JPH1127459A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH1127459A JPH1127459A JP18212097A JP18212097A JPH1127459A JP H1127459 A JPH1127459 A JP H1127459A JP 18212097 A JP18212097 A JP 18212097A JP 18212097 A JP18212097 A JP 18212097A JP H1127459 A JPH1127459 A JP H1127459A
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- led
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多数のLED素子を1直線上に配設させるヘ
ッド構造のままで、各LED素子相互間での発光分布の
ずれをなくして、形成される画像のずれや段差を解消す
る。 【解決手段】 互い違いに引き出される個別電極4の発
光部6上での副走査方向の長さを、各発光ドット相互間
の発光分布の不均一さを補償して発光分布を主走査線L
寄りとするように長めの長さ、例えば、主走査線Lを超
えて互いに副走査方向にオーバラップする長さに設定す
ることで、全ての発光部6に関して発光分布を均一化さ
せる。これにより、多数のLED素子3が1直線上に配
設された簡単なLEDアレイ1を用いる条件下に、各々
のLED素子3の1画素形成に関与する光量分布を1直
線上に揃える(図1(b))ことができる。
ッド構造のままで、各LED素子相互間での発光分布の
ずれをなくして、形成される画像のずれや段差を解消す
る。 【解決手段】 互い違いに引き出される個別電極4の発
光部6上での副走査方向の長さを、各発光ドット相互間
の発光分布の不均一さを補償して発光分布を主走査線L
寄りとするように長めの長さ、例えば、主走査線Lを超
えて互いに副走査方向にオーバラップする長さに設定す
ることで、全ての発光部6に関して発光分布を均一化さ
せる。これにより、多数のLED素子3が1直線上に配
設された簡単なLEDアレイ1を用いる条件下に、各々
のLED素子3の1画素形成に関与する光量分布を1直
線上に揃える(図1(b))ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光書込手段として
LEDアレイヘッドを用いて電子写真法により画像を形
成するプリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ装置等
の画像形成装置に関する。
LEDアレイヘッドを用いて電子写真法により画像を形
成するプリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ装置等
の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真法により画像を形成す
るプリンタでは、光書込手段としてレーザ光源とそのレ
ーザ光を偏向走査させるポリゴンミラー等によるレーザ
走査光学系を用いるのが主流であるが、近年では、装置
全体の小型・簡易化等を図るため、光書込手段としてL
EDアレイとレンズアレイとを組み合わせたLEDアレ
イヘッドを用いた画像形成装置も注目されている。LE
Dアレイは、多数のLED素子を1直線上に配設させた
ものであり、各LED素子を画像データに応じて発光制
御することにより感光体上に対する光書込みが行われ、
静電潜像が形成される。
るプリンタでは、光書込手段としてレーザ光源とそのレ
ーザ光を偏向走査させるポリゴンミラー等によるレーザ
走査光学系を用いるのが主流であるが、近年では、装置
全体の小型・簡易化等を図るため、光書込手段としてL
EDアレイとレンズアレイとを組み合わせたLEDアレ
イヘッドを用いた画像形成装置も注目されている。LE
Dアレイは、多数のLED素子を1直線上に配設させた
ものであり、各LED素子を画像データに応じて発光制
御することにより感光体上に対する光書込みが行われ、
静電潜像が形成される。
【0003】ここに、LEDアレイ1は通常は図7
(a)に示すような構造とされている。即ち、このLE
Dアレイ1はベース基板2上に多数のLED素子3を直
線Lで示すような1直線上に配設させてなり、各々のL
ED素子3から副走査方向に互い違いに個別電極4が引
き出された構造とされている。より詳細には、図8
(a)(b)に示すように、ベース基板2上に積層形成
されたN層5aとP層5bとのPN接合構造によりLE
D素子3の発光部6が形成され、個別電極4とは逆側に
は共通電極7が形成されている。そこで、個別電極4・
共通電極7間に電圧を印加するとLED素子3はN層5
aとP層5bとの界面部8で発光することになる。9は
絶縁膜である。このような構造のLED素子3において
は、個別電極4近傍の方が電流密度が高いため、図8
(c)に示すように、個別電極4付近なる部分8aでの
発光強度が強くなるような特性を示し、発光分布に偏り
を生ずる。
(a)に示すような構造とされている。即ち、このLE
Dアレイ1はベース基板2上に多数のLED素子3を直
線Lで示すような1直線上に配設させてなり、各々のL
ED素子3から副走査方向に互い違いに個別電極4が引
き出された構造とされている。より詳細には、図8
(a)(b)に示すように、ベース基板2上に積層形成
されたN層5aとP層5bとのPN接合構造によりLE
D素子3の発光部6が形成され、個別電極4とは逆側に
は共通電極7が形成されている。そこで、個別電極4・
共通電極7間に電圧を印加するとLED素子3はN層5
aとP層5bとの界面部8で発光することになる。9は
絶縁膜である。このような構造のLED素子3において
は、個別電極4近傍の方が電流密度が高いため、図8
(c)に示すように、個別電極4付近なる部分8aでの
発光強度が強くなるような特性を示し、発光分布に偏り
を生ずる。
【0004】このような現象をLEDアレイ1全体で見
ると、図7(b)に示すように隣り合う発光部6(LE
D素子3)間では発光分布の中心(最も強度の強い部
分)が主走査線Lからずれて千鳥状となってしまう。こ
の結果、各LED素子3により書込み形成される1画素
分のドット10も図7(c)に示すように主走査線Lか
らずれて千鳥状となってしまい、画像としては段差を生
じてしまう。特に、副走査方向のずれを生ずることから
LED素子3により形成されるスポット径によってはド
ット10の重なりを生ぜず、画像に白すじや濃淡を生じ
てしまうことがある。
ると、図7(b)に示すように隣り合う発光部6(LE
D素子3)間では発光分布の中心(最も強度の強い部
分)が主走査線Lからずれて千鳥状となってしまう。こ
の結果、各LED素子3により書込み形成される1画素
分のドット10も図7(c)に示すように主走査線Lか
らずれて千鳥状となってしまい、画像としては段差を生
じてしまう。特に、副走査方向のずれを生ずることから
LED素子3により形成されるスポット径によってはド
ット10の重なりを生ぜず、画像に白すじや濃淡を生じ
てしまうことがある。
【0005】このようなことから、例えば、特開昭63
−44777号公報によれば、互いに隣接するLED素
子の配設位置を中心線(主走査線)に対して交互に左右
にずらし、LED素子をベース基板の長さ方向に沿って
配列させることにより、各LED素子の発光強度が最大
となる個別電極側の部分を中心線上に一致させることで
中心線に沿った多数のLED素子からなる帯状照射部の
光分布を均一にし、各LED素子相互間での発光分布の
ずれをなくすようにしている。つまり、LED素子自体
を千鳥状に配設させている。
−44777号公報によれば、互いに隣接するLED素
子の配設位置を中心線(主走査線)に対して交互に左右
にずらし、LED素子をベース基板の長さ方向に沿って
配列させることにより、各LED素子の発光強度が最大
となる個別電極側の部分を中心線上に一致させることで
中心線に沿った多数のLED素子からなる帯状照射部の
光分布を均一にし、各LED素子相互間での発光分布の
ずれをなくすようにしている。つまり、LED素子自体
を千鳥状に配設させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような特開昭63
−44777号公報方式によれば、LED素子に関して
個別電極付近が発光強度が強くなるという条件下に、ア
レイ状のLED素子による発光ドット列の光分布を一様
化し得る。しかし、LED素子を図7(a)のように1
直線上に配設させてLEDアレイを形成する場合に比し
て、LED素子を千鳥状に配設しかつ個別電極を交互に
互い違いに形成する構造のLEDアレイは複雑となって
しまう。
−44777号公報方式によれば、LED素子に関して
個別電極付近が発光強度が強くなるという条件下に、ア
レイ状のLED素子による発光ドット列の光分布を一様
化し得る。しかし、LED素子を図7(a)のように1
直線上に配設させてLEDアレイを形成する場合に比し
て、LED素子を千鳥状に配設しかつ個別電極を交互に
互い違いに形成する構造のLEDアレイは複雑となって
しまう。
【0007】また、発光開始タイミングをずらすことで
各LED素子相互間での発光分布のずれを補正する方法
もあるが、発光開始タイミングのずれによる画像のず
れ、段差を生ずる可能性があり、不完全である。
各LED素子相互間での発光分布のずれを補正する方法
もあるが、発光開始タイミングのずれによる画像のず
れ、段差を生ずる可能性があり、不完全である。
【0008】そこで、本発明は、多数のLED素子を1
直線上に配設させるヘッド構造のままで、各LED素子
相互間での発光分布のずれをなくして、形成される画像
のずれや段差を実質的に解消し得る画像形成装置を提供
することを目的とする。
直線上に配設させるヘッド構造のままで、各LED素子
相互間での発光分布のずれをなくして、形成される画像
のずれや段差を実質的に解消し得る画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】画像データに応じて発光
制御される多数のLED素子の発光部が1直線上に配設
されたLEDアレイを像担持体に対峙させて電子写真法
により画像を形成する画像形成装置において、各LED
素子から副走査方向に互い違いに引き出される個別電極
を有し、請求項1記載の発明では、これらの個別電極の
各LED素子における発光部上での副走査方向の長さが
各発光ドット相互間の発光分布の不均一さを補償して発
光分布を主走査線寄りとするように長めに設定されてお
り、請求項2記載の発明では、これらの個別電極の各L
ED素子における発光部上での副走査方向の長さが主走
査線を超えて互いに副走査方向にオーバラップする長さ
に設定されている。従って、互い違いに引き出される個
別電極の発光部上での副走査方向の長さが各発光ドット
相互間の発光分布の不均一さを補償して発光分布を主走
査線寄りとするように長めの長さ、例えば、主走査線を
超えて互いに副走査方向にオーバラップする長さに設定
されているので、全ての発光部に関して発光分布を均一
化させることができ、各々の発光部の1画素形成に関与
する光量分布を主走査線上に揃えることができる。よっ
て、形成される画像のずれや段差は解消される。この場
合、個別電極が発光部の中心部分にも存在することにな
り、発光分布のピーク付近の光量が個別電極の影響を受
けて落ち込むが、請求項3記載の発明のように、各LE
D素子を、1ドット2値方式の画像データにより発光制
御されるものとすれば、そのスレッシュレベルの設定を
適正にすることにより中央部の光量の落ち込みの影響を
受けない書き込みが可能となる。
制御される多数のLED素子の発光部が1直線上に配設
されたLEDアレイを像担持体に対峙させて電子写真法
により画像を形成する画像形成装置において、各LED
素子から副走査方向に互い違いに引き出される個別電極
を有し、請求項1記載の発明では、これらの個別電極の
各LED素子における発光部上での副走査方向の長さが
各発光ドット相互間の発光分布の不均一さを補償して発
光分布を主走査線寄りとするように長めに設定されてお
り、請求項2記載の発明では、これらの個別電極の各L
ED素子における発光部上での副走査方向の長さが主走
査線を超えて互いに副走査方向にオーバラップする長さ
に設定されている。従って、互い違いに引き出される個
別電極の発光部上での副走査方向の長さが各発光ドット
相互間の発光分布の不均一さを補償して発光分布を主走
査線寄りとするように長めの長さ、例えば、主走査線を
超えて互いに副走査方向にオーバラップする長さに設定
されているので、全ての発光部に関して発光分布を均一
化させることができ、各々の発光部の1画素形成に関与
する光量分布を主走査線上に揃えることができる。よっ
て、形成される画像のずれや段差は解消される。この場
合、個別電極が発光部の中心部分にも存在することにな
り、発光分布のピーク付近の光量が個別電極の影響を受
けて落ち込むが、請求項3記載の発明のように、各LE
D素子を、1ドット2値方式の画像データにより発光制
御されるものとすれば、そのスレッシュレベルの設定を
適正にすることにより中央部の光量の落ち込みの影響を
受けない書き込みが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1ない
し図6に基づいて説明する。本実施の形態の画像形成装
置は、LEDアレイプリンタに適用されている。まず、
図3はLEDアレイプリンタの書込み部の概略構造を示
し、像担持体であるドラム状の感光体11に近接対峙さ
せてLEDアレイヘッド12が設けられている。このL
EDアレイヘッド12は図7等に示した構造のLEDア
レイ1とレンズアレイ13とにより構成されている。即
ち、本実施の形態で用いられるLEDアレイ1も多数の
LED素子3をベース基板2上に主走査線Lで示すよう
な1直線上に配設させてなり、個別電極4が副走査方向
に互い違いに引き出されている(図1(a)参照)。た
だし、本実施の形態で特長的な点は、これらの個別電極
4の各LED素子3における発光部6上での副走査方向
の長さが主走査線Lを超えて互いに副走査方向にオーバ
ラップする長さに設定されている点である。即ち、各個
別電極4は発光部6の中心部分にも存在する電極構造と
されている。
し図6に基づいて説明する。本実施の形態の画像形成装
置は、LEDアレイプリンタに適用されている。まず、
図3はLEDアレイプリンタの書込み部の概略構造を示
し、像担持体であるドラム状の感光体11に近接対峙さ
せてLEDアレイヘッド12が設けられている。このL
EDアレイヘッド12は図7等に示した構造のLEDア
レイ1とレンズアレイ13とにより構成されている。即
ち、本実施の形態で用いられるLEDアレイ1も多数の
LED素子3をベース基板2上に主走査線Lで示すよう
な1直線上に配設させてなり、個別電極4が副走査方向
に互い違いに引き出されている(図1(a)参照)。た
だし、本実施の形態で特長的な点は、これらの個別電極
4の各LED素子3における発光部6上での副走査方向
の長さが主走査線Lを超えて互いに副走査方向にオーバ
ラップする長さに設定されている点である。即ち、各個
別電極4は発光部6の中心部分にも存在する電極構造と
されている。
【0011】このようにLEDアレイ1に対してはLE
Dアレイ制御部14が接続されている。このLEDアレ
イ制御部14には画像データが与えられているととも
に、その制御を受け持つコントローラ部15が接続され
ている。これにより、基本的には、外部装置、例えばフ
レームメモリ、スキャナ等から画像データがコントロー
ラ部15からの主走査ライン同期信号/LSYNCをト
リガとして主走査1ライン毎にLEDアレイ制御部14
に送出され、LEDアレイ1上の各LED素子3の発光
部6がその画像データに応じて発光し、その発光光がレ
ンズアレイ13を通して感光体11上に照射結像される
ことで静電潜像が形成される。
Dアレイ制御部14が接続されている。このLEDアレ
イ制御部14には画像データが与えられているととも
に、その制御を受け持つコントローラ部15が接続され
ている。これにより、基本的には、外部装置、例えばフ
レームメモリ、スキャナ等から画像データがコントロー
ラ部15からの主走査ライン同期信号/LSYNCをト
リガとして主走査1ライン毎にLEDアレイ制御部14
に送出され、LEDアレイ1上の各LED素子3の発光
部6がその画像データに応じて発光し、その発光光がレ
ンズアレイ13を通して感光体11上に照射結像される
ことで静電潜像が形成される。
【0012】図4は前記LEDアレイ制御部14中に含
まれて駆動手段となるLEDアレイ駆動部16の構成を
示すブロック図である。このLEDアレイ駆動部16は
周知構成のものであり、シフトレジスタ17とラッチ1
8とANDゲート19とLEDドライバ20とにより構
成されている。シフトレジスタ17はクロック信号CL
OCKによって“0”又は“1”なる1ドット2値の画
像データをドット1から順番に入力し、内部ではその各
ドットデータを各レジスタに送るように動作する。n個
分の全てのドットデータが送られるとラッチ18がその
データをラッチし、ストローブパルスSTBがANDゲ
ート19に入力されると、画像データの“1”が送られ
たドット(LED素子)のみがLEDドライバ20によ
ってストローブパルスSTBの幅だけ発光することを基
本とする。
まれて駆動手段となるLEDアレイ駆動部16の構成を
示すブロック図である。このLEDアレイ駆動部16は
周知構成のものであり、シフトレジスタ17とラッチ1
8とANDゲート19とLEDドライバ20とにより構
成されている。シフトレジスタ17はクロック信号CL
OCKによって“0”又は“1”なる1ドット2値の画
像データをドット1から順番に入力し、内部ではその各
ドットデータを各レジスタに送るように動作する。n個
分の全てのドットデータが送られるとラッチ18がその
データをラッチし、ストローブパルスSTBがANDゲ
ート19に入力されると、画像データの“1”が送られ
たドット(LED素子)のみがLEDドライバ20によ
ってストローブパルスSTBの幅だけ発光することを基
本とする。
【0013】次いで、前記LEDアレイ制御部14中の
構成を図5に示すブロック図に基づき説明する。まず、
1ビット2値の画像データを1ライン分外部から取り込
むためのFIFO(First-In First-Out)メモリ2
1が前記LEDアレイ駆動部16の入力側に設けられて
いる。このFIFOメモリ21はコントローラ部15か
らの主走査ライン同期信号/LSYNCによってリセッ
トされ、主走査1ライン分の画像データを取り込む。そ
して、同じくコントローラ部15からの主走査ライン同
期信号/LSYNCでLEDアレイ駆動部16がリセッ
トされ、発振器22から発生したクロック信号CLOC
Kにより前記FIFOメモリ21から画像データがドッ
ト1からドットnまで順次LEDアレイ駆動部16に送
出される。また、前記LEDアレイ制御部14中におい
て前記LEDアレイ駆動部16に対しては、ストローブ
パルス発生部23が接続されている。このストローブパ
ルス発生部23は例えばカウンタ、コンパレータ等によ
り構成されており、図6に示すようなストローブパルス
STBを発生する。LEDアレイ駆動部16では、画像
データが“1”のドットがストローブパルスSTBのタ
イミングで発光することになる。
構成を図5に示すブロック図に基づき説明する。まず、
1ビット2値の画像データを1ライン分外部から取り込
むためのFIFO(First-In First-Out)メモリ2
1が前記LEDアレイ駆動部16の入力側に設けられて
いる。このFIFOメモリ21はコントローラ部15か
らの主走査ライン同期信号/LSYNCによってリセッ
トされ、主走査1ライン分の画像データを取り込む。そ
して、同じくコントローラ部15からの主走査ライン同
期信号/LSYNCでLEDアレイ駆動部16がリセッ
トされ、発振器22から発生したクロック信号CLOC
Kにより前記FIFOメモリ21から画像データがドッ
ト1からドットnまで順次LEDアレイ駆動部16に送
出される。また、前記LEDアレイ制御部14中におい
て前記LEDアレイ駆動部16に対しては、ストローブ
パルス発生部23が接続されている。このストローブパ
ルス発生部23は例えばカウンタ、コンパレータ等によ
り構成されており、図6に示すようなストローブパルス
STBを発生する。LEDアレイ駆動部16では、画像
データが“1”のドットがストローブパルスSTBのタ
イミングで発光することになる。
【0014】このような構成において、本実施の形態で
は、発光部6上の個別電極4の長さが副走査方向に長め
であり発光部6の中心部上にも存在するため、図2
(a)に示すように、電流密度の高い部分が長めの個別
電極4分だけ広がる。よって、図2(c)のように、発
光部6の中央部付近がピーク部分となるような発光分布
を示す。このような現象をLEDアレイ1全体で見る
と、図1(b)に示すように隣り合う発光部6(LED
素子3)間で各発光ドット相互間の発光分布の不均一さ
が補償された特性を示すものとなり、発光分布の中心が
主走査線L上に位置することになる。よって、形成され
る画像(1画素分のドット10)も図1(d)に示すよ
うに主走査線Lなる1直線上に揃うこととなり、隣接ド
ット間も重なり合うことになり、画像に白すじ等を生じ
ない。
は、発光部6上の個別電極4の長さが副走査方向に長め
であり発光部6の中心部上にも存在するため、図2
(a)に示すように、電流密度の高い部分が長めの個別
電極4分だけ広がる。よって、図2(c)のように、発
光部6の中央部付近がピーク部分となるような発光分布
を示す。このような現象をLEDアレイ1全体で見る
と、図1(b)に示すように隣り合う発光部6(LED
素子3)間で各発光ドット相互間の発光分布の不均一さ
が補償された特性を示すものとなり、発光分布の中心が
主走査線L上に位置することになる。よって、形成され
る画像(1画素分のドット10)も図1(d)に示すよ
うに主走査線Lなる1直線上に揃うこととなり、隣接ド
ット間も重なり合うことになり、画像に白すじ等を生じ
ない。
【0015】ところで、本実施の形態においては、個別
電極4を副走査方向に長めに形成しており、発光部6に
おいてその中央部にも個別電極4が存在することにな
り、図1(c)に示すように発光分布のピーク付近の光
量が個別電極4の影響を受けて落ち込む。この点、本実
施の形態では、1ドット2値方式の画像データを用いた
面積階調法により階調表現する記録方式を採っており、
図1(c)中に示すような光量分布におけるスレッシュ
レベルThでドット潜像を書き込み形成するようにして
いるので、中央部の光量落ち込みの影響を受けないドッ
ト形成が可能となる。さらには、発光部6上での個別電
極4に関して電極幅(主走査方向の長さ)を極力短くす
れば、中央部で光量分布の落ち込みがあったとしてもそ
の落ち込みの程度を減らすことができ、スレッシュレベ
ルThの余裕度が上がるため、様々な画像形成条件に対
応できることになる。
電極4を副走査方向に長めに形成しており、発光部6に
おいてその中央部にも個別電極4が存在することにな
り、図1(c)に示すように発光分布のピーク付近の光
量が個別電極4の影響を受けて落ち込む。この点、本実
施の形態では、1ドット2値方式の画像データを用いた
面積階調法により階調表現する記録方式を採っており、
図1(c)中に示すような光量分布におけるスレッシュ
レベルThでドット潜像を書き込み形成するようにして
いるので、中央部の光量落ち込みの影響を受けないドッ
ト形成が可能となる。さらには、発光部6上での個別電
極4に関して電極幅(主走査方向の長さ)を極力短くす
れば、中央部で光量分布の落ち込みがあったとしてもそ
の落ち込みの程度を減らすことができ、スレッシュレベ
ルThの余裕度が上がるため、様々な画像形成条件に対
応できることになる。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、各LED
素子から副走査方向に互い違いに引き出される個別電極
を有し、これらの個別電極の各LED素子における発光
部上での副走査方向の長さが各発光ドット相互間の発光
分布の不均一さを補償して発光分布を主走査線寄りとす
るように長めに設定されているので、全ての発光部に関
して発光分布を均一化させて、各々の発光部の1画素形
成に関与する光量分布を主走査線上に揃えることがで
き、多数のLED素子の発光部が1直線上に配設された
簡単なLEDアレイを用いる条件下に、各LED素子の
光量分布の偏りに伴う画像のずれや段差を実質的になく
すことができる。
素子から副走査方向に互い違いに引き出される個別電極
を有し、これらの個別電極の各LED素子における発光
部上での副走査方向の長さが各発光ドット相互間の発光
分布の不均一さを補償して発光分布を主走査線寄りとす
るように長めに設定されているので、全ての発光部に関
して発光分布を均一化させて、各々の発光部の1画素形
成に関与する光量分布を主走査線上に揃えることがで
き、多数のLED素子の発光部が1直線上に配設された
簡単なLEDアレイを用いる条件下に、各LED素子の
光量分布の偏りに伴う画像のずれや段差を実質的になく
すことができる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、各LED素
子から副走査方向に互い違いに引き出される個別電極を
有し、これらの個別電極の各LED素子における発光部
上での副走査方向の長さが主走査線を超えて互いに副走
査方向にオーバラップする長さに設定されているので、
全ての発光部に関して発光分布を均一化させて、各々の
発光部の1画素形成に関与する光量分布を主走査線上に
揃えることができ、多数のLED素子の発光部が1直線
上に配設された簡単なLEDアレイを用いる条件下に、
各LED素子の光量分布の偏りに伴う画像のずれや段差
を実質的になくすことができる。
子から副走査方向に互い違いに引き出される個別電極を
有し、これらの個別電極の各LED素子における発光部
上での副走査方向の長さが主走査線を超えて互いに副走
査方向にオーバラップする長さに設定されているので、
全ての発光部に関して発光分布を均一化させて、各々の
発光部の1画素形成に関与する光量分布を主走査線上に
揃えることができ、多数のLED素子の発光部が1直線
上に配設された簡単なLEDアレイを用いる条件下に、
各LED素子の光量分布の偏りに伴う画像のずれや段差
を実質的になくすことができる。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、各LED素子は、1ドット2値方式
の画像データにより発光制御されるものとしたので、個
別電極が発光部の中心部分にも存在するため、発光分布
のピーク付近の光量が個別電極の影響を受けて落ち込ん
でも、1ドット2値方式の画像データにより発光制御さ
れ方式としてそのスレッシュレベルの設定を適正にする
ことにより中央部の光量の落ち込みの影響を受けない書
き込みを可能にすることができる。
載の発明において、各LED素子は、1ドット2値方式
の画像データにより発光制御されるものとしたので、個
別電極が発光部の中心部分にも存在するため、発光分布
のピーク付近の光量が個別電極の影響を受けて落ち込ん
でも、1ドット2値方式の画像データにより発光制御さ
れ方式としてそのスレッシュレベルの設定を適正にする
ことにより中央部の光量の落ち込みの影響を受けない書
き込みを可能にすることができる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す説明図である。
【図2】LED素子の発光部付近の構造及び発光分布を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】LEDアレイプリンタの書込み部の概略構造を
制御系ブロックとともに示す斜視図である。
制御系ブロックとともに示す斜視図である。
【図4】LEDアレイ駆動部の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】LEDアレイ制御部の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図6】その駆動タイミングを示すタイムチャートであ
る。
る。
【図7】従来例を示す説明図である。
【図8】LED素子の発光部付近の構造及び発光分布を
示す説明図である。
示す説明図である。
1 LEDアレイ 3 LED素子 4 個別電極 11 像担持体 L 主走査線
Claims (3)
- 【請求項1】 画像データに応じて発光制御される多数
のLED素子の発光部が1直線上に配設されたLEDア
レイを像担持体に対峙させて電子写真法により画像を形
成する画像形成装置において、 各LED素子から副走査方向に互い違いに引き出される
個別電極を有し、これらの個別電極の各LED素子にお
ける発光部上での副走査方向の長さが各発光ドット相互
間の発光分布の不均一さを補償して発光分布を主走査線
寄りとするように長めに設定されていることを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項2】 画像データに応じて発光制御される多数
のLED素子の発光部が1直線上に配設されたLEDア
レイを像担持体に対峙させて電子写真法により画像を形
成する画像形成装置において、 各LED素子から副走査方向に互い違いに引き出される
個別電極を有し、これらの個別電極の各LED素子にお
ける発光部上での副走査方向の長さが主走査線を超えて
互いに副走査方向にオーバラップする長さに設定されて
いることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 各LED素子は、1ドット2値方式の画
像データにより発光制御されることを特徴とする請求項
1又は2記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18212097A JPH1127459A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18212097A JPH1127459A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1127459A true JPH1127459A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16112688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18212097A Pending JPH1127459A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1127459A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005311269A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-11-04 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | レンズ付き発光素子 |
JP2006032448A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | レンズ付き発光素子 |
KR20160095805A (ko) * | 2015-02-04 | 2016-08-12 | 에피스타 코포레이션 | 반도체 발광소자 |
US10038117B2 (en) | 2015-01-16 | 2018-07-31 | Epistar Corporation | Semiconductor light-emitting device |
KR20190046730A (ko) * | 2019-04-25 | 2019-05-07 | 에피스타 코포레이션 | 반도체 발광소자 |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP18212097A patent/JPH1127459A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005311269A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-11-04 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | レンズ付き発光素子 |
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JP4635494B2 (ja) * | 2004-07-13 | 2011-02-23 | 富士ゼロックス株式会社 | レンズ付き発光素子 |
US10038117B2 (en) | 2015-01-16 | 2018-07-31 | Epistar Corporation | Semiconductor light-emitting device |
US10566498B2 (en) | 2015-01-16 | 2020-02-18 | Epistar Corporation | Semiconductor light-emitting device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040210 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040409 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040525 |