JPH10811A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置

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JPH10811A
JPH10811A JP15220796A JP15220796A JPH10811A JP H10811 A JPH10811 A JP H10811A JP 15220796 A JP15220796 A JP 15220796A JP 15220796 A JP15220796 A JP 15220796A JP H10811 A JPH10811 A JP H10811A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度ムラの補正を精度よくできるアレイ状プ
リントヘッドの露光量制御方法及びこれを用いた露光制
御装置を提供することにある。 【解決手段】 複数の発光素子をアレイ状に配列したプ
リントヘッド30a〜30cを所定の階調を有する画像
データで駆動して印画紙20に像露光し、当該印画紙2
0を現像して得られるパッチ画像の画像濃度に基づいて
プリントヘッド30a〜30cから露光量を所定に制御
するプリントヘッドの露光量制御方法で、パッチ画像の
画像濃度データをサンプリングし、当該画像濃度データ
列からパッチ画像の主走査方向における画像濃度の軌跡
を示す曲線を算出し、当該曲線の極大から画素位置を特
定し、当該画素位置に対応した画像濃度データに基づい
て露光量を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の記録素子を
アレイ状に配列したアレイ状プリントヘッドの各記録素
子の記録特性のばらつきを補正して画像記録する画像形
成方法及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、デジタル出力装置は、高速の画像
記録が可能なものとして所望の解像度を得るための微細
な発光素子を所定ピッチで配列してなるアレイ状プリン
トヘッドにセルフォックレンズアレイを介して感光材料
上にビームスポットを結像してデジタル画像を記録する
装置がある。斯かるデジタル出力装置は、人物の肌の陰
影や空の景色などの緩やかなグラデーションを表現する
ために最低でも200レベル以上の階調で制御する必要
がある。斯かる階調を再現する方法として、アレイ状プ
リントヘッドを複数の発光レベルで複数回露光を行い2
00レベル以上の多階調記録を行う方法が提案されてい
る。
【0003】前述したアレイ状プリントヘッドは、LE
D発光素子や真空蛍光管を配列したものや適当なバック
ライトを用いたPLZTプリントヘッド、液晶シャッタ
ーアレイプリントヘッド等の光シャッターアレイ、半導
体レーザをアレイ状に配列して構成したものである。ア
レイ状プリントヘッドを構成する発光素子は一般に発光
特性にバラツキを有している。アレイ状プリントヘッド
を構成する各発光素子の発光特性のバラツキがそのまま
画像の濃淡のむらとして記録されてしまう。前述した2
00レベル以上の多階調を再現する変調法を採用するデ
ジタル出力装置は、前述した発光素子の発光特性のバラ
ツキのために画質劣化の決定的な要因となってしまう。
前述したプリントヘッドを用いた画像記録装置は、それ
ぞれの発光素子ごとに発光量のばらつきを有しており、
通常20%から40%程度の誤差が存在し、写真などを
連続階調で再現しようとする場合には最低でも2%以下
にする必要があり、より高画質で記録するためには1%
以下にする必要があった。この2%または1%以下の誤
差を達成するためには高精度の測定技術や演算精度が要
求され、非常に困難なものである。斯かる不具合を防止
するため、所定の階調を有するベタ画像を感光材料上に
出力し、当該感光材料を現像したベタ画像濃度を測定し
て各発光素子毎の露光量の補正量を求めて露光時間を補
正していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た補正方法は、感光材料上に顕像化したベタ画像の端か
ら端までの長さをアレイ状プリントヘッドの主走査方向
の発光素子数で等分して連続する画像濃度データ上の画
素位置を概算して測定した画像濃度データとアレイ状プ
リントヘッドの各発光素子とを対応づけているので、濃
度計から得られる画像濃度データとアレイ状プリントヘ
ッドに配列した主走査方向における各発光素子との位置
が一致しないために正確な露光量の補正ができなかっ
た。これは、以下に述べることが原因していると考えら
れる。
【0005】アレイ状プリントヘッドは、例えば300
dpiの解像度を得るために発光素子を約85μmの一
定の間隔で配列する必要があるが、LEDアレイを製造
する際の歩留まりのために一度に2500以上の発光素
子をマウントした長尺のアレイ状プリントヘッドを製造
できない。一般に短尺のLEDアレイチップを製造し、
斯かるLEDアレイチップを繋ぎ併せて長尺のLEDア
レイを製造している。従って、LEDアレイチップ上の
発光素子が等間隔で配列してあっても、繋ぎ合わせ工程
で一定の間隔を維持することができずに長尺のLEDア
レイとして発光素子の配置ピッチにむらを生じている。
また、真空蛍光プリントヘッドは長尺のものを一度に製
造できるが、発光素子を一定間隔で正確に製造しにく
い。その他の発光素子も前述と同様に一定間隔で正確に
配列することが難しい。斯かる各発光素子の配列ピッチ
のバラツキによって単に発光素子数で等分して得られる
発光素子の位置検出法で各発光素子の正確な位置を検出
することができないので、露光量の補正誤差になってい
る。
【0006】また、例えば300dpiの解像度でデジ
タル画像を出力するためのアレイ状プリントヘッドにお
いて素子配列方向の画素の大きさが80μmの発光素子
を85μm間隔で配列するなど、画素ピッチよりも小さ
い画素で記録すれば画素位置は原理的に濃度データのピ
ークと対応しているので、検出可能である。しかし、ア
レイ状プリントヘッドの結像光学系は、セルフォックレ
ンズで構成した結像光学系を数mm〜10数mmの間隔
で感光材料に結像するものであり、しかも感光材料がハ
ロゲン化銀感光材料であれば、電子写真プロセスに用い
られる感光体ドラムと違って、支持体のコシ等の影響に
より感光材料の搬送中にゆがみを生じやすいので、斯か
る感光材料のゆがみはビームスポットの焦点ずれとなっ
て現れやすい。斯かる焦点ずれは顕像化した後のパッチ
画像の画像濃度のノイズとなって発光素子に対応するピ
ークを検出できなくなることがある。
【0007】さらに、感光材料がハロゲン化銀カラー印
画紙であれば、反射支持体を備えるために感光層を透過
した光が反射支持体との境界面や裏面から反射して感光
層を感光させるハレーションによってビームスポットが
にじむため、顕像化したパッチ画像のにじみの影響によ
りピークを検出できなくなることがある。
【0008】また、画素ピッチよりも大きい発光素子を
千鳥状に配列したアレイを用いた場合は、隣接する画素
の像がオーバラップすることにより濃度データのピーク
を検出できなくなる。
【0009】以上の理由により、アレイ状プリントヘッ
ドの各発光素子毎に正確な露光量の補正量を得ることが
できないという問題点があった。
【0010】本発明の目的は、上記技術的課題に鑑み、
濃度ムラの補正を精度よくできる画像形成方法を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の構成に
よって達成される。
【0012】(1) 複数の記録素子をアレイ状に配列
したプリントヘッドを用いて画像データに基づいて感光
材料に画像を記録し、当該画像の濃度を測定することに
より、各記録素子の記録特性の補正量を求め、当該補正
量を用いて画像を記録する画像形成方法であって、前記
画像が記録素子配列方向に少なくとも1記録素子以上間
をあけて記録された画像であることを特徴とする画像形
成方法。
【0013】(1)の画像形成方法は、上記構成を備え
ることにより、ビームスポットの焦点ずれやビームスポ
ットによるハレーションの影響を受けることなくパッチ
画像濃度データの画素位置とアレイ状プリントヘッドの
各発光素子位置とを精度良く整合させて各発光素子毎に
補正量を得ることができる。
【0014】(2) 前記画像が記録素子配列方向に一
定周期を持った周期画像であることを特徴とする(1)
の画像形成方法。上記構成を備えることにより、記録画
像が周期性を持つためピーク検出アルゴリズムが簡易
化、高速化、高精度化できる。
【0015】(3) 前記補正量を求めるにあたり、各
記録素子毎に前記記録素子配列方向に異なる位置の少な
くとも2カ所の濃度測定データをそれぞれ露光量データ
に変換した後に補正量を算出することを特徴とする
(1)又は(2)の画像形成方法。上記構成を備えるこ
とにより、露光量算出が高精度化、簡易化できる。
【0016】(4) 前記濃度測定データを露光量デー
タに変換するにあたり、前記感光材料の特性曲線を用い
ることを特徴とする(3)の画像形成方法。上記構成を
備えることにより、露光量算出が高精度化、簡易化でき
る。
【0017】(5) 前記感光材料がハロゲン化銀塩感
光材料であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれ
か記載の画像形成方法。
【0018】(6) 前記感光材料が反射支持体を有す
ることを特徴とする(5)の画像形成方法。
【0019】図10はアレイ状に配列したプリントヘッ
ドを示す模式図である。
【0020】ここで言うアレイ状とは、図10(a)の
ような直線状だけでなく、図10(b)のような千島配
列や、図10(c)のような配列も含む。また、それぞ
れにおいて各記録素子に図示したような番号をふり、記
録素子配列方向の隣接素子とは番号の隣の素子を示す。
【0021】(7) 複数の記録素子をアレイ状に配列
したプリントヘッドと、当該プリントヘッドを画像デー
タに基づいて駆動制御するプリントヘッド制御手段と、
前記プリントヘッド又は記録媒体又は両方を搬送する搬
送手段とを有する画像形成装置であって、前記プリント
ヘッド制御手段が画像データに基づいて前記プリントヘ
ッドを制御する画像形成モードと、前記記録素子の配列
方向に少なくとも1つおきに前記記録素子を駆動する補
正モードを有することを特徴とする画像形成装置。上記
構成を備えることにより、ピントずれや散乱による記録
像のみだれの影響を受けにくいので、記録画像上での記
録素子ごとのピーク検出が正確になる。
【0022】(8) 前記画像データが記録素子配列方
向に一定周期を持った周期画像であることを特徴とする
(7)の画像形成装置。上記構成を備えることにより、
記録画像が周期性を持つためピーク検出のアルゴリズム
が簡易化、高速化、高精度化できる。
【0023】(9) 前記補正量を求めるにあたり、各
記録素子毎に前記記録素子配列方向に異なる位置の少な
くとも2カ所の濃度測定データをそれぞれ露光量データ
に変換した後に補正量を算出することを特徴とする
(7)又は(8)の画像形成装置。上記構成を備えるこ
とにより、露光量算出が高精度化できるので、補正量が
正確になる。
【0024】(10) 前記濃度測定データを露光量デ
ータに変換するにあたり、前記感光材料の特性曲線を用
いることを特徴とする(9)の画像形成装置。上記構成
を備えることにより、露光量算出が高精度化、簡易化で
きる。
【0025】(11) 前記感光材料がハロゲン化銀塩
感光材料であることを特徴とする(7)〜(10)のい
ずれか記載の画像形成装置。
【0026】(12) 前記感光材料が反射支持体を有
することを特徴とする(11)の画像形成装置。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にお
ける画像形成方法及びこれに用いる画像形成装置の実施
の形態を説明する。
【0028】画像形成装置の説明に先立ち画像形成方法
を説明する。
【0029】本実施の形態における画像形成方法は、複
数の記録素子である発光素子をアレイ状に配列したプリ
ントヘッド30a〜30cを所定の階調を有する画像デ
ータで駆動して記録媒体である印画紙20に像露光し、
当該印画紙20を現像して得られるパッチ画像の画像濃
度に基づいてプリントヘッド30a〜30cを構成する
発光素子の記録特性である露光量のバラツキを補正し、
画像を形成するものである。斯かる露光量補正方法の手
順を図1〜図5を参照して説明する。
【0030】図1は本実施の形態におけるプリントヘッ
ドの露光量補正方法を示すフローチャートであり、図2
は露光量補正用のパッチ画像を示した模式図であり、図
3は1つの発光素子の画像データ値DSWに対する再現
濃度を示したグラフであり、図4はサンプリングした濃
度データを示すグラフであり、図5は濃度データを光量
データに変換する方法を示す模式図である。
【0031】先ず、画像形成装置は、図2に示すような
露光量補正用パッチ画像を印画紙に露光する(図1に示
すステップ1)。このステップ1をさらに詳しく説明す
る。
【0032】発光素子を配列方向(X方向)に1から番
号をつけた時の奇数素子のみで同一DSWにて露光する
(図2の1段目参照)。同様に偶数素子のみで前記DS
Wで露光する(2段目参照)。また、発光素子の番号を
4で割ったあまり1の素子のみで前記DSWで露光する
(3段目参照)。同様に余り2の素子のみで前記DSW
で露光し(4段目参照)、余り3の素子のみで前記DS
Wで露光し(5段目)、余りなしの素子のみで前記DS
Wで露光する(6段目参照)。また、全記録素子を同時
に前記DSWにて露光する(7段目参照)。
【0033】なお、ここでは、上記各段の各素子にDS
Wはすべて同一値であり、7段目の平均濃度が約1.0
になる値としている。
【0034】印画紙20が現像装置に搬送され、露光量
補正用パッチ画像が現像処理によって印画紙20上に顕
像化される。
【0035】斯かる印画紙に発色した露光量補正用パッ
チ画像が格段ごとに濃度計で測定される(図1に示すス
テップ2)。濃度計は、X方向5μm×Y方向1mmの
範囲の濃度を各段の端からX方向に5μmのピッチで順
次測定する。
【0036】図4は露光量補正用パッチ画像のある段を
測定した濃度データの一部をアレイ配列方向にプロット
し、曲線でつないだグラフである。
【0037】図4(a)は例えば300dpiの解像度
を得るために記録素子配列方向に85μm間隔で記録素
子配列方向の大きさが80μmの記録素子を配列したア
レイ状プリントヘッドを1画素(発光素子)おきに発光
して得られる露光量補正用パッチ画像からの画像濃度を
実線で示したものであり、図2の1段目又は2段目に相
当する。図4(b)は例えば300dpiの解像度を得
るために記録素子配列方向に85μm間隔で記録素子配
列方向の大きさが80μmの発光素子を配列したアレイ
状プリントヘッドを3画素(記録素子)おきに発光して
得られる露光量補正用パッチ画像から測定した画像濃度
を実線で示したものであり、図2の3〜6段目に相当す
る。図4(c)は例えば300dpiの解像度を得るた
めに記録素子配列方向に85μm間隔で記録素子配列方
向の大きさが80μmの記録素子を配列したアレイ状プ
リントヘッドを全て発光して得られる露光量補正用パッ
チ画像から測定した画像濃度を実線で示したものであ
り、図2の7段目に相当する。
【0038】点線で示した曲線はアレイ状プリントヘッ
ドの各記録素子からの個々の露光量による濃度を示した
ものであり、実線は濃度計で測定した濃度データを示し
ている。実線で示した濃度データは、点線で示した濃度
データよりも大きくなっている。これは印画紙の乱反射
などによるハレーションなどによって隣接画素とオーバ
ラップしているからである。図4(a)及び図4(c)
に示す濃度データはオーバラップによって各画素の濃度
が高くなっていることがうかがえる。図4(b)の濃度
データは前述したように3画像おきに発光素子を点灯し
たものであるが、濃度データはオーバラップによる影響
を受けていないことがわかる。
【0039】図4(c)に示したグラフの濃度データは
オーバラップによってピークを検出できない。しかしな
がら、図4(a)及び図4(b)に示したグラフの濃度
データはピークレベルを見分けることができる。斯かる
濃度データのピーク位置はアレイ状プリントヘッドを構
成する発光素子の中心付近を印画紙に結像したものと一
致しているので、サンプリングした濃度データからアレ
イ状プリントヘッドを構成する発光素子の位置を検出す
ることができる。従って、ピーク位置を特定することに
よりそのピーク位置付近の画素濃度から各発光素子の正
確な露光量を求めることができる。斯かるピーク位置を
正確に検出する方法を以下に述べる。
【0040】サンプリングした濃度データ群は図5
(a)に示すように濃度データの高濃度及び低濃度は非
線形領域となっているために図5(a)の濃度から正確
に光量に変換することができない。斯かる課題を解決す
るために本実施の形態では感光材料である印画紙の特性
曲線(図5(b)参照)を利用して濃度データをlog
Eに換算する。これによって、濃度データは低濃度から
高濃度までをlogEに換算することができる。これを
グラフに示したものが図5(c)である。さらにlog
Eより露光量Eを求める。これをグラフに示したものが
図5(d)である(図1に示すステップ3)。斯かる露
光量Eデータ群から平均露光量を算出し、平均露光量と
露光量Eデータとがクロスする点(図5(d)のS1
2,S3,S4)などを求め、これらのうちの隣接する
2点の間の露光量が平均露光量よりも大きい領域の中心
位置(図5(d)のP1,P2など)を発光素子の中心位
置として求める処理を格段毎に行う(図1に示すステッ
プ4)。
【0041】次に得られた中心位置の光量データ及び左
右一定幅の光量データを積算し、各発光素子の露光量デ
ータとする。ここでは、中心位置及び左右8点の露光量
データを積算した(図1に示すステップ5)。
【0042】次に得られた各素子の露光量データE
i(iは素子番号)より全素子の露光量データの平均値
0を求め、これを基準露光量とし、各記録素子の露光
量と基準露光量との比Ciを各素子の露光量の補正量と
する(図1に示すステップ6)。ここでCi=E0/Ei
である。なお、基準光量として平均値に限らず任意の値
でよい。
【0043】得られた各素子の露光量の補正量Ciは、
露光量補正回路100に記憶され、画像出力時に対応す
る各画素の露光量に変換された画像データと乗算するこ
とにより、各記録素子の露光量のばらつきが補正された
画像を形成する(図1に示すステップ7)。
【0044】以上が本実施の形態におけるプリントヘッ
ドの露光量補正方法である。
【0045】具体的なパッチ画像として図2における1
段目と2段目のみを出力することによっても全画素の補
正量を求めることができる。また、図2における3〜6
段目のみを出力することにより、この4段から全素子の
補正量を求めることができる。
【0046】また、上記のように1画素おき、3画素お
きの画像のような周期画像に限らず隣接する素子では記
録しないパターンのパッチ画像を必要な段数出力して用
いてもよい。
【0047】パッチ画像は図2に示したように一定の周
期の画像である方が、おおよその画素位置を決定する処
理が簡易化でき、高速化でき好ましい。
【0048】パッチ画像のDSWは、この例のように全
画素出力の段(図2の7段目)の平均濃度が1.0にな
るように設定したが、これに限定されないが、好ましく
は前記平均濃度が0.5〜1.5さらに好ましくは0.
7〜1.3の範囲となるDSWが、濃度データを露光量
データに変換する時に感光材料の特性曲線の直線部分を
用いることができ、変換処理が簡易化できる点でよい。
また、異なるDSWの段を複数段出力し、これらを用い
て補正量を求めてもよい。
【0049】次に本実施の形態の露光走査方法に適した
アレイ状プリントヘッドを備えるデジタル出力装置を図
6〜図9を参照して説明する。
【0050】図6は画像形成装置の一例を示す概略構成
を示したブロック図であり、図7はプリントヘッド制御
回路のブロック図である。
【0051】プリントヘッドは、所望の解像度を得るた
めに複数の記録素子を所定ピッチで1列又は複数列に配
列したものであればよく、LED発光素子や真空蛍光管
を配列したものや適当なバックライトを用いたPLZT
プリントヘッド、液晶シャッターアレイプリントヘッド
等の光シャッターアレイ、半導体レーザをアレイ状に配
列したもの、サーマルヘッド等を指している。ハロゲン
化銀塩感光材料に各種記録素子アレイで記録する装置
や、昇華性インクを用いてサーマルヘッドで記録する装
置等、複数階調の画像を形成できる装置が特に好まし
い。プリントヘッド30a〜30cとして上記のような
プリントヘッドを適宜組み合わせて用いてもよい。液晶
シャッターと発光体を使用した場合は、アレイ配列のほ
か2次元配列の可能性が高く、記録の高速化及び画像の
大型化に特に適している。また、2次元配列の場合は、
各素子の記録時間を長く取っても画像出力全体の速度は
遅くならないようにすることが可能であり、同一画素に
複数回記録することにより生じる階調の不連続性が小さ
く、良好な階調となる。また、LEDアレイ、VFP
H、強誘電性液晶シャッターは高速なスイッチング特性
であり、同一画素に複数回記録することにより生じる階
調の不連続性が小さく、良好な階調となる。また、この
実施の形態はハロゲン化銀感光材料などの軟調な階調特
性の感光材料を記録媒体として適用することで最も高い
効果が得られ、発光時間制御の効果が微小領域の濃度制
御となる忠実な濃度変調画像となるため、滑らかでピク
トリアルな画質を得ることができる。
【0052】以下の実施の形態では説明の便宜上からプ
リントヘッド30a〜30cとしてLEDアレイとVF
PHを採用したものとして説明する。
【0053】画像形成装置は、図示しない駆動源によっ
て回転する支持ドラム1でロールから繰り出されるカラ
ー写真用印画紙(以後、単に印画紙と称する)20を白
矢印方向へ搬送し、ドライブ回路200によって画像デ
ータに応じて赤色プリントヘッド30a、緑色プリント
ヘッド30b及び青色プリントヘッド30cの露光量に
制御して、印画紙20の所定位置に色毎に順次露光し、
印画紙20にカラー画像の潜像を形成した後、印画紙2
0を支持ドラム1によって現像装置に搬送するものであ
る。
【0054】画像データはパーソナルコンピュータから
I/F1を通して送られる。画像データはI/F1を通
った後に、R,G,Bデータ分配器3で赤、緑、青それ
ぞれに応じて分配される。赤成分の画像はDRAM4に
格納される。緑成分の画像はDRAM5に格納される。
青成分の画像はDRAM6に格納される。その後CPU
2はDRAM4,5,6からプリントヘッドの位置に応
じた画像データの取り出しを行った後に、露光量補正回
路100に送られ、ドライブ回路200に送られる。
【0055】各プリントヘッド30a〜30cは一列ま
たは複数列のアレイ状光源であり、赤色記録用のプリン
トヘッドは、発光の中心波長が660nm、解像力が3
00dpi、画素数が5120であるLEDプリントヘ
ッド30aである。LEDアレイの中ではGaAlAs
やGaAsPを材料としたものが発光効率が高い素子で
あり、特に650〜680nmに急峻な発光波長ピーク
を有するものがハロゲン化銀カラー感光材料の赤色感光
層を選択的に効率よく感光させることが可能である。ま
た、素子の発光時間数nsecオーダーでの高速のオン
・オフ制御が可能であり、厳密な露光時間制御に特に適
している。
【0056】緑色露光用のプリントヘッド30b及び青
色記録用のプリントヘッド30cは、比較的高輝度、高
速応答でカラーフィルタにより容易に色分解できる真空
蛍光プリントヘッド(Vacuum Fluoresc
ent Print Head以後VFPHと略称す
る)である。VFPHは1種類の蛍光体材料で青色〜緑
色にわたる広いスペクトル領域での発光が生じるため、
色フィルタとの組み合わせでハロゲン化銀カラー感光材
料の青色感光層及び緑色感光層をそれぞれ選択的に発光
させることができる。また、発光効率が比較的高く、発
光時の温度変化も小さいので、温度変化に起因する発光
ピーク遷移も小さく、波長選択性の高いハロゲン化銀感
光材料への露光効率も安定している。
【0057】緑色記録用のプリントヘッド30bは、カ
ラー印画紙20の搬送方向(図7の矢印方向)にプリン
トヘッド間隔に相当する位置ずれとプリントヘッドの記
録素子配列方向の位置ずれがある。これらの位置のずれ
の補正はCPU2から制御することにより行われる。赤
色露光用のプリントヘッド30a、青色記録用のプリン
トヘッド30cについても同様にプリントヘッドはCP
U2でコントロールし、位置ずれの補正が行われる。出
力の同期に関してはシステムクロックを用い搬送スピー
ドに応じた分周を行って発光タイミング信号を作ること
により行われる。
【0058】印画紙20はロール状に限らず、カット紙
であっても差し支えない。印画紙20の移動手段はベル
トにのせて搬送する手段など、他の手段であってもよ
い。印画紙を固定してプリントヘッドを動かしても、ま
た、両方を動かしてもよい。搬送方向と記録素子配列方
向が斜めであってもよい。また露光用感光材料としては
カラー写真用印画紙20としたが、所謂ハロゲン化銀感
光材料であれば適用できる。さらに、プリントヘッドは
感光材料の感色性に合うものならよく、カラーの場合は
1本に3色分の光源を配した3色制御でもよい。
【0059】露光量補正回路100はアレイ状プリント
ヘッドの記録素子毎の発光ばらつきを補正する回路であ
り、前述の方法で求められた補正量が送られ記録されて
いる。露光量補正回路100は、DRAMより送られて
くる画像データを順次、露光量に変換した後、各画像の
画像データごとに対応する記録素子の補正量を乗算する
ことで画像データを補正して、データ出力部210に出
力する。
【0060】図8はドライブ回路の要部構成を示すブロ
ック図である。
【0061】露光量補正回路100から出力された画像
データは1ライン単位でレジスタを有するドライブ回路
200に受信する。ドライブ回路200はプリントヘッ
ド30aを発光させるものである。ドライブ回路200
は、図8に示すようにデータ出力部210、発光制御部
220とシフトレジスタ230、ラッチ240、ゲート
250からなっている。
【0062】データ出力部210は1ライン分の画素を
カウントするカウント初期値をセットして起動してその
カウント値に基づいて12ビット×1ライン分の画像デ
ータとしてラインメモリ(図示せず)に書き込む。デー
タ出力部210が、1ライン目の画像データのラインメ
モリへの書き込みを終了すると、ラインメモリから1ラ
イン目の画像ビットデータのMSBからLSBまでが順
次出力されシフトレジスタ230に転送される。一方、
データ出力部210は、2ライン目の画像データをライ
ンメモリへ書き込む。このように、現ラインの画像デー
タをシフトレジスタ230へ転送している間には、次ラ
インの画像データが展開処理されて他方のラインメモリ
に書き込む処理を繰り返して行っているために、ライン
毎の画像データは展開処理によって時間的に停滞するこ
となく継続して出力することができる。
【0063】発光制御部220は、イネーブル信号の発
生タイミングを制御することにより各プリントヘッドの
発光特性を調整するものであり、具体的には各色毎に1
2ビットのデジタル値で画像データが入力されると、個
々の発光素子に対応する1ライン画素分のシリアルのデ
ジタル画像データに変換するとともに、画像ビットデー
タをラッチ240への転送するためのセットパルスと、
発光時間を制御するためのイネーブル信号を生成してプ
リントヘッド30に出力するものである。ここで画像ビ
ットデータは、画像データのうちの特定ビットデータの
ことである。
【0064】発光制御部220は、イネーブル信号及び
セットパルス発生回路(図示せず)とカウンタ(図示せ
ず)からなるゲート回路及びCPUとからなるものであ
り、画像ビットデータの転送時間をカウントしてカウン
トアップ信号をセットパルス発生回路に出力すると、セ
ットパルス発生回路は画像データがプリントヘッド30
aに転送終了したタイミングでセットパルスを発生して
プリントヘッド30aに出力するとともに、イネーブル
信号発生回路にもセットパルスを出力する。
【0065】一方、発光制御部220は、予め12ビッ
トの各ビット毎に割り付けられた露光量に対応するイネ
ーブル時間をカウントしてイネーブル信号発生回路に出
力すると、イネーブル信号発生回路は露光量を表す12
ビットのMSB(最上位ビット)からそのビットに対応
するイネーブル時間を持つイネーブル信号をセットパル
スの発生を受けて発生し、プリントヘッド30aに出力
する。そして、CPU2はこれを受けて次のセットパル
スを発生すべくカウンタを制御する。こうした一連の動
作を繰り返すことでセットパルス、イネーブル信号及び
画像ビットデータは1ライン毎にMSBからLSBまで
順次相互にタイミングが取られてプリントヘッド30a
に出力される。
【0066】データ出力部210は1ライン分の画像ビ
ットデータとしてまずMSB(最上位ビット)のデータ
をシフトレジスタ230に転送すると、発光制御部22
0はセットパルスをラッチ240に入力し、そのセット
パルスに同期してMSBのデータをラッチ240に1ラ
イン分まとめてラッチする。そして発光制御部220は
階調に応じたイネーブル信号をドライブ回路200に入
力することで、イネーブル信号の時間幅の区間に一列ま
たは複数列のアレイ状に配列された発光素子の各発光素
子毎に駆動制御してラッチされた画像データに応じた発
光を行わせる。すなわち、ラッチされたデータが“1”
である素子を選択的にドライブ回路200がプリントヘ
ッド30aに対して駆動信号を送出し、イネーブル信号
の時間幅だけ発光させる。照射光はセルフォックレンズ
アレイ35を介して印画紙20に結像し、潜像を形成す
る。このような処理をMSBからLSB(最下位ビッ
ト)まで順次全ビットに対して行うことで1ライン分の
記録を終了する。ビットの順番はLSBから処理を始め
ても他の順番でもよく、限定されない。なお、以上1色
について説明したが、3色とも同様の制御が行われる。
【0067】緑色、青色成分に発光特性を持つVFPH
にはセルフォックレンズアレイ35の下部に図示してい
ないそれぞれ緑色、青色の色分解フィルタが配置されて
おり、ドライブ回路200は、各色毎に転送されてくる
画像データを搬送されてくる印画紙20の所定位置に記
録するように、3個のプリントヘッド30が順次露光タ
イミングをずらしながら記録制御を行っているために、
適性なカラー画像の記録を行うことができる。緑色光源
用のフィルタとしては緑色フィルタの代わりに黄色フィ
ルタを用いてもよい。ドライブ回路200は、支持ドラ
ム1によって印画紙20が移動中に1ライン分の記録が
50%以上行われるように、プリントヘッド30aに対
して記録制御を行うことでライン間における記録画像が
連続し、その結果ムラの発生を防止し、濃度変調による
滑らかな連続階調を実現することができる。
【0068】図9はドライブ回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【0069】CLOCKは画像データの転送クロックで
あり、このCLOCKの立ち下がりに同期して、DAT
Aはデータ出力部210からシフトレジスタ230に転
送される1画素を12ビットで構成する濃度値に展開処
理したものである。/LOAD信号はセットパルスの出
力タイミングを示したものである。シフトレジスタ23
0へのビット転送毎にセットパルスをラッチ240に出
力することを示している。発光タイミングを与えるもの
であり、発光制御部220からゲート250に与えられ
る。STBはイネーブル信号の発光タイミングを示した
ものであり、シフトレジスタ230へのビット転送毎に
イネーブル信号を発生することを示している。オンであ
る時間中発光し、この発光時間はDSWを任意の値に設
定することにより制御され、周期1/fclockを乗
算した時間になる。
【0070】多値の画像データを露光する場合は、1画
素の画像データをビットごとに分解し、複数回露光する
事により達成可能である。たとえば8bitの出力レベ
ルが欲しいときは上位ビットから順にDATAの値をシ
フトレジスタ230に読み込み、そのビットに対応する
DSWn(以下nは1画素を記録するのに必要な発光回
数を示す)をROM等から読み込み、順に下位ビットの
DATAを露光する事により達成することが可能であ
る。
【0071】ある1発光素子に対してMSBからLSB
までの全てのイネーブル信号に対するラッチデータすな
わちビット値が“1”であって発光を生じさせた場合が
最大露光時間となり、最大濃度を与えることなる。イネ
ーブル信号間のインターバル時間は48μsecと設定
している。他のプリントヘッド30b,30cについて
も同様の制御が行われる。
【0072】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、上記構成を備
えることにより、ビームスポットの焦点ずれやビームス
ポットによるハレーションの影響を受けることなくパッ
チ画像濃度データの画素位置とアレイ状プリントヘッド
の各発光素子位置とを精度良く整合させて各発光素子毎
に補正量を得ることができるので、濃度むらを精度良く
補正できる。
【0073】請求項7に記載の発明は、上記構成を備え
ることにより、ピントずれや散乱による記録像のみだれ
の影響を受けにくいので、記録画像上での記録素子ごと
のピーク検出が正確になる。
【0074】請求項2及び8に記載の発明は、上記構成
を備えることにより、記録画像が周期性を持つためピー
ク検出のアルゴリズムが簡易化、高速化、高精度化でき
る。
【0075】請求項3及び9に記載の発明は、上記構成
を備えることにより、露光量算出が高精度化できるの
で、補正量が正確になる。
【0076】請求項4及び10に記載の発明は、上記構
成を備えることにより、露光量算出が高精度化、簡易化
できる。
【0077】請求項5及び11に記載の発明は、上記構
成を備えることにより、一層効果的である。
【0078】請求項6及び12に記載の発明は、上記構
成を備えることにより、さらに大きな効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるプリントヘッドの露光量
補正方法を示すフローチャートである。
【図2】露光量補正用のパッチ画像を示した模式図であ
る。
【図3】1つの発光素子のDSWに対する再現濃度を示
したグラフである。
【図4】サンプリングした濃度データを示すグラフであ
る。
【図5】濃度データから画素位置を検出する方法を示す
模式図である。
【図6】画像形成装置の一例を示す概略構成を示したブ
ロック図である。
【図7】プリントヘッド制御回路のブロック図である。
【図8】ドライブ回路の要部構成を示すブロック図であ
る。
【図9】ドライブ回路の動作を示すタイミングチャート
である。
【図10】アレイ状に配列したプリントヘッドを示す模
式図である。
【符号の説明】
2 CPU 3 R,G,Bデータ分配器 4,5,6 DRAM 30a〜30c アレイ状プリントヘッド 100 露光量補正回路 200 ドライブ回路 210 データ出力部 220 発光制御部 230 シフトレジスタ 240 ラッチ 250 ゲート

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子をアレイ状に配列したプ
    リントヘッドを用いて画像データに基づいて感光材料に
    画像を記録し、当該画像の濃度を測定することにより、
    各記録素子の記録特性の補正量を求め、当該補正量を用
    いて画像を記録する画像形成方法において、前記画像が
    記録素子配列方向に少なくとも1記録素子以上間をあけ
    て記録された画像であることを特徴とする画像形成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記画像が記録素子配列方向に一定周期
    を持った周期画像であることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記補正量を求めるにあたり、各記録素
    子毎に前記記録素子配列方向に異なる位置の少なくとも
    2カ所の濃度測定データをそれぞれ露光量データに変換
    した後に補正量を算出することを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 前記濃度測定データを露光量データに変
    換するにあたり、前記感光材料の特性曲線を用いること
    を特徴とする請求項3記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 前記感光材料がハロゲン化銀塩感光材料
    であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか
    1項に記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記感光材料が反射支持体を有すること
    を特徴とする請求項5記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 複数の記録素子をアレイ状に配列したプ
    リントヘッドと、当該プリントヘッドを画像データに基
    づいて駆動制御するプリントヘッド制御手段と、前記プ
    リントヘッド又は記録媒体又は両方を搬送する搬送手段
    とを有する画像形成装置において、前記プリントヘッド
    制御手段が画像データに基づいて前記プリントヘッドを
    制御する画像形成モードと、前記記録素子の配列方向に
    少なくとも1つおきに前記記録素子を駆動する補正モー
    ドを有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像データが記録素子配列方向に一
    定周期を持った周期画像であることを特徴とする請求項
    7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記補正量を求めるにあたり、各記録素
    子毎に前記記録素子配列方向に異なる位置の少なくとも
    2カ所の濃度測定データをそれぞれ露光量データに変換
    した後に補正量を算出することを特徴とする請求項7又
    は請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記濃度測定データを露光量データに
    変換するにあたり、前記感光材料の特性曲線を用いるこ
    とを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記感光材料がハロゲン化銀塩感光材
    料であることを特徴とする請求項7〜請求項10のいず
    れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記感光材料が反射支持体を有するこ
    とを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
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