JP2005059356A - 発光装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 補正データを格納するメモリの容量の増大を抑制した状態で、発光素子の光量補正を行う。
【解決手段】 LPHには、複数のLEDを備えたLEDチップが複数個配列されている。各LEDに対応した素子補正値は第一の補正値格納部72に、LEDチップ63に対応したチップ補正値は第二の補正値格納部73に、それぞれ別々に格納されている、点灯時間計算部74では、第一の補正値格納部72より読み出した素子補正値と第二の補正値格納部73より読み出したチップ補正値とから最終的な補正データを作成し、作成した最終的な補正データに基づいてビデオデータの補正を行い、パルス幅変調部76でパルス変調して点灯時間(光量)を変えた各点灯信号CKI(1〜60)を発生し、各LEDチップ63に順次出力する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、像担持体に光書き込みを行って潜像を形成する画像形成装置等に係り、より詳しくは、複数の発光素子を備えた発光装置による光書き込みに関する。
電子写真方式を採用した、プリンタや複写機、ファクシミリ等の画像形成装置では、一様に帯電された感光体上に、画像情報を光記録手段によって照射することにより静電潜像を得た後、この静電潜像にトナーを付加して可視化し、記録紙上に転写して定着することによって画像形成が行なわれる。かかる光記録手段として、レーザを用いて主走査方向にレーザ光を走査させて露光する光走査方式の他、近年では、装置の小型化の要請を受けて発光素子としてのLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を主走査方向に多数、配列してなるLEDプリントヘッド(LPH:LED Print Head)を用いた光記録手段が採用されている。
LPHは、一般に、多数のLEDをライン状に配列したLEDチップが複数配置されたLEDアレイと、LEDから出力された光を感光体(感光体ドラム)表面に結像させるために多数のロッドレンズが配列されたセルフォックレンズとを含んで構成されている。画像形成装置では、入力される画像データに基づいてLPHの各LEDを駆動させ、感光体へ向けて光を出力し、セルフォックレンズによって感光体表面に光を結像させる。そして、感光体とLPHとを相対移動させることにより副走査方向に静電潜像を形成している。
このLPHでは、LEDおよびレンズが主走査方向に複数、並んだ構造であることから、各発光点のばらつきが画像品質に大きな影響を与える。特に、発光点の光量にばらつきがある場合やレンズの特性がばらついた場合には、副走査方向のスジや濃度ムラが生じてしまい、画質欠陥となり易い。そこで、従来技術として、例えば光量のばらつきのパターンがLEDチップの配列の周期で現れることに着目し、LEDチップのLEDの位置に応じて選定された点灯時間を記憶手段に予め設定しておき、プリント動作を行う場合には、各LEDチップにおいて、記憶手段に設定されたLEDの位置に応じた点灯時間に基づいて該当のLEDを点灯させる技術が存在する(例えば特許文献1参照。)。また、LEDアレイを構成するLEDチップ間の隙間に起因する露光量の低下を防止する目的で、隣接するLEDチップにおける各端部のLEDの発光光量を他の中央側のLEDに比べて大きく設定する技術が存在する(例えば特許文献2参照。)。さらに、全体として十分な光量の補正効果を得る目的で、LEDアレイを構成する複数のLEDのうち、光量特性が突出して異なる少数個のLEDを除外して光量の補正を行う技術が存在する(例えば特許文献3参照。)。
特開2000−246957号公報(第6頁、図4) 特開平5−336329号公報(第3-4頁、図9) 特開昭62−200966号公報(第2-3、第2図)
ところで、上述したLPHでは、各LEDチップの配列の周期で現れる光量むらに加え、LED毎の光量むらも発生するため、これに伴って副走査方向のスジや濃度ムラが生じ、画質欠陥となり易い。
かかる問題に対し、上記特許文献1や上記特許文献2に記載の技術では、LEDチップに配置された各LEDの光量のばらつきに対しては何の考慮もされていないため、LED毎の光量むらに起因する画質欠陥を防止することはできない。ここで、LEDアレイを構成する全LEDの光量むらを補正するための補正データをメモリ等に格納しておき、プリント動作時にこの補正データに基づいて各LEDの光量を補正することが考えられるが、補正データの量が多くなって格納に必要なメモリ量が大きくなってしまうという問題がある。また、特許文献3に記載の技術では、光量特性が突出して異なるLEDについては光量補正を行わないため、スジや濃度むらの発生を抑えることができず、高品質な画像を得ることは構成上不可能である。
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、補正データを格納するメモリの容量の増大を抑制した状態で、発光素子の光量補正を行うことにある。
また、本発明の他の目的は、画像形成速度をより高速化することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される発光装置は、複数の発光素子を備えた発光チップが複数個配列される発光ヘッドと、発光ヘッド内における発光素子毎の光量むらを補正するための素子補正値を格納する素子補正値格納部と、発光ヘッドの所定のブロック内における発光素子毎の光量むらを補正するためのブロック補正値を格納するブロック補正値格納部と、素子補正値格納部に格納される素子補正値とブロック補正値格納部に格納されるブロック補正値とに基づいて、発光素子毎の発光光量を補正する補正部とを含んでいる。なお、発光光量とは、発光素子が発光する光量と発光時間との積で表される概念である。
ここで補正部は、発光素子毎の点灯時間を調整して発光素子毎の発光光量を補正することを特徴とすることができる。また、補正部は、素子補正値に基づいて発光素子毎の点灯時間を調整すると共に、ブロック補正値に基づいて発光素子に対する供給電圧を調整することを特徴とすることができる。さらに、ブロック補正値格納部に格納されるブロック補正値は、発光チップを所定のブロックとする補正値であることを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用される発光装置は、複数の発光素子を備えた発光チップが複数個配列される発光ヘッドと、発光ヘッド内における発光素子毎の光量むらを補正するための素子補正値を格納する素子補正値格納部と、発光ヘッド内における複数の発光素子のうち補正量が突出して大きい発光素子の光量むらを補正するための突出補正値を格納する突出補正値格納部と、素子補正値格納部に格納される素子補正値と突出補正値格納部に格納される突出補正値とに基づいて、発光素子毎の発光光量を補正する補正部とを含んでいる。
ここで補正部は、発光素子毎の点灯時間を調整して発光素子毎の発光光量を補正することを特徴とすることができる。
さらに他の観点から捉えると、本発明が適用される発光装置は、複数のLED(Light Emission Device)素子を備えたLEDチップが複数個配列される発光ヘッドと、入力される画像データに応じ、複数のLEDチップにおける複数のLED素子に対する点灯信号を発生する点灯信号発生手段と、LEDチップにおける複数のLED素子に対応して設けられる複数のスイッチ素子に対してスイッチ素子を順次オンするための転送信号を発生し、LEDチップにおける複数のLED素子を順次点灯可能にする順次点灯手段とを含み、順次点灯手段は、LEDチップ内におけるLED素子の位置に応じてLED素子が点灯可能な最大点灯時間を設定することを特徴としている。
ここで、スイッチ素子は、点灯信号発生手段にて発生した点灯信号がゲートに接続されたサイリスタからなり、順次点灯手段は、LEDチップ内におけるLED素子の位置に応じてLED素子に対応するサイリスタの転送周期を調整してLED素子が点灯可能な最大点灯時間を設定することを特徴とすることができる。また、スイッチ素子は、点灯信号発生手段にて発生した点灯信号がゲートに接続されたサイリスタからなり、順次点灯手段は、サイリスタに対して転送信号を発生するタイミングを調整してLED素子が点灯可能な最大点灯時間を設定することを特徴とすることができる。さらに、順次点灯手段は、LEDチップの中央部に配置されるLED素子の最大点灯時間よりもLEDチップの両端側に配置されるLED素子の最大点灯時間を長く設定することを特徴とすることができる。
さらにまた別の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成装置は、像担持体と、複数のLED(Light Emission Device)素子をアレイ状に配置したLEDチップが複数個配列される発光ヘッドとLED素子からの光を結像するレンズアレイとを含み像担持体を露光して静電潜像を形成するプリントヘッドと、入力される画像データに応じ、複数のLEDチップにおける複数のLED素子に対する点灯信号を発生する点灯信号発生手段と、LEDチップにおける複数のLED素子に対応して設けられる複数のスイッチ素子に対してスイッチ素子を順次オンするための転送信号を発生し、LEDチップにおける複数のLED素子を順次点灯可能にする順次点灯手段とを含み、順次点灯手段は、LEDチップ内におけるLED素子の光量補正値に応じてLED素子が点灯可能な最大点灯時間を設定することを特徴としている。
このような画像形成装置においては、発光ヘッド内における各LED素子の光量むらを補正するための素子補正値を格納する素子補正値格納手段と、LEDチップ内における各LED素子の光量むらを補正するためのブロック補正値を格納するブロック補正値格納手段とをさらに備え、順次点灯手段は、素子補正値格納手段に格納される素子補正値とブロック補正値格納手段に格納されるブロック補正値とに基づいて光量補正値を算出し、得られた光量補正値に応じてLED素子が点灯可能な最大点灯時間を設定することを特徴とすることができる。また、発光ヘッド内における各LED素子の光量むらを補正するための素子補正値を格納する素子補正値格納手段と、発光ヘッド内における複数のLED素子のうち補正量が突出して大きいLED素子の光量むらを補正するための突出補正値を格納する突出補正値格納手段とをさらに備え、順次点灯手段は、素子補正値格納手段に格納される素子補正値と突出補正値格納手段に格納される突出補正値とに基づいて光量補正値を算出し、得られた光量補正値に応じてLED素子が点灯可能な最大点灯時間を設定することを特徴とすることができる。
本発明によれば、補正データを格納するメモリの容量の増大を抑制した状態で、発光素子の光量補正を行うことができる。
また、本発明によれば、画像形成速度をより高速化することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について詳細に説明する。
―実施の形態1―
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図であり、所謂タンデム型の画像形成装置を示している。図1に示す画像形成装置は、本体1に、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像プロセス系10、画像プロセス系10を制御する画像出力制御部30、例えばパーソナルコンピュータ(PC)2や画像読取装置(IIT)3に接続され、これらから受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理部(IPS: Image Processing System)40を備えている。
画像プロセス系10は、水平方向に一定の間隔を置いて並列的に配置される複数のエンジンからなる画像形成ユニット11を備えている。この画像形成ユニット11は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kから構成されており、夫々、静電潜像を形成してトナー像を担持させる像担持体(感光体)である感光体ドラム12、感光体ドラム12の表面を一様に帯電する帯電器13、帯電器13によって帯電された感光体ドラム12を露光する発光装置であるLEDプリントヘッド(LPH)14、LPH14によって得られた潜像を現像する現像器15を備えている。また、画像プロセス系10は、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12にて画像形成された各色のトナー像を記録用紙に多重転写させるために、この記録用紙を搬送する用紙搬送ベルト21、用紙搬送ベルト21を駆動させるロールである駆動ロール22、感光体ドラム12のトナー像を記録用紙に転写させる転写ロール23を備えている。
各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kは、現像器15に収納されたトナーを除き、ほぼ同様な構成を備えている。PC2やIIT3から入力された画像信号は、画像処理部40によって画像処理が施され、インタフェースを介して各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに供給される。画像プロセス系10は、画像出力制御部30から供給された同期信号等の制御信号に基づいて動作する。まず、イエローの画像形成ユニット11Yでは、帯電器13により帯電された感光体ドラム12の表面に、画像処理部40から得られた画像信号に基づき、LPH14によって静電潜像を形成する。形成された静電潜像に対して現像器15によってイエローのトナー像を形成し、形成されたイエローのトナー像は、図の矢印方向に回動する用紙搬送ベルト21上の記録用紙に転写ロール23を用いて転写される。同様にして、マゼンタ、シアン、黒のトナー像が各々の感光体ドラム12上に形成され、用紙搬送ベルト21上の記録用紙に転写ロール23を用いて多重転写される。多重転写された記録用紙上のトナー像は、定着器24に搬送されて、熱および圧力によって記録用紙に定着される。
図2は、LEDプリントヘッド(LPH)14の構成を示した図である。LPH14は、発光素子として多数のLED(LED素子)が配列された発光ヘッドとしてのLEDアレイ51、LEDアレイ51を支持すると共にLEDアレイ51の駆動を制御するための回路が形成されたプリント基板52、各LEDから出射された光ビームを感光体ドラム12上に結像させるセルフォックレンズアレイ(SLA)53を備え、プリント基板52およびセルフォックレンズアレイ53は、ハウジング54に保持されている。LEDアレイ51は、LEDが主走査方向に画素数分、配列されたものからなる。例えば、A3サイズの短手(297mm)を主走査方向とする場合、600dpiの解像度では、約42.3μm毎に7020個のLEDが配列されることになる。尚、配列は、一列に並んでいる場合の他、千鳥状に配列される場合がある。ここで、プリント基板52は、後述するLEDの光量の補正値に関するデータが格納されたメモリ77(図4参照)を備えており、かかるメモリ77に格納されたデータに基づいてLEDアレイ51を構成するLEDの光量が補正される。
図3は、本実施の形態が適用されるLPH14のハードウェア構成図であり、本実施の形態では、スイッチ素子としてサイリスタを用いた自己走査型発光素子(SLED)方式を採用している。LPH14は、IPS40(図1参照)からのビデオデータ(VideoData)を受けてLEDアレイ51を構成する発光チップとしての各LEDチップ63に点灯信号を供給する点灯信号発生手段としての点灯信号発生部61、画像出力制御部30(図1参照)からのクロックおよび同期信号を受けて転送信号を発生する順次点灯手段としての転送信号発生部62を備えている。本実施の形態が適用されるLPH14は、128個のLEDを有するLEDチップ63が例えば60個設けられており、各LEDチップ63で128ドット、LPH14全体で7680ドットの素子を発光させることが可能である。点灯信号発生部61は、60個のLEDチップ63に対する60本の点灯信号(CKI1〜CKI60)を発生する。転送信号発生部62は、6本の転送信号(CKS_1〜CKS_6)、6組毎の転送信号(CK1_1〜CK1_6、CK2_1〜CK2_6)を生成している。例えば図3に示す例では、各LEDチップ63の素子数(ドット数)により、1主走査ラインにて128回の点灯を順番に行って順次点灯しており、1走査ラインにおける1回の同時点灯数は60を最大としている。
図4は、本実施の形態における点灯信号発生部61の構成を示したブロック図である。点灯信号発生部61は、入力されるラスターデータであるビデオデータを発光順に並べ替える並べ替え部71、LEDの素子毎の光量むらを補正するための補正値(以下、素子補正値という)が格納された素子補正値格納部としての第一の補正値格納部72、LEDチップ63内におけるLEDの光量むらを補正するための補正値(ブロック補正値:以下、チップ補正値という)が格納された第二の補正値格納部73、これら第一の補正値格納部72に格納された素子補正値および第二の補正値格納部に格納されたチップ補正値に基づき、発光順からなるビデオデータに対する各LEDの点灯時間を計算する補正部としての点灯時間計算部74、計算された点灯時間をパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換部75、パラレル変換された各信号に対し、パルス幅変調して光量を変えて各点灯信号を発生するパルス幅変調部(PWM:Pulse Width Modulation)76を備えている。なお、第一の補正値格納部72および第二の補正値格納部73は、ROM等からなるメモリ77に設けられる。
図5は、LEDチップ63の構成を説明するための回路図であり、ここでは1つ目のアレイチップであるChip1を例に挙げている。入力される転送信号および点灯信号は異なるものの、Chip2〜Chip60も同様な構成を備えている。LEDチップ63は、128個のサイリスタ(S1〜S128)、128個のLED(LED1〜LED128)、127個のダイオード(CR1〜CR127)、128個の抵抗(R1〜R128)、さらには信号線に過剰な電流が流れるのを防止する転送電流制限抵抗(R1A、R2A、R3A)で構成されている。
各サイリスタ(S1〜S128)の入力端であるアノード端子(A1〜A128)は、電源ライン65に接続されている。この電源ライン65には電源81より電源電圧VDD(VDD=5.0V)が供給される。奇数番目サイリスタ(S1、S3、…、S127)の出力端であるカソード端子(K1、K3、…、K127)には、転送信号発生部62からの転送信号CK1が転送電流制限抵抗R1Aを介して供給される。また、偶数番目のサイリスタ(S2、S4、…、S128)の出力端であるカソード端子(K2、K4、…、K128)には、転送信号発生部62からの転送信号CK2が転送電流制限抵抗R2Aを介して供給される。
一方、各サイリスタ(S1〜S128)の制御端であるゲート端子(G1〜G128)は、各サイリスタに対応して設けられた抵抗(R1〜R128)を介して電源ライン66に接続されており、この電源ライン66は接地(GND)されている。また、各サイリスタ(S1〜S128)に対応して設けられたLED(LED1〜LED128)のゲート端子は、各サイリスタ(S1〜S128)のゲート端子(G1〜G128)に各々接続されている。さらに、各サイリスタ(S1〜S128)のゲート端子(G1〜G128)には、ダイオード(CR1〜CR127)のアノード端子が接続されている。ダイオード(CR1〜CR127)のカソード端子は、次段のサイリスタのゲート端子に各々接続されている。すなわち、各ダイオード(CR1〜CR127)は直列接続されている。ダイオードCR1のアノード端子は転送電流制限抵抗R3Aを介して転送信号発生部62に接続され、転送信号CKSを受信する。また、LED(LED1〜LED128)のカソード端子は、点灯信号発生部61から点灯信号CKI1を受信している。
次に、このようなLEDチップ63の動作について、図6に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。なお、ここでは、ベタ画像を形成する際の動作について説明を行う。
まず、LEDチップ63のChip1に対して動作の開始を指示する場合、転送信号発生部62から図6(A)に示すようなハイレベルの転送信号CKSが供給される。すなわち、図5に示したサイリスタS1のゲート端子G1にハイレベルの転送信号が入力される。転送信号CKSがハイレベルの時に、図6(B)に示すように転送信号発生部62から出力された転送信号CK1がローレベルになると、サイリスタS1がターンオンする。また、転送信号CK1がローレベルになってから期間Taを経過した後、転送信号CK2がハイレベルになる。
このように、転送信号CKSがハイレベルにて、ローレベルの転送信号CK1が供給される奇数番目のサイリスタ(S1、S3、・・・)のうち、ゲート端子の電位が最も高い、すなわちサイリスタの閾値以上のゲート電圧となるサイリスタS1がターンオンする。また、このとき、図6(C)に示すように転送信号CK2はハイレベルになっているので、偶数番目のサイリスタ(S2、S4、…)のカソード端子(K2、K4、…)の電位は高いままとなり、偶数番目のサイリスタ(S2、S4、…)はオフの状態が維持される。さらに、点灯信号CKI1は図6(D)に示すようにハイレベルなので、LED(LED1〜LED128)のカソード端子の電圧が高く、LED(LED1〜LED128)は点灯しない。そして、点灯信号CKI1が図6(D)に示すように転送信号CK2がハイレベルとなってから期間Tbを経過した後にハイレベルからローレベルになると、LED1のカソード端子の電位が低くなり、LED1が点灯する。なお、LED1を点灯させない場合には、サイリスタS1がオンとなっている間、点灯信号CKI1をハイレベルの状態に維持すればよい。
次に、サイリスタS1がオンの時に、図6(C)に示すように転送信号CK2がローレベルになり、点灯信号CKI1がハイレベルになると、ローレベルの転送信号CK2が供給される偶数番目のサイリスタ(S2、S4、…)のうち、ゲート端子の電位が最も高い、すなわちサイリスタの閾値以上のゲート電圧となるサイリスタS2がターンオンすると共に、LED1が非点灯(消灯)になる。そして、図6(B)に示すように転送信号CK1がハイレベルになると、サイリスタS1がターンオフし、ゲート端子G1の電位が抵抗R1によって徐々に低下すると共に、ゲート端子G2の電位は上昇する。また、これに伴ってゲート端子G3、…の電位も上昇する。
その後、点灯信号CKI1が図6(D)に示すようにハイレベルからローレベルになると、LED2のカソード端子の電位が低くなり、LED2が点灯する。なお、LED2を点灯させない場合には、サイリスタS2がオンとなっている間、点灯信号CKI1をハイレベルの状態に維持すればよい。同様に、サイリスタS2がオンの時に、図6(B)に示すように転送信号CK1が再びローレベルになり、点灯信号CKI1がハイレベルになると、サイリスタS3がターンオンすると共に、LED2が非点灯(消灯)になる。そして、図6(C)に示すように転送信号CK2がハイレベルになると、サイリスタS2はターンオフする。
このように、LEDチップ63のChip1では、転送信号CK1、CK2が共にローレベルとなる重なり期間(図6に示すTaの期間)を設けつつ、交互にハイレベル、ローレベルを切り替えることにより、サイリスタ(S1〜S128)を順次オンさせると共に、これに同期して図6に示す期間Tbを経た後に点灯信号CKI1をローレベルにすることにより、LED(LED1〜LED128)を順次点灯させることができる。したがって、LEDチップ63のChip1に接続する信号線としては、転送信号CKS、CK1、CK2のための3本、点灯信号CKI1のための1本、そして2本の電源線(そのうち1本は接地)の合計6本が必要であり、この6本の信号線だけで駆動することが可能である。
なお、LEDチップ63のChip2、Chip3、…、Chip60に関しても同様であり、転送信号CKS、CK1、CK2、そして各点灯信号CKI2〜CKI60によってLEDが順次点灯される。
次に、本実施の形態における特徴点である、LED毎に設定される素子補正値およびLEDチップ63毎に設定されるチップ補正値に基づいて各LEDの点灯時間を調整し、各LEDにおける光量のばらつきを補正する処理について詳述する。
図7(a)は、本実施の形態で用いたLEDアレイ51を構成する各LEDを所定の同一条件下で点灯させた場合におけるLED素子番号(1〜7680、ただし図中には1〜512までを例示する)と各LEDによって得られる光量との関係の一例を示す図である。同図より、LED毎に得られる光量にばらつきが生じていることが理解される。特にこの例では、各LEDチップ63(Chip1〜Chip60、ただし図中にはChip1〜Chip4までを例示する)において、中央部側に対して端部側のLEDの光量が同じ傾向で低下している。
このような光量むらを補正するためには、LEDの光量が一番低い点と一番高い点とを共に補正できるようにしなければならない。例えば光量むらのレンジ(補正レンジ)がノミナルの光量に対して10%であるとし、補正の最小単位となる補正分解能を0.02%とすると、必要となるメモリ量は1LED(1dot)あたり500(9bitに相当)になる。すると、本実施の形態のようにLEDチップ63が60個ある場合LEDの総数は7680個であるから、このまま光量の補正を行う場合にはメモリ77に9bit×7680dot≒8.5KB程度、補正値用のメモリ量を確保する必要がある。
一方、図7(b)は、図7(a)より各LED固有の光量むら成分を抜き出して示した図であり、図7(c)は図7(a)よりLEDチップ63単位で同じ傾向を持つ光量むら成分を抜き出して示した図である。図7(b)に示すデータと図7(c)に示すデータとを掛け合わせることによって、図7(a)に示すデータを得ることができる。例えば図7(b)に示す各LEDにおける光量むらのレンジ(補正レンジ)が5%であるとし、補正分解能を同様に0.02%とすると、必要となるメモリ量は1dotあたり250(8bitに相当)になる。すると、本実施の形態のようにLEDの総数が7680個の場合、必要となるメモリ量は8bit×7680dot≒7.5KB程度となる。また、例えば図7(c)に示す各LEDチップ63における光量むらのレンジ(補正レンジ)が5%であるとし、補正分解能を同様に0.02%とすると、必要となるメモリ量は1dotあたり250(8bitに相当)になる。ここで、本実施の形態では、各LEDチップ63に対して同じ補正値を適用することができるので、LEDチップ63一枚分(128dot分)だけデータを持てばよい。よって必要となるメモリ量は、8bit×128dot=128Bとなる。したがって、合計で必要となるメモリ量は、7.5KB+128B≒7.65KB程度となり、上述した一括して補正する例(8.5KB)と比較して、約800B程度メモリ量を節約することができることになる。
本実施の形態では、図7(b)に示す各LEDの光量むらに基づいて得られた素子補正値が、図4に示すメモリ77の第一の補正値格納部72に格納され、また、図7(c)に示すLEDチップ63内の光量むらに基づいて得られたチップ補正値が、図4に示すメモリ77の第二の補正値格納部73に格納されている。そして、プリント動作を行う場合には、点灯時間計算部74が第一の補正値格納部72から素子補正値を、第二の補正値格納部73からチップ補正値をそれぞれ読み出す。点灯時間計算部74では、読み出した素子補正値およびチップ補正値を足し合わせて最終的な補正データを作成し、点灯時間計算部74に入力された発光順からなるビデオデータに対して、生成した補正データを用いてLED素子番号に応じた点灯時間を適宜補正した後、シリアルパラレル変換部75に出力する。パラレル変換された各信号に対し、パルス幅変調部(PWM:Pulse Width Modulation)76でパルス幅変調して点灯時間(光量)を変えた各点灯信号CKI(1〜60)を発生し、各LEDチップ63に順次出力する。
このように、本実施の形態では、各LEDにおける光量のばらつきおよび各LEDチップ内における光量のばらつきを抑制するようにしたので、濃度むらの少ない良好な画像を得ることが可能となる。特に、本実施の形態では、各LEDに対応した素子補正値とLEDチップ63に対応したチップ補正値とを別々に格納しておき、これら素子補正値とチップ補正値とから作成した最終的な補正データに基づいてビデオデータの補正を行っているので、補正のレンジや補正分解能を確保しつつ、補正値を格納するメモリの容量を減らすことができる。また、同じだけメモリ容量を確保できる場合には、補正のレンジをさらに広く設定したり、あるいは、補正分解能をさらに小さく設定したりすることが可能になる。
なお、本実施の形態では、LEDチップ63内におけるLED光量のばらつきが生じる例について説明を行ったが、例えば上述した特許文献2に示したように、LEDアレイ51を構成するLEDチップ63間の隙間に起因してこの隙間部に対応する部位の露光量が低下することもあり得る。そこで、この場合も、本実施の形態で説明した手法を用い、第二の補正値格納部73に隙間部の露光量低下に対応してLEDチップ63端部側の補正値を大きく設定したチップ補正値を格納しておくようにすれば、より少ないメモリ量で、各LEDにおける光量のばらつきおよび各LEDチップ内における光量のばらつきを抑制することができる。
―実施の形態2―
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、LEDチップ63毎に設定されるチップ補正値に代えて、大きな光量むらが発生するLEDに対して設定される突出補正値を用いて、各LEDにおける光量のばらつきを補正している点が実施の形態1とは異なる。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
次に、本実施の形態における特徴点である、LED毎に設定される素子補正値および大きな光量むらが発生するLEDに対して設定される突出補正値に基づいて各LEDの点灯時間を調整し、各LEDにおける光量のばらつきを補正する処理について詳述する。
図8(a)は、本実施の形態で用いたLEDアレイ51を構成する各LEDを所定の同一条件下で点灯させた場合におけるLED素子番号(1〜7680、ただし図中には1〜512までを例示する)と各LEDによって得られる光量との関係の一例を示す図である。同図より、LED毎に得られる光量にばらつきが生じていることが理解される。特にこの例では、著しく光量が低下したLED(例えばLED素子番号100,140,220,440付近)が存在している。
このような光量むらを補正するためには、実施の形態1と同様、LEDの光量が一番低い点と一番高い点とを共に補正できるようにしなければならない。例えば光量むらのレンジ(補正レンジ)がノミナルの光量に対して10%あるとし、補正の最小単位となる補正分解能を0.02%とすると、必要となるメモリ量は1LED(1dot)あたり500(9bitに相当)になる。すると、実施の形態1と同様にLEDチップ63が60個ある場合LEDの総数は7680個であるから、このまま光量の補正を行う場合にはメモリ77に9bit×7680dot≒8.5KB程度、補正値用のメモリ量を確保する必要がある。
一方、図8(b)は、図8(a)より各LED固有の光量むら成分を抜き出して示した図であり、図8(c)は図8(a)より著しい光量低下をきたしたLEDの光量むら成分を抜き出して示した図である。図8(b)に示すデータと図8(c)に示すデータとを足し合わせることによって図8(a)に示すデータを得ることができる。例えば図8(b)に示す各LEDにおける光量むらのレンジが5%であるとし、補正分解能を0.02%とすると、必要となるメモリ量は1dotあたり250(8bitに相当)になる。すると、本実施の形態のようにLEDの総数が7680個の場合、必要となるメモリ量は8bit×7680dot≒7.5KB程度となる。また、例えば図8(c)に示す著しい光量低下をきたしたLEDにおける光量むらのレンジが5%であるとし、補正分解能を同様に0.02%とすると、必要となるメモリ量は1dotあたり250(8bitに相当)になる。ここで、著しい光量低下をきたしているLEDの素子番号を記憶するために必要なメモリ量はLEDの数に対応した7680(13bitに相当)だけ必要になり、例えば著しい光量低下をきたしているLEDの数が256個(全体の1/30)あったと仮定すれば、必要なるメモリ量は、(13bit+8bit)×256≒350B程度となる。したがって、合計で必要となるメモリ量は、7.5KB+350B≒8KB程度となり、上述した一括して補正する例(8.5KB)と比較して、メモリ量を節約することができることになる。
本実施の形態では、図8(b)に示す各LEDの光量むらに基づいて得られた素子補正値が、図4に示す素子補正値格納部としての第一の補正値格納部72に格納され、また、図8(c)に示す一部のLEDの突出した光量むらに基づいて得られた突出補正値が、図4に示す突出補正値格納部としての第二の補正値格納部73に格納されている。そして、プリント動作を行う場合には、点灯時間計算部74が第一の補正値格納部72から素子補正値を、第二の補正値格納部73から突出補正値をそれぞれ読み出す。点灯時間計算部74では、読み出した素子補正値および突出補正値を足し合わせて最終的な補正データを作成し、点灯時間計算部74に入力された発光順からなるビデオデータに対して、生成した補正データを用いてLED素子番号に応じた点灯時間を適宜補正した後、シリアルパラレル変換部75に出力する。パラレル変換された各信号に対し、パルス幅変調部(PWM:Pulse Width Modulation)76でパルス幅変調して点灯時間(光量)を変えた各点灯信号CKI(1〜60)を発生し、各LEDチップ63に順次出力する。
このように、本実施の形態では、各LEDにおける通常の光量のばらつきおよび一部のLEDにおける突発的な(突出した)光量のばらつきを抑制するようにしたので、濃度むらの少ない良好な画像を形成することが可能となる。特に、本実施の形態では、各LEDに対応した素子補正値と一部のLEDに対応した突出補正値とを別々に格納しておき、これら素子補正値と突出補正値とから作成した最終的な補正データに基づいてビデオデータの補正を行っているので、補正のレンジや補正分解能を確保しつつ、補正値を格納するメモリの容量を減らすことができる。また、同じだけメモリ容量を確保できる場合には、補正のレンジをさらに広く設定したり、あるいは、補正分解能をさらに小さく設定したりすることが可能になる。
―実施の形態3―
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、素子補正値を用いて点灯時間を調整する一方で、チップ補正値を用いてLEDの電源電圧VDDを調整することにより、LEDの光量を補正するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、実施の形態1と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図9は、本実施の形態における点灯信号発生部61および電源81の構成を示したブロック図である。点灯信号発生部61の基本構成は、実施の形態1と略同様であるが、本実施の形態では、点灯時間計算部74にLEDの素子毎の光量むらを補正するための素子補正値が格納された素子補正値格納部78だけが接続されている。また、電源81は、電圧を可変できる可変電圧電源82と、この可変電圧電源82の電圧値を設定する電圧設定部83とを備え、電圧設定部83には、LEDチップ63内におけるLEDの光量むらを補正するためのチップ補正値が格納されたチップ補正値格納部84が接続されている。これにより、本実施の形態では、電源81がLEDチップ63の電源電圧VDDを可変できる可変電圧電源として機能する。なお、素子補正値格納部78はメモリ77に設けられており、チップ補正値格納部84は、電源81に設けられたメモリ85に設けられている。
本実施の形態では、図7(b)に示す各LEDの光量むらに基づいて得られた素子補正値が、図4に示すメモリ77の素子補正値格納部78に格納され、また、図7(c)に示すLEDチップ63内の光量むらに基づいて得られたチップ補正値が、図9に示すメモリ85のチップ補正値格納部84に格納される。そして、プリント動作を行う場合には、点灯時間計算部74にて素子補正値格納部78から素子補正値を読み出す。点灯時間計算部74では、点灯時間計算部74に入力された発光順からなるビデオデータを基に、読み出した素子補正値を用いてLED素子番号に応じた点灯時間を適宜補正した後、シリアルパラレル変換部75に出力する。パラレル変換された各信号に対し、パルス幅変調部(PWM:Pulse Width Modulation)76でパルス幅変調して点灯時間(光量)を変えた各点灯信号CKI(1〜60)を発生し、各LEDチップ63に順次出力する。一方、点灯時間計算部74における補正動作と同時に、電圧設定部83にてチップ補正値格納部84からチップ補正値を読み出し、電圧設定部83では、読み出したチップ補正値を用いて可変電圧電源82より各LEDチップ63に供給する電源電圧VDDを適宜設定する。なお、電源電圧VDDを可変することによりLED点灯時の発光強度が変わるため、結果としてLED点灯時の光量が変化する。
このように、本実施の形態では、各LEDにおける光量のばらつきおよび各LEDチップ内における光量のばらつきを抑制するようにしたので、濃度むらの少ない良好な画像を形成することが可能となる。特に、本実施の形態では、各LEDに対応した素子補正値とLEDチップ63に対応したチップ補正値とを別々に格納しておき、各LEDに対しては素子補正値に基づいてLEDの点灯時間を補正し、また、各LEDチップに対してはチップ補正値に基づいてLEDチップに供給する電源電圧VDDの大きさを調整するようにしたので、補正のレンジや補正分解能を確保しつつ、補正値を格納するメモリの容量を減らすことができる。
なお、本実施の形態では、各LEDに対しては素子補正値に基づいてLEDの点灯時間を補正し、各LEDチップに対してはチップ補正値に基づいてLEDチップに供給する電源電圧VDDの大きさを調整していたが、これに限られるものではなく、例えば各LEDに対しては素子補正値に基づいてLEDチップに供給する電源電圧VDDの大きさを調整し、各LEDチップに対してはチップ補正値に基づいてLEDの点灯時間を補正することも可能である。また、LEDの点灯時間の調整を行わずに、素子補正値とチップ補正値とから作成した最終的な補正データに基づいて電源電圧VDDの大きさを調整するようにしてもよい。
―実施の形態4―
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、LEDチップ63におけるLEDの位置によって点灯時間の補正量が異なることを予め考慮し、LEDの位置あるいは予想される補正量に基づいてLEDを点灯可能な最大点灯時間を異ならせるようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図10は、本実施の形態における点灯信号発生部61の構成を示したブロック図である。点灯信号発生部61の基本構成は、実施の形態1と略同様であるが、本実施の形態では、第二の補正値格納部73が転送信号発生部62にも接続されており、第二の補正値格納部73に格納されるチップ補正値が転送信号発生部62に対しても出力されるようになっている。
次に、本実施の形態の特徴点であるLEDチップ63におけるLEDの点灯制御について説明する。ここで、図11(a)は、一般的なLEDチップ63(Chip1)におけるLED点灯制御のタイミングチャートを示している。実施の形態1において説明したように、SLED方式を用いた場合には、LEDチップ63に設けられたサイリスタS1〜S128が転送信号発生部62より出力される転送信号CKS、CK1、CK2によって制御される。そして、転送信号CK1(CK2)がローレベルにされ、期間Taを経過した後に転送信号CK2(CK1)がハイレベルにされると、期間Tb経過後に例えばサイリスタS1(S2)がオンとなり、例えばLED1(LED2)が点灯可能な状態となる。また、その後転送信号CK2(CK1)がローレベルにされると、オンとなっていたサイリスタS1(S2)がオフとなり、LED1(LED2)が点灯不可能な状態となる。つまり、転送信号CK1(CK2)がオフとなり期間Ta+Tbを経過した時点から転送信号CK2(CK1)がオフとなるまでの期間が、LEDを点灯させることが可能な最大点灯時間となる。この最大点灯時間の期間内に点灯信号CKI1をローレベルにすると、対象となるLEDが点灯する。
一枚のLEDチップ63が128個のLED1〜LED128を有している場合、これら128個のLEDを駆動するためには、サイリスタS1〜S128に転送信号CK1、CK2を転送する必要がある。ここで、転送信号CK1(CK2)がローレベルとなってから他方の転送信号CK2(CK1)がローレベルになるまでの期間をサイリスタ転送周期と規定すると、一つのLEDチップ63で1ライン分を露光するために必要な時間は、サイリスタ周期×128となる。そして、サイリスタ転送周期と最大点灯時間との関係は、
サイリスタ転送周期−(Ta+Tb)=最大点灯時間
となる。なお、期間Ta+TbはすべてのサイリスタS1〜S128において一定である。
ここで、すべての光量むらをLEDの点灯時間だけで補正しようとすると、一番光量が小さい点を補正できる時間だけLEDを点灯できるようにしておく必要がある。よって、最大点灯時間は、一番光量が小さい点を補正できる時間分だけ必要となる。これを図11(a)を参照しながら説明すると、図7(b)を用いて説明した各LED固有の光量むらを補正するために必要な最大時間(素子補正最大時間)をA、図7(c)を用いて説明したLEDチップ63単位の光量むらを補正するために必要な最大時間(チップ補正最大時間)をB、ノミナルの点灯時間(最小点灯時間)をMとすると、必要な最大点灯時間は(M+A+B)となる。よって、図11(a)に示す従来のLEDチップ63では、1ライン分を露光するために必要な時間は、
(Ta+Tb+M+A+B)×128
となる。
ただし、実施の形態1において説明したように、LEDチップ63単位の光量むらは、図7(c)に示したようにLEDチップ63の両端部では大きいが、LEDチップ63の中央部ではほとんどないといってよい。つまり、チップ補正最大時間Bが必要なのはLEDチップ63の両端部分に配置されたLEDのみであり、中央に配置されたLEDの補正には必要ないことが明らかである。
そこで、本実施の形態では、LEDチップ63におけるLEDの位置に応じて、転送信号CK1、CK2のハイレベル、ローレベル切り替えタイミングを変化させることにより、サイリスタのオン時間すなわち最大点灯時間を調整している。より具体的には、転送信号発生部62が第二の補正値格納部73から読み出したチップ補正値に基づいて、LEDチップ63内におけるLEDの位置あるいは予想される光量の補正量によって転送信号CK1、CK2のハイレベル、ローレベル切り替えタイミングを変化させるようにし、LEDチップ63の両端部側のLED(補正量が大きくなり得る部位)についてはサイリスタのオン時間(最大点灯時間)を長く設定する一方、LEDチップ63の中央側のLED(補正量が大きくならない部位)についてはサイリスタのオン時間(最大点灯時間)を短く設定している。
ここで、図11(b)は、このような制御手法を適用した場合のLEDチップ63(Chip1)におけるLED点灯制御のタイミングチャートを示している。この例では、LEDチップ63端部に配置されたLEDに対しては最大点灯時間を(M+A+B)とし、中央に向かうほどチップ補正最大時間Bを減少させ、図示はしていないがLEDチップ63の中央部に配置されたLEDに対しては最大点灯時間を(M+A)としている。ここで、例えばLEDチップ63端部で光量落ちの生ずるLEDが5素子ずつ(LED1〜LED5およびLED124〜LED128)あるとすると、このLEDチップ63では、1ライン分を露光するのに必要な時間は、
(Ta+Tb+M+A)×128+(B)×10
よりも短くなり、上述した例よりもB×118以上だけ短い時間で1ラインを露光できる。図12(a)は、図11(a)に示した制御手法を採用した場合において1ライン分の露光処理を行った場合にかかる時間を示す図であり、図12(b)は、図11(b)に示した制御手法を用いた場合において1ライン分の露光処理を行った場合にかかる時間を示す図である。これらより、後者では時間X(B×118)だけ短い時間で1ラインの露光処理を行えることが理解される。
このように、本実施の形態では、LEDの最大点灯時間を、LEDチップ内におけるLEDの位置に応じて異ならせることで、各LEDに対して必要十分な補正時間を確保することができると共に、1ラインの露光処理にかかる時間を短くすることができる。したがって、1ラインの露光処理にかかる時間を短くできる分だけ、同じ解像度を得ようとする場合における感光体ドラム12の移動速度すなわち画像形成速度の高速化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、LEDチップ63におけるLEDの位置に基づいてLEDの最大点灯時間を設定するようにしていたが、例えばLEDチップ63を構成するLEDの一部に大きな光量むらが生じる場合(実施の形態2参照)もあり得る。このような場合は、大きな光量むらが生じているLEDについて最大点灯時間を長く設定し(例えばTa+Tb+M+A+B)、大きな光量むらが生じていないLEDについては最大点灯時間を短く設定する(例えばTa+Tb+M+A)ことで、画像形成速度の高速化を図ることが可能である。
本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図である。 LEDプリントヘッド(LPH)の構成を示した図である。 LPHのハードウェア構成図である。 点灯信号発生部の構成を示したブロック図である。 LEDチップの構成を説明するための回路図である。 LEDチップの基本的な動作を示すタイミングチャートである。 (a)はLEDアレイを構成する各LED素子番号と得られる光量との関係を示した図、(b)は(a)より各LED固有の光量むら成分を抜き出して示した図、(c)は(a)よりLEDチップ単位で同じ傾向を持つ光量むら成分を抜き出して示した図である。 (a)はLEDアレイを構成する各LED素子番号と得られる光量との関係を示した図、(b)は(a)より各LED固有の光量むら成分を抜き出して示した図、(c)は(a)より著しい光量低下をきたしたLEDの光量むら成分を抜き出して示した図である。 点灯信号発生部および電源の構成を示したブロック図である。 点灯信号発生部の構成を示したブロック図である。 (a)は、一般的なLEDチップにおけるLED点灯制御のタイミングチャート、(b)は本実施の形態に係るLEDチップにおけるLED点灯制御のタイミングチャートである。 (a)は一般的なLEDチップにおけるLED点灯制御のタイミングチャートの全体図、(b)は本実施の形態に係るLEDチップにおけるLED点灯制御のタイミングチャートの全体図である。
符号の説明
1…本体、2…パーソナルコンピュータ(PC)、3…画像読取装置(IIT)、10…画像プロセス系、11(11Y,11M,11C,11K)…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、13…帯電器、14(14Y,14M,14C,14K)…LEDプリントヘッド(LPH)、15…現像器、30…画像出力制御部、40…画像処理部(IPS:Image Processing System)、51…LEDアレイ、52…プリント基板、53…セルフォックレンズアレイ(SLA)、54…ハウジング、61…点灯信号発生部、62…転送信号発生部、63…LEDチップ、65,66…電源ライン、71…並べ替え部、72…第一の補正値格納部、73…第二の補正値格納部、74…点灯時間計算部、75…シリアルパラレル変換部、76…パルス幅変調部(PWM)、77…メモリ、78…素子補正値格納部、81…電源、82…可変電圧電源、83…電圧設定部、84…チップ補正値格納部、85…メモリ

Claims (13)

  1. 複数の発光素子を備えた発光チップが複数個配列される発光ヘッドと、
    前記発光ヘッド内における前記発光素子毎の光量むらを補正するための素子補正値を格納する素子補正値格納部と、
    前記発光ヘッドの所定のブロック内における前記発光素子毎の光量むらを補正するためのブロック補正値を格納するブロック補正値格納部と、
    前記素子補正値格納部に格納される前記素子補正値と前記ブロック補正値格納部に格納される前記ブロック補正値とに基づいて、前記発光素子毎の発光光量を補正する補正部と
    を含む発光装置。
  2. 前記補正部は、前記発光素子毎の点灯時間を調整して当該発光素子毎の発光光量を補正することを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記補正部は、前記素子補正値に基づいて前記発光素子毎の点灯時間を調整すると共に、前記ブロック補正値に基づいて前記発光素子に対する供給電圧を調整することを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  4. 前記ブロック補正値格納部に格納される前記ブロック補正値は、前記発光チップを前記所定のブロックとする補正値であることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  5. 複数の発光素子を備えた発光チップが複数個配列される発光ヘッドと、
    前記発光ヘッド内における前記発光素子毎の光量むらを補正するための素子補正値を格納する素子補正値格納部と、
    前記発光ヘッド内における前記複数の発光素子のうち補正量が突出して大きい発光素子の光量むらを補正するための突出補正値を格納する突出補正値格納部と、
    前記素子補正値格納部に格納される前記素子補正値と前記突出補正値格納部に格納される突出補正値とに基づいて、前記発光素子毎の発光光量を補正する補正部と
    を含む発光装置。
  6. 前記補正部は、前記発光素子毎の点灯時間を調整して当該発光素子毎の前記発光光量を補正することを特徴とする請求項5記載の発光装置。
  7. 複数のLED(Light Emission Device)素子を備えたLEDチップが複数個配列される発光ヘッドと、
    入力される画像データに応じ、前記複数のLEDチップにおける前記複数のLED素子に対する点灯信号を発生する点灯信号発生手段と、
    前記LEDチップにおける前記複数のLED素子に対応して設けられる複数のスイッチ素子に対して当該スイッチ素子を順次オンするための転送信号を発生し、当該LEDチップにおける当該複数のLED素子を順次点灯可能にする順次点灯手段とを含み、
    前記順次点灯手段は、前記LEDチップ内におけるLED素子の位置に応じて当該LED素子が点灯可能な最大点灯時間を設定することを特徴とする発光装置。
  8. 前記スイッチ素子は、前記点灯信号発生手段にて発生した点灯信号がゲートに接続されたサイリスタからなり、
    前記順次点灯手段は、前記LEDチップ内におけるLED素子の位置に応じて当該LED素子に対応するサイリスタの転送周期を調整して前記LED素子が点灯可能な最大点灯時間を設定することを特徴とする請求項7記載の発光装置。
  9. 前記スイッチ素子は、前記点灯信号発生手段にて発生した点灯信号がゲートに接続されたサイリスタからなり、
    前記順次点灯手段は、前記サイリスタに対して前記転送信号を発生するタイミングを調整して前記LED素子が点灯可能な最大点灯時間を設定することを特徴とする請求項7記載の発光装置。
  10. 前記順次点灯手段は、前記LEDチップの中央部に配置されるLED素子の最大点灯時間よりも当該LEDチップの両端側に配置されるLED素子の最大点灯時間を長く設定することを特徴とする請求項7記載の発光装置。
  11. 像担持体と、
    複数のLED(Light Emission Device)素子をアレイ状に配置したLEDチップが複数個配列される発光ヘッドと当該LED素子からの光を結像するレンズアレイとを含み前記像担持体を露光して静電潜像を形成するプリントヘッドと、
    入力される画像データに応じ、前記複数のLEDチップにおける前記複数のLED素子に対する点灯信号を発生する点灯信号発生手段と、
    前記LEDチップにおける前記複数のLED素子に対応して設けられる複数のスイッチ素子に対して当該スイッチ素子を順次オンするための転送信号を発生し、当該LEDチップにおける当該複数のLED素子を順次点灯可能にする順次点灯手段とを含み、
    前記順次点灯手段は、前記LEDチップ内におけるLED素子の光量補正値に応じて当該LED素子が点灯可能な最大点灯時間を設定することを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記発光ヘッド内における前記各LED素子の光量むらを補正するための素子補正値を格納する素子補正値格納手段と、
    前記LEDチップ内における前記各LED素子の光量むらを補正するためのブロック補正値を格納するブロック補正値格納手段とをさらに備え、
    前記順次点灯手段は、前記素子補正値格納手段に格納される前記素子補正値と前記ブロック補正値格納手段に格納される前記ブロック補正値とに基づいて前記光量補正値を算出し、得られた当該光量補正値に応じて前記LED素子が点灯可能な最大点灯時間を設定することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 前記発光ヘッド内における前記各LED素子の光量むらを補正するための素子補正値を格納する素子補正値格納手段と、
    前記発光ヘッド内における前記複数のLED素子のうち補正量が突出して大きいLED素子の光量むらを補正するための突出補正値を格納する突出補正値格納手段とをさらに備え、
    前記順次点灯手段は、前記素子補正値格納手段に格納される前記素子補正値と前記突出補正値格納手段に格納される前記突出補正値とに基づいて前記光量補正値を算出し、得られた当該光量補正値に応じて前記LED素子が点灯可能な最大点灯時間を設定することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
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