可能に補正する記録タイミング設定量補正手段
と、前記各プリントヘッドの副走査方向の記録位置情報
が読み取り可能な第1の標準画像を標準画像形成データ
に基づいて前記画像記録媒体上に形成する第1標準画像
形成手段と、前記プリントヘッドの主走査方向の画像デ
ータと対応する記録素子との関係を、設定量に基づいて
制御するデータ・素子関係制御手段と、少なくとも1つ
の前記プリントヘッドの前記データ・素子関係の設定量
を変更可能に補正するデータ・素子関係設定量補正手段
と、前記各プリントヘッドの主走査方向の配置情報が読
み取り可能な第2の標準画像を標準画像形成データに基
づいて前記画像記録媒体上に形成する第2標準画像形成
手段と、を含んで構成され、前記形成された第1の標準
画像に基づいて、各プリントヘッドの画像記録媒体にお
ける副走査方向の記録位置ずれを補正するように、前記
記録タイミングの設定量を変更補正すると共に、前記形
成された第2の標準画像に基づいて、各プリントヘッド
間での画像記録媒体における主走査方向の記録位置ずれ
を補正するように、前記データ・素子関係の設定量を変
更補正するようにしたことを特徴とする。
像記録媒体に記録する記録素子を主走査方向に複数個配
列したプリントヘッドを、複数本並設した記録部と、前
記記録部を前記画像記録媒体に対して各プリントヘッド
での記録範囲が重なるように副走査方向に相対的に移動
しつつ記録を行わせる記録制御手段と、前記各プリント
ヘッドの副走査方向の記録タイミングを、設定量に基づ
いて制御する記録タイミング制御手段と、少なくとも1
つの前記プリントヘッドの前記記録タイミングの設定量
を、変更可能に補正する記録タイミング設定量補正手段
と、前記各プリントヘッドの副走査方向の記録位置情報
が読み取り可能な第1の標準画像を標準画像形成データ
に基づいて前記画像記録媒体上に形成する第1標準画像
形成手段と、前記プリントヘッドの主走査方向の画像デ
ータと対応する記録素子との関係を、設定量に基づいて
制御するデータ・素子関係制御手段と、少なくとも1つ
の前記プリントヘッドの前記データ・素子関係の設定量
を変更可能に補正するデータ・素子関係設定量補正手段
と、前記各プリントヘッドの主走査方向の配置情報が読
み取り可能な第2の標準画像を標準画像形成データに基
づいて前記画像記録媒体上に形成する第2標準画像形成
手段と、を含んで構成され、前記形成された第1の標準
画像に基づいて、各プリントヘッドの画像記録媒体にお
ける副走査方向の記録位置ずれを補正するように、前記
記録タイミングの設定量を変更補正すると共に、前記形
成された第2の標準画像に基づいて、各プリントヘッド
間での画像記録媒体における主走査方向の記録位置ずれ
を補正するように、前記データ・素子関係の設定量を変
更補正するようにしたことを特徴とする。
【0026】請求項11に記載の発明によれば、第1標準
画像形成データに基づいて形成された第1標準画像から
各プリントヘッド内の記録素子の主走査方向の配置情報
を読み取り、該情報に基づいて、各プリントヘッドにお
ける主走査方向の画像データと対応する記録素子との関
係を決定する設定量を、各プリントヘッド間で変更補正
することにより、各プリントヘッドの画像記録媒体にお
ける主走査方向の記録位ずれを補正することができると
共に、第2標準画像形成データに基づいて形成された第
2標準画像から各プリントヘッド内の記録素子の主走査
方向の配置情報を読み取り、該情報に基づいて、各プリ
ントヘッドにおける主走査方向の画像データと対応する
記録素子との関係を決定する設定量を、各プリントヘッ
ド間で変更補正することにより、各プリントヘッドの画
像記録媒体における主走査方向の記録位置ずれを補正す
ることができ、可及的に画質を向上できる。
画像形成データに基づいて形成された第1標準画像から
各プリントヘッド内の記録素子の主走査方向の配置情報
を読み取り、該情報に基づいて、各プリントヘッドにお
ける主走査方向の画像データと対応する記録素子との関
係を決定する設定量を、各プリントヘッド間で変更補正
することにより、各プリントヘッドの画像記録媒体にお
ける主走査方向の記録位ずれを補正することができると
共に、第2標準画像形成データに基づいて形成された第
2標準画像から各プリントヘッド内の記録素子の主走査
方向の配置情報を読み取り、該情報に基づいて、各プリ
ントヘッドにおける主走査方向の画像データと対応する
記録素子との関係を決定する設定量を、各プリントヘッ
ド間で変更補正することにより、各プリントヘッドの画
像記録媒体における主走査方向の記録位置ずれを補正す
ることができ、可及的に画質を向上できる。
【0027】請求項12に記載の発明は、前記記録タイミ
ング設定量補正手段は、記録タイミングの設定量が変更
可能なプリントヘッドに対して、記録素子毎若しくは複
数に区分された記録素子群毎に独立して設定量を変更可
能に補正することを特徴とする。請求項12に記載の発明
によれば、各プリントヘッド間の相対位置関係が平行で
なくなった場合やプリントヘッド自体の直線性が保持で
きず歪みや曲がりを生じた場合でも、記録位置ずれを抑
制することができる。
ング設定量補正手段は、記録タイミングの設定量が変更
可能なプリントヘッドに対して、記録素子毎若しくは複
数に区分された記録素子群毎に独立して設定量を変更可
能に補正することを特徴とする。請求項12に記載の発明
によれば、各プリントヘッド間の相対位置関係が平行で
なくなった場合やプリントヘッド自体の直線性が保持で
きず歪みや曲がりを生じた場合でも、記録位置ずれを抑
制することができる。
【0028】請求項13に記載の発明は、前記データ・素
子関係の設定量は、各プリントヘッドが基準となる解像
力となるように変更補正されることを特徴とする。請求
項13に記載の発明によれば、各プリントヘッドの解像力
を基準となる解像力に合わせることにより、各プリント
ヘッド間の主走査方向の記録位置ずれが抑制され、記録
される画像の色にじみを軽減すると共に、色ずれ、鮮鋭
性の劣化、画像の二重化を防止でき、以て、高品位の可
視化画像を得ることができる。
子関係の設定量は、各プリントヘッドが基準となる解像
力となるように変更補正されることを特徴とする。請求
項13に記載の発明によれば、各プリントヘッドの解像力
を基準となる解像力に合わせることにより、各プリント
ヘッド間の主走査方向の記録位置ずれが抑制され、記録
される画像の色にじみを軽減すると共に、色ずれ、鮮鋭
性の劣化、画像の二重化を防止でき、以て、高品位の可
視化画像を得ることができる。
【0029】請求項14に記載の発明は、前記基準となる
解像力は、前記記録部のいずれか1つの基準プリントヘ
ッドの解像力であり、前記データ・素子関係の設定量
は、該基準プリントヘッド以外の設定量が変更補正され
ることを特徴とする。請求項14に記載の発明によれば、
プリントヘッドの解像力を、基準とするプリントヘッド
の解像力に合うように画像データに対して拡大・縮小処
理を施すことにより、簡便に画像データを補正すること
ができる。
解像力は、前記記録部のいずれか1つの基準プリントヘ
ッドの解像力であり、前記データ・素子関係の設定量
は、該基準プリントヘッド以外の設定量が変更補正され
ることを特徴とする。請求項14に記載の発明によれば、
プリントヘッドの解像力を、基準とするプリントヘッド
の解像力に合うように画像データに対して拡大・縮小処
理を施すことにより、簡便に画像データを補正すること
ができる。
【0030】請求項15に記載の発明は、前記複数のプリ
ントヘッドが、LEDを用いたプリントヘッドと真空蛍
光プリントヘッドとを含んでいることを特徴とする 請求項15に記載の発明によれば、例えばR,G,B3色
のプリントヘッドを使用する場合、R色用プリントヘッ
ドはLEDプリントヘッドを用い、G色用及びB色用の
プリントヘッドは、比較的高輝度,高速応答でカラーフ
ィルタで容易に色分解できる真空蛍光プリントヘッドを
用いるように適正に応じて使い分けをすることができ
る。
ントヘッドが、LEDを用いたプリントヘッドと真空蛍
光プリントヘッドとを含んでいることを特徴とする 請求項15に記載の発明によれば、例えばR,G,B3色
のプリントヘッドを使用する場合、R色用プリントヘッ
ドはLEDプリントヘッドを用い、G色用及びB色用の
プリントヘッドは、比較的高輝度,高速応答でカラーフ
ィルタで容易に色分解できる真空蛍光プリントヘッドを
用いるように適正に応じて使い分けをすることができ
る。
【0031】請求項16に記載の発明は、前記真空蛍光表
示管の解像力を基準となる解像力として、それ以外のプ
リントヘッドの設定量が変更補正されるようにしたこと
を特徴とする。請求項16に記載の発明によれば、真空蛍
光プリントヘッドにより構成されたプリントヘッドの解
像力を基準とする解像力とすることにより、解像力の誤
差を極力抑制することができ、より正確に目的の解像力
に合わせることができる。
示管の解像力を基準となる解像力として、それ以外のプ
リントヘッドの設定量が変更補正されるようにしたこと
を特徴とする。請求項16に記載の発明によれば、真空蛍
光プリントヘッドにより構成されたプリントヘッドの解
像力を基準とする解像力とすることにより、解像力の誤
差を極力抑制することができ、より正確に目的の解像力
に合わせることができる。
【0032】請求項17に記載の発明は、前記データ・素
子関係の設定量は、前記プリントヘッドの解像力が基準
となる解像力より高い場合には、画像データの前記記録
素子の配列方向を拡大する方向に補正され、前記プリン
トヘッドの解像力が基準となる解像力より低い場合に
は、画像データの前記記録素子の配列方向を縮小する方
向に補正されるようにしたことを特徴とする。
子関係の設定量は、前記プリントヘッドの解像力が基準
となる解像力より高い場合には、画像データの前記記録
素子の配列方向を拡大する方向に補正され、前記プリン
トヘッドの解像力が基準となる解像力より低い場合に
は、画像データの前記記録素子の配列方向を縮小する方
向に補正されるようにしたことを特徴とする。
【0033】請求項17に記載の発明によれば、新たなハ
ードウェアの追加を伴うことなく、画像データを拡大・
縮小処理することにより各プリントヘッドの解像度を基
準の解像度とすることができ。請求項17に記載の発明
は、前記データ・素子関係の設定量は、前記画像データ
の拡大方向の補正は画像データに付加する画素数、画像
データの縮小方向の補正は画像データから削除する画素
数によって補正されるようにしたことを特徴とする。
ードウェアの追加を伴うことなく、画像データを拡大・
縮小処理することにより各プリントヘッドの解像度を基
準の解像度とすることができ。請求項17に記載の発明
は、前記データ・素子関係の設定量は、前記画像データ
の拡大方向の補正は画像データに付加する画素数、画像
データの縮小方向の補正は画像データから削除する画素
数によって補正されるようにしたことを特徴とする。
【0034】請求項18に記載の発明によれば、画像デー
タの拡大・縮小処理を、画素を付加・削除することによ
り行なうため、新たなハードウェアの追加を伴うことな
く、簡単な計算により画像データの補正処理を行なうこ
とができ、補正時間の短縮化を図ることができる。請求
項19に記載の発明は、前記画素の削除は、削除する画素
の位置を画像データの前記記録素子の配列方向のライン
毎に異なる位置に設定するようにしたことを特徴とす
る。
タの拡大・縮小処理を、画素を付加・削除することによ
り行なうため、新たなハードウェアの追加を伴うことな
く、簡単な計算により画像データの補正処理を行なうこ
とができ、補正時間の短縮化を図ることができる。請求
項19に記載の発明は、前記画素の削除は、削除する画素
の位置を画像データの前記記録素子の配列方向のライン
毎に異なる位置に設定するようにしたことを特徴とす
る。
【0035】請求項19に記載の発明によれば、一定の位
置で画素を削除することがなくなるため、画像パターン
の消失度合いを軽減することができ、画質の劣化を抑制
することができる。請求項20に記載の発明は、前記デー
タ・素子関係の設定量が、前記画像データの拡大方向の
補正は画像データの拡大率で、画像データの縮小方向の
補正は画像データの縮小率であることを特徴とする。
置で画素を削除することがなくなるため、画像パターン
の消失度合いを軽減することができ、画質の劣化を抑制
することができる。請求項20に記載の発明は、前記デー
タ・素子関係の設定量が、前記画像データの拡大方向の
補正は画像データの拡大率で、画像データの縮小方向の
補正は画像データの縮小率であることを特徴とする。
【0036】請求項20に記載の発明によれば、画像デー
タの拡大・縮小処理を、新たなハードウェアの追加を伴
うことなく、画像データ全体に均一な割合で画素補正が
行なわれるので、画素の付加・削除によるような画質へ
の影響もなく、可及的に画質を向上できる。請求項21に
記載の発明は、前記標準画像形成データが、装置内に組
み込まれた記憶媒体に書き込まれていることを特徴とす
る。
タの拡大・縮小処理を、新たなハードウェアの追加を伴
うことなく、画像データ全体に均一な割合で画素補正が
行なわれるので、画素の付加・削除によるような画質へ
の影響もなく、可及的に画質を向上できる。請求項21に
記載の発明は、前記標準画像形成データが、装置内に組
み込まれた記憶媒体に書き込まれていることを特徴とす
る。
【0037】請求項21に記載の発明によれば、当該画像
記録装置のみで標準画像を形成することができる。請求
項22に記載の発明は、標準画像の測定を行なう手段が、
装置内に組み込まれていることを特徴とする。
記録装置のみで標準画像を形成することができる。請求
項22に記載の発明は、標準画像の測定を行なう手段が、
装置内に組み込まれていることを特徴とする。
【0038】請求項22に記載の発明によれば、当該画像
記録装置のみで標準画像の測定を行なって設定値の変更
補正量を知り、設定値の変更補正を行なうことができ
る。請求項23に記載の発明は、前記記録部と記録時に記
録媒体を保持する記録媒体保持部とが、副搬送方向とは
異なる方向に相対移動可能に配設されていることを特徴
とする。
記録装置のみで標準画像の測定を行なって設定値の変更
補正量を知り、設定値の変更補正を行なうことができ
る。請求項23に記載の発明は、前記記録部と記録時に記
録媒体を保持する記録媒体保持部とが、副搬送方向とは
異なる方向に相対移動可能に配設されていることを特徴
とする。
【0039】請求項23に記載の発明によれば、画像記録
媒体が詰まってしまい記録部との間で相対移動が不能に
なった場合でも、容易に復旧が可能であり、かつ、復旧
により生じた記録位置ずれを前記の方法で迅速かつ容易
に補正して、高画質な画像を安定して供給することがで
きる。請求項24に記載の発明は、前記プリントヘッドが
交換可能に配設されていることを特徴とする。
媒体が詰まってしまい記録部との間で相対移動が不能に
なった場合でも、容易に復旧が可能であり、かつ、復旧
により生じた記録位置ずれを前記の方法で迅速かつ容易
に補正して、高画質な画像を安定して供給することがで
きる。請求項24に記載の発明は、前記プリントヘッドが
交換可能に配設されていることを特徴とする。
【0040】請求項24に記載の発明によれば、プリント
ヘッドの劣化等による交換に際しても、迅速かつ容易に
記録位置ずれを補正して高画質な画像を得ることができ
る。請求項25に記載の発明は、前記基準となるプリント
ヘッドは、非交換のプリントヘッドであることを特徴と
する。
ヘッドの劣化等による交換に際しても、迅速かつ容易に
記録位置ずれを補正して高画質な画像を得ることができ
る。請求項25に記載の発明は、前記基準となるプリント
ヘッドは、非交換のプリントヘッドであることを特徴と
する。
【0041】請求項25に記載の発明によれば、非交換の
プリントヘッドを基準として交換されるプリントヘッド
のみの設定量を調整すればよい。請求項26に記載の発明
は、前記複数本のプリントヘッドが一体に構成されてい
ることを特徴とする。請求項26に記載の発明によれば、
プリントヘッドをユニット化して出荷でき、しかも、実
機に組み込んだ場合であっても、工場でのユニット検定
機と実機との間で搬送部の磨耗等により生じる微妙な相
対的移動速度の相違等によって引き起こされる記録位置
ずれを、前記のように容易かつ迅速に補正することがで
き、高画質の画像を得ることができる。
プリントヘッドを基準として交換されるプリントヘッド
のみの設定量を調整すればよい。請求項26に記載の発明
は、前記複数本のプリントヘッドが一体に構成されてい
ることを特徴とする。請求項26に記載の発明によれば、
プリントヘッドをユニット化して出荷でき、しかも、実
機に組み込んだ場合であっても、工場でのユニット検定
機と実機との間で搬送部の磨耗等により生じる微妙な相
対的移動速度の相違等によって引き起こされる記録位置
ずれを、前記のように容易かつ迅速に補正することがで
き、高画質の画像を得ることができる。
【0042】請求項27に記載の発明は、前記プリントヘ
ッドのデータ・素子関係の設定量の補正は、特定の一本
のプリントヘッドを基準にして、他のプリントヘッドの
みを変更して調整することを特徴とする。請求項27に記
載の発明によれば、基準となる特定の一本のプリントヘ
ッドについては、設定量を調整する必要がなく、他のプ
リントヘッドのみを調整すれば済むため、調整時間を短
縮でき効率的である。
ッドのデータ・素子関係の設定量の補正は、特定の一本
のプリントヘッドを基準にして、他のプリントヘッドの
みを変更して調整することを特徴とする。請求項27に記
載の発明によれば、基準となる特定の一本のプリントヘ
ッドについては、設定量を調整する必要がなく、他のプ
リントヘッドのみを調整すれば済むため、調整時間を短
縮でき効率的である。
【0043】請求項28に係る発明は、前記各プリントヘ
ッドは、それぞれ異なる波長光での露光記録を行なうこ
とを特徴とする。請求項28に記載の発明によれば、複数
のプリントヘッドでの同色露光記録を行なう場合の画素
ずれ抑制に比較して色ずれを抑制できるという大きな効
果が得られる。
ッドは、それぞれ異なる波長光での露光記録を行なうこ
とを特徴とする。請求項28に記載の発明によれば、複数
のプリントヘッドでの同色露光記録を行なう場合の画素
ずれ抑制に比較して色ずれを抑制できるという大きな効
果が得られる。
【0044】請求項29に記載の発明は、前記プリントヘ
ッドは、少なくともB光記録用プリントヘッド,G光記
録用プリントヘッド,R光記録用プリントヘッドを含む
ことを特徴とする。請求項29に記載の発明によれば、通
常のR,G,B3原色で露光記録する際の色ずれを効果
的に抑制できる。
ッドは、少なくともB光記録用プリントヘッド,G光記
録用プリントヘッド,R光記録用プリントヘッドを含む
ことを特徴とする。請求項29に記載の発明によれば、通
常のR,G,B3原色で露光記録する際の色ずれを効果
的に抑制できる。
【0045】請求項30に記載の発明は、前記標準画像
は、少なくとも2本のプリントヘッドによる画像記録の
あるものであることを特徴とする。請求項30に記載の発
明によれば、プリントヘッド間の相対位置関係が明確に
なり、より実際的な記録ずれ抑制が可能となり、特にカ
ラー記録の場合は各プリントヘッド毎に異なる色で示さ
れるので区別が明確となる。
は、少なくとも2本のプリントヘッドによる画像記録の
あるものであることを特徴とする。請求項30に記載の発
明によれば、プリントヘッド間の相対位置関係が明確に
なり、より実際的な記録ずれ抑制が可能となり、特にカ
ラー記録の場合は各プリントヘッド毎に異なる色で示さ
れるので区別が明確となる。
【0046】請求項31に記載の発明は、前記補正に必要
とされる標準画像の全てを、1枚の画像記録媒体に形成
することを特徴とする。請求項31に記載の発明によれ
ば、記録位置ずれを一目で把握することができ、効率的
である。
とされる標準画像の全てを、1枚の画像記録媒体に形成
することを特徴とする。請求項31に記載の発明によれ
ば、記録位置ずれを一目で把握することができ、効率的
である。
【0047】請求項32に記載の発明は、前記標準画像
は、当該画像記録装置で形成可能な最小サイズで形成さ
れることを特徴とする。請求項32に記載の発明によれ
ば、実際の画像記録に供されない標準画像の記録に必要
なエリアを最小サイズとすることにより、画像記録媒体
のロスを最小限とすることができる。
は、当該画像記録装置で形成可能な最小サイズで形成さ
れることを特徴とする。請求項32に記載の発明によれ
ば、実際の画像記録に供されない標準画像の記録に必要
なエリアを最小サイズとすることにより、画像記録媒体
のロスを最小限とすることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図1
〜図26に基づいて説明する。まず、後述する各実施の形
態に共通する画像記録装置の記録部の概略的な構成を図
1,図2に示した。図1は記録部の側面図で、図2は正
面図を表している。ハロゲン化銀感光材料等で形成され
る画像記録媒体であるカラー印画紙11を、モータ等の搬
送駆動源12により回転駆動する支持ドラム13、および圧
ローラ14a,14b によって支持しつつ、図中の矢印方向に
支持ドラム13の回転により搬送する一方、該圧ローラ14
a と14b との間に、該搬送の上流側からR(赤) 色用プ
リントヘッド15R 、G(緑) 色用プリントヘッド15G 、
B(青) 色用プリントヘッド15B の順番で配設された露
光部15を、プリントヘッド制御部16によって制御するこ
とにより、該プリントヘッド制御部16に入力される画像
データをカラー印画紙11に露光記録する。
〜図26に基づいて説明する。まず、後述する各実施の形
態に共通する画像記録装置の記録部の概略的な構成を図
1,図2に示した。図1は記録部の側面図で、図2は正
面図を表している。ハロゲン化銀感光材料等で形成され
る画像記録媒体であるカラー印画紙11を、モータ等の搬
送駆動源12により回転駆動する支持ドラム13、および圧
ローラ14a,14b によって支持しつつ、図中の矢印方向に
支持ドラム13の回転により搬送する一方、該圧ローラ14
a と14b との間に、該搬送の上流側からR(赤) 色用プ
リントヘッド15R 、G(緑) 色用プリントヘッド15G 、
B(青) 色用プリントヘッド15B の順番で配設された露
光部15を、プリントヘッド制御部16によって制御するこ
とにより、該プリントヘッド制御部16に入力される画像
データをカラー印画紙11に露光記録する。
【0049】この処理の流れの一例を図3に示すフロー
チャートを用いて簡単に説明する。まず、前記各プリン
トヘッド15R,15G,15B に対して後述する解像力測定用チ
ャートの出力を行い(ステップ31、以降S31と記す)、
プリントヘッド毎に解像力を測定する(S32)。ここ
で、解像力の測定は、絶対的な解像力でもヘッド毎の解
像力の差でも構わない。
チャートを用いて簡単に説明する。まず、前記各プリン
トヘッド15R,15G,15B に対して後述する解像力測定用チ
ャートの出力を行い(ステップ31、以降S31と記す)、
プリントヘッド毎に解像力を測定する(S32)。ここ
で、解像力の測定は、絶対的な解像力でもヘッド毎の解
像力の差でも構わない。
【0050】次に、各プリントヘッド15R,15G,15B の解
像力をそれぞれ一致させるために、目的とする解像力の
設定を行い(S33)、後述する各プリントヘッド毎(色
毎)の解像力の変換方法を設定する(S34)。このよう
にして画像記録装置の解像力変換のセットアップを終了
させた後、パーソナルコンピュータ等の外部機器より画
像データを入力し(S35)、記録装置内の画像処理回路
のCPUを用いて解像力変換処理を行い(S36)、カラ
ー印画紙11に画素位置のずれがない状態で画像の出力を
行なう(S37)。尚、解像力変換処理は、S35の前また
はS35を行いながら行なっても良い。
像力をそれぞれ一致させるために、目的とする解像力の
設定を行い(S33)、後述する各プリントヘッド毎(色
毎)の解像力の変換方法を設定する(S34)。このよう
にして画像記録装置の解像力変換のセットアップを終了
させた後、パーソナルコンピュータ等の外部機器より画
像データを入力し(S35)、記録装置内の画像処理回路
のCPUを用いて解像力変換処理を行い(S36)、カラ
ー印画紙11に画素位置のずれがない状態で画像の出力を
行なう(S37)。尚、解像力変換処理は、S35の前また
はS35を行いながら行なっても良い。
【0051】次に、露光部15の具体的な構成について説
明する。本実施の形態においては、R色用プリントヘッ
ド15R は、発光の中心波長が660nm 、解像力が300 dp
i、画素数が2560であるLEDプリントヘッドを用いて
おり、G色用プリントヘッド15G およびB色用プリント
ヘッド15B は、比較的高輝度、高速応答でカラーフィル
タで容易に色分解できる真空蛍光プリントヘッド(VF
PH)を用いている。
明する。本実施の形態においては、R色用プリントヘッ
ド15R は、発光の中心波長が660nm 、解像力が300 dp
i、画素数が2560であるLEDプリントヘッドを用いて
おり、G色用プリントヘッド15G およびB色用プリント
ヘッド15B は、比較的高輝度、高速応答でカラーフィル
タで容易に色分解できる真空蛍光プリントヘッド(VF
PH)を用いている。
【0052】G色用プリントヘッド15G の光路にはイエ
ローフィルタを、B色用プリントヘッド15B の光路には
ブルーフィルタを付加し、カラー印画紙11として用いる
QA−A6(コニカ(株)製)に対して色分解露光がで
きるようにしている。尚、これらのG色用プリントヘッ
ド15G 、B色用プリントヘッド15B の画素数は勿論、解
像力もR色用プリントヘッド15R と同一になるように設
定してある。但し、実際には解像力については、既述の
ようにプリントヘッド毎の誤差が発生し得るため、これ
を本発明により解決している。
ローフィルタを、B色用プリントヘッド15B の光路には
ブルーフィルタを付加し、カラー印画紙11として用いる
QA−A6(コニカ(株)製)に対して色分解露光がで
きるようにしている。尚、これらのG色用プリントヘッ
ド15G 、B色用プリントヘッド15B の画素数は勿論、解
像力もR色用プリントヘッド15R と同一になるように設
定してある。但し、実際には解像力については、既述の
ようにプリントヘッド毎の誤差が発生し得るため、これ
を本発明により解決している。
【0053】次に、画像データがプリントヘッド制御部
16に入力されてからカラー印画紙11に露光されるまでの
処理を説明する。図4はプリントヘッド制御部16の具体
的な構成を示す図である。カラー印画紙11に対し、主走
査方向に2560画素、カラー印画紙11の搬送方向(副走査
方向)に3520画素の画像データを記録する場合、コンピ
ュータ41から2560×3520画素分の画像データが、R,
G,Bの各色成分毎に高速通信可能な例えばSCSI−
II(SCSI:Small Computer System Interface)等のインタ
ーフェースI/F42に入力される。尚、I/F42からは
画像データに加え、後述する鮮鋭性変換、解像力変換、
画素間補正、階調変換等の補正値や変換係数とプリント
ヘッド間隔のデータをCPU43に入力する。その際、I
/F42から画像データを入力し、順次以下の処理を行な
う。
16に入力されてからカラー印画紙11に露光されるまでの
処理を説明する。図4はプリントヘッド制御部16の具体
的な構成を示す図である。カラー印画紙11に対し、主走
査方向に2560画素、カラー印画紙11の搬送方向(副走査
方向)に3520画素の画像データを記録する場合、コンピ
ュータ41から2560×3520画素分の画像データが、R,
G,Bの各色成分毎に高速通信可能な例えばSCSI−
II(SCSI:Small Computer System Interface)等のインタ
ーフェースI/F42に入力される。尚、I/F42からは
画像データに加え、後述する鮮鋭性変換、解像力変換、
画素間補正、階調変換等の補正値や変換係数とプリント
ヘッド間隔のデータをCPU43に入力する。その際、I
/F42から画像データを入力し、順次以下の処理を行な
う。
【0054】CPU43の設定に基づいて、必要に応じて
CPU43から鮮鋭性変換係数を鮮鋭性変換部44に送り、
鮮鋭性変換を行う。この鮮鋭性変換は、例えば各色毎に
一面分づつ送られて来る画像データに対して、5×5、
または3×3画素のコンボリューションフィルタを色毎
に切り替えて用いて、輪郭部分の強調や平滑化を行なう
ことにより画像の鮮鋭性を変換するものである。
CPU43から鮮鋭性変換係数を鮮鋭性変換部44に送り、
鮮鋭性変換を行う。この鮮鋭性変換は、例えば各色毎に
一面分づつ送られて来る画像データに対して、5×5、
または3×3画素のコンボリューションフィルタを色毎
に切り替えて用いて、輪郭部分の強調や平滑化を行なう
ことにより画像の鮮鋭性を変換するものである。
【0055】続いて、解像力変換部45において、CPU
43の設定に基づいて鮮鋭性変換後の画像データの解像力
を変換し、その画像データをRGBデータ分配部46によ
りR,G,Bの各色成分に分解し、それぞれの色成分に
対応させて、DRAM47R,47G,47B に記憶する。ここ
で、簡単のためR色成分に対する処理を例にとり説明す
る。DRAM47Rに記憶されたR色成分の画像データの
うち、主走査方向1ライン分に相当する画像データをD
RAM47R から取り出し、該1ライン分の画像データを
階調変換部48R に出力する。
43の設定に基づいて鮮鋭性変換後の画像データの解像力
を変換し、その画像データをRGBデータ分配部46によ
りR,G,Bの各色成分に分解し、それぞれの色成分に
対応させて、DRAM47R,47G,47B に記憶する。ここ
で、簡単のためR色成分に対する処理を例にとり説明す
る。DRAM47Rに記憶されたR色成分の画像データの
うち、主走査方向1ライン分に相当する画像データをD
RAM47R から取り出し、該1ライン分の画像データを
階調変換部48R に出力する。
【0056】この階調変換部48R に入力した1ライン分
の画像データは、CPU43の設定に基づいて階調を変換
した後、画素間補正部49R に入力する。この階調変換部
49Rでは、CPU43の設定に基づいて、入力した画像デ
ータが目的の階調特性となるように修正する。そして、
画素間補正部49R においては、後述する画素間補正を行
い、プリントヘッドに対して画像出力信号を供給するド
ライバ50R に画像出力信号を供給し、画像記録媒体であ
るカラー印画紙11に対して露光を行う。
の画像データは、CPU43の設定に基づいて階調を変換
した後、画素間補正部49R に入力する。この階調変換部
49Rでは、CPU43の設定に基づいて、入力した画像デ
ータが目的の階調特性となるように修正する。そして、
画素間補正部49R においては、後述する画素間補正を行
い、プリントヘッドに対して画像出力信号を供給するド
ライバ50R に画像出力信号を供給し、画像記録媒体であ
るカラー印画紙11に対して露光を行う。
【0057】以上の処理を、G色,B色成分の画像デー
タに対しても並行して同様に行ない、カラー印画紙11に
露光を行なう。そして、露光されたカラー印画紙11を現
像処理することにより、画像データの可視化画像を得る
ことができる。ただし、図2に示すように各プリントヘ
ッド15R,15G,15B は、副走査方向に対して取り付け位置
を一致させることができないため、間隔をあけて取り付
けている。即ち、図1において、R色用プリントヘッド
15R で露光記録した後、カラー印画紙11が図示された矢
印方向にG色用プリントヘッド15G の露光記録する位置
まで搬送されるまでは、そのときの搬送速度や、R色用
プリントヘッド15R とG色用プリントヘッド15G との副
走査方向の取り付け間隔に依存する搬送時間差、または
副走査方向の画素差が存在する。そのため、カラー印画
紙11に記録される画素の副走査方向の位置を一致させる
必要がある。
タに対しても並行して同様に行ない、カラー印画紙11に
露光を行なう。そして、露光されたカラー印画紙11を現
像処理することにより、画像データの可視化画像を得る
ことができる。ただし、図2に示すように各プリントヘ
ッド15R,15G,15B は、副走査方向に対して取り付け位置
を一致させることができないため、間隔をあけて取り付
けている。即ち、図1において、R色用プリントヘッド
15R で露光記録した後、カラー印画紙11が図示された矢
印方向にG色用プリントヘッド15G の露光記録する位置
まで搬送されるまでは、そのときの搬送速度や、R色用
プリントヘッド15R とG色用プリントヘッド15G との副
走査方向の取り付け間隔に依存する搬送時間差、または
副走査方向の画素差が存在する。そのため、カラー印画
紙11に記録される画素の副走査方向の位置を一致させる
必要がある。
【0058】そこで、R色用プリントヘッド15R からG
色用プリントヘッド15G 、およびG色用プリントヘッド
15G からB色用プリントヘッド15B までの副走査方向の
ヘッド間隔を予め測定しておき、該測定されたヘッド間
隔に基づいて、R色用プリントヘッド15Rがカラー印画
紙11に露光を開始してから、その露光開始位置がG色用
プリントヘッド15G の露光開始点に搬送されるまで、
“0”データ(実際にはプリントヘッドを発光させない
データ)をG色用プリントヘッド15G の各記録素子に与
えるようにする。これにより、副走査方向に対するカラ
ー印画紙11に記録される画素の位置を補正することがで
きる。
色用プリントヘッド15G 、およびG色用プリントヘッド
15G からB色用プリントヘッド15B までの副走査方向の
ヘッド間隔を予め測定しておき、該測定されたヘッド間
隔に基づいて、R色用プリントヘッド15Rがカラー印画
紙11に露光を開始してから、その露光開始位置がG色用
プリントヘッド15G の露光開始点に搬送されるまで、
“0”データ(実際にはプリントヘッドを発光させない
データ)をG色用プリントヘッド15G の各記録素子に与
えるようにする。これにより、副走査方向に対するカラ
ー印画紙11に記録される画素の位置を補正することがで
きる。
【0059】また、B色用プリントヘッド15B に対して
も同様に、測定されたG色用プリントヘッド15G との間
隔に基づいて副走査方向の差を補正する。尚、R色用プ
リントヘッド15R の画像データのうち最後の主走査ライ
ン分を出力後、G色用プリントヘッド15G の位置に搬送
されるまでの間は、G色用プリントヘッド15G の出力を
停止させることなく、搬送が終了するまで“0”データ
の出力を行い続けるように制御する。これはG色用プリ
ントヘッド15G の画像データ出力後についても同様で、
各プリントヘッドを同期動作させておいた方が機構が簡
単になるためである。そのため“0”データが送出され
ているプリントヘッドは、送出時間中は特に何も動作さ
せる必要はなく、駆動を停止させるようにしても良い。
も同様に、測定されたG色用プリントヘッド15G との間
隔に基づいて副走査方向の差を補正する。尚、R色用プ
リントヘッド15R の画像データのうち最後の主走査ライ
ン分を出力後、G色用プリントヘッド15G の位置に搬送
されるまでの間は、G色用プリントヘッド15G の出力を
停止させることなく、搬送が終了するまで“0”データ
の出力を行い続けるように制御する。これはG色用プリ
ントヘッド15G の画像データ出力後についても同様で、
各プリントヘッドを同期動作させておいた方が機構が簡
単になるためである。そのため“0”データが送出され
ているプリントヘッドは、送出時間中は特に何も動作さ
せる必要はなく、駆動を停止させるようにしても良い。
【0060】次に、画素間補正について説明する。上記
の複数の記録素子を直線状に並べたプリントヘッドにお
いては、各記録素子(画素)の入力信号に対する発光量
の特性がそれぞれ異なる場合がある。特にカラー印画紙
等の連続階調が再現可能な記録媒体に、露光記録する場
合は、記録媒体上に該特性差による発光量の差に応じた
濃度ムラが発生し、画質を大きく劣化させてしまう。そ
こで、各記録素子の発光量の特性を均一化するために、
画像データに対して補正を行なう必要がある。この補正
処理が画素間補正である。
の複数の記録素子を直線状に並べたプリントヘッドにお
いては、各記録素子(画素)の入力信号に対する発光量
の特性がそれぞれ異なる場合がある。特にカラー印画紙
等の連続階調が再現可能な記録媒体に、露光記録する場
合は、記録媒体上に該特性差による発光量の差に応じた
濃度ムラが発生し、画質を大きく劣化させてしまう。そ
こで、各記録素子の発光量の特性を均一化するために、
画像データに対して補正を行なう必要がある。この補正
処理が画素間補正である。
【0061】具体的には、図5に示すようにプリントヘ
ッド51の発光面側に受光センサ52を配設し、受光センサ
52の位置をセンサ移動テーブル53によってプリントヘッ
ド51の測光を行いたい記録素子の直下となるように移動
させる。受光センサ52はプリントヘッド51の各記録素子
からの照射光を受光し、その照射光の強度を内部の光電
変換器により電圧に変換してA/D変換を行った後、C
PU43に出力する。
ッド51の発光面側に受光センサ52を配設し、受光センサ
52の位置をセンサ移動テーブル53によってプリントヘッ
ド51の測光を行いたい記録素子の直下となるように移動
させる。受光センサ52はプリントヘッド51の各記録素子
からの照射光を受光し、その照射光の強度を内部の光電
変換器により電圧に変換してA/D変換を行った後、C
PU43に出力する。
【0062】このようにして各記録素子の発光量を求め
る場合、受光センサ52の特性としては、入射する光量に
対する出力電圧の特性が線形な関係であるものが好まし
いが、非線形で出力される場合においても、予め、入射
光量に対する電圧特性を測定しておくことにより、絶対
的な光量を知ることができる。本実施の形態における受
光センサとしては、入射光量に対する出力が線形な関係
である、例えばフォトマルチプライヤ等の受光センサを
用いた。CPU43では、受光センサからの電圧値が入力
されると、基準電圧に対して除算して画素間補正値を作
成する。この画素間補正値は、画像データを各プリント
ヘッド15R,15G,15B に入力するときに該画像データに乗
算されることにより、各記録素子の発光量のばらつきを
補正する。この画素間補正値の作成を行った後に、各プ
リントヘッドは図1に示す支持ドラム13に対して固定さ
れるようになる。
る場合、受光センサ52の特性としては、入射する光量に
対する出力電圧の特性が線形な関係であるものが好まし
いが、非線形で出力される場合においても、予め、入射
光量に対する電圧特性を測定しておくことにより、絶対
的な光量を知ることができる。本実施の形態における受
光センサとしては、入射光量に対する出力が線形な関係
である、例えばフォトマルチプライヤ等の受光センサを
用いた。CPU43では、受光センサからの電圧値が入力
されると、基準電圧に対して除算して画素間補正値を作
成する。この画素間補正値は、画像データを各プリント
ヘッド15R,15G,15B に入力するときに該画像データに乗
算されることにより、各記録素子の発光量のばらつきを
補正する。この画素間補正値の作成を行った後に、各プ
リントヘッドは図1に示す支持ドラム13に対して固定さ
れるようになる。
【0063】尚、図1の支持ドラム13を透明な材料によ
り形成し、該透明な支持ドラムの内部に受光センサを設
け、適当な周期で測光を行うことにより補正データを作
成するようにしてもよい。次に、主走査方向の解像力の
測定方法について説明する。各プリントヘッドの解像力
は、理想的には目的の解像力であることが好ましい。し
かしながら、現実的にはプリントヘッド毎に解像力が異
なるため、画像処理、具体的には主走査方向に画像デー
タを拡大・縮小処理することにより、記録される画像の
位置を合わせるようにする。
り形成し、該透明な支持ドラムの内部に受光センサを設
け、適当な周期で測光を行うことにより補正データを作
成するようにしてもよい。次に、主走査方向の解像力の
測定方法について説明する。各プリントヘッドの解像力
は、理想的には目的の解像力であることが好ましい。し
かしながら、現実的にはプリントヘッド毎に解像力が異
なるため、画像処理、具体的には主走査方向に画像デー
タを拡大・縮小処理することにより、記録される画像の
位置を合わせるようにする。
【0064】この拡大・縮小処理とは、元の画像データ
に対して均等に倍率を変化させる処理の他に、特定の画
素の追加・削除を行なう処理を含むものとする。尚、解
像力の設定の最小限の要件としては、各プリントヘッド
の解像力が相対的に略一致していればよく、画素位置の
ずれを解消できることで目的が達成される。
に対して均等に倍率を変化させる処理の他に、特定の画
素の追加・削除を行なう処理を含むものとする。尚、解
像力の設定の最小限の要件としては、各プリントヘッド
の解像力が相対的に略一致していればよく、画素位置の
ずれを解消できることで目的が達成される。
【0065】相対値ではなく絶対値としての解像力の測
定方法としては、図6(a) に示すように、主走査方向に
等画素間隔、例えば1画素記録した後256 画素空白が入
り、その後、再び1画素記録するということを繰り返す
チャートパターンの出力結果に基づいて行う。ここで
は、256 画素おきに記録を行なっているが、この間隔と
しては発光素子が最も近くで発光する素子の光の影響を
受けない程度の間隔があればよく(後述のピーク位置の
検出精度が良くなる) 、また、発光素子数としては、有
効印字幅内に両端を含んで数素子を発光させて記録を行
なえば、1素子の位置が特異的にずれているようなプリ
ントヘッドに対しても、精度の良い解像力の測定がで
き、好ましい。
定方法としては、図6(a) に示すように、主走査方向に
等画素間隔、例えば1画素記録した後256 画素空白が入
り、その後、再び1画素記録するということを繰り返す
チャートパターンの出力結果に基づいて行う。ここで
は、256 画素おきに記録を行なっているが、この間隔と
しては発光素子が最も近くで発光する素子の光の影響を
受けない程度の間隔があればよく(後述のピーク位置の
検出精度が良くなる) 、また、発光素子数としては、有
効印字幅内に両端を含んで数素子を発光させて記録を行
なえば、1素子の位置が特異的にずれているようなプリ
ントヘッドに対しても、精度の良い解像力の測定がで
き、好ましい。
【0066】具体的には、図6(a) に示すような間隔
で、R色,G色,B色の記録信号を各プリントヘッド15
R,15G,15B に転送し、カラー印画紙に記録を行う。する
と、カラー印画紙上にはR色に対してはシアン色、G色
に対してはM(マゼンタ) 色、B色に対してはY(イエ
ロー) 色が発色し、各色のチャートパターンが形成され
る。
で、R色,G色,B色の記録信号を各プリントヘッド15
R,15G,15B に転送し、カラー印画紙に記録を行う。する
と、カラー印画紙上にはR色に対してはシアン色、G色
に対してはM(マゼンタ) 色、B色に対してはY(イエ
ロー) 色が発色し、各色のチャートパターンが形成され
る。
【0067】このチャートパターンをマイクロデンシト
メータを用いて主走査方向に画素ピッチより5倍程度細
かい間隔(例えば5μm)で各色毎に濃度値を読み取
り、得られる濃度値ピークの中心位置(ピーク位置)を
求める。図6(b) にその結果の一例を示した。ここで
は、プリントヘッドの有効印字幅wを求めるために、チ
ャートパターンの記録開始位置をアドレス0、記録終了
位置をアドレス2559として、アドレス0における濃度値
のピーク位置61とアドレス2559における濃度値のピーク
位置62を決定し、これを有効印字幅wとする。このwの
有効数字は、十分な精度が得られるようにwの距離に対
する測定誤差が0.1 %以下になるように設定しておく。
本発明の効果は特にwが100mm 以上のプリントヘッドに
おいて顕著となる。尚、チャートパターンは、プリント
ヘッドの有効印字幅wだけを求めるものであれば、図6
(a) において、アドレス0とアドレス2559の位置でライ
ンを出力するだけでよい。
メータを用いて主走査方向に画素ピッチより5倍程度細
かい間隔(例えば5μm)で各色毎に濃度値を読み取
り、得られる濃度値ピークの中心位置(ピーク位置)を
求める。図6(b) にその結果の一例を示した。ここで
は、プリントヘッドの有効印字幅wを求めるために、チ
ャートパターンの記録開始位置をアドレス0、記録終了
位置をアドレス2559として、アドレス0における濃度値
のピーク位置61とアドレス2559における濃度値のピーク
位置62を決定し、これを有効印字幅wとする。このwの
有効数字は、十分な精度が得られるようにwの距離に対
する測定誤差が0.1 %以下になるように設定しておく。
本発明の効果は特にwが100mm 以上のプリントヘッドに
おいて顕著となる。尚、チャートパターンは、プリント
ヘッドの有効印字幅wだけを求めるものであれば、図6
(a) において、アドレス0とアドレス2559の位置でライ
ンを出力するだけでよい。
【0068】そして、有効印字幅w(mm)から主走査方向
の実際の解像力Dを算出する。ここで、解像力Dをdp
iの単位系とすると解像力Dは、 解像力D=2560/w×25.4 (1) で表すことができる。これは、各プリントヘッド毎に求
められ、後述の数式(5)で用いられる。
の実際の解像力Dを算出する。ここで、解像力Dをdp
iの単位系とすると解像力Dは、 解像力D=2560/w×25.4 (1) で表すことができる。これは、各プリントヘッド毎に求
められ、後述の数式(5)で用いられる。
【0069】次に、実際の解像力と目的とする解像力、
これは例えば、そのプリントヘッドの公称の解像力(30
0dpi出力用プリントヘッドであれば300.0dpi) との差を
なくすように、プリントヘッドの両端での解像力の差を
測定して画像データを補正する第1の実施の形態につい
て説明する。実際の解像力と目的とする解像力との差を
補正する方法として、主走査方向に画像データの拡大・
縮小を行うことにより、見かけ上のプリントヘッドの解
像力を補正する方法がある。
これは例えば、そのプリントヘッドの公称の解像力(30
0dpi出力用プリントヘッドであれば300.0dpi) との差を
なくすように、プリントヘッドの両端での解像力の差を
測定して画像データを補正する第1の実施の形態につい
て説明する。実際の解像力と目的とする解像力との差を
補正する方法として、主走査方向に画像データの拡大・
縮小を行うことにより、見かけ上のプリントヘッドの解
像力を補正する方法がある。
【0070】一般的には、バイ−リニア法、後述の
(2)式による線形補間法、(3)式によるキュービッ
ク−コンボリューション法等があり、画像の拡大・縮小
で用いられているアルゴリズムをそのまま利用すること
ができる。 P={(a2 ×P1 )+(a1 ×P2 )}/(a1 +a2 ) (2)
(2)式による線形補間法、(3)式によるキュービッ
ク−コンボリューション法等があり、画像の拡大・縮小
で用いられているアルゴリズムをそのまま利用すること
ができる。 P={(a2 ×P1 )+(a1 ×P2 )}/(a1 +a2 ) (2)
【0071】
【数1】
【0072】線形補間の場合、図12に示すように(2)
式の補間点uでの画像信号Pは、その前後の2点x1,x
2 の画像信号P1,P2 の内分点で、a1 はP−P1 間の
長さ、a2 はP−P2 間の長さを表している。また、
(3)式において補間点uの画像信号Pは、図13に示す
ように、元の画像の座標、即ちアドレスx1,x2,x3,x
4 の画像信号P1,P2,P3,P4 から求めている。ここ
で、(3)式中のx1,x2,x3,x4 は整数で、uは実数
であり、[u]はuの四捨五入値である。
式の補間点uでの画像信号Pは、その前後の2点x1,x
2 の画像信号P1,P2 の内分点で、a1 はP−P1 間の
長さ、a2 はP−P2 間の長さを表している。また、
(3)式において補間点uの画像信号Pは、図13に示す
ように、元の画像の座標、即ちアドレスx1,x2,x3,x
4 の画像信号P1,P2,P3,P4 から求めている。ここ
で、(3)式中のx1,x2,x3,x4 は整数で、uは実数
であり、[u]はuの四捨五入値である。
【0073】上記の補正方法の中で、線形補間法やキュ
ービック−コンボリューション法が画質的には優れてい
るが、バイ−リニア法を用いる方法が最も簡単であり、
新たにハードウェア等を付加することなく補正すること
ができるため、本実施の形態においてはバイ−リニア法
を用いて補正した一例を示すことにする。いま、目的と
する主走査方向の解像力を300.0 dpiとする場合、バ
イ−リニア法を用いた際の補正位置は、以下の式により
決定することができる。即ち、目的とする画素幅(本実
施の形態においては2560画素)に対して、実際の解像力
Dと目的とする解像力300 dpiとの差から補正すべき
画素数Nを後述の(5)式により求め、(6)式により
画素の付加・削除を何画素おきに行なうかの補間間隔I
を決定する。ここで、N,Iは整数であり、(5),
(6)式の右辺値を四捨五入して求められる。この方法
の場合、プリントヘッドのアドレス0の位置では、プリ
ントヘッドの画素のずれはないものと仮定していること
から、アドレス0の位置には画素の付加・削除をしない
ように補正位置を設定する。また、アドレス2559の位置
が最終的に合うように、すなわち、画像を最大有効幅で
出力を行なう際には主走査方向両端では各記録ヘッドが
画素ずれなく合致するように、補間を設定するため、こ
の場所でも補間はしないようにする。尚、Nの値は正の
ときが画素の付加で、負のときが画素の削除を示してい
る。
ービック−コンボリューション法が画質的には優れてい
るが、バイ−リニア法を用いる方法が最も簡単であり、
新たにハードウェア等を付加することなく補正すること
ができるため、本実施の形態においてはバイ−リニア法
を用いて補正した一例を示すことにする。いま、目的と
する主走査方向の解像力を300.0 dpiとする場合、バ
イ−リニア法を用いた際の補正位置は、以下の式により
決定することができる。即ち、目的とする画素幅(本実
施の形態においては2560画素)に対して、実際の解像力
Dと目的とする解像力300 dpiとの差から補正すべき
画素数Nを後述の(5)式により求め、(6)式により
画素の付加・削除を何画素おきに行なうかの補間間隔I
を決定する。ここで、N,Iは整数であり、(5),
(6)式の右辺値を四捨五入して求められる。この方法
の場合、プリントヘッドのアドレス0の位置では、プリ
ントヘッドの画素のずれはないものと仮定していること
から、アドレス0の位置には画素の付加・削除をしない
ように補正位置を設定する。また、アドレス2559の位置
が最終的に合うように、すなわち、画像を最大有効幅で
出力を行なう際には主走査方向両端では各記録ヘッドが
画素ずれなく合致するように、補間を設定するため、こ
の場所でも補間はしないようにする。尚、Nの値は正の
ときが画素の付加で、負のときが画素の削除を示してい
る。
【0074】 N=[2560×(D/300 −1)] (5) I=[2560/(|N|+1)] (6) この際、低解像力のプリントヘッドの方が同じ画素数で
も印字幅が長く、高解像度の方が短くなる。この様な場
合には、高解像度のプリントヘッドの印字幅に合わせる
ように、低解像度のプリントヘッドの印字幅を抑制する
必要がある。
も印字幅が長く、高解像度の方が短くなる。この様な場
合には、高解像度のプリントヘッドの印字幅に合わせる
ように、低解像度のプリントヘッドの印字幅を抑制する
必要がある。
【0075】この補正処理において、例えば単純に一定
位置で画素の削除を行うと、ある特殊な場合に画像パタ
ーンの消失度合いが顕著となり、画像の見栄えを変化さ
せてしまうことがある。このような場合には、I画素毎
のブロックに区切って削除する画素を1画素または一定
の複数画素間隔、あるいは1ライン目と続く2ライン目
とで同じ位置の画素を削除することのないようにライン
毎に移動させていくことが望ましい。即ち、指定した画
素を削除した場合に、次のラインの記録の画素削除を行
なう位置を該指定した画素以外の画素にすればよい。こ
の指定方法の一例としては、削除する画素の位置を乱数
発生回路から発生させる乱数により設定することで、画
素削除に伴う誤差を画像全体に対して拡散する効果が得
られる。
位置で画素の削除を行うと、ある特殊な場合に画像パタ
ーンの消失度合いが顕著となり、画像の見栄えを変化さ
せてしまうことがある。このような場合には、I画素毎
のブロックに区切って削除する画素を1画素または一定
の複数画素間隔、あるいは1ライン目と続く2ライン目
とで同じ位置の画素を削除することのないようにライン
毎に移動させていくことが望ましい。即ち、指定した画
素を削除した場合に、次のラインの記録の画素削除を行
なう位置を該指定した画素以外の画素にすればよい。こ
の指定方法の一例としては、削除する画素の位置を乱数
発生回路から発生させる乱数により設定することで、画
素削除に伴う誤差を画像全体に対して拡散する効果が得
られる。
【0076】この処理の一例を図7に示した。図7に示
すプリントヘッドへの画像出力信号の状態において、画
像の記録進行に伴い、削除する画素を規則的に1画素ず
つ移動して記録することにより、画像パターンの消失度
合いを軽減することができる。尚、線形補間法やキュー
ビック−コンボリューション法を用いた場合は、画像デ
ータ全体に均等な割合で画素補正が行われることから、
画素の削除・付加による画質劣化の影響は少なく、特に
上記に示すような工夫の必要はない。
すプリントヘッドへの画像出力信号の状態において、画
像の記録進行に伴い、削除する画素を規則的に1画素ず
つ移動して記録することにより、画像パターンの消失度
合いを軽減することができる。尚、線形補間法やキュー
ビック−コンボリューション法を用いた場合は、画像デ
ータ全体に均等な割合で画素補正が行われることから、
画素の削除・付加による画質劣化の影響は少なく、特に
上記に示すような工夫の必要はない。
【0077】上記の画像データの補正は、解像力変換部
45で行なうが、簡単な処理であればコンピュータ41から
画像を転送する途中で行ってもよい。以上説明したよう
に、本実施の形態においては、各プリントヘッドの解像
力を実際に各プリントヘッドにより出力したチャートパ
ターンを用いて絶対値としての解像力を測定することに
より、各プリントヘッドの解像力Dに関して目的とする
解像力との差が明確となり、該解像力の差に基づいて画
像データを拡大・縮小の補正処理を行なうため、該解像
力の差による画素位置のずれを精度良く補正することが
でき、以て、記録する画像の色ずれを防止して、色にじ
みを低減することができる。
45で行なうが、簡単な処理であればコンピュータ41から
画像を転送する途中で行ってもよい。以上説明したよう
に、本実施の形態においては、各プリントヘッドの解像
力を実際に各プリントヘッドにより出力したチャートパ
ターンを用いて絶対値としての解像力を測定することに
より、各プリントヘッドの解像力Dに関して目的とする
解像力との差が明確となり、該解像力の差に基づいて画
像データを拡大・縮小の補正処理を行なうため、該解像
力の差による画素位置のずれを精度良く補正することが
でき、以て、記録する画像の色ずれを防止して、色にじ
みを低減することができる。
【0078】次に、基準とするプリントヘッドの解像力
に合わせるように、プリントヘッドの端部での各プリン
トヘッドでの画素のずれ量を測定して画像データを補正
する第2の実施の形態を説明する。図8(a) は補正処理
を行う前の2本のプリントヘッドの画像出力信号の画素
の状態を示している。尚、図中の〇印はそれぞれプリン
トヘッドの記録素子を表し、数字は画像出力信号のDR
AM上のアドレスを表している。この図では、プリント
ヘッド1とプリントヘッド2とをアドレス0に相当する
位置(プリントヘッドの左端部)で一致するように合わ
せたとき、プリントヘッド間の解像力の差により、プリ
ントヘッド2のアドレス16の位置(プリントヘッドの右
端部)が、プリントヘッド1のアドレス17の位置に一致
している。
に合わせるように、プリントヘッドの端部での各プリン
トヘッドでの画素のずれ量を測定して画像データを補正
する第2の実施の形態を説明する。図8(a) は補正処理
を行う前の2本のプリントヘッドの画像出力信号の画素
の状態を示している。尚、図中の〇印はそれぞれプリン
トヘッドの記録素子を表し、数字は画像出力信号のDR
AM上のアドレスを表している。この図では、プリント
ヘッド1とプリントヘッド2とをアドレス0に相当する
位置(プリントヘッドの左端部)で一致するように合わ
せたとき、プリントヘッド間の解像力の差により、プリ
ントヘッド2のアドレス16の位置(プリントヘッドの右
端部)が、プリントヘッド1のアドレス17の位置に一致
している。
【0079】このような場合、プリントヘッド2の解像
力を基準とする解像力とした場合、バイ−リニア法によ
る画像データ(画像出力信号)の拡大処理により、記録
される画像の位置を合わせることができる。即ち、図8
(b) に示すように、周辺部で画素位置が合うようにとい
う観点からアドレス1や15といった周辺部ではなく、図
の中央付近のアドレス7の画素を2回続けて出力し、そ
の後アドレス8から続けることにより、プリントヘッド
1の画像出力信号中に1画素が付加されて、プリントヘ
ッド2のアドレス15の位置を、プリントヘッド1のアド
レス15の位置に合わせることができる。
力を基準とする解像力とした場合、バイ−リニア法によ
る画像データ(画像出力信号)の拡大処理により、記録
される画像の位置を合わせることができる。即ち、図8
(b) に示すように、周辺部で画素位置が合うようにとい
う観点からアドレス1や15といった周辺部ではなく、図
の中央付近のアドレス7の画素を2回続けて出力し、そ
の後アドレス8から続けることにより、プリントヘッド
1の画像出力信号中に1画素が付加されて、プリントヘ
ッド2のアドレス15の位置を、プリントヘッド1のアド
レス15の位置に合わせることができる。
【0080】また、プリントヘッド1を基準の解像力と
した場合は、図8(c) に示すようにプリントヘッド2の
画像出力信号に対して、アドレス7の画素を削除して出
力することにより補正することになる。上記の要領で、
例えば視感度の最も高い色成分であるG色用プリントヘ
ッド15G の解像力を基準とし、画質の補間による劣化を
抑えて、R色用プリントヘッド15R のDRAM上のアド
レス0に相当する位置を、G色用プリントヘッド15G の
アドレス0の位置と一致させた後に記録を行なったと
き、プリントヘッドの2559画素目の位置では、R色用プ
リントヘッド15R の記録位置が、約500 μm 程アドレス
0側に寄っていたとする。このとき、R色用プリントヘ
ッド15R の途中のアドレスに、500 μmに相当する長さ
の画像出力信号(例えば6画素分[500/(25.4 ×1000/3
00) ]=6)を付加することにより、簡易にプリントヘ
ッド間の解像力を合わせることができる。
した場合は、図8(c) に示すようにプリントヘッド2の
画像出力信号に対して、アドレス7の画素を削除して出
力することにより補正することになる。上記の要領で、
例えば視感度の最も高い色成分であるG色用プリントヘ
ッド15G の解像力を基準とし、画質の補間による劣化を
抑えて、R色用プリントヘッド15R のDRAM上のアド
レス0に相当する位置を、G色用プリントヘッド15G の
アドレス0の位置と一致させた後に記録を行なったと
き、プリントヘッドの2559画素目の位置では、R色用プ
リントヘッド15R の記録位置が、約500 μm 程アドレス
0側に寄っていたとする。このとき、R色用プリントヘ
ッド15R の途中のアドレスに、500 μmに相当する長さ
の画像出力信号(例えば6画素分[500/(25.4 ×1000/3
00) ]=6)を付加することにより、簡易にプリントヘ
ッド間の解像力を合わせることができる。
【0081】尚、この様な場合、B色成分が視感度、周
波数特性の両面から劣るため、最も補間負荷を大きくす
るのが妥当である。ここにおいて、本実施の形態におけ
る記録位置のずれは、相対的なずれ量を評価するため、
絶対的な解像力を測定する必要はない。従って、出力さ
れたチャートパターンを長さの測れる拡大ルーペ等を用
い、記録位置のずれ量を簡易的に測定してもよい。尚、
画像出力信号の画素を付加・削除するには、前述の第1
の実施の形態に示す方法と同様にして行えばよい。
波数特性の両面から劣るため、最も補間負荷を大きくす
るのが妥当である。ここにおいて、本実施の形態におけ
る記録位置のずれは、相対的なずれ量を評価するため、
絶対的な解像力を測定する必要はない。従って、出力さ
れたチャートパターンを長さの測れる拡大ルーペ等を用
い、記録位置のずれ量を簡易的に測定してもよい。尚、
画像出力信号の画素を付加・削除するには、前述の第1
の実施の形態に示す方法と同様にして行えばよい。
【0082】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、解像力の基準とするプリントヘッドを設定し、該
基準とするプリントヘッドの解像力に合うように、他方
のプリントヘッドの解像力の補正、即ち、画像出力信号
の拡大・縮小処理を行うことで、簡易に色ずれを防止
し、色にじみの少ない可視化画像を得ることができる。
次に、プリントヘッドの記録素子ブロック毎に解像力を
測定して、画像データの補正を行なう第3の実施の形態
について説明する。
ては、解像力の基準とするプリントヘッドを設定し、該
基準とするプリントヘッドの解像力に合うように、他方
のプリントヘッドの解像力の補正、即ち、画像出力信号
の拡大・縮小処理を行うことで、簡易に色ずれを防止
し、色にじみの少ない可視化画像を得ることができる。
次に、プリントヘッドの記録素子ブロック毎に解像力を
測定して、画像データの補正を行なう第3の実施の形態
について説明する。
【0083】例えば、256 画素(記録素子)を1ブロッ
クとする複数の記録素子ブロックを組み合わせ、1本の
プリントヘッドを構成している場合においては、一般的
な画素ピッチ誤差の他に、記録素子ブロック毎の接続誤
差が生じる場合がある。この記録素子ブロックの接続部
における記録素子の間隔は、図9(a),(b) に示すような
状態が考えられる。
クとする複数の記録素子ブロックを組み合わせ、1本の
プリントヘッドを構成している場合においては、一般的
な画素ピッチ誤差の他に、記録素子ブロック毎の接続誤
差が生じる場合がある。この記録素子ブロックの接続部
における記録素子の間隔は、図9(a),(b) に示すような
状態が考えられる。
【0084】即ち、図9(a) では、記録素子ブロック91
と記録素子ブロック92とが正常な接続状態より離れてお
り、そのため画素93と画素94との間隔が、各記録素子ブ
ロック内の画素間隔より長くなっている。一方、図9
(b) では、記録素子ブロック95,96 が正常な接続状態よ
り近接しており、画素97,98 が各ブロック内の画素間隔
より短くなっている。これは、接合部における隣接画素
間隔の調節が困難なことに起因している。
と記録素子ブロック92とが正常な接続状態より離れてお
り、そのため画素93と画素94との間隔が、各記録素子ブ
ロック内の画素間隔より長くなっている。一方、図9
(b) では、記録素子ブロック95,96 が正常な接続状態よ
り近接しており、画素97,98 が各ブロック内の画素間隔
より短くなっている。これは、接合部における隣接画素
間隔の調節が困難なことに起因している。
【0085】このような記録素子ブロックの接続状態が
考えられるため、主走査方向全体に渡り画素が一定間隔
に配設されていると仮定することは難しく、単に主走査
方向に均等な画像処理を行なう方法では記録する画像の
位置のずれを防止することはできない。そこで、このよ
うな場合は、解像力のずれは主に記録素子ブロックの組
み合わせ誤差に起因するものであるから、プリントヘッ
ド上で記録素子ブロック(例えば256 画素)毎に分割
し、各記録素子ブロック毎に解像力を測定して画像デー
タの補正処理を行うことが望ましい。
考えられるため、主走査方向全体に渡り画素が一定間隔
に配設されていると仮定することは難しく、単に主走査
方向に均等な画像処理を行なう方法では記録する画像の
位置のずれを防止することはできない。そこで、このよ
うな場合は、解像力のずれは主に記録素子ブロックの組
み合わせ誤差に起因するものであるから、プリントヘッ
ド上で記録素子ブロック(例えば256 画素)毎に分割
し、各記録素子ブロック毎に解像力を測定して画像デー
タの補正処理を行うことが望ましい。
【0086】例えば128 画素の記録素子ブロックの場合
は、プリントヘッドの0から127 画素目を第1記録素子
ブロック、128 から255 画素目を第2記録素子ブロッ
ク、以下同様に一定間隔でブロック化を行い、図6に示
すように、プリントヘッドの0画素目、128 画素目等の
各記録素子ブロック毎にラインを出力して、チャートパ
ターンを記録する。このチャートパターンから各記録素
子ブロック毎の解像力を測定する。
は、プリントヘッドの0から127 画素目を第1記録素子
ブロック、128 から255 画素目を第2記録素子ブロッ
ク、以下同様に一定間隔でブロック化を行い、図6に示
すように、プリントヘッドの0画素目、128 画素目等の
各記録素子ブロック毎にラインを出力して、チャートパ
ターンを記録する。このチャートパターンから各記録素
子ブロック毎の解像力を測定する。
【0087】そして、得られた記録素子ブロック毎の解
像力のずれを以下の手順で補正する。例えば、R色用プ
リントヘッド15G の解像力を基準の解像力とする場合、
図10に示すように、まずG色用プリントヘッド15G の0
画素目の位置をR色用プリントヘッド15R の0画素目の
位置と合わせ、G色用プリントヘッド15G の127 画素目
の位置に相当するR色用プリントヘッド15R 上の画素数
を数える。その画素数に相当するR色用プリントヘッド
15R のDRAM上のアドレスが、アドレス128であれ
ば、該アドレス128 がアドレス127 となるように途中の
画像出力信号の画素を補間する。尚、画素補間に関して
は第1の実施の形態,第2の実施の形態の方法をそのま
ま用いることが可能である。
像力のずれを以下の手順で補正する。例えば、R色用プ
リントヘッド15G の解像力を基準の解像力とする場合、
図10に示すように、まずG色用プリントヘッド15G の0
画素目の位置をR色用プリントヘッド15R の0画素目の
位置と合わせ、G色用プリントヘッド15G の127 画素目
の位置に相当するR色用プリントヘッド15R 上の画素数
を数える。その画素数に相当するR色用プリントヘッド
15R のDRAM上のアドレスが、アドレス128であれ
ば、該アドレス128 がアドレス127 となるように途中の
画像出力信号の画素を補間する。尚、画素補間に関して
は第1の実施の形態,第2の実施の形態の方法をそのま
ま用いることが可能である。
【0088】このようにして、G色用プリントヘッド15
G における127 画素目の位置には、R色用プリントヘッ
ド15R ではアドレス127 が配置され、次のG色用プリン
トヘッド15G における128 画素目の位置には、R色用プ
リントヘッド15R ではアドレス128 が配置されることに
なる。この処理を順次各記録素子ブロックに対して行う
ことにより、R色用プリントヘッド15R とG色用プリン
トヘッド15G との画素記録位置がほぼ等しくなるように
補正することができる。また、B色用プリントヘッド15
B に対しても同様な補正処理によりG色用プリントヘッ
ド15G の画素記録位置にほぼ等しくすることができる。
G における127 画素目の位置には、R色用プリントヘッ
ド15R ではアドレス127 が配置され、次のG色用プリン
トヘッド15G における128 画素目の位置には、R色用プ
リントヘッド15R ではアドレス128 が配置されることに
なる。この処理を順次各記録素子ブロックに対して行う
ことにより、R色用プリントヘッド15R とG色用プリン
トヘッド15G との画素記録位置がほぼ等しくなるように
補正することができる。また、B色用プリントヘッド15
B に対しても同様な補正処理によりG色用プリントヘッ
ド15G の画素記録位置にほぼ等しくすることができる。
【0089】尚、解像力の基準とするプリントヘッド
は、特にG色用プリントヘッド15G に限定する必要はな
く、他のプリントヘッドの解像力を基準としてもよい。
また、第1の実施の形態に示すように、例えば300 dp
i等の目的とする解像力を設定し、該解像力に合うよう
に各プリントヘッドに対する画像データを補正してもよ
い。
は、特にG色用プリントヘッド15G に限定する必要はな
く、他のプリントヘッドの解像力を基準としてもよい。
また、第1の実施の形態に示すように、例えば300 dp
i等の目的とする解像力を設定し、該解像力に合うよう
に各プリントヘッドに対する画像データを補正してもよ
い。
【0090】本実施の形態の場合、記録素子ブロックの
接合部における差が問題となることから、各記録素子ブ
ロックの接合部で削除・付加を行うことが有効である
が、各記録素子ブロック内の中間部で補正しても何の問
題もない。これは特に画像サイズが大きくなるほど差が
顕著となる。また、線形補間法やキュービック−コンボ
リューション法を用いた場合においては、出力されたチ
ャートパターンの線間隔を解像力の基準とする例えばR
色用プリントヘッド15R に合わせてもよく、目的とする
解像力に対応する値になるように設定してもよい。その
ときの画素の過不足は上記の方法で補正すればよい。
接合部における差が問題となることから、各記録素子ブ
ロックの接合部で削除・付加を行うことが有効である
が、各記録素子ブロック内の中間部で補正しても何の問
題もない。これは特に画像サイズが大きくなるほど差が
顕著となる。また、線形補間法やキュービック−コンボ
リューション法を用いた場合においては、出力されたチ
ャートパターンの線間隔を解像力の基準とする例えばR
色用プリントヘッド15R に合わせてもよく、目的とする
解像力に対応する値になるように設定してもよい。その
ときの画素の過不足は上記の方法で補正すればよい。
【0091】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、特にLED等のプリントヘッドで発生する可能性
の大きい記録素子ブロック毎の接合誤差に対し、各記録
素子ブロック毎に解像力を測定し、該記録素子ブロック
毎の解像力に応じて画像データの補正を行なうことによ
り、記録する画像の位置をより精度高めて合わせること
ができるため、より高品位の可視化画像を得ることがで
きる。
ては、特にLED等のプリントヘッドで発生する可能性
の大きい記録素子ブロック毎の接合誤差に対し、各記録
素子ブロック毎に解像力を測定し、該記録素子ブロック
毎の解像力に応じて画像データの補正を行なうことによ
り、記録する画像の位置をより精度高めて合わせること
ができるため、より高品位の可視化画像を得ることがで
きる。
【0092】次に、副走査方向のプリントヘッド間の露
光(記録) 位置ずれを補正する実施の形態について説明
する。まず、各プリントヘッドの基本的な副走査方向の
露光タイミングの同期制御について説明する。図14にお
いて、R色光源プリントヘッド230 Rは動作クロックC
LK−Rで駆動され、G色光源プリントヘッド230 Gは
動作クロックCLK−Gで駆動され、B色光源プリント
ヘッド230 Bは動作クロックCLK−Bで駆動される。
光(記録) 位置ずれを補正する実施の形態について説明
する。まず、各プリントヘッドの基本的な副走査方向の
露光タイミングの同期制御について説明する。図14にお
いて、R色光源プリントヘッド230 Rは動作クロックC
LK−Rで駆動され、G色光源プリントヘッド230 Gは
動作クロックCLK−Gで駆動され、B色光源プリント
ヘッド230 Bは動作クロックCLK−Bで駆動される。
【0093】R色光源プリントヘッド制御部241 R、G
色光源プリントヘッド制御部241 G、B色光源プリント
ヘッド制御部241 Bは、それぞれ、動作クロックCLK
−R、クロックCLK−G、クロックCLK−Bを発生
し、各々のクロックに基づいて前述のように、各プリン
トヘッドを制御し、各々対応する画像データに応じた画
像の記録を行う。
色光源プリントヘッド制御部241 G、B色光源プリント
ヘッド制御部241 Bは、それぞれ、動作クロックCLK
−R、クロックCLK−G、クロックCLK−Bを発生
し、各々のクロックに基づいて前述のように、各プリン
トヘッドを制御し、各々対応する画像データに応じた画
像の記録を行う。
【0094】各プリントヘッド制御部241 R、241 G、
241 Bの上記動作は画像の1ラインの記録毎に各々同期
制御部242 からのRタイミング信号S−R、Gタイミン
グ信号S−G、Bタイミング信号S−Bによってタイミ
ングがとられて同期制御される。図15はG色光源プリン
トヘッド制御部241 Gの動作であり、同期制御部242よ
りGタイミング信号S−Gを受けると、1ライン分の画
像ビットデータ(MSB)のG色光源プリントヘッド23
0 Gへの転送を開始し、前記の一連の1ライン記録動作
を動作クロックCLK−Gに基づいて記録動作時間tg
の間行った後、次のタイミンク信号S−Gを受けるまで
待機状態となる。なお、R色、B色に関しても同様の動
作を行う。また、図15に示す制御においては、各ビット
毎に割り付けられた濃度値に対応するイネーブル時間で
発光させる構成としてある。
241 Bの上記動作は画像の1ラインの記録毎に各々同期
制御部242 からのRタイミング信号S−R、Gタイミン
グ信号S−G、Bタイミング信号S−Bによってタイミ
ングがとられて同期制御される。図15はG色光源プリン
トヘッド制御部241 Gの動作であり、同期制御部242よ
りGタイミング信号S−Gを受けると、1ライン分の画
像ビットデータ(MSB)のG色光源プリントヘッド23
0 Gへの転送を開始し、前記の一連の1ライン記録動作
を動作クロックCLK−Gに基づいて記録動作時間tg
の間行った後、次のタイミンク信号S−Gを受けるまで
待機状態となる。なお、R色、B色に関しても同様の動
作を行う。また、図15に示す制御においては、各ビット
毎に割り付けられた濃度値に対応するイネーブル時間で
発光させる構成としてある。
【0095】t0 は1ラインの記録サイクルであり、こ
こでは30mm/secの搬送速度で等速に搬送されて
いる印画紙Pに300dpiの画素密度で露光を行う場
合として2.82msecと設定している。同期制御部
242 はt0 のサイクルで、1ラインの記録ごとに各タイ
ミング信号S−R、S−G、S−Bを各プリントヘッド
制御部241 R、241 G、241 Bに送り、3色の同期制御
を1ライン毎に行う。
こでは30mm/secの搬送速度で等速に搬送されて
いる印画紙Pに300dpiの画素密度で露光を行う場
合として2.82msecと設定している。同期制御部
242 はt0 のサイクルで、1ラインの記録ごとに各タイ
ミング信号S−R、S−G、S−Bを各プリントヘッド
制御部241 R、241 G、241 Bに送り、3色の同期制御
を1ライン毎に行う。
【0096】また、図16では、同期制御部42は各色の
ライン毎の印画紙P上での記録の開始位置が等しくなる
ように各タイミング信号S−R、S−G、S−Bを出力
する動作を示したが、これに限定されず、1ラインの記
録内の特定のタイミングが同一になる制御であればよ
い。特に、各色のライン毎の記録動作時間tr 、tg 、
tb の半分、すなわち、tr /2、tg /2、tb /2
における印画紙P上での記録位置を等しくするように各
タイミング信号を出力することにより、各ライン毎の各
色ドットの位置がより正確に重なることにより、より色
ズレの少ない高画質な画像となり好ましい。
ライン毎の印画紙P上での記録の開始位置が等しくなる
ように各タイミング信号S−R、S−G、S−Bを出力
する動作を示したが、これに限定されず、1ラインの記
録内の特定のタイミングが同一になる制御であればよ
い。特に、各色のライン毎の記録動作時間tr 、tg 、
tb の半分、すなわち、tr /2、tg /2、tb /2
における印画紙P上での記録位置を等しくするように各
タイミング信号を出力することにより、各ライン毎の各
色ドットの位置がより正確に重なることにより、より色
ズレの少ない高画質な画像となり好ましい。
【0097】図17は、同期制御部242 からの各タイミン
グ信号S−R、S−G、S−Bの出力タイミングをライ
ン終了信号S1に基づいて行う場合の例である。ライン
終了信号S1とは、R色光源プリントヘッド230 Rの1
ラインの記録サイクル(t0)の終了時にR色光源プリ
ントヘッド制御部241 Rより、同期制御部242 へ出力さ
れる信号である。この場合は、動作クロックCLK−G
を変えたり、待機時間Wr を変えたり、各ビットのイネ
ーブル信号の期間を変えて記録デューティーを変えた
り、R色光源プリントヘッド制御部241 Rの調整のみを
行うことにより、1ライン毎の各色の同期制御を保ち、
各色の1ラインの記録サイクルの周期のズレの蓄積によ
る色ズレを抑えた状態で、1ラインの記録サイクル(t
0 )を1色のみの調整により簡便に調整することができ
好ましい。
グ信号S−R、S−G、S−Bの出力タイミングをライ
ン終了信号S1に基づいて行う場合の例である。ライン
終了信号S1とは、R色光源プリントヘッド230 Rの1
ラインの記録サイクル(t0)の終了時にR色光源プリ
ントヘッド制御部241 Rより、同期制御部242 へ出力さ
れる信号である。この場合は、動作クロックCLK−G
を変えたり、待機時間Wr を変えたり、各ビットのイネ
ーブル信号の期間を変えて記録デューティーを変えた
り、R色光源プリントヘッド制御部241 Rの調整のみを
行うことにより、1ライン毎の各色の同期制御を保ち、
各色の1ラインの記録サイクルの周期のズレの蓄積によ
る色ズレを抑えた状態で、1ラインの記録サイクル(t
0 )を1色のみの調整により簡便に調整することができ
好ましい。
【0098】また、各タイミング信号S−R、S−G、
S−Bが同じタイミングの場合は、同期制御部242 を介
さずにS1を直接S−R、S−G、S−Bとして各プリ
ントヘッド制御部に送るようにすると、構成が簡単にな
り、より好ましい。また、図17のS1の代わりに、搬送
制御部250 からの搬送位置信号S2を用いることによ
り、印画紙Pの搬送された位置と露光のタイミングをと
ることができるため、搬送速度ムラがあっても正確に各
色の像の位置を制御することができ、好ましい。搬送位
置信号S2としては、搬送ローラの回転角度をロータリ
ーエンコーダーで検知することにより印画紙の搬送位置
を1ライン毎に検知することにより得る方法などがあ
る。
S−Bが同じタイミングの場合は、同期制御部242 を介
さずにS1を直接S−R、S−G、S−Bとして各プリ
ントヘッド制御部に送るようにすると、構成が簡単にな
り、より好ましい。また、図17のS1の代わりに、搬送
制御部250 からの搬送位置信号S2を用いることによ
り、印画紙Pの搬送された位置と露光のタイミングをと
ることができるため、搬送速度ムラがあっても正確に各
色の像の位置を制御することができ、好ましい。搬送位
置信号S2としては、搬送ローラの回転角度をロータリ
ーエンコーダーで検知することにより印画紙の搬送位置
を1ライン毎に検知することにより得る方法などがあ
る。
【0099】次に、プリントヘッドの構成についての別
の実施例を以下に説明する。図18に示すように、各色の
露光部は、1ラインの記録を行なうのに充分な長さとな
るように、1ライン分の記録長に満たない長さの同色の
プリットヘッドを複数千鳥状に並設して構成しても良
い。図18において、R色露光部300 Rは、記録素子であ
るLED7Rをライン状に並べたLEDアレイを使用し
たR色用プリントヘッド301 Rにより構成されている。
LEDアレイは、LED7Rが略一直線状に配列されて
いるものであればよく、各LEDが図19のように千鳥状
に配列されていてもよい。
の実施例を以下に説明する。図18に示すように、各色の
露光部は、1ラインの記録を行なうのに充分な長さとな
るように、1ライン分の記録長に満たない長さの同色の
プリットヘッドを複数千鳥状に並設して構成しても良
い。図18において、R色露光部300 Rは、記録素子であ
るLED7Rをライン状に並べたLEDアレイを使用し
たR色用プリントヘッド301 Rにより構成されている。
LEDアレイは、LED7Rが略一直線状に配列されて
いるものであればよく、各LEDが図19のように千鳥状
に配列されていてもよい。
【0100】ここで、本実施の形態では、前記R,G,
Bの副走査方向の露光位置を決定するタイミング信号S
−R、S−G、S−Bの出力タイミングの設定値が相対
的に変更可能としてある。図20は、前記タイミング信号
S−R、S−G、S−Bの出力状態を時系列的に示した
もので、搬送位置信号(感光ペーパーが所定位置にセッ
トされたという信号) を受けてからPr番目のパルスを
受けてRの1ライン目の露光開始信号R1が送られる。
G,BもそれぞれPg番目,Pb番目のパルスで同様に
1ライン目の露光開始信号G1,B1が送られる。この
Pr,Pg,Pbの値が少なくとも相対的に変更可能に
なっている。本実施の形態では、パルスの間隔は、前記
1ラインの記録サイクル周期t0 (=2.82ms) に設定さ
れており、これにより、副走査方向に1画素単位でずれ
の補正が可能となる。但しパルスの間隔は、t0 だけで
なく、t0 /2,t0 /3,2t0 ,5t0 等であって
もよく、それぞれに応じて制御できる。例えば、t0 /
2とした場合は、半画素単位での色ずれ抑制制御が可能
になる。
Bの副走査方向の露光位置を決定するタイミング信号S
−R、S−G、S−Bの出力タイミングの設定値が相対
的に変更可能としてある。図20は、前記タイミング信号
S−R、S−G、S−Bの出力状態を時系列的に示した
もので、搬送位置信号(感光ペーパーが所定位置にセッ
トされたという信号) を受けてからPr番目のパルスを
受けてRの1ライン目の露光開始信号R1が送られる。
G,BもそれぞれPg番目,Pb番目のパルスで同様に
1ライン目の露光開始信号G1,B1が送られる。この
Pr,Pg,Pbの値が少なくとも相対的に変更可能に
なっている。本実施の形態では、パルスの間隔は、前記
1ラインの記録サイクル周期t0 (=2.82ms) に設定さ
れており、これにより、副走査方向に1画素単位でずれ
の補正が可能となる。但しパルスの間隔は、t0 だけで
なく、t0 /2,t0 /3,2t0 ,5t0 等であって
もよく、それぞれに応じて制御できる。例えば、t0 /
2とした場合は、半画素単位での色ずれ抑制制御が可能
になる。
【0101】また、前記タイミング信号S−R、S−
G、S−Bの出力周期については、前記のように1ライ
ン毎に出力して同期をとるものに限らず、特に、本実施
形態のように副走査方向の色ずれ補正を行なう場合に
は、一度補正を行なえば、度々同期を取る必要はないと
考えられるので1画像毎に例えば先頭画素で出力するも
のであってもよい。1ライン毎で同期をとれば、色ずれ
抑制機能はより保証されるものとはなるが制御が煩雑と
なり、少数ライン毎に同期制御を行なえば、少量のずれ
の積み重ねによる色ずれを十分に抑制でき、好ましい。
G、S−Bの出力周期については、前記のように1ライ
ン毎に出力して同期をとるものに限らず、特に、本実施
形態のように副走査方向の色ずれ補正を行なう場合に
は、一度補正を行なえば、度々同期を取る必要はないと
考えられるので1画像毎に例えば先頭画素で出力するも
のであってもよい。1ライン毎で同期をとれば、色ずれ
抑制機能はより保証されるものとはなるが制御が煩雑と
なり、少数ライン毎に同期制御を行なえば、少量のずれ
の積み重ねによる色ずれを十分に抑制でき、好ましい。
【0102】また、各タイミング信号を受けてから、直
ぐに露光動作を行なうことも、一定時間を置いてから露
光動作を行なうことも可能であるが、該一定時間の設定
量を変更することで、前記パルス周期単位の補正以上に
細かな色ずれ抑制制御を行なうことができる。次に、前
記副走査方向の色ずれ抑制制御を行なうための標準画像
の形成について説明する。
ぐに露光動作を行なうことも、一定時間を置いてから露
光動作を行なうことも可能であるが、該一定時間の設定
量を変更することで、前記パルス周期単位の補正以上に
細かな色ずれ抑制制御を行なうことができる。次に、前
記副走査方向の色ずれ抑制制御を行なうための標準画像
の形成について説明する。
【0103】該標準画像は、フロッピーディスク, 光磁
気ディスク, メモリカード等の外部の記憶媒体若しくは
本装置内ハードディスクやRAM, ROM等のメモリに
記憶された標準画像形成データにしたがって図21のよう
に画像記録媒体上に形成される。図21(1) では、基準の
プリントヘッド、例えば特定のプリントヘッド例えばG
色プリントヘッドの露光タイミングを基準とて、R色プ
リントヘッドの露光タイミングの設定量を−6〜+6ま
で13段階に変更しながら主走査方向にずらせて露光記録
したものと、同様にG色プリントヘッドを基準としてB
色プリントヘッドの設定量を変更して露光記録したもの
の状態が、並べて示されている。
気ディスク, メモリカード等の外部の記憶媒体若しくは
本装置内ハードディスクやRAM, ROM等のメモリに
記憶された標準画像形成データにしたがって図21のよう
に画像記録媒体上に形成される。図21(1) では、基準の
プリントヘッド、例えば特定のプリントヘッド例えばG
色プリントヘッドの露光タイミングを基準とて、R色プ
リントヘッドの露光タイミングの設定量を−6〜+6ま
で13段階に変更しながら主走査方向にずらせて露光記録
したものと、同様にG色プリントヘッドを基準としてB
色プリントヘッドの設定量を変更して露光記録したもの
の状態が、並べて示されている。
【0104】この場合、図示の例では、R色プリントヘ
ッドは−1の調整量で、また、B色プリントヘッドは+
3の調整量で、それぞれ基準のG色プリントヘッドと副
走査方向の露光記録位置が一致している。また、図21
(2) では、R色のプリントヘッドの露光タイミングを基
準として、G色プリントヘッドとB色プリントヘッドの
露光タイミングを設定量を−6〜+6まで13段階に変更
しながら主走査方向にずらせて同時に露光記録したもの
を示している。
ッドは−1の調整量で、また、B色プリントヘッドは+
3の調整量で、それぞれ基準のG色プリントヘッドと副
走査方向の露光記録位置が一致している。また、図21
(2) では、R色のプリントヘッドの露光タイミングを基
準として、G色プリントヘッドとB色プリントヘッドの
露光タイミングを設定量を−6〜+6まで13段階に変更
しながら主走査方向にずらせて同時に露光記録したもの
を示している。
【0105】図示の例では、G色プリントヘッドは−2
の調整量で、また、B色プリントヘッドは+3の調整量
で基準のR色プリントヘッドの副走査方向の露光記録位
置が一致している。ここで、各色の主走査方向の長さ位
置を図示のように近接部分では各色が全て重なりうるも
の、一部が重なるもの、全く重ならないものの、いずれ
の方式としてもよい。これは、後述する主走査方向用の
標準画像でも同様である。
の調整量で、また、B色プリントヘッドは+3の調整量
で基準のR色プリントヘッドの副走査方向の露光記録位
置が一致している。ここで、各色の主走査方向の長さ位
置を図示のように近接部分では各色が全て重なりうるも
の、一部が重なるもの、全く重ならないものの、いずれ
の方式としてもよい。これは、後述する主走査方向用の
標準画像でも同様である。
【0106】さて、上記のようにして得られた標準画像
の目視またはスキャナ等による測定データに基づき、最
も近接するものの数値により、露光タイミングの設定量
を変更する。例えば初期値がR=100,G=200,B=300
であったとすると、前記図21(1) の場合は、前記のよう
にRが−1, Bが+3に調整すれば、露光記録位置が一
致するので、 R=100 −1 =99 G=200 (基準一定) B=300 +3=303 となり、図21(2) の場合は、同様
に、 R=100 (基準一定) G=200 −2=198 B=300 −3=297 となる。
の目視またはスキャナ等による測定データに基づき、最
も近接するものの数値により、露光タイミングの設定量
を変更する。例えば初期値がR=100,G=200,B=300
であったとすると、前記図21(1) の場合は、前記のよう
にRが−1, Bが+3に調整すれば、露光記録位置が一
致するので、 R=100 −1 =99 G=200 (基準一定) B=300 +3=303 となり、図21(2) の場合は、同様
に、 R=100 (基準一定) G=200 −2=198 B=300 −3=297 となる。
【0107】このようにして、基準色以外の色のプリン
トヘッドの設定値を変更した後、再度標準画像を形成し
て±0で最も近接することを確認してもよい。後述する
主走査方向の色ずれ調整の場合も同様である。なお、本
実施の形態で形成した標準画像では、特定の色のプリン
トヘッドを基準として他の色のプリントヘッドの設定値
を調整する構成としたため、調整を簡素化することがで
き好ましい。但し、各色のプリントヘッドの設定値をそ
れぞれ独立して調整する構成とすることもでき、例え
ば、図22に示すように搬送されるカラー印画紙(画像記
録媒体) の先頭位置と記録開始位置とを合わせるように
各色別の設定値を調整すれば、印画紙の先端から余白な
く記録することが可能となる。
トヘッドの設定値を変更した後、再度標準画像を形成し
て±0で最も近接することを確認してもよい。後述する
主走査方向の色ずれ調整の場合も同様である。なお、本
実施の形態で形成した標準画像では、特定の色のプリン
トヘッドを基準として他の色のプリントヘッドの設定値
を調整する構成としたため、調整を簡素化することがで
き好ましい。但し、各色のプリントヘッドの設定値をそ
れぞれ独立して調整する構成とすることもでき、例え
ば、図22に示すように搬送されるカラー印画紙(画像記
録媒体) の先頭位置と記録開始位置とを合わせるように
各色別の設定値を調整すれば、印画紙の先端から余白な
く記録することが可能となる。
【0108】上記実施の形態では、各プリントヘッドの
記録素子の配列の直線性が維持されている場合には、主
走査方向の位置によっては副走査方向の記録位置のずれ
量が変化しないため、主走査方向の特定の1箇所で色ず
れの補正を行なえば、他の箇所での色ずれも抑制するこ
とができる。しかし、厳密には製造誤差や使用環境, 経
時変化によりプリントヘッドが曲がっていたり、副搬送
方向に対してプリントヘッドが斜めに取り付けられたり
することがある。また、運転中に発生した紙詰まりのと
きにプリントヘッドを装着した記録部を動かして再度セ
ットしなおすときに、斜めにセットされてしまうような
ことがある。
記録素子の配列の直線性が維持されている場合には、主
走査方向の位置によっては副走査方向の記録位置のずれ
量が変化しないため、主走査方向の特定の1箇所で色ず
れの補正を行なえば、他の箇所での色ずれも抑制するこ
とができる。しかし、厳密には製造誤差や使用環境, 経
時変化によりプリントヘッドが曲がっていたり、副搬送
方向に対してプリントヘッドが斜めに取り付けられたり
することがある。また、運転中に発生した紙詰まりのと
きにプリントヘッドを装着した記録部を動かして再度セ
ットしなおすときに、斜めにセットされてしまうような
ことがある。
【0109】そこで、プリントヘッドの主走査方向の位
置に応じて露光タイミングの調整を独立して行なうもの
の実施形態について説明する。図23に示した実施の形態
では、各プリントヘッドの記録素子列を、複数のブロッ
ク1,2,3・・・に区分し、各ブロック毎に副走査方
向の露光タイミングつまり画像記録媒体における記録位
置を調整可能な構成とする。このため、特定のプリント
ヘッド(第1ヘッド) を基準として、各ブロックでそれ
ぞれ10ライン毎の間隔で所定長さずつ記録した各ライン
に対し、第2ヘッドは±0を中心に9ライン毎の間隔で
所定長さずつ記録した各ラインを前記基準の第1ヘッド
のラインと隣接させて記録する。
置に応じて露光タイミングの調整を独立して行なうもの
の実施形態について説明する。図23に示した実施の形態
では、各プリントヘッドの記録素子列を、複数のブロッ
ク1,2,3・・・に区分し、各ブロック毎に副走査方
向の露光タイミングつまり画像記録媒体における記録位
置を調整可能な構成とする。このため、特定のプリント
ヘッド(第1ヘッド) を基準として、各ブロックでそれ
ぞれ10ライン毎の間隔で所定長さずつ記録した各ライン
に対し、第2ヘッドは±0を中心に9ライン毎の間隔で
所定長さずつ記録した各ラインを前記基準の第1ヘッド
のラインと隣接させて記録する。
【0110】図示の標準画像の例では、第2ヘッドのブ
ロック1では±0で重なっているので、該ブロック1に
ついては露光タイミングの設定値を変更する必要がない
が、ブロック2では−1で重なっているので、設定値を
1だけ減少させ、同様にブロック3では設定値を2だけ
減少させることにより、ブロック毎に設定値を調整して
副走査方向の記録位置を一致させることができる。残り
の第3ヘッドについても第1ヘッドを基準とした前記同
様の標準画像に基づいて、ブロック毎の調整を行なうこ
とができる。また、基準となる第1ヘッドの記録の両側
に第2ヘッドの記録と第3ヘッドの記録とを同時に記録
する構成とすることもでき、標準画像の記録領域を縮小
することができる。
ロック1では±0で重なっているので、該ブロック1に
ついては露光タイミングの設定値を変更する必要がない
が、ブロック2では−1で重なっているので、設定値を
1だけ減少させ、同様にブロック3では設定値を2だけ
減少させることにより、ブロック毎に設定値を調整して
副走査方向の記録位置を一致させることができる。残り
の第3ヘッドについても第1ヘッドを基準とした前記同
様の標準画像に基づいて、ブロック毎の調整を行なうこ
とができる。また、基準となる第1ヘッドの記録の両側
に第2ヘッドの記録と第3ヘッドの記録とを同時に記録
する構成とすることもでき、標準画像の記録領域を縮小
することができる。
【0111】ここで、前記基準とする第1ヘッドは、最
も直線性の良いものや(ヘッドの種類が異なる場合は、
その長さや剛性の観点から選んでも良いし、また、ヘッ
ド交換時等には非交換ヘッドを選ぶことが好ましい) 、
予め感光ペーパーの端部との間でブロック毎に設定量を
調整したものを用いることが好ましい。また、上記ブロ
ックの区分は、適宜に行なえるが、既述したように1本
のプリントヘッドを複数本のヘッドを接ぎ合わせて形成
するものでは、各ヘッド間で位置ずれを生じる可能性が
あるので、各ヘッド毎にブロックを区分して調整すると
合理的である。
も直線性の良いものや(ヘッドの種類が異なる場合は、
その長さや剛性の観点から選んでも良いし、また、ヘッ
ド交換時等には非交換ヘッドを選ぶことが好ましい) 、
予め感光ペーパーの端部との間でブロック毎に設定量を
調整したものを用いることが好ましい。また、上記ブロ
ックの区分は、適宜に行なえるが、既述したように1本
のプリントヘッドを複数本のヘッドを接ぎ合わせて形成
するものでは、各ヘッド間で位置ずれを生じる可能性が
あるので、各ヘッド毎にブロックを区分して調整すると
合理的である。
【0112】なお、全ての記録素子毎に露光タイミング
を基準値と比較して調整することも理論上は可能であ
り、調整が細かくなり過ぎるきらいはある(調整単位を
1画素分より小さくする) が、スキャナで高精度に読み
取って、画素毎に設定量を自動調整すれば、迅速かつ高
精度な調整が行なえる。次に、主走査方向の記録位置を
調整(ピッチずれの調整) する実施の形態について説明
する。該主走査方向の記録位置調整の実施の形態につい
ては、最初にもまとめて開示したが、ここでは、標準画
像として前記チャートとは異なり、設定値をかえつつ主
走査方向の記録位置ずれ(ピッチずれ) を実際に近い状
態で記録して設定値を補正しやすくした方式のものを示
す。
を基準値と比較して調整することも理論上は可能であ
り、調整が細かくなり過ぎるきらいはある(調整単位を
1画素分より小さくする) が、スキャナで高精度に読み
取って、画素毎に設定量を自動調整すれば、迅速かつ高
精度な調整が行なえる。次に、主走査方向の記録位置を
調整(ピッチずれの調整) する実施の形態について説明
する。該主走査方向の記録位置調整の実施の形態につい
ては、最初にもまとめて開示したが、ここでは、標準画
像として前記チャートとは異なり、設定値をかえつつ主
走査方向の記録位置ずれ(ピッチずれ) を実際に近い状
態で記録して設定値を補正しやすくした方式のものを示
す。
【0113】図24において、主走査方向ライン毎の露光
開始位置は各プリントヘッドで同一となるように調整し
た上で、基準のプリントヘッドの画素数は記録素子数と
等しく一定のまま、比較して調整を行なうプリントヘッ
ドには、主走査方向1ライン分の画素数を−3〜+3の
範囲で付加(+で表示) ,変更無し,又は削除(−で表
示) させて、主走査方向開始位置,中央位置,末端位置
で副走査方向に所定長さ分ライン記録する。この場合、
±2のときは主走査方向の前部と後部から1つずつ付加
又は削除し、±3のときは、主走査方向の前部,中間
部,後部から1つずつ付加又は削除して均等化する。
開始位置は各プリントヘッドで同一となるように調整し
た上で、基準のプリントヘッドの画素数は記録素子数と
等しく一定のまま、比較して調整を行なうプリントヘッ
ドには、主走査方向1ライン分の画素数を−3〜+3の
範囲で付加(+で表示) ,変更無し,又は削除(−で表
示) させて、主走査方向開始位置,中央位置,末端位置
で副走査方向に所定長さ分ライン記録する。この場合、
±2のときは主走査方向の前部と後部から1つずつ付加
又は削除し、±3のときは、主走査方向の前部,中間
部,後部から1つずつ付加又は削除して均等化する。
【0114】例えば、図示の例では、末端位置で+1が
基準のラインと重なっているので、該調整するプリント
ヘッドには、1つの画素を追加した画像データとするの
が良いことがわかる。なお、末端位置だけでも、追加又
は削除すべき画素数は判明するが、中間位置でも記録す
ることにより、画素を追加又は削除する箇所を決める場
合の参考になる。特に、R,G,B等3色のプリントヘ
ッドの場合、比較する第2,第3のプリントヘッドの追
加又は削除する画素の箇所を適正に選択することによ
り、3色の主走査方向の色ずれが、末端位置では勿論、
中間位置でも最小となるようにすることが可能になる。
但し、末端位置のみを記録して付加又は削除する画素数
のみを読み取り、付加又は削除する位置は、既述した
(6) 式に基づいて算出してもよい。また、R,G,B等
3色の場合は、副走査方向の調整の場合と同様、図示の
ように第1ヘッドの基準色と残り2色を1色ずつ並べて
記録するようにしてもよいが、基準色に対して残り2色
を同時に基準色の左右両側等に記録するようにして記録
領域を節約してもよい。
基準のラインと重なっているので、該調整するプリント
ヘッドには、1つの画素を追加した画像データとするの
が良いことがわかる。なお、末端位置だけでも、追加又
は削除すべき画素数は判明するが、中間位置でも記録す
ることにより、画素を追加又は削除する箇所を決める場
合の参考になる。特に、R,G,B等3色のプリントヘ
ッドの場合、比較する第2,第3のプリントヘッドの追
加又は削除する画素の箇所を適正に選択することによ
り、3色の主走査方向の色ずれが、末端位置では勿論、
中間位置でも最小となるようにすることが可能になる。
但し、末端位置のみを記録して付加又は削除する画素数
のみを読み取り、付加又は削除する位置は、既述した
(6) 式に基づいて算出してもよい。また、R,G,B等
3色の場合は、副走査方向の調整の場合と同様、図示の
ように第1ヘッドの基準色と残り2色を1色ずつ並べて
記録するようにしてもよいが、基準色に対して残り2色
を同時に基準色の左右両側等に記録するようにして記録
領域を節約してもよい。
【0115】また、本実施の形態では、画素を付加,削
除して画像データを拡大又は縮小して調整するものを示
したが、既述した線形補間法やキュービック−コンボリ
ュージョン等の各種補間方法による補間を行なう場合
は、複数段階の拡大率及び縮小率で拡大及び縮小した画
像データによって前記同様の特定の主走査位置で対応す
る拡大率,縮小率の記録(例えば×1.001 とか×0.998
のように記録) と共にライン記録を行い、基準プリント
ヘッドのラインに最も近接した拡大率又は縮小率を選択
して主走査方向の記録位置調整を行なうようにしてもよ
い。この場合は、均等な割合で画素補正が行なわれ、主
走査方向の記録位置ずれを可及的に抑制できる。
除して画像データを拡大又は縮小して調整するものを示
したが、既述した線形補間法やキュービック−コンボリ
ュージョン等の各種補間方法による補間を行なう場合
は、複数段階の拡大率及び縮小率で拡大及び縮小した画
像データによって前記同様の特定の主走査位置で対応す
る拡大率,縮小率の記録(例えば×1.001 とか×0.998
のように記録) と共にライン記録を行い、基準プリント
ヘッドのラインに最も近接した拡大率又は縮小率を選択
して主走査方向の記録位置調整を行なうようにしてもよ
い。この場合は、均等な割合で画素補正が行なわれ、主
走査方向の記録位置ずれを可及的に抑制できる。
【0116】以上、上記及び当初に記載の主走査方向の
記録位置調整と、副走査方向の記録位置調整との各実施
の形態について説明したが、これらは単独で構成しても
それぞれ主走査方向の記録位置ずれ, 副走査方向の記録
位置ずれを抑制できるものであるが、これらの主走査方
向の記録位置調整と、副走査方向の記録位置調整とを組
み合わせることにより、主走査方向及び副走査方向の記
録位置ずれを共に抑制して、真に高画質な画像を記録す
ることができる。
記録位置調整と、副走査方向の記録位置調整との各実施
の形態について説明したが、これらは単独で構成しても
それぞれ主走査方向の記録位置ずれ, 副走査方向の記録
位置ずれを抑制できるものであるが、これらの主走査方
向の記録位置調整と、副走査方向の記録位置調整とを組
み合わせることにより、主走査方向及び副走査方向の記
録位置ずれを共に抑制して、真に高画質な画像を記録す
ることができる。
【0117】また、本発明は、モノクロ画像を複数のプ
リントヘッドで記録するようにしたもの適用しても記録
位置ずれがなくなりにじみ, ブレ等の発生を抑制できる
効果が得られるが、特にR,G,B等複数色のプリント
ヘッドを用いてカラー画像を記録するものにおいて、色
ずれを抑制できることにより、大きな画質向上効果が得
られる。
リントヘッドで記録するようにしたもの適用しても記録
位置ずれがなくなりにじみ, ブレ等の発生を抑制できる
効果が得られるが、特にR,G,B等複数色のプリント
ヘッドを用いてカラー画像を記録するものにおいて、色
ずれを抑制できることにより、大きな画質向上効果が得
られる。
【0118】次に、複数本のプリントヘッドの装置本体
(露光部) への取付け形態について説明する。該プリン
トヘッドは装置本体に対して交換可能に装着されるのが
よく、このようにすれば、プリントヘッドを劣化により
交換することができ、その場合、交換によって生じる主
走査方向, 副走査方向の記録位置ずれを、前記各実施の
形態のいずれかにより抑制することができる。
(露光部) への取付け形態について説明する。該プリン
トヘッドは装置本体に対して交換可能に装着されるのが
よく、このようにすれば、プリントヘッドを劣化により
交換することができ、その場合、交換によって生じる主
走査方向, 副走査方向の記録位置ずれを、前記各実施の
形態のいずれかにより抑制することができる。
【0119】ここで、各プリントヘッド毎に交換可能と
すれば、劣化の進んだヘッドだけを交換すればよく、ラ
ンニングコストを低減できるが、交換による他のプリン
トヘッドとの位置関係が多方向にずれやすく、また、運
転中にプリントヘッド間で相対的な位置ずれを生じやす
く、調整が複雑で調整の頻度も増大する可能性が高い。
すれば、劣化の進んだヘッドだけを交換すればよく、ラ
ンニングコストを低減できるが、交換による他のプリン
トヘッドとの位置関係が多方向にずれやすく、また、運
転中にプリントヘッド間で相対的な位置ずれを生じやす
く、調整が複雑で調整の頻度も増大する可能性が高い。
【0120】そこで、複数本のプリントヘッドを一体に
取付けてユニット化し、ユニット毎交換できるようにし
た実施の形態を示す。図25(a) は、ユニット取付部38か
らユニット39を取り外した状態の斜視図である。ユニッ
ト取付部38は、脚部38a,38b上に台板38cが取り付け
られた構造となっており、脚部38a,38bの間を矢印C
の方向に印画紙Pが移動できる構造になっている。
取付けてユニット化し、ユニット毎交換できるようにし
た実施の形態を示す。図25(a) は、ユニット取付部38か
らユニット39を取り外した状態の斜視図である。ユニッ
ト取付部38は、脚部38a,38b上に台板38cが取り付け
られた構造となっており、脚部38a,38bの間を矢印C
の方向に印画紙Pが移動できる構造になっている。
【0121】図25(b) は、ユニット取付部38を上部から
見た平面図であり、点線で示した部分にユニット39を取
り付ける。図25(c) は、ユニット39の斜視図である。可
動部材38dでユニット39の側面39aを矢印Aの方向に押
し、ユニット39の側面39bを位置記憶部38eに押し当
て、同時に可動部材38fでユニット39の側面39cを矢印
Bの方向に押し、ユニット39の側面39dを位置記憶部38
gに押し当てることによりユニット取付部38にユニット
39が固定される。
見た平面図であり、点線で示した部分にユニット39を取
り付ける。図25(c) は、ユニット39の斜視図である。可
動部材38dでユニット39の側面39aを矢印Aの方向に押
し、ユニット39の側面39bを位置記憶部38eに押し当
て、同時に可動部材38fでユニット39の側面39cを矢印
Bの方向に押し、ユニット39の側面39dを位置記憶部38
gに押し当てることによりユニット取付部38にユニット
39が固定される。
【0122】また、逆に可動部材38d, 38fをそれぞれ
矢印AとBの逆方向に移動し、押し当てを開放すること
により、ユニット39をユニット取付部38より取り出すこ
とができる。位置記憶部38e及び38gは、矢印ウ、エの
方向にそれぞれ可動になっており、微調移動機構と固定
機構を行なっている。ユニット39をユニット取付部38に
取り付ける時、位置記憶部38e, 38gの微調移動機構に
より所定の位置にユニット39を取り付けることができる
ように調整し、固定機構によりユニット記憶部38e,38
gを固定することにより、ユニット39の取付位置を記憶
することができる。
矢印AとBの逆方向に移動し、押し当てを開放すること
により、ユニット39をユニット取付部38より取り出すこ
とができる。位置記憶部38e及び38gは、矢印ウ、エの
方向にそれぞれ可動になっており、微調移動機構と固定
機構を行なっている。ユニット39をユニット取付部38に
取り付ける時、位置記憶部38e, 38gの微調移動機構に
より所定の位置にユニット39を取り付けることができる
ように調整し、固定機構によりユニット記憶部38e,38
gを固定することにより、ユニット39の取付位置を記憶
することができる。
【0123】これにより、ユニット39を取り外して再び
取り付ける時に正確に同じ位置に取り付けることが容易
にできるため、メンテナンス性が向上する。また、この
時、各プリントヘッド30R,30G,30Bと露光制御部40
とを接続するケーブルは、図示しないコネクタと容易に
取り外し、取り付けが可能となっている。
取り付ける時に正確に同じ位置に取り付けることが容易
にできるため、メンテナンス性が向上する。また、この
時、各プリントヘッド30R,30G,30Bと露光制御部40
とを接続するケーブルは、図示しないコネクタと容易に
取り外し、取り付けが可能となっている。
【0124】図26は、印画紙Pを平面搬送するタイプの
画像記録装置で、かつ、プリントヘッド61をR,G,B
光露光用に各2本ずつ計6本備えてユニット60としたも
のを示す。前記ユニット39のプリントヘッド取付枠62
は、副走査方向に沿った片側側部がヒンジ結合され、反
対側の側部には把手63が設けられ、該把手63を掴んで搬
送方向とは直交する方向に上下動して開閉自由に構成さ
れ、また、スプリング64を介してストッパで規制される
所定の位置にセットされている。
画像記録装置で、かつ、プリントヘッド61をR,G,B
光露光用に各2本ずつ計6本備えてユニット60としたも
のを示す。前記ユニット39のプリントヘッド取付枠62
は、副走査方向に沿った片側側部がヒンジ結合され、反
対側の側部には把手63が設けられ、該把手63を掴んで搬
送方向とは直交する方向に上下動して開閉自由に構成さ
れ、また、スプリング64を介してストッパで規制される
所定の位置にセットされている。
【0125】かかる構成とすれば、図示のような印画紙
Pの紙詰まりが発生した場合でも、プリントヘッド61を
ユニット60ごと搬送方向とは異なる方向に移動できるの
で、容易に印画紙Pを除去することができ、この後ユニ
ット60をセットし直したときに色ずれが発生した場合で
も、前記各種の記録位置ずれ抑制制御のいずれかを適用
することにより、容易に色ずれを抑制して高画質の画像
を得ることができる。
Pの紙詰まりが発生した場合でも、プリントヘッド61を
ユニット60ごと搬送方向とは異なる方向に移動できるの
で、容易に印画紙Pを除去することができ、この後ユニ
ット60をセットし直したときに色ずれが発生した場合で
も、前記各種の記録位置ずれ抑制制御のいずれかを適用
することにより、容易に色ずれを抑制して高画質の画像
を得ることができる。
【図1】 画像記録装置の記録部の側面図。
【図2】 画像記録装置の記録部の概略構成を表す正面
図。
図。
【図3】 画像データの露光記録処理のフローチャー
ト。
ト。
【図4】 プリントヘッド制御部の構成を示す図。
【図5】 画素間補正の手法を説明する図。
【図6】 絶対的な解像力の測定方法を説明する図。
【図7】 画素削除の方法を説明する図。
【図8】 バイ−リニア法による解像力の補正方法を説
明する図。
明する図。
【図9】 プリントヘッドの記録素子ブロック間におけ
る接続状態を説明する図。
る接続状態を説明する図。
【図10】 第3の実施の形態における記録素子ブロック
毎に解像力を補正する方法を説明する図。
毎に解像力を補正する方法を説明する図。
【図11】 解像力の差による色にじみ,色ずれの発生を
説明する図。
説明する図。
【図12】 線形補間法による補間位置での画像信号の求
め方を説明する図。
め方を説明する図。
【図13】 キュービック−コンボリューション法による
補間位置での画像信号の求め方を説明する図。
補間位置での画像信号の求め方を説明する図。
【図14】 プリントヘッドの同期制御回路を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図15】 G色用プリントヘッドの動作を示すタイミン
グチャート。
グチャート。
【図16】 3色同期制御の様子を示すタイミングチャー
ト。
ト。
【図17】 3色同期制御の様子を示すタイミングチャー
ト。
ト。
【図18】 同色のプリントヘッドを千鳥状に配設した例
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図19】 記録素子の千鳥状の配列を示す図。
【図20】 副走査方向の露光タイミング設定方法の例を
示すタイムチャート。
示すタイムチャート。
【図21】 副走査方向の露光タイミング調整用の標準画
像の例を示す図。
像の例を示す図。
【図22】 副走査方向の露光タイミング調整用の標準画
像の別の例を示す図。
像の別の例を示す図。
【図23】 副走査方向の露光タイミング調整用の標準画
像の更に別の例を示す図。
像の更に別の例を示す図。
【図24】 主走査方向のピッチずれ補正用の標準画像の
例を示す図。
例を示す図。
【図25】 プリントヘッドをユニット化したものの取り
付け取り外し状態を説明するための図。
付け取り外し状態を説明するための図。
【図26】プリントヘッドをユニット化したものの別の例
を示す斜視図。
を示す斜視図。
11 カラー印画紙 12 搬送駆動源 13 支持ドラム 15R ,30 R,230R R色用プリントヘッド 15G ,30 G,230G G色用プリントヘッド 15B ,30 B,230B B色用プリントヘッド 16 プリントヘッド制御部 47R R色用DRAM 47G G色用DRAM 47B B色用DRAM 49R R色用画素間補正部 91,92,95,96 記録素子ブロック
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/032 1/40 (72)発明者 五十嵐 隆史 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内
Claims (32)
- 【請求項1】画像記録媒体に画像データを記録する記録
素子を直線状に複数配列したプリントヘッドを画像記録
媒体の相対的な搬送方向に対して複数本並設した記録部
と、 出力を行なう画像データに基づいて前記記録部への出力
を制御する制御手段と、 前記画像記録媒体を前記プリントヘッドに対して相対的
に移動するように搬送する搬送手段と、を備えた画像記
録装置において、 前記プリントヘッドの解像力と基準となる解像力との差
に応じて画像データを補正する補正手段とを備えたこと
を特徴とする画像記録装置。 - 【請求項2】前記補正手段は、前記プリントヘッドの解
像力が基準となる解像力より高い場合には、前記画像デ
ータの前記記録素子の配列方向を拡大する補正を行なう
一方、前記プリントヘッドの解像度が基準となる解像度
より低い場合には、前記画像データの前記記録素子の配
列方向を縮小する補正を行なうようにしたことを特徴と
する請求項1に記載の画像記録装置。 - 【請求項3】前記基準となる解像力は、前記記録部のい
ずれか1つの基準プリントヘッドの解像力であり、前記
補正手段は、該基準プリントヘッド以外のプリントヘッ
ドに対する画像データを補正するようにしたことを特徴
とする請求項1または請求項2に記載の画像記録装置。 - 【請求項4】前記記録部は、LEDを用いたプリントヘ
ッドと真空蛍光表示管を画像記録媒体の相対的な搬送方
向に対して複数本並設して構成し、前記補正手段は、該
真空蛍光表示管の解像力を基準となる解像力とするよう
にしたことを特徴とする請求項3に記載の画像記録装
置。 - 【請求項5】前記プリントヘッドを、前記記録素子の配
列方向にブロック分けし、前記補正手段は、前記ブロッ
ク毎の解像力の基準となる解像力との差に応じて画像デ
ータを補正するようにしたことを特徴とする請求項1〜
請求項4のいずれか1つに記載の画像記録装置。 - 【請求項6】前記補正手段は、画像データの前記記録素
子の配列方向に対して、特定の画素を付加することによ
り拡大し、削除することにより縮小するようにしたこと
を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1に記載の
画像記録装置。 - 【請求項7】前記画素の削除は、削除する画素の位置を
画像データの前記記録素子の配列方向のライン毎に異な
る位置に設定するようにしたことを特徴とする請求項6
に記載の画像記録装置。 - 【請求項8】前記プリントヘッドの解像力を測定する解
像力測定手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求
項7のいずれか1つに記載の画像記録装置。 - 【請求項9】画像データを画像記録媒体に記録する記録
素子を主走査方向に複数個配列したプリントヘッドを、
複数本並設した記録部と、 前記記録部を前記画像記録媒体に対して各プリントヘッ
ドでの記録範囲が重なるように副走査方向に相対的に移
動しつつ記録を行わせる記録制御手段と、 前記各プリントヘッドの副走査方向の記録タイミング
を、設定量に基づいて制御する記録タイミング制御手段
と、 少なくとも1つの前記プリントヘッドの前記記録タイミ
ングの設定量を、変更可能に補正する記録タイミング設
定量補正手段と、 前記各プリントヘッドの副走査方向の記録位置情報が読
み取り可能な標準画像を標準画像形成データに基づいて
前記画像記録媒体上に形成する標準画像形成手段と、 を含んで構成され、 前記形成された標準画像に基づいて、各プリントヘッド
の画像記録媒体における副走査方向の記録位置ずれを補
正するように、前記記録タイミングの設定量を変更補正
するようにしたことを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項10】画像データを画像記録媒体に記録する記録
素子を主走査方向に複数個配列したプリントヘッドを、
複数本並設した記録部と、 前記記録部を前記画像記録媒体に対して各プリントヘッ
ドでの記録範囲が重なるように副走査方向に相対的に移
動しつつ記録を行わせる記録制御手段と、 前記プリントヘッドの主走査方向の画像データと対応す
る記録素子との関係を、設定量に基づいて制御するデー
タ・素子関係制御手段と、 少なくとも1つの前記プリントヘッドの前記データ・素
子関係の設定量を変更可能に補正するデータ・素子関係
設定量補正手段と、 前記各プリントヘッドの主走査方向の配置情報が読み取
り可能な標準画像を標準画像形成データに基づいて前記
画像記録媒体上に形成する標準画像形成手段と、 を含んで構成され、 前記形成された標準画像に基づいて、各プリントヘッド
の画像記録媒体における主走査方向の記録位置ずれを補
正するように、前記データ・素子関係の設定量を変更補
正するようにしたことを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項11】画像データを画像記録媒体に記録する記録
素子を主走査方向に複数個配列したプリントヘッドを、
複数本並設した記録部と、 前記記録部を前記画像記録媒体に対して各プリントヘッ
ドでの記録範囲が重なるように副走査方向に相対的に移
動しつつ記録を行わせる記録制御手段と、 前記各プリントヘッドの副走査方向の記録タイミング
を、設定量に基づいて制御する記録タイミング制御手段
と、 少なくとも1つの前記プリントヘッドの前記記録タイミ
ングの設定量を、変更可能に補正する記録タイミング設
定量補正手段と、 前記各プリントヘッドの副走査方向の記録位置情報が読
み取り可能な第1の標準画像を標準画像形成データに基
づいて前記画像記録媒体上に形成する第1標準画像形成
手段と、 前記プリントヘッドの主走査方向の画像データと対応す
る記録素子との関係を、設定量に基づいて制御するデー
タ・素子関係制御手段と、 少なくとも1つの前記プリントヘッドの前記データ・素
子関係の設定量を変更可能に補正するデータ・素子関係
設定量補正手段と、 前記各プリントヘッドの主走査方向の配置情報が読み取
り可能な第2の標準画像を標準画像形成データに基づい
て前記画像記録媒体上に形成する第2標準画像形成手段
と、 を含んで構成され、 前記形成された第1の標準画像に基づいて、各プリント
ヘッドの画像記録媒体における副走査方向の記録位置ず
れを補正するように、前記記録タイミングの設定量を変
更補正すると共に、前記形成された第2の標準画像に基
づいて、各プリントヘッド間での画像記録媒体における
主走査方向の記録位置ずれを補正するように、前記デー
タ・素子関係の設定量を変更補正するようにしたことを
特徴とする画像記録装置。 - 【請求項12】前記記録タイミング設定量補正手段は、記
録タイミングの設定量が変更可能なプリントヘッドに対
して、記録素子毎若しくは複数に区分された記録素子群
毎に独立して設定量を変更可能に補正することを特徴と
する請求項9又は請求項10に記載の画像記録装置。 - 【請求項13】前記データ・素子関係の設定量は、各プリ
ントヘッドが基準となる解像力となるように変更補正さ
れることを特徴とする請求項9, 請求項11請求項12のい
ずれか1つに記載の画像記録装置。 - 【請求項14】前記基準となる解像力は、前記記録部のい
ずれか1つの基準プリントヘッドの解像力であり、前記
データ・素子関係の設定量は、該基準プリントヘッド以
外の設定量が変更補正されることを特徴とする請求項13
に記載の画像記録装置。 - 【請求項15】前記複数のプリントヘッドが、LEDを用
いたプリントヘッドと真空蛍光プリントヘッドとを含ん
でいることを特徴とする請求項9〜請求項14のいずれか
1つに記載の画像記録装置。 - 【請求項16】前記真空蛍光表示管の解像力を基準となる
解像力として、それ以外のプリントヘッドの設定量が変
更補正されるようにしたことを特徴とする請求項14に係
る請求項15に記載の画像記録装置。 - 【請求項17】前記データ・素子関係の設定量は、前記プ
リントヘッドの解像力が基準となる解像力より高い場合
には、画像データの前記記録素子の配列方向を拡大する
方向に補正され、前記プリントヘッドの解像力が基準と
なる解像力より低い場合には、画像データの前記記録素
子の配列方向を縮小する方向に補正されるようにしたこ
とを特徴とする請求項13〜請求項15のいずれか1つに記
載の画像記録装置。 - 【請求項18】前記データ・素子関係の設定量は、前記画
像データの拡大方向の補正は画像データに付加する画素
数、画像データの縮小方向の補正は画像データから削除
する画素数によって補正されるようにしたことを特徴と
する請求項17に記載の画像記録装置。 - 【請求項19】前記画素の削除は、削除する画素の位置を
画像データの前記記録素子の配列方向のライン毎に異な
る位置に設定するようにしたことを特徴とする請求項18
に記載の画像記録装置。 - 【請求項20】前記データ・素子関係の設定量が、前記画
像データの拡大方向の補正は画像データの拡大率で、画
像データの縮小方向の補正は画像データの縮小率である
ことを特徴とする請求項17に記載の画像記録装置。 - 【請求項21】前記標準画像形成データが、装置内に組み
込まれた記憶媒体に書き込まれていることを特徴とする
請求項9〜請求項20のいずれか1つに記載の画像記録装
置。 - 【請求項22】標準画像の測定を行なう手段が、装置内に
組み込まれていることを特徴とする請求項9〜請求項21
のいずれか1つに記載の画像記録装置。 - 【請求項23】前記記録部と記録時に記録媒体を保持する
記録媒体保持部とが、副搬送方向とは異なる方向に相対
移動可能に配設されていることを特徴とする請求項9〜
請求項22のいずれか1つに記載の画像記録装置。 - 【請求項24】前記プリントヘッドが交換可能に配設され
ていることを特徴とする請求項1〜請求項23のいずれか
1つに記載の画像記録装置。 - 【請求項25】前記基準となるプリントヘッドは、非交換
のプリントヘッドであることを特徴とする請求項14に係
る請求項24に記載の画像記録装置。 - 【請求項26】前記複数本のプリントヘッドが一体に構成
されていることを特徴とする請求項1〜請求項24のいず
れか1つに記載の画像記録装置。 - 【請求項27】前記プリントヘッドのデータ・素子関係の
設定量の補正は、特定の一本のプリントヘッドを基準に
して、他のプリントヘッドのみを変更して調整すること
を特徴とする請求項1〜請求項26のいずれか1つに記載
の画像記録装置。 - 【請求項28】各プリントヘッドは、それぞれ異なる波長
光での露光記録を行なうことを特徴とする請求項1〜請
求項27のいずれか1つに記載の画像記録装置。 - 【請求項29】前記プリントヘッドは、少なくともB光記
録用プリントヘッド,G光記録用プリントヘッド,R光
記録用プリントヘッドを含むことを特徴とする請求項28
に記載の画像記録装置。 - 【請求項30】前記標準画像は、少なくとも2本のプリン
トヘッドによる画像記録のあるものであることを特徴と
する請求項9〜請求項29に記載の画像記録装置。 - 【請求項31】前記補正に必要とされる標準画像の全て
を、1枚の画像記録媒体に形成することを特徴とする請
求項9〜請求項30のいずれか1つに記載の画像記録装
置。 - 【請求項32】前記標準画像は、当該画像記録装置で形成
可能な最小サイズで形成されることを特徴とする請求項
9〜請求項31のいずれか1つに記載の画像記録装置。
Priority Applications (4)
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JP6586197A JPH10258547A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 画像記録装置 |
DE69830092T DE69830092T2 (de) | 1997-03-19 | 1998-03-16 | Bildaufzeichnungsgerät mit mehreren Druckköpfen |
EP98301957A EP0866604B1 (en) | 1997-03-19 | 1998-03-16 | Image recording apparatus with plural print heads |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6586197A JPH10258547A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10258547A true JPH10258547A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13299224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6586197A Pending JPH10258547A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 画像記録装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6198494B1 (ja) |
EP (1) | EP0866604B1 (ja) |
JP (1) | JPH10258547A (ja) |
DE (1) | DE69830092T2 (ja) |
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