JPH091855A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH091855A
JPH091855A JP7150679A JP15067995A JPH091855A JP H091855 A JPH091855 A JP H091855A JP 7150679 A JP7150679 A JP 7150679A JP 15067995 A JP15067995 A JP 15067995A JP H091855 A JPH091855 A JP H091855A
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JP
Japan
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recording
image
thinning
head
processing apparatus
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Withdrawn
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JP7150679A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tanioka
宏 谷岡
Mitsuru Amimoto
満 網本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH091855A publication Critical patent/JPH091855A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録素子配列の高精度な製造技術、及び実装
技術を要求することなく、カラー画像における各ドット
について記録媒体上における各色毎のずれをなくすこと
によって、高画質なカラー画像形成が可能な画像処理装
置を提供することを目的とする。 【構成】 複数の記録素子からなる記録ヘッド101,
102において、内部の番号は相対的な記録素子位置を
示し、実装誤差として先頭誤差2画素、終端誤差3画素
を有している。この実装状態において、記録ヘッド10
1の3番目の記録素子に対して画素番号1を割り当て、
以降6000番の記録素子までに全6000画素を適当
に間引いて割り当てる。同様に、記録ヘッド102の5
997番目の記録素子に対して画素番号6000を割り
当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、例
えば、複数の記録素子による画像形成を行う画像処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置において、特にカラ
ー画像を形成する画像処理装置においては、複数の固体
記録素子によって画像形成を行い、該形成された画像を
出力していた。
【0003】例えば、電子写真方式によりカラー画像形
成を行う画像処理装置においては、特に小型で高速な記
録を可能とするために、使用色数の感光ドラムと、それ
と同数の固体記録素子を備えていた。即ち、例えばイエ
ロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック
(K)の4色の画像をそれぞれ重ねて形成することによ
りカラー画像形成を実現している電子写真方式の画像処
理装置においては、各色に対応した4個の感光ドラム及
び4本の固体記録素子を備えていた。
【0004】ここで、固体記録素子としては、LEDア
レイ等に代表される発光素子アレイや液晶シャッタに代
表される光透過制御素子アレイ、あるいは光を反射制御
可能な素子アレイ等が使用されていた。
【0005】又、インクジェット方式に代表される記録
媒体に直接画像形成を行う画像処理装置においては、記
録ヘッド等の直接記録方式により、記録部が構成されて
いた。この直接記録方式による画像処理装置において
も、カラー画像を形成する場合には、使用する色数と同
数(4個)の記録ヘッドを独立して備えており、各記録
ヘッドによる各色画像を記録媒体上に重ねることによ
り、カラー画像を得ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理装置においては、記録媒体上にカラー画像
を形成する場合、記録媒体上において前記4色の画像が
正確に重ねられる必要がある。即ち、記録媒体上におい
て4色の記録ドットが精度良く重ならなければ、高精細
なカラー画像は得られない。
【0007】上記従来の画像処理装置において各色毎に
備えられている4本の固体記録素子アレイについて、各
ドットが寸分のずれもなく重ねられるように実装するに
は、固体記録素子アレイそのものにおける高精度な製造
技術、及び画像処理装置内への該固体記録素子アレイの
高精度な実装技術等が要求される。従って、各固体記録
素子アレイ毎のずれを完全に無くすことは、安価には実
現できないものであり、従来の画像処理装置の複数の固
体記録素子アレイについては、少なからずその並びにず
れが生じていた。従って、各色毎の固体記録素子の並び
のずれによって、形成されるカラー画像の各ドットにお
いて必ずしも4色が完全に重なることは保証されるもの
ではなく、画像劣化が生じる場合があった。このような
記録素子アレイの実装ずれは、該記録素子アレイを高密
度化した場合、即ち、高解像度の画像形成を行う場合に
特に顕著であった。
【0008】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、複数の記録素子配列の高精度な製
造技術、及び実装技術を要求することなく、カラー画像
における各ドットについて記録媒体上における各色毎の
ずれをなくすことによって、高画質なカラー画像形成が
可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための一実施例として、本発明の画像処理装置は以下の
構成を備える。
【0010】即ち、複数の記録素子配列からなる複数本
の記録ヘッドにより、該複数本の記録ヘッドの全てによ
って画像形成が可能である形成範囲内に画像形成を行う
画像処理装置において、各記録ヘッド毎に、該記録ヘッ
ドによって画像形成が可能であるヘッド記録範囲のう
ち、前記形成範囲外に相当する誤差範囲を獲得する誤差
獲得手段と、前記ヘッド記録範囲内の全画素数から前記
誤差範囲分の画素数を間引く間引き手段と、前記間引き
手段によって間引かれた画素に基づいて画像を形成する
画像形成手段とを有することを特徴とする。
【0011】例えば、前記素子配列は1次元配列である
ことを特徴とする。
【0012】例えば、前記誤差獲得手段は、前記ヘッド
記録範囲のうち、前記形成範囲よりも画素番号の小さい
方向における先頭誤差と、画素番号の大きい方向におけ
る終端誤差とを獲得することを特徴とする。
【0013】例えば、前記間引き手段は、前記形成範囲
内の各記録素子に記録すべき画素番号を間引いて与える
ことを特徴とする。
【0014】例えば、前記間引き手段は、所定の計算式
に従って前記形成範囲内の各記録素子に記録すべき画素
番号を与えることを特徴とする。
【0015】例えば、前記間引き手段は、前記誤差獲得
手段によって獲得された先頭誤差をOS、及び終端誤差
をOFとし、前記ヘッド記録範囲の画素数をPNとする
と、該記録ヘッドの記録素子配列におけるN番めの記録
素子に与える画素番号は、 (N−OS)×PN/(PN−OS−OF) の整数部分で与えられることを特徴とする。
【0016】例えば、前記間引き手段は多値画像信号上
で間引きを実行し、前記画像形成手段は、該多値画像信
号を2値化して画像を形成することを特徴とする。
【0017】例えば、前記間引き手段は、乱数を用いて
間引きを行うことを特徴とする。
【0018】例えば、前記複数本の記録ヘッドは、カラ
ー画像形成を行う際の色数と同数を備えることを特徴と
する。
【0019】例えば、前記複数本の記録ヘッドのいずれ
かを用いて、前記画像形成手段による単色の画像形成を
行うことが可能であり、単色の画像形成を行う場合に
は、前記記録ヘッド毎の誤差獲得手段による誤差獲得、
及び間引き手段による間引きは行なわないことを特徴と
する。
【0020】
【作用】以上の構成により、カラー画像形成を行う場合
に、使用する複数の記録素子配列の実装位置が互いにず
れていても、記録する画像信号を適切に間引くことによ
り、該位置ずれを補正することができる。従って、該補
正後の画像信号に応じて画像形成を行うことにより、高
品位の画像が形成可能となる。
【0021】また、単色画像形成を行う場合には、前記
間引きを行なわずに画像形成を行うことにより、画像信
号に忠実な画像形成が可能となるという特有の作用効果
が得られる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0023】<第1実施例>図1に、本実施例の画像処
理装置において記録媒体上にカラー画像形成を行うため
の構成を示す。図1において、101,102,10
3,104はそれぞれ不図示の信号処理部から送られて
くるイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),
ブラック(K)の画像信号に対応する光線を発光するL
ED記録ヘッドである。以下、単に「記録ヘッド」と称
する。各記録ヘッド101,102,103,104か
ら発光された光線は感光ドラム301,302,30
3,304に照射され、各色の潜像形成を行う。形成さ
れた各色潜像は、転写ベルト上で搬送される記録媒体2
00に、それぞれ図中A,B,C,Dで示される位置で
重ねて転写される。これにより記録媒体200上にカラ
ー画像が形成され、記録媒体200はその後不図示の定
着部において転写されたトナー像が溶融固着されること
により、永久可視像を得る。
【0024】図2に、本実施例の画像処理装置における
画像信号処理を行う構成を示し、上述した図1に示す各
記録ヘッド101〜104に供給される画像信号の生成
について説明する。
【0025】まずCCD等の固体撮像素子からなるセン
サ2によって原稿画像をRGB信号として読み取り、シ
ェーディング補正部3で該固体撮像素子毎のムラを均一
に補正し、色空間変換部4でセンサフィルタの色補正を
行う。そして、対数変換部8においてRGBの輝度信号
をCMYの濃度信号に変換し、次に黒生成部9において
該CMY信号から黒信号(K)を生成する。これらCM
YK4色の濃度信号は、色補正部10において、色材の
特性等に応じた色補正が施される。そして、必要に応じ
て変倍部11で変倍された後、空間フィルタ部12にお
いて、先鋭度の補正、及びモアレ除去が行われる。そし
て、γ補正部13で濃度調整が行われる。そして、必要
に応じて解像度変換部14において解像度変換が施さ
れ、中間調処理部15で多値中間調表現の画像信号は2
値化される。そして、2値化された画像信号は記録部1
6に入力され、各色毎に上述した記録ヘッド101〜1
04に記録信号として供給される。
【0026】図2において、上述した各構成はCPU1
7によって統括的に制御される。18はROMであり、
CPU17によって参照される制御プログラムや固定変
数等を保持している。19はRAMであり、CPU17
の作業領域として使用される。
【0027】ここで、図1に示した記録ヘッド101〜
104は固体記録素子アレイであり、その実装の様子を
図3に示す。図3において、各記録ヘッド101〜10
4の長さは同一であり、全長HWとする。上述した従来
例でも説明した様に、例えば記録ヘッド101〜104
が同一の長さHWであっても、その実装においては、主
走査方向に対してずれが生じている。
【0028】ここで、図3において左側、即ち各記録ヘ
ッド101〜104の主走査方向において画素番号の小
さい先頭画素側における4本の記録ヘッド間の実装ずれ
量を、先頭ずれ量OSとする。図3においては、先頭ず
れ量OSとして、記録ヘッド102と103とのずれ量
を示しており、即ち、各記録ヘッド101〜104にお
ける先頭ずれ量OSは、先頭位置が最も右側となる記録
ヘッド(図3では103)からのずれ量を示す。
【0029】すると、図3において4本の記録ヘッド1
01,102,103,104によって各色共に記録可
能となる範囲(有効長)は、PWで示される範囲のみで
ある。即ち、有効長PWで示される領域以外では4色で
のフルカラー記録が不可能であることが示される。
【0030】尚、図3では各記録ヘッド101〜104
は同一長であると仮定しているため、図3において右
側、即ち主走査方向において画素番号の大きい終端画素
側においても、先頭ずれ量OSと同量のずれが生じる。
即ち、HWとPWとの差がOSと等しくなる。しかしな
がら、実際に複数の記録ヘッドを実装する際には、各記
録ヘッドの全長は必ずしも等しくなるものではない。こ
の例を、図4を参照して説明する。
【0031】図4においては、仮に4本の記録ヘッド1
01〜104が先頭ずれ量OS=0で実装された場合に
ついて考える。ここで、記録媒体200上に形成すべき
画像の幅(記録幅)が300mmであるとすると、各記
録ヘッド101〜104の全長HWも300mmである
ことが望ましい。しかしながら、300mmにも渡って
モノリシックな素子を製造することは事実上不可能であ
り、実際には数10画素分からなるの数mmの素子とし
てチップを製造し、図4に示す様に多数のチップ(図4
においては100個)を線状配列することによって、全
体長HWを満たしている。
【0032】従って、複数のチップの配列時においてチ
ップ間距離δのばらつきが発生し、該ばらつきが積算さ
れた結果、個々の記録ヘッド101〜104はその全長
が異なり、即ち記録幅が異なってしまう。
【0033】例えば、図4において記録ヘッド101の
記録幅がHWであっても、4色によるフルカラー記録が
可能となる有効長PWは、記録幅が最も短い記録ヘッド
104によって決定される。従って、図4において右側
に記録幅の違いのために実装ずれ量が発生する。この実
装ずれ量を終端ずれ量OFとする。図4においては、記
録ヘッド101と104との終端ずれ量OFを示してい
るが、各記録ヘッド101〜104における終端ずれ量
OFは、最小記録幅を持つ記録ヘッド(図4では10
4)に対するずれ量を示す。この終端ずれ量OFも上述
した先頭ずれ量OSと同様、無効な画像形成領域とな
る。
【0034】以上詳述した様に、複数の固体記録素子か
らなる各色毎の記録ヘッドを実装してフルカラーの画像
形成を行う場合、各記録ヘッドの実装位置において先頭
ずれ量及び終端ずれ量の発生が免れないため、例えば4
色共にこのまま画像記録を行うと、各色毎の記録位置に
ずれが生じてしまう。
【0035】従って本実施例においては、複数の固体記
録素子からなる複数の記録ヘッドにおいて、各記録ヘッ
ド毎に先頭ずれ量及び終端ずれ量を考慮して画素を間引
くことにより、全記録ヘッドにより画像の描画が可能と
なる有効範囲において、各記録ヘッド毎の開始及び終了
の画素番号が一致するように制御することにより、画像
のずれを軽減させることを特徴とする。
【0036】本実施例における記録ヘッド101〜10
4における画素の間引き処理について、以下にまずその
概念から説明する。
【0037】ここで、各記録ヘッド101〜104が、
それぞれ6000画素分の記録信号の出力が可能である
場合について考える。図5に、説明の簡便のため、記録
ヘッド101と102のみを例として説明する。尚、図
5において、記録ヘッド101,102内に示す数字は
相対的な記録素子番号であり、それぞれ6000番まで
を有し、即ち記録位置を示すものである。また、400
は全6000画素からなる記録信号列を模式的に示した
ものであり、その内部の数字は画素番号を示す。
【0038】図5では、記録ヘッド101については先
頭ずれ量OSが「2」であり、記録ヘッド102につい
ては終端ずれ量OFが「3」である場合を例示してい
る。この例によれば、記録ヘッド101へは画素番号
「1」の画素データを3番目の記録素子に与えると共
に、画素番号「6000」の画素データを6000番目
の記録素子に与える。一方、記録ヘッド102へは画素
番号「1」の画像データを1番目の記録素子に与えると
共に、画素番号「6000」の画素データを5997番
目の記録素子に与える。そして、各記録ヘッド101,
102において、それぞれ先頭画素及び最終画素の間の
画素を適当に間引きして、画像を形成する。
【0039】これにより、両記録ヘッド101,102
においてはそれぞれ記録領域が異なるにも関わらず、少
なくとも6000画素分の記録画像信号において先頭画
素信号(画素番号「1」)と終端画素信号(画素番号
「6000」)は、記録媒体上においてはその位置が一
致した(重なった)記録が可能となる。尚この時、実際
に記録される幅は即ち有効長PWとなり、400に示す
理想的な画素配列と比較すると、形成される画像は若干
縮小されることになる。
【0040】次に、中間画素を含めた間引き方法につい
て具体的に説明する。
【0041】任意の記録ヘッドにおける先頭ずれ量OS
と終端ずれ量OF、及び主走査の記録画素数PNとによ
り、該記録ヘッドのN番目の記録素子に加える画素番号
Mは以下に示すようにして得られる。
【0042】まず、N≦OSである場合には、一意的に
非記録信号となるため、画素番号Mは与えられない。
【0043】次に、OS<N≦PN−OFである場合、
画素番号Mは、 M=INT{(N−OS)×PN/(PN−OS−OF)} ・・(1) また、N>PN−OFである場合には、一意的に非記録
信号となるため、画素番号Mは与えられない。
【0044】もちろん、この条件を図5に示す記録ヘッ
ド101,102に対して適用することができる。図5
に示す場合においては、上述した様に記録ヘッド101
についてはOS=2,OF=0であり、記録ヘッド10
2についてはOS=0,OF=3であり、更に、いずれ
の場合もPN=6000であるから、N番めの記録素子
において出力される画素番号Mは、図6の表に示すよう
に算出される。
【0045】図6によれば即ち、記録ヘッド101につ
いては2999番目と5999番目の2つの画素信号が
間引かれる。即ち、有効となる3番目から6000番目
の記録素子に対して、全6000個の画素信号が、59
98/6000倍に縮小されて印加される。
【0046】同様に、記録ヘッド102については、1
999番目と3999番目,及び5999番目の3つの
画素信号が間引かれる。即ち、有効となる1番目から5
997番目の記録素子に対して、全6000個の画素信
号が、5997/6000倍に縮小されて印加される。
【0047】従って、本実施例においては各記録ヘッド
毎に先頭ずれ量OS及び終端ずれ量OFを明白にする必
要がある。これら実装ずれ量OS,OFは、例えば装置
製造時に所定パターンを試験的に記録させることによっ
て求められ、ROM18等に記憶しておくことによって
固定的に設定しても良い。また、経年変化等を反映させ
るために、随時、装置内において所定パターンを試験的
に記録させ、該パターンを画像読取り部において読取
り、OS,OFを装置自身で算出することも可能であ
る。そして、算出されたOS,OFはRAM19等に記
憶される。尚、記録ヘッドの製造時に得られる先頭記録
素子から終端記録素子までの長さ(全長)が、例えば記
録ヘッド自身に記憶されている場合には、先頭ずれ量O
Sのみが与えられれば、OFは演算により得られること
はいうまでもない。
【0048】以上説明した様に本実施例によれば、複数
の固体記録素子からなる各色毎の記録ヘッドにおいて発
生する実装ずれに対して、適当に画素を間引くことによ
り各記録ヘッド共に有効となる範囲のみを使用して画像
を形成することができる。従って、各色毎の記録ヘッド
の実装ずれに起因する画像劣化を軽減することができ
る。
【0049】<第2実施例>以下、本発明に係る第2実
施例について説明する。
【0050】上述した第1実施例においては、全ての主
走査ライン毎に、同様の処理を施していた。従って、例
えば図5に示す例において、画素番号2999番目に1
画素幅の線が描かれていた場合には、該1画素幅の線は
記録ヘッド101では全く記録されないことになる。
【0051】従って第2実施例においては、各主走査ラ
イン毎に、間引かれる画素位置を変化させることを特徴
とする。
【0052】以下、上述した第1実施例で説明した図5
を参照して、第2実施例における間引き処理について説
明する。第2実施例では、例えば図5における記録ヘッ
ド101について考えると、各主走査ライン毎に、60
00画素のうちのいずれか2画素を間引く必要があり、
その間引く画素位置を各主走査ライン毎に異ならせれば
良い。例えば、1〜6000までの範囲で擬似乱数を2
つ発生させ、該擬似乱数に相当する画素番号の画素を間
引けばよい。
【0053】また、画像信号を1〜3000番目の画素
と、3001〜6000番めの画素との2領域に分割し
て捉え、1〜3000の範囲で擬似乱数を2つ発生させ
て、各領域について該2つの乱数のそれぞれに対応する
画素番号の画素を間引いても良い。また同様に、例えば
1500番目と4500番目等、2つの画素位置を中心
として定め、例えば0〜1500の範囲で1つの擬似乱
数Sを発生させて、各中心位置に該擬似乱数Sを加えた
画素位置の画素を間引いても良い。例えば、1500+
S,4500+S番目の画素を間引く。
【0054】また、複数の主走査ラインを1グループと
して、該グループ内の主走査ライン毎に間引き位置が異
なるようにグループ内間引き位置情報を予め設定してお
き、該グループ内間引き位置情報を1周期として繰り返
し参照することによって、全主走査ラインに対する間引
き処理を行なっても良い。
【0055】以上説明した様に第2実施例によれば、各
主走査ライン毎に画素を間引く位置を変更することがで
きるため、形成された画像において間引き位置が目立た
ずにすみ、画質の劣化を防ぐことができる。
【0056】尚、上述した第1及び第2実施例におい
て、使用する固体記録素子が、例えば1000素子で1
チップを構成し、60チップ配列で記録ヘッドが構成さ
れている場合について考えると、画素を間引く位置を各
チップの端部位置近傍として選択すれば、間引いた位置
が比較的目立たなくてすむ。
【0057】また、例えば中間調を含む多値データを処
理して2値データを出力する等、より少ない階調レベル
数の記録信号を生成する必要がある場合、多値データ上
で線型補間等の処理を施した上で、有効画素数に等しい
記録信号を生成すれば、より高精度の間引き処理が行え
る。
【0058】同様に、例えば記録信号が単純な2値信号
である場合に、周辺画素の状態を参照して一旦多値信号
を推定し、該多値信号に対して縮小処理を行うことによ
り、より精度の良い間引き処理が行える。
【0059】尚、本発明による間引き処理を、例えば変
倍(縮小),画素密度変換,解像度変換等の画像処理に
対して適用することが可能であることはいうまでも無
い。
【0060】尚、本実施例において説明した間引きを行
う画像処理は、例えば黒色による単色記録を行う場合に
は、必ずしも有用ではない。特に、CG画像等の幾何学
的な2値画像を処理する場合に上記間引きを施すと、む
しろ間引いた位置が視認されやすくなる。従って、単色
記録を行う場合には、与えられた6000画素の信号を
間引くことなく、そのまま記録する。従って、各記録ヘ
ッドの実装ずれにより若干拡大された画像が形成される
が、十分実用に耐え得る範囲である。従って、例えば複
写機においては、特に白黒原稿を複写する場合や、カラ
ー原稿を単色で複写する場合等には、間引き処理を行な
わない方がより高画質な記録が行える。また、上述した
各実施例においては、記録ヘッドを構成する固体記録素
子群の配列方向において説明を行ったが、同様に、素子
配列方向の直交方向に対しても、本発明は適用可能であ
る。即ち、副走査方向におけるずれに対しても同様の処
理が行える。尚、この場合も、単色記録の場合には必ず
しも有効ではない。
【0061】尚、本発明は複数の固体記録素子配列によ
る記録を行う画像処理装置全てに適用可能であり、電子
写真方式の画像処理装置のみでなく、複数色の記録剤を
吐出して画像形成を行う、所謂インクジェット方式にお
いても適用可能であることはいうまでもない。
【0062】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、複数
の固体記録素子からなる複数本の記録ヘッドを用いて記
録媒体上に画像形成を行う画像処理装置において、各記
録ヘッドの実装誤差、及び各固体記録素子の配列誤差に
より生じる記録ドットのずれに対して、各記録ヘッド毎
に出力する画素を適切に間引くことにより、各記録ヘッ
ドにおける有効長範囲において、色ずれのない高画質な
カラー画像を得ることができる。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の画像処理装置におい
て、記録媒体上にカラー画像形成を行う構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本実施例において画像信号処理を行う構成を示
すブロック図である。
【図3】本実施例における各色毎の記録ヘッドの実装誤
差を示す図である。
【図4】本実施例の各記録ヘッドにおけるチップ配列誤
差を示す図である。
【図5】本実施例における間引き処理を説明するための
図である。
【図6】本実施例における間引き処理の具体例を示す図
である。
【符号の説明】
101,102,103,104 LED記録ヘッド 200 記録媒体 301,302,303,304 感光ドラム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子配列からなる複数本の記
    録ヘッドにより、該複数本の記録ヘッドの全てによって
    画像形成が可能である形成範囲内に画像形成を行う画像
    処理装置において、 各記録ヘッド毎に、 該記録ヘッドによって画像形成が可能であるヘッド記録
    範囲のうち、前記形成範囲外に相当する誤差範囲を獲得
    する誤差獲得手段と、 前記ヘッド記録範囲内の全画素数から前記誤差範囲分の
    画素数を間引く間引き手段と、 前記間引き手段によって間引かれた画素に基づいて画像
    を形成する画像形成手段と、を有することを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記素子配列は1次元配列であることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記誤差獲得手段は、前記ヘッド記録範
    囲のうち、前記形成範囲よりも画素番号の小さい方向に
    おける先頭誤差と、画素番号の大きい方向における終端
    誤差とを獲得することを特徴とする請求項2記載の画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記間引き手段は、前記形成範囲内の各
    記録素子に記録すべき画素番号を間引いて与えることを
    特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記間引き手段は、所定の計算式に従っ
    て前記形成範囲内の各記録素子に記録すべき画素番号を
    与えることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記間引き手段は、前記誤差獲得手段に
    よって獲得された先頭誤差をOS、及び終端誤差をOF
    とし、前記ヘッド記録範囲の画素数をPNとすると、該
    記録ヘッドの記録素子配列におけるN番めの記録素子に
    与える画素番号は、 (N−OS)×PN/(PN−OS−OF) の整数部分で与えられることを特徴とする請求項5記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記間引き手段は多値画像信号上で間引
    きを実行し、 前記画像形成手段は、該多値画像信号を2値化して画像
    を形成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記間引き手段は、乱数を用いて間引き
    を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記複数本の記録ヘッドは、カラー画像
    形成を行う際の色数と同数を備えることを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記複数本の記録ヘッドのいずれかを
    用いて、前記画像形成手段による単色の画像形成を行う
    ことが可能であり、 単色の画像形成を行う場合には、前記記録ヘッド毎の誤
    差獲得手段による誤差獲得、及び間引き手段による間引
    きは行なわないことを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10258547A (ja) * 1997-03-19 1998-09-29 Konica Corp 画像記録装置
CN1085891C (zh) * 1996-03-19 2002-05-29 松下电器产业株式会社 芯片载体及使用它的半导体装置
JP2007175985A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Casio Electronics Co Ltd 画像形成装置

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