JPH10258135A - 耐火スクリーン装置 - Google Patents

耐火スクリーン装置

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JPH10258135A
JPH10258135A JP9064975A JP6497597A JPH10258135A JP H10258135 A JPH10258135 A JP H10258135A JP 9064975 A JP9064975 A JP 9064975A JP 6497597 A JP6497597 A JP 6497597A JP H10258135 A JPH10258135 A JP H10258135A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 難燃性耐火シート体14の下端部に難燃性着床
体20,54を確実に取り付け、難燃性耐火シート体14の下
端部に皺が形成されること及び難燃性着床体20が抜け落
ちることを防止できる耐火スクリーン装置を提供する。 【解決手段】 被遮蔽部2を遮蔽する難燃性耐火シート
体14と、難燃性耐火シート体14の下端部に床面19に着床
する難燃性着床体20,54とを具備する。難燃性耐火シー
ト体14は下端部に抜止め突条16を有する。難燃性着床体
20は抜止め突条16の近傍に位置して難燃性耐火シート体
14の一側面に当接する当接部26を有する第1の着床部材
21及び難燃性耐火シート体14の他側面に当接する当接部
32を有する第2の着床部材22と、両当接部26,32にて抜
止め突条16を抜け止めしかつ難燃性耐火シート体14を挿
通挟持した状態で両着床部材21,22を固着するボルト23
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐火スクリーン装置
に係り、火災時に煙りの拡散と延焼を防止するものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の耐火スクリーン装置とし
ては、たとえば、火災時に出入口や非常口等の被遮蔽部
は、左右のガイドレールに沿って下降されるシート状の
耐火スクリーン及びこの耐火スクリーンの下端部に取り
付けた座板にて遮蔽する構成が知られている。この耐火
スクリーンには被遮蔽部を遮蔽する大きさの一枚仕立て
の耐火シート体を用いる構成、及び被遮蔽部を所定の幅
に形成された複数枚の帯状耐火シートを互いに幅方向の
両側縁部を重ね代として重ね合わせた状態に並設する構
成のものがある。
【0003】そして、一枚仕立ての耐火シート体の場合
は下端部にこの耐火シート体の幅方向の一本の座板が取
り付けられ、複数枚の帯状耐火シートの場合はこの各帯
状耐火シートの下端部にこの帯状耐火シートの幅方向の
座板がそれぞれ取り付けられているが、この耐火シート
体の下端部と座板との取り付け及び各帯状耐火シートの
下端部と各座板との取り付けは、耐火シート体及び帯状
耐火シートの下端部の一側面に座板の取付板部を当接し
た状態でその相互を複数のボルト・ナットにて取り付け
る構造が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の座板の取付
構造では、座板の重量により耐火シート体及び帯状耐火
シートの下端部のボルト・ナットにて取り付けられた各
取付部が引っ張られ、この各取付部に集中荷重がかか
り、この耐火シート体及び帯状耐火シートの下端部に多
くの皺が形成され易く、また、耐火シート体及び帯状耐
火シートの下端部が千切れて座板が抜け落ち易く、した
がって、外観上及び取り付け強度上から不安定で長期に
亘る使用に耐え難い、という問題がある。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、難燃性耐火シート体の下端部に難燃性着床体を
確実に取り付け、難燃性耐火シート体の下端部に皺が形
成されたり、難燃性着床体が抜け落ちることを防止で
き、外観上及び取り付け強度上にすぐれ長期に亘る使用
に耐えることを可能にした難燃性着床体を備えた耐火ス
クリーン装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の耐火スク
リーン装置は、被遮蔽部を遮蔽する昇降自在の難燃性耐
火シート体と、この難燃性耐火シート体の下端部に取り
付けられこの難燃性耐火シート体の下降時に前記被遮蔽
部の床面に着床する難燃性着床体と、を具備し、前記難
燃性耐火シート体は、この難燃性耐火シート体の厚さよ
り厚み方向に突出した抜止め突条を下端部に有し、前記
難燃性着床体は、前記難燃性耐火シート体の幅方向の水
平板部と、この水平板部に沿って形成され前記抜止め突
条の近傍に位置して前記難燃性耐火シート体を挿通挟持
しかつ前記抜止め突条の厚さより狭い間隔のスリット
と、を有するものである。
【0007】そして、難燃性着床体の水平板部に形成さ
れたスリットに抜止め突条の近傍に位置して前記難燃性
耐火シート体を挿通挟持することにより、難燃性耐火シ
ート体の下端部に難燃性着床体が簡単に取り付けられ
る。
【0008】また、スリットは水平板部に抜止め突条の
厚さより狭い間隔で形成されていることにより、このス
リットにて抜止め突条が確実に抜け止めされ、スリット
の開口縁部にて難燃性耐火シート体の下端部に皺が形成
されることを防止される。また、難燃性耐火シート体の
下降時にこの難燃性耐火シート体の下端部から難燃性着
床体が外れて抜け落ちることが防止され、この難燃性着
床体の重量により難燃性耐火シート体がスムーズに下降
される。
【0009】請求項2記載の耐火スクリーン装置は、請
求項1記載の耐火スクリーン装置において、難燃性着床
体は、抜止め突条の近傍に位置して難燃性耐火シート体
の一側面に沿って当接する当接部を有する第1の着床部
材と、前記抜止め突条の近傍に位置して前記難燃性耐火
シート体の他側面に沿って当接する当接部を有する第2
の着床部材と、前記第1の着床部材の当接部と前記第2
の着床部材の当接部とにより前記抜止め突条の近傍に位
置して前記難燃性耐火シート体を挟持した状態で前記第
1の着床部材に前記第2の着床部材を固着するボルト
と、を有するものである。
【0010】そして、第1の着床部材の当接部と第2の
着床部材の当接部とにより難燃性耐火シート体の抜止め
突条の近傍に位置して前記難燃性耐火シート体を挟持し
た状態で第1の着床部材に第2の着床部材をボルトにて
固着することにより、難燃性耐火シート体の下端部に難
燃性着床体が確実に取り付けられる。
【0011】また、第1の着床部材の当接部と第2の着
床部材の当接部とは難燃性耐火シート体の両側面に沿っ
て当接挟持した状態でボルトにて固着することにより、
難燃性耐火シート体の下端部に皺が形成されることを防
止される。また、第1の着床部材の当接部と第2の着床
部材の当接部とは抜止め突条の近傍に位置して難燃性耐
火シート体の両側面に沿って当接挟持した状態で固着す
ることにより、この両当接部にて抜止め突条が確実に抜
け止めされ、この難燃性着床体が抜け落ちることを防止
される。
【0012】請求項3記載の耐火スクリーン装置は、請
求項1または2記載の耐火スクリーン装置において、抜
止め突条は、難燃性耐火シート体の下端部に形成した袋
状部と、この袋状部内に挿入した棒状芯材とにより形成
したものである。
【0013】そして、袋状部に棒状芯材を挿入すること
により、抜止め突条が簡単に形成される。また、この抜
止め突条にて難燃性着床体が難燃性耐火シート体の下端
部から抜け落ちることを防止される。
【0014】請求項4記載の耐火スクリーン装置は、請
求項2記載の耐火スクリーン装置において、第1の着床
部材の当接部及び前記第2の着床部材の当接部は、難燃
性耐火シート体を介して対向する挟持面をそれぞれ有す
るものである。
【0015】そして、この両当接部の挟持面にて抜止め
突条の近傍に位置して難燃性耐火シート体が確実に挟持
され、難燃性耐火シート体の下端部に皺が形成されるこ
と及び難燃性着床体が抜け落ちることを確実に防止され
る。
【0016】請求項5記載の耐火スクリーン装置は、請
求項2乃至4のいずれかに記載の耐火スクリーン装置に
おいて、第1の着床部材の当接部及び前記第2の着床部
材の当接部は、下端部に抜止め突条の上面に当接する当
接端をそれぞれ形成し難燃性耐火シート体を介して対向
する上下方向の挟持片をそれぞれ有するものである。
【0017】そして、両当接部の挟持片にて下端部の当
接端を抜止め突条の上面に当接して位置決めした状態で
難燃性耐火シート体をこの挟持片の所定の幅で確実に挟
持され、難燃性耐火シート体の下端部に皺が形成される
こと及び難燃性着床体が抜け落ちることを更に確実に防
止される。
【0018】請求項6記載の耐火スクリーン装置は、請
求項5記載の耐火スクリーン装置において、挟持片は、
下端部に抜止め突条の上面に当接する当接弧状面を形成
した水平状の突片をそれぞれ有するものである。
【0019】そして、この両挟持片の当接弧状面が抜止
め突条の上面に面接触することにより、この両挟持片の
当接弧状面にて抜止め突条の上面に傷を付けることが防
止される。また、両挟持片の水平状の突片にて両挟持片
が補強され、この両挟持片にて難燃性耐火シート体を更
に確実に挟持され、この両挟持片の変形が防止される。
【0020】請求項7記載の耐火スクリーン装置は、請
求項2乃至5のいずれかに記載の耐火スクリーン装置に
おいて、第1の着床部材及び前記第2の着床部材の少な
くとも一方は、被遮蔽部の床面に着床する着床板部を有
するものである。
【0021】そして、第1の着床部材及び前記第2の着
床部材の少なくとも一方の着床板部が被遮蔽部の床面に
着床することにより、難燃性着床体が被遮蔽部の床面に
確実に密着され、その相互間の気密性が確保される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0023】図1乃至図4に示す実施の形態において、
1は被遮蔽部2の相対する両側壁部にそれぞれ相対して
垂直状に固定された上下方向の左右のガイドレールで、
この左右のガイドレール1は相対する対向面に上下方向
の挿入口3がそれぞれ形成されている。前記被遮蔽部2
は出入口、非常口及び通路等の開口部を意味している。
【0024】また、前記被遮蔽部2の上框体等の上側壁
部4に前記左右のガイドレール1の上端部をそれぞれ挿
入したスクリーンボックス5が固定され、このスクリー
ンボックス5の下端部に前記左右のガイドレール1に形
成された前記挿入口3にそれぞれ連通して開口した左右
方向の案内口6が開口されている。
【0025】また、前記スクリーンボックス5内に左右
方向の巻取ドラム7を有する巻取軸8が回転自在に軸架
され、この巻取軸8の一端部にこの巻取軸8を回転駆動
させる回転輪9が固着されている。また、前記スクリー
ンボックス5内に正逆転可能なモータ10が固定され、こ
のモータ10の出力軸11には前記回転輪9に対向する位置
に駆動輪12が固着され、この駆動輪12と前記回転輪9と
の間に無端回行体13が回行自在に懸架されている。
【0026】さらに、前記スクリーンボックス5内に煙
り感知、熱感知等の火災信号によって前記モータ10の作
動を制御する制御盤等の図示しない制御手段が設けら
れ、火災信号を検知した前記制御手段により前記モータ
10が作動されることにより、このモータ10の出力は駆動
輪12、無端回行体13及び回転輪9を介して減速されて前
記巻取軸8に伝達されるようになっている。
【0027】つぎに、前記巻取ドラム7に前記被遮蔽部
2を遮蔽する昇降自在の難燃性耐火シート体14の一端部
(上端部)が固着されて巻き付けられ、この難燃性耐火
シート体14は前記巻取ドラム7の巻き戻しにより両側端
部の挿入縁部15が前記左右のガイドレール1の挿入口3
に挿入案内されて下降され前記被遮蔽部2を遮蔽するよ
うになっている。前記難燃性耐火シート体14は、ガラス
クロス、シリカクロス等からなる難燃性布地等にて一枚
仕立てにより形成されている。
【0028】また、前記難燃性耐火シート体14の下端部
にこの難燃性耐火シート体14の幅方向と同長でこの難燃
性耐火シート体14の厚さより厚み方向に大きく膨らませ
た状態に突出した抜止め突条16が形成されている。前記
抜止め突条16は、前記難燃性耐火シート体14の下端部に
形成された中空筒状の袋状部17と、この袋状部17内に挿
入されたピアノ線等の棒状芯材18とにより形成されてい
る。
【0029】つぎに、前記難燃性耐火シート体14の下端
部に前記抜止め突条16を介してこの難燃性耐火シート体
14の幅方向と略同長の重錘を兼ねた難燃性着床体20が取
り付けられ、この難燃性着床体20は前記難燃性耐火シー
ト体14の下降時に前記被遮蔽部2の床面19に着床して密
着されるようになっている。
【0030】前記難燃性着床体20は、第1の着床部材21
と、第2の着床部材22と、前記第1の着床部材21に前記
第2の着床部材22を固着する複数のボルト23と、を有し
ている。
【0031】前記第1の着床部材21は、水平板部24及び
この水平板部24の外側端部から下方に向かって一体に突
出した垂直板部25を有して略逆L字形状に形成されてい
る。また、前記水平板部24の内端部に前記抜止め突条16
の近傍に位置して前記難燃性耐火シート体14の一側面に
沿って当接する当接部26が形成され、この当接部26は挟
持面27に形成されている。
【0032】また、前記第2の着床部材22は、水平板部
28と、この水平板部24の外側端部から下方に向かって一
体に突出した垂直板部29と、この垂直板部29の下端部か
ら内方に向かって一体に突出した着床板部30と、この着
床板部30の内端部から上方に向かって一体に突出し前記
第1の着床部材21の垂直板部25の内側部に当接する取付
片31とを有して略コ字形状に形成されている。
【0033】また、前記水平板部28の内端部に前記抜止
め突条16の近傍に位置して前記難燃性耐火シート体14の
他側面に沿って当接する当接部32が形成され、この当接
部32は挟持面33に形成されている。
【0034】そして、前記第1の着床部材21の当接部26
すなわち挟持面27と前記第2の着床部材22の当接部32す
なわち挟持面33とにより前記抜止め突条16の近傍に位置
して前記難燃性耐火シート体14を対向して挟持した状態
で前記第1の着床部材21の垂直板部25に前記第2の着床
部材22の取付片31が前記複数のボルト23にて固着される
ようになっている。すなわち、難燃性耐火シート体14の
下端部は第1の着床部材21の挟持面27と第2の着床部材
22の挟持面33とにより抜止め突条16の厚さより狭い間隔
で形成されるスリット58に挿通しかつこのスリット58に
て挟持された状態で第1の着床部材21に第2の着床部材
22が固着されるようになっている。
【0035】さらに、前記前記第1の着床部材21の両端
部にこの第1の着床部材21の両端部と前記左右のガイド
レール1との間に形成される隙間Aを閉塞する閉塞板部
34を有る難燃性のカバー体35がそれぞれ複数のねじ36に
て取り付けられている。しかして、前記左右のガイドレ
ール1、難燃性耐火シート体14、難燃性着床体20及びカ
バー体35は火の熱に強く燃えにくい耐火性を有してい
る。
【0036】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0037】第1の着床部材21の当接部26すなわち挟持
面27と第2の着床部材22の当接部32すなわち挟持面33と
により抜止め突条16の近傍に位置して前記難燃性耐火シ
ート体14を対向して挟持するとともに、第1の着床部材
21の垂直板部25の内側部に第2の着床部材22の取付片31
が当接され、この垂直板部25の内側部に取付片31を複数
のボルト23にて固着することにより、第1の着床部材21
に第2の着床部材22が固着され、したがって、難燃性耐
火シート体14の下端部に難燃性着床体20が確実に取り付
けられる。
【0038】そして、第1の着床部材21の挟持面27と第
2の着床部材22の挟持面33とにより抜止め突条16の近傍
に位置して、すなわち、この抜止め突条16と難燃性耐火
シート体14との連続部に位置して難燃性耐火シート体14
が両側面から挟持されることにより、この両挟持面27,
33間の下方にこの両挟持面27,33間の間隔より大きく膨
らんだ抜止め突条16が突設され、この抜止め突条16にて
難燃性耐火シート体14の下端部に難燃性着床体20が確実
に抜け止めされた状態で取り付けられ、この難燃性着床
体20が抜け落ちることを防止される。
【0039】すなわち、第1の着床部材21に第2の着床
部材22が固着されることにより、難燃性耐火シート体14
の下端部は、第1の着床部材21の挟持面27と第2の着床
部材22の挟持面33とにより抜止め突条16の厚さより狭い
間隔で形成されるスリット58に挿通しかつこのスリット
58にて挟持された状態で第1の着床部材21に第2の着床
部材22が固着され、この両挟持面27,33の開口縁部に抜
止め突条16が当接して抜け止めされた状態で取り付けら
れ、したがって、難燃性耐火シート体14の下端部から難
燃性着床体20が抜け落ちることを防止される。
【0040】また、第1の着床部材21の当接部26すなわ
ち挟持面27と第2の着床部材22の当接部32すなわち挟持
面33とにより難燃性耐火シート体14の両側面に沿ってこ
の両側面を当接挟持した状態で、この第1の着床部材21
の垂直板部25と第2の着床部材22の取付片31を複数のボ
ルト23にて固着されることにより、難燃性耐火シート体
14の下端部に皺が形成されることが防止される。
【0041】この際、第1の着床部材21の当接部26すな
わち挟持面27と第2の着床部材22の当接部32すなわち挟
持面33とにより難燃性耐火シート体14の両側面に沿って
この両側面を当接挟持することにより、難燃性耐火シー
ト体14にこの難燃性耐火シート体14を取り付ける取付孔
を孔加工して形成する必要がなく、抜止め突条16に強度
を持たせることができ、したがって、難燃性着床体20が
抜け落ちることが防止される。
【0042】つぎに、火災時に制御手段からの火災信号
によりモータ10が作動されると、このモータ10からの出
力により巻取軸8が難燃性耐火シート体14を巻き戻す方
向に回転駆動され、この巻取軸8の巻取ドラム7にて難
燃性耐火シート体14が順次巻き戻されながら左右のガイ
ドレール1に案内されて下降される。この際、難燃性耐
火シート体14は下端部に難燃性着床体20を有するので、
この難燃性着床体20の重量により難燃性耐火シート体14
がスムーズに下降される。
【0043】そして、この難燃性耐火シート体14の下端
部に取り付けた難燃性着床体20の着床板部30が被遮蔽部
2の床面に着床することにより、この難燃性着床体20を
下端部に有する難燃性耐火シート体14にて被遮蔽部2が
遮蔽されて気密状に全閉される。
【0044】この際、難燃性着床体20の第1の着床部材
21の両端部にこの両端部と左右のガイドレール1との間
の隙間Aを閉塞する閉塞板部34を有するカバー体35を固
着しているので、すなわち、難燃性着床体20の両端部を
左右のガイドレール1の挿入口3に挿入した状態でこの
難燃性着床体20を下降するようにすると、左右のガイド
レール1に形成された挿入口3と難燃性耐火シート体14
の両側端部の挿入縁部15との間に大きな間隙が形成さ
れ、この間隙が火災時の排気口となって排気される不都
合があるので、難燃性着床体20の両端部を左右のガイド
レール1の挿入口3に挿入しない長さの難燃性着床体20
を用いると、この難燃性着床体20の両端部と左右のガイ
ドレール1との間に隙間Aが形成され、この隙間Aが火
災時の排気口となって排気され易くなる。
【0045】そこで、難燃性着床体20の第1の着床部材
21の両端部にこの両端部と左右のガイドレール1との間
の隙間Aを閉塞する閉塞板部34を有するカバー体35を固
着しているので、この閉塞板部34にて両端部の隙間Aが
閉塞され、左右のガイドレール1の挿入口3と難燃性耐
火シート体14の両側端部の挿入縁部15との間が可及的に
狭められることにより、全体的には難燃性耐火シート体
14にて被遮蔽部2が比較的高い気密性をもって全閉され
る。
【0046】したがって、この難燃性耐火シート体14に
て被遮蔽部2が手前側と反対側に仕切られ、火災時の煙
りの拡散と延焼が防止され、避難、誘導、救助活動等に
寄与できる。
【0047】つぎに、図5に示す実施の形態は、前記図
1に示す実施の形態において、第1の着床部材21の垂直
板部25の下端部に第2の着床部材22の着床板部30の下面
に重ね合わせる着床板部37を一体に形成したものであ
る。
【0048】その他の構成は前記実施の形態の場合と同
様であるから同一構成については前記実施の形態に用い
た符号を記入して説明を省略する。
【0049】このように構成することにより、第1の着
床部材21に第2の着床部材22を取り付ける際は、第1の
着床部材21の着床板部37に第2の着床部材22の着床板部
30を載せた状態で第1の着床部材21に向かって第2の着
床部材22を押し込むことにより、第1の着床部材21に第
2の着床部材22が簡単に組み付けられるとともに、この
第1の着床部材21の当接部26の挟持面27と第2の着床部
材22の当接部32の挟持面33とにより両側部から難燃性耐
火シート体14が挟持される。
【0050】そして、両挟持面27,33にて難燃性耐火シ
ート体14を挟持した状態で、第1の着床部材21の垂直板
部25に第2の着床部材22の取付片31を複数のボルト23に
て固着することにより、第1の着床部材21に第2の着床
部材22が簡単に取り付けられて難燃性着床体20が構成さ
れ、この難燃性着床体20は難燃性耐火シート体14の下端
部に抜け止めされた状態に確実にて取り付けられる。そ
うして、難燃性着床体20は二重の着床板部30,37にて強
度が強化される。
【0051】つぎに、図6に示す実施の形態は、前記図
1に示す実施の形態において、第1の着床部材21の当接
部26の内端部に上下方向の挟持片38を一体に形成し、こ
の挟持片38の下端部に抜止め突条16の上面に当接する当
接端39を形成し、第2の着床部材22の当接部32の内端部
に上下方向の挟持片40を一体に形成し、この挟持片40の
下端部に抜止め突条16の上面に当接する当接端41を形成
したものである。
【0052】その他の構成は前記実施の形態の場合と同
様であるから同一構成については前記実施の形態に用い
た符号を記入して説明を省略する。
【0053】このように構成することにより、両当接部
26,32の挟持片38,40にて下端部の当接端39,41を抜止
め突条16の上面に当接して位置決めした状態で難燃性耐
火シート体14をこの両挟持片38,40の所定の幅で確実に
挟持され、難燃性耐火シート体14の下端部に皺が形成さ
れること及び難燃性着床体20が抜け落ちることを更に確
実に防止される。
【0054】つぎに、図7に示す実施の形態は、前記図
6に示す実施の形態において、第1の着床部材21の挟持
片38の下端部に抜止め突条16の上面に当接する当接弧状
面42を形成して水平状の突片43を形成し、第2の着床部
材22の挟持片40の下端部に抜止め突条16の上面に当接す
る当接弧状面44を形成して水平状の突片45を形成したも
のである。
【0055】その他の構成は前記図6に示す実施の形態
の場合と同様であるから同一構成については前記図6に
示す実施の形態に用いた符号を記入して説明を省略す
る。
【0056】このように構成することにより、両挟持片
38,40の当接弧状面42,44が抜止め突条16の上面に面接
触することにより、この両挟持片38,40の当接弧状面4
2,44にて抜止め突条16の上面にばり等で傷を付けるこ
とが防止される。また、両挟持片38,40の水平状の突片
43,45にて両挟持片38,40が補強され、この両挟持片3
8,40にて難燃性耐火シート体14を更に確実に挟持さ
れ、この両挟持片38,40の変形が防止される。
【0057】つぎに、図8に示す実施の形態は、前記図
6に示す実施の形態において、第1の着床部材21の垂直
板部25の下端部に前記図5に示す実施の形態の着床板部
37を一体に形成したものである。
【0058】その他の構成は前記図5及び図6に示す実
施の形態の場合と同様であるから同一構成については前
記図5及び図6に示す実施の形態に用いた符号を記入し
て説明を省略する。
【0059】このように構成することにより、前記図5
及び図6に示す実施の形態の場合と同様の作用を奏す
る。
【0060】つぎに、図9に示す実施の形態は、前記図
7に示す実施の形態において、第1の着床部材21の垂直
板部25の下端部に前記図5に示す実施の形態の着床板部
37を一体に形成したものである。
【0061】その他の構成は前記図5及び図7に示す実
施の形態の場合と同様であるから同一構成については前
記図5及び図7に示す実施の形態に用いた符号を記入し
て説明を省略する。
【0062】このように構成することにより、前記図5
及び図7に示す実施の形態の場合と同様の作用を奏す
る。
【0063】つぎに、図10に示す実施の形態は、前記
図6に示す実施の形態において、第1の着床部材21の垂
直板部25の下端部の内側部及び第2の着床部材22の垂直
板部29の下端部の内側部に着床板部46の両端部に突設し
た上下方向の取付片47をそれぞれ係合し、この両側の垂
直板部25と一方側の取付片47及び垂直板部29と他方側の
取付片47をそれぞれ複数のボルト23にて取り付けたもの
である。
【0064】その他の構成は前記図6に示す実施の形態
の場合と同様であるから同一構成については前記図6に
示す実施の形態に用いた符号を記入して説明を省略す
る。
【0065】このように構成することにより、着床板部
46の両端部に突設した取付片47にて両側の垂直板部25及
び垂直板部29がそれぞれ互いに接近する方向に変形する
ことが防止される。また、前記図6に示す実施の形態の
場合と同様の作用及び効果を奏する。
【0066】つぎに、図11に示す実施の形態は、前記
図7に示す実施の形態において、前記図10に示す実施
の形態の着床板部46を用いたものである。
【0067】その他の構成は前記図7に示す実施の形態
の場合と同様であるから同一構成については前記図7に
示す実施の形態に用いた符号を記入して説明を省略す
る。
【0068】このように構成することにより、前記図7
及び図10に示す実施の形態の場合と同様の作用を奏す
る。
【0069】つぎに、図12乃至図15に示す実施の形
態は、前記各実施の形態の場合に比して難燃性着床体20
を偏平状の形態に形成し、この難燃性着床体20の両端部
を左右のガイドレール1の挿入口3に挿入し、この難燃
性着床体20を左右のガイドレール1の挿入口3に沿って
昇降可能にしたものである。
【0070】そして、図12に示す実施の形態では、第
1の着床部材21及び第2の着床部材22を偏平コ字形状に
形成し、この第1の着床部材21と第2の着床部材22との
間に中空筒状のスペーサ48を介在し、第1の着床部材21
の着床板部37の先端部に第2の着床部材22の着床板部30
の先端部を同一平面で当接した状態で、第1の着床部材
21からスペーサ48を介して第2の着床部材22のボルト23
を挿通し、第2の着床部材22の外面部に位置して前記ボ
ルト23にナット49を締着して第1の着床部材21に第2の
着床部材22が固着されている。
【0071】その他の構成は前記各実施の形態の場合と
同様であるから同一構成については前記各実施の形態に
用いた符号を記入して説明を省略する。
【0072】このように構成することにより、難燃性耐
火シート体14を挟持した状態でスペーサ48を介して第1
の着床部材21に第2の着床部材22が確実に固着され、難
燃性着床体20が偏平状の形態に形成される。また、スペ
ーサ48にて第1の着床部材21及び第2の着床部材22の変
形が防止される。
【0073】そして、偏平状の形態に形成された難燃性
着床体20が難燃性耐火シート体14の下端部に確実に取り
付けられ、この難燃性着床体20の両端部を左右のガイド
レール1の挿入口3に挿入した状態でこの難燃性着床体
20が左右のガイドレール1の挿入口3に沿って昇降され
る。
【0074】また、図13に示す実施の形態では、前記
図12に示す実施の形態において、両着床板部30,37の
先端部の相互を同一平面で当接した状態で、前記スペー
サ48を用いることなくボルト23及びナット49にて第1の
着床部材21に第2の着床部材22が固着されているもので
ある。
【0075】その他の構成は前記各実施の形態の場合と
同様であるから同一構成については前記各実施の形態に
用いた符号を記入して説明を省略する。
【0076】このように構成することにより、スペーサ
48を用いない簡単な構成で難燃性着床体20が偏平状の形
態に形成され、この難燃性着床体20が難燃性耐火シート
体14の下端部に確実に取り付けられ、この難燃性着床体
20の両端部を左右のガイドレール1の挿入口3に挿入し
た状態でこの難燃性着床体20が左右のガイドレール1の
挿入口3に沿って昇降される。
【0077】また、図14に示す実施の形態では、第1
の着床部材21は下端部に着床板部37を有するL字形状に
形成し、第2の着床部材22は下端部に着床板部30を有す
るL字形状に形成し、両着床板部30,37の先端部の相互
を同一平面で当接し、かつ、抜止め突条16の近傍に位置
して難燃性耐火シート体14の両側面を両側のスペーサを
兼用の挟持片50にて挟持した状態で、前記ボルト23及び
ナット49にて第1の着床部材21に第2の着床部材22が固
着されているものである。また、前記両側の挟持片50は
下端部に抜止め突条16の上面に当接する当接端51をそれ
ぞれ有している。
【0078】その他の構成は前記各実施の形態の場合と
同様であるから同一構成については前記各実施の形態に
用いた符号を記入して説明を省略する。
【0079】このように構成することにより、両側のス
ペーサを兼用の挟持片50にて難燃性耐火シート体14の両
側面を挟持した状態で第1の着床部材21に第2の着床部
材22が取り付けられることにより、難燃性着床体20が偏
平状の形態に形成され、この難燃性着床体20が難燃性耐
火シート体14の下端部に確実に取り付けられ、この難燃
性着床体20の両端部を左右のガイドレール1の挿入口3
に挿入した状態でこの難燃性着床体20が左右のガイドレ
ール1の挿入口3に沿って昇降される。
【0080】さらに、図15に示す実施の形態では、前
記図12乃至図14に示す実施の形態において、第2の
着床部材22を平板体52にて形成し、この平板体52の上端
部を第1の着床部材21の当接部26のすなわち挟持面27に
対向する挟持面33を有する当接部32とし、この平板体52
の下端部を着床板部30としたものである。
【0081】その他の構成は前記各実施の形態の場合と
同様であるから同一構成については前記各実施の形態に
用いた符号を記入して説明を省略する。
【0082】このように構成することにより、第1の着
床部材21に平板体52からなる第2の着床部材22が取り付
けられることにより、難燃性着床体20が偏平状の形態に
形成され、この難燃性着床体20が難燃性耐火シート体14
の下端部に確実に取り付けられ、この難燃性着床体20の
両端部を左右のガイドレール1の挿入口3に挿入した状
態でこの難燃性着床体20が左右のガイドレール1の挿入
口3に沿って昇降される。
【0083】つぎに、図16に示す実施の形態では、前
記図6に示す実施の形態において、第1の着床部材21は
水平板部24の当接部26に難燃性耐火シート体14の一側面
に当接する挟持片38を上方に向かって垂直状に突出して
形成し、この挟持片38の下端部を抜止め突条16の上面に
当接する当接端39とし、この第1の着床部材21の垂直板
部25の下端部に着床板部37を内方に向かって水平状に突
出して形成したものである。
【0084】また、第2の着床部材22は水平板部28の当
接部32に難燃性耐火シート体14の他側面に当接する挟持
片40を上方に向かって垂直状に突出して形成し、この挟
持片40の下端部を抜止め突条16の上面に当接する当接端
41とし、この第2の着床部材22の垂直板部29の下端部に
前記着床板部37と同一平面の着床板部30を内方に向かっ
て水平状に突出して形成したものである。
【0085】そして、抜止め突条16の近傍に位置して難
燃性耐火シート体14の両側面を両側の挟持片38,40にて
挟持した状態で、この両側の挟持片38,40を複数のボル
ト23及びナット49にて固着し、第1の着床部材21に第2
の着床部材22が固着されているものである。
【0086】その他の構成は前記図6に示す実施の形態
の場合と同様であるから同一構成については前記図6に
示す実施の形態に用いた符号を記入して説明を省略す
る。
【0087】このように構成することにより、難燃性耐
火シート体14の両側面を両側の挟持片38,40にて挟持し
た状態で、この両側の挟持片38,40を複数のボルト23及
びナット49にて固着することにより、両側の挟持片38,
40が難燃性耐火シート体14の両側面に圧着する状態で強
く締め付けられ、かつ、この両側の挟持片38,40にて難
燃性耐火シート体14の両側面が確実に挟持され、第1の
着床部材21に第2の着床部材22が固着される。したがっ
て、難燃性耐火シート体14の下端部に難燃性着床体20が
確実に取り付けられる。
【0088】つぎに、図17に示す実施の形態では、前
記図16に示す実施の形態において、第1の着床部材21
を挟持板体53にて形成し、この挟持板体53の下端部を抜
止め突条16の上面に当接する当接端39とし、挟持板体53
の内側面を当接部26としたものである。
【0089】その他の構成は前記図16に示す実施の形
態の場合と同様であるから同一構成については前記各実
施の形態に用いた符号を記入して説明を省略する。
【0090】このように構成することにより、難燃性耐
火シート体14の両側面を挟持板体53からなる第1の着床
部材21と第2の着床部材22とにより挟持した状態で、こ
の第1の着床部材21に第2の着床部材22を複数のボルト
23及びナット49にて固着することにより、難燃性耐火シ
ート体14の両側面が確実に挟持され、第1の着床部材21
に第2の着床部材22が固着される。
【0091】したがって、難燃性耐火シート体14の下端
部に難燃性着床体20が確実に取り付けられる。また、第
1の着床部材21が簡単な構成により得られ、難燃性着床
体20が偏平な形態に形成される。
【0092】つぎに、図18に示す実施の形態は、難燃
性着床体20を偏平状の形態に形成し、この難燃性着床体
20の両端部を左右のガイドレール1の挿入口3に挿入
し、この難燃性着床体20を左右のガイドレール1の挿入
口3に沿って昇降可能にしたものである。
【0093】すなわち、図18に示す実施の形態は、前
記図14に示す実施の形態において、抜止め突条16の近
傍に位置して難燃性耐火シート体14の両側面を両側の垂
直板部25,29及びスペーサを兼用の挟持片50にて挟持し
た状態で、この両側の垂直板部25,29及びスペーサを兼
用の挟持片50を前記複数ボルト23及びナット49にて固着
し、第1の着床部材21に第2の着床部材22が固着されて
いるものである。
【0094】その他の構成は前記図14に示す実施の形
態の場合と同様であるから同一構成については図14に
示す実施の形態に用いた符号を記入して説明を省略す
る。
【0095】このように構成することにより、難燃性耐
火シート体14の両側面を両側のスペーサを兼用の挟持片
50にて挟持した状態で第1の着床部材21に第2の着床部
材22が複数ボルト23及びナット49にて固着することによ
り、難燃性着床体20が偏平状の形態に形成され、この難
燃性着床体20が難燃性耐火シート体14の下端部に確実に
取り付けられる。
【0096】そして、この難燃性着床体20の両端部が左
右のガイドレール1の挿入口3に挿入された状態で、こ
の難燃性着床体20が左右のガイドレール1の挿入口3に
沿ってスムーズに昇降される。
【0097】つぎに、前記各実施の形態では、難燃性着
床体20は第1の着床部材21と、第2の着床部材22と、前
記第1の着床部材21に前記第2の着床部材22を固着する
ボルト23と、を有する場合について説明したが、これに
限らず、難燃性着床体54は一体に形成し、この難燃性着
床体54を難燃性耐火シート体14の下端部に取り付けるよ
うにしてもよい。
【0098】この場合は、たとえば、図19及び図20
に示す実施の形態のように、難燃性着床体54は、難燃性
耐火シート体14の幅方向の細長い水平板部55と、この水
平板部55に離間して対向する着床板部56と、この着床板
部56の幅方向の両側端部と前記水平板部55の幅方向の両
側端部との間に一体の両側板部57と、を有し、断面矩形
状に形成されている。
【0099】また、前記水平板部55は、この水平板部55
の幅方向の略中間部に位置してこの水平板部55の長さ方
向に沿って形成されたスリット58を有している。このス
リット58は、難燃性耐火シート体14の下端部の抜止め突
条16の近傍に位置して難燃性耐火シート体14を挿通しか
つこの抜止め突条16の厚さより狭い間隔で形成されてい
る。
【0100】このように構成することにより、難燃性着
床体54の水平板部55に形成されたスリット58に抜止め突
条16の近傍に位置して難燃性耐火シート体14を挿通する
ことにより、難燃性耐火シート体14の下端部に難燃性着
床体54が簡単に取り付けられる。
【0101】また、難燃性耐火シート体14の下端部に難
燃性着床体54を取り付ける際において、水平板部55のス
リット58に難燃性耐火シート体14の下端部の袋状部17の
近傍に位置して難燃性耐火シート体14を挿通し、この袋
状部17を難燃性着床体54内に突出させた状態で、この袋
状部17内に棒状心材18を挿通することにより、スリット
58の間隔より大きい厚さの抜止め突条16が形成され、こ
の抜止め突条16にて難燃性耐火シート体14の下端部に難
燃性着床体54が簡単に取り付けられる。
【0102】また、スリット58は水平板部55に抜止め突
条16の厚さより狭い間隔で形成されていることにより、
このスリット58にて抜止め突条16が確実に抜け止めさ
れ、スリット58の開口縁部にて難燃性耐火シート体14の
下端部に皺が形成されることを防止される。また、難燃
性耐火シート体14の下降時にこの難燃性耐火シート体14
の下端部から難燃性着床体54が外れて抜け落ちることが
防止され、この難燃性着床体54の重量により難燃性耐火
シート体14がスムーズに下降される。
【0103】なお、難燃性耐火シート体14の下端部に板
状体または板状着床体を固着するようにしてもよい。こ
の場合、板状体または板状着床体の重量により難燃性耐
火シート体14がスムーズに下降され、被遮蔽部2の床面
19との間の気密性が向上される。
【0104】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、難燃性着床体
の水平板部に形成されたスリットに抜止め突条の近傍に
位置して難燃性耐火シート体を挿通することにより、難
燃性耐火シート体の下端部に難燃性着床体を簡単に取り
付けることができる。また、スリットは水平板部に抜止
め突条の厚さより狭い間隔で形成したことにより、この
スリットにて抜止め突条を確実に抜け止めでき、スリッ
トの開口縁部にて難燃性耐火シート体の下端部に皺が形
成されることを確実に防止できる。
【0105】また、難燃性耐火シート体の下降時にこの
難燃性耐火シート体の下端部から難燃性着床体が外れて
抜け落ちることを確実に防止でき、この難燃性着床体の
重量により難燃性耐火シート体をスムーズに下降させる
ことができる。
【0106】したがって、簡単な構成により外観上及び
取り付け強度上にすぐれ長期に亘る使用に耐えることを
可能にした難燃性着床体を備えた耐火スクリーン装置を
提供できる。
【0107】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、第1の着床部材の当接部と第2の着床部
材の当接部とにより抜止め突条の近傍に位置して難燃性
耐火シート体を両側面から挟持した状態で第1の着床部
材に第2の着床部材をボルトにて固着することにより、
難燃性耐火シート体の下端部に難燃性着床体を簡単にか
つ確実に取り付けることができる。
【0108】また、第1の着床部材の当接部と第2の着
床部材の当接部とは難燃性耐火シート体の両側面に沿っ
て当接した状態で難燃性耐火シート体を両側面から挟持
することにより、難燃性着床体の重量により難燃性耐火
シート体が引っ張られるようなことがあっても難燃性耐
火シート体の下端部に皺が形成されることがなく、難燃
性着床体が抜け落ちることを確実に防止できる。
【0109】また、難燃性着床体は第1の着床部材と第
2の着床部材とを有するので、難燃性着床体を一体に成
形するものに比べ成形及び加工が容易である。
【0110】したがって、簡単な構成により外観上及び
取り付け強度上にすぐれ長期に亘る使用に耐えることを
可能にした難燃性着床体を備えた耐火スクリーン装置を
提供できる。
【0111】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、抜止め突条は、難燃性耐火シー
ト体の下端部に形成した袋状部と、この袋状部内に挿入
した棒状芯材とにより形成したので、袋状部に棒状芯材
を挿入することにより、抜止め突条を簡単に形成でき
る。そして、この抜止め突条にて難燃性着床体が難燃性
耐火シート体の下端部から抜け落ちることを防止でき
る。
【0112】請求項4の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加え、第1の着床部材の当接部及び前記第2の
着床部材の当接部は、難燃性耐火シート体を介して対向
する挟持面をそれぞれ有するので、この両当接部の挟持
面にて抜止め突条の近傍に位置して難燃性耐火シート体
を確実に挟持でき、難燃性耐火シート体の下端部に皺が
形成されること及び難燃性着床体が抜け落ちることを確
実に防止できる。
【0113】請求項5の発明によれば、請求項2乃至4
のいずれかの発明の効果に加え、第1の着床部材の当接
部及び前記第2の着床部材の当接部は、下端部に抜止め
突条の上面に当接する当接端をそれぞれ形成し難燃性耐
火シート体を介して対向する上下方向の挟持片をそれぞ
れ有するので、両当接部の挟持片にて下端部の当接端を
抜止め突条の上面に当接して位置決めした状態で難燃性
耐火シート体の両側面をこの挟持片にてこの挟持片の所
定の幅で確実に挟持でき、難燃性耐火シート体の下端部
に皺が形成されること及び難燃性着床体が抜け落ちるこ
とを更に確実に防止できる。
【0114】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
の効果に加え、挟持片は、下端部に抜止め突条の上面に
当接する当接弧状面を形成した水平状の突片をそれぞれ
有するので、この両挟持片の当接弧状面が抜止め突条の
上面に面接触することにより、この両挟持片の当接弧状
面にて抜止め突条の上面に傷を付けることを防止でき
る。また、両挟持片の水平状の突片にて両挟持片が補強
され、この両挟持片にて難燃性耐火シート体を更に確実
に挟持でき、この両挟持片が変形することを防止でき
る。
【0115】請求項7の発明によれば、請求項2乃至5
のいずれかの発明の効果に加え、第1の着床部材及び前
記第2の着床部材の少なくとも一方は、被遮蔽部の床面
に着床する着床板部を有するので、第1の着床部材及び
前記第2の着床部材の少なくとも一方の着床板部が被遮
蔽部の床面に着床することにより、難燃性着床体が被遮
蔽部の床面に確実に密着され、その相互間の気密性を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の要部の側面図である。
【図2】同上耐火スクリーン装置の正面図である。
【図3】同上縦断側面図である。
【図4】同上難燃性着床体の取付状態を示す一部の斜視
図である。
【図5】他の実施の形態を示す耐火スクリーン装置の要
部の側面図である。
【図6】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装置
の要部の側面図である。
【図7】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装置
の要部の側面図である。
【図8】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装置
の要部の側面図である。
【図9】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装置
の要部の側面図である。
【図10】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の要部の側面図である。
【図11】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の要部の側面図である。
【図12】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の要部の側面図である。
【図13】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の要部の側面図である。
【図14】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の要部の側面図である。
【図15】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の要部の側面図である。
【図16】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の要部の側面図である。
【図17】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の要部の側面図である。
【図18】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の要部の側面図である。
【図19】更に他の実施の形態を示す耐火スクリーン装
置の要部の側面図である。
【図20】同上取り付け状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 被遮蔽部 14 難燃性耐火シート体 16 抜止め突条 17 袋状部 18 棒状芯材 19 床面 20,54 難燃性着床体 21 第1の着床部材 22 第2の着床部材 23 ボルト 24,28,55 水平板部 26,32 当接部 27,33 挟持面 30,37,46,56 着床板部 38,40,50 挟持片 39,41,51 当接端 42,44 当接弧状面 43,45 突片 58 スリット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被遮蔽部を遮蔽する昇降自在の難燃性耐
    火シート体と、この難燃性耐火シート体の下端部に取り
    付けられこの難燃性耐火シート体の下降時に前記被遮蔽
    部の床面に着床する難燃性着床体と、を具備し、 前記難燃性耐火シート体は、この難燃性耐火シート体の
    厚さより厚み方向に突出した抜止め突条を下端部に有し
    前記難燃性着床体は、前記難燃性耐火シート体の幅方向
    の水平板部と、この水平板部に沿って形成され前記抜止
    め突条の近傍に位置して前記難燃性耐火シート体を挿通
    挟持しかつ前記抜止め突条の厚さより狭い間隔のスリッ
    トと、を有することを特徴とする耐火スクリーン装置。
  2. 【請求項2】 難燃性着床体は、抜止め突条の近傍に位
    置して難燃性耐火シート体の一側面に沿って当接する当
    接部を有する第1の着床部材と、前記抜止め突条の近傍
    に位置して前記難燃性耐火シート体の他側面に沿って当
    接する当接部を有する第2の着床部材と、前記第1の着
    床部材の当接部と前記第2の着床部材の当接部とにより
    前記抜止め突条の近傍に位置して前記難燃性耐火シート
    体を挟持した状態で前記第1の着床部材に前記第2の着
    床部材を固着するボルトと、を有することを特徴とする
    請求項1記載の耐火スクリーン装置。
  3. 【請求項3】 抜止め突条は、難燃性耐火シート体の下
    端部に形成した袋状部と、この袋状部内に挿入した棒状
    芯材とにより形成したことを特徴とする請求項1または
    2記載の耐火スクリーン装置。
  4. 【請求項4】 第1の着床部材の当接部及び前記第2の
    着床部材の当接部は、難燃性耐火シート体を介して対向
    する挟持面をそれぞれ有することを特徴とする請求項2
    記載の耐火スクリーン装置。
  5. 【請求項5】 第1の着床部材の当接部及び前記第2の
    着床部材の当接部は、下端部に抜止め突条の上面に当接
    する当接端をそれぞれ形成し難燃性耐火シート体を介し
    て対向する上下方向の挟持片をそれぞれ有することを特
    徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の耐火スクリ
    ーン装置。
  6. 【請求項6】 挟持片は、下端部に抜止め突条の上面に
    当接する当接弧状面を形成した水平状の突片をそれぞれ
    有することを特徴とする請求項5記載の耐火スクリーン
    装置。
  7. 【請求項7】 第1の着床部材及び前記第2の着床部材
    の少なくとも一方は、被遮蔽部の床面に着床する着床板
    部を有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか
    に記載の耐火スクリーン装置。
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